キッチン設備
【課題】カウンタ部の上方に設けた衝立を、特定箇所に限らず様々な用途に適用できるとともに、衝立に付着した飛散物や塵芥等が衝立の下端部周りに滞留することを抑止でき、衛生環境を維持できるキッチン設備を提供すること。
【解決手段】キッチンカウンタ１のカウンタ部２の上方に衝立１１が設けられているとともに、衝立１１をカウンタ部２に対してスライド移動可能に吊支する吊支体１２を備えることにより、衝立１１をカウンタ部２の特定箇所に固定設置せずに、使用箇所に応じてスライド移動できるため、カウンタ部２の使用箇所に亘って幅広の衝立を設ける必要が無く、キッチンカウンタ１周りの飛散物をガードするなど様々な用途に適用できる。
【解決手段】キッチンカウンタ１のカウンタ部２の上方に衝立１１が設けられているとともに、衝立１１をカウンタ部２に対してスライド移動可能に吊支する吊支体１２を備えることにより、衝立１１をカウンタ部２の特定箇所に固定設置せずに、使用箇所に応じてスライド移動できるため、カウンタ部２の使用箇所に亘って幅広の衝立を設ける必要が無く、キッチンカウンタ１周りの飛散物をガードするなど様々な用途に適用できる。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【０００１】
本発明は、キッチンカウンタのカウンタ部の上方に衝立が設けられているキッチン設備に関する。
【背景技術】
【０００２】
従来のキッチン設備は、例えばキッチンカウンタのカウンタ部の上方に、例えばコンロの後方側に設けた油跳ねガード又はシンクの後方側に設けた水跳ねガードとしての衝立を設置している（例えば、特許文献１参照）。
【０００３】
【特許文献１】特開２００５−６３８００号公報（第２頁、第１図）
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
しかしながら、特許文献１にあっては、衝立が、例えばコンロの後方側若しくはシンクの後方側などの特定箇所において固定設置されているため、油跳ねガードとして若しくは水跳ねガードとして等の単独の用途にとどまっていた。
【０００５】
また、衝立に付着した飛散物や塵芥等が、衝立の下端部周りに滞留し易い場合が多かった。特に、衝立がカウンタ部上面と連続的に立設されている場合、カウンタ部上面と衝立とにより側面視逆Ｔ字状に形成されているため、この逆Ｔ字曲り箇所周辺の拭取り作業を十分に行うことに難があり、キッチン設備の衛生上の問題が生じていた。
【０００６】
本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、カウンタ部の上方に設けた衝立を、特定箇所に限らず様々な用途に適用できるとともに、衝立に付着した飛散物や塵芥等が衝立の下端部周りに滞留することを抑止でき、衛生環境を維持できるキッチン設備を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
上記課題を解決するために、本発明の請求項１に記載のキッチン設備は、
キッチンカウンタのカウンタ部の上方に衝立が設けられているとともに、該衝立を前記カウンタ部に対してスライド移動可能に吊支する吊支体を備えることを特徴としている。
この特徴によれば、衝立をカウンタ部の特定箇所に固定設置せずに、使用箇所に応じてスライド移動できるため、カウンタ部の使用箇所に亘って幅広の衝立を設ける必要が無く、キッチンカウンタ周りの飛散物をガードするなど様々な用途に適用できる。
また、衝立が吊支体により吊支されており、カウンタ部上面に衝立の下端部を受ける受け部を設けることを不要として、カウンタ部上面を平面状に形成できるため、衝立に付着した飛散物や塵芥等が衝立の下端部周りに滞留することを抑止できるばかりか、衝立をスライド移動させてカウンタ部上面を開放し拭取り作業がし易くなり、キッチン設備の衛生環境を維持できる。
【０００８】
本発明の請求項２に記載のキッチン設備は、請求項１に記載のキッチン設備であって、
前記吊支体に、前記カウンタ部を照らす照明手段が設けられていることを特徴としている。
この特徴によれば、衝立を吊支する支持構造を有する吊支体を利用できるため、照明手段を支持するための部材を特段に要することなく、照明手段を設けることができる。
【０００９】
本発明の請求項３に記載のキッチン設備は、請求項２に記載のキッチン設備であって、
前記照明手段は、スライド移動した前記衝立の位置に応じた前記カウンタ部を照らすことを特徴としている。
この特徴によれば、照明手段がスライド移動した衝立の位置に応じたカウンタ部を照らすため、衝立の位置をカウンタ部の照らす位置とすることができ、キッチン設備の使用者が、照明手段の点灯操作を不要として、キッチン設備の使い勝手がよい。
【発明を実施するための最良の形態】
【００１０】
本発明の実施例を以下に説明する。
【実施例】
【００１１】
本発明の実施例を図面に基づいて説明すると、先ず図１は、本発明の実施例におけるキッチン設備の全体像を示す斜視図である。図２は、キッチン設備の側面図である。図３は、吊支体の部分断面図である。図４は、変形例におけるキッチン設備の全体像を示す斜視図である。
