説明

キャリアに取り付けられる保持機器および本機器の使用法

物品を持上げ、または移動させることの少なくともいずれかを行い、少なくとも1個の実質的に平坦な外面を含む保持機器が開示される。保持機器は、連結手段を含んだキャリア部分および少なくとも1個の保持ユニットからなる器具キャリアに取り付けるように構成され、その結果、保持機器は、器具キャリアに取り付けられると共に、器具キャリアから解放され得、且つ、少なくとも1個の保持ユニットは、接触位置にある少なくとも1個の保持ユニットが、物品と接触し得ると共に、少なくとも1個の保持ユニット、および持ち上げられ、或いは移動させられることの少なくともいずれかが行われる物品の1個の外面の間において、面接触によって、物品を把持し得るように配置される。キャリア部分は、物品が少なくとも1個の保持ユニットから解放される時に、物品が静止し得る少なくとも1個のバックストップを含む一方、少なくとも1個の保持ユニットは、少なくとも1個の保持ユニットが、少なくとも1個のバックストップと相対移動させられ得るように、キャリア部分に移動可能に取り付けられる。保持機器は、更に、少なくとも1個の保持ユニットを、少なくとも1個のバックストップと相対移動させる少なくとも1個のアクチュエータを含む。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、物品を保持し、持ち上げ、或いは移動させるために、フォークリフトトラック、ホイスティングクレーン、トラクタ等の器具キャリアに取り付ける保持機器に関する。
【背景技術】
【0002】
昨今、大量の大型家電製品、即ち、冷蔵庫、冷凍庫、調理器等が販売されており、また、消費者は、欠陥があり、或いは古く、また適切に作用しない理由で新しい大型家電製品を購入して古い大型家電製品を取り換える時に、同様に大量の古い大型家電製品が回収される。多くの国において、環境規制は、大型家電製品において見られる環境的に有害な物質が安全且つ適切な方法で取り扱われ得るように、廃棄された大型家電製品が回収されることを求めている。同時に、大型家電製品の多量の材料がリサイクルされ得る。従って、廃棄された大量の大型家電製品は、大型家電製品の回収場所にたどり着くと共に、互いに密接した状態で上積みされ、効率的且つ慎重に扱われなければならない。
【0003】
本願出願人の特許文献1、および対応する特許文献2から、フォークリフトトラック等の器具キャリアに取り付ける機器が周知である。機器は、器具キャリアのフォーク構造体上を摺動させられるキャリア部分と、キャリア部分に取り付けられる磁石とを含む。保持部分は、物品、典型的には大型家電製品を把持する磁石を有しており、この物品は、持上げられ、或いは移動させられることの少なくともいずれかが行われる。物品を磁石から解放するために、キャリア枠に回転可能に固定される解放レバーからなる解放機構が備えられる。従って、物品の解放に際して、物品は所定距離だけ押され、これにより、物品を把持する磁力は、解除されるように大きくなる。本機器に関する問題としては、幾つかの物品が互いに上積みされた時に、或いは、物品が解放される時に、物品を前方に押すための空間が無いことが多いので、キャリア部分には、キャリア部分の一部に、フォークリフトトラックのフォーク上を摺動させられる入れ子式機器が装備させられなければならない。解放レバーが物品を前方へ押そうとする時に、キャリア部分全体は、フォークリフトトラックへ向けて後方に対応する距離だけ引っ張られ、これにより、物品が前方へ押されることなく(キャリア部分が後方へ引っ張られた時に、解放レバーによって、後方へキャリア部分に続くことが阻止される)、物品は解放される。本構成は、機器のキャリア部分がフォークリフトトラックへの取り付けのために入れ子式固定機器を有さなければならないので、複雑である。また、入れ子式構造の移動は、解放レバーの移動と同期させられなければならない。
【0004】
機器にこのような入れ子式機器が装備されないならば、フォークリフトトラックの運転手は、物品を解放させるために解放レバーが使用される時に、トラックを後進させなければならない。これは、当然のことながら、運転手が、トラックの(また、ひいてはキャリア部分の)後方への移動を、解放レバーの移動と調和させると共に同期させるように管理するのが困難であるならば、決して満足いく状態で作用しない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】ノルウェー特許第324317号明細書
【特許文献2】欧州特許第1654188号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明の目的は、上述されるような従来技術の欠点を改善しようと試みる機器を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
これは、本発明に係り、請求項1において定義されるような保持機器によって達成される。本発明の付加的な実施形態は、従属請求項に開示される。本発明はまた、フォークリフトトラックまたはクレーンに関連する保持機器の使用法を含む。
【0008】
