説明

コンテンツ再生装置およびコンテンツ再生方法

【課題】撮影機器に保存されたコンテンツから互いに関連付けられた複数のコンテンツを再生する際に、各コンテンツの内容をユーザに容易に把握させることができるコンテンツ再生装置およびコンテンツ再生方法を提供する。
【解決手段】制御部11は、コンテンツ再生装置1に接続された複数の撮影機器A,B,…に保存されたコンテンツの撮影日時情報に基づいて複数のコンテンツを互いに関連付け、関連付けられた複数のコンテンツを撮影日時順に再生して表示部9に表示させ、関連付けられた複数の動画コンテンツの撮影時間帯に重複する時間帯がある場合、この重複する時間帯において、各動画コンテンツを同時に再生させるとともに、各動画コンテンツの映像を順次切り替えて表示させ、予め各動画コンテンツに設定された優先度が高い動画コンテンツほど長時間表示させる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、撮影機器に保存された動画や静止画のコンテンツを再生するコンテンツ再生装置およびコンテンツ再生方法に関する。
【背景技術】
【0002】
現在、USB(Universal Serial Bus)マスストレージクラスに対応している製品が急速に普及している。デジタルカメラやデジタルビデオカメラ等の撮影機器にもUSBマスストレージクラスに対応している製品が多く、このような撮影機器を例えばパーソナルコンピュータ(PC)に接続することで、撮影機器内の画像等を扱うことができるようになる。また、デジタルテレビ等でも、USB接続した撮影機器内の写真等のコンテンツをテレビの画面で再生できるような製品がある。
【0003】
デジタルカメラやデジタルビデオカメラ等の撮影機器では、動画、静止画の両方を撮影できる製品が主流であり、1つの撮影機器に動画コンテンツと静止画コンテンツとが保存されていることがある。
【0004】
そして、1つまたは複数の撮影機器に保存されている複数のコンテンツ(動画コンテンツ、静止画コンテンツ)のなかに、同じ時間帯に撮影したコンテンツが含まれていることがある。例えば、ビデオカメラにおいて動画を撮影している途中で静止画を撮影する場合や、複数人で旅行に行ったときに、一人がビデオカメラで動画を撮影し、その撮影中に他の人がデジタルカメラで静止画を撮影する場合等がある。
【0005】
このように同じ時間帯に撮影したという関連のある複数のコンテンツが撮影機器に保存されている場合に、それら関連のあるコンテンツを簡単に再生するための技術が特許文献1に提案されている。
【0006】
特許文献1では、撮影機器内のコンテンツを再生装置に蓄積し、蓄積したコンテンツから選択されたコンテンツの再生中に、他のコンテンツから再生中のコンテンツと撮影時間帯に重複する部分があるコンテンツを検出して再生中のコンテンツと関連付け、その結果をユーザに通知し、ユーザが再生しているコンテンツを切り替えることができるようしている。また、コンテンツを再生する際の優先度に従って、撮影時間帯が重複するコンテンツから再生するコンテンツを切り替えることも提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】特開2006−260178号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
特許文献1では、各コンテンツの撮影時間帯が重複する時間帯においては、優先度の高いコンテンツのみを全画面で表示するので、重複している時間帯では優先度の低いコンテンツの内容が把握できなかった。
【0009】
本発明は上記に鑑みてなされたもので、撮影機器に保存されたコンテンツから互いに関連付けられた複数のコンテンツを再生する際に、各コンテンツの内容をユーザに容易に把握させることができるコンテンツ再生装置およびコンテンツ再生方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記目的を達成するため、請求項1に係るコンテンツ再生装置は、コンテンツを再生するコンテンツ再生装置であって、前記コンテンツ再生装置に接続された複数の撮影機器に保存されたコンテンツの撮影日時を示す撮影日時情報を取得する情報取得手段と、前記撮影日時情報に基づいて、前記複数の撮影機器に保存された複数のコンテンツを互いに関連付ける関連付け手段と、前記関連付け手段で互いに関連付けられた複数のコンテンツを撮影日時順に再生する再生手段と、前記関連付け手段で互いに関連付けられた複数の動画コンテンツの撮影時間帯に重複する時間帯がある場合、この重複する時間帯において、前記再生手段に各動画コンテンツを同時に再生させるとともに、再生された各動画コンテンツの映像を順次切り替えて表示部に表示させる際に、予め各動画コンテンツに設定された優先度が高い動画コンテンツほど映像を長時間表示させるよう制御する表示制御手段とを備えることを特徴とする。
【0011】
