説明

カリクレイン阻害剤による粘膜炎治療

粘膜炎治療のための単離カリクレイン阻害剤を含む方法、キットおよび組成物を開示する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
粘膜炎の治療または予防方法であり、前記方法は、
粘膜炎を呈するまたは粘膜炎の発現リスクのある対象に有効量の単離カリクレイン阻害剤を投与すること、
を含む。
【請求項2】
前記カリクレイン阻害剤が血漿カリクレイン阻害剤である、請求項1の方法。
【請求項3】
前記血漿カリクレイン阻害剤がアミノ酸配列:Xaa1 Xaa2 Xaa3 Xaa4 Cys Xaa6 Xaa7 Xaa8 Xaa9 Xaa10 Xaa11 Gly Xaa13 Cys Xaa15 Xaa16 Xaa17 Xaa18 Xaa19 Xaa20 Xaa21 Xaa22 Xaa23 Xaa24 Xaa25 Xaa26 Xaa27 Xaa28 Xaa29 Cys Xaa31 Xaa32 Phe Xaa34 Xaa35 Gly Gly Cys Xaa39 Xaa40 Xaa41 Xaa42 Xaa43 Xaa44 Xaa45 Xaa46 Xaa47 Xaa48 Xaa49 Xaa50 Cys Xaa52 Xaa53 Xaa54 Cys Xaa56 Xaa57 Xaa58(配列番号1)を含むポリペプチドを含み、
ここでXaa1、Xaa2、Xaa3、Xaa4、Xaa56、Xaa57もしくはXaa58はそれぞれ独立して任意のアミノ酸であるかもしくは存在せず;
Xaa10は、AspおよびGluからなる群から選択されるアミノ酸であり;
Xaa11は、Asp、Gly、Ser、Val、Asn、Ile、AlaおよびThrからなる群から選択されるアミノ酸であり;
Xaa13は、Arg、His、Pro、Asn、Ser、Thr、Ala、Gly、LysおよびGlnからなる群から選択されるアミノ酸であり;
Xaa15は、Arg、Lys、Ala、Ser、Gly、Met、AsnおよびGlnからなる群から選択されるアミノ酸であり;
Xaa16は、Ala、Gly、Ser、AspおよびAsnからなる群から選択されるアミノ酸であり;
Xaa17は、Ala、Asn、Ser、Ile、Gly、Val、GlnおよびThrからなる群から選択されるアミノ酸であり;
Xaa18は、His、Leu、GlnおよびAlaからなる群から選択されるアミノ酸であり;
Xaa19は、Pro、Gln、Leu、AsnおよびIleからなる群から選択されるアミノ酸であり;
Xaa21は、Trp、Phe、Tyr、HisおよびIleからなる群から選択されるアミノ酸であり;
Xaa22は、TyrおよびPheからなる群から選択されるアミノ酸であり;
Xaa23は、TyrおよびPheからなる群から選択されるアミノ酸であり;
Xaa31は、Glu、Asp、Gln、Asn、Ser、Ala、Val、Leu、IleおよびThrからなる群から選択されるアミノ酸であり;
Xaa32は、Glu、Gln、Asp、Asn、Pro、Thr、Leu、Ser、Ala、GlyおよびValからなる群から選択されるアミノ酸であり;
Xaa34は、Thr、Ile、Ser、Val、Ala、Asn、GlyおよびLeuからなる群から選択されるアミノ酸であり;
Xaa35は、Tyr、TrpおよびPheからなる群から選択されるアミノ酸であり;
Xaa39は、Glu、Gly、Ala、SerおよびAspからなる群から選択されるアミノ酸であり;
Xaa40は、GlyおよびAlaからなる群から選択されるアミノ酸であり;
Xaa43は、AsnおよびGlyからなる群から選択されるアミノ酸であり;
Xaa45は、PheおよびTyrからなる群から選択されるアミノ酸であり;ならびに
前記ポリペプチドがカリクレインを阻害する、
請求項2の方法。
【請求項4】
Xaa10がAspである、請求項3の方法。
【請求項5】
Xaa11がAspである、請求項3の方法。
【請求項6】
Xaa13がProであり、Xaa15がArgであり、Xaa16がAlaであり、Xaa17がAlaであり、Xaa18がHisであり、およびXaa19がProである、請求項3の方法。
【請求項7】
Xaa21がTrpである、請求項3の方法。
【請求項8】
Xaa31がGluである、請求項3の方法。
【請求項9】
Xaa32がGluである、請求項3の方法。
【請求項10】
Xaa34がIleである、請求項3の方法。
【請求項11】
Xaa35がTyrである、請求項3の方法。
【請求項12】
Xaa39がGluである、請求項3の方法。
【請求項13】
前記ポリペプチドが、Met His Ser Phe Cys Ala Phe Lys Ala Asp Asp Gly Pro Cys Arg Ala Ala His Pro Arg Trp Phe Phe Asn Ile Phe Thr Arg Gln Cys Glu Glu Phe Ile Tyr Gly Gly Cys Glu Gly Asn Gln Asn Arg Phe Glu Ser Leu Glu Glu Cys Lys Lys Met Cys Thr Arg Asp(配列番号2の3〜60位のアミノ酸)を含む、請求項3の方法。
【請求項14】
前記ポリペプチドが、さらにアミノ末端Met残基の前にGlu−Ala配列を含む、請求項13の方法。
【請求項15】
前記ポリペプチドが、Met His Ser Phe Cys Ala Phe Lys Ala Asp Asp Gly Pro Cys Arg Ala Ala His Pro Arg Trp Phe Phe Asn Ile Phe Thr Arg Gln Cys Glu Glu Phe Ile Tyr Gly Gly Cys Glu Gly Asn Gln Asn Arg Phe Glu Ser Leu Glu Glu Cys Lys Lys Met Cys Thr Arg Asp(配列番号2の3〜60位のアミノ酸)からなる、請求項3の方法。
