説明

ガス発生装置を製造するための方法と装置、及び当該方法によって製造されるガス発生装置

本発明は、自動車用エアバッグ装置に搭載するためのガス発生装置を製造する方法に関し、ガス発生装置(G)のハウジング(13)にガスを充填するためのハウジング(13)の開口上面である開口部(O)を有するハウジング(13)を圧力室(D)内に設けるステップと、開口部(O)を気密状に閉鎖するために、閉鎖部(11)を圧力室(D)内に設けるステップと、ガスが開口部(O)からハウジング(13)内へ流入するように、ガスを圧力室(D)内へ導入するステップと、閉鎖部(11)が開口部(O)を閉鎖状に覆うように開口部(O)を気密状に閉鎖するために閉鎖部(11)をハウジング(13)に接続するステップとを有する。本発明は、自動車用エアバッグ装置のガス発生装置を製造するための装置、及び、当該方法によって製造されるガス発生装置にも関する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、自動車用エアバッグ装置のためのガス発生装置を製造する方法、及び、請求項17の前文に記載された、ガス発生装置を製造するための装置に関する。また、本発明は、請求項34の前文に記載された、当該方法によって製造されるガス発生装置に関する。
【背景技術】
【0002】
自動車用エアバッグを膨張させるためのガスが、ガス発生装置のハウジング内に貯蔵されて、ガス発生装置の点火時に放出されるように構成されたガス発生装置を製造する方法の場合、開口部を介してガスを充填することが可能な容器を構成するガス発生装置のハウジングの少なくとも一部は、最初に圧力室に配置される。圧力室において開口部を気密状に閉鎖するための閉鎖部である鋼球も設けられる。ガスが開口部からハウジング内へ流入するように圧力室内へガスを送り込んだ後、ハウジングの開口部は気密状に閉鎖されるとともに、鋼球が開口部へ押し込まれる。このような方法は、DE2457501により公知となっている。
【0003】
製造対象であるガス発生装置は、放出されるガスの少なくとも一部が、ガス発生装置内に気体の状態で貯蔵されるガス発生装置である。特に、この種のガス発生装置は、放出可能なガスの全量が適切な容器に気体の状態で貯蔵される、いわゆる低温ガス発生装置であってもよいし、あるいは、ガスが、気体の状態と燃料の状態の双方で貯蔵され、燃焼時にのみエアバッグを膨張させるためのガスを放出するいわゆるハイブリッドガス発生装置であってもよい。
【0004】
冒頭に記載の方法の欠点は、ガス発生装置のハウジングに開口部を設けなければならないことである。当該開口部は(開口部に押し込まれる鋼球と同様に)、開口部の気密状の封止を確実にするために、許容誤差が小さくなくてはならない。この工程は複雑であり、ひいてはコストが嵩むことになる。
【特許文献1】DE2457501
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
したがって、本発明の課題は、開口部の封止が簡単かつ低コストに実現可能なように、ガス発生装置の製造方法と当該方法を実施するための装置とを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この課題は、請求項1に記載の特徴を有する方法、請求項17に記載の特徴を有する、当該方法を実施するための装置、及び、請求項34に記載の特徴を有する、当該方法によって製造されるガス発生装置によって解決される。
【0007】
本発明に係る方法は、
圧力室に配置された開口部であるハウジングの開口カバー面を介してガスを充填可能であり、また、当該ハウジングの開口部である開口カバー面は、これに該当するハウジング面がハウジングに設けられていないことによって形成される開口部を意味するものと解されるガス発生装置のハウジングの少なくとも一部を圧力室が取り囲むように、ガス発生装置のハウジングを圧力室内に設けるステップと、開口部を気密状(ガス密状とも称呼)に閉鎖するために、ハウジングのハウジングベースによって構成された閉鎖部を圧力室内に設けるステップと、ガスの少なくとも一部が開口部からハウジング内へ流入するように、ガスを圧力室内へ導入するステップと、閉鎖部が開口部を閉鎖状に覆うように圧力室内部で閉鎖部によってハウジングを気密状に閉鎖するステップと、を有する。
【0008】
ハウジングにガスを充填するためのハウジングの開口部は、開口部を覆う閉鎖部によって閉鎖されるため、閉鎖体としての鋼球にちょうど適合するハウジング開口部を設ける工程が省略できて有利である。閉鎖部が開口部を覆うということは、この場合(また、以下においても)、閉鎖部が開口部の外側に開口部から突き出ていることを意味している。すなわち、開口部を覆うために、閉鎖部は、開口部面に対して平行な断面において、開口部の断面積よりも大きな断面積を有している。この場合、閉鎖部は、必ずしも、開口部に沿った縁部領域上に平面状に載置される必要はない。
【0009】
