説明

エディタ装置、エディタプログラムおよびそれを記録した記録媒体

【課題】部品や命令記号のような表示要素に付与された属性を容易に確認することにある。
【解決手段】エディタ装置は、作画ウインドウ102に表示されている画面における部品104をマウスカーソル105によってアドレスマップ103cにドラッグしてドロップする操作が行われると、アドレスウインドウ106を表示する。アドレスウインドウ106は、部品104に設定されているアドレスとそのタイプとを含んでいる。また、エディタ装置は、アドレスウインドウ106においてマウスカーソル105によって指示されてクリック操作によってアドレスが選択されると、当該アドレスを含む領域までアドレスマップ103cをスクロールして表示する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、プログラマブル表示器などの表示装置に表示させる画面に含まれる部品やシーケンス制御装置を動作させるためのシーケンスプログラムに含まれる命令を表す記号などに付与された属性の確認を容易にするエディタ装置、エディタプログラムおよびそれを記録した記録媒体に関するものである。
【背景技術】
【0002】
プログラマブルロジックコントローラ(以降、PLCと称する)などと呼ばれる制御装置は、シーケンス制御をはじめとする各種制御を実現するために、CPUおよびメモリを中心とするハードウェアの部分と、ターゲットシステムの制御を司るソフトウェアの部分とを備えている。ソフトウェアの部分は、PLCを設計当初の制御システム通りに動作させるためのシーケンス制御フローの設計、その制御フローの命令語への変換、命令語のメモリへの書き込みなどを含んでいる。一般に、この一連の作業をプログラミングと称している。
【0003】
このようなプログラミングにおいては、コンピュータの専門知識を持たなくても簡単にプログラム作成ができるように、ラダープログラムのような独自の言語を用いており、利用者に使いやすい各種のプログラミング言語が次々と開発されるようになった。例えば、ラダー図(LD)は、命令記号を用いて比較的容易にラダー回路を設計することができるので従来から広く普及しており、現在でも最もよく用いられているプログラミング言語である。このようなプログラミング言語によるプログラミング作業において用いられるプログラミングツールとしては、ラダーエディタなどのプログラミングソフトウェアが普及してきている。このソフトウェアは、エディタコンピュータなどのコンピュータ装置において、ラダー図のような記号化された命令を含む形態でプログラムを容易に作成および編集することができる。
【0004】
一方、プログラマブル表示器は、PLCとのインターフェースを備えており、PLCに接続されたデバイスの稼働状況を表示したり、デバイスへの制御指示を与えるための操作入力を画面から受け付けたりする機能を備えた操作型表示器である。一般に、プログラマブル表示器は、グラフィック表示機能を有するので、操作盤、スイッチ、表示灯等を表示することができ、制御システムにおける操作端末としての役割を果たす。
【0005】
このようなプログラマブル表示器で表示される画面は、画面作成ソフトウェア(画面エディタ)を用いてユーザによって作成される。画面作成に際しては、ユーザが、エディタコンピュータ等において画面作成ソフトウェアによって提供される部品、描画機能等を用いて所望の画面を構成する。
【0006】
上記の部品は、スイッチ、テンキー、メータ表示器、グラフ表示器等をそれぞれ表す画像であって、実際の部品のごとく組み合わせて扱えるように、予めライブラリ形式で画面作成ソフトウェアに用意されている。作成された画面は、画面データとしてプログラマブル表示器に転送されて記憶される。そして、PLCの稼働時には、PLCに接続されたデバイスの状態に応じて、プログラマブル表示器の表示部に表示される画面上のメータ表示器等の出力部品が動的に変化する。また、スイッチ等の入力部品への画面上の入力操作が制御指示としてデバイスに与えられる。
【0007】
前述のラダーエディタや画面エディタは、ラダープログラムの命令記号や画面における部品に各種の属性を設定する機能を有している。例えば、画面エディタにおいては、通常、デバイスの状態を部品の表示に反映させたり、部品を介した入力指示をデバイスの状態に反映させたりするために、デバイスのデータを格納するPLCやプログラマブル表示器におけるメモリのアドレスを属性として部品に設定する。また、ラダーエディタにおいても、デバイスの状態をPLCやプログラマブル表示器のメモリにおいて書き替えるために、当該メモリのアドレスを属性として命令記号に設定する。
【0008】
あるいは、画面エディタにおいては、部品の色も属性として設定する。例えば、スイッチ部品やランプ部品の色は、ON状態で赤になり、OFF状態で緑になるというように設定される。
【0009】
画面エディタのアドレス設定については、アドレス使用状況の変化を監視してアイコン形式で表示させ、空きアドレスのアイコンを部品にドラッグ&ドロップ操作することにより、部品に空きアドレスを設定することが特許文献1に記載されている。これにより、アドレスの使用状況を確認しながら、空きのアドレスを用いて部品にアドレスを設定することができる。