実質的に平坦な外面を少なくとも1個の含む物品を持上げ、或いは移動させることの少なくともいずれかを行う保持機器が提供される。保持機器は、器具キャリアに取り付けるように構成される。また、この保持機器は、以下を含む:
・保持機器が器具キャリアに取り付けられると共に、器具キャリアから取り外されるのを可能にする連結手段を含むキャリア部分;
・少なくとも保持ユニットであって、接触位置にある少なくとも1個の保持ユニットが物品と接触するようになると共に、少なくとも1個の保持ユニットと、持上げられ、或いは移動させられることの少なくともいずれかが行われる物品の表面との間で、面接触により物品を保持し得るように構成される保持ユニット;
・キャリア部分は、物品が少なくとも1個の保持部分から解放される時に、物品が寄り掛かることの可能な少なくとも1個のバックストップを含む;
・少なくとも1個の保持ユニットは、少なくとも1個のバックストップと相対移動させられ得るように、キャリア部分に移動可能に取り付けられる;
・保持機器は、更に、少なくとも1個のバックストップに対する少なくとも1個の保持ユニットの移動のための、少なくとも1個のアクチュエータを含む。
【0009】
保持機器は、主に、2つの主要部分、即ち、キャリア部分、および少なくとも1個の保持ユニット或いは少なくとも1個の保持ユニットを有する保持部分からなる。キャリア部分は、保持機器が器具キャリアに取り付けられ得るように、連結機器を含む。器具キャリアが、例えば、フォークリフトトラックまたはフォークが装備されたローダを備えたトラクタであるならば、連結機器は、フォークリフトトラックのフォークと、形状および寸法が適合させられたスリーブ部材を含んでよい。スリーブ部材は、取り換えられるように、キャリア部分に取り外し可能に取り付けられることが可能である。従って、保持機器は、異なる寸法を有するフォークが装備される異なる器具キャリアで有用となる。連結手段はまた、急速解放ファスナ、または迅速連結機器であってよく、即ち、フォークを備えた器具キャリアを使用することは、必ずしも必要ではない。
【0010】
器具キャリアがクレーンであるならば、保持機器は、キャリア部分に固定される複数の持上げラグを含んでよい。ワイヤ、鎖、または同様の手段が、保持機器を持上げると共に、その保持機器をあちらこちらへ移動させることが可能であるように、持上げラグに固定されてよい。他の連結機器もまた、上述されたタイプの器具キャリア、および他のタイプの器具キャリアに対して企図可能である。
【0011】
連結機器はまた、保持機器を器具キャリアへ固定するために使用され得ると共に、後に、保持機器を使用しない時に、保持機器を器具キャリアから取り外すことを可能にするために、緩められ、或いは解放され得るねじ、ボルト、および他の適合な固定具を含んでよい。或いは、器具キャリアが他の目的で使用されないならば、保持機器は、例えば、溶接、リベット留め、或いはより永続的な性質の他の適当な方法によって、器具キャリアに永続的に固定され得る。
【0012】
更に、キャリア部分は、キャリア部分に固定されるように取り付けられ、或いは固定されると共に、物品が保持機器から解放される時に、物品が寄り掛かることの可能な少なくとも1個のバックストップを含む。バックストップは、キャリア部分の一体的部分であってよく、例えば、キャリア部分に固定される枠の形態をなす。バックストップはまた、持上げられ、或いは移動させられることの少なくともいずれかが行われる物品が静止してよいキャリア部分に固定される1個またはそれより多くの梁から構成されてよい。1個または複数の梁は、実質的に垂直方向、または実質的に水平方向に配向されてよい。バックストップは、好適には、持ち上げられ、或いは移動させられることの少なくともいずれかが行われる物品と対向する1個以上の面を含むと共に、好適には、持上げられ、或いは移動させられることの少なくともいずれかが行われる物品の表面、例えば、平坦面、部分的に円柱状面、または他の種類の湾曲面形状に対応する面に位置する。
【0013】
少なくとも1個の保持ユニット、または少なくとも1個の保持部分は、バックストップと相対移動可能であるように、キャリア部分に取り付けられる。少なくとも1個の保持ユニット、または少なくとも1個の保持部分は、例えば、バックストップが枠から構成されるならば、実際のバックストップに移動可能に取り付けられてよい。少なくとも1個の保持ユニット、または少なくとも1個の保持部分はまた、当然のことながら、少なくとも1個の保持ユニット、または少なくとも1個の保持部分が、バックストップと相対移動可能に取り付けられる限り、キャリア部分の他の部分に取り付けられてよい。
【0014】
