説明

オブジェクト編集装置及びプログラム

【課題】オブジェクトの編集作業の作業効率を向上させる技術を提供すること。
【解決手段】オブジェクトを表示する表示部13と、表示部13により表示されたオブジェクトを指示する入力部12と、指示されたオブジェクトに引出線を描画するCPU11と、描画された引出線に対応付けて連続番号を付加するCPU11と、付加された連続番号を含む記述表を生成するCPU11と、を備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はオブジェクト編集装置及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、アセンブリを構成する複数の物(オブジェクト)を表示画面上に表示させて、ユーザの入力操作に応じてオブジェクトの編集を行うようにしたオブジェクト編集装置が知られている。当該オブジェクト編集装置では、ユーザがキーボードやマウス等を利用して、オブジェクトの編集が行われる。
【0003】
ユーザは、オブジェクトの編集を行う際、多数のオブジェクトの移動、オブジェクトの配置等の多くの入力作業を行う。このため、オブジェクトの入力作業の効率を向上させる技術が用いられている。例えば、線オブジェクトを図形オブジェクトの形状に沿うように変形させて描画することを可能とする技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【特許文献1】特開2002−63586号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記の特許文献1には、ユーザがオブジェクトの引出線、連続番号及び記述表の作成を行う場合の作業効率を向上させる技術は開示されていない。
例えば、ユーザは、オブジェクトを描画した後、オブジェクト毎に引出線を描画し、描画した引出線に連続番号を付加し、さらに、付加した連続番号を含む記述表を作成してオブジェクトの編集を行う場合がある。この場合、ユーザは、引出線の描画、連続番号及び記述表の作成作業(オブジェクトの編集作業)を全て手動で行わなければならなかった。このため、オブジェクトの編集作業に手間を要していた。
【0005】
本発明の課題は、オブジェクトの編集作業の作業効率を向上させる技術を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
以上の課題を解決するため、請求項1に記載の発明のオブジェクト編集装置は、
オブジェクトを表示する表示手段と、
前記表示手段により表示されたオブジェクトを指示する指示手段と、
前記指示手段により指示されたオブジェクトに引出線を描画する描画手段と、
前記描画手段により描画された引出線に対応付けて連続番号を付加する付加手段と、
前記付加手段により付加された連続番号を含む記述表を生成する生成手段と、
を備える。
【0007】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のオブジェクト編集装置において、
前記オブジェクト、前記引出線、前記連続番号及び前記記述表からなる一のオブジェクトグループを他のオブジェクトグループに統合する場合、前記一のオブジェクトグループに含まれる連続番号を、前記他のオブジェクトグループに含まれる連続番号の最終番号に続く番号に更新する連続番号更新手段と、
前記他のオブジェクトグループに含まれる記述表を、前記連続番号更新手段により更新された連続番号を含む記述表に更新する記述表更新手段と、
を備える。
【0008】
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載のオブジェクト編集装置において、
前記指示手段により前記オブジェクトが指示された位置に基づいて、前記連続番号を並べ替える並べ替え手段と、
前記連続番号の表示範囲を示す範囲情報を前記連続番号の数で等分し、当該等分されたそれぞれの範囲の中心を前記連続番号の表示位置に設定し、且つ、前記並べ替え手段により並べ替えられた順番で前記連続番号を前記表示位置に表示させる連続番号制御手段と、
を備える。
【0009】
請求項4に記載の発明のオブジェクト編集装置は、請求項3に記載のオブジェクト編集装置において、
前記範囲情報を設定する範囲情報設定手段を備える。
【0010】
請求項5に記載の発明のオブジェクト編集装置は、請求項1から4のいずれか一項に記載のオブジェクト編集装置において、
前記オブジェクトを説明するための説明文情報を入力する入力手段を備え、
前記生成手段は、
前記入力手段により入力された説明文情報を含む前記記述表を生成する。
【0011】
請求項6に記載の発明のプログラムは、
コンピュータを、
オブジェクトを表示する表示手段、
前記表示手段により表示されたオブジェクトを指示する指示手段、
前記指示手段により指示されたオブジェクトに引出線を描画する描画手段、
前記描画手段により描画された引出線に対応付けて連続番号を付加する付加手段、
前記付加手段により付加された連続番号を含む記述表を生成する生成手段、
として機能させる。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、オブジェクト編集作業の作業効率を向上させることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
以下、添付図面を参照して本発明に係る実施の形態の一例を詳細に説明する。ただし、発明の範囲は、図示例に限定されない。
【0014】
(第1の実施の形態)
図1〜図26を参照して、本発明に係る第1の実施の形態の一例を説明する。図1にオブジェクト編集装置1の構成を示す。
【0015】
図1に示すように、オブジェクト編集装置1は、描画手段、付加手段、生成手段としてのCPU(Central Processing Unit)11と、指示手段としての入力部12と、表示手段としての表示部13と、通信部14と、印刷部15と、RAM(Random Access Memory)16と、記憶部17と、を備えて構成され、各部がバス18を介して接続される。
【0016】
CPU11は、記憶部17に記憶されているシステムプログラム及び各種アプリケーションプログラムの中から指定されたプログラムをRAM16に展開し、RAM16に展開されたプログラムとの協働で、各種処理を実行する。
【0017】
CPU11は、第1のプログラムとの協働により、ユーザにより入力部12を介して指示されたオブジェクトに引出線を描画し、描画された引出線に対応付けて連続番号を付加し、付加された連続番号を含む記述表を生成する。
引出線は、ユーザにより入力部12を介して指示されたオブジェクトから引き出される線である。連続番号は、引出線に対応付けて付加されるオブジェクトの番号である。記述表は、連続番号を含んだオブジェクトの情報を示す表である。記述表は、連続番号の他に、説明文情報を含む。説明文情報とは、オブジェクトを説明するための情報である。
【0018】
また、CPU11は、入力部12を介してオブジェクトが指示された位置に基づいて、連続番号を並べ替え、連続番号の表示範囲を示す範囲情報を連続番号の数で等分し、当該等分されたそれぞれの範囲の中心を連続番号の表示位置に設定し、且つ、並べ替えられた順番で連続番号を表示位置に表示させる。
オブジェクトが指示された位置とは、ユーザにより入力部12を介してオブジェクトが指示(クリック)された位置であり、後述する開始点X座標、開始点Y座標に該当する。
オブジェクトが指示された位置に基づいて、連続番号を並べ替えるとは、開始点Y座標の小さい座標値から順番に連続番号を並べ替えることをいう。
範囲情報とは、連続番号を表示部13に表示する範囲を示す。範囲情報は、後述するY座標範囲:終点範囲終了Y座標−終点範囲開始Y座標に該当する。
