説明

カセット及びそれを備えた記録装置

【課題】容易に媒体の収容を行うことができ、しかも、媒体へ与える外部環境の影響を極力抑えることが可能な取り扱い性に優れたカセット及びそれを備えた記録装置を提供する。
【解決手段】用紙Pを積層状態で収容可能な収容空間Sを有するカセット本体11と、カセット本体11の開放された上部の開口部11aを覆う蓋部12とを有する用紙カセット6において、蓋部12は、カセット本体11に対して、その上部における一方の縁部に沿う軸線を中心として回動可能にかつ軸線と直交する方向へスライド可能に連結され、カセット本体11の上部を覆う閉鎖位置とカセット本体11の側面に沿う収納位置とに移動可能とされている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、用紙等のシート状の媒体を積層させて収容するカセット及びそれを備えた記録装置に関する。
【背景技術】
【0002】
プリンタ、複写機あるいはファクシミリ等のシート状の媒体である用紙に文字や画像を記録する記録装置では、用紙を積層状態で収容するカセットが用いられ、このカセットを記録装置の装填口へ装填した状態にて、カセット内の用紙を繰り出す構造を備えている。
この用紙を収容するカセットとしては、記録装置の給紙ローラが配置される給紙口周辺部分を除いた部位のみを蓋部によって覆ったものが一般的であり、このカセットでは、蓋部を取り外し、上方をほぼ全開放状態として用紙を補充している(例えば、特許文献1参照)。
【特許文献1】特開平6−64761号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかし、上記カセットにあっては、給紙口周辺部分を除いた部位のみを蓋部で覆う構造であるので、記録装置から取り外して保管する際に、外気温や湿気などの外部環境が用紙へ影響したり、内部に塵埃などの異物が入り込み、記録処理に不具合を与えてしまう。
また、用紙の補充時には、蓋部を一旦取り外し、用紙の補充後、再び蓋部を取り付けなければならず、蓋部の着脱作業に手間を要していた。また、取り外した蓋部を一時保管するスペースも必要であり、しかも、取り外した蓋部を紛失してしまう恐れもあった。
【0004】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、容易に媒体の収容を行うことができ、しかも、媒体へ与える外部環境の影響を極力抑えることが可能な取り扱い性に優れたカセット及びそれを備えた記録装置を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記目的を達成するために、本発明のカセットは、シート状の媒体を積層状態で収容可能な収容空間を有するカセット本体と、前記カセット本体の開放された上部を覆う蓋部とを有するカセットであって、前記蓋部は、前記カセット本体に対して、その上部における一方の縁部に沿う軸線を中心として回動可能にかつ前記軸線と直交する方向へスライド可能に連結され、前記カセット本体の上部を覆う閉鎖位置と前記カセット本体の側面に沿う収納位置とに移動可能とされていることを特徴とする。
【0006】
この構成のカセットによれば、蓋部を閉鎖位置に配置させることにより、カセット本体の上部を蓋部によって覆い、媒体の収容空間を閉鎖することができ、これにより、保管時における外部環境による媒体への影響や塵埃などの異物の侵入を極力抑えることができ、媒体の変質や侵入した異物による搬送不良、記録処理不良をなくし、記録処理を円滑かつ良好に行うことができる。
また、蓋部をスライド及び回動させてカセット本体の側方の収納位置に配置させることにより、収容空間への媒体の補充を容易に行うことができ、また、記録装置における収容空間からの媒体の給紙を可能とすることができる。
また、媒体補充時に、蓋部を一旦取り外して媒体の補充後に再び蓋部を取り付けるような手間をなくすことができ、しかも、取り外した蓋部を一時保管するスペースも不要となり、取り外した蓋部を紛失してしまうような不具合もなくすことができる。
【0007】