請求項2に係るコンテンツ再生装置は、請求項1に記載のコンテンツ再生装置において、前記表示制御手段は、前記重複する時間帯における各動画コンテンツの映像の連続表示時間を所定時間以下とするよう制御することを特徴とする。
【0012】
請求項3に係るコンテンツ再生装置は、請求項1または2に記載のコンテンツ再生装置において、前記関連付け手段により動画コンテンツと静止画コンテンツとが関連付けられ、静止画コンテンツの撮影日時が動画コンテンツの撮影時間帯に重複する場合、前記表示制御手段は、静止画コンテンツの撮影日時に対応する時刻において、動画コンテンツの映像の表示を所定時間だけ停止して、静止画コンテンツの映像を前記所定時間だけ表示させるよう制御することを特徴とする。
【0013】
請求項4に係るコンテンツ再生装置は、コンテンツを再生するコンテンツ再生装置であって、前記コンテンツ再生装置に接続された複数の撮影機器に保存されたコンテンツの撮影日時を示す撮影日時情報を取得する情報取得手段と、前記撮影日時情報に基づいて、前記複数の撮影機器に保存された複数のコンテンツを互いに関連付ける関連付け手段と、前記関連付け手段で互いに関連付けられた複数のコンテンツを撮影日時順に再生する再生手段と、前記関連付け手段で互いに関連付けられた複数の動画コンテンツの撮影時間帯に重複する時間帯がある場合、この重複する時間帯において、前記再生手段に各動画コンテンツを同時に再生させるとともに、再生された動画コンテンツのうちの1つの動画コンテンツの映像を他の動画コンテンツの映像よりも大きく表示部に表示させる際に、この大きく表示させた動画コンテンツを順次切り替えつつ、予め各動画コンテンツに設定された優先度が高い動画コンテンツほど、他の動画コンテンツよりも映像を大きく表示させる時間が長くなるよう制御する表示制御手段とを備えることを特徴とする。
【0014】
請求項5に係るコンテンツ再生装置は、請求項4に記載のコンテンツ再生装置において、前記表示制御手段は、前記重複する時間帯における各動画コンテンツの映像を連続して他の動画コンテンツの映像よりも大きく表示する時間を所定時間以下とするよう制御することを特徴とする。
【0015】
請求項6に係るコンテンツ再生装置は、請求項4または5に記載のコンテンツ再生装置において、前記関連付け手段により動画コンテンツと静止画コンテンツとが関連付けられ、静止画コンテンツの撮影日時が動画コンテンツの撮影時間帯に重複する場合、前記表示制御手段は、静止画コンテンツの撮影日時に対応する時刻から所定時間だけ、前記表示部に静止画コンテンツの映像を動画コンテンツの映像よりも大きく表示するよう制御することを特徴とする。
【0016】
請求項7に係るコンテンツ再生方法は、コンテンツ再生装置に接続された複数の撮影機器に保存されたコンテンツの撮影日時を示す撮影日時情報を取得し、前記撮影日時情報に基づいて、前記複数の撮影機器に保存された複数のコンテンツを互いに関連付けし、互いに関連付けられた複数のコンテンツを撮影日時順に再生し、互いに関連付けられた複数の動画コンテンツの撮影時間帯に重複する時間帯がある場合、この重複する時間帯において各動画コンテンツを同時に再生するとともに、再生した各動画コンテンツの映像を順次切り替えて表示部に表示する際に、予め各動画コンテンツに設定された優先度が高い動画コンテンツほど映像を長時間表示することを特徴とする。
【0017】
請求項8に係るコンテンツ再生方法は、コンテンツ再生装置に接続された複数の撮影機器に保存されたコンテンツの撮影日時を示す撮影日時情報を取得し、前記撮影日時情報に基づいて、前記複数の撮影機器に保存された複数のコンテンツを互いに関連付けし、互いに関連付けられた複数のコンテンツを撮影日時順に再生し、互いに関連付けられた複数の動画コンテンツの撮影時間帯に重複する時間帯がある場合、この重複する時間帯において各動画コンテンツを同時に再生するとともに、再生した動画コンテンツのうちの1つの動画コンテンツの映像を他の動画コンテンツの映像よりも大きく表示部に表示する際に、この大きく表示した動画コンテンツを順次切り替えつつ、予め各動画コンテンツに設定された優先度が高い動画コンテンツほど、他の動画コンテンツよりも映像を大きく表示する時間を長くすることを特徴とする。
【発明の効果】
【0018】
本発明によれば、撮影機器に保存されたコンテンツから互いに関連付けられた複数のコンテンツを再生する際に、各コンテンツの内容をユーザに容易に把握させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【図1】本発明の実施の形態に係るコンテンツ再生装置の構成を示すブロック図である。
【図2】コンテンツ情報の内容の一例を示す図である。
【図3】関連付けの一例を説明するための図である。
【図4】関連付け情報の内容の一例を示す図である。
【図5】一覧表示画面の一例を示す図である。
【図6】グループを再生して表示する際の各コンテンツの表示時間帯を時間軸上に表した一例を示す図である。
