説明

ガス充填包装機

【課題】袋サイズの変更に伴う充填漏斗の交換作業を簡便にして製造コストの低減化を図るガス充填包装機を提供すること。
【解決手段】各グリップ対(g)に夫々対応するガス充填ノズル21が上下方向に移動自在に設けられた回転体を複数の工程毎に間欠移動させ、充填工程にて充填漏斗50を包装袋内に挿入して被包装物の充填を行うと共にガス充填ノズルから噴出する不活性ガスにより袋内の空気との置換を施すようにした包装機において、充填漏斗は、包装袋の袋口へ挿入可能な前進位置と待機・退避位置との間を移動自在及び前進位置にて上下方向に移動自在に設けられた下部漏斗51と、下部漏斗の上口に挿入可能に設けられた上部漏斗61とからなり、被包装物が充填される直前に、下部漏斗の下口を包装袋(a)の袋口(b)に挿入し、かつ、上部漏斗61を下部漏斗51に挿入するように設け、被包装物の充填後に下部漏斗51を元の待機・退避位置に復帰させる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、被包装物を包装袋に充填すると共に被包装物の品質を保持するために当該袋内に不活性ガスを充填して袋口のヒートシールを施すガス充填包装機に関する。
【背景技術】
【0002】
従来のロータリー式のガス充填包装機として、本件出願人に係るものが特許文献1に記載されている。そのガス充填包装機は、多数のグリップ対を放射方向に設けた回転体を間欠駆動手段により複数の工程毎に間欠停止して移動させ、その回転体には各グリップ対に夫々対応するように配置した充填漏斗を上下方向に移動自在に設けると共にそれら充填漏斗に専用のガス充填ノズルを夫々設け、充填工程の前工程にて充填漏斗の落下口とガス充填ノズルを包装袋内に挿入し、充填工程にて所定量の被包装物を包装袋に投入・充填すると共に、ガス充填ノズルから不活性ガスを噴出させて不活性ガスと当該袋内の空気との置換作用を生じさせ、後工程にてガス充填ノズルを脱出させてから袋口のシールを施して製品とされた包装袋を機外に放出する構成とされている。
【0003】
特許文献1の包装機の実施例では、各グリップ対に対応する10個の充填漏斗(ガス充填ノズル付き)を備えている。ところで、この包装機は袋幅や長さの異なる各種サイズの包装袋を対象としていることから、袋サイズを変更する場合には10個の充填漏斗を全て交換しなければならない。このため、作業員にとって交換作業の負担が大きく、多くの作業時間を要している。
【0004】
また、ガス充填ノズルが充填漏斗に一体状に取り付けられていることから、包装袋に対する該ノズルの深さ調整をすることができないという不都合を伴っていた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2004−67224号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明の目的は、1個の充填漏斗によって全ての包装袋に対応して充填動作を施すように構成し、袋サイズの変更に伴う充填漏斗の交換作業を簡便にして製造コストの低減化を図るガス充填包装機を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記目的を達成するために請求項1に記載した発明は、多数のグリップ対を放射方向に設けると共に各グリップ対に夫々対応するように配置されたガス充填ノズルが上下方向に移動自在に設けられた回転体を間欠駆動手段により複数の工程毎に間欠停止して移動させ、充填工程の前工程にて該ガス充填ノズルを包装袋内に挿入し、充填工程にて充填手段の充填漏斗を包装袋内に挿入して所定量の被包装物の投入・充填を行うと共に前記ガス充填ノズルから噴出して拡散する不活性ガスと当該袋内の空気との置換作用を生じさせ、充填工程の後工程にて前記袋口のシールを施してから包装袋を機外に放出するようにした包装機において、