【特許文献1】特開2006−99568号公報(2006年4月13日公開)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
ラダーエディタや画面エディタでは、制御システムの仕様の変更等に応じて、画面における部品やラダープログラムにおける命令記号に付与された属性を変更する必要が生じる。このため、部品や命令記号に現在付与されている属性を確認しなければならない。
【0011】
ところが、上記の特許文献1には、アドレス設定の方法について記載されているが、現在、特定の部品に設定されている属性としてのアドレスを確認する方法については記載されていない。
【0012】
また、部品についての全ての属性の一覧を表示させることがすでに実現されており、この全属性一覧表示を用いて部品に設定されたアドレスを確認することができる。しかしながら、このような属性の一覧を表示させるための操作が必要であり、かつ属性の一覧にはアドレス以外の属性も含まれるため、アドレスのみを素早く確認するには不向きである。また、この全属性一覧を用いる場合、部品に設定されたアドレス以外の属性(例えば色)についても、同様に素早く確認することは容易ではない。
【0013】
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、部品や命令記号のような表示要素に付与された特定の属性を容易に確認することにある。
【課題を解決するための手段】
【0014】
本発明に係るエディタ装置は、表示要素を含むアプリケーションデータを作成するエディタ装置において、上記の課題を解決するために、前記アプリケーションデータを作成する主表示領域と隣接して設けられた属性表示領域に、前記表示要素に設定するための特定の属性の一覧を表示する属性一覧表示手段と、前記主表示領域に表示された前記表示要素のうち選択された表示要素を前記属性表示領域へドラッグする操作によって、当該表示要素に設定されている属性を表示する設定属性表示手段とを備えていることを特徴としている。
【0015】
上記の構成では、主表示領域に表示された表示要素のうち、ユーザによって、表示要素を選択し、当該表示要素を属性表示領域へドラッグする操作が行われると、設定属性表示手段によって、表示要素に設定されている属性が表示される。これにより、表示要素に設定されている特定の属性を容易に確認することができる。
【0016】
例えば、エディタ装置がアドレスで特定されたメモリにおける領域にデータが読み書きされる状態を表示する表示要素を含むアプリケーションデータを作成する場合、そのアドレスが属性となる。この場合、前記属性は前記データを読み書きする前記メモリ領域を特定するアドレスであり、前記設定属性表示手段は前記選択された表示要素に設定された前記アドレスを識別表示する。あるいは、属性は表示要素の色であってもよい。
【0017】
前記エディタ装置において、属性一覧表示手段は、表示された属性のうち1つが選択されると、属性の一覧における選択された属性を含む部分を表示することが好ましい。これにより、属性の一覧がすべての属性を表示しきれない場合、選択された属性を含む部分が表示される。それゆえ、当該部分を表示させるために、ユーザが属性の一覧をスクロール操作するという手間を省くことができるとともに、選択された属性を属性の一覧における周囲の属性へ変更することが容易になる。
【0018】
本発明のエディタプログラムは、前述のいずれかのエディタ装置を動作させるためのエディタプログラムであって、コンピュータを上記各手段として機能させるプログラムである。また、このエディタプログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録される。これにより、プログラムをコンピュータに読み取らせて実行させることにより前記エディタ装置を実現することができる。
【発明の効果】
【0019】
本発明に係るエディタ装置は、以上のように、アプリケーションデータを作成する主表示領域と隣接して設けられた属性表示領域に、前記表示要素に設定するための特定の属性の一覧を表示する属性一覧表示手段と、前記主表示領域に表示された前記表示要素のうち選択された表示要素を前記属性表示領域へドラッグする操作によって、当該表示要素に設定されている属性を表示する設定属性表示手段とを備えているので、表示要素に設定されている属性を容易に確認することができる。したがって、属性を変更する作業を効率的に行うことができるという効果を奏する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0020】
本発明の実施形態を図1ないし図5に基づいて説明すると、以下の通りである。
【0021】
本実施の形態に係るエディタ装置は、図1に示すように、エディタコンピュータ1によって構成されている。エディタコンピュータ1は、CPU、メモリ(RAM、ROMなど)、外部記憶装置(ハードディスクドライブ、MOドライブなど)、表示装置および入力装置(キーボード、マウスなど)を有している。また、エディタコンピュータ1は、図1に示すように、制御部11、インターフェース部(図中、I/F)12、エディタ部13およびデータ記憶部14を備えている。
【0022】
