説明

アクティブマトリクス型表示装置及びそれを用いた電子機器並びにアクティブマトリクス型表示装置を駆動する方法

【課題】発光素子が配置された表示領域の周囲にダミー画素が形成されているアクティブマトリクス型表示装置であって、先頭行ダミー画素回路のトランジスタのゲートに確実に黒電流に対応した電位を設定することが可能となるアクティブマトリクス型表示装置を提供する。
【解決手段】先頭行ダミー画素回路への信号の書込みの前に、データ線の電位を黒電流に対応した電位に設定するデータ線電位リセット回路を備える。又は、先頭行ダミー画素回路の駆動トランジスタのゲートに、垂直ブランキング期間から、黒電流に対応した電位を設定する手段を備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、アクティブマトリクス型表示装置及びそれを用いた電子機器並びにアクティブマトリクス型表示装置を駆動する方法に関し、特に、電流駆動型発光素子を用いたアクティブマトリクス型表示装置及びそれを用いた電子機器並びにアクティブマトリクス型表示装置を駆動する方法に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、発光素子として有機EL(Electro-Luminescence)素子を用いた有機ELディスプレイが注目されている。この分野において、特許文献1には、表示本体層の層厚不均一による表示上の不具合を解消することを目的として、一部の画素を表示領域に含ませず、非表示領域に含ませることが記載されている。また、特許文献2には、特許文献2の図3及び図4に示されるようにデータ線に接続された充電回路を設けることによって、小電流信号により、選択された電流設定型画素回路の駆動トランジスタのゲート電圧を確実に設定できると記載されている。
【特許文献1】特開2003−241686号公報
【特許文献2】特開2004−118181号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
従来の回路構成を図4に示す。図4の回路における制御信号、電流データ及びデータ線電位のタイミング図を図7に示す。これらの図により、ダミー行画素の発光状態について説明をする。
【0004】
時刻t10直前において、データ線電位vdataは有効画素領域の最終行画素に電流データi(n)をプログラミングしている電位である。いま、電流データi(n)は白を表示する信号電流であるとする。
【0005】
次に最終行の下のダミー画素に黒を書き込む動作を説明する。
【0006】
時刻t10で最終行ダミー画素回路の行走査信号P1e、P2eがハイレベルになる。それによってトランジスタM2e及びM3eはオンとなり、駆動トランジスタM1eはゲートとドレインが短絡状態になる。また、トランジスタM4eはオフとなり最終行ダミー画素内のELへの電流供給を停止する。時刻t11の直前である時刻t11’でトランジスタM2eがオフとなるまで、駆動トランジスタM1eのゲートに接続されている容量Ceの電圧は、ダミー画素を黒表示させるため電流データidataは黒を表示するための電流(以下、「黒電流」という。実際には、ゼロ電流である。)I(black)であり、黒電流を駆動するのに必要なトランジスタM1eのゲート−ソース電圧に設定しようとする。しかし、トランジスタM2eがオフするまでの時間は、黒電流をプログラミングするには不十分な時間のため、正確な黒電流をプログラミングできず、グレー表示になってしまう電圧がトランジスタM1eのゲート−ソース電圧に設定される。
【0007】
なお、時刻t10直前で有効画素領域の最終行画素がデータ電流i(n)=黒電流をプログラミングした場合は、データ線電位vdataが黒電流をプログラミングできる電位レベルである。したがって、この場合には、最終行ダミー画素の駆動トランジスタM1eは十分に黒電流をプログラミングすることができる。時刻t11で行走査信号P1eがローレベルになり、トランジスタM3eはオフ、トランジスタM4eがオンして最終行ダミー画素回路内のELへのグレー電流(すなわち、グレーを表示するための電流)を供給して最終行ダミー画素は発光する。
【0008】
データ線は時刻t13までの間、いずれの画素回路に接続されず、データ線の寄生容量Cxのみによってデータ線電位が保持されるような不安定な電位状態となる。
