説明

カンオープナー

【課題】構造または操作における信頼性を高め、使用を容易にする。
【解決手段】缶オープナー(100)は2個の枢動するハンドル部材(110&120)、及びハンドル部材(110&120)により非作動位置と作動位置の間とで可動な牽引ホイール(200)および回転式カッター(300)を備え、非作動位置でホイール(200)とカッター(300)は缶上への搭載のために間隔を隔てており、作動位置ではそれらは缶の回転切断のために近づけられる。操作レバー(400)は前後枢動可能である。第1ラチェットアセンブリー(510)は一方向への枢動時にレバー(400)により駆動されホイール(200)を一方向へ回す。また、反対方向への枢動時にレバー(400)により駆動される第2ラチェットアセンブリー(520)はホイール(200)を同じ方向へ回してホイール(200)およびカッター(300)が連続的に回る。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は手動操作可能なカンオープナーに関する。
【背景技術】
【0002】
カンオープナーは長年にわたり知られており、典型的な構造はカンを回すための牽引ホイールおよびカンが回されて切り開かれる間の回転のためのデイスク状カッターを含んでいる。従来、牽引ホイールは殆どウイングノブの形の操作部材の手段により回されている。レバーまたは同種のものの枢動により操作され得るカンオープナーは新規ではなく、例えば出版された特許明細書、GB613,146、US 5,970,618、WO 03/043,929 AlおよびUS 2002/0088127 Al内に開示されている通りである。それらのカンオープナーの何れも各種の理由のために生き残っておらず、多分その理由は主にそれらが構造または操作において信頼性がなくおよび/、または使用が困難なためであろう。
【0003】
本発明は新規かつ改良されたカンオープナーを提供することによりそのような欠点を除去しまたは少なくとも軽減することを探求している。
【0004】
【特許文献1】GB 613,146
【特許文献2】US 5,970,618
【特許文献3】WO 03/043,929 Al
【特許文献4】US 2002/0088127 Al
【発明の開示】
【0005】
本発明によると、カンオープナーが供給され、このカンオープナーは互いに枢動可能とされた第1および第2ハンドル部材、およびそれぞれ第1および第2ハンドル部材により非作動位置および作動位置の間で可動の回転式牽引ホイールおよび回転式デイスクであって、上記非作動位置ではホイールおよびカッターは開放されるべきカンのエッジを受け入れるために間隔を隔てており、上記作動位置ではホイールおよびカッターは上記カンのエッジを回転切断するために近づけられている。作動用部材はハンドル部材に対して反対の第1および第2の方向に枢動往復するために支持されている。第1ラチェットアセンブリーは作動用部材により駆動されるように配置され、その駆動は牽引ホイールを作動方向に回すために第1方向へ枢動させる時であり、その時牽引ホイールおよびデイスクカッターが作動する。そこにはまた第2ラチェットアセンブリーがあり、これは作動用部材により駆動されるように配置され、その駆動は牽引ホイールを同じ作動方向に回すために第2方向へ枢動させる時であり、その時牽引ホイールおよびデイスクカッターが作動し、これにより反対の第1および第2方向への上記枢動往復時に作動用部材が牽引ホイールを同じ方向へ回して牽引ホイールおよびデイスクカッターが実質的に連続的に作動し上記カンのエッジを回しかつカットするように構成されている。
【0006】
好ましくは、第1および第2ラチェットアセンブリーが作動用部材により駆動される共通ラチェット部材を共用している。
【0007】
より好ましくは、第1ラチェットアセンブリーが共通ラチェット部材と協働する第1ラチェット部材を含み、かつ第2ラチェットアセンブリーも共通ラチェット部材と協働する第2ラチェット部材を含んでいる。
【0008】
更により好ましくは、共通ラチェット部材が反対方向に曲がったラチェット歯を含む反対側部を備え、これらのラチェット歯はそれぞれ第1および第2ラチェット部材の反対方向のラチェット歯とラチェット動作するためである。
【0009】
好ましくは、3個のラチェット部材が軸上に支持されており、共通ラチェット部材は第1および第2ラチェット部材の間に挟まれており、かつ第1および第2ラチェット部材上に作用する少なくとも1個のばねにより弾性的に圧縮されている。
【0010】
好ましくは、ラチェットアセンブリーは軸周りにかつ軸上での動作のために回転可能である。
【0011】
更に好ましくは、牽引ホイールが軸周りに強固に装着されて動作方向に軸と共に回転するようにされている。
【0012】
好ましい実施例において、カンオープナーは第2ラチェットアセンブリーと共に組み合わされて第2ラチェットアセンブリーの駆動方向を反転させて牽引ホイールを作動方向にする歯車列を含んでいる。
