説明

ガイド付きチューブ容器

【課題】 歯磨きペーストなどの内容物を、歯ブラシなどの手で保持する用具に塗り付けるにあたって、チューブ容器と用具とを一定の位置関係に保持するよう位置決めし、内容物が用具の適正な位置に適切な量を注出できるようにするチューブ容器を提供すること、また、特別な調整などをすることなく、簡便に注出口と用具との位置関係を決定し保持することができ、コンパクトで廉価なチューブ容器を提供すること。
【解決手段】 手で保持する用具に内容物を塗り付けるチューブ容器において、前記内容物が充填されたチューブ容器本体と、前記用具とチューブ容器本体の注出口との位置関係を一定に保持するために注出口近傍の肩部に配置されたガイド部とを備えたことを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、内容物が充填され、該内容物を手で保持した用具に塗り付けるように注出するチューブ容器、とくに歯磨きペーストを歯ブラシに注出する歯磨きチューブに適用して好適なチューブ容器に関するものである。
【背景技術】
【0002】
内容物を充填したチューブ容器からブラシ部に前記内容物を塗り付ける際には、一方の手でブラシを保持し、他方の手でチューブ容器を持って内容物を押し出すという作業が必要である。
この時、ブラシとチューブ容器の注出口とは適正な位置関係に保たなければならないが、通常であればそれほど困難ではないこのような作業でも、片手が不自由であったり、姿勢を保つことが難しい人にとっては、困難な作業となり、介助が必要であったりする。
【0003】
そこで、従来から、片手が不自由な人や、姿勢を保つことが難しい高齢者が介助なしに歯磨きができるように工夫された用具、ないしはチューブ容器等は知られている(例えば、特許文献1、および特許文献2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2000−37232号公報
【特許文献2】特開2004−149207号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記特許文献1には、歯磨きチューブの開口を下にして保持する保持部材と、当該歯磨きチューブ開口の下方に位置させた状態で歯ブラシを保持する歯ブラシ保持部材とからなる歯磨き介助具が提案されている。
また、上記特許文献2には、歯磨きチューブ等の押出しチューブにフックなどの懸垂具を取付けることができる開口部を設け、該押出しチューブを天井から懸垂具にぶら下げて、寝たきりの高齢者などが使用できるようにしたチューブ容器が提案されている。
【0006】
しかしながら、上記特許文献1の歯磨き介助具は、L型材からなる歯磨きチュ−ブ保持手段を壁面等に取付けて、さらに、該L型材に歯ブラシ保持手段を取り付けるもので、大きな占有スペースを必要とし、構造が複雑で高価なものとなっていた。
また、保持する歯磨きチューブの大きさや形状によって、歯磨きチュ−ブ保持手段と歯ブラシ保持手段との位置関係を調整する必要があるなど、その取扱いも煩雑であった。
【0007】
上記特許文献2の押出しチューブは、天井からぶら下げられているだけなので、押出しチューブを支える力は軽減されるものの、ペースト状物を塗り付ける歯ブラシなどの用具との位置を一定に保つことは困難であり、ペースト状物が用具からはみ出して床やベッドに落下したり、適切な量を適正な位置に注出することができず無駄が多かった。
【0008】
本発明は、このような従来技術の問題を解決することを課題とするものであり、歯磨きペーストなどの内容物を、歯ブラシなどの手で保持する用具に塗り付けるにあたって、チューブ容器と用具とを一定の位置関係に保持するよう位置決めし、内容物が用具の適正な位置に適切な量を注出できるようにするチューブ容器を提供することを目的とする。
また、特別な調整などをすることなく、簡便に注出口と用具との位置関係を決定し保持することができ、コンパクトで廉価なチューブ容器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は、上記の課題を解決するため、ガイド付きチューブ容器として、手で保持する用具に内容物を塗り付けるチューブ容器において、前記内容物が充填されたチューブ容器本体と、前記用具とチューブ容器本体の注出口との位置関係を一定に保持するために注出口近傍の肩部に配置されたガイド部とを備えたことを特徴とする構成を採用する。
