コンテンツ制作装置、ポータルサイト提供装置、コンテンツ制作プログラムが格納された記憶媒体、及びポータルサイト提供プログラムが格納された記憶媒体
【課題】 広告効果が大きく、しかも作成したコンテンツの二次利用を可能にし、製作過程の確認作業を少なくできるようにしたシステムを提供すること。
【解決手段】 コンテンツ製作システム5は、一定の方向を向いた特定情報を掲載するコンテンツを作成してポータルサイト提供システム2等に提供できる。このシステム5は、プレビュー用サーバー53、記憶装置54、オーサリングシステム55により、コンテンツデータを作成する。コンテンツデータがクライアント企業の満足のゆくものとなると、当該コンテンツデータを記憶装置54から記憶装置52に移す。コンテンツ提供用サーバー51は、コテンツデータをデータベース520の提供条件に従って第1のポータルサイト提供システム2と第2のポータルサイト提供システム4とに提供する(符号101、符号102)。
【解決手段】 コンテンツ製作システム5は、一定の方向を向いた特定情報を掲載するコンテンツを作成してポータルサイト提供システム2等に提供できる。このシステム5は、プレビュー用サーバー53、記憶装置54、オーサリングシステム55により、コンテンツデータを作成する。コンテンツデータがクライアント企業の満足のゆくものとなると、当該コンテンツデータを記憶装置54から記憶装置52に移す。コンテンツ提供用サーバー51は、コテンツデータをデータベース520の提供条件に従って第1のポータルサイト提供システム2と第2のポータルサイト提供システム4とに提供する(符号101、符号102)。
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば企業の特定情報からなるコンテンツを制作するコンテンツ制作装置、制作したコンテンツが提供されるポータルサイト提供装置、コンテンツ制作プログラムが格納された記憶媒体、及びポータルサイト提供プログラムが格納された記憶媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、インターネットは、多数のコンピュータと、通信ネットワークとがクモの巣状に張りめぐらされたものであって、これらコンピュータ間を通信リンクを介して相互に接続することにより、コンピュータ間で電子メール、ゴーファー(Gopher) 及びWWW(World Wide Webページ)などの各種サービスを利用して情報を送受信することができることは、周知のとおりである。このようなインターネットを利用することにより、各種の情報やプログラムを国境を超えて例えば自宅や会社においてリアルタイムで直接入手することができたり、会社や個人が発表したい情報やプログラムを世界に向けて発信したり、在宅勤務を可能にしたりすることができるため、インターネットの利点を利用することが図られている。
【0003】例えば、企業などが自社の製品に関するコンテンツを制作し、このコンテンツをサーバーを介してインターネット上に発表したり、企業の事業内容に関するコンテンツを制作し、このコンテンツをサーバーを介してインターネット上に発表することなどが行われている。なお、コンテンツとは、一般的に、マルチメディアによって提供される情報の内容や中身を指し、WWWではイメージデータや音声データや文字データが該当する。このようなコンテンツを制作できない企業では、コンテンツ制作プロバイダに制作を依頼し、所定の企業情報をコンテンツ作成プロバイダに渡して制作されたコンテンツを受け取って自社のサーバーを介し、あるいは、当該プラバイダや他のプロバイダのサーバーに掲載依頼して当該サーバーを介して、インターネット上に発表していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述したような従来のインターネットに係わるシステムにあっては、各利用者にとって、次のような不都合があった。
(1)コンテンツ制作プロバイダにあっては、コンテンツ制作プロバイダだけでコンテンツ作成を依頼する企業を見つけ出すことがきわめて困難である。
(2)また、コンテンツ制作プロバイダにあっては、コンテンツ作成プロバイダが作成した後のコンテンツを、さらに二次利用することができない。
(3)さらに、コンテンツ制作プロバイダにあっては、企業向けのコンテンツ作成の段階で、企業内容を収集してから原稿完了するまで、通常、数回以上、コンテンツのデザイン、内容に関し、企業に対する確認作業が発生し、制作時間がかかることになる。
(4)また、企業にとってみると、制作したコンテンツが独自のホームページのみの公開では、露出度が低く、広告効果をあまり望むことができない。
(5)さらに、顧客にとっては、小規模の企業ではコンテンツが制作されていない場合が多いため、ネットワークでの情報を見ることがほとんどできず、できたとしても、各企業毎にばらばらの様式の情報だけしか入手できないことから、情報の比較をしようとしても、比較が困難であった。
【0005】そこで本発明は、コンテンツを容易に制作することが可能な、コンテンツ制作装置、ポータルサイト提供装置、コンテンツ制作プログラムが格納された記憶媒体、及びポータルサイト提供プログラムが格納された記憶媒体を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1から請求項3及び請求項10から請求項12に記載した発明では、特定情報を掲載するコンテンツを作成してポータルサイトに提供でき、コンテンツ作成手段により、例えばクライアント企業からコンテンツの制作依頼及び制作内容に関する内容情報を受け付け、当該内容情報を基に前記特定情報を掲載するコンテンツデータを作成し、かつ、コンテンツ提供手段によりデータベースを検索し、データベースに設定された提供条件に従って前記コンテンツ作成手段で作成したコンテンツデータを1又は複数のポータルサイトに提供することができる。これにより、コンテンツ作成依頼者(企業)を既存のポータルサイト、ホームページにより集客できるほか、作成されたコンテンツを上記ポータルサイト、ホームページ以外に提供することによりさらなる収入を得ることができる。請求項4から請求項8および請求項13ら請求項17の発明では、特定情報から構成されるコンテンツを作成してポータルサイトに提供でき、コンテンツ作成手段により、例えばクライアント企業からコンテンツの制作依頼及び制作内容に関する内容情報を受け付け、当該内容情報を基に、前記テンプレート記憶手段に記憶されたテンプレートに前記内容情報を当てはめることで、特定情報からなるコンテンツデータを作成する。これにより、上記企業よりネットワークを通してコンテンツ作成に必要な情報を簡単に入力してもらうことができ、作業効率が改善される。また、顧客の確認はネットワークを介して行なうことができるので、作業効率が改善する。請求項9及び請求項18に記載の発明では、コンテンツの提供要求があったクライアント装置の通信機能を判定し、所定以上の高速な通信機能を有していると判断した場合には要求されたコンテンツの全内容を提供し、高速な通信機能を有していないと判断した場合には要求されたコンテンツのうち動画像を静止画像に代えて提供する。これにより、クライアント装置に付設されたモデム等の通信装置の能力に応じたデータを送信することができ、顧客に確実に当該企業の情報を与えることができる。
【0007】
【発明の実施の形態】(1)実施形態の概要本実施形態では、インターネットポータルに掲載されている企業情報をインターネットを利用して集客し、事前に登録されているコンテンツ制作用のテンプレートにそって、ネットワークを通じてコンテンツの制作を行うことにより、効率的なコンテンツ制作を行う、ようにしたものである。
(2)実施形態の詳細以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。図1は、本発明の実施の形態に係るコンテンツ制作装置及びポータルサイト提供装置と、これらコンテンツ制作装置及びポータルサイト提供装置に接続される各種ハードウエアとの構成を示すブロック図である。この図1において、インターネット1には、ポータル運営会社の第1のポータルサイト(portal site)提供装置2と、クライアント装置として機能する顧客のパーソナルコンピュータ等(以下、「パソコン等」という)3が接続されている。ここでポータルサイトとは、インターネットの利用者が情報を探すときに最初にアクセスするサイトのことである。主として情報検索サービスを提供しているサイトが該当する。
【0008】このポータルサイト提供装置2は、所定のクライアント企業の特定情報を掲載したポータルサイトあるいはホームページ情報をインターネット1を介して顧客のパソコン等3に提供することができる。ここで、特定情報とは、所定のポータルサイトに掲載するコンテンツの内容が一つの方向性をもった情報からなることを意味している。すなわち、特定情報とは、特定の目的に合致するように収集、編集、収集及び編集された情報を意味している。具体的には、この特定情報とは、「会社四季報」、「求人情報」、「特定業界の業界誌」などを挙げることができる。
【0009】また、インターネット1には、第2のポータルサイト提供装置4が接続されており、この第2のポータルサイト提供装置4から所定のクライアント企業の特定情報を掲載したポータルサイトあるいはホームページ情報をインターネット1を介して顧客のパソコン等3に提供することができる。前記インターネット1には、コンテンツ制作会社のコンテンツ制作装置5が接続されており、また、コンテンツの制作の依頼やコンテンツの登録の依頼をするクライアント企業のクライアント企業用装置6が接続されている。
【0010】前記ポータル運営会社のポータルサイト提供装置2は、インターネット1を介してコンテンツ制作会社のコンテンツ制作装置5で制作したポータルコンテンツあるいはホームページをリンクあるいは供給という形式で提供を受けることができるようになっている(符号101)。同様に、前記第2のポータル運営会社の第2のポータルサイト提供装置4は、インターネット1を介してコンテンツ制作会社のコンテンツ制作装置5で制作したポータルコンテンツあるいはホームページをリンクあるいは供給という形式で提供を受けることができるようになっている(符号102)。前記コンテンツ制作会社のコンテンツ制作装置5は、前記ポータルサイト提供装置2に制作したコンテンツを提供する条件と、第2のポータルサイト提供装置4に制作したコンテンツを提供する条件とを変えて提供できるようになっている。ポータルサイト提供装置2への提供条件と第2のポータルサイト提供装置4への提供条件の相違部分、及び提供条件に相違を付ける構成については後述する。
【0011】また、クライアント企業のクライアント企業用装置6は、コンテンツ制作申し込み時には、インターネット1を介してコンテンツ制作会社のコンテンツ制作装置5に接続し、クライアント企業用装置6からコンテンツ制作装置5にコンテンツ制作の申し込みを行なうことができるようになっている。さらに、各部の構成を詳細に説明すると、コンテンツ制作会社のポータルサイト提供装置2は、インターネット1上にポータルコンテンツを載せるポータル用サーバー21と、ポータルコンテンツに関する情報やサーバー21を動作させるプログラムを記憶したハードディスク装置等の記憶装置22とからなる。
【0012】顧客のパソコン等3は、演算処理装置(CPU)、主メモリ(RAM)、読出し専用メモリ(ROM)、入出力装置(I/O)、ハードディスク装置等からなり、前記ハードディスク装置に記憶した閲覧ソフトや動画再生ソフトを主メモリ上に載せることにより、第1のポータルサイト提供装置2あるいは第2のポータルサイト提供装置4からインターネット1を介して提供されるポータルコンテンツを閲覧、再生することができるようになっている。
【0013】前記第2のポータル運営会社の第2のポータルサイト提供装置4は、インターネット1上にポータルコンテンツを載せるポータル用サーバー41と、ポータルコンテンツに関する情報やサーバー41を動作させるプログラムを記憶したハードディスク装置等の記憶装置42とからなる。前記コンテンツ制作会社のコンテンツ制作装置5は、インターネット1を介してポータルサイト提供装置2や第2のポータルサイト提供装置4にコンテンツを提供できるコンテンツ提供用サーバー51と、コンテンツデータを記憶するとともに顧客情報等のデータベースを記憶するハードディスク装置等の記憶装置52と、コンテンツ制作の過程でコンテンツをプレビューするためのプレビュー用サーバー53と、プレビューコンテンツデータを記憶するハードディスク装置等の記憶装置54と、コンテンツ制作するオーサリングシステム55とからなる。
【0014】なお、コンテンツ提供用サーバー51が記憶装置52に記憶されているプログラムを実行することにより、コンテンツ制作装置5が実現することになる。また、コンテンツ制作装置5、特にプレビュー用サーバ53は、クライアント企業用装置6にVPN(virtual private network)専用ネットワーク7で接続できるようにしてあり、プレビュー用のコンテンツ情報がインターネット1上に載らずにクライアント企業のクライアント企業用装置6に供給できるようになっている。
【0015】クライアント企業のクライアント企業用装置6は、各種の処理を実行するクライアント企業用コンピュータ61を備えており、かつ、自社内でコンテンツを作成することができる場合には、オーサリングシステム62も備えている。クライアント企業用コンピュータ61は、コンテンツ制作の申し込みを行なうことができるとともに、閲覧ソフト及び動画再生ソフトを格納してプレビュー確認が可能にし、かつ、コンテンツ登録確認ができるようになっている。
【0016】図2は、上記図1に示すハードウエア全体の情報等の流れを示す概要図である。この図2において、コンテンツ制作会社のコンテンツ制作装置5は上述の通り、コンテンツ提供用サーバー51と、記憶装置52とを備えている。記憶装置52には、コンテンツデータ内容とその提供条件(本実施形態では公開条件として説明する)やその他の情報からなるデータベースが記憶されている。このコンテンツ提供用サーバー51が記憶装置52に記憶された各種のプログラムを実行することにより、顧客情報管理システム511と、コンテンツ作成手段512と、コンテンツ供給手段513とを実現する。
【0017】顧客情報管理システム511は、クライアント企業からコンテンツの制作依頼及び広告の情報を受け付る(ステップ201)。すると、顧客情報管理システム511は、その制作依頼及び当該情報を基に前記特定情報を掲載するコンテンツデータを作成する。このときに、コンテンツ制作会社は、クライアント企業よりコンテンツ制作料を受け取る。
【0018】コンテンツ供給手段513は、第1のポータルサイト提供装置2に、記憶装置52に記憶してあるコンテンツ情報を提供する(ステップ202)。このときに、コンテンツ制作会社は第1のポータルサイト提供装置2を運営するポータルサイトにウエッブの広告料を納入する。
