説明

インターフェースモジュール、システム及び方法

決済システムと販売処理システムを有する外部システムとの統合を容易にする、販売処理システムのためのインターフェースモジュールが提供される。

【発明の詳細な説明】
【背景】
【0001】
[0001]本発明は、販売処理システムのためのインターフェースモジュールに関し、そのようなモジュールを使用するシステム及び方法に関する。
【0002】
[0002]多くの異なる販売処理システムが市場で様々な製造業者から入手可能であることが知られている。購入取引を行い、記録するための多くの異なる環境で、販売処理システムを使用することができる。例えば、そのような販売処理システムは、例えばレストラン若しくは小売店で使用されるいわゆる販売時点情報管理(POS)システム若しくは電子式金銭登録機、又は例えばホテルで使用されるいわゆるプロパティマネジメントシステム、又は例えば決済ゲートウェイシステムを含むことができる。そのような販売処理システムは通常、多数の販売処理サーバシステムと接続された販売処理サーバシステムと統合される。上記の考察から明らかになるように、販売環境では異なる専門用語が使用されることに留意すべきである。
【0003】
[0003]本明細書において使用される「販売処理システム」という表現又は用語は、小売又は他の販売環境で販売を行うことに関与し、ペイメントカード(例えば、クレジットカード及び/又はデビットカード)取引を管理するために使用される決済システム又は決済端末とは異なるデバイス、システム又は装置に関する。販売処理システムは通常、ペイメントカードを使用して決済を行うために決済システムと対話するように構成される。販売処理システムと決済システムを分離する理由は、ペイメントカード取引に関してセキュリティを提供するためである。市場で入手可能な多くの異なるタイプの決済システムが存在する。決済システムは、金融サービスを提供するリモート取得ホストと通信するように構成される。
【0004】
[0004]販売処理システム及び決済システムが協働することを可能にするために、決済システムと統合されることが可能になるように販売処理システム及びデバイスの特定のプログラミングを提供することが必要になっている。
【0005】
[0005]決済システムと販売処理システムとの統合の重要な部分は、金融規制及びセキュリティの要件を達成するためにそれぞれのシステムの機能の十分な分離を実現することである。適切なプログラミングを提供することは、高価で時間のかかるプロセスである。
【0006】
[0006]又、そのようなシステムの動作中に、例えば、金融サービスの供給者がある銀行から別の銀行に変更したことによって変更が必要になった場合、販売処理システムの高価で時間のかかる再プログラミングが必要になる。単一の販売処理システムの変更が複雑であり得るためだけでなく、会社が1つ又は複数の店舗で1つ又は複数の販売処理システムの多くの異なるモデル及びバージョンを使用している場合があるので、このことは時間がかかり、高価であり得る。
【0007】
[0007]加えて、そのような会社は、販売処理システムを使用した免税ショッピングサービス又は直接通貨交換サービスなどの、追加のサービスを提供することを望むこともある。このことを考慮すると、更なる外部システムとの統合が必要とされ得る。
【0008】
[0008]本発明は、これらの問題の少なくともいくつかを軽減しようとする。
【概要】
【0009】
[0009]本発明の一態様は、販売処理システムのためのインターフェースモジュールであって、販売処理システムの販売処理モジュールと通信するための第1のプロトコルをサポートするように構成された第1のインターフェースと、決済システムと通信するための第2のプロトコルをサポートするように構成された第2のインターフェースと、外部サービス用の取引システムと通信するための第3のプロトコルをサポートするように構成された第3のインターフェースと、第1、第2及び第3のインターフェース間のメッセージのルーティング及びそれぞれ第1、第2及び第3のプロトコルに従ったメッセージの再フォーマット化を制御するように動作可能なコントローラとを備えるインターフェースモジュールを提供する。
【0010】
[0010]本発明の一実施形態では、インターフェースモジュールは、初期化又は構成要求に応じて動的に構成可能であり、それによってインターフェースモジュールは特定の実施に動的に適応することができる。そのようなインターフェースモジュールの一実施形態は、販売処理システム、決済システム及び取引システムの異なる例の間における通信を提供するように構成可能な汎用インターフェースを提供することができる。
【0011】
[0011]スキーマエンジン及びマッピング情報を含むマッピングモジュールを提供することができ、コントローラモジュールは、第1、第2及び第3のインターフェースのうちの1つから受け取られたメッセージをスキーマエンジンに転送するように動作可能であり、スキーマエンジンは、マッピング情報に基づいて受け取られたメッセージを再フォーマットして再フォーマットされたメッセージを生成するように動作可能であり、コントローラモジュールは、再フォーマット化に基づいて再フォーマットされたメッセージを転送するように更に構成される。本発明の一実施形態では、マッピングモジュールは、構成ホストシステムから提供される情報に基づいて動的に構成可能である。
【0012】
[0012]本発明の別の態様は、販売処理を行うように構成された販売処理モジュールを備える販売処理システム及びそのようなインターフェースモジュールを提供し、販売処理モジュールは、インターフェースモジュールと通信するための第1のプロトコルをサポートするように構成される。
【0013】
[0013]本発明の更なる態様は、そのような販売処理システム及び第2のインターフェースモジュールを介して販売処理システムに動作可能に接続された決済システムを備える複合システムを提供する。
【0014】
