説明

エレベーター扉への引き込み防止装置、エレベーター装置

【課題】エレベーターかごの出入口を形成する壁と開閉扉との間に形成される隙間への引き込み防止構造の改良を図る。
【解決手段】エレベーター扉への引き込み防止装置は、かご扉11の四隅に設けられた滑車17と、滑車17に架けられ、その両端がかご7の壁面に固定されたシート固定部材16で固定される連動ロープ27と、連動ロープで吊された状態でかご扉11の周囲を巻き回すシート15とを有する。かご扉11が開動作すると、シート15は、かご扉11に対して相対的に摺動するが、このとき、かご扉11とかご7とで形成される隙間部分に位置するシート15は、動かない。一方、かご扉11が閉動作すると、シート15は、かご扉11に対して相対的に摺動するが、このとき、かご扉11とかご7とで形成される隙間部分に位置するシート15は、動かない。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、エレベーターの扉と壁との間にできる隙間への引き込み防止のための構造に関する。
【背景技術】
【0002】
図7は、従来からある一般的なエレベーター装置のかごを上方から見たときの概略図である。エレベーターのかご7には、乗場側(図面上方)に出入口8が設けられ、その出入口8を矢印C方向に開閉する引戸方式のかご扉9が設けられる。かご扉9の開閉動作中でのかご7との接触を回避するために、かご扉9とかご7との間には若干の隙間10が形成される。
【0003】
しかしながら、かご扉9の開動作中にかご扉9に触れていると、その触れている何らかの障害物、例えば衣服等が隙間10に引き込まれてしまう可能性がある。
【0004】
そこで、このような隙間10への障害物の引き込みを防止するための装置が提案されている。
【0005】
例えば特許文献1では、図8に示したように、乗場出入口の枠を構成する三方枠2と、この三方枠2の片側に設けられ乗場出入口を開閉する扉1と、三方枠2の縁部に着脱可能に設けられ三方枠2と扉1との間の隙間を覆うシート6を巻き取るスプリングが内蔵された巻取装置5とを備えている。図9及び図10は、図8における出入口付近を上方から見たときの断面図であって、図9は扉1が閉じた状態を、図10は扉1が開いた状態を、それぞれ図示している。この図9及び図10から明らかなように、扉1と三方枠2との間は、シート6によって常に覆われた状態にあるので、障害物の引き込みを防止することができる。
【0006】
【特許文献1】特開2004−217355号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、この従来技術においては、巻取装置のスプリングの弾性力によってシートが張設されるため、シートに障害物などを押し付けたときの押圧力がスプリングの弾性力を勝ると、その障害物は、シートと共に扉1と三方枠2との隙間に引き込まれる可能性があった。つまり、従来技術のような引き込み防止構造では、引き込みを常に防止できるとは言えない。
【0008】
本発明は、以上のような課題を解決するためになされたものであり、エレベーターかごの出入口を形成する壁と開閉扉との間に形成される隙間への引き込み防止構造の改良を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
以上のような目的を達成するために、本発明に係るエレベーター扉への引き込み防止装置は、エレベーターかごの出入口を形成する壁面に沿って引戸方式にて自動開閉する扉の高さと略同じまたは高さ以上の幅を持ち、前記扉に巻き回されたシートと、前記シートを前記扉の周囲に張設した状態で前記壁面に固定するシート固定手段と、前記扉の開閉に応じて前記シートが前記扉の表面上を開閉方向に摺動可能に前記シートを前記扉に取り付けるシート取付手段とを有するものである。
【0010】
また、前記扉の開閉動作中に前記シートの前記扉方向への変形を検出する変形検出手段と、前記変形検出手段により前記シートの変形が検出されたときに前記扉を反転動作させる手段とを有するものである。
【0011】
