説明

カラオケシステム

【課題】リモコン装置を使用して楽曲を予約したユーザーの位置を、当該楽曲に対応づけて告知する。
【解決手段】本発明に係るカラオケシステムは、リモコン装置から受信した予約情報を予約テーブルに記憶する予約受付処理と、予約受付処理にて記憶された予約テーブルに含まれる楽曲識別子に対応する演奏情報を演奏手段に演奏させる演奏処理と、予約テーブルに記憶された位置情報に基づいて、演奏処理が実行される楽曲に対応する位置情報を告知する告知処理を実行することを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、演奏に合わせて歌唱を楽しむことのできるカラオケシステムに関するものであり、演奏を行うカラオケ装置と、演奏する楽曲を指定するリモコン装置を備えたカラオケシステムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、自動演奏に合わせて歌唱を楽しむことのできるカラオケ装置が知られている。カラオケ装置では、着席している場所から歌唱したい楽曲を指定するためカラオケ装置が用いられることが多い。また、カラオケの会場となるナイト店、カラオケボックス、宴会会場は、飲酒の場であることが多く、演奏時に予約を行った者を特定することが困難な場合があり、特定できないときには予約がキャンセルされることもある。
【0003】
特許文献1には、リモコンからリクエスト曲番号と共にユーザー識別番号が入力されたとき、入力されたユーザー識別番号とリクエスト曲番号とを対応させて、演奏時にユーザー識別番号を表示装置に表示するカラオケ装置が開示されている。この特許文献1に開示されるカラオケ装置によれば、演奏開始時に、その曲をリクエストしたユーザーを直ぐに識別することが可能となる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開平11−167387公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に開示されるカラオケ装置によれば、予約を行った者を直ぐに識別することができる。ママさんなどの従業者が顧客をもてなすナイト店などでは、顧客にマイクを渡す、歌唱補助、デュエットなどといったサービスが従業者によって行われることがある。しかしながら、特許文献1のカラオケ装置を利用するとき、識別番号を認識している予約者本人は、自分の予約曲であることを認識することができるものの、従業者が顧客の識別番号を認識している場合でも、一般的にナイト店などの店舗内照明が暗い環境では、顧客の位置を認識できないと、従業者にとっては意味のない表示に過ぎない。識別番号に代えてユーザー名を表示することも考えられるが、この場合もユーザー名を従業者が記憶しておく必要がある。更に一歩進んで顧客の顔写真で認識していたとしても、暗い環境では、顧客の顔を見つけるために、予め店舗内に設置しており、従業者もその設置位置が判っている接客テーブルを巡回しながら、顧客の顔を探さなければならなくなる可能性が高くなる。このような光景は顧客から見ると、ナイト店に対するマイナス評価となってしまう。
【0006】
また、数十人〜数百人が集う宴会場などの広い会場では、予約した者を識別することができたとしても、何処にいるのかを特定することは困難であって、予約した者を探すための作業に時間がかかり、宴会の進行妨げ、遅延となることがある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、カラオケ利用の場におけるこのような実情を鑑みたものであって、そのため、本発明にかかるカラオケシステムは、
カラオケ装置とリモコン装置を備えるカラオケシステムにおいて、
前記リモコン装置は、前記リモコン装置の位置を検出する位置検出手段と、第1制御手段を備え、
前記第1制御手段は、ユーザーから指定された楽曲を識別する楽曲識別子と、位置検出手段で検出された前記リモコン装置の位置情報を含む予約情報を前記カラオケ装置に送信する予約処理を実行し、
前記カラオケ装置は、演奏情報に基づいて演奏を行う演奏手段と、予約受付処理、演奏処理、告知処理を実行する第2制御手段を備え、
前記予約受付処理は、前記リモコン装置から受信した予約情報を予約テーブルに記憶し、
前記演奏処理は、前記予約受付処理にて記憶された前記予約テーブルに含まれる楽曲識別子に対応する演奏情報を前記演奏手段に演奏させ、
前記告知処理は、前記予約テーブルに記憶された位置情報に基づいて、前記演奏処理が実行される楽曲に対応する位置情報を告知することを特徴とする。
【0008】
さらに本発明にかかるカラオケシステムにおいて、
前記予約処理にて前記カラオケ装置に送信される予約情報は、ユーザー識別情報を含むことを特徴とする。
【0009】
さらに本発明にかかるカラオケシステムにおいて、
前記告知処理は、同じユーザー識別情報を有する予約情報が複数存在する場合、最後に記憶された前記リモコン装置の位置情報に基づいて、前記リモコン装置の位置を告知することを特徴とする。
【0010】
