説明

ゲーム案内システム

【課題】複数のゲームシステムのそれぞれで実行中のゲームの状況を、わかりやすくユーザに提示することのできるゲーム案内システムを提供する。
【解決手段】複数のユーザが参加するゲームの処理をそれぞれ実行する複数のゲームシステムと、各ゲームシステムで実行中のゲームの状況を案内するゲーム案内装置と、を含むゲーム案内システムであって、ゲーム案内装置は、複数のゲームシステムのそれぞれについて、当該ゲームシステムで実行中のゲームに関連する動画像を取得し、取得される複数の動画像の少なくとも一部を一覧表示するゲーム案内画面を生成する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、複数のユーザが参加するゲームの状況を案内するゲーム案内システム、ゲーム案内装置、ゲームサーバ、ゲーム案内方法、プログラム及び情報記憶媒体に関する。
【背景技術】
【0002】
複数のユーザが参加するゲームの処理を実行するゲームシステム(マルチユーザゲームシステム)がある。このようなゲームシステムは、例えば通信ネットワークを介して接続された複数のゲーム端末を含んで構成されており、各ゲーム端末を使用するユーザは互いに離れた場所にいながらひとつのゲームに参加し、対戦したり、一緒に遊んだりすることができる。
【0003】
また、このようなゲームシステムが複数存在し、複数ユーザ参加型のゲームをそれぞれ独立して実行している場合がある。この場合、新たにゲームに参加しようとするユーザは、複数のゲームシステムの中から、自分の好みなどに応じて、参加するゲームシステムを選択する必要がある。このようなゲームシステムの選択の用に供するため、各ゲームシステムで実行中のゲームの種類(ゲームタイトル)や、現在参加中のユーザの数などの情報を一覧表示して、ユーザに提示することのできる技術がある。また、各種のサービスをユーザに選択させる際に、利用実態に合ったサービス誘導を行うことのできる技術がある(特許文献1参照)。
【特許文献1】特開2007‐58692号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記従来例の技術においては、実際に各ゲームシステムでユーザがどのようにゲームをプレイしているかなど、ゲームの状況がわかりにくく、新たにゲームに参加しようとするユーザは、自分が参加するゲームを選択しにくい場合があった。
【0005】
本発明は上記実情に鑑みてなされたものであって、その目的の一つは、複数のゲームシステムのそれぞれで実行中のゲームの状況を、わかりやすくユーザに提示することのできるゲーム案内システム、ゲーム案内装置、ゲームシステム、ゲーム案内方法、プログラム及び情報記憶媒体を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するための本発明に係るゲーム案内システムは、複数のユーザが参加するゲームの処理をそれぞれ実行する複数のゲームシステムと、前記各ゲームシステムで実行中のゲームの状況を案内するゲーム案内装置と、を含むゲーム案内システムであって、前記ゲーム案内装置は、前記複数のゲームシステムのそれぞれについて、当該ゲームシステムで実行中のゲームに関連する動画像を取得する動画像取得手段と、前記動画像取得手段によって取得される複数の動画像の少なくとも一部を一覧表示するゲーム案内画面を生成するゲーム案内画面生成手段と、を含むことを特徴とする。
【0007】
また、上記ゲーム案内システムにおいて、前記各ゲームシステムは、当該ゲームシステムで実行中のゲームに参加する各ユーザが使用するゲーム端末であって、それぞれ前記動画像を生成する手段を備える複数のゲーム端末と、前記複数のゲーム端末の中から、前記動画像取得手段が取得する動画像を生成するゲーム端末を選択するゲーム端末選択手段と、前記選択されるゲーム端末が生成する前記動画像を、前記ゲーム案内装置に対して配信する配信手段と、を含んでもよい。
【0008】
さらに、前記各ゲーム端末は、前記動画像として、当該ゲーム端末を使用するユーザに提示するゲーム画面を表す動画像を生成することとしてもよい。
【0009】
また、上記ゲーム案内システムにおいて、前記各ゲームシステムは、前記複数のゲーム端末のそれぞれにおいて実行中のゲーム処理に関するゲーム処理情報を取得するゲーム処理情報取得手段をさらに含み、前記ゲーム端末選択手段は、前記ゲーム処理情報取得手段により取得される前記各ゲーム処理情報に基づいて、前記動画像を生成するゲーム端末を選択することとしてもよい。
【0010】
また、前記ゲーム処理情報は、前記ゲーム処理の実行時におけるユーザとの間の情報の入出力処理に関する情報であってもよい。
【0011】
さらに、前記ゲーム処理情報は、前記ユーザのゲーム操作に関する情報であってもよい。また、前記ゲーム処理情報は、前記ユーザに提示されるゲーム画面の描画処理に関する情報であってもよい。
【0012】
また、本発明に係るゲーム案内装置は、複数のユーザが参加するゲームの処理をそれぞれ実行する複数のゲームシステムと接続され、前記複数のゲームシステムのそれぞれについて、当該ゲームシステムで実行中のゲームに関連する動画像を取得する動画像取得手段と、前記動画像取得手段によって取得される複数の動画像の少なくとも一部を一覧表示するゲーム案内画面を生成するゲーム案内画面生成手段と、を含むことを特徴とする。