[0014]本発明の更なる態様は、そのような通信インターフェースモジュールを含む販売処理システムを操作する方法であって、コントローラモジュールを使用して、それぞれ第1、第2及び第3のプロトコルに従ったメッセージの再フォーマット化を含む第1、第2及び第3のインターフェースモジュール間のメッセージのルーティングを制御することを含む方法を提供し、第1のインターフェースモジュールは、販売処理システムの販売処理モジュールと通信するための第1のプロトコルをサポートし、第2のインターフェースモジュールは、決済システムと通信するための第2のプロトコルをサポートし、第3のインターフェースモジュールは、外部サービス用の取引システムと通信するための第3のプロトコルをサポートする。
【0015】
[0015]インターフェースモジュールの一実施形態を、そのような方法を実施するために販売処理システムのプロセッサを制御するように動作可能なプログラムコードを備えるコンピュータプログラム製品として実施することができる。
【0016】
[0016]本発明の様々な態様が添付の特許請求の範囲に詳述されるが、本発明の他の態様は、添付の特許請求の範囲に明示的に詳述された組合せだけでなく、記載された実施形態及び/又は添付の従属請求項からの特徴と独立請求項の特徴との任意の組合せを含む。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】[0018] 図1は、販売処理サービス及び決済サービスを提供するための複合システムの例を概略的に表す図である。
【図2】[0019] 図2は、図1のシステムの機能要素の例を例示する概略ブロック図である。
【図3】[0020] 図3は、図2に示される機能要素のいくつかをより詳細に例示する概略ブロック図である。
【図4】[0021] 図4は、図3に示される機能要素のいくつかをより詳細に例示する概略ブロック図である。
【図5】[0022] 図5は、そのようなシステムの操作例を例示する流れ図である。
【詳細な説明】
【0018】
[0017]添付の図面を参照して、例のみとして実施形態を説明する。
【0019】
[0024]図1は、例えば、販売処理端末(例えば電子式金銭登録機(ECR))によって実施される、決済システム14及び取引システム16と通信している販売処理システム12を含むシステムアーキテクチャ10の概略図である。決済システム14は、カードを読み取るための決済端末又は他の決済承認デバイスの形とすることができ、決済処理のためにカードの詳細及び決済金額を1つ又は複数の銀行システム18に安全に送信するように動作可能とすることができる。図1に示される例では、取引システム16は、直接通貨換算処理のための直接通貨換算(DCC)ホストシステム20及び/又はTFS処理のための免税ショッピング(TFS)ホストシステム22と通信することができる。図1に更に例示されているように、販売処理システム12には、決済システム14の接続を容易にするよう構成可能なインターフェースを提供すると共に取引システム16に送られるサービス要求及び取引システム16から受け取られるサービス応答を提供するように動作可能なインターフェースモジュール24が設けられている。
【0020】
[0025]インターフェースモジュール24を、通信インターフェースモジュール24の一部を形成する後述のコンポーネントインターフェースモジュールと区別するために、インターフェースモジュール24は本明細書において通信インターフェースモジュールと呼ばれる。この点において、「通信インターフェースモジュール」という用語は、インターフェースモジュール24を識別するためのラベルとして使用されることに留意されたい。後述されるように、通信インターフェースモジュール24は、販売処理システム12と(1つ又は複数の)決済システム14との、及び(1つ又は複数の)取引システム16との接続の構成における柔軟性をもたらすように構成される。構成ホストシステム25は、通信インターフェースモジュール24を構成するための構成情報を提供するように動作可能である。
【0021】
[0026]又、図1は、更なるシステム26、例えば、1つ又は複数のコンピュータサーバを含むことができ、図2に示される販売処理システム12などの複数の販売処理システムと通信することができ、他の外部システム(図示せず)と統合することができる、店舗内の電子販売時点(EPOS)制御システム26を例示している。
【0022】
[0027]例えば、RS232リンク又はユニバーサルシリアルバス(USB)リンクなどの1つ若しくは複数のシリアルリンク及び/又は伝送制御プロトコル/インターネットプロトコル(TCP/IP)リンク上で動作する端末特有のインターフェースプロトコルを使用して、販売処理システム12と決済システム14との間の通信を実施することができる。TCP/IPリンク上のマークアッププロトコル(例えばHTTP(S))を使用して、販売処理システム12と取引システム16との間の通信を実施することができる。又、TCP/IPリンク上のマークアップ言語プロトコル(例えばHTTP(S))を使用して、販売処理システムと店舗EPOS制御システムとの間の接続を実施することができる。
【0023】
[0028]図1を参照して説明されるアーキテクチャは、通信インターフェースモジュール24の用途の一例を表すことに留意すべきである。通信インターフェースモジュール24が、電子式金銭登録機が接続されたローカルサーバ上で、又は複数の電子式金銭登録機が接続された中央サーバ上でホスティングされ得るように、或いは、通信インターフェースモジュール24が、例えば、小売業者のチェーン店にサービスを提供するリモートサーバ上で外部からホスティングされ得るように、通信インターフェースモジュール24を構成することができる。実際に、後述されるように、任意の数の異なるシナリオにおいて通信インターフェースモジュール24を実施することを可能にする構成ホスト25を使用して、通信インターフェースモジュール24を動的に構成することができる。以下に、図1を参照して説明される用途例をより詳細に説明する。
【0024】
[0029]図2は、図1のシステムアーキテクチャ10の構成例を例示する機能ブロック図である。
