カラオケ装置
【課題】カラオケ装置において、外部楽器の演奏者の手元を照明することで、演奏の容易化を図る。
【解決手段】本発明に係るカラオケ装置は、演奏情報に基づいて演奏を行う演奏手段と、外部楽器の利用有無を判定する外部楽器利用判定手段と、外部楽器利用判定手段にて外部楽器が利用されていると判定された場合、外部楽器を演奏する演奏者の手元を照明する楽器演奏用照明を制御する照明制御手段と、を備えることを特徴とする。
【解決手段】本発明に係るカラオケ装置は、演奏情報に基づいて演奏を行う演奏手段と、外部楽器の利用有無を判定する外部楽器利用判定手段と、外部楽器利用判定手段にて外部楽器が利用されていると判定された場合、外部楽器を演奏する演奏者の手元を照明する楽器演奏用照明を制御する照明制御手段と、を備えることを特徴とする。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、演奏にあわせて歌唱を楽しむカラオケ装置に関するものであり、特に、照明装置を制御することのできるカラオケ装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、自動演奏に合わせて歌唱を楽しむカラオケ装置が知られている。カラオケボックスやスナックなどのナイト店など、カラオケを楽しむ場においては、歌唱をさらに盛り上げることを目的とした照明装置が設けられていることがある。このような照明装置としては、歌唱者を照明するスポットライトや会場全体を照明するミラーボールなど、装飾効果を目的としたものがほとんどである。
【0003】
ところで、ナイト店や、カラオケボックスなどのデイ店などのカラオケ施設においてエレキギターなど外部楽器を持ち込んで演奏させる楽器演奏サービスが検討されている。このようなカラオケ装置の演奏に合わせて演奏を楽しむサービスでは、マイナスワン演奏させることで一人でも演奏を楽しむことも可能であって、また、自宅で音を出して演奏することができないユーザーにおいては、大音量で演奏を行うことも可能となる。
【0004】
特許文献1には、このようなマイナスワン演奏を実現する楽音再生装置について、ホーンジャックに楽器が接続されたことを条件として、対応するパートの演奏を停止することが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開平10−187175号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
このような楽器演奏サービスを提供するにあたり、従来のカラオケ施設においては、前述したように装飾効果を目的とした照明設備がほとんどである。また、カラオケ施設では照明設備の効果を発揮させるよう、元々の部屋全体の照明は暗く設定されていることが多い。このような従来のカラオケ施設において、前述の外部楽器演奏サービスを提供しようとした場合、演奏を行う演奏者の手元は、暗くなる、あるいは、点滅、色付きの照明で見辛くなることが考えられる。特に、演奏に不慣れなユーザーにとっては、演奏する手元が見辛いと演奏を行うことが困難となってしまう。一方、カラオケ施設では、従来から行われている歌唱だけの場合における装飾用の照明を行う必要もある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、カラオケ施設のこのような照明状況を鑑みたものであって、そのため本発明に係るカラオケ装置は、
演奏情報に基づいて演奏を行う演奏手段と、
外部楽器の利用有無を判定する外部楽器利用判定手段と、
前記外部楽器利用判定手段にて外部楽器が利用されていると判定された場合、外部楽器を演奏する演奏者の手元を照明する楽器演奏用照明を制御する照明制御手段と、を備えることを特徴とする。
【0008】
さらに本発明に係るカラオケ装置は、
前記演奏手段にて演奏させる演奏情報と、当該演奏情報の演奏時における外部楽器の利
用有無を指定する指定手段をさらに備え、
前記外部楽器利用判定手段は、前記指定手段の指定に基づいて、外部楽器の利用有無を判定することを特徴とする。
【0009】
さらに本発明に係るカラオケ装置は、
外部楽器を接続し、外部楽器からの演奏音を入力する外部楽器接続手段をさらに備え、
前記外部楽器利用判定手段は、前記外部楽器接続手段の接続状態に基づいて、外部楽器の利用有無を判定することを特徴とする。
【0010】
さらに本発明に係るカラオケ装置は、
外部楽器を接続し、外部楽器からの演奏音を入力する外部楽器接続手段をさらに備え、
前記外部楽器利用判定手段は、前記外部楽器接続手段からの入力信号に基づいて、外部楽器の利用有無を判定することを特徴とする。
【0011】
さらに本発明に係るカラオケ装置において、
前記外部楽器利用判定手段は、利用している外部楽器の種別を判定し、
前記照明制御手段は、判定された外部楽器の種別に基づいて前記楽器演奏用照明を制御することを特徴とする。
【0012】
さらに本発明に係るカラオケ装置において、
前記照明制御手段は、判定された外部楽器の種別に基づいて前記楽器演奏用照明の照明範囲を制御することを特徴とする。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、外部楽器利用判定手段にて外部楽器が利用されていると判定された場合に、外部楽器を演奏する演奏者の手元を照明する楽器演奏用照明を制御することで、演奏者の手元を照明し、演奏の容易化を図ることが可能となる。また、外部楽器が利用されていないと判定された場合には、楽器演奏用照明を使用しないことで、従来の装飾用照明の演出効果を損なうこともない。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】本発明の実施形態に係るカラオケ装置の構成を示す図
【図2】本発明の実施形態に係る音響制御部の構成を示す図
【図3】本発明の実施形態に係る予約処理を示すフロー図
【図4】本発明の実施形態に係る表示画面(楽曲確認画面)を示す図
【図5】本発明の実施形態に係る表示画面(外部楽器指定画面)を示す図
【図6】本発明の実施形態に係る予約情報を示す図
【図7】本発明の実施形態に係る演奏処理を示すフロー図
【図8】本発明の実施形態に係る照明の様子を示す図
【図9】本発明の他の実施形態に係る照明の様子を示す図
【図10】本発明の他の実施形態に係る音響制御部の構成を示す図
【図11】本発明の他の実施形態に係る外部楽器接続部を示す図
【図12】本発明の他の実施形態に係る外部楽器利用検出処理を示すフロー図
【図13】本発明の他の実施形態に係る音響制御部の構成を示す図
【図14】本発明の他の実施形態に係る外部楽器利用検出処理を示すフロー図
【発明を実施するための形態】
【0015】
図1は、本発明の実施形態に係るカラオケシステムの構成を示す図である。本実施形態におけるカラオケシステムは、コマンダ2(カラオケ装置)と、リモコン装置1にて構成されており、これらは、LAN100にて、無線、有線で互いに接続されている。
【0016】
店舗に設置されるコマンダ2は、指定手段として機能するリモコン装置1によりユーザーからの各種指示を受け付けることが可能とされている。リモコン装置1は表示部11と操作部17が共有されたタッチパネル表示画面を備え、ユーザーに対して各種情報を提供することや、ユーザーによる操作入力を行うことが可能となっている。リモコン装置1は、LAN100上に設置されたアクセスポイント110を介してコマンダ2と無線接続される。図中に破線で示されるように、例えばコマンダ2にはリモコン装置1が対応付けられ、LAN100を介して情報を送受信することが可能となっている。なお、リモコン装置1とコマンダ2とは赤外線などを利用した近距離通信を行うことも可能である。