【００１２】
図１及び図２に示されるように、本実施例におけるキッチンカウンタ１は、幅方向に延びる箱状であってキッチン設備を構成しており、前面に適宜開閉扉５ｂ若しくは開閉引出し５ａを備えたキッチンキャビネット５が設けられるとともに、キッチンキャビネット５の上面を構成するカウンタ部２において、図示右側から順にシンク３、調理台６及びコンロ４が設けられている。また、キッチンカウンタ１の後面後方には、特に図示しないが、ダイニングテーブルが配置されているものとする。尚、キッチン設備とは、本実施例のように単一機器であるキッチンカウンタ１のみを構成する場合に限られず、キッチン使用の規模や用途に応じて、後述するウオールキャビネット７など別体からなる機器を構成する場合も含むものとする。
【００１３】
衝立としての仕切板１１は、カウンタ部２の上方におけるシンク３の後ろ側とコンロ４の後ろ側との間において、後述のようにカウンタ部２の上方を左右方向にスライド移動可能に吊支体１２に吊支されており、いわゆる水跳ねガード若しくは油跳ねガードとして、後面後方のダイニングテーブル（図示略）側への水滴若しくは油滴等の飛散を防止している。また、後述のように、仕切板１１を介してカウンタ部２を照らす照明手段としての照明具１３が仕切板１１の上部側、すなわち吊支体１２の横桟１２ｂの下部に設けられている（図３参照）。
【００１４】
図３に示されるように、仕切板１１は、内部に照光を導入させる導光板であるとともに、透明性を備えるアクリル板から成っており、特に前面１１ｆ及び後面１１ｇには全面に亘ってドット状の凹凸部が形成されている。ここで導光板とは、一面から内部に照光を導入させるとともに、他面から外部に該照光を導出させる性質を備えた板のことであって、上記アクリル板に限られず、例えば、ガラス板若しくはプラスチック板等であってもよく、板の素材については特に限定されるものではない。また、仕切板１１の上端部には、該仕切板１１の厚みよりも若干前後方向に膨出する断面視でコ字形状をなす係合部材１４が外嵌されており、この係合部材１４は、仕切板１１の上端部の前後両面１１ｆ、１１ｇを挟持することで、仕切板１１に固着されている。
【００１５】
図１及び図３に示されるように、吊支体１２は、カウンタ部２後部におけるコンロ４左側及びシンク３右側において、カウンタ部２に対し固定的に立設された縦桟１２ａ、１２ａと、両縦桟１２ａ、１２ａ上端部の間に架設された横桟１２ｂとから構成されている。
【００１６】
吊支体１２における横桟１２ｂの下端面の後部側には、断面視で略チャンネル形状をなす係合溝１５が横桟１２ｂにおける左右方向の全長に亘って形成されている。この係合溝１５に、前述した係合部材１４が嵌合されることで、仕切板１１が横桟１２ｂにおける左右方向の全長に渡って移動可能に吊り下げられている。尚、仕切板１１の下端面１１ｃはカウンタ部２上面と離間した高さ位置になっているとともに、仕切板１１はカウンタ部２の上面に対し略垂直方向をなすように吊支されている。
【００１７】
このようにすることで、仕切板１１が吊支体１２により吊支されており、カウンタ部２上面に仕切板１１の下端部を受けるレール等の受け部を設けることを不要として、カウンタ部２上面を平面上に形成できるため、仕切板１１に付着した飛散物や塵芥等が仕切板１１の下端部周りに滞留することを抑止できるばかりか、仕切板１１をスライド移動させてカウンタ部２上面を開放し拭取り作業がし易くなり、キッチン設備の衛生環境を維持できる。
【００１８】
また、前後方向に膨出する係合部材１４を一体に備えた仕切板１１の上端部が、係合溝１５により外嵌されているために、仕切板１１の左右方向のスライド移動に際しても、仕切板１１が係合溝１５から脱落することがない。
【００１９】
仕切板１１は、キッチンカウンタ１使用者がキッチン使用に応じて、主としてシンク３の後ろ側、調理台６の後ろ側、コンロ４の後ろ側、即ちカウンタ部２の左右方向における略全長に亘って、吊支された状態で係合溝１５に沿って左右方向にスライド移動できるように成っている。
【００２０】
このようにすることで、仕切板１１をカウンタ部２の特定箇所に固定設置せずに、コンロ４の後ろ側とシンク３の後ろ側との間における使用箇所に応じてスライド移動できるため、カウンタ部２の使用箇所に亘って幅広の衝立を設ける必要が無く、キッチンカウンタ１周りの水滴及び油滴等の飛散物をガードするなど様々な用途に適用できるとともに、仕切板１１を移動して開放された任意の箇所からダイニング側とキッチン側とで食器類の受け渡しが容易に行える。
【００２１】
また、横桟１２ｂの下端面における係合溝１５より前部側には、左右方向に棒状に延びる透明の保持具１３ｂと、保持具１３ｂ内部に左右方向に多数収容された発光ダイオード（ＬＥＤ）からなる発光体１３ａと、から構成された照明具１３が設けられており、夫々の発光体１３ａに電力を供給するケーブル（図示略）の一端が接続されている。また、ケーブル他端側は、カウンタ部２に形成された挿通孔に挿通されて、キッチンキャビネット５内部に設けられた電源（コンセント）に接続されている。発光体１３ａの直下には、保持具１３ｂと略同じ長さにて左右方向に延びる光拡散部としてのレンズ１９が嵌設されている。