また、前記シート取付手段は、前記扉の上方角部近傍に位置するように前記扉に取り付けられる1対の滑車と、前記1対の滑車に巻き回した状態にて架設されると共に、架設された状態で両端が前記1対の滑車と略同一水平面上に位置する前記シート固定手段に固定される連動ロープとを有し、前記シートは、その上方側辺を前記連動ロープに連結して吊された状態にて連結されることで扉に巻き回されると共に、前記扉の開閉に応じて前記扉の表面上を相対的に摺動するものである。
【0012】
本発明に係るエレベーター装置は、前述したいずれかのエレベーター扉への引き込み防止装置を有するものである。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、壁面に沿って開閉する扉の周囲を巻き回すようにシートを設け、このシートの両端を壁面に固定するように構成したので、扉の開閉動作中、扉と壁面との間に形成される隙間に位置するシート部分は、隙間に引き込む方向に移動することはない。これにより、扉の開閉動作によって障害物等が隙間に引き込まれることを防止することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
以下、図面に基づいて、本発明の好適な実施の形態について説明する。
【0015】
図1は、本発明に係る引き込み防止装置の一実施の形態を利用したエレベーター装置の一部、具体的にはエレベーターかごへの出入口付近を上方から見たときの概略的な平面図である。また、図1が、1対のかご扉9が閉じている状態であるのに対し、図2は開いている状態を示した概略的な平面図である。なお、乗場側の構成は省略した。更に、図3は、かご扉9が開いているときのかご扉9近傍の構造を詳細に示した平面図であり、図4はシートの部分拡大図、図5は図2におけるA−A断面図、図6は図3におけるB−B断面図である。以下、これらの図を用いて本実施の形態の構造について説明するが、最初に、図1,2を用いて本実施の形態の全体構造を説明する。
【0016】
図1には、かご7がある階に停止しているため、1対のかご扉11と1対の乗場扉12とが対向する位置関係にあるときの状態が示されている。乗場扉12は、乗場の出入口を乗場壁13に沿って自動開閉する引戸方式の扉であり、かご扉11は、かご7の出入口をかご7に沿って自動開閉する引戸方式の扉である。かご7の出入口は、1対のかご立柱14に挟まれて形成される。1対のかご扉11は、それぞれかご扉11の高さと略同じ幅または高さ以上(本実施の形態では高さ以上)を持ち、内側を凹凸形状とした合成樹脂素材のシート15によって巻き回されている。なお、1対のかご扉11には、それぞれ同じ構造を持つ引き込み防止装置が取り付けられるので、以降では、一方に着目して説明する。1対のシート固定部材16は、それぞれかご扉11の高さ以上離間した位置にかご立柱14近傍の壁面に固定される。シート15の上辺の各端部と下辺の各端部は、1対のシート固定部材16によって固定されることで、かご扉11の周囲に張設された状態で保持される。これにより、シート15は、かご扉11を覆うことができる。
【0017】
本実施の形態においては、シート15をかご扉11に張設した状態でかご7に取り付け、かつシート15がかご扉11の開閉に応じてかご扉11の表面上を開閉方向に摺動できるように取り付ける必要がある。以下、シート15のかご扉11及びかご7への取付構造について図3〜図6を用いて説明する。
【0018】
まず、かご扉11の四角近傍には、それぞれ滑車17が配設され、各滑車17は、連結金具18にてかご扉11に連結されると共にボルト19にて回転可能に取り付けられる。連結金具18は、ボルト20によってかご扉11に固定される。これにより、各滑車17は、かご扉11と共に移動することになる。
【0019】
また、シート固定部材16は、取付金具21とボルト22とを有する。取付金具21は、かご扉11の高さ方向から挟む位置に配設され、ボルト22によって立柱14近傍の壁面に固定される。
【0020】
