説明

カラオケ選曲装置、カラオケ選曲装置の制御方法、及びカラオケ選曲装置の制御プログラム並びにその情報記録媒体

【課題】課題の一例として、ユーザの歌唱得点を参照して、他のユーザに関連した楽曲を選択して、ユーザが継続してカラオケの練習をすることができるカラオケシステム等を提供することにある。
【解決手段】カラオケ選曲装置であって、ユーザ情報が入力されるユーザ情報入力部40と、ユーザ情報に対応する年齢情報を抽出する年齢情報抽出部101と、年齢情報に対応する出来事情報を設定する出来事情報設定部102と、出来事情報に対応する楽曲情報を抽出する楽曲情報抽出部103と、楽曲情報から楽曲情報に関連する楽曲関連情報を生成する楽曲情報分類部104と、出来事情報を時間を表す単位の順を追って表示し、出来事情報に対応する楽曲情報に関連する楽曲関連情報を表示する表示手段30とを備えることを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、カラオケ選曲装置、カラオケ選曲装置の制御方法、及びカラオケ選曲装置の制御プログラム並びにその情報記録媒体に関する。
【背景技術】
【0002】
多数の演奏曲のうちから選択される演奏曲を出力させるカラオケボックス等で使用されるカラオケ装置、および、これらのカラオケ装置がネットワークを介して接続されたカラオケシステムが知られている。このようなカラオケ装置およびカラオケシステムでは、予め記憶装置に記憶された多数のカラオケ演奏曲から選択されたカラオケ演奏曲の音楽情報を出力させると共に、そのカラオケ演奏曲の歌詞情報を含む映像をその出力に同期して画面に表示させることで、所望の歌のカラオ演奏を楽しむことが可能である。
【0003】
このようなカラオケ装置およびカラオケシステムにおいて、同席しているユーザがユーザ個別に楽曲を選曲するために、ユーザID等のユーザ情報に基づいてユーザが歌唱したことがある楽曲をユーザ別に表示するカラオケシステムが特許文献1に開示されている。
【0004】
また、所定の検索条件に適合した検索結果の一覧表示から、利用者の利用者別歌唱履歴管理手段により、絞り込んだ楽曲を利用者毎に表示するカラオケシステムが特許文献2に開示されている。
【0005】
さらに、利用者の好むカラオケ楽曲の年代を特定し、その年代の範囲にはどのような楽曲があるかを容易かつ効率的に検索して一覧表示するカラオケシステムが特許文献3に開示されている。
【0006】
さらに、選曲者の属性データ、特に年齢をもとにその選曲者の音楽的感性が刺激されたであろう年代の楽曲を抽出し、選曲者の嗜好に合う楽曲の選択作業を容易、迅速なものとするカラオケシステムが特許文献4に開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】特開2009−086301号公報
【特許文献2】特開2006−337408号公報
【特許文献3】特開2005−283805号公報
【特許文献4】特開2004−212596号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
以上に記載した技術のように、従来から、カラオケの楽曲を検索する際に、西暦等の年代情報や、中学2年生等の自身の学生時代の学年情報などの検索条件により、その年代にヒットした楽曲を検索する方法は提示されていた。
【0009】
しかし、検索される楽曲は個人の年齢に対応する楽曲が検索されるだけであり、カラオケボックスにて同席する他のユーザにとっては特に面白みのある検索方法ではなかった。また、検索される楽曲は一般的な流行の曲であり、自身が実際に特別な感情をもって歌唱し、または聴いていた、いわゆる想い出の楽曲を検索することは出来なかった。
【0010】
そこで、本発明は上記の課題に鑑みて為されたもので、その目的の一例は、ユーザの歌唱履歴や着うた、楽曲データ、CD等のコンテンツの購入履歴を参照して、ユーザの曲を基準とした個人年表を作成し、カラオケボックス内で歌唱する複数のユーザのそれぞれに関連する楽曲を提示することが一例として挙げられる。このような選曲により、同席するユーザ同士が世代の違いを楽しみつつ、出来事情報や共通の楽曲を通じた話題が提供されることで、ユーザが会話を楽しみ、楽しく歌唱できるカラオケ選曲装置、カラオケ選曲装置の制御方法、及びカラオケ選曲装置の制御プログラム並びにその情報記録媒体を提供することができる。
【課題を解決するための手段】
【0011】
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、カラオケ選曲装置であって、ユーザ情報が入力されるユーザ情報入力手段としてのユーザ情報入力部40と、前記ユーザ情報入力手段によって入力された前記ユーザ情報に対応する年齢情報を抽出する年齢情報抽出手段としての年齢情報抽出部101と、前記年齢情報抽出手段によって抽出された前記年齢情報に対応する出来事情報を設定する出来事情報設定手段としての出来事情報設定部102と、前記出来事情報設定手段によって設定された前記出来事情報に対応する楽曲情報を抽出する楽曲情報抽出手段としての楽曲情報抽出部103と、前記楽曲情報抽出手段によって抽出された、前記出来事情報に対応する前記楽曲情報から前記楽曲情報に関連する楽曲関連情報を生成する楽曲関連情報生成手段としての楽曲情報分類部104と、前記出来事情報を、時間を表す単位の順を追って表示し、前記出来事情報に対応する前記楽曲情報に関連する、前記楽曲関連情報生成手段によって生成された楽曲関連情報を表示する表示手段としての表示部30と、を備えることを特徴とする。
【0012】
ここで出来事情報には、一例として、ユーザ情報入力部40から入力されたユーザ情報から抽出された年齢情報に基づいて出来事情報設定部102によって自動的に設定される生誕、小学校入学、小学校卒業、中学入学、中学卒業、高校入学、高校卒業、成人式などの出来事と、あらかじめ、ユーザがカラオケ選曲装置の出来事情報入力部46bを介して入力した失恋、結婚、出産等の情報とがある。
【0013】
また、出来事情報には、出来事に対応するユーザの年齢、出来事が起きた年月日が含まれる。
【0014】
出来事情報には、あらかじめ出来事に対応した年齢が付されている。例えば、中学卒業には15歳、高校卒業には18歳、成人式には20歳が付されており、ユーザの現在の年齢またはユーザの生年月日と、現在の年月日から、各出来事情報の年月日が算出される。
【0015】
また、出来事情報に含まれる出来事が起きた年月日を基に、ユーザの歌唱履歴情報からユーザが歌唱した年月日を参照し、対応する年月日を有する楽曲情報を抽出する。なお、年月日は完全同一ではなく、任意の範囲内の年月日を有する楽曲情報が抽出される。
【0016】
また、時間を表す単位には、年、月、日等の任意の単位を用いることができる。
【0017】
この構成によれば、カラオケ情報提供サービス会社が提供するサービスを有するカラオケ選曲装置において、ユーザの歌唱履歴や着うた、楽曲データ、CD等のコンテンツの購入履歴を参照し、ユーザの年齢に基づく個人年表を作成し、個人年表上にユーザにとって関心のある楽曲の存在を表示することができるので、表示された個人年表をもとにカラオケの選曲ができる。
【0018】
表示される画面は、カラオケのリモコン装置上やパソコン、モバイル端末の画面上に表示することが可能である。
【0019】
また、上記年表画面はマイページから選択され、表示が切り替わることで表示されてもよく、共通ページからユーザが選択されて表示が切り替わることで上記年表画面が表示されてもよい。
【0020】
複数ユーザでログインしている場合には、他ユーザの情報も年表に表示し、ユーザの歌唱履歴や着うた、楽曲データ、CD等のコンテンツの購入履歴に共通するユーザが歌唱できる楽曲を年表上に視覚的に表示する。
【0021】
すなわち、複数ユーザでログインしている場合には、同席している他のユーザに関する楽曲も出来事情報を介して表示されるので、同席しているユーザ同士に共通する話題提供が可能になり、みんなで楽しく会話をしながらカラオケを選曲し歌唱することができる。
【0022】
また、カラオケシステムに出来事情報を登録後は、カラオケシステムにおいて年表が更新され続けるので、ユーザは個人年表を見ながらあの時代、あんな曲を歌ったな〜という振り返りを視覚的に楽しむことができる。
【0023】
なお、歌唱履歴情報には、ユーザが過去に歌唱したことがある楽曲の楽曲情報、ユーザがその楽曲を歌唱したときの採点結果である点数を示す採点結果情報、その楽曲を歌唱したときの日時情報、ユーザの好みのアーティストおよびジャンル等を示す嗜好情報、ユーザとフレンド登録された他のユーザ情報等の情報が含まれる。
【0024】
さらに、楽曲情報にはアーティスト情報、ジャンル情報およびその他の楽曲付加情報(曲名、作曲・作詞者名、ジャンル名、発表年代/放送年代、主に話題となった人物、楽曲情報が使用された番組名等の情報)が含まれる。
【0025】
上記課題を解決するために、請求項2に記載の発明は、請求項1記載のカラオケ選曲装置において、前記楽曲関連情報生成手段は、前記出来事情報に対応する少なくとも二つ以上の前記楽曲情報が共通の属性情報を有する場合に、前記共通の属性情報毎に前記楽曲関連情報を生成することを特徴とする。
【0026】
この構成によれば、出来事情報に対応する楽曲が複数ある場合に、楽曲情報に共通の属性情報(例えば、楽曲のイメージ情報(楽しい、嬉しい、悲しい、怖い等のイメージ情報)、楽曲のジャンル情報、楽曲のアーティスト情報等の属性情報)に分類され、分類毎にまとめられて複数の楽曲が一つの楽曲関連情報として表示されるので、ユーザは楽曲関連情報から想い出に対応する出来事毎にどのような楽曲があるかを楽しみながら眺め、しかも複数の楽曲に共通する特徴を容易に視認することができる。
【0027】
この場合の楽曲関連情報は、楽曲のジャンル、楽曲のアーティスト、楽曲のイメージを文字等の情報で示してもよい。
【0028】
上記課題を解決するために、請求項3に記載の発明は、請求項1または2記載のカラオケ選曲装置において、前記表示手段は、前記楽曲関連情報の関連性によって、前記楽曲関連情報の表示を制御することを特徴とする。
【0029】
この構成によれば、相互に関連する楽曲関連情報は、例えば近くに表示され、相互に関連しない楽曲関連情報は、例えば離れて表示されるので、ユーザの出来事ごとの歌唱傾向を視認しやすい。
【0030】
一例として、ある出来事情報に対応するA曲、B曲において、A曲の曲イメージが「楽しい」、B曲の曲イメージが「嬉しい」であった場合には、イメージによって分類した楽曲関連情報同士を近くに表示する。また、ある出来事情報に対応するA曲、C曲において、A曲の曲イメージが「楽しい」、C曲の曲イメージが「悲しい」であった場合、イメージによって分類した楽曲関連情報同士を遠くに表示する。
【0031】
また、他の一例として、ある出来事情報に対応するA曲、B曲において、A曲のジャンルがロック、B曲のジャンルがハードロックの場合、ジャンルによって分類した楽曲関連情報同士を近くに表示する。また、ある出来事情報に対応するA曲、C曲において、A曲のジャンルがロック、C曲のジャンルが演歌の場合、ジャンルによって分類した楽曲関連情報同士を遠くに表示する。
【0032】
さらに、他の一例として、ある出来事情報に対応するD曲、E曲において、D曲の歌唱アーティストの属性と、E曲の歌唱アーティストの属性が同じであった場合、アーティストによって分類した楽曲関連情報同士を近くに表示する。また、ある出来事情報に対応するF曲、G曲において、F曲の歌唱アーティストとG曲の歌唱アーティストが同じであった場合、曲名によって分類した楽曲関連情報同士を近くに(または重ねて)表示する。
【0033】
上記課題を解決するために、請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3の何れかに記載のカラオケ選曲装置において、前記表示手段は、前記ユーザ情報入力手段によってユーザ情報が入力された複数のユーザに関する前記出来事情報、前記楽曲関連情報をユーザ毎に区別して表示することを特徴とする。
【0034】
この構成によれば、複数ユーザでログインし、同席しているユーザ同士の出来事情報が区別して表示されるので、ユーザは自分の個人年表を参照しつつ他のユーザの個人年表も参照できる。