少なくとも1個の保持部分は、保持部分が接触位置に設置された時に、持上げられ、或いは移動させられることの少なくともいずれかが行われる物品と接触するように位置決めされる少なくとも1個の保持ユニットが取り付けられる枠を伴い構成されてよい。実際のところ、これは、少なくとも1個の保持ユニットが、バックストップが位置する面と、好適には面一であり、或いは僅かに前方にある面(例えば、平面)に位置することを意味しており、その結果、少なくとも1個の保持ユニットは、少なくとも1個のバックストップが位置する面を僅かに超えて突出するが、保持ユニットが、持上げられ、或いは移動させられることの少なくともいずれかが行われる物品を保持するのに十分な力を作用させる限り、少なくとも1個の保持ユニットをこの面から僅かに後方に載置することも可能である。従って、少なくとも1個の保持ユニットは、持上げられ、或いは移動させられることの少なくともいずれかが行われる物品と接触するようになることが保証される。1個または複数の枠は、保持機器に2個またはそれより多くの保持部分が装備されるならば、少なくとも1個のバックストップに関して移動可能であるように、キャリア部分に取り付けられる。
【0015】
少なくとも1個の保持ユニットは、少なくとも1個の保持ユニットと物品の表面との間において、持上げられ、或いは移動させられることの少なくともいずれかが行われる物品を面接触によって保持できるように構成される。ペンチまたはトング状機器は、持上げられ、或いは移動させられることの少なくともいずれかが行われる物品を簡単に破損させかねないので、不可能であることを強調することは重要である。トング状機器はまた、トング状機器が、動き回って物品を把持するのに先立ち、トング状機器の爪の2部分が、物品の両側において所定位置に移動させられ得るように、物品の両側に、または上下に、利用可能な空間を必要とする。物品の両側における十分な空間は、利用不可能であることが多く、従って、トング状機器は、使用するのが困難である。
【0016】
少なくとも1個の保持ユニットは、少なくとも1個の磁気要素を含んでよい。この磁気要素は、少なくとも1個の保持ユニットおよび物品の表面間において、上述されたような種類の面接触を提供する。この磁気要素は、永久磁石、または電磁石であってよい。1個またはそれより多くの磁石を含む保持ユニットは、1個または複数の保持ユニットと接触する物品の少なくとも1個の面が、例えば大型家電製品のように、磁化可能材料から作られる時に、良好に適当とされる。
【0017】
少なくとも1個の保持機器は、代わりに吸引カップ要素を含んでもよい。吸引カップ要素は、ホース、管等によって、吸引カップ要素が、持上げられ、或いは移動させられることの少なくともいずれかが行われる物品の面に設定された時に、吸引カップ要素の内部において、負圧を発生させる真空ポンプに連結され、従って、物品が持上げられ、或いは移動させられることの少なくともいずれかが行われ得るように、物品を保持するのに十分な力をもたらす。
【0018】
保持ユニットは、持上げられ、或いは移動させられることの少なくともいずれかが行われる物品の外面形状と対応すると共に、保持ユニットが接触するようになる仮想面内に位置するように、保持部分上に配置されてよい。この面は、殆どの種類の大型家電製品の場合と同様に、実質的に平坦であり、或いは、物品が湾曲外面を有するならば、あるいは湾曲させられてよい。
【0019】
少なくとも1個の保持部分は、上述されるように、バックストップと相対移動可能であるように、保持機器キャリア部分に取り付けられる。少なくとも1個の保持部分が、1個またはそれより多くの保持ユニットを伴う保持枠を含むならば、保持枠は、キャリア部分に移動可能に固定され得る。同時に、保持部分は、持上げられ、或いは移動させられることの少なくともいずれかが行われる物品の外面上において、保持ユニットが、物品を保持するのに十分に大きい力を作用させ得る保持位置に、配置および固定され得る。
【0020】
少なくとも1個の保持ユニット、または少なくとも1個の保持部分は、キャリア部分に回転可能に固定されてよい。少なくとも1個の保持ユニット、または少なくとも1個の保持部分は、少なくとも1個の保持ユニットまたは少なくとも1個の保持部分の回転軸が、水平または垂直であるように、少なくとも1個の保持ユニット、または少なくとも1個の保持部分が固定されるか否かに応じて、前後または上下に揺動し得る窓またはフラップと同様に機能する。保持機器に複数の把持機器が装備されるならば、1個またはそれより多くの把持機器または保持部分は、当然のことながら、水平回転軸を有する一方、1個またはそれより多くの把持機器または保持部分は、同時に、垂直回転軸を有してよい。
【0021】
保持機器の他の実施形態において、少なくとも1個の保持ユニットまたは少なくとも1個の保持部分は、直線状または湾曲経路を移動可能であるように構成されてよく、即ち、少なくとも1個の保持ユニット、または少なくとも1個の保持部分上の全ての点は、それらが接触位置および解放位置の間を移動する時に、略同じ経路をたどる。保持機器には、必要に応じて、少なくとも1個の保持ユニット、または少なくとも1個の保持部分が、少なくとも1個のバックストップに関して移動させられた時に従うガイドが装備され得る。1個または複数のガイドはまた、少なくとも1個の保持ユニット、または少なくとも1個の保持部分を支持し、或いは少なくとも部分的に支持してよく、これは、特に、少なくとも1個の保持ユニット、または少なくとも1個の保持部分が高重量を有するならば、有利である。
【0022】
