説明

コルク抜き

【課題】 コルクを二段階に分けて引き上げることにより安定した状態で楽にコルクを引き抜くことができるコルク抜きを提供すること、また、短いアームを取り扱い易くしたコルク抜きを提供すること、さらに、コルクを抜くときに最初に大きな力を加える際の不安感を使用者に与えることのないコルク抜きを提供することを課題とする。
【解決手段】 回転軸5によりハンドル2に対して回転可能に取り付けられた第一アーム3と、その第一アーム3よりも短い第二アーム4の2つのアームを含み、この第二アーム4は前記第一アーム3に対して相対的に可動であり、第一アーム3の回転軸線から第一アーム3の支点部10までの距離は、第二アーム4の使用時における前記回転軸線から第二アーム4の支点部14までの距離よりも長く、両アームは、第二アーム4の支点部14を第一アーム3から出現可能に第一アーム3内に納めることができる形状に形成されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ワインのコルク抜きに関する。
【背景技術】
【0002】
ハンドルとスクリューとアームとから成るコルク抜きは存在する(例えば、特許文献1参照。)。
【特許文献1】特開2002−37386号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明は、コルクを二段階に分けて引き上げることにより安定した状態で楽にコルクを引き抜くことができるコルク抜きを提供することを課題とする。また、短いアームを取り扱い易くしたコルク抜きを提供することを課題とする。さらに、コルクを抜くときに最初に大きな力を加える際の不安感を使用者に与えることのないコルク抜きを提供することを課題とする。
【0004】
特許文献1に示されているように、従来からハンドルとスクリューとアームとから成るコルク抜きは存在する。特許文献1のコルク抜きは、アーム端部の支点部がビンのふちに宛がわれる構成であり、延長部によってアームの位置が安定するから、コルクを引き抜くときにビンの口すなわちビン首に手を接触させることなく支点部をビンのふちに維持できる構成である。
【0005】
しかしながら、コルクを抜く作業において最初から最後までビン首に手を添えずにいることは、使用者に不安感を与える。特に、スクリューをコルクにねじ込んだ後に、ハンドルに最初に力を加えるときに最も大きな力を必要とするから、特に最初に力を加えるときに不安感が生じる。したがって、コルクを抜くときに、最初に力を加えてからコルクを一杯に引き出すまでのすべてにおいて手をビン首に添える必要はないが、最初に大きな力を加えるときには手を添えた方が安定的であり使用者に安心感を与えることができる。そこで、コルクを抜くときに安定した状態で抜くことができ、最初に大きな力を加えるときに使用者に不安感を与えないコルク抜きを提供しようとするものである。
【0006】
また、従来のようにアームが単一であると、ハンドルの一回の回転操作でコルクを一杯に引き上げなければならない。そのためには、ハンドルの一回の回転における回転角度は大きくならざるを得ない。すなわち、特許文献1の図5に示されているようにスクリューをコルクに完全にねじ込んでハンドルを回転させるときに、ハンドルが大きな回転角度を得るためには、操作前のハンドルは大きな角度で下向きに傾斜させておかなければならない。そして、図6に示されているようにコルクを一杯に引き上げるときは、ハンドルを大きな角度で上向きに傾斜するまで回転させなければならない。このように、ハンドルの回転角度を大きくすることによりコルクを一杯に引き上げることが可能になるのである。しかし、ハンドルを上方に傾斜するように回転させる作業は、肘を上げながら手を手首よりも下方に位置するように手首を曲げる必要があり、非常に作業がしづらい。そこで、本発明は、ハンドルを大きな角度で上向きに傾斜しなくてもコルクを抜くことができるコルク抜きを提供しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の請求項1は、スクリューをコルク栓にねじり込み、アームの端部に形成された支点部をビンのふちに当て、その支点部を支点としてハンドルを梃子運動により上方に持ち上げることにより、スクリューがコルク栓を引き抜くコルク抜きにおいて、回転軸によりハンドルに対して回転可能に取り付けられた第一アームと、その第一アームよりも短い第二アームの2つのアームを含み、この第二アームは前記第一アームに対して相対的に可動であり、第一アームの回転軸線から第一アームの支点部までの距離は、第二アームの使用時における前記回転軸線から第二アームの支点部までの距離よりも長く、両アームが、第二アームの支点部を第一アームから出現可能に第一アーム内に納めることができる形状に形成されている構成である。
