説明

インクジェットプリンタ用の2ステージキャッピング機構

【課題】優れたキャッピング機構を提供する。
【解決手段】印字ヘッドの長さに実質的に対応する長さを有し、ノズルをキャップする係合状態で印字ヘッドと接触するように構成されたキャッピング部材(29)と、キャッピング部材を支持するピボット式キャリア(30)とを有する印字ヘッド用のキャッピング機構(21)。作動機構(31)が設けられ、キャッピング部材が印字ヘッドに関して離れて置かれる第1位置と、キャッピング部材が印字ヘッドに接触して置かれる第2位置との間で往復するキャリアのピボット移動をもたらすように配置される。キャッピング部材は、キャリアにピボット式に取り付けられ、推移位置と第2位置との間のキャリアの往復する推移的移動中にキャリアに対して相対的にピボット回転するように配置され、推移位置は、第1位置および第2位置の中間に置かれる。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
使用中に印字ヘッドを過ぎて輸送される印刷媒体にインクを配送するように配置された複数のノズルを有する前記印字ヘッド用のキャッピング機構であって、
a)ノズルをキャップする係合状態で前記印字ヘッドに接触するように構成されたキャッピング部材と、
b)前記キャッピング部材を支持するキャリアと、
c)前記キャッピング部材が前記印字ヘッドに関して離れて置かれる第1位置と前記キャッピング部材が前記印字ヘッドに接触して置かれる第2位置との間で往復する前記キャリアの移動をもたらすように配置された作動機構と
を備え、前記キャッピング部材が、前記キャリアにピボット式に取り付けられ、推移位置と前記第2位置との間の前記キャリアの往復する推移的移動中に前記キャリアに対して相対的にピボット回転するように配置され、前記推移位置が、前記第1位置および前記第2位置の中間に置かれる
キャッピング機構。
【請求項2】
使用中に印字ヘッドを過ぎて輸送される印刷媒体にインクを配送するように配置された複数のノズルを有する前記印字ヘッドをキャップする方法であって、
i)キャリアおよび前記キャリアによって担持されるキャッピング部材の、前記印字ヘッドから離れた第1位置から前記キャッピング部材が前記印字ヘッドとのノズルをキャップする係合状態に移動される第2位置への移動をもたらすステップと、
ii)前記キャリアおよび前記キャッピング部材を前記第1位置から前記第2位置への移動中に推移位置にわたって移動するステップと、
iii)前記推移位置と前記第2位置との間で前記キャリアによって行われる推移移動中に、前記キャリアに対する相対的な前記キャッピング部材のピボット回転移動をもたらすステップと
を含む方法。
【請求項3】
前記キャリアによって行われる前記推移移動が、前記第1位置と前記第2位置との間で前記キャリアによって行われる前記移動に対して相対的に小さい、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
ページ幅印字ヘッドに沿って置かれ、使用中に前記ページ幅印字ヘッドを過ぎて輸送される印刷媒体にインクを配送するように配置された複数のノズルを有する前記ページ幅印字ヘッド用のキャッピング機構であって、
a)前記ページ幅印字ヘッドの長さに対応する長さを有し、ノズルをキャップする係合状態で前記ページ幅印字ヘッドに接触するように構成されたキャッピング部材と、
b)前記キャッピング部材を支持するキャリアと、
c)前記キャッピング部材が前記ページ幅印字ヘッドに対して離れて置かれる第1位置と前記キャッピング部材が前記ページ幅印字ヘッドに接触して置かれる第2位置との間で往復する前記キャリアの移動をもたらすように配置された作動機構と
を備え、
前記キャッピング部材は、前記キャリアにピボット式に取り付けられ、
前記第1位置と前記第2位置の間に位置する推移位置と、前記第2位置との間を、前記キャリアが往復移動する移動中に、該キャッピング部材は、前記キャリアに対し相対的にピボット回転するように配置されている、
キャッピング機構。
【請求項5】
前記作動機構が、キャッピング動作中に前記第1位置と前記第2位置との間でピボット式に前記キャリアを移動させるように配置される、請求項4に記載のキャッピング機構。
【請求項6】
前記キャリアが、第1ピボット軸を有するピボット要素によって支持体にピボット式に取り付けられ、
前記キャッピング部材が、
前記第1ピボット軸に平行に置かれ前記第1ピボット軸から間隔をおかれた第2ピボット軸、を有するピボット回転配置によって前記キャリアにピボット式に取り付けられる、請求項5に記載のキャッピング機構。