【0010】
ガイド部の一実施形態として、ガイド部が、チューブ容器本体と一体に成形されていることを特徴とする構成を採用する。
また、他の実施形態として、ガイド部が、チューブ容器本体とは別体として成形され、前記チューブ容器本体に一体に取り付けられたことを特徴とする構成を採用する。
【0011】
さらに、ガイド部の他の実施形態として、ガイド部は、手で保持する用具を下方から支持する載置部と、前記用具をチューブ容器本体側に押付けることにより、内容物の注出方向における注出口との位置決めを可能とする突当て壁部とを備えていることを特徴とする構成を採用し、さらに、当該実施形態において、ガイド部は、手で保持する用具の幅と略同一または該幅より若干大きな間隔を有する載置部を隔てて、突当て壁部に対向する位置ずれ防止突起を備えたことを特徴とする構成を採用する。
【0012】
ガイド付きチューブ容器のキャップとして、キャップは、チューブ容器本体の注出口をシールする注出口シール突条を備えるとともに、容器口部の口部係合突条と係合するキャップ係合突条を先端に設けた係合筒部と外周面部との間に、ガイド部を収容可能な空隙部を形成することを特徴とする構成を採用する。
【発明の効果】
【0013】
本発明のガイド付きチューブ容器は、内容物をブラシなどの手で保持する用具に塗り付けるにあたって、該内容物が充填されたチューブ容器と用具とを一定の位置関係に保持するよう位置決めするためのガイド部を設けたので、片手が不自由であったり、姿勢を保つことが難しい人でも、用具をチューブ容器の注出口近辺の適正な位置に保持することが容易となる。
【0014】
また、手で保持する用具がガイド部で位置決めされているので、使用者が用具を適正な位置に保持するための努力が少なくてすむ分、内容物を注出するチューブ容器本体を押圧する押圧力などにも注意を払うことができ、より適切な量を注出できるようになる。
そのため、内容物を無駄にすることがないばかりでなく、床やベッドなどに落下させて不衛生になるようなことがない。
【0015】
前記ガイド部は、チューブ容器本体と一体に成形することも、チューブ容器本体と別体で成形した後に一体に取り付けることもできるが、一体に成形すれば後工程が必要なく工程を簡略化させることができる。
前記ガイド部を別体で成形した後に一体に取り付ける場合は、さまざまなチューブ容器に取り付けることが可能となる。
【0016】
前記ガイド部が、手で保持する用具を下方から支持する載置部と、前記手で保持する用具をチューブ容器本体側に押付けることにより、内容物の注出方向における注出口との位置決めを可能とする突当て壁部とを備えたものとする実施形態によれば、用具を載置部に載せてチューブ容器本体側に押付けるだけで注出口近辺の適正な位置に保持することができる。
【0017】
さらに、手で保持する用具の幅と略同一、または該幅より若干大きな間隔を有する載置部を隔てて、突当て壁部に対向する位置ずれ防止突起を備える実施形態とすれば、用具が突当て壁部から離れて保持位置がずれるようなことを防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【図1】本発明の第1実施例のガイド付きチューブ容器の説明図で、(a)は上面図、(b)は一部を破断した側面図である。
【図2】第1実施例のガイド付きチューブ容器のキャップを外した状態を示す図で、(a)は上面図、(b)は図(a)のA−A線における断面側面図である。
【図3】第1実施例のガイド付きチューブ容器のキャップの断面側面図である。
【図4】第1実施例のガイド付きチューブ容器からブラシに内容物を塗り付ける状態を示す図で、(a)は全体図、(b)はガイド部の拡大図である。
【図5】本発明の第2実施例のガイド付きチューブ容器の説明図で、(a)は上面図、(b)は断面側面図である。
【図6】第2実施例のガイド付きチューブ容器のキャップを外した状態を示す図で、(a)は上面図、(b)は断面側面図である。
【図7】第2実施例のガイド付きチューブ容器のキャップの説明図で、(a)は図(b)のA−A線における断面図、(b)は下面図である。
