説明

エクササイズマット

【課題】エクササイズマットはユーザーによって平坦な表面に設置され、クッション性、グリップ、サポート、もしくは安定性、またはこれらの任意の組み合わせを与え、ユーザーがより容易かつ効果的にヨガまたは他のエクササイズを行うことを可能にするマットの提供。
【解決手段】トップ層およびボトム層を調製することによってエクササイズマット100を作ることもできる。トップ層は液状のポリウレタンをモールド内に流し込むことによって作られる。熱可塑性エラストマーをカレンダープロセス(たとえば、混合および/または平坦化される)および/または加硫プロセスに通すことによって、ボトム層を作ってもよい。その後、トップ層およびボトム層をオーブンに通し、そうして熱可塑性エラストマーがポリウレタンにラミネートしてマット材料を作る。

【発明の詳細な説明】
【発明の概要】
【0001】
関連出願への相互参照
本発明は米国仮特許出願第61/467,233号(2011年3月24日出願)に基づき、出願日の利益を得る。この出願の全内容は参照により全体的に本明細書に組み込まれている。
【図面の簡単な説明】
【0002】
【図1A】図1Aは、本発明の実施形態によるエクササイズマットの上面図を表す。
【図1B】図1Bは、本発明の実施形態によるエクササイズマットの側面図を表す。
【図2】図2は、本発明の一実施形態による、3つの構造体の層をもつエクササイズマットの実施形態を示す。
【図3】図3は、本発明の一実施形態による、3つの構造体の層をもつエクササイズマットの実施形態を示す。
【0003】
発明の実施形態の説明
図1Aおよび1Bは、本発明の実施形態によるエクササイズマットを表す。エクササイズマット100はユーザーによって平坦な表面に設置され、クッション性、グリップ、サポート、もしくは安定性、またはこれらの任意の組み合わせを与え、ユーザーがより容易かつ効果的にヨガまたは他のエクササイズを行うことを可能にする。エクササイズマット100は互いの上に配置された様々な材料および構造体からなる複数の層を含むことができる。図1Aは、エクササイズマット100の上面図である。この図は、広範囲のヨガ体位を通じて典型的なユーザーの体をサポートするのに十分な大きさの長方形のエクササイズマット100を表す。例の大きさは、限定されるわけではないが、26インチないし30インチの幅および70インチないし78インチの長さを含むであろう。図1Aには長方形のエクササイズマット100を示しているが、エクササイズマット100は他の形状、たとえば正方形、円、もしくは楕円、または他の形やデザインを有していてもよいことに留意されたい。
【0004】
図1Bは、エクササイズマット100の側面図である。図1Bに示すように、エクササイズマット100の厚さは、その長さおよび幅よりもかなり小さくてよい。例の厚さは、限定されるわけではないが、2.0mmないし7.0mmの厚さを含む。
【0005】
図2は、本発明の一実施形態による、3つの層をもつエクササイズマット100の図である。図2においては、3つの層を分離して、これらの配置を示している。図2に関して3つの層を説明しているけれども、いくつかの実施形態においては1つまたは2つの層のみを用いてもよいことに留意されたい。加えて、いくつかの実施形態においては、追加の層を図示した1つ、2つ、または3つの層に追加してもよい。
【0006】
エクササイズマット100はトップ層210を含むことができる。いくつかの実施形態においては、トップ層210は連続気泡構造体を有することができる。この構造体は、トップ層210が湿気を吸収または吸い取ることを可能にして、エクササイズの間にトップ層210をドライなままにする。トップ層210は、ユーザーの動きを制限することなく、ユーザーに十分なグリップ(たとえば、ウェットおよび/またはドライ状態において)を与える、あるレベルの摩擦を提供するであろう。トップ層10は、ポリウレタン;他の好適な柔軟材料たとえば吸い取り性をもつナノファイバーまたはマイクロファイバーを用いて作られた織布または不織布のポリエステル/ポリウレタンブレンド織物;熱可塑性エラストマー(TPE);天然ゴム;合成ゴム;またはこれらの任意の組み合わせからなるであろう。