【0035】
また、ユーザは自分の個人年表の出来事情報に対応する他のユーザの出来事情報を知ることができるので、同席しているユーザ同士の会話が弾み、楽しく選曲することができる。一例として、ユーザの出来事情報が成人式の場合に他のユーザの出来事情報が結婚である場合などがある。
【0036】
また、ユーザの出来事情報に対応した他のユーザの出来事情報を介して楽曲を選曲できるので、選曲をする楽しみが広がる。
【0037】
上記課題を解決するために、請求項5に記載の発明は、請求項4記載のカラオケ選曲装置において、前記出来事情報に対応する前記複数のユーザ毎の前記楽曲情報を比較し、少なくとも一つの楽曲情報が前記複数のユーザ毎の前記楽曲情報に共通に含まれるか否かを判定する楽曲情報比較手段としての楽曲情報分類部104を更に備え、前記表示部は、前記楽曲情報比較手段によって、少なくとも一つの楽曲情報が前記複数のユーザ毎の前記楽曲情報に共通に含まれると判定される場合には、前記少なくとも一つの楽曲情報が関連する前記楽曲関連情報の少なくとも一部を重ねて表示することを特徴とする。
【0038】
この構成によれば、複数ユーザでログインし、同席しているユーザ同士の出来事情報が区別して表示され、複数のユーザの出来事情報にかかわる楽曲情報が共通する場合には、楽曲関連情報の少なくとも一部を重ねて表示することにより、共通した楽曲情報があることを、ユーザは視覚的に容易に認識することができる。
【0039】
すなわち、ユーザ毎に区別して表示された楽曲関連情報の少なくとも一部を重ねて表示することで、ユーザに共有する情報があることを認識でき、合わせてその楽曲に関わる出来事情報をユーザ毎に認識することができる。
【0040】
したがって、ユーザ同士はお互いに共通する楽曲の出来事情報を認識しながら、共通する楽曲を容易に探すことができる。
【0041】
上記課題を解決するために、請求項6に記載の発明は、請求項1乃至5の何れかに記載のカラオケ選曲装置において、前記楽曲関連情報は、前記出来事情報に対応する前記楽曲情報の数を大きさで示す情報または前記楽曲情報の属性情報の少なくとも何れか一つを示す視認できる態様の情報であることを特徴とする。
【0042】
この構成によれば、前記楽曲関連情報は、前記楽曲情報の数を大きさで示す情報または前記楽曲情報の属性情報の少なくとも何れか一つを示す情報であるので、どのような種類の楽曲情報がどれぐらいの数であるのかを、楽曲を選曲しようとしているユーザは容易に視覚で確認することが可能になる。例えば、出来事情報に対応して、その出来事が起きたときにどのくらいの数の楽曲をどのような気持ちで歌唱していたかを視覚的に確認することができる。
【0043】
一例として、楽曲関連情報を円等の図形で表示し、楽曲の数が多いほど円を大きく表示し、楽曲の数が少ないほど円を小さく表示することで、ユーザが円の大きさを見れば、楽曲の数が多いのか少ないのかをユーザが容易に視認することが可能になる。
【0044】
一例として、出来事情報に対応する楽曲情報が多い場合には、表示される楽曲関連情報が大きく表示され、出来事情報に対応する楽曲情報が少ない場合には、表示される楽曲関連情報が小さく表示される。この場合に、表示される楽曲関連情報の大きさは含まれる楽曲情報の数に比例して大きく、また、小さくしてもよい。。
【0045】
また、他の一例として、出来事情報に対応する楽曲情報が悲しい曲調または悲しい気持ちを示す歌詞情報が含まれる場合には、表示される楽曲関連情報には悲しいことを示す漢字、例えば楽曲情報の属性情報として「悲」の文字を楽曲関連情報の領域内に表示する。また、出来事情報に対応する楽曲情報が楽しい曲調または楽しい気持ちを示す歌詞情報が含まれる場合には、表示される楽曲関連情報には楽しいことを示す漢字、例えば楽曲情報の属性情報として「楽」の文字を楽曲関連情報の領域内に表示する。さらに、出来事情報に対応する楽曲情報が嬉しい気持ちを示す曲調または嬉しい気持ちを示す歌詞情報が含まれる場合には、表示される楽曲関連情報には嬉しいことを示す漢字、例えば楽曲情報の属性情報として「嬉」の文字を楽曲関連情報の領域内に表示する。
【0046】
なお、楽曲情報の属性情報としては漢字一字に限られず、複数の漢字、任意の英数字、属性を示す記号を用いることができる。
【0047】
また、カラオケ情報提供サービス会社が提供するサービスにおいて、ユーザの歌唱した履歴を示す歌唱履歴情報のなかに、出来事情報に対応する楽曲情報が含まれる他のユーザのユーザ関連情報が出来事情報とともに表示されるので、ユーザは自分の出来事情報に対応した他のユーザが歌唱できる楽曲を容易に検索することができる。
【0048】
ユーザ関連情報の一例として、ユーザのアバタ画面等のユーザ同士を識別する画像情報がある。ユーザのアバタ画面が表示されれば、ユーザ同士が誰に関する楽曲情報があるか否かを楽しく容易に認識することが可能になる。
【0049】
また、ユーザ関連情報が表示されるユーザはユーザ情報入力部40を介してユーザ情報が入力された他のユーザに関するユーザ関連情報であるので、一緒に同席しているユーザ同士の情報が表示される。したがって、ユーザ自身の思い出を振り返ると共に、同席ユーザにも共通の楽曲を通じて話題を提供し、楽しく歌唱してカラオケをするための楽曲を選曲することが可能になる。
【0050】
また、カラオケ情報提供サービス会社が提供するサービスにおいて、あるユーザの年代の順を追って表示されている出来事情報から、年代の順を追って表示される他のユーザの出来事情報を見ようとする場合には、ユーザ関連情報を選択することによって簡単かつ容易に他のユーザの出来事情報を見ることができるようになる。
【0051】
このように、画面が簡単に切り替えられることで、切り替えられた画面で他のユーザの出来事情報を年代の順を追って閲覧することが可能になる。
【0052】
上記課題を解決するために、請求項7に記載の発明は、請求項1乃至6の何れかに記載のカラオケ選曲装置において、前記表示手段に表示される前記楽曲関連情報が選択される楽曲関連情報選択手段としての選択部106をさらに備え、前記ユーザ情報選択手段によって前記楽曲関連情報が選択されると、前記出来事情報に対応する前記楽曲情報が表示される。
【0053】
この構成によれば、楽曲がたくさんある場合のその集合体を示す楽曲関連情報、または、楽曲の属性など示す楽曲関連情報が選択されると、楽曲名、歌手名などの楽曲関連情報が表示される。
【0054】
したがって、ユーザは出来事を想い出ながら、その出来事に関連してどの程度の数の楽曲を歌唱していたか想い出し、または、その出来事に関連してどのような思いでカラオケを歌唱していたかを想い出しながらその出来事に関連する楽曲の選択画面を表示させることができる。
【0055】
また、表示部30には、ユーザの出来事情報に対して、年、月、日等の時間を表す単位が同時に表示されるので、出来事がいつ起きたことかを客観的に把握でき、ユーザおよび他のユーザはその出来事に対応する年にどのようなことが起こったかを想い出しやすくなる。
【0056】
また、他のユーザは自分が何歳のときにその出来事が起きたかを把握することができ、それをきっかけに話題が増え、複数のユーザで楽しくカラオケを選曲して楽しむことができる。
【0057】
また、ユーザは楽曲情報にさまざまな自分の出来事を出来事情報として入力し、後日さまざまな自分の出来事をその楽曲とともに思い出として振り返ることが可能になる。
【0058】
ここで、あらかじめ入力されている出来事情報はユーザが任意の文字、記号を使用して入力することができる。一例として、あらかじめ入力されている出来事情報には、失恋、結婚、出産などの出来事が含まれる。
【0059】
上記課題を解決するために、請求項8に記載の発明は、カラオケ選曲装置の制御方法であって、ユーザ情報が入力されるユーザ情報入力工程と、前記ユーザ情報入力工程において入力された前記ユーザ情報に対応する年齢情報を抽出する年齢情報抽出工程と、前記年齢情報抽出工程において抽出された前記年齢情報に対応する出来事情報を設定する出来事情報設定工程と、前記出来事情報設定工程において設定された前記出来事情報に対応する楽曲情報を抽出する楽曲情報抽出工程と、前記楽曲情報抽出工程において抽出された、前記出来事情報に対応する前記楽曲情報から前記楽曲情報に関連する楽曲関連情報を生成する楽曲関連情報生成工程としての楽曲情報分類工程104と、前記出来事情報を、時間を表す単位の順を追って表示し、前記出来事情報に対応する前記楽曲情報に関連する、前記楽曲関連情報生成工程において生成された楽曲関連情報を表示する表示工程30と、を備えることを特徴とする。
【0060】
上記課題を解決するために、請求項9に記載の発明は、カラオケ選曲装置の制御プログラムであって、ユーザ情報が入力されるユーザ情報入力手段、前記ユーザ情報入力手段によって入力された前記ユーザ情報に対応する年齢情報を抽出する年齢情報抽出手段、前記年齢情報抽出手段によって抽出された前記年齢情報に対応する出来事情報を設定する出来事情報設定手段、前記出来事情報設定手段によって設定された前記出来事情報に対応する楽曲情報を抽出する楽曲情報抽出手段、前記楽曲情報抽出手段によって抽出された、前記出来事情報に対応する前記楽曲情報から前記楽曲情報に関連する楽曲関連情報を生成する楽曲関連情報生成手段と、前記出来事情報を、時間を表す単位の順を追って表示し、前記出来事情報に対応する前記楽曲情報に関連する、前記楽曲関連情報手段によって生成された楽曲関連情報を表示する表示手段、として機能させることを特徴とする。
【発明の効果】
【0061】
本発明によれば、カラオケ情報提供サービス会社が提供するサービスを有するカラオケ選曲装置において、ユーザの歌唱履歴を参照し、ユーザの年齢に基づく個人年表を作成し、個人年表上にユーザにとって関心のある楽曲の存在を表示することができるので、表示された個人年表をもとにカラオケの選曲ができる。
【0062】
また、複数ユーザでログインしている場合には、他ユーザの情報も年表に表示し、ユーザの歌唱履歴に共通するユーザが歌唱できる楽曲を年表上に視覚的に表示する。
【0063】
すなわち、複数ユーザでログインしている場合には、同席している他のユーザに関する楽曲も出来事情報を介して表示されるので、同席しているユーザ同士に共通する話題提供が可能になり、みんなで楽しく会話をしながらカラオケを選曲し歌唱することができる。
【0064】
また、同席している他のユーザが歌唱できる楽曲が表示されるので、ユーザ同士の会話がはずみ、みんなで楽しくカラオケを選曲し、歌唱することができる。
【0065】
さらに、カラオケシステムに出来事情報を登録後は、カラオケシステムにおいて年表が更新され続けるので、ユーザは個人年表を見ながらあの時代、あんな曲を歌ったな〜という振り返りを視覚的に楽しむことができる。
【0066】
また、複数ユーザでログインして同席してカラオケを楽しんでいる場合には、同席しているユーザ同士の出来事情報が区別して表示されるので、ユーザは自分の個人年表を参照しつつ他のユーザの個人年表も参照できる。
【0067】
さらに、ユーザは自分の個人年表の出来事情報に対応する他のユーザの出来事情報を知ることができるので、同席しているユーザ同士の会話が弾み、楽しく楽曲を選曲することができる。一例として、ユーザの出来事情報が成人式の場合に他のユーザの出来事情報が結婚である場合などがある。
【0068】
さらに、ユーザの出来事情報に対応した他のユーザの出来事情報を介して楽曲を選曲できるので、選曲をする楽しみが広がる。
【0069】
また、複数ユーザでログインし、同席しているユーザ同士の出来事情報が区別して表示され、複数のユーザの出来事情報にかかわる楽曲情報が共通する場合には、楽曲関連情報の少なくとも一部を重ねて表示することにより、共通した楽曲情報があることを、ユーザは視覚的に容易に認識することができる。
【0070】
すなわち、ユーザ毎に区別して表示された楽曲関連情報の少なくとも一部を重ねて表示することで、ユーザに共有する情報があることを認識でき、合わせてその楽曲に関わる出来事情報をユーザ毎に認識することができる。
【0071】
したがって、ユーザ同士はお互いに共通する楽曲の出来事情報を認識しながら、共通する楽曲を容易に探すことができる。
【0072】
