説明

ウィンドシールドワイパーシステム、駆動アーム、管状部材および方法

【課題】 ウィンドシールド上の障害物によるワイパーシステムの破損を防止する。
【解決手段】 本発明は、ワイパーに加えられた曲げ負荷に耐えられるよう、可撓性駆動アームを利用するウィンドシールドワイパーシステムに関する。駆動アームは、比較的小さい弾性率、および比較的大きい伸び率を有する引張成形された複合材料から製造されている。可撓性アームは、曲げ負荷が存在した場合にねじられ、この曲げ負荷が所定の値を越えたときに、急に進行する弾性座屈を生じる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ウィンドシールドワイパーシステムに関し、より詳細には、ウィンドシールドワイパーを駆動するための、往復動する可撓性アームを利用するウィンドシールドワイパーシステム、ウィンドシールドワイパーを駆動するための管状部材および内側ホースを備える、往復動する可撓性アームを利用するウィンドシールドワイパーシステム、ウィンドシールドワイパーを駆動するための編組管状部材を備える、往復動する可撓性アームを利用するウィンドシールドワイパーシステムおよびウィンドシールドワイパーを駆動するための管状部材および発泡コアを備える、往復動する可撓性アームを利用するウィンドシールドワイパーシステムに関する
【背景技術】
【0002】
ブキャナン外を発明者とする米国特許第6,148,470号には、従来のウィンドシールドワイパー駆動リンクおよびシステムの一例が示されている。本明細書ではこの米国特許を援用し、これを本出願明細書の一部とする。
【0003】
上記米国特許に記載されているように、ウィンドシールドワイパーは、異物が累積するとワイパーブロックを急にブロックさせるような条件下で、泥内および降雪時の運転に特に適する。このようなブロックが生じると、ウィンドシールドワイパーモータは、ブロックを克服しようと瞬間的に大きい駆動トルクを発生することがある。これによって、ワイパーシステムの1つ以上の部品が破損することがある。
【0004】
ブキャナン外の発明が示すような可撓性アームは、所定の限界まで圧縮負荷を許容するような材料をもって、ワイパー駆動アームを製造することにより、かかる破損が生じる恐れを低減している。
【0005】
臨界的座屈負荷限度として知られる限度未満では、駆動アームは、単に負荷の力に比例する値だけ圧縮するにすぎない。しかし、この臨界的材料負荷限界を越えると、アームは顕著な弾性座屈により屈する。この座屈は、ワイパー駆動アームの部品に加えられる負荷が更に増加するのを効果的に防止し、駆動アームに永久的な損害を与えることなく、このような負荷の増加を防止する。一旦手動または他の方法でブロックが除かれると、可撓性アームは元の形状に戻る。
【0006】
ブキャナン外を発明者とする米国特許第6,148,470号に示されているように、駆動モータと1対の駆動プレートとの間に可撓性駆動アームを挟持できる。この駆動プレートは、次に協働して、1対のワイパーブレードに駆動トルクを加える。
【0007】
この可撓性駆動アームは、前記米国特許の表1に記載されているタイプの複合材料から製造することが好ましい。成形されたラミネートガラス、成形されたエポキシ樹脂、および延伸グラスファイバーを有する2つの引張成形されたポリエステルが示されている。
【0008】
ブキャナンほかの米国特許に更に開示されているように、可撓性アーム全体を細長くし、断面を長方形とすることができる。この米国特許は、可撓性駆動アームが、他の断面の形状、例えば楕円形または円形でもよいこと、および1つの記述された形状では、少なくとも約250mmの長さを有し得ることを示している。弾性座屈が生じる曲げ応力を調節するために、可撓性駆動アーム内にノッチを設けることができる。
【0009】
前記米国特許は、屈曲しない相当なサイズのスチールまたは剛性リンクに対し、通常予想される最大走行負荷よりも約30%大きい値の圧縮負荷で、座屈が生じることがないような設計強度を、可撓性駆動アームが有すべきであるとの見解をとっている。
【0010】
従来技術は、例えばロジャー外を発明者とする米国特許第4,318,201号に示されているように、航空機用ウィンドシールドワイパーも含んでいる。この米国特許は、弾性座屈の発生を制御するように、断面が端部から端部まで変化するようなウィンドシールドワイパー用可撓性駆動アームを教示している。更にこのロジャーの米国特許は、ウィンドシールドワイパー用の可撓性駆動アームを製造するのに、グラスファイバー複合体を使用することも開示している。
【0011】
本発明は、モータからワイパーアームまで延びる中空チューブにより支持された可撓性駆動アームを、ウィンドシールドワイパーに設けることにより、ウィンドシールドワイパーの性能を改善せんとするものである。
【0012】
ワイパー軸線が、ウィンドシールドのカーブした部分にあるときに、チューブは、ウィンドシールドに沿って緩和できるような、通常は応力のかかっていない、側方に向いた曲率を有することが好ましい。
【0013】
中空チューブの断面は、オフセンターの剪断中心を有する。ワイパー軸線が、ウィンドシールドの平らな部分に移動するにつれ、ウィンドシールドに対するワイパーの接触は、側方を向く曲げ(非曲げ)力を発生し、この力は、断面の幅に沿って駆動アームに応力を加え、かつアームを直線状にする。駆動アームが直線状になることにより、内部の曲げ応力が発生し、この曲げ応力は、中空チューブを平らにし、長手方向軸線を中心とする慣性モーメントを徐々に減少させる。
【0014】
横方向に加えられた曲げ力が所定のレベルに達すると、横方向のブロックの結果、弾性座屈が生じる。このことによって、ワイパーシステム、すなわちアームがブロックされた状態になると、ウィンドシールド駆動モータおよびワイパー部品にかかる応力は緩和される。
【発明の開示】
【課題を解決するための手段】
【0015】
本発明の1つの特徴においては、所定の断面を有し、長手方向軸線から横方向に延びる曲率を有する部材を備え、前記管状部材が、この部材にワイパーを接続するためのワイパー軸線を有し、更に、この部材に駆動モータを接続するためのモータ軸線も有し、この管状部材に曲げ力が加えられたときに、前記管状部材が前記長手方向軸線を中心として、ほぼ曲がるようになっている、ウィンドシールドワイパー用駆動アームを含んでいる。
【0016】
別の特徴によれば、本発明は、駆動モータと、前記駆動モータに結合された駆動アームと、前記駆動モータが附勢されたときに、ウィンドシールドをワイプするように、前記駆動アームにも結合されたワイパーブレードとを備え、前記駆動アームは、複合材料から製造されており、ほぼ曲げ可能であり、その長さに沿って、変化する断面を有する、ウィンドシールドワイパーシステムを含んでいる。
【0017】
別の1つの特徴によれば、本発明は、所定の断面および長手方向軸線に沿って、当初は、前方に延びる内側キャビティを有し、前方長手方向軸線から、横方向に延びる曲率を有する管状部材を備え、前方管状部材は、この管状部材にワイパーを接続するためのワイパー軸線とこの管状部材に駆動モータを接続するためのモータ軸線を有し、前方管状部材に曲げ力が加えられたときに、前記長手方向軸線を中心とする前記管状部材の曲げを生じさせるように、前記ワイパー軸線が選択されている、ウィンドシールドワイパー用駆動アームに関する。
【0018】
別の特徴によれば、本発明は、駆動モータと、前記駆動モータに結合された駆動アームと、前記駆動モータが附勢されたときに、ウィンドシールドをワイプするように、前記駆動アームにも結合されたワイパーブレードとを備え、前記駆動アームは複合材料から製造されており、断面がほぼカーブしており、その長さに沿って延びる内側キャビティを有する、ウィンドシールドワイパーシステムを含んでいる。
【0019】
1つの特徴によれば、本発明は、所定の断面および長手方向軸線に沿って延びる内側キャビティを有し、前記長手方向軸線から横方向に延びる曲率を有する管状部材を備え、前記内側キャビティは、ワッシャー流体の通過できる通路を構成し、前記管状部材は、この部材に対してワイパーを接続するためのワイパー軸線を有し、更にこの管状部材に駆動モータを接続するためのモータ軸線も有し、前記管状部材に曲げ力が加えられたときに、前記管状部材が、前記長手方向軸線を中心にほぼ曲がるようになっている、ウィンドシールドワイパー用駆動アームを含んでいる。
【0020】
別の特徴によれば、本発明は、駆動モータと、前記駆動モータに結合された駆動アームと、前記駆動モータが附勢されたときに、ウィンドシールドをワイプするように、前記駆動アームにも結合されたワイパーブレードとを備え、前記駆動アームは、複合材料から製造されており、断面はほぼカーブしており、ウォッシャー液が通過できる通路を有する、ウィンドシールドワイパーシステムを含んでいる。
【0021】
1つの特徴によれば、本発明は、所定の断面および長手方向軸線に沿って延びる内側キャビティを有し、前記長手方向軸線から横方向に延びる曲率を有する管状部材を備え、前記管状部材は、この管状部材にワイパーを接続するためのワイパー軸線を有し、更にこの管状部材に駆動モータを接続するためのモータ軸線も有し、前記管状部材に曲げ力が加えられたときに、前記管状部材は、前記長手方向軸線を中心にほぼ曲がり、前記管状部材は、プラスチックとファイバーの複合体を含む、ウィンドシールドワイパー用ウィンドシールドワイパーシステムを含んでいる。
【0022】
別の特徴によれば、本発明は、駆動モータと、前記駆動モータに結合された駆動アームと、前記駆動モータが附勢されたときにウィンドシールドをワイプするように、前記駆動アームにも結合されたワイパーブレードとを備え、前記駆動アームは、複合材料から製造されており、断面は、ほぼカーブしており、前記駆動アームは、プラスチックとファイバーの複合体を含む、ウィンドシールドワイパーシステムを含んでいる。
【0023】
1つの特徴によれば、本発明は、発泡コアを形成するステップと、前記コアの上に織られたコアを設けるステップと、前記コアを樹脂浴に入れるステップと、前記樹脂コーティングされたコアをモールドに装入するステップと、前記樹脂コーティングされたコアを加熱するステップと、前記コアを前記モールドから取り出すステップと、部品を別々にカットし、トリミングするステップと、前記コアの端部に端部取り付け具をクリンプ留めし、所定の構造を有する駆動アームを提供するステップとを備える、可撓性ワイパーウィンドシールドワイパーシステムを製造する方法を含んでいる。