トップ層210を抗菌剤で処理してもよい。抗菌剤の例は、銀系の抗菌剤または3−トリメトキシシリルプロピルジメチルオクタデシルアンモニウムクロリドを含むが、他の抗菌剤を用いてもよい。(本明細書に記載した任意のマットの任意の層を抗菌剤で処理してもよいことに留意されたい)。トップ層は、エクササイズマット100がその形状を保持する、クッション性を与える、柔軟性を与える、もしくはサポートを与える、またはこれらの任意の組み合わせを補助できる好適な材料、もしくは他のエクササイズマット100の層とよく圧着する材料、またはこれらの任意の組み合わせからなる。一実施形態において、トップ層210は0.35ないし0.95ミリメートル厚であるけれども、これは、他の実施形態ではエクササイズマット100に対して異なる柔軟性およびクッション性の要求を達成するために変わるであろう。
【0007】
図2の実施形態のエクササイズマット100はミドル層220を有することができる。ミドル層220はエクササイズマット100に構造的な保全性およびクッション性を与えることができる。ミドル層220は、たとえば、不織ポリエステルコットンブレンド織物;50%ポリエステル50%コットンブレンド、100%コットンもしくは100%ポリエステルまたはコットンとポリエステルのブレンドからなる織布または不織布;熱可塑性エラストマー;ポリ塩化ビニル;ポリウレタン;天然ゴム、合成ゴム、もしくはナイロンスパンデックス、またはこれらの任意の組み合わせからなる発泡体材料;エクササイズマット100がその形状を保持する、クッション性を与える、柔軟性を与える、もしくはサポートを与える、またはこれらの任意の組み合わせを補助できる好適な材料;もしくは他のエクササイズマット100の層とよく圧着する材料;またはこれらの任意の組み合わせからなる。本発明のいくつかの実施形態において、ミドル層220は0.2−2.0ミリメートル厚であるけれども、これは、エクササイズマット100に対して異なる柔軟性およびクッション性の要求をもつ他の実施形態では変わるであろう。
【0008】
図2の実施形態のエクササイズマット100はボトム層230を有することもできる。このボトム層230は(たとえば、ウェットおよび/またはドライ状態において)摩擦および/または静止摩擦を与えることができ、その結果、これをユーザーが床に接触させた場合、ユーザーが(たとえば、ヨガまたは他のエクササイズ用の)エクササイズマット100を用いるときに、エクササイズマット100は滑らない。ボトム層230はエクササイズマット 100のユーザーにクッション性を与えることもできる。いくつかの実施形態において、ボトム層230はテクスチャー表面を備えてグリップを増強してもよい。ボトム層230は、熱可塑性エラストマー、ポリ塩化ビニル、ポリウレタン、天然ゴム、合成ゴムもしくはクッション性および/またはグリップを与える他の材料、またはこれらの任意の組み合わせからなるであろう。他の実施形態において、ボトム層230は、天然ゴム、合成ゴム、もしくは2つのブレンド、もしくは天然ゴム、合成ゴムおよび熱可塑性エラストマーならびに上述した材料の混合、またはこれらの任意の組み合わせを含むゴムからなるであろう。いくつかの実施形態において、ボトム層は、エクササイズマット100がその形状を保持する、クッション性を与える、柔軟性を与える、耐磨耗性および耐引き裂き性を与える、もしくはサポートを与える、またはこれらの任意の組み合わせを補助できる好適な材料、もしくは他のエクササイズマット100の層とよく圧着する材料、またはこれらの任意の組み合わせからなっていてもよい。湿気が通過するのを可能にし、エクササイズマット100の急速な乾燥のために、(たとえば、図3に示すようにパンチ孔により)ボトム層230を穿孔してもよい。(本明細書において記載した任意の層を穿孔してもよいことに留意されたい)。一実施形態において、ボトム層230は1.5ないし5.5ミリメートル厚であるけれども、これは、エクササイズマット100に対して異なる柔軟性およびクッション性の要求をもつ他の実施形態では変わるであろう。
【0009】