【0017】
さらに、本実施形態のカラオケシステムでは、ユーザーに各種サービスを提供するためインターネットを介したホスト5(サーバ装置)が設けられ、楽曲情報やユーザー情報など、各種サービスに必要な情報を記憶している。そして、ルータ120を通じて、コマンダ2、又はリモコン装置1aと各種情報の送受信が行うことができる。
【0018】
コマンダ2は、全体を統括制御する制御部30を中心として機能し、主な機能として、演奏処理、映像表示処理、予約処理などを実行可能としている。演奏処理は、指定手段として機能する入力部21あるいはリモコン装置1にて、ユーザーにより指定された楽曲に対応する演奏情報をMIDI音源を含んで構成される音響制御部70にて演奏させ、スピーカー42から放音させる処理である。このとき、スピーカー42からは歌唱用マイク44から入力される音声も合わせて放音される。映像再生処理は、映像再生部29にて各種映像情報、歌詞情報などを再生させ、モニタ41を介した視覚情報をユーザーに提供する処理である。
【0019】
予約処理は、ユーザーからの指定に基づいて楽曲を選択、予約するための処理である。本実施形態ではリモコン装置1と連携して実行することとなる。リモコン装置1の操作部17から入力されたユーザーの指令は、赤外線通信部19、23、あるいは、LAN100を介してコマンダ2に伝達される。コマンダ2での処理結果は、リモコン装置1側の表示部11に表示され、ユーザーは選曲のための各種情報を視認することが可能である。コマンダ2とリモコン装置1は、この楽曲指定処理に限らず、ユーザー個別のサービスを提供するためのログイン処理など各種処理を実行することが可能である。
【0020】
また、本実施形態のコマンダ2は、ギターやベースといった外部楽器44bを接続することが可能とされている。外部楽器44bから出力される外部演奏音は、音響制御部70に出力され、MIDI音源からの演奏音や歌唱用マイク44aから入力される歌唱音声などとミキシングされ、スピーカー42から放音される。
【0021】
さらに、本実施形態のコマンダ2は、外部楽器演奏用あるいは歌唱演出用の照明を制御することが可能とされている。照明制御は、外部接続部33を介して実行される。本実施形態の外部接続部33には、汎用のUSB端子が使用され、DMXコントローラ45に接続されている。コマンダ2から出力されたUSB規格の制御信号は、このDMXコントローラ45にてDMX512規格(調光信号規格)の制御信号に変換され、各照明46、47をそれぞれ制御する。縦列接続された各照明46、47は、自己を指定する制御信号に基づいて制御される。照明の制御としては、点灯/消灯制御の他、照明強度を変更することが可能である。また、照明色、照明範囲、あるいは、照明方向を変更する機能を有する照明に対しては、それらを制御対象することも可能である。このような照明制御は、舞台装置として利用されるスポットライトなど各種照明装置で利用される周知の制御を利用することができる。
【0022】
図2は、本発明の実施形態に係る音響制御部70の構成を示すブロック図である。本実
施形態の音響制御部70は、歌唱音声の信号系統として、歌唱用マイク44aが接続されるマイク接続端子81、マイク接続端子81から入力される歌唱音声信号をデジタル変換するADC77、デジタル変換された歌唱音声信号に、エコーなどの音響効果を付与する第1効果付与部78、歌唱音声信号をアナログ信号に戻すDAC79を有する。
【0023】
そして、楽器演奏音の系統として、エレキギターなど外部楽器44bを接続するための外部楽器接続端子82(外部楽器接続手段)、外部楽器44bから出力される楽器演奏音をデジタル化するADC73、デジタル変換された楽器演奏音に各種音響効果を付与する第2効果付与部74を、また、演奏音の系統として、シーケンス信号に基づいて演奏を実行するMIDI音源71、演奏の進行に伴って読み出されるコーラスなどの音声情報をデコードする音声デコーダ72を備える。そして、歌唱音声、楽器演奏音、演奏音、デコード音声をミキシングする系統として、ミキシング部75、ミキシング部75でミキシングされた信号をデジタル化するDAC76、DAC69とDAC76の信号をミキシングしてスピーカー42に出力するミキシング部80を備えている。
【0024】
図3は、本発明の予約処理を示すフロー図である。本実施形態では、ユーザーによる予約操作は、リモコン装置1から行われることとしているが、コマンダ2の操作部21などから行われるものであってもよい。楽曲選択S101では、リモコン装置1の表示部11に表示されるユーザーインタフェイスに従って、楽曲を検索して所望のものを選択する。S102では、選択した楽曲に間違いがないか、詳細な情報を表示してユーザーに予約する楽曲を確認させる。
【0025】
本実施形態のカラオケシステムは、複数のユーザーが各リモコン装置1のタッチパネル表示画面から必要な情報(ユーザID、パスワード)を入力し、ログインすることが可能となっている。ユーザーのログインに関する情報は、図4の画面上方に表示される。ログインしたユーザーの分身像(アバター)を表示するためのログインユーザー欄103を設けてもよい。なお、分身像としては、人、キャラクターを模した像の他、図形や記号など各種形態(図4、103)を採用することができる。図4の内容説明は後述する。
【0026】
図4は、本発明の実施形態に係る楽曲確認画面を示す図であって、リモコン装置1の表示部11に表示される画面である。本実施形態では、ユーザーに確認させる項目として、楽曲名(曲名)、歌手名(アーティスト名)、歌い出しが表示されている。また、演奏時に歌唱者の歌唱音域に合わせるためキー(音程)設定を行うことができる。キー設定を行う場合、同欄右下に表示されている「変更」ボタンを操作することで、サブウィンドウが開き、演奏時のキーを半音単位で調整することが可能とされている。
【0027】
さらに、本実施形態ではこの楽曲確認画面にて、外部楽器の利用選択を行うことが可能とされている。外部楽器の利用選択は、外部楽器利用欄右下に表示されている「設定」ボタンを操作する(S103)ことで移行する外部楽器指定画面にて行うことが可能となっている。外部楽器の選択結果は、外部楽器利用欄中に表示される。この画面では、外部楽器として利用可能なギター1、ギター2、ベースの何れについても利用無しの設定とされている。
【0028】
図5には、図4の「設定」ボタンを操作することで移行する外部楽器指定画面が示されている(S104)。この外部楽器指定画面では、選択した楽器について、利用可能な外部楽器種別が表示され、それらの利用あるいは利用無しを設定することができる。利用可能な外部楽器種別は、楽曲毎に対応したものとしてもよい。さらに選択された外部楽器については、楽曲の演奏時、対応するパートを非演奏状態、あるいは、音量を抑えて演奏するマイナスワン演奏とすることとしてもよい。この外部楽器指定画面にて、利用する外部楽器を設定し(S105)、「戻る」ボタンを操作することで図4の楽曲確認画面に戻る
。
【0029】