また、楽曲関連情報は、楽曲情報の数を示す数情報または前記楽曲情報の属性情報の少なくとも何れか一つを示す情報であるので、どのような種類の楽曲情報がどれぐらいの数であるかを、楽曲を選曲しようとしているユーザは容易に視覚で確認することが可能になる。例えば、出来事情報に対応して、その出来事が起きたときにどのくらいの数の楽曲をどのような気持ちで歌唱していたかを視覚的に確認することができる。
【0073】
また、カラオケ情報提供サービス会社が提供するサービスにおいて、ユーザが歌唱した履歴を示す歌唱履歴情報のなかに、出来事情報に対応する楽曲情報が含まれる他のユーザのユーザ関連情報が出来事情報とともに表示されるので、ユーザは自分の出来事情報に対応した他のユーザが歌唱できる楽曲を容易に検索することができる。
【0074】
ユーザ関連情報の一例として、ユーザのアバタ画面等のユーザ同士を識別する画像情報がある。ユーザのアバタ画面が表示されれば、ユーザ同士が誰に関する楽曲情報があるか否かを楽しく容易に認識することが可能になる。
【0075】
さらに、ユーザ関連情報が表示されるユーザはユーザ情報入力部40を介してユーザ情報が入力された他のユーザに関するユーザ関連情報であるので、一緒に同席しているユーザ同士の情報が表示される。したがって、ユーザ自身の思い出を振り返ると共に、同席ユーザにも共通の楽曲を通じて話題を提供し、楽しく歌唱してカラオケをするための楽曲を選曲することが可能になる。
【0076】
また、カラオケ情報提供サービス会社が提供するサービスにおいて、あるユーザの年代の順を追って表示されている出来事情報から、他のユーザの年代の順を追って表示される出来事情報を見ようとする場合には、ユーザ情報を選択することによって簡単かつ容易に他のユーザの出来事情報を見ることができるようになる。
【0077】
このように、画面が簡単に切り替えられることで、切り替えられた画面で他のユーザの出来事情報を閲覧することが可能になる。
【0078】
また、楽曲がたくさんある場合のその集合体を示す楽曲関連情報、または、楽曲の属性など示す楽曲関連情報が選択されると、楽曲名、歌手名などの楽曲関連情報が表示される。
【0079】
したがって、ユーザは出来事を想い出ながら、その出来事に関連してどの程度の数の楽曲を歌唱していたか想い出し、または、その出来事に関連してどのような思いでカラオケを歌唱していたかを想い出しながらその出来事に関連する楽曲の選択画面を表示させることができる。
【0080】
また、表示部30には、ユーザの出来事情報に対して、年代情報が同時に表示されるので、出来事がいつ起きたことかを客観的に把握できるので、ユーザおよび他のユーザはその出来事に対応する年にどのようなことが起こったかを想い出しやすくなる。
【0081】
さらに、他のユーザは自分が何歳のときにその出来事が起きたかを把握することができ、それをきっかけに話題が増え、複数のユーザで楽しくカラオケを選曲して楽しむことができる。
【0082】
また、ユーザは楽曲情報にさまざまな自分の出来事を出来事情報として入力し、後日さまざまな自分の出来事、一例として失恋、結婚、出産等の出来事を楽曲とともに思い出として振り返ることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0083】
【図1】システム構成の一例を示す図である。
【図2】カラオケ装置のブロック図の一例である。
【図3】カラオケ装置の機能ブロック図の一例である。
【図4】第1実施形態における動作を説明するフローチャートの一例である。
【図5】第2実施形態における動作を説明するフローチャートの一例である。
【図6】第1実施形態におけるその他のユーザが選択された表示画面の一例を示す図である。
【図7】図6の画面において選択された情報を表示する表示画面の一例を示す図である。
【図8】第2実施形態における表示画面の一例を示す図である。
【図9】図8の画面において選択された情報を表示する表示画面の一例を示す図である。
【図10】第3実施形態における表示画面の一例を示す図である。
【図11】ユーザ情報の一例を示す図である。
【図12】楽曲のイメージを楽曲関連情報とした個人年表の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0084】
以下、本発明の最良の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、本発明は、有線または無線による電子通信回線を通じて情報をダウンロードできる全ての電子情報機器に対して適用することも可能である。
【0085】
[1.システム構成の一例]
図1は、本発明が好適に適用されるカラオケシステム10を説明するブロック図である。この図1に示すように、カラオケシステム10では、カラオケボックス、スナック、旅館等の店舗12における複数の個室14a、14b、14c、・・・(以下、特に区別しない場合には単に個室14と称する)にそれぞれ本発明の一実施例である1台乃至は複数台ずつ(図1では1台ずつ)のカラオケ選曲装置としての機能を含むカラオケ装置16a、16b、16c、・・・(以下、特に区別しない場合には単にカラオケ装置16と称する)が設置されている。
【0086】
これら複数のカラオケ選曲装置としての機能を含むカラオケ装置16は、ルータ17を介して公衆電話回線等による通信回線18に接続されており、同じくその通信回線18に接続されたカラオケサービス提供会社のサーバ装置20との相互間でその通信回線18を介して情報の通信が可能になっている。
【0087】
このカラオケサービス提供会社のサーバ装置20は、カラオケ情報(楽曲データ)、背景映像情報、曲間情報等のデジタルコンテンツ(Digital Contents)の保管や入出力管理の基本的な制御を行うサーバであり、通信回線18を介してカラオケ装置16に定期的にコンテンツの配信を行うと共に、そのカラオケ装置16からの要求に応じて所定の機能制御プログラムを送信するものである。
【0088】
また、カラオケシステム10は、複数の電子装置22a、22b、22c、・・・(以下、特に区別しない場合には単に電子装置22と称する)を備えており、カラオケ装置16の利用に際して、各利用者(グループ)毎に1台ずつの電子装置22が貸与され、各個室14において後述するようにカラオケ装置16の遠隔操作装置として用いられるようになっている。
【0089】
店舗12内には複数のカラオケ装置16を相互に接続するLAN24が敷設されており、電子装置22からのカラオケ装置16への入力は、所定のアクセスポイント26及びLAN24を介したLAN通信等により行われる。
【0090】
また、カラオケシステム10は、所定のアプリがインストールされることによりカラオケ装置16の遠隔操作装置等として機能する複数の携帯電話機28a、28b、28c、・・・(以下、特に区別しない場合には単に携帯電話機28と称する)を備えている。これら携帯電話機28は、例えば、前記カラオケ装置16によりカラオケ演奏を行う各利用者の個人所有に係るものである。
【0091】
図2は、本実施例のカラオケ装置16の構成を例示するブロック線図である。
【0092】
この図2に示すように、カラオケ装置16は、CRT(Cathode-ray Tube)やTFT(Thin Film Transistor Liquid Crystal)等の表示部30と、CRTコントローラ等の映像出力制御部32と、映像情報デコーダ34と、ビデオミキサ36と、音源であるシンセサイザ38と、音声入力装置であるマイクロフォン40と、アンプミキサ42と、スピーカ44と、操作パネル46と、その操作パネル46等からの入力信号を処理する入出力インターフェース48と、中央演算処理装置であるCPU50と、読出専用メモリであるROM52と、随時書込読出メモリであるRAM54と、記憶装置であるハードディスク56と、モデム58と、LANポート60と、電子装置22やリモコン装置64等の入力装置からのリモコン信号を受信するためのリモコン受信部62とを、備えて構成されている。
【0093】
映像出力制御部32は、CPU50において生成された歌詞文字映像等の文字映像(テロップ)を出力する文字映像出力装置として機能する他に、表示部30による種々の映像表示を制御する表示制御装置として機能する。
【0094】
また、映像情報デコーダ34は、利用者が歌詞を参照しながら歌を歌う際にハードディスク56に記憶された背景映像情報に基づいて所定の背景映像を再生(デコード)する背景映像再生装置である。このような背景映像情報に基づいて映像情報デコーダ34により再生された背景映像は、ビデオミキサ36へ送られる。
【0095】
また、ビデオミキサ36は、CPU50において生成され且つ映像出力制御部32から出力される文字映像と、映像情報デコーダ34により再生される背景映像とを合成して表示部30に表示させる映像合成装置である。
【0096】
シンセサイザ38は、ハードディスク56から読み出されて転送されるカラオケ演奏曲の演奏情報に基づいて楽器の演奏信号等の音楽信号を生成する音源である。
【0097】
この演奏情報は、例えば、MIDI(Musical Instrument Digital Interface)形式のデータであり、そのMIDIデータに基づいてシンセサイザ38により生成された音楽信号は、アナログ信号に変換されて前記アンプミキサ42へ送られる。そのアンプミキサ42では、送られてきた音楽信号と前記マイクロフォン40を介して入力される利用者の歌声とがミキシングされ、それらの信号が電気的に増幅されてスピーカ44から出力される。
【0098】
操作パネル46は、カラオケ装置16の利用者が歌いたいカラオケ演奏曲を選択したり、演奏曲の音程を調整したり、演奏と歌との音量バランスを調整したり、その他、エコー、音量、トーン等の各種調整を行うための操作ボタン(スイッチ)或いはつまみを備えた入力装置である。
【0099】
また、カラオケ装置16には、操作パネル46の一部機能を遠隔で実行するための入力装置として機能するリモコン装置64が備えられている。リモコン受信部62は、そのリモコン装置64から送信されるリモコン信号を受信してCPU50へ供給する。
【0100】
また、カラオケ装置16と電子装置22との対応付け処理もリモコン受信部62を介して行われ、そのようにしてカラオケ装置16に対応付けられた電子装置22も同様に入力装置として機能する。
【0101】
また、前述のように、カラオケ装置16に対する情報送信機能を有する携帯電話機28も同様に入力装置として機能する。なお、本実施例においては、カラオケ装置16の入力装置として機能する電子装置22、携帯電話機28、及びリモコン装置64等は、そのカラオケ装置16の一部として備えられたものとして以下の説明を行う。
【0102】
CPU50は、RAM54の一時記憶機能を利用しつつROM52に予め記憶された所定のプログラムに基づいて電子情報を処理・制御する所謂マイクロコンピュータである。
【0103】
電子装置22やリモコン装置64等により所定のカラオケ演奏曲が選曲された場合、その選曲されたカラオケ演奏曲をRAM54に設けられた予約曲テーブルに登録する。
【0104】
また、その予約曲テーブルの演奏順に従ってハードディスク56からRAM54に選曲されたカラオケ演奏曲の演奏情報及び歌詞情報等を読み出し、カラオケ演奏曲の演奏が進行するのに応じてそのRAM54からシンセサイザ38へ演奏情報を送信し、歌詞情報に基づいて歌詞文字映像を生成して映像出力制御部32へ送り、選曲時には曲名文字映像を生成して映像出力制御部32へ送り、映像情報デコーダ34を制御して所定の背景映像を再生させる。
【0105】
モデム58は、カラオケ装置16を公衆電話回線等による通信回線18に接続するための装置である。
【0106】
CPU50から出力されるデジタル信号をアナログ信号に変換して通信回線18に送り出すと共に、その通信回線18を介して伝送されるアナログ信号をデジタル信号に変換してCPU50に供給する処理を実行する。
【0107】
なお、店舗12に備えられた複数のカラオケ装置16のうち何れかのカラオケ装置16がルータ17の機能を備えてマスターコマンダとして通信回線18に接続されてもよい。
【0108】