上の実施形態における「トップ層」および「ボトム層」という用語は、説明の容易さのみのために用いていることに留意されたい。トップ層210またはボトム層230は、ユーザーが床と接触させて設置して、反対面がユーザーのためのエクササイズ表面を形成してもよい。このことは、ユーザーが異なる層特性を用いて、様々なエクササイズを増強する、および/または個人的な好みに合わせることを可能にするであろう。たとえば、ユーザーが汗をかくことを予期する場合のエクササイズ表面として、ユーザーは湿気吸収特性および/または抗菌特性を有するであろうトップ層210を用いてもよい。ユーザーが汗をかくことを予期しない場合のエクササイズ表面として、ユーザーは高い摩擦特性および/またはクッション特性を有するであろうボトム層230を用いてもよい。
【0010】
上に記載した種々の層を任意の好適な圧着技術を用いて互いに圧着してもよい。1つの実施形態において、層は、加熱したときに互いと圧着して隣接層を生じさせる熱可塑性圧着特性を有するであろう。一例の熱圧着プロセスにおいて、たとえば摂氏180度またはその近くで、液体ポリウレタンを不織布上で硬化させ、不織布の他の面上でゴムを加硫させてもよい。他の圧着プロセスにおいて、液体ポリウレタンを不織布上で硬化させ、非トルエンラミネーション接着剤(たとえば、限定されないが635NTのような非トルエンラミネーション接着剤)および/または他の好適な接着剤で熱可塑性エラストマーを不織布の他の面に糊付けしてもよい。代わりに、他の接着剤および/または機械的接続を用いて圧着してもよい。加えて、これらの方法の任意の組み合わせまたは任意の他の方法を用いてもよい。
【0011】
いくつかの実施形態において、トップ層およびボトム層を調製することによってエクササイズマット100を作ることもできる。トップ層は液状のポリウレタンをモールド内に流し込むことによって作られる。熱可塑性エラストマーをカレンダープロセス(たとえば、混合および/または平坦化される)および/または加硫プロセスに通すことによって、ボトム層を作ってもよい。その後、トップ層およびボトム層をオーブンに通し、そうして熱可塑性エラストマーがポリウレタンにラミネートしてマット材料を作る。その後、マット材料を巻く、および/または所望の形状に切断してもよい。マット材料および/またはエクササイズマット100を(たとえば、ゴム臭を除くために)ある期間にわたって通気してもよい。
【0012】
いくつかの実施形態において、織物(たとえば、織布、不織布)を含むミドル層上に液状のポリウレタンを流し込み、トップ層、ミドル層、およびボトム層をオーブンに通し、そうして熱可塑性エラストマーが織物にラミネートしてもよい。
【0013】
種々の実施形態
以下の実施形態は、使用できる多くの実施形態のうちのいくつかである。
【0014】
いくつかの実施形態において、前記エクササイズマットは、少なくとも1つのトップ層であって、ポリウレタンを含む少なくとも1つのトップ層と、前記少なくとも1つのトップ層に隣接する少なくとも1つのボトム層であって、少なくとも1つの熱可塑性エラストマーを含む少なくとも1つのボトム層とを含みうる。前記エクササイズマットは、さらに、前記少なくとも1つのトップ層と前記少なくとも1つのボトム層との間に、少なくとも1つのミドル層をも含みうる。加えて、前記エクササイズマットの少なくとも1つのトップ層は、ポリウレタン、テクスチャー、少なくとも1つの抗菌剤、もしくは少なくとも1つの連続気孔構造体、またはこれらの任意の組み合わせをも含みうる。前記エクササイズマットの少なくとも1つのミドル層は、ポリウレタン、ポリエステルナノファイバー、ポリエステルマイクロファイバー、不織布、少なくとも1つの連続気泡構造体、ゴム発泡体材料、織布、コットン材料、ポリエステル材料、少なくとも1つの熱可塑性エラストマー、ポリ塩化ビニル材料、穿孔、もしくは少なくとも1つの抗菌剤、またはこれらの任意の組み合わせを含みうる。前記エクササイズマットの少なくとも1つのボトム層は、テクスチャー、穿孔、合成ゴム、天然ゴム、ポリ塩化ビニル、ポリウレタン、もしくは少なくとも1つの抗菌剤、またはこれらの任意の組み合わせをも含みうる。加えて、前記少なくとも1つのトップ層はエクササイズ表面としておよび床接触表面として使用可能である、および/または前記少なくとも1つのボトム層はエクササイズ表面としておよび床接触表面として使用可能である。