【0009】
時刻t13で、制御信号Lはハイレベルになり、スイッチトランジスタM5は再びオンする。また、行走査信号P1s及びP2sがハイレベルになり、トランジスタM2s及びM3sはオンとなり、駆動トランジスタM1sはゲートとドレインが短絡状態になる。また、トランジスタM4sはオフとなり先頭行ダミー画素内のELへの電流供給を停止する。
【0010】
時刻t14の直前である時刻t14’でトランジスタM2sがオフになるまで、駆動トランジスタM1sのゲートに接続されている容量Csの電圧は、黒電流を駆動するに必要なゲート−ソース電圧に設定しようとする。しかし、時刻t14の直前である時刻t14’に行走査信号P2sはローレベルになり、トランジスタM3sはオフするまで先頭行ダミー画素の駆動トランジスタM1sは黒電流をプログラミングするには不十分な時間のため、グレー表示するような電圧を設定する。
【0011】
時刻t14で行走査信号P1sはローレベルになり、トランジスタM3sはオフ、トランジスタM4sはオンとなり先頭行ダミー画素回路内のELへのグレー電流を供給して先頭行ダミー画素は発光する。そして、時刻t14に、行走査線P11、P21がハイレベルになり、第1行画素回路のトランジスタM9、M10がオンになり、トランジスタM11がオフとなり、第1行画素回路内のELへの電流供給を停止する。時刻t15の直前である時刻T15’においてトランジスタM9がオフになるまで、駆動トランジスタM8のゲートに接続されている容量C2の電圧は、黒電流を駆動するのに必要なトランジスタM9のゲート−ソース電圧に設定しようとする。この時の電流データidataはI(1)である。
【0012】
時刻t15に行走査線P11はローレベルになり、トランジスタM10はオフ、トランジスタM11はオンになり、第1行画素回路内のELへプログラミングした電流供給を開始して発光する。このようにして、順次、各行画素回路への電流データのプログラミング及び発光が行われる。
【0013】
上述したように、図4の装置構成及び回路動作では、先頭行ダミー画素で十分な黒表示をさせることができない。
【0014】
全有効画素で黒を表示させる場合、最終行ダミー画素では、プログラミング直前において最終有効画素を黒表示させるデータ線電位vdataであるので、選択時間で十分な黒電流を書き込むことができ、黒表示できる。一方、先頭行ダミー画素では、選択時間前の期間でデータ線電位が不安定な電位状態になる。したがって、先頭行ダミー電流設定期間の開始時にデータ線電位が黒電流書込み時の電位と大きく異なると、先頭行ダミー電流設定期間では黒電流を書き込むには不十分であり、黒表示させることができない。
【0015】
また、全有効画素の前半行で黒表示、後半行で白表示させるような場合、最終行ダミー画素では、プログラミング直前において最終行有効画素を白表示させるデータ線電位vdataである。したがって、選択時間で十分な黒電流を書き込むことができないため、グレー表示になる。しかし、最終行ダミー画素の前行の最終行有効画素が白表示のため、大きく表示品質を損なうものではない。
【0016】
これに対し、先頭行ダミー画素では、前述のように選択時間前の期間でデータ線電位が不安定な電位状態になる。したがって、先頭行ダミー電流設定期間の開始時にデータ線電位が黒電流書込み時の電位と大きく異なると、先頭行ダミー電流設定期間では黒電流を書き込むには不十分であり、黒表示させることができない問題があった。
【0017】
そこで本発明は、先頭行ダミー画素回路のトランジスタのゲートに確実に黒電流に対応した電位を設定することが可能となるアクティブマトリクス型表示装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0018】
本発明の第1の観点によれば、発光素子が配置された表示領域の周囲にダミー画素が形成されているアクティブマトリクス型表示装置であって、先頭行ダミー画素回路への信号の書込みの前に、データ線の電位を黒電流に対応した電位に設定するデータ線電位リセット回路を備えることを特徴とするアクティブマトリクス型表示装置が提供される。
【0019】