【請求項16】
前記ポリペプチドが、Glu Ala Met His Ser Phe Cys Ala Phe Lys Ala Asp Asp Gly Pro Cys Arg Ala Ala His Pro Arg Trp Phe Phe Asn Ile Phe Thr Arg Gln Cys Glu Glu Phe Ile Tyr Gly Gly Cys Glu Gly Asn Gln Asn Arg Phe Glu Ser Leu Glu Glu Cys Lys Lys Met Cys Thr Arg Asp(配列番号2)を含む、請求項3の方法。
【請求項17】
前記ポリペプチドが、Glu Ala Met His Ser Phe Cys Ala Phe Lys Ala Asp Asp Gly Pro Cys Arg Ala Ala His Pro Arg Trp Phe Phe Asn Ile Phe Thr Arg Gln Cys Glu Glu Phe Ile Tyr Gly Gly Cys Glu Gly Asn Gln Asn Arg Phe Glu Ser Leu Glu Glu Cys Lys Lys Met Cys Thr Arg Asp(配列番号2)からなる、請求項3の方法。
【請求項18】
血漿カリクレイン阻害剤が、免疫グロブリン重鎖可変ドメイン配列および免疫グロブリン軽鎖可変ドメイン配列を含む血漿カリクレイン結合タンパク質を含み、
前記免疫グロブリン重鎖可変ドメイン配列が、本明細書に記載のタンパク質の重鎖可変ドメイン由来の1、2、もしくは3つのCDR領域を含み、ならびに
前記免疫グロブリン軽鎖可変ドメイン配列が、本明細書に記載のタンパク質の軽鎖可変ドメイン由来の1、2、もしくは3つのCDR領域を含み、
前記タンパク質が血漿カリクレインと結合する、
請求項2の方法。
【請求項19】
免疫グロブリン重鎖可変ドメイン配列が、M162−A04、M160−G12、M142−H08、X63−G06、X81−B01、X67−D03、もしくはX67−G04の重鎖可変ドメイン由来の1、2、もしくは3つのCDR領域を含み、ならびに
免疫グロブリン軽鎖可変ドメイン配列が、M162−A04、M160−G12、M142−H08、X63−G06、X81−B01、X67−D03、もしくはX67−G04の軽鎖可変ドメイン由来の1、2、もしくは3つのCDR領域を(それぞれ)含む、請求項18の方法。
【請求項20】
前記重鎖可変ドメイン由来の1、2、もしくは3つのCDR領域がX81−B01由来であり、前記軽鎖可変ドメイン由来の1、2、もしくは3つのCDR領域がX81−B01由来である、請求項18の方法。
【請求項21】
前記重鎖可変ドメイン由来の1、2、もしくは3つのCDR領域がX67−D03由来であり、前記軽鎖可変ドメイン由来の1、2、もしくは3つのCDR領域がX67−D03由来である、請求項18の方法。
【請求項22】
前記粘膜炎が、口腔粘膜炎、食道粘膜炎、咽頭粘膜炎および胃腸粘膜炎からなる群から選択される、請求項1の方法。
【請求項23】
前記粘膜炎が口腔粘膜炎である、請求項22の方法。
【請求項24】
パリフェルミンを投与することをさらに含む、請求項1の方法。
【請求項25】
請求項1の治療有効量の単離カリクレイン阻害剤および治療有効量のパリフェルミンを含む組成物。
【請求項26】
キットであり、前記キットが以下、
単離カリクレイン阻害剤を含む容器;および
粘膜炎治療用の前記カリクレイン阻害剤の使用説明書、
を含むキット。
【請求項27】
さらにパリフェルミンを含む容器を含む、請求項26のキット。

【図1】
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【図2A】
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【図2B】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7A】
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【図7B】
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【図8】
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【図9A】
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【図9B】
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【図9C】
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【公表番号】特表2013−516389(P2013−516389A)
【公表日】平成25年5月13日(2013.5.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−544677(P2011−544677)
【出願日】平成22年1月6日(2010.1.6)
【国際出願番号】PCT/US2010/020257
【国際公開番号】WO2010/080833
【国際公開日】平成22年7月15日(2010.7.15)
【出願人】(506065987)ダイアックス コーポレーション (26)
【Fターム(参考)】