閉鎖部は、ハウジングのベースによって形成されることが好ましく、ハウジングは、一方の端部が開口した中空円筒形であることが好ましい。この場合、閉鎖部は、円筒形ハウジングの開口端面である開口部を覆うように形成されたシリンダベース状であることが好ましい。
【0010】
したがって、本発明に係る方法は、ハウジングにガスを充填する前に行う一連の全工程、すなわち、ハウジングと閉鎖部との間を溶接接続する工程と、次に、鋼球によって閉鎖される開口部をハウジングに形成する工程とを省くことが可能となり有利である。
【0011】
一般的に、ハウジングの開口部としての開口カバー面は、これに該当するハウジング面がハウジングに設けられていないことによって形成される開口部を意味するものと解される。このようなハウジング面は、例えば、ハウジングのベースであってもよい。
【0012】
本発明に係る方法においては、開口部(開口カバー面)を気密状に閉鎖するための閉鎖部は、抵抗溶接によってハウジングに接続されている。したがって、両ハウジング部(ハウジングと閉鎖部)は、ともに導電性であるように形成されている。
【0013】
圧力室内へ導入されたガスをハウジング内へ流入可能とするための間隙、特に環状間隙がハウジングと閉鎖部との間に形成されるように、ガスをハウジング内に導入する前に、閉鎖部を開口部(ハウジングの開口カバー面)に対して位置決めすることが好ましい。間隙の大きさは、閉鎖部の位置に応じて調節可能に構成され、間隙が適度に大きいと、充填時間が短くて有利である。
【0014】
圧力室へのガスの導入時にハウジング内のガスが所定の充填量に達すると、閉鎖部が、(開口部の外側で)開口部に沿ったハウジング縁部に第1方向に押しつけられる。
【0015】
閉鎖部は、第1電極によってハウジングの縁部に第1方向に押しつけられ、閉鎖部とハウジングとが電気的に接続(電導接続ないし導電接続とも称呼)されることが好ましい。このために、2つのハウジング部(ハウジングと閉鎖部)は、導電性であるように構成されている。
【0016】
本発明の変更例では、ハウジングは、ハウジングにガスを充填するための環状間隙を形成する前に、圧力室の中央に位置決めされるように構成されている。このために、第1電極は、第1方向に閉鎖部とともに下方へ移動し、閉鎖部をハウジングの開口部内へ押し込む。これによって、ハウジングは、閉鎖部に対して位置合わせされる、すなわち、中央に位置決めされる。
【0017】
あるいは、閉鎖部は、第1方向と交差する方向の平面において開口部の中央に位置決めされる。この場合、ハウジングは、圧力室に対して固定され、閉鎖部は、ハウジングの縁部に押しつけられて、第1方向と交差する方向において開口部に位置合わせされる。このために、閉鎖部は、ハウジング(又は開口部)に面する縁部が面取りされていることが好ましい。
【0018】
2つのハウジング部が抵抗溶接によって互いに接続可能となるようにするために、ガスを圧力室内へ導入する前に、ハウジングは、抵抗溶接するための第2電極に圧力室内で接続される。この場合、第2電極は、ハウジングの支持要素を構成している。すなわち、第1電極によって第1方向に閉鎖部に対して圧力を加えることによって、閉鎖部は、ハウジングに押しつけられ、その結果、ハウジングは第2電極に押しつけられる。
【0019】
他の構成としては、ハウジングは、圧力室に移動可能に取り付けられた第2電極によって第1方向と交差する方向に圧力室内に固定される。この場合、ハウジングは、上述のように、最初に圧力室内の中央に位置決めされ、次に、第2電極によって締着され、少なくとも第1方向と交差する方向に固定される。この場合、第2電極は、第1電極と交差する方向にハウジングを押しつけるように構成してもよいし、あるいは、断面においてハウジング外周に密着して延在するように構成してもよい。その後、閉鎖部は、第1電極によってハウジングから引き上げられ、ハウジングにガスを充填可能とする環状間隙が形成される。
【0020】
充填後、閉鎖部は、電極によってハウジングの開口部縁部に押しつけられ、抵抗溶接によってハウジングに接続される。
【0021】
抵抗溶接によって2つのハウジング部を接続するために、ハウジングと閉鎖部との間に(縁部を介して流れる)十分な電流が発生するように、2つの電極間に電圧が印加される。この電流によって、2つのハウジング部間が、気密状に抵抗溶融接続される。
【0022】
ガスは、600バール以上の圧力で圧力室内へ導入されることが好ましい。
【0023】
また、本発明の課題は、請求項17に記載の特徴を有する、ガス発生装置を製造するための装置によって解決される。このような装置は、ガスを充填可能な圧力室を有し、当該圧力室が、開口部を介してガスを充填可能なガス発生装置のハウジングを気密状に取り囲むように設けられ、圧力室内へ導入されたガスが開口部からハウジング内に流入可能であるように構成されている。さらに、このような装置には、第1位置から第2位置へ第1方向に移動可能な要素が設けられ、当該要素は、開口部を閉鎖するために、第2位置において、圧力室内に配置されたガス発生装置の閉鎖部をガスが充填されたハウジングに第1方向に押しつけるために設けられている。また、この可動要素は、本発明によると、第2位置において、ハウジングのベースによって構成された閉鎖部が、ハウジングベースが設けられていないことによって形成された開口部をハウジングの外側で覆うように、閉鎖部をハウジングに押しつけるために設けられている。
