説明

コンテナ

【課題】 種々の輸送機関に積載することが可能なコンテナを提供する。
【解決手段】
コンテナ本体4の底面4aには、先端に支持脚15がほぼ直角に固定された回転軸15aを軸方向に回転自在に支持し隅金具10の下面10aよりも下側に突出しない支持金具16と、シャーシ部3に設けられるガイドローラ19を接触させることによりコンテナ本体4を所定の積載位置に案内し隅金具10の下面10aよりも下側に突出しないガイドレール18とが固定されている。コンテナ2を輸送する際に回転軸15aを回転させることによりコンテナ本体4の底面4aに沿ってほぼ水平に配置される支持脚15は、隅金具10の下面10aよりも下側に突出しない。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、トラック等の道路を走行する道路走行貨物車両、及び鉄道上を走行する貨物列車等の輸送機関に積載されるコンテナに関する。
【背景技術】
【0002】
貨物を輸送する際の容器ないし収容箱として、ドライコンテナ、冷凍コンテナ、タンクコンテナ、及びウイングコンテナ等のコンテナが貨物の性質に応じて用いられることがあり、これらのコンテナの輸送機関として、道路を走行するトラック等の道路走行貨物車両、鉄道上を走行する貨物列車、貨物船、及び飛行機等が用いられる。コンテナ輸送時には、コンテナ本体の底面に隅金具を固定し、輸送機関にツイストロックとも称される緊締具を設け、隅金具に対して緊締具を締結することにより、積載されるコンテナの移動や振動を防ぐことができる。
【0003】
コンテナを積載する際にはフォークリフトやクレーン等の荷役手段を用いることがあり、その他、トラックにコンテナを積載する際には、コンテナ本体に支持脚を回転自在に設け、コンテナ本体を所定の高さで自立させた状態のもとでコンテナ本体の下側にトラックのシャーシ部を移動させ、その後、エアサスペンションを駆動して車高を高くすることによりコンテナ本体をシャーシ部に積載し、積載後には支持脚を水平に倒してトラックの移動を妨げないようにする技術が知られている。特許文献1には、コンテナ本体の下側に移動するシャーシ部を所定の積載位置に案内するために、シャーシ部にガイドローラを設け、ガイドローラが接触するガイドレールをコンテナ本体の底面に取り付けた技術が開示されている。
【特許文献1】特開2004−322698号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
コンテナの輸送過程においては、例えば、貨物ターミナルまでは道路走行貨物車両により輸送し、貨物ターミナルからは貨物列車により輸送するというように輸送機関を変更する場合がある。輸送機関を変更する度にコンテナの中身を移し変える作業は煩雑なので、従来、コンテナの積み替え作業が行われる輸送機関のそれぞれに規格に従って緊締具を設けておくことにより、コンテナの隅金具に変更後の輸送機関の緊締具を締結できるようにしてコンテナごと積み替えるようにしている。ところで、上述の通り、コンテナ本体に支持脚やガイドレールを設けると、コンテナを積み替える際に支持脚やガイドレールが輸送機関に干渉して、コンテナの隅金具に変更後の輸送機関の緊締具を締結できないおそれがある。例えば、貨物列車の平坦なシャーシ部に隅金具が設けられている場合には、隅金具に緊締具を接近させたとき、支持脚やガイドレールがシャーシ部に衝突つまり干渉して、隅金具に緊締具を締結できないおそれがある。
【0005】
本発明の目的は、コンテナ本体に支持脚やガイドレールを設けても、コンテナの隅金具に変更後の輸送機関の締結具を締結することができ、種々の輸送機関に積載することが可能なコンテナを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明のコンテナは、道路を走行するトラック等の道路走行貨物車両、及び鉄道上を走行する貨物列車等の輸送機関に積載されるコンテナであって、前記輸送機関のうち少なくとも前記道路走行貨物車両に設けられた緊締具に締結される隅金具が底面に固定されたコンテナ本体と、前記コンテナ本体に支持された回転軸にほぼ直角に固定され、前記コンテナ本体を地上