【0015】
他の実施形態において、前記エクササイズマットは、ポリウレタンからなり少なくとも1つの連続気泡構造体を有する少なくとも1つのトップ層であって、少なくとも1つの抗菌剤を含む少なくとも1つのトップ層と、少なくとも1つの熱可塑性エラストマーを含む少なくとも1つの穿孔ボトム層と、前記少なくとも1つのトップ層と前記少なくとも1つのボトム層との間に配置された、少なくとも1つのポリエステルコットンブレンド織布を含む少なくとも1つのミドル層とを含みうる。前記少なくとも1つのミドル層は、ポリウレタン、ポリエステルナノファイバー、ポリエステルマイクロファイバー、不織布、織布、少なくとも1つの連続気泡構造体、ゴム発泡体材料、コットン材料、ポリエステル材料、コットンポリエステルブレンド材料、少なくとも1つの熱可塑性エラストマー、ポリ塩化ビニル材料、穿孔、もしくは少なくとも1つの抗菌剤、またはこれらの任意の組み合わせをも含みうる。前記少なくとも1つのボトム層は、テクスチャー、合成ゴム、天然ゴム、少なくとも1つの抗菌剤、またはこれらの任意の組み合わせを含みうる。加えて、前記少なくとも1つのトップ層はエクササイズ表面としておよび床接触表面として使用可能である、および/または前記少なくとも1つのボトム層はエクササイズ表面としておよび床接触表面として使用可能である。
【0016】
他の実施形態において、前記エクササイズマットは、少なくとも1つのトップ層であって、ポリウレタンを含む少なくとも1つのトップ層と、前記少なくとも1つのトップ層に隣接する少なくとも1つのボトム層であって、少なくとも1つの合成ゴムおよび少なくとも1つの天然ゴムを含む少なくとも1つのボトム層とを含みうる。前記エクササイズマットは、さらに、前記少なくとも1つのトップ層と前記少なくとも1つのボトム層との間に、少なくとも1つのミドル層を含みうる。前記少なくとも1つのトップ層は、少なくとも1つの抗菌剤、もしくは少なくとも1つの連続気孔構造体、またはこれらの任意の組み合わせを含みうる。前記少なくとも1つのミドル層は、ポリウレタン、ポリエステルナノファイバー、ポリエステルマイクロファイバー、不織布、少なくとも1つの連続気泡構造体、ゴム発泡体材料、織布、コットン材料、ポリエステル材料、少なくとも1つの熱可塑性エラストマー、ポリ塩化ビニル材料、穿孔、もしくは少なくとも1つの抗菌剤、またはこれらの任意の組み合わせをも含みうる。前記少なくとも1つのトップ層はエクササイズ表面としておよび床接触表面として使用可能である、および/または前記少なくとも1つのボトム層はエクササイズ表面としておよび床接触表面として使用可能である。
【0017】
他の実施形態において、前記エクササイズマットは、少なくとも1つの連続気泡構造体を有する少なくとも1つのトップ層であって、少なくとも1つの抗菌剤を含む少なくとも1つのトップ層と、少なくとも1つの熱可塑性エラストマーを含む少なくとも1つの穿孔ボトム層と、前記少なくとも1つのトップ層と前記少なくとも1つのボトム層との間に配置された、少なくとも1つのポリエステルコットンブレンド織布を含む少なくとも1つのミドル層とを含みうる。前記少なくとも1つのミドル層は、ポリウレタン、ポリエステルナノファイバー、ポリエステルマイクロファイバー、不織布、織布、少なくとも1つの連続気泡構造体、ゴム発泡体材料、少なくとも1つの熱可塑性エラストマー、ポリ塩化ビニル材料、穿孔、もしくは少なくとも1つの抗菌剤、またはこれらの任意の組み合わせをも含みうる。前記少なくとも1つのボトム層は、テクスチャー、合成ゴム、天然ゴム、少なくとも1つの抗菌剤、またはこれらの任意の組み合わせをも含みうる。前記少なくとも1つのトップ層はエクササイズ表面としておよび床接触表面として使用可能である、および/または前記少なくとも1つのボトム層はエクササイズ表面としておよび床接触表面として使用可能である。
【0018】