【0025】
[0030]販売処理システム12は、いくつかの製造業者のうちの1つによって供給されるプログラム可能な販売処理端末とすることができる。そのような販売処理システム12は通常、販売処理情報を表示するように構成されたディスプレイ、販売処理システム用に設計されたキーパッド及び/又はキーパッドとして構成されたディスプレイ用のタッチセンサ式スクリーン、プリンタ及びバーコードリーダ、カードリーダなどの他の外部インターフェースなど、販売処理端末の特定の周辺機器を含む専用パーソナルコンピュータ(PC)システムから形成される。そのような販売処理システム12は通常、従来のオペレーティングシステムのバージョンを使用して動作する。又、販売処理システム12は通常、Javaランタイム環境(JRE)のバージョン、例えば1.5又はそれ以降のバージョンを有するJava Standard Edition(JavaはSun Microsystems,Incの商標である)をサポートする。
【0026】
[0031]図2は、販売処理システム12において提供される様々なモジュールを例示している。販売処理システム12内の記憶装置に保持され、販売処理システム12の1つ又は複数のプロセッサを制御するように動作可能なソフトウェア及び/又はファームウェアを用いて、様々なモジュールを実施することができる。モジュールは、販売処理システム12の(1つ又は複数の)プロセッサを制御して、販売処理システム12での処理を実行し、店舗システム26と通信するための販売処理モジュール28を含むことができる。
【0027】
[0032]図2に例示される本発明の一実施形態は、本明細書において販売処理インターフェースプロトコル30と呼ばれる第1のインターフェースプロトコル30を使用して販売処理モジュール28とインターフェースで接続し、適切な通信プロトコルを使用して決済システム14及び取引システム16とインターフェースで接続するための販売処理プロキシを提供する通信インターフェースモジュール24の例を含む。販売処理モジュール28は、プロトコル30を使用するように構成される。次いで、販売処理モジュール28が販売処理インターフェースプロトコル30をサポートするように構成されている任意の販売処理システム12とともに通信インターフェースモジュール24を使用することができる。このことは、通信インターフェースモジュール24が異なる製造業者によって製造された異なる販売処理システム12間で移植可能であることを意味する。通信インターフェースモジュール24は事実上、「Yスプリッタ」、又はプロキシとして働き、決済システム14との通信を拡張してTFS及びDCCステータスクエリを取引システム16とやり取りする。又、通信インターフェースモジュール24は、例えば、決済システム14上で使用されるクレジットカード情報及びデビットカード情報を販売処理モジュール28から切り離しておく働きをする。
【0028】
[0033]図3は、通信インターフェースモジュール24の構成例をより詳細に例示している。
【0029】
[0034]第1のコンポーネントインターフェースモジュール40は、第1のインターフェースプロトコル30(販売処理システムインターフェースプロトコル30)を実施して販売処理モジュール28とインターフェースで接続する販売処理インターフェースモジュールを形成する。第2のコンポーネントインターフェースモジュール46は、第2のインターフェースプロトコルを使用して決済システム又は端末14とインターフェースで接続するための決済インターフェースモジュールを形成する。第3のコンポーネントインターフェースモジュール48は、第3のインターフェースプロトコルを使用して取引システム16とインターフェースで接続するための取引インターフェースモジュールを形成する。本例では、第1、第2及び第3のインターフェースプロトコルはそれぞれ異なる。しかし、別の例では、2つ又は全てのインターフェースプロトコルは互いに同じであってもよい。コントローラモジュール42は、システム経由でメッセージを送るためのルーティングロジックを提供し、マッピングモジュール44に保持されたマッピング情報を使用して、その他のコンポーネントを互いに切り離す。
【0030】
[0035]販売処理システム12でDCC処理を行うためのDCCモジュール50を設けることができ、販売処理システム12でTFS処理を行うためのTFSモジュール52を設けることができる。
【0031】
[0036]DCCモジュール50は、ユーザにいくつかの通貨を提案する簡易GUIを提供することができる。次いで、ユーザは、決済に使用される通貨を決定することができる。DCCモジュール50は、取引の金額を現地の通貨で取得し、通信インターフェースモジュール24及び取引システム16を介してメッセージをDCCホスト20に送って適切な為替レートを取得するように動作可能とすることができる。DCCモジュール50は、DCCホストシステム20から受け取られた為替レートに基づいてDCCモジュール50で計算された換算された金額を表示するか、又は取引システム16及び通信インターフェースモジュール24を介してDCCホストシステム20からの応答が提供されるように動作可能とすることができる。
【0032】
[0037]TFSモジュール52は、ユーザの詳細を取り込み、購入の詳細を表示するフォームを表示するためのGUIを提供することができる。次いで、TFSモジュール52は、通信インターフェースモジュール24及び取引システム16を介してメッセージをTFSホスト22に送るように動作可能とすることができる。取引システム16及び通信インターフェースモジュール24を介してTFSホストシステム22からTFSモジュール52によって受け取られた応答メッセージは、販売処理システム12で印刷できるTFSチェック又はバウチャーを含むことができる。
【0033】