【0013】
また、本発明に係るゲームサーバは、複数のユーザが参加するゲームの処理を実行するゲームサーバであって、前記ゲームに参加する各ユーザが使用し、それぞれ前記ゲームに関連する動画像を生成する手段を備える複数のゲーム端末と、前記ゲームの状況を案内するゲーム案内装置と、に接続され、前記複数のゲーム端末の中から、前記ゲーム案内装置に対して配信するための動画像を生成するゲーム端末を選択するゲーム端末選択手段と、前記選択されるゲーム端末が生成する前記動画像を、前記ゲーム案内装置に対して配信する配信手段と、を含むことを特徴とする。
【0014】
また、本発明に係るゲーム案内方法は、複数のユーザが参加するゲームの処理をそれぞれ実行する複数のゲームシステムのそれぞれについて、当該ゲームシステムで実行中のゲームに関連する動画像を取得する動画像取得ステップと、前記動画像取得ステップによって取得される複数の動画像の少なくとも一部を一覧表示するゲーム案内画面を生成するゲーム案内画面生成ステップと、を含むことを特徴とする。
【0015】
また、本発明に係るプログラムは、複数のユーザが参加するゲームの処理をそれぞれ実行する複数のゲームシステムのそれぞれについて、当該ゲームシステムで実行中のゲームに関連する動画像を取得する動画像取得手段、及び前記動画像取得手段によって取得される複数の動画像の少なくとも一部を一覧表示するゲーム案内画面を生成するゲーム案内画面生成手段、としてコンピュータを機能させるためのプログラムである。このプログラムは、コンピュータ読み取り可能な情報記憶媒体に記憶されてよい。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照しながら説明する。
【0017】
本発明の一実施形態に係るゲーム案内システム1は、図1に示すように、複数のゲームシステム(マルチユーザゲームシステム)2と、リスト保持サーバ3と、ユーザ端末4と、を含んで構成されている。これらのシステム及び装置は、インターネット等の通信ネットワークを介して接続されている。
【0018】
ゲームシステム2のそれぞれは、複数のユーザが参加するゲーム(複数ユーザ参加型ゲーム)の処理を実行している。各ゲームシステム2は、当該ゲームシステム2で実行中のゲームに参加する各ユーザが使用する複数のゲーム端末5と、各ゲーム端末5と通信ネットワークを介して接続された少なくとも一つのゲームサーバ6とを含んでいる。なお、ゲームシステム2で実行されるゲームは、例えばロールプレイングゲームやテーブルゲーム、シューティングゲームなど、任意のものであってよい。また、各ゲームシステム2で実行されるゲームは、互いに同じゲームであってもよいし、異なるゲームであってもよい。
【0019】
ゲーム端末5は、例えば家庭用ゲーム機やパーソナルコンピュータなどであって、ゲームサーバ6に対するクライアントとして機能する。各ゲーム端末5は、当該ゲーム端末5を使用するユーザによる指示操作を受け付けて、操作内容に応じた情報をゲームサーバ6に送信するとともに、ユーザの操作内容やゲームサーバ6から受信した情報に応じて、ゲームの状況を示す画像をゲーム画面として表示する。
【0020】
本実施形態におけるゲーム端末5は、図2に示すように、制御部11と、記憶部12と、媒体情報読み取り部13と、通信部14と、操作デバイス15と、画像処理部16と、表示部17と、を含んで構成される。
【0021】
制御部11は、例えばCPU等であって、記憶部12に格納されるプログラムに従って各種の情報処理を実行する。本実施形態において制御部11が実行する処理の具体例については、後述する。
【0022】
記憶部12は、RAMやROM等のメモリ素子や、ハードディスク等を含んで構成され、制御部11によって実行されるプログラムを記憶する。このプログラムは、例えば光ディスク等のコンピュータ読み取り可能な各種の情報記憶媒体に格納されて提供されてもよいし、インターネット等の通信ネットワークを介して提供されてもよい。また、記憶部12は、制御部11のワークメモリとしても動作する。
【0023】
媒体情報読み取り部13は、制御部11からの指示に従って、例えば光ディスクやメモリカード等のコンピュータ読み取り可能な情報記憶媒体に記憶されたプログラムやデータを読み取る。
【0024】
通信部14は、例えばLANカード等の通信インタフェースであって、制御部11からの指示に従って、通信ネットワークを介して情報を送信する。また、通信部14は、通信ネットワークを介して到来する情報を受信して制御部11に出力する。
【0025】
操作デバイス15は、例えばキーボードや家庭用ゲーム機用のコントローラなどであって、ユーザの指示操作を受け付けて、その内容を示す操作データを制御部11に対して出力する。
【0026】
画像処理部16は、例えばGPU(Graphics Processing Unit)及びフレームバッファを含んで構成される。GPUは、制御部11から供給されるデータに基づいて、フレームバッファに各種画面を描画する。フレームバッファに描画された画面は、所定のタイミングでビデオ信号に変換されて表示部17に出力される。表示部17は、例えば家庭用テレビ受像機などであって、画像処理部16内のフレームバッファに描画された画面を表示する。
【0027】