【請求項7】
前記キャッピング部材が、前記第2ピボット軸から半径方向に変位されたキャッピング要素を有し、前記キャッピング要素の前記第2ピボット軸からの前記半径方向の変位が、前記第1ピボット軸と前記第2ピボット軸との間隔に対し相対的に小さい、請求項6に記載のキャッピング機構。
【請求項8】
前記第1ピボット軸と前記第2ピボット軸との前記間隔が、前記第2ピボット軸からの前記キャッピング要素の前記半径方向の変位の3倍である、請求項7に記載のキャッピング機構。
【請求項9】
前記推移位置が、前記第1位置と前記第2位置との間隔に対し相対的に小さい距離だけ、前記第2位置から離隔している、請求項5に記載のキャッピング機構。
【請求項10】
前記第1位置と前記第2位置との間の前記キャリアの総ピボット移動に対する前記キャリアの推移的ピボット移動の比率が、1:12から1:20までの範囲内にある、請求項9に記載のキャッピング機構。
【請求項11】
前記キャッピング要素が、堅いチャネル形状の要素を備える、請求項7に記載のキャッピング機構。
【請求項12】
前記キャッピング要素が、エラストマ材料から形成されたリップを含む、請求項7に記載のキャッピング機構。
【請求項13】
前記キャッピング要素が、前記キャリアが前記第1位置に置かれている時に前記キャリアの正面部分と係合するように配置され、これによって、前記キャッピング要素のくぼんだ部分が、含まれる湿気の消失および汚染材料の進入に対して効果的に閉じられる、請求項11に記載のキャッピング機構。
【請求項14】
前記キャッピング要素が、エラストマ材料から形成されたリップを含み、
前記リップが、前記キャッピング部材が前記第2位置にある時に印字ヘッドノズルの周辺に置かれるように構成され、前記リップが、前記キャリアが前記第1位置に置かれている時に前記キャリアの正面部分と係合するように配置され、これによって、前記キャッピング要素のくぼんだ部分が、含まれる湿気の消失および汚染材料の進入に対して効果的に閉じられる、請求項11に記載のキャッピング機構。
【請求項15】
前記キャッピング部材には、
前記ページ幅印字ヘッドに接触し、これによって前記キャリアが前記推移位置から前記第2位置への推移的移動を行う時に前記キャリアに対する相対的な前記キャッピング部材のピボット回転をもたらすように配置された少なくとも1つの第1止め部材
が設けられる、請求項5に記載のキャッピング機構。
【請求項16】
前記キャッピング部材には、
前記キャリアに接触し、これによって前記キャリアが前記推移位置から前記第1位置へ移動する時に前記キャリアに対する相対的な前記キャップ部材のピボット回転を防ぐように配置された少なくとも1つの第2止め部材
が設けられる、請求項5に記載のキャッピング機構。
【請求項17】
前記キャッピング部材が、前記キャリアの末端エッジ部分に沿って延びるピボットシャフトによって前記キャリアにピボット式に取り付けられる、請求項6に記載のキャッピング機構。
【請求項18】
バイアシングデバイスが、前記キャッピング部材に取り付けられ、前記ページ幅印字ヘッドとの間でノズルをキャップする係合状態から離れる方向に前記キャッピング部材を偏らせる形で、前記キャリアと係合している、請求項6に記載のキャッピング機構。
【請求項19】
前記バイアシングデバイスが、ねじりばねを備える、請求項18に記載のキャッピング機構。
【請求項20】
前記キャリアが、前記印字ヘッドに取り付けられた離隔された鏡板によって前記支持体に取り付けられる、請求項6に記載のキャッピング機構。
【請求項21】
前記作動機構が、前記キャリアに結合された、クランクおよび動き変換機構によって前記キャリアにピボット回転する動きを与えるように配置された電気モーターを備える、請求項5に記載のキャッピング機構。
【請求項22】
少なくとも1つの迫台が、前記印字ヘッドに隣接して置かれ、前記キャリアが前記第1位置に接近する時に前記キャッピング部材のピボット回転をもたらすように機能し、これによって、前記キャッピング部材が、印刷媒体供給経路から離れて移動される、請求項5に記載のキャッピング機構。
【請求項23】
前記キャッピング部材のキャッピング要素部分が、前記キャリアが前記第1位置に置かれている時に前記キャリアの正面部分と係合するように配置され、これによって、前記キャッピング要素のくぼんだ部分が、含まれる湿気の消失および汚染材料の進入に対して効果的に閉じられる、請求項22に記載のキャッピング機構。
【請求項24】