[0038]販売処理モジュール28の一部としてDCCロジック及び/又はTFSロジックを実施することができることに留意すべきである。しかし、通信インターフェースモジュール24の一部としてDCCモジュール50及び/又はTFSモジュール52を設けることによって、販売処理モジュール28の一部としてDCCロジック及び/又はTFSロジックを有さない販売処理システム12にDCC及び/又はTFSの機能を提供することができる。
【0034】
[0039]様々な他のコンポーネントが図3に例示されている。構成APIモジュール54は、製品開発及び試験のためのAPIを提供するように動作可能である。接続管理モジュール56は、低レベルの通信対象を管理するように動作可能である。イベント管理モジュール58は、コントローラモジュール42の操作と密接に統合される集中した状態において、タイマ、例外及び他の「異常」イベントの処理を行うように動作可能である。ロギングモジュール60は、展開時間構成を容易にするための操作のロギングを行う。
【0035】
[0040]図4は、コントローラモジュール42、マッピングモジュール44、決済インターフェースモジュール46及び取引インターフェースモジュール48の対話をより詳細に示す概略ブロック図である。これらのモジュールは協働して抽象化レイヤ及び1つのインターフェースを別のインターフェースに動的にマップする機能を提供し、柔軟なルーティングを行い、必要に応じて、例えばペイメントカード業界データセキュリティ基準(Payment Card Industry Data Security Standard)を満たすためのデータ管理を行う。
【0036】
[0041]販売処理インターフェースモジュール40は、販売処理インターフェースプロトコル(SPIP)に従って構成されたメッセージを受理し、そのメッセージをSPIP要求メッセージとしてコントローラモジュール42に送る。SPIP要求メッセージは、とりわけ、メッセージ識別子(ID)及びキー値を含むことができるSPIPヘッダを含む。これらのパラメータは、動的ルーティングに使用される。コントローラモジュール42は、SPIP要求メッセージ102を検査しそのメッセージをマッピングモジュール44に送るルート管理(ルータ)モジュール72を含む。スキーマモジュール74はスキーマエンジンを形成し、スキーマエンジンは、マッピングモジュール44において、SPIPメッセージIDを検査し、SPIP要求メッセージID及びマッピングモジュール44に保持されたマッピング情報に基づいてマッピング操作を行う、構成することができる。例えば、スキーマモジュール74はフィールド定義モジュール76を使用してデータタイプ処理を行うことができ、変換エンジン78は更なるメッセージフロー制御のためにメッセージをルート管理モジュール72に渡す前のメッセージ変換を管理することができる。
【0037】
[0042]ルート管理モジュール72は、ヘッダIDの組合せを読み取ってルーティングシーケンスを決定し、所与のセットアップに必要なプロトコルに適合するように(後述の初期化メッセージ(ECRInit)に基づいて)異なるメッセージクラスを作成し、適切なメッセージ構成を作成するためにマッピングモジュール44と対話するように動作可能である。マッピングモジュール44については後述する。マッピングモジュール44を使用して適切な出力メッセージが作成された後、そのメッセージは以降の処理のために送信される。メッセージは通常、メッセージセッション全体を完了させるためにルーティングモジュール72を介した複数のステップを必要とする。図4に例示されるように、メッセージセッションは、モジュール72と他のモジュールとの間の複数の内部メッセージから成る。それぞれのメッセージは、発信元ID(POSID)を含む。このIDはコンテキストの維持を容易にし、又、販売処理システム12に関連付けられた1つ又は複数の適切な外部システムを呼び出す。
【0038】
[0043]マッピングモジュール44は、受け取られたメッセージを検査し、それぞれのクラスタイプを有するそれぞれのコマンドを含む異なるSPIPメッセージタイプのコマンドパターンを使用することができる。それぞれのコマンドタイプは、属性/パラメータ名をプロトコルフィールドタイプにマップする独自のスキーマを有することができる。それぞれのコマンドは、要求及び、コマンドが実行された場合は、応答を有することができる。従って、要求タイプに特有のパラメータを有する、SPIPメッセージクラスのサブクラスとして、要求を実施することができる。コマンドが実行された場合、応答スキーマによって定義されたように、スキーマエンジン74から取得された全ての応答データを保持する応答を提供することができる。
【0039】
[0044]メッセージ定義モジュール80は、受け取られたメッセージから取り出されたメッセージ識別子に基づいてアクセスされるメッセージタイプエントリを有することができ、メッセージタイプエントリは、それぞれのメッセージタイプを定義する。共通のメッセージ定義は、要求又は応答に関わらず、全ての特定のメッセージとともにメッセージ定義モジュール80に格納される。スキーマ定義により、それぞれのメッセージを、固有のフィールド識別子及びストリング名及びストリング値とのマッピングの集合又は固有のフィールド識別子及びストリング名及びストリング値からのマッピングの集合を含むスキーマに割り当てることができる。
【0040】
[0045]フィールド定義コンポーネント76に保持されるフィールド定義は、それぞれのメッセージタイプに対して、メッセージがゼロ又はそれ以上のフィールド及びタイプ識別子コード、フィールドの長さ定義及び説明を含むかどうかを定義する。フィールド定義モジュール76は、受け取られたメッセージから取り出されたメッセージ識別子及び受け取られたメッセージからのフィールド識別子に基づいてアクセスされるメッセージフィールド定義エントリを有することができ、メッセージフィールド定義エントリは、それぞれのメッセージフィールドの内容を定義する。
【0041】
[0046]変換モジュール78は、受け取られたメッセージから取り出された送信元及び宛先情報に基づいて行われるメッセージ変換を定義するメッセージ変換エントリを有することができる。
【0042】