【図7】グループを再生して表示する際の各コンテンツの表示画面サイズを時間軸上に表した一例を示す図である。
【図8】図7の各時間帯における表示画面の映像の遷移の様子を示す図である。
【図9】グループをして表示する際の各コンテンツの表示画面サイズを時間軸上に表した他の例を示す図である。
【図10】図9の各時間帯における表示画面の映像の遷移の様子を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
【0021】
図1は、本発明の実施の形態に係るコンテンツ再生装置の構成を示すブロック図である。図1に示すように本実施の形態に係るコンテンツ再生装置1は、接続機器制御部2と、データ解析部3と、コンテンツ情報記憶部4と、デマルチプレクサ5と、映像デコーダ6と、音声デコーダ7と、映像合成部8と、表示部9と、音声出力部10と、制御部11と、操作入力部12とを備える。
【0022】
コンテンツ再生装置1は、USBケーブル等の公知の接続手段により、複数の撮影機器A,B,…と同時に接続可能に構成されている。
【0023】
撮影機器A,B,…は、デジタルカメラ、デジタルビデオカメラ等からなり、それぞれ動画および静止画を撮影し、撮影したコンテンツを保存する機能を有している。また、撮影機器A,B,…は、時計を有し、これにより得られるコンテンツの撮影日時を示す撮影日時情報をコンテンツのファイルに埋め込む機能を有する。動画の撮影時においては、撮影機器A,B,…は、撮影開始時刻と撮影終了時刻とを撮影日時情報として撮影中の動画コンテンツのファイルに埋め込む。
【0024】
接続機器制御部2は、撮影機器A,B,…がコンテンツ再生装置1に接続されると、撮影機器A,B,…を認識し、撮影機器A,B,…がコンテンツ再生装置1に接続されたことをデータ解析部3に通知する。
【0025】
データ解析部3は、接続機器制御部2を介して、コンテンツ再生装置1に接続されている撮影機器A,B,…に保存されたコンテンツにアクセスし、コンテンツのファイルデータを解析して、コンテンツを再生するためのファイルパス情報、および上述の撮影日時情報を検出する。
【0026】
また、データ解析部3は、コンテンツをユニークに管理するためのコンテンツIDをコンテンツごとに割り振り、上記ファイルパス情報、撮影日時情報、当該コンテンツを保存している撮影機器を示す撮影機器情報、および当該コンテンツが動画コンテンツであるか静止画コンテンツであるかを示す種類情報をコンテンツごとに対応させて、コンテンツ情報としてコンテンツ情報記憶部4に記憶する。コンテンツ情報記憶部4に記憶されるコンテンツ情報の内容の一例を図2に示す。
【0027】
コンテンツ情報記憶部4は、上述のコンテンツ情報、および後述の関連付け情報を記憶するメモリである。
【0028】
デマルチプレクサ5は、動画コンテンツのコンテンツデータから圧縮された映像データと圧縮された音声データとを取り出し、圧縮された映像データを映像デコーダ6に出力し、圧縮された音声データを音声デコーダ7に出力する。
【0029】
映像デコーダ6は、デマルチプレクサ5から入力される圧縮された映像データを復号し、復号された映像データを映像合成部8に出力する。
【0030】
音声デコーダ7は、デマルチプレクサ5から入力される圧縮された音声データを復号し、復号された音声データを音声出力部10に出力する。
【0031】
映像合成部8は、映像デコーダ6で復号された映像データ、または制御部11で生成されたメニュー画面や後述の一覧表示画面20等のGUIデータのいずれかを選択して表示部9に出力するか、あるいは映像データとGUIデータとを合成して表示部9に出力する。また、映像合成部8は、複数のコンテンツを同時に表示する場合は、複数の映像データを合成し、合成した映像データを表示部9に出力する。
【0032】
表示部9は、液晶ディスプレイ等からなり、映像合成部8から入力される映像データに基づいて映像を表示する。
【0033】
音声出力部10は、スピーカ等からなり、音声デコーダ7から入力される音声データに基づいて音声を出力する。
【0034】
制御部11は、コンテンツ情報記憶部4に記憶されたコンテンツ情報に基づいて、撮影機器A,B,…に保存されたコンテンツの関連付けを行い、関連づけられたコンテンツの対応を示す関連付け情報をコンテンツ情報記憶部4に記憶する。また、制御部11は、コンテンツ再生装置1に設けられた各部を統括的に制御する。
【0035】
操作入力部12は、ユーザの操作を受け付け、操作に基づく操作信号を制御部11に出力する。
【0036】
次に、コンテンツ再生装置1の動作について説明する。
【0037】
コンテンツ再生装置1に撮影機器A,B,…が接続されると、接続機器制御部2は、撮影機器A,B,…がコンテンツ再生装置1に接続されたことをデータ解析部3に通知する。
【0038】