この場合、モデム58はそのマスターコマンダとして機能するカラオケ装置16に必要とされるが、マスターコマンダを介してサーバ装置20との間で情報の通信を行う他のカラオケ装置16には必ずしも設けられなくともよい。
【0109】
LANポート60は、カラオケ装置16がLAN24を介して他のカラオケ装置16や電子装置22等の他の機器と接続するための接続器である。
【0110】
カラオケ装置16は、そのようにLAN24を介して接続されることで、他のカラオケ装置16や電子装置22等の他の機器との間で情報の送受信が可能となる。
【0111】
例えば、アクセスポイント26を介して受信される電子早見本装置22からの選曲入力を受け付けてRAM54に設けられた予約曲テーブルに記憶し、そのアクセスポイント26を介してカラオケ装置16から電子装置22へ所定の情報を送信するなど、電波を介してカラオケ装置16と電子装置22との間において相互の情報のやりとりが実行される。
【0112】
ハードディスク56には、カラオケ演奏曲を出力させるための多数のカラオケデータ(楽曲データ)を記憶するカラオケデータベース128及び背景映像を出力させるための複数の背景映像情報(映像データ)を記憶する背景映像データベース130をはじめとする各種データベースが設けられている。
【0113】
カラオケボックス等の店舗にそれぞれ備えられた複数のカラオケ装置16のうち所定のカラオケ装置16(例えばカラオケ装置16a)は、モデム58を介して通信回線18に接続されており、複数のカラオケ装置16によって常に新しい曲が演奏可能とされるように、或いは常に新しい背景映像が出力可能とされるように、随時新たな楽曲データや映像データ等がサーバ装置20から通信回線18を介して配信され、ハードディスク56のカラオケデータベース128等に記憶される。
【0114】
また、そのようにしてサーバ装置20から情報を取得したカラオケ装置16aとその他のカラオケ装置16との間でLAN24を介した通信が行われ、各カラオケ装置16のハードディスク56に記憶される情報が共有され、カラオケデータベース128や背景映像データベース130等の内容が同一のものとなる。
【0115】
カラオケデータベース128には、カラオケ装置16のカラオケ演奏に用いられる多数(例えば、数万曲)のカラオケ情報が記憶されている。このカラオケ情報は、例えば、シンセサイザ38により所定の出力音(楽器の演奏音)を生成するための演奏情報、その演奏曲の出力と併行してその演奏曲の歌詞文字映像を表示させるための歌詞情報、演奏曲の出力と併行してその歌詞文字映像を順次色替表示させるための歌詞色替情報、及びその歌詞文字映像の背面側レイヤに表示される背景映像を指定する背景映像指定情報等から成るものであり、コンテンツIDである各演奏曲に固有の選曲番号により識別される。
【0116】
また、背景映像データベース130には、映像情報デコーダ34により所定の映像を再生するための複数の背景映像情報が記憶されている。この背景映像情報は、例えば、MPEG(Moving Picture Experts Group)形式のデータであり、各映像情報に固有の識別情報により識別される。
【0117】
[2.カラオケ装置の処理機能ブロックの説明]
ここで、本発明の機能を発揮するための構成について、図3に示す機能ブロック図を用いて説明する。
【0118】
カラオケ選曲装置としての機能を有するカラオケ装置16の記憶部109には、ユーザが歌唱する楽曲に関する楽曲情報、楽曲情報に対応するユーザ情報、楽曲情報およびユーザ情報に対応するユーザが歌唱した履歴をあらわす歌唱履歴情報が記憶されている。
【0119】
また、楽曲情報にはアーティスト情報、ジャンル情報およびその他の楽曲付加情報(曲名、作曲・作詞者名、ジャンル名、発表年代/放送年代、主に話題となった人物、楽曲情報が使用された番組名等の情報)が含まれ、楽曲のユーザ情報にはユーザの好みのアーティストおよびジャンル等を示す嗜好情報が含まれて記憶部109に記憶されている。
【0120】
なお、ユーザ毎に生成される歌唱履歴情報の詳細構成は後に詳述する。
【0121】
これらの情報はカラオケ情報提供サービス会社等の会社がサーバ装置20にアップロードするので、カラオケ選曲装置としての機能を有するカラオケ装置16はアップロードされた情報を予めカラオケ装置16の記憶部109にダウンロードして記憶しておく。
【0122】
あるいは、ユーザがこれらの情報をカラオケ選曲装置としての機能を有するカラオケ装置16に入力することで、必要に応じて関連付けされて記憶部109に記憶されてもよい。
【0123】
なお、これらの情報はサーバ装置20に記憶され、必要な場合に必要な情報を、適宜、サーバ装置20からカラオケ装置16の記憶部109にダウンロードしてカラオケ選曲装置としての機能を有するカラオケ装置16がダウンロードした情報を使用することも可能である。
【0124】
ユーザ情報入力部40はユーザ情報が入力されるユーザ情報入力手段として機能する。
【0125】
ユーザ情報入力部40に入力されるユーザ情報は、カラオケ情報提供サービス会社等の会社によって予め定められている任意の数字または/および文字からなる情報、またはユーザの名称等の任意の情報である。
【0126】
年齢情報抽出部101はユーザ情報入力手段として機能するユーザ情報入力部40によって入力されたユーザ情報に対応する年齢情報を抽出する年齢情報抽出手段として機能する。
【0127】
ユーザ情報にはユーザの生年月日が含まれるので、ユーザの生年月日と、ユーザがユーザ情報入力部40を介してユーザ情報を入力した時点の年月日とから、ユーザの年齢を演算し、ユーザの年齢情報として抽出することができる。
【0128】
また、ユーザの生年月日に関する情報が無い場合には、ユーザ情報としてユーザ登録等の登録をした年月日とそのときにユーザが登録した年齢から年齢情報抽出部101はユーザの年齢情報を抽出することができる。
【0129】
出来事情報設定部102は、年齢情報抽出手段として機能する年齢情報抽出部101によって抽出された年齢情報に対応する出来事情報を設定する出来事情報設定手段として機能する。
【0130】
出来事情報には、あらかじめ出来事に対応した年齢が付されている。例えば、中学卒業には15歳、高校卒業には18歳、成人式には20歳が付されており、ユーザの現在の年齢またはユーザの生年月日と、現在の年月日から、各出来事情報の年月日が算出される。
【0131】
一例として、2010年3月現在で28歳のユーザであれば、1997年3月に中学卒業、2000年3月に高校卒業、2002年に成人式と計算される、また、誕生年月日が1981年8月25日と設定されていれば、誕生日から計算することも可能である、この場合、出来事には、15歳誕生日、16歳誕生日・・・・などといった情報も付与可能である。
【0132】
したがって、ユーザ情報入力部40から入力されたユーザ情報から抽出された年齢情報に基づいてユーザの生誕、小学校入学、小学校卒業、中学入学、中学卒業、高校入学、高校卒業、成人式などの出来事を出来事情報として出来事情報設定部102が設定する。
【0133】
また、出来事情報設定部102は、年齢情報に対応する出来事情報がユーザによってあらかじめ入力されている場合には、あらかじめ入力されている出来事情報を設定する機能を有する。
【0134】
すなわち、これらの出来事情報は出来事情報入力部46bによってユーザ自身が入力して、設定することもできる。
【0135】
例えば、あらかじめ、ユーザが出来事情報として出来事情報入力部46bを介して失恋、結婚、出産等の情報を、その出来事が起きたときのユーザ自身の年齢または年月日とともに入力すると、関連付け部108はユーザの出来事情報とユーザの年齢情報とをユーザ情報に関連付け、記憶部109に記憶し、またはサーバ装置20に送信する。
【0136】
また、例えば、出来事情報入力部46bを使用して高校卒業時の年齢を修正し、大学入学時の年齢をユーザが入力することもできる。
【0137】
楽曲情報抽出部103は、出来事情報設定手段として機能する出来事情報設定部102によって設定された出来事情報に対応する楽曲情報を抽出する楽曲情報抽出手段として機能する。
【0138】
たとえば、1997年3月中学卒業に対応する楽曲情報を抽出する場合、歌唱履歴中の歌唱した日時を参照し、1997年2月15日にA曲を歌ったという履歴があった場合、1997年2月15日はあらかじめ設定された任意の範囲内であるとし、A曲を楽曲情報として抽出する。(この場合、出来事情報の年月(1997年3月)の前一ヶ月の間に歌唱した年月日を有する楽曲を対応する楽曲情報として抽出している)もちろん、歌唱履歴以外に、コンテンツ購入履歴を参照することも可能である。
【0139】
ユーザの歌唱履歴情報はユーザ情報に対応付けられて記憶部109に記憶されている。また、歌唱履歴情報には、ユーザが歌唱した日付を示す歌唱日付情報と、ユーザが歌唱した楽曲を示す楽曲情報が含まれる。
【0140】
したがって、出来事情報設定部102によって設定された出来事情報が起きた年月日と歌唱履歴情報から、そのときに歌唱していた楽曲情報を抽出することができる。
【0141】
なお、楽曲情報抽出部103が楽曲情報を抽出する場合の、出来事情報に対応する期間は日付単位、週単位、月単位等の任意の期間を設定できる。
【0142】
例えば、出来事情報が起きた日に歌唱された楽曲情報を抽出させ、出来事情報が起きた前後の週に歌唱された楽曲情報を抽出させ、また出来事情報が起きた日に歌唱された楽曲情報を抽出させ、また出来事情報が起きた年に歌唱された楽曲情報を抽出させるようにしてもよい。
【0143】
これらの期間の設定は、カラオケ情報提供サービス会社等の会社があらかじめ設定し、または、ユーザがカラオケ装置16を介して入力することができる。
【0144】
表示部30は、出来事情報を年代の順を追って表示し、前記出来事情報に対応する前記楽曲情報に関連する楽曲関連情報を表示する表示手段として機能する。
【0145】
すなわち、表示部30は出来事情報を年代順に順番に表示し、出来事情報に対応させて楽曲関連情報を表示する。
【0146】
楽曲情報分類部104は、出来事情報に対応する楽曲情報に共通する特徴を示す情報としての楽曲関連情報を分類する機能を有する。。
【0147】
また、楽曲情報抽出部103によって抽出された、出来事情報に対応する楽曲情報から楽曲情報に関連する楽曲関連情報を生成する楽曲関連情報生成手段としての機能を有する。
【0148】
楽曲関連情報は、出来事情報に対応する楽曲情報に共通する特徴を示す情報であり、
文字、図形、記号、色彩またはこれらの組み合わせで表示部30にユーザが視認しやすい状態で表示される。
【0149】
楽曲関連情報は、前記出来事情報に対応する前記楽曲情報の数を大きさで示す情報または前記楽曲情報の属性情報の少なくとも何れか一つを示す情報である。
【0150】
一例として、図6に示すように出来事情報に対応する楽曲情報の数が多い場合には楽曲関連情報は大きい図形で表示される情報であり、出来事情報に対応する楽曲情報の数が少ない場合には楽曲関連情報は小さい図形で表示される情報である。
【0151】
また、出来事情報に対応する楽曲情報には以下のような属性情報がある。
【0152】
例えば、出来事情報に対応する楽曲情報が悲しい曲調または悲しい気持ちを示す歌詞情報が含まれる場合には、表示される楽曲関連情報には悲しいことを示す漢字、例えば楽曲情報の属性情報として「悲」の文字を楽曲関連情報の領域内に表示する。また、出来事情報に対応する楽曲情報が楽しい曲調または楽しい気持ちを示す歌詞情報が含まれる場合には、表示される楽曲関連情報には楽しいことを示す漢字、例えば楽曲情報の属性情報として「楽」の文字を楽曲関連情報の領域内に表示する。さらに、出来事情報に対応する楽曲情報が嬉しい気持ちを示す曲調または嬉しい気持ちを示す歌詞情報が含まれる場合には、表示される楽曲関連情報には嬉しいことを示す漢字、例えば楽曲情報の属性情報として「嬉」の文字を楽曲関連情報の領域内に表示する。
【0153】
なお、楽曲情報の属性情報としては漢字一字に限られず、複数の漢字、任意の英数字、属性を示す記号を用いることができる。
【0154】
また、楽曲情報比較手段としての楽曲情報分類部104は出来事情報に対応する複数のユーザ毎の楽曲情報を比較し、少なくとも一つの楽曲情報が複数のユーザ毎の楽曲情報に共通に含まれるか否かを判定する機能を有する。