本発明の第2の観点によれば、発光素子が配置された表示領域の周囲にダミー画素が形成されているアクティブマトリクス型表示装置であって、先頭行ダミー画素回路の駆動トランジスタのゲートに、垂直ブランキング期間から、黒電流に対応した電位を設定する手段を備えることを特徴とするアクティブマトリクス型表示装置が提供される。
【発明の効果】
【0020】
本発明によれば、表示装置の少なくとも1つの先頭行ダミー画素へのプログラミング直前のデータ線電位が、黒電流をプログラミングするバイアス電位にあらかじめリセットされる。従って、少なくとも1つの先頭行ダミー画素を確実に黒表示させることができるようになる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0021】
以下、本発明に係る表示装置を実施するための最良の形態について、図面を参照して具体的に説明する。本形態は、発光素子としてEL素子を用いたアクティブマトリクス型表示装置に好適に用いられるものである。
【0022】
図3は本発明に係わる第1の実施形態であるアクティブマトリクス型表示装置の構成を示す構成図である。1はマトリクス状に配置された画素回路からなる画素回路部である。中央部に有効画素回路部が形成され、その周囲にダミー画素回路部が形成されている。ダミー画素回路部は、非発光領域であり、ダミー画素で構成されている。2はデータ線電位を黒電流書込みバイアスにリセットするデータ線電位リセット電流が書き込まれ、画素回路列毎に設けられたデータ線電位リセット回路である。4は映像信号が入力され列方向に配置された画素回路群に接続されたデータ線に線順次データ電流信号Idataと、データ線電位リセット電流を供給する列制御回路である。5は列制御回路4に接続され、データ線に線順次データ電流信号Idata、データ線電位リセット電流を与えるための列走査回路である。6は行方向に配置され画素回路に接続され、行毎に行走査信号P1m、P2mを出力する行走査回路である(mは1以上の正の自然数)。
【0023】
図1は1列の回路の詳細図であり、列電流制御回路4に接続される1列分のデータ線電位リセット回路2−n、先頭行ダミー画素回路102、第1行画素回路103、最終行ダミー画素回路104のそれぞれを接続した構成例を示す図である。
【0024】
図2は図1の各回路を動作させるときのタイミング図と各タイミングに応じたデータ線電位レベルを示す図である。なお、idataはデータ線を介して選択された画素に書き込まれるデータ電流である。また、vdataはデータ線電位である。更に、Pcはデータ線電位リセット回路の制御信号である。更に、P1s及びP2sは先頭行ダミー画素回路の制御信号である。更に、P11及びP21は第1行画素回路の制御信号である。更に、P1e及びP2eは最終行ダミー画素回路の制御信号である。図6と図7は、それぞれ、比較例としてデータ線電位リセット回路2を設けない場合に各回路を動作させるタイミング図と各タイミングに応じたデータ線電位レベルを示す図である。
【0025】
まず、本実施形態では、各行の電流設定時間よりも十分に長く、いずれの画素回路にもデータ電流を書き込まない期間において、データ線電位リセット回路2によってデータ線電位を黒電流書込み時のレベルにリセットさせる。それによって、先頭行ダミー画素回路が選択された際に黒電流をプログラミングでき、黒表示できるように改善することができる。
【実施例1】
【0026】
実施例1における構成図を図1に示す。従来例を示す図4との違いはデータ線電位リセット回路2−nが追加された点である。データ線電位リセット回路2−nは制御線Pcがローレベルになり、トランジスタM7がオンとなるときに、電流データidataとして黒電流をダイオード接続されたトランジスタM6に書込む。これにより、データ線電位リセット回路2−nはデータ線電位vdataを画素回路に黒電流が書き込まれた時の電位レベルにリセットさせる働きをする。トランジスタM6はM1s、M1eと同じL/W比、同じ特性を有することが好ましい。
【0027】
以下、図1に示されている回路構成における制御信号、電流データ及びデータ線電位のタイミング図を図2に示す。そして、実施例1の図2に示されるダミー行画素の発光状態について従来例を示す図7との違いを説明する。
【0028】