【0024】
したがって、ハウジングの開口部は、ハウジングの開口カバー面であり、閉鎖部がカバー面を形成する。
【0025】
第1方向に面する開口部を覆うために、閉鎖部は、第1方向と交差する方向の断面において、第1方向と交差する方向の断面における開口部の最大断面積より大きな断面積を有する。
【0026】
可動要素は、2つのハウジング部間を電気的に接続するために、第2位置において、(開口部の外側で)開口部に沿った縁部に閉鎖部を押しつけるために設けられていることが好ましく、ハウジング部(ハウジングと閉鎖部)は導電性とされる。この場合、可動要素は、第2位置において閉鎖部に電気的に接続される第1電極として構成されていることが好ましい。
【0027】
2つのハウジング部を抵抗溶接によって接続するために、圧力室内に少なくとも一部が配置され、ガス発生装置のハウジングに電気的に接続されるように構成された第2電極が設けられている。
【0028】
本発明の変更例においては、第2電極は、ガス発生装置のハウジングの端部を収容するように形成された凹部の設けられた本体を有する。この場合、この収容部は、ハウジングの端部が、収容部に配置された状態で、本体に支持されるような寸法に形成されている。また、本体は、ガス発生装置のハウジングが、本体の収容部に配置されると、本体にしっかりと移動不能に把持されるように、断面においてハウジング端部外周に延在している。
【0029】
第2電極の本体へ電気接続させるために、圧力室には、特に銅製の導電性ベースが設けられ、本体は、このベースから間隔を空けて圧力室内に配置されている。
【0030】
別の特に好適な実施の形態においては、第2電極は、圧力室の壁部に長軸方向に移動可能に取り付けられている。
【0031】
この場合、第2電極は、壁部に対して絶縁、封止された圧力室の開口部に、第1位置と第2位置との間を第1方向と交差する方向に前後に移動可能に取り付けられた少なくとも第1摺動要素を有することが好ましい。第1摺動要素は、細幅当接端部を有し、当該当接端部は、第1位置においては、開口部外周に延在するハウジングの側面から第1方向と交差する方向に離間し、また、第2位置においては、この側面に第1方向と交差する方向に押しつけられて、当接端部と側面とが電気的に接続されるように構成されていることが好ましい。このような構成の利点は、側面がハウジング開口部の縁部に近接しているため、両電極は、閉鎖部とハウジングとを接続する接続領域において直接作用可能となるということにある。
【0032】
第2電極は、圧力室の第2開口部に第1方向と交差する方向に第1位置と第2位置との間を前後に移動可能に取り付けられた別の第2摺動要素を有することが好ましい。2つの摺動要素は、互いに対向して配置されることが好ましく、それぞれ第1位置から第2位置へ移動する際に互いに近接する方向に移動する。したがって、ハウジングは、圧力室内部で2つの摺動要素の(対向する)当接端部間に締着可能とされる。当接端部は、摺動要素のそれぞれの第2位置においてハウジングの側面に対して密着して当接するように構成されていることが好ましい。
【0033】
したがって、2つの摺動要素は、第2位置にある場合には、抵抗溶接時のハウジングの拡張を防止するハウジング用の機械的支持装置を形成する。
【0034】
圧力室は、特に鋼鉄製の壁部をベースから離間して有することが好ましく、当該壁部は、電気絶縁体を介してベースに接続され、電流が圧力室の壁部を介して流れないように構成されている。
【0035】
圧力室は、特にペルティナックス社の電気絶縁カバーを有することが好ましく、当該カバーは、第1方向において圧力室のベースと対向して配置され、圧力室の壁部に気密状に接続される。
【0036】
圧力室のカバーは、可動要素を圧力室内に通すための貫通孔を有することが好ましい。
【0037】
この貫通孔を封止するために、特にポリテトラフルオロエチレン(PTFE)製の環状封止材が設けられる。当該封止リングは、開口部の可動要素に面する内面に周方向に形成された溝部に配置されることが好ましく、環状封止材が、断面において、可動要素の外周まわりに延在して、可動要素に封止状に当接する構成である。第2電極である2つの摺動要素が設けられている場合、このような封止材は、2つの摺動要素を圧力室の壁部に取り付けるための2つの開口部を封止するためにも用いられることが好ましい。
【0038】
本発明の課題は、さらに、請求項34に記載の特徴を有するガス発生装置によって解決される。このようなガス発生装置は、ガス発生装置の製造時にガス充填用開口部として設けられた開口部を有するハウジングと、ガス発生装置のハウジングとともに、エアバッグを膨張させるために用いられるガスを貯蔵する気密状のアキュムレータを構成する、開口部を閉鎖するための閉鎖部とを有する。