【0155】
また、表示部30は、ユーザ情報入力部40によってユーザ情報が入力された複数のユーザに関する出来事情報、楽曲関連情報をユーザ毎に区別して表示する機能を有する。
【0156】
一例として、ユーザ毎に楽曲関連情報を区別して表示する方法には、楽曲関連情報をユーザ毎に色彩を変え、または表示される形状を変える等の方法がある。
【0157】
また、表示部30は、少なくとも一つの楽曲情報が前記複数のユーザ毎の前記楽曲情報に共通に含まれると判定される場合には、前記少なくとも一つの楽曲情報が関連する前記楽曲関連情報の少なくとも一部を重ねて表示する機能を有する。
【0158】
一例として、ユーザAさんの出来事情報に含まれる楽曲AAAAがユーザBさんの出来事情報にも含まれる場合には、ユーザAさんの楽曲関連情報とユーザBさんの楽曲関連情報の一部を重ねて表示する。
【0159】
この場合に、重ねて表示される部分は、共通して含まれる楽曲の数に対応させて変化させてもよい。例えば、共通して含まれる楽曲の数が多い場合には重ねて表示される部分の面積を大きくし、全部の楽曲が共通する場合には、ユーザAさんの楽曲関連情報とユーザBさんの楽曲関連情報との全部を重ねて表示させる。
【0160】
また、ユーザAさんの出来事情報とユーザBさんの出来事情報とは共通する出来事情報、または、異なる出来事情報であってもよい。
【0161】
一例として、図10に示されるようにユーザAさんの出来事情報とユーザBさんの出来事情報とが共通する成人式または失恋等の出来事情報である場合と、図8に示されるように年代が1997年のユーザAさんの出来事情報が中学卒業でありユーザBさんの出来事情報が失恋である場合に共通する楽曲がある場合には関連情報の少なくとも一部を重ねて表示させる場合とがある。
【0162】
また、表示部30は、出来事情報に対応する楽曲情報によって特定される楽曲を歌唱履歴情報に有し、前記ユーザ情報入力部40を介してユーザ情報が入力された他のユーザに関するユーザ関連情報を表示する機能を有する。
【0163】
ユーザ関連情報の一例として、ユーザのアバタ画面等のユーザ同士を識別する画像情報がある。
【0164】
ユーザのアバタ画面が出来事情報に対応する楽曲関連情報の表示位置付近に表示されれば、出来事情報に複数のユーザに共通の楽曲情報があることを楽しく容易に認識することが可能になる。
【0165】
また、ユーザ関連情報が表示されるユーザはユーザ情報入力部40を介してユーザ情報が入力された他のユーザに関するユーザ関連情報であるので、一緒に同席してカラオケを楽しんでいるユーザ同士の情報が表示される。したがって、ユーザが自分の思い出を振り返るだけではなく、同席ユーザにも共通の楽曲を通じて話題を提供し、楽しく歌唱してカラオケをするための楽曲を選曲することが可能になる。
【0166】
また、同席している他のユーザが歌唱できる楽曲が表示されるので、ユーザ同士の会話がはずみ、みんなで楽しくカラオケを選曲し、歌唱することができる。
【0167】
なお、表示部30は、出来事情報に対応する楽曲情報によって特定される楽曲を着うた、楽曲データ、CD等のコンテンツを購入したコンテンツ購入履歴に有し、ユーザ情報入力部40を介してユーザ情報が入力された他のユーザに関するユーザ関連情報を表示する機能を有していてもよい。
【0168】
この構成によれば、カラオケ情報提供サービス会社が提供するサービスにおいて、ユーザが着うた、楽曲データ、CD等のコンテンツを購入したコンテンツ購入履歴のなかに、出来事情報に対応する楽曲情報が含まれる他のユーザのユーザ関連情報が出来事情報とともに表示されるので、ユーザは自分の出来事情報に対応した他のユーザが興味を持っている楽曲を容易に検索することができる。
【0169】
さらに、表示部30は、ユーザ情報選択部106によって他のユーザのユーザ関連情報が選択されると、選択された他のユーザの出来事情報を年代の順を追って表示し、他のユーザの出来事情報に対応する楽曲情報に関連する楽曲関連情報を表示する機能を有する。
【0170】
すなわち、表示部30によってユーザ毎に出来事情報の表示を切り替えられる。一例として、図6の表示部30に表示された画面はユーザBさんの出来事情報を示す画面であるが、図6の画面で表示されているユーザAさんのユーザ関連情報の一例としてのユーザ切り替え画像領域200が選択されると、表示部30に表示される画面が切り替わり、ユーザAさんの出来事情報を示す画面が表示される(図6におけるユーザBさんの年表からユーザAさんの年表が表示される)。
【0171】
さらに、表示部30は、ユーザ情報選択部106によって楽曲関連情報が選択されると、出来事情報に対応する前記楽曲情報を表示する機能を有する。
【0172】
一例として、図6のユーザBさんの出来事情報の表示画面において、ユーザBさんが結婚した2001年の「嬉」の文字が表示された楽曲関連情報としての円201をユーザが選択すると、表示部30は図7の画面を表示する。
【0173】
図7の画面では、楽曲情報に含まれる楽曲の曲名、歌手名等の情報とともに、ユーザ名、西暦等の年代、ユーザの年齢、出来事情報、表示される楽曲に共通する嬉しい曲、楽しい曲、悲しい曲等の属性情報が表示される。
【0174】
このように、楽曲情報の一覧がユーザに見やすく表示されるとともに、楽曲を選択する場合にもそれらの楽曲属性および出来事情報が表示されるので、ユーザはどのような場合にそのような気持ちで歌唱したかを確認しながら楽曲を選択することができる。
【0175】
また、楽曲情報の一覧を表示される画面に、表示されている楽曲がカラオケ装置で演奏されるために楽曲が選択されるべき領域を示す「カラオケ選曲」等の部分、表示されている楽曲のコンテンツ情報が図7に表示されているユーザであるユーザBさんの携帯電話等の携帯電子情報機器にダウンロードされるために楽曲が選択されるべき領域を示す「携帯コンテンツ」等の部分、表示されている楽曲および/歌手に関するコンサート情報等の情報が表示されるために選択されるべき領域を示す「情報表示」等の部分が楽曲情報等の情報とともに表示されてもよい。
【0176】
なお、表示される楽曲情報は、ユーザが歌唱した楽曲と楽曲に関する属性情報が完全に一致する楽曲の他に、バージョン情報が異なる楽曲、演奏が異なる楽曲、収録された時刻が異なる楽曲、歌手が異なる楽曲であってもよい。
【0177】
さらに、表示部30は年代情報を同時に表示することを特徴とする。
【0178】
一例として、図8等に表示されるように、西暦等の年代情報が出来事情報等のその他の情報とともに表示される。
【0179】
出来事情報とともに西暦等の年代情報が表示されれば、各ユーザは表示部30に表示された出来事情報は各ユーザが何歳の時に起きた出来事であるかを容易に把握することができる。また、出来事情報に対応するその他の芸能、時事ニュースなどを思い出すことが可能になる。
【0180】
選択部106は、表示部30に表示される他のユーザのユーザ関連情報が選択されるユーザ情報選択手段として機能する。
【0181】
ユーザは、入力部46aを介して、表示部30に表示される他のユーザのユーザ関連情報を選択し、選択部106はどのユーザ情報が選択されたかを検出する。そして、表示部30に選択されたユーザに関する情報が表示される。例えば、選択されたユーザの図6等の個人年表が表示されてもよい。
【0182】
また、選択部106は、表示部30に表示される楽曲関連情報が選択される楽曲関連情報選択手段として機能する。
【0183】
ユーザは、入力部46aを介して、表示部30に表示される楽曲関連情報を選択し、選択部106はどの楽曲関連情報が選択されたかを検出する。そして、表示部30に選択された楽曲関連情報に関する情報が表示される。例えば、図7等の楽曲情報が表示されてもよい。
【0184】
関連付け部108はユーザの出来事情報とユーザの年齢情報とをユーザ情報に関連付け、記憶部109に記憶し、および/またはサーバ装置20にそれらの情報を転送する。
【0185】
なお、関連付け部108は、ユーザ情報入力部40に入力されたユーザ情報が正規の会員として登録されたものでない場合には、以降の処理を継続せずに中断、もしくは、エラーメッセージを表示部30に表示して次のユーザ情報の入力を待機することも可能である。
【0186】
このように本発明によれば、カラオケ情報提供サービス会社が提供するサービスを有するカラオケ選曲装置において、ユーザの歌唱履歴を参照し、ユーザの年齢に基づく個人年表を作成し、個人年表上にユーザにとって関心のある楽曲の存在を表示することができるので、表示された個人年表をもとにカラオケの選曲ができる。
【0187】
また、複数ユーザでログインしている場合には、他ユーザの情報も年表に表示し、ユーザの歌唱履歴に共通するユーザが歌唱できる楽曲を年表上に視覚的に表示する。
【0188】
すなわち、複数ユーザでログインしている場合には、同席している他のユーザに関する楽曲も出来事情報を介して表示されるので、同席しているユーザ同士に共通する話題提供が可能になり、みんなで楽しく会話をしながらカラオケを選曲し歌唱することができる。
【0189】
また、同席している他のユーザが歌唱できる楽曲が表示されるので、ユーザ同士の会話がはずみ、みんなで楽しくカラオケを選曲し、歌唱することができる。
【0190】
さらに、カラオケシステムに出来事情報を登録後は、カラオケシステムにおいて年表が更新され続けるので、ユーザは個人年表を見ながらあの時代、あんな曲を歌ったな〜という振り返りを視覚的に楽しむことができる。
【0191】
[3.処理動作を示すフローチャートの一例]
次に、図4および図5を用いて、本願のカラオケ選曲装置としてのカラオケ装置16において、入力されたユーザ情報からユーザの年齢情報を抽出し、抽出された年齢情報に対応する出来事情報を設定し、設定された出来事情報に対応する楽曲情報を抽出し、出来事情報を年代の順を追って表示し、出来事情報に対応する楽曲情報に関連する楽曲関連情報等の情報等を表示するカラオケ選曲装置としての機能を含むカラオケ装置16の動作概要を説明する。
【0192】
なお、図4および図5に記載される機能をサーバ装置20において実行することも可能である。この場合には、カラオケ情報提供サービス会社は、サーバ装置20を介したネットワークで、ユーザ情報を基にした出来事情報から楽曲が選曲されるサービスを提供できる。
【0193】
また、本発明を適用した場合において実現され得る具体的な処理手順である以下に示す処理手順は、一例であってこれ以外にも実現され得る処理手順は無数に存在する。
【0194】
(第1実施形態)
まず、図4のステップS1において、カラオケ情報提供サービス会社が提供するサービスを有するカラオケ装置16の操作パネル46等のユーザ情報入力部40を介してユーザはユーザID等のユーザ情報を入力してログインする。
【0195】
年齢情報抽出部101はユーザ情報入力手段として機能するユーザ情報入力部40によって入力されたユーザ情報に対応する年齢情報を抽出する。
【0196】
なお、ステップS1におけるユーザ情報の入力動作をユーザ端末(図示せず)で実行することも可能である。この場合には、このユーザ端末はステップS1以下の処理を実行するカラオケ装置16またはサーバ装置20と無線または有線で接続される。
【0197】
ステップS2において、出来事情報設定部102は、年齢情報抽出手段として機能する年齢情報抽出部101によって抽出された年齢情報に対応する出来事情報を設定する。
【0198】
設定される出来事情報には、生誕、小学校入学、小学校卒業、中学入学、中学卒業、高校入学、高校卒業、成人式などの出来事情報が含まれる。
【0199】
なお、ステップS1の年齢情報を抽出する動作からステップS4の楽曲情報を分類するまでのカラオケ装置16の動作をカラオケ選曲装置としての機能を含むサーバ装置20で実行することも可能である。
【0200】
ステップS3において、楽曲情報抽出部103は、出来事情報設定手段として機能する出来事情報設定部102によって設定された出来事情報に対応する楽曲情報を抽出する。
【0201】
ユーザの歌唱履歴情報には、ユーザが歌唱した日付を示す歌唱日付情報と、ユーザが歌唱した楽曲を示す楽曲情報が含まれる。
【0202】
