説明

ゲーブル・トップ・パッケージ用の汎用トップ密封システム

【課題】ゲーブル・トップ・パッケージ用の汎用トップ密封システムを提供すること。
【解決手段】密封されるトップ・フィンを有するゲーブル・トップ・パッケージ用のトップ・シーラが、アーム支持部と、アーム支持部に枢動的に設置される一対の対向アームとを有する。アームはそれぞれ、その端部の辺りに密封ジョーを有する。アームは、弧を経由して、互いに向かって及び互いから離れるように密封ジョーを移動させるように枢動可能である。アーム支持部は、アームが枢動する際に、パッケージの方向に及びパッケージから離れるように直線的に移動可能であって、枢動する密封ジョーの弧を変化させるように、パッケージの方向に下方に密封ジョーを移動させる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ゲーブル・トップ・カートン(山形頂部紙容器)のフィンを密封するための装置及び方法を対象とする。より詳細には、本発明は、ゲーブル・トップ・カートンのゲーブル・パネル及びフィンを密封しゲーブル・トップ・カートンのゲーブル・パネル及びフィンに折り目をつけるための、トップ・シーラ(密封具)・ジョー組立体と、そのための方法とに関する。
【背景技術】
【0002】
ゲーブル・トップ・カートンは、広く使用されている。そのようなカートンは、20世紀の殆どの間に知られるようになった。特徴的な簡易性及び幅広い支持が、例えば牛乳及びジュースなどの液体食品などの従来製品のためのカートンとしてのその人気を維持するのを助けてきた。
【0003】
ゲーブル・トップ・カートンの改良は続いており、そのような改良の1つにおいて、製品へのアクセスが、ゲーブル・パネルの1つに一体的に密封される注ぎ口によって提供される。「従来の」注ぎ口装置においては、開口が、ゲーブル・パネル中に形成され、プラスチック又は同様のものの注ぎ口が、パネルに溶着され、又は密封される。ねじ式クロージャなどのキャップが、容器の再密封自在性を実現するように、注ぎ口にはめ合わされる。そのような注ぎ口は、製品へのアクセスのその容易性と、製品の鮮度の維持を助けるその能力とにより、広く使用され、広い支持を受けるようになった。
【0004】
予想されるように、製品及び消費者の要望は共に、様々であるため、ゲーブル・トップ・カートンは、種々の容量及びパッケージ規格に対応する種々の寸法で提供される。例えば、ゲーブル・トップ・カートンは、70mm×70mm、70mm×95mm、91mm×91mm、及び95mm×95mmの規格寸法で提供される。
【0005】
これらのカートンのトップ・フィンを密封するために、既知の形成/充填/密封パッキング装置が、水平に往復運動するジョー装置又はアンビル装置を使用する。アンビルは、注ぎ口及びキャップが、移動中のアンビルによって押しつぶされないようにパッケージの注ぎ口及びキャップを受容するための開口を有する。アンビルは、アンビルの移動が、アンビルがサイクルの下方向移動部分においてカートンに接触する状態で、実質的に若干弧状の移動となるように、一対の枢動アームによってパッキング装置に設置される。そのような装置が、Cichaの、米国特許第6,430,899号において説明され、これは、本出願と共に本発明の譲受人に譲渡され、参照により本明細書に採用する。
【0006】
この装置はその意図された目的に対して非常によく機能するが、アンビルの下方向移動が、トップ・フィンに沿った擦削、及び/又はカートンのゲーブル・パネルへの掻き下がりに至る可能性があることが明らかになっており、これらの動作は共に、回避されるべきものである。さらに、時として、現行のパッケージと共に使用されるクロージャ注ぎ口及び/又はキャップに対応することが、困難であることがある。しばしば、アンビルは、トップ密封工程中にクロージャに接触する(例えば、クロージャを擦削する)ことが、明らかになっている。さらに、アンビル装置は、各異なるカートン寸法ごとに対して、異なるものである必要がある。
【0007】