図4の楽曲確認画面にて「予約」ボタンが操作されると予約情報をコマンダ2に送信し(S108)、一連の予約処理を終了する。なお、楽曲を選択し直すことも可能であって、その場合、「戻る」ボタンを操作することでS101に戻ることとなる(S107)。図6には、本発明の実施形態に係る予約情報のデータ構成が示されている。予約情報は、楽曲を識別するための識別子であるとともに、演奏情報を読み出すための楽曲ID、予約を行ったユーザーのユーザーID、キー設定機能を利用した場合のキー調整値、外部楽器使用フラグ、外部楽器種別情報を含んで構成されている。外部楽器使用フラグは、予約時に外部楽器の利用が指定された場合は「1」、指定されなかった場合は「0」に設定される。さらに本実施形態では、外部楽器の種別を指定可能とするため、外部楽器の種別に応じた値を有する外部楽器種別情報を有したものとなっている。
【0030】
予約処理によってコマンダ2に送信された予約情報は、コマンダ2のメモリ27中の予約リストに順次追加される。演奏処理では、この予約リストに追加された予約情報を順次読み出し、演奏情報の演奏が実行される。さらに本実施形態では、外部楽器の利用が選択た楽曲に対しては、外部楽器を演奏する演奏者の手元を照明する楽器演奏用照明を制御することとしている。では、そのような楽器演奏用照明の制御を伴う演奏処理の実施形態について説明する。
【0031】
図7は、本発明の実施形態に係る演奏処理を示すフロー図である。演奏処理が開始されると、コマンダ2のメモリ27に記憶される予約テーブルを参照し(S201)、演奏を実行していない予約情報の有無が判定される(S202)。演奏を実行していない予約情報がある場合(S202:Yes)には、予約情報が読み出される(S203)。S204では、読み出した予約情報の外部楽器使用フラグにて、これから演奏する楽曲について外部楽器の利用があるか否かが判定される。
【0032】
外部楽器の利用があると判定(S204:Yes)された場合には、楽器演奏用照明が制御されることとなるが、本実施形態では、使用する楽器種別に応じて照明範囲を変化される。そのため、ハードディスク32(記憶手段)に予め記憶している楽器種別−照明範囲テーブルを参照して、予約情報中、楽器外部種別情報に対応する照明範囲が読み出され、照明範囲が決定される(S205)。S206では、決定された照明範囲に基づいて、楽器演奏用照明が制御(照明開始)されることとなる。なお、各カラオケ施設内の照明設置状況に対応するため、楽器種別−照明範囲テーブルは、コマンダ2において設定できることとしている。そのため、リモコン装置1やコマンダ2の操作部21を介して、各照明設置状況に応じた楽器種別−照明範囲テーブルの設定、記憶を行うことが可能となっている。
【0033】
楽器種別−照明範囲テーブルの設定は、具体的には、以下の作業、処理を行うことで行われる。
(1)カラオケルームにコマンダ2、外部楽器演奏用照明46を設置するときに、外部楽器を演奏するステージを予め定めて、照明方向を決定する。(人による前作業)
(2)コマンダ2からの制御により、外部楽器演奏用照明46からステージ向けて照射された、テーブル初期値の照射範囲と、ステージに設置された外部楽器とから、楽器種別毎に適した照明範囲を人が測定する。そして操作部21から楽器種別と照明範囲との値を入力することで、楽器種別−照明範囲の関係がテーブルに設定、記憶される。そして操作終了指示入力により、外部楽器演奏用照明46の照射範囲が、初期値の照射範囲から、楽器種別毎の照射範囲へ変更される。(キャリブレーション処理)
【0034】
楽器演奏用照明の制御開始後、S207では、予約情報中、楽曲IDに対応する演奏情
報がハードディスク32から読み出され、MIDI音源71、音声デコーダ72にて再生され、演奏が開始される。S208にて、演奏の終了が判定される(S208:Yes)と、外部楽器利用が無い場合(S209:No)には、S201に戻る。一方、外部楽器利用が有った場合(S209:Yes)には、S210にて、外部演奏用照明の制御を終了(消灯など)してS201に戻る。
【0035】
このように本実施形態では、外部楽器が利用有りと判定された場合、楽器演奏用照明を制御して、外部楽器を演奏する演奏者の手元を照明することで、外部楽器の演奏の容易化を図ることが可能となる。また、外部楽器を利用しない場合には、不必要な照明を行わないことでカラオケの場の雰囲気を損なうこともない。さらに、外部楽器の種別によって、照明範囲を制御することで、たとえば、ギターを演奏する場合とキーボードを演奏する場合で異なる操作範囲に対して照明範囲の大きさを変更することが可能となる。あるいは、キーボードなど予めステージ上に設置されている外部楽器の場合には、照明範囲の位置を変更することで、外部楽器の設置位置あるいは演奏位置に応じた照明範囲とすることが可能となる。
【0036】
図8は、外部楽器演奏用照明46による照明の様子を示した図である。この実施形態の外部楽器演奏用照明46は、照明中心軸Cを中心として照明範囲の大きさを変更可能としている。たとえば、外部楽器としてギター、ベースを利用する場合には、狭い照明範囲Aを、キーボードを利用する場合には、広い操作範囲をカバーするような照明範囲Bとすることで、利用する外部楽器に適した照明範囲とすることが可能となる。
【0037】
図9は、外部楽器演奏用照明を2基(46a、46b)利用した場合であって、それぞれ照明範囲A、照明範囲Bを担当することとしている。このような場合、外部楽器種別によって演奏位置が異なる場合などに対応することができる。この形態においても図8の場合と同様、各外部楽器演奏用照明46a、46b毎に照明範囲の大きさを変更することとしてもよい。外部楽器演奏用照明の形態は、このような例以外に、例えば、可動台などにて照明方向を制御可能な場合には、可動台を制御することで、外部楽器の演奏位置に方向を向けることとしてもよい。この場合、外部楽器演奏用として使用しない場合には、照明方向を変更することで歌唱者などを照明する演出用としても利用することが可能となる。
【0038】
さらに、外部楽器演奏用照明の照明色を制御することとも考えられる。外部楽器演奏用照明として使用する場合には、演奏する手の動きを確認しやすい白色光で、外部楽器演奏用照明として使用しない場合には、赤色など他の色で歌唱の演出効果用として利用し、外部楽器演奏用と演出用を兼用することとしてもよい。
【0039】
以上の実施形態では、外部楽器の利用有無の判定に、楽曲の予約時に外部楽器の利用有無を指定を使用することとしていたが、外部楽器の利用有無を判定する手段としては、他の形態を採用することも可能である。このような形態として外部楽器の接続状況に基づいて判定する形態(図10〜図12)、そして外部楽器から入力される演奏音に基づいて判定する形態(図13、図14)について説明する。
【0040】
では、外部楽器の接続状況に基づいて判定する形態について図10〜図12を用いて説明する。図10は、本発明の他の実施形態に係る音響制御部の構成を示す図であり、図11は、本発明の他の実施形態に係る外部楽器接続部を示す図であり、図12は、本発明の他の実施形態に係る外部楽器利用検出処理を示すフロー図となっている。
【0041】
図10に示される音響制御部70は、外部楽器接続端子82−1〜82−3が外部楽器毎に設けられている。本図では3種類の外部楽器に対応可能とされており、3つの外部楽器接続端子82−1〜82−3が設けられている。図11には、外部楽器接続部の外観を
示す図となっている。この外部楽器接続部は、コマンダ2の前面など適宜箇所に設けられており、各端子81、82−1〜82−3には、接続する機器の名称が対応づけて表示されている。ユーザーは、この名称を確認して、利用する外部楽器のシールド線83を接続する。具体的にはシールド線83の接続プラグ83aを対応する外部楽器接続端子82−1〜82−3の何れかに接続する。