【0008】
請求項2は、第二アームは回転軸を有し、その回転軸を中心に第二アームが第一アームに対して相対的に回転することによって第二アームの支点部が第一アーム内から出現する要素が請求項1に付加された構成である。
【0009】
請求項3は、第二アームの回転軸が第一アームの回転軸であり、両アームが同じ回転軸を共有している要素が請求項2に付加された構成である。
【0010】
請求項4は、第一アームの回転前又は回転中に、第二アームがその第一アームと一体的に移動するに足りる摩擦力が第一アームと第二アームとの間に生じる要素が請求項2又は請求項3のいずれか一項に付加された構成である。
【0011】
請求項5は、第一アームと第二アームとのなす角度が開いて第二アームの支点部が第一アームから出現したときに、前記角度がそれ以上大きくなることを阻止する手段が設けられている要素が請求項2乃至請求項4のいずれか一項に付加された構成である。
【発明の効果】
【0012】
請求項1は、回転軸によりハンドルに対して回転可能に取り付けられた第一アームと、その第一アームよりも短い第二アームの2つのアームを含み、この第二アームは前記第一アームに対して相対的に可動であり、第一アームの回転軸線から第一アームの支点部までの距離は、第二アームの使用時における前記回転軸線から第二アームの支点部までの距離よりも長く、両アームが、第二アームの支点部を第一アームから出現可能に第一アーム内に納めることができる形状に形成されている。したがって、コルクを抜くときは、まず短い方の第二アームの支点部をビンのふちに宛がいハンドルを引いて途中までコルクを引き上げる。これが第一段階の引き上げである。途中まで引き上げるだけでよいから、ハンドルを大きな角度で上向きに傾斜するまで回転させなくてもよく、作業に困難性がない。途中までコルクを引き上げた後に、第二アームの支点部をビンのふちから外す。そして、第一アームの支点部をビンのふちに宛がいハンドルを引いてコルクを一杯まで引き上げる。これが第二段階の引き上げである。コルクは一杯まで引き上げられるが、もともとコルクは第二アームによって途中の位置まで引き上げられているから、第二段階においてハンドルを大きな角度で上向きに回転する必要はない。したがって、この作業にも困難性はない。したがって、コルクを楽に引き上げることができるから、コルクを抜く作業も楽に行える。
【0013】
さらに、請求項1は、両アームが、第二アームの支点部を第一アームから出現可能に第一アーム内に納めることができる形状に形成されている。したがって、第一アームを使用するときなどに第二アームが邪魔にならない。また、第二アームを第一アームに納めた状態で第一アームをハンドルに対して折り畳むことができるので、コルク抜きを持ち運ぶときなどに嵩張らず便利である。
【0014】
請求項2は、第二アームが回転軸を有し、その回転軸を中心に第二アームが第一アームに対して相対的に回転することによって第二アームの支点部が第一アーム内から出現する。第二アームの支点部を第一アームから出現させるためには、第二アームを回転させるだけでよいので第二アームの支点部を容易に出現させることができる。さらに、支点部はそれほど大きな部分でなく、それが第一アームから出現しても第一アームから大きく突出することはない。したがって、第二アームの支点部をビンのふちに宛がったときに、ほとんどの場合第一アームの端部はビン首に接触する。したがって、スクリューをコルクに完全にねじり込んだ後で、第二アームの支点部をビンのふちに宛がってハンドルを引き上げるときに、そのときに最も大きな力を必要とするのであるが、第一アームをビン首に接触した状態で第一アームとビンの首部を一緒にしてつかむことにより、安定した状態でビンを固定できるから使用者に大きな力をかけることによる不安感を与えない。