範囲情報を等分するとは、範囲情報(Y座標範囲)を表のレコード数で等分(分割)する計算を実行することをいう。表のレコード数とは、表データ管理部162に記憶されているレコード数のことをいい、連続番号の数に相当する。
連続番号の表示位置とは、表示部13の表示画面における連続番号を表示する位置であり、後述する終了点X座標及び終了点Y座標に該当する。
並べ替えられた順番で連続番号を表示位置に表示させるとは、例えば、連続番号が連続番号「1」、連続番号「3」、連続番号「2」の順番で並べ替えられ、設定された表示位置の終了点X座標、終了点Y座標がそれぞれ「400、70」、「400、190」、「400、310」の場合、「400、70」に連続番号「1」、「400、190」に連続番号「3」、「400、310」に連続番号「2」をそれぞれ表示させることをいう。
【0019】
入力部12は、マウス、キーボード等であり、ユーザによりマウス、キーボードで押下された押下信号をCPU11に出力する。
【0020】
表示部13は、LCD(Liquid Crystal Display)、CRT(Cathode Ray Tube)等で構成され、CPU11からの表示信号に従って画面表示を行う。この表示部13に表示される表示画面上でオブジェクトの編集作業が行われる。
【0021】
通信部14は、モデム、TA(Terminal Adapter)、ルータ、ネットワークカード等により構成され、接続される通信ネットワーク(図示省略)上の外部機器と情報を送受信する。
【0022】
印刷部15は、CPU11からの指示に従って、作成したオブジェクトの印刷を行う。
【0023】
RAM13は、揮発性のメモリであり、実行される各種プログラムやこれら各種プログラムに係るデータ等を格納するワークエリアを有し、その情報を一時的に格納する。
【0024】
記憶部17は、HDD(Hard Disk Drive)等により構成され、各種プログラム及び各種データを読み出し及び書き込み可能に記憶する。記憶部17は、後述する第1のプログラムを記憶する。
【0025】
次いで、図2を参照して、本実施の形態において扱われるデータについて説明する。図2に示すオブジェクトデータ部161、表データ管理部162、引出線情報管理部163、引出線基本情報管理部164は、それぞれRAM16のワークエリア(作業領域)を示している。
【0026】
オブジェクトデータ部161は、オブジェクト番号、オブジェクトタイプ、タイプ別描画情報を記憶する。オブジェクト番号は、オブジェクトにそれぞれ割り当てられた番号である。オブジェクトタイプは、オブジェクトのタイプ(例えば、長方形、三角形等)の情報である。タイプ別描画情報とは、オブジェクトの描画範囲を示す情報である。
【0027】
表データ管理部162は、表データ番号、オブジェクト番号、説明文情報を記憶する。表データ番号は、記述表に表示されるオブジェクト毎の番号である。オブジェクト番号は、オブジェクト毎に割り当てられる番号である。具体的には、オブジェクト番号は、ユーザにより入力部12を介してクリックされたオブジェクトの順番ごとに、各オブジェクトに割り当てられる番号である。説明文情報は、ユーザにより入力部12を介して入力されるオブジェクトを説明するための情報である。例えば、オブジェクト毎の名称等からなる情報である。
【0028】
引出線情報管理部163は、表データ番号、開始点X座標、開始点Y座標、終了点X座標、終了点Y座標を記憶する。表データ番号は、表データ管理部162の表データ番号と同様の情報である。開始点X座標は、ユーザにより入力部12を介してクリックされた表示部13のX座標である。開始点Y座標は、ユーザにより入力部12を介してクリックされた表示部13のY座標である。終了点X座標は、引出線に付加された連続番号の表示位置を示すX座標である。終了点Y座標は、引出線に付加された連続番号の表示位置を示すY座標である。
【0029】
引出線基本情報管理部164は、終点X座標、終点範囲開始Y座標、終点範囲終了Y座標を記憶する。終点X座標は、終了点X座標と同じ座標値を示す情報である。終点範囲開始Y座標は、引出線に付加された連続番号の表示範囲(Y方向の範囲)の開始座標である。終点範囲終了Y座標は、引出線に付加された連続番号の表示範囲(Y方向の範囲)の終了座標である。
【0030】
次に、オブジェクト編集装置1の動作を説明する。
先ず、図3を参照して、オブジェクト編集装置1の動作状態を説明する。図3に示すように、オブジェクト編集装置1の動作モードには、通常モードと説明付与モードとがある。通常モードとは、オブジェクト作成時に動作するモードである。説明付与モードとは、後述する第1の処理が実行されるモードである。説明付与モードINイベントは、通常モードから説明付与モードに遷移するイベントである。説明付与OUTイベントは、説明付与モードから通常モードに遷移するイベントである。説明付与モードINイベント又は説明付与モードOUTイベントは、ユーザが入力部12を介して入力操作を行うことにより実現される。
【0031】
説明付与モードでは、オブジェクト上マウスクリックイベント処理、説明文イベント処理及び引出線終点の設定座標変更処理がそれぞれ行われる。オブジェクト上マウスクリックイベント処理は、ユーザから入力部12を介してクリック動作が受付けられる毎に、オブジェクトを編集する処理である。説明文イベント処理は、ユーザから入力部12を介して説明文情報の入力が受付けられた場合に、当該入力された説明文情報を記述表に表示させる処理である。設定Y座標変更処理は、ユーザから入力部12を介して終点範囲終了Y座標の変更処理が受付けられた場合に、終点範囲終了Y座標を変更する処理である。
【0032】
次に、図4〜図19を参照して、オブジェクト編集装置1の動作状態の遷移を説明する。先ず、図4及び図5を参照して初期状態を説明する。初期状態は、オブジェクトの描画が完了し、描画されたオブジェクトの編集を行う前の状態である。図4は、引出線基本情報管理部164、オブジェクトデータ部161、表データ管理部162、及び引出線情報管理部163に記憶される各データを示している。引出線基本情報管理部164は、予め設定された終点X座標「400」、終点範囲開始Y座標「10」、終点範囲終了Y座標「370」を記憶する。オブジェクトデータ部161は、描画されたそれぞれのオブジェクトのオブジェクト番号、オブジェクトタイプ、タイプ別描画情報を記憶する。
以降の説明において、各座標値(終点Y座標、終点範囲開始座標、終点範囲終了Y座標、タイプ別描画情報、開始点X座標、開始点Y座標、終了点X座標、終了点Y座標)の単位は、表示部13の画素(ピクセル)を示すものとする。
【0033】
図5は、図4に示すデータに基づいて、表示部13に表示される表示画面を示している。オブジェクト番号1、2、3は、ユーザにより描画されたオブジェクトを示している。線51は、終点X座標「400」上の線を示している。線52は、終点範囲開始Y座標「10」上の線を示している。線53は、終点範囲終了Y座標「370」上の線を示している。以後の説明において、表示画面の横方向をX方向、縦方向をY方向とする。
【0034】
次に、図6及び図7を参照して状態1を説明する。状態1は、ユーザにより入力部12を介してオブジェクト番号1のオブジェクトがクリックされたときの状態を示す。具体的には、ユーザにより入力部12を介して(X座標、Y座標)=(200、150)がクリックされたときの状態を示す(以下、クリックされた(X座標、Y座標)=(200、150)をAポイントとする)。Aポイントがクリックされると、表データ管理部162に表データ番号「1」、オブジェクト番号「1」が記憶される。また、引出線情報管理部163に表データ番号「1」、開始点X座標「200」、開始点Y座標「150」、終了点X座標「400」、終了点Y座標「190」が記憶される。開始点X座標及び開始点Y座標の値は、ユーザによりクリックされたAポイントの座標値である。終了点X座標の値は、引出線基本情報管理部164に記憶されている終点X座標の値である。終了点Y座標の値は、後述する引出線終了点決定処理により決定されるY座標の値である。
