説明

ケーブル用導管の防水装置

【課題】 ケーブル導管内への防水装置の挿入後の圧締による支持に際し、ケーブル導管内周壁と防水装置とに間隙を生じずにほぼ完全な水密状態で圧接できるようにする。
【解決手段】 ケーブル類Cを水封した状態で挿通支持してケーブル導管Q内に挿入配置したゴム製のシールブロック体1を、このシールブロック体1の前後に配した締付盤6,10を介して圧締ボルト12、ナット13にて挟み付けてケーブル用導管の防水装置Pを構成する。また、シールブロック体1を挿入方向と直角に少なくとも二つに分割し、いずれか一方のシールブロック体1のゴム硬度を他方のシールブロック体1のゴム硬度と異なるものとする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えばビル、建物等の建築構造物内に、例えば洞道部、人孔部等から各種のケーブル類を引込配線する場合、その引込導入部位における防水処理が確実、簡単に得られるようにしたケーブル用導管の防水装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来から洞道部、人孔部等から各種の建築物構造内に通信ケーブル等を引込配線する場合、洞道部、人孔部等は地下に設置されていることが多いから、その引込部位における雨水その他の浸水を防止するために防水、排水処理が施されている。特に、建築構造物内への浸水が阻止されるように、その引込導入部位では確実に水密シールされる必要があるため、従来から各種の防水手段が採用されている。
【0003】
この中で、例えば特許文献1に示すように、地下ケーブル検査用地下ボックスの壁部に穿たれたケーブル貫通孔において、三本の断面円形状のケーブルの周囲および中心部に装着される止水パッキンなる技術が提案されている。すなわち、この止水パッキンは円盤状ゴム材を三枚重ねしたゴム体によって構成されていて、これらゴム体の中心孔は、一括された三本のケーブルを断面で見たときの外郭線が、一本のケーブルの直径と同一直径の三個の円を各々接する態様で三ツ輪に描いたときの外郭線が形成する形状と同一のものとしてある。この中心孔に三本のケーブルが嵌入した際には、この三ツ輪の中心部である三本のケーブル相互の間に空間部が残されるものとなり、例えば水圧等に対する強度を確保するため、この空間部に別構成の中心ゴムパッキンが嵌め込まれるものとしてある。
【0004】
また、従来では、図8に示すように、止水パッキンとして肉厚の大きい円柱状のゴム体によるシールブロック体1を使用する場合、圧締ボルト12、ナット13によってシールブロック体1自体を円柱方向で押圧して圧締するのであり、こうすることで当該シールブロック体1は、その径方向で膨張してケーブル導管Q内周面、ケーブル類C外周面それぞれに水密的に圧接する構成となっている。
【特許文献1】実開昭54−168596号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、従来における特許文献1に開示されているものは、止水パッキンの中心孔に嵌入されている三本のケーブル相互間の中心部である空間部に別構成の中心ゴムパッキンが嵌め込まれる構成であるため、水圧等に対する強度を確保できるものの、例えば中心ゴムパッキンなる部材の外形寸法がかなり精確に設計されていないと、防水効果の面で非常に劣るものとなる。しかも中心ゴムパッキンがあるため、止水パッキンに対するケーブルの取付作業が非常に面倒なものとなる。
【0006】
また、図8に示す従来例では、肉厚の大きい円柱状のゴム体によるシールブロック体1を圧締ボルト12、ナット13によって円柱方向で押圧圧締した際に、当該シールブロック体1は、その径方向で膨張してケーブル導管Q内周面、ケーブル類C外周面それぞれに水密的に圧接するのであるが、当該シールブロック体1内部は全ての部分で同じ弾性を有しているため、その中央部分の外周が内径方向に若干圧縮してケーブル導管Q内周壁に間隙を生じたまま、外径方向に膨張した両端周側面だけで保持される状態となってしまう。このため、特許文献1に示すように、円盤状ゴム材を三枚重ねしたゴム体によるシールブロック体1でもって構成することで、このような欠点を改善できる可能性がある。ただ、このようなシールブロック体1は三枚全てが同じ弾性を有しているため、上記した隙間の発生を阻止させることには未だ不十分なものである。
【0007】