【0039】
本発明によれば、開口部は、ハウジングの開口カバー面によって構成され、ハウジングの開口部である開口カバー面は、これに該当するハウジング面がハウジングに設けられていないことによって形成される開口部を意味するものと解され、ハウジングベース(カバー面)として構成された閉鎖部は、ハウジング外側で開口部を覆うように構成されている。
【0040】
本発明に係るガス発生装置は、簡単で低コストに構成され、ガス発生装置のハウジングへガスを簡単に充填でき、その後、充填するために用いたハウジング開口部を簡単に閉鎖できる。
【0041】
ハウジングの開口部は、第1方向に面していることが好ましく、第1方向と交差する方向の断面における閉鎖部の断面積は、第1方向と交差する方向の断面における開口部の最大断面積よりも大きくなるように構成されている。2つのハウジング部(ハウジングと閉鎖部)を接続する場合、閉鎖部は、開口部に沿ったハウジング縁部に簡単に押しつけることができて有利である。
【0042】
ハウジングと閉鎖部は、好ましくは抵抗溶接によって形成される溶接接続によって互いに接続されることが好ましい。抵抗溶接の工程は、2つのハウジング部の互いの相対的な配置(閉鎖部がハウジングの開口部を覆う)によって補助されて有利である。
【0043】
本発明の変更例においては、閉鎖部は、ハウジングに面する縁部に、ハウジングに対する当接面を形成する面取部を有している。これによって、2つのハウジング部を接続する際に閉鎖部がハウジングに押しつけられると、閉鎖部は、ハウジング開口部に対して中央に位置決めされる。
【0044】
本発明の基本的な特徴は、ハウジングの開口部が、いずれの場合もハウジングの開口カバー面として設けられていることである。この場合、閉鎖部は、ハウジングのカバー面を形成する。閉鎖部は、ガス発生装置のハウジングのハウジングベースによって構成されることが特に好ましく、ハウジングベースは、ハウジングの開口部である開口カバー面を被覆する構成である。ハウジングは、円筒形であることが好ましく、ハウジングベースは、シリンダ軸と交差する方向に開口部(円筒形ハウジングの開口端面)から突き出ている。
【0045】
本発明の更なる詳細及び利点は、図面を参照して、実施形態に関する以下の記述により明らかにされる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0046】
図1は、ガス発生装置Gを製造するための装置1を示す略側面図であり、装置1は、ガスを充填されるガス発生装置Gが配置される圧力室Dの内部Iを取り囲む圧力室Dを備えている。
【0047】
圧力室Dは、銅製の平板状ベース1を有する。圧力室Dの壁部3は、内部Iに面するベース1の内面1aから第1方向Rに間隔を空けて設けられ、電気絶縁体2を介してベース1に連結されているため、ベース1と壁部3との間に電流は流れない構成である。
【0048】
ガスを圧力室Dの内部Iに送り込むために、壁部3には、バルブ6によって気密状に閉鎖可能なガス注入口5が設けられている。ガス管路をガス注入口5またはバルブ6に接続するために、バルブ6とガス注入口5は、ガス管路に適切に対応するように壁部3に設けられた突部4に形成される。
【0049】
圧力室Dのカバー7は、第1方向Rにおいてベース1と対向して配置され、カバー7に面する壁部3の端面に適宜の態様で固定される。
【0050】
内部Iに配置されるガス発生装置Gは、ガスを充填可能な容器Aを構成するハウジング13を備えている。このため、ハウジング13は、第1方向Rに面して開口した中空シリンダのカバー面である開口部Oを有する半開中空シリンダ状であり、開口部Oは、第1方向Rにおいて圧力室Dのカバー7に面している。
【0051】
第1方向Rにおいて開口部O(ハウジング13の開口端面)に対向するガス発生装置Gのハウジング13の端部14は、銅製の本体16の凹部16a内へ第1方向Rに挿入され、本体16の凹部を完全にふさぐ。この場合、本体16の凹部16aは、ガス発生装置Gのハウジング13が、本体16の凹部16aに挿入された状態で本体16の凹部16aに支持されるような寸法に形成されている。本体16は、圧力室Dの内部Iにハウジング13を固定する働きと、ベース1とハウジング13とを電気的に接続させる働きとを有する。このために、本体16は、銅製とされ、ベース1の内面1aを介してベース1に対して電気的に接続されている。したがって、ベース1と本体16は、電気絶縁体2によって壁部3(鋼製)に対して電気的に絶縁されている第二電極と称呼される電極を形成する。(電気)伝導性ハウジング13は、第二電極の本体16に支持されているため、第二電極とハウジング13との間は電気的に接続されている。
【0052】