【0035】
図7は、図6に示すデータに基づいて、表示部13に表示される表示画面を示している。具体的には、オブジェクト番号1のオブジェクトから引出線61が描画され、描画された引出線61に連続番号(1)が付加される。このとき、連続番号(1)は、終了点X座標「400」、終了点Y座標「190」の位置に表示される。連続番号(1)のY座標は引出線終了点決定処理により決定された値であり、線52と線53とのY方向範囲の中点位置「190」を示している。また、連続番号(1)を含む記述表62が生成され、表示部13に表示される。
【0036】
次に、図8及び図9を参照して状態2を説明する。状態2は、ユーザにより入力部12を介してオブジェクト番号2のオブジェクトがクリックされたときの状態を示す。具体的には、ユーザにより入力部12を介して(X座標、Y座標)=(310、250)がクリックされたときの状態を示す(以下、クリックされた(X座標、Y座標)=(310、250)をBポイントとする)。Bポイントがクリックされると、図8に示すように、表データ管理部162に表データ番号「2」、オブジェクト番号「2」が記憶される。また、引出線情報管理部163に表データ番号「2」、開始点X座標「310」、開始点Y座標「250」、終了点X座標「400」、終了点Y座標「280」が記憶される。開始点X座標及び開始点Y座標の値は、ユーザによりクリックされたBポイントの座標値である。終了点X座標の値は、引出線基本情報管理部164に記憶されている終点X座標の値である。終了点Y座標の値は、後述する引出線終了点決定処理により決定されたY座標の値である。また、表データ番号1に対応する終了点Y座標の値「100」についても、引出線終了点決定処理により決定される。
【0037】
図9は、図8に示す各データに基づいて、表示部13に表示される表示画面を示している。具体的には、オブジェクト番号2のオブジェクトから引出線63が描画され、描画された引出線63に連続番号(2)が付加される。また、連続番号(1)は、終了点X座標「400」、終了点Y座標「100」、連続番号(2)は、終了点X座標「400」、終了点Y座標「280」の位置にそれぞれ表示される。連続番号(1)のY座標は、引出線終了点決定処理により決定された値であり、線52と線54とのY方向範囲の中点位置「100」を示している。ここで、線54は、線52と線53とのY方向範囲を表データ管理部162のレコードの数「2」で等分して得られたY座標値の線を示している。連続番号(2)のY座標は、引出線終了点決定処理により決定された値であり、線54と線53とのY方向範囲の中点位置「280」を示している。また、連続番号(2)を含む記述表62が生成され、表示部13に表示される。
【0038】
次に、図10及び図11を参照して状態3を説明する。状態3は、ユーザにより入力部12を介してオブジェクト番号1に対応する説明文情報「画面」が入力されたときの状態を示す。オブジェクト番号1に対応する説明文情報「画面」が入力されると、図10に示すように、表データ管理部162の表データ番号1に対応する説明文情報に「画面」が記憶される。
【0039】
図11は、図10に示す各データに基づいて、表示部13に表示される表示画面を示している。具体的には、連続番号(1)に対応する説明文情報「画面」を含む記述表52が生成され、表示部13に表示される。
【0040】
次に、図12及び図13を参照して状態4を説明する。状態4は、ユーザにより入力部12を介してオブジェクト番号2に対応する説明文情報「本体」が入力されたときの状態を示す。オブジェクト番号2に対応する説明文情報「本体」が入力されると、図12に示すように、表データ管理部162の説明文情報に「本体」が記憶される。
【0041】
図13は、図12に示す各データに基づいて、表示部13に表示される表示画面を示している。具体的には、連続番号(2)に対応する説明文情報「本体」を含む記述表62が生成され、表示部13に表示される。
【0042】
次に、図14及び図15を参照して状態5を説明する。状態5は、ユーザにより入力部12を介してオブジェクト番号5のオブジェクトがクリックされたときの状態を示す。具体的には、ユーザにより入力部12を介して(X座標、Y座標)=(300、215)がクリックされたときの状態を示す(以下、クリックされた(X座標、Y座標)=(300、215)をCポイントとする)。Cポイントがクリックされると、図14に示すように、表データ管理部162に表データ番号「3」、オブジェクト番号「3」が記憶される。また、引出線情報管理部163に表データ番号「3」、開始点X座標「300」、開始点Y座標に「215」、終了点X座標「400」、終了点Y座標「190」が記憶される。開始点X座標及び開始点Y座標の値は、ユーザによりクリックされたCポイントの座標値である。終了点X座標の値は、引出線基本情報管理部164に記憶されている終点X座標の値である。終了点Y座標の値は、後述する引出線終了点決定処理により決定されたY座標の値である。このとき、引出線終了点決定処理は、表データ番号1に対応する終了点Y座標「70」及び表データ番号2に対応する終了点Y座標「310」についても処理を実行する。
【0043】
図15は、図14に示す各データに基づいて、表示部13に表示される表示画面を示している。具体的には、オブジェクト番号3のオブジェクトから引出線64が描画され、描画された引出線64に連続番号(3)が付加される。また、連続番号(1)は、終了点X座標「400」、終了点Y座標「70」、連続番号(2)は、終了点X座標「400」、終了点Y座標「190」、連続番号(3)は、終了点X座標「400」、終了点Y座標「310」の位置にそれぞれ表示される。連続番号(1)のY座標は、引出線終了点決定処理により決定された値であり、線52と線55とのY方向範囲の中点位置「70」を示している。ここで、線55は、線52と線53とのY方向範囲を表データ管理部162のレコード数「3」で等分して得られたY座標値の線を示している。連続番号(2)のY座標は、引出線終了点決定処理により決定された値であり、線56と線53とのY方向範囲の中点位置「310」を示している。ここで、線56は、線52と線53とのY方向範囲を表データ管理部162のレコード数「3」で等分して得られたY座標値の線を示している。連続番号(3)のY座標は、引出線終了点決定処理により決定された値であり、線55と線56とのY方向範囲の中点位置「190」を示している。また、このとき、引出線情報管理部163の表データ番号2に対応する開始点Y座標は「250」、表データ番号3に対応する開始点Y座標は「215」である。すなわち、表データ番号3に対応する開始点Y座標値「215」の方が表データ番号2に対応する開始点Y座標「250」よりも小さい値である。この場合、連続番号は、Y座標値の小さい順番で表示される。すなわち、図15の上から下に、連続番号(1)、(3)、(2)の順番で表示される。
また、連続番号(3)を含む記述表62が生成され、表示部13に表示される。
【0044】
次に、図16及び図17を参照して状態6を説明する。状態6は、ユーザにより入力部12を介してオブジェクト番号3に対応する説明文情報「FD装置」が入力されたときの状態を示す。オブジェクト番号3に対応する説明文情報「FD装置」が入力されると、図16に示すように、表データ管理部162の説明文情報に「FD装置」が記憶される。
【0045】
図17は、図16に示す各データに基づいて、表示部13に表示される表示画面を示している。具体的には、連続番号(3)に対応する説明文情報「FD装置」を含む記述表62が生成され、表示部13に表示される。
【0046】