保持機器には、更に、少なくとも1個の保持ユニット、または少なくとも1個の保持部分に取り付けられ、また、少なくとも1個の保持ユニット、または少なくとも1個の保持部分が移動させられ得るように、キャリア部分または器具キャリアに取り付けられる少なくとも1個のアクチュエータが装備される。少なくとも1個のアクチュエータは、例えば、液圧式或いは空気圧式に作動させられるピストンおよびシリンダ構成から構成されてよく、或いは、電気モータによって駆動させられてよい。保持機器に幾つかのアクチュエータが装備されるならば、これらアクチュエータは、保持機器に2個またはそれより多くの保持ユニット、または保持部分が装備されるならば必要であり、アクチュエータは、必要であれば、個々のアクチュエータの移動を制御する制御ユニットの助けを伴い、同期移動させられるように構成される。例えば、アクチュエータが液圧式或いは空気圧式に作動させられるならば、これは、典型的には、アクチュエータへの液圧または空気圧流体の供給を調整する弁を制御することによって行われる。
【0023】
更なる実施形態において、アクチュエータは、手動式アクチュエータとして構成されてよく、即ち、少なくとも1個の保持ユニットまたは少なくとも1個の保持部分が、少なくとも1個の保持ユニットまたは少なくとも1個の保持部分の移動に力をもたらし得る液圧式、空気圧式、電気式、または他の手段の助けを得ることなく移動させられる。この種のアクチュエータは、例えば、その一端において、少なくとも1個の保持ユニットまたは少なくとも1個の保持部分に、また他端において、レバー、ロッド等に固定されるコード、ワイヤ等を含んでよい。レバーは、保持機器のキャリア部分または器具キャリアに取り付けられ得る。保持機器には更に、1個またはそれより多くのばね機器が装備されてよく、このばね機器は、ワイヤへの引張力が存在しない時に、ばね機器が、少なくとも1個の保持部分または少なくとも1個の保持ユニットを、接触位置へもたらすように、少なくとも1個の保持部分または少なくとも1個の保持ユニットに、且つ、キャリア部分または少なくとも1個のバックストップに固定される。レバーを引っ張りまたは回転させることにより、少なくとも1個の保持ユニットまたは少なくとも1個の保持部分は、少なくとも1個のバックストップと相対的に後方へ引っぱられる。
【0024】
上述されたように、保持機器には、少なくとも1個の保持ユニットが装備された1個またはそれより多くの保持部分が備えられてよく、或いは、少なくとも1個の保持ユニットは、少なくとも1個のバックストップと相対移動可能であるように、保持機器に取り付けられてよい。後の代替法において、少なくとも1個の保持ユニットは、ヒンジ機器等の助けを得て、キャリア部分または少なくとも1個のバックストップに回転可能に固定されてよい。
【0025】
或いは、少なくとも1個の保持ユニットまたは少なくとも1個の保持部分は、アクチュエータの移動が、少なくとも1個の保持ユニットまたは少なくとも1個の保持部分の直接的な移動を加えるように、アクチュエータに直接的に取り付けられ得る。アクチュエータが1個またはそれより多くのピストンおよびシリンダ構成を含むならば、1個または複数のピストンを、1個または複数のシリンダ内において、前後に移動させることにより、少なくとも1個の保持ユニットまたは少なくとも1個の保持部分が、少なくとも1個のバックストップと相対的に、前後に移動させられ得るように、少なくとも1個の保持ユニットまたは少なくとも1個の保持部分は、1個または複数のピストンに取り付けられ得る。保持機器に、ピストンおよびシリンダ構成の形態をなす2個またはそれより多くのアクチュエータが装備されるならば、アクチュエータは、上述したように、例えば、個々のアクチュエータの移動を制御する制御ユニットの助けを得て、同期移動させられるように構成される。
【0026】
物品は、保持機器によって保持された時に、1個または複数のアクチュエータにより、少なくとも1個の保持ユニットまたは少なくとも1個の保持部分を、後方に、且つ保持される物品から離れる方向へ移動させることにより、解放され得る。物品は、少なくとも1個のバックストップに接して静止され、ひいては、物品が、少なくとも1個の保持ユニットまたは少なくとも1個の保持機器の後方移動に続くのを阻止する。アクチュエータの後方への力が十分に大きいときに、少なくとも1個の保持ユニットまたは少なくとも1個の保持部分、および物品間の力は壊され、ひいては、物品が移動することなく、また、器具キャリアまたは保持部分のキャリア部分が、相当程度移動することなく、物品は保持機器から解放される(物品外面が作られている薄板が、僅かに移動するので、幾らかの移動は生じ得る)。
【0027】
少なくとも1個の保持部分は、上述したように、保持機器に移動可能に取り付けられる少なくとも1個の保持部分枠を含んでよい。少なくとも1個の保持部分は、キャリア部分に移動可能に取り付けられるならば、好適には、持上げられ或いは移動させられる物品と対向する少なくとも1個のバックストップの表面と実質的に平行な軸周りを回転可能である。
【0028】
保持機器のキャリア部分はまた、持上げられ、または移動させられることの少なくともいずれかが行われる物品の支持のために、キャリア部分の下縁において、固定され或いは取り外し可能に据付けられる支持縁を含んでよい。支持縁は、任意で、物品が最初に僅かに持上げられ得るように、キャリア部分と相対的に、前後に移動可能であるように取り付けられてよく、その直後に、支持縁は、物品下で移動させられる。支持縁はまた、持上げられ、または移動させられることの少なくともいずれかが行われる物品の横方向への支持のために、側縁を含んでよい。