前記充填漏斗は、充填工程に移送される包装袋の袋口へ挿入可能な前進位置とその前進位置から離隔した待機・退避位置との間を移動自在及び前進位置にて上下方向に移動自在に設けられた下部漏斗と、その下部漏斗の上口に挿入可能に設けられた上部漏斗とからなり、
被包装物が充填される直前に、下部漏斗の下口を包装袋の袋口に挿入し、かつ、上部漏斗を下部漏斗に挿入して一体化するように設け、
被包装物の充填後で前記回転体が回転移動する際に、下部漏斗を元の待機・退避位置に復帰させることによって当該下部漏斗が包装袋に挿入された状態のガス充填ノズルに干渉しないようにしたことを特徴とする。
【0008】
同様の目的を達成するために請求項2に記載した発明は、請求項1に記載のガス充填包装機において、前記下部漏斗が、包装機の機台に立設されたスタンドに回転及び昇降可能に支持される可動軸に取り付けられ、その可動軸を駆動手段により旋回作動させることにより待機・退避位置と前進位置の間を移動自在に設けられていることを特徴とするものである。
【0009】
充填漏斗は下部漏斗と下部漏斗の上口に挿入可能に設けられた上部漏斗とからなり、その下部漏斗は可動軸の旋回作動により待機・退避位置と前進位置の間を移動自在とされ、前進位置において上下方向に移動自在とされている。しかして、ガス充填ノズルが回転体と一緒に工程間を間欠移動しても、上部漏斗はガス充填ノズルよりも上方にあり下部漏斗は待機・退避位置にあるため、ガス充填ノズルが下部漏斗と干渉する状態を回避させることができる。
【発明の効果】
【0010】
(請求項1の発明)
このガス充填包装機によれば、1個の充填漏斗により全ての包装袋に対応して充填動作を施す構成を採用しており、袋サイズの変更の際に、例えば10工程を有する従来のガス充填包装機では10個の漏斗を交換しなければならないところ、1個の充填漏斗を交換するだけで済むことから、漏斗の交換作業が簡便になり製造コストの低減化を図ることができる。加えて、作業員にとっては、漏斗の交換作業の負担が著しく軽減される。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】本発明に係るガス充填包装機の平面図
【図2】同、側面図
【図3】回転体とガス充填ノズル及びその周辺構成を示す一部切断側面図
【図4】充填漏斗の旋回動作と昇降動作を説明する模式図
【図5】充填漏斗とガス充填ノズルとの位置関係を示す説明図であって、(a)待機・退避位置にある充填漏斗、(b)前進位置における被包装物充填時
【図6】充填漏斗の包装袋への挿入状態
【図7】ガス充填ノズルと包装袋との相対位置関係を全工程にわたって表したガイドレールの展開図
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下に、本発明の最良の形態例を図面に基づいて説明する。
【0013】
本発明に係るガス充填包装機Pを図1、図2に示す。このロータリー式の包装機Pは、図1に示すように、計量装置(図示せず)、不活性ガス供給装置(図示せず)などを備え、給袋工程(イ)、チャック付袋のチャック開き・印字工程(ロ)、袋膨らまし工程(ハ)、包装袋の開口・ガス充填ノズル挿入工程(ニ)、被包装物の充填工程(ホ)、振動付与工程(ホ)〜(ト)、空袋排出工程(チ)、袋口シール及びガス充填ノズル抜去工程(リ)、シール部の冷却及び製品排出工程(ヌ)の10工程からなる。なお、包装袋内への窒素ガス等の不活性ガス充填については、上記ガス充填ノズル挿入工程(ニ)から袋口シール及びガス充填ノズル抜去工程(リ)の間にて行われる。
【0014】
この包装機Pの機台1上には、縦向きの間欠回転軸2を回転自由に支持したスタンド3を設け、その間欠回転軸2に取り付けた円盤状の回転体4には、袋口(b)が開放された包装袋(a)を掴着又は釈放するための(工程数と同数の)10個のグリップ対(g)が等角度間隔で放射方向に突出するように設けられている。上記給袋工程(イ)に配置された給袋装置10は、ストッカー11の上に袋口を前にして斜めに重ねられる包装袋(a)を、図示しない吸盤を供えた吸着手段によって先頭から一枚ずつメクリ分離されて袋口(b)を上にして吊り下げた状態でグリップ対(g)に供給する公知の構造のものと同様の構造とされている。