【0042】
各外部楽器接続端子82−1〜82−3には、接続判定のためのスイッチが設けられており、外部楽器接続端子82−1〜82−3に接続プラグ83aが接続されているか否かを判定する。判定結果は接続状態検出信号として制御部30に送信される。
【0043】
図12には外部楽器利用検出処理を示すフロー図が示されている。S301、S302、S303では、それぞれ、外部楽器接続端子82−1〜82−3に対し接続プラグ83aが接続されているかをチェックする。そして、外部楽器接続端子82−1に接続されていると判定した場合には、外部楽器の種別としてギター1が接続されていると判定し、外部楽器接続端子82−2に接続されていると判定した場合には、ギター2が接続されていることを判定し、外部楽器接続端子82−3に接続されていると判定した場合には、外部楽器の種別としてキーボードが接続されていると判定する。
【0044】
本実施形態における演奏処理は、前述の実施形態の場合(図7のフロー図)と同様であり、S204、S205の外部楽器の接続、そして、接続されている外部楽器の種別判定に、図12の外部楽器利用検出処理が利用されることとなる。
【0045】
次に、外部楽器から入力される演奏音に基づいて判定する形態について図13、図14を用いて説明する。図13は、本発明の他の実施形態に係る音響制御部の構成を示す図であり、図14は、本発明の他の実施形態に係る外部楽器利用検出処理を示すフロー図となっている。
【0046】
図13に示される音響制御部70の構成について、図2で説明した最初の実施形態の構成は、外部楽器接続端子82から入力される外部演奏音信号(ADC73の出力信号)が、制御部30に出力される点で異なっている。本実施形態は、この外部演奏音信号を利用して外部楽器の利用有無が判定される。
【0047】
図14は、外部演奏音信号を利用した外部楽器検出処理のフロー図である。この処理は、コマンダ2の起動後、常時行うこととしてもよいし、前実施形態のように外部楽器接続端子82に接続プラグが接続されたことを条件として実行されることとしてもよい。処理が開始されると、制御部30では、外部演奏音信号の録音を開始する。この処理は以後、継続して実行され、所定の録音単位毎に以降の処理が実行される。
【0048】
S402は、外部演奏音信号の有無をチェックすると共に、ノイズなどの影響を抑えるための処理であって、外部演奏音信号が一定以上と判定された場合、以降の処理に進むこととなる。S403では、ハードディスク32(記憶手段)に予め記憶している外部楽器判定テーブルから1つの波形データが読み出される。外部楽器判定テーブルは、楽器種別を示す情報と波形データを対応づけて複数記憶したテーブルであり、MIDI音源71にて演奏のために使用されるものを兼用することも可能である。
【0049】
S403にて読み出された波形データは、S404にて録音された外部演奏音信号と比較され同一楽器であるか否かが判定される。比較を容易にするため、録音された外部演奏音信号は所定の音程に規格化した上で比較することとしてもよい。同一楽器であると判定された場合(S405:Yes)には、外部楽器の利用有りと判定するとともに、比較に使用した波形データの楽器種別を記憶する。一方、同一楽器でないと判定された場合(S
405:No)には、外部楽器判定テーブルのテーブル参照位置を次へ移動させること(S407)によって、外部楽器判定テーブル中の全ての波形データとの比較が終了するまで、処理を継続する。全ての波形データとの比較して同一楽器が無い場合(S408:Yes)には、外部楽器の利用は無しと判定(S409)して、S402に戻り、外部演奏音信号の監視を継続する。
【0050】
このように本実施形態では、演奏することで入力される外部演奏音信号(入力信号)に基づいて、外部楽器の利用、さらには、利用している外部楽器の種別を判定することとしている。なお、本実施形態についても演奏処理は、最初の実施形態の場合(図7のフロー図)と同様であり、S204、S205の外部楽器の接続、そして、接続されている外部楽器の種別判定に、図14の外部楽器利用検出処理が利用されることとなる。
【0051】
なお、本発明はこれらの実施形態のみに限られるものではなく、それぞれの実施形態の構成を適宜組み合わせて構成した実施形態も本発明の範疇となるものである。
【符号の説明】
【0052】
1…リモコン装置、11…表示部、12…ビデオRAM、13…映像制御部、14…メモリ、15…制御部、16…無線LAN通信部、17…操作部、18…操作処理部、19…赤外線通信部、2…コマンダ(カラオケ装置)、21…操作部、22…操作処理部、23…赤外線通信部、24…インターフェイス部、27…メモリ、28…ビデオRAM、29…映像再生部、30…制御部、31…映像制御部、32…ハードディスク、33…外部機器接続部、41…モニタ、42…スピーカー、44a…歌唱用マイク、44b…外部楽器、45…DMXコントローラ、46…照明(演奏用)、47…照明(演出用)、100…LAN、110…アクセスポイント、120…ルータ、5…カラオケ用ホスト、51…記憶部、70…音響制御部、71…MIDI音源、72…音声デコーダ、73、77…ADC、74…第2効果付与部、75…ミキシング部、76、79…DAC、78…第1効果付与部、80…ミキシング部、81…マイク接続端子、82…外部楽器接続端子、83…シールド線、83a…接続プラグ、83b…ケーブル、101…ユーザー切替スイッチ、102…ゲストアイコン、103…ログインユーザー欄
【技術分野】
【0001】
本発明は、演奏にあわせて歌唱を楽しむカラオケ装置に関するものであり、特に、照明装置を制御することのできるカラオケ装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、自動演奏に合わせて歌唱を楽しむカラオケ装置が知られている。カラオケボックスやスナックなどのナイト店など、カラオケを楽しむ場においては、歌唱をさらに盛り上げることを目的とした照明装置が設けられていることがある。このような照明装置としては、歌唱者を照明するスポットライトや会場全体を照明するミラーボールなど、装飾効果を目的としたものがほとんどである。
【0003】
ところで、ナイト店や、カラオケボックスなどのデイ店などのカラオケ施設においてエレキギターなど外部楽器を持ち込んで演奏させる楽器演奏サービスが検討されている。このようなカラオケ装置の演奏に合わせて演奏を楽しむサービスでは、マイナスワン演奏させることで一人でも演奏を楽しむことも可能であって、また、自宅で音を出して演奏することができないユーザーにおいては、大音量で演奏を行うことも可能となる。
【0004】
特許文献1には、このようなマイナスワン演奏を実現する楽音再生装置について、ホーンジャックに楽器が接続されたことを条件として、対応するパートの演奏を停止することが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開平10−187175号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