【0013】
好ましい実施例において、カンオープナーは第2ラチェットアセンブリーおよび軸との間に備えられている歯車列を含み、これは第2ラチェットアセンブリーの駆動方向を反転させて軸上で操作方向に回転させるためである。
【0014】
より好ましくは、第1ラチェットアセンブリーは軸を回すために軸上に固定されており、かつ第2ラチェットアセンブリーは軸上に回転可能に支持されていてこれは第1ラチェットアセンブリーとは反対方向に回転させるためである。
【0015】
より好ましくは、歯車列が軸を回すために軸に対して固定されている第1歯車、それと共に回転するように第2ラチェットアセンブリーに対して固定されている第2歯車、第2歯車と噛合している第3歯車、および第3歯車および第1歯車と噛合している第4歯車を包含している。
【0016】
好ましくは第1および第2ラチェットアセンブリー、軸および歯車列がハウジング内に収容されてハンドル部材の一つに装着されている作動モジュールを形成している。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
図面において、そこには本発明を具体化したカンオープナー100が示されており、これは1対の底部および上部の伸長ハンドル部材110および120を備えており、これらのハンドル部材は互いに対する枢動のためにそれらの平坦前端部111および121の処で枢支されている。回転式牽引ホイール200および回転式デイスクカッター300が含まれており、これらはハンドル部材110および120の前端部111および121の一側上にそれぞれ回転可能に装着されていてそれにより可動である。ホイール200およびカッター300はカン10のエッジ11を受け入れるために離れている非作動位置および当業界で一般に知られているようにカン10のエッジ11を回しかつカットするために近づけられている作動位置の間で可動とされている。
【0018】
牽引ホイール200およびデイスクカッター300はそれぞれの軸周りで回転可能であるが、両軸は僅かな角度差で傾斜している。ホイールおよびカッターはそれぞれの同芯歯車210および310に作動位置で会うように装着されていて、ホイール200がユーザーにより回される時カッター300もホイール200と同時に回転するように構成されている。
【0019】
横方向に延びている軸900があり、その軸は平坦な横断面を備えかつ固定された筒状スリーブ910により支持されており、このスリーブは底部ハンドル部材110の前端部111を通る軸受として作用する。軸900の近端部901はスリーブ910を通して他方、即ち底部ハンドル端部111の一側へ延び、そこで協働する歯車210と共に牽引ホイール200を同芯に支持している。歯車310と協働するデイスクカッター300は上部ハンドル端部121上の、ホイール200と同じ側かつ上方に、回転可能に装着されている。
【0020】
カンオープナー100は更に軸900周りに支持されている作動用レバー400を含んでおり、これはハンドル部材110および120に対して反対の押しおよび引き方向の往復枢動のためであり、かつ第1および第2ラチェットアセンブリー510および520の対も軸900上に支持されている。ラチェットアセンブリー510および520は軸900周りにかつ動作のために、少なくとも部分的に回動可能である。それらはレバー400により駆動されるように配置されており、その駆動は軸900を介して牽引ホイール200およびデイスクカッター300を作動させるために往復動する時に行われる。
【0021】
また歯車列600があり、これは第2ラチェットアセンブリー520および軸900の間に備えられており、これは軸900上におけるラチェットアセンブリー520の動作または駆動の方向を逆転させるためであり、後述の通りである。
【0022】
一方において、第1ラチェットアセンブリー510は作動レバー400により駆動されるように配置されており、その駆動は牽引ホイール200を動作方向Xへ回すために押す方向へ枢動させる時であり、その時牽引ホイール200およびデイスクカッター200(図5B)が作動する。他方において、第2ラチェットアセンブリー520はまたレバー400により駆動されるが、その駆動はホイール200をXと同方向に回すために反対の引く方向に枢動させてホイール200およびカッター300を作動させ、それはそれらの駆動の方向が歯車列600により反転させられるからである(図5A−方向Yは方向Xとは反対方向である)。全体で、第1および第2ラチェットアセンブリー510および520は交互に作用し、これにより、押し引き枢動繰返しの都度、レバー400はホイール200を同一のX方向に回してホイール200およびカッター300を実質的かつ連続的に回しかつカン10のエッジ11を切断する。
【0023】