したがって、多様な種々の寸法のカートンと共に使用可能である標準的なトップ・シーラが、必要である。望ましくは、そのようなトップ・シーラは、フィンが密封されていく際のトップ・フィンに対する下方向移動を低減する又はなくす動きを採用する。さらに望ましくは、そのような装置は、既知のシーラのかき切り下がり効果をなくし、現行の既知のクロージャ・システムに対応する。
【発明の開示】
【課題を解決するための手段】
【0008】
ゲーブル・トップ・パッケージ用のトップ・シーラが、形成/充填/密封パッキング装置において形成され、充填され及び密封されるゲーブル・トップ・パッケージに対して構成される。トップ・シーラは、フレームと、フレームに対する往復運動のために設置された、フレームによって支持されるキャリッジとを有する。キャリッジは、部分的に円筒部を画成する。キャリッジは、それに設置されるカム従動子を有する。
【0009】
シーラは、キャリッジに作動可能に連結された一対の対向アームを有する。各アームは、一端部の辺りでそれぞれ密封ジョーを支持し、対向端部でキャリッジに作動可能に連結される。
【0010】
支持部分は、それにアームを設置するために構成される。各アームは、密封ジョーと対向端部との間にある枢動点で、支持部分に枢動可能に設置される。アームは、互いの方向に及び互いから離れるような、弧状プロファイル(輪郭)に沿った密封ジョーの枢動運動のために設置される。また、支持部分は、それに設置されるカム従動子を有する。
【0011】
ピストンが、円筒部内に存在し、支持部に作動可能に連結された延在部分を有する。
【0012】
カム要素が、キャリッジのカム従動子のための第1のカム軌道と、支持部分のカム従動子のための第2のカム軌道とを画成する。好ましくは、カムは、支持部分のカム従動子を係合するための内方軌道と、キャリッジのカム従動子を係合するための外方軌道とを有する、回転カム要素である。カムの回転が、互いに向かって密封ジョーを移動させるようにアームを枢動させるキャリッジを(直線的に)移動させる。また、カムの回転が、密封ジョーの移動プロファイルを変化させるように、(アームの)枢動点を移動させる。本シーラにおいて、密封ジョーの移動プロファイルは、プロファイルの初頭部分で急勾配にされ、その後に平坦化される。
【0013】
トップ・シーラの支持部分は、ピストンによってキャリッジに設置される。ピストンは、密封ジョーによりトップ・フィン上に予め定められた力をもたらすように、密封サイクルの最終部分で作動される。密封ジョーの1つが、ゲーブル・トップ・パッケージ上のクロージャを受容するための開口中央領域を有する。
【0014】
本発明のこれらの及び他の特徴並びに利点が、添付の特許請求の範囲と組み合わせて、以下の詳細な説明より明らかになろう。
【0015】
本発明の利益及び利点が、以下の詳細な説明及び添付の図面の精査の後に、関連技術の当業者にとってより容易に明らかになるであろう。
【実施例】
【0016】
本発明は、多様な形態における実施例が可能であるが、現時点において好ましい実施例が、本開示は本発明の例示のものとして見なされるべきであり、示される特定の実施例に本発明を限定することを意図されないものであるという認識の下において、図面において図示され、以下で説明される。
【0017】
さらに、本明細書のこの部分のタイトル、すなわち「発明の詳細な説明」は、特許庁の要件に関係しており、本明細書において開示される主題を限定することを示すわけではなく、また本明細書において開示される主題を限定するように推察されるべきではないことを、理解すべきである。
【0018】
次に、図面を、具体的には図1を参照すると、本発明の原理を具現化するトップ・シーラ12を有する、形成/充填/密封パッキング装置10が図示される。概して、形成/充填/密封装置10は、平坦な折り畳まれた形態の一連のカートン・ブランクを格納し、管状形態にブランクを組み立て、カートンの底部フラップを折り込み及び密封し、それらが装置10を通り移動する際にカートンCを充填し及び密封するように、構成される。形成/充填/密封パッキング装置10は、Katsumataの米国特許第6,012,267号に開示されるものなどであることが可能であり、この特許は、本発明の譲受人に譲受され、参照により本明細書に採用する。