このような楽器演奏サービスを提供するにあたり、従来のカラオケ施設においては、前述したように装飾効果を目的とした照明設備がほとんどである。また、カラオケ施設では照明設備の効果を発揮させるよう、元々の部屋全体の照明は暗く設定されていることが多い。このような従来のカラオケ施設において、前述の外部楽器演奏サービスを提供しようとした場合、演奏を行う演奏者の手元は、暗くなる、あるいは、点滅、色付きの照明で見辛くなることが考えられる。特に、演奏に不慣れなユーザーにとっては、演奏する手元が見辛いと演奏を行うことが困難となってしまう。一方、カラオケ施設では、従来から行われている歌唱だけの場合における装飾用の照明を行う必要もある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、カラオケ施設のこのような照明状況を鑑みたものであって、そのため本発明に係るカラオケ装置は、
演奏情報に基づいて演奏を行う演奏手段と、
外部楽器の利用有無を判定する外部楽器利用判定手段と、
前記外部楽器利用判定手段にて外部楽器が利用されていると判定された場合、外部楽器を演奏する演奏者の手元を照明する楽器演奏用照明を制御する照明制御手段と、を備えることを特徴とする。
【0008】
さらに本発明に係るカラオケ装置は、
前記演奏手段にて演奏させる演奏情報と、当該演奏情報の演奏時における外部楽器の利
用有無を指定する指定手段をさらに備え、
前記外部楽器利用判定手段は、前記指定手段の指定に基づいて、外部楽器の利用有無を判定することを特徴とする。
【0009】
さらに本発明に係るカラオケ装置は、
外部楽器を接続し、外部楽器からの演奏音を入力する外部楽器接続手段をさらに備え、
前記外部楽器利用判定手段は、前記外部楽器接続手段の接続状態に基づいて、外部楽器の利用有無を判定することを特徴とする。
【0010】
さらに本発明に係るカラオケ装置は、
外部楽器を接続し、外部楽器からの演奏音を入力する外部楽器接続手段をさらに備え、
前記外部楽器利用判定手段は、前記外部楽器接続手段からの入力信号に基づいて、外部楽器の利用有無を判定することを特徴とする。
【0011】
さらに本発明に係るカラオケ装置において、
前記外部楽器利用判定手段は、利用している外部楽器の種別を判定し、
前記照明制御手段は、判定された外部楽器の種別に基づいて前記楽器演奏用照明を制御することを特徴とする。
【0012】
さらに本発明に係るカラオケ装置において、
前記照明制御手段は、判定された外部楽器の種別に基づいて前記楽器演奏用照明の照明範囲を制御することを特徴とする。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、外部楽器利用判定手段にて外部楽器が利用されていると判定された場合に、外部楽器を演奏する演奏者の手元を照明する楽器演奏用照明を制御することで、演奏者の手元を照明し、演奏の容易化を図ることが可能となる。また、外部楽器が利用されていないと判定された場合には、楽器演奏用照明を使用しないことで、従来の装飾用照明の演出効果を損なうこともない。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】本発明の実施形態に係るカラオケ装置の構成を示す図
【図2】本発明の実施形態に係る音響制御部の構成を示す図
【図3】本発明の実施形態に係る予約処理を示すフロー図
【図4】本発明の実施形態に係る表示画面(楽曲確認画面)を示す図
【図5】本発明の実施形態に係る表示画面(外部楽器指定画面)を示す図
【図6】本発明の実施形態に係る予約情報を示す図
【図7】本発明の実施形態に係る演奏処理を示すフロー図
【図8】本発明の実施形態に係る照明の様子を示す図
【図9】本発明の他の実施形態に係る照明の様子を示す図
【図10】本発明の他の実施形態に係る音響制御部の構成を示す図
【図11】本発明の他の実施形態に係る外部楽器接続部を示す図
【図12】本発明の他の実施形態に係る外部楽器利用検出処理を示すフロー図
【図13】本発明の他の実施形態に係る音響制御部の構成を示す図
【図14】本発明の他の実施形態に係る外部楽器利用検出処理を示すフロー図
【発明を実施するための形態】
【0015】
図1は、本発明の実施形態に係るカラオケシステムの構成を示す図である。本実施形態におけるカラオケシステムは、コマンダ2(カラオケ装置)と、リモコン装置1にて構成されており、これらは、LAN100にて、無線、有線で互いに接続されている。
【0016】
店舗に設置されるコマンダ2は、指定手段として機能するリモコン装置1によりユーザーからの各種指示を受け付けることが可能とされている。リモコン装置1は表示部11と操作部17が共有されたタッチパネル表示画面を備え、ユーザーに対して各種情報を提供することや、ユーザーによる操作入力を行うことが可能となっている。リモコン装置1は、LAN100上に設置されたアクセスポイント110を介してコマンダ2と無線接続される。図中に破線で示されるように、例えばコマンダ2にはリモコン装置1が対応付けられ、LAN100を介して情報を送受信することが可能となっている。なお、リモコン装置1とコマンダ2とは赤外線などを利用した近距離通信を行うことも可能である。
【0017】
さらに、本実施形態のカラオケシステムでは、ユーザーに各種サービスを提供するためインターネットを介したホスト5(サーバ装置)が設けられ、楽曲情報やユーザー情報など、各種サービスに必要な情報を記憶している。そして、ルータ120を通じて、コマンダ2、又はリモコン装置1aと各種情報の送受信が行うことができる。
【0018】
コマンダ2は、全体を統括制御する制御部30を中心として機能し、主な機能として、演奏処理、映像表示処理、予約処理などを実行可能としている。演奏処理は、指定手段として機能する入力部21あるいはリモコン装置1にて、ユーザーにより指定された楽曲に対応する演奏情報をMIDI音源を含んで構成される音響制御部70にて演奏させ、スピーカー42から放音させる処理である。このとき、スピーカー42からは歌唱用マイク44から入力される音声も合わせて放音される。映像再生処理は、映像再生部29にて各種映像情報、歌詞情報などを再生させ、モニタ41を介した視覚情報をユーザーに提供する処理である。
【0019】
予約処理は、ユーザーからの指定に基づいて楽曲を選択、予約するための処理である。本実施形態ではリモコン装置1と連携して実行することとなる。リモコン装置1の操作部17から入力されたユーザーの指令は、赤外線通信部19、23、あるいは、LAN100を介してコマンダ2に伝達される。コマンダ2での処理結果は、リモコン装置1側の表示部11に表示され、ユーザーは選曲のための各種情報を視認することが可能である。コマンダ2とリモコン装置1は、この楽曲指定処理に限らず、ユーザー個別のサービスを提供するためのログイン処理など各種処理を実行することが可能である。
【0020】
また、本実施形態のコマンダ2は、ギターやベースといった外部楽器44bを接続することが可能とされている。外部楽器44bから出力される外部演奏音は、音響制御部70に出力され、MIDI音源からの演奏音や歌唱用マイク44aから入力される歌唱音声などとミキシングされ、スピーカー42から放音される。
【0021】
さらに、本実施形態のコマンダ2は、外部楽器演奏用あるいは歌唱演出用の照明を制御することが可能とされている。照明制御は、外部接続部33を介して実行される。本実施形態の外部接続部33には、汎用のUSB端子が使用され、DMXコントローラ45に接続されている。コマンダ2から出力されたUSB規格の制御信号は、このDMXコントローラ45にてDMX512規格(調光信号規格)の制御信号に変換され、各照明46、47をそれぞれ制御する。縦列接続された各照明46、47は、自己を指定する制御信号に基づいて制御される。照明の制御としては、点灯/消灯制御の他、照明強度を変更することが可能である。また、照明色、照明範囲、あるいは、照明方向を変更する機能を有する照明に対しては、それらを制御対象することも可能である。このような照明制御は、舞台装置として利用されるスポットライトなど各種照明装置で利用される周知の制御を利用することができる。