第1および第2ラチェットアセンブリー510および520はそれぞれ平坦で6角形の第1および第2ラチェット部材511および521を備え、かつ第1の6角形共通ラチェット部材500を共有し、この部材は第1および第2ラチェットアセンブリー510および520の間に挟まれかつ同芯である。全ての3個のラチェット部材500、511および521は中央の円形孔を備えその孔を通して軸900上に固着されている別の筒状スリーブ920がそれらを支持するために延びている。共通のおよび第2のラチェット部材500および521はスリーブ920周りに回転可能であるが、第1ラチェット部材511は後述されるように回転に対して固定されている。
【0024】
共通ラチェット部材500はその反対側上に、それぞれ半径方向配置のラチェット歯501および502を備え、これらは半径方向反対側へ曲がっている。第1および第2ラチェット部材511は、それらの内側にそれぞれ半径方向に延びる曲がったラチェット歯512および522を備え、これらは共通ラチェット部材500の歯501および502と噛合し、それらとの間で半径方向の反対方向のラチェット動作のためである。ラチェット部材500、510および520のアセンブリーは2個のコイルばね531および532により弾性的に圧縮され、これらのばねはそれぞれ第1および第2ラチェット部材511および521上に作用している。
【0025】
操作レバー400は拡大ルート端部410を備え、この端部は6角形孔411を備えかつ共通ラチェット部材500周りにフィットされてそれをレンチのように回動させ得る。
【0026】
歯車列600に戻ると、それは4個の歯車の列により構成されており、即ち、第1および第2歯車ホイール610および620および第3および第4ピニオン歯車630および640であり、これらは全て平行軸周りに回転するように支持されている。第1歯車ホイール610は同軸の6角形キャビテイー611を備えその中に第1ラチェット部材511があり、かつ中央スロット612をキャビテイー611の底部、または歯車ホイール610の外側近傍に備え、それを通して軸900が延びて、歯車ホイール610および従って第1ラチェット部材511が共に同一回転するように軸900に対して角度的に固定されている。
【0027】
第2歯車ホイール620はその中に第2ラチェット部材521を収容した同芯の6角形キャビテイー621を備え、かつキャビテイー621の底部または歯車ホイール620の閉塞外側の処に中央円形孔622を含み、その孔を通して軸900上のスリーブ920が延び、歯車ホイール620および第2ラチェット部材521が軸900周りで同時回転可能である。
【0028】
第3ピニオン歯車630は第2歯車ホイール620と噛合し、かつ第4ピニオン歯車640は第3ピニオン歯車630および第1歯車ホイール610に噛合している。歯車620が歯車630および640を通して歯車610に達しているので、そこには3個の駆動転換の列があり、駆動変換器における正味の反転が生ずる。歯車ホイール610および620は同じ歯数を備えており、かつピニオン歯車630および640も同様であるため、速度変化は生じない。
【0029】
第1および第2ラチェット部材511および521を収容している2個の歯車ホイール610および620は、間隙を隔てており、その間隙が作動レバー400による共通ラチェット部材500の回動を許容している。これらの構成部品などのアセンブリーは2部品ハウジング700内に収容されており、その第1部品710はねじまたはリベットにより底部ハンドル部材110の前端部111に固定されている。ハウジング700の第2部品720は窓721を備え、その窓は軸900の遠端部902をスリーブ920により保持していて、軸900が反対側端部901および902の処で支持されている。
【0030】
第2ハウジング部品720のそれぞれの孔722および723を通過している1対のボルト(およびナット)930および940は第2ハウジング部品720を第1ハウジング部品710に固縛する。ハウジング700内において、2個のボルト930および940はまた2個のピニオン歯車630および640を支持している個々の軸として機能する。2個のハウジング部品710および720の間の接合部は上部スロット730を備えており、そのスロットを通して作動用レバー400が手動操作のためにハウジング700の外方へ突出している。このスロット730はレバー400の枢動を約90°内に制限している。
【0031】
ハウジング700は軸900、ピニオン歯車630および640およびばね531および532を含む他の協働部品を含んでおり、これによりカンオープナー100のための整然とした作動モジュールをもたらしている。そのような作動モジュールは従来型のウイングノブに替えて、ここに記述されているようなタイプの既存のカンオープナーの前端部に対して容易に取り付け得る。
【0032】
