説明

インスリン分泌性ペプチド結合体の製剤

インスリン分泌性ペプチド結合体の生物活性の安定性を提供し、それを維持することができる医薬製剤が、本発明で提供される。本発明で提供される医薬製剤には、液体および凍結乾燥製剤、単位用量剤形および多回使用剤形、ならびにそれらの組合せが含まれる。本発明は、インスリン分泌性ペプチド結合体、特にアルブミンとエキセンディン−4またはその誘導体との結合体を含む医薬製剤、およびその投与方法を提供する。本発明は、本明細書に記載の医薬製剤を投与することによって、糖尿病およびインスリン分泌性ペプチド関連の疾患または状態を治療する方法も提供する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
アルブミンおよびインスリン分泌性ペプチドの結合体であって、前記インスリン分泌性ペプチドは、天然のエキセンディン−4配列と比較して3つ以下のアミノ酸の置換、欠失または挿入を有する配列を含み、約1mg/ml〜約100mg/mlの濃度である結合体と;緩衝剤と;少なくとも1mMの濃度である張性調整剤と;安定剤と;界面活性剤とを含み、約4〜約8のpHを有する医薬製剤。
【請求項2】
前記結合体が、前記ペプチドのリジンのεアミノに共有結合している[2−[2−[2−マレイミドプロピオナミド(エトキシ)エトキシ]酢酸リンカーに共有結合しているアルブミンシステイン34チオールを含む、請求項1に記載の医薬製剤。
【請求項3】
前記結合体が、以下:
【化8】

の通りであり(配列番号33)、
式中、Xはアルブミンのアミノ酸のS、OまたはNHである、請求項1に記載の医薬製剤。
【請求項4】
前記リジンが天然のエキセンディン−4配列に付加されている、請求項2に記載の医薬製剤。
【請求項5】
前記リジンが天然のエキセンディン−4配列のカルボキシ末端に付加されている、請求項2に記載の医薬製剤。
【請求項6】
前記アルブミンがヒト血清アルブミンである、請求項1〜5のいずれか一項に記載の医薬製剤。
【請求項7】
前記アルブミンが組換え体血清アルブミンである、請求項1〜5のいずれか一項に記載の医薬製剤。
【請求項8】
前記アルブミンが組換え体ヒト血清アルブミンである、請求項1〜5のいずれか一項に記載の医薬製剤。
【請求項9】
前記結合体が、エキセンディン−4(1〜39)Lys40−NHのカルボキシ末端リジンのεアミノに共有結合している[2−[2−[2マレイミドプロピオナミド(エトキシ)エトキシ]酢酸リンカーに共有結合している組換え体ヒト血清アルブミンシステイン34チオールを含む、請求項1に記載の医薬製剤。
【請求項10】
前記結合体が精製されている、請求項1〜8のいずれか一項に記載の医薬製剤。
【請求項11】
前記結合体が約1mg/ml〜約50mg/mlの濃度である、請求項1〜10のいずれか一項に記載の医薬製剤。
【請求項12】
前記結合体が約1mg/ml〜約15mg/mlの濃度である、請求項1〜10のいずれか一項に記載の医薬製剤。
【請求項13】
前記結合体が約1mg/ml〜約10mg/mlの濃度である、請求項1〜10のいずれか一項に記載の医薬製剤。
【請求項14】
前記結合体が約10mg/mlの濃度である、請求項1〜10のいずれか一項に記載の医薬製剤。
【請求項15】
前記結合体が約20mg/mlの濃度である、請求項1〜10のいずれか一項に記載の医薬製剤。
【請求項16】
前記pHが約5と約7の間である、請求項1〜15のいずれか一項に記載の医薬製剤。
【請求項17】
前記pHが約5.0である、請求項1〜15のいずれか一項に記載の医薬製剤。
【請求項18】
前記pHが約7.0である、請求項1〜15のいずれか一項に記載の医薬製剤。
【請求項19】
前記緩衝剤が酢酸緩衝剤である、請求項1〜18のいずれか一項に記載の医薬製剤。
【請求項20】
前記酢酸緩衝剤が酢酸ナトリウム緩衝剤であり、前記pHが約4.0〜約6.0である、請求項19に記載の医薬製剤。
【請求項21】
前記緩衝剤がリン酸緩衝剤である、請求項1〜18のいずれか一項に記載の医薬製剤。
【請求項22】
前記リン酸緩衝剤がリン酸ナトリウム緩衝剤であり、前記pHが約6.0〜約8.0である、請求項21に記載の医薬製剤。
【請求項23】