【0022】
図2は、本発明の実施形態に係る音響制御部70の構成を示すブロック図である。本実
施形態の音響制御部70は、歌唱音声の信号系統として、歌唱用マイク44aが接続されるマイク接続端子81、マイク接続端子81から入力される歌唱音声信号をデジタル変換するADC77、デジタル変換された歌唱音声信号に、エコーなどの音響効果を付与する第1効果付与部78、歌唱音声信号をアナログ信号に戻すDAC79を有する。
【0023】
そして、楽器演奏音の系統として、エレキギターなど外部楽器44bを接続するための外部楽器接続端子82(外部楽器接続手段)、外部楽器44bから出力される楽器演奏音をデジタル化するADC73、デジタル変換された楽器演奏音に各種音響効果を付与する第2効果付与部74を、また、演奏音の系統として、シーケンス信号に基づいて演奏を実行するMIDI音源71、演奏の進行に伴って読み出されるコーラスなどの音声情報をデコードする音声デコーダ72を備える。そして、歌唱音声、楽器演奏音、演奏音、デコード音声をミキシングする系統として、ミキシング部75、ミキシング部75でミキシングされた信号をデジタル化するDAC76、DAC69とDAC76の信号をミキシングしてスピーカー42に出力するミキシング部80を備えている。
【0024】
図3は、本発明の予約処理を示すフロー図である。本実施形態では、ユーザーによる予約操作は、リモコン装置1から行われることとしているが、コマンダ2の操作部21などから行われるものであってもよい。楽曲選択S101では、リモコン装置1の表示部11に表示されるユーザーインタフェイスに従って、楽曲を検索して所望のものを選択する。S102では、選択した楽曲に間違いがないか、詳細な情報を表示してユーザーに予約する楽曲を確認させる。
【0025】
本実施形態のカラオケシステムは、複数のユーザーが各リモコン装置1のタッチパネル表示画面から必要な情報(ユーザID、パスワード)を入力し、ログインすることが可能となっている。ユーザーのログインに関する情報は、図4の画面上方に表示される。ログインしたユーザーの分身像(アバター)を表示するためのログインユーザー欄103を設けてもよい。なお、分身像としては、人、キャラクターを模した像の他、図形や記号など各種形態(図4、103)を採用することができる。図4の内容説明は後述する。
【0026】
図4は、本発明の実施形態に係る楽曲確認画面を示す図であって、リモコン装置1の表示部11に表示される画面である。本実施形態では、ユーザーに確認させる項目として、楽曲名(曲名)、歌手名(アーティスト名)、歌い出しが表示されている。また、演奏時に歌唱者の歌唱音域に合わせるためキー(音程)設定を行うことができる。キー設定を行う場合、同欄右下に表示されている「変更」ボタンを操作することで、サブウィンドウが開き、演奏時のキーを半音単位で調整することが可能とされている。
【0027】
さらに、本実施形態ではこの楽曲確認画面にて、外部楽器の利用選択を行うことが可能とされている。外部楽器の利用選択は、外部楽器利用欄右下に表示されている「設定」ボタンを操作する(S103)ことで移行する外部楽器指定画面にて行うことが可能となっている。外部楽器の選択結果は、外部楽器利用欄中に表示される。この画面では、外部楽器として利用可能なギター1、ギター2、ベースの何れについても利用無しの設定とされている。
【0028】
図5には、図4の「設定」ボタンを操作することで移行する外部楽器指定画面が示されている(S104)。この外部楽器指定画面では、選択した楽器について、利用可能な外部楽器種別が表示され、それらの利用あるいは利用無しを設定することができる。利用可能な外部楽器種別は、楽曲毎に対応したものとしてもよい。さらに選択された外部楽器については、楽曲の演奏時、対応するパートを非演奏状態、あるいは、音量を抑えて演奏するマイナスワン演奏とすることとしてもよい。この外部楽器指定画面にて、利用する外部楽器を設定し(S105)、「戻る」ボタンを操作することで図4の楽曲確認画面に戻る
。
【0029】
図4の楽曲確認画面にて「予約」ボタンが操作されると予約情報をコマンダ2に送信し(S108)、一連の予約処理を終了する。なお、楽曲を選択し直すことも可能であって、その場合、「戻る」ボタンを操作することでS101に戻ることとなる(S107)。図6には、本発明の実施形態に係る予約情報のデータ構成が示されている。予約情報は、楽曲を識別するための識別子であるとともに、演奏情報を読み出すための楽曲ID、予約を行ったユーザーのユーザーID、キー設定機能を利用した場合のキー調整値、外部楽器使用フラグ、外部楽器種別情報を含んで構成されている。外部楽器使用フラグは、予約時に外部楽器の利用が指定された場合は「1」、指定されなかった場合は「0」に設定される。さらに本実施形態では、外部楽器の種別を指定可能とするため、外部楽器の種別に応じた値を有する外部楽器種別情報を有したものとなっている。
【0030】
予約処理によってコマンダ2に送信された予約情報は、コマンダ2のメモリ27中の予約リストに順次追加される。演奏処理では、この予約リストに追加された予約情報を順次読み出し、演奏情報の演奏が実行される。さらに本実施形態では、外部楽器の利用が選択た楽曲に対しては、外部楽器を演奏する演奏者の手元を照明する楽器演奏用照明を制御することとしている。では、そのような楽器演奏用照明の制御を伴う演奏処理の実施形態について説明する。
【0031】
図7は、本発明の実施形態に係る演奏処理を示すフロー図である。演奏処理が開始されると、コマンダ2のメモリ27に記憶される予約テーブルを参照し(S201)、演奏を実行していない予約情報の有無が判定される(S202)。演奏を実行していない予約情報がある場合(S202:Yes)には、予約情報が読み出される(S203)。S204では、読み出した予約情報の外部楽器使用フラグにて、これから演奏する楽曲について外部楽器の利用があるか否かが判定される。
【0032】
外部楽器の利用があると判定(S204:Yes)された場合には、楽器演奏用照明が制御されることとなるが、本実施形態では、使用する楽器種別に応じて照明範囲を変化される。そのため、ハードディスク32(記憶手段)に予め記憶している楽器種別−照明範囲テーブルを参照して、予約情報中、楽器外部種別情報に対応する照明範囲が読み出され、照明範囲が決定される(S205)。S206では、決定された照明範囲に基づいて、楽器演奏用照明が制御(照明開始)されることとなる。なお、各カラオケ施設内の照明設置状況に対応するため、楽器種別−照明範囲テーブルは、コマンダ2において設定できることとしている。そのため、リモコン装置1やコマンダ2の操作部21を介して、各照明設置状況に応じた楽器種別−照明範囲テーブルの設定、記憶を行うことが可能となっている。
【0033】
楽器種別−照明範囲テーブルの設定は、具体的には、以下の作業、処理を行うことで行われる。
(1)カラオケルームにコマンダ2、外部楽器演奏用照明46を設置するときに、外部楽器を演奏するステージを予め定めて、照明方向を決定する。(人による前作業)