次に、図18及び図19を参照して状態7を説明する。状態7は、状態6の後、ユーザにより入力部12を介して終点範囲終了Y座標「250」が入力された場合の状態を示す。終点範囲終了Y座標「250」が入力されると、図18に示すように、引出線基本情報管理部164の終点範囲終了Y座標が「370」から「250」に更新される。また、引出線情報管理部163の表データ番号1に対応する終了点Y座標「50」、表データ番号2に対応する終了点Y座標「210」、表データ番号3に対応する終了点Y座標「130」が記憶される。各終了点Y座標の値は、後述する引出線終了点決定処理により決定されたY座標の値である。
【0047】
図19は図18に示す各データに基づいて、表示部13に表示される表示画面を示している。具体的には、連続番号(1)は、終了点X座標「400」、終了点Y座標「50」、連続番号(2)は、終了点X座標「400」、終了点Y座標「210」、連続番号(3)は、終了点X座標「400」、終了点Y座標「130」の位置にそれぞれ表示される。連続番号(1)のY座標は、引出線終了点決定処理により決定された値であり、線52と線57とのY方向範囲の中点位置「50」を示している。ここで、線57は、線52と線53とのY方向範囲を表データ管理部162のレコード数「3」で等分して得られたY座標値の線を示している。連続番号(2)のY座標は、引出線終了点決定処理により決定された値であり、線58と線53とのY方向範囲の中心位置「210」を示している。ここで、線58は、線52と線53とのY方向範囲を表データ管理部162のレコード数「3」で等分して得られたY座標値の線を示している。連続番号(3)のY座標は、引出線終了点決定処理により決定された値であり、線57と線58とのY方向範囲の中点位置「130」を示している。
【0048】
次に、図20を参照して図4〜図19で説明した初期状態から状態7までの動作を示す
第1の処理を説明する。
【0049】
例えば、入力部12を介して第1の処理の実行指示が入力されたことをトリガとして、記憶部17から読み出されて適宜RAM16に展開されたプログラムとCPU11との協働で、第1の処理が実行される。
【0050】
先ず、ユーザからのイベント入力を待機するイベント待ち状態となる(ステップS11)。イベント待ち状態とは、オブジェクト上マウスクリックイベント処理、説明文イベント処理、設定Y座標変更処理、又は説明付与モードOUTイベント処理の実行指示の入力を待機している状態のことをいう。
ステップS11において、ユーザにより入力部12を介してオブジェクト上マウスクリックイベント処理の実行指示が受け付けられると、オブジェクト上マウスクリックイベント処理が実行される(ステップS12)。オブジェクト上マウスクリックイベント処理の実行指示は、後述する操作入力受付処理のステップS21、S22、S25におけるクリック入力に該当する。
ステップS11において、ユーザにより入力部12を介して説明文イベント処理の実行指示が受け付けられると、説明文イベント処理が実行される(ステップS13)。説明文イベント処理の実行指示は、後述する操作入力受付処理のステップS23、S24、S26における説明文情報の入力に該当する。
ステップS11において、ユーザにより入力部12を介して設定Y座標変更処理の実行指示が受け付けられると、設定Y座標変更処理が実行される(ステップS14)。設定Y座標変更処理の実行指示は、後述する操作入力受付処理のステップS27の終点範囲終了Y座標の変更入力に該当する。
ステップS11において、ユーザにより説明付与モードOUTイベント処理の実行指示が入力部12を介して入力されると、説明付与モードOUTイベント処理が実行される(ステップS15)。この場合、図3で説明した「説明付与モード」から「通常モード」に遷移するイベント処理が実行される。ステップS15の実行後、第1の処理は終了される。
【0051】
次に、図21を参照して、ユーザ操作の手順を説明する。図21に示すユーザ操作の手順は、第1の処理のステップS11のイベント待ち状態からオブジェクト上マウスクリックイベント処理、説明文入力処理、又は設定Y座標変更イベント処理を実行する際、ユーザにより入力部12を操作する手順を示した図である。以下、図4及び図5で説明した初期状態からユーザ操作が開始されることとして説明する。
先ず、オブジェクト番号1のクリック入力が操作される(ステップS21)。具体的には、Aポイントのクリック入力が行われる。オブジェクト番号1のクリック入力が行われると、オブジェクト番号1のクリック入力に対応したオブジェクト上マウスクリックイベント処理(第1の処理のステップS12)が実行される。オブジェクト番号1のクリック入力に対応したオブジェクト上マウスクリックイベント処理が実行されると、第1の処理は、ステップS11のイベント待ち状態に移行される。また、この場合、初期状態(図4及び図5)から状態1(図6及び図7)に遷移される。
【0052】
ステップS21の実行後、オブジェクト番号2のクリック入力が操作される(ステップS22)。具体的には、Bポイントのクリック入力が行われる。オブジェクト番号2のクリック入力が行われると、オブジェクト番号2のクリック入力に対応したオブジェクト上マウスクリックイベント処理(第1の処理のステップS12)が実行される。オブジェクト番号2のクリック入力に対応したオブジェクト上マウスクリックイベント処理が実行されると、第1の処理はステップS11のイベント待ち状態に移行される。また、この場合、状態1(図6及び図7)から状態2(図8及び図9)に遷移される。
【0053】
ステップS22の実行後、オブジェクト番号1の説明文入力が行われる(ステップS23)。具体的には、オブジェクト番号1に対応する説明文情報「画面」の入力が行われる。オブジェクト番号1の説明文の入力が行われると、オブジェクト番号1の説明文の入力に対応した説明文イベント処理(第1の処理のステップS13)が実行される。オブジェクト番号1の説明文の入力に対応した説明文イベント処理が実行されると、第1の処理は、ステップS11のイベント待ち状態に移行される。また、この場合、状態2(図8及び図9)から状態3(図10及び図11)に遷移される。
【0054】
ステップS23の実行後、オブジェクト番号2の説明文入力が行われる(ステップS24)。具体的には、オブジェクト番号2に対応する説明文情報「本体」の入力が行われる。オブジェクト番号2の説明文の入力が行われると、オブジェクト番号2の説明文の入力に対応した説明文イベント処理(第1の処理のステップS13)が実行される。オブジェクト番号2の説明文の入力に対応した説明文イベント処理が実行されると、第1の処理は、ステップS11のイベント待ち状態に移行される。また、この場合、状態3(図10及び図11)から状態4(図12及び図13)に遷移される。
【0055】
ステップS24の実行後、オブジェクト番号3のクリック入力が行われる(ステップS25)。具体的には、Cポイントのクリック入力が行われる。オブジェクト番号3のクリック入力が受け付けられると、オブジェクト番号3のクリック入力に対応したオブジェクト上マウスクリックイベント処理(第1の処理のステップS12)が実行される。オブジェクト番号3のクリック入力に対応したオブジェクト上マウスクリックイベント処理が実行されると、第1の処理は、ステップS11のイベント待ち状態に移行される。
また、この場合、状態4(図12及び図13)から状態5(図14及び図15)に遷移される。
【0056】
ステップS25の実行後、オブジェクト番号3の説明文入力が行われる(ステップS26)。具体的には、オブジェクト番号3に対応する説明文情報「FD装置」の入力が行われる。オブジェクト番号3の説明文の入力が行われると、オブジェクト番号3の説明文の入力に対応した説明文イベント処理(第1の処理のステップS13)が実行される。オブジェクト番号3の説明文の入力に対応した説明文イベント処理が実行されると、第1の処理は、ステップS11のイベント待ち状態に移行される。また、この場合、状態5(図14及び図15)から状態6(図16及び図17)に遷移される。
