説明

コンクリート打設用シール体

【課題】コンクリートを打設する型枠材(10)への鉄筋の貫通部をシールするコンクリート打設用シール体に於いて、前記貫通部の確実なシール性を担保できるようにする。
【解決手段】鉄筋(11)を径方向から挟圧する一対のシールブロック(20)(20)を備え、各シールブロック(20)は、前記鉄筋(11)に径方向から押圧される軟質スポンジ体(21)と、前記押圧の方向及び鉄筋(11)の延びる方向に対して直角な方向から前記軟質スポンジ体(21)に積層状態で接着された硬質スポンジ体(22)と、を具備し、前記各シールブロック(20)で前記鉄筋(11)を挟圧した状態では、前記軟質スポンジ体(21)が前記鉄筋(11)に押圧される一方、該押圧される軟質スポンジ体(21)に積層された前記硬質スポンジ体(22)が前記鉄筋(11) から前記積層方向に食み出すこと。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、型枠材に対する鉄筋の貫通部分から未硬化のコンクリートが漏出するのを防止する、コンクリート打設用シール体に関するものである。
【背景技術】
【0002】
図6は、型枠材(10)を利用してコンクリート(K)を打設する作業を説明する従来例の要部断面図である。
この従来のものでは、型枠材(10)には鉄筋挿通穴(12)が形成されており、コンクリートの打設時には、型枠材(10)内に配置された鉄筋(11)の先端(110)を前記鉄筋挿通穴(12)から外部に突出させ、その後、型枠材(10)内にコンクリート(K)を流し込んでこれが硬化するまで待機する。そして、コンクリート(K)の硬化後に型枠材(10)を適宜分解すれば、鉄筋コンクリート製の床版や壁体等が完成する。
【特許文献1】特開平10−34630号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、上記従来のものでは、型枠材(10)を貫通する鉄筋(11)(11)のピッチが変わると、該ピッチに合わせて鉄筋挿通穴(12)(12)を形成した新たな型枠材(10)を製作し直す必要があり、型枠材(10)の汎用性が悪い。
【0004】
そこで、図7、8に示すように、鉄筋(11)が余裕を持って挿通できる大きな鉄筋挿通穴(12)を型枠材(10)に形成し、鉄筋(11)が鉄筋挿通穴(12)から外部に突出する部分を径方向からスポンジ製のシールブロック(15)(16)で挟圧することも考えられる。このようにすると、鉄筋挿通穴(12)の周縁と鉄筋(11)の間に大きな間隙が出来るから、該間隙によって鉄筋(11)(11)のピッチの変化が吸収できる。これにより、鉄筋(11)(11)のピッチが変化しても適用できる汎用性のある型枠材(10)が得られる。
【0005】
しかしながら、図7、8のように、シールブロック(15)(16)の夫々がスポンジの一体成形物であると、該シールブロック(15)(16)の弾性により、これらの接合部と鉄筋(11)の境界部に比較的大きな間隙(S)(S)が形成されてシール性が悪くなり、前記間隙(S)(S)から未硬化のコンクリート(K)が漏出する心配があるという問題があった。
【0006】
本発明は、かかる点に鑑みて成されたもので、
『コンクリートを打設する型枠材(10)への鉄筋の貫通部をシールするコンクリート打設用シール体』に於いて、前記貫通部の確実なシール性を確保できるようにすることを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
[請求項1に係る発明]
上記課題を解決するための請求項1に係る発明の解決手段は、
『前記シールする部分にて前記鉄筋(11)を径方向から挟圧する一対のシールブロック(20)(20)を備え、
各シールブロック(20)は、
前記鉄筋(11)に径方向から押圧される軟質スポンジ体(21)と、
前記押圧の方向及び鉄筋(11)の延びる方向に対して直角な方向から前記軟質スポンジ体(21)の少なくとも片面に積層状態で接着され、且つ前記軟質スポンジ体(21)より硬質材料で形成された硬質スポンジ体(22)と、を具備し、
前記各シールブロック(20)で前記鉄筋(11)を挟圧した状態では、前記軟質スポンジ体(21)が前記鉄筋(11)に押圧される一方、該押圧される軟質スポンジ体(21)に積層された前記硬質スポンジ体(22)が前記鉄筋(11) から前記積層方向に食み出す』ことである。
次に、本発明の作用を、図3を用いて説明する。
本発明のコンクリート打設用シール体を使用するときは、図3に示すように、一対のシールブロック(20)の夫々に設けられた軟質スポンジ体(21)が鉄筋(11)の側面に圧接されるように、各シールブロック(20)(20)で鉄筋(11)を挟圧する。この挟圧状態では、軟質スポンジ体(21)に積層された硬質スポンジ体(22)が前記鉄筋(11)から前記積層方向に食み出す(図3の端部(220))。