操作中には、カンオープナー100は2個のハンドル部材110および120を掴んでいるユーザーの左手により保持され、かつ作動用レバー400は右手により前後へ枢動させられる。レバー400が後方へ引かれると(図4B)、共通ラチェット部材500は回されかつ第1ラチェット部材511と噛合して第1歯車ホイール610を、図5B、7B、8B、および9B内に描写されているように回す。第1歯車ホイール610からの回転力は軸900に直接加えられ、これにより牽引ホイール200を作動方向Xへ回し、カン10を切断開放するように牽引ホイール200およびデイスクカッター200を動作させる。
【0033】
レバー400を前方へ押すと(図4A)、共通ラチェット部材500は反対方向に回されかつ代わりに第2ラチェット部材521と噛合し(その間に第1ラチェット部材511から解放されまたは角度方向に滑り通過し)第2歯車ホイール620を図5A、7A、8Aおよび9A内に描写されているように回す。回転力は第2歯車ホイール620から第3および第4ピニオン歯車630および640を介して第1歯車ホイール610およびそれから軸900へ伝達される。歯車列600が動力伝達方向を反転させると、軸900および従って牽引ホイール200は同じ方向Xへ回転され続け、これにより牽引ホイール200およびデイスクカッター200はカン10の切断開放を継続する。
【0034】
ユーザーが作動用レバー400を握り続け、その間それを前後に枢動させかつ何れの方向への各スイングがカン10の開放に有効であるため、操作は容易、簡単かつ速くなる。
【0035】
カン10はホイール200および300によりカンオープナー100のある一側上にクランプされ、その側上で負荷される。カンオープナー100はユーザーがレバー400を反対側で枢動させることにより操作される。ユーザーの力が掛けられる点は上記一側へ(軸900の手段により)延ばされかつこれは他側上の負荷を或る程度バランスさせ、これにより使用中にカンオープナー100をより安定感のあるものと思わせ得る。
【0036】
本発明は例示の手段のみで提示されており、記述された実施例に対する各種の修正および/または変更は当業者により添付請求項内に特定された本発明の範囲から離れることなくなされ得るものである。
【図面の簡単な説明】
【0037】
【図1】本発明によるカンオープナー(明瞭にするためにサイドハウジングは除外されている)の前頂部斜視図である。
【図2】図1のカンオープナーの前底部斜視図である。
【図3】図1のカンオープナー(サイドハウジングを含んでいる)の分解斜視図である。
【図4A】図1のカンオープナーのカン上における使用状況を示している概略斜視図で、その操作レバーは前方へ枢動させられている。
【図4B】図1のカンオープナーのカン上における使用状況を示している図4Aと同様な概略斜視図で、その操作レバーは後方へ枢動させられている。
【図5A】図4Aのカンオープナーの作動機構の概略斜視図である。
【図5B】図4Bのカンオープナーの作動機構の同様な概略斜視図である。
【図6】図5Aまたは図5Bの作動機構の斜視図である。
【図7A】図5Aの作動機構の部分の概略側面図である。
【図7B】図5Bの作動機構の上記部分の同様な概略側面図である。
【図8A】図7Aの作動機構の上記部分の概略斜視図である。
【図8B】図7Bの作動機構の上記部分の同様な概略斜視図である。
【図9】レバーが起立状態にある操作機構の縦断側面図および端面図である。
【図9A】レバーが一方向へ枢動した状態における図9の操作機構の縦断側面図および端面図である。
【図9B】レバーが反対方向へ枢動した状態における図9Aと同様な縦断側面図および端面図である。
【符号の説明】
【0038】
10 カン
100 カンオープナー
110 ハンドル部材
120 ハンドル部材
200 牽引ホイール
300 回転式デイスクカッター
400 作動用レバー
510 第1ラチェットアセンブリー
520 第2ラチェットアセンブリー

【特許請求の範囲】
【請求項1】
カンオープナーであって:
互いに枢動可能とされた第1および第2ハンドル部材;
それぞれ第1および第2ハンドル部材により非作動位置および作動位置の間で可動の回転式牽引ホイールおよび回転式デイスクであって、上記非作動位置ではホイールおよびカッターは開放されるべきカンのエッジを受け入れるために間隔を隔てており、上記作動位置ではホイールおよびカッターは上記カンのエッジを回転切断するために近づけられており;
ハンドル部材に対して反対の第1および第2の方向に枢動往復するために支持されている作動用部材;
第1ラチェットアセンブリーであって作動用部材により駆動されるように配置され、その駆動は牽引ホイールを作動方向に回すために第1方向へ枢動させる時であり、その時牽引ホイールおよびデイスクカッターが作動するように構成された第1ラチェットアセンブリー;および
第2ラチェットアセンブリーであって作動用部材により駆動されるように配置され、その駆動は牽引ホイールを同じ作動方向に回すために第2方向へ枢動させる時であり、その時牽引ホイールおよびデイスクカッターが作動するように構成された第2ラチェットアセンブリーを包含し;
これにより反対の第1および第2方向への上記枢動往復時に作動用部材が牽引ホイールを同じ方向へ回して牽引ホイールおよびデイスクカッターが実質的に連続的に作動し上記カンのエッジを回しかつカットするようにした、カンオープナー。