【図8】第2実施例のガイド付きチューブ容器からブラシに内容物を塗り付ける状態を示す側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
次に、本発明の実施例について、図面を参照して説明する。
【実施例1】
【0020】
図1〜4は、ガイド部をチューブ容器本体と一体に成形した本発明のガイド付きチューブ容器を示すもので、Aは内容物を充填したチューブ容器本体、Bはガイド部、Cはキャップ、Dはブラシである。
【0021】
図1〜4に示すように、ガイド部Bは、チューブ容器本体Aの胴部1から容器口部3につらなる肩部2に、チューブ容器本体Aと一体に成形されている。
チューブ容器本体Aは、手指等で押圧することで内容物を注出するので、柔軟な合成樹脂等の材質が好適であるが、用途や意匠性などから、アルミニウム等の金属やそれらを含むラミネートフィルム等を用いることもできる。
キャップCも成形性などから、チューブ容器本体Aと同様に合成樹脂とすることが望ましいが、これら各部の材料は、適宜選択することが可能である。
【0022】
前記容器口部3には、内容物6を注出する注出口4、キャップCと係合する口部係合突条5が設けられている。
チューブ容器本体AおよびキャップCは、横断面が略楕円形の外形形状をしている。
このように、略楕円形状とすることにより、内容物の充填量が比較的少ない小型のチューブ容器であっても、ガイド部Bを配置する空隙部の確保を容易にすることができる。
なお、チューブ容器本体Aとガイド部Bとを一体成形した本実施例においても、後述する第2実施例のように、横断面円形の外形形状とすることは可能である。
【0023】
ガイド部Bは、肩部2から起立したガイドリブ10と、補強リブ11とからなり、その断面は略T字状をしている。
ガイド部Bの前記ガイドリブ10には、ブラシDを支持する載置部13と、ブラシDをチューブ容器本体A側に押付けて水平方向の位置決めを可能とする突当て壁部12とが設けられている。
【0024】
図4に示すように、前記突当て壁部12と前記載置部13とにブラシ胴部30を押付けることにより、ブラシDを注出口4と適正な位置関係に保持することができ、ブラシ部31の適正な位置に適切な量の内容物6を塗り付けることができる。
また、前記突当て壁部12と載置部13とを形成する前記ガイドリブ10と直交する前記補強リブ11は、前記ガイドリブ10の変形を防ぎ、使用者の押付け力が強かったり、ガイド付きチューブ容器を落としたりしても簡単には変形しないようになっている。
【0025】
ガイド部Bを拡大した図4の図(b)に想像線で示すように、ガイド部Bには、ブラシ胴部30の幅と略同一、または若干大きな間隔を有する載置部13を隔てて、突当て壁部12に対向する位置ずれ防止突起15を備えた構成を付加することもできる。
【0026】
このように、位置ずれ防止突起15を設けることにより、ブラシDをガイド部Bの突当て壁部12に押付ける力が弱まっても、ブラシDの位置ずれをよりよく防止することができる。
【0027】
キャップCは、図1および図3に示すように、横断面が略楕円形の外形形状を有し、外周面部20は、頂部21からなだらかに傾斜してチューブ容器本体Aの肩部2をほぼ覆うようにして、肩部2に接している。
キャップCの前記略楕円形の長径方向の周辺部には、キャップCがチューブ容器本体Aに装着された時に、ガイド部Bが収納される空隙部28が確保される。
【0028】
キャップCは、注出口4をシールする注出口シール突条24を備えるとともに、チューブ容器本体Aに装着されたときに、容器口部3に係合するためのキャップ係合筒部25を備えている。
前記空隙部28は、前記係合筒部25と外周面部20との間に形成され、キャップCの前記頂部21は、ガイド部Bの端部14とわずかに隙間をもつように設けられている。
【0029】
注出口4から注出される内容物6は、図4に示すように、注出口4からブラシ部31に塗布され、注出口4はブラシDを押付けるガイド部Bの突当て壁部12とは、注出方向においてほぼ同じ位置にある。
このような位置関係から、キャップCの注出口シール突条24は、頂部21から中央周壁部23を経て、チューブ容器本体A側に凹んだ中央底部22に形成されている。