ゲームサーバ6は、各ゲーム端末5から送信されるユーザの操作に応じた情報に基づいて、各種のゲーム処理を実行し、実行結果を各ゲーム端末5に対して送信する。これにより、各ゲーム端末5を使用するユーザは、互いに離れた場所にいたとしても、対戦を行ったり、協力してゲームをプレイしたりすることができる。なお、ゲームサーバ6は、専用のサーバコンピュータとして用意されたものであってもよいし、複数のゲーム端末5のいずれかと兼用のものであってもよい。すなわち、各ユーザが使用するゲーム端末5のいずれか少なくとも一つが、ゲームサーバ6として機能してもよい。
【0028】
リスト保持サーバ3は、例えばサーバコンピュータなどであって、通信ネットワークを介して複数のゲームサーバ6のそれぞれと接続される。リスト保持サーバ3は、各ゲームサーバ6から送信される情報に基づいて、新規のユーザが参加可能なゲームの処理を実行しているゲームシステム2に関するリスト情報を生成し、保持する。さらに、ユーザ端末4からの要求に応じて、当該リスト情報の少なくとも一部をユーザ端末4に対して送信する。
【0029】
ユーザ端末4は、各ゲームシステム2のいずれかで実行中のゲームに新たに参加しようとするユーザ(以下、新規ユーザU1という)が使用する情報処理装置である。本実施形態においては、このユーザ端末4が、各ゲームシステム2で実行中のゲームの状況を新規ユーザU1に対して案内するゲーム案内装置として機能する。
【0030】
ユーザ端末4は、例えば家庭用ゲーム機やパーソナルコンピュータ等、ゲーム端末5と同様の構成を備える装置であってよい。本実施形態において、ユーザ端末4は、図3に示すように、制御部21と、記憶部22と、媒体情報読み取り部23と、通信部24と、操作デバイス25と、画像処理部26と、表示部27と、を含んで構成されることとする。
【0031】
以下、以上の構成を有するゲーム案内システム1が実現する機能の具体例について、説明する。
【0032】
まず、各ゲームシステム2内のゲームサーバ6は、当該ゲームシステム2で実行されるゲームを特定するゲーム特定情報と、自分自身の接続先を示す接続先情報と、をリスト保持サーバ3に対して送信する。ここでゲーム特定情報は、例えばゲームの商品番号や識別記号、タイトル名などである。また、ゲーム特定情報は、実行されるゲームのバージョン情報などを含んでもよい。また、接続先情報は、当該ゲームサーバ6のネットワーク上の位置を特定する情報であって、例えばIPアドレスやサービスのポート番号、ドメイン名などである。なお、各ゲームサーバ6は、例えば複数ユーザ参加型ゲームの実行開始時に、ゲーム特定情報及び接続先情報をリスト保持サーバ3に対して送信する。
【0033】
リスト保持サーバ3は、各ゲームサーバ6が送信したゲーム特定情報及び接続先情報を受信する。そして、これらの情報に基づいて、新規のユーザが参加可能なゲームを実行しているゲームシステム2に関するリスト情報を生成し、保持する。生成されるリスト情報は、例えば図4に示すような内容のデータである。
【0034】
また、各ゲーム端末5の制御部11は、ゲームシステム2に参加している間、例えば所定時間おきに、図5のフロー図に示すような処理を実行する。
【0035】
まずゲーム端末5は、当該ゲーム端末5で実行中のゲーム処理に関する情報(以下、ゲーム処理情報という)を取得する(S1)。そして、取得したゲーム処理情報に基づいて、当該ゲーム端末5で実行中のゲーム処理に関連する動画像Mを、同じゲームシステム2に属するゲームサーバ6に対して送信するか否かを判定する(S2)。判定の結果、動画像Mを送信すると判定した場合には、動画像Mを生成し、ゲームサーバ6に対して送信を開始する(S3)。また、判定の結果、動画像Mを送信しないと判定した場合、動画像Mのゲームサーバ6に対する送信を停止する(S4)。これにより、ゲーム端末5は、例えば実行中のゲームが盛り上がっていると推測される場合など、実行中のゲームの状況に応じて、動画像Mをゲームサーバ6に対して送信することができる。
【0036】
ここで、ゲーム処理情報の具体例について、説明する。例えばゲーム処理情報は、ゲーム端末5を使用するユーザの、操作デバイス15に対するゲーム操作に関する情報であってよい。具体的には、直近の時点における、ユーザの操作デバイス15に対する操作頻度(所定時間内にボタンを押した回数など)などである。この場合、ゲーム端末5は、この操作頻度などの値が所定の閾値を超える場合に、動画像Mを送信すると判定する。これにより、ゲーム端末5は、例えばユーザがボタンを連打するなど頻繁にゲーム操作を行っている間、動画像Mをゲームサーバ6に対して送信することとなる。
【0037】
また、ゲーム処理情報は、ゲーム端末5の表示部17に表示されて、ゲーム端末5を使用するユーザに提示されるゲーム画面の描画処理に関する情報であってもよい。具体的には、例えばゲーム端末5は、フレームバッファにゲーム画面を描画する頻度(フレームレート)が所定値以下になった場合に、動画像Mを送信すると判定する。フレームレートが落ちるのは、描画処理に時間がかかってしまう場合であり、このような場合、ゲーム画面内に多数のキャラクタが登場して混戦になっているなどの状態にあることが予測される。そこで、ゲーム端末5は、このような情報をゲーム処理情報として使用することで、混戦時などに動画像Mをゲームサーバ6に対して送信することができる。
【0038】