【００２２】
また、仕切板１１の一方の側端辺に沿って、仕切板１１と一体にガード部１６が設けられるとともに、ガード部１６の前面には、発光体１３ａをＯＮ／ＯＦＦさせるタッチ式のスイッチ１８と、コンセント９とが設けられている。
【００２３】
このようにすることで、仕切板１１を吊支する支持構造を有する吊支体１２を利用できるため、照明具１３を支持するための部材を特段に要することなく、照明具１３を設けることができる。
【００２４】
尚、発光体１３ａは、必ずしも本実施例の発光ダイオードに限定されるものではなく、例えば、蛍光灯、電球等、他の公知の発光体であってもよい。また、スイッチは、必ずしも本実施例のタッチ式に限られず、例えばキッチン使用者の手などを検知して制御するセンサ式であってもよい。
【００２５】
また、図１に示されるように、横桟１２ｂのカウンタ部２前面側の側面には、嵌合凹部１７が左右方向に形成されるとともに、背面に嵌合凸部２０ａ（図３参照）を備えたラック２０及びトレー２１が、嵌合凹部１７に嵌合されており、嵌合凹部１７に沿って左右方向に摺動できるようになっている。ラック２０及びトレー２１は、例えば、まな板や調味料などのキッチン使用に際し必要とされる道具、材料等が載置されるとともに、コンロ４、シンク３などキッチンの使用箇所若しくは使用状況に応じて、嵌合凹部１７に沿って移動できる。
【００２６】
次に、照明具１３の使用について説明する。
【００２７】
図１及び図３に示されるように、支持具１２の外面に設けられたスイッチ１８をＯＮ操作することにより、照明具１３に電源が供給され、発光体１３ａが発光する。発光体１３ａは発光ダイオードであるため、照光Ｋは指向性を有し拡散せずに一定方向に進行する性質を備えているが、レンズ１９を通過した照光Ｋは、レンズ１９の下面から拡散して進行する。
【００２８】
尚、吊支体１２の横桟１２ｂの照明具１３は、左右方向の全長に亘って多数設けられた夫々の発光体１３ａの点灯及び消灯が、制御装置（図示略）によって制御されるようになっている。吊支体１２の横桟１２ｂ内部には、仕切板１１の左右位置を検出する位置検出センサ（図示略）が設けられており、この位置検出センサ（図示略）は制御装置（図示略）に接続されている。制御装置（図示略）は、位置検出センサ（図示略）による仕切板１１の位置検出に基づいて、吊支体１２の横桟１２ｂにおける仕切板１１が存在する範囲の発光体１３ａを点灯させ、それ以外の発光体１３ａを消灯させるように、多数の発光体１３ａを制御するようになっている。
【００２９】
例えば、仕切板１１がシンク３の後ろ側に位置している場合、シンク３の後ろ側に位置する発光体１３ａのみが発光し、他の発光体は発光しない。この状態で仕切板１１を左側に向かってスライド移動し、コンロ４の後ろ側に位置させた場合、前記スライド移動に伴い、コンロ４の後ろ側に位置する発光体１３ａが順次点灯するとともに、シンク３の後ろ側に位置する発光体１３ａが順次消灯するように成っている。
【００３０】
このようにすることで、スライド移動した仕切板１１の位置に応じた照明具１３が点灯及び消灯し、カウンタ部２を照らすため、仕切板１１の左右位置をカウンタ部２を照らす位置とすることができ、キッチン設備の使用者が、照明具１３の点灯及び消灯操作を不要として、キッチン設備の使い勝手がよい。また、このようにすることで、仕切板１１と一体のガード部１６に設けられたコンセント９が、仕切板１１に付随してスライド移動するため、キッチン設備の使用者が、その使用位置においてコンセント９により電源を取ることができ、利便性が高い。
【００３１】
尚、発光体の点灯若しくは消灯については、必ずしも上記実施例に限られず、例えば、仕切板１１が存在する左右位置における発光体１３ａが点灯するとともに、一度点灯した発光体１３ａは仕切板１１のスライド移動によっても消灯せずに、スイッチ１８の操作のみにより消灯するようにしてもよいし、また、仕切板１１が存在する左右位置に関わらずに、左右方向に設けられた全ての発光体１８が、スイッチ１８の操作のみにより点灯及び消灯するようにしてもよい。更に、発光体は、必ずしも仕切板のスライド方向に沿って設けられているに限られず、例えば、シンク３の後ろ側にのみ設けられる等、予め特定された箇所のみであっても構わない。
【００３２】
図３に示されるように、発光体１３ａから仕切板１１に向かって発せられた照光の一部は、全面に亘ってドット状の凹凸部が形成された前面１１ｆで反射する。発光体１３ａからカウンタ部２前面側に直接向かって発せられた照光と併せて、この反射光によってもカウンタ部２前面側を照らす。また、発光体１３ａから仕切板１１に向かって発せられた照光の一部は、仕切板１１内部で前面１１ｆと後面１１ｇとを交互に反射した後に、前面１１ｆからカウンタ部２前面側を照らす。
【００３３】