で支持する起立位置と、前記コンテナ本体の底面に沿って配置される収納位置とに回転する支持脚と、前記コンテナ本体の底面に取り付けられ、前記回転軸を回転自在に支持し、前記隅金具の下面よりも下側に突出しない支持金具と、前記コンテナ本体の底面に取り付けられ、前記道路走行貨物車両に設けられたガイドローラに接触して前記コンテナ本体を前記道路走行貨物車両の所定の積載位置に案内し、前記隅金具の下面よりも下側に突出しないガイドレールとを有し、コンテナ輸送時に、前記支持金具及び前記ガイドレールが前記輸送機関のいずれにも干渉することなく前記隅金具が前記緊締具に締結されることを特徴とする。
【0007】
本発明のコンテナは、前記支持金具、及び前記ガイドレールの少なくともいずれか一方の下面は、前記隅金具の下面と同じ高さであることを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、コンテナの底面に取り付けられる支持金具及びガイドレールのそれぞれは隅金具の下面よりも下側に突出しないように配置されるとともに、コンテナ輸送時にコンテナの底面に沿ってほぼ水平に配置される支持脚が隅金具の下面よりも下側に突出しないようになっているので、支持金具、ガイドレール、及び支持脚は輸送機関に干渉することがなく、隅金具に緊締具を締結することができる。これにより種々の輸送機関に積載することが可能となり、例えば、貨物ターミナルにおいて道路走行貨物車両から貨物列車に輸送機関を変更する場合には、道路走行貨物車両の緊締具とコンテナの隅金具との締結を解除し、次いで、フォークリフト等の荷役手段によりコンテナを貨物列車に積み込んだときに、支持金具、ガイドレール、及び支持脚のそれぞれが貨物列車に干渉することなく、コンテナの隅金具に貨物列車の緊締具を締結することができる。
【0009】
本発明によれば、支持金具及びガイドレールの下面を隅金具の下面と同じ高さにすることにより、隅金具に緊締具を締結したとき、隅金具に加えて、支持金具及びガイドレールのそれぞれによりコンテナを支持することができ、より安定的にコンテナを積載することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。図1は道路走行貨物車両の一例であるトラックの外観構成と本発明の一実施の形態であるコンテナの外観構成とを示す斜視図であり、図2(A)は図1に示すコンテナの側面図であり、図2(B)は図1に示すコンテナの底面図である。図3は図1及び図2に示すコンテナの下側に図1に示すトラックのシャーシ部を移動した状態を示す説明図であり、特にコンテナ及びトラックの後部を一部省略して示す要部拡大図である。図4は図1及び図2に示すコンテナを図1に示すトラックのシャーシ部に積載した状態を示す説明図であり、特にコンテナ及びトラックの後部を一部省略して示す要部拡大図である。
【0011】
トラック1は、コンテナ2を陸上において輸送するための輸送機関であり、コンテナ2を積載するためのシャーシ部3を有しており、このシャーシ部3は複数の根太材3aを井げた状に組み合わせて形成されており、コンテナ2は内部に貨物室が形成された直方体形状のコンテナ本体4を有している。シャーシ部3の前端及び後端のそれぞれには一般に用いられるツイストロックとも称される緊締具5が設けられており、この緊締具5はシャーシ部3に対して回転自在に装着され先端に回転頭部6が設けられた回転軸7と、この回転軸7を軸方向に回転させる手動レバー8とを有しており、回転頭部6の一部には回転軸7の径方向に張り出す係合爪部9が形成されており、現場作業員が、図3及び図4に示すように、手動レバー8を操作し回転頭部6を回転させることにより係合爪部9はシャーシ部3の面方向に沿って回転する。なお、緊締具5は、シャーシ部3の前端及び後端において車幅方向に沿って2つずつ配置されており、合計4つの緊締具5が設けられている。
【0012】
これらの緊締具5の位置に対応して、コンテナ本体4の底面4aの四隅には緊締具5に締結される隅金具10が固定されている。なお、図示する場合には、コンテナ本体4の底面4aの長手方向中間部、及び天井部4bにも隅金具10が設けられているが、これらは輸送機関に設けられる緊締具の設置位置や荷役手段に対応して用いられることになり、例えば、クレーン等の荷役手段を用いてコンテナ2を上昇移動させる際には天井部4bに設けられた隅金具にクレーン等に連結される吊り具が取り付けられる。