ハウジング13にガスを充填した後にハウジング13の開口部Oを閉鎖するために、開口部Oを閉鎖状態に被覆するように構成された円筒形端片(ハウジングベース)である閉鎖部11が設けられている。この場合、閉鎖部11には、ハウジング13に面する縁部に面取り部11aが設けられているため、閉鎖部の断面は、第1方向Rにおいて(反対方向に)縮小され、これによって、閉鎖部11の少なくとも一部は、開口部Oからハウジング13の容器A内へ第1方向Rに挿入可能とされる。
【0053】
ハウジング13にガスを充填するために、閉鎖部11は、開口部Oに沿ってリング状に開口部Oを取り囲む縁部12と、当該縁部12との当接面を構成する面取り部11aとの間に環状間隙が形成されるように、開口部Oに対して配置される。ガス注入口5から約600バールの圧力で圧力室Dの内部Iへ送り込まれたガスは、当該環状間隙を通ってガス発生装置Gのハウジング13へ流入する。ハウジング13内が所定のガス充填量に達すると、ガス供給は停止され、閉鎖部11の当接面11aは、ハウジング13の縁部12に第1方向Rに押しつけられる。このために、第1方向Rに移動可能であり、カバー7の貫通孔8から圧力室Dの内部Iに貫通する長軸方向に延在する要素10が設けられている。可動要素10は、第1及び第2位置の間を移動可能なように構成され、また、可動要素10に面する貫通孔8の内面8aは、可動要素10の支持面となる。
【0054】
可動要素10は、閉鎖部11と協働して、可動要素10が第1位置にある時には、閉鎖部11とハウジング13との間にハウジング13に充填するための環状間隙が形成されるように、また、可動要素10が第2位置にある時には、可動要素10が第1方向Rに力Fで閉鎖部11をハウジング13の縁部12に押しつけるように作用する。このために、可動要素10は、閉鎖部11に面する内面10aが閉鎖部11に固定されていてもよい。しかし、このような可動要素10と閉鎖部11との固定接続は、必ずしも必要ではない。カバー7の貫通孔8を封止するために内面8aには、可動要素10を封止状に取り囲む、好ましくはポリテトラフルオロエチレン(PTFTE)製の封止リング9の配設された周溝が設けられる。
【0055】
可動要素10は、第1電極として構成され、可動要素10が閉鎖部11を第1方向Rに押しつける第2位置において、導電性閉鎖部11に電気的に接続されている。したがって、第1電極10と第2電極1,16との間に電圧が印加されると、閉鎖部11とハウジング13とを気密状に抵抗溶接接続する電流が、ハウジング13と閉鎖部11との間に縁部12を介して流れる。
【0056】
圧力室Dの内部Iへのガス発生装置Gの配設または取出しのために、カバー7は、例えば、圧力室Dの壁部3に対して脱着可能に(気密状に)接続されている。このために、封止リングが、壁部3の端面とカバー7との間に第1方向Rに配置されることが好ましく、カバー7にネジ接続などによって壁部3の端面に対して予め負荷が加えられている場合、この封止リングによって、壁部3とカバー7とのガス密接続が確実なものとなる。
【0057】
ハウジング13内に貯蔵されたガス発生装置Gのガスを排出するために、点火装置などでによって開口可能な排出口15がガス発生装置Gのハウジング13に設けられ、ガス発生装置Gのハウジング13内に貯蔵されたガスが放出可能とされる。
【0058】
図2は、ガス発生装置Gを製造するための装置1の略断面図である。図1に示された装置とは異なって、第2電極である本体16は設けられず、第2電極は、2つの摺動要素101,102によって構成されている。
【0059】
この場合、2つの摺動要素101,102は、圧力室Dの壁部3に、第1方向Rにおいてハウジング13の縁部12とほぼ同じ高さに取り付けられる。このために、2つの摺動要素101,102は、ハウジング13の両側の壁部3の貫通孔81,82に長軸方向に移動可能に配置され、第1方向Rに対して交差する方向に第1位置から第2位置へ(互いに近接する方向に)移動可能とされる。2つの摺動要素101,102の各当接端部103,104は、第2位置において、ハウジング13の開口部Oを取り囲むハウジング13の側面13aを力F´で強く押しつけるため、ハウジング13は、摺動要素101,102間に確実に締着され、その結果、摺動要素101,102と側面13aとが電気的に接続される。
【0060】
さらに、圧力室Dにおいてハウジング13をさらに固定するために、ハウジング13の端部14を配置することのできる凹部161aを有する本体161が、圧力室Dのベース1上に設けられる。しかし、このような本体161は、必ずしも必要なわけではない。
【0061】
本例においては、ハウジング13にガスを充填した後、閉鎖部11は、(図1の実施の形態に示すように)第1電極10によって側面13aに近接する縁部12に押しつけられる構成である。第1方向Rと交差する方向における縁部12と側面13aとの距離は、ハウジング13の材厚に相当する。当該距離が短いため、2つのハウジング部11,13は、2つの電極10,101,102によって効率的に溶接可能である。
【0062】