また、前記カセット本体の両端にて回動可能に連結された取っ手を有し、前記取っ手を把持して持ち運び可能とされていることが好ましい。
この構成によれば、取っ手を回動させてカセット本体の上方へ配置させることにより、この取っ手を把持して持ち運ぶことができ、取り扱い性の向上を図ることができる。
【0008】
さらに、前記蓋部が前記取っ手に着脱可能に連結され、前記カセット本体に対する前記取っ手の回動に連動して前記蓋部が、記閉鎖位置と前記収納位置とに移動されることが好ましい。
この構成によれば、取っ手を回動させることにより、蓋部を容易に閉鎖位置と収納位置とに移動させることができ、取り扱い性をさらに向上させることができる。
【0009】
また、本発明の記録装置は、上記のカセットが装填可能な装填部を備え、前記装填部に装填された前記カセット内の媒体を搬送しながら前記媒体に記録を行うことを特徴とする。
この構成の記録装置によれば、保管性、取り扱い性に優れ、しかも、媒体への外部環境の影響が抑えられるカセットを用いるので、円滑に記録処理作業を行うことができ、しかも、記録処理の高品質化を図ることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
以下、本発明の一実施形態に係るカセット及び記録装置について図面を参照しつつ詳細に説明する。
なお、本実施形態では、記録装置として印刷処理を行うインクジェットプリンタ等のプリンタを例示している。本発明の記録装置としては、プリンタ以外にも、例えば複写機あるいはファクシミリ等が挙げられる。また、本実施形態では、印刷を施すシート状の媒体として、用紙を例にとって説明する。
【0011】
図1は本発明に係るプリンタの実施形態の外観斜視図、図2はドロワを引き出した状態のプリンタの外観斜視図である。
本実施形態のプリンタ(記録装置)1は、業務用のインクジェット式プリンタであり、図1に示すように、装置ケース2の前面には、外方側へ開閉可能な開閉扉3を有する窓部4が設けられており、図2に示すように、開閉扉3を開いた状態にて、装置ケース2に対して進退可能に設けられたドロワ5が引き出されるようになっている。
ドロワ5には、用紙Pを積層状態にて収容した用紙カセット6が着脱可能とされており、この用紙カセット6内の用紙Pは、装置内部の記録処理部にて印刷処理されて、装置ケース2の側面の排紙口7から排紙される。
【0012】
次に、プリンタ1に装填される用紙カセット6について説明する。
図3は蓋部を開いた状態の用紙カセットの斜視図、図4は蓋部を開いた状態の用紙カセットの側面図、図5は蓋部を閉じた状態の用紙カセットの斜視図、図6は蓋部を閉じた状態の用紙カセットの側面図、図7はカセット本体と蓋部との連結箇所の斜視図である。
【0013】
図3から図6に示すように、用紙カセット6は、カセット本体11と、このカセット本体11に取り付けられた蓋部12とを有している。
カセット本体11は、上部が開口した箱形に形成され、その内部は、用紙Pを積層して収容する収容空間Sとされており、用紙ガイド21,22によって囲われた収容部23に用紙Pが収容可能とされている。この収容空間S内には、図示しない用紙昇降機構が設けられており、この用紙昇降機構によって収容空間S内の収容部23に積層状態にて収容された用紙Pの最上部が所定の高さ位置とされる。
【0014】
カセット本体11には、開口部11aにおける一方の長辺側の縁部に、分離壁24が形成されており、カセット本体11は、この分離壁24が形成された側方側が、用紙Pの送り出される給紙側とされている。
【0015】
この分離壁24は、外側へ向かって次第に上方へ傾斜され、また、その一端から他端へ向かって幅寸法が大きくされており、その表面には、高摩擦材が塗布あるいは貼付されている。
【0016】
また、収容部23は、用紙Pを、その一方の長辺側が分離壁24に沿うように収容するようになっており、これにより、用紙Pは、収容空間Sに対して平面視にて傾いた状態に収納される。
【0017】
このカセット本体11には、上部の開口部11aを開閉する蓋部12が取り付けられている。図5及び図6に示すように、この蓋部12は、カセット本体11の開口部11aを十分に覆う大きさを有したもので、互いに対向する短辺には、この短辺に沿う長孔31が形成されている。