そこで本発明は叙上のような従来存した諸事情に鑑み創出されたもので、強度の確保と同時に防水効果の向上を図ることができ、しかもケーブルの取付作業が簡単に行えるものとし、またケーブル導管内への防水装置の挿入後の圧締による支持に際し、ケーブル導管内周壁と防水装置とに間隙を生じさせずに完全水密状態となって圧接できるケーブル用導管の防水装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上述した課題を解決するため、本発明にあっては、ケーブル類Cを水封させた状態で挿通孔2にて挿通支持させてケーブル導管Q内に挿入配置されたゴム製のシールブロック体1を、このシールブロック体1の前後に配した締付盤6,10を介して圧締ボルト12、ナット13にて挟み付けて成るケーブル用導管の防水装置Pにおいて、シールブロック体1を挿入方向と直角に少なくとも二つに分割し、いずれか一方のシールブロック体1のゴム硬度を他方のシールブロック体1のゴム硬度と異なるものとしたものである。
また、シールブロック体1を挿入方向と直角に三つに分割し、中間部分のシールブロック体1のゴム硬度を両側のシールブロック体1のゴム硬度と異なるものとすることができる。
さらに、シールブロック体1は、挿通孔2を外部から、また挿通孔2それぞれを連絡する開放切込部3、連絡切込部4を有し、これらの開放切込部3、連結切込部4それぞれの位置を、前後の他のシールブロック体1の開放切込部3、連絡切込部4それぞれの位置と異なるようにしたものとすることができる。
【0009】
以上のように構成された本発明に係るケーブル用導管の防水装置Pにあって、シールブロック体1それぞれは、これらのゴム硬度の違いから、ケーブル導管Q内へのシールブロック体1の挿入後の圧締ボルト12の締付けによる支持に際し、ケーブル導管Q内周壁とシールブロック体1とに間隙を生じさせずに完全水密状態となって圧接支持させる。
また、シールブロック体1の開放切込部3、連絡切込部4それぞれの位置が、前後の他のシールブロック体1の開放切込部3、連絡切込部4それぞれの位置と互いに合致しないため、開放切込部3、連絡切込部4を介しての浸水を阻止させる。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、強度の確保と同時に防水効果の向上を図ることができ、しかもケーブルの取付作業が簡潔に行えるばかりでなく、ケーブル導管Q内への防水装置Pの挿入後の圧締による支持に際し、ケーブル導管Q内周壁と防水装置P外周面とに間隙を生じさせずにほぼ完全な水密状態となして、防水装置P外周面をケーブル導管Q内周壁面に圧接させることができる。
【0011】
すなわちこれは、本発明が、シールブロック体1を挿入方向と直角に少なくとも二つに分割し、いずれか一方のシールブロック体1のゴム硬度を他方のシールブロック体1のゴム硬度と異なるものとしたからであり、これにより、例えば水圧等に対する強度の確保と同時に防水効果の向上を図ることができ、しかも従来のような別構成の中心ゴムパッキンの嵌め込み作業を必要とせずにケーブルの取付作業を簡潔に行えるものとし、またケーブル導管Q内への防水装置Pの挿入後の圧締による支持に際し、ケーブル導管Q内周壁と防水装置Pとに間隙を生じさせずに完全水密状態となって圧接することができる。
【0012】
また、シールブロック体1を挿入方向と直角に三つに分割し、中間部分のシールブロック体1のゴム硬度を両側のシールブロック体1のゴム硬度と異なるものとしたので、ケーブル導管Q内への防水装置Pの挿入後の圧締による支持に際し、中間部分におけるケーブル導管Q内周壁と防水装置Pとに間隙を生じさせずに完全水密状態となって圧接支持することができる。
【0013】
また、シールブロック体1は、これの開放切込部3、連絡切込部4それぞれの位置を、前後の他のシールブロック体1の開放切込部3、連絡切込部4それぞれの位置と異なるようにしたので、開放切込部3、連絡切込部4それぞれの位置とが互いに合致しないものとなり、これにより開放切込部3、連絡切込部4を介しての浸水を未然に阻止することができる。
【0014】
尚、上記の課題を解決するための手段、発明の効果の項夫々において付記した符号は、図面中に記載した構成各部を示す部分との参照を容易にするために付したもので、図面中の符号によって示された構造・形状に本発明が限定されるものではない。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
以下図面を参照して本発明を実施するための最良の一形態を説明すると、図において示される符号Pは、例えば防水鋳鉄管製の所定のケーブル導管Q内に設置される防水装置であり、図3に示すように、ケーブル類Cを挿通させる適数の挿通孔2が開設されているシールブロック体1と、シールブロック体1の前後に配され、圧締ボルト12、ナット13にて挟み付けるようにして圧締可能とした前側締付盤6、後側締付盤10とによって概ね構成されている。
【0016】
シールブロック体1は、ケーブル導管Qの管方向に沿う前後で適宜な肉厚(高さ)を有する円柱状に形成され、シールブロック体1を挿入方向と直角に例えば二つに分割し、いずれか一方のシールブロック体1のゴム硬度に対し、他方のシールブロック体1のゴム硬度を異なるように構成してある。