このため、2つの電極10,101,102間、すなわち可動要素10と2つの摺動要素101,102との間に電圧が印加される。当該電圧が電流を発生させ、これによって、第1、第2電極10,101,102間の最短接続を介して2つのハウジング部11,13を互いに溶接する。当該接続は、本例では、第1電極10から閉鎖部11、縁部12及び側面13aを介して、2つの摺動要素101,102の当接端部103,104へ接続される。
【0063】
抵抗溶接時に、摺動要素101,102は、電流を伝導するため、断面において摺動要素101,102の周りに延在する絶縁体20によって壁部3に対して絶縁されている。2つの絶縁体20は、それぞれ各摺動要素101,102を取り囲んで各開口部81,82を封止する封止リング91,92が配置された溝部を有している。
【0064】
ハウジング13へのガス充填は、以下の各ステップを経て行われる。最初に、ハウジング13が圧力室D内に導入される。第1電極10は、第1方向Rを下方に移動し、閉鎖部11をハウジング13に押しつけ、それによって、ハウジング13が中央に位置決めされる。ハウジング13が、2つの摺動要素101,102(水平電極)によって開口部Oの領域において締着され、第1電極10が上方へ移動し、これによって、ハウジング13の縁部12と閉鎖部11との間に環状間隙が形成され、当該環状間隙を介してハウジング13に充填される。次に、第1電極10は、再び第1方向Rを下方に移動し、閉鎖部を力Fでハウジング13の開口部Oの縁部12に押しつける。閉鎖部11とハウジング13を接続するために、2つの電極10,101,102間に電圧を印加することによって溶接電流が発生し、当該電流によって2つのハウジング部は互いに溶接される。その後、圧力室Dが開かれて、ハウジング13が取り出される。

【図面の簡単な説明】
【0065】
【図1】ガス発生装置を製造するための装置と、当該装置に配置されたガス発生装置を摸式的に示す断面図である。
【図2】図1に示された装置の変更例を摸式的に示す断面図である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
自動車用エアバッグ装置に搭載するためのガス発生装置を製造する方法であって、
当該ガス発生装置(G)につき、ハウジングベース(11)が設けられていないハウジング(13)を介して形成される、当該ハウジング(13)にガスを充填するための開口部(O)を有する当該ハウジング(13)を、圧力室(D)内に設けるステップと、
前記開口部(O)を気密状に閉鎖するために、前記ハウジングベースによって構成された閉鎖部(11)を前記圧力室(D)内に設けるステップと、
ガスが前記開口部(O)から前記ハウジング(13)内へ流入するように、ガスを前記圧力室(D)内へ導入するステップと、
前記閉鎖部(11)が前記開口部(O)を閉鎖状に覆うように前記開口部(O)を気密状に閉鎖するために前記閉鎖部(11)を前記ハウジング(13)に接続するステップと、を有することを特徴とするガス発生装置を製造する方法。
【請求項2】
請求項1に記載の方法であって、前記閉鎖部(11)が抵抗溶接によって前記ハウジング(13)に接続されることを特徴とする方法。
【請求項3】
請求項1又は2に記載の方法であって、前記ハウジング(13)内へガスを導入するための環状間隙が前記ハウジング(13)と前記閉鎖部(11)との間に形成されるように、前記閉鎖部(11)が、ガスの導入前に、前記ハウジング(13)に対して位置決めされることを特徴とする方法。
【請求項4】
請求項1から3のいずれか1項に記載の方法であって、前記ハウジング(13)へのガスの充填後、前記閉鎖部(11)が、前記開口部(O)に沿った前記ハウジング(13)の縁部(12)に第1方向(R)に押しつけられることを特徴とする方法。
【請求項5】
請求項1から4のいずれか1項に記載の方法であって、前記環状間隙の形成前に、前記閉鎖部(11)を前記ハウジング(13)の前記縁部(12)に前記第1方向(R)に押しつけることによって、ハウジングが、前記第1方向(R)と交差する方向に前記閉鎖部(11)に対して中央に位置決めされることを特徴とする方法。
【請求項6】
請求項4に記載の方法であって、前記閉鎖部(11)が、前記第1方向(R)に押しつけられる際に、前記第1方向(R)と交差する方向において前記開口部(O)に対して位置決めされることを特徴とする方法。
【請求項7】
請求項5又は6に記載の方法であって、前記閉鎖部(11)が、抵抗溶接するための第1電極(10)によって前記ハウジング(13)の前記縁部(12)に押しつけられることを特徴とする方法。
【請求項8】
請求項4、又は、請求項4に係る請求項5から7のいずれか1項に記載の方法であって、前記ハウジング(13)が、前記圧力室(D)に前記第1方向(R)と交差する方向に固定されることを特徴とする方法。
【請求項9】
請求項8に記載の方法であって、前記ハウジング(13)が、抵抗溶接するための第2電極(16;101,102)によって固定されることを特徴とする方法。
【請求項10】
請求項9に記載の方法であって、前記ハウジング(13)が、前記ハウジング(13)を固定するために第2電極(16)の凹部(16a)に挿入されることを特徴とする方法。
