説明

エリンギの栽培方法

【課題】エリンギの栽培日数を従来法に比べて大幅に短縮しながら大型で均一なエリンギを得ることができるエリンギの栽培方法を提供する。
【解決手段】コーヒー抽出かすとエリンギの栄養源となる物質を含む培地原料とエリンギ種菌を無菌雰囲気下で攪拌混合して混合接種を行う。エリンギ種菌接種量を0.3重量%〜1.5重量%未満とする。発生室における発生期間においてCO濃度を1000ppm〜4000ppmとする。また、培養室における培養期間においてCO濃度を2,000ppm〜4,000ppmとしてもよい。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、エリンギの栽培方法に関し、特にエリンギの栽培日数を大幅に短縮しながら大型で均一なエリンギを得ることができる栽培方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来エリンギを人工栽培するに際しては、スギオガクズ等のオガクズにコーンコブミール、米ぬか、オカラ等の栄養源を添加し、水分を65重量%程度に調整した培地をボトルに充填し殺菌し、クリーンルーム内でこの培地の上面にエリンギ種菌を1〜2%接種する。次いでこのボトルを培養室に置いて、温度22℃、湿度60〜80%の条件で暗黒培養した後、培地表面上の菌糸の厚膜(深さ1〜1.5cm)を取り除く菌かきを行う。菌かきを終了したボトルは発生室に移され、温度14から18℃、湿度60〜95%、CO濃度を制御しない通常の環境下、照度50〜500Luxの条件で芽だしを行う。芽だしをした菌糸は所定の期間をかけて生育し子実体を形成して収穫される。この間、培地の調製から接種までに2日、接種から培養終了までに33日、培養終了から芽だし終了までに11日、芽だし終了から収穫までに9日を要するので、エリンギの標準栽培日数は55日となる。すなわち55日を1サイクルとしてエリンギのボトルによる栽培が繰り返し行われることになる。
【0003】
エリンギ種菌をオガクズと栄養源からなる培地の上面に接種して培養を行う栽培方法は、たとえば特許文献1、特許文献2、特許文献3に開示されている。
【0004】
エリンギの標準栽培日数は、上記のとおり55日であるが、エリンギの収率や品質を低下させずにこの栽培日数を短縮することができれば、エリンギの早期出荷が可能となり、エリンギ栽培サイクルを短縮することにより生産量を増大することができ、エリンギ栽培の収益性を高めることができるので、そのメリットは大きい。本出願人は、上記の点に着目し、エリンギの収率や品質を低下させることなく、栽培日数を大幅に短縮することができるエリンギの栽培方法を開発し、特願2003−292082号を出願した。このエリンギの栽培方法は、コーヒー抽出かすとエリンギの栄養源となる物質を含む培地原料とエリンギ種菌を無菌雰囲気下で攪拌混合して混合接種を行うことを特徴とするものである。
【0005】
この栽培方法によれば、コーヒー抽出かすとエリンギの栄養源となる物質を含む培地原料とエリンギ種菌の攪拌混合による混合接種により、収穫されるエリンギ子実体の収量を低下させることなく、従来通常33日を要していたエリンギの接種から培養終了までの期間を約10日間に短縮することができ、全体の栽培日数を30日以内と従来のほぼ半分に短縮することができる。したがって、エリンギの早期出荷が可能となり、エリンギ栽培サイクルを従来のほぼ半分に短縮することにより生産量をほぼ倍増させることが可能となり、エリンギ栽培の収益性を大幅に高めることができる。
【0006】
なお、キノコの栽培中は呼吸によってCOが排出されるので、培養・発生室の換気が悪いとCO濃度は増大する。たとえば上記特願2003−292082号ではCO濃度を3,000ppm、特許文献3では2,000ppm以下としているが、いずれも単に十分な換気を行うこと(特許文献3のなど)を表しており、積極的な濃度制御は意図していない。