接続機器制御部2からの通知を受けると、データ解析部3は、接続機器制御部2を介して撮影機器A,B,…に保存された各コンテンツにアクセスし、各コンテンツのファイルデータを解析して、前述のファイルパス情報、撮影日時情報、撮影機器情報、種類情報を取得する。そして、データ解析部3は、コンテンツIDをコンテンツごとに割り振り、図2に示すように、上記の各種情報とともにコンテンツごとに対応させてコンテンツ情報記憶部4に記憶する。
【0039】
そして、制御部11は、撮影日時情報に基づいて、撮影機器A,B,…に保存されたコンテンツの関連付け処理を行う。
【0040】
関連付けの一例を説明する。図3は、関連付けされたコンテンツの撮影時間帯を時間軸上に表した図である。図3において、動画コンテンツM1〜M4、静止画コンテンツN1は、それぞれ撮影機器A,B,…のいずれかに保存されたコンテンツである。ここで、例えば動画コンテンツM1は、撮影開始時刻、撮影終了時刻がそれぞれ時刻t1,t3で撮影時間帯は時刻t1〜t3であり、静止画コンテンツは時刻t8に撮影されたことを示している。
【0041】
関連付け処理において、制御部11は、各コンテンツに有効範囲を設定し、この有効範囲に重複する部分があるコンテンツを同じグループとして関連付けする。有効範囲は、図3に示すように、撮影時間帯の前後にそれぞれ長さtaの有効時間帯16を付加して設定される。静止画コンテンツN1では、撮影時刻t8を中心とする長さ2taの時間帯が有効範囲として設定される。
【0042】
図3において、動画コンテンツM3と動画コンテンツM4とは、撮影時間帯に重複はないが、有効範囲に重複があるため、互いに関連付けられる。また、動画コンテンツM4は、動画コンテンツM1,M2とは有効範囲に重複がないが、動画コンテンツM3と動画コンテンツM2とに有効範囲に重複があり、動画コンテンツM2と動画コンテンツM1とに有効範囲に重複があるため、動画コンテンツM4は動画コンテンツM1,M2とも互いに関連付けられる。このような関連付け処理により、グループ内の少なくとも1つの他のコンテンツと有効範囲に重なる部分を有するコンテンツは、そのグループのコンテンツに関連付けされる。
【0043】
制御部11は、上記のように関連付けられたコンテンツの対応を示す関連付け情報をコンテンツ情報記憶部4に記憶する。図4は、関連付け情報の内容を示す図である。図4に示すように関連付け情報は、互いに関連付けされた複数のコンテンツからなるグループのグループ名と、各グループ内の各コンテンツのコンテンツIDと、動画コンテンツに設定される各グループ内における優先度とを含む。
【0044】
優先度の設定方法は特に限定されないが、例えばグループ内において撮影開始時刻が早い動画コンテンツほど高い優先度になるように設定してもよいし、関連付け処理後にユーザが設定できるようにしてもよい。この優先度は、後述するように、複数の動画コンテンツの撮影時間帯に重複する時間帯がある場合における各動画コンテンツの表示時間の長さ等を決めるためのものであり、静止画については設定する必要はない。
【0045】
なお、上記の関連付け処理の説明では、動画コンテンツ、静止画コンテンツともに有効時間帯16を付加した有効範囲を設定したが、動画コンテンツについては有効時間帯16を付加せず、撮影時間帯を有効範囲として関連付け処理を行うようにしてもよい。
【0046】
関連付け処理後、ユーザ操作に基づいて、関連付けられたコンテンツの一覧表示を指示する信号が操作入力部12を介して入力されると、制御部11は、映像合成部8により一覧表示画面を表示部9に表示させる。
【0047】
ここで表示される一覧表示画面の一例を図5に示す。図5に示すように、一覧表示画面20には、関連付け処理で関連付けられたグループごとに設けられるサムネイル表示部21が表示される。
【0048】
サムネイル表示部21には、対応するグループのコンテンツのサムネイル画像が表示される。動画コンテンツのみからなるグループの場合、制御部11は、接続機器制御部2を介してグループ内の1つの動画コンテンツの代表画像を保存元の撮影機器から取得し、これをサムネイル表示部21に表示させる。静止画コンテンツのみからなるグループの場合、制御部11は、接続機器制御部2を介してグループ内の1つの静止画コンテンツの画像を保存元の撮影機器から取得し、これをサムネイル表示部21に表示させる。
【0049】
動画コンテンツと静止画コンテンツとを含むグループの場合、制御部11は、グループ内の1つの動画コンテンツの代表画像をサムネイル表示部21に表示させるとともに、グループ内の1つの静止画コンテンツの画像をサムネイル表示部21内の静止画サムネイル表示部22に表示させる。このように、サムネイル表示部21に動画コンテンツのサムネイル画像と静止画コンテンツのサムネイル画像とが合成表示される。
【0050】
サムネイル表示部21の一部に設けられるコンテンツ数表示部23には、対応するグループに含まれるコンテンツ数が表示される。動画コンテンツと静止画コンテンツとを含むグループの場合、動画コンテンツの数と静止画コンテンツの数とを個別に表示するため、コンテンツ数表示部23には動画コンテンツの数が表示され、静止画サムネイル表示部22内に設けられる静止画コンテンツ数表示部24に静止画コンテンツの数が表示される。