【0019】
形成/充填/密封工程を実行するために、パッキング装置10は、平坦な折り畳まれたカートン・ブランクを格納するためのカートン格納室14と、管状形態にカートンを組み立てるため、及びカートンの底部を折り込み密封するための、カートン組立ステーション16及び底部形成/密封ステーション18とを有する。また、典型的には、装置10は、カートンを殺菌するための殺菌ステーション20を有し、カートンが製品を充填される充填ステーション22を有する。充填ステーション22の後に、カートン・トップ・パネルFが、トップ折込/密封ステーション24で折り込まれ、密封される。
【0020】
次いで、カートンCが、形成/充填/密封パッキング装置10から取り外される。図示されるパッキング装置10は、ステーションのそれぞれへ及びステーションのそれぞれを通って、一連のカートンを輸送するためのコンベア26を有する。
【0021】
装置10は、フィンFのトップ密封部が形成される際に、クロージャS(使用される場合)が密封ジョー28に接触しないように、トップ・シーラ12中に(クロージャSを有する、又は有さない)パッケージを円滑に供給するように構成される。有利には、トップ・シーラ12は、以下で説明されるように、シーラ12の多数の構成要素を交換する必要なしに、多様な種々の寸法のカートンに対して使用されることが可能である。
【0022】
トップ・シーラ12は、一対の対向する密封アーム30を有する。アーム30はそれぞれ、アーム30の一端部34でそれに設置される密封ジョー28を有する上方部分32を有する。アーム30は、及びしたがってジョー28は、互いに向かって移動し、パッケージCを密封するように、トップ・フィン・パネルFとFとの間で、トップ・フィン・パネルF、Fを共に圧着する。図2において確認されるように、一方又は両方のジョー28は、ジョー28がトップ・フィンF上の位置に移動する際にクロージャ・キャップSを受容するようになされた、開口中央領域36を有する。そのようなものであるため、密封サイクルの際に、ジョー28は、キャップSが開口領域36内に受容される状態で、キャップSの「上方」を移動する。
【0023】
アーム30はそれぞれ、アーム30の1つの対向端部40(ジョー28の対向側)でキャリッジ38に設置される。アーム30は、リンクとしての役割を果たすプレス・ビーム42によって、キャリッジ38に設置される。リンク42は、第1の連結部44でキャリッジ38に枢動的に設置され、第2の連結部46でアーム30に枢動的に設置される。以下でより詳細に説明されるように、キャリッジ38は、それに設置されるプレス・ビーム42を有する第1の部分48と、キャリッジ38の往復運動を駆動する第2の部分50とを有する。第2の部分50は、その中に配置されるピストン54を有する円筒部52を有する。ピストン54は、第1の部分48に連結され、したがって第1のキャリッジ部分48と第2のキャリッジ部分50とを互いに作動可能に連結する。
【0024】
また、アーム30は、アーム30が支持具56に対して枢動するのを可能にする図示された枢動ピンなどによって、枢動位置58でT支持具56に枢動的に設置される。アーム30は、アーム30の全長に沿った、ジョー28と第2の連結部46との間にある中間位置(すなわち第3の連結部60)で、支持具56に設置される。実質的に、アーム30は、第3の連結部60の周囲を枢動する。枢動運動は、キャリッジ38の往復(上下)運動によってもたらされる。キャリッジ38が往復運動すると、プレス・ビーム42は、ジョー28のための弧状経路を画定するように第2の連結部46を回転させる。
【0025】
また、T支持具56は、往復運動のために設置され、キャリッジ38と同一の相対方向に動く。すなわち、T支持具56及びキャリッジ38は、同時に、62で矢印により示される上下方向に、カートンCの方向へ及びカートンCから離れる方向へ動く。しかし、キャリッジ38は、より大きな直線距離を移動し、アーム30の弧状運動又は枢動運動をもたらす。以下に示されるように、T支持具56の動きが、枢動位置58を動かす。