(2)コマンダ2からの制御により、外部楽器演奏用照明46からステージ向けて照射された、テーブル初期値の照射範囲と、ステージに設置された外部楽器とから、楽器種別毎に適した照明範囲を人が測定する。そして操作部21から楽器種別と照明範囲との値を入力することで、楽器種別−照明範囲の関係がテーブルに設定、記憶される。そして操作終了指示入力により、外部楽器演奏用照明46の照射範囲が、初期値の照射範囲から、楽器種別毎の照射範囲へ変更される。(キャリブレーション処理)
【0034】
楽器演奏用照明の制御開始後、S207では、予約情報中、楽曲IDに対応する演奏情
報がハードディスク32から読み出され、MIDI音源71、音声デコーダ72にて再生され、演奏が開始される。S208にて、演奏の終了が判定される(S208:Yes)と、外部楽器利用が無い場合(S209:No)には、S201に戻る。一方、外部楽器利用が有った場合(S209:Yes)には、S210にて、外部演奏用照明の制御を終了(消灯など)してS201に戻る。
【0035】
このように本実施形態では、外部楽器が利用有りと判定された場合、楽器演奏用照明を制御して、外部楽器を演奏する演奏者の手元を照明することで、外部楽器の演奏の容易化を図ることが可能となる。また、外部楽器を利用しない場合には、不必要な照明を行わないことでカラオケの場の雰囲気を損なうこともない。さらに、外部楽器の種別によって、照明範囲を制御することで、たとえば、ギターを演奏する場合とキーボードを演奏する場合で異なる操作範囲に対して照明範囲の大きさを変更することが可能となる。あるいは、キーボードなど予めステージ上に設置されている外部楽器の場合には、照明範囲の位置を変更することで、外部楽器の設置位置あるいは演奏位置に応じた照明範囲とすることが可能となる。
【0036】
図8は、外部楽器演奏用照明46による照明の様子を示した図である。この実施形態の外部楽器演奏用照明46は、照明中心軸Cを中心として照明範囲の大きさを変更可能としている。たとえば、外部楽器としてギター、ベースを利用する場合には、狭い照明範囲Aを、キーボードを利用する場合には、広い操作範囲をカバーするような照明範囲Bとすることで、利用する外部楽器に適した照明範囲とすることが可能となる。
【0037】
図9は、外部楽器演奏用照明を2基(46a、46b)利用した場合であって、それぞれ照明範囲A、照明範囲Bを担当することとしている。このような場合、外部楽器種別によって演奏位置が異なる場合などに対応することができる。この形態においても図8の場合と同様、各外部楽器演奏用照明46a、46b毎に照明範囲の大きさを変更することとしてもよい。外部楽器演奏用照明の形態は、このような例以外に、例えば、可動台などにて照明方向を制御可能な場合には、可動台を制御することで、外部楽器の演奏位置に方向を向けることとしてもよい。この場合、外部楽器演奏用として使用しない場合には、照明方向を変更することで歌唱者などを照明する演出用としても利用することが可能となる。
【0038】
さらに、外部楽器演奏用照明の照明色を制御することとも考えられる。外部楽器演奏用照明として使用する場合には、演奏する手の動きを確認しやすい白色光で、外部楽器演奏用照明として使用しない場合には、赤色など他の色で歌唱の演出効果用として利用し、外部楽器演奏用と演出用を兼用することとしてもよい。
【0039】
以上の実施形態では、外部楽器の利用有無の判定に、楽曲の予約時に外部楽器の利用有無を指定を使用することとしていたが、外部楽器の利用有無を判定する手段としては、他の形態を採用することも可能である。このような形態として外部楽器の接続状況に基づいて判定する形態(図10〜図12)、そして外部楽器から入力される演奏音に基づいて判定する形態(図13、図14)について説明する。
【0040】
では、外部楽器の接続状況に基づいて判定する形態について図10〜図12を用いて説明する。図10は、本発明の他の実施形態に係る音響制御部の構成を示す図であり、図11は、本発明の他の実施形態に係る外部楽器接続部を示す図であり、図12は、本発明の他の実施形態に係る外部楽器利用検出処理を示すフロー図となっている。
【0041】
図10に示される音響制御部70は、外部楽器接続端子82−1〜82−3が外部楽器毎に設けられている。本図では3種類の外部楽器に対応可能とされており、3つの外部楽器接続端子82−1〜82−3が設けられている。図11には、外部楽器接続部の外観を
示す図となっている。この外部楽器接続部は、コマンダ2の前面など適宜箇所に設けられており、各端子81、82−1〜82−3には、接続する機器の名称が対応づけて表示されている。ユーザーは、この名称を確認して、利用する外部楽器のシールド線83を接続する。具体的にはシールド線83の接続プラグ83aを対応する外部楽器接続端子82−1〜82−3の何れかに接続する。
【0042】
各外部楽器接続端子82−1〜82−3には、接続判定のためのスイッチが設けられており、外部楽器接続端子82−1〜82−3に接続プラグ83aが接続されているか否かを判定する。判定結果は接続状態検出信号として制御部30に送信される。
【0043】
図12には外部楽器利用検出処理を示すフロー図が示されている。S301、S302、S303では、それぞれ、外部楽器接続端子82−1〜82−3に対し接続プラグ83aが接続されているかをチェックする。そして、外部楽器接続端子82−1に接続されていると判定した場合には、外部楽器の種別としてギター1が接続されていると判定し、外部楽器接続端子82−2に接続されていると判定した場合には、ギター2が接続されていることを判定し、外部楽器接続端子82−3に接続されていると判定した場合には、外部楽器の種別としてキーボードが接続されていると判定する。
【0044】
本実施形態における演奏処理は、前述の実施形態の場合(図7のフロー図)と同様であり、S204、S205の外部楽器の接続、そして、接続されている外部楽器の種別判定に、図12の外部楽器利用検出処理が利用されることとなる。
【0045】
次に、外部楽器から入力される演奏音に基づいて判定する形態について図13、図14を用いて説明する。図13は、本発明の他の実施形態に係る音響制御部の構成を示す図であり、図14は、本発明の他の実施形態に係る外部楽器利用検出処理を示すフロー図となっている。
【0046】
図13に示される音響制御部70の構成について、図2で説明した最初の実施形態の構成は、外部楽器接続端子82から入力される外部演奏音信号(ADC73の出力信号)が、制御部30に出力される点で異なっている。本実施形態は、この外部演奏音信号を利用して外部楽器の利用有無が判定される。
【0047】
図14は、外部演奏音信号を利用した外部楽器検出処理のフロー図である。この処理は、コマンダ2の起動後、常時行うこととしてもよいし、前実施形態のように外部楽器接続端子82に接続プラグが接続されたことを条件として実行されることとしてもよい。処理が開始されると、制御部30では、外部演奏音信号の録音を開始する。この処理は以後、継続して実行され、所定の録音単位毎に以降の処理が実行される。
【0048】
S402は、外部演奏音信号の有無をチェックすると共に、ノイズなどの影響を抑えるための処理であって、外部演奏音信号が一定以上と判定された場合、以降の処理に進むこととなる。S403では、ハードディスク32(記憶手段)に予め記憶している外部楽器判定テーブルから1つの波形データが読み出される。外部楽器判定テーブルは、楽器種別を示す情報と波形データを対応づけて複数記憶したテーブルであり、MIDI音源71にて演奏のために使用されるものを兼用することも可能である。
【0049】
