説明

ゲート式コーンビームCTの動き補償を用いた再構成

例えば心臓コーンビームCTでは、線源の経路は、投影データがゲートされるために断続的になる。本発明は、このようなゲートされたデータ組から連続的な線源の軌道に対応する投影データを得る方法を提供する。そのために動き補償を適用する。完全なデータ組を決定して近似的または正確な再構成方法をイメージ生成のために断続的でない完全なデータ組に適用可能にするのが有利である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はコーンビームCTのようなコンピュータ断層撮影法の分野に関する。本発明は、特に、ゲート(同期収集)された投影データ組から投影データを再構成する方法、画像処理装置、CT装置、およびゲートされた投影データ組から投影データを再構成するコンピュータプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
コーンビームコンピュータ断層撮影(CBCT)は、高空間分解能でのボリュームイメージングを可能にする。収集速度の向上に伴い、心臓CTイメージングが可能になった。しかしながら、投影データのゲーティングのために、線源の軌道が断続的となるため、例えば、IEEE trans.med.image.,MI−4:14−25(1985)においてB.D.Smithによる“Image reconstruction from cone-beam projections: necessary and sufficient conditions and reconstruction methods”に記載されているように、線量効率が低減するとともに、正確な再構成技法を用いることができない。
【0003】
このような心臓コーンビームCTシステムにおいては、線源の経路、すなわちデータが収集される線源の経路は、投影データがゲートされるため、断続的になる。心臓コーンビームCTでは、ゲーティングは、心電図(ECG)または心臓の動きを検出する他の任意の適切な手段に従って実行することができる。ゲーティングのために投影データの大部分は破棄され、このため線量の利用率は著しく低下する。さらに、場合によっては、Tuyによって公式化された正確な再構成のための3D完全性条件が満たされないことがあり、その結果、ラドンデータが不完全となり、正確な再構成技法を用いることができなくなる。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の目的は、改良した再構成法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
請求項1に記載の本発明の模範実施例では、上記目的のために、ゲートされた投影データ組から投影データを再構成する方法において、ゲートされた投影データ組を最初に収集する。線源の軌道、即ちゲートされた投影データ組を収集するのに用いる放射線源の軌道は、ゲーティングによって少なくとも1つのギャップを有している。この方法をCBCTに適用する場合には、ゲーティングは、上述したように、心電図または他の適切な手段によって測定される心臓の運動に従って実行するのが好適である。次に、少なくとも1つのギャップに対応する新規な投影データを決定し、ゲートされた投影データを新規な投影データで補完して線源の軌道の少なくとも1つのギャップを補償する。
【0006】
従って、補完したゲートされた投影データは、例えば、正確な再構成のための3次元完全性条件を破らず、その結果ラドンデータが完全なものになるように完成できて有利である。これによって正確な再構成技法の使用が可能となり有利である。
【0007】
請求項2に記載の本発明の他の模範実施例では、コーンビームコンピュータ断層撮影の再構成法を用いて、ゲートされた投影データから4次元イメージデータ組を再構成する。請求項3の模範実施例に記載するように、この4次元イメージデータ組に基づいて、撮像される関連の対象物の動きを記述する4次元ベクトルフィールドを決定することができる。次に、この動きフィールドを用いて、ゲートされた投影データの動き補償を実行することができる。
【0008】
つまり、近似的な再構成技法を用いて4次元データ組を再構成することができる。この4次元データ組から、4次元ベクトルフィールドを算出する。次に、4次元イメージデータに動き補償を施す。
【0009】
請求項4に記載の本発明の他の模範実施例では、4次元イメージデータを動き補償し、次にこの動き補償した4次元データを用いて、原データ組を完成させるため、つまりギャップを埋めるための新規な投影データを算出する。このようにして、正確なまたは準正確な再構成技法の適用が可能となる、ギャップのない完全なゲートされた投影データ組を形成することができ、有利である。