【0024】
1つの特徴によれば、本発明は、所定の断面および長手方向軸線に沿って最初に前方に延びる内側キャビティを有し、前記長手方向軸線から横方向に延びる曲率を備える管状部材と、前記キャビティに嵌合された発泡コアとを備え、前記管状部材は、この管状部材にワイパーを接続するためのワイパー軸線、およびこの管状部材に駆動モータを接続するためのモータ軸線とを有し、前記管状部材に曲げ力が加えられたときに、前記長手方向軸線のまわりに前記管状部材の曲げを生じさせるように、前記ワイパー軸線が選択されている、ウィンドシールドワイパー用ウィンドシールドワイパーシステムを含んでいる。
【0025】
別の特徴によれば、本発明は、駆動モータと、前記駆動モータに結合された駆動アームと、前記駆動アームが附勢されたときにウィンドシールドをワイプするよう、前記駆動アームにも結合されたワイパーブレードとを備え、前記駆動アームは、複合材料から製造されており、断面はカーブしており、カーブした断面および当初長手方向軸線に沿って前方に延びる内側キャビティを有すると共に、前記長手方向軸線から側方に延びる側方曲率を有する管状部材も備え、更に前記キャビティ内に嵌合された発泡コアも備える、ウィンドシールドワイパーシステムを含んでいる。
【0026】
次の説明、添付図面および特許請求の範囲により、本発明の上記以外の特徴、および利点が明らかとなると思う。
【発明を実施するための最良の形態】
【0027】
図1には、1つのウィンドシールドワイパーシステム10、10が示されている。各システムは、ピボットジョイント16で可撓性駆動アーム12に接続されたワイパー14を有する。ワイパー14、14は、ピボットジョイント16によって適当に支持されたワイパーブレード(図示せず)を備えている。この目的のために、ワイパー14、14には、周知のハイフルツリー、すなわち平らなブレード構造に組み立てられたスパイン(これも図示せず)を取り付けることができる。
【0028】
1対の駆動モータ18、18により、可撓性駆動アーム12、12が円弧状経路24、24を往復道する際に、ウィンドシールド20を横断するように、ワイパー14、14を移動させ、経路からゴミを除くようになっている。
【0029】
図解を容易にするために、モータ18、18は、アーム12、12に結合されるように示されているが、アーム12、12を、単一のモータ18または多数のモータ18、18に結合するのに、駆動リンク(図示せず)を使用することができる。
【0030】
引き続き図1を参照すると、ウィンドシールド20の右側の可撓性駆動アーム12は、異物またはゴミの比較的非降伏的な集合体22に作用しているように示されている。これによって、比較的大きい応力が発生し、この応力は、関連するモータ18に伝えられる。
【0031】
本発明によれば、可撓性駆動アームをねじって、その剛性を減少させ、所定の曲げ力の発生時に弾性座屈をシャープに発生させることにより、モータの摩耗および剪断を減少している。可撓性駆動アーム12の主な構造的部品は、下記に説明するように、複合材料から製造された中空チューブ32である。アーム12は、図33から図39に示された実施例に示されているように、中実としてもよい。
【0032】
図2には、チューブ32の幾何学的形状が示されている。チューブ32には、図3の断面図が示すように、エラストマー製のホース47を取り付けることが好ましい。チューブ32は、オフセンターの剪断中心37を有する断面を特徴としている。チューブ32は、スタンプ加工または鋳製(図示せず)により、モータ軸線26に固定されている。チューブは、図2において、長手方向軸線30で示す初期方向に、モータ軸線26からワイパー軸線28へ伸びている。
【0033】
チューブ32には、ワイパー軸線28に沿って、ワイパー14が取り付けられている。ワイパー軸線に沿って、ワイパー14からチューブ32へワイピング負荷が伝達される。
【0034】
図2に更に示すように、チューブ32は、チューブを長手方向軸線30から側方に離間させるように支持する顕著な側方への曲率を有する。この曲率の全値は、図2において角度αとして示されている。すなわち、ワイパー14からチューブ32へ曲げ力が伝達されない場合、チューブ32は、応力の加わらない静止形状となっている。
【0035】
ウィンドシールドに作動するようにアーム12が取り付けられると、アーム12は平らになり、平面外に曲がったときに慣性力を小さくする。アーム12がウィンドシールド20を横断するように、スイープするにつれ、アーム12は横方向の曲げ負荷を受ける。
【0036】
図2に示す静止状態では、ワイパー14は、ウィンドシールド20のカーブした輪郭に軽く当接している。しかし、ワイパー14が実質的に平坦なウィンドシールド領域を横断するとき、ウィンドシールド20は、ワイパー14に反作用し、曲げ力を発生する。この曲げ力は、ワイパー軸線28に沿ってチューブ32へ伝えられる。これによって曲げ力Fが発生し、この曲げ力は、チューブ32に応力を加え、長手方向軸線30の方向に、可撓性駆動アーム12を直線状にする。この角度の平面において作用する曲げ力は、次の式から計算できる。
【0037】
【数1】

【0038】
ここで、kは、可撓性駆動アームのスプリング定数、
Eは、可撓性駆動アームの弾性率、
Iは、主軸を中心とする慣性モーメント、
δは、主軸方向のたわみ、
Lは、可撓性駆動アームの長さである。
【0039】
慣性モーメントの値は、基準軸線の方向および位置に応じて決まり、これらの位置および方向に基づき、慣性モーメントが計算されている。例えば図37は、高さhおよび底部bを有する長方形断面83を示す。この長方形断面は、方向成分dXおよびdYを有する基本面積dAから構成されており、慣性モーメントIxは、x軸線を中心として計算すべきであると仮定する。Ixの値は、次の式によって示される。
【0040】
【数2】

【0041】
従って、可撓性駆動アーム12は、短軸線の長さに比例して変化する曲げ力を伝えるのに十分な剛性を有する。可撓性駆動アーム12が長手方向軸線30に向かって曲がるにつれ、チューブ32は、剪断中心37を中心として、チューブ32を平坦にする曲げ応力を生じさせる剪断力を発生する。こうして発生したねじり角は、図5でβで示されている。
【0042】
チューブ32のねじりは、図22)28に示すように、チューブの断面を平坦にする傾向があり、これによって、慣性モーメントIはかなり減少する。更にこれによって、チューブ32の剛性が減少するだけでなく、上記式によって計算される力も減少するので、所定の力が発生すると、弾性座屈が急に生じる。
【0043】
剪断中心37の位置は、おおまかにしか示されていない。実際の分散剪断負荷に均等な仮説的な剪断負荷は、貫通するように向いたときに、ねじりβを発生するようなポイントに、実際の位置が位置する。最も好ましいことは、断面がチューブ30の長さに沿って変化し得ることである。
【0044】
上記実施例では、アーム12は、縦横比L/rが、少なくとも50であって、かつ600以下である。
【0045】
ここで、Lは、アーム12の長さであって、
rは、断面の回転の最小半径(I=AR2)であり、Iは慣性モーメント、Aは断面の面積である。
【0046】
片持ちビームタイプの従来のワイピングシステムでは、駆動アームは、速度が増加するときの空気力学的な風の力がより弱い強度で、アームをガラスに押圧させるような形状となっていることが多い。また、かかる従来のシステムを用いた場合、アームの先端は、ビームが屈曲するにつれて、通常増加する。
【0047】
本発明は、作動たわみにより、実質的に一定の先端の力を可能にする慣性モーメントを有するビーム断面を設けることによって、かかる力の増加を保証するものである。好ましい実施例では、可撓性駆動アーム12は、ワイパー軸線28を中心とするねじり負荷に起因するアームのねじりを減少させるオフセンター剪断中心37を有する。
【0048】
好ましい一実施例では、このオフセンター剪断中心は、スマイル、すなわち(図2から判るように)上方にカーブした断面(図3〜図5参照)のように見える。材料は、大きい伸長特性を有し、破断することなく、大きな変形が可能である。凍結したブレードは、構造体をねじることがあり、アームは、平面から屈曲し、氷をゆるやかに破壊する。
【0049】
代表的な従来のワイピングシステムでは、アームは、0〜75mm(3インチ)たわむ。このたわみは、ワイピング動作中のアームの上下運動によって生じる。ある場合には弾性座屈はない。
【0050】
別の実施例では、アーム12は一体的な中実構造体または一体的な管状構造体となっており、断面が全体にU字形となっている場合である。この断面の形状は、スチール製の大工の定規の断面の形状に類似している。この実施例は、所望の弾性座屈を発生する。
【0051】
図2は、可撓性駆動アーム12に沿った離間したステーションを示す一連のラインを含んでいる。図3および図5は、ステーション32および34に現れる断面をそれぞれ示す。これらの断面は、縮尺が小さくなっており、可撓性駆動アーム12が短軸線26の方向からステーション32に接近するにつれ、平らになっている。この断面の平坦化は、所定の臨界的長さを越えて延長したときに、側方に弓状に曲がるスチール製定規のスナップ作用を全く連想するものであり、一部は、短軸線83および長軸線85の相対的長さに起因するものである。
【0052】
図3および図5に示すように、可撓性駆動アーム12は、グラスファイバーの複合チューブ33内に収納された薄いエラストマーホース45を有することがある。このホース45は、ワイピングブレード(図示せず)にウォッシャー液を供給するための通路を提供するものである。
【0053】
しかし、可撓性駆動アーム12は、図4に示すような構造50を有していることがより好ましい。このような特定の実施例は、チューブ51内に収容され、発泡コア52によって支持された流体供給ホース47を特徴とする。駆動アーム12、12は、引張成形と称される周知のプロセスによって製造されたファイバー補強プラスチック材料から製造することが好ましい。引張成形に関する広範な背景技術は、米国特許第6,253,411B1号(アイケレ外)に記載されており、本明細書では、この米国特許の開示を援用する。