したがって、出来事情報設定部102によって設定された出来事情報が起きた年月日と歌唱履歴情報から、そのときにユーザが歌唱していた楽曲情報を抽出することができる。
【0203】
ステップS4において、表示部30は、ステップS3において抽出された出来事情報に対応する楽曲情報に共通する特徴で楽曲情報を分類し、分類された楽曲情報の特徴を示す楽曲関連情報情報を表示する。
【0204】
楽曲関連情報情報は文字、図形、記号、色彩またはこれらの組み合わせで表示部30にユーザが視認しやすい状態で表示される。
【0205】
楽曲情報に共通する特徴としては、一例として、楽曲情報のイメージやジャンルなどがあり、楽曲情報に共通するイメージやジャンルを楽曲関連情報情報として表示する。
【0206】
また、表示部30は出来事情報を年代順に順番に表示し、出来事情報に対応させて楽曲関連情報を表示する。
【0207】
一例として、図6等に示すように出来事情報に対応する楽曲情報の数に応じて楽曲関連情報として表示される円の大きさを変化させる。
【0208】
また、出来事情報に対応する楽曲情報が楽しい曲調または楽しい気持ちを示す歌詞情報が含まれる場合には、表示される楽曲関連情報には楽しいことを示す漢字、例えば楽曲情報の属性情報として「楽」の文字を楽曲関連情報の領域内に表示する。
【0209】
例えば、図6の2000年における楽曲関連情報の「楽」の文字と円である。
【0210】
さらに、表示部30は年代情報を同時に表示する。
【0211】
一例として、図6等に表示されるように、西暦等の年代情報が出来事情報等のその他の情報とともに表示される。
【0212】
また、楽曲情報に共通するジャンルを楽曲関連情報情報として表示することもできる。
【0213】
ステップS5において、表示部30は、ユーザ関連情報として、ユーザのアバタ画像を図6等に示されるように、楽曲関連情報に重ねて、または、楽曲関連情報の近傍に表示する。ユーザ関連情報が楽曲関連情報に重ねて、または、楽曲関連情報の近傍に表示されることで、どのユーザが歌唱した楽曲が楽曲関連情報に含まれるかを容易に視認することができる。
【0214】
また、ユーザ関連情報として、ユーザのアバタ画像のほかに、ユーザの名称を表示するようにしてもよい。
【0215】
また、表示部30は、ユーザ関連情報として、どのユーザに関わる出来事情報を表示するかを選択するユーザ切り替え画像領域200を図6等に示されるように表示することができる。
【0216】
ユーザ関連情報としてのユーザ切り替え画像領域200には、カラオケボックスで同席しているユーザを識別する情報が表示される。図6では、ユーザを識別する情報としてユーザの名称が表示されている。
【0217】
表示部30に表示されている他のユーザのユーザ関連情報が選択されると、表示部30は、表示される画像を切り替えて、選択された他のユーザの出来事情報を年代の順を追って表示し、他のユーザの出来事情報に対応する楽曲情報に関連する楽曲関連情報を表示する。
【0218】
一例として、ユーザAさんの年表画面においてユーザBさんのユーザ関連情報が選択されると、図6に表示されるようにユーザBさんの年表画面に切り替わる。
【0219】
このように、あるユーザの年代の順を追って表示されている出来事情報から、年代の順を追って表示される他のユーザの出来事情報を見ようとする場合には、ユーザ関連情報を選択することによって簡単かつ容易に他のユーザの出来事情報を見ることができるようになる。
【0220】
このように、画面が簡単に切り替えられることで、切り替えられた画面で他のユーザの出来事情報を年代の順を追って閲覧することが可能になる。
【0221】
ステップS6において、表示部30に表示されている楽曲がたくさんある場合のその集合体を示す楽曲関連情報、または、楽曲の属性など示す楽曲関連情報が選択されると、表示部30は、表示される画像を切り替えて、楽曲名、歌手名などの楽曲関連情報を表示する。
【0222】
一例として、ユーザBさんの年表画面を示す図6の画面の2001年で、分類された楽曲情報の集合体が「嬉しい」曲調または歌詞等の情報を含む「嬉」の文字を含む円201が選択されると、図7に示されるようにユーザBさんが2001年に歌唱していた「嬉しい」曲調または歌詞等の情報を含む楽曲が一覧表示される。
【0223】
(第2実施形態)
図5のステップS7において、カラオケ情報提供サービス会社が提供するサービスを有するカラオケ装置16の操作パネル46等のユーザ情報入力部40を介して複数のユーザがユーザID等のユーザ情報を入力してログインする。
【0224】
年齢情報抽出部101はユーザ情報入力手段として機能するユーザ情報入力部40によって入力されたユーザ情報に対応する年齢情報を複数のユーザから抽出する。
【0225】
ステップS8において、出来事情報設定部102は、年齢情報抽出手段として機能する年齢情報抽出部101によって抽出された年齢情報に対応する出来事情報を複数のユーザ毎に設定する。
【0226】
設定される出来事情報には、生誕、小学校入学、小学校卒業、中学入学、中学卒業、高校入学、高校卒業、成人式などの出来事情報が含まれる。
【0227】
ステップS9において、楽曲情報抽出部103は、出来事情報設定手段として機能する出来事情報設定部102によって設定された出来事情報に対応する楽曲情報を抽出する。
【0228】
ユーザの歌唱履歴情報には、ユーザが歌唱した日付を示す歌唱日付情報と、ユーザが歌唱した楽曲を示す楽曲情報が含まれる。
【0229】
したがって、出来事情報設定部102によって設定された出来事情報が起きた年月日と歌唱履歴情報から、そのときにユーザが歌唱していた楽曲情報を抽出することができる。
【0230】
ステップS10において、表示部30は、ステップS3において抽出された出来事情報に対応する楽曲情報に共通する特徴で楽曲情報を複数のユーザ毎に分類し、分類された楽曲情報の特徴を示す楽曲関連情報を表示する。
【0231】
楽曲情報に共通する特徴としては、一例として、楽曲情報のイメージやジャンルなどがあり、楽曲情報に共通するイメージやジャンルを楽曲関連情報情報として表示する。
【0232】
また、表示部30は出来事情報を年代順に順番に表示し、出来事情報に対応させて楽曲関連情報を表示する。
【0233】
また、複数のユーザでログインしているので、同席しているユーザ同士の出来事情報を区別して表示する。一例として、図8を参照。したがって、ユーザは自分の個人年表を参照しつつ他のユーザの個人年表も同時に参照できる。
【0234】
なお、ユーザ毎の出来事情報の区別が容易になるように、ユーザ毎に出来事情報の色を変え、また、出来事情報の形状を変えるなどして表示部30に表示してもよい。
【0235】
このように、ユーザは自分の個人年表の出来事情報に対応する他のユーザの出来事情報を知ることができるので、同席しているユーザ同士の会話が弾み、楽しく選曲することができる。図8の一例として、2001年にユーザAさんの出来事情報が成人式の場合に他のユーザであるユーザBさんの出来事情報が結婚である場合などがある。
【0236】
ステップS11において、同じ年代におけるユーザが異なる楽曲関連情報の中に共通する楽曲情報が存在する場合には、楽曲関連情報の一部を重ねて表示する。
【0237】
一例として、図8に表示されるように、1997年のユーザAさんの楽曲関連情報202に含まれる楽曲と、ユーザBさんの楽曲関連情報203に含まれる楽曲に共通する楽曲がある場合には、ユーザAさんの楽曲関連情報202とユーザBさんの楽曲関連情報203の一部を重ねて表示する(重複領域204)。
【0238】
重複領域204は、ユーザAさんの楽曲関連情報202およびユーザBさんの楽曲関連情報203とは色を変えて表示し、または、重複領域204にだけ斜線等の記号を表示し、他の領域とは異なる表示をしてユーザが重複領域204を容易に視認できるようにしてもよい。
【0239】
ステップS12において、表示部30に表示されている重複領域204が選択されると、表示部30は、表示される画像を切り替えて、ユーザAさんとユーザBさんに共通する楽曲名、歌手名などの楽曲関連情報を表示する。
【0240】
一例として、図9は図8の重複領域204が選択されて表示される画面である。図9に示されるようにユーザAさんとユーザBさんが1997年に歌唱していた共通の楽曲が一覧表示される。
(第3実施形態)
図示しないステップS13において、カラオケ情報提供サービス会社が提供するサービスを有するカラオケ装置16の操作パネル46等のユーザ情報入力部40を介して複数のユーザがユーザID等のユーザ情報を入力してログインする。
【0241】
年齢情報抽出部101はユーザ情報入力手段として機能するユーザ情報入力部40によって入力されたユーザ情報に対応する年齢情報を複数のユーザから抽出する。
【0242】
図示しないステップS14において、出来事情報設定部102は、年齢情報抽出手段として機能する年齢情報抽出部101によって抽出された年齢情報に対応する出来事情報を複数のユーザ毎に設定する。
【0243】
図示しないステップS15において、楽曲情報抽出部103は、出来事情報設定手段として機能する出来事情報設定部102によって設定された出来事情報に対応する楽曲情報を抽出する。
【0244】
ユーザの歌唱履歴情報には、ユーザが歌唱した日付を示す歌唱日付情報と、ユーザが歌唱した楽曲を示す楽曲情報が含まれる。
【0245】
したがって、出来事情報設定部102によって設定された出来事情報が起きた年月日と歌唱履歴情報から、そのときにユーザが歌唱していた楽曲情報を抽出することができる。
【0246】
図示しないステップS16において、表示部30は、ステップS3において抽出された出来事情報に対応する楽曲情報に共通する特徴で楽曲情報を複数のユーザ毎に分類し、分類された楽曲情報の特徴を示す楽曲関連情報を表示する。
【0247】
楽曲情報に共通する特徴としては、一例として、楽曲情報のイメージやジャンルなどがあり、楽曲情報に共通するイメージやジャンルを楽曲関連情報情報として表示する。
【0248】
また、本実施形態では出来事情報を年代順に順番に表示するが、年代情報は表示しない。一例として、図10を参照すると、複数のユーザに共通する出来事情報があれば、出来事情報は一つ表示する。図10においてユーザAさんとユーザBさんとに共通する出来事情報として、中学卒業がある場合に、ユーザAさんの中学卒業年とユーザBさんの中学卒業年とは異なるが、出来事情報は中学卒業を一つ表示する。楽曲関連情報は、図10の出来事情報の横軸に対応させてユーザ毎に表示する。
【0249】
このように、ユーザは自分の出来事情報が他のユーザの出来事情報と共通する場合には、出来事情報に対応する他のユーザの楽曲関連情報の存在によって共通する出来事情報を容易に視認することができるので、世代を超えて同じ出来事情報について同席しているユーザ同士で会話が弾み、楽しく選曲することができる。
【0250】
図示しないステップS16において、同じ出来事情報におけるユーザが異なる楽曲関連情報の中に共通する楽曲情報が存在する場合には、楽曲関連情報の一部を重ねて表示する。
【0251】
一例として、図10に表示されるように、ユーザAさんの楽曲関連情報205に含まれる楽曲と、ユーザBさんの楽曲関連情報206に含まれる楽曲に共通する楽曲がある場合には、ユーザAさんの楽曲関連情報205とユーザBさんの楽曲関連情報206の一部を重ねて表示する(重複領域207)。
【0252】
重複領域207は、ユーザAさんの楽曲関連情報205およびユーザBさんの楽曲関連情報206とは色を変えて表示し、または、重複領域207にだけ斜線等の記号を表示し、他の領域とは異なる表示をしてユーザが重複領域207を容易に視認できるようにしてもよい。
【0253】
図示しないステップS18において、表示部30に表示されている重複領域207が選択されると、表示部30は、表示される画像を切り替えて、ユーザAさんとユーザBさんに共通する楽曲名、歌手名などの楽曲関連情報を表示する。
【0254】
以上説明したように、本発明によれば、カラオケ情報提供サービス会社が提供するサービスを有するカラオケ選曲装置において、ユーザの歌唱履歴を参照し、ユーザの年齢に基づく個人年表を作成し、個人年表上にユーザにとって関心のある楽曲の存在を表示することができるので、表示された個人年表をもとにカラオケの選曲ができる。
【0255】
