説明

エンジンの改良方法およびエンジン

【課題】エンジン胴体に発生する(+)電位から(−)電位間を通電させることにより渦電流を解消させて燃費の向上を図ることを可能とするエンジンの改良方法およびエンジンを提供する。
【解決手段】エンジン2胴体に稼動中のピストン7やクランクシャフト8等の運動によって生じる電位差を通電させることにより解消させることで、ピストン7やクランクシャフト8への制動が減少され、燃費が向上するとともに騒音の原因となる振動が小さくなる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、エンジンの改良方法およびエンジンに関する。詳しくはピストン摩擦で発生する渦電流を放電させることにより燃費を向上させるエンジンの改良方法およびエンジンに係るものである。
【背景技術】
【0002】
従来よりガソリンエンジンなどの内燃機関の燃費改良を目的とするエンジンの燃費の改良が提案されており、例えば特許文献1に記載されている。具体的には図7に示すように、エンジンの動力の一部で発電する発電機と、この発電機により充電されるバッテリと、このバッテリのマイナス(―)側とプラス(+)側間にショットキ・バリヤ・ダイオードを接続し、エンジンおよび発電機から発生する静電気を放電させている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】実用新案登録第3128714号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで内燃式エンジンでは、シリンダー内をピストンが往復運動を行い、このピストンの往復運動をクランクシャフトによって回転運動に変換している。したがってシリンダーとピストン、あるいはクランクシャフトとピストンとの連結軸では摩擦が生じ、この摩擦により絶えず静電気や磁界が発生することが知られている。この磁界内をピストンやクランクシャフトが動くことにより、電磁誘導効果によりアルミニウム合金より形成されるエンジン胴体内に渦電流が発生し、この渦電流によりピストンやクランクシャフトの運動を抑える力が生じることによる出力低下によって燃費の低下や騒音の原因となっている。
【0005】
ここで、特許文献1の発明では、静電気放電用モジュールのカソードをバッテリ(+)側に接続、静電気放電用モジュールのアノードをバッテリ(−)側に接続することで、バッテリ(−)側に重畳した電位がバッテリ(+)側より高い電位になった時、即電流として流すことで、バッテリ本来の(+)、(−)の働きが出来、点火系統の正常化が図れる、また静電気の発生を即放電することで、ピストン、クランクシャフト等でストレスがなくなり、燃費の向上が図れるとあるが、エンジンに発生する静電気が飽和以上となった場合のみに放電するために、エンジン胴体内に発生する静電気、あるいは渦電流を充分に解消することはできない。
【0006】
本発明は、以上の点に鑑みて創案されたものであって、エンジン胴体に発生する(+)電位から(−)電位間を通電させることにより渦電流を解消させて燃費の向上を図ることを可能とするエンジンの改良方法およびエンジンを提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の目的を達成するために、本発明に係るエンジンの改良方法は、エンジンの胴体の任意の4地点のそれぞれを、他の3地点と、導電性材料から構成された通電部材で接続する工程を備える。
【0008】
また、上記の目的を達成するために、本発明に係るエンジンは、エンジンの胴体の任意の4地点のそれぞれが、他の3地点と、導電性材料から構成された通電部材で接続された。
【0009】
ここで、稼動中のピストン、クランクシャフト等の運動によってエンジン胴体に生じる電位差を通電させることにより解消させ、ピストンやクランクシャフトへの制動が減少され、燃費が向上するとともに騒音の原因となる振動が小さくなる。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、稼動中のエンジンにおけるピストン、クランクシャフト等の運動によって生じる(+)電位と(−)電位との電位差を通電させて渦電流を解消させることによってピストン、クランクシャフト等へのストレスがなくなり、燃費が向上するとともに騒音の原因となる振動が小さくなる。
【0011】
また、ガソリンエンジンの他に船舶のタービンや発電機など回転、あるいはピストン運動をするいかなる動力源において発生する渦電流を解消することにより燃費を向上させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】本発明のエンジンにおける渦電流整流回路を適用した自動車エンジンバッテリ回路を示すブロック説明図である。
【図2−1A】図1の渦電流整流回路におけるエンジンのシリンダーブロック下とミッション側間の電流波形測定図である。
【図2−2A】図1の渦電流整流回路におけるエンジンのシリンダーブロック中央とミッション側間の電流波形測定図である。
【図2−3A】図1の渦電流整流回路におけるエンジンのシリンダーブロック上とプーリー側間の電流波形測定図である。
【図2−3B】図1の渦電流整流回路におけるエンジンのシリンダーブロック下とプーリー側間の電流波形測定図である。
【図2−4A】図1の渦電流整流回路におけるエンジンのシリンダーブロック上とミッション側間の電流波形測定図である。
【図2−4B】図1の渦電流整流回路におけるエンジンのミッション固定ボルト下とIN側間の電流波形測定図である。
【図2−5A】図1の渦電流整流回路におけるエンジンのミッション固定ボルト下とEX側間の電流波形測定図である。
【図2−6A】図1の渦電流整流回路におけるエンジンのインテークマニホールドとプーリー側間の電流波形測定図である。
【図2−7A】図1の渦電流整流回路におけるエンジンのインテークマニホールドとミッション側間の電流波形測定図である。
【図2−8A】図1の渦電流整流回路におけるエンジンのインテークマニホールドと中央ボルトシリンダー中央間の電流波形測定図である。