【0008】
軟質スポンジ体(21)は、前記挟圧に伴って圧縮されると共に、軟質スポンジ体(21)は接着層(23)を介して硬質スポンジ体(22)を前記圧縮方向F2に引っ張る。その結果、硬質スポンジ体(22)の鉄筋(11)側の端部(220)は軟質スポンジ体(21)側に巻き込む方向F3に変形される力を受け、硬質スポンジ体(22)の鉄筋(11)側の端部(220)が該鉄筋(11)表面に接近又は密着し易くなる。よって、各シールブロック(20)(20)の接合部と鉄筋(11)の境界には、図7に示すような大きな間隙(S)が生じない。
【0009】
又、硬質スポンジ体(22)は、軟質スポンジ体(21)より硬質材料で形成されているから、前記端部(220)(220)は、前記圧縮方向F2と逆方向に突出する力が大きく、シールブロック(20)(20)に於ける各硬質スポンジ体(22)(22)の端部(220)(220)相互は確実に接触する。従って、この点からも、各シールブロック(20)(20)の接合部と鉄筋(11)の境界には、図7に示すような大きな間隙(S)が生じにくくなる。
これらのことから、型枠材(10)に対する鉄筋(11)の貫通部の確実なシール性が確保できる。
【0010】
[請求項2に係る発明]
請求項1に係る発明に於いて、
『前記軟質スポンジ体(21)の前記積層方向の表裏両面に前記硬質スポンジ体(22)(22)が積層状態で接着されている』ものでは、シールブロック(20)(20)で鉄筋(11)を挟圧したときには、軟質スポンジ体(21)の表裏両面に接着された両硬質スポンジ体(22)(22)の端部(220)(220)が鉄筋(11)表面に接近又は密着する。
【0011】
[請求項3に係る発明]
請求項2に係る発明に於いて、
『前記軟質スポンジ体(21)の前記積層方向の厚さは、前記鉄筋(11)の直径以下の寸法に設定されている』ものとすることができる。
このものでは、各シールブロック(20)(20)の接合部と鉄筋(11)の境界に生じる図7の間隙(S)に相当するものが極めて小さくなることが確認できた。
【0012】
[請求項4に係る発明]
請求項2又は3に係る発明に於いて、
『前記軟質スポンジ体(21)の層が複数存在する』ものでは、複数の鉄筋(11)(11)が型枠材(10)に貫通した構成のものに適用できる。即ち、各シールブロック(20)には軟質スポンジ体(21)の層が複数存在するから、これら各軟質スポンジ体(21)を鉄筋(11)(11)に各別に圧接することができる。従って、型枠材(10)に複数の鉄筋(11)(11)が貫通する構成のものでも、これらを一対のシールブロック(20)(20)で挟圧してシール状態を確保することができる。
【発明の効果】
【0013】
本発明は次の特有の効果を有する。
請求項1に係る発明によれば、既述したように、軟質スポンジ体(21)に積層された硬質スポンジ体(22)の鉄筋(11)側の端部(220)が該鉄筋(11)表面に接近又は密着し易い。又、硬質スポンジ体(22)の前記端部(220)は、軟質スポンジ体(21)の圧接方向F2と逆方向に突出する力が大きく、シールブロック(20)(20)に於ける硬質スポンジ体(22)(22)の端部(220)(220)相互は確実に接触する、従って、各シールブロック(20)(20)の接合部と鉄筋(11)の境界には、図7に示すような大きな間隙(S)が生じにくくなる。これらのことから、型枠材(10)に対する鉄筋(11)の貫通部の確実なシール性が確保できる。
【0014】
請求項2に係る発明では、既述したように、シールブロック(20)(20)で鉄筋(11)を挟圧したときには、軟質スポンジ体(21)の表裏両面に接着された両硬質スポンジ体(22)(22)の端部(220)(220)が鉄筋(11)表面に接近又は密着する。
【0015】
請求項3に係る発明では、既述したように、シールブロック(20)(20)の接合部と鉄筋(11)の境界に生じる図7の間隙(S)に相当するものが極めて小さくなる。
【0016】
請求項4に係る発明によれば、各シールブロック(20)に設けられた複数の軟質スポンジ体(21)を鉄筋(11)(11)に各別に圧接することができるから、型枠材(10)に複数の鉄筋(11)(11)が貫通する構成のものにも適用できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
以下に、本発明を実施するための最良の形態について添付図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係るコンクリート打設用シール体の断面図、図2は、使用状態の概略斜視図、図3は、コンクリート打設用シール体で鉄筋(11)を挟圧した状態の部分拡大図である。