また、複数ユーザでログインしている場合には、他ユーザの情報も年表に表示し、ユーザの歌唱履歴に共通するユーザが歌唱できる楽曲を年表上に視覚的に表示する。
【0256】
すなわち、複数ユーザでログインしている場合には、同席している他のユーザに関する楽曲も出来事情報を介して表示されるので、同席しているユーザ同士に共通する話題提供が可能になり、みんなで楽しく会話をしながらカラオケを選曲し歌唱することができる。
【0257】
また、同席している他のユーザが歌唱できる楽曲が表示されるので、ユーザ同士の会話がはずみ、みんなで楽しくカラオケを選曲し、歌唱することができる。
【0258】
さらに、カラオケシステムに出来事情報を登録後は、カラオケシステムにおいて年表が更新され続けるので、ユーザは個人年表を見ながらあの時代、あんな曲を歌ったな〜という振り返りを視覚的に楽しむことができる。
【0259】
[4.表示部30等に表示される画面の一例]
次に、図4のステップS4乃至ステップS6、図5のステップS10乃至ステップS12、図示しないステップS16乃至ステップS18において表示部30等に表示される画面の一例を図6乃至図10に示す。
【0260】
<第1実施形態の表示例1>
図6は、他のユーザであるユーザBさんが選択された場合にユーザBさんの個人年表が表示される態様の一例を図示したものである。
【0261】
図6では、ユーザAさんの個人年表と同様に、出来事情報に対応する楽曲情報に共通する特徴で楽曲情報が分類された楽曲情報の特徴を示す楽曲関連情報情報が円で表示され、円には円に含まれる楽曲情報に共通した属性情報を示す漢字が一文字で表示されている。
【0262】
また図6では、出来事情報に対応する属性情報が共通する一つの楽曲群に楽曲情報が多い場合には、表示される楽曲関連情報が大きく表示され、出来事情報に対応する楽曲情報が少ない場合には、表示される楽曲関連情報が小さく表示される。この場合に、表示される楽曲関連情報の大きさは含まれる楽曲情報の数に比例して大きく、また、小さくしてもよい。
【0263】
例えば、図6の2003年のユーザBさんの出来事情報、出産に対応する楽曲関連情報である円212は、嬉しい曲調または嬉しい気持ちを示す歌詞情報が含まれる楽曲群であることが示され、「嬉」の文字が円212に表示される。
【0264】
また、円212に含まれる楽曲には、ユーザAさんの歌唱履歴に含まれる楽曲が存在するので、ユーザAさんを示すユーザ関連情報であるユーザAさんのアバタ画像213が表示される。
【0265】
また、図6では、西暦等の年代情報214が出来事情報等のその他の情報とともに表示され、年代情報214の年度に対応してユーザBさんの出来事情報が表示される。
【0266】
例えば、西暦1975年はユーザBさんが生まれた年であり、西暦1992年はユーザBさんが中学を卒業した中学卒業年であり、西暦1995年はユーザBさんが高校を卒業した高校卒業年であり、西暦1996年はユーザBさんが成人した年であり、西暦1997年はユーザBさんが失恋した年であり、西暦2001年はユーザBさんが結婚した年であり、西暦2003年と2006年はユーザBさんが出産した年であることが表示されている。
【0267】
また、図6がユーザBさんの個人年表であることが容易に分かるように、ユーザBさんを示すユーザ関連情報であるユーザBさんのアバタ画像215が図右上にユーザが視認しやすいように表示されている。
【0268】
ユーザBさんのアバタ画像215の下には、ユーザ関連情報として、どのユーザに関わる出来事情報を表示するかを選択するユーザ切り替え画像領域216が表示されている。
【0269】
ユーザ関連情報としてのユーザ切り替え画像領域216には、カラオケボックスで同席しているユーザを識別する情報が表示される。図6では、ユーザを識別する情報としてユーザの名称が表示されている。
【0270】
例えば、図6のユーザBさんの年表画面においてユーザ関連情報であるユーザ切り替え画像領域200でユーザAさんが選択されると、ユーザAさんの個人年表を示す画面に切り替わる。
【0271】
また、図6の画面で表示されているユーザAさんのユーザ関連情報213が選択されると、表示部30に表示される画面が切り替わり、ユーザAさんの個人年表を示す画面が表示されるようにしてもよい。
【0272】
さらに、図6において、ユーザ情報選択部106によって楽曲関連情報が選択されると、出来事情報に対応する前記楽曲情報を表示する。
【0273】
一例として、図6のユーザBさんの出来事情報の表示画面において、ユーザBさんが結婚した2001年の「嬉」の文字が表示された楽曲関連情報である円201をユーザが選択すると、表示部30は図7の画面を表示する。
【0274】
<第1実施形態の表示例2>
図7の画面では、楽曲情報に含まれる楽曲の曲名、歌手名等の情報とともに、ユーザ名、西暦等の年代、ユーザの年齢、出来事情報、表示される楽曲に共通する嬉しい曲、楽しい曲、悲しい曲等の属性情報が表示される。
【0275】
このように、楽曲情報の一覧がユーザに見やすく表示されるとともに、楽曲を選択する場合にもそれらの楽曲属性および出来事情報が表示されるので、ユーザはどのような場合にそのような気持ちで歌唱したかを確認しながら楽曲を選択することができる。
【0276】
また、楽曲情報の一覧を表示される画面に、表示されている楽曲がカラオケ装置で演奏されるために楽曲が選択されるべき領域を示す「カラオケ選曲」等の部分、表示されている楽曲のコンテンツ情報が図7に表示されているユーザであるユーザBさんの携帯電話等の携帯電子情報機器にダウンロードされるために楽曲が選択されるべき領域を示す「携帯コンテンツ」等の部分、表示されている楽曲および/歌手に関するコンサート情報等の情報が表示されるために選択されるべき領域を示す「情報表示」等の部分が楽曲情報等の情報とともに表示される。
【0277】
また、楽曲情報が多い場合には複数のページにわたって表示されるようにしてもよい。
【0278】
<第2実施形態の表示例1>
図8は、ユーザAさんの個人年表に、同席しているユーザであるユーザBさんの個人年表を、共通の西暦等の年代情報221に基づいて表示したものである。
【0279】
また出来事情報は、ユーザAさん、ユーザBさん毎に異なる色で表示される。
【0280】
すなわち、複数のユーザでログインしている場合には、同席しているユーザ同士の出来事情報を区別して表示する。したがって、ユーザは自分の個人年表を参照しつつ他のユーザの個人年表も同時に参照できる。
【0281】
なお、ユーザ毎の出来事情報の区別が容易になるように、ユーザ毎に出来事情報の形状を変えるなどして表示部30に表示してもよい。
【0282】
このように、ユーザは自分の個人年表の出来事情報に対応する他のユーザの出来事情報を知ることができるので、同席しているユーザ同士の会話が弾み、楽しく選曲することができる。図8の一例として、2001年にユーザAさんの出来事情報が成人式の場合に他のユーザであるユーザBさんの出来事情報が結婚である場合などがある。
【0283】
同じ年において、ユーザが異なる楽曲関連情報の中に共通する楽曲情報が存在する場合には、楽曲関連情報の一部を重ねて表示する。
【0284】
図8に表示されるように、1997年のユーザAさんの楽曲関連情報202に含まれる楽曲と、ユーザBさんの楽曲関連情報203に含まれる楽曲に共通する楽曲があるので、ユーザAさんの楽曲関連情報202とユーザBさんの楽曲関連情報203の一部を重ねて表示する(重複領域204)。
【0285】
重複領域204は、ユーザAさんの楽曲関連情報202およびユーザBさんの楽曲関連情報203とは色を変えて表示し、または、重複領域204にだけ斜線等の記号を表示し、他の領域とは異なる表示をしてユーザが重複領域204を容易に視認できるようにしてある。
【0286】
図8に表示されている重複領域204が選択されると、表示部30は、表示される画像を切り替えて、ユーザAさんとユーザBさんに共通する楽曲名、歌手名などの楽曲関連情報を図9に示すように表示する。すなわち、ユーザAさんとユーザBさんが1997年に歌唱していた共通の楽曲が一覧表示される。
【0287】
<第2実施形態の表示例2>
図9は、図8に表示されている重複領域204が選択された場合の表示画面であって、1997年にユーザAさんとユーザBさんとが共通して歌唱していた楽曲名、歌手名などの楽曲関連情報が一覧表示された画面である。
【0288】
図9の画面では、楽曲情報に含まれる楽曲の曲名、歌手名等の情報とともに、ユーザ名、西暦等の年代、ユーザの年齢、出来事情報が表示される。
【0289】
このように、楽曲情報の一覧がユーザに見やすく表示されるとともに、楽曲を選択した場合にもそれらの出来事情報が表示されるので、ユーザはどのような場合にその歌唱したかを確認しながら楽曲を選択することができる。
【0290】
また、ユーザ同士で共通して歌唱していた楽曲に関する話題が提供されるので、会話の話題にもなり、ユーザ同士で楽しくカラオケを楽しむきっかけ作りにもなる。
【0291】
<第3実施形態の表示例1>
図10は、出来事情報を年代順に順番に表示するが、年代情報は表示しない実施形態を示す。図10を参照すると、複数のユーザに共通する出来事情報があれば、出来事情報を一つ表示する。図10においてユーザAさんとユーザBさんとに共通する出来事情報として、中学卒業がある場合に、ユーザAさんの中学卒業年とユーザBさんの中学卒業年とは異なるが、年代情報とは関係無く、出来事情報としてユーザAさんとユーザBさんとに共通する楽曲がある出来事情報としての中学卒業を一つ表示する。
【0292】
楽曲関連情報は、図10の出来事情報の横軸に対応させて図10のようにユーザ毎に表示する。
【0293】
また、複数のユーザでログインしているので、同席しているユーザ同士の出来事情報を区別して表示する。一例として、出来事情報の表示色を図10に示すようにユーザ毎に変えたり、出来事情報の形状をユーザ毎に変えたりすることができる。
【0294】
同じ年代におけるユーザが異なる楽曲関連情報の中に共通する楽曲情報が存在する場合には、楽曲関連情報の一部を重ねて表示する。
【0295】
図10に表示されるように、共通する出来事情報として失恋がある場合に、ユーザAさんの楽曲関連情報205に含まれる楽曲と、ユーザBさんの楽曲関連情報206に含まれる楽曲に共通する楽曲がある場合には、ユーザAさんの楽曲関連情報205とユーザBさんの楽曲関連情報206の一部を重ねて表示する(重複領域207)。
【0296】
重複領域207は、ユーザAさんの楽曲関連情報205およびユーザBさんの楽曲関連情報206とは色を変えて表示し、または、重複領域207にだけ斜線等の記号を表示し、他の領域とは異なる表示をしてユーザが重複領域207を容易に視認できるようにしてもよい。
【0297】
表示部30に表示されている重複領域207が選択されると、表示部30は、表示される画像を切り替えて、ユーザAさんとユーザBさんに共通する楽曲名、歌手名などの楽曲関連情報を表示する画面15を表示する。
【0298】
このように、ユーザは自分の出来事情報が他のユーザの出来事情報と共通する場合には、出来事情報に対応する他のユーザの楽曲関連情報の存在によって共通する出来事情報を容易に視認することができるので、世代を超えて同じ出来事情報について同席しているユーザ同士で会話が弾み、楽しく選曲することができる。
【0299】
<個人年表の表示例>
図12に個人の年表の表示例を示す。
【0300】
図12では、出来事情報に対応する楽曲情報のうち、曲のイメージ(楽しい(楽)、嬉しい(嬉)、悲しい(悲)、恐い(恐)・・・・)ごとに楽曲関連情報を表示させた場合を示す。図12では、曲のイメージが似ている楽曲関連情報は近くに表示される。一例として、図12の2005年の楽曲関連情報については、曲のイメージが似ている「悲」と「寂」が近くに表示される。また、曲のイメージが似ていない楽曲関連情報は遠くに表示される。一例として、図12の2005年の曲のイメージが似ていない「楽」と「悲」が遠くに表示される
また、出来事情報に対応する楽曲情報のうち、楽曲ジャンル(演歌、J-POP、ロック、フォーク・・・・・)ごとに楽曲関連情報を表示させた場合もある。この場合には、曲のジャンルが似ている楽曲関連情報は近くに表示される。一例として、曲のジャンルが似ている「ロック」と「ハードロック」が近くに表示される。また、曲のジャンルが似ていない楽曲関連情報は遠くに表示される。一例として、曲のジャンルが似ていない「ロック」と「演歌」が遠くに表示される。