[0047]動作時に、コントローラモジュール42のルート管理モジュール72は、メッセージクラスIDを検査してそのメッセージクラスIDを適切な要求メッセージにパッケージ化する。典型的な流れでは、第1の試行は必ず、メッセージを決済インターフェースモジュール46に送ることである。構成パラメータに基づくと、次の試行は、メッセージを取引インターフェースモジュール48に送ることである。任意の例外は、ロギング(ロギングモジュール60を使用して、図3)及び発信モジュールへの以降の報告のために例外ハンドラモジュール82に渡される。DCCサービス及びTFSサービスを販売処理システム12の販売処理モジュール28とは無関係に行う必要がある場合、DCCモジュール50及びTFSモジュール52は警告を受ける。DCCモジュール50及びTFSモジュール52がデータ取込みを完了すると、取り込まれた追加の情報が更なる動作及びルーティングのためにコントローラモジュール42のルート管理モジュール72に渡される。
【0043】
[0048]ルート管理モジュール72は、構成モジュール54及び接続モジュール56からそれぞれ、構成パラメータ及び接続パラメータを受け取る。ロギング可能な情報はロギングモジュール60に送られる。イベントハンドラモジュール58は、ルート管理モジュール72に対するタイマ及び待ち行列制御を管理する。
【0044】
[0049]従って、スキーマエンジン及びマッピング情報を形成するスキーマモジュール74は、第1、第2及び第3のインターフェース40、46、48のうちの1つから受け取られルート管理モジュール72によってスキーマエンジンに転送されるメッセージに応答することができ、スキーマモジュール74は、受け取られたメッセージをマッピング情報に基づいて再フォーマットして再フォーマットされたメッセージを生成するように動作可能であり、コントローラモジュール42は、再フォーマット化に基づいて再フォーマットされたメッセージを転送するように更に構成される。
【0045】
[0050]従って、スキーマエンジン、メッセージ定義、フィールド定義及び変換エンジンの対話及び構成によって、マッピングモジュールは必要に応じて、例えば、ペイメントカード業界データセキュリティ基準を満たすためのデータ管理を行うことができる。
【0046】
[0051]本例では、図4に示されるように、決済インターフェース46は、コントローラモジュール42から受け取られた端末要求メッセージクラスメッセージに基づいて決済システムメッセージをカプセル化するコンポーネントを含むことができる。コーダ/デコーダ(コーデック)84は、有線レベルの通信に適した低レベルバイトのバッファに変換及び当該バッファから変換するように動作可能である。物理データユニット(PDU)86は、低レベルのバッファを処理するように動作可能とすることができる。シリアルインターフェース88は、決済システム14とのシリアル通信をサポートする。シリアルインターフェース88はシリアル通信フレーミングを適用し、外部の決済システム14との安定した通信を行う。
【0047】
[0052]本例では、図4に示されるように、取引インターフェース48は、取引システム16と通信するためのメッセージフォーマッティングをカプセル化する。取引インターフェース48は、デバイスI/Oに適した低レベルバイトのバッファに変換及び当該バッファから変換するように動作可能なコーダ/デコーダ(コーデック)94を含むことができる。物理データユニット(PDU)92は、低レベルのバッファを処理するように動作可能とすることができる。HTTP(S)コントローラ94は、HTTP(S)接続エンジンを形成することができ、インターネットを介して取引システム16とのセキュアソケットレイヤ取引をサポートするように動作可能とすることができる。
【0048】
[0053]例示的な一実施形態では、販売処理システム12の起動時に、外部の集中構成管理システムを形成する構成ホストシステム25(図1)からの情報を使用して、通信インターフェースモジュール24におけるマッピングモジュール44及び他のモジュールを構成することができる。実施時点では、その実施のために通信インターフェースモジュール24を最初にセットアップする必要はない。しかし、第1の初期化メッセージ(ECRInit)が固有のアクティベーションコードとともに通信インターフェースモジュール24によって受け取られると、構成ホストシステム25からの情報を使用して全てのモジュールを更新して、その実施に必要となる関連するパラメータ、定義、テンプレートを用いて通信インターフェースモジュール24の個々のモジュールを構成することができる。
【0049】
[0054]構成プロセスを開始するために、初期化要求(ECRInit)を販売処理システム12から通信インターフェースモジュール24に発行することができる。そのようなメッセージは、メッセージを開始要求として識別するメッセージヘッダ、販売処理システムの販売時点ID及び販売処理システムに関連付けられた決済端末のタイプを識別する決済端末IDを含むことができる。初期化要求における更なる情報は、アクティブである入力デバイス(磁気カードリーダ、ENVカードリーダなど)、免税ショッピングプロセス及び/又は動的通貨換算プロセスがアクティブであるかどうか、必要な印刷フォーマットの詳細などを識別するデータを含むことができる。
【0050】
[0055]通信インターフェースモジュール24のルート管理モジュール72は、そのようなメッセージの受領に応答して取引システム12を介してそのメッセージを構成ホストシステム25に転送し、必要な特定の構成用にマッピングモジュール44を構成するための構成情報をダウンロードすることができる。異なるセットの構成情報を構成ホストサーバ25に保持することができ、特定の実施の様々な要素(販売処理システム、決済システムなど)を識別する提供されたパラメータ(様々なID)によってアクセスすることができる。
【0051】