【0057】
ステップS26の実行後、終点範囲終了Y座標の変更入力が行われる(ステップS27)。終点範囲終了Y座標の変更入力が行われると、設定Y座標変更処理(第1の処理のステップS14)が実行される。設定Y座標変更処理が実行されると、第1の処理は、ステップS11のイベント待ち状態に移行される。また、この場合、状態6(図17及び図17)から状態7(図18及び図19)に遷移される。ステップS27の実行後、ユーザ操作の手順は終了する。
【0058】
次に、図22を参照して、第1の処理のステップS12で実行されるオブジェクト上マウスクリックイベント処理について説明する。オブジェクトマウスクリックイベント処理は、操作入力処理のステップS21、S22、S25におけるクリック入力の受付けがあった場合に実行される。また、この処理を呼びだすとき、オブジェクト番号、クリックX座標、クリックY座標が引数として渡される。クリックX座標、クリックY座標とは、ステップS21、S22、S25において、ユーザによりクリックされた座標値のことをいう。
【0059】
先ず、「N=表のレコード数」が設定される(ステップS31)。Nとは、記述表のレコード数を示す。そして、表データ管理部162にレコードが追加される(ステップS32)。例えば、ステップS21のクリック入力を受付けた場合は、N=1となり、ステップS22のクリック入力を受付けた場合は、N=2となり、ステップS25のクリック入力を受付けた場合は、N=3となる。ステップS32の実行後、追加されたレコードに、表データ番号=N、オブジェクト番号=引数のオブジェクト番号、説明文情報=空の情報が設定される(ステップS33)。例えば、ステップS21のクリック入力を受付けた場合は、図6に示すデータが表データ管理部162に設定される。また、ステップS22のクリック入力を受付けた場合は、図8に示すデータが表データ管理部162に設定される。また、ステップS25のクリック入力を受付けた場合は、図14に示すデータが表データ管理部162に設定される。
【0060】
ステップS33の実行後、引出線情報管理部163にレコードが追加される(ステップS34)。そして、引出線情報管理部163に開始点X座標=引数のクリックX座標、開始点Y座標=引数のクリックY座標、終了点X座標=引出線基本情報管理部164の終点X座標が設定される(ステップS35)。例えば、ステップS21のクリック入力を受付けた場合は、図6に示すように、引出線情報管理部163に、開始点X座標=「200」、開始点Y座標=「150」、終了点Y座標=「400」が設定される。また、ステップS22のクリック入力を受付けた場合は、図8に示すように、引出線情報管理部163に、開始点X座標=「310」、開始点Y座標=「250」、終了点Y座標=「400」が設定される。また、ステップS25のクリック入力を受付けた場合は、図14に示すように、引出線情報管理部163に、開始点X座標=「300」、開始点Y座標=「215」、終了点Y座標=「400」が設定される。
【0061】
ステップS35の実行後、引出線終了点決定処理が実行される(ステップS36)。引出線終了点決定処理については後述する。そして、表座標決定処理が実行される(ステップS37)。表座標決定処理については後述する。そして、表データ管理部162のデータが描画される(ステップS38)。ステップS38の実行後、引出線情報管理部163のデータが描画される(ステップS39)。例えば、ステップS21のクリック入力を受付けた場合、ステップS38及びステップS39が実行されることにより、図7に示す表示画面が表示部13に表示される。また、ステップS22のクリック入力を受付けた場合、図9に示す表示画面が表示部13に表示される。ステップS25のクリック入力を受付けた場合、図15に示す表示画面が表示部13に表示される。ステップS39の実行後、オブジェクト上マウスクリック処理は終了され、第1の処理のステップS11に移行される。
【0062】
次に、図23を参照して、オブジェクト上マウスクリックイベント処理のステップS36において実行される引出線終了点決定処理について説明する。以下、操作入力受付処理のステップS25のクリック入力が受付けられた場合に実行される引出線終了点決定処理について説明する。この引出線終了点決定処理を呼びだすとき、N=表のレコード数が引数として渡される。
【0063】
先ず、引出線情報管理部163のレコード群が開始Y座標昇順に並べ替えられる(ステップS41)。このとき、図14に示すように引出線情報管理部163における表データ番号1に対応する開始Y座標「150」、表データ番号2に対応する開始Y座標「250」、表データ番号3に対応する開始Y座標は「215」である。この場合、開始Y座標の座標値の小さい順に開始Y座標が並べ替えられる。すなわち、引出線情報管理部163の表データ番号1に対応するデータ群は、ループカウンタCの1番目のデータ(C=0)、表データ番号2に対応するデータ群は、ループカウンタCの3番目のデータ(C=2)、表データ番号3に対応するデータ群は、ループカウンタCの2番目のデータ(C=1)と並べ替えられる。
【0064】
ステップS41の実行後、SYS=引出線基本情報管理部164の終点範囲開始Y座標、SYE=引出線基本情報管理部164の終点範囲終了Y座標に設定される(ステップS42)。そして、Y座標範囲の計算:SR=SYE−SYSが実行される(ステップS43)。すなわち、SR=引出線基本情報管理部164の終点範囲終了Y座標−引出線基本情報管理部164の終点範囲開始Y座標の計算が実行される。
【0065】
そして、Y座標範囲を表のレコード数で分割する計算:SDR=SR/Nが実行される(ステップS44)。そして、ループカウンタが初期化(ループカウンタC=0に設定)される(ステップS45)。そして、ステップS41で並べ替えられたC(C=0、1、2)番目の終了点Y座標を決定する計算:Yc=SYS+SDR/2+SDR*Cが実行される(ステップS46)。ここで、ステップS25のクリック入力を受付けた場合における各オブジェクトに対応する終了点Y座標を計算する例を説明する。例えば、図14に示す引出線情報管理部163の表データ番号1に対応する式の各パラメータは、SYS=10、SDR=120、C=0となる。この場合、ステップS46の計算を実行すると、Yc=70となる。また、表データ番号2に対応する式の各パラメータは、SYS=10、SDR=120、C=2となる。この場合、Yc=310となる。また、表データ番号3に対応する式の各パラメータは、SYS=10、SDR=120、C=1となる。この場合、Yc=190となる。
【0066】
ステップS46の実行後、C=C+1が実行される(ステップS47)。そして、N>Cであるか否かが判別される(ステップS48)。N>Cである場合(ステップS46;True)、ステップS44に移行される。N>Cでない場合(ステップS46;False)、引出線情報管理部163の全てのレコードに計算した終了点Y座標が設定される(ステップS49)。ステップS49の実行後、引出線終了点決定処理は終了され、オブジェクト上マウスクリックイベント処理のステップS37に移行される。
【0067】
次に、図24を参照して、オブジェクト上マウスクリックイベント処理のステップS37で実行される表座標決定処理について説明する。オブジェクト上マウスクリックイベント処理のステップS36の実行後、記述表の左上のX座標=引出線基本情報管理部164の終点X座標+オフセット値、記述表の左上のY座標=引出線基本情報管理部164の終点範囲開始Y座標+オフセット値に設定される(ステップS51)。ここで、オフセット値は、予め定められた任意の値である。例えば、ステップS21のクリック入力を受付けた場合、本ステップにより記述表の表座標が決定され、図7に示す位置に記述表62が表示される。ステップS51の実行後、表座標決定処理は終了され、オブジェクト上マウスクリックイベント処理のステップS38に移行される。