S403にて読み出された波形データは、S404にて録音された外部演奏音信号と比較され同一楽器であるか否かが判定される。比較を容易にするため、録音された外部演奏音信号は所定の音程に規格化した上で比較することとしてもよい。同一楽器であると判定された場合(S405:Yes)には、外部楽器の利用有りと判定するとともに、比較に使用した波形データの楽器種別を記憶する。一方、同一楽器でないと判定された場合(S
405:No)には、外部楽器判定テーブルのテーブル参照位置を次へ移動させること(S407)によって、外部楽器判定テーブル中の全ての波形データとの比較が終了するまで、処理を継続する。全ての波形データとの比較して同一楽器が無い場合(S408:Yes)には、外部楽器の利用は無しと判定(S409)して、S402に戻り、外部演奏音信号の監視を継続する。
【0050】
このように本実施形態では、演奏することで入力される外部演奏音信号(入力信号)に基づいて、外部楽器の利用、さらには、利用している外部楽器の種別を判定することとしている。なお、本実施形態についても演奏処理は、最初の実施形態の場合(図7のフロー図)と同様であり、S204、S205の外部楽器の接続、そして、接続されている外部楽器の種別判定に、図14の外部楽器利用検出処理が利用されることとなる。
【0051】
なお、本発明はこれらの実施形態のみに限られるものではなく、それぞれの実施形態の構成を適宜組み合わせて構成した実施形態も本発明の範疇となるものである。
【符号の説明】
【0052】
1…リモコン装置、11…表示部、12…ビデオRAM、13…映像制御部、14…メモリ、15…制御部、16…無線LAN通信部、17…操作部、18…操作処理部、19…赤外線通信部、2…コマンダ(カラオケ装置)、21…操作部、22…操作処理部、23…赤外線通信部、24…インターフェイス部、27…メモリ、28…ビデオRAM、29…映像再生部、30…制御部、31…映像制御部、32…ハードディスク、33…外部機器接続部、41…モニタ、42…スピーカー、44a…歌唱用マイク、44b…外部楽器、45…DMXコントローラ、46…照明(演奏用)、47…照明(演出用)、100…LAN、110…アクセスポイント、120…ルータ、5…カラオケ用ホスト、51…記憶部、70…音響制御部、71…MIDI音源、72…音声デコーダ、73、77…ADC、74…第2効果付与部、75…ミキシング部、76、79…DAC、78…第1効果付与部、80…ミキシング部、81…マイク接続端子、82…外部楽器接続端子、83…シールド線、83a…接続プラグ、83b…ケーブル、101…ユーザー切替スイッチ、102…ゲストアイコン、103…ログインユーザー欄
【特許請求の範囲】
【請求項1】
演奏情報に基づいて演奏を行う演奏手段と、
外部楽器の利用有無を判定する外部楽器利用判定手段と、
前記外部楽器利用判定手段にて外部楽器が利用されていると判定された場合、外部楽器を演奏する演奏者の手元を照明する楽器演奏用照明を制御する照明制御手段と、を備えることを特徴とする
カラオケ装置。
【請求項2】
前記演奏手段にて演奏させる演奏情報と、当該演奏情報の演奏時における外部楽器の利用有無を指定する指定手段をさらに備え、
前記外部楽器利用判定手段は、前記指定手段の指定に基づいて、外部楽器の利用有無を判定することを特徴とする
請求項1に記載のカラオケ装置。
【請求項3】
外部楽器を接続し、外部楽器からの演奏音を入力する外部楽器接続手段をさらに備え、
前記外部楽器利用判定手段は、前記外部楽器接続手段の接続状態に基づいて、外部楽器の利用有無を判定することを特徴とする
請求項1に記載のカラオケ装置。
【請求項4】
外部楽器を接続し、外部楽器からの演奏音を入力する外部楽器接続手段をさらに備え、
前記外部楽器利用判定手段は、前記外部楽器接続手段からの入力信号に基づいて、外部楽器の利用有無を判定することを特徴とする
請求項1に記載のカラオケ装置。
【請求項5】
前記外部楽器利用判定手段は、利用している外部楽器の種別を判定し、
前記照明制御手段は、判定された外部楽器の種別に基づいて前記楽器演奏用照明を制御することを特徴とする
請求項1から請求項4の何れか1項に記載のカラオケ装置。
【請求項6】
前記照明制御手段は、判定された外部楽器の種別に基づいて前記楽器演奏用照明の照明範囲を制御することを特徴とする
請求項5に記載のカラオケ装置。
【請求項1】
演奏情報に基づいて演奏を行う演奏手段と、
外部楽器の利用有無を判定する外部楽器利用判定手段と、
前記外部楽器利用判定手段にて外部楽器が利用されていると判定された場合、外部楽器を演奏する演奏者の手元を照明する楽器演奏用照明を制御する照明制御手段と、を備えることを特徴とする
カラオケ装置。
【請求項2】
前記演奏手段にて演奏させる演奏情報と、当該演奏情報の演奏時における外部楽器の利用有無を指定する指定手段をさらに備え、
前記外部楽器利用判定手段は、前記指定手段の指定に基づいて、外部楽器の利用有無を判定することを特徴とする
請求項1に記載のカラオケ装置。
【請求項3】
外部楽器を接続し、外部楽器からの演奏音を入力する外部楽器接続手段をさらに備え、
前記外部楽器利用判定手段は、前記外部楽器接続手段の接続状態に基づいて、外部楽器の利用有無を判定することを特徴とする
請求項1に記載のカラオケ装置。
【請求項4】
外部楽器を接続し、外部楽器からの演奏音を入力する外部楽器接続手段をさらに備え、
前記外部楽器利用判定手段は、前記外部楽器接続手段からの入力信号に基づいて、外部楽器の利用有無を判定することを特徴とする
請求項1に記載のカラオケ装置。
【請求項5】
前記外部楽器利用判定手段は、利用している外部楽器の種別を判定し、
前記照明制御手段は、判定された外部楽器の種別に基づいて前記楽器演奏用照明を制御することを特徴とする
請求項1から請求項4の何れか1項に記載のカラオケ装置。
【請求項6】
前記照明制御手段は、判定された外部楽器の種別に基づいて前記楽器演奏用照明の照明範囲を制御することを特徴とする
請求項5に記載のカラオケ装置。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図11】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図12】
【図13】
【図14】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図11】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図12】
【図13】
【図14】
【公開番号】特開2013−15547(P2013−15547A)
【公開日】平成25年1月24日(2013.1.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−146119(P2011−146119)
【出願日】平成23年6月30日(2011.6.30)
【出願人】(000005267)ブラザー工業株式会社 (13,856)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成25年1月24日(2013.1.24)
【国際特許分類】
【出願日】平成23年6月30日(2011.6.30)
【出願人】(000005267)ブラザー工業株式会社 (13,856)
【Fターム(参考)】
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