前記キャッピング機構および前記印字ヘッドが、インクジェットプリンタ内で動作するように配置される、請求項1に記載のキャッピング機構。
【請求項25】
前記キャッピング機構が、前記キャッピング機構が前記印字ヘッドと係合していないインターバル中に前記キャッピング機構と係合するように配置されたカバリング部材を備えるキャッピング機構プロテクタとの機能的係合のために構成される、請求項1に記載のキャッピング機構。
【請求項26】
a)前記キャッピング機構が、前記キャッピング機構が前記印字ヘッドと係合していないインターバル中に前記キャッピング機構と係合するように配置されたカバリング部材を備えるキャッピング機構プロテクタとの機能的係合のために構成され、
b)前記キャッピング機構、前記キャッピング機構プロテクタ、および前記印字ヘッドが、インクジェットプリンタ内で動作するように配置される
請求項1に記載のキャッピング機構。
【請求項27】
a)使用中に印字ヘッドを過ぎて輸送される印刷媒体にインクを配送するように配置された複数のノズルを有する印字ヘッドと、
b)前記印字ヘッド用のキャッピング機構であって、
i)ノズルをキャップする係合状態で前記印字ヘッドに接触するように構成されたキャッピング部材と、
ii)前記キャッピング部材を支持するキャリアと、
iii)前記キャッピング部材が前記印字ヘッドに関して離れて置かれる第1位置と前記キャッピング部材が前記印字ヘッドに接触して置かれる第2位置との間で往復する前記キャリアの移動をもたらすように配置された作動機構と
を具備し、前記キャッピング部材が、前記キャリアにピボット式に取り付けられ、推移位置と前記第2位置との間の前記キャリアの往復する推移的移動中に前記キャリアに対して相対的にピボット回転するように配置され、前記推移位置が、前記第1位置および前記第2位置の中間に置かれる、キャッピング機構と
を備えるインクジェットプリンタ。
【請求項28】
a)印字ヘッドに沿って置かれ、使用中に前記印字ヘッドを過ぎて輸送される印刷媒体にインクを配送するように配置された複数のノズルを有するページ幅印字ヘッドと、
b)前記印字ヘッド用のキャッピング機構であって、
i)前記印字ヘッドの長さに実質的に対応する長さを有し、ノズルをキャップする係合状態で前記印字ヘッドに接触するように構成されたキャッピング部材と、
ii)前記キャッピング部材を支持するキャリアと、
iii)前記キャッピング部材が前記印字ヘッドに関して離れて置かれる第1位置と前記キャッピング部材が前記印字ヘッドに接触して置かれる第2位置との間で往復する前記キャリアの移動をもたらすように配置された作動機構と
を具備し、前記キャッピング部材が、前記キャリアにピボット式に取り付けられ、推移位置と前記第2位置との間の前記キャリアの往復する推移的移動中に前記キャリアに対して相対的にピボット回転するように配置され、前記推移位置が、前記第1位置および前記第2位置の中間に置かれる、キャッピング機構と
を備えるインクジェットプリンタ。
【請求項29】
前記作動機構が、前記キャリアをキャッピング動作中に前記第1位置と前記第2位置との間でピボット式に移動するように配置される、請求項28に記載のプリンタ。
【請求項30】
前記キャリアが、第1ピボット軸を有するピボット要素によって支持体にピボット式に取り付けられ、前記キャッピング部材が、前記第1ピボット軸に平行に置かれ前記第1ピボット軸から間隔をおかれた第2ピボット軸を有するピボット回転配置によって前記キャリアにピボット式に取り付けられる、請求項29に記載のプリンタ。
【請求項31】
前記キャッピング部材が、前記第2ピボット軸から半径方向に変位されたキャッピング要素を有し、前記キャッピング要素の前記第2ピボット軸からの前記半径方向変位が、前記第1ピボット軸と前記第2ピボット軸との間の間隔に対して相対的に小さい、請求項30に記載のプリンタ。
【請求項32】
前記第1ピボット軸と前記第2ピボット軸との間の前記間隔が、前記第2ピボット軸からの前記キャッピング要素の前記半径方向変位の3倍程度である、請求項31に記載のプリンタ。
【請求項33】
前記推移位置が、前記第2位置から、前記第1位置と前記第2位置との間の距離に対して相対的に小さい距離に置かれる、請求項29に記載のプリンタ。
【請求項34】
前記第1位置と前記第2位置との間の前記キャリアの総ピボット移動に対する前記キャリアの推移的ピボット移動の比率が、1:12から1:20までの範囲内にある、請求項33に記載のプリンタ。
【請求項35】
前記キャッピング要素が、実質的に堅いチャネル形要素を備える、請求項31に記載のプリンタ。