【0051】
サムネイル表示部21に隣接して設けられる撮影時間帯表示部25には、対応するグループ内の各動画コンテンツの撮影開始時刻および各静止画コンテンツの撮影時刻のうちの最も早い時刻と、グループ内の各動画コンテンツの撮影終了時刻および各静止画コンテンツの撮影時刻のうちの最も遅い時刻とが表示される。
【0052】
また、一覧表示画面20には、再生するグループに対応するサムネイル表示部21を選択するための選択枠26が表示される。ユーザは、操作入力部12を操作して選択枠26を所望の位置に移動させることによりグループを選択し、決定するための操作を行うことにより、選択したグループの再生の開始を指示することができる。
【0053】
グループの再生の開始が指示されるまでは、選択枠26が位置しているサムネイル表示部21において、対応するグループ内のコンテンツが所定時間ごとに順次切り替えて再生表示される。
【0054】
動画コンテンツのみからなるグループのサムネイル表示部21に選択枠26が位置している場合、グループ内で撮影開始時刻の最も早い動画コンテンツから順次再生され、所定時間ずつサムネイル表示部21に表示される。
【0055】
この動画コンテンツのサムネイル再生において、制御部11は、ファイルパス情報に基づいて、再生対象の動画コンテンツのコンテンツデータを保存元の撮影機器から取得してデマルチプレクサ5に供給するように接続機器制御部2を制御し、デマルチプレクサ5によりコンテンツデータから圧縮された映像データと圧縮された音声データとを取り出し、映像デコーダ6により圧縮された映像データを復号し、音声デコーダ7により圧縮された音声データを復号するように制御する。
【0056】
そして、制御部11は、映像デコーダ6で復号された映像データを映像合成部8を介して表示部9に供給してサムネイル表示部21に映像を表示させるとともに、音声デコーダ7で復号された音声データを音声出力部10に供給して音声を出力させる。
【0057】
グループ内のすべての動画コンテンツのサムネイル表示部21への表示が一巡すると、撮影開始時刻の最も早い動画コンテンツに戻る。
【0058】
静止画コンテンツのみからなるグループのサムネイル表示部21に選択枠26が位置している場合、グループ内で撮影時刻の最も早い静止画コンテンツから順次、所定時間ずつサムネイル表示部21に表示される。
【0059】
この静止画コンテンツのサムネイル再生において、制御部11は、接続機器制御部2を介して再生対象の静止画コンテンツのコンテンツデータを保存元の撮影機器から取得し、映像合成部8を介して表示部9に供給してサムネイル表示部21に静止画コンテンツの映像を表示させる。グループ内のすべての静止画コンテンツのサムネイル表示部21への表示が一巡すると、撮影時刻の最も早い静止画コンテンツに戻る。
【0060】
動画コンテンツと静止画コンテンツとを含むグループのサムネイル表示部21に選択枠26が位置している場合、グループ内で撮影開始時刻の最も早い動画コンテンツから順次、所定時間ずつサムネイル表示部21に表示されるとともに、グループ内の静止画コンテンツが静止画コンテンツ数表示部24に所定時間ごとに順次切り替えて表示される。この際、動画コンテンツと静止画コンテンツとは、互いに独立したタイミングで再生および表示の切り替えが行われる。
【0061】
ユーザによる操作入力部12の操作により、選択枠26により選択されたグループの再生を開始する指示信号が入力されると、制御部11は、関連付け情報およびコンテンツ情報を参照し、選択されたグループ内の撮影開始時刻(静止画コンテンツの場合は撮影時刻)が早いコンテンツから順に、撮影時間帯に応じたタイミングで再生および表示を行う。各コンテンツの再生時の動作は上述のサムネイル再生時と基本的に同様であり、再生されたコンテンツの映像は表示部9に全画面表示される。
【0062】
図6は、図3に示したようなコンテンツからなるグループを再生して表示する際の各コンテンツの表示時間帯を時間軸上に表した図である。なお、動画コンテンツの優先度は、撮影開始時刻順に設定され、高いほうから動画コンテンツM1,M2,M3,M4の順であるとする。
【0063】
図6における時刻T1(図3における動画コンテンツM1の撮影開始時刻t1に対応)に動画コンテンツM1の再生および表示を開始し、動画コンテンツM1と撮影時間帯が重複する動画コンテンツM2の撮影開始時刻t2に対応する時刻T2になると、制御部11は、動画コンテンツM1の再生を継続しつつ動画コンテンツM2の再生を開始するとともに、映像合成部8を制御して表示部9の表示を動画コンテンツM1の映像から動画コンテンツM2の映像に切り替える。
【0064】