【0054】
本発明は、一般的には、ガラス/プラスチック複合体の引張成形されたストランドを製造する上記特許に記載されているような従来技術に関連するものである。これらストランドは、ガラス、カーボン、または他の適当なファイバーでよい。このストランド(本明細書には示されず)は、必要となるまで適当なリールに保管され、必要となったときに、可撓性駆動アームの大きなバッチとし、必要に応じて、リール状ストランドから引張成形された複合材料を引き出す、接合されたエンドツーエンド構造で製造することができる。
【0055】
適当なときに、個々の駆動アーム12を、リンクされた配置から、ノコギリで切断することができる。大きなリールに静止接合された可撓性駆動アームを保管し、工場からの出荷直前に駆動アームを分離することが、特に便利である。1つのサイトで、全プロセスを統合することができるが、別個の契約者に対しては、それらの一部を小分けすることも可能である。
【0056】
図33〜図39は、本発明の別の実施例を示す。アーム13は、その端部にクリンプ留めされたダイキャストターミネーション61、および62を有する中実の短軸引張成形されたワイパーアームとなっている。固定具61の端部は、駆動モータ18に取り付けるための開口部を有する(図1)。この固定具62は、ワイパーブレード14が嵌合されるシャフトまたはポストでよい(図1)。
【0057】
実施例では、ポスト62が開口部65内に位置し、駆動アーム13にリベット締めされる。また実施例では、このアーム13は右側ワイパーアームであり、(図1で見ると)右側のワイパーモータ18上に位置している。引張成形ワイパーアーム13の断面の移行部(図34〜図39)に注目されたい。アーム13は、次のような寸法を有する。
【0058】
【表1】

【0059】
アーム13を、ファイバー配置、例えばアーム13の長手方向を有する中実構造体とすることができる。アーム13は、他の実施例に対して本明細書で前に説明した1つ以上の特徴、例えばワイパー液が通過して流れるチャンネルまたはチューブを有するものとすることができる。
【0060】
本発明は、比較的小さい弾性率、および比較的大きい伸び率を有する軽量の強力な駆動アームを提供する。
【0061】
本発明の別の利点は、圧縮負荷がない場合に、可撓性アームがねじられ、圧縮負荷が所定の値を越えたとき、例えばワイパーブレード14(図1)がウィンドシールド上のゴミに衝突し、駆動アーム12、13が最大ブレード摩擦力よりも大きい曲げ力を受けたときに、急速に進行するような弾性座屈を生じることである。駆動アーム12、12の簡単な一体的構造および弾性によって、軽量で強力な駆動アームが提供される。このアームによって、過剰に疲労した場合に使用できなくなる部品の数を、より少なくすることができる。
【0062】
好ましい実施例では、可撓性駆動アームを製造するための全体のプロセスは、次のステップを備える。
1.図1〜図39に示すような構造の1つの離間した断面を特徴とする内側キャビティを有するモールドを製造する。
2.所望の場合に、駆動アーム12、13を通過する通路を設けるように、キャビティ内にチューブを入れる。
3.ホースを支持し、可撓性駆動アーム12または13を製造するための成形体を提供するように、キャビティ内部に可撓性充填材料を入れる。
4.例えばチューブ51(図31)を膨張させ、モールドの壁53aおよび53b(図31)に発泡体を押圧することにより、発泡体コアを形成する。
5.運搬のために、出荷用ロール(図示せず)に連続するコアを載せる。
6.本明細書に記載してあるように、各コア上にファイバー(ガラス、カーボンなど)を織る。
7.運搬のために、出荷用ロール(図示せず)に織られたコアを載せる。
8.ロールから織られたエンドツーエンドコアを、出荷ロールから巻き戻す。
9.織られたコアを樹脂浴に入れ、樹脂コーティングされたコアを製造する。モールドに入れる。
10.モールドに樹脂コーティングされたコアを入れる。
11.樹脂コーティングされたコアをモールドで加熱し、硬化させる。
12.モールドから硬化したコアを外す。
13.連続したコアに別々にカットする。
14.コアの端部にエンド固定具をクリンプ留めし、駆動アーム12を形成する。
15.オプションとして、固定具と駆動アーム12との間のジョイント(図示せず)の上に、オプションでプラスチックまたは他の材料(図示せず)を重ね成形する。
【0063】
引張成形されたストランドの編組は、図6に示すように進行する。編組中、引張成形された加工材料製の複数のストリップが自動編組装置に送られ、この装置は、ストリップを全体がほぼ三日月状の断面を有するチューブに編組する。可撓性駆動アーム12、12に沿った一部の個所では、断面は、現代のアメリカのシーンで一般に見られるような人気のあるスマイルフェースに類似したものとなる。これとは異なり、断面は、片側が楕円または凹状となり、反対側がほぼ平坦となっていもよい。
【0064】
編組装置は、編組角yにて3軸編組を形成し、この編組角は、アームの長さに沿って変化する。これによって、ねじり安定性が最適になり、ファイバーに垂直な剛性は小さくなるので、ウィンドシールドガラスのワイプ中に、アームの先端が上下動する際のアームの圧力の変動が最小となる。
【0065】
チューブ壁が約21重量%の熱硬化性ポリエステル材料と、75重量%の113E−ガラスロービングと、4重量%の適当な充填材を含んでいる。これらの%の値は、単に説明のために示したもので、上記値と%が異なっていてもよい。
【0066】
編組されていない状態では、加工材料は、つぎのような好ましい単調な特性を有する。
【0067】
弾性率 43GPa(6.2Mpsi)
11400Mpa(165ksi)の最終強度
破壊時の歪=2.6%
比重=1.92
【0068】
このような複合材料には、スプリング用スチールと同じように、約10倍の応力を加えることができる。この複合材料は、破壊されることなく、比較的大きいたわみに耐えることができる。モータ軸線26およびワイパー軸線28に沿って加えられる大きい応力集中を処理するために、可撓性駆動アーム12、12の両端を、適当に終端することが重要である。
【0069】
モータ軸線26およびワイパー軸線28に沿った編組された材料内のボルト孔は、通常のナットおよびボルト取り付けの応力を伝えるように製造された場合、ほぐれて、最終的に破損する。従って、本発明は、熱可塑性または熱硬化性の重ね成形された延性スチール、アルミ、亜鉛またはその他の金属のダイキャストスタンプ品によって、駆動アーム12、12を別の部品に接合するものである。引張成形されたアームのまわりおよび内部に、駆動アーム12へ接合すべき部品を形成する。スチールスタンプ品とグラスファイバー構造体との間のスペースは狭いので、プラスチックのクリープ効果は最小となり、これら部品の間で、有効に応力が伝えられる。
【0070】
図6に示す編組は、リール上、おそらくは発泡コア上に織られ、連続的に載せられただけのソックスの織り方、すなわち中国の拷問用指チューブに類似した構造である。この編組は、長さ方向に沿った長手方向に垂直でもよく、または(図6で見て)垂直方向に直線状でもよく、それらの組み合わせでもよい。
【0071】
駆動アーム12は、別の方法によっても形成できることを、図30で理解されたい。例えば、モールド53内に、エラストマーチューブ51を入れてもよい。図30に示すように、チューブ51のまわりに、発泡体55またはその他の適当な成形材料を位置させ、次にアーム12を形成するように(図31に示すように)モールド53の壁53aおよび53bに対して、ガス、例えば空気または水によりチューブ51を膨張させる。
【0072】
次に、本明細書で前に説明したステップ3〜12のうちの1つ以上により、アーム12を処理する。次にチューブ51を収縮させ、その後、アーム12を通過するウォッシャー液のための通路またはチャンネルを設ける。
【0073】
図7〜図24は、別の特徴を有する本発明の実施例を示す。
【0074】
図7は、図2を参照して本明細書で前に説明したような複合ワイパーアームの平面図を示す。図8に示されたほぼカーブした形状は、ウィンドシールド15に対し、ワイパー14を維持するのを容易にする上記先端の力を発生するのを容易にする。
【0075】
図9〜図12は、アームが静止状態のときに、本発明の一実施例におけるアームの種々の断面図を示す。これらの形状は、更に図13〜図17に示されている。
【0076】
図18〜図24は、ワイパーがゴミ22(図1および図13)に係合する際の断面の形状の一般的な変化を示す。
【0077】
図14〜図16は、アームがまず最初にゴミ22に係合したときのアーム12の断面の形状を示す。
【0078】
モータ18(図17)が、図17における矢印Aの方向に、アーム12を連続的に駆動するにつれ、アームは、本明細書に説明し、図示したように、次第に増加するトルクを受け、ねじれを始める。
【0079】
先端エッジ12aが図示されているように、ゴミ22に向かって移動し始め、後端エッジが、図18に示されるように、ウィンドシールドから離間する。
【0080】
図19および図20に示された断面の領域でも、アームのこのような若干のねじれおよび移動が生じる。
【0081】
図22は、モータ18が、矢印Aの方向にアーム14を駆動しようとし続ける際の、誇張されたねじれ運動を示す。アームの更なるねじれが示されており、図22〜図24は、先端エッジ12aおよび後端エッジ12bの運動を更に示している。
【0082】
図22および図23、ならびに本明細書で前に説明したように、アームの断面の形状は、例えば図18および図19に示された、ほぼカーブした形状から、図22および図23に示された、ほぼより平坦な形状まで変化している。
【0083】
本発明のこのような特徴によって、アーム12の長手方向にわたって受ける負荷力およびトルクを分散させることが容易となり、このことによって、過去に使用されてきたワイパーアームに通常深刻な損傷を与える弾性座屈に対処することが容易となる。
【0084】