いくつかの実施形態において、エクササイズマットの製造方法は、少なくとも1つのポリウレタン層を流し込み、合成ゴムおよび天然ゴムを含む少なくとも1つの層を流し込み、熱圧着を用いて、少なくとも1つのポリウレタン層と、合成ゴムおよび天然ゴムを含む少なくとも1つの層とを接続することを含みうる。熱圧着を、連続的なラミネートプロセスを用いて行うことができる。前記少なくとも1つのポリウレタン層と、前記合成ゴムおよび天然ゴムを含む少なくとも1つの層とを接続するために糊を用いる必要はないであろう。前記少なくとも1つのポリウレタン層を不織布の1つの面で硬化させることができ、前記合成ゴムおよび天然ゴムを含む少なくとも1つの層を不織布の反対の面で加硫させることができる。前記加硫を摂氏180またはその近くで行うことができる。
【0019】
他の実施形態において、エクササイズマットの製造方法は、少なくとも1つのポリウレタン層を流し込み、少なくとも1つの熱可塑性層を流し込み、少なくとも1つのラミネートを用いて、少なくとも1つのポリウレタン層と、少なくとも1つの熱可塑性層とを接続することを含みうる。前記少なくとも1つのラミネートは、少なくとも1つの非トルエンのラミネーション接着剤でありうる。前記少なくとも1つのポリウレタン層を不織布の1つの面で硬化させることができ、前記少なくとも1つの熱可塑性層を不織布の反対の面にラミネートすることができる。
【0020】
種々の実施形態を上で説明してきたが、これらは例として提示しており、限定ではないことを理解されたい。関連する分野の当業者には、精神および範囲から離れることなく、形態および詳細における種々の変更をその中でなすことができることは明らかであろう。事実、上の説明を読んだ後に、関連する分野の当業者には、いかにして代わりの実施形態を実施するか明らかであろう。したがって、現行の実施形態を、上述した実施形態のいずれによっても限定すべきではない。
【0021】
加えて、機能性および長所を強調する任意の図は、例の目的のみで提示していることを理解されたい。開示した方法論およびシステムは各々、十分に柔軟で適合性があり、示した以外の方法で用いられるであろう。
【0022】
明細書、請求の範囲および図面において、「少なくとも1つ」という用語をしばしば用いているであろうが、出願人は「1つ」、「この」、「前記」などの用語も、明細書、請求の範囲および図面における「少なくとも1つの」または「前記少なくとも1つの」を意味することを特筆する。
【0023】
最後に、「ための手段」または「ための工程」という表現用語を含む請求項のみが35U.S.C.112、第6パラグラフによって解釈されることが出願人の意図である。「ための手段」または「ための工程」という語句を明示的に含まない請求項は35U.S.C.112、第6パラグラフによって解釈されない。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
少なくとも1つのトップ層であって、ポリウレタンを含む少なくとも1つのトップ層と、
前記少なくとも1つのトップ層に隣接する少なくとも1つのボトム層であって、少なくとも1つの熱可塑性エラストマーを含む少なくとも1つのボトム層と
を含むエクササイズマット。
【請求項2】
さらに、前記少なくとも1つのトップ層と前記少なくとも1つのボトム層との間に、少なくとも1つのミドル層を含む、請求項1のエクササイズマット。
【請求項3】
前記少なくとも1つのトップ層は、さらに、
ポリウレタン、
テクスチャー、
少なくとも1つの抗菌剤、もしくは
少なくとも1つの連続気孔構造体、または
これらの任意の組み合わせ
を含む、請求項1のエクササイズマット。
【請求項4】
前記少なくとも1つのミドル層は、
ポリウレタン、
ポリエステルナノファイバー、
ポリエステルマイクロファイバー、
不織布、
少なくとも1つの連続気泡構造体、
ゴム発泡体材料、
織布、
コットン材料、
ポリエステル材料、
少なくとも1つの熱可塑性エラストマー、
ポリ塩化ビニル材料、
穿孔、もしくは
少なくとも1つの抗菌剤、または
これらの任意の組み合わせ
を含む、請求項2のエクササイズマット。
【請求項5】
前記少なくとも1つのボトム層は、
テクスチャー、
穿孔、
合成ゴム、
天然ゴム、もしくは
少なくとも1つの抗菌剤、または
これらの任意の組み合わせ
を含む、請求項1のエクササイズマット。
【請求項6】
前記少なくとも1つのトップ層はエクササイズ表面としておよび床接触表面として使用可能である、および/または