その後、動画コンテンツM1,M2の撮影時間帯が重複する時間帯が終了する時刻t3に対応する時刻T6になるまでの間、制御部11は、動画コンテンツM1,M2を同時に再生しながら、時刻T3,T4,T5において動画コンテンツM2,M1の映像を交互に切り替えて表示させる。時刻T2〜T6の重複時間帯においては、制御部11は、優先度の高い動画コンテンツM1の映像を、動画コンテンツM2の映像よりも長時間表示させる。
【0065】
時刻T6からは、動画コンテンツM2,M3の撮影時間帯が重複する時間帯が開始する時刻t4に対応する時刻T7になるまで、制御部11は、動画コンテンツM2のみを再生して表示させる。
【0066】
時刻T7になると、制御部11は、動画コンテンツM2の再生を継続しつつ動画コンテンツM3の再生を開始するとともに、表示部9の表示を動画コンテンツM2の映像から動画コンテンツM3の映像に切り替える。その後、動画コンテンツM2,M3の撮影時間帯が重複する時間帯が終了する時刻t5に対応する時刻T9になるまでの間に、制御部11は、動画コンテンツM2,M3を同時に再生しながら、時刻T8において動画コンテンツM3から動画コンテンツM2に映像の表示を切り替える。時刻T7〜T9の重複時間帯においては、制御部11は、優先度の高い動画コンテンツM2を、動画コンテンツM3よりも長時間表示させる。
【0067】
時刻T9からは、制御部11は、動画コンテンツM3の撮影終了時刻t6に対応する時刻T10になるまで、動画コンテンツM3のみを再生して表示させ、時刻T10になると、動画コンテンツM4の再生および表示に切り替える。
【0068】
図3に示したように、動画コンテンツM3,M4は、有効時間帯16が重複することにより関連付けられており、撮影時間帯は重複していないが、再生時においては、動画コンテンツM3,M4の間をあけずに連続して表示するため、時刻T10において動画コンテンツM3から動画コンテンツM4に再生および表示を切り替える。このように、時刻T10は、動画コンテンツM3の撮影終了時刻t6とともに動画コンテンツM4の撮影開始時刻t7にも対応し、動画コンテンツM4の撮影終了時刻t9は時刻T13に対応する。
【0069】
動画コンテンツM4の再生および表示中、時刻T10から図3における時刻t7〜t8間の時間が経過して、静止画コンテンツN1の撮影時刻t8に対応する時刻T11になったら、制御部11は、動画コンテンツM4の表示を時刻T11〜T12の所定時間(例えば数秒間)だけ停止するとともに、静止画コンテンツN1の映像を表示部9に全画面表示させる。その後、制御部11は、時刻T12から時刻T13まで動画コンテンツM4を表示させる。
【0070】
上述のように、時刻T2〜T6、時刻T7〜T9の重複時間帯においては、優先度の高い方の動画コンテンツの映像を他方の動画コンテンツの映像よりも長時間表示するが、一方の動画コンテンツの連続表示時間が長くなりすぎると、各動画コンテンツの表示される時間帯が偏ってしまう。このため、重複時間帯においては、1つの動画コンテンツの連続表示時間は所定時間以下とし、それぞれの動画コンテンツが交互に表示されるようにすることが望ましい。これにより、重複する動画コンテンツそれぞれの内容をユーザが把握しやすくなる。ただし、1つの動画コンテンツの連続表示時間が短くなりすぎると、内容が把握しにくくなるため、適切な長さにする。
【0071】
例えば、時刻T2〜T6において、動画コンテンツM1,M2の表示時間の比率を2:1とする場合、時刻T2〜T6の全体を単純に2:1に分けると、動画コンテンツM1の連続表示時間が長くなりすぎてしまう。そこで、図6に示すように、動画コンテンツM1の1回の連続表示時間が長くなりすぎないようにして動画コンテンツM1,M2が交互に表示されるようにし、動画コンテンツM1,M2の表示時間の合計の比率が2:1になるようにする。
【0072】
また、重複時間帯においては、それ以前に表示していた動画コンテンツとは別の動画コンテンツを先に表示するようにする。例えば、時刻T2〜T6の重複時間帯においては、動画コンテンツM1,M2を交互に表示するが、時刻T2以前に表示していた動画コンテンツM1を時刻T2からも引き続き表示するのではなく、動画コンテンツM2を先に表示するように時刻T2で切り替える。これにより、重複する動画コンテンツがあることをユーザが認識しやすくなる。
【0073】
なお、表示するコンテンツを切り替える際には、フェードイン、フェードアウト等のエフェクトを入れることが望ましい。これにより、内容が似ているコンテンツ間の切り替え時においても、コンテンツが切り替わったことをユーザが認識しやすくなる。
【0074】
上記の例では、撮影時間帯が重複する動画コンテンツが2つである場合を示したが、3つ以上が重複している場合でも同様に、重複時間帯において、各動画コンテンツを順次表示し、各動画コンテンツの表示時間が優先度に応じた長さになるようにする。重複時間帯が短い場合、その重複時間帯においては優先度が最も高いコンテンツのみを表示するようにしてもよい。また、静止画コンテンツの撮影時刻に複数の動画コンテンツの撮影時間帯が重複していても、静止画コンテンツを所定時間だけ表示する。