前記緩衝剤が1mM〜約20mMの濃度である、請求項1〜22のいずれか一項に記載の医薬製剤。
【請求項24】
前記緩衝剤が5mM〜約15mMの濃度である、請求項1〜22のいずれか一項に記載の医薬製剤。
【請求項25】
前記緩衝剤が約10mMの濃度である、請求項1〜22のいずれか一項に記載の医薬製剤。
【請求項26】
前記張性調整剤が塩化ナトリウムである、請求項1〜25のいずれか一項に記載の医薬製剤。
【請求項27】
前記塩化ナトリウムが約135mM〜約155mMの濃度である、請求項26に記載の医薬製剤。
【請求項28】
前記塩化ナトリウムが約135mMの濃度である、請求項26に記載の医薬製剤。
【請求項29】
前記塩化ナトリウムが約150mMの濃度である、請求項26に記載の医薬製剤。
【請求項30】
前記張性調整剤がソルビトールである、請求項1〜25のいずれか一項に記載の医薬製剤。
【請求項31】
ソルビトールが約5%(w/v)である、請求項30に記載の医薬製剤。
【請求項32】
前記安定剤がオクタン酸ナトリウムである、請求項1〜31のいずれか一項に記載の医薬製剤。
【請求項33】
前記オクタン酸ナトリウムが約5mMの濃度である、請求項32に記載の医薬製剤。
【請求項34】
前記界面活性剤がプルロニックF68である、請求項1〜33のいずれか一項に記載の医薬製剤。
【請求項35】
前記プルロニックF68が約0.1%(w/v)である、請求項34に記載の医薬製剤。
【請求項36】
前記医薬製剤が防腐剤をさらに含む、請求項1〜35のいずれか一項に記載の医薬製剤。
【請求項37】
前記防腐剤が、メタノール、エタノール、イソプロパノール、グリセロール、レソルシノール、2−メチル−2,4−ペンタジオール、メルチオレート(チメロサール)、塩化ベンザルコニウムおよび安息香酸ナトリウムからなる群から選択される、請求項36に記載の医薬製剤。
【請求項38】
前記医薬製剤が単位用量剤形である、請求項1〜37のいずれか一項に記載の医薬製剤。
【請求項39】
前記医薬製剤が多回使用剤形である、請求項1〜37のいずれか一項に記載の医薬製剤。
【請求項40】
前記医薬製剤が液体剤形である、請求項1〜39のいずれか一項に記載の医薬製剤。
【請求項41】
前記医薬製剤が凍結乾燥剤形である、請求項1〜39のいずれか一項に記載の医薬製剤。
【請求項42】
前記医薬製剤が非経口投与に適する、請求項1〜41のいずれか一項に記載の医薬製剤。
【請求項43】
前記医薬製剤が、皮下、静脈内、筋肉内、経皮、動脈内、腹腔内、経肺または経口投与に適する、請求項42に記載の医薬製剤。
【請求項44】
前記医薬製剤が皮下投与に適する、請求項42に記載の医薬製剤。
【請求項45】
前記結合体が10mg/mlの濃度であり、前記緩衝剤が10mMの濃度の酢酸ナトリウムであり、前記張性調整剤が150mMの濃度の塩化ナトリウムであり、前記安定剤が5mMの濃度のオクタン酸ナトリウムであり、前記界面活性剤が0.1%(w/v)の濃度のプルロニックF68であり、約5.0のpHを有する請求項1に記載の医薬製剤。
【請求項46】
前記結合体が10mg/mlの濃度であり、前記緩衝剤が10mMの濃度のリン酸ナトリウムであり、前記張性調整剤が135mMの濃度の塩化ナトリウムであり、前記安定剤が8mMの濃度のオクタン酸ナトリウムであり、前記界面活性剤が15mg/Lの濃度のポリソルベート80であり、約7.0のpHを有する請求項1に記載の医薬製剤。
【請求項47】
対象においてII型糖尿病を治療する方法であって、II型糖尿病を有する対象に、アルブミンおよびインスリン分泌性ペプチドの結合体であり、前記インスリン分泌性ペプチドが、天然のエキセンディン−4配列と比較して3つ以下のアミノ酸の置換、欠失または挿入を有する配列を含み、約1mg/ml〜約100mg/mlの濃度である結合体と;緩衝剤と;張性調整剤と;安定剤と;界面活性剤とを含み、約4〜約8のpHを有する医薬製剤を投与することを含む方法。
【請求項48】
対象においてII型糖尿病を治療する方法であって、II型糖尿病を有する対象に、請求項1〜45、81または82のいずれか一項に記載の医薬製剤を投与することを含む方法。
【請求項49】