インターフェース部12は、プログラマブル表示器2との間の通信を行うための通信制御部であり、画面転送ケーブル3に接続されている。画面転送ケーブル3としては、例えばUSBケーブルなどが用いられる。
【0023】
プログラマブル表示器2は、CPUなどの演算処理装置を備えており、ユーザが作成した入力操作および表示用の画面データを表示することによりプログラマブル表示器特有の操作機能および表示機能を実現する専用コンピュータである。
【0024】
このプログラマブル表示器2は、シリアルケーブル6を介したPLC4との通信により、PLC4を介して表示画面に表示される各デバイス5の状態を取得して、例えば、後述のディスプレイ22に各デバイス5の状態を表示する機能を有している。また、プログラマブル表示器2は、後述のタッチパネル24への操作に応じて、デバイス5の状態制御をPLC4に指示する機能を有している。
【0025】
HMI(Human Machine Interface)として好適に使用されるプログラマブル表示器2は、HMI処理部21を制御の中心として備えている。このHMI処理部21は、HMI処理のプログラムを実行することによって実現される機能ブロックである。
【0026】
上記のHMI処理部21は、所定の時間間隔毎や所定のイベント毎にPLC4と通信することによって、PLC4のメモリから、デバイス5の状態を状態データとして取得して、プログラマブル表示器2内に用意された一時的なメモリ空間、例えば作業メモリ27の特定の領域(状態メモリ領域)に書き込む。また、HMI処理部21は、PLC4のメモリにおける状態データを更新するように、状態メモリ領域におけるデバイス5の状態データを書き替えて、PLC4に送信する。また、HMI処理部21は、後述する部品などのオブジェクトを組み合わせて作成された画面データに基づいて、デバイス5の状態データをPLC4から取得してプログラマブル表示器2に描画表示するときの動作や、画面上のタッチパネル24への操作に応じてデバイス5の状態の変更を指示するときの動作を処理規定情報によって特定する。
【0027】
また、HMI処理部21は、インターフェース部(図中I/F)23によるシリアルケーブル6を介したPLC4との通信により、PLC4のメモリに格納された各デバイス5の状態を取得し、ディスプレイ22に表示される画面上に各デバイス5の状態を描画表示する機能を有する。
【0028】
画面データは、エディタコンピュータ1から画面転送ケーブル3を介して転送されて、データメモリ25に格納される。プログラマブル表示器2における画面データの受信は、インターフェース部(図中I/F)26によって行われる。
【0029】
ここで、PLC4について説明する。
【0030】
PLC4は、ユーザが作成したシーケンスプログラム(ラダープログラムなど)にしたがって、例えば、数十msなどの予め定められたスキャンタイム毎に、入力ユニットを介して入力用のデバイス5の状態を取り込むとともに、出力用のデバイス5に状態を変更するように制御指示を与える。
【0031】
入力用のデバイス5としては、センサ(温度センサ、光センサなど)、スイッチ(押ボタンスイッチ、リミットスイッチ、圧力スイッチなど)のような機器が用いられる。出力用のデバイス5としては、アクチュエータ、リレー、電磁弁、表示器などが用いられる。これらのデバイス5は、製造ラインなどの所要各部に配置される。また、プログラマブル表示器2に表示されるユーザ画面に設けられるスイッチ部品や表示器部品もデバイス5として扱われる。
【0032】
なお、デバイス5は、プログラマブル表示器2における特定のメモリ領域(例えば後述のシステムエリアにおけるユーザエリア)であってもよいし、PLC4内のメモリにおける特定のメモリ領域であってもよい。これらのメモリ領域は内部デバイスとして設定される。
【0033】
PLC4内のメモリは、デバイス5の状態(デバイス5からの出力値やデバイス5への設定値)を示すデータ(ワードデータやビットデータ)を、デバイスアドレスで特定される領域に格納している。上記メモリにおいて、ワードデバイスとビットデバイスとが設定される。ワードデバイスは、入出力されるデータが数値のようなワードデータを格納する領域として設定され、ワードアドレス(デバイスアドレス)で指定される。また、ビットデバイスは、オン・オフ状態のようなビットデータを格納する領域として設定され、ビットアドレス(デバイスアドレス)で設定される。このような設定により、メモリ内の任意のワードデバイスまたはビットデバイスをデバイスアドレスとして指定してアクセスするだけでデバイス5を制御し、またはその状態に関する情報を個別に取り出すことができる。
【0034】
PLC4のメーカ毎に固有の名称で呼ばれるデバイスアドレスには、変数が対応付けられている。変数は、ユーザによって任意に設定可能な名称であり、後述するコメントを変数として扱うことができる。
【0035】
ここで、再びエディタコンピュータ1の説明に戻る。
【0036】
制御部11は、ハードウエア(CPUやメモリなど)およびソフトウエア(オペレーティングシステムなど)によって実現される機能ブロックであり、アプリケーションプログラムの実行や周辺機器の動作を制御する部分である。制御部11は、その機能を果たすために作業メモリ11aを有している。作業メモリ11aは、RAMなどによって構成され、エディタ部13が画面データやラダープログラムを展開するためなどに用いられる。