【0029】
本発明は、例えば、フォークリフトトラック、または、フォークリフトトラックと同様にフォークを有する持上げギアが装備されたトラクタへの使用に、良好に適しており、その時、保持機器は、フォークリフトトラックまたはトラクタ持上げギアへ取付けるように構成される。本発明はまた、クレーン等を伴い使用されてよく、その時、保持機器は、クレーンへ取付けるように構成される。
【0030】
本発明の特定の実施形態を、添付の図面を参照して、以下に説明する。
【図面の簡単な説明】
【0031】
【図1】保持部分が接触位置にある保持機器の概略側面図。
【図2】保持部分が解放位置にある保持機器の概略側面図。
【図3】図1および図2に示される保持機器の概略前面図。
【図4】保持部分が解放位置にある保持機器の概略側面図。
【図5】2個の保持部分を備えた保持機器の概略前面図。
【図6】保持部分が解放位置にある保持機器の概略側面図。
【図7】保持ユニットが解放位置にある保持機器の概略側面図。
【図8】保持ユニットが接触位置にある保持機器の概略側面図。
【発明を実施するための形態】
【0032】
全ての図面は概略的であり、且つ、その作動モードを理解することに必要な本発明の態様のみが、図面に含まれていることが強調される。また、保持機器の作動モードをより明確に例証するために、接触位置および解放位置の間における少なくとも1個の保持部分または少なくとも1個の保持ユニットの移動範囲は、図面において誇張されていることも強調される。以下の例に示される保持機器10の実施形態は、物品を持上げ、または移動させることの少なくともいずれかを行うように構成されており、持上げられ、または移動させられることの少なくともいずれかが行われる物品は、磁力によって保持される。
【0033】
図1〜図3は、保持機器10の実施形態を示しており、この保持機器10は、例えばフォークリフトトラックのように、フォークが装備された器具キャリアに取り付けるように構成される。
【0034】
保持機器10の例証実施形態は、キャリア部分12と、保持部分18と、保持部分18が実質的に直線方向へ移動するためのアクチュエータ22を含む。
キャリア部分12は、フォークリフトトラックのフォーク30がスリーブ部材14へ挿入され得るように構成されたスリーブ部材14を含む。スリーブ部材はまた、好適には、キャリア部分12のフォークリフトトラックへの固定取り付けのための固定手段(図示なし)を含む。保持機器10が使用されている時に、キャリア部分12がフォーク30から滑り落ちるのを阻止するために、例えば、フォーク30にねじ込まれるねじ部材、またはフォークへのクランプがあってよい。他の種類の固定機器であっても、考えられる限り使用されてよい。また、代替法として、フォークリフトトラックまたは器具キャリアが保持機器10と合わせてのみ使用されるならば、キャリア部分12をフォークリフトトラックまたは別の器具キャリアに永続的に固定する。これは、例えば、溶接によって行われてよい。
【0035】
スリーブ部材14の一端において、スリーブ部材14と実質的に直角に上方に突出するバックストップ15が取り付けられる。図面に示される実施形態において、バックストップ15は、スリーブ部材14上において逆さまに配置されるU字形枠として構成されており、且つ、U字の脚部は、例えば溶接によって、スリーブ部材14に固定される。複数の補強材16が、必要に応じて、スリーブ部材14の間に配置されてよい。
【0036】
保持部分18は、保持枠19および1個以上の保持ユニット20からなる。保持枠18は、所望数の保持ユニット20が枠に固定され得るように構成された枠であってよい。保持枠19は、任意で、保持部材20が固定される板を含んでよい。図3に示されている保持部分18には、9個の保持ユニットが備えられている。
【0037】
図1〜図3に示される実施形態において、保持部材20は、磁気要素からなる。保持部分18および保持部材20が接触位置にある時に、保持部材20は、バックストップ15よりも僅かに更に前方へ突出し、且つ、これにより、保持機器10が物品の外面まで接近移動させられた時に、保持部材20は、持上げられ或いは移動させられる物品の外面と接触するようになることが保証される。本発明の殆どの実施形態において、この距離は、物品の持上げまたは移動の少なくともいずれかの間に、持上げられ、または移動させられることの少なくともいずれかが行われる物品が、バックストップ15と可能な限り近くに保持されるように、可能な限り小さい。保持部材20はまた、保持ユニット20の磁気要素が、持上げられ、または移動させられることの少なくともいずれかが行われる物品を保持するために十分な保持力をもたらすことが可能である限り、物品が保持機器10から解放された時に、物品が載るバックストップ15によって形成される面と面一であり、或いはその面から僅かに後方であることも考えられる。
【0038】