【0030】
図3は、キャップCの断面側面図を示したもので、前記中央底部22の容器側には、前記注出口シール突条24とともに、チューブ容器本体Aと係合するためのキャップ係合筒部25が垂設されている。
該キャップ係合筒部25は、その先端にキャップ係合突条26が設けられ、該キャップ係合突条26は、キャップCが容器の軸方向に押圧されることにより、前記容器口部3の口部係合突条5を乗り越えて係合するように断面略くさび形状に形成されている。
【0031】
このような第1実施例によれば、チューブ容器のガイド部に用具をあてがって保持するだけで、簡便に注出口と用具との位置関係を適正に保持することができ、前述した本発明の効果を奏する。
また、ガイド部Bが補強リブ11を含む略断面T字状をしているので、比較的小さな空隙部28でも必要な強度を確保することができ、コンパクトな容器とすることができる。
【実施例2】
【0032】
図5〜8は、本発明のガイド付きチューブ容器の第2実施例を示すもので、ガイド部Baをチューブ容器本体Aaとは別体で成形した後、チューブ容器本体Aaに一体に取り付けたものである。
図中、前記第1実施例と同様の構成については同一の名称として符号には添え字aを付して示し、簡単に説明する。
【0033】
図5〜8に示すように、ガイド部Baは、チューブ容器本体Aaと別体に成形されており、ブラシDを位置決めするための載置部13aと、突当て壁部12aと、チューブ容器本体Aaに取り付けるための取付け基部16とからなっている。
本実施例では、前記取付け基部16は、チューブ容器本体Aaの肩部2aと容器口部3aの下部にかけて密着する形状とされ、嵌着により一体に取り付けられるか、溶着または接着によりチューブ容器本体Aaに一体に固定され取り付けられる。
また、螺合によって嵌着することも可能である。
【0034】
嵌着により取り付けられる場合は、嵌合部に締め代を設け、しまり嵌めとして圧入してもよいし、係合部を設けて係合部を押圧嵌入させてもよい。
溶着方法としては、高周波溶着が一般的であるが、方法は限定されない。
また、前記取付け基部16をチューブ容器本体Aaに一旦嵌着してから、さらに溶着、または接着してガイド部Baをより強固に一体結合するようにしてもよい。
【0035】
チューブ容器本体AaおよびキャップCaは、横断面円形の外形形状を有し、チューブ容器本体Aaの外周を形成する胴部1aと、肩部2aおよび容器口部3aとを形成する前記胴部1a以外の部分とを別体で成形してから接合している。
【0036】
これらのチューブ容器本体AaおよびキャップCaは、合成樹脂からなることが好ましいが、第1実施例について前述したとおり、充填される内容物や必要とされる強度、外観などによって、アルミニウム、ラミネートフィルムなど、種々の柔軟な材料から適宜選択されてもよい。
【0037】
ガイド部Baは、注出口4aの中心軸に直交する方向にブラシDが保持される通常の使用状態において、全体としてブラシDの軸方向に一定の幅を有する形状とされる。
【0038】
図7に示すように、キャップCaには、チューブ容器本体Aaと係合するために、中央底部22aからキャップ係合筒部25aが容器側に垂設されている。
該キャップ係合筒部25aは、その先端に容器口部3aの口部係合突条5aと係合するキャップ係合突条26aと、該キャップ係合突条26aを含んで前記キャップ係合筒部25aにすり割りを形成するキャップ係合スリット27とを備えている。
該キャップ係合スリット27は、キャップ係合突条26aが口部係合突条5aを乗り越えて係合するために撓むことを容易にし、キャップCaの取付け、取り外しを容易にすることができる。
【0039】
第2実施例においても、チューブ容器のガイド部に用具をあてがって保持するだけで、簡便に注出口と用具との位置関係を適正に保持することができ、前述した発明の効果を奏する。
【0040】
また、ガイド部Baをブラシの軸方向に一定の幅を有する形状としたので、ブラシDを保持するガイド面を大きくとることができ、より安定的にブラシDの位置を保持することができるという効果を奏する。
容器口部3aと係合するキャップ係合筒部25aは、キャップ係合スリット27を有しているので、口部係合突条5aと係合するキャップ係合突条26aが撓むことを許容して、キャップCaの取付け、取り外しが容易となるという効果をも奏する。