対象においてII型糖尿病を治療する方法であって、II型糖尿病を有する対象に、請求項46または請求項83に記載の医薬製剤を投与することを含む方法。
【請求項50】
前記対象に1週あたり約1.0〜4.0mgの前記結合体を投与することを含む、請求項47〜49のいずれか一項に記載の方法。
【請求項51】
前記対象に1週あたり約1.5〜2.0mgの前記結合体を投与することを含む、請求項47〜49のいずれか一項に記載の方法。
【請求項52】
前記対象に1週あたり約3.0〜4.0mgの前記結合体を投与することを含む、請求項47〜49のいずれか一項に記載の方法。
【請求項53】
前記対象に週1回1.5mgの前記結合体を投与することを含む、請求項47〜49のいずれか一項に記載の方法。
【請求項54】
前記対象に週1回2.0mgの前記結合体を投与することを含む、請求項47〜49のいずれか一項に記載の方法。
【請求項55】
前記対象に週1回3.0mgの前記結合体を投与することを含む、請求項47〜49のいずれか一項に記載の方法。
【請求項56】
前記対象に週2回1.5mgの前記結合体を投与することを含む、請求項47〜49のいずれか一項に記載の方法。
【請求項57】
(a)1.5mgの前記結合体を第一の期間に週1回前記対象に投与するステップと、
(b)2.0mgの前記結合体を第二の期間に週1回前記対象に投与するステップと
を上記の順序で含む、請求項47〜49のいずれか一項に記載の方法。
【請求項58】
前記第一の期間が4週間であり、前記第二の期間が8週間である、請求項57に記載の方法。
【請求項59】
(a)1.5mgの前記結合体を第一の期間に週2回前記対象に投与するステップと、
(b)2.0mgの前記結合体を第二の期間に週2回前記対象に投与するステップと
を上記の順序で含む、請求項47〜49のいずれか一項に記載の方法。
【請求項60】
前記第一の期間が4週間である、請求項59に記載の方法。
【請求項61】
(a)1.5mgの前記結合体を第一の期間に週1回前記対象に投与するステップと、
(b)2.0mgの前記結合体を第二の期間に週1回前記対象に投与するステップと、
(c)3.0mgの前記結合体を第三の期間に週1回前記対象に投与するステップと
を上記の順序で含む、請求項47〜49のいずれか一項に記載の方法。
【請求項62】
前記第一の期間が4週間であり、前記第二の期間が4週間である、請求項61に記載の方法。
【請求項63】
前記第一の期間が2週間であり、前記第二の期間が2週間である、請求項61に記載の方法。
【請求項64】
対象においてII型糖尿病を治療する方法であって、II型糖尿病を有する対象に、インスリン分泌性結合エキセンディン−4誘導体を含む医薬製剤を投与することを含み、前記誘導体が、エキセンディン−4(1〜39)Lys40−NHのカルボキシ末端リジンのεアミノに共有結合している[2−[2−[2マレイミドプロピオナミド(エトキシ)エトキシ]酢酸リンカーに共有結合している組換え体ヒト血清アルブミンシステイン34チオールを含み、前記対象に1.5mgの前記結合エキセンディン−4誘導体を週1回投与する方法。
【請求項65】
対象においてII型糖尿病を治療する方法であって、II型糖尿病を有する対象に、インスリン分泌性結合エキセンディン−4誘導体を含む医薬製剤を投与することを含み、前記誘導体が、エキセンディン−4(1〜39)Lys40−NHのカルボキシ末端リジンのεアミノに共有結合している[2−[2−[2マレイミドプロピオナミド(エトキシ)エトキシ]酢酸リンカーに共有結合している組換え体ヒト血清アルブミンシステイン34チオールを含み、前記対象に1.5mgの前記結合エキセンディン−4誘導体を週2回投与する方法。
【請求項66】
対象においてII型糖尿病を治療する方法であって、II型糖尿病を有する対象に、インスリン分泌性結合エキセンディン−4誘導体を含む医薬製剤を投与することを含み、前記誘導体が、エキセンディン−4(1〜39)Lys40−NHのカルボキシ末端リジンのεアミノに共有結合している[2−[2−[2マレイミドプロピオナミド(エトキシ)エトキシ]酢酸リンカーに共有結合している組換え体ヒト血清アルブミンシステイン34チオールを含み、前記対象に2.0mgの前記結合エキセンディン−4誘導体を週1回投与する方法。