【0026】
図3及び図4を参照すると、キャリッジ38及びT支持具56の運動(例えば往復運動)は、64で全体的に示されるカム装置の使用によって実現される。本システムにおいて、キャリッジ38は、(例えば円筒部52を含む部分である、第2の部分50に)、回転カム要素70中の外方軌道68中を進むカム従動子66を有する。カム要素70は、モータ71によって駆動される。簡単に図7及び図8を参照すると、同様に、T支持具56は、カム要素70中の、別のより小さいすなわち内方の軌道74中を進むカム従動子72を有する。(キャリッジ従動子66とカム70とからなる)このカム装置64は、キャリッジ38がT支持具56に対して移動し、プレス・ビームすなわちリンク42によりキャリッジ38にアーム30を連結することによって、アーム30の枢動運動を可能にする。
【0027】
(T支持具カム従動子72がカム軌道74中で動くことによる)T支持具56の動きが、アーム30のための枢軸58の相対位置を移動させる。アーム30がフィン・パネルFの方向に内方に枢動すると、T支持具56は、(76で矢印によって示されるように)下方に動く。実質的に、これは、ジョー28がクロージャSに接触することなくクロージャSを越えてクロージャSの背後に(つまり、フィンFパネルとクロージャSとの間に)進むことが可能となるように、(より小さな弧状に)より急峻な度合いで下方にジョー28を運ぶ。その結果として、クロージャSは、ジョー28が急角度で(すなわち、漸減的な下方向の弧状に)動いているため、回避されるが、そうでない場合には、この動きすなわち曲線プロファイルは、ジョーのトップ・フィンFに沿った下方への擦削、及び/又はカートン・ゲーブルGへの掻き下がりをもたらすことがある。
【0028】
曲線プロファイルを修正するために、T支持具56の下方移動が、拘束され又は減速され、アーム30の枢動運動が、継続する。しかし、継続されるアームの動きは、キャリッジ38のカム動作によってではなく、ピストン54の作動によって実現される。図5及び図6を参照すると、ピストン54が作動され、これは、キャリッジの第1の部分48をさらに下方に動かすように力を加える。さらに、実質的に、これは、トップ・フィン・パネルF上に(ジョー28で)予め設定された力を加えるように、(プレス・ビーム42を介して)アーム30を枢動させる。
【0029】
本システムにおいて、ピストン54の作動が、ジョー28の弧状部を平坦化し、より水平に平行移動される動きにおいて、ジョー28をフィンFに接触する状態にする。理解されるように、水平移動は、フィンFに沿って擦削する及び/又はカートン・ゲーブルGに掻き下がる可能性を低減させる。
【0030】
ピストン54は、予め定められた又は予め設定された力を加えるように、空気圧によって作動され、その力は、パネルFの密封部を形成するように、トップ・フィン・パネルF上のジョー28によって(内方に)加えられる予め定められた力に変換される。そのようなものであるため、トップ密閉部を形成するように加えられる力は、回転するアーム30によって加えられる装置の力とはある程度無関係であり、代わりにピストン54の力によってかなりの程度まで決定される。有利なことには、これは、他の場合には非ピストン装置が適切な密封(例えば、閉じられたジョー間の適切な距離)を確実にするために必要とする、ジョー間の極度に厳しい精度を維持する必要性を低減させる。
【0031】
上述で示されたように、このトップ・シーラ12の利点の1つは、それが実質的に汎用ユニットであることである。1つのシーラ12が、70mm×70mm、70mm×95mm、91mm×91mm、及び95mm×95mmのカートン用に使用されることが可能である。当然、特定のカートン寸法用に設計されることが必要となり得るいくつかの構成要素がある(例えば、あるカム70が、70mm×70mm、及び70mm×95mmのカートン用に使用されることが可能であり、一方で異なるカムが、91mm×91mm、及び95mm×95mmのカートンのために必要とされることが予期され、プレッシャ・プレート(ジョー28)がカートン寸法に対して特定のものである必要があることが予期される)。それにもかかわらず、駆動システムの主要構成要素及びシーラ12全体は、種々のカートンCの寸法に対応する種々の装置において、使用されることが可能である。