【0068】
次に、図25を参照して、第1の処理のステップS13において実行される説明文イベント処理について説明する。説明文イベント処理は、操作入力処理のステップS23、S24、S26において、説明文情報が入力された後に実行される処理である。
【0069】
先ず、説明文情報が表データ管理部162の説明文情報に設定される(ステップS61)。そして、設定された説明文情報が描画される(ステップS62)。例えば、ステップS23の説明文入力を受付けた場合、ステップS62が実行されることにより、図11に示す表示画面が表示部13に表示される。また、ステップS24の説明文入力を受付けた場合は、図13に示す表示画面が表示部13に表示される。また、ステップS26の説明文入力を受付けた場合は、図17に示す表示画面が表示部13に表示される。ステップS62の実行後、説明文イベント処理は終了され、第1の処理のステップS11に移行される。
【0070】
次に、図26を参照して、第1の処理のステップS14において実行される設定Y座標変更処理を説明する。設定Y座標変更処理は、操作入力処理のステップS27において、終点範囲終了Y座標の変更入力が受け付けられた後に実行される処理である。この処理を呼びだすとき、ステップS27で入力された変更後の終点範囲終了Y座標が引数として渡される。
【0071】
先ず、N=表のレコード数が設定される(ステップS71)。そして、引出線基本情報管理部164に終点範囲終了Y座標が設定される(ステップS72)。具体的には、引数として渡された終点範囲終了Y座標が設定される。そして、引出線終了点決定処理が実行される(ステップS73)。この処理は、図23で説明したステップS41〜ステップS49と同様の処理である。そして、引出線情報管理部163のデータが描画される(ステップS74)。ステップS74の実行後、設定Y座標変更処理は終了され、第1の処理のステップS11に移行される。
【0072】
以上、本実施の形態によれば、指示(クリック)されたオブジェクトに引出線を描画し、描画された引出線に対応付けて連続番号を付加し、付加された連続番号を含む記述表を生成する。これにより、ユーザは、オブジェクトをクリックするだけで、引出線、連続番号及び記述表を自動的に生成することができるので、オブジェクトの編集作業の作業効率を向上させることができる。
【0073】
また、連続番号の表示範囲(終点範囲終了Y座標−終点範囲開始Y座標)を、表データ管理部162のレコード数で等分し、等分されたそれぞれの中心を連続番号の表示位置に設定し、設定された表示位置に、並べ替えられた順番で連続番号を表示させる。これにより、各オブジェクトからの引出線が重なることなく自動的に表示部13に表示されるので、ユーザは、引出線が重ならないように引出線を編集する作業を手動で行う手間を省略することができる。
【0074】
また、ユーザは、入力部12を介して範囲情報(Y座標範囲)を任意に設定することができる。したがって、ユーザは、所望の範囲に連続番号を表示させることができる。
【0075】
また、入力された説明文情報を含む記述表が自動的に生成される。これにより、ユーザは、説明文情報を入力するだけで、各オブジェクトを記述表に反映させることができるので、オブジェクトの説明文情報を記述表に反映させる作業を手動で行う手間を省略することができる。
【0076】
(第2の実施の形態)
図27〜図35を参照して、本発明に係る第2の実施の形態を説明する。以下、オブジェクト編集装置1と同様な部分には同一の符号を付し、その詳細な説明を援用し、異なる部分について説明する。
【0077】
オブジェクト編集装置1において、記憶部17に第2のプログラムが記憶される。
【0078】
CPU11は、第2のプログラムとの協働により、グループAをグループBに統合する場合、グループAに含まれる連続番号を、グループBに含まれる連続番号の最終番号に続く番号に更新し、グループBに含まれる記述表を、更新された連続番号を含む記述表に更新する。
グループとは、オブジェクト、引出線、連続番号及び記述表からなるオブジェクトグループのことをいう。
【0079】
図27を参照して、本実施の形態において扱われるデータについて説明する。図27に示すオブジェクトデータ部161、表データ引出線管理部165は、それぞれRAM16のワークエリア(作業領域)を示している。オブジェクトデータ部161は、第1の実施の形態と同様である。表データ引出線管理部165は、グループ毎に、表データ管理部162、引出線情報管理部163、引出線基本情報管理部164を有し、これらの各部に格納されているデータを記憶する。また、各部に格納されているデータは、第1の実施の形態と同様である。
【0080】
次に、図28を参照して、本実施の形態におけるオブジェクト編集装置1の動作を説明する。第1の実施の形態と同様、オブジェクト編集装置1の動作モードには、通常モードと説明付与モードとがある。説明付与モードでは、イベント統合処理が行われる。イベント統合処理は、グループを統合する処理である。
【0081】
次に、図29〜図32を参照して、オブジェクト編集装置1の動作時におけるグループ統合前後の遷移状態を説明する。以下、グループ1をグループ2に統合する場合について説明する。先ず、図29及び図30を参照して、グループ統合前の状態を説明する。図29は、オブジェクトデータ部161、グループ1の引出線基本情報管理部164、グループ1の表データ管理部162、グループ1の引出線情報管理部163、グループ2の引出線基本情報管理部164、グループ2の表データ管理部162、グループ2の引出線情報管理部163の各データを示している。
【0082】
図30は、図29のデータに基づいて表示部13に表示される画面を示している。具体的には、グループ1として、引出線211、212、213、引出線211に付加された連続番号(1)、引出線212に付加された連続番号(2)、引出線213に付加された連続番号(3)、及び記述表214が表示部13に表示される。また、グループ2として、引出線215、216、217、引出線215に付加された連続番号(1)、引出線216に付加された連続番号(2)、引出線217に付加された連続番号(3)、及び記述表218が表示部13に表示される。また、線219は、グループ1の終点X座標、線220は、グループ1の終点範囲開始Y座標、線221は、グループ1の終点範囲終了Y座標を示している。また、線222は、グループ2の終点X座標、線223は、グループ2の終点範囲開始Y座標、線224は、グループ2の終点範囲終了Y座標を示している。
【0083】
次に、図31及び図32を参照してグループ統合後の状態を説明する。図31は、オブジェクトデータ部161、グループ2の引出線基本情報管理部164、グループ1の表データ管理部162、グループ1の引出線情報管理部163の各データを示している。図31に示すように、グループ2にグループ1が統合されると、グループ2の表データ管理部162にグループ1の表データ管理部162の各データが統合される。このとき、グループ1の表データ番号は、グループ2の表データ番号の最終番号(表データ番号「3」)に続く番号に更新される。具体的には、グループ1の表データ番号「1」は表データ番号「4」、グループ1の表データ番号「2」は表データ番号「5」、グループ1の表データ番号「3」は表データ番号「6」に更新される。更新された表データ番号は記述表218の表示番号に反映され、表示部13に表示される。すなわち、表示番号1〜6を含む記述表218に更新される。
【0084】
また、グループ2の引出線情報管理部163にグループ1の引出線情報管理部163の各データが統合される。このとき、グループ1の終了点X座標「400」は、グループ2の終了点X座標「650」に統一される。また、表データ番号に対応する終了点Y座標は、引出線終了点決定処理により決定された値である。引出線終了点決定処理は、図23で説明した処理と同様の処理が実行される。