【0017】
この二つのシールブロック体1自体は、従来のこの種のゴム製のシール部材における硬度が約40度であったのに比し柔軟なものとしてあり、例えば一方のシールブロック体1を25度前後の硬度で形成し、他方のシールブロック体1を25度とは違う硬度で形成しておく。この硬度は、例えばシールブロック体1自体に、その前後方向からの圧縮力、すなわちケーブル導管Qの管方向に沿う圧縮力が付与されたときに、圧縮部分のみが縮小することなく、全体の長さが縮小するように圧締させると同時に圧縮力の方向にほぼ直交する方向であるシールブロック体1自体の径方向にシールブロック体1自体の膨張拡大を許容させるものとしてある。尚、シールブロック体1の硬度は上記例に限定されないことは勿論である。
【0018】
シールブロック体1には、図1、図2に示すように、例えばメタルケーブル、光ケーブル等の所定のケーブル類Cを挿通させる例えば同径の三個の挿通孔2を円柱方向に沿って開設し、シールブロック体1の中央部位置から挿通孔2それぞれに連通する正面から見て略Y字形を呈する連絡切込部4によってそれぞれの挿通孔2を連絡してあり、いずれか一つの挿通孔2を外部に連通させるように形成された開放切込部3位置にて左右に強制的に開放することで、挿通孔2それぞれにケーブル類Cを間接あるいは直接に挿通あるいは嵌め合わせて位置決めできるようにしてある。
【0019】
開放切込部3は、これによる切り離し状態が肉厚方向に沿って段差状となるよう隣接するシールブロック体1を相互にずらしたり、あるいは隣接するシールブロック体1それぞれの切り離し状態が肉厚方向に沿って斜行状となるように形成してある。
【0020】
シールブロック体1の挿通孔2相互間の本体部分には、シールブロック体1自体を圧縮縮小させるための角根構造の圧締ボルト12を挿通させるボルト挿通孔5が円柱方向に沿って穿設されている。
【0021】
また、シールブロック体1の背面部には、剛性が高い硬質の後側締付盤10が配置に嵌合されており、例えば鉄等の金属にて形成されている。この後側締付盤10自体は、円周上に沿う挿通孔2相互間の区域を被装するような基本的には扇形状に形成されていて、挿通孔2に対応する略半円弧切欠状の嵌め合い挿通部8を両側に有している。さらにこの後側締付盤10には、シールブロック体1に穿設したボルト挿通孔5位置に対応合致させて、圧締ボルト12の角根部分12Aを嵌め入れさせる略矩形状の係合孔7を穿設することで、圧締ボルト12に対するナット13の締付けの際に、後側締付盤10に対して圧締ボルト12自体が回転しないようにしてある。
【0022】
また、シールブロック体1の前面部には、当該シールブロック体1における円周方向に沿って例えば三分割された正面から見て基本的には略扇形状を呈し、その分割半径線縁には、前記挿通孔2位置それぞれに対応して正面から見て略半円弧状の嵌め合い挿通部8を切欠形成して成る前側締付盤6が配装されている。そして、ボルト挿通孔5位置に対応して前側締付盤6自体の径方向に沿って形成された固定孔11を開穿してある。この前側締付盤6は、剛性が高い硬質性の素材、例えば鉄等の金属にて形成されていて、ナット13に捩じ込まれる圧締ボルト12によってシールブロック体1に前面部全体にしっかりと固定されるようになっている。
【0023】
すなわち、図4に示すように、シールブロック体1の背面側における後側締付盤10の係合孔7から挿入された圧締ボルト12のネジ先端部がシールブロック体1のボルト挿通孔5を挿通して、前側締付盤6の固定孔11から突き出され、この突出部分に長ねじナット状のナット13が捩じ込まれ、これによって径方向にシールブロック体1自体の膨張拡大を許容させることでケーブル導管Qの内周面に半ば食い込み状に強く圧接させるものとなっている。
【0024】
尚、前側締付盤6、後側締付盤10それぞれを円周方向に沿って三分割した構成とする替わりに一体に構成しても良く、この場合には、前側締付盤6、後側締付盤10それぞれをシールブロック体1に取り付ける前に、開放切込部3の開放によってケーブル類Cを挿入しておく必要がある。また、これらの前側締付盤6、後側締付盤10はその前後が逆に配置されても良く、また同一形状・構造のものとしても良い。
【0025】
図6乃至図7には、本実施の形態におけるシールブロック体1の他例が示されている。すなわち、シールブロック体1を挿入方向と直角に三つに分割し、中央に位置されるシールブロック体1のゴム硬度を、前後に位置されるシールブロック体1のゴム硬度に対して異なるように構成してある。このとき、中央部分のシールブロック体1は、これの開放切込部3、連絡切込部4それぞれの位置を、前後のシールブロック体1の開放切込部3、連絡切込部4それぞれの位置と互いに異なるようにしてある。
【0026】