また、ゲーム端末5の制御部11及び画像処理部16が、仮想空間内にキャラクタや障害物など各種のオブジェクトを表すポリゴンを配置し、この仮想空間内の様子を示す画像をフレームバッファに描画する処理を実行する場合、以下のようなゲーム処理情報を利用してもよい。すなわち、ゲーム端末5は、仮想空間内に配置されるポリゴンの頂点数をゲーム処理情報として取得し、この頂点数が所定数以上になった場合に、動画像Mを送信すると判定する。なお、この場合において、移動しないポリゴンや所定の属性値を持つポリゴンなど、所定の条件を満たすポリゴンの頂点数を、判定対象とするポリゴンの頂点数から除いてもよい。こうすれば、例えば背景を示すポリゴンなどを、判定の対象から除外することができる。このような判定処理によれば、前述したフレームレートの例と同様に、混戦時など、多数のキャラクタが仮想空間に配置されている場合に、ゲーム端末5は、動画像Mをゲームサーバ6に対して送信できる。
【0039】
以上例示したゲーム処理情報は、いずれもゲーム端末5によるゲーム処理の実行時における、ユーザとの間の情報の入出力処理に関する情報である。このような情報を用いることで、ゲーム端末5が実行するゲームアプリケーションプログラムがゲーム処理情報を出力する機能を備えておらずとも、ゲーム端末5は、例えばシステムライブラリなどに含まれるプログラムを実行することにより、以上説明したような判定処理を行うことができる。なお、これに限らず、ゲーム端末5は、ゲームアプリケーションプログラムによって出力される各種のゲーム状況に関するパラメタ情報などに基づいて、S2の判定処理を実行してもよい。また、以上説明したような各種の情報を組み合わせて、判定を行ってもよい。
【0040】
また、S3においてゲーム端末5がゲームサーバ6に対して送信する動画像Mは、当該ゲーム端末5で実行中のゲームの状況をリアルタイムに示す動画像であって、ゲームシステム2で実行中のゲームの状況を新規ユーザU1に案内するために用いられる。例えばゲーム端末5は、当該ゲーム端末5を使用するユーザに提示するゲーム画面を表す動画像を、動画像Mとして生成する。すなわち、ゲーム端末5は、フレームバッファに描画されて表示部17に表示されるゲーム画面のデータに基づいて、動画像Mを生成する。具体的に、ゲーム端末5は、所定時間おきにフレームバッファに描画される画面データを、表示部17に表示してユーザに提示するとともに、所定のデータ形式(例えばMPEG形式など)の動画像データに変換する符号化処理を実行することで、動画像Mを生成する。なお、この場合において、表示部17に表示される画像とともにスピーカ(不図示)から再生される音声のデータを、動画像Mに含めてもよい。このように、表示部17に表示される画像のデータに基づいて動画像Mが生成されることによって、ゲーム端末5を使用してゲームを実行中のユーザが見ているゲーム画面と同様の画面を、新規ユーザU1に対して提示できる。
【0041】
あるいは、ゲーム端末5は、表示部17に表示する映像とは異なる動画像を、送信用の動画像Mとして生成してもよい。例えば前述したように画像処理部16が仮想空間内の様子を示す画像をフレームバッファに描画する場合、ゲーム端末5は、フレームバッファに描画される画像とは異なる視点位置から同じ仮想空間内の様子を見た画像を描画することによって、動画像Mを生成してもよい。なお、この場合の動画像Mの生成に用いられる視点位置は、固定の位置であってもよいし、フレームバッファに描画される画像を描画する際の視点位置に応じて決まる位置であってもよい。これにより、ゲーム案内システム1は、ゲームを実行中のユーザが見ている画面とは異なる、より全体の状況を把握しやすい位置から見た仮想空間の様子を、新規ユーザU1に対して提示できる。
【0042】
以上説明した処理によって、ゲーム端末5は、所定の条件を満たしている間、ゲームサーバ6に対して、当該ゲーム端末5で実行中のゲーム処理の状況を示す動画像Mを配信する。
【0043】
次に、新規ユーザU1がユーザ端末4を用いて新たにいずれかのゲームに参加しようとする場合に、ユーザ端末4、リスト保持サーバ3、及び各ゲームシステム2内のゲームサーバ6が実行する処理の例について、図6のフロー図に基づいて説明する。
【0044】
新規ユーザU1がいずれかのゲームに参加しようとするとき、まずユーザ端末4は、リスト保持サーバ3に対してリスト返信要求を送信する(S11)。これに応じて、リスト保持サーバ3は、自分自身が保持しているリスト情報の少なくとも一部を返信する(S12)。
【0045】
なお、ユーザ端末4は、S11の処理において、リスト返信要求とともに、ユーザ端末4が実行可能なゲームを特定する情報(実行可能ゲーム情報)を送信することとする。各ゲームシステム2で実行中のゲームに参加するためには、ユーザ端末4は当該ゲームに対応したクライアントプログラムを実行する必要がある場合がある。このような場合、新規ユーザU1は、あるゲームシステム2で実行中のゲームに必要なクライアントプログラムを所持していなければ、当該ゲームシステム2で実行中のゲームには参加できない。そこで、S11の処理において、ユーザ端末4が実行可能ゲーム情報をリスト保持サーバ3に対して送信すれば、リスト保持サーバ3は、新規ユーザU1が参加できないゲームを実行しているゲームシステム2に関する情報を、S12で返信するリスト情報から除外することができる。