【0015】
図3、図4に示すように、上記回転体4の外周縁4aには、各グリップ対(g)の中央位置に夫々対応するように左右一対のガイドバー15,15を平行に立設している。それらのガイドバー15の上端部は、リングプレート16に取り付けられている。17は左右両側部に沿うように凹溝18,18が形成されたスライドプレートであり、このスライドプレート17は、ガイドバー15,15に凹溝18,18を内方から装着して上下方向に摺動可能に設けられている。各スライドプレート17の正面には、ガス充填ノズル21を備えたブラケット19が夫々取り付けられている。また、スライドプレート17の背面中央部には、カムローラ20が縦方向に回転自由に設けられている。
【0016】
上記ガス充填ノズル21については、工程数と同数の10個を設ける。それらのガス充填ノズル21は、その吹き出し口21bを袋サイズに合わせて後述する充填漏斗50の落下口よりも下方に所定寸法だけ突出するように設定される。
【0017】
前記間欠回転軸2の上端には、軸受6によってボス7を回転自由に設けている。ボス7には、回転体4の直上で、かつ、間欠回転軸2と同心状にドラム25が固定されている。そのドラム25の外側面には、図7に示すように、固定ガイドレール26,27と、可動ガイドレール28、固定ガイドレール29とを上端縁のカム面26a,27a,28a,29aが連続するように配設している。それらカム面26a,27a,28a,29aには前記スライドプレート17のカムローラ20が転動可能に設けられている。しかして、回転体4の間欠回転移動により各スライドプレート17のカムローラ20がカム面26a,27a,28a,29aを転動することにより、ガス充填ノズル21が上下方向に夫々移動するように構成される。
【0018】
図5(a)に示すように、可動ガイドレール28は、ノズル高さ調節機構30のモータ装置31によりネジ軸32を回転制御させることによりその高さを調整可能に設けられている。これにより、包装袋に対するガス充填ノズル21の深さ調整を行うことができる。
【0019】
上記ドラム25の内方で包装袋の開口・ガス充填ノズル挿入工程(ニ)の位置には、角形のガイドバー35を立設してスライダ36を摺動可能に装着し、スライダ36をカムとレバーによる機構等からなる公知の昇降手段(図示せず)によって昇降自在に設ける。スライダ36の前面には、前記スライドプレート17のカムローラ20を受けるための支持片37を設けている。
【0020】
なお、上述した多数のガス充填ノズルを固定ドラムに周設されたガイドレールによって昇降させる機構及び当該ノズルを特定工程で昇降させるスライダ機構については、本件出願人に係る特開2004−67224号公報により開示された技術事項に準じた構成とされている。
【0021】
40は前記ドラム25上に配置されたロータリーバルブである。このロータリーバルブ40は、ドラム25側に固定される中心部の弁軸40aと、その弁軸40aに回転自由に外装されたリング形状の弁体41とから構成されている。その弁体41には、工程数と同数、即ち10個の図示しないガス供給孔が弁軸40aのガス通路と連通するように設けられている。また、この弁体41はステー45により前記リングプレート16に連結されており、前記回転体4と一緒に回転作動するように設けられている。
【0022】
上記ガス供給孔とガス充填ノズル21とは、フレキシブルチューブ42によって夫々連結されている。また、ロータリーバルブ40の弁軸40aには、不活性ガス供給装置(図示せず)から所定圧力(0.1〜0.3MPa)に調整された窒素ガス、炭酸ガス等の不活性ガスがホース43を介して供給されるように設けられている。
【0023】
なお、不活性ガス供給システムについては、本件出願人の所有する特許第2619795号の特許公報により開示された技術事項に準じた構成とされている。