また、発光体１３ａから仕切板１１に向かって発せられた照光の一部は、仕切板１１の内部を通過して、前面１１ｆと同様に全面に亘ってドット状の凹凸部が形成された後面１１ｇからキッチンカウンタの後方側を照らす。更に、発光体１３ａから仕切板１１に向かって発せられた照光の一部は、仕切板１１内部で前面１１ｆと後面１１ｇとを交互に反射した後に、後面１１ｇからキッチンカウンタの後方側を照らす。
【００３４】
尚、仕切板１１の前面１１ｆ及び後面１１ｇは、全面に亘ってドット状の凹凸部が形成されているため、仕切板１１に向かって発せられた照光が前面１１ｆで反射し易く、また仕切板１１の内部を進行する照光の一部が、前面１１ｆ若しくは後面１１ｇより外部に向けて発光し易くなっている。即ち、光源としての発光体１３ａ自体の照度と比べて、前面１１ｆ及び後面１１ｇから外部に照らす照光の照度は低く、人の目の高さ位置に近い仕切板１１の上端部において照明具１３を設け、仕切板１１を介した間接光を用いるため、上記のように照度が低くても、カウンタ部２を十分に照らすことができ、人の目に優しい。
【００３５】
尚、照明手段は、必ずしも吊支体１２の横桟１２ｂに設けられているに限られず、例えば、縦桟１２ａに上下方向に設けられていてもよい。
【００３６】
次に、本発明における吊支体の変形例を説明する。尚、上記実施例と重複する構成については説明を省略する。
【００３７】
図４に示されるように、上記実施例と同様の仕様を備えたキッチンカウンタ１の上方には、天井面（図示略）及び該天井面から連続して下方に延びた壁面Ｗに固定されるとともに、前面に開閉扉７ａを備えた上方設備としてのウオールキャビネット７が配設されており、キッチンカウンタ１と併せてキッチン設備を構成している。ウオールキャビネット７は、内部に図示しない棚板を構成し、食器や調理器などを収容できるようになっており、当然のことであるが、所定重量に耐えうる支持構造を有している。
【００３８】
上記実施例と同様に、ウオールキャビネット７の下端面に左右方向に亘って形成された係合溝（図示略）において、仕切板１１の上端部を前後両面１１ｆ、１１ｇから外嵌し挟持して、仕切板１１をカウンタ部２の上面に対し略垂直方向に吊支している。
【００３９】
このようにすることで、キッチン設備を構成するウオールキャビネット７を吊支体１２として利用して、仕切板１１を吊支することができるため、特段の支持構造を有する吊支体１２を別体として設けることが不要となる。
【００４０】
以上、本発明の実施例を図面により説明してきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
【００４１】
例えば、上記実施例では、仕切板１１は、カウンタ部２右側のシンク３の後ろ側とカウンタ部２左側のコンロ４の後ろ側との間に、即ちカウンタ部２の左右方向における略全長に亘ってスライド移動可能に設けられているが、カウンタ部２の左右方向における一部長さについてスライド移動可能に設けられていてもよく、例えば、シンク３の後ろ側と調理台６の後ろ側との間にスライド移動可能に設けられていてもよいし、また、コンロ４の後ろ側と調理台６の後ろ側との間にスライド移動可能に設けられていてもよい（図１参照）。
【００４２】
また、上記実施例では、仕切板１１は、導光性を有しているとともに、透明性を備えており、前面１１ｆから内部に照光を導入させて、前面１１ｆ若しくは後面１１ｇ等から発光させているが、例えば仕切板は、導光性及び透明性を有しておらず、該仕切板を構成する衝立の側方に設けた照明手段により、衝立を照らし反射させて、カウンタ部を照らすようにしてもよい。
【００４３】
また、上記実施例では、キッチンカウンタの後方にダイニングテーブル（図示略）が配置されているが、水や油を飛散することを防止する衝立の後方の対象物としては、必ずしもダイニングテーブルに限られず、例えば、衝立の後方が壁面であってもよい。
【図面の簡単な説明】
【００４４】
【図１】本発明の実施例におけるキッチン設備の全体像を示す斜視図である。
【図２】キッチン設備の側面図である。
【図３】吊支体の部分断面図である。
【図４】変形例におけるキッチン設備の全体像を示す斜視図である。
【符号の説明】
【００４５】
１ キッチンカウンタ
２ カウンタ部
３ シンク
４ コンロ
５ キッチンキャビネット
６ 調理台
７ ウオールキャビネット
９ コンセント
１１ 仕切板（衝立）
１１ｃ 下端面
１１ｆ 前面
１１ｇ 後面
１２ 吊支体
１２ａ 縦桟
１２ｂ 横桟
１３ 照明具（照明手段）
１３ａ 発光体
１３ｂ 保持具
１４ 係合部材
１５ 係合溝
１６ ガード部
１７ 嵌合凹部
１８ スイッチ
１９ レンズ
２０ ラック
２０ａ 嵌合凸部
２１ トレー
Ｋ 照光
Ｗ 壁面
【技術分野】
【０００１】
本発明は、キッチンカウンタのカウンタ部の上方に衝立が設けられているキッチン設備に関する。
【背景技術】
【０００２】
従来のキッチン設備は、例えばキッチンカウンタのカウンタ部の上方に、例えばコンロの後方側に設けた油跳ねガード又はシンクの後方側に設けた水跳ねガードとしての衝立を設置している（例えば、特許文献１参照）。