さらに本発明にかかるカラオケシステムにおいて、
前記第2制御手段は、前記予約テーブルに記憶されたユーザー識別情報と、前記リモコン装置の位置情報に基づいて、ユーザー毎の位置を表示するユーザー位置表示処理を実行することを特徴とする。
【0011】
さらに本発明にかかるカラオケシステムにおいて、
前記告知処理は、前記カラオケ装置に接続された表示手段への表示出力にて実行されることを特徴とする。
【0012】
また本発明にかかるカラオケシステムは、
カラオケ装置とリモコン装置を備えるカラオケシステムにおいて、
前記リモコン装置は、前記リモコン装置の位置を検出する位置検出手段と、予約処理と、位置情報送信処理を実行する第1制御手段を備え、
前記予約処理は、ユーザーから指定された楽曲を識別する楽曲識別子と、予約を行ったユーザーのユーザー識別情報を含む予約情報を前記カラオケ装置に送信し、
前記位置情報送信処理は、前記位置検出手段で検出された前記リモコン装置の位置情報と、前記リモコン装置を使用しているユーザーのユーザー識別情報を含むユーザー位置情報を送信し、
前記カラオケ装置は、演奏情報に基づいて演奏を行う演奏手段と、予約受付処理、ユーザー位置記憶処理と、演奏処理、告知処理を実行する第2制御手段を備え、
前記予約受付処理は、前記リモコン装置から受信した予約情報を予約テーブルに記憶し、
前記演奏処理は、前記予約受付処理にて記憶された前記予約テーブルに含まれる楽曲識別子に対応する演奏情報を前記演奏手段に演奏させ、
前記ユーザー位置記憶処理は、前記リモコン装置から受信したユーザー位置情報を記憶し、
前記告知処理は、前記予約テーブルと前記ユーザー位置情報に基づいて、前記演奏処理が実行される楽曲に対応する位置情報を告知することを特徴とする。
【発明の効果】
【0013】
本発明のカラオケシステムによれば、予約情報に含まれるリモコン装置の位置に基づいて、演奏が実行される楽曲に対応したリモコン装置の位置を告知することで、歌唱が行われる楽曲に対応したユーザーが何処にいるかを認識することが可能となる。ナイト店などでは、従業者が顧客によるリモコン操作位置を認識することが可能となり、迅速かつ失礼のないサービス提供を行うことが可能となる。また、宴会場などでは、多くの人数の中から歌唱する者を直ちに特定することが可能となり、宴会の進行などがスムースに行うことが可能となる。
【0014】
さらに、予約情報にユーザー識別情報を含ませておくことで、予約した者のユーザー名などを表示することも可能となる。
【0015】
さらに、最後に記憶されたリモコン装置の位置情報に基づいて、位置を告知するようにしたことで、店舗内あるいは会場内でユーザーが移動した場合にも、従業者は迅速かつ失礼の無い対応を行うことが可能となる。
【0016】
さらに、予約テーブルに記憶された情報に基づいて、ユーザー毎の位置を表示するようにしたことで、誰が何処にいるかを認識することが可能となる。特にナイト店では、従業者が顧客の位置を把握することで、各種サービス管理に役立てることができる。
【0017】
さらに、カラオケ装置に接続された表示手段に表示することで告知処理を実行することで、カラオケ装置の表示手段は、通常、カラオケ会場内の広い範囲にて視認することができるため、会場内の広い範囲の者に対してユーザーの位置を認識させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【図1】本発明の実施形態に係るカラオケシステムを示す図
【図2】本発明の実施形態に係るユーザーに対するサービス処理を示す図
【図3】本発明の実施形態に係るアクティブユーザートップ画面を示す図
【図4】本発明の実施形態に係る楽曲予約処理を示すフロー図
【図5】本発明の実施形態に係る楽曲確認画面を示す図
【図6】本発明の実施形態に係る予約情報のデータ構成を示す図
【図7】本発明の実施形態に係る楽曲演奏処理を示すフロー図
【図8】本発明の実施形態に係る予約テーブルを示す図
【図9】本発明の実施形態に係るユーザー位置告知画面を示す図
【図10】本発明の実施形態に係るユーザー位置表示画面を示す図
【図11】本発明の他の実施形態に係るユーザー位置検出処理を示すフロー図
【図12】本発明の他の実施形態に係るユーザー位置情報のデータ構成を示す図
【図13】本発明の他の実施形態に係る予約情報のデータ構成を示す図
【図14】本発明の他の実施形態に係るユーザー位置テーブルを示す図
【図15】本発明の他の実施形態に係る楽曲演奏処理を示すフロー図
【発明を実施するための形態】
【0019】
図1は、本発明の実施形態に係るカラオケシステムの構成を示す図である。本実施形態におけるカラオケシステムは、コマンダ2(楽曲演奏装置)と、リモコン装置1にて構成されており、これらは、LAN100にて、無線、有線で互いに接続されている。ここではカラオケ装置となるコマンダ2を楽曲演奏装置として説明するが、楽曲演奏装置としては、自動演奏機能を備えた各種MIDI機器であってもよいし、また、コンピュータに実装する楽曲演奏用プログラムとして提供することとしてもよい。
【0020】