【特許文献1】特開2000−209944号公報
【特許文献2】特開2002−233239号公報
【特許文献3】特開2003−9658号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明者らは、この混合接種法の開発の過程において、コーヒー抽出かすを主原料とする培地においては、エリンギの発芽数が多く、全体の収量は従来法と同等ながら1本あたりのエリンギの大きさが劣るものが多く、充分な大きさのエリンギを均一に得られないという問題があることを見出した。
【0008】
本発明は、上記コーヒー抽出かすを主原料として使用する混合接種法の問題点にかんがみなされたもので、エリンギの栽培日数を従来法に比べて大幅に短縮しながら従来法に劣らない大型で均一なエリンギを得ることができるエリンギの栽培方法を提供しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記本発明の目的を達成するエリンギの栽培方法は、コーヒー抽出かすとエリンギの栄養源となる物質を含む培地原料とエリンギ種菌を無菌雰囲気下で攪拌混合して混合接種を行うエリンギの栽培方法であって、エリンギ種菌接種量を0.3重量%〜1.5重量%未満とすることを特徴とするものである。
【0010】
本発明の目的を達成する他のエリンギの栽培方法は、コーヒー抽出かすとエリンギの栄養源となる物質を含む培地原料とエリンギ種菌を無菌雰囲気下で攪拌混合して混合接種を行うエリンギの栽培方法であって、発生室における発生期間においてCO濃度を1000ppm〜4000ppmとすることを特徴とするものである。
【0011】
本発明の目的を達成する他のエリンギの栽培方法は、コーヒー抽出かすとエリンギの栄養源となる物質を含む培地原料とエリンギ種菌を無菌雰囲気下で攪拌混合して混合接種を行うエリンギの栽培方法であって、培養室における培養期間においてCO濃度を2,000ppm〜4,000ppmとすることを特徴とするものである。
【0012】
本発明の目的を達成する他のエリンギの栽培方法は、コーヒー抽出かすとエリンギの栄養源となる物質を含む培地原料とエリンギ種菌を無菌雰囲気下で攪拌混合して混合接種を行うエリンギの栽培方法であって、エリンギ種菌接種量を0.3重量%〜1.5重量%未満とするとともに、発生室における発生期間においてCO濃度を1000ppm〜4000ppmとすることを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、エリンギ種菌接種量を0.3重量%〜1.5重量%未満とすることにより発芽数が有意に減少し、1本あたりのエリンギは太くて大きい形態のものが均一に収穫でき、市場価値が増大し、収益性を高めることができる。
【0014】
また、本発明によれば、発生室における発生期間においてCO濃度を1,000ppm〜4,000ppmとすることにより、エリンギの傘が過大に生長することが抑制され、柄が太く大きく生長することが促進される。
【0015】
また、本発明によれば、培養室における培養期間においてCO濃度を2,000ppm〜4,000ppmとすることにより、菌糸の成長が促進され、結果としてエリンギの柄が太く大きく生長することが促進される。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
本発明において使用する培地原料は、コーヒー抽出かすとエリンギの栄養源となる物質を主成分として含むものである。
【0017】
本発明の好ましい態様において、培地原料は、コーヒー抽出かす60〜97乾物重量%とエリンギの栄養源となる物質3〜25乾物重量%を含み、水分含量は60重量%以上である。コーヒー抽出かすに加えて代替材料としてオガクズを加えてもよいが、コーヒー抽出かすが60%未満であると、オガクズの増加は菌糸伸長や子実体形成に不利に働くので、好ましくない。また栄養源となる物質が3%未満では充分な子実体の形成が見込めず、25%を超えると、培地の物理構造が悪くなって菌糸伸長と子実体形成に不利となるので、好ましくない。