磁気要素は、ねじ、ボルト、または他の適当な固定具によって保持枠19に直接的に据付けられ得る。或いは、1個以上の保持要素(図示なし)が用いられてよく、また、保持枠19に据付けられ得る。このような保持要素は、例えば、磁気要素の寸法および形状と適合させられた内側空間を有する包囲箱要素からなってよい。保持要素は、その両端において、フランジを伴い構成されてよく、一方のフランジは、一端において、保持枠19へ取り付けるための穴を伴い、また、フランジは、他端において、磁気要素の表面にある溝と適合させられる。磁石表面にある溝は、磁石表面が持上げられまたは移動させられることの少なくともいずれかが行われる物品の外面と接触し得るように、少なくともフランジの厚みと同じ厚さを有さなければならない。
【0039】
保持部分18は、アクチュエータ22に固定または連結される。図1〜図3に示される実施形態において、アクチュエータ22は、シリンダ23およびピストンロッド24からなる。保持部分18は、保持部分18がバックストップ15と相対的に、前後に移動させられ得るように、ピストンロッド24に固定される。アクチュエータ22は、液圧式または空気圧式に作動させられてよく、液圧流体または空気を加圧するための適当なユニット(図示なし)を介して、液圧流体または空気が流体ライン25から供給される。流体ライン25を通る流体の供給は、器具キャリアの運転手によって制御され得る。
【0040】
図1〜図3に示される実施形態において、シリンダ23は、スリーブ部材14、または任意でスリーブ部材14の間に配置される補強材16、または同様の要素に固定され得るシリンダ支持体26によって、キャリア部分に固定され、または据付けられる。当該技術分野に属する者には明白であるように、アクチュエータ22をキャリア部分に固定する他の方法も存在する。どのようにして取り付けが行われるかは、どのようにしてキャリア部分が構成されるかに必然的に左右され、これは、当然のことながら、多くの方法によって行われ得る。
【0041】
図1において、保持機器10は、接触位置で示されている。本位置において、持上げられ、または移動させられることの少なくともいずれかが行われる物品は、保持ユニット20の助けを得て、保持され得る。物品が所望位置へ持上げられまたは移動させられた時に、保持ユニット20を備えた保持部分18は、アクチュエータを作動させることにより、解放位置まで後退させられ得る。解放位置は、図2に明確に示される。保持部分18が後退させられた時に、保持ユニット20が接触している物品の外面は、バックストップ15に接して静止するようになり、且つ、物品は、後方へ保持部分18に続くのが阻止される。保持ユニット20および物品外面間における保持力は壊され、且つ、物品は保持機器10から解放される。
【0042】
図1〜図3は、保持機器のキャリア部分14に、持上げられ、または移動させられることの少なくともいずれかが行われる物品を支持するために、支持部材28が備えられ得ることについても示している。図3において、1個の支持部材28は、各スリーブ部材14に取り付けられ得ることが示されており、また支持部材28は、スリーブ部材14と実質的に同じ幅を有する。当然のことながら、スリーブ部材14の下縁において、或いは支持部材28がスリーブ部材14の下側と同じ面内に位置するように、スリーブ部材14の間に延出する単一の支持部材28を設けることも可能である。
【0043】
図4は、保持機器10の実施形態を示しており、保持部分18がバックストップ15と相対移動させられ得るように、保持部分18は、キャリア部分12に回転可能に固定される。本実施形態のアクチュエータ22は、その一端において回転部材33によって支持部材34に回転可能に固定される。回転部材は、ボルト、シャフト、または他の適当な固定具であってよい。支持部材34は、キャリア部材12に固定され、例えば、補強材(図示なし)は、スリーブ部材14の間に延出する。或いは、各スリーブ部材14上に支持部材34が設けられてよく、また、回転部材33は、支持部材34間に延出し、且つ、そこにシリンダ23が取り付けられる。アクチュエータ22は、その他端において、回転部材32によって保持部分18に回転可能に固定される。本実施形態の他の部分は、図1〜図3に示される実施形態に関連して説明されているため、ここでは繰り返されない。
【0044】
図4において、保持機器10は、解放位置で示されている。保持部分18が、接触位置まで移動させられた時に、保持部分18は、アクチュエータ22によって1個以上の回転部材27の周りを回転させられる。1個または複数の回転部材27は、保持部分18がバックストップ15と関連して回転するのを許容するシャフト、ボルト、または他の適当な機器であってよい。
【0045】
図5は、図4に示される実施形態の変形例である実施形態を示す。バックストップ15は、上記に説明されたように、U字形枠から形成されており、また、スリーブ部材14に固定されており、図5に示される実施形態では、2個の梁38,39が追加され、これらの梁38,39は、持上げられ、または移動させられることの少なくともいずれかが行われる物品のバックストップとしても機能する。
【0046】