【０００３】
【特許文献１】特開２００５−６３８００号公報（第２頁、第１図）
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
しかしながら、特許文献１にあっては、衝立が、例えばコンロの後方側若しくはシンクの後方側などの特定箇所において固定設置されているため、油跳ねガードとして若しくは水跳ねガードとして等の単独の用途にとどまっていた。
【０００５】
また、衝立に付着した飛散物や塵芥等が、衝立の下端部周りに滞留し易い場合が多かった。特に、衝立がカウンタ部上面と連続的に立設されている場合、カウンタ部上面と衝立とにより側面視逆Ｔ字状に形成されているため、この逆Ｔ字曲り箇所周辺の拭取り作業を十分に行うことに難があり、キッチン設備の衛生上の問題が生じていた。
【０００６】
本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、カウンタ部の上方に設けた衝立を、特定箇所に限らず様々な用途に適用できるとともに、衝立に付着した飛散物や塵芥等が衝立の下端部周りに滞留することを抑止でき、衛生環境を維持できるキッチン設備を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
上記課題を解決するために、本発明の請求項１に記載のキッチン設備は、
キッチンカウンタのカウンタ部の上方に衝立が設けられているとともに、該衝立を前記カウンタ部に対してスライド移動可能に吊支する吊支体を備えることを特徴としている。
この特徴によれば、衝立をカウンタ部の特定箇所に固定設置せずに、使用箇所に応じてスライド移動できるため、カウンタ部の使用箇所に亘って幅広の衝立を設ける必要が無く、キッチンカウンタ周りの飛散物をガードするなど様々な用途に適用できる。
また、衝立が吊支体により吊支されており、カウンタ部上面に衝立の下端部を受ける受け部を設けることを不要として、カウンタ部上面を平面状に形成できるため、衝立に付着した飛散物や塵芥等が衝立の下端部周りに滞留することを抑止できるばかりか、衝立をスライド移動させてカウンタ部上面を開放し拭取り作業がし易くなり、キッチン設備の衛生環境を維持できる。
【０００８】
本発明の請求項２に記載のキッチン設備は、請求項１に記載のキッチン設備であって、
前記吊支体に、前記カウンタ部を照らす照明手段が設けられていることを特徴としている。
この特徴によれば、衝立を吊支する支持構造を有する吊支体を利用できるため、照明手段を支持するための部材を特段に要することなく、照明手段を設けることができる。
【０００９】
本発明の請求項３に記載のキッチン設備は、請求項２に記載のキッチン設備であって、
前記照明手段は、スライド移動した前記衝立の位置に応じた前記カウンタ部を照らすことを特徴としている。
この特徴によれば、照明手段がスライド移動した衝立の位置に応じたカウンタ部を照らすため、衝立の位置をカウンタ部の照らす位置とすることができ、キッチン設備の使用者が、照明手段の点灯操作を不要として、キッチン設備の使い勝手がよい。
【発明を実施するための最良の形態】
【００１０】
本発明の実施例を以下に説明する。
【実施例】
【００１１】
本発明の実施例を図面に基づいて説明すると、先ず図１は、本発明の実施例におけるキッチン設備の全体像を示す斜視図である。図２は、キッチン設備の側面図である。図３は、吊支体の部分断面図である。図４は、変形例におけるキッチン設備の全体像を示す斜視図である。
【００１２】
図１及び図２に示されるように、本実施例におけるキッチンカウンタ１は、幅方向に延びる箱状であってキッチン設備を構成しており、前面に適宜開閉扉５ｂ若しくは開閉引出し５ａを備えたキッチンキャビネット５が設けられるとともに、キッチンキャビネット５の上面を構成するカウンタ部２において、図示右側から順にシンク３、調理台６及びコンロ４が設けられている。また、キッチンカウンタ１の後面後方には、特に図示しないが、ダイニングテーブルが配置されているものとする。尚、キッチン設備とは、本実施例のように単一機器であるキッチンカウンタ１のみを構成する場合に限られず、キッチン使用の規模や用途に応じて、後述するウオールキャビネット７など別体からなる機器を構成する場合も含むものとする。
【００１３】
衝立としての仕切板１１は、カウンタ部２の上方におけるシンク３の後ろ側とコンロ４の後ろ側との間において、後述のようにカウンタ部２の上方を左右方向にスライド移動可能に吊支体１２に吊支されており、いわゆる水跳ねガード若しくは油跳ねガードとして、後面後方のダイニングテーブル（図示略）側への水滴若しくは油滴等の飛散を防止している。また、後述のように、仕切板１１を介してカウンタ部２を照らす照明手段としての照明具１３が仕切板１１の上部側、すなわち吊支体１２の横桟１２ｂの下部に設けられている（図３参照）。
【００１４】