【0018】
培地原料の最適pHは5.5〜6.5の範囲である。pH調整剤として炭酸カルシウム等を使用することができる。
【0019】
エリンギの栄養源となる物質としては、米ぬか、大麦ぬか、とうもろこしぬか、大豆かす、フスマ、コーンゴブミール等を単独または組合せて使用することができる。
【0020】
栽培は栽培容器を使用して行われる。栽培容器としては800cc〜1000ccのポリプロピレン製ボトルが好適である。
【0021】
混合接種を行う前に、まず空の栽培容器と培地原料を殺菌する。殺菌はたとえば容器とポリプロピレン袋等の容器に封入した培地原料をレトルト釜に入れて120℃〜121℃、90分の殺菌条件で行う。
【0022】
殺菌後培地原料をクリーンベンチ等の無菌雰囲気下で常温に下がるまで冷却した後、混合接種を行う。すなわち、無菌雰囲気下で、培地原料を収容した容器を開口してエリンギ種菌を所定量だけ容器に入れ、容器を閉じた状態で容器に入った培地原料とエリンギ種菌を上下左右に振動して撹拌混合する。
【0023】
エリンギの種菌としては、種々の菌株が知られているが、本発明の混合接種法においては、株式会社かつらぎ産業のエリンギ菌株KE−106がエリンギの収量、大きさ、形態のいずれも良好で好適である。
【0024】
エリンギ種菌の接種量は培地原料と種菌量の合計量に対して0.3重量%〜1.5重量%、好ましくは0.3重量%〜1.0重量%である。接種量が1.5%を超えるとエリンギの発芽数が増大して所望の大きさのエリンギを均一に得ることが困難となる一方、エリンギはカビ、細菌などの雑菌に弱く、接種量が0.3%未満では生育が困難となる。
【0025】
次にこうして混合接種を完了した培地原料とエリンギ種菌を殺菌ずみの栽培容器に所定量だけ充填する。培地の中央には棒を差し込んで通気孔を形成する。以上の工程を終了した後栽培容器にキャップをする。
【0026】
次に栽培容器を培養室に移し、温度22℃、湿度75−85%、暗黒の条件で培養を行い、菌糸を生育させる。
【0027】
次に、発芽数を抑制するためと培地表面の雑菌除去のために菌糸が蔓延した培地の表面を5mm〜20mmの深さで菌かき処理する。すなわち、培地表面上の菌糸の厚膜を5mm〜20mmの深さで全面除去する。
【0028】
菌かきを終了した栽培容器を発生室に移し、発生期間中温度17〜18℃、湿度60〜90%、CO濃度1,000ppm〜4,000ppm、照度50〜500Luxの条件で芽だしと生育および必要により芽かきを行い、生育した子実体の収穫を行う。
【0029】
実験の結果、発生室における発生期間中のCO濃度を1,000ppm〜4,000ppmの高濃度(通常は500〜800ppm)とすることにより、エリンギの傘の過大な生長を抑え柄の充分な生長を促進することができ、傘が小さく柄が太く大きいエリンギが均一に得られることが判った。CO濃度が1,000ppm未満では上記効果が得られず、4,000ppmを超えると生育障害が発生する。
【0030】
なお、発生期間だけでなく培養期間におけるエリンギ菌糸の培養を上記濃度範囲のCOを含む環境下で行ってもよい。実験の結果、培養期間中の高濃度のCOは菌糸の伸長を促進する上である程度の効果があることが判った。
【0031】
また、実験の結果、発生期間におけるCO濃度は通常の濃度(500〜800ppm)であっても、培養期間におけるCO濃度を2,000ppm〜4,000ppmの高濃度にすれば、発芽数を減らし、1個あたりの重量を大きくする本発明の効果を得ることができることが判った。
【0032】
本発明の混合接種法によれば、培地の調製から接種までに2日、接種から培養終了までに12日以内、培養終了から芽だし終了までに9日以内、芽だし終了から収穫までに7日以内合計30日以内でエリンギの栽培を完了することができる。すなわち30日以内を1サイクルとしてエリンギの栽培容器による栽培を繰り返し行うことができる。