【0010】
次に、請求項5に規定した本発明の模範実施例に記載するように、イメージ生成のために、断続的でない最終的な画像データを再構成することができる新規な投影データで補完したゲートされた投影データに、近似的なまたは正確な再構成アルゴリズムまたは方法を適用することができる。
【0011】
これにより、イメージの画質の向上と高速かつ強力な再構成が可能となり有利である。
【0012】
請求項6に記載の本発明の他の模範実施例では、ゲートされた投影データ組から投影データを再構成するプロセサを具えているイメージ処理デバイスを提供する。このイメージ処理デバイスは、不完全な線源の軌道により生じたデータのギャップが埋められるように、ゲートされた投影データを補完する動作を実行するように構成するのが有利である。
【0013】
このイメージ処理デバイスは、非常に正確かつ高速な再構成ができて有利である。イメージ処理デバイスの他の模範実施例を請求項7に記載している。
【0014】
請求項8に記載の本発明の他の模範実施例では、本発明の方法に従って動作を実行するのに適合させたプロセサを具えるコンピュータ断層撮影装置を供給する。このコンピュータ断層撮影装置は、ゲーティングにより線源の軌道が断続的になっても、正確なまたは準正確なデータの再構成ができて有利である。
【0015】
請求項9に記載の本発明の他の模範実施例では、ゲートされた投影データ組から投影データを再構成するデータプロセサのためのコンピュータプログラムを提供する。本発明によるコンピュータプログラムは、データプロセサの作業メモリにロードするようにするのが好適である。こうして、本発明の方法の模範実施例を実行するプロセサを装備する。コンピュータプログラムは、CD−ROMのようなコンピュータ読み取り可能媒体に蓄積することができる。コンピュータプログラムはまた、WorldWideWebのようなネットワークを通じて公開することができ、このようなネットワークからデータプロセサの作業メモリにダウンロードすることができる。コンピュータプログラムは、C++のような任意の好適なプログラミング言語で記述することができる。
【0016】
本発明の模範実施例の要旨は、データ収集がゲートされたため線源の経路が断続的となったゲートされたデータ組から、断続的でない線源の軌道に対応する投影データを得ることができるということにある。この目的のために、動き補償を適用する。近似的な再構成を用いて、4次元データ組を再構成する。このデータ組から、4次元ベクトルフィールドを算出する。次に、4次元イメージデータに動き補償を施して、その後このデータを用いて、データ組を完成させる新規な投影データを算出する。新規な投影データは、欠けているデータに、即ち断続的な線源の経路のギャップに対応する。それから、イメージ生成のために、断続的でないデータ組に適切なまたは正確な再構成アルゴリズムを適用する。
【0017】
本発明のこれらおよび他の態様を、以下説明する実施例を参照して説明し、明らかにする。
【発明を実施するための最良の形態】
【0018】
以下、本発明の模範実施例を、図面を参照して説明する。
【0019】
図1は、本発明によるコンピュータ断層撮影(CT)装置の模範実施例を示している。これは、コーンビーム6が関連の対象物に照射されるコーンビームCT装置(CBCT)とするのが好適である。本模範実施例に関連して、本発明を、心臓コーンビームCTに適用するものとして説明する。しかしながら、本発明は心臓CTに限定されず、ゲーティングまたは適切なサンプリングのために不完全なデータ組が用いられる任意のCTイメージングにも適用し得る点に留意すべきである。換言すれば、本発明は、所定の運動段階を撮像する移動物体一般のイメージングに適用することができる。
【0020】
図1に図示したCBCTスキャナは、回転軸2の周囲で回動可能な構台1を具えている。構台1は、モータ3によって駆動する。参照符号4は、例えば本発明の一態様によれば多色性の放射を発するX線源のような放射線源を示している。
【0021】
参照符号5は、放射線源4から放射される放射線を錐形放射線ビーム6に形成する第1開口システムを示す。
【0022】
錐形放射線ビーム6(即ちコーンビーム)は、構台の中心即ちCBCTスキャナの検査領域に配置される関連の対象物7を透過して、検出器8に当たるように方向付けされている。図1から分かるように、検出器8は、構台1の放射線源4の反対側に配置される。図1に示した検出器8は、各々複数の検知素子を具えている複数の検出器ラインを有している。