【0013】
隅金具10は断面ロ字状のブロック体であり、下向きに伸びる一対の垂直板部11と、それぞれの垂直板部11の端部に一体として設けられる水平板部12とを有しており、下側の水平板部12には、図2(B)に示すように、長穴12aが形成されている。図4に示すように、この長穴12aの長径方向に沿って緊締具5の回転頭部6の係合爪部9が配置されるように手動レバー8を操作しておくことにより、回転頭部6を長穴12aに挿入することができ、図3に示すように、長穴12aに回転頭部6を挿入した後、その回転頭部6を例えば90°回転させて係合爪部9を長穴12aの縁部に係合させることにより長穴12aから回転頭部6が抜け出ないようにすることによって、隅金具10に対して緊締具5を締結する。コンテナ本体4の後部4dには、観音開き式に開閉する一対の扉13が取り付けられており、貨物はコンテナ本体4の後部から内部の貨物室に搬入及び搬出される構造となっている。
【0014】
シャーシ部3からコンテナ2を取り外す際には、図4に示すように、手動レバー8を操作して長穴12aの長径方向に沿って係合爪部9を配置することにより、長穴12aから回転頭部6が抜け出るようにした状態のもとで、シャーシ部3からコンテナ2を引き離す。コンテナ本体4の底面4aには、図2(A)に示すように、フォークリフトのフォークが係脱自在に挿入されるポケット14が外部に開口して形成されており、ポケット14にフォークリフトのフォークを挿入してフォークを上昇移動させることにより、シャーシ部3からコンテナ2を引き離すことができる。また、上述の通り、隅金具10にクレーンの吊り具を取り付けて、クレーンを操作することにより、シャーシ部3からコンテナ2を引き離すこともできる。更に、図4に示すように、コンテナ本体4を所定の高さに保持した状態で、トラック1に設けられた図示しないエアサスペンションを駆動して、トラック1の車高を低くすることにより、シャーシ部3からコンテナ2を引き離すこともできる。
【0015】
コンテナ本体4を所定の高さで保持するために、コンテナ本体4の底面には、先端に支持脚15がほぼ直角に固定された回転軸15aを軸方向に回転自在かつ車幅方向に摺動自在に支持する支持金具16が固定されている。支持脚15は、図3に示すように、コンテナ本体4の側面4cから外側に突出しないようにコンテナ本体4の底面に沿ってほぼ水平に配置される収納位置と、図4等に示すように、コンテナ本体4の側面4cから外側に突出してほぼ垂直に配置される起立位置とに移動する。
【0016】
支持金具16には貫通孔16aが形成されており、回転軸15aには支持脚15を収納位置及び起立位置のそれぞれにおいて保持するため、収納位置にあるとき貫通孔16aに連通する第一の保持孔と、起立位置にあるとき貫通孔16aに連通する第二の保持孔とが形成されている。そして、貫通孔16aと第二の保持孔とを連通させた状態のもとで固定ピン17を貫通孔16a及び第二の保持孔に挿入することにより、図3に示すように、起立位置を保持することができ、貫通孔16aと第一の保持孔とを連通させた状態のもとで固定ピン17を貫通孔16a及び第一の保持孔に挿入することにより、図4等に示すように、支持脚15を収納位置で保持することができる。なお、図2(A)には、支持脚15の収納位置が破線で示されており、起立位置から収納位置に移動させる際の支持脚15の回転方向が矢印で示されている。
【0017】
支持脚15を起立位置で保持した状態のもとで、エアサスペンションを駆動して車高を低くしたトラック1のシャーシ部3を、図4に示すように、コンテナ本体4の下側の所定の位置に移動し、次いで、エアサスペンションを駆動して車高を高くすることにより、緊締具5の回転頭部6を隅金具10の長穴12aに挿入することができる。長穴12aに回転頭部6を挿入した後、手動レバー8を操作して係合爪部9を長穴12aに係合させることによりコンテナ2はシャーシ部3に積載される。その後、固定ピン17を取り外して、起立位置にある支持脚15を収納位置に移動させ固定ピン17を挿入してその位置を保持することにより、図4に示す状態となり、この状態のもとで、コンテナ2は輸送される。