梁39は、U字形枠の2個の脚部の間に延出すると共にそれらに固定される一方、梁38は、U字形枠の上側略水平部分および梁39の間に延出する。それ故、2個の開口がバックストップ15に形成され、且つ、これら開口において、2個の保持部分18は、1個または複数の回転部材40によって回転可能に配置される。1個または複数の回転部材40は、保持部分18がバックストップ15と関連して回転するのを許容するシャフト、ボルト、または他の適当な機器であってよい。
【0047】
図5に示される実施形態において、U字形バックストップ15および梁39は、略矩形形状を有する開口を形成する一方、梁38は、矩形開口を2個の略同一の開口に分裂させる。U字形枠の寸法および形状、ならびに梁38,39の位置は、当然のことならが、個々の保持機器10になされる要求に応じて変化してよく、且つ、枠はまた、U字形以外の他の形状が与えられてもよい。
【0048】
2個の保持部分18は、2個の保持部分18各々が夫々のアクチュエータに固定されるように、図4に示される実施形態に関連して説明されたアクチュエータと同様に配置される2個の別個のアクチュエータによって移動させられる。或いは、2個の別個のアクチュエータは、図1および図2に示されるものと同様に設けられてよく、即ち、2個の保持部分18には、接触位置および解放位置の間において、略直線状の移動が与えられる。このような実施形態において、2個の保持部分は、夫々のアクチュエータに据付けられ、且つ、回転部材40は存在しない。
【0049】
本実施形態の他の部分は、本発明の他の実施形態に関連して、既に説明されており、ここでは繰り返されない。
図6は、本発明の実施形態を示しており、保持部分18は、手動式機構によってバックストップ15と相対移動させられる。保持部分15は、図4に示される実施形態に関連して上述されたのと同じ方法で、バックストップ15に回転可能に固定される。コード37またはワイヤ等が、保持部分18に固定される。コード37の他端は、器具キャリアの運転手が操作し得るレバー、ハンドル等(図示なし)に固定される。コード37は、任意で、支持部材35で支持されるホイール38の上方に延びてよい。支持部材35は、図4に示される実施形態の支持部材34と同じ方法で、キャリア部分12に固定されてよい。
【0050】
図6に示される保持機器の実施形態には、更に、保持部分18の接触位置方向へ保持部分18に力を作用させるように配置される少なくとも1個のばね体が備えられてよい。このばね体は、一端において保持部分18に固定されると共に、他端においてバックストップ15に固定されるコイルばね36であってよい。或いは、回転部材27は、トーションばねとして構成されてよく、または、トーションばねは、回転部材27の周りに配置されてよい。
【0051】
図6の実施形態の他の技術的な特徴は、本発明の他の実施形態に関連して、既に上述されており、ここでは繰り返されない。
物品が持上げられ、または移動させられる場合、これがまだ行われていないときに、保持部分18は接触位置におかれ、器具キャリアの運転手は、少なくとも1個のばね要素36が保持部分18を接触位置へ引っ張り得るようにライン37が取り付けられたレバーを解放させる。物品が持上げられると共に、任意で、所望位置へ移動させられた時に、器具キャリアの運転手は、ライン37を引っ張り、ひいては、保持部分18が後方へ引っ張られ、これにより、物品は、保持部分18の保持ユニット20から解放される。
【0052】
図7および図8は、図1〜図3に示される本発明の簡略実施形態を示す。図7〜図8に示される実施形態において、保持機器10は、ねじ、ボルト等の適当な固定具によってアクチュエータ22のピストンロッド24に直接的に据付けられる保持ユニット20からなる。或いは、保持ユニット20は、例えば溶接によって、ピストンロッド24に永続的に固定される。保持ユニット20は、上述された他の例証実施形態の場合と同様に、極めて単純に、永久磁石または電磁石のいずれかである磁気要素からなってよい。或いは、保持ユニットは、保持要素等に固定され得る磁気要素からなってよく、この保持要素は更に、ピストンロッド24に固定されてよい。このような保持要素を構成する一方法は、図1〜図3に示される実施形態に関連して上述されているが、磁石をピストンロッドに固定するために使用され得る保持要素を構成する多くの他の方法が考えられる。
【0053】
また、2個以上のアクチュエータ22を備えた保持機器10を提供することも可能であり、各々は、図7〜図8に示されるのと同じ方法で据付けられた夫々の保持ユニット20を備える。アクチュエータは、図5に示される本発明の実施形態と同様に、互いに隣接して配置されてよい。
【0054】
図7〜図8の実施形態の他の技術的な特徴は、本発明の他の実施形態に関連して説明されており、ここでは繰り返されない。
次に、明らかであるように、図8は、接触位置にある保持機器10を示す。保持ユニット20を後方へ引っ張ることにより、保持ユニット20によって保持された物品は、バックストップ15に接して静止するようになり、保持ユニット20および物品間における接触力は、最終的には解除されることにより、物品は保持機器10から解放される。
【0055】