【図2−8B】図1の渦電流整流回路におけるエンジンのオイルパンとミッション側間の電流波形測定図である。
【図2−9A】図1の渦電流整流回路におけるエンジンのオイルパン中央とIN側間の電流波形測定図である。
【図2−9B】図1の渦電流整流回路におけるエンジンのシリンダーブロックとEX側間の電流波形測定図である。
【図2−10A】図1の渦電流整流回路におけるエンジンのオイルパンとプーリー側間の電流波形測定図である。
【図2−10B】図1の渦電流整流回路におけるエンジンのトランスミッションと中央上部フック固定ボルト間の電流波形測定図である。
【図2−11A】図1の渦電流整流回路におけるエンジンのシリンダーヘッドとミッション側間の電流波形測定図である。
【図2−12A】図1の渦電流整流回路におけるエンジンのシリンダーヘッドとプーリー側間の電流波形測定図である。
【図3】本発明のエンジンにおける渦電流放電回路を適用した他の例を示す回路図である。
【図4−1A】図3の渦電流整流回路におけるエンジンのシリンダーブロック下とミッション側間の電流波形測定図である。
【図4−2A】図3の渦電流整流回路におけるエンジンのシリンダーブロック中央とミッション側間の電流波形測定図である。
【図4−3A】図3の渦電流整流回路におけるエンジンのシリンダーブロック上とプーリー側間の電流波形測定図である。
【図4−3B】図3の渦電流整流回路におけるエンジンのシリンダーブロック下とプーリー側間の電流波形測定図である。
【図4−4A】図3の渦電流整流回路におけるエンジンのシリンダーブロック上とミッション側間の電流波形測定図である。
【図4−4B】図3の渦電流整流回路におけるエンジンのミッション固定ボルト下とIN側間の電流波形測定図である。
【図4−5A】図3の渦電流整流回路におけるエンジンのミッション固定ボルト下とEX側間の電流波形測定図である。
【図4−6A】図3の渦電流整流回路におけるエンジンのインテークマニホールドとプーリー側間の電流波形測定図である。
【図4−7A】図3の渦電流整流回路におけるエンジンのインテークマニホールドとミッション側間の電流波形測定図である。
【図4−8A】図3の渦電流整流回路におけるエンジンのインテークマニホールドと中央ボルトシリンダー中央間の電流波形測定図である。
【図4−8B】図3の渦電流整流回路におけるエンジンのオイルパンとミッション側間の電流波形測定図である。
【図4−9A】図3の渦電流整流回路におけるエンジンのオイルパン中央とIN側間の電流波形測定図である。
【図4−9B】図3の渦電流整流回路におけるエンジンのシリンダーブロックとEX側間の電流波形測定図である。
【図4−10A】図3の渦電流整流回路におけるエンジンのオイルパンとプーリー側間の電流波形測定図である。
【図4−10B】図3の渦電流整流回路におけるエンジンのトランスミッションと中央上部フック固定ボルト間の電流波形測定図である。
【図4−11A】図3の渦電流整流回路におけるエンジンのシリンダーヘッドとミッション側間の電流波形測定図である。
【図4−12A】図3の渦電流整流回路におけるエンジンのシリンダーヘッドとプーリー側間の電流波形測定図である。
【図5】本発明のエンジンにおける渦電流放電回路においてダイオードを付けない場合の例を示す回路図である。
【図6】本発明の渦電流整流回路を付けない場合と、ダイオードによる渦電流整流回路を付けた場合との速度とエンジン出力との比較実験の結果を示すグラフ図である。
【図7】従来のエンジンの燃費向上を目的としたバッテリ直流回路の一例を示す説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、本発明の実施の形態を図面を参酌しながら説明し、本発明の理解に供する。
図1は、本発明を適用したエンジンにおける渦電流放電モジュールを使った自動車エンジンバッテリ回路を示すブロック説明図である。
【0014】
ここで示すエンジン回路では、バッテリ1は正極端子(+)と負極端子(−)を備え、負極は車体にアースとして接続される。いっぽう、正極端子側には、車に搭載される各種電子機器(図示せず。)に供給される。
【0015】
この各種電気機器は、例えばヘッドライト、ブレーキランプ、方向指示器等のランプ類、ワイパーやパワーウインドーなどのモーター類、エンジン制御等の電子制御装置、更に昇圧回路(図示せず。)を経てエンジン2の点火プラグに接続されている。
【0016】
また、エンジン2は、吸気バルブ3や排気バルブ4および点火プラグ(図示せず。)を備えたシリンダーヘッド5とシリンダー6と、このシリンダー6内を往復運動するピストン7およびピストン7の往復運動を回転運動に変換するクランクシャフト8から構成される。
【0017】
ここで、エンジン駆動時にはシリンダーヘッド5、シリンダー6およびクランクシャフト8が内包されるオイルパンなどのエンジン胴体9の各部位には絶えず(+)電位、あるいは(−)電位が帯電している。
【0018】
具体的には、エンジン胴体のシリンダーブロック下ミッション側1A、シリンダーブロック中央2A、シリンダーブロック上プーリー側3A、シリンダーブロック下プーリー側3B端子を集束してコード15Aとし、シリンダーブロック上ミッション側4A、ミッション固定ボルト下4B、ミッション固定ボルト下5A、インテークマニホールドプーリー側6A端子を集束してコード15B、インテークマニホールドミッション側7A、インテークマニホールド中央ボルトシリンダー中央8A、オイルパンミション側8B、オイルパン中央9A、シリンダーブロック9B端子を集束してコード15C、オイルパンプーリー側10A、トランスミッション中央上部フック固定ボルト10B、シリンダーヘッドミッション側11A、シリンダーヘッド プーリー側12A端子を集束してコード15Dとし、それぞれのコード15A,15B、15C、15D端子間に、渦電流整流回路10が接続されるものである。この渦電流整流回路10は、一対の整流コード16により四辺方向および対角方向に接続される。
【0019】