【0015】
請求項3は、第二アームの回転軸が第一アームの回転軸であり、両アームが同じ回転軸を共有している要素が請求項2に付加された構成である。したがって、両アームの回転軸が単一であるから構成が簡略となりコストを抑えることができる。
【0016】
請求項4は、第一アームの回転前又は回転中に、第二アームがその第一アームと一体的に移動するに足りる摩擦力が第一アームと第二アームとの間に生じる構成である。第二アームが第一アーム内に納められている状態で両者の間に一体的に移動するに足りる摩擦力が生じていれば、第一アームがハンドルに折り畳まれた状態から第一アームを回転すると、第二アームも同時に回転する。したがって、当初から第一アームのみを使用するときは、単一のアームをもったコルク抜きと同じように扱うことができて便利である。また、第一アームを回転した当初は両アームの間に摩擦力がなく、回転の途中で一体的に移動するに足りる摩擦力が生じるときは、第二アームの支点部が第一アームからやや出た状態となる。したがって、第二アームを使用するときにその出た部分を指で摘んで支点部を容易に出現させることができる。また、第二アームの支点部がある程度出たときに摩擦力が生じるように構成すれば、支点部が完全に出現していなくても出た部分をビンのふちに宛がうことが可能であって、指で摘んで出す作業を省略することもできる。
【0017】
請求項5は、第一アームと第二アームとのなす角度が開いて第二アームの支点部が第一アームから出現したときに、前記角度がそれ以上大きくなることを阻止する手段が設けられている。したがって、第二アームを使用してコルクを引き上げるときに、第一アームから手を離していても第一アームが勝手に回転することがないので取り扱いが楽である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0018】
次に本発明の実施形態について説明する。コルク抜き1のハンドル2はシールカッター24が取り付けられており、ソムリエナイフとしても使用できる構成である。第一アーム3と第二アーム4とは回転軸5の中心である回転軸線を中心に回転可能にハンドル2の端部に取り付けられている。第一アーム3は第二アーム4よりも長く形成されている。図4に示す回転軸線から第一アーム3の支点部10までの距離aは約57mmである。また、図5に示す回転軸線から第二アーム4の支点部14までの距離bは約40mmである。なお、この数値はコルク抜きのサイズなどによって決定される数値であり、この数値に限定されるものではない。また、コルク栓6を引き抜くためにコルク栓6にねじり込まれるスクリュー7も回転軸8を中心に回転可能にハンドル2に取り付けられている。したがって、図9に示すように、両アーム3,4とスクリュー7はハンドル2に対して折り畳むことができる。
【0019】
第一アーム3と第二アーム4は共に金属製で断面がコ字形に形成され、第一アーム3の両側板部9,9の間に第二アーム4を完全に収納することができる。また、図9に示すように、重ねられた第一アーム3と第二アーム4にさらにスクリュー7が納まって折り畳むことができる。第一アーム3の端部に支点部10が設けられ、背板部11には窓部12が設けられている。第二アーム4が第一アーム3に完全に収納されているときは、第一アーム3の背板部11と第二アーム4の背板部21が重なり、第二アーム4の背板部21が窓部12から覗く。その際、窓部12は第二アーム4の背板部21で完全に塞がれている。窓部12からその背板部21を指で押すことによって第二アーム4は第一アーム3に対して回転し、第二アーム4の一部が第一アーム3から現われる。その現われた部分を指先で摘んで第二アーム4をさらに引き出すことにより、第二アーム4の支点部14が出現する。したがって、第二アーム4の取り扱いが楽である。図1に示すように、窓部12を構成する側板部9の縁部13は凹の円弧をなすように形成されている。このように構成することにより、第二アーム4を第一アーム3から十分に押し出すことができる。縁部13の凹の円弧をさらに深く形成することによって、第二アーム4の背板部21を窓部12から押したときに支点部14を一気に出現させることもできる。