店舗に設置されるコマンダ2は、リモコン装置1(1台のコマンダ2に対して複数利用することも可能)によりユーザーからの各種指示を受け付けることが可能となっている。また、リモコン装置1は表示部11と操作部17が共有されたタッチパネル表示画面を備え、ユーザーに対して各種情報を提供することも可能である。リモコン装置1は、LAN100上に設置されたアクセスポイント110を介してコマンダ2と無線接続される。図中に破線で示されるように、例えばコマンダ2にはリモコン装置1が対応付けられ、LAN100を介して情報を送受信することが可能となっている。また、リモコン装置1とコマンダ2とは赤外線などを利用した近距離通信を行うことも可能である。
【0021】
さらに、本実施形態のカラオケシステムでは、ユーザーに各種サービスを提供するためインターネットを介してカラオケ用ホスト5(サーバ装置)が設けられ、その記憶部51には、楽曲情報やユーザー情報など、各種サービスに必要な情報を記憶している。そして、ルータ120を通じて、コマンダ2、又はリモコン装置1と、各種情報の送受信が行えるように構成されている。
【0022】
本発明の実施形態に係る楽曲戦争装置としてのコマンダ2は、全体を統括制御する制御部30(第2制御手段)を中心として機能し、主な機能として、楽曲演奏処理、映像表示処理、楽曲予約処理などを実行可能としている。楽曲演奏処理は、入力部21やリモコン装置1にて、ユーザーにより指定された楽曲に対応する演奏情報をMIDI音源などを備えた音響制御部70(演奏手段)にて演奏させ、スピーカー42から放音させる処理である。このとき、スピーカー42からは歌唱用マイク44から入力される音声も合わせて放音される。映像再生処理は、映像制御部31にて各種映像情報、歌詞情報などを再生させ、モニタ41を介した視覚情報をユーザーに提供する処理である。
【0023】
楽曲予約処理は、ユーザーからの指定に基づいて楽曲を選択、予約するための処理である。本実施形態ではリモコン装置1と連携して実行することとなる。リモコン装置1の操作部17から入力されたユーザーの指令は、赤外線通信部19、23、あるいは、LAN100を介してコマンダ2に伝達される。コマンダ2での処理結果は、リモコン装置1側の表示部11に表示され、ユーザーは選曲のための各種情報を視認することが可能である。コマンダ2とリモコン装置1は、この楽曲指定処理に限らず、ユーザー個別のサービスを提供するためのログイン処理など各種処理を実行することが可能である。
【0024】
一方、本実施形態のリモコン装置は、制御部15(第1制御手段)を中心として構成されており、表示部11にてユーザーに対して、視覚的情報を提供すると共に、操作部17にてユーザーから各種入力を受け付けることが可能とされている。入力部17としては、表示部11上に設けられたタッチパネルとすることも可能である。
【0025】
さらに、本発明のリモコン装置1は、店内での位置を確認するための位置検出手段が備えられている。本実施形態では、位置検出のためにタグを利用した方式が採用されており、リモコン装置1側に設けられた位置検出手段としてのスキャナ61と、カラオケ店舗内の各テーブルに設けられたタグ62が協働してリモコン装置1の位置を検出する。具体的には、各テーブルには、そのテーブル番号を記憶したタグ62が設置されており、タグ62の近傍に位置するリモコン装置1は、そのテーブル番号を無線受信することで、どのテーブルの近傍に位置するかを検出することが可能とされている。検出されたテーブル番号は、位置情報としてコマンダ2側に送信される。
【0026】
図1には、テーブル番号2のテーブルに対して、タグ62−2(添字はテーブル番号を示している)が設置された場合であって、この近傍に位置したリモコン装置1は、位置情報としてテーブル番号2をコマンダ2側に送信する。図では1つのテーブルが示されているが、実際には店舗内の複数のテーブルにタグ62が設置されており、リモコン装置1は
、近傍のテーブル番号を検出することで店舗内の何処に位置しているかを判定することができる。なお、スキャナ61によるタグ62の検出範囲は、テーブルの大きさ、設置状況(他テーブルとの距離)などに応じて、適切な範囲とすることが好ましい。また、1つのテーブルに対して、複数のタグ62(同じテーブル番号を有する)を設置し、検出範囲が狭い場合に対処することも考えられる。
【0027】
このような、リモコン装置1の位置検出として、テーブル番号を利用する以外に、フロア位置を示すタグ62にフロアに設置しておき、店舗内での位置を検出することとしてもよい。さらには、店舗内に設置された複数の無線局の受信状況に基づいて、複数の無線局との相対位置関係を検出し店舗内での位置を判定することとしてもよい。この場合、無線局として無線LANのアクセスポイントを利用することも考えられる。また、現在、LED照明を用いた情報転送技術も開発が進められている。このようなLED照明では、発する光に変調をかけて各種情報を埋め込むことが可能である。カラオケ店舗内の照明装置において位置情報を埋め込んだ光で照明し、リモコン装置1で照明光から位置情報を検出することも考えられる。