【0018】
エアサスペンションの駆動により長穴12aに回転頭部6を挿入させるために、コンテナ本体4の底面4aに一対のガイドレール18を平行に取り付けるとともに、トラック1にガイドレール18に接触するガイドローラ19を設け、コンテナ本体4の下側を移動するシャーシ部3を所定の積載位置に案内する。ガイドレール18はコンテナ本体4の長手方向に沿って伸びガイドローラ19が接触するガイドレール本体20と、それぞれのガイドレール本体20の下端部に固定される支持プレート21とを有している。この支持プレート21の下面は隅金具10の下面10aと同じ高さになるように固定されており、図4に示すように、コンテナ2をシャーシ部3に積載したときに、隅金具10とともにシャーシ部3に当接してコンテナ2を支持することができ、コンテナ2の安定性を高めることができる。
【0019】
上述の通り、本実施の形態のコンテナ2においては、コンテナ本体4の底面に固定される支持金具16及びガイドレール18のそれぞれは隅金具10の下面10aよりも下側に突出しないように配置されるとともに、コンテナ輸送時にコンテナ本体4の底面4aに沿ってほぼ水平に配置される支持脚15が隅金具10の下面10aよりも下側に突出しないようになっているので、支持金具16、ガイドレール18、及び支持脚15はトラック1のシャーシ部3に干渉することがなく、隅金具10に緊締具5を接近させ締結することができる。すなわち、底面4aに支持金具16やガイドレール18が取り付けられたコンテナ2であっても、支持金具16、ガイドレール18、及び支持脚15が隅金具10の下面10aよりも下側に突出しないように配置することにより確実に隅金具10に緊締具5を締結することができる。
【0020】
上述の通り、コンテナ2は隅金具10、支持脚15、支持金具16、及びガイドレール18を有し、緊締具5及びガイドローラ19を有するトラック1に積載する際には、支持脚15を用いて自立させたコンテナ本体4の下側の所定の積載位置にガイドレール18によってトラック1のシャーシ部3を案内することができる。そして、トラック1からコンテナ2を積み降ろす際には、支持脚15を起立位置に移動させた後、長穴12aから回転頭部6が抜け出るようにした状態のもとで、エアサスペンションを駆動してトラックの車高を低くすることにより、隅金具10に対する緊締具5の締結を解除するとともに、コンテナ本体4を自立させた状態で積み降ろすことができ、コンテナ2を自立させた状態で貨物を保管することもできる。このように、本実施の形態におけるコンテナ2はトラック1に積載されるコンテナとして好適な構造となっているが、トラック1のシャーシ部3に限らず、トレーラや貨物列車のシャーシ部、貨物船、飛行機等の種々の輸送機関に積載することが可能である。
【0021】
例えば、トラック1によりコンテナ2を貨物ターミナルまで輸送し、その後、貨物ターミナルから複数のコンテナを一度に鉄道輸送する貨物列車に積み替えることが可能である。この場合には、支持脚15を収納位置に保持した状態のままで、トラック1の緊締具5とコンテナ2の隅金具10との締結が解除され、次いで、フォークリフト等の荷役手段によりコンテナ2を貨物列車のシャーシ部に積み込まれるが、積み込み時において、支持脚15、支持金具16、及びガイドレール18のそれぞれが貨物列車に干渉することなく、コンテナ2の隅金具10に貨物列車の緊締具を締結することができる。
【0022】
なお、貨物倉庫や貨物ターミナルにおいては、敷地内の収容スペースを有効に活用するために、底面4aに固定された隅金具10を基礎として複数のコンテナ2を縦積みすること可能である。支持脚15、支持金具16、及びガイドレール18のそれぞれが下側のコンテナに干渉することがなく、安定した状態で積み上げることができる。
【0023】