図３に示されるように、仕切板１１は、内部に照光を導入させる導光板であるとともに、透明性を備えるアクリル板から成っており、特に前面１１ｆ及び後面１１ｇには全面に亘ってドット状の凹凸部が形成されている。ここで導光板とは、一面から内部に照光を導入させるとともに、他面から外部に該照光を導出させる性質を備えた板のことであって、上記アクリル板に限られず、例えば、ガラス板若しくはプラスチック板等であってもよく、板の素材については特に限定されるものではない。また、仕切板１１の上端部には、該仕切板１１の厚みよりも若干前後方向に膨出する断面視でコ字形状をなす係合部材１４が外嵌されており、この係合部材１４は、仕切板１１の上端部の前後両面１１ｆ、１１ｇを挟持することで、仕切板１１に固着されている。
【００１５】
図１及び図３に示されるように、吊支体１２は、カウンタ部２後部におけるコンロ４左側及びシンク３右側において、カウンタ部２に対し固定的に立設された縦桟１２ａ、１２ａと、両縦桟１２ａ、１２ａ上端部の間に架設された横桟１２ｂとから構成されている。
【００１６】
吊支体１２における横桟１２ｂの下端面の後部側には、断面視で略チャンネル形状をなす係合溝１５が横桟１２ｂにおける左右方向の全長に亘って形成されている。この係合溝１５に、前述した係合部材１４が嵌合されることで、仕切板１１が横桟１２ｂにおける左右方向の全長に渡って移動可能に吊り下げられている。尚、仕切板１１の下端面１１ｃはカウンタ部２上面と離間した高さ位置になっているとともに、仕切板１１はカウンタ部２の上面に対し略垂直方向をなすように吊支されている。
【００１７】
このようにすることで、仕切板１１が吊支体１２により吊支されており、カウンタ部２上面に仕切板１１の下端部を受けるレール等の受け部を設けることを不要として、カウンタ部２上面を平面上に形成できるため、仕切板１１に付着した飛散物や塵芥等が仕切板１１の下端部周りに滞留することを抑止できるばかりか、仕切板１１をスライド移動させてカウンタ部２上面を開放し拭取り作業がし易くなり、キッチン設備の衛生環境を維持できる。
【００１８】
また、前後方向に膨出する係合部材１４を一体に備えた仕切板１１の上端部が、係合溝１５により外嵌されているために、仕切板１１の左右方向のスライド移動に際しても、仕切板１１が係合溝１５から脱落することがない。
【００１９】
仕切板１１は、キッチンカウンタ１使用者がキッチン使用に応じて、主としてシンク３の後ろ側、調理台６の後ろ側、コンロ４の後ろ側、即ちカウンタ部２の左右方向における略全長に亘って、吊支された状態で係合溝１５に沿って左右方向にスライド移動できるように成っている。
【００２０】
このようにすることで、仕切板１１をカウンタ部２の特定箇所に固定設置せずに、コンロ４の後ろ側とシンク３の後ろ側との間における使用箇所に応じてスライド移動できるため、カウンタ部２の使用箇所に亘って幅広の衝立を設ける必要が無く、キッチンカウンタ１周りの水滴及び油滴等の飛散物をガードするなど様々な用途に適用できるとともに、仕切板１１を移動して開放された任意の箇所からダイニング側とキッチン側とで食器類の受け渡しが容易に行える。
【００２１】
また、横桟１２ｂの下端面における係合溝１５より前部側には、左右方向に棒状に延びる透明の保持具１３ｂと、保持具１３ｂ内部に左右方向に多数収容された発光ダイオード（ＬＥＤ）からなる発光体１３ａと、から構成された照明具１３が設けられており、夫々の発光体１３ａに電力を供給するケーブル（図示略）の一端が接続されている。また、ケーブル他端側は、カウンタ部２に形成された挿通孔に挿通されて、キッチンキャビネット５内部に設けられた電源（コンセント）に接続されている。発光体１３ａの直下には、保持具１３ｂと略同じ長さにて左右方向に延びる光拡散部としてのレンズ１９が嵌設されている。
【００２２】
また、仕切板１１の一方の側端辺に沿って、仕切板１１と一体にガード部１６が設けられるとともに、ガード部１６の前面には、発光体１３ａをＯＮ／ＯＦＦさせるタッチ式のスイッチ１８と、コンセント９とが設けられている。
【００２３】
このようにすることで、仕切板１１を吊支する支持構造を有する吊支体１２を利用できるため、照明具１３を支持するための部材を特段に要することなく、照明具１３を設けることができる。
【００２４】
尚、発光体１３ａは、必ずしも本実施例の発光ダイオードに限定されるものではなく、例えば、蛍光灯、電球等、他の公知の発光体であってもよい。また、スイッチは、必ずしも本実施例のタッチ式に限られず、例えばキッチン使用者の手などを検知して制御するセンサ式であってもよい。
【００２５】
また、図１に示されるように、横桟１２ｂのカウンタ部２前面側の側面には、嵌合凹部１７が左右方向に形成されるとともに、背面に嵌合凸部２０ａ（図３参照）を備えたラック２０及びトレー２１が、嵌合凹部１７に嵌合されており、嵌合凹部１７に沿って左右方向に摺動できるようになっている。ラック２０及びトレー２１は、例えば、まな板や調味料などのキッチン使用に際し必要とされる道具、材料等が載置されるとともに、コンロ４、シンク３などキッチンの使用箇所若しくは使用状況に応じて、嵌合凹部１７に沿って移動できる。