【請求項2】
第1および第2ラチェットアセンブリーが作動用部材により駆動される共通ラチェット部材を共用している、請求項1に記載のカンオープナー。
【請求項3】
第1ラチェットアセンブリーが共通ラチェット部材と協働する第1ラチェット部材を含み、かつ第2ラチェットアセンブリーも共通ラチェット部材と協働する第2ラチェット部材を含んでいる、請求項2に記載のカンオープナー。
【請求項4】
共通ラチェット部材が反対方向に曲がったラチェット歯を含む反対側部を備え、これらのラチェット歯はそれぞれ第1および第2ラチェット部材の反対方向のラチェット歯とラチェット動作するためである、請求項3に記載のカンオープナー。
【請求項5】
3個のラチェット部材が軸上に支持されており、共通ラチェット部材は第1および第2ラチェット部材の間に挟まれており、かつ第1および第2ラチェット部材上に作用する少なくとも1個のばねにより弾性的に圧縮されている、請求項3または4に記載のカンオープナー。
【請求項6】
ラチェットアセンブリーは軸周りにかつ軸上での動作のために回転可能である、請求項1ないし4の何れかに記載のカンオープナー。
【請求項7】
牽引ホイールが軸周りに強固に装着されて動作方向に軸と共に回転するようにされている、請求項6に記載のカンオープナー。
【請求項8】
第2ラチェットアセンブリーと共に組み合わされて第2ラチェットアセンブリーの駆動方向を反転させて牽引ホイールを作動方向にする歯車列を含んでいる、請求項1ないし7の何れかに記載のカンオープナー。
【請求項9】
第2ラチェットアセンブリーおよび軸との間に備えられている歯車列を含み、これは第2ラチェットアセンブリーの駆動方向を反転させて軸上で操作方向に回転させるためである、請求項6または7に記載のカンオープナー。
【請求項10】
第1ラチェットアセンブリーは軸を回すために軸上に固定されており、かつ第2ラチェットアセンブリーは軸上に回転可能に支持されていてこれは第1ラチェットアセンブリーとは反対方向に回転させるためである、請求項9に記載のカンオープナー。
【請求項11】
歯車列が軸を回すために軸に対して固定されている第1歯車、それと共に回転するように第2ラチェットアセンブリーに対して固定されている第2歯車、第2歯車と噛合している第3歯車、および第3歯車および第1歯車と噛合している第4歯車を包含している、請求項9または10に記載のカンオープナー。
【請求項12】
第1および第2ラチェットアセンブリー、軸および歯車列がハウジング内に収容されてハンドル部材の一つに装着されている作動モジュールを形成している、請求項9ないし11の何れかに記載のカンオープナー。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4A】
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【図4B】
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【図5A】
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【図5B】
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【図6】
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【図7A】
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【図7B】
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【図8A】
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【図8B】
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【図9】
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【図9A】
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【図9B】
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【公開番号】特開2007−45528(P2007−45528A)
【公開日】平成19年2月22日(2007.2.22)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2006−212198(P2006−212198)
【出願日】平成18年8月3日(2006.8.3)
【出願人】(505366227)
【氏名又は名称原語表記】So Kwok Kuen
【Fターム(参考)】