【0019】ポータルサイト提供装置2では、ホームページに広告掲載し、ネットワークを使用して顧客を集客することができる(ステップ203)。他のポータルサイト(第2のポータルサイト)は、同一のコンテンツの掲載を希望する(ステップ204)。この希望がコンテンツ制作会社側に受け入れられれば、ポータルサイト提供装置2のコンテンツ作成手段512は、記憶装置52のデータベースに格納されている公開条件を参照し、当該公開条件に従って記憶装置52に記憶されているコンテンツデータを第2のポータルサイト提供装置4に提供することができる(ステップ205)。このコンテンツデータを提供したコンテンツ制作会社は、他のポータルサイトを運営する者(第2のポータル運営会社)にコンテンツデータ提供料を請求する(ステップ206)。これに応じて、コンテンツ制作会社は、他のポータルサイトを運営する者(第2のポータル運営会社)からがコンテンツ提供に対する対価の支払いを受ける(ステップ207)。コンテンツ制作会社は、第2のポータルサイト運営会社からコンテンツ提供の対価を受けると、コンテンツの二次利用料金をクライアント企業に対して支払う(ステップ208)。
【0020】図3は、上記コンテンツ制作装置の記憶装置に記憶されているデータベースの構造を示す説明図である。このデータベース520は、図3に示すように、三つの階層に分かれている。。第1の階層のデータベース521は、顧客ID521aと、顧客名521bと、主としてコンテンツの内容からなるコンテンツ情報521cと、コンテンツ公開条件521dと、第三者向け課金情報521eとからなる。コンテンツ公開条件521dは、格納されているコンテンツの内容を各ポータルサイトに提供するための各種条件であり、公開時期(公開開始日時)、公開期間、公開内容、第三者公開の有無、公開終了日時の少なくとも1つが条件として格納されている。このコンテンツ公開条件521は、複数のポータルサイトのうちの特定のポータルサイトである第1のポータルサイト提供装置2に対する公開条件(提供条件)の内容と、その他のポータルサイトである第2のポータルサイト提供装置4に対する公開条件とで、異なる条件が格納されるようになっている。例えば、第1のポータルサイト提供装置2にはクライアント企業装置6から指定された公開開始日時(公開時期)にコンテンツ公開が行われるが、この公開から所定期間(例えば、1ヶ月後)にならないと第2のポータルサイト提供装置4ではコンテンツ公開がされないように、公開時期に関する差が設けられる。また、第1のポータルサイト提供装置2でコンテンツが公開される期間よりも、第2のポータルサイト提供装置4での公開期間の方が短く設定される。さらに、公開内容として、第1のポータルサイト提供装置2で公開される全コンテンツの内容よりも、第2のポータルサイト提供装置4で公開されるコンテンツ内容が制限される(例えば、特定事項の解説情報や画像情報が提供されない)ように、公開内容に差が設けられる。このように、第1のポータルサイト提供装置2の公開条件を第2のポータルサイト提供装置5の公開条件よりも有利になるように差違を設けることで、第1のポータルサイト提供装置2による集客効果を高めることが可能になる。なお、ポータルサイト、ホームページの質、その他の各種条件についても、第1のポータルサイト提供装置2と第2のポータルサイト提供装置5の間で差違を設けるようにしてもよい。また、第2のポータルサイト提供装置4間でも、公開条件に差違を設けるようにしてもよい。例えば、コンテンツデータ提供料に差違を設けるようにしてもようい。さらに、コンテンツデータ提供料に応じて、公開時期、公開期間、公開内容の差違を設けるようにしてもよい。
【0021】第2の階層のデータベース522には、コンテンツ情報521cの内容が格納されている。例えばデータ5211は、コンテンツ属性5221aと、公開チャンネル情報(ウエッブのみ、テキストのみ)5221bと、静止画、動画など形式毎のコンテンツID5221cとからなる。コンテンツ情報5211(521c)は、一社当たりデータ5221からデータ522nのn個のデータからなり、データ内容が更新される毎に、更新された情報が新たに格納されるようになっている。
【0022】第3階層のデータベース523には、コンテンツID5221cの内容が格納されている。例えば、データ5231は、コンテンツID5231aと、映像、音声、文字情報(テキスト)、静止画等の任意の組み合わせを含むコンテンツ5231bとからなる。コンテンツID5231(5221c)も、一社当たりデータ5231からデータ523mのm個のデータからなり、データ内容が更新される毎に、更新された情報が新たに格納されるようになっている。
【0023】上記データベース520は、既にポータルサイト提供装置2で特定情報を含むコンテンツデータを公開しているクライアント企業の数だけコンテンツ制作装置5の記憶装置52に記憶されている。
【0024】図4は、コンテンツ制作会社がクライアント企業を誘引(集客)する際における、コンテンツ制作会社とポータルサイトとクライアント企業との間の情報の流れを説明するための図である。この図4において、コンテンツ制作会社ではコンテンツ制作装置5を使用し、ポータル運営会社のポータルサイト提供装置2に、広告作成案内ページをリンクあるいはコンテンツを提供する形式で掲載する(ステップ301,302)。
【0025】すると、ポータル運営会社のポータルサイト提供装置2には、サービス広告が掲載されることになる(ステップ311)。また、ポータル運営会社では、郵便や電子メールによる勧誘も行なう(ステップ312)。すなわち、ポータル運営会社のポータルサイト提供装置2からはクライアント企業のクライアント企業用装置6にサービス広告の検索を可能にしている(ステップ311)。
【0026】ここで、クライアント企業では、クライアント企業用装置6を使用してポータルサイト提供装置2からサービス広告を見たり(ステップ321)、電子メールによって届いたコンテンツ作成の案内を見たり(ステップ322)、あるいは、郵便で送られてくるダイレクトメールを見るなどし(ステップ323)、コンテンツ作成の依頼や広告掲載の依頼を決定する(ステップ324)。このクライアント企業でコンテンツ作成の依頼や広告掲載の依頼を決定する(ステップ324)。
【0027】そして、クライアント企業は、前記決定した事項をクライアント企業用装置6に入力し、クライアント企業用装置6を介してポータル運営会社の第1のポータルサイト提供装置2に、コンテンツ作成あるいは広告掲載依頼を送信する(ステップ325)。ポータル運営会社のポータルサイト提供装置2は、クライアント企業用装置6からの当該コンテンツ作成あるいは広告掲載依頼を受信すると、コンテンツ制作装置5にコンテンツサービスの申し込みを再送信する(ステップ313)。
【0028】コンテンツ制作会社のコンテンツ制作装置5は、ポータルサイト提供装置2からのコンテンツサービスの申し込みを受信すると、コンテンツ提供用サーバー51に接続されたディスプレイ(図示せず)上に申し込み処理画面を出力し(ステップ303)、その申し込み処理画面に必要な事項をキーボード等(図示せず)から入力する(ステップ304)。ここで、「当該必要な事項」は、「企業名」、「コンテンツ公開条件」、「二次利用有無」、「公開期間」等である。コンテンツ制作会社のコンテンツ制作装置5は、その必要な事項を入力した画面を、インターネット1を介してクライアント企業のクライアント企業用装置6に送信する(ステップ305)。
【0029】クライアント企業では、当該画面をクライアント企業用装置6が受信すると、その画面をディスプレイ上に表示し、キーボード等を介して当該画面に必要項目を入力する(ステップ326)。クライアント企業では、クライアント企業用装置6のディスプレイ上に表示されている当該画面に必要な項目が全て入力されたと判断したときは、当該必要項目が全て入力された画面をコンテンツ制作会社のコンテンツ制作装置5に送信する(ステップ327)。
【0030】コンテンツ制作会社のコンテンツ制作装置5は、必要項目が全て埋まった画面を受信すると、当該画面の内容をディスプレイ上に表示し、価格見積もりを行なう(ステップ305)。コンテンツ制作会社は、この見積もりが終了すると、その見積もりをコンテンツ制作装置5に入力して、コンテンツ制作装置5からクライアント企業のクライアント企業用装置6に送信する(ステップ307)。
【0031】クライアント企業は、クライアント企業用装置6のディスプレイに表示された見積もりを見て、注文を発するか決定する(ステップ327)。ここで、発注することが決定されると、クライアント企業は、クライアント企業用装置6を介してコンテンツ制作会社のコンテンツ制作装置5に対して注文を発行する(ステップ328)。
【0032】コンテンツ制作会社のコンテンツ制作装置5は、注文を受信すると、掲載日程等をクライアント企業のクライアント企業用装置6に送信して(ステップ307、308)、処理を終了する。なお、ステップ305、306、309、327、328による通信データは、ポータル運営会社のポータルサイト提供装置2を経由することもある。
【0033】図5は、コンテンツ作成する際に、コンテンツ制作会社とクライアント企業とポータル運営会社との間で情報、その他の必要な事項の流れや、コンテンツ制作装置とクライアント企業用サーバーとポータルサイト提供装置との間の情報等の流れを説明するための図である。コンテンツ制作会社は、コンテンツ制作装置5を使用して、テンプレート化した画像を作成するとともに、申し込みをされたクライアント企業に適応した内容を当該テンプレート化した画像に事前に入力しておく(ステップ501)。この内容が記入されたテンプレートは、コンテンツ制作会社のコンテンツ制作装置5からクライアント企業のクライアント企業用装置6に送信される(ステップ502)。
【0034】クライアント企業では、クライアント企業用装置6に取り込んだテンプレート化した画像に対し、テキスト、音声、画像及び公開条件など企業独自の内容を入力する(ステップ521)。クライアント企業では、クライアント企業用装置6内のテンプレート化した画像に対して、全ての情報を入力したときには、当該テンプレート化した画像をコンテンツ制作会社のコンテンツ制作装置5に送信する(ステップ522)。
【0035】コンテンツ制作会社では、クライアント企業用装置6から送られてきたテンプレート化した画像を受信すると、コンテンツ制作装置5を使用して加工、編集作業を行なうとともにデータベース520に公開条件等を登録する(ステップ503)。コンテンツ制作会社は、コンテンツ制作装置5のプレビュー用サーバー53及び記憶装置54を使用し、加工、編集したテンプレート化した画像を記憶装置54に記憶させる。プレビュー用サーバー53は、VPN専用ネットワーク7上に前記記憶装置54に記憶したプレビューコンテンツを確認用に掲載可能とする(ステップ504)。
【0036】クライアント企業は、クライアント企業用装置6を使用し、VPN専用ネットワーク7を介してプレビュー用サーバー53に接続し、プレビューコンテンツを確認することができる(ステップ523)。クライアント企業は、上記クライアント企業用装置6に表示されたプレビューコンテンツをみて、満足のゆくものとなっているならば、その旨をクライアント企業用装置6を介してコンテンツ制作会社のコンテンツ制作装置5に送信する。
【0037】コンテンツ制作会社のコンテンツ制作装置5は、上記プレビューコンテンツを公開してよい旨の確認データを受信すると(ステップ505)、コンテンツの公開、リンク等を作成し(ステップ506)、ポータル運営会社のポータルサイト提供装置2にコンテンツのリンクまたは提供をし(ステップ507)、かつ、コンテンツを公開した旨の通知をクライアント企業のクライアント企業用装置6に通知する(ステップ508)。これにより、クライアント企業では、クライアント企業用装置6を使用してポータル運営会社のポータルサイト提供装置2に接続し、公開コンテンツを確認する(ステップ524)。また、コンテンツ制作会社は、公開コンテンツの確認通知をした後(ステップ505)、クライアント企業に対して掲載料を請求する(ステップ509)。クライアント企業は、掲載料の請求があると、掲載料を支払いを行なうことになる(ステップ525)。また、ポータル運営会社は、コンテンツ掲載確認すると(ステップ531)、広告掲載料をコンテンツ制作会社に請求する(ステップ532)。これにより、コンテンツ制作会社は、広告料の支払いを行なう(ステップ510)。
【0038】図6は、コンテンツ制作会社の作成したあるクライアント企業のコンテンツを見て第2のポータル運営会社が当該コンテンツの掲載を希望したときの情報やその他の事項の流れと、コンテンツ制作装置と第2のポータルサイト提供装置との間の情報の流れ等を説明するための図である。この図6において、第2のポータル運営会社がコンテンツ掲載、公開を希望したとすると、第2のポータル運営会社は、第2のポータルサイト提供装置4を使用し、コンテンツ掲載、公開リクエストをコンテンツ制作会社のコンテンツ制作装置5に送信する(ステップ601)。コンテンツ制作会社では、第2のポータル運営会社の第2のポータルサイト提供装置4から送られてきたコンテンツ掲載・公開リクエストを受信すると、公開条件を確認するため公開条件やその他必要な事項を送信する(ステップ611)。
【0039】第2のポータル運営会社では、第2のポータルサイト提供装置4で受信した公開条件やその他必要な事項を見て条件を承諾するか否かを判断する。第2のポータル運営会社が当該条件等を承諾した場合には、第2のポータル運営会社は、第2のポータルサイト提供装置4にその旨を入力してコンテンツ制作会社のコンテンツ制作装置5に送信する(ステップ602)。コンテンツ制作会社では、コンテンツ制作装置5で受信した条件等の承諾についての情報を基に、コンテンツ供給ないしリンクを作成する(ステップ612)。
【0040】第2のポータル運営会社は、第2のポータルサイト提供装置4により前記コンテンツの供給ないしリンクが可能になったことを確認したときには、その旨をクライアント企業用装置6からコンテンツ制作会社のコンテンツ制作装置5に通知する(ステップ603)。コンテンツ制作会社は、コンテンツ制作装置5でクライアント企業用装置6からコンテンツ確認の通知を受けると、公開条件により情報提供料を第2のポータル運営会社に請求する(ステップ613)。第2のポータル運営会社は、前記請求があったときに、支払いをする(ステップ604)。
【0041】以上の図4ないし図6を参照して全体的な情報やその他必要な事項の流れを説明した。次に、各システムの動作を図7ないし図9を参照して説明する。図7R>7は第1のポータル運営会社での動きと、第1のポータルサイト提供装置の動作とを説明するためのフローチャートである。第1のポータル運営会社では、企業リスト(ポータル、ホームページを含む)にリストアップされているクライアント企業のデータを入手し(ステップ701)、当該企業リストを基に新規コンテンツ作成サービスの集客広告を行なう(ステップ702)。この集客広告は、例えば、電子メール、ダイレクトメール、ホームページ、あるいは雑誌広告などで行なう。