【００２６】
次に、照明具１３の使用について説明する。
【００２７】
図１及び図３に示されるように、支持具１２の外面に設けられたスイッチ１８をＯＮ操作することにより、照明具１３に電源が供給され、発光体１３ａが発光する。発光体１３ａは発光ダイオードであるため、照光Ｋは指向性を有し拡散せずに一定方向に進行する性質を備えているが、レンズ１９を通過した照光Ｋは、レンズ１９の下面から拡散して進行する。
【００２８】
尚、吊支体１２の横桟１２ｂの照明具１３は、左右方向の全長に亘って多数設けられた夫々の発光体１３ａの点灯及び消灯が、制御装置（図示略）によって制御されるようになっている。吊支体１２の横桟１２ｂ内部には、仕切板１１の左右位置を検出する位置検出センサ（図示略）が設けられており、この位置検出センサ（図示略）は制御装置（図示略）に接続されている。制御装置（図示略）は、位置検出センサ（図示略）による仕切板１１の位置検出に基づいて、吊支体１２の横桟１２ｂにおける仕切板１１が存在する範囲の発光体１３ａを点灯させ、それ以外の発光体１３ａを消灯させるように、多数の発光体１３ａを制御するようになっている。
【００２９】
例えば、仕切板１１がシンク３の後ろ側に位置している場合、シンク３の後ろ側に位置する発光体１３ａのみが発光し、他の発光体は発光しない。この状態で仕切板１１を左側に向かってスライド移動し、コンロ４の後ろ側に位置させた場合、前記スライド移動に伴い、コンロ４の後ろ側に位置する発光体１３ａが順次点灯するとともに、シンク３の後ろ側に位置する発光体１３ａが順次消灯するように成っている。
【００３０】
このようにすることで、スライド移動した仕切板１１の位置に応じた照明具１３が点灯及び消灯し、カウンタ部２を照らすため、仕切板１１の左右位置をカウンタ部２を照らす位置とすることができ、キッチン設備の使用者が、照明具１３の点灯及び消灯操作を不要として、キッチン設備の使い勝手がよい。また、このようにすることで、仕切板１１と一体のガード部１６に設けられたコンセント９が、仕切板１１に付随してスライド移動するため、キッチン設備の使用者が、その使用位置においてコンセント９により電源を取ることができ、利便性が高い。
【００３１】
尚、発光体の点灯若しくは消灯については、必ずしも上記実施例に限られず、例えば、仕切板１１が存在する左右位置における発光体１３ａが点灯するとともに、一度点灯した発光体１３ａは仕切板１１のスライド移動によっても消灯せずに、スイッチ１８の操作のみにより消灯するようにしてもよいし、また、仕切板１１が存在する左右位置に関わらずに、左右方向に設けられた全ての発光体１８が、スイッチ１８の操作のみにより点灯及び消灯するようにしてもよい。更に、発光体は、必ずしも仕切板のスライド方向に沿って設けられているに限られず、例えば、シンク３の後ろ側にのみ設けられる等、予め特定された箇所のみであっても構わない。
【００３２】
図３に示されるように、発光体１３ａから仕切板１１に向かって発せられた照光の一部は、全面に亘ってドット状の凹凸部が形成された前面１１ｆで反射する。発光体１３ａからカウンタ部２前面側に直接向かって発せられた照光と併せて、この反射光によってもカウンタ部２前面側を照らす。また、発光体１３ａから仕切板１１に向かって発せられた照光の一部は、仕切板１１内部で前面１１ｆと後面１１ｇとを交互に反射した後に、前面１１ｆからカウンタ部２前面側を照らす。
【００３３】
また、発光体１３ａから仕切板１１に向かって発せられた照光の一部は、仕切板１１の内部を通過して、前面１１ｆと同様に全面に亘ってドット状の凹凸部が形成された後面１１ｇからキッチンカウンタの後方側を照らす。更に、発光体１３ａから仕切板１１に向かって発せられた照光の一部は、仕切板１１内部で前面１１ｆと後面１１ｇとを交互に反射した後に、後面１１ｇからキッチンカウンタの後方側を照らす。
【００３４】
尚、仕切板１１の前面１１ｆ及び後面１１ｇは、全面に亘ってドット状の凹凸部が形成されているため、仕切板１１に向かって発せられた照光が前面１１ｆで反射し易く、また仕切板１１の内部を進行する照光の一部が、前面１１ｆ若しくは後面１１ｇより外部に向けて発光し易くなっている。即ち、光源としての発光体１３ａ自体の照度と比べて、前面１１ｆ及び後面１１ｇから外部に照らす照光の照度は低く、人の目の高さ位置に近い仕切板１１の上端部において照明具１３を設け、仕切板１１を介した間接光を用いるため、上記のように照度が低くても、カウンタ部２を十分に照らすことができ、人の目に優しい。
【００３５】
尚、照明手段は、必ずしも吊支体１２の横桟１２ｂに設けられているに限られず、例えば、縦桟１２ａに上下方向に設けられていてもよい。
【００３６】
次に、本発明における吊支体の変形例を説明する。尚、上記実施例と重複する構成については説明を省略する。
【００３７】