【0018】
図7に示すように、カセット本体11には、用紙Pが送り出される給紙側と反対側の上方の角部に、板状の連結板32がそれぞれ設けられており、これら連結板32には、外方へ突出する支持ピン33が形成されている。
これら支持ピン33は、蓋部12の短辺に形成された長孔31内に挿入されており、これにより、蓋部12は、支持ピン33によってカセット本体11に連結され、カセット本体11の上部における給紙側と反対側の縁部に沿う軸線、つまり、この支持ピン33との連結箇所を中心として回動可能かつこの回動軸線と直交する方向へスライド可能とされている。
【0019】
そして、この蓋部12は、カセット本体11の開口部11aを覆う閉鎖位置から支持ピン33側へスライドさせ、さらに支持ピン33との連結箇所を中心として回動させることにより、カセット本体11の側面に沿う収納位置に配置される(図3及び図4参照)。
【0020】
また、カセット本体11には、取っ手41が取り付けられている。この取っ手41は、把持部42と、この把持部42の両端から同一方向へ延在された支持部43とからなるコ字状に形成されたもので、それぞれの支持部43の端部が、カセット本体11の両端面における上部近傍にて、支持点44を中心として回動可能に連結されている。
【0021】
この取っ手41の支持部43には、カセット本体11側の面に、長手方向に沿うスライド溝43aが形成されており、このスライド溝43aには、蓋部12の短辺側における中央に突設された連結ピン34がスライド可能に挿入されている。
また、このスライド溝43aの支持点44側の端部には、支持部43の一方の側面側が開放された切欠溝43bが形成されており、この切欠溝43bを介して蓋部12の連結ピン34がスライド溝43aに対して挿抜可能とされ、これにより、蓋部12が取っ手41に対して着脱可能に連結されている。
【0022】
また、カセット本体11には、その底部に、複数の脚部45が設けられており、これら脚部45は、プリンタ1のドロワ5に形成された位置決め孔(図示略)に嵌合可能とされている。
【0023】
上記構成の用紙カセット6は、カセット本体11の開口部11aが開放された状態にてドロワ5に設置されてプリンタ1の装置ケース2内に収容される。
そして、給紙機構を構成するピックアップローラ(図示省略)が下降して、収容空間Sに収容された最上部の用紙Pに接触すると、このピックアップローラによって用紙Pが搬送路へ向かって送り出される。
【0024】
ピックアップローラによって送り出された用紙Pは、給紙機構の他のローラ等によって搬送路に沿って搬送され、下流側の記録処理部(図示略)へ搬送される。
【0025】
次に、用紙カセット6の取り扱いについて説明する。
図8は用紙カセットの動きを説明する斜視図、図9は用紙カセットの動きを説明する側面図である。
【0026】
(用紙カセットの取り外し及び保管)
プリンタ1から用紙カセット6を取り外す場合は、まず、プリンタ1の開閉扉3を開いてドロワ5を手前に引き出すことにより、用紙カセット6を外部に露出させる。
この状態では、用紙カセット6は、図8(a)及び図9(a)に示すように、蓋部12は、カセット本体11の側面に沿う収納位置に配置され、カセット本体11の開口部11aが開放されている。そして、この状態から、取っ手41を、把持部42を把持しながら上方へ引き上げる。
【0027】
このようにすると、図8(b)及び図9(b)に示すように、取っ手41が、支持点44を中心として回動されるとともに、この取っ手41とともに、蓋部12が、連結ピン33との連結箇所を中心に回動するとともに、その回動中心と直交する方向へスライドしながら引き上げられる。
取っ手41がさらに回動されて略鉛直にされると、図8(c)及び図9(c)に示すように、蓋部12が、カセット本体11の上部の閉鎖位置に移動されて配置され、カセット本体11の開口部11aが閉鎖される。
この状態にて、ユーザは、取っ手41の把持部42を把持して、用紙カセット6を持ち上げることにより、プリンタ1のドロワ5から取り外すことができる。