そして、シート15には、図4に示したように、その内面に凹部23と凸部24とが形成されている。凸部24の形成部分は、凹部23の形成部分により厚くなるが、この凸部24の形成部分に細い棒形状の鉄筋25が埋設される。そして、鉄筋の両端には、滑車17側に屈曲されて形成された連結部26が設けられ、対応する連動ロープ27に堅縛されている。連動ロープ27は、かご扉11の上端側及び下端側にそれぞれ配設された1対の各滑車17と取付金具21と略同一平面上に配設され、その両端を連動ロープ固定用ナット28によって対応する取付金具21に固定される。これにより、各連動ロープ27は、取付金具21から2つの滑車17を介して取付金具21まで巻き回される。そして、前述したように、鉄筋25の連結部26は、かご扉11の上方と下方とでそれぞれ連動ロープ27に堅縛されるよう構成されているので、これにより、かご扉11は、シート15によって覆われることになる。
【0021】
なお、図1乃至図3などから明らかなように、本実施の形態においては、シート15によってかご扉11の周囲全体を覆うようにはしていない。これは、かご扉11を覆っていない部分は、乗場扉12などによってエレベーター利用時には常に隠れた位置にある、換言するとエレベーター利用者が触れることのできない位置なので、シート15を設ける必要がないからである。
【0022】
また、かご扉11の他方のかご扉11と対向する面には、マイクロスイッチ29が設けられている。マイクロスイッチ29は、シート15との接触を検知するための手段であり、エレベーター利用時に障害物や利用者がシート15に接触してシート15がかご扉11方向、すなわち内側にへこんだり、たわんだり、たるんだり変形したことを検知するために設けられている。また、かご扉11が閉じた状態も検知する。
【0023】
次に、本実施の形態における動作について説明する。まず、閉状態のかご扉11が開動作する場合について説明する。
【0024】
かご扉11は、図1に示した閉状態から乗場扉12と連動して開動作すると、かご7の出入口と反対側に配設された滑車17は、かご扉11の開く力により連動ロープ27を押す。連動ロープ27は、上記の通りかご立柱14近傍の壁面に固定されているので、滑車17との接触面を摺動することになる。この連動ロープ27の動作に伴い、連動ロープ27に連結されているシート15は、かご扉11の開動作に伴いかご扉11の周囲を摺動することになる。このときのシート15の動きに着目してみると、かご扉11に対しては、相対的に摺動しているものの、かご7の乗客からしてみると、かご扉11とかご7との隙間に位置するシート15の部分は、シート15がかご7に固定されているため、かご扉11の開動作中であっても動かない。このため、かご7の中にいる乗客や何らかの物体がかご扉11とかご7との隙間部分近傍のシート15に接触したとしてもその隙間に引き込まれることはない。また、シート15のかご7の内部に向いている部分は、むしろ隙間とは逆方向に動くため、この部分に接触したままであっても隙間に引き込まれることはない。
【0025】
続いて、開状態のかご扉11が閉動作する場合について説明する。
【0026】
かご扉11は、図2に示した開状態から乗場扉12と連動して閉動作すると、かご7の出入口側に配設された滑車17は、かご扉11の閉じる力により連動ロープ27を押す。連動ロープ27は、上記の通りかご立柱14近傍の壁面に固定されているので、滑車17との接触面を摺動することになる。この連動ロープ27の動作に伴い、連動ロープ27に連結されているシート15は、かご扉11の閉動作に伴いかご扉11の周囲を摺動することになる。このときのシート15の動きに着目してみると、かご扉11に対しては、相対的に摺動しているものの、かご7の乗客からしてみると、かご扉11とかご7との隙間に位置するシート15の部分は、シート15がかご7に固定されているため、かご扉11の閉動作中であっても動かない。このため、かご7の中にいる乗客や何らかの物体がかご扉11とかご7との隙間部分近傍のシート15に接触したとしてもその隙間に引き込まれることはない。また、シート15のかご7の内部に向いている部分に接触したとしても隙間方向に動くことはないため、この部分に接触したままであっても隙間に引き込まれることはない。
【0027】