【0032】
本システム12において、フィン・パネルF上にジョー28によって加えられる力は、70mm×70mmのカートンについては8000Nであり、95mm×95mmのカートンについては12000Nである。これは、それぞれ円筒部52の2358N及び3657Nの力に対応する。
【0033】
複数の及び多様な曲線部分が、シングル・カム装置64と、円筒部52と、ピストン54との装置の使用によって実現されることが理解されよう。図10は、円弧プロファイル(78で示される)と比較した際の、ジョー28の曲線プロファイルの誇張された図である。80で示されるサイクル(曲線)の第1の部分において、密封ジョー28は、アーム30の枢動によって円弧に沿って内方に枢動される。82で示される曲線の第2の部分において、弧は、急勾配にされ、クロージャ・キャップSとの接触を回避するように、及びフィン・パネルFとクロージャSとの間に密封ジョーを移動させるように、下方向移動を漸進させる。84で示される曲線の第3の部分において、弧は、トップ・フィンFに沿った擦削及び/又はゲーブルGへの掻き下がりを防止するように、より水平な動きでジョー28を移動させるように平坦化される。これらの組み合わされた移動が、カム70の動きではなくピストン54の作動により与えられる密封力と組み合わさることにより、フィンFの密封を行うための比較的一定の密封力を有し、一方で同時にフィンFを擦削する又はゲーブル・トップGに掻き下がる可能性を低減させる、トップ・シーラ12を実現する。
【0034】
本開示において、“a”又は“an”という語は、単数及び複数の両者を含むように解されるべきである。それに反して、複数のアイテムへの任意の言及は、適当な場合には、単一のものを含むものとする。
【0035】
本明細書において参照された全ての特許は、本開示の文脈内でそれが具体的に参照されたか否かに関わらず、参照により本明細書に採用する。
【0036】
前述より、多数の修正例及び変更例が、本発明の新規の構想の忠実な精神及び範囲から逸脱することなく、実施されることが可能であることが明らかになろう。説明された特定の実施例に関するいかなる限定も意図されず、また推察されるべきでないことを理解すべきである。本開示は、添付の特許請求の範囲によって、特許請求の範囲内にあるような全ての修正例を範囲に含むことが意図される。
【図面の簡単な説明】
【0037】
【図1】本発明の原理による汎用トップ密閉システムを有する、例示の形成/充填/密封パッキング装置の斜視図である。
【図2】汎用トップ・シーラの斜視図である。
【図3】アームが開位置にある状態の、密封アームの下方部分と、キャリッジに設置されたプレス・ビームとを示す、シーラの部分正面図である。
【図4】密封アームの下方部分と、キャリッジに設置されたプレス・ビームとを示すが、下方向に移動するキャリッジと、密封位置の方向へ外方向に移動する密封アーム(これは、アームの上方部分を内方に移動させる)の下方部分とを示す、図3と同様のシーラの部分正面図である。
【図5】次いで密封位置に密封部を移動させる、最下方位置にあるキャリッジを示す、及び円筒部の動きを示す、図4と同様の図である。
【図6】アームが完全に開位置にある状態の、トップ・シーラの部分断面図である。
【図7】その中のゲーブル・トップ・カートンが開状態にある、トップ・シーラの図である。
【図8】その中のゲーブル・トップ・カートンが密封状態にある、トップ・シーラの図である。
【図9】カートンの上方端部の斜視図である。
【図10】密封ジョーの移動の誇張されたプロファイルである。
【符号の説明】
【0038】
10 形成/充填/密封パッキング装置
12 トップ・シーラ
14 カートン格納室
16 カートン組立ステーション
18 底部形成/密封ステーション
20 殺菌ステーション
22 充填ステーション
24 トップ折込/密封ステーション
26 コンベア
28 密封ジョー
30 密封アーム