【0042】ここで、クライアント企業がクライアント企業用装置6を介して第1のポータル運営会社のポータルサイト提供装置2に、コンテンツ作成サービスへの申し込みがあると(ステップ711)、ポータル運営会社のポータルサイト提供装置2はコンテンツ制作会社のコンテンツ制作装置5にコンテンツ作成サービスへのリンクによる紹介を実行する(ステップ703)。これにより、コンテンツ制作会社への処理に移行することになる。
【0043】図8は、コンテンツ制作会社による処理と、コンテンツ制作装置の動作とを説明するためのフローチャートである。第1のポータル運営会社のポータルサイト提供装置2からコンテンツ作成サービスへの申し込みがリンクされると、図8のフローチャートの処理に移行する。まず、コンテンツ制作会社のコンテンツ制作装置5は、最初に、第1のポータル運営会社のポータルサイト提供装置からのクライアント企業のコンテンツ作成サービスへの申し込みの引き継ぎをリンク形式で行なう。
【0044】ついで、コンテンツ制作会社のコンテンツ制作装置5は、クライアント企業のコンテンツ制作装置5からコンテンツ作成に必要な顧客情報を受け取るとともに、コンテンツに関する情報の入力を待つ(ステップ800)。そして、コンテンツ制作装置5は、クライアント企業の情報と、コンテンツデータ公開条件を記憶装置52に格納されているデータベース520にそれぞれ格納する(ステップ801、802)。また、コンテンツ制作会社では、コンテンツ制作装置5を使用して、申し込みクライアント企業向けのテンプレート化した画像を作成する(ステップ810)。
【0045】また、コンテンツ制作会社では、コンテンツ制作装置5からクライアント企業のコンテンツ制作装置5にコンテンツを自社で作成するか否かを問い合わせる(ステップ811)。クライアント企業が自社でコンテンツ作成を行わない旨の回答をコンテンツ制作装置5で受信したときには(ステップ811;N)、コンテンツ制作会社は、コンテンツ制作装置5のプレビュー用サーバー53及びオーサリングシステム55を使用し、申し込みクライアント企業のコンテンツを制作、作成した後(ステップ812)、記憶装置54に記憶させるとともにプレビュー用サーバー53によりコンテンツ内容確認画面を提供する(ステップ813)。
【0046】ここで、プレビューコンテンツ内容確認画面がプレビュー用サーバー53によりVPN専用ネットワーク7により提供されているので(ステップ813)、これをクライアント企業のクライアント企業用装置6で確認する(ステップ814)。クライアント企業は、クライアント企業用装置6でプレビューコンテンツ内容確認画面で確認した結果、不出来であれば(ステップ814;N)、コンテンツ制作会社はコンテンツ制作装置5を使用して不出来部分を修正し(ステップ812)、再び、記憶装置54に記憶させるとともプレビュー用サーバー53によりコンテンツ内容確認画面をVPN専用ネットワーク7の上に提供する(ステップ813)。
【0047】クライアント企業は、クライアント企業用装置6でプレビューコンテンツ内容確認画面で確認した結果、満足のゆく出来であれば(ステップ814;Y)、記憶装置54に記憶されていたプレビューコンテンツを記憶装置52に移し、コンテンツ提供用サーバー51からインターネット1上に公開コンテンツを提供できる状態にする(ステップ815)。すると、記憶装置54に記憶されていたプレビューコンテンツデータが、図8の符号880に示すように、記憶装置52に移される。すると、コンテンツ制作会社のコンテンツ提供用サーバー51は、コンテンツデータを第1のポータル運営会社のポータルサイト提供装置2の記憶装置22に移す(ステップ816)。
【0048】これにより、第1のポータル運営会社のポータルサイト提供装置2のポータル用サーバー21からインターネット1の上に当該クライアント企業の特定情報のポータルサイトが公開されることになる。このポータルサイトをクライアント企業用装置6により取り込み、クライアント企業が確認したところで(ステップ830)、クライアント企業用装置6を介してコンテンツ制作会社のコンテンツ制作装置5に確認の通知を発信する。
【0049】コンテンツ制作会社では、コンテンツ制作装置5でクライアント企業からの確認の通知を受けると、制作料、掲載料の請求を起こす(ステップ840)。クライアント企業は、請求により制作料、掲載料をコンテンツ制作会社に支払うことになる(図2のステップ201参照)。
【0050】なお、クライアント企業が自社でコンテンツ作成を行う旨の回答をコンテンツ制作装置5で受信したときには(ステップ811;Y)、クライアント企業は、クライアント企業用装置6のクライアント企業用コンピュータ61及びオーサリングシステム62を使用し、クライアント企業自身のコンテンツを自主作成した後(ステップ850)、クライアント企業自身でコンテンツの内容を確認しコンテンツ制作装置5に登録する(ステップ851)。以後は、ステップ815以降の処理に従って、最終的に、第1のポータル運営会社のポータルサイト提供装置2に登録公開される他、所定の条件によっては第2のポータル運営会社の第2のポータルサイト提供装置4にも登録公開される。
【0051】図9は、第2のポータル運営会社からの特定情報が掲載されたポータルサイト情報の提供要求があったときの第2のポータル運営会社とコンテンツ制作会社との間の処理、及び、コンテンツ制作装置と第2のポータルサイト提供装置との情報の流れを説明するためのフローチャートである。なお、この図9は、ポータルサイトの二次利用を説明するものである。まず、第2のポータル運営会社から特定情報を含むポータルサイトの掲載希望(提供要求)がコンテンツ制作会社にあったとする(図9のステップ901、図2のステップ204参照)。
【0052】すると、コンテンツ制作会社では、コンテンツ制作装置5を使用して掲載可能か判断する(ステップ902)。すなわち、コンテンツ提供用サーバー51により記憶装置52のデータベース520を参照して当該コンテンツのクライアント企業の情報を検索して(ステップ903)、その結果から掲載可能か否かの判断をする(ステップ902)。コンテンツ制作会社では、コンテンツ提供用サーバー51により記憶装置52のデータベース520の第1階層のデータベース521の顧客情報、コンテンツデータ、公開条件等を参照し(ステップ903)、条件に合わない場合には(ステップ902;合わない)、当該要求を棄却する(ステップ904)。
【0053】また、コンテンツ提供用サーバー51は、記憶装置52のデータベース520の第1階層のデータベース521の顧客情報、コンテンツデータ、公開条件等を参照し(ステップ903)、条件に合った場合には(ステップ902;合う)、提供要求にあった情報の作成を行なう(ステップ905)。具体的には、コンテンツ提供用サーバー51は、記憶装置52のデータベース520の第1階層のデータベース521、第2階層のデータベース522、第3階層のデータベース523から必要なデータを取り出し、提供要求に応じた情報を作成する(ステップ905)。このステップは、条件によっては経由しない場合がある。そして、コンテンツ制作会社は、コンテンツ制作装置5のコンテンツ提供用サーバー51により、第2のポータル運営会社の第2のポータルサイト提供装置4に特定情報のポータルサイト情報をリンクあるいは提供という形式で供給する(図9のステップ906、図2のステップ205参照、図1の符号102参照)。
【0054】そして、コンテンツ制作会社は、第2のポータル運営会社に対してコンテンツ提供料を請求する(図9のステップ907、図2のステップ206)。第2のポータル運営会社は、コンテンツ提供料を支払うことになる(図2のステップ207参照)。このようにして第2のポータル運営会社は、コンテンツ制作会社から特定情報の掲載されたコンテンツデータを得ることができる。
【0055】図10は、上記コンテンツを作成する上で使用するテンプレート化した画像の例を説明するための図であって、静止画情報の場合を示す図である。テンプレート化した画像110は、長方形状の画面の図示左上半分程の部分に設けた映像再生エリア111と、図示右上半分程の部分に設けた企業情報表示エリア112と、図示下半分程の部分に設けた企業独自情報記載エリア113とから構成されている。
【0056】また、このテンプレート化した画像110において、企業情報表示エリア112の部分に設けられているボタン114は例えば証券アナリストによる企業分析に関するデータを表示させるためのものであり、同ボタン115は当該クライアント企業が使用しているコマーシャル等の広告を表示させるためのものである。また、企業情報表示エリア112には、企業名、所在地、連絡先、代表取締役名、設立年月日、企業概要等が表示されるようになっている。
【0057】そして、コンテンツ制作会社では、図1に示すコンテンツ制作装置5により、当該テンプレート化した画像110を使用してコンテンツ作成依頼を受けたクライアント企業のコンテンツデータを作成する。また、クライアント企業自らがコンテンツデータを作成できるときには、クライアント企業は、コンテンツ制作会社のコンテンツ制作装置5から当該テンプレート化した画像110をクライアント企業用装置6で受け取り、当該クライアント企業用装置6で当該テンプレート化した画像110を使用してコンテンツデータを作成する。また、クライアント企業用装置6で作成したコンテンツデータは、コンテンツ制作会社のコンテンツ制作装置5で受け取る。コンテンツ制作会社はコンテンツ制作装置5のコンテンツデータを第1のポータル運営会社のポータルサイト提供装置2に送り、当該コンテンツデータを公開できるようにする。
【0058】図11は、上記動画によるコンテンツを作成する上で使用するテンプレート化したタイムテーブルの例を示す図である。この図11に示すタイムテーブルでは、最初の0分から1分までは昨年度実績を説明するための時間枠121であり、1分を超え2分位までは次年度の見込みを説明するための時間枠122であり、2分を超え3分強までは来年度設備投資計画を説明するための時間枠123であり、この枠123を超え残り5分までが製品紹介映像の説明をするための時間枠124である。
【0059】図12は、上記動画でコンテンツを作成する上で使用するテンプレート化した画像を示す図である。図12において、画面130は、図示左上側に動画表示領域131が設けられており、また、動画表示領域131の下に、企業情報表示エリア132が設けられている。また、画面130の大半に企業独自情報記載エリア133が設けられている。動画表示エリア131の下側に設けられたボタン134は例えば証券アナリストによる企業分析に関するデータを表示し説明させるためのものであり、同ボタン135は当該クライアント企業が使用しているコマーシャルを表示させるためのものである。
【0060】この図11、図12を参照してコンテンツデータ作成について説明する。コンテンツ制作会社では、図1に示すコンテンツ制作装置5におけるプレビュー用サーバー53、記憶装置54及びオーサリングシステム55により、まず、図11のタイムテーブルの各時間枠121〜時間枠124に従ってオーサリングシステム55により動画を取り込み、かつ、プレゼンテーション用のプログラムをプレビュー用サーバー53で実行することにより、企業独自情報記載エリア133に当該企業がどのような展開をして行くのかをプレゼンテーションするコンテンツデータを作成し、上述したようなフローチャートに従って、第1のポータル運営会社のポータルサイト提供装置2に提供する。
【0061】また、クライアント企業自らがコンテンツデータを作成できるときには、クライアント企業は、コンテンツ制作会社のコンテンツ制作装置5から図12の当該テンプレート化した画像130及び図11のタイムテーブルをクライアント企業用装置6で受け取り、当該クライアント企業用装置6で図11のタイムテーブルの各時間枠121〜時間枠124に従ってオーサリングシステム62により動画を取り込み、かつ、プレゼンテーション用のプログラムをクライアント企業用コンピュータ61で実行することにより、企業独自情報記載エリア133に当該企業がどのような展開をしていくのかをプレゼンテーションするコンテンツデータを作成し、上記フローチャートに従って、コンテンツ制作会社のコンテンツ制作装置5に送る。
【0062】これにより、コンテンツ制作会社は、上記フローチャートに従って、コンテンツ制作装置5のコンテンツデータを第1のポータル運営会社のポータルサイト提供装置2に送り、当該コンテンツデータを公開できるようにしている。図13は、顧客がポータル運営会社のポータルサイト提供装置から提供を受けているポータルサイトあるいはホームページの画面を示す図である。まず、顧客がパソコン等3によりインターネット1を介して第1のポータル運営会社のポータルサイト提供装置2に接続したとする。すると、第1のポータル運営会社のポータルサイト提供装置2は、顧客のパソコン等3のモデムやターミナルアダプタの性能や通信条件を調査する。ここで、第1のポータル運営会社のポータルサイト提供装置2は、顧客のパソコン等3のモデムやターミナルアダプタの性能や通信条件を調べて、性能が低いと判断したときには、図10で示す静止画の画像110によるコンテンツデータを送信する。なお、顧客のパソコン等3からモデムやターミナルアダプタの性能や通信条件について送信するようにしてもよい。この通信条件等の送信は、パソコン3側が自主的に送信するようにしてもよく、第1のポータルサイト提供装置2が要求することでパソコン3が送信するようにしてもよい。
【0063】一方、ポータルサイト提供装置2は、顧客のパソコン等3のモデムやターミナルアダプタの性能や通信条件を調べて、性能が高いと判断したときには、動画によるコンテンツデータを送信する。ポータルサイト提供装置2は、動画によるコンテンツデータを送信する際に、情報量が大きいと判断したときには、ストリームによるデータ通信をする。このストリームによるデータ通信は、パソコン等3が全てのコンテンツデータを受信してからディスプレイに表示するのではなくて、受信したコンテンツデータをパソコン等3では次々と受信して使用し、不要になったら廃棄するような状態で受信する通信方式のことをいう。以下、ポータルサイト提供装置2から送られてくる動画によるコンテンツデータを顧客のパソコン等3で受信し、表示してゆく場合の例について説明する。
【0064】この図13(a)は顧客がパソコン等3をインターネット1を介して例えば第1のポータル運営会社のポータルサイト提供装置2に接続し、このポータルサイト提供装置2から提供されるある企業のポータルサイト(あるいはホームぺージ)150を見ているものとする。顧客が、マウス等を使用し、パソコン等3のディスプレイ上に表示されているポータルサイト(あるいはホームぺージ)150の所定の部分をクリックすると、ディスプレイ上に表示されたポータルサイト(あるいはホームぺージ)150が図13(b)のポータルサイト(あるいはホームぺージ)151に移行する。