【0020】
図2に示すように、第一アーム3の側板部9,9と第二アーム4の側板部19,19の間の全面に隙間が存在する。したがって、第二アーム4が第一アーム3に対して回転するときに、第一アーム3の側板部9,9と第二アーム4の側板部19,19の間にほとんど摩擦力が生じない。このように全面に亘って隙間を設けて摩擦力を生じさせない構成に代えて、第一アーム3の側板部9,9と第二アーム4の側板部19,19の間に摩擦力が生じる構成としてもよい。すなわち、例えば第二アーム4の側板部19,19の双方又は一方にわずかに膨出する膨出部を設けることによって、第一アーム3の側板部9,9と第二アーム4の側板部19,19の間に摩擦力が生じるように構成してもよい。このように構成すると、第一アーム3の回動と共に第二アーム4も収納された状態で一体的に回動する。したがって、当初から第一アーム3のみを使用するときに取り扱いが楽である。また、第二アーム4が第一アーム3に完全に収納されているときは、第二アーム4の膨出部と第一アーム3の側板部9,9との間に摩擦が生じない構成とし、例えば、側板部9,9の縁部20,20の幅をやや狭めることによって、膨出部が縁部20,20を通るときに摩擦が生じるように構成してもよい。
【0021】
図4に示すように、第一アーム3の軸孔15の近傍に規制孔16が設けられている。また、図5に示すように、第二アーム4の軸孔17の近傍に突起18が設けられている。この突起18は、図5が記載された紙面の表面方向に突出している。図1に示すように、回転軸5に第一アーム3と第二アーム4を取り付けたときに、突起18は規制孔16の中に位置する。したがって、図1に示すように第二アーム4の支点部14が出現した状態からさらに第二アーム4を第一アーム3から引き出そうとしても、突起18が規制孔16の内縁に係止してそれ以上第二アーム4を引き出すことができない。このように、第二アーム4の回転は所定の角度で規制されるので、第二アーム4が第一アーム3から出たままで第一アーム3を使用しても第二アーム4が邪魔になることがない。
【0022】
次に、本発明の使用方法について説明する。この使用方法は、コルク栓6の半分程度をビンのふち23から引き出す第一段階と、そこからコルク栓6を完全に抜く第二段階の二段階から成る。第一段階は、まず、図6に示すように、ビン首22に嵌め込まれたコルク栓6にスクリュー7をねじり込む。次いで、第二アーム4の支点部14をビンのふち23に宛がう。このとき、第一アーム3はビン首22の表面に接触するか或いは近接する。次に、第一アーム3とビン首22を一方の手で一緒に握り、他方の手でハンドル2を引き上げる。コルク栓6がビン首22に完全に嵌め込まれている状態のときに両者の間の摩擦力は最大であるから、最初の引き上げ始めのときに最も大きな力を必要とし、使用者に不安感を与える。したがって、一方の手でビン首22のみを握るよりも、ビン首22を第一アーム3と一緒に握る方が、ビンと両アーム3,4を安定させることができて使用者に不安感を与えない。なお、ビン首22のみを握ってハンドル2を引き上げてもよいことは勿論である。
【0023】
図7に示すように、第二アーム4の支点部14をビンのふち23に宛がってコルクを引き抜くときは、コルク栓6をビンのふち23から半分ほど引き出したところでこの引き抜き作業を終了させる。ここまでの第一段階の作業においては、回転軸5を回転中心としたハンドル2の回転角度は、図6のハンドル2の端部がやや下がった状態から図7のハンドル2の端部がやや上がった状態までの角度であって、その角度は約55度である。従来のコルク抜きではハンドルを一気に100度ほど回転させなければならず作業に困難性を伴っていた。本発明の回転角度はその半分程度であって、ハンドル2を引き上げる作業が楽である。また、ハンドル2の角度が大きくならないので、ハンドル2の梃子運動を効率よく利用することができて力を伝え易い。したがって、コルク栓を安定した状態で楽に引き抜くことができる。
【0024】