図2を参照すると、時刻t11でデータ線電位リセット回路2−nを制御する制御線Pcはローレベルになり、時刻t13でハイレベルになるまで、トランジスタM7はオンとなる。この期間、データ線電位リセット回路2−nでは、つぎのことが行われる。すなわち、時刻t11から時刻t13の時間で、トランジスタM7を通じてダイオード接続状態の駆動トランジスタM6に黒電流が流れるように、トランジスタM6のゲート電位及びデータ線電位が設定される。黒電流は、電流データi(black)と標記される。時刻t13でハイレベルになるまで、トランジスタM7はオンとなる。この期間、データ線電位リセット回路2−nにおいて、時刻t11から時刻t13の時間は、例えば、垂直ブランキング期間である。時刻t11から時刻t13の時間は、有効画素にプログラミングする時間よりも比較的長い時間である。時刻t14の直前の時刻t14’において、トランジスタM2sがオフになるまで、駆動トランジスタM1sのゲートに接続されている容量Csの電圧は、黒電流を駆動するに必要なゲート−ソース電圧に設定しようとする。このとき、時刻t13の時点でデータ線電位vdataはデータ線電位リセット回路2−n内の駆動トランジスタM6に黒電流が流れていたのでVccに近い高電位になっている。したがって、時刻t13から時刻t14までの時間内に先頭行ダミー画素回路の駆動トランジスタM1sに黒電流をプログラミングできる。時刻t14で行走査信号P1sはローレベルになり、トランジスタM3sはオフ、トランジスタM4sはオンとなりプログラミングされた黒電流をELへ供給することを開始し、先頭行ダミー画素を正確に黒表示させることができる。
【0029】
このように、実施例1では、先頭行ダミー画素回路の選択前かつ、有効画素回路の選択時間よりも十分に長い時間で、データ線電位リセット回路2−nの駆動トランジスタに黒電流を流すようにしてデータ線電位を設定する。したがって、先頭行ダミー画素で十分な黒表示をさせることができる。なお、本実施例においてゼロ電流設定回路を必ずしも設けなくてもよいが、黒表示の設定を正確に行うために設けることが望ましい。
【実施例2】
【0030】
次に、実施例2について説明をする。装置構成は本発明の実施例1における構成において、データ線電位リセット回路2を削除した構成であり、図6に示している。実施例2では、実施例1でデータ線リセット回路2が行っていたデータ線電位リセット動作を、先頭行ダミー画素を利用して行うようにしている。各制御信号、データ線電位、ダミー画素の発光について図5のタイミング図に示し、実施例1の動作タイミングを示す図2との違いについて説明をする。
【0031】
時刻t21で、先頭行ダミー画素回路を制御する行走査線P1s、P2sがハイレベルになり、トランジスタM2s及びM3sがオン、トランジスタM4sがオフとなる。これにより、先頭行ダミー画素回路内のELへの電流供給を停止する。時刻t21から時刻t23までが垂直ブランキング期間である。この垂直ブランキング期間において、駆動トランジスタM1sのゲートとドレインが短絡された状態で、容量Csの電圧は、電流データi(black)の黒電流を駆動するのに必要なゲート−ソース電圧に設定しようとする。ここで、容量Csの電圧は、駆動トランジスタM1sのゲートに接続されている。時刻t24の直前である時刻t24’で行走査信号P2sはローレベルになり、トランジスタM2sはオフとなり、先頭行ダミー画素回路の黒電流プログラミングは停止する。時刻t24で、行走査信号P1sはローレベルになり、トランジスタM3sはオフ、M4sはオンとなる。これにより、先頭行ダミー画素回路内のELへ黒電流の供給を開始し、先頭行ダミー画素を容易に黒表示させることができる。
【0032】
このように、実施例2では、有効画素回路の選択時間よりも十分に長い時間で先頭行ダミー画素回路の駆動トランジスタに黒電流を流すようにデータ線電位を設定することによって、先頭行ダミー画素で十分な黒表示をさせることができる。なお、実施例2におけるダミー画素は先頭行側に1行だけ接続した場合の説明であるが、ダミー画素を複数行接続しても構わない。
【実施例3】
【0033】
実施例3は、実施例1又は実施例2を電子機器に適用した例である。
【0034】
図8は、実施例3のデジタルスチルカメラシステムの一例のブロック図である。図中、50はデジタルスチルカメラシステム、51は撮影部、52は映像信号処理回路、53は表示パネル、54はメモリ、55はCPU、56は操作部を示す。
【0035】