【0028】
そして、プリンタ1から取り外した用紙カセット6を保管する場合は、この用紙カセット6を保管場所へ取っ手41の把持部42を把持しながら運び、床に載置させる。
次いで、この用紙カセット6の取っ手41を、その支持部43に形成された切欠溝43bと反対側へ回動させる。このようにすると、図8(d)及び図9(d)に示すように、支持部43のスライド溝43a内にスライド可能に挿通されていた蓋部12の連結ピン34が切欠溝43bから外れ、カセット本体11の開口部11aを覆う蓋部12を残して取っ手41だけが回動し、カセット本体11の側部に配置される。
これにより、用紙カセット6は、取っ手41が邪魔となることなく、カセット本体11内の用紙Pが収納された収納空間Sを封鎖した状態にて保管することができる。
【0029】
(用紙カセットへの用紙の補充)
用紙カセット6内の収納空間S内へ用紙Pを補充する場合は、蓋部12の支持ピン33との連結箇所を中心として蓋部12を回動させるか、あるいは蓋部12を支持ピン33との連結箇所方向へスライドさせることにより、カセット本体11の開口部11aを開放させる。そして、このようにカセット本体11の開口部11aを開放させることにより、収納空間S内へ用紙Pを容易に補充することができる。
【0030】
(用紙カセットのプリンタへの装填)
用紙Pを補充した用紙カセット6をプリンタ1へ装填するには、まず、取っ手41を、その支持部43に形成された切欠溝43b側へ鉛直になるまで回動させる。このようにすると、支持部43の切欠溝43bからスライド溝43a内に、蓋部12の連結ピン34が入り込む(図8(c)及び図9(c)参照)。
【0031】
次いで、取っ手41の把持部42を把持して用紙カセット6を持ち上げ、この用紙カセット6を、プリンタ1から引き出したドロワ5の所定の設置場所へ載置させる。このようにすると、この用紙カセット6の脚部45が、ドロワ5に形成された位置決め孔に入り込んで位置決めされた状態に設置される。
この状態にて、取っ手41を、その支持部43に形成された切欠溝43b側へさらに回動させる。
【0032】
このようにすると、取っ手41の回動に伴って、蓋部12の連結ピン34が取っ手41のスライド溝43a内をスライドしながら移動することにより、蓋部12が取っ手41の回動に連動して支持ピン33との連結箇所へスライドされる。
さらに、取っ手41を回動し、蓋部12の連結ピン34がカセット本体11の角部を越えると、蓋部12が取っ手41の回動に連動して支持ピン33によるカセット本体11との連結箇所を中心として回動し(図8(b)及び図9(b)参照)、カセット本体11の側面に沿って配置される。
【0033】
その後、さらに、取っ手41を回動させると、連結ピン34が取っ手41の回動に伴って下方へ移動されることにより、蓋部12がカセット本体11の側面に沿って下がり、このカセット本体11の側面に重なる収納位置に配置される(図8(a)及び図9(a)参照)。これにより、用紙カセット6は、プリンタ1のドロワ5に設置されるとともに、カセット本体11の開口部11aが開放され、収納空間S内の用紙Pの給紙が可能な状態とされる。
その後、用紙カセット6が設置されたドロワ5を装置ケース2内へ押し込み、開閉蓋3を閉鎖することにより、プリンタ1への用紙カセット6の装填の完了となる。
【0034】
このように、上記実施形態に係る用紙カセットによれば、カセット本体11の上部開口部11aを覆う閉鎖位置とカセット本体11の側面に沿う収納位置とに移動可能に連結された蓋部12を閉鎖位置に配置させることにより、カセット本体11の上部開口部11aを蓋部12によって覆い、用紙Pの収容空間Sを閉鎖することができる。これにより、保管時における外部環境による用紙Pへの影響や塵埃などの異物の侵入を極力抑えることができ、用紙Pの変質や侵入した異物による搬送不良、記録処理不良をなくし、記録処理を円滑かつ良好に行うことができる。
【0035】
また、蓋部12をスライド及び回動させてカセット本体11の側方の収納位置に配置させることにより、収容空間Sへの用紙Pの補充を容易に行うことができ、また、プリンタ1における収容空間Sからの用紙Pの給紙を可能とすることができる。