本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。たとえば、本発明は、ドライコンテナ、冷凍コンテナ、タンクコンテナ、及びウイングコンテナ等の種々のコンテナに適用することができる。前記実施の形態においては、図3に示すように、支持金具16の下面がシャーシ部3に当接しない配置となっているが、支持金具16の下面を隅金具10の下面10aと同じ高さとすることにより、隅金具10、支持金具16、及びガイドレール18のそれぞれによりコンテナ2を支持することができる。
【0024】
加えて、コンテナ本体4の底面4aには一対つまり2本のガイドレール18が平行に取り付けられているが、このようなガイドレールとしてはガイドローラ19を接触させることによりコンテナ本体4の下側を移動するシャーシ部3を所定の積載位置に案内させることができれば良いので、例えば、コンテナ本体4の底面4aにおいて長手方向に沿ってガイドレールを1本だけ設けてシャーシ部3を案内するようにしても良く、更に、この場合には、シャーシ部3の車幅方向に所定の間隔で一対のガイドローラを設け、これらのガイドローラに挟み込まれるように1本のガイドレールを接触させることにより、シャーシ部3を所定の積載位置に案内するようにしても良い。
【図面の簡単な説明】
【0025】
【図1】道路走行貨物車両の一例であるトラックの外観構成と本発明の一実施の形態であるコンテナの外観構成とを示す斜視図である。
【図2】(A)は図1に示すコンテナの側面図であり、(B)は図1に示すコンテナの底面図である。
【図3】図1及び図2に示すコンテナの下側に図1に示すトラックのシャーシ部を移動した状態を示す説明図であり、特にコンテナ及びトラックの後部を一部省略して示す要部拡大図である。
【図4】図1及び図2に示すコンテナを図1に示すトラックのシャーシ部に積載した状態を示す説明図であり、特にコンテナ及びトラックの後部を一部省略して示す要部拡大図である。
【符号の説明】
【0026】
1 トラック
2 コンテナ
3 シャーシ部
3a 根太材
4 コンテナ本体
4a 底面
4b 天井部
4c 側面
4d 後部
5 緊締具
6 回転頭部
7 回転軸
8 手動レバー
9 係合爪部
10 隅金具
10a 下面
11 垂直板部
12 水平板部
12a 長穴
13 扉
14 ポケット
15 支持脚
15a 回転軸
16 支持金具
16a 貫通孔
17 固定ピン
18 ガイドレール
19 ガイドローラ
20 ガイドレール本体
21 支持プレート

【特許請求の範囲】
【請求項1】
道路を走行するトラック等の道路走行貨物車両、及び鉄道上を走行する貨物列車等の輸送機関に積載されるコンテナであって、
前記輸送機関のうち少なくとも前記道路走行貨物車両に設けられた緊締具に締結される隅金具が底面に固定されたコンテナ本体と、
前記コンテナ本体に支持された回転軸にほぼ直角に固定され、前記コンテナ本体を地上で支持する起立位置と、前記コンテナ本体の底面に沿って配置される収納位置とに回転する支持脚と、
前記コンテナ本体の底面に取り付けられ、前記回転軸を回転自在に支持し、前記隅金具の下面よりも下側に突出しない支持金具と、
前記コンテナ本体の底面に取り付けられ、前記道路走行貨物車両に設けられたガイドローラに接触して前記コンテナ本体を前記道路走行貨物車両の所定の積載位置に案内し、前記隅金具の下面よりも下側に突出しないガイドレールとを有し、
コンテナ輸送時に、前記支持金具及び前記ガイドレールが前記輸送機関のいずれにも干渉することなく前記隅金具が前記緊締具に締結されることを特徴とするコンテナ。
【請求項2】
請求項1記載のコンテナにおいて、前記支持金具、及び前記ガイドレールの少なくともいずれか一方の下面は、前記隅金具の下面と同じ高さであることを特徴とするコンテナ。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2006−248558(P2006−248558A)
【公開日】平成18年9月21日(2006.9.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−66085(P2005−66085)
【出願日】平成17年3月9日(2005.3.9)
【出願人】(000229357)日本トレクス株式会社 (27)
【Fターム(参考)】