【0028】
図3は、本発明の実施形態に係るリモコン装置1の利用者画面の一例を示す図である。本実施形態では、リモコン装置1の表示部11に表示を行うことで、リモコン装置1を操作するユーザーに対して各種情報を提供する。なお、リモコン装置1の操作部17としては、カーソルキーなどの各種機械的なスイッチの他、表示部11に表示されたボタン、アイコンなどを直接タッチして操作を行うタッチパネルを採用することができる。
【0029】
本実施形態のカラオケシステムは、複数のユーザーが各リモコン装置1のタッチパネル表示画面から必要な情報(後述するユーザIDやパスワード)を入力し、ログインすることが可能となっている。ユーザーのログインに関する情報は画面上方に常時表示される。ログインしたユーザーの分身像(アバター)を表示するためのログインユーザー欄103が設けられている。なお、分身像としては、人、キャラクターを模した像の他、図形や記号など各種形態を採用することができる。
【0030】
また、ユーザーを切り替えるためのユーザー切替スイッチ101が表示されている。ログインしたユーザーは、ログインユーザー欄103に表示される分身像を選択、あるいは、ユーザー切替スイッチ101を操作することで、自分のユーザー情報を利用した各種サービスを受けることが可能となる。また、アカウントを有していないユーザーは、ゲストアイコン102を操作することで、選曲など一般的なサービスを受けることが可能となっている。なお、ユーザーの切替の際には、パスワードなど認証を行うこととしてもよいが、認証を行うことなく簡易に切り替えることとしてもよい。
【0031】
ログインしたユーザに係る情報のユーザー情報は、カラオケ用ホスト5の記憶部51に記憶されている。また、ユーザー情報には、ユーザーがリモコン装置1からカラオケ用ホスト5へログインしてこれら情報を利用するためのユーザーID、パスワード認証を行う場合のパスワードが対応付けられている。個人情報には、ユーザー名(実際の名前に限ったものでなく、ニックネームであってもよい)、性別、年齢、アバター像を表示させるための顔、服装などのパーツ種類、その位置を記憶したアバター情報等を含んで構成されていてもよい。これら各種情報は、リモコン装置1、あるいは、インターネットなどのネットワークに接続された図示しないパーソナルコンピュータ、携帯情報端末などにてログインして設定することができる。
【0032】
具体的には、リモコン装置1などを介したユーザーのログイン操作よって、ユーザーIDとパスワードとがカラオケ用ホスト5へ通知され、記憶部51に記憶されたユーザー情報がリモコン装置1、コマンダ2へ送付され、各々の記憶手段(メモリ14、メモリ27
など)へ記憶される。詳細な手順は後述する。
【0033】
ユーザーによって事前に登録された楽曲はテーブル(以下、マイうたテーブル)に記憶されており、少なくとも楽曲を識別するための楽曲識別子を含んで構成されている。この他、自分の歌唱音域に合わせるための音程調整値、演奏速度を調整するための速度調整値、歌唱した際に採点された採点情報(最高点)などを登録しておいてもよい。ログインしたユーザーは、このマイうたテーブルを呼び出すことで、事前に登録した楽曲を簡易な操作で選曲することが可能となる。その際、あわせて登録している音程調整値、速度調整値に基づいて、自分にあった音程、速度で楽曲を演奏させることができる。
【0034】
履歴テーブルは、ユーザーがこれまでに選曲した履歴が記載されたテーブルであって、楽曲識別子、歌唱日時、歌唱店舗(歌唱位置)、採点情報などを含んで構成されている。採点情報は、歌唱したときの採点手段による結果を示す情報である。
【0035】
本実施形態では、この履歴テーブルに記録された楽曲を選曲することも可能となっている。ユーザーは履歴テーブルを用いた選曲を行うことで、過去に指定した楽曲を再度演奏させることが可能となっている。
【0036】
本実施形態では、このようなユーザー情報を利用することで、ユーザーに対し様々なサービスを提供することができる。特に、マイうたテーブル、履歴テーブルのようなユーザー別選曲情報を利用することで、ユーザー別に選曲を実行することが可能となっている。
【0037】
図2は、このユーザー情報の送受信の様子と、リモコン装置1の制御部15、コマンダ2の制御部30、ホスト5の図示しない制御部が、それぞれ実行するプログラムのフローチャートを示した図である。カラオケ店舗に来店したユーザーは、リモコン装置1の操作部17やコマンダ2の操作部21から自己のユーザーIDとパスワードなどの識別情報を入力する。ユーザーの識別情報を読み取った、コマンダ2あるいはリモコン装置1は、識別情報をカラオケ用ホスト5に送信し(S102)、識別情報を受信したカラオケ用ホスト5は記憶部51に記憶されたデータベースから、該当するユーザーのユーザー情報を抽出し(S121)、問い合わせのあったコマンダ2あるいはリモコン装置1に対して送信する(S122)。
【0038】