【0085】
図32は、図31に基づいて表示部13に表示される画面を示している。具体的には、グループ2にグループ1が統合されると、引出線211に付加された連続番号は(4)、引出線212に付加された連続番号(5)、引出線213に付加された連続番号(6)に更新される。また、連続番号(4)、(5)、(6)、連続番号(4)に対応する説明文情報「画面」、連続番号(5)に対応する説明文情報「本体」、及び連続番号(6)に対応する説明文情報「FD装置」を含んだ記述表218に更新され、更新された記述表218が表示部13に表示される。また、連続番号(1)〜(6)は、図31に示す引出線情報管理部163の終了点X座標(即ち、線222上)に表示される。また、連続番号(1)〜(6)の各終了点Y座標は、引出線終了点決定処理により決定された値の位置にそれぞれ表示される。
【0086】
次に、図33を参照して図29〜図32で説明したグループ統合前後の動作を示す第2
の処理について説明する。第2の処理は、グループ2にグループ1を統合する処理である。
【0087】
例えば、入力部12を介して第2の処理の実行指示が入力されたことをトリガとして、記憶部17から読み出されて適宜RAM16に展開されたプログラムとCPU11との協働で、第2の処理が実行される。
【0088】
先ず、ユーザからのイベント入力を待機するイベント待ち状態となる(ステップS101)。イベント待ち状態とは、グループ統合処理の実行指示の入力を待機している状態又は説明付与モードOUTイベントの実行指示の入力を待機している状態のことをいう。例えば、ユーザにより入力部12を介してグループ統合処理処理の実行指示が受付けられると、グループ統合処理が実行される(ステップS102)。ステップS102の実行後、ステップS101に移行される。
【0089】
また、ステップS101において、ユーザにより説明付与モードOUTイベント処理の実行指示が入力部12を介して入力されると、説明付与モードOUTイベント処理が実行される(ステップS103)。ステップS103の実行後、第2の処理は終了される。
【0090】
次に、図34を参照して、第2の処理のステップS102で実行されるグループ統合処理について説明する。この処理を呼びだすとき、統合先グループ番号、移動グループ番号が引数として渡される。統合先グループ番号とは、「グループ2」のことをいう。移動グループ番号とは、「グループ1」のことをいう。
【0091】
先ず、N1=統合先グループ番号の表データのレコード数+1、N2=移動グループの表データのレコード数、COUNT=1が設定される(ステップS111)。統合先グループ番号の表データのレコード数とは、グループ2の表データ管理部162のレコード数「3」である。したがって、この場合、N1=「3」+「1」=4となる。移動グループの表データのレコード数とは、グループ1の表データ管理部162のレコード数「3」である。したがって、この場合、N2=「3」となる。COUNT数は、移動グループの表データのレコード数をカウントする値である。
【0092】
ステップS111の実行後、統合先グループ(グループ2)の表データ管理部162及び引出線情報管理部163にレコードが追加される。具体的には、表データ番号=N1、オブジェクト番号=移動グループのCOUNT番目の表データのオブジェクト番号、説明文情報=移動グループのCOUNT番目の表データの説明文情報、開始点X座標=移動グループのCOUNT番目の表データの開始点X座標、開始点Y座標=移動グループのCOUNT番目の表データの開始点Y座標、終了点X座標=統合先グループの引出線基本情報管理部164の終点X座標が設定される(ステップS112)。例えば、表データ番号=4、オブジェクト番号=グループ1の1番目の表データのオブジェクト番号(オブジェクト番号1)、説明文情報=グループ1の1番目の表データの説明文情報「画面」、開始点X座標=グループ1の1番目の表データの開始点X座標「200」、開始点Y座標=グループ1の1番目の表データの開始点Y座標「150」、終了点X座標=グループ2の引出線基本情報管理部164の終点X座標「650」が設定される。
【0093】
ステップS112の実行後、引出線終了点決定処理が実行される(ステップS113)。引出線終了点決定処理は、第1の実施の形態の引出線終了決定処理におけるステップS41〜S49と同様の処理である。このとき、Y座標範囲の計算:SR=SYE−SYSは、SYS=グループ2の終点範囲終了Y座標「630」、SYS=グループ2の終点範囲開始Y座標終点範囲開始Y座標「210」を用いて計算される。また、Y座標範囲のレコード数で分割する計算:SDR=SR/Nは、N=「6」を用いて計算される。
【0094】
ステップS113の実行後、COUNT=N2であるか否かが判別される(ステップS114)。COUNT=N2でない場合(ステップS114;False)、COUNT=COUNT+1、N1=N1+1に設定される(ステップS115)。ステップS115の実行後、ステップS112に移行される。
【0095】
ステップS114において、COUNT=N2である場合(ステップS114;True)、移動グループ情報が削除される(ステップS116)。具体的には、図29に示すグループ1の引出線基本情報管理部164、表データ管理部162及び引出線情報管理部163の各情報が削除される。ステップS116の実行後、表座標決定処理が実行される(ステップS117)。表座標決定処理は、第1の実施の形態の表座標決定処理におけるステップS51と同様の処理である。
【0096】
ステップS117の実行後、表データ管理部162の各データに基づいて、データが描画される(ステップS118)。そして、引出線情報管理部163のデータに基づいて、データが描画される(ステップS119)。例えば、ステップS118及びステップS119が実行されることにより、図32の右図に示す表示画面が表示部13に表示される。ステップS119の実行後、イベント統合処理は終了され、第2の処理のステップS11に移行される。
【0097】
また、ステップS102のグループ統合処理の実行後に設定Y座標の変更が受付けられた場合は、第1の実施の形態と同様に、設定Y座標変更処理が実行される。この場合、図35に示すように表示部13に表示される画面が遷移する。図35(A)は、グループ統合前における表示部13の表示画面を示している。図35(B)は、グループ統合後における表示部13の表示画面を示している。図35(C)は、設定Y座標変更処理が実行された後の表示部13の表示画面を示している。設定Y座標変更処理は、第1の実施の形態のステップS71〜S74と同様の処理が行われる。
【0098】
以上、本実施の形態によれば、グループAをグループBに統合する場合、グループAに含まれる連続番号をグループBに含まれる連続番号の最終番号に続く番号に更新し、グループBに含まれる記述表を、更新された連続番号を含んだ記述表に更新する。これにより、グループBの連続番号の最終番号に続く番号がグループAの連続番号に自動的に付加されると共に、記述表が自動的に更新されるので、ユーザは、連続番号及び記述表の更新を手動で行う必要がない。したがって、ユーザがグループAをグループBに統合したい場合であっても、オブジェクトの編集作業の作業効率を向上させることができる。
【0099】
その他、上記の実施の形態におけるオブジェクト編集装置1の細部構成及び詳細動作に関しても、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
【図面の簡単な説明】
【0100】
【図1】本発明に係るオブジェクト編集装置の内部構成を示すブロック図である。
【図2】本発明に係る第1の実施の形態において扱われるデータを説明する図である。
【図3】本発明に係る第1の実施の形態におけるオブジェクト編集装置の動作状態を説明する図である。