図４に示されるように、上記実施例と同様の仕様を備えたキッチンカウンタ１の上方には、天井面（図示略）及び該天井面から連続して下方に延びた壁面Ｗに固定されるとともに、前面に開閉扉７ａを備えた上方設備としてのウオールキャビネット７が配設されており、キッチンカウンタ１と併せてキッチン設備を構成している。ウオールキャビネット７は、内部に図示しない棚板を構成し、食器や調理器などを収容できるようになっており、当然のことであるが、所定重量に耐えうる支持構造を有している。
【００３８】
上記実施例と同様に、ウオールキャビネット７の下端面に左右方向に亘って形成された係合溝（図示略）において、仕切板１１の上端部を前後両面１１ｆ、１１ｇから外嵌し挟持して、仕切板１１をカウンタ部２の上面に対し略垂直方向に吊支している。
【００３９】
このようにすることで、キッチン設備を構成するウオールキャビネット７を吊支体１２として利用して、仕切板１１を吊支することができるため、特段の支持構造を有する吊支体１２を別体として設けることが不要となる。
【００４０】
以上、本発明の実施例を図面により説明してきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
【００４１】
例えば、上記実施例では、仕切板１１は、カウンタ部２右側のシンク３の後ろ側とカウンタ部２左側のコンロ４の後ろ側との間に、即ちカウンタ部２の左右方向における略全長に亘ってスライド移動可能に設けられているが、カウンタ部２の左右方向における一部長さについてスライド移動可能に設けられていてもよく、例えば、シンク３の後ろ側と調理台６の後ろ側との間にスライド移動可能に設けられていてもよいし、また、コンロ４の後ろ側と調理台６の後ろ側との間にスライド移動可能に設けられていてもよい（図１参照）。
【００４２】
また、上記実施例では、仕切板１１は、導光性を有しているとともに、透明性を備えており、前面１１ｆから内部に照光を導入させて、前面１１ｆ若しくは後面１１ｇ等から発光させているが、例えば仕切板は、導光性及び透明性を有しておらず、該仕切板を構成する衝立の側方に設けた照明手段により、衝立を照らし反射させて、カウンタ部を照らすようにしてもよい。
【００４３】
また、上記実施例では、キッチンカウンタの後方にダイニングテーブル（図示略）が配置されているが、水や油を飛散することを防止する衝立の後方の対象物としては、必ずしもダイニングテーブルに限られず、例えば、衝立の後方が壁面であってもよい。
【図面の簡単な説明】
【００４４】
【図１】本発明の実施例におけるキッチン設備の全体像を示す斜視図である。
【図２】キッチン設備の側面図である。
【図３】吊支体の部分断面図である。
【図４】変形例におけるキッチン設備の全体像を示す斜視図である。
【符号の説明】
【００４５】
１ キッチンカウンタ
２ カウンタ部
３ シンク
４ コンロ
５ キッチンキャビネット
６ 調理台
７ ウオールキャビネット
９ コンセント
１１ 仕切板（衝立）
１１ｃ 下端面
１１ｆ 前面
１１ｇ 後面
１２ 吊支体
１２ａ 縦桟
１２ｂ 横桟
１３ 照明具（照明手段）
１３ａ 発光体
１３ｂ 保持具
１４ 係合部材
１５ 係合溝
１６ ガード部
１７ 嵌合凹部
１８ スイッチ
１９ レンズ
２０ ラック
２０ａ 嵌合凸部
２１ トレー
Ｋ 照光
Ｗ 壁面
【特許請求の範囲】
【請求項１】
キッチンカウンタのカウンタ部の上方に衝立が設けられているとともに、該衝立を前記カウンタ部に対してスライド移動可能に吊支する吊支体を備えることを特徴とするキッチン設備。
【請求項２】
前記吊支体に、前記カウンタ部を照らす照明手段が設けられていることを特徴とする請求項１に記載のキッチン設備。
【請求項３】
前記照明手段は、スライド移動した前記衝立の位置に応じた前記カウンタ部を照らすことを特徴とする請求項２に記載のキッチン設備。
【請求項１】
キッチンカウンタのカウンタ部の上方に衝立が設けられているとともに、該衝立を前記カウンタ部に対してスライド移動可能に吊支する吊支体を備えることを特徴とするキッチン設備。
【請求項２】
前記吊支体に、前記カウンタ部を照らす照明手段が設けられていることを特徴とする請求項１に記載のキッチン設備。
【請求項３】
前記照明手段は、スライド移動した前記衝立の位置に応じた前記カウンタ部を照らすことを特徴とする請求項２に記載のキッチン設備。
【図１】
【図２】
【図３】
【図４】
【図２】
【図３】
【図４】
【公開番号】特開２００８−４９０４６（Ｐ２００８−４９０４６Ａ）
【公開日】平成２０年３月６日（２００８．３．６）
【国際特許分類】
【出願番号】特願２００６−２３０７６３（Ｐ２００６−２３０７６３）
【出願日】平成１８年８月２８日（２００６．８．２８）
【出願人】（０００００２２２２）サンウエーブ工業株式会社 (196)
【Ｆターム（参考）】
【公開日】平成２０年３月６日（２００８．３．６）
【国際特許分類】
【出願日】平成１８年８月２８日（２００６．８．２８）
【出願人】（０００００２２２２）サンウエーブ工業株式会社 (196)
【Ｆターム（参考）】
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