【0046】
具体例として、ユーザ端末4は、以下のようにしてユーザ端末4で実行可能なゲームを特定するゲーム特定情報を取得し、実行可能ゲーム情報としてリスト保持サーバ3に対して送信する。例えばユーザ端末4は、記憶部22に含まれるハードディスク等にインストールされているゲームプログラムや、媒体情報読み取り部23の読み取り対象としてセットされている光ディスク等に格納されたゲームプログラムのゲーム特定情報を取得する。また、ユーザ端末4は、過去にユーザ端末4で実行されたゲームの履歴情報を記憶部22に保持し、この履歴情報に基づいて実行可能ゲーム情報を取得してもよい。
【0047】
さらに、ユーザ端末4は、過去に新規ユーザU1がゲームを実行した際に生成されたセーブデータに基づいて、実行可能ゲーム情報を取得してもよい。ここでセーブデータは、ユーザがゲームを途中で中断した際の進行状況など、各ゲームに関するユーザ固有の情報を記録するデータである。セーブデータは、ゲームごとに異なるデータとして記録され、それぞれ対応するゲームを特定するゲーム特定情報を含んでいる。このセーブデータは、例えばメモリカード等の情報記憶媒体に記憶される。そこでユーザ端末4は、S11の処理を実行する際に、例えば媒体情報読み取り部23によってメモリカード等から読み出されたセーブデータに含まれるゲーム特定情報を、実行可能ゲーム情報として取得する。
【0048】
実行可能ゲーム情報を受信したリスト保持サーバ3は、この実行可能ゲーム情報に含まれるゲーム特定情報のそれぞれを、リスト情報に含まれる各ゲームシステム2が実行中のゲームを特定するゲーム特定情報と比較し、両者が一致するゲームシステム2に関する情報をリスト情報の中から抽出するフィルタリング処理を行う。そして、フィルタリングされたリスト情報を、S12の処理においてユーザ端末4に対して返信する。こうすれば、リスト保持サーバ3は、ユーザ端末4で実行可能と推定されるゲームを実行しているゲームシステム2に関する情報だけを、ユーザ端末4に送信できる。
【0049】
S12の処理によりリスト保持サーバ3から送信されたリスト情報を受信したユーザ端末4は、受信したリスト情報に含まれる接続先情報に基づいて、各ゲームサーバ6に対して情報配信要求を送信する(S13)。例えばユーザ端末4は、接続に成功したゲームサーバ6が所定数に達するまで、受信したリスト情報に含まれる接続先情報によって示される接続先に対して、順に情報配信要求を送信する。あるいは、リスト情報に含まれる全ての接続先情報によって示される接続先に対して、情報配信要求を送信してもよい。
【0050】
S13によるユーザ端末4からの情報配信要求を受信した各ゲームサーバ6は、まず、当該ゲームサーバ6が属するゲームシステム2内のゲーム端末5の中から、ユーザ端末4に配信するための動画像Mを生成するゲーム端末5(以下、配信担当ゲーム端末という)を選択する(S14)。例えばゲームサーバ6は、前述した図4のフロー図に示す処理によってゲームサーバ6に対して動画像Mを送信しているゲーム端末5の中から、所定の条件に基づいて配信担当ゲーム端末を選択する。なお、この選択処理の具体例については、後述する。
【0051】
続いてゲームサーバ6は、S14で選択した配信担当ゲーム端末がゲームサーバ6に対して送信している動画像Mの、ユーザ端末4に対する配信を開始する(S15)。また、ゲームサーバ6は、動画像Mの配信開始とともに、当該ゲームサーバ6が属するゲームシステム2で実行中のゲームに関する各種の情報を、ユーザ端末4に対して送信する。ここで、ゲームサーバ6が送信する情報には、例えば当該ゲームサーバ6が設置されている国や地域を示す情報や、サーバ名(またはシステム名)、当該ゲームサーバ6で実行中のゲームに現在参加しているユーザ数、当該ゲームに参加可能な最大ユーザ数、参加中のユーザに関する情報(例えばユーザ名、ユーザの属する国情報、プロフィール情報など)、各種のメッセージ情報などが含まれてよい。
【0052】
S15の処理によって、ユーザ端末4は、S12で取得したリスト情報に含まれるゲームシステム2のそれぞれについて、当該ゲームシステム2で実行中のゲームに関連する動画像Mを取得する。各ゲームサーバ6から動画像Mを取得したユーザ端末4は、取得される動画像Mの少なくとも一部を一覧表示するゲーム案内画面を生成する(S16)。そして、ユーザ端末4は、生成したゲーム案内画面を表示部27に表示する(S17)。
【0053】
図7は、S16の処理においてユーザ端末4が生成するゲーム案内画面の一例を示す図である。例えばゲーム案内画面は、その内部には複数の表示領域が配置され、各表示領域にそれぞれ一つずつ、ゲームサーバ6から受信した動画像Mを表す画面である。なお、図7の例においては、4つのゲームシステム2のそれぞれで実行中のゲームの状況を示す4つの動画像Mが、ゲーム案内画面内に一覧表示される。これにより、新規ユーザU1は、同時に表示される動画像Mを見比べることで、実際にゲームに参加中のユーザのプレイ状況などをリアルタイムで確認して、自分がこれから参加するゲームシステム2を選ぶことができる。
【0054】