前記少なくとも1つのボトム層はエクササイズ表面としておよび床接触表面として使用可能である、請求項1のエクササイズマット。
【請求項7】
ポリウレタンからなり少なくとも1つの連続気泡構造体を有する少なくとも1つのトップ層であって、少なくとも1つの抗菌剤を含む少なくとも1つのトップ層と、
少なくとも1つの熱可塑性エラストマーを含む少なくとも1つの穿孔ボトム層と、
前記少なくとも1つのトップ層と前記少なくとも1つのボトム層との間に配置された、少なくとも1つのポリエステルコットンブレンド織布を含む少なくとも1つのミドル層と
を含む、エクササイズマット。
【請求項8】
前記少なくとも1つのミドル層は、
ポリウレタン、
ポリエステルナノファイバー、
ポリエステルマイクロファイバー、
不織布、
織布、
少なくとも1つの連続気泡構造体、
ゴム発泡体材料、
コットン材料、
ポリエステル材料、
コットンポリエステルブレンド材料、
少なくとも1つの熱可塑性エラストマー、
ポリ塩化ビニル材料、
穿孔、もしくは
少なくとも1つの抗菌剤、または
これらの任意の組み合わせ
を含む、請求項7のエクササイズマット。
【請求項9】
前記少なくとも1つのボトム層は、
テクスチャー、
合成ゴム、
天然ゴム、
少なくとも1つの抗菌剤、または
これらの任意の組み合わせ
を含む、請求項7のエクササイズマット。
【請求項10】
前記少なくとも1つのトップ層はエクササイズ表面としておよび床接触表面として使用可能である、および/または
前記少なくとも1つのボトム層はエクササイズ表面としておよび床接触表面として使用可能である、請求項7のエクササイズマット。
【請求項11】
少なくとも1つのトップ層であって、ポリウレタンを含む少なくとも1つのトップ層と、
前記少なくとも1つのトップ層に隣接する少なくとも1つのボトム層であって、少なくとも1つの合成ゴムおよび少なくとも1つの天然ゴムを含む少なくとも1つのボトム層と
を含む、エクササイズマット。
【請求項12】
さらに、前記少なくとも1つのトップ層と前記少なくとも1つのボトム層との間に、少なくとも1つのミドル層を含む、請求項11のエクササイズマット。
【請求項13】
前記少なくとも1つのトップ層は、さらに、
少なくとも1つの抗菌剤、もしくは
少なくとも1つの連続気孔構造体、または
これらの任意の組み合わせ
を含む、請求項1のエクササイズマット。
【請求項14】
前記少なくとも1つのミドル層は、
ポリウレタン、
ポリエステルナノファイバー、
ポリエステルマイクロファイバー、
不織布、
少なくとも1つの連続気泡構造体、
ゴム発泡体材料、
織布、
コットン材料、
ポリエステル材料、
少なくとも1つの熱可塑性エラストマー、
ポリ塩化ビニル材料、
穿孔、もしくは
少なくとも1つの抗菌剤、または
これらの任意の組み合わせ
を含む、請求項12のエクササイズマット。
【請求項15】
前記少なくとも1つのボトム層は、
テクスチャー、
穿孔、
合成ゴム、
天然ゴム、もしくは
少なくとも1つの抗菌剤、または
これらの任意の組み合わせ
を含む、請求項1のエクササイズマット。
【請求項16】
前記少なくとも1つのトップ層はエクササイズ表面としておよび床接触表面として使用可能である、および/または
前記少なくとも1つのボトム層はエクササイズ表面としておよび床接触表面として使用可能である、請求項1のエクササイズマット。
【請求項17】
少なくとも1つの連続気泡構造体を有する少なくとも1つのトップ層であって、少なくとも1つの抗菌剤を含む少なくとも1つのトップ層と、
少なくとも1つの熱可塑性エラストマーを含む少なくとも1つの穿孔ボトム層と、
前記少なくとも1つのトップ層と前記少なくとも1つのボトム層との間に配置された、少なくとも1つのポリエステルコットンブレンド織布を含む少なくとも1つのミドル層と
を含む、エクササイズマット。
【請求項18】
前記少なくとも1つのミドル層は、
ポリウレタン、
ポリエステルナノファイバー、
ポリエステルマイクロファイバー、
不織布、
織布、
少なくとも1つの連続気泡構造体、
ゴム発泡体材料、
少なくとも1つの熱可塑性エラストマー、
ポリ塩化ビニル材料、
穿孔、もしくは
少なくとも1つの抗菌剤、または
これらの任意の組み合わせ
を含む、請求項17のエクササイズマット。