【0037】
また、制御部11は、アプリケーションプログラムである画面作成ソフトウエアを実行することにより、画面エディタ131をエディタ部13に実現する。また、制御部11は、アプリケーションプログラムであるラダープログラミングソフトウェアを実行することにより、ラダーエディタ132をエディタ部13に実現する。エディタ部13は、エディタコンピュータ1と分離可能に構成される記録媒体に記録され、この記憶媒体からエディタコンピュータ1にインストールすることが可能である。また、エディタコンピュータ1は、エディタ部13を備えることによりエディタ装置として機能する。
【0038】
上記の記録媒体(プログラムメディア)は、コンピュータに読み取り可能な記録媒体であり、磁気テープやカセットテープなどのテープ系、フレキシブルディスクやハードディスクなどの磁気ディスク系、CD−ROM、MO、MD、DVDなどの光ディスク系、ICカード(メモリカードを含む)、光カードなどのカード系が好適である。その他、上記のプログラムメディアは、マスクROM、EPROM、EEPROM、フラッシュROMなどによる半導体メモリを含めた固定的にプログラムを担持する媒体であってもよい。
【0039】
また、エディタコンピュータ1が、インターネットを含む通信ネットワークと接続可能な環境に置かれていれば、通信ネットワークからプログラムをダウンロードするように流動的にプログラムを担持する媒体であってもよい。ただし、このように通信ネットワークからプログラムをダウンロードする場合には、そのダウンロード用プログラムは予めエディタコンピュータ1に格納されるか、あるいは別な記録媒体からインストールされるものであってもよい。
【0040】
画面エディタ131は、ユーザ独自の画面であるユーザ画面を作成できるように、スイッチ、ランプ、テンキー、各種表示器(例えば、数値表示器、メータ表示器およびグラフ表示器)などの部品、描画機能、テキスト入力機能などを備えている。部品としては、単一の機能を有する部品だけでなく、複数の機能を有する、複合スイッチ、カウンタ、タイマといった複合機能を有する部品が用意されている。オブジェクト(表示要素)としての部品は、ユーザが容易に選択できるようにライブラリ形式で登録されており、部品の機能に応じた処理規定情報(オブジェクトに対する手続き)が予め付与されている。描画機能は、直線や曲線の線図形を描画したり、各種のグラフ、円、四角形、三角形などの基本図形の描画および図形内の指定色や模様による塗りつぶしを行ったりするための機能である。
【0041】
また、画面エディタ131は、作成した画面のデータすなわち画面データ(アプリケーションデータ)を上記の外部記憶装置によって構成されるデータ記憶部14に画面ファイルとして保存する。また、画面エディタ131は、画面ファイルをデータ記憶部14から読み出して、転送ケーブル3を介してプログラマブル表示器2に転送する。
【0042】
ラダーエディタ132は、デバイス5が所望のシーケンスにしたがって動作するようにユーザの入力・編集操作によってPLC4の制御手順を定めるラダープログラム(アプリケーションデータ)を作成する。このラダーエディタ132は、エディタコンピュータ1の図示しないディスプレイの表示画面上でデバイス5に対応するラダー記号(表示要素,命令記号)や演算処理などの各種処理を表すラダー記号(表示要素,命令記号)をユーザの操作に応じて配置してラダー図を組み上げることでラダープログラムを作成できるように構成されている。
【0043】
また、ラダーエディタ132は、作成したラダープログラムをデータ記憶部14にラダーファイルとして保存する。また、ラダーエディタ132は、ラダーファイルをデータ記憶部14から読み出して、PLC4にロードする。
【0044】
また、エディタ部13は属性設定部133を含んでいる。属性設定部133は、部品やラダー記号に所定の属性を設定するために設けられており、アドレス設定部133aとカラー設定部133bとを有している。属性設定部133は、部品にアドレスや色などをユーザに設定させるためのダイアログボックス(図示せず)をユーザインターフェースとして提供する。
【0045】
また、アドレス設定部133aは、部品やラダー記号にアドレスを設定したり、アドレスに関連付けられた変数を設定したりする。変数としては、デバイス5の動作状態のような事象名や、スイッチに対応するSWやランプに対応するLAMPのようなデバイス5に対応する符号や、操作指示などが挙げられる。また、変数は、アドレスに付与される任意の名称であり、PLC4のメーカ特有のアドレス表現の相違に関わらずラダープログラムを利用することを可能とする。
【0046】
その他、アドレス設定部133aは、画面エディタ131が起動しているときに部品に設定されているアドレスを表示する機能を備えている。また、アドレス設定部133aは、ラダーエディタ132が起動しているときにラダー記号に設定されているアドレスを表示する機能を備えている。以降、その機能について説明する。
【0047】