【図4】初期状態において、引出線基本情報管理部、オブジェクトデータ部、表データ管理部、引出線情報管理部に記憶されるデータを示す図である。
【図5】初期状態の表示画面を示す図である。
【図6】状態1における引出線基本情報管理部、オブジェクトデータ部、表データ管理部、引出線情報管理部に記憶されるデータを示す図である。
【図7】状態1における表示画面を示す図である。
【図8】状態2における引出線基本情報管理部、オブジェクトデータ部、表データ管理部、引出線情報管理部に記憶されるデータを示す図である。
【図9】状態2における表示画面を示す図である。
【図10】状態3における引出線基本情報管理部、オブジェクトデータ部、表データ管理部、引出線情報管理部に記憶されるデータを示す図である。
【図11】状態3における表示画面を示す図である。
【図12】状態4における引出線基本情報管理部、オブジェクトデータ部、表データ管理部、引出線情報管理部に記憶されるデータを示す図である。
【図13】状態4における表示画面を示す図である。
【図14】状態5における引出線基本情報管理部、オブジェクトデータ部、表データ管理部、引出線情報管理部に記憶されるデータを示す図である。
【図15】状態5における表示画面を示す図である。
【図16】状態6における引出線基本情報管理部、オブジェクトデータ部、表データ管理部、引出線情報管理部に記憶されるデータを示す図である。
【図17】状態6における表示画面を示す図である。
【図18】状態7における引出線基本情報管理部、オブジェクトデータ部、表データ管理部、引出線情報管理部に記憶されるデータを示す図である。
【図19】状態7における表示画面を示す図である。
【図20】第1の処理を示すフローチャートである。
【図21】ユーザ操作の手順を示す図である。
【図22】オブジェクト上マウスクリック処理を示すフローチャートである。
【図23】引出線終了点決定処理を示すフローチャートである。
【図24】表座標決定処理を示すフローチャートである。
【図25】説明文イベント処理を示すフローチャートである。
【図26】設定Y座標変更処理を示すフローチャートである。
【図27】本発明に係る第2の実施の形態において扱われるデータを説明する図である。
【図28】本発明に係る第2の実施の形態におけるオブジェクト編集装置の動作状態を説明する図である。
【図29】グループ統合前において、引出線基本情報管理部、オブジェクトデータ部、表データ管理部、引出線情報管理部に記憶されるデータを示す図である。
【図30】グループ統合前の表示画面を示す図である。
【図31】グループ統合後において、引出線基本情報管理部、オブジェクトデータ部、表データ管理部、引出線情報管理部に記憶されるデータを示す図である。
【図32】グループ統合後の表示画面を示す図である。
【図33】第2の処理を示すフローチャートである。
【図34】グループ統合イベント処理を示すフローチャートである。
【図35】(A)は、グループ統合前における表示画面を示す図である。(B)は、グループ統合後における表示画面を示す図である。(C)は、設定Y座標の変更がユーザより入力され、設定Y座標変更処理が実行された後の表示画面を示す図である。
【符号の説明】
【0101】
1 オブジェクト編集装置
11 CPU
12 入力部
13 表示部
14 通信部
15 印刷部
16 RAM
17 記憶部
18 バス
161 オブジェクトデータ部
162 表データ管理部
163 引出線情報管理部
164 引出線基本情報管理部
165 表データ引出線管理部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
オブジェクトを表示する表示手段と、
前記表示手段により表示されたオブジェクトを指示する指示手段と、
前記指示手段により指示されたオブジェクトに引出線を描画する描画手段と、
前記描画手段により描画された引出線に対応付けて連続番号を付加する付加手段と、
前記付加手段により付加された連続番号を含む記述表を生成する生成手段と、
を備えるオブジェクト編集装置。
【請求項2】
前記オブジェクト、前記引出線、前記連続番号及び前記記述表からなる一のオブジェクトグループを他のオブジェクトグループに統合する場合、前記一のオブジェクトグループに含まれる連続番号を、前記他のオブジェクトグループに含まれる連続番号の最終番号に続く番号に更新する連続番号更新手段と、
前記他のオブジェクトグループに含まれる記述表を、前記連続番号更新手段により更新された連続番号を含む記述表に更新する記述表更新手段と、
を備えた請求項1に記載のオブジェクト編集装置。
【請求項3】
前記指示手段により前記オブジェクトが指示された位置に基づいて、前記連続番号を並べ替える並べ替え手段と、
前記連続番号の表示範囲を示す範囲情報を前記連続番号の数で等分し、当該等分されたそれぞれの範囲の中心を前記連続番号の表示位置に設定し、且つ、前記並べ替え手段により並べ替えられた順番で前記連続番号を前記表示位置に表示させる連続番号制御手段と、
を備える請求項1又は2に記載のオブジェクト編集装置。
【請求項4】
前記範囲情報を設定する範囲情報設定手段を備える請求項3に記載のオブジェクト編集装置。
【請求項5】
前記オブジェクトを説明するための説明文情報を入力する入力手段を備え、
前記生成手段は、
前記入力手段により入力された説明文情報を含む前記記述表を生成する請求項1から4のいずれか一項に記載のオブジェクト編集装置。
【請求項6】
コンピュータを、
オブジェクトを表示する表示手段、
前記表示手段により表示されたオブジェクトを指示する指示手段、
前記指示手段により指示されたオブジェクトに引出線を描画する描画手段、
前記描画手段により描画された引出線に対応付けて連続番号を付加する付加手段、
前記付加手段により付加された連続番号を含む記述表を生成する生成手段、
として機能させるためのプログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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【図26】
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【図27】
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【図28】
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【図29】
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【図30】
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【図31】
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【図32】
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【図33】
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【図34】
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【図35】
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【公開番号】特開2009−282723(P2009−282723A)
【公開日】平成21年12月3日(2009.12.3)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−133740(P2008−133740)
【出願日】平成20年5月22日(2008.5.22)
【出願人】(000001443)カシオ計算機株式会社 (8,748)
【Fターム(参考)】