撮像部51で撮影した映像又はメモリ54に記録された映像を、映像信号処理回路52で信号処理し、表示パネル53に表示することができる。CPU55では、操作部56からの入力によって、撮影部51、メモリ54、映像信号処理回路52などを制御して、状況に適した撮影、記録、再生、表示を行う。
【産業上の利用可能性】
【0036】
表示パネル53として、実施例1又は実施例2の表示装置を用いることができる。
【0037】
また、ビデオカメラ、ゲーム機などの表示装置として実施例1又は実施例2の表示装置を用いることができる。
【0038】
更に、実施例1、実施例2において、EL素子を用いた表示装置を例にあげて本発明を説明した。それに限らず、例えばPDP(Plasma Display Panel)やFED(Field Emission Display)等の電流駆動を行う表示装置に本発明を適用することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【0039】
【図1】本発明の実施例1に係わるデータ線電位リセット回路、ダミー画素回路、有効画素回路の一構成例を示す図である。
【図2】本発明の実施例1に係わる電流データ、データ線電位、制御信号を示したタイミング図である。
【図3】本発明の実施例1に係わるアクティブマトリクス型表示装置の構成を示す構成図である。
【図4】本発明の実施例2に係わるダミー画素回路、有効画素回路の一構成例を示す図である。
【図5】本発明の実施例2に係わる電流データ、データ線電位、制御信号を示したタイミング図である。
【図6】本発明の実施例2に係わるアクティブマトリクス型表示装置の構成を示す構成図である。
【図7】比較例として示した電流データ、データ線電位、制御信号を示したタイミング図である。
【図8】本発明の実施例3に係る表示装置を用いたデジタルスチルカメラシステムの全体構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
【0040】
1 画素回路領域
2 データ線電位リセット回路
4 列電流制御回路
5 列走査回路
6 行走査回路
50 デジタルスチルカメラシステム
51 撮影部
52 映像信号処理回路
53 表示パネル
54 メモリ
55 CPU
56 操作部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
発光素子が配置された表示領域の周囲にダミー画素が形成されているアクティブマトリクス型表示装置であって、先頭行ダミー画素回路への信号の書込みの前に、データ線の電位を黒電流に対応した電位に設定するデータ線電位リセット回路を備えることを特徴とするアクティブマトリクス型表示装置。
【請求項2】
発光素子が配置された表示領域の周囲にダミー画素が形成されているアクティブマトリクス型表示装置であって、先頭行ダミー画素回路の駆動トランジスタのゲートに、垂直ブランキング期間から、黒電流に対応した電位を設定する手段を備えることを特徴とするアクティブマトリクス型表示装置。
【請求項3】
請求項1又は2に記載のアクティブマトリクス型表示装置を備えることを特徴とする電子機器。
【請求項4】
発光素子が配置された表示領域の周囲にダミー画素が形成されているアクティブマトリクス型表示装置を駆動する方法であって、先頭行ダミー画素回路への信号の書込みの前に、データ線の電位を黒電流に対応した電位に設定するステップを備えることを特徴とする方法。
【請求項5】
発光素子が配置された表示領域の周囲にダミー画素が形成されているアクティブマトリクス型表示装置を駆動する方法であって、先頭行ダミー画素回路の駆動トランジスタのゲートに、垂直ブランキング期間から、黒電流に対応した電位を設定するステップを備えることを特徴とする方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2009−98502(P2009−98502A)
【公開日】平成21年5月7日(2009.5.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−271317(P2007−271317)
【出願日】平成19年10月18日(2007.10.18)
【出願人】(000001007)キヤノン株式会社 (59,756)
【Fターム(参考)】