[0056]その結果、必要な特定の構成用にマッピングモジュール44を構成するための構成情報の適切なダウンロードを達成することができる。これは、販売処理システムからの予期される受け取られたメッセージを検査するために及び適切なスキーマを設定するためにマッピングモジュール44を構成することを含むことができる。適切なメッセージタイプエントリを用いてメッセージ定義モジュール80を構成することができる。適切なフィールド定義をフィールド定義コンポーネント76に格納することができる。適切なメッセージ変換エントリを変換モジュール78に含むことができる。
【0052】
[0057]加えて、必要に応じて、適切な免税ショッピングモジュール52及び動的通貨換算モジュール52も構成ホストシステム25からダウンロードすることができる。
【0053】
[0058]このようにして構成ホストシステム25からインターフェースモジュール24の初期化を行うことによって、入手可能な最新の構成情報に従って初期化モジュールを最適化することを保証でき、このことによって、通信インターフェースモジュール24が展開され得る全ての考えられる構成を用いて通信インターフェースモジュール24を事前にプログラムする必要性が回避される。
【0054】
[0059]構成の変更に適応させるために(例えば、決済システムの異なるモデルが販売処理システムに関連付けられた場合、又は新しいサービスが追加された場合)、初期化又は構成を後でやり直すこともできる。従って、このようにして、初期化又は構成は、変更を動的に適応させることを可能にすることによって、展開における柔軟性及び将来の保証をもたらす。
【0055】
[0060]言い換えると、実施構成を識別する構成初期化要求に応じて、構成ホストシステムから提供された構成情報を使用して通信インターフェースモジュール24を構成することができる。
【0056】
[0061]このようにして、必要に応じて構成ホストシステム25からメッセージタイプ及びフォーマットを追加することができる。この機能は、メッセージ定義、フィールド定義、変換及びスキーマモジュールの動的な構成を可能にし、通信インターフェースモジュール24が、決済システムスペース及び定期的に変化する外部ホストでも発生する進行中の変更を提供する動的で柔軟な手法を提供することを可能にする。主な定義データを更新し、所与の実施に必要な全ての必要なコンポーネントをタギングするために構成ホストシステムで生成されたアクティベーションコードに基づいてその実施に対して動作するように構成することができる。データセキュリティ要件の変更は、容易に対処され得る。又、通信インターフェースモジュール24の使用は、データの提供における顕著な柔軟性を可能にして、販売処理システム12による印刷された領収証及び他の領収証の柔軟な生成を、これらの領収証の印刷又は生成のために販売処理システム12に提供された情報を構成することによって可能にする。
【0057】
[0062]本例では、構成ホストシステム25は、取引システム16を介して通信インターフェースモジュール24に接続されているが、別の例では、構成ホストシステム25は、適切なインターフェースプロトコルを使用して、ダイレクトコンポーネントインターフェースを介して通信インターフェースシステム24に直接接続され得る。
【0058】
[0063]図5は、システム10によって行われる様々な操作を例示する流れ図である。
【0059】
[0064]200で、ユーザ100が品物の代金を支払う準備ができると、販売処理システム12で処理するために品物が手渡される(202)。販売処理モジュール26は、例えばバーコードを走査するためのスキャナを制御することによって、品物の詳細の取込みを制御する。
【0060】
[0065]ユーザがクレジットカードで支払うことを選択したと仮定すると、販売処理モジュール28は、販売要求を通信インターフェースモジュール24のコントローラモジュール42に送り(206)、コントローラモジュール42は、ユーザのクレジットカードを読み取るために命令を決済システム14に転送する(208)。
【0061】
[0066]決済システム14は、カードから取り出されたデータを通信インターフェースモジュール24のコントローラモジュール42に提供し(210)、コントローラモジュール42は、そのデータをDCCモジュール50に渡す。次いで、DCCモジュール50は、通信インターフェースモジュール24のコントローラモジュール42を介してDCCレート探索要求を取引システム16に(及びそこからDCCホスト20に)送る(212)ように動作可能とすることができる。
【0062】
[0067]次いで、取引システム16は、通信インターフェースモジュール24のコントローラモジュール42を介して、DCCホスト20から受け取られたDCCレート応答メッセージをDCCモジュール50に返す(214)ように動作可能とすることができる。
【0063】
[0068]次いで、DCCモジュールは、通信インターフェースモジュール24のコントローラモジュール42を介してDCCレート応答メッセージを販売処理モジュール28に転送する216ように動作可能とすることができる。
【0064】
[0069]販売処理モジュール28は、DCCレートをユーザ110に提案する218ように動作可能である。次いで、販売処理モジュール28は、DCC提案に対するユーザの応答を受け取る(220)ように動作可能である。販売処理モジュール28は、DCC提案に対するユーザの応答に基づいて取引のための通貨を選択するように動作可能である。販売処理モジュール28は、通信インターフェースモジュール24のコントローラモジュール42を介して、選択された通貨を含む決済メッセージを決済システム14に送る(222/224)。
【0065】
[0070]決済システム14は、クレジット販売メッセージ226を銀行システム18に送るように動作可能である。図5に示される流れでは、カード承認メッセージ228が決済システム14に返され、次いで、決済システム14が、DCCモジュール50によって処理されるために、通信インターフェースモジュール24のコントローラモジュール42を介してカード承認メッセージをDCCモジュール50に送る(230)と仮定される。
【0066】