まず、画面エディタ131が起動した状態で、図2(a)に示すように、作業ウインドウ101が開かれ、さらに作業ウインドウ101内に作画ウインドウ102が開かれている。アドレス設定部133aは、この状態で、アドレス設定ウインドウ103を開く操作がユーザによって行われると、アドレス設定ウインドウ103を作業ウインドウ101内に開く。
【0048】
アドレス設定ウインドウ103は、アドレスタイプ設定ボックス103a、表示アドレス入力ボックス103bおよびアドレスマップ103cを含んでいる。
【0049】
アドレスタイプ設定ボックス103aは、アドレスのタイプとして、「ビットアドレス」または「ワードアドレス」のいずれかを選択して設定するために設けられているスピンボックスである。アドレス設定部133aは、「ビットアドレス」が選択されると、ビットアドレスの使用状況をアドレスマップ103cを表示し、「ワードアドレス」が選択されると、ワードアドレスの使用状況をアドレスマップ103cに表示する。
【0050】
表示アドレス入力ボックス103bは、アドレスマップ103cに表示させるアドレスを入力するために設けられている。この表示アドレス入力ボックス103bは、例えば、アドレスをエディタコンピュータ1のキーボードなどを用いて直接入力できるように構成されている。アドレス設定部133aは、表示アドレス入力ボックス103bにアドレスが入力されると、当該アドレスが表示されるように、アドレスマップ103cにおけるアドレス表示範囲を移動させる。
【0051】
アドレスマップ103cは、アドレスのビットを方形などの図形で表したアドレスブロック103dによってアドレスを表現している。アドレスマップ103cの左側には、アドレスを識別するためのデバイスラベルとして「X」が表示されるとともに、デバイスラベルに続く下部分のオフセットラベルが表示される。また、アドレスマップ103cの上側には、アドレスのビット位置0〜n(インデックス;nはワードデバイスのビット数)を示すインデックスラベルが表示される。
【0052】
アドレス設定部133aは、アドレス設定部133aが管理しているアドレス使用状況に関する情報に基づいて、使用されているアドレスのビットを表すアドレスブロック103dを赤色で表示し、使用されていないアドレスについてのアドレスブロック103dを緑色で表示する。アドレス設定部133aは、ビットアドレスを表示する場合、使用されているビットのみ赤色表示し、ワードアドレスを表示する場合、使用しているアドレスの全ビット(ビット位置0〜n)を赤色表示する。また、アドレス設定部133aは、ビットアドレスおよびワードアドレスの双方に対応している部品に対しては、両アドレスが使用されると、それぞれのアドレスで使用ビットのアドレスブロック103dを赤色表示する。また、アドレス設定部133aは、1つの部品に複数のビットアドレスやワードアドレスが設定されている場合にも、設定されているアドレスを示すアドレスブロック103dの全てを赤色表示する。
【0053】
アドレスマップ103cは、アドレスブロック103dを表示できる範囲が限られており、図示した例では、n=8、すなわち9ビット分を表示している。しかしながら、アドレスマップ103cは、上下および左右方向にスクロールバーによるスクロール操作により、隠れた部分を表示することができる。したがって、インデックスラベルを16ビット分有するアドレスであっても表示することができる。
【0054】
また、アドレス設定部133aは、PLC4の機種毎に各画面で使用している部品に使用(設定)されているアドレスを管理しており、アドレス毎に使用または未使用の情報を確保している。前述のアドレスブロック103dの使用または未使用を表す表示は、このアドレス設定部133aで管理されているアドレスの使用または未使用の情報に基づいて行われる。
【0055】
アドレス設定部133aは、一まとまりの画面やラダープログラムについて、すべてのアドレスの使用/未使用の状態を管理している。具体的には、アドレス設定部133aは、制御部11の作業メモリ11aなどを使用したメモリテーブルにおいて、すべてのアドレスについて、使用状態をフラグ“1”とし未使用状態を“0”としている。また、アドレス設定部133aは、アドレスマップ103cに現在のアドレスの使用状況が表示されるときに、一まとまりの画面やラダープログラムに含まれる各部品に対して使用されているアドレスを読み取って、上記のメモリテーブルにアドレスの使用/未使用状態を作成する。また、アドレス設定部133aは、管理しているアドレスの使用状況(使用/未使用状態)の情報を上記のメモリテーブルに反映させる。
【0056】
また、アドレス設定部133aは、アドレス設定によって新たに使用されることになったアドレスや、アドレス設定解除によって使用されなくなったアドレスを常に監視している。そして、アドレス設定部133aは、アドレスの使用状況に変化があれば、その情報を即座にメモリテーブルに反映させることにより、常にアドレスの使用状況についての最新の情報を確保している。
【0057】