【0065】この画面150は、例えば図12の画像130が表示されるものとする。すると、パソコン等3は、動画表示領域131に表示されている者の音声を図示しないスピーカから再生して当該企業独自情報記載エリア133に掲載されている内容について解説が行なわれる。もちろん、動画表示領域131には、刻々と変化する解説者の表情等を表示している。ここで、顧客が、パソコン等3のマウスを使用し、ディスプレイ上に表示されている画像130の企業情報表示エリア132のボタン134をクリックしたとする。
【0066】すると、このクリック情報はポータル運営会社のポータルサイト提供装置2に通知されるので、ポータルサイト提供装置2から証券アナリストの選択画面が送られることになる。顧客は、パソコン等3で受信しディスプレイ上に表示されたアナリストの選択画面を選択すると、当該選択情報がポータルサイト提供装置2に送られる。ポータルサイト提供装置2では、この情報に基づいて、選択されたアナリストの情報を顧客のパソコン等3に送り込む。このアナリストの分析データや解説も上記テンプレート化された画像やタイムテーブルで作成されている。
【0067】これにより、顧客は、パソコン等3のディスプレイに表示されたアナリストの分析データを見ることができるとともに、アナリストの解説を聞くことができる。したがって、顧客は、当該企業による提供されたデータや解説を受けとるとともに、アナリストによる客観的な説明やデータを提供を受けることができることになる。また、どの企業であっても、また、アナリストであっても、テンプレート化した画像やテンプレート化したタイムテーブルによりコンテンツデータが作成されているため、顧客は比較することが容易にできることになる。さらに、顧客がパソコン等3のディスプレイ上に表示された画像130の企業情報表示エリア132のボタン135を、図示しないマウス等を使用してクリックすると、顧客のパソコン等3のディスプレイ上には当該クライアント企業が使用しているコマーシャルが表示され、かつ、スピーカから音楽や解説が再生されることになる。
【0068】図14は、コンテンツデータの変形例を示す図である。この図14に示すポータルサイト(あるいはホームぺージ)150aは、企業独自情報記載エリア133内に株価に関するデータ161を表示させている。株価に関するデータ161は、図14に示すように、横軸に月単位あるいは年単位の時間軸をとり、縦軸に株価をとり、当該時間軸に対する株価を棒グラフや折れ線グラフ等のチャートで表示したものである。また、企業独自情報記載エリア133にはシークバー136が設けられている。なお、上記実施の形態や変形例で説明した動作のプログラムの内の少なくとも一つ以上を組み合わせたプログラムや各種データを、記憶媒体に格納することにより、当該記憶媒体を提供することができる。このように記憶媒体に上記プログラムを格納したので、各種のコンピュータに当該記憶媒体の各プログラムをインストールさせることにより、各種のコンピュータに上記コンテンツ制作装置、ポータルサイト提供装置等をを実現させることができる。
【0069】ここに、記憶媒体には、例えばフロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、CD−RW、DVD、磁気テープ、ROMカートリッジ、バッテリバックアップ付きRAMメモリカード、フラッシュメモリカートリッジ、不揮発性RAMカードなどを含む。さらに、電話回線などの有線通信媒体、マイクロ波等の無線通信媒体など通信媒体でもよい。もちろん、この記憶媒体には、インターネットも含むものとする。この記憶媒体とは、何らかの手段により情報(主にデジタルデータ、プログラム)が記録されているものであり、コンピュータや専用プロセッサに所定の機能を実現させるものであればなんでもよい。以下、同様とする。
【0070】以上説明したように本発明の実施の形態によれば、比較的画一的な様式で情報を提供でき、かつ、広告効果が大きく、しかも作成したコンテンツの二次利用を可能にし、制作過程の確認作業を少なくすることができる。より具体的には、次のような利点がある。
(1)ポータル運営会社の利点は次のとおりである。
(イ)リストアップされているサイト、企業に対するコンテンツ作成サービスを提供することができる。
(ロ)上記コンテンツは、特定情報を含んでいるので、コンテンツへのアクセスが多くなり、広告収入が得られる。
(ハ)第1のポータルサイト提供装置2の公開条件を、第2のポータルサイト提供装置4の公開条件よりも有利になるように設定することで、第1のポータル提供装置2を運営するポータル運営会社は、他の運営会社よりも顧客収集力を上げることができる。
【0071】(2)コンテンツを作成依頼する企業の利点は次のとおりである。
(イ)自社のホームページにて情報提供を行なうより、よりトラフィックの多い、または、関心を持っている人の目につく機会が提供されることになる。
(ロ)上記ポータルサイト、ホームページ以外へのリンク、コンテンツ提供がされた場合、さらにコンテンツが露出する可能性が多くなる。
(ハ)コンテンツ制作会社が予めテンプレート情報(テンプレート化した画像やテンプレート化したタイムテーブル)を作成することにより、原稿の作成時間が短くなる。
【0072】(3)顧客は次のような利点がある。
(イ)従来入手できない企業や、その製品に関するより詳しい情報をネットワークを通じて無料で見ることができる。
(ロ)提供される情報がテンプレートにしたがって作成されているための他の企業との比較なども容易におこなうことができる。
【0073】(4)コンテンツ制作会社は次のことを狙うことができる。
(イ)コンテンツ作成依頼クライアント企業を囲い込むことができる。
(ロ)コンテンツ作成依頼クライアント企業のデータを獲得/蓄積することができる。
(ハ)コンテンツ作成依頼クライアント企業のデータ及びコンテンツを二次活用することができる。上述した各利用者の不都合を解消し、比較的画一的な様式で情報を提供でき、かつ、広告効果が大きく、しかも作成したコンテンツの二次利用を可能にし、制作過程の確認作業を少なくできるようにしたシステムを提供することを目的としている。
【0074】なお、上記実施の形態において、図10に示す画像や、図12に示す画像のレイアウトにしたが、これに限定されることなく、自由な形式にしてよい。
【0075】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1から請求項3及び請求項10から請求項12に記載した発明では、特定情報を掲載するコンテンツを作成してポータルサイトに提供でき、コンテンツ作成手段により、例えばクライアント企業からコンテンツの制作依頼及び制作内容に関する内容情報を受け付け、当該内容情報を基に前記特定情報を掲載するコンテンツデータを作成し、かつ、コンテンツ提供手段によりデータベースを検索し、データベースに設定された提供条件に従って前記コンテンツ作成手段で作成したコンテンツデータを1又は複数のポータルサイトに提供することができる。これにより、コンテンツ作成依頼者(企業)を既存のポータルサイト、ホームページにより集客できるほか、作成されたコンテンツを上記ポータルサイト、ホームページ以外に提供することによりさらなる収入を得ることができる。請求項4から請求項8および請求項13ら請求項17の発明では、特定情報から構成されるコンテンツを作成してポータルサイトに提供でき、コンテンツ作成手段により、例えばクライアント企業からコンテンツの制作依頼及び制作内容に関する内容情報を受け付け、当該内容情報を基に、前記テンプレート記憶手段に記憶されたテンプレートに前記内容情報を当てはめることで、特定情報からなるコンテンツデータを作成する。これにより、上記企業よりネットワークを通してコンテンツ作成に必要な情報を簡単に入力してもらうことができ、作業効率が改善される。また、顧客の確認はネットワークを介して行なうことができるので、作業効率が改善する。請求項9及び請求項18に記載の発明では、コンテンツの提供要求があったクライアント装置の通信機能を判定し、所定以上の高速な通信機能を有していると判断した場合には要求されたコンテンツの全内容を提供し、高速な通信機能を有していないと判断した場合には要求されたコンテンツのうち動画像を静止画像に代えて提供する。これにより、クライアント装置に付設されたモデム等の通信装置の能力に応じたデータを送信することができ、顧客に確実に当該企業の情報を与えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るコンテンツ制作装置及びポータルサイト提供装置と、これらコンテンツ制作装置及びポータルサイト提供装置に接続される各種ハードウエアとの構成を示すブロック図である。
【図2】上記図1に示すハードウエア全体の情報等の流れを示す概要図である。
【図3】上記コンテンツ制作装置の記憶装置に記憶されているデータベースの構造を示す説明図である。
【図4】コンテンツ制作会社がクライアント企業を誘引(集客)する際における、コンテンツ制作会社とポータルサイトとクライアント企業との間の情報の流れを説明するための図である。
【図5】コンテンツ作成する際に、コンテンツ制作会社とクライアント企業とポータル運営会社との間で情報、その他の必要な事項の流れや、コンテンツ制作装置とクライアント企業用サーバーとポータルサイト提供装置との間の情報等の流れを説明するための図である。
【図6】コンテンツ制作会社の作成したあるクライアント企業のコンテンツを見て第2のポータル運営会社が当該コンテンツの掲載を希望したときの情報やその他の事項の流れと、コンテンツ制作装置と第2のポータルサイト提供装置との間の情報の流れ等を説明するための図である。
【図7】第1のポータル運営会社での動きと、第1のポータルサイト提供装置の動作とを説明するためのフローチャートである。
【図8】コンテンツ制作会社による処理と、コンテンツ制作装置の動作とを説明するためのフローチャートである。
【図9】第2のポータル運営会社からの特定情報が掲載されたポータルサイト情報の提供要求があったときの第2のポータル運営会社とコンテンツ制作会社との間の処理、及び、コンテンツ制作装置と第2のポータルサイト提供装置との情報の流れを説明するためのフローチャートである。
【図10】上記コンテンツを作成する上で使用するテンプレート化した画像の例を説明するための図であって、静止画情報の場合を示す図である。
【図11】上記動画によるコンテンツを作成する上で使用するテンプレート化したタイムテーブルの例を示す図である。
【図12】上記動画でコンテンツを作成する上で使用するテンプレート化した画像を示す図である。
【図13】顧客がポータル運営会社のポータルサイト提供装置から提供を受けているポータルサイトあるいはホームページの画面を示す図である。
【図14】コンテンツデータの変形例を示す図である。
【符号の説明】
1 インターネット
2 第1のポータルサイト提供装置
3 パソコン等
4 第2のポータルサイト提供装置
5 コンテンツ制作装置
6 クライアント企業用装置
7 VPN専用ネットワーク
21 ポータルサイト提供装置2のポータル用サーバー
22 ポータルサイト提供装置2の記憶装置
41 第2のポータルサイト提供装置4のポータル用サーバー
42 第2のポータルサイト提供装置4の記憶装置
51 コンテンツ提供用サーバー
52,54 記憶装置
53 プレビュー用サーバー
55,62 オーサリングシステム
61 クライアント企業用コンピュータ
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば企業の特定情報からなるコンテンツを制作するコンテンツ制作装置、制作したコンテンツが提供されるポータルサイト提供装置、コンテンツ制作プログラムが格納された記憶媒体、及びポータルサイト提供プログラムが格納された記憶媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、インターネットは、多数のコンピュータと、通信ネットワークとがクモの巣状に張りめぐらされたものであって、これらコンピュータ間を通信リンクを介して相互に接続することにより、コンピュータ間で電子メール、ゴーファー(Gopher) 及びWWW(World Wide Webページ)などの各種サービスを利用して情報を送受信することができることは、周知のとおりである。このようなインターネットを利用することにより、各種の情報やプログラムを国境を超えて例えば自宅や会社においてリアルタイムで直接入手することができたり、会社や個人が発表したい情報やプログラムを世界に向けて発信したり、在宅勤務を可能にしたりすることができるため、インターネットの利点を利用することが図られている。
【0003】例えば、企業などが自社の製品に関するコンテンツを制作し、このコンテンツをサーバーを介してインターネット上に発表したり、企業の事業内容に関するコンテンツを制作し、このコンテンツをサーバーを介してインターネット上に発表することなどが行われている。なお、コンテンツとは、一般的に、マルチメディアによって提供される情報の内容や中身を指し、WWWではイメージデータや音声データや文字データが該当する。このようなコンテンツを制作できない企業では、コンテンツ制作プロバイダに制作を依頼し、所定の企業情報をコンテンツ作成プロバイダに渡して制作されたコンテンツを受け取って自社のサーバーを介し、あるいは、当該プラバイダや他のプロバイダのサーバーに掲載依頼して当該サーバーを介して、インターネット上に発表していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述したような従来のインターネットに係わるシステムにあっては、各利用者にとって、次のような不都合があった。
(1)コンテンツ制作プロバイダにあっては、コンテンツ制作プロバイダだけでコンテンツ作成を依頼する企業を見つけ出すことがきわめて困難である。
(2)また、コンテンツ制作プロバイダにあっては、コンテンツ作成プロバイダが作成した後のコンテンツを、さらに二次利用することができない。
(3)さらに、コンテンツ制作プロバイダにあっては、企業向けのコンテンツ作成の段階で、企業内容を収集してから原稿完了するまで、通常、数回以上、コンテンツのデザイン、内容に関し、企業に対する確認作業が発生し、制作時間がかかることになる。
(4)また、企業にとってみると、制作したコンテンツが独自のホームページのみの公開では、露出度が低く、広告効果をあまり望むことができない。
(5)さらに、顧客にとっては、小規模の企業ではコンテンツが制作されていない場合が多いため、ネットワークでの情報を見ることがほとんどできず、できたとしても、各企業毎にばらばらの様式の情報だけしか入手できないことから、情報の比較をしようとしても、比較が困難であった。