この図のようなゲーム案内画面が表示された状態で、ユーザは、操作デバイス25に対する指示操作によって、一の動画像Mを選択する。この指示操作に応じて、ユーザ端末4は、選択された動画像Mを配信しているゲームサーバ6に対して、ゲーム参加要求を送信する。ゲームサーバ6は、ユーザ端末4からのゲーム参加要求に対して、所定の条件に従って参加の可否を判定し、その結果をユーザ端末4に対して返信する。ゲームサーバ6がユーザ端末4の参加を許可すれば、ユーザ端末4は、当該ゲームサーバ6が属するゲームシステム2に含まれるゲーム端末5の一つとして、ゲーム処理の実行を開始する。これにより、新規ユーザU1は当該ゲームシステム2で実行中のゲームに参加できる。
【0055】
また、ゲーム案内画面が表示された状態において、ユーザ端末4は、ユーザの指示操作に応じて、複数の動画像Mのうち、ユーザの指定する一の動画像Mによって示されるゲームの詳細情報を示す詳細情報案内画面を生成し、表示してもよい。図8は、このような詳細情報案内画面の一例を示す図である。図8の例においては、動画像Mを背景に、当該動画像Mを配信しているゲームサーバ6がS15の処理において送信した、各種の情報が表示されている。すなわち、画面左上には、当該ゲームサーバ6が設置されている国を示す国旗の画像が表示され、その右側にはサーバ名が表示されている。また、画面下部にはメッセージ情報が表示され、その右側にはゲームに参加可能な最大ユーザ数と、現に参加中のユーザ数と、が示されている。
【0056】
さらに、詳細情報案内画面が表示された状態などにおいて、ユーザ端末4は、ユーザの指示操作に応じて、表示中の動画像Mを、他のゲーム端末5が生成する動画像Mに切り替える切り替え要求を、ゲームサーバ6に対して送信してもよい。前述したように、ゲームサーバ6は、複数のゲーム端末5から動画像Mを受信し、そのうちの一つをS14の処理で選択してユーザ端末4に対して配信している。そこで、ゲームサーバ6は、ユーザ端末4からの切り替え要求に応じて、各ゲーム端末5から受信している複数の動画像Mのうち、これまで配信していた動画像Mとは異なる動画像Mを、新たにユーザ端末4に対して配信開始する。ここで、新たに配信する動画像Mは、例えば新規ユーザU1が指定したものであってよい。これにより、新規ユーザU1は、例えばあるゲームシステム2に参加中のユーザの中から、自分が興味あるユーザを選択し、そのプレイ画面を観覧することができる。
【0057】
ここで、ゲームサーバ6による前述したS14の選択処理の具体例について、説明する。
【0058】
前述したように、ユーザ端末4が配信を受ける動画像Mを新規ユーザU1の指定に応じて切り替えることができ、かつ既にゲームサーバ6が他のユーザ端末4に対して動画像Mの配信を実行している場合、ゲームサーバ6は、例えば以下のようにして新たなユーザ端末4に配信する動画像Mを選択する。すなわち、ゲームサーバ6は、新たなユーザ端末4からS13の情報配信要求を受け付けた時点において、他のユーザ端末4のうち、より多くのユーザ端末4に対して配信中の動画像Mを、新たなユーザ端末4に対して配信する動画像Mとして選択する。こうすれば、より多くのユーザに視聴され、注目されている動画像Mを、新たなユーザ端末4に対しても配信できる。
【0059】
また、ゲームサーバ6は、当該ゲームサーバ6が実行するゲームに過去に参加したユーザに関する情報を保持し、当該情報に基づいて配信担当ゲーム端末を選択してもよい。具体例として、ゲームサーバ6は、過去に参加したユーザの対戦成績や、ランキング情報などを保持する。そして、ユーザ端末4から情報配信要求を受け付けた時点においてゲームに参加しているユーザのうち、例えばより上位にランクされているユーザが使用しているゲーム端末5を、配信担当ゲーム端末として選択する。こうすれば、過去の成績がよかったユーザのプレイ画面を、新規ユーザU1に提示することができる。
【0060】
また、ゲームサーバ6は、各ゲーム端末5から前述したゲーム処理情報を取得し、当該取得したゲーム処理情報に基づいて配信担当ゲーム端末を選択してもよい。具体例として、各ゲーム端末5は、所定時間おきに、例えばユーザの操作デバイス15に対する操作頻度などのゲーム処理情報を、ゲームサーバ6に対して送信する。ゲームサーバ6は、各ゲーム端末5から送信されるゲーム処理情報を比較して、例えばユーザの操作デバイス15に対する操作頻度が最も高いゲーム端末5を、配信担当ゲーム端末として選択する。
【0061】
なお、以上の説明においては、図4のフロー図に示すように、各ゲーム端末5は所定の条件を満たしている間だけ動画像Mをゲームサーバ6に対して送信し、ゲームサーバ6は、当該ゲームサーバ6に対して動画像Mを送信中のゲーム端末5の中から、S14の処理で配信担当ゲーム端末を選択することとしている。しかしながら、本発明の実施の形態はこのようなものに限られない。例えば各ゲーム端末5は、ゲームシステム2に参加中、常に動画像Mのゲームサーバ6に対する送信を実行し続けることとしてもよい。この場合、ゲームサーバ6は、同じゲームシステム2に属する全てのゲーム端末5の中から配信担当ゲーム端末を選択できる。
【0062】
あるいは、各ゲーム端末5は、ゲームサーバ6から明示の要求を受け付けるまで動画像Mの送信を行わないこととしてもよい。この場合、ゲームサーバ6は、ユーザ端末4からS13の情報配信要求を受け付けた時点において、例えば各ゲーム端末5から取得したゲーム処理情報などに基づいて、配信担当ゲーム端末を選択する。そして、選択した配信担当ゲーム端末に対して動画像Mの配信要求を送信する。これに応じて、配信担当ゲーム端末は、動画像Mの生成及びゲームサーバ6に対する送信を開始し、ゲームサーバ6は、配信担当ゲーム端末から受信した動画像Mをユーザ端末4に対して配信する。