強調されることとして、図面において、保持要素20がバックストップ15の前方に突出する距離は、保持ユニット20が持上げられ、または移動させられることの少なくともいずれかが行われる物品と接触するようになることを明確にするために、幾分誇張させられている。実際のところ、この距離は、物品が持上げられ、または移動させられることの少なくともいずれかが行われた時に、持上げられ、または移動させられる物品が可能な限りバックストップ15にぴったりと接して静止するように、可能な限り小さくされる。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
少なくとも1つの実質的に平坦な外面を有する物品を持上げ、または移動させることの少なくともいずれかを行う保持機器であって、該保持機器は、器具キャリアに据付けるように適合させられており、且つ、該保持機器は、
前記保持機器が前記器具キャリアに据付けられると共に、該器具キャリアから解放され得るように、連結手段を含むキャリア部分と、
少なくとも1個の保持ユニットであって、接触位置にある該少なくとも1個の保持ユニットが前記物品と接触するようになると共に、該少なくとも1個の保持ユニットと、持上げられ、または移動させられることの少なくともいずれかが行われる物品の1つの前記外面との間において、面接触により物品を保持し得るように配置される保持ユニットと
を備える保持機器において、
前記キャリア部分は、少なくとも1個のバックストップを含み、前記物品が前記少なくとも1個の保持ユニットから解放される時に、該物品が前記バックストップに寄り掛かることが可能であり、
前記少なくとも1個の保持ユニットは、前記少なくとも1個のバックストップと相対移動させられ得るように、前記保持機器に移動可能に据付けられており、
前記保持機器は、前記少なくとも1個のバックストップに対する前記少なくとも1個の保持ユニットの移動のための、少なくとも1個のアクチュエータを含む
ことを特徴とする保持機器。
【請求項2】
前記保持機器は、前記少なくとも1個の保持ユニットが据付けられる少なくとも1個の保持部分を含み、該少なくとも1個の保持部分は、前記少なくとも1個のバックストップと関連して、前記キャリア部分に移動可能に据付けられることを特徴とする請求項1乃至5に係る保持機器。
【請求項3】
前記少なくとも1個の保持ユニット、または前記少なくとも1個の保持部分は、前記キャリア部分に回転可能に据付けられることを特徴とする請求項1乃至5に係る保持機器。
【請求項4】
前記少なくとも1個の保持ユニット、または前記少なくとも1個の保持部分は、前記バックストップと関連して、湾曲または略直線移動させられることが可能であるように、前記キャリア部分に据付けられることを特徴とする請求項1乃至5に係る保持機器。
【請求項5】
前記保持部分は、前記キャリア部分に移動可能に据付けられる少なくとも1個の保持部分枠を含み、且つ、前記少なくとも1個の保持ユニットは、前記少なくとも1個の保持部分枠に設けられることを特徴とする請求項1に係る保持機器。
【請求項6】
前記少なくとも1個のアクチュエータは、液圧式または空気圧式作動アクチュエータであり、該アクチュエータは、その一端において前記保持部分に固定されると共に、その他端において前記キャリア部分に、または前記器具キャリアに固定されることを特徴とする請求項1に係る保持機器。
【請求項7】
前記少なくとも1個のアクチュエータは、機械式または手動式アクチュエータであり、該アクチュエータは、その一端において前記保持手段に固定されると共に、その他端において前記キャリア部分に、または前記器具キャリアに固定されることを特徴とする請求項1に係る保持機器。
【請求項8】
前記少なくとも1個の保持ユニットは、磁気要素を含むことを特徴とする請求項1に係る保持機器。
【請求項9】
前記少なくとも1個の保持ユニットは、吸引カップ要素を含むことを特徴とする請求項1に係る保持機器。
【請求項10】
前記キャリア部分は、持上げられ、または移動させられることの少なくともいずれかが行われる物品を支持する少なくとも1個の支持縁を含むことを特徴とする請求項1に係る保持機器。
【請求項11】
前記器具キャリアは、フォークリフトトラックであることを特徴とする請求項1乃至9に係る保持機器の使用法。
【請求項12】
前記器具キャリアは、クレーンであることを特徴とする請求項1乃至9に係る保持機器の使用法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公表番号】特表2012−524005(P2012−524005A)
【公表日】平成24年10月11日(2012.10.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−505844(P2012−505844)
【出願日】平成22年4月15日(2010.4.15)
【国際出願番号】PCT/NO2010/000137
【国際公開番号】WO2010/120185
【国際公開日】平成22年10月21日(2010.10.21)
【出願人】(511250633)ウグランド アンド ラウフダル アクティーゼルスカブ (1)
【氏名又は名称原語表記】UGLAND & LAUVDAL AS
【Fターム(参考)】