中央部分のシールブロック体1の具体的な構成としては、図6に示すように、同径の三個の挿通孔2のうち、開放切込部3を形成してある一つの挿通孔2から他の二つの挿通孔2それぞれに連通する連絡切込部4によってそれぞれの挿通孔2を連絡してあり、これによって中央部分のシールブロック体1の開放切込部3、連絡切込部4それぞれの位置と、前後のシールブロック体1の開放切込部3、連絡切込部4それぞれの位置とが互いに合致しないようにしてある。
【0027】
次に、これの使用の一例を説明するに、シールブロック体1背面部の後側締付盤10の係合孔7から角根構造の圧締ボルト12を挿入係合し、ボルト挿通孔5を挿通させて先端ネジ部をシールブロック体1前面における前側締付盤6の固定孔11から外出させておく。一方、不要な挿通孔2は不図示のケーブルスペーサー、止栓部材等によって閉塞し、また、小径なケーブル類Cを挿通させる挿通孔2には不図示のケーブルスペーサーを挿入するものとしておく。
【0028】
そこで、開放切込部3によって開放させたシールブロック体1の挿通孔2内に所定のケーブル類Cを挿通してから、ないしは開放させたシールブロック体1の挿通孔2を所定のケーブル類Cに嵌め合わせるよう装着してから、当該開放切込部3を閉じた後、シールブロック体1背面側が奥部に位置するようにケーブル導管Q内に押し込み配置させる。
【0029】
次いで、前側締付盤6の固定孔11から突き出された圧締ボルト12のネジ先端部に長ねじナット状のナット13を捩じ込み、ナット13をきつく締付けることで、シールブロック体1の背面部の後側締付盤10と前面部の前側締付盤6とでシールブロック体1自体を挟み込み、その円柱方向で押圧して圧締する。
【0030】
これによって、シールブロック体1全体が円柱方向で縮小され、これに伴いシールブロック体1はその径方向で膨張し、ケーブル導管Q内周面、ケーブル類C外周面それぞれに水密的に圧接する。
【0031】
このとき中央部分のシールブロック体1のゴム硬度を前後両側のシールブロック体1のゴム硬度と異なるようにしてあるため、ケーブル導管Q内への防水装置Pの挿入後の圧締による支持に際し、中央部分におけるケーブル導管Q内周壁とシールブロック体1とが間隙を生じさせずに完全水密状態となって圧接支持されるものとなる。
【図面の簡単な説明】
【0032】
【図1】本発明を実施するための最良の形態における防水装置の分解斜視図である。
【図2】同じく防水装置のシールブロック体を開放してケーブル類に取り付ける状態を示す斜視図である。
【図3】同じく防水装置の構成を示すもので、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は右側面図である。
【図4】同じく防水装置をケーブル導管内に取り付けた状態を示す断面図である。
【図5】同じく中間のシールブロック体を示す正面図である。
【図6】同じく中間のシールブロック体を開放させた状態を示す斜視図である。
【図7】同じく中間のシールブロック体を三分割した場合の使用取付状態を示す断面図である。
【図8】同じく従来例におけるシールブロック体を使用した場合の防水装置の取付状態を示す断面図である。
【符号の説明】
【0033】
P…防水装置 Q…ケーブル導管
C…ケーブル類
1…シールブロック体 2…挿通孔
3…開放切込部 4…連絡切込部
5…ボルト挿通孔 6…前側締付盤
7…係合孔 8…嵌め合い挿通部
10…後側締付盤 11…固定孔
12…圧締ボルト 12A…角根部分
13…ナット

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ケーブル類を水封させた状態で挿通孔にて挿通支持させてケーブル導管内に挿入配置されたゴム製のシールブロック体を、このシールブロック体の前後に配した締付盤を介して圧締ボルト、ナットにて挟み付けて成るケーブル用導管の防水装置において、シールブロック体を挿入方向と直角に少なくとも二つに分割し、いずれか一方のシールブロック体のゴム硬度を他方のシールブロック体のゴム硬度と異なるものとしたことを特徴とするケーブル用導管の防水装置。
【請求項2】
シールブロック体を挿入方向と直角に三つに分割し、中間部分のシールブロック体のゴム硬度を両側のシールブロック体のゴム硬度と異なるものとした請求項1記載のケーブル用導管の防水装置。
【請求項3】
シールブロック体は、挿通孔を外部から、また挿通孔それぞれを連結する開放切込部、連絡切込部を有し、これらの開放切込部、連結切込部それぞれの位置を、前後の他のシールブロック体の開放切込部、連絡切込部それぞれの位置と異なるようにした請求項2記載のケーブル用導管の防水装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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