説明

アンダーショーツ

【課題】生理用パッドやおりもの用シートの装着時に、これらを身体に押圧しながら臀裂への食い込みをなくし、安定的に保持して経血の漏れやパッドやシートのずれをなくす機能を有し、通常のショーツの下に着用できてエチケットショーツを不要にでき、水着やレオタード等を着用時にもシルエットの顕現を避けるために着用できるアンダーショーツを提供する。
【解決手段】略逆台形のフロント部と、後端部に3つの尖端部を有する股布部とからなる本体部を有し、フロント部の上端縁より円周状の胴部止着部と、フロント部の左右両側縁から股布部における左右尖端部を経由し、フロント部の左右両側縁部の上端部近傍まで延びて2つの脚挿入口を形成する側部止着部と、股布部における左右尖端部から股布部後中心尖端部を経由し、胴部止着部の後中心部に至る後部止着部の、伸縮性テープからなる各止着部を設ける。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はアンダーショーツに関し、詳しくは、一般的なショーツの下に着用し、重ね履きが可能なエチケットショーツとして、水着やレオタード等を着用する際のアンダーショーツとして着用可能なアンダーショーツに関する。
【背景技術】
【0002】
女性の生理時やおりものなどに対応する場合、生理用パッドやおりもの用シートが使用されているが、生理用パッドやおりもの用シートをショーツの股部に装着する際に、経血の漏れやパッドのずれ等の不安を解消する必要があり、パッドやシートをショーツに固定したり身体に押圧する機能や構造を有する伸縮性のある素材からなる専用のエチケットショーツを一般に使用している。しかし、従来のエチケットショーツは通常のショーツとほぼ同型であって、パッドやシートの保持を優先するためデザイン性に乏しいという問題点があった。
【0003】
また、水着やレオタード等を着用する際には、シルエットの顕現を避けるためにアンダーショーツを着用することが多いが、通常のショーツの形状では水着やレオタードの裾からショーツがはみ出したり、重ね着状態となることからショーツがしわになり、見苦しかったり、着心地が悪いといった問題があった。
【0004】
こうした問題を解決するために、例えば逆三角形のパッド本体に各頂点部に止着部材を有してTバック状に身体に装着する女性用パッドが提案されている。
(下記特許文献1参照)。
【特許文献1】特公平3−14921公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところが、従来のように逆三角形の形状の各頂点部に身体に装着するための伸縮可能な紐による止着部材などを設けて構成された女性用パッドは、円周状の胴部止着部と、後中心尖端部から胴部止着部をつなぐ後中心部の止着部のみで構成されているためパッドを身体に押圧する機能は弱く、パッドが安定しにくかったり、パッドが上方にずれて後中心部の止着部が臀裂に食い込んだりすることが多かった。
【0006】
本発明は、生理用パッドやおりもの用シートを装着した時に、パッドやシートを身体に押圧しながら臀裂への食い込みをなくし、パッドやシートを安定的に保持して経血の漏れやパッドやシートのずれをなくす機能を有し、通常のショーツの下に着用できるアンダーショーツとしてエチケットショーツを不要にできるとともに、水着やレオタード等を着用する際にもシルエットの顕現を避けるためのアンダーショーツとして着用できる、着用感と安定性に優れたアンダーショーツを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の課題を解決するために、本発明は、次の様なアンダーショーツを提供するものである。
【0008】
(1) 略逆台形のフロント部と、後端部に3つの尖端部を有する股布部とからなる本体部を有し、前記フロント部の上端縁より伸縮性テープからなる円周状の胴部止着部を設け、また、前記フロント部の左右両側縁から前記股布部における左右尖端部を経由し、前記フロント部の左右両側縁部の上端部近傍まで延びて2つの脚挿入口を形成する伸縮性テープからなる側部止着部を設けると共に、前記股布部における左右尖端部から股布部後中心尖端部を経由し、前記胴部止着部の後中心部に至る伸縮性テープからなる後部止着部を設けることを特長とするアンダーショーツ。