【0023】
探知器8の検出器ラインは、これらのラインが回転軸2に垂直になるように構台1に配置される。さらに、検出器8の列は回転軸2と実質的に平行にする。つまり、検出器8は2次元の検出器とすることができる。
【0024】
開口システム5の開口は、関連の対象項目7のスキャンされる領域がコーンビーム6の範囲内となるように、かつ検出器8が完全にスキャンする領域を覆うように、検出器8の寸法に適合させる。このようにして、不必要な過剰放射が関連の対象物7に付与されることを回避するようにするのが有利である。関連の対象物7をスキャンする期間中は、放射線源4、開口システム5および検出器8は、構台1に沿って矢印16で示す方向に回転する。放射線源4、開口システム5および検出器8を有する構台1が回転するために、モータ3は、計算ユニット18に接続されるモータ制御ユニット17に接続する。
【0025】
図1では、関連の対象物7は、移動可能な架台19上に配置されている。上記したように、本発明の模範実施例では、関連の対象物7を回転軸2に平行な方向に移動させずに、X線源4を環状の線源の軌道に沿って変位させて、即ち回転軸2周囲の回転面内で回転させて、環状のデータ収集を行う。したがって、X線源4が円運動を行う時に、関連の対象物7は静止するようにできる。しかしながら、本発明の他の模範実施例では、線源軌道をらせん状にするために、関連の対象物7を、架台19上でまたは架台19と共に、回転軸2に平行な方向に移動させることもできる。
【0026】
検出器8は、計算ユニット18に接続する。計算ユニット18は検出器8の検出素子から検出結果、即ち読み取り出力を受信し、検出器8からのスキャン結果に基づいてスキャン結果を決定する。さらに計算ユニット18は、モータ制御ユニット17と通信して、モータ3および20、または架台19を用いて、構台1の移動を調整する。計算ユニット18は、検出器8の読み取り出力からイメージを再構成するように構成する。計算ユニット18が発生するイメージは、インターフェイス22を経てディスプレイ(図1には図示せず)に出力することができる。
【0027】
図2は、図1のCT装置を動作する方法の模範実施例を示している。
【0028】
ステップS1のスタートの後、この方法はステップS2に進み、ここではデータの収集を行う。特に、ステップS2では3次元ボリュームの投影データを収集する。ゲーティング処理が行なわれるため、収集される3次元ボリュームはギャップを有している。例えば、心臓コーンビームCTでは、心電図(ECG)または心臓の運動を決定するように構成された任意の他の好適な手段に従って投影データがゲートされるため、線源の経路が断続的になる。このため、実際に収集された投影データの一部は破棄され、したがって線量の利用率は著しく低下する。これが原因となり、線源の軌道にギャップが生じ、即ち収集された3次元イメージのボリュームにギャップが生じる。さらに、このため、正確な再構成のための3D完全性条件が満たされないことがあり、その結果、ラドンデータ組が不完全となる。
【0029】
次に、続くステップS3では、4次元イメージデータ組を再構成する。心臓CBCTの再構成の場合には、近似再構成アルゴリズムによって4次元イメージデータ組を再構成することができる。このようなアルゴリズムには、例えば、Phys.Med.Biol.2003においてGrass,M等により“Helical cardiac cone-beam reconstruction using retrospective ECG gating”に記載されたもの、またはPhys.Med.,27(8):1881−1902,2000においてKachelriess,M等により“ECG-correlated image reconstruction from subsecond multi-slice spiral CT scans of the heart”に記載されたものがあり、これらは参考のためにここに引用するものとする。
【0030】
次に、続くステップS4では、ベクトルフィールドを算出する。特に、ステップS3で再構成した4次元イメージデータから4次元ベクトルフィールドを、例えば3次元レジストレーション技法またはブロックマッチングアルゴリズムを用いて算出し、これには例えばSchaffter T.等により“Motion compensated projection reconstruction”41:954−963,1999に記載されたものがあり、これは参考のためにここに引用するものとする。
【0031】