本明細書に説明したシステムおよび方法、ならびにこれらシステムおよび方法を実行させるための装置の形態は、本発明の一実施例であり、本発明は、これらの方法および装置の形態だけに限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の範囲から逸脱することなく、変更が可能である。
【図面の簡単な説明】
【0085】
【図1】協働するように設置された2つのウィンドシールドワイパーシステムのスケッチ図であり、システムの一方は、ブロック材料によって停止状態にある。
【図2】可撓性駆動アームの等角図である。
【図3】若干応力の加わったステーションにある可撓性駆動アームの第1実施例の断面図である。
【図4】可撓性駆動アームの第2実施例の断面図である。
【図5】大きい応力が加わったステーションにある、図3の可撓性駆動アームの実施例の断面図である。
【図6】可撓性駆動アームの表面のまわりの、引張成形された複合材料の編組の略図である。
【図7】本発明の一実施例にかかわる駆動アームの平面図である。
【図8】サイドアームの曲率を示す、図7に示された駆動アームの側面図である。
【図9】図8内の9−9線に沿う断面図である。
【図10】図8内の10−10線に沿う断面図である。
【図11】図8内の11−11線に沿う断面図である。
【図12】図8内の12−12線に沿う断面図である。
【図13】上部にワイパーブレードが取り付けられた第2端部を有し、ウィンドシールドに作動的に係合する状態にある、モータのシャフトに取り付けられた一端を有する駆動アームの図である。
【図14】図13内の14−14線に沿う断面図である。
【図15】図13内の15−15線に沿う断面図である。
【図16】図13内の16−16線に沿う断面図である。
【図17】図13内の17−17線に沿う断面図である。
【図18】ウィンドシールド上のゴミに係合したときの駆動アームの別の図である。
【図19】図18内の19−19線に沿う面図である。
【図20】図18内の20−20線に沿う断面図である。
【図21】図18内の21−21線に沿う断面図である。
【図22】モータがアームを駆動し続けるときの、図18に示されたワイパーアームの別の図である。
【図23】図22内の23−23線に沿う断面図である。
【図24】図22内の24−24線に沿う断面図である。
【図25】図22内の25−25線に沿う断面図である。
【図26】図22に示されたワイパーアームの別の図である。
【図27】図26内の27−27線に沿う断面図である。
【図28】図26内の28−28線に沿う断面図である。
【図29】図26内の29−29線に沿う断面図である。
【図30】膨張または拡大前のモールド内のチューブを示す図である。
【図31】駆動アームを構成する形状に材料をモールド成形するようにチューブを膨張させた、図30に類似する図である。
【図32】計算すべき慣性モーメントの理解を容易にするための種々の方向成分を示す図である。
【図33】本発明の別の実施例の図である。
【図34】図33内の34−347線に沿う断面図である。
【図35】図33内の35−35線に沿う断面図である。
【図36】図33内の36−36線に沿う断面図である。
【図37】図33内の37−37線に沿う断面図である。
【図38】図33内の38−38線に沿う断面図である。
【図39】図33内の39−39線に沿う断面図である。
【符号の説明】
【0086】
10 ウィンドシールドワイパーシステム
12 可撓性駆動アーム
14 ワイパー
16 枢動ジョイント
18 駆動モータ
20 ウィンドシールド
24 経路
26 モータ軸線
28 ワイパー軸線
30 長手方向軸線
32 チューブ
37 オフセンター剪断中心

【特許請求の範囲】
【請求項1】
所定の断面を有し、長手方向の軸線から横方向に延びる曲率を有する管状部材を備え、この管状部材が、この部材にワイパーを接続するためのワイパー軸線と、この部材に、駆動モータを接続するためのモータ軸線を有し、
この管状部材に曲げ力を加えたときに、この管状部材は、前記長手方向軸線をほぼ中心として曲がるようになっている、ウィンドシールドワイパー用駆動アーム。
【請求項2】
前記曲げ力が所定の値を越えると、前記管状部材が、弾性座屈を生じるようになっている、請求項1記載の駆動アーム。
【請求項3】
前記曲げ力に対抗して、前記管状部材が平坦となるように、前記ワイパー軸線が位置している、請求項1記載の駆動アーム。
【請求項4】
前記所定の断面が、オフセンターの剪断中心を有する、請求項1記載の駆動アーム。
【請求項5】
前記ワイパーアーム軸線に曲げ力がない場合に、前記管状部材が、自然にカーブしている、請求項1記載の駆動アーム。
【請求項6】
前記所定の断面の少なくとも一部が平坦となるように、前記管状部材が直線状とされている、請求項5記載の駆動アーム。
【請求項7】
前記所定の断面が、三日月形状である、請求項1記載の駆動アーム。
【請求項8】
前記所定の断面が、楕円形である、請求項1記載の駆動アーム。
【請求項9】
前記管状部材が、600未満の縦横比(L/r)を有する、請求項1記載の駆動アーム。
【請求項10】
前記管状部材が、50より大きい縦横比(L/r)を有する、請求項1記載の駆動アーム。
【請求項11】
駆動モータと、
前記駆動モータに結合された駆動アームと、
前記駆動モータが附勢されたときにウィンドシールドをワイプするように、前記駆動アームにも結合されているワイパーブレードとを備え、
前記駆動アームは、複合材料から製造されており、曲げ可能であり、その長さに沿って変化する断面を有するウィンドシールドワイパーシステム。
【請求項12】
前記カーブした断面が、楕円形の凹状をなし、前記駆動アームの1つの側面が、ほぼ平らである、請求項11記載のウィンドシールドワイパーシステム。
【請求項13】
前記断面が、凹状である、請求項12記載のウィンドシールドワイパーシステム。
【請求項14】
前記ワイパーブレードが、前記ウィンドシールド上のゴミに係合し、前記駆動アームが所定の力よりも大きい曲げ力を受けたときに広くなる幅を、前記ほぼカーブした断面が有する、請求項11記載のウィンドシールドワイパーシステム。
【請求項15】
前記所定の力が、ブレードの最大摩擦力よりも大である、請求項14記載のウィンドシールドワイパーシステム。
【請求項16】
前記ワイパーブレードが、前記ウィンドシールド上のゴミに遭遇して、前記駆動アームが所定の力よりも大きい曲げ力を受けたときに、前記ほぼ湾曲する断面の前方エッジが前記ウィンドシールドに接近し、かつ前記ほぼカーブした断面の後方エッジが、前記ウィンドシールドから離間するようになっている、請求項11記載のウィンドシールドワイパーシステム。
【請求項17】
前記所定の力が、ブレードの最大摩擦力よりも大である、請求項16記載のウィンドシールドワイパーシステム。
【請求項18】
前記ワイパーブレードが、前記ウィンドシールド上のゴミに係合し、前記駆動アームが所定の力よりも大きい曲げ力を受けたときに、前記駆動アームがねじられるようになっている、請求項11記載のウィンドシールドワイパーシステム。
【請求項19】
前記駆動アームが、
前記断面および長手方向軸線に沿って延びる内側キャビティを有し、前記長手方向軸線から横方向に延びる曲率を有する管状部材を備え、
前記管状部材が、このブレードにワイパーを接続するためのワイパー軸線を構成すると共に、この部材に駆動モータを接続するためのモータ軸線をも構成し、
前記曲げ力が前記管状部材に加えられたときに、前記管状部材が前記長手方向軸線を中心にしてほぼ曲がるようになっている、請求項11記載のウィンドシールドワイパーシステム。
【請求項20】
前記曲げ力が所定の値を越えると、前記管状部材が局部的な弾性座屈を生じるようになっている、請求項19記載のウィンドシールドワイパーシステム。
【請求項21】
前記曲げ力に対抗して、前記管状部材が平坦となるように、前記ワイパー軸線が位置している、請求項19記載のウィンドシールドワイパーシステム。
【請求項22】
前記ワイパーアーム軸線に曲げ力がない場合に、前記管状部材が自然にカーブしている、請求項19記載のウィンドシールドワイパーシステム。
【請求項23】
前記断面形状の少なくとも一部がほぼ平らとなるように、前記管状部材の断面の幅部分が平坦になっている、請求項22記載のウィンドシールドワイパーシステム。
【請求項24】
所定の断面および長手方向軸線に沿って、当初は前方に延びる内側キャビティを有し、前方長手方向軸線から横方向に延びる曲率を有する管状部材を備え、
前方管状部材が、この管状部材にワイパーを接続するためのワイパー軸線と、この管状部材に駆動モータを接続するためのモータ軸線とを備え、
前方管状部材に曲げ力が加えられたときに、前記長手方向軸線を中心とする前記管状部材の曲げを生じさせるように、前記ワイパー軸線が選択されている、ウィンドシールドワイパー用駆動アーム。
【請求項25】
前記曲げ力が所定の値を越えたときに、前記管状部材が弾性座屈を生じるようになっている、請求項24記載の駆動アーム。
【請求項26】
前記管状部材が、前記曲げ力を受けたときに、前記曲げ力に抗するように、前記管状部材がねじられるようになっている、請求項24記載の駆動アーム。
【請求項27】
前記断面が、オフセンターの剪断中心を有する、請求項24記載の駆動アーム。
【請求項28】
前記ワイパーアーム軸線に曲げ力がない場合に、前記管状部材が自然にカーブしている、請求項24記載の駆動アーム。
【請求項29】
前記三日月形状の断面の少なくとも一部が平坦となるように、前記管状部材が直線状とされている、請求項28記載の駆動アーム。
【請求項30】
前記所定の断面が、楕円形である、請求項24記載の駆動アーム。
【請求項31】
前記所定の断面が、三日月形状である、請求項24記載の駆動アーム。
【請求項32】
駆動モータと、
前記駆動モータに結合された駆動アームと、
前記駆動モータが附勢されたときにウィンドシールドをワイプするように、前記駆動アームにも結合されたワイパーブレードとを備え、
前記駆動アームは、複合材料から製造されており、断面がカーブしており、その長さに沿って延びる内側キャビティを有する、ウィンドシールドワイパーシステム。
【請求項33】
前記カーブした断面が、楕円形の凹状をなし、前記駆動アームの1つの側面が、ほぼ平らである、請求項32記載のウィンドシールドワイパーシステム。