【0009】
(2) 前記フロント部の左右両側縁から前記股布部の左右両側縁を経由し前記股布部における左右尖端部に至る側縁部、ならびに前記股布部における左右尖端部から後中心尖端部に至る後縁部のそれぞれの縁部を、該縁部の表面側または裏面側に、縫合あるいは接着によって伸縮性テープを重合する手段、または該縁部を二つ折りされた伸縮性テープで挟み込み、縫合あるいは接着によって端部を始末する手段のいずれかの方法を用いるか、あるいは部位別に分けて前記手段を適用することにより前記縁部を処理し、さらに前記フロント部の上端部および股布部の3つの尖端部それぞれから延長された伸縮性テープにより前記胴部止着部、側部止着部、後部止着部をそれぞれ形成することすることを特長とする前記(1)記載のアンダーショーツ。
【0010】
(3) 前記フロント部の左右両側縁から前記股布部の左右両側縁を経由し前記股布部における左右尖端部に至る側縁部、ならびに前記股布部における左右尖端部から後中心尖端部に至る後縁部のそれぞれの縁部を、該縁部の表面側または裏面側に、縫合あるいは接着によって伸縮性テープを重合する手段により前記縁部を処理し、さらに前記フロント部の上端部および股布部の3つの尖端部それぞれから延長された伸縮性テープにより前記胴部止着部、側部止着部、後部止着部をそれぞれ形成することすることを特長とする前記(1)記載のアンダーショーツ。
【0011】
(4) 前記フロント部の左右両側縁から前記股布部の左右両側縁を経由し前記股布部における左右尖端部に至る側縁部、ならびに前記股布部における左右尖端部から後中心尖端部に至る後縁部のそれぞれの縁部を、該縁部を二つ折りされた伸縮性テープで挟み込み、縫合あるいは接着によって端部を始末する手段により前記縁部を処理し、さらに前記フロント部の上端部および股布部の3つの尖端部それぞれから延長された二つ折り伸縮性テープにより前記胴部止着部、側部止着部、後部止着部をそれぞれ形成することすることを特長とする前記(1)記載のアンダーショーツ。
【0012】
(5) 前記股布部の着用時における身体当接面に防水布を配設してなることを特長とする前記(1)乃至(4)のいずれか一項に記載のアンダーショーツ。
【0013】
(6) 前記防水布の両側縁部および後縁部を前記股布部に縫合あるいは接着により配設してなることを特長とする前記(5)記載のアンダーショーツ。
【0014】
(7) 前記防水布の上端縁、両側縁部および後縁部を前記股布部に縫合あるいは接着により配設してなることを特長とする前記(5)記載のアンダーショーツ。
【発明の効果】
【0015】
本発明のアンダーショーツは、生理用パッドやおりもの用シート等を身体に押圧しながら臀裂への食い込みをなくし、生理用パッドやおりもの用シート等を安定的に保持し、経血の漏れやパッドやシートのずれをなくすことができるとともに、通常のショーツの下に着用できることから、エチケットショーツを不要にすることができる。また、提供する側においてもエチケットショーツに色や柄、素材等のバリエーションを提供する必要がなくなる。また、身体を覆う部分が少ないため、水着やレオタード等の下にアンダーショーツとして着用する際においても着用感や安定性に優れたものとして提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
以下、図面を用いて、本発明を詳細に説明するが、本発明は下記の実施形態に限定されるものではない。
【0017】
[実施形態1]
図1は、本発明の実施形態の一例であるアンダーショーツの構成を背面側から示す背面図である。図2は、図1のアンダーショーツを着用した状態の背面図、図3は、図1のアンダーショーツを着用した状態の正面図、図4は、図1のアンダーショーツを着用した状態の側面図である。
【0018】