そこで、一対の整流コード16にはダイオード13が互いに逆方向となるように接続されている。これによりダイオード13のアノード側に接続されるエンジン端子に一定量以上の(+)電位が帯電し、ダイオード13のカソード側に一定量以上の(−)電位が帯電することにより電位差(電圧)が生じて電流が流れることにより渦電流を解消することが可能となる。
【0020】
ここで、福岡県工業技術センター機械電子研究所(北九州市八幡西区則松3−6−1)において550ccクラスのホンダライフのエンジン稼動中のエンジンの各部位(1A、2A、3A、3B、4A、4B、5A、6A、7A、8A、8B、9A、9B、10A、10B、11A、12A)に流れる電流波形の測定結果を図2−1Aから図2−12Aにそれぞれ示す。
【0021】
図2−1Aから図2−12Aにそれぞれ示す測定結果からエンジンの各部位の電流波形から波形が(+)領域、あるいは(−)領域に波形が観測されていることにより電位差による通電状態であることを確認することができる。
したがって、シリンダーブロック部位(1A、2A、3A、3B)およびシリンダーヘッド部位(11A、12A)では、観測される波形の幅および高さが(+)領域、あるいは(−)領域に大きく形成されることから(+)と(−)の帯電量が大きいために電流値が大きいことが分かる。
【0022】
次に、図3に示すように、ダイオードを使用しない渦電流整流回路として1A、2A、3A、3B端子を集束してコード15Aとし、4A、4B、5A、6A端子を集束してコード15B、7A、8A、8B、9A、9B端子を集束してコード15C、10A、10B、11A、12A端子を集束してコード15Dとし、それぞれのコード15A,15B、15C、15D端子を整流コード16によって接続される。
【0023】
これにより、ダイオード13のアノード側に接続されるエンジン端子に一定量以上の(+)電位、あるいは(−)電位が帯電することにより電位差(電圧)が生じて電流が流れることにより渦電流を解消することが可能となる。
【0024】
ここで、福岡県工業技術センター機械電子研究所において550ccクラスのエンジン稼動中のエンジンの各部位(1A、2A、3A、3B、4A、4B、5A、6A、7A、8A、8B、9A、9B、10A、10B、11A、12A)に流れる電流波形の測定結果を図4−1Aから図4−12Aにそれぞれ示す。
【0025】
図4−1Aから図4−12Aにそれぞれ示す測定結果からエンジンの各部位の電流波形から波形が(+)領域、あるいは(−)領域に波形が観測されており、通電状態であることを確認することができる。
したがって、シリンダーブロック部位(1A、2A、3A、3B)およびシリンダーヘッド部位(11A、12A)では、観測される波形の幅および高さが(+)領域、あるいは(−)領域に大きく形成されることから(+)と(−)の帯電量が大きいために電流値が大きいことが分かる。
【0026】
また、図5に示すように、シリンダーガスケット20を導電性に優れた銅を用い、このシリンダーガスケット20よりエンジン2の各部をコード15によって接続する。
これによりシリンダー内部で発生する渦電流をシリンダーガスケット20を通して効率良く解消することができ、前述した図4−1Aから図4−12Aで電流値測定と同様の結果を得ることが確認できた。
【0027】
また、550ccクラスのホンダライフにより走行距離200km(太宰府・由布院往復)において、本発明の渦電流整流回路を付けない場合と、ダイオードによる渦電流整流回路を付けた場合とダイオード無しの渦電流整流回路を付けた場合との燃費比較実験を行った結果を下記表1に示す。
【0028】
【表1】

【0029】
以上の結果より、従来の渦電流整流回路を付けない場合の平均燃費が14.8km/lに対してダイオードによる渦電流整流回路を付けた場合の平均燃費が18.8km/l、ダイオード無しの渦電流整流回路を付けた場合の平均燃費が18.1km/lであることが判明した。これにより平均燃費が22.2%〜27.0%の著しい燃費向上をすることが確認できた。
【0030】
また、ダイオードによる渦電流整流回路を付けた場合の平均燃費が18.8km/lに対してダイオード無しの渦電流整流回路を付けた場合の平均燃費が18.1km/lであることからダイオードによる渦電流整流回路を付けた場合の燃費が良いことが確認できた。
【0031】
また、2600ccクラスのオペルシグマにより走行距離200km(太宰府・由布院往復)において、本発明の渦電流整流回路を付けない場合と、ダイオードによる渦電流整流回路を付けた場合との燃費比較実験を行った結果を下記表2に示す。
【0032】
【表2】

【0033】
以上の結果より、従来の渦電流整流回路を付けない場合の平均燃費が9.3km/lに対してダイオードによる渦電流整流回路を付けた場合の平均燃費が10.0km/lであり、平均燃費が約10.7%向上をすることが確認できた。
【0034】
また、本発明の渦電流整流回路を取付けた場合ではエンジンの騒音が極端に小さくなり、クーラーを付けて走行した場合でも馬力が落ちることなくスムーズな走行を行うことができるようになった。
【0035】
次に、2500ccクラスのオペルオメガにより本発明の渦電流整流回路を付けない場合と、ダイオードによる渦電流整流回路を付けた場合との速度とエンジン出力との比較実験の結果を図6に示す。
【0036】
ここで、図6中A線がダイオードによる渦電流整流回路を付けた場合における出力線であり、図6中B線が本発明の渦電流整流回路を付けない場合における出力線である。速度が20km〜60kmまでの間(特に40km前後)ではA線はB線に比べてエンジン出力に大きな差が生じている。すなわち、低速でのエンジン出力を大きく出せることから燃費の向上とエンジンへの負担を軽減させることが判明した。
【0037】
また、速度が110km〜60kmまでの間においてもA線はB線に比べてエンジン出力に大きな差が生じている。すなわち、高速でのエンジン出力を保持することができるためにエンジンへの負荷を軽減させることが判明した。
【符号の説明】
【0038】
1 バッテリ
2 エンジン
3 吸気バルブ
4 排気バルブ
5 シリンダーヘッド