【請求項36】
前記キャッピング要素が、エラストマ材料から形成されたリップを組み込む、請求項31に記載のプリンタ。
【請求項37】
前記キャッピング要素が、前記キャリアが前記第1位置に置かれている時に前記キャリアの正面部分と係合するように配置され、これによって、前記キャッピング要素のチャネル部分が、含まれる湿気の消失および汚染材料の進入に対して効果的に閉じられる、請求項35に記載のプリンタ。
【請求項38】
前記キャッピング要素が、エラストマ材料から形成されたリップを組み込み、前記リップが、前記キャッピング部材が前記第2位置にある時に前記印字ヘッドノズルの周辺に置かれるように構成され、前記リップが、前記キャリアが前記第1位置に置かれている時に前記キャリアの正面部分と係合するように配置され、これによって、前記キャッピング要素のチャネル部分が、含まれる湿気の消失および汚染材料の進入に対して効果的に閉じられる、請求項35に記載のプリンタ。
【請求項39】
前記キャッピング部材には、前記印字ヘッドに接触し、これによって前記キャリアが前記推移位置から前記第2位置への推移的移動を行う時に前記キャリアに対する相対的な前記キャッピング部材のピボット回転をもたらすように配置された第1止め部材が設けられる、請求項29に記載のプリンタ。
【請求項40】
前記キャッピング部材には、前記キャリアに接触し、これによって前記キャリアが前記推移位置から前記第1位置へ移動する時に前記キャリアに対する相対的な前記キャップ部材のピボット回転を防ぐように配置された第2止め部材が設けられる、請求項29に記載のプリンタ。
【請求項41】
前記キャッピング部材が、前記キャリアの末端エッジ部分に沿って延びるピボットシャフトによって前記キャリアにピボット式に取り付けられる、請求項30に記載のプリンタ。
【請求項42】
バイアシングデバイスが、前記キャッピング部材に取り付けられ、前記印字ヘッドとのノズルをキャップする係合状態から離れる方向に前記キャッピング部材を偏らせる形で前記キャリアと係合する、請求項30に記載のプリンタ。
【請求項43】
前記バイアシングデバイスが、ねじりばねを備える、請求項42に記載のプリンタ。
【請求項44】
前記キャリアが、前記印字ヘッドに取り付けられた離隔された鏡板によって前記支持体に取り付けられる、請求項30に記載のプリンタ。
【請求項45】
前記作動機構が、前記キャリアに結合された、クランクおよび動き変換機構によって前記キャリアにピボット回転する動きを与えるように配置された電気モーターを備える、請求項29に記載のプリンタ。
【請求項46】
迫台が、印字ヘッドに隣接して置かれ、前記キャリアが前記第2位置に接近する時に前記キャッピング部材のピボット回転をもたらすように機能し、これによって、前記キャッピング部材が、印刷媒体供給経路から離れて移動される、請求項29に記載のプリンタ。
【請求項47】
前記キャッピング部材のキャッピング要素部分が、前記キャリアが前記第1位置に置かれている時に前記キャリアの正面部分と係合するように配置され、これによって、前記キャッピング要素のくぼんだ部分が、含まれる湿気の消失および汚染材料の進入に対して効果的に閉じられる、請求項46に記載のプリンタ。
【請求項48】
前記プリンタが、前記キャッピング機構用のプロテクタをさらに備え、前記プロテクタが、前記キャッピング機構が前記印字ヘッドと係合していないインターバル中に前記キャッピング機構と係合するように配置されたカバリング部材を具備する、請求項27に記載のインクジェットプリンタ。
【請求項49】
印字ヘッド用のキャッピングファシリティ用のプロテクタであって、前記キャッピングファシリティが前記印字ヘッドと係合していないインターバル中に前記キャッピングファシリティと係合するように配置されたカバリング部材を備える、プロテクタ。
【請求項50】
プリンタキャッピングファシリティを湿気の消失および/または汚染材料の進入に対して保護する方法であって、前記キャッピングファシリティが印字ヘッドと係合していないインターバル中に前記キャッピングファシリティをカバリング部材と係合させるステップを含む方法。
【請求項51】
複数のインク配送ノズルを有する印字ヘッド用のキャッピング機構の形のキャッピングファシリティ用のプロテクタであって、
a)前記キャッピング機構が、
i)ノズルをキャップする係合状態で前記印字ヘッドに接触するように構成されたキャッピング部材と、
ii)前記キャッピング部材を支持するキャリアと、