カラオケ用ホスト5からコマンダ2あるいはリモコン装置1に対してのユーザー情報の送信は、本実施形態では、予め各装置のIPアドレス等の通信相手先を特定する情報に基づいて送信している。他の送信方法としては、リモコン装置1とコマンダ2とが、カラオケ分野における、周知の「括り付け」、又は「紐付け」関係にあるならば、カラオケ用ホスト5はログインしたリモコン装置1へユーザー情報を一旦送信し、その後、ログインしたリモコン装置1から必要に応じて(例えば、リモコン装置1からコマンダ2への曲予約指示した時に、曲予約情報とともに)、括り付け相手のコマンダ2へ再送信してもよいし、または、コマンダ2で一旦受信し、コマンダ2からリモコン装置1へ再送信してもよい。
【0039】
ユーザー情報を受信したコマンダ2側では(S103)、受信したユーザー情報に基づいて、選曲処理、演奏処理など各種サービス処理が提供される(S104)。ユーザーによりログアウトが要求される(S105)とサービス処理を中断し、サービス処理中における各種履歴(ログ)、あるいは、ユーザーによる設定変更を反映したユーザー情報をカラオケ用ホスト5に送信する(S106)。ここで、ユーザー情報は、全ての情報を送信することの他、更新された差分だけを送信してもよい。カラオケ用ホスト5では、受信したユーザー情報に基づいて記憶部1に記憶されたデータベースの更新を実行する(S124)。
【0040】
以上、1ユーザーが認証処理(ログイン)してから、ログアウトするまでの流れを説明したが、本実施形態のコマンダ2、リモコン装置1は、認証された複数人(認証ユーザー)が同時にログインした状態で使用することが可能となっており、図3で説明したユーザーインターフェイスを用いることで、サービスを提供するユーザー(以下、「アクティブユーザー」という)を切り替えて使用することが可能となっている。
【0041】
図3は、本発明の実施形態に係るアクティブユーザートップ画面を示す図である。この図に示されるように、複数人がログインした状態ではログインユーザー欄103にログインしたユーザーの分身像103a〜103e(本実施形態では顔部分)が表示される。またログインユーザー欄103中、右端に背景がハイライトで示されるユーザーは、アクティブユーザー103eであって、図に示す状態では、このアクティブユーザー103eに対するサービス、すなわち、アクティブユーザー103eのユーザー情報を利用したサービスが実行されている状態となっている。
【0042】
このアクティブユーザートップ画面では、「曲を探す」を選択することで、従来の歌本と同様、歌手名、楽曲名に基づく検索を行うことができる。また、「マイルーム」を選択した場合には、ユーザー情報中のマイうたテーブルなどを利用した、アクティブユーザーに特化した楽曲検索を行うことができる。
【0043】
図4は、本発明の実施形態に係る楽曲予約処理を示すフロー図であって、リモコン装置1などの入力手段にて実行される処理である。図3で説明したログインしたユーザーの場合にはアクティブユーザートップ画面の各種メニューから、「曲を探す」メニューを操作して歌唱したい楽曲を選択し、コマンダ2に対して予約することが可能とされている。楽曲予約処理が開始されると、ユーザーが選択した適宜検索方法(楽曲名指定、歌手名指定など)によって、楽曲の検索が実行される(S201)。ユーザーは複数の検索結果の中から自分の所望の楽曲を指定する(S202)。S203では、指定した楽曲に間違いないかを確認させると共に、演奏時の音程(キー)、速度(スピード)調整などを行うために楽曲確認画面が表示される(S203)。
【0044】
図5は、本発明の実施形態に係る楽曲確認画面を示す図であって、楽曲名、歌手名のみならず、歌い出しなどを表示させることでユーザーに楽曲を確認させる画面である。さらにこの画面では演奏させる楽曲の音程、速度を事前に設定することが可能とされている。設定を行うユーザーは、「演奏設定」の欄右下に表示される「変更」ボタンを操作することで、音程、速度を設定するためのサブウィンドウが開き、ユーザーは自分の歌唱にあった音程を設定することができる。画面中、演奏設定欄右下の「変更」ボタンが操作された場合(S204:Yes)には、設定用のサブウィンドウが表示され(S205)、演奏の際の音程、速度の設定する(S206)ことができる。
【0045】
選択した楽曲が歌唱したい楽曲であることを確認したユーザーにより「予約」ボタンが操作される(S207:Yes)ことで楽曲の演奏予約が実行されることとなるが、そのとき、リモコン装置1は、位置検出手段により自己の位置情報を検出して予約情報に含める(S208)。本実施形態では、位置検出手段として、近傍に位置するタグ62を検出するスキャナ61が採用されている。そのためスキャナ61は、タグ62からテーブル番号を検出し、予約情報にはこのテーブル番号が位置情報として含められる。一連の楽曲予約処理が終了する。具体的には、リモコン装置1からコマンダ2に対して、予約情報が送信される(S209)。予約情報を受信したコマンダ2は、予約テーブル上で予約情報を管理し、予約された楽曲を順次、演奏手段としての音響制御部70にて演奏させる。
【0046】