【0301】
また、出来事情報に対応する楽曲情報のうち、アーティストごとに楽曲関連情報を表示させた場合もある。この場合には、あの時代は、あんなアーティストにはまっていたんだな、とユーザは回想することができ、カラオケの選曲を楽しむことができる。出来事情報に対応する楽曲情報が多数存在する場合は、そのうち、最も多く歌っていたアーティスト上位数名のみを表示させても良い。アーティストの属性(ソロ女性アーティスト、ソロ男性アーティスト、ビジュアル系バンド等)が似ている場合は、楽曲関連情報は近くに表示され、似ていない場合は遠くに表示される。
【0302】
また、出来事情報に対応する楽曲情報のうち、曲名を表示させた場合もある。この場合には、年表からダイレクトに曲名を視認できるので、より選曲しやすいという効果がある。歌唱した曲は多数存在するので、そのうち、最も多く歌っていた曲、上位数曲のみを表示させても良い。歌唱アーティストが同一の曲の場合、楽曲関連情報は重ねて表示される。
【0303】
[5.ユーザ情報(歌唱履歴情報を含む)の一例]
次に、本実施形態に使用されるユーザ情報(歌唱履歴情報等の情報を含む)の一例を図11に示す。
【0304】
なお、これらのユーザ情報はハードディスク56の記憶部109またはサーバ装置20の記憶部(図示せず)に記憶され、カラオケ装置16のCPU50またはカラオケ装置16のCPU50の機能を実行可能であるサーバ装置20のCPU(図示せず)が、その機能を実行する場合に参照する。
【0305】
図11はユーザの歌唱履歴含むユーザ情報の構成を示すデータテーブルの一例である。図11のユーザ情報はユーザ毎に作成され、ユーザ名はユーザID等のユーザ情報によって特定される。楽曲の欄には、ユーザが過去にカラオケ装置16で歌唱した楽曲の曲名とその楽曲の選曲番号等の情報が記載されている。
【0306】
例えば、2番目に選曲してユーザが歌唱した曲名が「BCD」の場合には、楽曲「BCD」は選曲番号「1236」とともにユーザ情報に含まれている。
【0307】
また、各楽曲をユーザ情報で特定されるユーザが歌唱した場合にカラオケ装置16が採点した採点結果が採点点数としてユーザ情報に含まれる。
【0308】
さらに、各楽曲には、その楽曲のアーティストおよびジャンル等の情報が含まれる。
【0309】
また、ユーザ情報にはユーザの嗜好情報が含まれる。ユーザの嗜好情報はユーザがカラオケ装置へ直接入力することができる。また、カラオケ装置16のCPU50またはカラオケ装置16のCPU50の機能を実行可能であるサーバ装置20のCPU(図示せず)が、ユーザが歌唱した楽曲に対応するアーティストおよびジャンル等の情報から自動的に検索して、ユーザが歌唱している頻度が高いアーティストおよびジャンル等の情報をユーザの嗜好情報として登録し、ユーザ情報に含ませることも可能である。
【0310】
なお、図11のその他の情報には、楽曲付加情報(曲名、作曲・作詞者名、ジャンル名、発表年代/放送年代、主に話題となった人物、楽曲情報が使用された番組名等の情報)が含まれる。
【0311】
さらに、図11のその他の情報には、楽曲情報が悲しい曲調または悲しい気持ちを示す歌詞情報が含まれる場合にはその旨の情報である「悲しい」という文字が含まれる。また、楽曲情報が楽しい曲調または楽しい気持ちを示す歌詞情報が含まれる場合には、その旨の情報である「楽しい」という文字が含まれる。また、楽曲情報が嬉しい気持ちを示す曲調または嬉しい気持ちを示す歌詞情報が含まれる場合には、その旨の情報である「嬉しい」という文字が含まれる。
【0312】
また、図11の各情報はアドレス情報によって相互に参照することができる。
【0313】
以上、述べてきたユーザ情報のデータテーブルの一例によって、カラオケ装置16のCPU50またはカラオケ装置16のCPU50の機能を実行可能であるサーバ装置20のCPU(図示せず)は、ユーザ情報、歌唱履歴情報、楽曲情報、アーティスト情報、ジャンル情報、嗜好情報等の情報を自由に検索し、抽出することが可能になる。
【0314】
また、本発明では楽曲関連情報を表示せずに、楽曲情報を出来事情報に対応させて年代順に表示してもよい。
【0315】
また、出来事情報に対応するユーザの楽曲情報が存在しない場合には、年代に対応した、歌唱ランキングでランキングされている楽曲情報を抽出し、または、出来事情報に対応する情報を有する楽曲情報を抽出してもよい。そして抽出された楽曲情報を表示し、または、それらの楽曲情報の楽曲関連情報を表示しもよい。
【0316】
また、第1実施形態、第2実施形態、第3実施形態における表示は、ユーザがカラオケ選曲装置を操作して自由に切り替えて表示することが可能である。
【0317】
また、年表はログインユーザ全員分を主軸としての切り替えが可能である。また、ユーザが公開したくない場合は、マイページ等のあるユーザだけが閲覧することができる画面だけから閲覧できるように制限することもできる。
【0318】
入力されたユーザID情報はユーザが持つ識別(ID:Identification)情報と関連づけされているので、ネットワークに接続されている電子機器であればユーザの識別情報を入力すれば、いつでもどこでもユーザID情報によって特定される識別情報に基づいてそのユーザに関連した情報が読み出し可能になる。
【0319】
したがって、カラオケボックスで同席しているユーザ同士ばかりではなく、ログインしているユーザ同士が相互に離れている場所にいる場合であって、通信手段を用いて相互にカラオケを楽しんでいる場合にも本発明を適用することができる。
【0320】
なお、図4および図5における動作手順を、ハードディスク等の記録媒体に予め記録しておき、或いはインターネット等のネットワークを介して予め記録しておき、これを汎用のマイクロコンピュータ等により読み出して実行することにより、当該汎用のマイクロコンピュータ等を実施形態に係わるCPUとして機能させることも可能である。
【0321】
また各電子情報機器間の情報の送受信は有線、無線に限定されず、いずれの方法においても情報の送受信を行うことができる。
【符号の説明】
【0322】
16 ・・・ カラオケ装置
30 ・・・ 表示部
40 ・・・ ユーザ情報入力部
101 ・・・ 年齢情報抽出部
102 ・・・ 出来事情報設定部
103 ・・・ 楽曲情報抽出部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
カラオケ選曲装置であって、
ユーザ情報が入力されるユーザ情報入力手段と、
前記ユーザ情報入力手段によって入力された前記ユーザ情報に含まれる年齢情報を抽出する年齢情報抽出手段と、
前記年齢情報抽出手段によって抽出された前記年齢情報に対応する出来事情報を設定する出来事情報設定手段と、
前記出来事情報設定手段によって設定された前記出来事情報に対応する楽曲情報を抽出する楽曲情報抽出手段と、
前記楽曲情報抽出手段によって抽出された、前記出来事情報に対応する前記楽曲情報から前記楽曲情報に関連する楽曲関連情報を生成する楽曲関連情報生成手段と、
前記出来事情報を、時間を表す単位の順を追って表示し、前記出来事情報に対応する前記楽曲情報に関連する、前記楽曲関連情報生成手段によって生成された楽曲関連情報を表示する表示手段と、
を備えることを特徴とするカラオケ選曲装置。
【請求項2】
請求項1記載のカラオケ選曲装置において、
前記楽曲関連情報生成手段は、前記出来事情報に対応する少なくとも二つ以上の前記楽曲情報が共通の属性情報を有する場合に、前記共通の属性情報毎に前記楽曲関連情報を生成することを特徴とするカラオケ選曲装置。
【請求項3】
請求項1または2記載のカラオケ選曲装置において、
前記表示手段は、前記楽曲関連情報の関連性によって、前記楽曲関連情報の表示を制御することを特徴とするカラオケ選曲装置。
【請求項4】
請求項1乃至3の何れかに記載のカラオケ選曲装置において、
前記表示手段は、前記ユーザ情報入力手段によってユーザ情報が入力された複数のユーザに関する前記出来事情報、前記楽曲関連情報をユーザ毎に区別して表示することを特徴とするカラオケ選曲装置。
【請求項5】
請求項4記載のカラオケ選曲装置において、
前記出来事情報に対応する前記複数のユーザ毎の前記楽曲情報を比較し、少なくとも一つの楽曲情報が前記複数のユーザ毎の前記楽曲情報に共通に含まれるか否かを判定する楽曲情報比較手段を更に備え、
前記表示部は、前記楽曲情報比較手段によって、少なくとも一つの楽曲情報が前記複数のユーザ毎の前記楽曲情報に共通に含まれると判定される場合には、前記少なくとも一つの楽曲情報が関連する前記楽曲関連情報の少なくとも一部を重ねて表示することを特徴とするカラオケ選曲装置。
【請求項6】
請求項1乃至5の何れかに記載のカラオケ選曲装置において、
前記楽曲関連情報は、前記出来事情報に対応する前記楽曲情報の数を大きさで示す情報または前記楽曲情報の属性情報の少なくとも何れか一つを示す視認できる態様の情報であることを特徴とするカラオケ選曲装置。
【請求項7】
請求項1乃至6の何れかに記載のカラオケ選曲装置において、
前記表示手段に表示される前記楽曲関連情報が選択される楽曲関連情報選択手段をさらに備え、
前記ユーザ情報選択手段によって前記楽曲関連情報が選択されると、前記出来事情報に対応する前記楽曲情報が表示されることを特徴とするカラオケ選曲装置。
【請求項8】
カラオケ選曲装置の制御方法であって、
ユーザ情報が入力されるユーザ情報入力工程と、
前記ユーザ情報入力工程において入力された前記ユーザ情報に対応する年齢情報を抽出する年齢情報抽出工程と、
前記年齢情報抽出工程において抽出された前記年齢情報に対応する出来事情報を設定する出来事情報設定工程と、
前記出来事情報設定工程において設定された前記出来事情報に対応する楽曲情報を抽出する楽曲情報抽出工程と、
前記楽曲情報抽出工程において抽出された、前記出来事情報に対応する前記楽曲情報から前記楽曲情報に関連する楽曲関連情報を生成する楽曲関連情報生成工程と、
前記出来事情報を、時間を表す単位の順を追って表示し、前記出来事情報に対応する前記楽曲情報に関連する、前記楽曲関連情報生成工程において生成された楽曲関連情報を表示する表示工程と、
を備えることを特徴とするカラオケ選曲装置の制御方法。
【請求項9】
カラオケ選曲装置の制御プログラムであって、
ユーザ情報が入力されるユーザ情報入力手段、
前記ユーザ情報入力手段によって入力された前記ユーザ情報に対応する年齢情報を抽出する年齢情報抽出手段、
前記年齢情報抽出手段によって抽出された前記年齢情報に対応する出来事情報を設定する出来事情報設定手段、
前記出来事情報設定手段によって設定された前記出来事情報に対応する楽曲情報を抽出する楽曲情報抽出手段、
前記楽曲情報抽出手段によって抽出された、前記出来事情報に対応する前記楽曲情報から前記楽曲情報に関連する楽曲関連情報を生成する楽曲関連情報生成手段、
前記出来事情報を、時間を表す単位の順を追って表示し、前記出来事情報に対応する前記楽曲情報に関連する、前記楽曲関連情報生成手段によって生成された楽曲関連情報を表示する表示手段、
として機能させることを特徴とするカラオケ選曲装置の制御プログラム。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図11】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate

【図10】
image rotate

【図12】
image rotate


【公開番号】特開2011−209631(P2011−209631A)
【公開日】平成23年10月20日(2011.10.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−79304(P2010−79304)
【出願日】平成22年3月30日(2010.3.30)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.着うた
【出願人】(396004833)株式会社エクシング (394)
【Fターム(参考)】