【請求項19】
前記少なくとも1つのボトム層は、
テクスチャー、
合成ゴム、
天然ゴム、
少なくとも1つの抗菌剤、または
これらの任意の組み合わせ
を含む、請求項17のエクササイズマット。
【請求項20】
前記少なくとも1つのトップ層はエクササイズ表面としておよび床接触表面として使用可能である、および/または
前記少なくとも1つのボトム層はエクササイズ表面としておよび床接触表面として使用可能である、請求項17のエクササイズマット。
【請求項21】
少なくとも1つのポリウレタン層を流し込み、
合成ゴムおよび天然ゴムを含む少なくとも1つの層を流し込み、
熱圧着を用いて、少なくとも1つのポリウレタン層と、合成ゴムおよび天然ゴムを含む少なくとも1つの層とを接続する
ことを含む、エクササイズマットの製造方法。
【請求項22】
熱圧着を、連続的なラミネートプロセスを用いて行う、請求項21の方法。
【請求項23】
前記少なくとも1つのポリウレタン層と、前記合成ゴムおよび天然ゴムを含む少なくとも1つの層とを接続するために糊を用いない、請求項21の方法。
【請求項24】
前記少なくとも1つのポリウレタン層を不織布の1つの面で硬化させ、前記合成ゴムおよび天然ゴムを含む少なくとも1つの層を不織布の反対の面で加硫させる、請求項21の方法。
【請求項25】
前記加硫を摂氏180またはその近くで行う、請求項24の方法。
【請求項26】
少なくとも1つのポリウレタン層を流し込み、
少なくとも1つの熱可塑性層を流し込み、
少なくとも1つのラミネートを用いて、少なくとも1つのポリウレタン層と、少なくとも1つの熱可塑性層とを接続する
ことを含む、エクササイズマットの製造方法。
【請求項27】
前記少なくとも1つのラミネートは、少なくとも1つの非トルエンのラミネーション接着剤である、請求項26の方法。
【請求項28】
前記少なくとも1つのポリウレタン層を不織布の1つの面で硬化させ、前記少なくとも1つの熱可塑性層を不織布の反対の面にラミネートする、請求項26の方法。
【請求項29】
マット材料の製造方法であって、
少なくとも1つの液状のポリウレタンを含む少なくとも1つのトップ層を、前記少なくとも1つの液状のポリウレタンを少なくとも1つのモールドに注いで調製し、
少なくとも1つの熱可塑性エラストマーを含む少なくとも1つのトップ層を、前記少なくとも1つの熱可塑性エラストマーを少なくとも1つのカレンダープロセスを通過させて調製し、
前記少なくとも1つのトップ層および前記少なくとも1つのボトム層を、少なくとも1つのオーブンに通し、そうして前記少なくとも1つの熱可塑性エラストマーが前記少なくとも1つのポリウレタンにラミネートして前記マット材料を調製する、
方法。
【請求項30】
少なくとも1つの液状のポリウレタンを、布を含む少なくとも1つのミドル層上に流し込み、前記少なくとも1つのトップ層、前記少なくとも1つのミドル層、および前記少なくとも1つのボトム層を、少なくとも1つのオーブンに通し、そうして前記少なくとも1つの熱可塑性エラストマーが布にラミネートして前記マット材料を作る、請求項29の方法。
【請求項31】
前記布は、織布または不織布である、請求項29の方法。
【請求項32】
前記少なくとも1つの熱可塑性エラストマーを、少なくとも1つのカレンダープロセスを通過させて、混合および/または平坦化させる、請求項29の方法。
【請求項33】
前記熱可塑性エラストマーが加硫する、請求項29の方法。

【図1A】
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【図1B】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2012−236406(P2012−236406A)
【公開日】平成24年12月6日(2012.12.6)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2012−69159(P2012−69159)
【出願日】平成24年3月26日(2012.3.26)
【出願人】(512077284)ルルレモン・アスレティカ・カナダ・インコーポレイテッド (1)
【Fターム(参考)】