【請求項67】
対象においてII型糖尿病を治療する方法であって、II型糖尿病を有する対象に、インスリン分泌性結合エキセンディン−4誘導体を含む医薬製剤を投与することを含み、前記誘導体が、エキセンディン−4(1〜39)Lys40−NHのカルボキシ末端リジンのεアミノに共有結合している[2−[2−[2マレイミドプロピオナミド(エトキシ)エトキシ]酢酸リンカーに共有結合している組換え体ヒト血清アルブミンシステイン34チオールを含み、前記対象に2.0mgの前記結合エキセンディン−4誘導体を週2回投与する方法。
【請求項68】
対象においてII型糖尿病を治療する方法であって、II型糖尿病を有する対象に、インスリン分泌性結合エキセンディン−4誘導体を含む医薬製剤を投与することを含み、前記誘導体が、エキセンディン−4(1〜39)Lys40−NHのカルボキシ末端リジンのεアミノに共有結合している[2−[2−[2マレイミドプロピオナミド(エトキシ)エトキシ]酢酸リンカーに共有結合している組換え体ヒト血清アルブミンシステイン34チオールを含み、前記対象に3.0mgの前記結合エキセンディン−4誘導体を週1回投与する方法。
【請求項69】
対象においてII型糖尿病を治療する方法であって、II型糖尿病を有する対象に、インスリン分泌性結合エキセンディン−4誘導体を含む医薬製剤を投与することを含み、前記誘導体が、エキセンディン−4(1〜39)Lys40−NHのカルボキシ末端リジンのεアミノに共有結合している[2−[2−[2マレイミドプロピオナミド(エトキシ)エトキシ]酢酸リンカーに共有結合している組換え体ヒト血清アルブミンシステイン34チオールを含み、前記対象に1.5mgの前記結合エキセンディン−4誘導体を週1回、4週間にわたって投与し、続いて2.0mgの前記結合エキセンディン−4誘導体を週1回投与する方法。
【請求項70】
対象においてII型糖尿病を治療する方法であって、II型糖尿病を有する対象に、インスリン分泌性結合エキセンディン−4誘導体を含む医薬製剤を投与することを含み、前記誘導体が、エキセンディン−4(1〜39)Lys40−NHのカルボキシ末端リジンのεアミノに共有結合している[2−[2−[2マレイミドプロピオナミド(エトキシ)エトキシ]酢酸リンカーに共有結合している組換え体ヒト血清アルブミンシステイン34チオールを含み、前記対象に1.5mgの前記結合エキセンディン−4誘導体を週2回、4週間にわたって投与し、続いて2.0mgの前記結合エキセンディン−4誘導体を週1回投与する方法。
【請求項71】
対象においてII型糖尿病を治療する方法であって、II型糖尿病を有する対象に、インスリン分泌性結合エキセンディン−4誘導体を含む医薬製剤を投与することを含み、前記誘導体が、エキセンディン−4(1〜39)Lys40−NHのカルボキシ末端リジンのεアミノに共有結合している[2−[2−[2マレイミドプロピオナミド(エトキシ)エトキシ]酢酸リンカーに共有結合している組換え体ヒト血清アルブミンシステイン34チオールを含み、前記対象に1.5mgの前記結合エキセンディン−4誘導体を週2回、4週間にわたって投与し、続いて2.0mgの前記結合エキセンディン−4誘導体を週2回投与する方法。
【請求項72】
対象においてII型糖尿病を治療する方法であって、II型糖尿病を有する対象に、インスリン分泌性結合エキセンディン−4誘導体を含む医薬製剤を投与することを含み、前記誘導体が、エキセンディン−4(1〜39)Lys40−NHのカルボキシ末端リジンのεアミノに共有結合している[2−[2−[2マレイミドプロピオナミド(エトキシ)エトキシ]酢酸リンカーに共有結合している組換え体ヒト血清アルブミンシステイン34チオールを含み、前記対象に1.5mgの前記結合エキセンディン−4誘導体を週1回、4週間にわたって投与し、続いて2.0mgの前記結合エキセンディン−4誘導体を週1回、4週間にわたって投与し、続いて3.0mgの前記結合エキセンディン−4誘導体を週1回投与する方法。
【請求項73】