【請求項11】
請求項9に記載の方法であって、前記ハウジング(13)が、前記圧力室(D)に移動可能に取り付けられた前記第2電極(101,102)によって前記第1方向(R)と交差する方向に固定されることを特徴とする方法。
【請求項12】
請求項8から11のいずれか1項に記載の方法であって、前記ハウジング(13)の固定後、前記閉鎖部(11)が、前記閉鎖部(11)と前記ハウジング(13)の前記縁部(12)との間に環状間隙を形成するために、前記第1電極(10)によって前記第1方向(R)に前記ハウジング(13)から離間されることを特徴とする方法。
【請求項13】
請求項7、又は、請求項7に係る請求項8から12のいずれか1項に記載の方法であって、前記ハウジング(13)へのガスの充填後、前記ハウジング(13)と前記閉鎖部(11)とが電気的に接続されるように、前記閉鎖部(11)が、前記第1電極(10)によって前記ハウジング(13)の前記縁部(12)に押しつけられることを特徴とする方法。
【請求項14】
請求項9、又は、請求項9に係る請求項10から13のいずれか1項に記載の方法であって、前記第2電極(16;101,102)と前記ハウジング(13)とが電気的に接続されることを特徴とする方法。
【請求項15】
請求項13及び14に記載の方法であって、抵抗溶接によって前記ハウジング(13)を前記閉鎖部(11)に接続するために、前記2つの電極(10,16;101,102)間に電圧が印加されて、前記ハウジング(13)と前記閉鎖部(11)との間に前記ハウジング(13)の前記縁部(12)を介して電流が流れることを特徴とする方法。
【請求項16】
請求項1から15のいずれか1項に記載の方法であって、ガスの導入の際、前記圧力室(D)内のガス圧は、前記圧力室(D)のまわりの大気圧よりも高く、特に600バール以上に設定されていることを特徴とする方法。
【請求項17】
自動車用エアバッグ装置のガス発生装置を製造するための装置であって、
ガスを充填可能であり、前記ハウジングの開口部を介してガスを充填可能なガス発生装置のハウジングを収容するために設けられ、圧力室内へ導入されたガスが前記開口部から前記ハウジング内に流入可能であるように構成された圧力室と、
第1位置から第2位置へ第1方向に移動可能であり、第2位置において、開口部を閉鎖するために、前記圧力室内に配置された前記ガス発生装置の閉鎖部をガスが充填された前記ハウジングに前記第1方向に押しつけるように構成された要素とを有し、
前記要素(10)は、前記第2位置において、前記ハウジング(13)のハウジングベースによって構成された前記閉鎖部(11)が、前記ハウジングベース(11)が設けられていないことによって形成された前記開口部(O)を前記ハウジング(13)の外側で覆うように、前記閉鎖部(11)を前記ハウジング(13)に押しつけるために設けられていることを特徴とする装置。
【請求項18】
請求項17に記載の装置であって、前記要素(10)は、前記ハウジング(13)と前記閉鎖部(11)とを電気的に接続するために、前記第2位置において、前記開口部(O)の外側で前記開口部(O)に沿った前記ハウジング(13)の縁部(12)に前記閉鎖部(11)を押しつけるために設けられ、前記ハウジング部(13,11)は導電性であることを特徴とする装置。
【請求項19】
請求項17又は18に記載の装置であって、前記要素(10)は、前記第2位置において前記閉鎖部(11)に電気的に接続されるように形成された第1電極であることを特徴とする装置。
【請求項20】
請求項17から19のいずれか1項に記載の装置であって、前記圧力室(D)内に少なくとも一部が配置され、前記ハウジング(13)に電気的に接続されるように構成された第2電極(1,16;101,102)が設けられていることを特徴とする装置。
【請求項21】
請求項20に記載の装置であって、前記第2電極は、前記ハウジング(13)の端部(14)を収容するように形成された凹部(16a)の設けられた本体(16)を有することを特徴とする装置。
【請求項22】
請求項17から21のいずれか1項に記載の装置であって、前記圧力室(D)は、特に銅製の導電性ベースを備えていることを特徴とする装置。
【請求項23】
請求項21及び22に記載の装置であって、前記本体(16)は、前記ベース(1)から間隔を空けて前記圧力室(D)内に配置されていることを特徴とする装置。
【請求項24】
請求項20に記載の装置であって、前記第2電極(101,102)は、前記圧力室(D)に移動可能に取り付けられていることを特徴とする装置。
【請求項25】
請求項24に記載の装置であって、前記第2電極は、前記圧力室(D)の開口部(81,82)に第1位置と第2位置との間を前記第1方向(R)と交差する方向に前後に移動可能に取り付けられた少なくとも1つの第1摺動要素(101,102)を有し、前記少なくとも1つの第1摺動要素(101,102)は、第1位置においては、当接端部(103,104)が、前記開口部(O)を前記第1方向(R)と交差する方向に囲む前記ハウジング(13)の側面(13a)から第1方向と交差する方向に離間し、また、第2位置においては、前記当接端部(103,104)が、前記側面(13a)に第1方向と交差する方向に押しつけられて、前記当接端部(103,104)と前記側面(13a)とが電気的に接続されるように構成されていることを特徴とする装置。