【0063】
また、この場合において、ゲームサーバ6は、配信担当ゲーム端末が送信する動画像Mを一旦受信してユーザ端末4に対して中継するのではなく、選択した配信担当ゲーム端末に対して、直接ユーザ端末4に動画像Mを配信させる指示を送信してもよい。あるいは、ゲームサーバ6は、ユーザ端末4からの情報配信要求に応じて、配信担当ゲーム端末として選択したゲーム端末5の接続先情報(IPアドレスなど)を返信してもよい。この場合、ユーザ端末4は、返信された接続先情報によって示されるゲーム端末5に対して、あらためて動画像Mの配信要求を送信する。配信担当ゲーム端末は、ゲームサーバ6からの指示又はユーザ端末4からの要求に応じて、動画像Mの生成及びユーザ端末4への配信を開始する。こうすれば、ユーザ端末4は、配信担当ゲーム端末から直接に動画像Mの配信を受けることができる。
【0064】
以上説明した本実施の形態によれば、ゲーム案内システム1は、各ゲームシステム2で実行中のゲームに関連する動画像Mを一覧表示するゲーム案内画面を生成することによって、複数のゲームシステム2のそれぞれで実行中のゲームの状況を、わかりやすくユーザに提示することができる。
【0065】
なお、本発明の実施形態は、以上説明したものに限られない。例えば以上の説明においては、ユーザ端末4がゲーム案内画面を生成するゲーム案内装置として動作することとしたが、例えばリスト保持サーバ3など、他の情報処理装置がゲーム案内装置として動作してもよい。具体例として、各ゲームサーバ6は、ユーザ端末4からの情報配信要求によらずに、常に配信担当ゲーム端末が生成する動画像Mを、リスト保持サーバ3に対して送信し続けることとする。リスト保持サーバ3は、各ゲームサーバ6から受信した動画像Mに基づいて図7に例示したようなゲーム案内画面を生成し、ユーザ端末4に対して動画像として配信する。
【0066】
また、以上の説明においては、ユーザ端末4はS11の処理においてリスト保持サーバ3に対して実行可能ゲーム情報を送信し、リスト保持サーバ3はこの実行可能ゲーム情報に応じてフィルタリングされたリスト情報をユーザ端末4に返信することとしている。しかしながら、これに限らず、例えばユーザ端末4は実行可能ゲーム情報を送信せず、リスト保持サーバ3は常に保持しているリスト情報の全部を返信することとしてもよい。この場合、ユーザ端末4は、自分自身が実行可能なゲームを特定するゲーム特定情報に基づいて、リスト保持サーバ3から受信したリスト情報の中から、参加可能なゲームを実行中のゲームシステム2のみを抽出してもよい。
【0067】
あるいは、リスト保持サーバ3は、リスト返信要求を送信する複数のユーザ端末4のそれぞれについて、予め当該ユーザ端末4で実行可能なゲームを特定する情報をデータベースとして保持してもよい。このデータベースに格納される情報は、例えば予め各ユーザ端末4から送信される情報に基づいて決定される。そして、ユーザ端末4は、S11の処理において、当該ユーザ端末4を特定する端末特定情報(例えばクライアント名など)とともに、リスト返信要求を送信する。リスト返信要求を受信したリスト保持サーバ3は、当該リスト返信要求に含まれる端末特定情報に基づいて、当該端末特定情報により特定されるユーザ端末4で実行可能なゲームを特定する情報を、データベースを参照して取得する。これにより、リスト保持サーバ3は、ユーザ端末4から何度もゲーム特定情報を受信せずとも、ユーザ端末4で実行可能なゲームを実行しているゲームシステム2のリスト情報を送信できる。
【0068】
また、リスト保持サーバ3は、S12で送信するリスト情報の一部として、ユーザ端末4で実行可能なゲーム以外のゲーム(以下、参加不可ゲームという)を実行中のゲームシステム2に関する情報を含めてもよい。このような参加不可ゲームを実行中のゲームシステム2から動画像Mの配信を受け付けて、S16の処理で生成するユーザ案内画面に含めることによって、ユーザ端末4は、新規ユーザU1が参加可能なゲームだけでなく、参加不可ゲームの状況もユーザに提示できる。この場合、参加不可ゲームには新規ユーザU1は参加することができないものの、新規ユーザU1に新たなゲームの購入を促すきっかけになるという宣伝効果が期待できる。この場合において、リスト保持サーバ3は、S12で送信するリスト情報に含める参加不可ゲームを、例えばユーザ端末4を使用している新規ユーザU1のプロフィール情報などに基づいて選択することとしてもよい。こうすれば、より新規ユーザU1が興味を持つと推定される参加不可ゲームに関連する動画像Mを、新規ユーザU1に提示できる。
【図面の簡単な説明】
【0069】
【図1】本発明の実施の形態に係るゲーム案内システムの全体構成例を示す概要図である。
【図2】本発明の実施の形態に係るゲーム端末の構成例を示すブロック図である。
【図3】本発明の実施の形態に係るユーザ端末の構成例を示すブロック図である。
【図4】本発明の実施の形態において、リスト保持サーバが保持するリスト情報の一例を示す図である。
【図5】本発明の実施の形態において、ゲーム端末が実行する処理の流れの一例を示すフロー図である。