ところで、閉動作の場合は、障害物がかご扉11に挟まれる可能性が生じてくるが、本実施の形態では、この場合を想定してマイクロスイッチ29を配設している。すなわち、閉動作の場合は、何らかの障害物がかご扉11に挟まれると、シート15は、かご扉11の閉動作に伴い障害物によって相対的に押されることになる。合成樹脂材で形成されたシート15は、この押される力により内側へへこむことになる。換言すると、押された部分は、張設された状態からたるんだ状態に形状が変化する。マイクロスイッチ29は、シート15と接触することでシート15のたるみを検出すると、かご扉11を反転動作させる。実際には、反転動作指示をエレベーター装置の図示しない動作制御装置へ信号出力する。これにより、かご扉11は反転動作する。この場合は、開動作に即座に切り替わることになる。本実施の形態によれば、このようにして障害物の挟み込みを防止することできる。
【0028】
なお、マイクロスイッチ29は、かご扉11が正常に閉じて他方のかご扉11と接触したときもシート15と接触することでシート15のたるみを検出する。しかし、正常の閉動作と障害物の挟み込みとは、他方のかご扉11と接触する位置、閉動作を開始してから接触を検知するまでに要する時間、接触時の押圧力等が異なってくるので、この差異を認識することで、正常の閉動作と障害物の挟み込みとを識別することができる。
【0029】
本実施の形態によれば、以上説明したように、シート15は、特にシート15のかご扉11とかご7との間に形成される隙間に位置する部分は、隙間に引き込む方向に移動することはないので、かご扉11の開閉動作によって障害物が隙間に引き込まれることはない。
【0030】
本実施の形態は、隙間への引き込み防止、かご扉11での挟み込み防止のために以上のように構成したが、上記構成に限定されるものではなく、様々な変形例が考えられる。
【0031】
例えば、本実施の形態では、シート15の連動ロープ27に連動した摺動とシート15の変形を検知しやすくするために、柔軟かつ軽量の合成樹脂で形成し、内部に鉄筋25を埋設した。ただ、シート15の素材は、かご扉11の周囲に巻けて、そして外部からの力で変形すればよいので、合成樹脂素材で形成する必要はなく、その他の素材を利用してもよい。また、鉄筋25をシート15に埋設せずに外部から貼り付けるようにしてもよい。この場合、シート15は、鉄筋25をシート15に埋設するために内側に凹凸を形成したので埋設しなければ、凹凸を必ずしも形成する必要はなくなる。但し、滑車17部分での屈曲を考慮すると、凹部を設けておくことは望ましい。
【0032】
また、本実施の形態では、堅い素材である鉄筋25を利用することで、柔軟なシート15の摺動を支援するように構成したが、素材としては、コスト、強度、従量等を考慮して鉄以外の堅い素材であってもよい。
【0033】
また、本実施の形態では、柔軟性のあるシート15を利用するので、そのシート15の変形を検知できるようにマイクロスイッチ29をシート15の内側に配設した。本実施の形態では、便宜的にかご扉11の中央部分に1個のみ取り付けたが、障害物と接触しやすい位置にそれぞれ配設するようにするのが好適である。つまり、複数個のマイクロスイッチ29を取り付けるようにしてもよい。また、シート15の内側への変形を、その他の装置を利用して検知できるように構成してもよい。また、シート15の変形を障害物との接触とみなしてシート15の変形を検出するような構成を設けたが、実際には、かご扉11に対する障害物による押圧を検出できればよいことから、シート自体にセンサなどを組み込んでこの押圧を検出できるように構成してもよい。
【0034】
また、本実施の形態では、シート15の摺動円滑化等のために、かご扉11の上方と下方にそれぞれ滑車17を配設したが、上方のみに1対の滑車17を設けて連動ロープ27からシート15を吊すように構成してもよい。
【0035】
また、本実施の形態では、シート固定部材16をかご立柱14の近傍に取り付けた。これは、図1,2から明らかなようにかご扉11が開状態のときも閉状態のときもかご扉11と重なる位置にあるため、かご扉11を巻くシート15の長さを最も短くすることができるからである。従って、この位置が最適であると考えられるが、取付条件等によっては、シート15を長くすることでご立柱14から離れたかご7の外壁面に取り付けて構成することも可能である。