図1のアンダーショーツは、略逆台形のフロント部2と、後端部に3つの尖端部(図1中3a、3b、3cで示される。)を有する股布部3とからなる本体部1を有し、前記フロント部2の上端縁(図1中4aで示される。)より伸縮性テープからなる円周状の胴部止着部4を設け、また、前記フロント部2の左右両側縁から前記股布部3における左右尖端部(図1中3a、3bで示される。)を経由し、前記フロント部2の左右両側縁部の上端部近傍まで延びて2つの脚挿入口6、6を形成する伸縮性テープからなる側部止着部5、5を設けると共に、前記股布部3における左右尖端部3a、3bから股布部後中心尖端部3cを経由し、前記胴部止着部4の後中心部4cに至る伸縮性テープからなる後部止着部7を設けてある。なお、図1のアンダーショーツにおいては、股布部3の左右尖端部3a、3bから股布部3の後縁部および後部止着部7を経由し、前記胴部止着部4の後中心部4cまでは連続した伸縮性テープにより一体に形成されている。
【0019】
図5は、図1のアンダーショーツにおける本体部の形状の一実施形態を示す平面図である。本体部1は、略逆台形のフロント部2と、後端部に3つの尖端部(左右尖端部3a、3b、後中心尖端部3c)を有する股布部3とからなる。生理用等のパッドの保持に使用する場合は、股布部3の着用時における身体当接面に防水布8を配設するのが好ましい。
【0020】
上記構成とすることにより、生理用パッドやおりもの用シートをショーツの股部に装着する際に、パッドやシートをショーツに固定したり、身体に押圧しながら臀裂への食い込みをなくし、パッドやシートを安定的に保持することができる。まず、伸縮性テープからなる円周状の胴部止着部4より左右の脚挿入口6、6のそれぞれ左右の脚を挿入し、通常のショーツを穿く要領で装着するだけでフロント部は身体に押圧されて安定する。また、伸縮性テープからなる後部止着部7により、股布部3の中央部に力が掛かり、股布部3を身体に押圧することでパッドやシートをショーツに固定させ、ずれや経血の漏れを防止するとともに伸縮性テープからなる側部止着部5、5により股布部3の側部を身体に押圧することで股布部3および後部止着部7の臀裂への食い込みを防止することができる。本発明のアンダーショーツは、主要な布地部分が、フロント部と股布部のみであるため、ショーツや水着、レオタードの下に重ね履きしても、はみ出したり、しわになったりすることがないことから、見苦しかったり、着用感が低下することもなく、通常のショーツの下に着用できるアンダーショーツとして従来のエチケットショーツを不要にしたり、水着やレオタード等のアンダーショーツとして使用できる。図6は、図1のアンダーショーツ(図6中、点線で示される。)をショーツ(図6中、符号9で示される。)の下に着用した状態を示す正面図である。
【0021】
本発明において、フロント部の平面形状は、略逆三角形の下部の角を切り落とした略逆台形であればよく、所望のサイズやデザインに応じて上辺の長い横長の形状や、上辺の短い縦長の形状を本発明の作用を阻害しない範囲で適宜選択できる。好ましくは上辺の長さが15〜25cmであるのが良い。サイズも、女性の体格に応じて適宜選択できる。
【0022】
また、股布部の平面形状は、前部については通常のショーツのクロッチ部と同様の形状及びサイズであってフロント部と一体につながればよいが、後部は後端部に3つの尖端部を有する必要がある。3つの尖端部の内、後中心尖端部は臀裂に沿った方向に延び、左右尖端部は後中心尖端部を挟んで対称に臀部の膨らみを阻害しない方向に延びる。各尖端部の間は、臀部の膨らみに沿った曲線形状となるのが好ましい。股布部後部のサイズ、特に尖端部のサイズは、女性の体格に応じて本発明の作用を有効に現出可能なように適宜選択できる。
【0023】
フロント部及び股布部の構成素材は特に限定されず、一般のショーツやアンダーショーツに使用する素材を使用できるが、本発明の作用を有効に現出し、身体に押圧させるには、伸縮性を有する丸編み布地、パワーネット、トリコット、レース等の素材を使用するのが好ましい。フロント部及び股布部は連続して一体に形成しても別個に形成して縫製等により合体させても良く、別個に形成する場合は、異種の素材で形成しても良い。また、水着やレオタードのアンダーショーツとする場合は、シルエットの顕現を避けるため、股布部を同種又は異種の素材を用いて2重にしたり、厚みのある素材で構成しても良い。エチケットショーツとして用いる場合は、図5のように、股布部の着用時における身体当接面に防水布を配設するのが好ましく、防水布としては一般のエチケットショーツに使用する素材を使用できる。