【図6】本発明の実施の形態において、各装置が実行する処理の流れの一例を示すフロー図である。
【図7】ゲーム案内画面の一例を示す図である。
【図8】詳細情報案内画面の一例を示す図である。
【符号の説明】
【0070】
1 ゲーム案内システム、2 ゲームシステム、3 リスト保持サーバ、4 ユーザ端末、5 ゲーム端末、6 ゲームサーバ、11,21 制御部、12,22 記憶部、13,23 媒体情報読み取り部、14,24 通信部、15,25 操作デバイス、16,26 画像処理部、17,27 表示部。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数のユーザが参加するゲームの処理をそれぞれ実行する複数のゲームシステムと、
前記各ゲームシステムで実行中のゲームの状況を案内するゲーム案内装置と、
を含むゲーム案内システムであって、
前記ゲーム案内装置は、
前記複数のゲームシステムのそれぞれについて、当該ゲームシステムで実行中のゲームに関連する動画像を取得する動画像取得手段と、
前記動画像取得手段によって取得される複数の動画像の少なくとも一部を一覧表示するゲーム案内画面を生成するゲーム案内画面生成手段と、
を含むことを特徴とするゲーム案内システム。
【請求項2】
請求項1に記載のゲーム案内システムにおいて、
前記各ゲームシステムは、
当該ゲームシステムで実行中のゲームに参加する各ユーザが使用するゲーム端末であって、それぞれ前記動画像を生成する手段を備える複数のゲーム端末と、
前記複数のゲーム端末の中から、前記動画像取得手段が取得する動画像を生成するゲーム端末を選択するゲーム端末選択手段と、
前記選択されるゲーム端末が生成する前記動画像を、前記ゲーム案内装置に対して配信する配信手段と、
を含むことを特徴とするゲーム案内システム。
【請求項3】
請求項2に記載のゲーム案内システムにおいて、
前記各ゲーム端末は、前記動画像として、当該ゲーム端末を使用するユーザに提示するゲーム画面を表す動画像を生成する
ことを特徴とするゲーム案内システム。
【請求項4】
請求項2又は3に記載のゲーム案内システムにおいて、
前記各ゲームシステムは、前記複数のゲーム端末のそれぞれにおいて実行中のゲーム処理に関するゲーム処理情報を取得するゲーム処理情報取得手段をさらに含み、
前記ゲーム端末選択手段は、前記ゲーム処理情報取得手段により取得される前記各ゲーム処理情報に基づいて、前記動画像を生成するゲーム端末を選択する
ことを特徴とするゲーム案内システム。
【請求項5】
請求項4に記載のゲーム案内システムにおいて、
前記ゲーム処理情報は、前記ゲーム処理の実行時におけるユーザとの間の情報の入出力処理に関する情報である
ことを特徴とするゲーム案内システム。
【請求項6】
請求項5に記載のゲーム案内システムにおいて、
前記ゲーム処理情報は、前記ユーザのゲーム操作に関する情報である
ことを特徴とするゲーム案内システム。
【請求項7】
請求項5に記載のゲーム案内システムにおいて、
前記ゲーム処理情報は、前記ユーザに提示されるゲーム画面の描画処理に関する情報である
ことを特徴とするゲーム案内システム。
【請求項8】
複数のユーザが参加するゲームの処理をそれぞれ実行する複数のゲームシステムと接続され、
前記複数のゲームシステムのそれぞれについて、当該ゲームシステムで実行中のゲームに関連する動画像を取得する動画像取得手段と、
前記動画像取得手段によって取得される複数の動画像の少なくとも一部を一覧表示するゲーム案内画面を生成するゲーム案内画面生成手段と、
を含むことを特徴とするゲーム案内装置。
【請求項9】
複数のユーザが参加するゲームの処理を実行するゲームサーバであって、
前記ゲームに参加する各ユーザが使用し、それぞれ前記ゲームに関連する動画像を生成する手段を備える複数のゲーム端末と、前記ゲームの状況を案内するゲーム案内装置と、に接続され、
前記複数のゲーム端末の中から、前記ゲーム案内装置に対して配信するための動画像を生成するゲーム端末を選択するゲーム端末選択手段と、
前記選択されるゲーム端末が生成する前記動画像を、前記ゲーム案内装置に対して配信する配信手段と、
を含むことを特徴とするゲームサーバ。
【請求項10】
複数のユーザが参加するゲームの処理をそれぞれ実行する複数のゲームシステムのそれぞれについて、当該ゲームシステムで実行中のゲームに関連する動画像を取得する動画像取得ステップと、
前記動画像取得ステップによって取得される複数の動画像の少なくとも一部を一覧表示するゲーム案内画面を生成するゲーム案内画面生成ステップと、
を含むことを特徴とするゲーム案内方法。
【請求項11】
複数のユーザが参加するゲームの処理をそれぞれ実行する複数のゲームシステムのそれぞれについて、当該ゲームシステムで実行中のゲームに関連する動画像を取得する動画像取得手段、及び
前記動画像取得手段によって取得される複数の動画像の少なくとも一部を一覧表示するゲーム案内画面を生成するゲーム案内画面生成手段、
としてコンピュータを機能させるためのプログラム。
【請求項12】
請求項11記載のプログラムが記憶されたコンピュータ読み取り可能な情報記憶媒体。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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