【0036】
なお、本実施の形態では、かご扉11とかご7との隙間への引き込み防止に注目して説明した。このかご7とかご扉11に配設した構成を、乗場壁13と乗場扉12にそのまま適用することができ、そうすれば、乗場壁13と乗場扉12とで形成される隙間への引き込み防止を行うことができる。
【0037】
本発明は、エレベーター装置に関するものであるが、引戸方式の扉を持ち、扉と壁との隙間への引き込みという課題を持つ装置には、本実施の形態に開示した構成を適用することは可能である。
【図面の簡単な説明】
【0038】
【図1】本発明に係る引き込み防止装置の一実施の形態を利用したエレベーター装置のかごへの出入口付近を上方から見たときの概略的な平面図である。
【図2】図1に示した引き込み防止装置においてかご扉が開いている状態を示した概略的な平面図である。
【図3】図1に示したかご扉が開いているときのかご扉近傍の構造を詳細に示した平面図である。
【図4】図1に示した引き込み防止装置に含まれるシート部分の構造を示した部分拡大図である。
【図5】図2におけるA−A断面図である。
【図6】図3におけるB−B断面図である。
【図7】従来からある一般的なエレベーター装置のかごを上方から見たときの概略図である。
【図8】従来のエレベータの乗場出入口装置を示した概観図である。
【図9】図8における乗場出入口装置の扉が閉じた状態を上方から見たときの断面図である。
【図10】図8における乗場出入口装置の扉が開いた状態を上方から見たときの断面図である。
【符号の説明】
【0039】
11 かご扉、12 乗場扉、13 乗場壁、14 かご立柱、15 シート、16 シート固定部材、17 滑車、18 連結金具、19,20,22 ボルト、21 取付金具、23 凹部、24 凸部、25 鉄筋、26 連結部、27 連動ロープ、28 連動ロープ固定用ナット、29 マイクロスイッチ。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
エレベーターかごの出入口を形成する壁面に沿って引戸方式にて自動開閉する扉の高さと略同じまたは高さ以上の幅を持ち、前記扉に巻き回されたシートと、
前記シートを前記扉の周囲に張設した状態で前記壁面に固定するシート固定手段と、
前記扉の開閉に応じて前記シートが前記扉の表面上を開閉方向に摺動可能に前記シートを前記扉に取り付けるシート取付手段と、
を有することを特徴とするエレベーター扉への引き込み防止装置。
【請求項2】
前記扉の開閉動作中に前記シートの前記扉方向への変形を検出する変形検出手段と、
前記変形検出手段により前記シートの変形が検出されたときに前記扉を反転動作させる手段と、
を有することを特徴とする請求項1記載のエレベーター扉への引き込み防止装置。
【請求項3】
前記シート取付手段は、
前記扉の上方角部近傍に位置するように前記扉に取り付けられる1対の滑車と、
前記1対の滑車に巻き回した状態にて架設されると共に、架設された状態で両端が前記1対の滑車と略同一水平面上に位置する前記シート固定手段に固定される連動ロープと、
を有し、
前記シートは、その上方側辺を前記連動ロープに連結して吊された状態にて連結されることで扉に巻き回されると共に、前記扉の開閉に応じて前記扉の表面上を相対的に摺動することを特徴とする請求項1記載のエレベーター扉への引き込み防止装置。
【請求項4】
請求項1乃至5のいずれか1項に記載したエレベーター扉への引き込み防止装置を有するエレベーター装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2007−320696(P2007−320696A)
【公開日】平成19年12月13日(2007.12.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−151660(P2006−151660)
【出願日】平成18年5月31日(2006.5.31)
【出願人】(000236056)三菱電機ビルテクノサービス株式会社 (1,792)
【Fターム(参考)】