説明

アミノアシル−tRNAシンテターゼの組成物およびこの使用

直交性のtRNA、直交性のアミノアシルtRNAシンテターゼおよびtRNA/シンテターゼの直交性対を含むタンパク質生合成機構の組成物および成分産生の方法が提供される。これらの直交性対を同定するための方法も、これらの直交性対を用いてタンパク質を生成する方法とともに提供される。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
配列番号4、配列番号5のアミノ酸配列をコードするポリヌクレオチド配列、配列番号17のアミノ酸配列をコードするポリヌクレオチド配列、この相補的なポリヌクレオチド配列、およびこの保存的改変体からなる群より選択される核酸配列を有するアミノアシルtRNAシンテターゼ(RS)を含む組成物。
【請求項2】
前記RSが優先的にtRNAをアミノアシル化する、請求項1の組成物。
【請求項3】
前記tRNAが天然にはコードされないアミノ酸でアミノアシル化される、請求項2の組成物。
【請求項4】
前記天然にはコードされないアミノ酸がパラ−アセチルフェニルアラニンである、請求項3の組成物。
【請求項5】
請求項1のRSおよびtRNAを含む組成物であり、前記tRNAが化学的にアミノアシル化される、組成物。
【請求項6】
請求項1のRSおよびtRNAを含む組成物であり、前記tRNAが酵素的にアミノアシル化される、組成物。
【請求項7】
前記tRNAがRSによって酵素的にアミノアシル化される、請求項6の組成物。
【請求項8】
前記tRNAがリボザイムによって酵素的にアミノアシル化される、請求項6の組成物。
【請求項9】
tRNAをさらに含み、前記tRNAがRSによってアミノ酸でアミノアシル化される、請求項1の組成物。
【請求項10】
前記アミノ酸が、天然にはコードされないアミノ酸である、請求項9の組成物。
【請求項11】
前記天然にはコードされないアミノ酸がパラアセチルフェニルアラニンである、請求項10の組成物。
【請求項12】
前記tRNAが古細菌tRNA由来である、請求項9の組成物。
【請求項13】
前記tRNAがM.janneschii由来である、請求項9の組成物。
【請求項14】
翻訳系をさらに含む、請求項1の組成物。
【請求項15】
前記翻訳系が無細胞翻訳系である、請求項14の組成物。
【請求項16】
前記翻訳系が細胞溶解物である、請求項14の組成物。
【請求項17】
前記翻訳系が再構成された系である、請求項14の組成物。
【請求項18】
前記翻訳系が細胞翻訳系である、請求項14の組成物。
【請求項19】
翻訳系を含む細胞であり、前記翻訳系が、請求項1のRSを含む、細胞。
【請求項20】
細胞が真核生物細胞である、請求項19の細胞。
【請求項21】
真核生物細胞が酵母細胞である、請求項20の細胞。
【請求項22】
真核生物細胞が真菌細胞である、請求項20の細胞。
【請求項23】
真核生物細胞が哺乳動物細胞である、請求項20の細胞。
【請求項24】
真核生物細胞が昆虫細胞である、請求項20の細胞。
【請求項25】
真核生物細胞が植物細胞である、請求項20の細胞。
【請求項26】
細胞が非真核生物細胞である、請求項19の細胞。
【請求項27】
非真核生物細胞がE.coli細胞である、請求項26の細胞。
【請求項28】
RSによってアミノアシル化されるtRNAおよび目的のポリペプチドをコードするポリヌクレオチドをさらに含み、前記ポリヌクレオチドが、tRNAによって認識されるセレクターコドンを含む、請求項19の細胞。
【請求項29】
前記目的のポリペプチドがヒト成長ホルモンである、請求項28の細胞。
【請求項30】
請求項1のRSを含むE.coli細胞。
【請求項31】
請求項1のRSを含む酵母細胞。
【請求項32】
請求項1のRSを含む真菌細胞。
【請求項33】
請求項1のRSを含む哺乳動物細胞。
【請求項34】
請求項1のRSを含む昆虫細胞。
【請求項35】
請求項1のRSを含む植物細胞。
【請求項36】
配列番号4、配列番号5のアミノ酸配列をコードするポリヌクレオチド配列、配列番号17のアミノ酸配列をコードするポリヌクレオチド配列、この相補的なポリヌクレオチド配列、およびこの保存的改変体からなる群より選択される核酸配列を有するRSをコードするポリヌクレオチドを含むベクター。
【請求項37】
ベクターが、プラスミド、コスミド、ファージまたはウイルスを含む、請求項36のベクター。
【請求項38】
ベクターが発現ベクターである、請求項36のベクター。
【請求項39】
請求項36のベクターを含む細胞。
【請求項40】
特定の位置で選択されたアミノ酸を用いて細胞中でポリペプチドを産生する方法であって、前記方法は、
適切な培地中で細胞を増殖させる工程であって、前記細胞が少なくとも1つのセレクターコドンを含み、および、あるポリペプチドをコードする核酸を含む工程と;および
前記選択されたアミノ酸を提供する工程と、を含み;
前記細胞がさらに、
前記細胞中で機能する請求項1の直交性RS(O−RS)であって、前記RSが配列番号5、配列番号17、この相補的なポリヌクレオチド配列、およびこの保存的な改変体からなる群より選択されるアミノ酸配列を有する、RSと;および
セレクターコドンを認識する直交性tRNA(O−tRNA)であって、前記O−RSが選択されたアミノ酸でO−tRNAをアミノアシル化する、tRNAと;
を含む、方法。
【請求項41】
前記選択されたアミノ酸がパラ−アセチルフェニルアラニンである、請求項40の方法。
【請求項42】
請求項40の方法によって生成されるポリペプチド。
【請求項43】
前記選択されたアミノ酸がパラ−アセチルフェニルアラニンである、請求項40に記載のポリペプチド。
【請求項44】
前記ポリペプチドがヒト成長ホルモンである、請求項40の方法。
【請求項45】
配列番号4、配列番号5のアミノ酸配列をコードするポリヌクレオチド配列、配列番号17のアミノ酸配列をコードするポリヌクレオチド配列、この相補的なポリヌクレオチド配列、およびこの保存的改変体からなる群より選択される核酸配列を有するポリヌクレオチド。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公表番号】特表2008−525024(P2008−525024A)
【公表日】平成20年7月17日(2008.7.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−548250(P2007−548250)
【出願日】平成17年12月1日(2005.12.1)
【国際出願番号】PCT/US2005/043603
【国際公開番号】WO2006/068802
【国際公開日】平成18年6月29日(2006.6.29)
【出願人】(506117057)アンブレツクス・インコーポレイテツド (14)
【Fターム(参考)】