【請求項34】
前記断面が、凹状である、請求項33記載のウィンドシールドワイパーシステム。
【請求項35】
前記ワイパーブレードが、前記ウィンドシールド上のゴミと係合し、前記駆動アームが、所定の力よりも大きい曲げ力を受けたときに広くなる幅を、前記ほぼカーブした断面が有する、請求項32記載のウィンドシールドワイパーシステム。
【請求項36】
前記所定の力が、ブレードの最大摩擦力よりも大である、請求項35記載のウィンドシールドワイパーシステム。
【請求項37】
前記ワイパーブレードが、ウィンドシールド上のゴミに係合し、前記駆動アームが所定の力よりも大きい曲げ力を受けたときに、前記ほぼ湾曲する断面の前方エッジが、前記ウィンドシールドに接近し、前記ほぼカーブした断面の後方エッジが、前記ウィンドシールドから離間するようになっている、請求項32記載のウィンドシールドワイパーシステム。
【請求項38】
前記所定の力が、ブレードの最大摩擦力よりも大である、請求項37記載のウィンドシールドワイパーシステム。
【請求項39】
前記ワイパーブレードが、ウィンドシールド上のゴミに係合し、前記駆動アームが、所定の力よりも大きい曲げ力を受けたときに、前記駆動アームがねじられるようになっている、請求項32記載のウィンドシールドワイパーシステム。
【請求項40】
前記駆動アームは、
前記断面および長手方向軸線に沿って、当初は前方に延びる内側キャビティを含む前記キャビティを構成する管状部材を備え、
前方管状部材は、この管状部材にワイパーを接続するためのワイパー軸線と、この管状部材に駆動モータを接続するためのモータ軸線とを備え、
前方管状部材に曲げ力が加えられたときに、前記長手方向軸線を中心とする前記管状部材の曲げを生じさせるように、前記ワイパー軸線が選択されている、請求項32記載のウィンドシールドワイパーシステム。
【請求項41】
前記曲げ力が、所定の値を越えたときに、前記管状部材が弾性座屈を生じるようになっている、請求項40記載のウィンドシールドワイパーシステム。
【請求項42】
前記管状部材が、前記曲げ力を受けたときに、前記曲げ力に抗するように、前記管状部材がねじられるようになっている、請求項40記載のウィンドシールドワイパーシステム。
【請求項43】
前記断面が、オフセンターの剪断中心を有する、請求項40記載のウィンドシールドワイパーシステム。
【請求項44】
前記ワイパーアーム軸線に曲げ力がない場合に、前記管状部材が自然にカーブしている、請求項40記載のウィンドシールドワイパーシステム。
【請求項45】
前記断面形状の少なくとも一部が、ほぼ平らとなるように、前記管状部材が平坦となっている、請求項44記載のウィンドシールドワイパーシステム。
【請求項46】
所定の断面および長手方向軸線に沿って延びる内側キャビティを有し、前記長手方向軸線から横方向に延びる曲率を有する管状部材を備え、
前記内側キャビティがワッシャー流体の通過できる通路を有し、前記管状部材がこの部材に対してワイパーを接続するためのワイパー軸線を有し、更にこの管状部材に、駆動モータを接続するためのモータ軸線を有し、
前記管状部材に曲げ力が加えられたときに、前記管状部材が、前記長手方向軸線を中心に曲がるようになっている、ウィンドシールドワイパー用駆動アーム。
【請求項47】
前記通路を構成するように、前記内側キャビティを端部から端部まで貫通するエラストマーホースを更に備える、請求項46記載の駆動アーム。
【請求項48】
前記曲げ力が所定の値を越えると、前記管状部材が弾性座屈を生じるようになっている、請求項47記載の駆動アーム。
【請求項49】
前記曲げ力に対抗するべく、前記管状部材の平坦化を生じさせるように、前記ワイパー軸線が位置している、請求項47記載の駆動アーム。
【請求項50】
前記所定の断面が、オフセンターの剪断中心を有する、請求項47記載の駆動アーム。
【請求項51】
前記ワイパーアーム軸線に曲げ力がない場合に、前記管状部材が自然にカーブしている、請求項47記載の駆動アーム。
【請求項52】
前記所定の断面の少なくとも一部が平坦となるように、前記管状部材が、直線状とされている、請求項50記載の駆動アーム。
【請求項53】
前記キャビティに嵌合された発泡コアを更に含む、請求項46記載の駆動アーム。
【請求項54】
前記所定の断面が、楕円状である、請求項46記載の駆動アーム。
【請求項55】
前記所定の断面が、三日月形状である、請求項46記載の駆動アーム。
【請求項56】
駆動モータと、
前記駆動モータに結合された駆動アームと、
前記駆動モータが附勢されたときにウィンドシールドをワイプするように、前記駆動アームにも結合されたワイパーブレードとを備え、
前記駆動アームは、複合材料から製造されており、断面がほぼカーブしており、ウォッシャー液が通過できる通路を有する、ウィンドシールドワイパーシステム。
【請求項57】
前記ほぼカーブした断面が、楕円形の凹状を有し、前記駆動アームの1つの側面が、ほぼ平らである、請求項56記載のウィンドシールドワイパーシステム。
【請求項58】
前記ワイパーブレードが、前記ウィンドシールド上のゴミに係合し、前記駆動アームが所定の力よりも大きい曲げ力を受けたときに広くなる幅を、前記ほぼカーブした断面が有する、請求項56記載のウィンドシールドワイパーシステム。
【請求項59】
前記所定の力が、ブレードの最大摩擦力よりも大である、請求項58記載のウィンドシールドワイパーシステム。
【請求項60】
前記ワイパーブレードが、前記ウィンドシールド上のゴミに係合し、前記駆動アームが所定の力よりも大きい曲げ力を受けたときに、前記ほぼ湾曲する断面の前方エッジが前記ウィンドシールドに接近し、前記ほぼカーブした断面の後方エッジが、前記ウィンドシールドから離間するようになっている、請求項56記載のウィンドシールドワイパーシステム。
【請求項61】
前記所定の力が、ブレードの最大摩擦力よりも大である、請求項60記載のウィンドシールドワイパーシステム。
【請求項62】
前記ワイパーブレードが、前記ウィンドシールド上のゴミに係合し、前記駆動アームが所定の力よりも大きい曲げ力を受けたときに、前記駆動アームがねじられるようになっている、請求項56記載のウィンドシールドワイパーシステム。
【請求項63】
前記駆動アームが、
所定の断面および長手方向軸線に沿って延びる内側キャビティを有し、前記長手方向軸線から横方向に延びる曲率を有する管状部材を備え、
前記内側キャビティは、ワッシャー流体の通過できる通路を有し、前記管状部材は、この部材に対してワイパーを接続するためのワイパー軸線を有し、更にこの管状部材に駆動モータを接続するためのモータ軸線も有し、
前記管状部材に曲げ力が加えられたときに、前記管状部材が、前記長手方向軸線を中心に曲がるようになっている、請求項56記載のウィンドシールドワイパーシステム。
【請求項64】
前記通路を構成するように、前記内側キャビティを端部から端部まで貫通するエラストマーホースを更に備える、請求項64記載のウィンドシールドワイパーシステム。
【請求項65】
前記曲げ力が所定の値を越えると、前記管状部材が弾性座屈を生じるようになっている、請求項64記載のウィンドシールドワイパーシステム。
【請求項66】
前記曲げ力に対抗するべく、前記管状部材の平坦化を生じさせるように、前記ワイパー軸線が位置している、請求項64記載のウィンドシールドワイパーシステム。
【請求項67】
前記所定の断面が、オフセンターの剪断中心を有する、請求項64記載のウィンドシールドワイパーシステム。
【請求項68】
前記ワイパーアーム軸線に曲げ力がない場合に、前記管状部材が自然にカーブしている、請求項64記載のウィンドシールドワイパーシステム。
【請求項69】
前記所定の断面の少なくとも一部が、平坦化するように、前記管状部材が直線状とされている、請求項68記載のウィンドシールドワイパーシステム。
【請求項70】
前記キャビティに嵌合された発泡コアを更に含む、請求項69記載のウィンドシールドワイパーシステム。
【請求項71】
前記所定の断面が、楕円形状である、請求項63記載のウィンドシールドワイパーシステム。
【請求項72】
前記所定の断面が、三日月形状である、請求項63記載のウィンドシールドワイパーシステム。
【請求項73】
所定の断面および長手方向軸線に沿って延びる内側キャビティを有し、前記長手方向軸線から横方向に延びる曲率を有する管状部材を備え、
前記管状部材は、この管状部材にワイパーを接続するためのワイパー軸線を有し、更にこの管状部材に駆動モータを接続するためのモータ軸線も有し、
前記管状部材に曲げ力が加えられたときに、前記管状部材は、前記長手方向軸線をほぼ中心として曲がり、
前記管状部材は、プラスチックとファイバーの複合体を含む、ウィンドシールドワイパー用ウィンドシールドワイパーシステム。
【請求項74】
前記プラスチックとファイバーの複合体が、編組されている、請求項73記載のウィンドシールドワイパーシステム。
【請求項75】
前記ファイバーが、ある角度で編組されている、請求項74記載のウィンドシールドワイパーシステム。
【請求項76】
前記ファイバーは、ガラスまたはカーボンを含んでいる、請求項74記載のウィンドシールドワイパーシステム。
【請求項77】
前記プラスチックとファイバーは、前記管状部材に巻かれたシートを構成している、請求項74記載のウィンドシールドワイパーシステム。
【請求項78】
前記曲げ力が所定の値を越えると、前記管状部材が弾性座屈を生じるようになっている、請求項73記載のウィンドシールドワイパーシステム。
【請求項79】
前記曲げ力に対抗するべく、前記管状部材の平坦化を生じさせるように、前記ワイパー軸線が位置している、請求項73記載のウィンドシールドワイパーシステム。
【請求項80】
前記所定の断面が、オフセンターの剪断中心を有する、請求項73記載のウィンドシールドワイパーシステム。
【請求項81】
前記ワイパーアーム軸線に曲げ力がない場合に、前記管状部材が自然にカーブしている、請求項73記載のウィンドシールドワイパーシステム。
【請求項82】
実質的にプレーナー状の平面に、前記部材の少なくとも一部がある、請求項80記載のウィンドシールドワイパーシステム。
【請求項83】
前記キャビティに嵌合された発泡コアを更に含む、請求項82記載のウィンドシールドワイパーシステム。
【請求項84】