【0024】
図4、図5に示すように、充填漏斗50は、被包装物の充填工程(ホ)に移送される包装袋の袋口へ挿入可能な前進位置(f)とその前進位置(f)から離隔した待機・退避位置(r)との間を移動自在及び前進位置にて上下方向に移動自在に設けられた下部漏斗51と、その下部漏斗51の上口51aに挿入可能に設けられた上部漏斗61とからなる。
【0025】
詳しくは、下部漏斗51は、ガス充填包装機Pの機台1に立設されたスタンド52に回転及び昇降可能に支持される可動軸53の上端部に取り付けられている。可動軸53の下端部に固定されたレバー54には、包装機Pの様々な機構を回転制御する主軸(図示せず)に取り付けられる円形カム(図示せず)に連係作動するロッド55の一端が連結されている。
しかして、下部漏斗51は円形カムの回転により可動軸53を旋回作動させることにより、待機・退避位置(r)と前進位置(f)の間を移動自在に設けられる。
【0026】
また、可動軸53の下端部には、上記主軸に取り付けられる他の円形カム(図示せず)に連係作動するロッド56の一端が連結されている。そして、下部漏斗51は、前進位置(f)において、その円形カムの回転により可動軸53を昇降作動させることにより、上下方向に移動自在に設けられている。
【0027】
上部漏斗61は、機台1に立設されたスタンド62に昇降可能に支持される可動軸63の上端部に取り付けられている。可動軸63の下端部に固定されたレバー64には、前記主軸に取り付けられる円形カム(図示せず)に連係作動するロッド67の一端が連結されている。68はレバー64に形成された凹溝65に遊嵌させて当該レバー64の回り止めを施したストッパーである。
しかして、上部漏斗61は、被包装物の充填工程(ホ)に移送される包装袋の上方において、前記円形カムの回転により可動軸63を昇降作動させることにより上下方向に移動自在に設けられ、かつ、下降時に下部漏斗51の上口51aに挿入可能に設けられる。
【0028】
以上に述べた構成により、充填漏斗50は、図6に示すように、被包装物の充填工程(ホ)に移送される包装袋(a)に対して被包装物が充填される直前に、下部漏斗51の下口51bを当該包装袋(a)の袋口(b)に挿入され、かつ、上部漏斗61を下部漏斗の上口51aに挿入されて一体化される。
【0029】
他方、被包装物の充填後で前記回転体4が回転移動する際には、上部漏斗61を上昇させると共に、下部漏斗51を元の待機・退避位置(r)に復帰させることによって下部漏斗51が包装袋に挿入された状態のガス充填ノズル21に干渉しないようにされる。
【0030】
70は包装袋の開口・ガス充填ノズル挿入工程(ニ)において包装袋(a)の袋口(b)に挿入されて当該袋口(b)の開放状態を保持するための公知の一対の介助片である。この介助片70は、下部漏斗51が袋口(b)に挿入された直後に当該袋口(b)から抜去されるように設けられている。
以上により、本発明に係るガス充填包装機Pが構成される。
【0031】
つぎに、本発明に係るガス充填包装機Pの作用について、被包装物の充填工程(ホ)を中心にして説明する。
(1)給袋工程(イ)において、包装袋aが袋口(b)を上にしてグリップ対(g)に供給される。チャック付袋のチャック開き・印字工程(ロ)において、公知の印字装置80により賞味期限等の印字がなされる。
(2)包装袋の開口・ガス充填ノズル挿入工程(ニ)において、包装袋(a)は、公知の開口装置により前後面を吸盤により吸着されて袋口(b)を開放され、その袋口(b)に開放状態を保持するための介助片70が挿入される。
(3)また、スライドプレート17のカムローラ20が固定ガイドレール26から上昇位置で待機したスライダ36の支持片37に乗り移り、スライダ36が下降してカムローラ20は固定ガイドレール27のカム面27aに乗る。そして、ガス充填ノズル21の吹出し口21bが包装袋(a)内に挿入され、ガス充填ノズル21から不活性ガスの噴出が開始される(図7)。