コルク栓6を半分程度ビンのふち23から引き出した後に、図7に示すように、ハンドル2を矢印の方向に下げて第二アーム4の支点部14をビンのふち23から外す。そして、第二段階に移る。第二段階では、まず図8に示すように、第一アーム3の支点部10をビンのふち23に宛がう。このとき、第二アーム4は第一アーム3内に収納してもよく、しなくてもよい。次いで、ハンドル2を引き上げる。この場合、回転軸5を回転中心としたハンドル2の回転角度は約50度であって、ハンドル2を引き上げる作業が楽である。ハンドル2をここまで引き上げるとコルク栓6の大部分がビン首22から抜け出すので、ここからはハンドル2でコルク栓6を引き出したり、コルク栓6を手で持って引き出したりすることにより容易に抜くことができる。ここで第二段階が終了する。
【0025】
本発明は、このようにコルク栓6を一気に引き上げるのではなく、二段階に分けて引き上げる構成であり、安定した状態で楽にコルク栓6を引き抜くことができる。なお、本発明は前述した実施形態の構成や数値に限定されるものでないことは勿論である。したがって、本発明は前述した構成に基づいて種々の態様をとることが可能である。例えば、第一アーム3と第二アーム4を同じ回転軸5に取り付ける構成に代えて、第二アーム4を第一アーム3に回転可能に取り付ける構成であってもよい。この場合、第二アーム4は前述した実施態様よりも短く形成する。また、実施態様と同様に第二アーム4の回転を規制するために、第二アーム4の回転軸の近傍に規制孔16及び突起18を設けることが好ましい。
【図面の簡単な説明】
【0026】
【図1】回転軸に対する第一アームと第二アームの結合状態を示す図
【図2】図1における右側面図
【図3】回転軸に対する第一アームと第二アームの結合状態を示す断面図
【図4】第一アームの正面図
【図5】第二アームの正面図
【図6】コルク栓を抜く第一段階を示す図
【図7】第一段階の完了を示す図
【図8】コルク栓を抜く第二段階を示す図
【図9】アームとスクリューを折り畳んだ正面図
【符号の説明】
【0027】
1 コルク抜き
2 ハンドル
3 第一アーム
4 第二アーム
5 回転軸
6 コルク栓
7 スクリュー
8 回転軸
9 第一アームの側板部
10 第一アームの支点部
11 第一アームの背板部
12 窓部
13 側板部の縁部
14 第二アームの支点部
15 軸孔
16 規制孔
17 軸孔
18 突起
19 第二アームの側板部
20 側板部の縁部
21 第二アームの背板部
22 ビン首
23 ビンのふち
24 シールカッター

【特許請求の範囲】
【請求項1】
スクリューをコルク栓にねじり込み、アームの端部に形成された支点部をビンのふちに当て、その支点部を支点としてハンドルを梃子運動により上方に持ち上げることにより、スクリューがコルク栓を引き抜くコルク抜きにおいて、回転軸によりハンドルに対して回転可能に取り付けられた第一アームと、その第一アームよりも短い第二アームの2つのアームを含み、この第二アームは前記第一アームに対して相対的に可動であり、第一アームの回転軸線から第一アームの支点部までの距離は、第二アームの使用時における前記回転軸線から第二アームの支点部までの距離よりも長く、両アームは、第二アームの支点部を第一アームから出現可能に第一アーム内に納めることができる形状に形成されていることを特徴とするコルク抜き。
【請求項2】
第二アームは回転軸を有し、その回転軸を中心に第二アームが第一アームに対して相対的に回転することによって第二アームの支点部が第一アーム内から出現する請求項1記載のコルク抜き。
【請求項3】
第二アームの回転軸は第一アームの回転軸であり、両アームが同じ回転軸を共有している請求項2記載のコルク抜き。
【請求項4】
第一アームの回転前又は回転中に、第二アームがその第一アームと一体的に移動するに足りる摩擦力が第一アームと第二アームとの間に生じる請求項2又は請求項3のいずれか一項記載のコルク抜き。
【請求項5】
第一アームと第二アームとのなす角度が開いて第二アームの支点部が第一アームから出現したときに、前記角度がそれ以上大きくなることを阻止する手段が設けられている請求項2乃至請求項4のいずれか一項記載のコルク抜き。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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