32 上方部分
34 一端部
36 開口中央領域
38 キャリッジ
40 対向端部
42 プレス・ビーム、リンク
44 第1の連結部
46 第2の連結部
48 第1の部分
50 第2の部分
52 円筒部
54 ピストン
56 T支持具
58 枢動位置、枢軸
60 第3の連結部
62 矢印
64 カム装置
66 カム従動子
68 外方軌道
70 カム要素
71 モータ
72 カム従動子
74 内方の軌道
76 矢印
78 円弧プロファイル
80 サイクルの第1の部分
82 第2の部分
84 第3の部分
C カートン、パッケージ
F カートン・トップ・パネル、トップ・フィン・パネル、トップ・フィン、フィン・パネル、フィン、パネル
S クロージャ、キャップ、クロージャ・キャップ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
形成/充填/密封パッキング装置において、形成され、充填され及び密封されるゲーブル・トップ・パッケージ用のトップ・シーラであって、
フレームと、
前記フレームによって支持され、前記フレームに対する往復運動のために設置され、部分的に円筒部を画成し、それに設置されるカム従動子を有するキャリッジと、
前記キャリッジに作動可能に連結され、それぞれが密封ジョーをそれぞれその一端部の辺りで支持し、前記密封ジョーと対向する一端部で前記キャリッジに作動可能に連結される一対の対向アームと、
前記アームをそれに設置するために構成された支持部分であって、各アームは、前記密封ジョーと前記対向端部との中間の枢動点で、前記支持部分に枢動自在に設置され、前記アームは、互いへ向かう及び互いから離れるような、あるプロファイルに沿った前記密封ジョーの枢動運動のために設置され、前記支持部分は、それに設置されたカム従動子を有する支持部分と、
前記円筒部内に存在し、前記支持部分に作動自在に連結された延在部分を有するピストンと、
前記キャリッジのカム従動子のための第1のカム軌道と、前記支持部分のカム従動子のための第2のカム軌道とを画成するカム要素とを備え、
前記カムの動きが、互いに向かって前記密封ジョーを移動させるように前記アームを枢動する前記キャリッジを動かし、前記カムの動きが、前記プロファイルの初頭部分で、前記プロファイルの弧を急勾配にするように、及びその後前記プロファイルの前記弧を平坦化するように、前記枢動点を移動させる、トップ・シーラ。
【請求項2】
前記カム要素は、前記支持のカム従動子を受容するためのより小さな内方軌道と、前記キャリッジのカム従動子を受容するためのより大きな外方軌道とを有する回転カム要素である、請求項1に記載のトップ・シーラ。
【請求項3】
前記支持部分は、前記ピストンによって前記キャリッジに設置される、請求項1に記載のトップ・シーラ。
【請求項4】
前記密封ジョーの一方が、前記ゲーブル・トップ・パッケージ上のクロージャを受容するための開口中央領域を有する、請求項1に記載のトップ・シーラ。
【請求項5】
形成/充填/密封パッキング装置において、形成され、充填され及び密封されるゲーブル・トップ・パッケージ用のトップ・シーラであって、前記ゲーブル・トップ・パッケージは、前記トップ・シーラで固定的に保持され、前記トップ・シーラは、前記ゲーブル・トップ・パッケージ上のトップ・フィンを密封するように構成され、
アーム支持部と、
前記アーム支持部に枢動的に設置され、それぞれがその端部の辺りに密封ジョーを有し、弧を経由して互いに向かって及び互いから離れるように、前記密封ジョーを移動させるように枢動可能である一対の対向アームと
を備え、
前記アーム支持部は、前記アームが枢動して、移動している密封ジョーの前記弧を変化させるように、前記パッケージの方向に前記密封ジョーを移動させることにより、前記パッケージの方向に及び前記パッケージから離れるように直線的に移動可能である、トップ・シーラ。
【請求項6】
前記支持部分は、前記密封ジョーの前記弧を漸減させるように、前記パッケージの方向に移動可能であり、前記密封ジョーの前記弧を漸進させるように、前記パッケージから離れるように移動可能である、請求項5に記載のトップ・シーラ。