(4)ついで、回転体4の間欠回転移動により、スライドプレート17のカムローラ20は、固定ガイドレール27から可動ガイドレール28に乗り移り(図7)、包装袋(a)は、被包装物の充填工程(ホ)に間欠移送される。
(5)被包装物の充填工程(ホ)において、充填漏斗50は、図5(b)に示すように、被包装物が包装袋(a)に充填される直前に、待機・退避位置(r)から前進位置(f)に移動した下部漏斗51の下口51bが当該包装袋(a)の袋口(b)に挿入され、かつ、上部漏斗61が下降して下部漏斗の上口51aに挿入される。
(6)ついで、図示しない計量装置により所定量の被包装物が充填漏斗50に放出されて包装袋(a)に充填される。
(7)被包装物が充填された後に回転体4が回転移動する際に、上部漏斗61を上昇させると共に下部漏斗51を前進位置(f)から元の待機・退避位置(r)に復帰させるので、下部漏斗51は包装袋に挿入された状態のガス充填ノズル21に干渉しない。
(8)振動付与工程(ホ)〜(ト)において、グリップ対(g)の間隔が拡げられて袋口(b)を直線状に緊張させて包装袋(a)内に外の空気が侵入するのが防止される。また、回転体4の間欠回転移動によりスライドプレート17が少しずつ上昇するが、ガス充填ノズル21の吹出し口21aは包装袋a内に残された状態とされている(図7)。
(9)袋口シール及びガス充填ノズル抜去工程(リ)において、ガス充填ノズル21が抜去され、シール装置85によって袋口(b)のヒートシールが施される(図1)。
(10)ついで、シール部の冷却及び製品排出工程(ヌ)において、前工程で施されたヒートシール部分の冷却がシール冷却装置90により施された後、グリップ対(g)の釈放動作により包装袋(a)は機外に放出される。
【符号の説明】
【0032】
P・・・本発明に係るガス充填包装機
g・・・グリップ対
a・・・包装袋
b・・袋口
4・・・回転体
21・・・ガス充填ノズル
50・・・充填漏斗
f・・・前進位置
r・・・待機・退避位置
51・・・下部漏斗
上口・・・51a
下口・・・51b
52・・・スタンド
53・・・可動軸
61・・・上部漏斗

【特許請求の範囲】
【請求項1】
多数のグリップ対を放射方向に設けると共に各グリップ対に夫々対応するように配置されたガス充填ノズルが上下方向に移動自在に設けられた回転体を間欠駆動手段により複数の工程毎に間欠停止して移動させ、充填工程の前工程にて該ガス充填ノズルを包装袋内に挿入し、充填工程にて充填手段の充填漏斗を包装袋内に挿入して所定量の被包装物の投入・充填を行うと共に前記ガス充填ノズルから噴出して拡散する不活性ガスと当該袋内の空気との置換作用を生じさせ、充填工程の後工程にて前記袋口のシールを施してから包装袋を機外に放出するようにした包装機において、
前記充填漏斗は、充填工程に移送される包装袋の袋口へ挿入可能な前進位置とその前進位置から離隔した待機・退避位置との間を移動自在及び前進位置にて上下方向に移動自在に設けられた下部漏斗と、その下部漏斗の上口に挿入可能に設けられた上部漏斗とからなり、
被包装物が充填される直前に、下部漏斗の下口を包装袋の袋口に挿入し、かつ、上部漏斗を下部漏斗に挿入して一体化するように設け、
被包装物の充填後で前記回転体が回転移動する際に、下部漏斗を元の待機・退避位置に復帰させることによって当該下部漏斗が包装袋に挿入された状態のガス充填ノズルに干渉しないようにしたことを特徴とするガス充填包装機。
【請求項2】
前記下部漏斗が、包装機の機台に立設されたスタンドに回転及び昇降可能に支持される可動軸に取り付けられ、その可動軸を駆動手段により旋回作動させることにより待機・退避位置と前進位置の間を移動自在に設けられていることを特徴とする請求項1に記載のガス充填包装機。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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