また、アドレス設定部133aは、図2(a)に示すように、作画ウインドウ102に表示されている画面における部品104をマウスカーソル105によってアドレスマップ103cにドラッグしてドロップする操作が行われると、アドレスウインドウ106を表示する。アドレスウインドウ106は、部品104に設定されているアドレスとそのタイプとを含んでいる。アドレス設定部133aは、上記の操作が行われると、現在、作画ウインドウ102に表示されている画面が画面データとして展開されている作業メモリ11aから、部品104に属性として設定されているアドレスとそのタイプとを読み出してアドレスウインドウ106に表示する。また、アドレス設定部133aは、部品104に設定されているアドレスを示すアドレスブロック103dを赤色表示から青色表示に切り替える。これにより、部品104に設定されているアドレスを容易に判別することができる。
【0058】
また、アドレス設定部133aは、図2(b)に示すように、マウスカーソル105によって指示されてクリック操作によってアドレスウインドウ106に表示されているアドレスの中から1つのアドレスが選択されると、当該アドレスを含む領域までアドレスマップ103cを自動的にスクロールして表示する。これにより、表示アドレス入力ボックス103bにアドレスを入力することなく、部品104に設定されているアドレスのうち、アドレスマップ103cにおける所望のアドレスの設定位置を確認することができる。
【0059】
さらに、アドレス設定部133aは、特許文献1に記載された作画エディタのアドレス設定部と同様にして、アドレスを部品104に設定する。具体的には、アドレス設定部133aは、アドレス設定ウインドウ103に表示されたアドレスブロック103dをマウスカーソル105によって部品104にドラッグする操作によって、部品104の側に機能一覧ウインドウ(図示せず)を表示し、この機能一覧ウインドウにドロップ操作が行われると、部品104にアドレスを設定する。
【0060】
このように、アドレス設定部133aは、部品104をアドレスマップ103cにドラッグ&ドロップする操作が行われるだけで、部品104に設定されているアドレスをアドレスウインドウ106に表示する。これにより、簡単な操作によって部品104に設定されているアドレスを容易に確認することができる。また、アドレスウインドウ106でアドレスが選択されると、アドレスマップ103cにおいて、そのアドレスを含む部分が表示される。これにより、部品104に設定されているアドレスを容易に確認することができるとともに、部品104に設定されているアドレスをアドレスマップ103cの設定位置の周辺位置におけるアドレスに容易に変更することができる。
【0061】
アドレス設定部133aは、上記のように、部品に対するアドレスの確認および設定を行うが、ラダー記号に対しても、同様にアドレスの確認および設定を行う。続いて、アドレス設定部133aの当該機能について説明する。
【0062】
まず、ラダーエディタ132が起動した状態で、図3(a)に示すように、作業ウインドウ201が開かれ、さらに作業ウインドウ201内にラダーウインドウ202が開かれている。アドレス設定部133aは、この状態で、アドレス設定ウインドウ203を開く操作がユーザによって行われると、アドレス設定ウインドウ203を作業ウインドウ201内に開く。
【0063】
アドレス設定ウインドウ203は、アドレスタイプ設定ボックス203a、表示アドレス入力ボックス203bおよびアドレスマップ203cを含んでいる。アドレス設定ウインドウ203は、アドレスタイプ設定ボックス203a、表示アドレス入力ボックス203bおよびアドレスマップ203cは、それぞれ前述のアドレスタイプ設定ボックス103a、表示アドレス入力ボックス103bおよびアドレスマップ103cと同等の機能を有している。よって、ここでは、これらの説明を省略する。
【0064】
アドレス設定部133aは、図3(a)に示すように、ラダーウインドウ202に表示されているラダープログラムにおけるラダー記号204をマウスカーソル205によってアドレスマップ203cにドラッグしてドロップする操作が行われると、アドレスウインドウ206を表示する。アドレスウインドウ206は、ラダー記号204に設定されているアドレスとそのタイプとを含んでいる。アドレス設定部133aは、上記の操作が行われると、現在、ラダーウインドウ202に表示されているラダープログラムが展開されている作業メモリ11aから、ラダー記号204に属性として設定されているアドレスとそのタイプとを読み出してアドレスウインドウ206に表示する。また、アドレス設定部133aは、ラダー記号204に設定されているアドレスを示すアドレスブロック203dを赤色表示から青色表示に切り替える。これにより、ラダー記号204に設定されているアドレスを容易に判別することができる。
【0065】
また、アドレス設定部133aは、図3(b)に示すように、マウスカーソル205によって指示されてクリック操作によってアドレスウインドウ206に表示されているアドレスの中から1つのアドレスが選択されると、当該アドレスを含む領域までアドレスマップ203cを自動的にスクロールして表示する。これにより、表示アドレス入力ボックス203bにアドレスを入力することなく、ラダー記号204に設定されているアドレスのうち、アドレスマップ203cにおける所望のアドレスの設定位置を確認することができる。
【0066】