【0005】そこで本発明は、コンテンツを容易に制作することが可能な、コンテンツ制作装置、ポータルサイト提供装置、コンテンツ制作プログラムが格納された記憶媒体、及びポータルサイト提供プログラムが格納された記憶媒体を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1から請求項3及び請求項10から請求項12に記載した発明では、特定情報を掲載するコンテンツを作成してポータルサイトに提供でき、コンテンツ作成手段により、例えばクライアント企業からコンテンツの制作依頼及び制作内容に関する内容情報を受け付け、当該内容情報を基に前記特定情報を掲載するコンテンツデータを作成し、かつ、コンテンツ提供手段によりデータベースを検索し、データベースに設定された提供条件に従って前記コンテンツ作成手段で作成したコンテンツデータを1又は複数のポータルサイトに提供することができる。これにより、コンテンツ作成依頼者(企業)を既存のポータルサイト、ホームページにより集客できるほか、作成されたコンテンツを上記ポータルサイト、ホームページ以外に提供することによりさらなる収入を得ることができる。請求項4から請求項8および請求項13ら請求項17の発明では、特定情報から構成されるコンテンツを作成してポータルサイトに提供でき、コンテンツ作成手段により、例えばクライアント企業からコンテンツの制作依頼及び制作内容に関する内容情報を受け付け、当該内容情報を基に、前記テンプレート記憶手段に記憶されたテンプレートに前記内容情報を当てはめることで、特定情報からなるコンテンツデータを作成する。これにより、上記企業よりネットワークを通してコンテンツ作成に必要な情報を簡単に入力してもらうことができ、作業効率が改善される。また、顧客の確認はネットワークを介して行なうことができるので、作業効率が改善する。請求項9及び請求項18に記載の発明では、コンテンツの提供要求があったクライアント装置の通信機能を判定し、所定以上の高速な通信機能を有していると判断した場合には要求されたコンテンツの全内容を提供し、高速な通信機能を有していないと判断した場合には要求されたコンテンツのうち動画像を静止画像に代えて提供する。これにより、クライアント装置に付設されたモデム等の通信装置の能力に応じたデータを送信することができ、顧客に確実に当該企業の情報を与えることができる。
【0007】
【発明の実施の形態】(1)実施形態の概要本実施形態では、インターネットポータルに掲載されている企業情報をインターネットを利用して集客し、事前に登録されているコンテンツ制作用のテンプレートにそって、ネットワークを通じてコンテンツの制作を行うことにより、効率的なコンテンツ制作を行う、ようにしたものである。
(2)実施形態の詳細以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。図1は、本発明の実施の形態に係るコンテンツ制作装置及びポータルサイト提供装置と、これらコンテンツ制作装置及びポータルサイト提供装置に接続される各種ハードウエアとの構成を示すブロック図である。この図1において、インターネット1には、ポータル運営会社の第1のポータルサイト(portal site)提供装置2と、クライアント装置として機能する顧客のパーソナルコンピュータ等(以下、「パソコン等」という)3が接続されている。ここでポータルサイトとは、インターネットの利用者が情報を探すときに最初にアクセスするサイトのことである。主として情報検索サービスを提供しているサイトが該当する。
【0008】このポータルサイト提供装置2は、所定のクライアント企業の特定情報を掲載したポータルサイトあるいはホームページ情報をインターネット1を介して顧客のパソコン等3に提供することができる。ここで、特定情報とは、所定のポータルサイトに掲載するコンテンツの内容が一つの方向性をもった情報からなることを意味している。すなわち、特定情報とは、特定の目的に合致するように収集、編集、収集及び編集された情報を意味している。具体的には、この特定情報とは、「会社四季報」、「求人情報」、「特定業界の業界誌」などを挙げることができる。
【0009】また、インターネット1には、第2のポータルサイト提供装置4が接続されており、この第2のポータルサイト提供装置4から所定のクライアント企業の特定情報を掲載したポータルサイトあるいはホームページ情報をインターネット1を介して顧客のパソコン等3に提供することができる。前記インターネット1には、コンテンツ制作会社のコンテンツ制作装置5が接続されており、また、コンテンツの制作の依頼やコンテンツの登録の依頼をするクライアント企業のクライアント企業用装置6が接続されている。
【0010】前記ポータル運営会社のポータルサイト提供装置2は、インターネット1を介してコンテンツ制作会社のコンテンツ制作装置5で制作したポータルコンテンツあるいはホームページをリンクあるいは供給という形式で提供を受けることができるようになっている(符号101)。同様に、前記第2のポータル運営会社の第2のポータルサイト提供装置4は、インターネット1を介してコンテンツ制作会社のコンテンツ制作装置5で制作したポータルコンテンツあるいはホームページをリンクあるいは供給という形式で提供を受けることができるようになっている(符号102)。前記コンテンツ制作会社のコンテンツ制作装置5は、前記ポータルサイト提供装置2に制作したコンテンツを提供する条件と、第2のポータルサイト提供装置4に制作したコンテンツを提供する条件とを変えて提供できるようになっている。ポータルサイト提供装置2への提供条件と第2のポータルサイト提供装置4への提供条件の相違部分、及び提供条件に相違を付ける構成については後述する。
【0011】また、クライアント企業のクライアント企業用装置6は、コンテンツ制作申し込み時には、インターネット1を介してコンテンツ制作会社のコンテンツ制作装置5に接続し、クライアント企業用装置6からコンテンツ制作装置5にコンテンツ制作の申し込みを行なうことができるようになっている。さらに、各部の構成を詳細に説明すると、コンテンツ制作会社のポータルサイト提供装置2は、インターネット1上にポータルコンテンツを載せるポータル用サーバー21と、ポータルコンテンツに関する情報やサーバー21を動作させるプログラムを記憶したハードディスク装置等の記憶装置22とからなる。
【0012】顧客のパソコン等3は、演算処理装置(CPU)、主メモリ(RAM)、読出し専用メモリ(ROM)、入出力装置(I/O)、ハードディスク装置等からなり、前記ハードディスク装置に記憶した閲覧ソフトや動画再生ソフトを主メモリ上に載せることにより、第1のポータルサイト提供装置2あるいは第2のポータルサイト提供装置4からインターネット1を介して提供されるポータルコンテンツを閲覧、再生することができるようになっている。
【0013】前記第2のポータル運営会社の第2のポータルサイト提供装置4は、インターネット1上にポータルコンテンツを載せるポータル用サーバー41と、ポータルコンテンツに関する情報やサーバー41を動作させるプログラムを記憶したハードディスク装置等の記憶装置42とからなる。前記コンテンツ制作会社のコンテンツ制作装置5は、インターネット1を介してポータルサイト提供装置2や第2のポータルサイト提供装置4にコンテンツを提供できるコンテンツ提供用サーバー51と、コンテンツデータを記憶するとともに顧客情報等のデータベースを記憶するハードディスク装置等の記憶装置52と、コンテンツ制作の過程でコンテンツをプレビューするためのプレビュー用サーバー53と、プレビューコンテンツデータを記憶するハードディスク装置等の記憶装置54と、コンテンツ制作するオーサリングシステム55とからなる。
【0014】なお、コンテンツ提供用サーバー51が記憶装置52に記憶されているプログラムを実行することにより、コンテンツ制作装置5が実現することになる。また、コンテンツ制作装置5、特にプレビュー用サーバ53は、クライアント企業用装置6にVPN(virtual private network)専用ネットワーク7で接続できるようにしてあり、プレビュー用のコンテンツ情報がインターネット1上に載らずにクライアント企業のクライアント企業用装置6に供給できるようになっている。
【0015】クライアント企業のクライアント企業用装置6は、各種の処理を実行するクライアント企業用コンピュータ61を備えており、かつ、自社内でコンテンツを作成することができる場合には、オーサリングシステム62も備えている。クライアント企業用コンピュータ61は、コンテンツ制作の申し込みを行なうことができるとともに、閲覧ソフト及び動画再生ソフトを格納してプレビュー確認が可能にし、かつ、コンテンツ登録確認ができるようになっている。
【0016】図2は、上記図1に示すハードウエア全体の情報等の流れを示す概要図である。この図2において、コンテンツ制作会社のコンテンツ制作装置5は上述の通り、コンテンツ提供用サーバー51と、記憶装置52とを備えている。記憶装置52には、コンテンツデータ内容とその提供条件(本実施形態では公開条件として説明する)やその他の情報からなるデータベースが記憶されている。このコンテンツ提供用サーバー51が記憶装置52に記憶された各種のプログラムを実行することにより、顧客情報管理システム511と、コンテンツ作成手段512と、コンテンツ供給手段513とを実現する。
【0017】顧客情報管理システム511は、クライアント企業からコンテンツの制作依頼及び広告の情報を受け付る(ステップ201)。すると、顧客情報管理システム511は、その制作依頼及び当該情報を基に前記特定情報を掲載するコンテンツデータを作成する。このときに、コンテンツ制作会社は、クライアント企業よりコンテンツ制作料を受け取る。
【0018】コンテンツ供給手段513は、第1のポータルサイト提供装置2に、記憶装置52に記憶してあるコンテンツ情報を提供する(ステップ202)。このときに、コンテンツ制作会社は第1のポータルサイト提供装置2を運営するポータルサイトにウエッブの広告料を納入する。
【0019】ポータルサイト提供装置2では、ホームページに広告掲載し、ネットワークを使用して顧客を集客することができる(ステップ203)。他のポータルサイト(第2のポータルサイト)は、同一のコンテンツの掲載を希望する(ステップ204)。この希望がコンテンツ制作会社側に受け入れられれば、ポータルサイト提供装置2のコンテンツ作成手段512は、記憶装置52のデータベースに格納されている公開条件を参照し、当該公開条件に従って記憶装置52に記憶されているコンテンツデータを第2のポータルサイト提供装置4に提供することができる(ステップ205)。このコンテンツデータを提供したコンテンツ制作会社は、他のポータルサイトを運営する者(第2のポータル運営会社)にコンテンツデータ提供料を請求する(ステップ206)。これに応じて、コンテンツ制作会社は、他のポータルサイトを運営する者(第2のポータル運営会社)からがコンテンツ提供に対する対価の支払いを受ける(ステップ207)。コンテンツ制作会社は、第2のポータルサイト運営会社からコンテンツ提供の対価を受けると、コンテンツの二次利用料金をクライアント企業に対して支払う(ステップ208)。
【0020】図3は、上記コンテンツ制作装置の記憶装置に記憶されているデータベースの構造を示す説明図である。このデータベース520は、図3に示すように、三つの階層に分かれている。。第1の階層のデータベース521は、顧客ID521aと、顧客名521bと、主としてコンテンツの内容からなるコンテンツ情報521cと、コンテンツ公開条件521dと、第三者向け課金情報521eとからなる。コンテンツ公開条件521dは、格納されているコンテンツの内容を各ポータルサイトに提供するための各種条件であり、公開時期(公開開始日時)、公開期間、公開内容、第三者公開の有無、公開終了日時の少なくとも1つが条件として格納されている。このコンテンツ公開条件521は、複数のポータルサイトのうちの特定のポータルサイトである第1のポータルサイト提供装置2に対する公開条件(提供条件)の内容と、その他のポータルサイトである第2のポータルサイト提供装置4に対する公開条件とで、異なる条件が格納されるようになっている。例えば、第1のポータルサイト提供装置2にはクライアント企業装置6から指定された公開開始日時(公開時期)にコンテンツ公開が行われるが、この公開から所定期間(例えば、1ヶ月後)にならないと第2のポータルサイト提供装置4ではコンテンツ公開がされないように、公開時期に関する差が設けられる。また、第1のポータルサイト提供装置2でコンテンツが公開される期間よりも、第2のポータルサイト提供装置4での公開期間の方が短く設定される。さらに、公開内容として、第1のポータルサイト提供装置2で公開される全コンテンツの内容よりも、第2のポータルサイト提供装置4で公開されるコンテンツ内容が制限される(例えば、特定事項の解説情報や画像情報が提供されない)ように、公開内容に差が設けられる。このように、第1のポータルサイト提供装置2の公開条件を第2のポータルサイト提供装置5の公開条件よりも有利になるように差違を設けることで、第1のポータルサイト提供装置2による集客効果を高めることが可能になる。なお、ポータルサイト、ホームページの質、その他の各種条件についても、第1のポータルサイト提供装置2と第2のポータルサイト提供装置5の間で差違を設けるようにしてもよい。また、第2のポータルサイト提供装置4間でも、公開条件に差違を設けるようにしてもよい。例えば、コンテンツデータ提供料に差違を設けるようにしてもようい。さらに、コンテンツデータ提供料に応じて、公開時期、公開期間、公開内容の差違を設けるようにしてもよい。
【0021】第2の階層のデータベース522には、コンテンツ情報521cの内容が格納されている。例えばデータ5211は、コンテンツ属性5221aと、公開チャンネル情報(ウエッブのみ、テキストのみ)5221bと、静止画、動画など形式毎のコンテンツID5221cとからなる。コンテンツ情報5211(521c)は、一社当たりデータ5221からデータ522nのn個のデータからなり、データ内容が更新される毎に、更新された情報が新たに格納されるようになっている。
【0022】第3階層のデータベース523には、コンテンツID5221cの内容が格納されている。例えば、データ5231は、コンテンツID5231aと、映像、音声、文字情報(テキスト)、静止画等の任意の組み合わせを含むコンテンツ5231bとからなる。コンテンツID5231(5221c)も、一社当たりデータ5231からデータ523mのm個のデータからなり、データ内容が更新される毎に、更新された情報が新たに格納されるようになっている。
【0023】上記データベース520は、既にポータルサイト提供装置2で特定情報を含むコンテンツデータを公開しているクライアント企業の数だけコンテンツ制作装置5の記憶装置52に記憶されている。