前記所定の断面が、楕円形状である、請求項73記載のウィンドシールドワイパーシステム。
【請求項85】
前記所定の断面が、三日月形状である、請求項73記載のウィンドシールドワイパーシステム。
【請求項86】
駆動モータと、
前記駆動モータに結合された駆動アームと、
前記駆動モータが附勢されたときにウィンドシールドをワイプするように、前記駆動アームにも結合されたワイパーブレードとを備え、
前記駆動アームは複合材料から製造されており、断面が、カーブしており、前記駆動アームは、プラスチックとファイバーの複合体を含む、ウィンドシールドワイパーシステム。
【請求項87】
前記カーブした断面は、前記ウィンドシールドから反対を向く凹状形状を構成している、請求項86記載のウィンドシールドワイパーシステム。
【請求項88】
前記ワイパーブレードが、前記ウィンドシールド上のゴミに係合し、前記駆動アームが、所定の力よりも大きい曲げ力を受けたときに広くなる幅を、前記ほぼカーブした断面が有する、請求項86記載のウィンドシールドワイパーシステム。
【請求項89】
前記所定の力が、ブレードの最大摩擦力よりも大である、請求項88記載のウィンドシールドワイパーシステム。
【請求項90】
前記ワイパーブレードが、前記ウィンドシールド上のゴミに係合し、前記駆動アームが所定の力よりも大きい曲げ力を受けたときに、前記ほぼ湾曲する断面の前方エッジが前記ウィンドシールドに接近し、前記ほぼカーブした断面の後方エッジが、前記ウィンドシールドから離間するようになっている、請求項86記載のウィンドシールドワイパーシステム。
【請求項91】
前記所定の力が、ブレードの最大摩擦力よりも大である、請求項90記載のウィンドシールドワイパーシステム。
【請求項92】
前記ワイパーブレードが前記ウィンドシールド上のゴミに係合し、前記駆動アームが所定の力よりも大きい曲げ力を受けたときに、前記駆動アームがねじられるようになっている、請求項86記載のウィンドシールドワイパーシステム。
【請求項93】
前記駆動アームは、
所定の断面および長手方向軸線に沿って延びる内側キャビティを有し、前記長手方向軸線から横方向に延びる曲率を有する管状部材を備え、
前記管状部材は、この管状部材にワイパーを接続するためのワイパー軸線を有し、更にこの管状部材に駆動モータを接続するためのモータ軸線も有し、
前記管状部材に曲げ力が加えられたときに、前記管状部材は、前記長手方向軸線をほぼ中心として曲がり、
前記管状部材は、プラスチックとファイバーの複合体を含む、請求項86記載のウィンドシールドワイパーシステム。
【請求項94】
前記プラスチックとファイバーの複合体は、長手方向に沿って変化する編組角で編組されている、請求項86記載のウィンドシールドワイパーシステム。
【請求項95】
前記ファイバーは、ガラスまたはカーボンを含む、請求項93記載のウィンドシールドワイパーシステム。
【請求項96】
前記曲げ力が所定の値を越えると、前記管状部材が弾性座屈を生じるようになっている、請求項93記載のウィンドシールドワイパーシステム。
【請求項97】
前記曲げ力に対抗するべく、前記管状部材の平坦化を生じさせるように、前記ワイパー軸線が位置している、請求項93記載のウィンドシールドワイパーシステム。
【請求項98】
前記所定の断面が、オフセンターの剪断中心を有する、請求項93記載のウィンドシールドワイパーシステム。
【請求項99】
前記ワイパーアーム軸線に曲げ力がない場合に、前記管状部材が自然にカーブしている、請求項93記載のウィンドシールドワイパーシステム。
【請求項100】
前記断面形状の少なくとも一部が、ほぼ平らとなるように、前記管状部材が平坦となっている、請求項99記載のウィンドシールドワイパーシステム。
【請求項101】
前記キャビティに嵌合された発泡コアを更に含む、請求項100記載のウィンドシールドワイパーシステム。
【請求項102】
前記ファイバーは、ガラスまたはカーボンを含む、請求項86記載のウィンドシールドワイパーシステム。
【請求項103】
発泡コアを形成するステップと、
前記コアの上に織られたコアを設けるステップと、
前記コアを樹脂浴に入れるステップと、
前記樹脂コーティングされたコアをモールドに装入するステップと、
前記樹脂コーティングされたコアを加熱するステップと、
前記コアを前記モールドから取り出すステップと、
部品を別々にカットし、トリミングするステップと、
前記コアの端部に端部取り付け具をクリンプ留めし、所定の構造を有する駆動アームを提供するステップとを備える、可撓性ワイパーウィンドシールドワイパーシステムを製造する方法。
【請求項104】
前記所定の構造が、三日月形状または楕円の断面を含む、請求項103記載の方法。
【請求項105】
前記所定の構造が、ほぼ平らな少なくとも1つの側面を有する断面を含む、請求項103記載の方法。
【請求項106】
前記アームが、曲げ力を受けたときに、断面の形状がほぼ平らとなる、請求項105記載の方法。
【請求項107】
前記方法は、
ファイバーの織られた布を提供するステップと、
前記管状部材に前記織られた布を巻くステップとを更に含む、請求項103記載の方法。
【請求項108】
所定の断面および長手方向軸線に沿って最初に前方に延びる内側キャビティを有し、前記長手方向軸線から横方向に延びる曲率を備える管状部材と、
前記キャビティに嵌合された発泡コアとを備え、
前記管状部材がこの管状部材にワイパーを接続するためのワイパー軸線、およびこの管状部材に駆動モータを接続するためのモータ軸線とを備え、
前記管状部材に曲げ力が加えられたときに、前記長手方向軸線のまわりに前記管状部材の曲げを生じさせるように、前記ワイパー軸線が選択されている、ウィンドシールドワイパー用ウィンドシールドワイパーシステム。
【請求項109】
前記曲げ力が、所定の値を越えると、前記管状部材が弾性座屈を生じるようになっている、請求項108記載のウィンドシールドワイパーシステム。
【請求項110】
前記曲げ力に対抗するべく、前記管状部材の平坦化を生じさせるように、前記ワイパー軸線が位置している、請求項108記載のウィンドシールドワイパーシステム。
【請求項111】
前記所定の断面が、オフセンターの剪断中心を有する、請求項108記載のウィンドシールドワイパーシステム。
【請求項112】
前記ワイパーアーム軸線に曲げ力がない場合に、前記管状部材が自然にカーブしている、請求項108記載のウィンドシールドワイパーシステム。
【請求項113】
前記所定の断面の少なくとも一部が、平坦となるように、前記管状部材が直線状となっている、請求項112記載のウィンドシールドワイパーシステム。
【請求項114】
前記発泡コア内において、前記内側キャビティを端部から端部まで貫通するエラストマーホースを更に備える、請求項108記載のウィンドシールドワイパーシステム。
【請求項115】
前記所定の断面が、楕円形状である、請求項108記載のウィンドシールドワイパーシステム。
【請求項116】
前記所定の断面が、三日月形状である、請求項108記載のウィンドシールドワイパーシステム。
【請求項117】
駆動モータと、
前記駆動モータに結合された駆動アームと、
前記駆動アームが附勢されたときにウィンドシールドをワイプするよう、前記駆動アームにも結合されたワイパーブレードとを備え、前記駆動アームは、複合材料から製造されており、断面はほぼカーブしており、ほぼカーブした断面および当初長手方向軸線に沿って前方に延びる内側キャビティを有すると共に、前記長手方向軸線から側方に延びる側方曲率を有する管状部材も備え、
更に前記キャビティ内に嵌合された発泡コアも備える、ウィンドシールドワイパーシステム。
【請求項118】
前記ほぼカーブした断面は、楕円形の凹状形状を有し、前記駆動アームの1つの側面は、ほぼ平らである、請求項117記載のウィンドシールドワイパーシステム。
【請求項119】
断面が、凹状である、請求項118記載のウィンドシールドワイパーシステム。
【請求項120】
前記ワイパーブレードは、前記ウィンドシールド上のゴミに係合し、前記駆動アームが所定の力よりも大きい曲げ力を受けたときに広くなる幅を、前記ほぼカーブした断面が有する、請求項117記載のウィンドシールドワイパーシステム。
【請求項121】
前記所定の力は、ブレードの最大摩擦力よりも大である、請求項120記載のウィンドシールドワイパーシステム。
【請求項122】
前記ワイパーブレードは、前記ウィンドシールド上のゴミに係合し、前記駆動アームが所定の力よりも大きい曲げ力を受けたときに、前記ほぼ湾曲する断面の前方エッジが、前記ウィンドシールドに接近し、かつ前記ほぼカーブした断面の後方エッジが、前記ウィンドシールドから離間するようになっている、請求項117記載のウィンドシールドワイパーシステム。
【請求項123】
前記所定の力が、ブレードの最大摩擦力よりも大である、請求項122記載のウィンドシールドワイパーシステム。
【請求項124】
前記ワイパーブレードが、前記ウィンドシールド上のゴミに係合し、前記駆動アームが所定の力よりも大きい曲げ力を受けたときに、前記駆動アームがねじられるようになっている、請求項117記載のウィンドシールドワイパーシステム。
【請求項125】
前記駆動アームは、
管状部材にワイパーを接続するためのワイパー軸線、および管状部材に駆動モータを接続するためのモータ軸線を有する前記管状部材を備え、
前記管状部材に曲げ力が加えられたときに、前記長手方向軸線を中心とする前記管状部材の曲げを生じさせるように、前記ワイパー軸線が選択されている、請求項117記載のウィンドシールドワイパーシステム。
【請求項126】
前記曲げ力が所定の値を越えると、前記管状部材が弾性座屈を生じるようになっている、請求項125記載のウィンドシールドワイパーシステム。
【請求項127】
前記曲げ力に対抗するべく、前記管状部材の平坦化を生じさせるように、前記ワイパー軸線が位置している、請求項125記載のウィンドシールドワイパーシステム。
【請求項128】
前記ワイパーアーム軸線に曲げ力がない場合に、前記管状部材が自然にカーブしている、請求項125記載のウィンドシールドワイパーシステム。
【請求項129】
前記所定の断面の少なくとも一部が平坦化するように、前記管状部材が直線状とされている、請求項128記載のウィンドシールドワイパーシステム。
【請求項130】