【0041】
上記各実施例では、ブラシに内容物を塗り付ける歯磨きチューブ容器の例を示したが、本発明は、実施例に限定されない。
本発明のガイド付きチューブ容器は、ペースト状物を充填したチューブ容器本体にガイド部を設けるだけの簡単な構造で、ペースト状物を塗り付ける用具を適正な位置で適切な量を注出することができればよいので、歯磨きチューブ容器ばかりでなく、櫛や毛髪ブラシなどに整髪剤を塗り付ける整髪料チューブ容器や、スプーン、フォークなどにペースト状食料を塗り付ける食料用チューブ容器、刷毛などにペースト状塗料を塗り付ける塗料用チューブ容器などであってもよい。
【産業上の利用可能性】
【0042】
本発明のガイド付きチューブ容器は、内容物を充填したチューブ容器本体にガイド部を設けるだけの簡単な構造で、内容物を塗り付ける用具を適正な位置で適切な量を注出することができるので、介助を必要とする人が使用する保持用具をガイドするチューブ容器として、チューブ容器に各種の充填内容物を収納して使用でき、広範な用途に利用することができる。
【符号の説明】
【0043】
A Aa チューブ容器本体
B Ba ガイド部
C Ca キャップ
D ブラシ
1 1a 胴部
2 2a 肩部
3 3a 容器口部
4 4a 注出口
5 5a 口部係合突条
6 内容物
10 ガイドリブ
11 補強リブ
12 12a 突当て壁部
13 13a 載置部
14 端部
15 位置ずれ防止突起
16 取付け基部
20 20a 外周面部
21 21a 頂部
22 22a 中央底部
23 23a 中央周壁部
24 24a 注出口シール突条
25 25a キャップ係合筒部
26 26a キャップ係合突条
27 キャップ係合スリット
28 28a 空隙部
30 ブラシ胴部
31 ブラシ部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
手で保持する用具に内容物を塗り付けるチューブ容器において、
前記内容物が充填されたチューブ容器本体と、前記用具とチューブ容器本体の注出口との位置関係を一定に保持するために注出口近傍の肩部に配置されたガイド部とを備えたことを特徴とするガイド付きチューブ容器。
【請求項2】
ガイド部が、チューブ容器本体と一体に成形されていることを特徴とする請求項1記載のガイド付きチューブ容器。
【請求項3】
ガイド部が、チューブ容器本体とは別体として成形され、前記チューブ容器本体に一体に取り付けられたことを特徴とする請求項1記載のガイド付きチューブ容器。
【請求項4】
ガイド部は、手で保持する用具を下方から支持する載置部と、
前記用具をチューブ容器本体側に押付けることにより、内容物の注出方向における注出口との位置決めを可能とする突当て壁部とを備えていることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のガイド付きチューブ容器。
【請求項5】
ガイド部は、手で保持する用具の幅と略同一または該幅より若干大きな間隔を有する載置部を隔てて、突当て壁部に対向する位置ずれ防止突起を備えた請求項4記載のガイド付きチューブ容器。
【請求項6】
キャップは、チューブ容器本体の注出口をシールする注出口シール突条を備えるとともに、容器口部の口部係合突条と係合するキャップ係合突条を先端に設けた係合筒部と外周面部との間に、ガイド部を収容可能な空隙部を形成することを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載のガイド付きチューブ容器。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2010−260577(P2010−260577A)
【公開日】平成22年11月18日(2010.11.18)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−111162(P2009−111162)
【出願日】平成21年4月30日(2009.4.30)
【出願人】(000006909)株式会社吉野工業所 (2,913)
【Fターム(参考)】