【0024】図4は、コンテンツ制作会社がクライアント企業を誘引(集客)する際における、コンテンツ制作会社とポータルサイトとクライアント企業との間の情報の流れを説明するための図である。この図4において、コンテンツ制作会社ではコンテンツ制作装置5を使用し、ポータル運営会社のポータルサイト提供装置2に、広告作成案内ページをリンクあるいはコンテンツを提供する形式で掲載する(ステップ301,302)。
【0025】すると、ポータル運営会社のポータルサイト提供装置2には、サービス広告が掲載されることになる(ステップ311)。また、ポータル運営会社では、郵便や電子メールによる勧誘も行なう(ステップ312)。すなわち、ポータル運営会社のポータルサイト提供装置2からはクライアント企業のクライアント企業用装置6にサービス広告の検索を可能にしている(ステップ311)。
【0026】ここで、クライアント企業では、クライアント企業用装置6を使用してポータルサイト提供装置2からサービス広告を見たり(ステップ321)、電子メールによって届いたコンテンツ作成の案内を見たり(ステップ322)、あるいは、郵便で送られてくるダイレクトメールを見るなどし(ステップ323)、コンテンツ作成の依頼や広告掲載の依頼を決定する(ステップ324)。このクライアント企業でコンテンツ作成の依頼や広告掲載の依頼を決定する(ステップ324)。
【0027】そして、クライアント企業は、前記決定した事項をクライアント企業用装置6に入力し、クライアント企業用装置6を介してポータル運営会社の第1のポータルサイト提供装置2に、コンテンツ作成あるいは広告掲載依頼を送信する(ステップ325)。ポータル運営会社のポータルサイト提供装置2は、クライアント企業用装置6からの当該コンテンツ作成あるいは広告掲載依頼を受信すると、コンテンツ制作装置5にコンテンツサービスの申し込みを再送信する(ステップ313)。
【0028】コンテンツ制作会社のコンテンツ制作装置5は、ポータルサイト提供装置2からのコンテンツサービスの申し込みを受信すると、コンテンツ提供用サーバー51に接続されたディスプレイ(図示せず)上に申し込み処理画面を出力し(ステップ303)、その申し込み処理画面に必要な事項をキーボード等(図示せず)から入力する(ステップ304)。ここで、「当該必要な事項」は、「企業名」、「コンテンツ公開条件」、「二次利用有無」、「公開期間」等である。コンテンツ制作会社のコンテンツ制作装置5は、その必要な事項を入力した画面を、インターネット1を介してクライアント企業のクライアント企業用装置6に送信する(ステップ305)。
【0029】クライアント企業では、当該画面をクライアント企業用装置6が受信すると、その画面をディスプレイ上に表示し、キーボード等を介して当該画面に必要項目を入力する(ステップ326)。クライアント企業では、クライアント企業用装置6のディスプレイ上に表示されている当該画面に必要な項目が全て入力されたと判断したときは、当該必要項目が全て入力された画面をコンテンツ制作会社のコンテンツ制作装置5に送信する(ステップ327)。
【0030】コンテンツ制作会社のコンテンツ制作装置5は、必要項目が全て埋まった画面を受信すると、当該画面の内容をディスプレイ上に表示し、価格見積もりを行なう(ステップ305)。コンテンツ制作会社は、この見積もりが終了すると、その見積もりをコンテンツ制作装置5に入力して、コンテンツ制作装置5からクライアント企業のクライアント企業用装置6に送信する(ステップ307)。
【0031】クライアント企業は、クライアント企業用装置6のディスプレイに表示された見積もりを見て、注文を発するか決定する(ステップ327)。ここで、発注することが決定されると、クライアント企業は、クライアント企業用装置6を介してコンテンツ制作会社のコンテンツ制作装置5に対して注文を発行する(ステップ328)。
【0032】コンテンツ制作会社のコンテンツ制作装置5は、注文を受信すると、掲載日程等をクライアント企業のクライアント企業用装置6に送信して(ステップ307、308)、処理を終了する。なお、ステップ305、306、309、327、328による通信データは、ポータル運営会社のポータルサイト提供装置2を経由することもある。
【0033】図5は、コンテンツ作成する際に、コンテンツ制作会社とクライアント企業とポータル運営会社との間で情報、その他の必要な事項の流れや、コンテンツ制作装置とクライアント企業用サーバーとポータルサイト提供装置との間の情報等の流れを説明するための図である。コンテンツ制作会社は、コンテンツ制作装置5を使用して、テンプレート化した画像を作成するとともに、申し込みをされたクライアント企業に適応した内容を当該テンプレート化した画像に事前に入力しておく(ステップ501)。この内容が記入されたテンプレートは、コンテンツ制作会社のコンテンツ制作装置5からクライアント企業のクライアント企業用装置6に送信される(ステップ502)。
【0034】クライアント企業では、クライアント企業用装置6に取り込んだテンプレート化した画像に対し、テキスト、音声、画像及び公開条件など企業独自の内容を入力する(ステップ521)。クライアント企業では、クライアント企業用装置6内のテンプレート化した画像に対して、全ての情報を入力したときには、当該テンプレート化した画像をコンテンツ制作会社のコンテンツ制作装置5に送信する(ステップ522)。
【0035】コンテンツ制作会社では、クライアント企業用装置6から送られてきたテンプレート化した画像を受信すると、コンテンツ制作装置5を使用して加工、編集作業を行なうとともにデータベース520に公開条件等を登録する(ステップ503)。コンテンツ制作会社は、コンテンツ制作装置5のプレビュー用サーバー53及び記憶装置54を使用し、加工、編集したテンプレート化した画像を記憶装置54に記憶させる。プレビュー用サーバー53は、VPN専用ネットワーク7上に前記記憶装置54に記憶したプレビューコンテンツを確認用に掲載可能とする(ステップ504)。
【0036】クライアント企業は、クライアント企業用装置6を使用し、VPN専用ネットワーク7を介してプレビュー用サーバー53に接続し、プレビューコンテンツを確認することができる(ステップ523)。クライアント企業は、上記クライアント企業用装置6に表示されたプレビューコンテンツをみて、満足のゆくものとなっているならば、その旨をクライアント企業用装置6を介してコンテンツ制作会社のコンテンツ制作装置5に送信する。
【0037】コンテンツ制作会社のコンテンツ制作装置5は、上記プレビューコンテンツを公開してよい旨の確認データを受信すると(ステップ505)、コンテンツの公開、リンク等を作成し(ステップ506)、ポータル運営会社のポータルサイト提供装置2にコンテンツのリンクまたは提供をし(ステップ507)、かつ、コンテンツを公開した旨の通知をクライアント企業のクライアント企業用装置6に通知する(ステップ508)。これにより、クライアント企業では、クライアント企業用装置6を使用してポータル運営会社のポータルサイト提供装置2に接続し、公開コンテンツを確認する(ステップ524)。また、コンテンツ制作会社は、公開コンテンツの確認通知をした後(ステップ505)、クライアント企業に対して掲載料を請求する(ステップ509)。クライアント企業は、掲載料の請求があると、掲載料を支払いを行なうことになる(ステップ525)。また、ポータル運営会社は、コンテンツ掲載確認すると(ステップ531)、広告掲載料をコンテンツ制作会社に請求する(ステップ532)。これにより、コンテンツ制作会社は、広告料の支払いを行なう(ステップ510)。
【0038】図6は、コンテンツ制作会社の作成したあるクライアント企業のコンテンツを見て第2のポータル運営会社が当該コンテンツの掲載を希望したときの情報やその他の事項の流れと、コンテンツ制作装置と第2のポータルサイト提供装置との間の情報の流れ等を説明するための図である。この図6において、第2のポータル運営会社がコンテンツ掲載、公開を希望したとすると、第2のポータル運営会社は、第2のポータルサイト提供装置4を使用し、コンテンツ掲載、公開リクエストをコンテンツ制作会社のコンテンツ制作装置5に送信する(ステップ601)。コンテンツ制作会社では、第2のポータル運営会社の第2のポータルサイト提供装置4から送られてきたコンテンツ掲載・公開リクエストを受信すると、公開条件を確認するため公開条件やその他必要な事項を送信する(ステップ611)。
【0039】第2のポータル運営会社では、第2のポータルサイト提供装置4で受信した公開条件やその他必要な事項を見て条件を承諾するか否かを判断する。第2のポータル運営会社が当該条件等を承諾した場合には、第2のポータル運営会社は、第2のポータルサイト提供装置4にその旨を入力してコンテンツ制作会社のコンテンツ制作装置5に送信する(ステップ602)。コンテンツ制作会社では、コンテンツ制作装置5で受信した条件等の承諾についての情報を基に、コンテンツ供給ないしリンクを作成する(ステップ612)。
【0040】第2のポータル運営会社は、第2のポータルサイト提供装置4により前記コンテンツの供給ないしリンクが可能になったことを確認したときには、その旨をクライアント企業用装置6からコンテンツ制作会社のコンテンツ制作装置5に通知する(ステップ603)。コンテンツ制作会社は、コンテンツ制作装置5でクライアント企業用装置6からコンテンツ確認の通知を受けると、公開条件により情報提供料を第2のポータル運営会社に請求する(ステップ613)。第2のポータル運営会社は、前記請求があったときに、支払いをする(ステップ604)。
【0041】以上の図4ないし図6を参照して全体的な情報やその他必要な事項の流れを説明した。次に、各システムの動作を図7ないし図9を参照して説明する。図7R>7は第1のポータル運営会社での動きと、第1のポータルサイト提供装置の動作とを説明するためのフローチャートである。第1のポータル運営会社では、企業リスト(ポータル、ホームページを含む)にリストアップされているクライアント企業のデータを入手し(ステップ701)、当該企業リストを基に新規コンテンツ作成サービスの集客広告を行なう(ステップ702)。この集客広告は、例えば、電子メール、ダイレクトメール、ホームページ、あるいは雑誌広告などで行なう。
【0042】ここで、クライアント企業がクライアント企業用装置6を介して第1のポータル運営会社のポータルサイト提供装置2に、コンテンツ作成サービスへの申し込みがあると(ステップ711)、ポータル運営会社のポータルサイト提供装置2はコンテンツ制作会社のコンテンツ制作装置5にコンテンツ作成サービスへのリンクによる紹介を実行する(ステップ703)。これにより、コンテンツ制作会社への処理に移行することになる。
【0043】図8は、コンテンツ制作会社による処理と、コンテンツ制作装置の動作とを説明するためのフローチャートである。第1のポータル運営会社のポータルサイト提供装置2からコンテンツ作成サービスへの申し込みがリンクされると、図8のフローチャートの処理に移行する。まず、コンテンツ制作会社のコンテンツ制作装置5は、最初に、第1のポータル運営会社のポータルサイト提供装置からのクライアント企業のコンテンツ作成サービスへの申し込みの引き継ぎをリンク形式で行なう。
【0044】ついで、コンテンツ制作会社のコンテンツ制作装置5は、クライアント企業のコンテンツ制作装置5からコンテンツ作成に必要な顧客情報を受け取るとともに、コンテンツに関する情報の入力を待つ(ステップ800)。そして、コンテンツ制作装置5は、クライアント企業の情報と、コンテンツデータ公開条件を記憶装置52に格納されているデータベース520にそれぞれ格納する(ステップ801、802)。また、コンテンツ制作会社では、コンテンツ制作装置5を使用して、申し込みクライアント企業向けのテンプレート化した画像を作成する(ステップ810)。
【0045】また、コンテンツ制作会社では、コンテンツ制作装置5からクライアント企業のコンテンツ制作装置5にコンテンツを自社で作成するか否かを問い合わせる(ステップ811)。クライアント企業が自社でコンテンツ作成を行わない旨の回答をコンテンツ制作装置5で受信したときには(ステップ811;N)、コンテンツ制作会社は、コンテンツ制作装置5のプレビュー用サーバー53及びオーサリングシステム55を使用し、申し込みクライアント企業のコンテンツを制作、作成した後(ステップ812)、記憶装置54に記憶させるとともにプレビュー用サーバー53によりコンテンツ内容確認画面を提供する(ステップ813)。
【0046】ここで、プレビューコンテンツ内容確認画面がプレビュー用サーバー53によりVPN専用ネットワーク7により提供されているので(ステップ813)、これをクライアント企業のクライアント企業用装置6で確認する(ステップ814)。クライアント企業は、クライアント企業用装置6でプレビューコンテンツ内容確認画面で確認した結果、不出来であれば(ステップ814;N)、コンテンツ制作会社はコンテンツ制作装置5を使用して不出来部分を修正し(ステップ812)、再び、記憶装置54に記憶させるとともプレビュー用サーバー53によりコンテンツ内容確認画面をVPN専用ネットワーク7の上に提供する(ステップ813)。
【0047】クライアント企業は、クライアント企業用装置6でプレビューコンテンツ内容確認画面で確認した結果、満足のゆく出来であれば(ステップ814;Y)、記憶装置54に記憶されていたプレビューコンテンツを記憶装置52に移し、コンテンツ提供用サーバー51からインターネット1上に公開コンテンツを提供できる状態にする(ステップ815)。すると、記憶装置54に記憶されていたプレビューコンテンツデータが、図8の符号880に示すように、記憶装置52に移される。すると、コンテンツ制作会社のコンテンツ提供用サーバー51は、コンテンツデータを第1のポータル運営会社のポータルサイト提供装置2の記憶装置22に移す(ステップ816)。
【0048】これにより、第1のポータル運営会社のポータルサイト提供装置2のポータル用サーバー21からインターネット1の上に当該クライアント企業の特定情報のポータルサイトが公開されることになる。このポータルサイトをクライアント企業用装置6により取り込み、クライアント企業が確認したところで(ステップ830)、クライアント企業用装置6を介してコンテンツ制作会社のコンテンツ制作装置5に確認の通知を発信する。
【0049】コンテンツ制作会社では、コンテンツ制作装置5でクライアント企業からの確認の通知を受けると、制作料、掲載料の請求を起こす(ステップ840)。クライアント企業は、請求により制作料、掲載料をコンテンツ制作会社に支払うことになる(図2のステップ201参照)。
【0050】なお、クライアント企業が自社でコンテンツ作成を行う旨の回答をコンテンツ制作装置5で受信したときには(ステップ811;Y)、クライアント企業は、クライアント企業用装置6のクライアント企業用コンピュータ61及びオーサリングシステム62を使用し、クライアント企業自身のコンテンツを自主作成した後(ステップ850)、クライアント企業自身でコンテンツの内容を確認しコンテンツ制作装置5に登録する(ステップ851)。以後は、ステップ815以降の処理に従って、最終的に、第1のポータル運営会社のポータルサイト提供装置2に登録公開される他、所定の条件によっては第2のポータル運営会社の第2のポータルサイト提供装置4にも登録公開される。