[0071]又、TFSモジュール52は、ユーザに免税購入の資格があるかどうかを確認する(232)ように動作可能である。TFS資格を確認することは、任意の適切な方法で、例えばクレジットカード番号の全部又は一部を販売処理システム12の担当区域に対して発行された通貨を有するクレジットカード番号の表と比較し、そのカードが現地で発行されたカードでないかどうかを判定することによって達成され得る。例えば、通信インターフェースモジュール24のコントローラモジュール42を介した決済システム14からのメッセージ210における決済システム14から供給された情報から、カードの詳細をTFSモジュール52によって判定することができる。
【0067】
[0072]次いで、通信インターフェースモジュール24のコントローラ42は、DCCモジュール50及びTFSモジュール52と協働して、カードユーザにTFS資格がある場合、フラグセットとともにカード承認を販売処理モジュール28に転送する(234)ように動作可能である。
【0068】
[0073]次いで、販売処理モジュール28は、ユーザに資格がある場合、取引をTFS取引として行う提案とともにユーザのための領収証(例えば印刷された領収証)を提供(236)するように動作可能である。
【0069】
[0074]販売処理モジュール28が、ユーザがこのように行われたTFS提案を受け入れたことの確認を受け取った(238)場合、販売処理モジュールは、通信インターフェースモジュール24のコントローラ42を介して要求をTFSモジュール52に送る(240)。次いで、TFSモジュールは、通信インターフェースモジュール24のコントローラ42及び取引システム16を介してTFS発行要求をTFSホストシステム22に送る(242)。
【0070】
[0075]TFSホストシステム22は、取引システム16及び通信インターフェースモジュール24のコントローラモジュール24を介してTFS応答メッセージをTFSモジュール52に返す(244)ことができる。次いで、TFSモジュール52は、通信インターフェースモジュール24のコントローラモジュール42を介してTFSチェックを生成するためのデータを含むTFS応答を販売処理モジュール28に送る(246)ことができる。
【0071】
[0076]次いで、販売処理モジュール28は、ユーザのためのTFSチェックを出力する248(例えば印刷する)ように動作可能とすることができる。
【0072】
[0077]取引システム16は、適切な通信プロトコルを使用してTFSホストシステム22に対するクライアントとして動作することができる。取引プロトコルを使用してテキスト形式での還付書類を要求することができる。発行チェック応答において、要求された書類をBASE64で符号化された要素として返すことができる。通信インターフェースモジュールによる如何なる変更もなしに、応答に含まれるデータを販売処理モジュール28に返すことができる。
【0073】
[0078]図5に関する上記の説明から、通信インターフェースモジュール24は販売処理システムに関連付けられた様々なシステムの接続を可能にすることが分かる。通信インターフェースモジュール24の提供は、販売処理システムの製造業者が、市場に存在する全てのあり得る異なる決済システム及び端末、更に小売業者が第三者の供給者を介して提案することを望む場合がある免税ショッピング又は動的通貨換算などの追加のサービスを考慮する必要がないことを意味する。データ管理は通信インターフェースモジュール24によって販売処理システムモジュール28から切り離されているので、販売処理システムの製造業者は、必要に応じて、例えばペイメントカード業界データセキュリティ基準を満たすためにデータ管理を行う必要がない。
【0074】
[0079]そのような通信インターフェースモジュールの一実施形態を、販売処理システムの少なくとも1つのプロセッサを制御するように動作可能なプログラムコードを備えるコンピュータプログラム製品として実施することができる。コンピュータプログラム製品は、プログラムコードを保持するコンピュータ可読媒体を備えることができる。
【0075】
[0080]上述の実施形態を詳細に説明してきたが、上記の開示が完全に理解されれば、多数の変形形態及び修正形態が当業者に明らかとなろう。以下の特許請求の範囲は、全てのそのような変形形態及び修正形態並びにそれらの等価物を含むものとして解釈されるものとする。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
販売処理システムのための通信インターフェースモジュールであって、
前記販売処理システムの販売処理モジュールと通信するための第1のプロトコルをサポートするように動作可能な第1のインターフェースモジュールと、
決済システムと通信するための第2のプロトコルをサポートするように動作可能な第2のインターフェースモジュールと、
外部サービス用の取引システムと通信するための第3のプロトコルをサポートするように動作可能な第3のインターフェースモジュールと、
前記第1、第2及び第3のインターフェースモジュール間のメッセージのルーティング及びそれぞれ前記第1、第2及び第3のプロトコルに従った前記メッセージの再フォーマット化を制御するように動作可能なコントローラモジュールと
を含むコンポーネントモジュールを備える通信インターフェースモジュール。
【請求項2】
スキーマモジュール及びマッピング情報モジュールを含むマッピングモジュールの形で更なるコンポーネントモジュールを更に備え、前記コントローラモジュールが、前記第1、第2及び第3のインターフェースモジュールのうちの1つから受け取られたメッセージを前記スキーマモジュールに転送するように動作可能であり、前記スキーマモジュールが、前記マッピング情報に基づいて前記受け取られたメッセージを再フォーマットして再フォーマットされたメッセージを生成するように動作可能であり、前記コントローラモジュールが、前記再フォーマット化に基づいて前記再フォーマットされたメッセージを転送するように更に構成される、請求項1に記載の通信インターフェースモジュール。