【請求項7】
前記アームの枢動運動を実現するように、前記アームに作動可能に連結されるキャリッジを有する、請求項5に記載のトップ・シーラ。
【請求項8】
前記キャリッジの直線的な移動がリンクを介して前記アームの枢動運動に変換されるように、前記アームに前記キャリッジを連結し、前記密封ジョーの対向側の前記アームの各端部で前記アームに連結されている前記リンクを有する、請求項7に記載のトップ・シーラ。
【請求項9】
前記キャリッジを直線的に移動させるように、前記キャリッジに作動可能に連結されたカムを有する、請求項8に記載のトップ・シーラ。
【請求項10】
前記カムは、前記アームが枢動する際に、前記パッケージの方向に及び前記パッケージから離れるように前記アーム支持部を直線的に移動させるように、前記アーム支持部に作動可能に連結される、請求項9に記載のトップ・シーラ。
【請求項11】
円筒部と、前記キャリッジによって支持されるピストンとを有し、前記ピストンは、前記円筒部に対して移動可能であって、前記密封ジョーが前記パッケージ・トップ・フィン上に密封力を加えるための力を与えるように、前記支持アームに対して前記キャリッジをさらに移動させる、請求項9に記載のトップ・シーラ。
【請求項12】
密封されるトップ・フィンを有するゲーブル・トップ・パッケージを形成し、充填し及び密封するために構成され、輸送経路に沿って複数のステーションを経由して前記パッケージを輸送するためのコンベア・システムを有する、形成/充填/密封パッキング装置であって、
カートン格納室と、
カートン組立ステーションと、
カートン底部密封ステーションと、
充填ステーションと、
アーム支持部を有するトップ密封ステーションと、
前記アーム支持部に枢動的に設置され、それぞれがその端部の辺りに密封ジョーを有し、弧を経由して互いに向かって及び互いから離れるように、前記密封ジョーを移動させるように枢動可能である一対の対向アームとを備え、
前記アーム支持部は、前記アームが枢動して、移動している密封ジョーの前記弧を変化させるように、前記パッケージの方向に前記密封ジョーを移動させることにより、前記パッケージの方向に及び前記パッケージから離れるように直線的に移動可能である、形成/充填/密封パッキング装置。
【請求項13】
前記支持部分は、前記密封ジョーの前記弧を漸減させるように、前記パッケージの方向に移動可能であり、前記密封ジョーの前記弧を漸進させるように、前記パッケージから離れるように移動可能である、請求項12に記載の形成/充填/密封パッキング装置。
【請求項14】
前記アームの枢動運動を実現するように、前記アームに作動可能に連結されるキャリッジを有する、請求項12に記載の形成/充填/密封パッキング装置。
【請求項15】
前記キャリッジの直線的な移動がリンクを介して前記アームの枢動運動に変換されるように、前記アームに前記キャリッジを連結し、前記密封ジョーの対向側の前記アームの各端部で前記アームに連結されている前記リンクを有する、請求項14に記載の形成/充填/密封パッキング装置。
【請求項16】
前記キャリッジを直線的に移動させるように、前記キャリッジに作動可能に連結されたカムを有する、請求項15に記載の形成/充填/密封パッキング装置。
【請求項17】
前記カムは、前記アームが枢動する際に、前記パッケージの方向に及び前記パッケージから離れるように前記アーム支持部を直線的に移動させるように、前記アーム支持部に作動可能に連結される、請求項16に記載の形成/充填/密封パッキング装置。
【請求項18】
円筒部と、前記キャリッジによって支持されるピストンとを有し、前記ピストンは、前記円筒部に対して移動可能であって、前記密封ジョーが前記パッケージ・トップ・フィン上に密封力を加えるための力を与えるように、前記支持アームに対して前記キャリッジをさらに移動させる、請求項16に記載の形成/充填/密封パッキング装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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