【0033】
以下本発明の実施例について説明する。
以下の実施例の結果はサンプル数5〜10の平均値である。
【実施例1】
【0034】
(1)培地の構成
コーヒーかす排出会社より分譲を受けたコーヒーかす(湿潤、水分64%)の冷蔵保管したものを使用して、栄養源としての米ぬか、大豆かすとpH調整剤としての炭酸ガルシウムを加えて次の配合で培地原料を調製した。
【0035】
コーヒーかす(水分64%) 5,200g(乾物重量% 80.2%)
米ぬか (水分15%) 250g(〃 9.1%)
大豆かす (水分10%) 250g(〃 9.6%)
炭酸カルシウム(水分0%) 25g(〃 1.1%)
水 1,636g
合計 7,361g(水分68%)
これらの配合物を撹拌機で撹拌調合し、調合した培地原料(水分68%、pH6.33)7.4kgをフイルター付2.5L容透明ポリプロピレン袋に充填して袋口をヒートシールにより密封した。
【0036】
(2)殺菌
空の850cc58mm口径栽培用ポリプロピレンボトル〔蓋付き〕とポロプロピレン袋入り7.4kg培地と混合接種用器具類(孔開け棒と押え器具、シャベル、接種用スプーン、漏斗、ゴムべら等)をレトルト釜に入れ、121℃、90分の殺菌条件で殺菌した。
【0037】
(3)混合接種
殺菌後培地をクリーンベンチ内で常温に下がるまで翌日まで冷却し、クリーンベンチ内で培地入りポリプロピレン袋口を開いて市販の株式会社かつらぎ産業エリンギ菌株KE−106の接種量1.5%(対照)、1.0%、0.6%、0.3%(重量%)を重量計で計りとってそれぞれ入れ込み各袋の袋口を閉じた状態で種菌と培地を上下左右に振動して撹拌混合した。撹拌混合が充分完了したことを袋の外側より目視で確認した。次にこの混合接種した培地をそれぞれ空ボトルに620g充填して、ボトルの肩口まで押え器具で培地表面の押えと平面つくりをした。培地中央に直径20mmの棒を差し込み20mm径の通気孔を一つ開けた後ボトルにキャップをした。なおこの混合接種の作業はすべてクリーンベンチ内で無菌的な雰囲気下で実施した。
【0038】
(4)培養
各ボトルを培養室に搬入し、温度22℃、湿度75〜85%、暗黒管理下で9日間培養を行った。
【0039】
(5)菌かき
培地表面上の菌糸の厚膜を深さ1cmで全面除去し菌かきを行った。
【0040】
(6)芽出しおよび生育
各ボトルを発生室に移し、発生期間中、温度17〜18℃、湿度60〜90%、照度50〜500Luxで芽出しと生育を2週間行った。
【0041】
(7)収穫
子実体15g以上のエリンギをバラ採りして1回収穫を行い、栽培日数、エリンギの収穫個数、子実体の1個あたり重量等を測定した。測定結果を表1に示す。なお、表中CO濃度の欄において「通常」とあるのは従来法においてCO濃度を制御しない通常雰囲気すなわち500〜800ppmの濃度を示す。
【0042】
表1

接種量 CO濃度 菌糸蔓延 栽培 収穫量 収穫個数 子実体
% 培養期間 発生期間 日数(日) 日数 g 個 個重量g
1.5(対照) 通常 通常 6.4 30.0 93.1 4.0 23.6
1.0 通常 通常 8.7 31.0 80.1 3.0 28.0
0.6 通常 通常 9.0 31.2 76.0 3.0 25.3
0.3 通常 通常 10.4 30.4 95.0 2.6 38.1
【0043】
上記表から、接種量を0.3重量%〜1.5重量%未満の範囲内で少なくするほど収穫個数は減り、子実体1個あたりの重量は増加することが判る。
【実施例2】
【0044】
菌接種量をすべて1.5%とし、培養期間および発生期間におけるCO雰囲気の濃度を通常、1,000ppm、2,000ppmに変更した以外は実施例1と同一条件で混合接種法によるエリンギの栽培を行った。その結果を表2に示す。