図1に示すように、本発明の実施の形態に係るコンクリート打設用シール体(2)は、鉄筋(11)(11)を径方向から挟圧する一対のシールブロック(20)(20)から構成されている。
【0018】
各シールブロック(20)(20)は、同一構造を有しており、前面(210)が鉄筋(11)に径方向から押圧される複数の軟質スポンジ体(21)(21)と、該軟質スポンジ体(21)(21)より硬質材料で形成され且つこれらの表裏に積層状態で接着される硬質スポンジ体(22)(22)から構成されおり、軟質スポンジ体(21)と硬質スポンジ体(22)の境界には、接着剤が硬化した接着層(23)が形成されている。軟質スポンジ体(21)と硬質スポンジ体(22)は、独立気泡性の発泡ウレタンで形成されている。
【0019】
各軟質スポンジ体(21)と硬質スポンジ体(22)の積層方向は、シールブロック(20)(20)で鉄筋(11)を押圧する方向F1及び鉄筋(11)の延びる方向(図1に於いて紙面に垂直な方向)に対して直角な方向Yに一致している。軟質スポンジ体(21)の前記積層方向の厚さt1は鉄筋(11)の直径Lより若干小さく設定されている(但し、前記厚さt1は鉄筋(11)の直径と同一又は、これより若干大きい寸法に設定してもよい。)。尚、軟質スポンジ体(21)の厚さt1を鉄筋(11)の直径以下に設定すると、後述する使用時に、各シールブロック(20)(20)の接合部と鉄筋(11)の境界に生じる図7の間隙(S)に相当するものが極めて小さくなることが確認できた。
【0020】
コンクリートを打設するときは、図2に示すように、底板(17)の上面で型枠材(10)(10)を矩形枠状に集合させて組み立てると共に、この組み立ての際に、鉄筋(11)(11)が立体格子状に組み合わされたかご(19)を型枠材(10)(10)内に位置させる。そして、鉄筋(11)(11)の端部(110)(110)を、対向する一対の型枠材(10)(10)に開設された矩形状の鉄筋挿通穴(18)から外部に突出させる。
【0021】
次に、取付板(31)(31)上に重ねたシールブロック(20)(20)の軟質スポンジ体(21)(21)の前面(210)が鉄筋(11)の側面に圧接されるように、各シールブロック(20)(20)で鉄筋(11)を挟圧する。
【0022】
すると、各軟質スポンジ体(21)は、前記挟圧に伴って圧縮されると共に、図3に示すように、軟質スポンジ体(21)はこれの表裏の接着層(23)を介して硬質スポンジ体(22)を圧縮方向F2に引っ張る。その結果、各硬質スポンジ体(22)(22)の端部(220)(220)は軟質スポンジ体(21)側に巻き込む方向F3に変形される力を受け、各硬質スポンジ体(22)の端部(220)(220)が鉄筋(11)表面に密着し易くなる。
【0023】
又、上記挟圧状態では、軟質スポンジ体(21)の表裏に積層された両硬質スポンジ体(22)(22)の端部(220)(220)が前記鉄筋(11)から積層方向(径方向の外側)に食み出した状態になり、一方のシールブロック(20)の硬質スポンジ体(22)の前記食み出した端部(220)(220)、他方のシールブロック(20)の硬質スポンジ体(22)の端部(220)(220)が、相互に前記圧縮方向F2に圧接される。そして、硬質スポンジ体(22)は軟質スポンジ体(21)より硬質材料で形成されているから、前記食み出し部(a)(a)相互が圧接される力は、シールブロック(20)全体が軟質スポンジ体で一体形成されている場合に比べて大きい。
これらのことから、各シールブロック(20)(20)の接合部と鉄筋(11)の境界には、図7に示すような大きな間隙(S)が生じない。
【0024】
このようにシールブロック(20)(20)で鉄筋(11)(11)を挟圧した後、取付板(31)(31)に形成されたボルト挿通用切欠(32)(32)に締付ボルト(40)(40)を挿通すると共に、その先端に締付ナット(41)(41)を螺合して締付ける。この状態では、各シールブロック(20)(20)は、型枠材(10)の外面(100)に密接し、鉄筋挿通穴(18)に於ける鉄筋(11)の貫通部をシールした状態になっている。その後、矩形枠状に組み立てられた型枠材(10)(10)の内側に、コンクリートを流し込んで硬化するまで放置する。この場合、既述したように、各シールブロック(20)(20)の接合部と鉄筋(11)の境界には、図7に示すような大きな間隙(S)が生じないから、未硬化のコンクリートがシールブロック(20)(20)と鉄筋(11)の境界部から外部に流出するのが確実に防止できる。尚、コンクリートに接触するシールブロック(20)(20)の表面には予め離型剤を塗布しておく。
【0025】
そして、前記流し込んだコンクリートが硬化した後、締付ボルト(40)(40)を緩めてコンクリート打設用シール体(2)を分解すると共に、型枠材(10)(10)を適宜分解すると、図4に示すように、硬化したコンクリート(K)の側面に鉄筋(11)(11)が突出したプレキャスト版(A)が完成し、これを工場から建築現場等へ輸送して多数並べることにより、構築物や建築物の床や壁を構成する。