iii)前記キャッピング部材が前記印字ヘッドに関して離れて置かれる第1位置と前記キャッピング部材が前記印字ヘッドに接触して置かれる第2位置との間で往復する前記キャリアの移動をもたらすように配置された作動機構と
を備え、
b)前記プロテクタが、前記キャッピング部材が前記第1位置に置かれている時に前記キャッピング部材によって係合されるように配置されたカバリング部材を備える
プロテクタ。
【請求項52】
ページ幅印字ヘッドに沿って置かれた複数のノズルを有する前記ページ幅印字ヘッド用のキャッピング機構の形のキャッピングファシリティ用のプロテクタであって、
a)前記キャッピング機構が、
i)前記印字ヘッドの長さに実質的に対応する長さを有し、ノズルをキャップする係合状態で前記印字ヘッドに接触するように構成されたキャッピング部材と、
ii)前記キャッピング部材を支持するキャリアと、
iii)前記キャッピング部材が前記印字ヘッドに関して離れて置かれる第1位置と前記キャッピング部材が前記印字ヘッドに接触して置かれる第2位置との間で往復する前記キャリアの移動をもたらすように配置された作動機構と
を備え、
b)前記キャッピング部材が、前記キャリアにピボット式に取り付けられ、推移位置と前記第2位置との間の前記キャリアの往復する推移的移動中に前記キャリアに対して相対的にピボット回転するように配置され、前記推移位置が、前記第1位置および前記第2位置の中間に置かれ、
c)前記プロテクタが、前記キャッピング部材が前記第1位置に置かれている時に前記キャッピング部材によって係合されるように配置されたカバリング部材を備える
プロテクタ。
【請求項53】
前記カバリング部材が、前記キャリアによって構成される、請求項52に記載のプロテクタ。
【請求項54】
前記作動機構が、前記キャリアをキャッピング動作中に前記第1位置と前記第2位置との間でピボット式に移動するように配置される、請求項53に記載のプロテクタ。
【請求項55】
前記キャリアが、第1ピボット軸を有するピボット要素によって支持体にピボット式に取り付けられ、前記キャッピング部材が、前記第1ピボット軸に平行に置かれ前記第1ピボット軸から間隔をおかれた第2ピボット軸を有するピボット回転配置によって前記キャリアにピボット式に取り付けられる、請求項53に記載のプロテクタ。
【請求項56】
前記キャッピング部材が、前記第2ピボット軸から半径方向に変位されたキャッピング要素を有し、前記キャッピング要素の前記第2ピボット軸からの前記半径方向変位が、前記第1ピボット軸と前記第2ピボット軸との間の間隔に対して相対的に小さい、請求項55に記載のプロテクタ。
【請求項57】
前記第1ピボット軸と前記第2ピボット軸との間の前記間隔が、前記第2ピボット軸からの前記キャッピング要素の前記半径方向変位の3倍程度である、請求項56に記載のプロテクタ。
【請求項58】
前記推移位置が、前記第2位置から、前記第1位置と前記第2位置との間の距離に対して相対的に小さい距離に置かれる、請求項53に記載のプロテクタ。
【請求項59】
前記第1位置と前記第2位置との間の前記キャリアの総ピボット移動に対する前記キャリアの推移的ピボット移動の比率が、1:12から1:20までの範囲内にある、請求項58に記載のプロテクタ。
【請求項60】
前記キャッピング要素が、実質的に堅いチャネル形要素を備える、請求項56に記載のプロテクタ。
【請求項61】
前記キャッピング要素が、エラストマ材料から形成されたリップを組み込む、請求項56に記載のプロテクタ。
【請求項62】
前記キャッピング要素が、前記キャリアが前記第1位置に置かれている時に前記キャリアの正面部分と係合するように配置され、これによって、前記キャッピング要素のくぼんだ部分が、含まれる湿気の消失および汚染材料の進入に対して効果的に閉じられる、請求項61に記載のプロテクタ。
【請求項63】
前記キャッピング要素が、エラストマ材料から形成されたリップを組み込み、前記リップが、前記キャッピング部材が前記第2位置にある時に前記印字ヘッドノズルの周辺に置かれるように構成され、前記リップが、前記キャリアが前記第1位置に置かれている時に前記キャリアの正面部分と係合するように配置され、これによって、前記キャッピング要素のくぼんだ部分が、含まれる湿気の消失および汚染材料の進入に対して効果的に閉じられる、請求項56に記載のプロテクタ。
【請求項64】
前記キャッピング部材には、前記印字ヘッドに接触し、これによって前記キャリアが前記推移位置から前記第2位置への推移移動を行う時に前記キャリアに対する相対的な前記キャッピング部材のピボット回転をもたらすように配置された少なくとも1つの第1止め部材が設けられる、請求項53に記載のプロテクタ。