【0075】
上記説明のように本実施の形態によれば、撮影機器A,B,…に保存されたコンテンツから撮影日時により関連付けられたグループごとにコンテンツのサムネイル画像を表示する一覧表示画面20を表示することで、ユーザは、関連付けられたコンテンツの存在を容易に把握することができる。
【0076】
また、互いに関連付けられたコンテンツからなるグループを再生して表示する際、複数のコンテンツの重複時間帯においては、重複する各コンテンツを順次表示するので、ユーザは各コンテンツの内容を容易に把握することができる。また、重複時間帯において、優先度の高いコンテンツほど長時間表示するので、ユーザは重要なコンテンツほど長く視聴することができる。
【0077】
なお、重複時間帯において、重複する各コンテンツの映像を表示部9にサイズ分割して画面表示するようにしてもよい。
【0078】
この場合において、図3に示したようなコンテンツからなるグループを再生して表示する際の各コンテンツの表示画面サイズを時間軸上に表した図を図7に示す。ここでは、重複時間帯においては大きさの異なる2画面で表示する場合を示す。図7において、時刻T1〜T13は、図6と同様の時刻である。また、図7における各時間帯で表示部9に表示される表示画面30の映像の遷移の様子を図8に示す。
【0079】
制御部11は、時刻T1に動画コンテンツM1の再生および表示を開始し、動画コンテンツM1の映像を表示部9に全画面表示させる。時刻T2になると、制御部11は、動画コンテンツM1の再生を継続しつつ動画コンテンツM2の再生を開始し、映像合成部8により動画コンテンツM1,M2の映像を合成し、動画コンテンツM2の映像を大画面、動画コンテンツM1の映像を小画面とした2画面の映像を表示部9に表示させる。
【0080】
時刻T2〜T6の重複時間帯においては、制御部11は、図8に示すように、動画コンテンツM2,M1の間で大画面表示する動画コンテンツを切り替える。この際、図7に示すように、優先度の高い動画コンテンツM1を、動画コンテンツM2よりも長時間、大画面表示させる。
【0081】
以降については説明を省略するが、図8に示すように表示画面30に表示される映像が遷移する。つまり、時刻T2〜T6、時刻T7〜T9、時刻T11〜T12において、図6の場合では表示されないコンテンツが小画面表示され、図6の場合で表示されるコンテンツが大画面表示される。各コンテンツの大画面、小画面の表示切り替えのタイミングの決め方は、図6の場合と同様である。
【0082】
このようにすることで、優先度の高いコンテンツを重視しつつ、ユーザは重複する各コンテンツの内容を把握することができる。
【0083】
なお、コンテンツの映像の表示サイズを切り替える際には、コンテンツが切り替わったことをユーザが認識しやすくするために、映像のサイズを徐々に変化させることが望ましい。
【0084】
3つ以上のコンテンツの撮影時間帯が重複している場合、優先度に応じて各コンテンツの映像の表示サイズを段階的に変えてもよいし、最も優先度の高い1つのコンテンツの映像を大画面で表示し、他のコンテンツの映像は、すべて同じサイズの小画面で表示するようにしてもよい。
【0085】
また、重複時間帯内における画面サイズの切り替えは行わず、重複時間帯においては優先度の高いコンテンツを常に大画面表示するようにしてもよい。この場合において、図3に示したようなコンテンツからなるグループを再生して表示する際の各コンテンツの表示画面サイズを時間軸上に表した図を図9に示す。図9における各時間帯で表示部9に表示される表示画面30の映像の遷移の様子は図10のようになる。
【符号の説明】
【0086】
1 コンテンツ再生装置
2 接続機器制御部
3 データ解析部
4 コンテンツ情報記憶部
5 デマルチプレクサ
6 映像デコーダ
7 音声デコーダ
8 映像合成部
9 表示部
10 音声出力部
11 制御部
12 操作入力部
20 一覧表示画面
21 サムネイル表示部
22 静止画サムネイル表示部
23 コンテンツ数表示部
24 静止画コンテンツ数表示部
25 撮影時間帯表示部
26 選択枠
30 表示画面
A,B 撮影機器

【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンテンツを再生するコンテンツ再生装置であって、
前記コンテンツ再生装置に接続された複数の撮影機器に保存されたコンテンツの撮影日時を示す撮影日時情報を取得する情報取得手段と、
前記撮影日時情報に基づいて、前記複数の撮影機器に保存された複数のコンテンツを互いに関連付ける関連付け手段と、
前記関連付け手段で互いに関連付けられた複数のコンテンツを撮影日時順に再生する再生手段と、