【請求項3】
前記マッピングモジュールが、受け取られたメッセージから取り出されたメッセージ識別子に基づいてアクセスされるメッセージタイプエントリを有するメッセージ定義モジュールを含み、前記メッセージタイプエントリが、それぞれのメッセージタイプを定義する、請求項2に記載の通信インターフェースモジュール。
【請求項4】
前記マッピングモジュールが、受け取られたメッセージから取り出されたメッセージ識別子及び受け取られたメッセージからのフィールド識別子に基づいてアクセスされるメッセージフィールド定義エントリを有するフィールド定義モジュールを含み、前記メッセージフィールド定義エントリが、それぞれのメッセージフィールドの内容を定義する、請求項2又は請求項3に記載の通信インターフェースモジュール。
【請求項5】
前記マッピングモジュールが、変換モジュールを含み、前記変換モジュールが、受け取られたメッセージから取り出された送信元及び宛先情報に基づいて行われるメッセージ変換を定義する、請求項2〜4のいずれか一項に記載の通信インターフェースモジュール。
【請求項6】
直接通貨換算処理を行うように構成された直接通貨換算モジュールの形で更なるコンポーネントモジュールを更に備え、前記コントローラモジュールが、前記直接通貨換算モジュール間のメッセージのルーティングを制御するように動作可能である、請求項1〜5のいずれか一項に記載の通信インターフェースモジュール。
【請求項7】
免税ショッピング処理を行うように構成された免税ショッピングモジュールの形で更なるコンポーネントモジュールを更に備え、前記コントローラモジュールが、前記免税ショッピングモジュール間のメッセージのルーティングを制御するように動作可能である、請求項1〜6のいずれか一項に記載の通信インターフェースモジュール。
【請求項8】
前記通信インターフェースモジュールの前記コンポーネントモジュールのうちの少なくとも1つが構成可能である、請求項1〜7のいずれか一項に記載の通信インターフェースモジュール。
【請求項9】
前記通信インターフェースモジュールの前記コンポーネントモジュールのうちの前記少なくとも1つが、構成ホストシステムからの構成情報を使用して構成可能である、請求項8に記載の通信インターフェースモジュール。
【請求項10】
少なくとも1つの前記モジュールが、コンピュータプログラムを備える、請求項1〜9のいずれか一項に記載の通信インターフェースモジュール。
【請求項11】
販売処理を行うように構成された販売処理モジュール及び請求項1〜10のいずれか一項に記載の通信インターフェースモジュールを備え、前記販売処理モジュールが、前記通信インターフェースモジュールと通信するための第1のプロトコルをサポートするように構成される、販売処理システム。
【請求項12】
前記販売処理モジュールが、リモートサーバシステムと通信するように更に構成される、請求項11に記載の販売処理システム。
【請求項13】
販売処理端末として構成される、請求項11又は請求項12に記載の販売処理システム。
【請求項14】
請求項11〜13のいずれか一項に記載の販売処理システムと、第2のコンポーネントインターフェースモジュールを介して前記販売処理システムに動作可能に接続された決済システムとを備える複合システム。
【請求項15】
前記決済システムが、カード決済端末を備える、請求項14に記載の複合システム。
【請求項16】
第3のインターフェースモジュールを介して取引システムに動作可能に接続され、前記取引システムが、免税ショッピングホストシステム及び直接通貨換算ホストシステムのうちの少なくとも1つに動作可能に接続される、請求項14又は請求項15に記載の複合システム。
【請求項17】
前記第3のインターフェースモジュールを介して構成ホストシステムに動作可能に接続される、請求項14〜16のいずれか一項に記載の複合システム。
【請求項18】
請求項1〜10のいずれか一項に記載の通信インターフェースモジュールを含む販売処理システムを操作する方法であって、
コントローラモジュールを使用して、それぞれ第1、第2及び第3のプロトコルに従ったメッセージの再フォーマット化を含む第1、第2及び第3のコンポーネントインターフェースモジュール間の前記メッセージのルーティングを制御するステップであり、
前記第1のインターフェースモジュールが、前記販売処理システムの販売処理モジュールと通信するための第1のプロトコルをサポートし、
前記第2のインターフェースモジュールが、決済システムと通信するための第2のプロトコルをサポートし、
前記第3のインターフェースモジュールが、外部サービス用の取引システムと通信するための第3のプロトコルをサポートする、ステップ
を含む方法。
【請求項19】
構成ホストシステムから提供された構成情報を使用して前記通信インターフェースモジュールを構成するステップを更に含む、請求項18に記載の方法。
【請求項20】
前記構成情報が、実施構成を識別する構成初期化要求に応じて前記構成ホストシステムによって提供される、請求項19に記載の方法。
【請求項21】
請求項18〜20のいずれか一項に記載の方法を実施するために販売処理システムの少なくとも1つのプロセッサを制御するように動作可能なプログラムコードを備えるコンピュータプログラム製品。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公表番号】特表2012−521029(P2012−521029A)
【公表日】平成24年9月10日(2012.9.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−500319(P2012−500319)
【出願日】平成22年3月17日(2010.3.17)
【国際出願番号】PCT/GB2010/050457
【国際公開番号】WO2010/106365
【国際公開日】平成22年9月23日(2010.9.23)
【出願人】(511210084)グローバル ブルー ホールディングス アーベー (2)
【Fターム(参考)】