次に、続くステップS5では、ステップS4で決定した4次元ベクトルフィールドを用いて、ステップS2で得られた3次元ボリュームの動き補償を行う。それから、続くステップS6では、動き補償されたイメージデータを用いて、例えばフォワードプロジェクションで新規な投影データを算出することによって軌道のギャップを埋める。
【0032】
次に、続くステップS7では、近似のまたは正確な再構成アルゴリズムを利用することができる。このようなものには、例えばPhys.Med.Biol.,47:2583−2597,2002においてKatsevich,Aにより“Analysis of an exact inversion algorithm for spiral cone-beam CT”に記載されたもの、およびSIAMJ.App.Math.,62:2012−2026,2002においてKatsevich,Aにより“Theoretically exact FBP-type inversion algorithm for spiral CT”に記載されたものがあり、これらは参考のためにここに引用するものとする。そのような再構成アルゴリズムを用いることによって、動き補償された投影データを用いて最終的なボリューム(画像)を再構成することができる。上述した方法によって、線量の利用率を向上させ、これにより、例えば患者に当てられる放射線の線量を低減させることができ有利である。
【0033】
上述した方法は、さらに、正確または準正確再構成方法が必要とされる大面積の検出器の使用を可能にし有利である。
【0034】
図3は、図2に関連して説明した方法を視覚化するため単純化して概略的に表現したものを示している。図3から分かるように、連続再構成に用いるデータを収集する線源の軌道は、ゲーティングのために断続的になる。心臓CTの場合、線源の軌道はECGゲーティングのため断続的になる。本発明では、次のステップS3で、近似的な3次元再構成を種々のフェーズで実行する。次に、本発明の方法はステップS4およびS5へと続き、ここではイメージデータの動き補償のために、4次元イメージデータから決定した4次元ベクトルフィールドを用いる。次に、動き補償されたデータを用いて、フォワードプロジェクションで新規な投影データを算出することで軌道のギャップを埋めるようにする。次に、動き補償されかつ補完されたイメージデータを近似のまたは正確な再構成アルゴリズムに用いて、例えば完成したデータ組から正確な3次元再構成を可能にする。
【0035】
図4は、図2および3に関連して説明した方法を実施するための、イメージ処理デバイスのようなデータ処理デバイスの模範実施例を示している。図4から分かるように、中央処理装置(CPU)またはイメージプロセサ51を、ゲートされた投影データ組、任意の中間データ、または最終的に再構成されたデータを蓄積するためのメモリ52に接続する。このデータは、例えば図1に示したようなCBCTスキャナによって収集することができる。このために、そのようなCBCTスキャナに、および/または複数の入力端子/出力端子/ネットワークにまたは他の診断デバイスにイメージプロセサ51を接続することができる。プロセサ51はさらに、イメージプロセサ51で計算または適応化された情報またはイメージを表示するためのディスプレイ54に(例えばコンピュータモニタに)接続する。オペレータは、キーボード55および/または図1に図示していない他の入力または出力デバイスを介して、データプロセサ51と情報のやりとりをすることができる。
【0036】
上述した本発明は、例えば、医療イメージングの分野に適用することができる。しかしながら、上述したように、本発明は、非破壊試験の分野のような、動く対象物を検査する他の分野に適用することもできる。
【図面の簡単な説明】
【0037】
【図1】本発明による心臓コーンビームCTに用いるようなコーンビームCTスキャナの模範実施例の概略図である。
【図2】図1のCT装置を動作する方法の模範実施例を示す図である。
【図3】本発明の模範実施例の原理を更に説明する概略図である。
【図4】本発明によるデータ処理デバイスの模範実施例の簡略化した概略図である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ゲートされた投影データ組から投影データを再構成する方法において、
前記ゲートされた投影データ組を収集するステップであって、前記ゲートされた投影データ組を収集するのに用いる線源の軌道がゲーティングにより少なくとも1つのギャップを有する投影データ組収集ステップと、
前記少なくとも1つのギャップに対応する新規な投影データを決定するステップと、