前記関連付け手段で互いに関連付けられた複数の動画コンテンツの撮影時間帯に重複する時間帯がある場合、この重複する時間帯において、前記再生手段に各動画コンテンツを同時に再生させるとともに、再生された各動画コンテンツの映像を順次切り替えて表示部に表示させる際に、予め各動画コンテンツに設定された優先度が高い動画コンテンツほど映像を長時間表示させるよう制御する表示制御手段と
を備えることを特徴とするコンテンツ再生装置。
【請求項2】
前記表示制御手段は、前記重複する時間帯における各動画コンテンツの映像の連続表示時間を所定時間以下とするよう制御することを特徴とする請求項1に記載のコンテンツ再生装置。
【請求項3】
前記関連付け手段により動画コンテンツと静止画コンテンツとが関連付けられ、静止画コンテンツの撮影日時が動画コンテンツの撮影時間帯に重複する場合、前記表示制御手段は、静止画コンテンツの撮影日時に対応する時刻において、動画コンテンツの映像の表示を所定時間だけ停止して、静止画コンテンツの映像を前記所定時間だけ表示させるよう制御することを特徴とする請求項1または2に記載のコンテンツ再生装置。
【請求項4】
コンテンツを再生するコンテンツ再生装置であって、
前記コンテンツ再生装置に接続された複数の撮影機器に保存されたコンテンツの撮影日時を示す撮影日時情報を取得する情報取得手段と、
前記撮影日時情報に基づいて、前記複数の撮影機器に保存された複数のコンテンツを互いに関連付ける関連付け手段と、
前記関連付け手段で互いに関連付けられた複数のコンテンツを撮影日時順に再生する再生手段と、
前記関連付け手段で互いに関連付けられた複数の動画コンテンツの撮影時間帯に重複する時間帯がある場合、この重複する時間帯において、前記再生手段に各動画コンテンツを同時に再生させるとともに、再生された動画コンテンツのうちの1つの動画コンテンツの映像を他の動画コンテンツの映像よりも大きく表示部に表示させる際に、この大きく表示させた動画コンテンツを順次切り替えつつ、予め各動画コンテンツに設定された優先度が高い動画コンテンツほど、他の動画コンテンツよりも映像を大きく表示させる時間が長くなるよう制御する表示制御手段と
を備えることを特徴とするコンテンツ再生装置。
【請求項5】
前記表示制御手段は、前記重複する時間帯における各動画コンテンツの映像を連続して他の動画コンテンツの映像よりも大きく表示する時間を所定時間以下とするよう制御することを特徴とする請求項4に記載のコンテンツ再生装置。
【請求項6】
前記関連付け手段により動画コンテンツと静止画コンテンツとが関連付けられ、静止画コンテンツの撮影日時が動画コンテンツの撮影時間帯に重複する場合、前記表示制御手段は、静止画コンテンツの撮影日時に対応する時刻から所定時間だけ、前記表示部に静止画コンテンツの映像を動画コンテンツの映像よりも大きく表示するよう制御することを特徴とする請求項4または5に記載のコンテンツ再生装置。
【請求項7】
コンテンツ再生装置に接続された複数の撮影機器に保存されたコンテンツの撮影日時を示す撮影日時情報を取得し、
前記撮影日時情報に基づいて、前記複数の撮影機器に保存された複数のコンテンツを互いに関連付けし、
互いに関連付けられた複数のコンテンツを撮影日時順に再生し、
互いに関連付けられた複数の動画コンテンツの撮影時間帯に重複する時間帯がある場合、この重複する時間帯において各動画コンテンツを同時に再生するとともに、再生した各動画コンテンツの映像を順次切り替えて表示部に表示する際に、予め各動画コンテンツに設定された優先度が高い動画コンテンツほど映像を長時間表示する
ことを特徴とするコンテンツ再生方法。
【請求項8】
コンテンツ再生装置に接続された複数の撮影機器に保存されたコンテンツの撮影日時を示す撮影日時情報を取得し、
前記撮影日時情報に基づいて、前記複数の撮影機器に保存された複数のコンテンツを互いに関連付けし、
互いに関連付けられた複数のコンテンツを撮影日時順に再生し、
互いに関連付けられた複数の動画コンテンツの撮影時間帯に重複する時間帯がある場合、この重複する時間帯において各動画コンテンツを同時に再生するとともに、再生した動画コンテンツのうちの1つの動画コンテンツの映像を他の動画コンテンツの映像よりも大きく表示部に表示する際に、この大きく表示した動画コンテンツを順次切り替えつつ、予め各動画コンテンツに設定された優先度が高い動画コンテンツほど、他の動画コンテンツよりも映像を大きく表示する時間を長くする
ことを特徴とするコンテンツ再生方法。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate

【図10】
image rotate


【公開番号】特開2011−61707(P2011−61707A)
【公開日】平成23年3月24日(2011.3.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−212014(P2009−212014)
【出願日】平成21年9月14日(2009.9.14)
【出願人】(000004329)日本ビクター株式会社 (3,896)
【Fターム(参考)】