6 シリンダー
7 ピストン
8 クランクシャフト
10 渦電流整流回路
13 ダイオード
15、15A、15B、15C、15D コード
16 整流コード

【特許請求の範囲】
【請求項1】
エンジンの胴体の任意の4地点のそれぞれを、他の3地点と、導電性材料から構成された通電部材で接続する工程を備える
エンジンの改良方法。
【請求項2】
エンジンの胴体の任意の4地点のそれぞれが、他の3地点と、導電性材料から構成された通電部材で接続された
エンジン。

【図1】
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【図2−1A】
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【図2−2A】
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【図2−3A】
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【図2−3B】
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【図2−4A】
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【図2−4B】
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【図2−5A】
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【図2−6A】
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【図2−7A】
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【図2−8A】
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【図2−8B】
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【図2−9A】
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【図2−9B】
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【図2−10A】
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【図2−10B】
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【図2−11A】
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【図2−12A】
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【図3】
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【図4−1A】
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【図4−2A】
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【図4−3A】
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【図4−3B】
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【図4−4A】
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【図4−4B】
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【図4−5A】
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【図4−6A】
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【図4−7A】
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【図4−8A】
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【図4−8B】
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【図4−9A】
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【図4−9B】
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【図4−10A】
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【図4−10B】
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【図4−11A】
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【図4−12A】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2011−99448(P2011−99448A)
【公開日】平成23年5月19日(2011.5.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−277188(P2010−277188)
【出願日】平成22年12月13日(2010.12.13)
【分割の表示】特願2008−73342(P2008−73342)の分割
【原出願日】平成20年3月21日(2008.3.21)
【出願人】(508086025)
【Fターム(参考)】