【請求項65】
前記キャッピング部材には、前記キャリアに接触し、これによって前記キャリアが前記推移位置から前記第1位置へ移動する時に前記キャリアに対する相対的な前記キャップ部材のピボット回転を防ぐように配置された少なくとも1つの第2止め部材が設けられる、請求項53に記載のプロテクタ。
【請求項66】
前記キャッピング部材が、前記キャリアの末端エッジ部分に沿って延びるピボットシャフトによって前記キャリアにピボット式に取り付けられる、請求項53に記載のプロテクタ。
【請求項67】
バイアシングデバイスが、前記キャッピング部材に取り付けられ、前記印字ヘッドとのノズルをキャップする係合状態から離れる方向に前記キャッピング部材を偏らせる形で前記キャリアと係合する、請求項53に記載のプロテクタ。
【請求項68】
前記バイアシングデバイスが、ねじりばねを備える、請求項67に記載のプロテクタ。
【請求項69】
前記作動機構が、前記キャリアに結合された、クランクおよび動き変換機構によって前記キャリアにピボット回転する動きを与えるように配置された電気モーターを備える、請求項53に記載のプロテクタ。
【請求項70】
少なくとも1つの迫台が、印字ヘッドに隣接して置かれ、前記キャリアが前記第1位置に接近する時に前記キャッピング部材のピボット回転をもたらすように機能し、これによって、前記キャッピング部材が、印刷媒体供給経路から離れて移動される、請求項53に記載のプロテクタ。
【請求項71】
前記印字ヘッドが、使用中に前記印字ヘッドを過ぎて輸送される印刷媒体にインクを配送するように配置された複数のノズルを有し、
前記キャッピング機構が、
a)ノズルをキャップする係合状態で前記印字ヘッドに接触するように構成されたキャッピング部材と、
b)前記キャッピング部材を支持するキャリアと、
c)前記キャッピング部材が前記印字ヘッドに関して離れて置かれる第1位置と前記キャッピング部材が前記印字ヘッドに接触して置かれる第2位置との間で往復する前記キャリアの移動をもたらすように配置された作動機構と
を備え、
前記キャッピング部材が、前記キャリアにピボット式に取り付けられ、推移位置と前記第2位置との間の前記キャリアの往復する推移的移動中に前記キャリアに対して相対的にピボット回転するように配置され、前記推移位置が、前記第1位置および前記第2位置の中間に置かれる
請求項49に記載のプロテクタ。
【請求項72】
前記印字ヘッドが、使用中に前記印字ヘッドを過ぎて輸送される印刷媒体にインクを配送するように配置された複数のノズルを有し、
前記キャッピング機構が、
a)ノズルをキャップする係合状態で前記印字ヘッドに接触するように構成されたキャッピング部材と、
b)前記キャッピング部材を支持するキャリアと、
c)前記キャッピング部材が前記印字ヘッドに関して離れて置かれる第1位置と前記キャッピング部材が前記印字ヘッドに接触して置かれる第2位置との間で往復する前記キャリアの移動をもたらすように配置された作動機構と
を備え、
前記キャッピング部材が、前記キャリアにピボット式に取り付けられ、推移位置と前記第2位置との間の前記キャリアの往復する推移的移動中に前記キャリアに対して相対的にピボット回転するように配置され、前記推移位置が、前記第1位置および前記第2位置の中間に置かれ、
前記印字ヘッド、前記キャッピング機構、および前記プロテクタが、インクジェットプリンタ内での使用のために配置される
請求項49に記載のプロテクタ。
【請求項73】
前記キャッピング機構および前記印字ヘッドが、インクジェットプリンタ内での使用のために配置される、請求項49に記載のプロテクタ。
【請求項74】
プリンタ内の印字ヘッド用のキャッピングファシリティ用のプロテクタを有するインクジェットプリンタであって、前記プロテクタが、前記キャッピングファシリティが前記印字ヘッドと係合していないインターバル中に前記キャッピングファシリティと係合するように配置されたカバリング部材を備える、インクジェットプリンタ。
【請求項75】
複数のインク配送ノズルを有する印字ヘッド用のキャッピング機構の形のキャッピングファシリティ用のプロテクタを有するインクジェットプリンタであって、
a)前記キャッピング機構が、
i)ノズルをキャップする係合状態で前記印字ヘッドに接触するように構成されたキャッピング部材と、
ii)前記キャッピング部材を支持するキャリアと、
iii)前記キャッピング部材が前記印字ヘッドに関して離れて置かれる第1位置と前記キャッピング部材が前記印字ヘッドに接触して置かれる第2位置との間で往復する前記キャリアの移動をもたらすように配置された作動機構と