対象においてII型糖尿病を治療する方法であって、II型糖尿病を有する対象に、インスリン分泌性結合エキセンディン−4誘導体を含む医薬製剤を投与することを含み、前記誘導体が、エキセンディン−4(1〜39)Lys40−NHのカルボキシ末端リジンのεアミノに共有結合している[2−[2−[2マレイミドプロピオナミド(エトキシ)エトキシ]酢酸リンカーに共有結合している組換え体ヒト血清アルブミンシステイン34チオールを含み、前記対象に1.5mgの前記結合エキセンディン−4誘導体を週1回、2週間にわたって投与し、続いて2.0mgの前記結合エキセンディン−4誘導体を週1回、2週間にわたって投与し、続いて3.0mgの前記結合エキセンディン−4誘導体を週1回投与する方法。
【請求項74】
対象におけるII型糖尿病の治療のためのキットであって、請求項1〜46または81〜83のいずれか一項に記載の医薬製剤を含む1つまたは複数の容器を含むキット。
【請求項75】
前記1つまたは複数の容器がそれぞれ前記医薬製剤の単位剤形を含む、請求項74に記載のキット。
【請求項76】
前記医薬製剤が凍結乾燥されている、請求項74に記載のキット。
【請求項77】
前記凍結乾燥されている医薬製剤が、非還元糖の存在下での凍結乾燥によって生成される、請求項74に記載のキット。
【請求項78】
前記非還元糖がショ糖またはトレハロースである、請求項74に記載のキット。
【請求項79】
前記凍結乾燥されている医薬製剤を再構成するための滅菌希釈剤を含む1つまたは複数の容器をさらに含む、請求項76に記載のキット。
【請求項80】
少なくとも3カ月の間、1日に1000mg以上のメトホルミンの安定用量を前記対象に投与する、請求項47〜73のいずれか一項に記載の方法。
【請求項81】
アルブミンおよびインスリン分泌性ペプチドの結合体であって、前記インスリン分泌性ペプチドが、天然のエキセンディン−4配列と比較して3つ以下のアミノ酸の置換、欠失または挿入を有する配列を含み、約1mg/ml〜約100mg/mlの濃度である結合体と;緩衝剤と;張性調整剤と;安定剤と;界面活性剤とからなり、約4.0〜約8.0のpHを有する医薬製剤。
【請求項82】
(a)以下の式
【化9】

(配列番号33)による結合体であって、上式で、Xはアルブミンのシステイン34のSであり、10mg/mlの濃度である結合体と;
(b)10mMの濃度の酢酸ナトリウムである緩衝剤と;
(c)150mMの濃度の塩化ナトリウムである張性調整剤と;
(d)5mMの濃度のオクタン酸ナトリウムである安定剤と;
(e)0.1%(w/v)の濃度のプルロニックF68である界面活性剤と
からなり、約5.0のpHを有する医薬製剤。
【請求項83】
(a)以下の式
【化10】

(配列番号33)による結合体であって、上式で、Xはアルブミンのシステイン34のSであり、10mg/mlの濃度である結合体と;
(b)10mMの濃度のリン酸ナトリウムである緩衝剤と;
(c)135mMの濃度の塩化ナトリウムである張性調整剤と;
(d)8mMの濃度のオクタン酸ナトリウムである安定剤と;
(e)15mg/Lの濃度のポリソルベート80である界面活性剤と
からなり、約7.0のpHを有する医薬製剤。
【請求項84】
前記アルブミンがヒト血清アルブミンである、請求項47〜49、64〜73または81〜83のいずれか一項に記載の方法。
【請求項85】
前記対象がヒトである、請求項47〜49、64〜73または81〜83のいずれか一項に記載の方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図7】
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【公表番号】特表2011−506442(P2011−506442A)
【公表日】平成23年3月3日(2011.3.3)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−537957(P2010−537957)
【出願日】平成20年12月11日(2008.12.11)
【国際出願番号】PCT/US2008/013599
【国際公開番号】WO2009/075859
【国際公開日】平成21年6月18日(2009.6.18)
【出願人】(507340636)コンジュケム バイオテクノロジーズ インコーポレイテッド (18)
【Fターム(参考)】