前記新規な投影データで前記ゲートされた投影データを補完して、前記線源の軌道の前記少なくとも1つのギャップを補償するステップと、
を具えている、ゲートされた投影データ組から投影データを再構成する方法。
【請求項2】
前記ゲートされた投影データから、コーンビームコンピュータ断層撮影再構成(CBCT)技法を用いて4次元イメージデータを再構成するステップをさらに具えている、請求項1に記載の再構成方法。
【請求項3】
前記4次元イメージデータ組から、関連の対象物の動きを記述する4次元ベクトルフィールドを決定するステップと、
前記4次元ベクトルフィールドを用いて前記ゲートされた投影データ組の動き補償を実行するステップと、
をさらに具えている、請求項2に記載の再構成方法。
【請求項4】
前記動き補償された3次元イメージのボリュームに基づいて前記新規な投影データを決定するステップをさらに具えている、請求項3に記載の再構成方法。
【請求項5】
前記新規な投影データが補完された3次元データ組である前記ゲートされた投影データから前記投影データを再構成するステップをさらに具えている、請求項1に記載の再構成方法。
【請求項6】
ゲートされた投影データ組を蓄積するメモリと、
ゲートされた投影データ組から投影データを再構成するプロセサとを具え、該プロセサが、
前記ゲートされた投影データ組を収集する動作であって、前記ゲートされた投影データ組を収集するのに用いる線源の軌道がゲーティングにより少なくとも1つのギャップを有する投影データ組収集動作と、
前記少なくとも1つのギャップに対応する新規な投影データを決定する動作と、
前記新規な投影データで前記ゲートされた投影データを補完して、前記線源の軌道の前記少なくとも1つのギャップを補償する動作と、
を実行するように構成されているイメージ処理デバイス。
【請求項7】
前記ゲートされた投影データから、コーンビームコンピュータ断層撮影再構成(CBCT)技法を用いて4次元イメージデータ組を再構成する動作と、
前記4次元イメージデータ組から、関連の対象物の動きを記述する4次元ベクトルフィールドを決定する動作と、
前記4次元ベクトルフィールドを用いて、3次元データ組である前記ゲートされた投影データ組の動き補償を実行する動作と、
前記動き補償された3次元イメージのボリュームに基づいて前記新規な投影データを決定する動作と、
を実行するように前記プロセサをさらに適合させた、請求項6に記載のイメージ処理デバイス。
【請求項8】
ゲートされた投影データ組を蓄積するメモリと、
ゲートされた投影データ組から投影データを再構成するプロセサとを具え、該プロセサが、
前記ゲートされた投影データ組を収集する動作であって、前記ゲートされた投影データ組を収集するのに用いる線源の軌道がゲーティングにより少なくとも1つのギャップを有する投影データ組収集動作と、
前記少なくとも1つのギャップに対応する新規な投影データを決定する動作と、
前記新規な投影データで前記ゲートされた投影データを補完して、前記線源の軌道の前記少なくとも1つのギャップを補償する動作と、
を実行するように構成されているコンピュータ断層撮影装置。
【請求項9】
ゲートされた投影データ組から投影データを再構成するためのコンピュータプログラムであって、
前記ゲートされた投影データ組を収集する動作であって、前記ゲートされた投影データ組を収集するのに用いる線源の軌道がゲーティングにより少なくとも1つのギャップを有する投影データ組収集動作と、
前記少なくとも1つのギャップに対応する新規な投影データを決定する動作と、
前記新規な投影データで前記ゲートされた投影データを補完して、前記線源の軌道の前記少なくとも1つのギャップを補償する動作と、
をコンピュータに実行させるコンピュータプログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公表番号】特表2007−530126(P2007−530126A)
【公表日】平成19年11月1日(2007.11.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−504542(P2007−504542)
【出願日】平成17年3月18日(2005.3.18)
【国際出願番号】PCT/IB2005/050940
【国際公開番号】WO2005/093662
【国際公開日】平成17年10月6日(2005.10.6)
【出願人】(590000248)コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ (12,071)
【Fターム(参考)】