さらに、アドレス設定部133aは、特許文献1に記載された作画エディタのアドレス設定部と同様にして、アドレスをラダー記号204に設定する。具体的には、アドレス設定部133aは、アドレス設定ウインドウ203に表示されたアドレスブロック203dをマウスカーソル205によってラダー記号204にドラッグする操作によって、ラダー記号204の側に機能一覧ウインドウ(図示せず)を表示し、この機能一覧ウインドウにドロップ操作が行われると、ラダー記号204にアドレスを設定する。
【0067】
このように、アドレス設定部133aは、ラダー記号204をアドレスマップ203cにドラッグ&ドロップする操作が行われるだけで、ラダー記号204に設定されているアドレスをアドレスウインドウ206に表示する。これにより、簡単な操作によってラダー記号204に設定されているアドレスを容易に確認することができる。また、アドレスウインドウ206でアドレスが選択されると、アドレスマップ203cにおいて、そのアドレスを含む部分が表示される。これにより、ラダー記号204に設定されているアドレスを容易に確認することができるとともに、ラダー記号204に設定されているアドレスをアドレスマップ203cの設定位置の周辺位置におけるアドレスに容易に変更することができる。
【0068】
続いて、カラー設定部133bについて説明する。
【0069】
カラー設定部133bは、部品に対して色を設定するだけではなく、画面エディタ131が起動しているときに部品に設定されているアドレスを表示する機能を備えている。
【0070】
まず、画面エディタ131が起動した状態で、図4(a)に示すように、作業ウインドウ301が開かれ、さらに作業ウインドウ301内に作画ウインドウ302が開かれている。カラー設定部133bは、この状態で、カラー設定ウインドウ303を開く操作がユーザによって行われると、カラー設定ウインドウ303を作業ウインドウ301内に開く。
【0071】
カラー設定ウインドウ303は、色タイプ切替スイッチ303a、パレットタイプ設定ボックス303bおよびカラーパレット303cを含んでいる。
【0072】
色タイプ切替スイッチ303aは、カラーパレット303cの色のタイプとして、256色表示の「カラー」または12階調のモノクロ表示の「モノクロ」のいずれかを選択して設定するために設けられているラジオボタンである。カラー設定部133bは、「カラー」が選択されると、256色表示対応のカラーパレット303cを表示し、「モノクロ」が選択されると、12階調モノクロのカラーパレット303cを表示する。
【0073】
パレットタイプ設定ボックス303bは、カラーパレット303cのタイプとして、「色コード順」に配列されたカラーパレット303cまたは「色相順」に配列されたカラーパレット303cのいずれかを選択するために設けられているスピンボックスである。パレットタイプ設定ボックス303bによるパレットタイプの選択は、色タイプ切替スイッチ303aにて「カラー」が選択されている場合のみ有効となる。
【0074】
カラーパレット303cは、色タイプ切替スイッチ303aおよびパレットタイプ設定ボックス303bで選択されたタイプで配列された色をカラーセル303d(ブロック)として表示する。
【0075】
カラー設定部133bは、図4(a)に示すように、作画ウインドウ302に表示されている画面における部品304をマウスカーソル305によってカラーパレット303cにドラッグしてドロップする操作が行われると、図4(b)に示すように、カラー属性リストウインドウ306を表示する。カラー属性リストウインドウ306は、部品304に設定されている色を含んでいる。部品304に設定される色としては、部品304そのものの色だけでなく、部品304に設けられた枠(設けられている場合のみ)の色、部品304に設けられた文字(設けられている場合のみ)の色、および部品304の背景(設けられている場合のみ)の色が用意される。カラー設定部133bは、上記の操作が行われると、現在、作画ウインドウ302に表示されている画面が画面データとして展開されている作業メモリ11aから、部品304に属性として設定されているカラー属性を読み出して、カラー属性リストウインドウ306に表示する。また、カラー設定部133bは、図4(b)に示すように、マウスカーソル305によって指示されてクリック操作によってカラー属性リストウインドウ306に表示されている部品の設定部分の中から1つの部品の設定部分が選択されると、その選択された設定部分の色を示すカラーセル303dの周囲に縁取りを施して表示する。これにより、部品304に設定されている色を容易に判別することができる。
【0076】
さらに、カラー設定部133bは、カラー属性リストウインドウ306を用いて色を部品304に設定する。具体的には、カラー設定部133bは、図5(a)に示すように、カラーパレット303cに表示されたカラーセル303dをマウスカーソル305によって部品304にドラッグする操作によって、部品304の側にカラー属性リストウインドウ306を表示し、このカラー属性リストウインドウ306の色設定の部分にドロップ操作が行われると、図5(b)に示すように、部品304に上記のカラーセル303dの色を設定する。
【0077】