を備え、
b)前記プロテクタが、前記キャッピング部材が前記第1位置に置かれている時に前記キャッピング部材によって係合されるように配置されたカバリング部材を備える
インクジェットプリンタ。
【請求項76】
ページ幅印字ヘッドに沿って配置された複数のノズルを有する前記ページ幅印字ヘッド用のキャッピング機構の形のキャッピングファシリティ用のプロテクタを有するインクジェットプリンタであって、
a)前記キャッピング機構が、
i)前記印字ヘッドの長さに実質的に対応する長さを有し、ノズルをキャップする係合状態で前記印字ヘッドに接触するように構成されたキャッピング部材と、
ii)前記キャッピング部材を支持するキャリアと、
iii)前記キャッピング部材が前記印字ヘッドに関して離れて置かれる第1位置と前記キャッピング部材が前記印字ヘッドに接触して置かれる第2位置との間で往復する前記キャリアの移動をもたらすように配置された作動機構と
を備え、
b)前記キャッピング部材が、前記キャリアにピボット式に取り付けられ、推移位置と前記第2位置との間の前記キャリアの往復する推移的移動中に前記キャリアに対して相対的にピボット回転するように配置され、前記推移位置が、前記第1位置および前記第2位置の中間に置かれ、
c)前記プロテクタが、前記キャッピング部材が前記第1位置に置かれている時に前記キャッピング部材によって係合されるように配置されたカバリング部材を備える
インクジェットプリンタ。
【請求項77】
前記カバリング部材が、前記キャリアによって構成される、請求項76に記載のプリンタ。
【請求項78】
前記作動機構が、前記キャリアをキャッピング動作中に前記第1位置と前記第2位置との間でピボット式に移動するように配置される、請求項77に記載のプリンタ。
【請求項79】
前記キャリアが、第1ピボット軸を有するピボット要素によって支持体にピボット式に取り付けられ、前記キャッピング部材が、前記第1ピボット軸に平行に置かれ前記第1ピボット軸から間隔をおかれた第2ピボット軸を有するピボット回転配置によって前記キャリアにピボット式に取り付けられる、請求項77に記載のプリンタ。
【請求項80】
前記キャッピング部材が、前記第2ピボット軸から半径方向に変位されたキャッピング要素を有し、前記キャッピング要素の前記第2ピボット軸からの前記半径方向変位が、前記第1ピボット軸と前記第2ピボット軸との間の間隔に対して相対的に小さい、請求項79に記載のプリンタ。
【請求項81】
前記第1ピボット軸と前記第2ピボット軸との間の前記間隔が、前記第2ピボット軸からの前記キャッピング要素の前記半径方向変位の3倍程度である、請求項80に記載のプリンタ。
【請求項82】
前記推移位置が、前記第2位置から、前記第1位置と前記第2位置との間の距離に対して相対的に小さい距離に置かれる、請求項77に記載のプリンタ。
【請求項83】
前記第1位置と前記第2位置との間の前記キャリアの総ピボット移動に対する前記キャリアの推移的ピボット移動の比率が、1:12から1:20までの範囲内にある、請求項82に記載のプリンタ。
【請求項84】
前記キャッピング要素が、実質的に堅いチャネル形要素を備える、請求項80に記載のプリンタ。
【請求項85】
前記キャッピング要素が、エラストマ材料から形成されたリップを組み込む、請求項80に記載のプリンタ。
【請求項86】
前記キャッピング要素が、前記キャリアが前記第1位置に置かれている時に前記キャリアの正面部分と係合するように配置され、これによって、前記キャッピング要素のくぼんだ部分が、含まれる湿気の消失および汚染材料の進入に対して効果的に閉じられる、請求項85に記載のプリンタ。
【請求項87】
前記キャッピング要素が、エラストマ材料から形成されたリップを組み込み、前記リップが、前記キャッピング部材が前記第2位置にある時に前記印字ヘッドノズルの周辺に置かれるように構成され、前記リップが、前記キャリアが前記第1位置に置かれている時に前記キャリアの正面部分と係合するように配置され、これによって、前記キャッピング要素のくぼんだ部分が、含まれる湿気の消失および汚染材料の進入に対して効果的に閉じられる、請求項80に記載のプリンタ。
【請求項88】
前記キャッピング部材には、前記印字ヘッドに接触し、これによって前記キャリアが前記推移位置から前記第2位置への推移的移動を行う時に前記キャリアに対する相対的な前記キャッピング部材のピボット回転をもたらすように配置された少なくとも1つの第1止め部材が設けられる、請求項77に記載のプリンタ。