【0051】図9は、第2のポータル運営会社からの特定情報が掲載されたポータルサイト情報の提供要求があったときの第2のポータル運営会社とコンテンツ制作会社との間の処理、及び、コンテンツ制作装置と第2のポータルサイト提供装置との情報の流れを説明するためのフローチャートである。なお、この図9は、ポータルサイトの二次利用を説明するものである。まず、第2のポータル運営会社から特定情報を含むポータルサイトの掲載希望(提供要求)がコンテンツ制作会社にあったとする(図9のステップ901、図2のステップ204参照)。
【0052】すると、コンテンツ制作会社では、コンテンツ制作装置5を使用して掲載可能か判断する(ステップ902)。すなわち、コンテンツ提供用サーバー51により記憶装置52のデータベース520を参照して当該コンテンツのクライアント企業の情報を検索して(ステップ903)、その結果から掲載可能か否かの判断をする(ステップ902)。コンテンツ制作会社では、コンテンツ提供用サーバー51により記憶装置52のデータベース520の第1階層のデータベース521の顧客情報、コンテンツデータ、公開条件等を参照し(ステップ903)、条件に合わない場合には(ステップ902;合わない)、当該要求を棄却する(ステップ904)。
【0053】また、コンテンツ提供用サーバー51は、記憶装置52のデータベース520の第1階層のデータベース521の顧客情報、コンテンツデータ、公開条件等を参照し(ステップ903)、条件に合った場合には(ステップ902;合う)、提供要求にあった情報の作成を行なう(ステップ905)。具体的には、コンテンツ提供用サーバー51は、記憶装置52のデータベース520の第1階層のデータベース521、第2階層のデータベース522、第3階層のデータベース523から必要なデータを取り出し、提供要求に応じた情報を作成する(ステップ905)。このステップは、条件によっては経由しない場合がある。そして、コンテンツ制作会社は、コンテンツ制作装置5のコンテンツ提供用サーバー51により、第2のポータル運営会社の第2のポータルサイト提供装置4に特定情報のポータルサイト情報をリンクあるいは提供という形式で供給する(図9のステップ906、図2のステップ205参照、図1の符号102参照)。
【0054】そして、コンテンツ制作会社は、第2のポータル運営会社に対してコンテンツ提供料を請求する(図9のステップ907、図2のステップ206)。第2のポータル運営会社は、コンテンツ提供料を支払うことになる(図2のステップ207参照)。このようにして第2のポータル運営会社は、コンテンツ制作会社から特定情報の掲載されたコンテンツデータを得ることができる。
【0055】図10は、上記コンテンツを作成する上で使用するテンプレート化した画像の例を説明するための図であって、静止画情報の場合を示す図である。テンプレート化した画像110は、長方形状の画面の図示左上半分程の部分に設けた映像再生エリア111と、図示右上半分程の部分に設けた企業情報表示エリア112と、図示下半分程の部分に設けた企業独自情報記載エリア113とから構成されている。
【0056】また、このテンプレート化した画像110において、企業情報表示エリア112の部分に設けられているボタン114は例えば証券アナリストによる企業分析に関するデータを表示させるためのものであり、同ボタン115は当該クライアント企業が使用しているコマーシャル等の広告を表示させるためのものである。また、企業情報表示エリア112には、企業名、所在地、連絡先、代表取締役名、設立年月日、企業概要等が表示されるようになっている。
【0057】そして、コンテンツ制作会社では、図1に示すコンテンツ制作装置5により、当該テンプレート化した画像110を使用してコンテンツ作成依頼を受けたクライアント企業のコンテンツデータを作成する。また、クライアント企業自らがコンテンツデータを作成できるときには、クライアント企業は、コンテンツ制作会社のコンテンツ制作装置5から当該テンプレート化した画像110をクライアント企業用装置6で受け取り、当該クライアント企業用装置6で当該テンプレート化した画像110を使用してコンテンツデータを作成する。また、クライアント企業用装置6で作成したコンテンツデータは、コンテンツ制作会社のコンテンツ制作装置5で受け取る。コンテンツ制作会社はコンテンツ制作装置5のコンテンツデータを第1のポータル運営会社のポータルサイト提供装置2に送り、当該コンテンツデータを公開できるようにする。
【0058】図11は、上記動画によるコンテンツを作成する上で使用するテンプレート化したタイムテーブルの例を示す図である。この図11に示すタイムテーブルでは、最初の0分から1分までは昨年度実績を説明するための時間枠121であり、1分を超え2分位までは次年度の見込みを説明するための時間枠122であり、2分を超え3分強までは来年度設備投資計画を説明するための時間枠123であり、この枠123を超え残り5分までが製品紹介映像の説明をするための時間枠124である。
【0059】図12は、上記動画でコンテンツを作成する上で使用するテンプレート化した画像を示す図である。図12において、画面130は、図示左上側に動画表示領域131が設けられており、また、動画表示領域131の下に、企業情報表示エリア132が設けられている。また、画面130の大半に企業独自情報記載エリア133が設けられている。動画表示エリア131の下側に設けられたボタン134は例えば証券アナリストによる企業分析に関するデータを表示し説明させるためのものであり、同ボタン135は当該クライアント企業が使用しているコマーシャルを表示させるためのものである。
【0060】この図11、図12を参照してコンテンツデータ作成について説明する。コンテンツ制作会社では、図1に示すコンテンツ制作装置5におけるプレビュー用サーバー53、記憶装置54及びオーサリングシステム55により、まず、図11のタイムテーブルの各時間枠121〜時間枠124に従ってオーサリングシステム55により動画を取り込み、かつ、プレゼンテーション用のプログラムをプレビュー用サーバー53で実行することにより、企業独自情報記載エリア133に当該企業がどのような展開をして行くのかをプレゼンテーションするコンテンツデータを作成し、上述したようなフローチャートに従って、第1のポータル運営会社のポータルサイト提供装置2に提供する。
【0061】また、クライアント企業自らがコンテンツデータを作成できるときには、クライアント企業は、コンテンツ制作会社のコンテンツ制作装置5から図12の当該テンプレート化した画像130及び図11のタイムテーブルをクライアント企業用装置6で受け取り、当該クライアント企業用装置6で図11のタイムテーブルの各時間枠121〜時間枠124に従ってオーサリングシステム62により動画を取り込み、かつ、プレゼンテーション用のプログラムをクライアント企業用コンピュータ61で実行することにより、企業独自情報記載エリア133に当該企業がどのような展開をしていくのかをプレゼンテーションするコンテンツデータを作成し、上記フローチャートに従って、コンテンツ制作会社のコンテンツ制作装置5に送る。
【0062】これにより、コンテンツ制作会社は、上記フローチャートに従って、コンテンツ制作装置5のコンテンツデータを第1のポータル運営会社のポータルサイト提供装置2に送り、当該コンテンツデータを公開できるようにしている。図13は、顧客がポータル運営会社のポータルサイト提供装置から提供を受けているポータルサイトあるいはホームページの画面を示す図である。まず、顧客がパソコン等3によりインターネット1を介して第1のポータル運営会社のポータルサイト提供装置2に接続したとする。すると、第1のポータル運営会社のポータルサイト提供装置2は、顧客のパソコン等3のモデムやターミナルアダプタの性能や通信条件を調査する。ここで、第1のポータル運営会社のポータルサイト提供装置2は、顧客のパソコン等3のモデムやターミナルアダプタの性能や通信条件を調べて、性能が低いと判断したときには、図10で示す静止画の画像110によるコンテンツデータを送信する。なお、顧客のパソコン等3からモデムやターミナルアダプタの性能や通信条件について送信するようにしてもよい。この通信条件等の送信は、パソコン3側が自主的に送信するようにしてもよく、第1のポータルサイト提供装置2が要求することでパソコン3が送信するようにしてもよい。
【0063】一方、ポータルサイト提供装置2は、顧客のパソコン等3のモデムやターミナルアダプタの性能や通信条件を調べて、性能が高いと判断したときには、動画によるコンテンツデータを送信する。ポータルサイト提供装置2は、動画によるコンテンツデータを送信する際に、情報量が大きいと判断したときには、ストリームによるデータ通信をする。このストリームによるデータ通信は、パソコン等3が全てのコンテンツデータを受信してからディスプレイに表示するのではなくて、受信したコンテンツデータをパソコン等3では次々と受信して使用し、不要になったら廃棄するような状態で受信する通信方式のことをいう。以下、ポータルサイト提供装置2から送られてくる動画によるコンテンツデータを顧客のパソコン等3で受信し、表示してゆく場合の例について説明する。
【0064】この図13(a)は顧客がパソコン等3をインターネット1を介して例えば第1のポータル運営会社のポータルサイト提供装置2に接続し、このポータルサイト提供装置2から提供されるある企業のポータルサイト(あるいはホームぺージ)150を見ているものとする。顧客が、マウス等を使用し、パソコン等3のディスプレイ上に表示されているポータルサイト(あるいはホームぺージ)150の所定の部分をクリックすると、ディスプレイ上に表示されたポータルサイト(あるいはホームぺージ)150が図13(b)のポータルサイト(あるいはホームぺージ)151に移行する。
【0065】この画面150は、例えば図12の画像130が表示されるものとする。すると、パソコン等3は、動画表示領域131に表示されている者の音声を図示しないスピーカから再生して当該企業独自情報記載エリア133に掲載されている内容について解説が行なわれる。もちろん、動画表示領域131には、刻々と変化する解説者の表情等を表示している。ここで、顧客が、パソコン等3のマウスを使用し、ディスプレイ上に表示されている画像130の企業情報表示エリア132のボタン134をクリックしたとする。
【0066】すると、このクリック情報はポータル運営会社のポータルサイト提供装置2に通知されるので、ポータルサイト提供装置2から証券アナリストの選択画面が送られることになる。顧客は、パソコン等3で受信しディスプレイ上に表示されたアナリストの選択画面を選択すると、当該選択情報がポータルサイト提供装置2に送られる。ポータルサイト提供装置2では、この情報に基づいて、選択されたアナリストの情報を顧客のパソコン等3に送り込む。このアナリストの分析データや解説も上記テンプレート化された画像やタイムテーブルで作成されている。
【0067】これにより、顧客は、パソコン等3のディスプレイに表示されたアナリストの分析データを見ることができるとともに、アナリストの解説を聞くことができる。したがって、顧客は、当該企業による提供されたデータや解説を受けとるとともに、アナリストによる客観的な説明やデータを提供を受けることができることになる。また、どの企業であっても、また、アナリストであっても、テンプレート化した画像やテンプレート化したタイムテーブルによりコンテンツデータが作成されているため、顧客は比較することが容易にできることになる。さらに、顧客がパソコン等3のディスプレイ上に表示された画像130の企業情報表示エリア132のボタン135を、図示しないマウス等を使用してクリックすると、顧客のパソコン等3のディスプレイ上には当該クライアント企業が使用しているコマーシャルが表示され、かつ、スピーカから音楽や解説が再生されることになる。
【0068】図14は、コンテンツデータの変形例を示す図である。この図14に示すポータルサイト(あるいはホームぺージ)150aは、企業独自情報記載エリア133内に株価に関するデータ161を表示させている。株価に関するデータ161は、図14に示すように、横軸に月単位あるいは年単位の時間軸をとり、縦軸に株価をとり、当該時間軸に対する株価を棒グラフや折れ線グラフ等のチャートで表示したものである。また、企業独自情報記載エリア133にはシークバー136が設けられている。なお、上記実施の形態や変形例で説明した動作のプログラムの内の少なくとも一つ以上を組み合わせたプログラムや各種データを、記憶媒体に格納することにより、当該記憶媒体を提供することができる。このように記憶媒体に上記プログラムを格納したので、各種のコンピュータに当該記憶媒体の各プログラムをインストールさせることにより、各種のコンピュータに上記コンテンツ制作装置、ポータルサイト提供装置等をを実現させることができる。
【0069】ここに、記憶媒体には、例えばフロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、CD−RW、DVD、磁気テープ、ROMカートリッジ、バッテリバックアップ付きRAMメモリカード、フラッシュメモリカートリッジ、不揮発性RAMカードなどを含む。さらに、電話回線などの有線通信媒体、マイクロ波等の無線通信媒体など通信媒体でもよい。もちろん、この記憶媒体には、インターネットも含むものとする。この記憶媒体とは、何らかの手段により情報(主にデジタルデータ、プログラム)が記録されているものであり、コンピュータや専用プロセッサに所定の機能を実現させるものであればなんでもよい。以下、同様とする。
【0070】以上説明したように本発明の実施の形態によれば、比較的画一的な様式で情報を提供でき、かつ、広告効果が大きく、しかも作成したコンテンツの二次利用を可能にし、制作過程の確認作業を少なくすることができる。より具体的には、次のような利点がある。
(1)ポータル運営会社の利点は次のとおりである。
(イ)リストアップされているサイト、企業に対するコンテンツ作成サービスを提供することができる。
(ロ)上記コンテンツは、特定情報を含んでいるので、コンテンツへのアクセスが多くなり、広告収入が得られる。
(ハ)第1のポータルサイト提供装置2の公開条件を、第2のポータルサイト提供装置4の公開条件よりも有利になるように設定することで、第1のポータル提供装置2を運営するポータル運営会社は、他の運営会社よりも顧客収集力を上げることができる。
【0071】(2)コンテンツを作成依頼する企業の利点は次のとおりである。
(イ)自社のホームページにて情報提供を行なうより、よりトラフィックの多い、または、関心を持っている人の目につく機会が提供されることになる。
(ロ)上記ポータルサイト、ホームページ以外へのリンク、コンテンツ提供がされた場合、さらにコンテンツが露出する可能性が多くなる。