【0026】
尚、上記実施の形態では、対向させたシールブロック(20)(20)を接近させることで鉄筋(11)を挟圧するようにしたが、シールブロック(20)(20)を予め圧接させ、その後、軟質スポンジ体(21)(21)の境界部に鉄筋(11)の先端を圧入するようにしてもよい。この場合、図5に示すように、軟質スポンジ体(21)及び硬質スポンジ体(22)が鉄筋(11)の先端に対向する部分に、テーパー状凹部(50)を形成するのが好ましい。この構成によれば、圧接させたシールブロック(20)(20)の境界に位置するテーパー状凹部(50) に対して鉄筋(11)の先端(110)を合致させ、その後、鉄筋(11)をシールブロック(20)(20)内へ圧入すると、コンクリート打設用シール体(2)で鉄筋(11)が挟圧された図3のシール状態になる。
上記実施の形態では、本発明のコンクリート打設用シール体を、円形断面の鉄筋(11)を用いてコンクリートを打設する場合を例示的に説明したが、楕円状や矩形状の異形断面を有する鉄筋(11)を用いてコンクリートを打設する場合にも適用できる。
【0027】
又、図3の想像線で示すように、前記硬質スポンジ体(23)と同じ材質の硬質スポンジ対(23a)(23a)を軟質スポンジ体(21)内に埋め込んでもよい。
更に、図3に於いて、鉄筋(11)の上側のみのシール性を確保するだけで良い場合は、鉄筋(11)を押圧する軟質スポンジ体(21)の上面にのみ硬質スポンジ体(21)を積層状態で接着すればよい。即ち、本願発明では、軟質スポンジ体(21)の少なくとも片面に積層状態で接着されていれば良いのである。
【図面の簡単な説明】
【0028】
【図1】本発明の実施の形態に係るコンクリート打設用シール体(2)の断面図
【図2】本発明の実施の形態に係るコンクリート打設用シール体(2)の使用状態の概略斜視図
【図3】鉄筋(11)を挟圧した状態の部分拡大図
【図4】プレキャクト版(A)の斜視図
【図5】コンクリート打設用シール体(2)の変形例を説明する要部斜視図
【図6】従来例の説明図
【図7】従来例の改良案の説明図
【図8】従来例の改良案の説明図
【符号の説明】
【0029】
(10)・・・型枠材
(11)・・・鉄筋
(20)・・・シールブロック
(21)・・・軟質スポンジ体
(22)・・・硬質スポンジ体

【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンクリートを打設する型枠材(10)への鉄筋の貫通部をシールするコンクリート打設用シール体に於いて、
前記シールする部分にて前記鉄筋(11)を径方向から挟圧する一対のシールブロック(20)(20)を備え、
各シールブロック(20)は、
前記鉄筋(11)に径方向から押圧される軟質スポンジ体(21)と、
前記押圧の方向及び鉄筋(11)の延びる方向に対して直角な方向から前記軟質スポンジ体(21)の少なくとも片面に積層状態で接着され、且つ前記軟質スポンジ体(21)より硬質材料で形成された硬質スポンジ体(22)と、を具備し、
前記各シールブロック(20)で前記鉄筋(11)を挟圧した状態では、前記軟質スポンジ体(21)が前記鉄筋(11)に押圧される一方、該押圧される軟質スポンジ体(21)に積層された前記硬質スポンジ体(22)が前記鉄筋(11)から前記積層方向に食み出す、コンクリート打設用シール体。
【請求項2】
請求項1に記載のコンクリート打設用シール体に於いて、
前記軟質スポンジ体(21)の前記積層方向の表裏両面に前記硬質スポンジ体(22)が積層状態で接着されている、コンクリート打設用シール体。
【請求項3】
請求項2に記載のコンクリート打設用シール体に於いて、
前記軟質スポンジ体(21)の前記積層方向の厚さは、前記鉄筋(11)の直径以下の寸法に設定されている、コンクリート打設用シール体。
【請求項4】
請求項2又は請求項3に記載のコンクリート打設用シール体に於いて、
前記軟質スポンジ体(21)の層が複数存在する、コンクリート打設用シール体。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2008−273037(P2008−273037A)
【公開日】平成20年11月13日(2008.11.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−119739(P2007−119739)
【出願日】平成19年4月27日(2007.4.27)
【出願人】(000210838)中井商工株式会社 (4)
【出願人】(393024603)旭化工株式会社 (12)
【Fターム(参考)】