前記キャビティに嵌合された発泡コアを更に含む、請求項125記載のウィンドシールドワイパーシステム。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
所定の断面を有し、長手方向の軸線から横方向に延びる曲率を有する管状部材を備え、この管状部材は、この部材にワイパーを接続するためのワイパー軸線と、この部材に駆動モータを接続するためのモータ軸線を有し、
この管状部材に曲げ力を加えたときに、この管状部材は、前記長手方向軸線をほぼ中心として曲がるようになっている、ウィンドシールドワイパー用駆動アーム。
【請求項2】
前記曲げ力に対抗して、前記管状部材が平坦となるように、前記ワイパー軸線が位置している、請求項1記載の駆動アーム。
【請求項3】
前記管状部材が、600未満の縦横比(L/r)を有する、請求項1記載の駆動アーム。
【請求項4】
前記管状部材が、50より大きい縦横比(L/r)を有する、請求項1記載の駆動アーム。
【請求項5】
駆動モータと、
前記駆動モータに結合された駆動アームと、
前記駆動モータが附勢されたときにウィンドシールドをワイプするように、前記駆動アームにも結合されているワイパーブレードとを備え、
前記駆動アームは、複合材料から製造されており、曲げ可能であり、その長さに沿って変化する断面を有する、ウィンドシールドワイパーシステム。
【請求項6】
前記駆動アームが、
前記断面および長手方向軸線に沿って延びる内側キャビティを有し、前記長手方向軸線から横方向に延びる曲率を有する管状部材を備え、
前記管状部材が、このブレードにワイパーを接続するためのワイパー軸線を構成すると共に、この部材に駆動モータを接続するためのモータ軸線をも構成し、
前記曲げ力が前記管状部材に加えられたときに、前記管状部材が前記長手方向軸線を中心にしてほぼ曲がるようになっている、請求項5記載のウィンドシールドワイパーシステム。
【請求項7】
前記曲げ力に対抗して、前記管状部材が平坦となるように、前記ワイパー軸線が位置している、請求項6記載のウィンドシールドワイパーシステム。
【請求項8】
前記断面形状の少なくとも一部がほぼ平らとなるように、前記管状部材の断面の幅部分が平坦になっている、請求項7記載のウィンドシールドワイパーシステム。
【請求項9】
所定の断面および長手方向軸線に沿って、当初は前方に延びる内側キャビティを有し、前方長手方向軸線から横方向に延びる曲率を有する管状部材を備え、
前方管状部材が、この管状部材にワイパーを接続するためのワイパー軸線と、この管状部材に駆動モータを接続するためのモータ軸線とを備え、
前方管状部材に曲げ力が加えられたときに、前記長手方向軸線を中心とする前記管状部材の曲げを生じさせるように、前記ワイパー軸線が選択されている、ウィンドシールドワイパー用駆動アーム。
【請求項10】
前記管状部材が、前記曲げ力を受けたときに、前記曲げ力に抗するように、前記管状部材がねじられるようになっている、請求項9記載の駆動アーム。
【請求項11】
駆動モータと、
前記駆動モータに結合された駆動アームと、
前記駆動モータが附勢されたときにウィンドシールドをワイプするように、前記駆動アームにも結合されたワイパーブレードとを備え、
前記駆動アームは、複合材料から製造されており、断面がカーブしており、その長さに沿って延びる内側キャビティを有する、ウィンドシールドワイパーシステム。
【請求項12】
前記駆動アームは、
前記断面および長手方向軸線に沿って、当初は前方に延びる内側キャビティを含む前記キャビティを構成する管状部材を備え、
前方管状部材は、この管状部材にワイパーを接続するためのワイパー軸線と、この管状部材に駆動モータを接続するためのモータ軸線とを備え、
前方管状部材に曲げ力が加えられたときに、前記長手方向軸線を中心とする前記管状部材の曲げを生じさせるように、前記ワイパー軸線が選択されている、請求項11記載のウィンドシールドワイパーシステム。
【請求項13】
前記管状部材が、前記曲げ力を受けたときに、前記曲げ力に抗するように、前記管状部材がねじられるようになっている、請求項12記載のウィンドシールドワイパーシステム。
【請求項14】
前記断面形状の少なくとも一部が、ほぼ平らとなるように、前記管状部材が平坦となっている、請求項13記載のウィンドシールドワイパーシステム。
【請求項15】
所定の断面および長手方向軸線に沿って延びる内側キャビティを有し、前記長手方向軸線から横方向に延びる曲率を有する管状部材を備え、
前記内側キャビティがワッシャー流体の通過できる通路を有し、前記管状部材が、この部材に対してワイパーを接続するためのワイパー軸線を有し、更にこの管状部材に、駆動モータを接続するためのモータ軸線を有し、
前記管状部材に曲げ力が加えられたときに、前記管状部材が、前記長手方向軸線を中心に曲がるようになっている、ウィンドシールドワイパー用駆動アーム。
【請求項16】
前記通路を構成するように、前記内側キャビティを端部から端部まで貫通するエラストマーホースを更に備える、請求項15記載の駆動アーム。
【請求項17】
前記曲げ力が所定の値を越えると、前記管状部材が弾性座屈を生じるようになっている、請求項1または9または16記載の駆動アーム。
【請求項18】
前記曲げ力に対抗するべく、前記管状部材の平坦化を生じさせるように、前記ワイパー軸線が位置している、請求項16記載の駆動アーム。
【請求項19】
前記所定の断面が、オフセンターの剪断中心を有する、請求項1または9または16記載の駆動アーム。
【請求項20】
前記ワイパーアーム軸線に曲げ力がない場合に、前記管状部材が自然にカーブしている、請求項1または9または16記載の駆動アーム。
【請求項21】
前記所定の横断面の少なくとも一部が平坦化するように、前記管状部材が直線状とされている、請求項20記載の駆動アーム。
【請求項22】
前記キャビティに嵌合された発泡コアを更に含む、請求項15記載の駆動アーム。
【請求項23】
前記所定の断面が、楕円形状である、請求項1または9または15記載の駆動アーム。
【請求項24】
前記所定の断面が、三日月形状である、請求項1または9または15記載の駆動アーム。
【請求項25】
駆動モータと、
前記駆動モータに結合された駆動アームと、
前記駆動モータが附勢されたときにウィンドシールドをワイプするように、前記駆動アームにも結合されたワイパーブレードとを備え、
前記駆動アームは、複合材料から製造されており、断面がほぼカーブしており、ウォッシャー液が通過できる通路を有する、ウィンドシールドワイパーシステム。
【請求項26】
前記駆動アームが、
所定の断面および長手方向軸線に沿って延びる内側キャビティを有し、前記長手方向軸線から横方向に延びる曲率を有する管状部材を備え、
前記内側キャビティは、ワッシャー流体の通過できる通路を有し、前記管状部材は、この部材に対してワイパーを接続するためのワイパー軸線を有し、更にこの管状部材に駆動モータを接続するためのモータ軸線も有し、
前記管状部材に曲げ力が加えられたときに、前記管状部材が、前記長手方向軸線を中心にほぼ曲がるようになっている、請求項25記載のウィンドシールドワイパーシステム。
【請求項27】
前記通路を構成するように、前記内側キャビティを端部から端部まで貫通するエラストマーホースを更に備える、請求項26記載のウィンドシールドワイパーシステム。
【請求項28】
前記曲げ力に対抗するべく、前記管状部材の平坦化を生じさせるように、前記ワイパー軸線が位置している、請求項27記載のウィンドシールドワイパーシステム。
【請求項29】
前記キャビティに嵌合された発泡コアを更に含む、請求項27記載のウィンドシールドワイパーシステム。
【請求項30】
前記所定の断面が、楕円形状である、請求項26記載のウィンドシールドワイパーシステム。
【請求項31】
所定の断面および長手方向軸線に沿って延びる内側キャビティを有し、前記長手方向軸線から横方向に延びる曲率を有する管状部材を備え、
前記管状部材は、この管状部材にワイパーを接続するためのワイパー軸線を有し、更にこの管状部材に駆動モータを接続するためのモータ軸線も有し、
前記管状部材に曲げ力が加えられたときに、前記管状部材は、前記長手方向軸線をほぼ中心として曲がり、
前記管状部材は、プラスチックとファイバーの複合体を含む、ウィンドシールドワイパー用ウィンドシールドワイパーシステム。
【請求項32】
前記プラスチックとファイバーの複合体が、編組されている、請求項31記載のウィンドシールドワイパーシステム。
【請求項33】
前記ファイバーが、ある角度で編組されている、請求項32記載のウィンドシ
【請求項34】
前記ファイバーは、ガラスまたはカーボンを含む、請求項32記載のウィンドシールドワイパーシステム。
【請求項35】
前記プラスチックとファイバーは、前記管状部材に巻かれたシートを構成している、請求項32記載のウィンドシールドワイパーシステム。
【請求項36】
前記曲げ力に対抗するべく、前記管状部材の平坦化を生じさせるように、前記ワイパー軸線が位置している、請求項31記載のウィンドシールドワイパーシステム。
【請求項37】
実質的にプレーナー状の平面に、前記部材の少なくとも一部がある、請求項31記載のウィンドシールドワイパーシステム。
【請求項38】
前記キャビティに嵌合された発泡コアを更に含む、請求項37記載のウィンドシールドワイパーシステム。
【請求項39】
前記所定の断面が、楕円形状である、請求項31記載のウィンドシールドワイパーシステム。
【請求項40】
駆動モータと、
前記駆動モータに結合された駆動アームと、
前記駆動モータが附勢されたときにウィンドシールドをワイプするように、前記駆動アームにも結合されたワイパーブレードとを備え、
前記駆動アームは、複合材料から製造されており、断面が、カーブしており、前記駆動アームは、プラスチックとファイバーの複合体を含む、ウィンドシールドワイパーシステム。
【請求項41】
前記カーブした横断面は、前記ウィンドシールドから反対に向いた凹状形状を構成している、請求項40記載のウィンドシールドワイパーシステム。
【請求項42】
前記駆動アームは、
所定の断面および長手方向軸線に沿って延びる内側キャビティを有し、前記長手方向軸線から横方向に延びる曲率を有する管状部材を備え、