【請求項89】
前記キャッピング部材には、前記キャリアに接触し、これによって前記キャリアが前記推移位置から前記第1位置へ移動する時に前記キャリアに対する相対的な前記キャップ部材のピボット回転を防ぐように配置された少なくとも1つの第2止め部材が設けられる、請求項77に記載のプリンタ。
【請求項90】
前記キャッピング部材が、前記キャリアの末端エッジ部分に沿って延びるピボットシャフトによって前記キャリアにピボット式に取り付けられる、請求項77に記載のプリンタ。
【請求項91】
バイアシングデバイスが、前記キャッピング部材に取り付けられ、前記印字ヘッドとのノズルをキャップする係合状態から離れる方向に前記キャッピング部材を偏らせる形で前記キャリアと係合する、請求項77に記載のプリンタ。
【請求項92】
前記バイアシングデバイスが、ねじりばねを備える、請求項91に記載のプリンタ。
【請求項93】
前記作動機構が、前記キャリアに結合された、クランクおよび動き変換機構によって前記キャリアにピボット回転する動きを与えるように配置された電気モーターを備える、請求項77に記載のプリンタ。
【請求項94】
少なくとも1つの迫台が、前記印字ヘッドに隣接して置かれ、前記キャリアが前記第1位置に接近する時に前記キャッピング部材のピボット回転をもたらすように機能し、これによって、前記キャッピング部材が、印刷媒体供給経路から離れて移動される、請求項77に記載のプリンタ。
【請求項95】
前記印字ヘッドが、使用中に前記印字ヘッドを過ぎて輸送される印刷媒体にインクを配送するように配置された複数のノズルを有し、
前記キャッピング機構が、
a)ノズルをキャップする係合状態で前記印字ヘッドに接触するように構成されたキャッピング部材と、
b)前記キャッピング部材を支持するキャリアと、
c)前記キャッピング部材が前記印字ヘッドに関して離れて置かれる第1位置と前記キャッピング部材が前記印字ヘッドに接触して置かれる第2位置との間で往復する前記キャリアの移動をもたらすように配置された作動機構と
を備え、
前記キャッピング部材が、前記キャリアにピボット式に取り付けられ、推移位置と前記第2位置との間の前記キャリアの往復する推移的移動中に前記キャリアに対して相対的にピボット回転するように配置され、前記推移位置が、前記第1位置および前記第2位置の中間に置かれる
請求項74に記載のプリンタ。

【図1】
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【図1A】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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【図26】
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【図27】
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【図28】
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【図29】
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【図30】
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【図31】
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【図32】
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【図33】
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【公表番号】特表2008−522861(P2008−522861A)
【公表日】平成20年7月3日(2008.7.3)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−544689(P2007−544689)
【出願日】平成16年12月6日(2004.12.6)
【国際出願番号】PCT/AU2004/001716
【国際公開番号】WO2006/060844
【国際公開日】平成18年6月15日(2006.6.15)
【出願人】(303024600)シルバーブルック リサーチ ピーティワイ リミテッド (150)
【Fターム(参考)】