図6には、このような楽曲予約処理によってリモコン装置1からコマンダ2に対して送
信される予約情報のデータ構成が示されている。予約情報には、演奏する楽曲を識別するための楽曲識別子、スキャナ61にて検出した予約時の位置情報(テーブル番号)の他、演奏する際の音程、速度について設定が行われている場合には、それぞれ音程調整値、速度調整値が含まれることとなる。さらに、ログインしたアクティブユーザーによる予約の場合には、当該アクティブユーザーのユーザーIDが含まれる。リモコン装置1からコマンダ2に送信された予約情報は、コマンダ2のメモリ27に保持する予約テーブルに順次追加され、楽曲演奏処理に用いられることとなる。
【0047】
では、この楽曲演奏処理について図を参照しつつ説明する。図7は、本発明の実施形態に係る楽曲演奏処理を示すフロー図であって、本発明の特徴となる告知処理を含んだ処理となっている。この告知処理では、ユーザーが予約した楽曲に関連する情報(楽曲名など)に対応づけて、当該ユーザーの位置情報が告知される。なお、本実施形態ではログインして予約を行ったユーザーの位置に限らず、ゲストとして予約を行ったユーザーの位置も告知することが可能とされている。以下に示す実施形態では、告知する方法として、コマンダ2のモニタ41に表示することとしているが、リモコン装置11の表示部11への表示とすることや、音声合成による読み上げのような音響的な告知としてもよい。
【0048】
コマンダ2が起動されると、この楽曲演奏処理が開始され、S301にてコマンダ2に記憶する予約テーブルが参照され、予約テーブル上の予約情報が順次読み出される。図8には予約テーブルの例が示されている。予約テーブルは、楽曲識別子、ユーザーID、位置情報(テーブル番号)を含んで構成されており、新たな予約が実行される度に末尾(図の下方)に予約情報が追加される。また、楽曲演奏処理が終了する毎に演奏ポインタを次に進めて(図の下側)、次に予約された楽曲について楽曲演奏処理が実行される。
【0049】
S302では、読み出された予約情報にユーザーIDが付帯しているか、すなわち、これから演奏する楽曲について、それを予約したユーザーを判定できるか否かが判定される。予約情報中にユーザーIDが付帯している場合(S302:Yes)には、当該ユーザーIDに基づいてユーザー情報が読み出される。ここでは、誰が予約したかを告知するために必要なユーザー名、アバター情報が読み出されることとしているが、その他のユーザー情報を利用することもできる。S304では、予約テーブルに基づいて、予約を実行したユーザーの最新の位置情報が読み出される。予約を行ってから演奏が実行されるまで、途中に予約されている楽曲の演奏などにより、時間経過を伴う場合がある。また、ユーザーは時間経過に伴って位置(テーブル)を変更することも考えられる。
【0050】
そのため、本実施形態では、予約テーブル中、ユーザーの最新の位置情報を利用することとしている。例えば、図8の予約テーブルにおいて、楽曲識別子「001257」の楽曲を予約した「Aさん」について考えてみる。このAさんの楽曲演奏処理が実行されるときには、「Aさん」についての最新(下のものほど新しい予約情報となる)の位置情報が検索される。予約テーブルを見ると、楽曲識別子「001257」の予約時は、テーブル番号3出会ったのに対し、後に予約した楽曲識別子「008797」の予約時は、テーブル番号4に移動していることが分かる。
【0051】
S304では、このようにログインして予約を行ったユーザーに対しては、最新の位置情報を利用して告知処理を実行することとしている。図9には、告知処理(S306)としてコマンダ2に接続されているモニタ41に表示される位置告知画面が表示されている。この位置告知画面には、予約した楽曲に関する情報として楽曲名と歌手名が、またそれに対応づけて位置情報「テーブル番号:4」が表示されている。さらに、ログインしたユーザーによる予約であるため、ユーザー情報中のユーザー名「Aさん」と、アバター像があわせて表示されている。また、次回の楽曲演奏処理で演奏される楽曲について、楽曲名、ユーザー名、テーブル番号が表示されることとしている。
【0052】
このような告知処理(S309)の実行後、告知した楽曲に対応する演奏情報の再生が実行される(S309)。告知処理(S309)により、店舗内の従業者、顧客を含むユーザーは、これから演奏される楽曲について、楽曲名など楽曲に関連した情報と、その楽曲を歌唱するユーザーが何処に位置するかを容易に確認することができる。ここでは、ログインしたユーザーによる予約であるため、当該ユーザーのユーザー情報を利用して、ユーザー名、アバター像をあわせて表示可能としている。
【0053】
一方、予約情報にユーザーIDが付帯していない場合(S307:No)には、当該予約情報に付帯する位置情報が読み出され(S307)、予約情報に含まれる楽曲識別子に基づく楽曲関連情報(曲名、歌手名など)と一緒に告知される(S308)。この場合も、前述同様、コマンダ2に接続されるモニタ41に位置告知画面を表示することで告知が実行される。
【0054】