【0045】
表2

接種量 CO濃度 菌糸蔓延 栽培 収穫量 収穫個数 子実体
% 培養期間 発生期間 日数(日) 日数 g 個 個重量g
1.5 1000 通常 7.0 30.0 89.2 3.8 23.7
1.5 通常 1000 6.4 30.0 94.1 2.8 34.8
1.5 1000 1000 6.8 29.4 72.2 1.6 49.9
1.5 通常 2000 6.2 34.2 48.3 1.2 44.1
1.5 2000 2000 5.4 32.2 68.2 2.0 39.4
【0046】
表2から、培養期間におけるCO濃度が通常の濃度であっても、発生期間における濃度を1,000ppmまたは2,000ppmとすれば、収穫個数が減少し、子実体の個重量は増加することが判る。逆に、培養期間におけるCO濃度を1,000ppmとし発生期間におけるCO濃度を通常の濃度とした場合は、収穫個数、子実体の個重量とも表1の対照例と有意な差は認められず、本発明の効果は得られないことが判る。
【実施例3】
【0047】
菌接種量を1.5%とし、培養期間におけるCO雰囲気の濃度を2,000ppmに変更した以外は実施例1と同一条件で混合接種法によるエリンギの栽培を行った。その結果を表3に示す。
【0048】
表3

接種量 CO濃度 菌糸蔓延 栽培 収穫量 収穫個数 子実体
% 培養期間 発生期間 日数(日) 日数 g 個 個重量g
1.5 2000 通常 5.0 30.0 93.0 2.8 36.2
【0049】
表3から、発生期間におけるCO濃度は通常の濃度であっても、培養期間における濃度を2,000ppm以上にすれば本発明の効果が得られることが判る。
【実施例4】
【0050】
発生期間におけるCO雰囲気の濃度を1,000ppmに変更した以外は実施例1と同一条件で混合接種法によるエリンギの栽培を行った。その結果を表4に示す。
【0051】
表4
接種量 CO濃度 菌糸蔓延 栽培 収穫量 収穫個数 子実体
% 培養期間 発生期間 日数(日) 日数 g 個 個重量g
0.3 通常 1000 7.4 32.1 103.1 2.3 46.2


【特許請求の範囲】
【請求項1】
コーヒー抽出かすとエリンギの栄養源となる物質を含む培地原料とエリンギ種菌を無菌雰囲気下で攪拌混合して混合接種を行うエリンギの栽培方法であって、エリンギ種菌接種量を0.3重量%〜1.5重量%未満とすることを特徴とするエリンギの栽培方法。
【請求項2】
コーヒー抽出かすとエリンギの栄養源となる物質を含む培地原料とエリンギ種菌を無菌雰囲気下で攪拌混合して混合接種を行うエリンギの栽培方法であって、発生室における発生期間においてCO濃度を1,000ppm〜4,000ppmとすることを特徴とするエリンギの栽培方法。
【請求項3】
コーヒー抽出かすとエリンギの栄養源となる物質を含む培地原料とエリンギ種菌を無菌雰囲気下で攪拌混合して混合接種を行うエリンギの栽培方法であって、培養室における培養期間においてCO濃度を2,000ppm〜4,000ppmとすることを特徴とするエリンギの栽培方法。
【請求項4】
コーヒー抽出かすとエリンギの栄養源となる物質を含む培地原料とエリンギ種菌を無菌雰囲気下で攪拌混合して混合接種を行うエリンギの栽培方法であって、エリンギ種菌接種量を0.3重量%〜1.5重量%未満とするとともに、発生室における発生期間においてCO濃度を1,000ppm〜4,000ppmとすることを特徴とするエリンギの栽培方法。


【公開番号】特開2006−20571(P2006−20571A)
【公開日】平成18年1月26日(2006.1.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−201730(P2004−201730)
【出願日】平成16年7月8日(2004.7.8)
【出願人】(000003768)東洋製罐株式会社 (1,150)
【Fターム(参考)】