【0024】
股布部の着用時における身体当接面に防水布を配設する場合、防水布の両側縁部および後縁部を股布部に縫合あるいは接着により配設してもよいし、防水布の上端縁、両側縁部および後縁部を股布部に縫合あるいは接着により配設してもよい。
【0025】
本発明において、胴部止着部、側部止着部、後部止着部はいずれも伸縮性テープからなる。伸縮性テープとしては、伸縮性を有する糸を使用し編や織によって紐状またはテープ状に形成したものや、面状の伸縮性素材を紐状に加工したもの等が挙げられる。各止着部のサイズは、女性の体格に応じて本発明の作用を有効に現出可能なように適宜選択できる。なお、胴部止着部は、図1のアンダーショーツのように円周状の胴部止着部はフロント部上端部を含んで胴部の全周囲に連続して設けられ、また、側部止着部はフロント部の左右両側縁から股布部における左右尖端部を経由し、2つの脚挿入口を形成してフロント部の左右両側縁部の上端部近傍まで連続して設けられ、さらに、後部止着部は股布部における左右尖端部から股布部後中心尖端部を経由し、胴部止着部の後中心部まで連続して設けられている。フロント部上端部、フロント部や股布部の両側縁部、股布部の左右尖端部から後中心尖端部への後縁部の各端部の始末と各止着部の形成は連続して行っても良いが、各端部は折り返し等の別手段によって始末し、各端部や各尖端部に伸縮性テープを取り付け、胴部止着部、側部止着部、後部止着部を設けても良い。
【0026】
具体的には、フロント部の左右両側縁から股布部の左右両側縁を経由し股布部における左右尖端部に至る側縁部、ならびに股布部における左右尖端部から後中心尖端部に至る後縁部のそれぞれの縁部を、該縁部の表面側または裏面側に、縫合あるいは接着によって伸縮性テープを重合する手段、または該縁部を二つ折りされた伸縮性テープで挟み込み、縫合あるいは接着によって端部を始末する手段のいずれかの方法を用いるか、あるいは部位別に分けて前記手段を適用することにより前記縁部を処理し、さらにフロント部の上端部および股布部の3つの尖端部それぞれから延長された伸縮性テープにより胴部止着部、側部止着部、後部止着部をそれぞれ形成する方法が挙げられる。
【0027】
中でも、フロント部の左右両側縁から股布部の左右両側縁を経由し股布部における左右尖端部に至る側縁部、ならびに股布部における左右尖端部から後中心尖端部に至る後縁部のそれぞれの縁部全てを、該縁部の表面側または裏面側に、縫合あるいは接着によって伸縮性テープを重合する手段によって処理するか、あるいは、該縁部全てを二つ折りされた伸縮性テープで挟み込み、縫合あるいは接着によって端部を始末する手段により処理する方法が挙げられる。
【0028】
本発明のアンダーショーツの製造方法は特に限定されず、各部位の使用する素材に応じて一般のショーツ製造に使用する縫製、融着、接着等の方法を選択できる。
【0029】
なお、本発明のアンダーショーツには、本発明の作用を阻害しない範囲で装飾などの他の構成を設けても良い。
【産業上の利用可能性】
【0030】
本発明のアンダーショーツは、生理用パッドやおりもの用シートを装着した時に、パッドやシートを身体に押圧しながら臀裂への食い込みをなくし、パッドやシートを安定的に保持して経血の漏れやパッドやシートのずれをなくす機能を有し、通常のショーツの下に着用できることから、エチケットショーツを不要にするアンダーショーツとして有用である。特に、本発明のアンダーショーツを使用することで、色や柄、素材等のデザイン性に優れたショーツを生理時等にもそのまま使用できる。また、身体を覆う部分が少ないため、着用感に優れ、水着やレオタード等を着用する際にもシルエットの顕現を避けるため下に着用するアンダーショーツとして有用である。
【図面の簡単な説明】
【0031】
【図1】本発明のアンダーショーツの背面図。
【図2】図1のアンダーショーツを着用した状態の背面図。
【図3】図1のアンダーショーツを着用した状態の正面図。
【図4】図1のアンダーショーツを着用した状態の側面図。
【図5】図1のアンダーショーツにおける本体部の形状の一実施形態を示す平面図。