このように、カラー設定部133bは、部品304をカラーパレット303cにドラッグ&ドロップする操作が行われるだけで、部品304に設定されている色をカラー属性リストウインドウ306に表示する。これにより、簡単な操作によって部品304に設定されている色を容易に確認することができる。また、カラー属性リストウインドウ306で色が選択されると、カラーパレット303cにおいて、そのカラーセル303dが縁取り表示(強調表示)されるので、部品304に設定されている色を容易に確認することができる。
【0078】
本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能である。すなわち、請求項に示した範囲で適宜変更した技術的手段を組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
【産業上の利用可能性】
【0079】
本発明のエディタ装置は、プログラマブル表示器などに表示する画面に含まれる部品やシーケンスプログラムに含まれる命令記号に設定された属性を容易に確認することができるので、当該属性を変更する作業を効率的に行うことが可能となり、プログラマブル表示器等を含む制御システムの開発に好適に利用できる。
【図面の簡単な説明】
【0080】
【図1】本発明の実施形態に係るエディタコンピュータを含むシステムの構成を示すブロック図である。
【図2】(a)は上記エディタコンピュータにおける画面エディタが表示する作業ウインドウにおいて部品に設定されているアドレスを表示させるための操作を示す図であり、(b)は上記作業ウインドウ内のアドレスマップに上記部品に設定されているアドレスを表示させるための操作を示す図である。
【図3】(a)は上記エディタコンピュータにおけるラダーエディタが表示する作業ウインドウにおいてラダー記号に設定されているアドレスを表示させるための操作を示す図であり、(b)は上記作業ウインドウ内のアドレスマップに上記ラダーに設定されているアドレスを表示させるための操作を示す図である。
【図4】(a)は上記エディタコンピュータにおける画面エディタが表示する作業ウインドウにおいて部品に設定されている色を表示させるための操作を示す図であり、(b)は上記作業ウインドウ内のカラーパレットに上記部品に設定されている色を強調表示させるための操作を示す図である。
【図5】(a)は上記エディタコンピュータにおける画面エディタが表示する作業ウインドウにおいて部品に設定されている色を変更するための操作を示す図であり、(b)は当該操作によって部品の色が変更された状態を示す図である。
【符号の説明】
【0081】
1 エディタコンピュータ(エディタ装置)
13 エディタ部
101 作業ウインドウ
102 作画ウインドウ
103 アドレス設定ウインドウ
104 部品(表示要素)
106 アドレスウインドウ
131 画面エディタ
132 ラダーエディタ
133 属性設定部
133a アドレス設定部(属性一覧表示手段,設定属性表示手段)
133b カラー設定部(属性一覧表示手段,設定属性表示手段)
201 作業ウインドウ
202 ラダーウインドウ
203 アドレス設定ウインドウ
204 ラダー記号(表示要素)
206 アドレスウインドウ
301 作業ウインドウ
302 作画ウインドウ
303 アドレス設定ウインドウ
304 部品(表示要素)
306 カラー属性リストウインドウ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
表示要素を含むアプリケーションデータを作成するエディタ装置において、
前記アプリケーションデータを作成する主表示領域と隣接して設けられた属性表示領域に、前記表示要素に設定するための特定の属性の一覧を表示する属性一覧表示手段と、
前記主表示領域に表示された前記表示要素のうち選択された表示要素を前記属性表示領域へドラッグする操作によって、当該表示要素に設定されている属性を表示する設定属性表示手段とを備えていることを特徴とするエディタ装置。
【請求項2】
前記属性は前記データが読み書きされる前記メモリ領域を特定するアドレスであり、
前記設定属性表示手段は前記選択された表示要素に設定された前記アドレスを識別表示することを特徴とする請求項1に記載のエディタ装置。
【請求項3】
前記属性は前記表示要素の色であることを特徴とする請求項1に記載のエディタ装置。
【請求項4】
前記属性一覧表示手段は、表示された属性のうち1つが選択されると、属性の一覧における選択された属性を含む部分を表示することを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載のエディタ装置。
【請求項5】
請求項1ないし4のいずれかに記載のエディタ装置を動作させるためのエディタプログラムであって、コンピュータを上記各手段として機能させるためのエディタプログラム。
【請求項6】
請求項5に記載のエディタプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2008−243061(P2008−243061A)
【公開日】平成20年10月9日(2008.10.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−85841(P2007−85841)
【出願日】平成19年3月28日(2007.3.28)
【出願人】(000134109)株式会社デジタル (224)
【Fターム(参考)】