以上、本実施形態では、楽曲演奏処理に告知処理が組み込まれた形態とされており、楽曲の再生開始前に、予約した楽曲の楽曲関連情報と、予約したユーザーの位置情報(ゲストユーザーの場合には、予約時のリモコン装置1の位置情報)があわせて告知されることで、店舗の従業者は迅速で失礼のないサービスを提供することが可能となる。告知処理のタイミングは、このような楽曲演奏前に限ることなく、ユーザーの確認指令によって告知されるなど、適宜タイミングで行われるものであってもよい。また、次に演奏される楽曲についてのみならず、今後、演奏される複数の楽曲についての位置情報を表示することとしてもよい。
【0055】
以上の実施形態では、今後演奏される楽曲に対応づけて位置情報を表示することとしたが、検出した位置情報を利用して、ユーザーが現在何処に位置しているかを表示する機能を設けることも可能となる。図10は、そのような機能におけるユーザー位置表示画面を示したものであって、予約テーブルを参照して、各ユーザーの最新の位置情報を表示することとしている。この画面に示されるように各テーブルに対応づけて、ユーザー名とアバター像、さらにはログインした時刻(入店時刻)が表示されている。入店時刻を表示するためには、ログイン処理時に入店時刻をユーザー情報中に記録されることとなる。この機能は、限られたユーザー(店舗の従業者)にて使用可能とすることが好ましい。店舗の従業者が所有するユーザーIDに限って、この機能を利用可能とする、あるいは、特定のコマンドを入力することでこの機能を利用可能とすることが考えられる。このユーザー位置表示画面を利用することで、従業員は顧客が店内の何処に位置しているか、また入店した時刻を確認することが可能となり、店舗内の状況把握に役立つものとなる。
【0056】
以上の実施形態では、予約情報に位置情報を含めておくことで、予約時の位置を把握することを可能としていた。位置の把握は、このように予約時に限らず、ユーザーがログインした状況に基づいて行われることとしてもよい。以下に示す実施形態は、ユーザーがログインしてアクティブユーザーとして利用している状況に基づいて、ユーザーに対応した位置情報を検出することとしている。
【0057】
図11は、本発明の実施形態に係るユーザー位置表示処理を示すフロー図であって、リモコン装置1の起動中、常時実行される処理である。S401では、新たにユーザーがログインしたか、あるいは、アクティブユーザーの切り替えが実行されたかが判定される。S401にて新たなログイン、あるいは、ユーザーの切り替えが判定された場合(S401:Yes)には、スキャナ61にて、近傍に位置するタグ62の位置情報が検出される(S402)。S403では、S401で検出した新たにログインした、あるいは、切り替えられたユーザーのユーザーIDと、S402で検出した位置情報を、ユーザー位置情報としてコマンダ2に送信する。図12には、このユーザー位置情報のデータ構成が示さ
れている。なお、位置情報の検出は、S401のようにログイン時、アクティブユーザーの切り替え時のみならず、定期的に送信するなどして検出の機会を増やしてもよい。
【0058】
一方、ユーザーによりログアウトが実行された場合(S404:Yes)には、当該ユーザーの位置情報を削除する削除指示がコマンダ2に送信される(S405)。コマンダ2では、S403にて送信されたユーザー位置情報、S405にて送信された削除指示に基づいて、ユーザー位置テーブルを作成、更新する。図14は、本発明の実施形態に係るユーザー位置テーブルを示した図であって、位置情報(テーブル番号)とユーザーIDが対応づけられて構成されている。本実施形態では、ゲストユーザーについては対応することができないが、ログインしたユーザーについては、最新の位置情報がこのユーザー位置テーブルに記憶されることとなる。
【0059】
このように本実施形態ではユーザー位置検出処理によって、ユーザーの位置情報が検出されるため、図4の楽曲予約処理における位置情報の検出(S208)は行う必要が無く、予約情報についても図13に示されるように位置情報を含まない構成となる。
【0060】
図15は、本発明の実施形態に係る楽曲演奏処理を示すフロー図である。前述の実施形態と同様、告知処理を含んだ楽曲演奏処理としている。本実施形態で実行されるユーザー位置検出処理は、ログインしているユーザーのみを対象としているため、ゲストユーザーに対しては告知処理を実行することができない。そのため、ユーザーIDが付帯されていないと判定された場合(S502:No)には、告知処理を行うことなく楽曲の演奏が開始される形態としている。
【0061】
以上、本実施形態では、リモコン装置1のユーザーの利用(アクティブユーザーとしての利用時)に基づいて、ユーザーの位置情報が検出されるため、ユーザーの位置検出の機会を増やし、位置検出精度の向上を図ることも可能となる。
【0062】
なお、本発明はこれらの実施形態のみに限られるものではなく、それぞれの実施形態の構成を適宜組み合わせて構成した実施形態も本発明の範疇となるものである。
【符号の説明】
【0063】