【図6】図1のアンダーショーツをショーツの下に着用した状態を示す正面図。
【符号の説明】
【0032】
1 本体部
2 フロント部
3 股布部
3a、3b 左右尖端部
3c 後中心尖端部
4 胴部止着部
4a フロント部の上端部
4 b フロント部の上端縁
4c 後中心部
5 側部止着部
6 脚挿入口
7 後部止着部
8 防水布
9 ショーツ




【特許請求の範囲】
【請求項1】
略逆台形のフロント部と、後端部に3つの尖端部を有する股布部とからなる本体部を有し、前記フロント部の上端縁より伸縮性テープからなる円周状の胴部止着部を設け、また、前記フロント部の左右両側縁から前記股布部における左右尖端部を経由し、前記フロント部の左右両側縁部の上端部近傍まで延びて2つの脚挿入口を形成する伸縮性テープからなる側部止着部を設けると共に、前記股布部における左右尖端部から股布部後中心尖端部を経由し、前記胴部止着部の後中心部に至る伸縮性テープからなる後部止着部を設けることを特長とするアンダーショーツ。
【請求項2】
前記フロント部の左右両側縁から前記股布部の左右両側縁を経由し前記股布部における左右尖端部に至る側縁部、ならびに前記股布部における左右尖端部から後中心尖端部に至る後縁部のそれぞれの縁部を、該縁部の表面側または裏面側に、縫合あるいは接着によって伸縮性テープを重合する手段、または該縁部を二つ折りされた伸縮性テープで挟み込み、縫合あるいは接着によって端部を始末する手段のいずれかの方法を用いるか、あるいは部位別に分けて前記手段を適用することにより前記縁部を処理し、さらに前記フロント部の上端部および股布部の3つの尖端部それぞれから延長された伸縮性テープにより前記胴部止着部、側部止着部、後部止着部をそれぞれ形成することすることを特長とする請求項1記載のアンダーショーツ。
【請求項3】
前記フロント部の左右両側縁から前記股布部の左右両側縁を経由し前記股布部における左右尖端部に至る側縁部、ならびに前記股布部における左右尖端部から後中心尖端部に至る後縁部のそれぞれの縁部を、該縁部の表面側または裏面側に、縫合あるいは接着によって伸縮性テープを重合する手段により前記縁部を処理し、さらに前記フロント部の上端部および股布部の3つの尖端部それぞれから延長された伸縮性テープにより前記胴部止着部、側部止着部、後部止着部をそれぞれ形成することすることを特長とする請求項1記載のアンダーショーツ。
【請求項4】
前記フロント部の左右両側縁から前記股布部の左右両側縁を経由し前記股布部における左右尖端部に至る側縁部、ならびに前記股布部における左右尖端部から後中心尖端部に至る後縁部のそれぞれの縁部を、該縁部を二つ折りされた伸縮性テープで挟み込み、縫合あるいは接着によって端部を始末する手段により前記縁部を処理し、さらに前記フロント部の上端部および股布部の3つの尖端部それぞれから延長された二つ折り伸縮性テープにより前記胴部止着部、側部止着部、後部止着部をそれぞれ形成することすることを特長とする請求項1記載のアンダーショーツ。
【請求項5】
前記股布部の着用時における身体当接面に防水布を配設してなることを特長とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載のアンダーショーツ。
【請求項6】
前記防水布の両側縁部および後縁部を前記股布部に縫合あるいは接着により配設してなることを特長とする請求項5記載のアンダーショーツ。
【請求項7】
前記防水布の上端縁、両側縁部および後縁部を前記股布部に縫合あるいは接着により配設してなることを特長とする請求項5記載のアンダーショーツ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2007−135919(P2007−135919A)
【公開日】平成19年6月7日(2007.6.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−334761(P2005−334761)
【出願日】平成17年11月18日(2005.11.18)
【出願人】(306033379)株式会社ワコール (116)
【Fターム(参考)】