また、用紙Pの補充時に、蓋部12を一旦取り外して用紙Pの補充後に再び蓋部12を取り付けるような手間をなくすことができ、しかも、取り外した蓋部12を一時保管するスペースも不要となり、取り外した蓋部12を紛失してしまうような不具合もなくすことができる。
【0036】
また、取っ手41を回動させてカセット本体11の上方へ配置させることにより、この取っ手41を把持して持ち運ぶことができ、取り扱い性の向上を図ることができる。
しかも、取っ手41を回動させることにより、蓋部12を容易に閉鎖位置と収納位置とに移動させることができ、取り扱い性をさらに向上させることができる。
そして、このように、保管性、取り扱い性に優れ、しかも、用紙Pへの外部環境の影響が抑えられる用紙カセット6が装填可能なプリンタ1によれば、円滑に記録処理作業を行うことができ、しかも、記録処理の高品質化を図ることができる。
【0037】
なお、上記実施形態では、記録装置として、インクジェット式プリンタを例にとって説明したが、本発明は、インクジェット式に限定されず、例えば、ドットインパクトプリンタ等にも適用でき、さらには、プリンタ以外にも、例えば複写機あるいはファクシミリ等にも適用できる。
【0038】
また、上記実施形態では、シート状の媒体として、用紙を例にとって説明したが、本発明は、樹脂製のフィルム等からなる媒体も適用可能である。
【図面の簡単な説明】
【0039】
【図1】本発明に係るプリンタの実施形態の外観斜視図である。
【図2】ドロワを引き出した状態のプリンタの外観斜視図である。
【図3】蓋部を開いた状態の用紙カセットの斜視図である。
【図4】蓋部を開いた状態の用紙カセットの側面図である。
【図5】蓋部を閉じた状態の用紙カセットの斜視図である。
【図6】蓋部を閉じた状態の用紙カセットの側面図である。
【図7】カセット本体と蓋部との連結箇所の斜視図である。
【図8】用紙カセットの動きを説明する斜視図である。
【図9】用紙カセットの動きを説明する側面図である。
【符号の説明】
【0040】
1…プリンタ(記録装置)、5…ドロワ(装填部)、6…用紙カセット(カセット)、11…カセット本体、12…蓋部、41…取っ手、P…用紙(媒体)、S…収容空間。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
シート状の媒体を積層状態で収容可能な収容空間を有するカセット本体と、前記カセット本体の開放された上部を覆う蓋部とを有するカセットであって、
前記蓋部は、前記カセット本体に対して、その上部における一方の縁部に沿う軸線を中心として回動可能にかつ前記軸線と直交する方向へスライド可能に連結され、前記カセット本体の上部を覆う閉鎖位置と前記カセット本体の側面に沿う収納位置とに移動可能とされていることを特徴とするカセット。
【請求項2】
請求項1に記載のカセットであって、
前記カセット本体の両端にて回動可能に連結された取っ手を有し、前記取っ手を把持して持ち運び可能とされたことを特徴とするカセット。
【請求項3】
請求項2に記載のカセットであって、
前記蓋部が前記取っ手に着脱可能に連結され、前記カセット本体に対する前記取っ手の回動に連動して前記蓋部が前記閉鎖位置と前記収納位置とに移動されることを特徴とするカセット。
【請求項4】
請求項1から3のいずれか1項に記載のカセットが装填可能な装填部を備え、前記装填部に装填された前記カセット内の媒体を搬送しながら前記媒体に記録を行うことを特徴とする記録装置。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate


【公開番号】特開2008−115002(P2008−115002A)
【公開日】平成20年5月22日(2008.5.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−302146(P2006−302146)
【出願日】平成18年11月7日(2006.11.7)
【出願人】(000002369)セイコーエプソン株式会社 (51,324)
【Fターム(参考)】