1…リモコン装置、11…表示部、12…ビデオRAM、13…映像制御部、14…メモリ、15…制御部、16…無線LAN通信部、17…操作部、18…操作処理部、19…赤外線通信部、2…コマンダ(カラオケ装置)、21…操作部、22…操作処理部、23…赤外線通信部、24…インターフェイス部、27…メモリ、28…ビデオRAM、29…映像再生部、30…制御部、31…映像制御部、32…ハードディスク、33…外部機器接続部、41…モニタ、42…スピーカー、44a…歌唱用マイク、44b…外部楽器、100…LAN、110…アクセスポイント、120…ルータ、5…カラオケ用ホスト、51…記憶部、61…スキャナ、62−2…タグ(添字はテーブル番号を示す)、70…音響制御部、101…ユーザー切替スイッチ、102…ゲストアイコン、103…ログインユーザー欄

【特許請求の範囲】
【請求項1】
カラオケ装置とリモコン装置を備えるカラオケシステムにおいて、
前記リモコン装置は、前記リモコン装置の位置を検出する位置検出手段と、第1制御手段を備え、
前記第1制御手段は、ユーザーから指定された楽曲を識別する楽曲識別子と、位置検出手段で検出された前記リモコン装置の位置情報を含む予約情報を前記カラオケ装置に送信する予約処理を実行し、
前記カラオケ装置は、演奏情報に基づいて演奏を行う演奏手段と、予約受付処理、演奏処理、告知処理を実行する第2制御手段を備え、
前記予約受付処理は、前記リモコン装置から受信した予約情報を予約テーブルに記憶し、
前記演奏処理は、前記予約受付処理にて記憶された前記予約テーブルに含まれる楽曲識別子に対応する演奏情報を前記演奏手段に演奏させ、
前記告知処理は、前記予約テーブルに記憶された位置情報に基づいて、前記演奏処理が実行される楽曲に対応する位置情報を告知することを特徴とする
カラオケシステム。
【請求項2】
前記予約処理にて前記カラオケ装置に送信される予約情報は、ユーザー識別情報を含むことを特徴とする
請求項1に記載のカラオケシステム。
【請求項3】
前記告知処理は、同じユーザー識別情報を有する予約情報が複数存在する場合、最後に記憶された前記リモコン装置の位置情報に基づいて、前記リモコン装置の位置を告知することを特徴とする
請求項2に記載のカラオケシステム。
【請求項4】
前記第2制御手段は、前記予約テーブルに記憶されたユーザー識別情報と、前記リモコン装置の位置情報に基づいて、ユーザー毎の位置を表示するユーザー位置表示処理を実行することを特徴とする
請求項2に記載のカラオケシステム。
【請求項5】
前記告知処理は、前記カラオケ装置に接続された表示手段への表示出力にて実行されることを特徴とする
請求項1から請求項4の何れか1項に記載のカラオケシステム。
【請求項6】
カラオケ装置とリモコン装置を備えるカラオケシステムにおいて、
前記リモコン装置は、前記リモコン装置の位置を検出する位置検出手段と、予約処理と、位置情報送信処理を実行する第1制御手段を備え、
前記予約処理は、ユーザーから指定された楽曲を識別する楽曲識別子と、予約を行ったユーザーのユーザー識別情報を含む予約情報を前記カラオケ装置に送信し、
前記位置情報送信処理は、前記位置検出手段で検出された前記リモコン装置の位置情報と、前記リモコン装置を使用しているユーザーのユーザー識別情報を含むユーザー位置情報を送信し、
前記カラオケ装置は、演奏情報に基づいて演奏を行う演奏手段と、予約受付処理、ユーザー位置記憶処理と、演奏処理、告知処理を実行する第2制御手段を備え、
前記予約受付処理は、前記リモコン装置から受信した予約情報を予約テーブルに記憶し、
前記演奏処理は、前記予約受付処理にて記憶された前記予約テーブルに含まれる楽曲識別子に対応する演奏情報を前記演奏手段に演奏させ、
前記ユーザー位置記憶処理は、前記リモコン装置から受信したユーザー位置情報を記憶し、
前記告知処理は、前記予約テーブルと前記ユーザー位置情報に基づいて、前記演奏処理が実行される楽曲に対応する位置情報を告知することを特徴とする
カラオケシステム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図5】
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【図4】
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【図7】
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【図6】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【公開番号】特開2013−29743(P2013−29743A)
【公開日】平成25年2月7日(2013.2.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−166892(P2011−166892)
【出願日】平成23年7月29日(2011.7.29)
【出願人】(000005267)ブラザー工業株式会社 (13,856)
【Fターム(参考)】