【請求項26】
請求項25に記載の装置であって、前記第2電極は、前記圧力室(D)の第2開口部(82)に前記第1方向(R)と交差する方向に第1位置と第2位置との間を前後に移動可能に取り付けられた別の第2摺動要素(102)を有することを特徴とする装置。
【請求項27】
請求項25及び26に記載の装置であって、前記第2摺動要素(102)は、前記第1方向(R)と交差する方向において前記第1摺動要素(101)に対向して配置されていることを特徴とする装置。
【請求項28】
請求項26又は27に記載の装置であって、前記2つの摺動要素(101,102)は、前記ハウジング(13)が前記両摺動要素(101,102)間に前記第1方向(R)と交差する方向に締着されるように、それぞれの第2位置において前記ハウジング(13)を押しつけるように構成されていることを特徴とする装置。
【請求項29】
請求項22、又は、請求項22に係る請求項23から28のいずれか1項に記載の装置であって、前記圧力室(D)は、電気絶縁体(2)を介して前記ベース(1)に接続された特に鋼鉄製の壁部(3)を有することを特徴とする装置。
【請求項30】
請求項22、及び、請求項22に関連する範囲における請求項23から29のいずれか1項に記載の装置であって、前記圧力室(D)は、前記第1方向(R)において前記ベース(1)と対向して配置された特にペルティナックス社の電気絶縁カバー(7)を有することを特徴とする装置。
【請求項31】
請求項17から30のいずれか1項に記載の装置であって、前記可動要素(10)が、前記圧力室(D)の貫通孔(8)から前記圧力室(D)内に通されていることを特徴とする装置。
【請求項32】
請求項31に記載の装置であって、前記貫通孔(8)は、特にポリテトラフルオロエチレン(PTFE)製の環状封止材(9)によって封止されていることを特徴とする装置。
【請求項33】
請求項31又は32に記載の装置であって、前記開口部(8)が、前記開口部(8)の周方向に形成された溝部を有する、前記可動要素(10)に面する内面(8a)を有することを特徴とする装置。
【請求項34】
エアバッグにガスを充填するためのガス発生装置であって、
ハウジングと、
前記ガス発生装置の製造時に前記ハウジングにガスを充填するために設けられた前記ハウジングの開口部と、
前記ガス発生装置の前記ハウジングとともに、内部のガスを貯蔵する気密状のアキュムレータを構成する、前記開口部を閉鎖するための閉鎖部と、
を備え、
前記開口部(O)が、前記ハウジング(13)のハウジングベースが設けられていないことによって形成され、前記ハウジングベースとして構成された前記閉鎖部(11)が、前記開口部(O)を前記ハウジング(13)の外側で覆う構成であることを特徴とするガス発生装置。
【請求項35】
請求項34項に記載のガス発生装置であって、前記開口部(O)は、第1方向(R)に面し、前記第1方向(R)と交差する方向の断面における前記閉鎖部(11)の断面積は、前記第1方向(R)と交差する方向の断面における前記開口部(O)の最大断面積よりも大きくなるように構成されていることを特徴とするガス発生装置。
【請求項36】
請求項34又は35に記載のガス発生装置であって、前記ハウジング(13)と前記閉鎖部(11)は、抵抗溶接接続によって互いに接続されていることを特徴とするガス発生装置。
【請求項37】
請求項34から36のいずれか1項に記載のガス発生装置であって、前記閉鎖部(11)は、前記ハウジング(13)に面する縁部に面取部(11a)を有していることを特徴とするガス発生装置。
【請求項38】
請求項37に記載のガス発生装置であって、前記面取部(11a)が前記ハウジング(13)に対する当接面を形成していることを特徴とするガス発生装置。

【図1】
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【図2】
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【公表番号】特表2010−507519(P2010−507519A)
【公表日】平成22年3月11日(2010.3.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−533738(P2009−533738)
【出願日】平成19年10月26日(2007.10.26)
【国際出願番号】PCT/EP2007/009314
【国際公開番号】WO2008/049627
【国際公開日】平成20年5月2日(2008.5.2)
【出願人】(594101503)タカタ・ペトリ アーゲー (146)
【Fターム(参考)】