前記管状部材は、この管状部材にワイパーを接続するためのワイパー軸線を有し、更にこの管状部材に駆動モータを接続するためのモータ軸線も有し、
前記管状部材に曲げ力が加えられたときに、前記管状部材は、前記長手方向軸線をほぼ中心として曲がり、
前記管状部材は、プラスチックとファイバーの複合体を含む、請求項40記載のウィンドシールドワイパーシステム。
【請求項43】
前記プラスチックとファイバーの複合体は、長手方向に沿って変化する編組角で編組されている、請求項40記載のウィンドシールドワイパーシステム。
【請求項44】
前記ファイバーは、ガラスまたはカーボンを含む、請求項42記載のウィンドシールドワイパーシステム。
【請求項45】
前記曲げ力に対抗するべく、前記管状部材の平坦化を生じさせるように、前記ワイパー軸線が位置している、請求項42記載のウィンドシールドワイパーシステム。
【請求項46】
前記キャビティに嵌合された発泡コアを更に含む、請求項42記載のウィンドシールドワイパーシステム。
【請求項47】
前記ファイバーは、ガラスまたはカーボンを含む、請求項40記載のウィンドシールドワイパーシステム。
【請求項48】
発泡コアを形成するステップと、
前記コアの上に織られたコアを設けるステップと、
前記コアを樹脂浴に入れるステップと、
前記樹脂コーティングされたコアをモールドに装入するステップと、
前記樹脂コーティングされたコアを加熱するステップと、
前記コアを前記モールドから取り出すステップと、
部品を別々にカットし、トリミングするステップと、
前記コアの端部に端部取り付け具をクリンプ留めし、所定の構造を有する駆動アームを提供するステップとを備える、可撓性ワイパーウィンドシールドワイパーシステムを製造する方法。
【請求項49】
前記所定の構造が、三日月形状または楕円の横断面を含む、請求項48記載の方法。
【請求項50】
前記所定の構造が、ほぼ平らな少なくとも1つの側面を有する断面を含む、請求項48記載の方法。
【請求項51】
前記アームが、曲げ力を受けたときに、断面の形状がほぼ平らとなる、請求項50記載の方法。
【請求項52】
前記方法は、
ファイバーの織られた布を提供するステップと、
前記管状部材に前記織られた布を巻くステップとを更に含む、請求項8記載の方法。
【請求項53】
所定の断面および長手方向軸線に沿って最初に前方に延びる内側キャビティを有し、前記長手方向軸線から横方向に延びる曲率を備える管状部材と、
前記キャビティに嵌合された発泡コアとを備え、
前記管状部材がこの管状部材にワイパーを接続するためのワイパー軸線、およびこの管状部材に駆動モータを接続するためのモータ軸線とを備え、
前記管状部材に曲げ力が加えられたときに、前記長手方向軸線のまわりに前記管状部材の曲げを生じさせるように、前記ワイパー軸線が選択されている、ウィンドシールドワイパー用ウィンドシールドワイパーシステム。
【請求項54】
前記曲げ力に対抗するべく、前記管状部材の平坦化を生じさせるように、前記ワイパー軸線が位置している、請求項53記載のウィンドシールドワイパーシステム。
【請求項55】
前記所定の断面が、オフセンターの剪断中心を有する、請求項12、27、31、42、53のいずれかに記載のウィンドシールドワイパーシステム。
【請求項56】
前記所定の断面の少なくとも一部が、平坦となるように、前記管状部材が直線状となっている、請求項53記載のウィンドシールドワイパーシステム。
【請求項57】
前記発泡コア内において、前記内側キャビティを端部から端部まで貫通するエラストマーホースを更に備える、請求項53記載のウィンドシールドワイパーシステム。
【請求項58】
前記所定の断面が、楕円形状である、請求項53記載のウィンドシールドワイパーシステム。
【請求項59】
前記所定の断面が、三日月形状である、請求項26、31または53記載のウィンドシールドワイパーシステム。
【請求項60】
駆動モータと、
前記駆動モータに結合された駆動アームと、
前記駆動アームが附勢されたときにウィンドシールドをワイプするよう、前記駆動アームにも結合されたワイパーブレードとを備え、前記駆動アームは、複合材料から製造されており、断面はほぼカーブしており、ほぼカーブした断面および当初長手方向軸線に沿って前方に延びる内側キャビティを有すると共に、前記長手方向軸線から側方に延びる側方曲率を有する管状部材も備え、
更に前記キャビティ内に嵌合された発泡コアも備える、ウィンドシールドワイパーシステム。
【請求項61】
前記ほぼカーブした断面は、楕円形の凹状形状を有し、前記駆動アームの1つの側面は、ほぼ平らである、請求項5、11、25、60のいずれかに記載のウィンドシールドワイパーシステム。
【請求項62】
断面が、凹状である、請求項61記載のウィンドシールドワイパーシステム。
【請求項63】
前記ワイパーブレードは、前記ウィンドシールド上のゴミに係合し、前記駆動アームが所定の力よりも大きい曲げ力を受けたときに広くなる幅を、前記ほぼカーブした断面が有する、請求項5、11、25、40、60のいずれかに記載のウィンドシールドワイパーシステム。
【請求項64】
前記ワイパーブレードは、前記ウィンドシールド上のゴミに係合し、前記駆動アームが所定の力よりも大きい曲げ力を受けたときに、前記ほぼ湾曲する断面の前方エッジが前記ウィンドシールドに接近し、かつ前記ほぼカーブした断面の後方エッジが、前記ウィンドシールドから離間するようになっている、請求項5、11、25、40、60のいずれかに記載のウィンドシールドワイパーシステム。
【請求項65】
前記所定の力が、ブレードの最大摩擦力よりも大である、請求項5、11、25、40、63のいずれかに記載のウィンドシールドワイパーシステム。
【請求項66】
前記ワイパーブレードが、前記ウィンドシールド上のゴミに係合し、前記駆動アームが所定の力よりも大きい曲げ力を受けたときに、前記駆動アームがねじられるようになっている、請求項5、11、25、40、60のいずれかに記載のウィンドシールドワイパーシステム。
【請求項67】
前記駆動アームは、
管状部材にワイパーを接続するためのワイパー軸線、および管状部材に駆動モータを接続するためのモータ軸線を有する前記管状部材を備え、
前記管状部材に曲げ力が加えられたときに、前記長手方向軸線を中心とする前記管状部材の曲げを生じさせるように、前記ワイパー軸線が選択されている、請求項60記載のウィンドシールドワイパーシステム。
【請求項68】
前記曲げ力が所定の値を越えると、前記管状部材が弾性座屈を生じるようになっている、請求項6、12、27、31、42、53、67のいずれかに記載のウィンドシールドワイパーシステム。
【請求項69】
前記曲げ力に対抗するべく、前記管状部材の平坦化を生じさせるように、前記ワイパー軸線が位置している、請求項28、36、45、54、67のいずれかに記載のウィンドシールドワイパーシステム。
【請求項70】
前記ワイパーアーム軸線に曲げ力がない場合に、前記管状部材が自然にカーブしている、請求項6、12、27、31、42、53、67のいずれかに記載のウィンドシールドワイパーシステム。
【請求項71】
前記所定の断面の少なくとも一部が平坦化するように、前記管状部材が直線状とされている、請求項27、42、67のいずれかに記載のウィンドシールドワイパーシステム。
【請求項72】
前記キャビティに嵌合された発泡コアを更に含む、請求項67記載のウィンドシールドワイパーシステム。

【図1】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図2】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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【図26】
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【図27】
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【図28】
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【図29】
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【図30】
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【図31】
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【図32】
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【図33】
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【図34】
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【図35】
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【図36】
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【図37】
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【図38】
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【図39】
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【公表番号】特表2006−503754(P2006−503754A)
【公表日】平成18年2月2日(2006.2.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−548376(P2004−548376)
【出願日】平成15年10月14日(2003.10.14)
【国際出願番号】PCT/US2003/032486
【国際公開番号】WO2004/039645
【国際公開日】平成16年5月13日(2004.5.13)
【出願人】(505000169)ヴァレオ エレクトリカル システムズ インコーポレイテッド (4)
【Fターム(参考)】