(ハ)コンテンツ制作会社が予めテンプレート情報(テンプレート化した画像やテンプレート化したタイムテーブル)を作成することにより、原稿の作成時間が短くなる。
【0072】(3)顧客は次のような利点がある。
(イ)従来入手できない企業や、その製品に関するより詳しい情報をネットワークを通じて無料で見ることができる。
(ロ)提供される情報がテンプレートにしたがって作成されているための他の企業との比較なども容易におこなうことができる。
【0073】(4)コンテンツ制作会社は次のことを狙うことができる。
(イ)コンテンツ作成依頼クライアント企業を囲い込むことができる。
(ロ)コンテンツ作成依頼クライアント企業のデータを獲得/蓄積することができる。
(ハ)コンテンツ作成依頼クライアント企業のデータ及びコンテンツを二次活用することができる。上述した各利用者の不都合を解消し、比較的画一的な様式で情報を提供でき、かつ、広告効果が大きく、しかも作成したコンテンツの二次利用を可能にし、制作過程の確認作業を少なくできるようにしたシステムを提供することを目的としている。
【0074】なお、上記実施の形態において、図10に示す画像や、図12に示す画像のレイアウトにしたが、これに限定されることなく、自由な形式にしてよい。
【0075】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1から請求項3及び請求項10から請求項12に記載した発明では、特定情報を掲載するコンテンツを作成してポータルサイトに提供でき、コンテンツ作成手段により、例えばクライアント企業からコンテンツの制作依頼及び制作内容に関する内容情報を受け付け、当該内容情報を基に前記特定情報を掲載するコンテンツデータを作成し、かつ、コンテンツ提供手段によりデータベースを検索し、データベースに設定された提供条件に従って前記コンテンツ作成手段で作成したコンテンツデータを1又は複数のポータルサイトに提供することができる。これにより、コンテンツ作成依頼者(企業)を既存のポータルサイト、ホームページにより集客できるほか、作成されたコンテンツを上記ポータルサイト、ホームページ以外に提供することによりさらなる収入を得ることができる。請求項4から請求項8および請求項13ら請求項17の発明では、特定情報から構成されるコンテンツを作成してポータルサイトに提供でき、コンテンツ作成手段により、例えばクライアント企業からコンテンツの制作依頼及び制作内容に関する内容情報を受け付け、当該内容情報を基に、前記テンプレート記憶手段に記憶されたテンプレートに前記内容情報を当てはめることで、特定情報からなるコンテンツデータを作成する。これにより、上記企業よりネットワークを通してコンテンツ作成に必要な情報を簡単に入力してもらうことができ、作業効率が改善される。また、顧客の確認はネットワークを介して行なうことができるので、作業効率が改善する。請求項9及び請求項18に記載の発明では、コンテンツの提供要求があったクライアント装置の通信機能を判定し、所定以上の高速な通信機能を有していると判断した場合には要求されたコンテンツの全内容を提供し、高速な通信機能を有していないと判断した場合には要求されたコンテンツのうち動画像を静止画像に代えて提供する。これにより、クライアント装置に付設されたモデム等の通信装置の能力に応じたデータを送信することができ、顧客に確実に当該企業の情報を与えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るコンテンツ制作装置及びポータルサイト提供装置と、これらコンテンツ制作装置及びポータルサイト提供装置に接続される各種ハードウエアとの構成を示すブロック図である。
【図2】上記図1に示すハードウエア全体の情報等の流れを示す概要図である。
【図3】上記コンテンツ制作装置の記憶装置に記憶されているデータベースの構造を示す説明図である。
【図4】コンテンツ制作会社がクライアント企業を誘引(集客)する際における、コンテンツ制作会社とポータルサイトとクライアント企業との間の情報の流れを説明するための図である。
【図5】コンテンツ作成する際に、コンテンツ制作会社とクライアント企業とポータル運営会社との間で情報、その他の必要な事項の流れや、コンテンツ制作装置とクライアント企業用サーバーとポータルサイト提供装置との間の情報等の流れを説明するための図である。
【図6】コンテンツ制作会社の作成したあるクライアント企業のコンテンツを見て第2のポータル運営会社が当該コンテンツの掲載を希望したときの情報やその他の事項の流れと、コンテンツ制作装置と第2のポータルサイト提供装置との間の情報の流れ等を説明するための図である。
【図7】第1のポータル運営会社での動きと、第1のポータルサイト提供装置の動作とを説明するためのフローチャートである。
【図8】コンテンツ制作会社による処理と、コンテンツ制作装置の動作とを説明するためのフローチャートである。
【図9】第2のポータル運営会社からの特定情報が掲載されたポータルサイト情報の提供要求があったときの第2のポータル運営会社とコンテンツ制作会社との間の処理、及び、コンテンツ制作装置と第2のポータルサイト提供装置との情報の流れを説明するためのフローチャートである。
【図10】上記コンテンツを作成する上で使用するテンプレート化した画像の例を説明するための図であって、静止画情報の場合を示す図である。
【図11】上記動画によるコンテンツを作成する上で使用するテンプレート化したタイムテーブルの例を示す図である。
【図12】上記動画でコンテンツを作成する上で使用するテンプレート化した画像を示す図である。
【図13】顧客がポータル運営会社のポータルサイト提供装置から提供を受けているポータルサイトあるいはホームページの画面を示す図である。
【図14】コンテンツデータの変形例を示す図である。
【符号の説明】
1 インターネット
2 第1のポータルサイト提供装置
3 パソコン等
4 第2のポータルサイト提供装置
5 コンテンツ制作装置
6 クライアント企業用装置
7 VPN専用ネットワーク
21 ポータルサイト提供装置2のポータル用サーバー
22 ポータルサイト提供装置2の記憶装置
41 第2のポータルサイト提供装置4のポータル用サーバー
42 第2のポータルサイト提供装置4の記憶装置
51 コンテンツ提供用サーバー
52,54 記憶装置
53 プレビュー用サーバー
55,62 オーサリングシステム
61 クライアント企業用コンピュータ
【特許請求の範囲】
【請求項1】 特定情報から構成されるコンテンツを作成してポータルサイトに提供するコンテンツ制作装置であって、コンテンツの制作依頼及び制作内容に関する内容情報を受け付け、前記内容情報を基に特定情報からなるコンテンツデータを作成するコンテンツ作成手段と、前記コンテンツ作成手段で制作したコンテンツデータを提供する提供条件が記憶されたデータベースと、前記データベースに記憶された提供条件に従って前記コンテンツ作成手段で作成したコンテンツデータを複数のポータルサイトに提供するコンテンツ提供手段と、を備えたことを特徴とするコンテンツ制作装置。
【請求項2】 前記データベースは公開時期、公開期間、及び公開内容の少なくとも1つを提供条件とし、複数のポータルサイトのうちの特定のポータルサイトに対する提供条件の内容と、その他のポータルサイトに対する提供条件の内容とが異なっていることを特徴とする請求項1に記載のコンテンツ制作装置。
【請求項3】 前記特定情報は、所定のポータルサイトに掲載する各コンテンツの内容が共通の概念項目を備えた情報から構成されていることを特徴とする請求項1に記載のコンテンツ制作装置。
【請求項4】 特定情報から構成されるコンテンツを作成するコンテンツ制作装置であって、特定情報に対応した掲載内容を規定するテンプレートを記憶するテンプレート記憶手段と、コンテンツの制作依頼及び制作内容に関する内容情報を受け付け、前記テンプレート記憶手段に記憶されたテンプレートに前記内容情報を当てはめることで、特定情報からなるコンテンツデータを作成するコンテンツ作成手段と、を具備することを特徴とするコンテンツ制作装置。
【請求項5】 前記コンテンツ作成手段で作成したコンテンツデータをポータルサイトに提供するコンテンツ提供手段を備えることを特徴とする請求項4に記載のコンテンツ制作装置。
【請求項6】 前記コンテンツ作成手段で制作したコンテンツデータをポータルサイトに提供する提供条件が記憶されたデータベースを備え、前記データベースは公開時期、公開期間、及び公開内容の少なくとも1つを提供条件とし、複数のポータルサイトのうちの特定のポータルサイトに対する提供条件の内容と、その他のポータルサイトに対する提供条件の内容とが異なっていることを特徴とする請求項5に記載のコンテンツ制作装置。
【請求項7】 前記テンプレートは、解説等を行なうための動画と、この動画に対応して出力される音声情報、静止画像及び文字情報を掲載内容として規定することを特徴とする請求項4記載のコンテンツ制作装置。
【請求項8】 前記テンプレートは、作成されたコンテンツに対する第三者の分析データ及び解説の少なくとも一方を掲載内容として規定することを特徴とする請求項7に記載のコンテンツ制作装置。
【請求項9】 クライアント装置からのアクセスに対してコンテンツを提供するポータルサイト提供装置であって、クライアント装置からのコンテンツの提供要求を受け付ける受付手段と、前記クライアント装置の通信機能を判定する判定手段と、前記判定手段で前記クライアント装置が、所定以上の高速な通信機能を有していると判断した場合には要求されたコンテンツの全内容を提供し、高速な通信機能を有していないと判断した場合には要求されたコンテンツのうち動画像を静止画像に代えて提供するコンテンツ提供手段と、を具備することを特徴とするポータルサイト提供装置。
【請求項10】 特定情報から構成されるコンテンツを作成してポータルサイトに提供するコンテンツ制作プログラムであって、コンテンツの制作依頼及び制作内容に関する内容情報を受け付け、前記内容情報を基に特定情報からなるコンテンツデータを作成するコンテンツ作成機能と、データベースに記憶されたコンテンツデータの提供条件に従って、前記コンテンツ作成機能で作成したコンテンツデータを複数のポータルサイトに提供するコンテンツ提供機能と、をコンピュータに実現させるコンテンツ制作プログラムが格納された記憶媒体。
【請求項11】 前記データベースは公開時期、公開期間、及び公開内容の少なくとも1つを提供条件とし、複数のポータルサイトのうちの特定のポータルサイトに対する提供条件の内容と、その他のポータルサイトに対する提供条件の内容とが異なっていることを特徴とする請求項10に記載のコンテンツ制作プログラムが格納された記憶媒体。
【請求項12】 前記特定情報は、所定のポータルサイトに掲載する各コンテンツの内容が共通の概念項目を備えた情報から構成されていることを特徴とする請求項11に記載のコンテンツ制作プログラムが格納された記憶媒体。
【請求項13】 特定情報から構成されるコンテンツを作成するコンテンツ制作プログラムであって、特定情報に対応した掲載内容を規定するテンプレートを記憶するテンプレート記憶機能と、コンテンツの制作依頼及び制作内容に関する内容情報を受け付け、前記テンプレート記憶機能に記憶されたテンプレートに前記内容情報を当てはめることで、特定情報からなるコンテンツデータを作成するコンテンツ作成機能と、をコンピュータに実現させるコンテンツ制作プログラムが格納された記憶媒体。
【請求項14】 前記コンテンツ作成機能で作成したコンテンツデータをポータルサイトに提供するコンテンツ提供機能を備えることを特徴とする請求項13に記載のコンテンツ制作プログラムが格納された記憶媒体。
【請求項15】 前記データベースは公開時期、公開期間、及び公開内容の少なくとも1つを提供条件とし、複数のポータルサイトのうちの特定のポータルサイトに対する提供条件の内容と、その他のポータルサイトに対する提供条件の内容とが異なっていることを特徴とする請求項14に記載のコンテンツ制作プログラムが格納された記憶媒体。
【請求項16】 前記テンプレートは、解説等を行なうための動画と、この動画に対応して出力される音声情報、静止画像及び文字情報を掲載内容として規定することを特徴とする請求項13記載のコンテンツ制作装置。
【請求項17】 前記テンプレートは、作成されたコンテンツに対する第三者の分析データ及び解説の少なくとも一方を掲載内容として規定することを特徴とする請求項16に記載のコンテンツ制作装置。
【請求項18】 クライアント装置からのアクセスに対してコンテンツを提供するポータルサイト提供プログラムであって、クライアント装置からのコンテンツの提供要求を受け付ける受付機能と、前記クライアント装置の通信機能を判定する判定機能と、前記判定機能で前記クライアント装置が、所定以上の高速な通信機能を有していると判断した場合には要求されたコンテンツの全内容を提供し、高速な通信機能を有していないと判断した場合には要求されたコンテンツのうち動画像を静止画像に代えて提供するコンテンツ提供機能と、をコンピュータに実現させるポータルサイト提供プログラムが格納された記憶媒体。
【請求項1】 特定情報から構成されるコンテンツを作成してポータルサイトに提供するコンテンツ制作装置であって、コンテンツの制作依頼及び制作内容に関する内容情報を受け付け、前記内容情報を基に特定情報からなるコンテンツデータを作成するコンテンツ作成手段と、前記コンテンツ作成手段で制作したコンテンツデータを提供する提供条件が記憶されたデータベースと、前記データベースに記憶された提供条件に従って前記コンテンツ作成手段で作成したコンテンツデータを複数のポータルサイトに提供するコンテンツ提供手段と、を備えたことを特徴とするコンテンツ制作装置。
【請求項2】 前記データベースは公開時期、公開期間、及び公開内容の少なくとも1つを提供条件とし、複数のポータルサイトのうちの特定のポータルサイトに対する提供条件の内容と、その他のポータルサイトに対する提供条件の内容とが異なっていることを特徴とする請求項1に記載のコンテンツ制作装置。
【請求項3】 前記特定情報は、所定のポータルサイトに掲載する各コンテンツの内容が共通の概念項目を備えた情報から構成されていることを特徴とする請求項1に記載のコンテンツ制作装置。
【請求項4】 特定情報から構成されるコンテンツを作成するコンテンツ制作装置であって、特定情報に対応した掲載内容を規定するテンプレートを記憶するテンプレート記憶手段と、コンテンツの制作依頼及び制作内容に関する内容情報を受け付け、前記テンプレート記憶手段に記憶されたテンプレートに前記内容情報を当てはめることで、特定情報からなるコンテンツデータを作成するコンテンツ作成手段と、を具備することを特徴とするコンテンツ制作装置。
【請求項5】 前記コンテンツ作成手段で作成したコンテンツデータをポータルサイトに提供するコンテンツ提供手段を備えることを特徴とする請求項4に記載のコンテンツ制作装置。
【請求項6】 前記コンテンツ作成手段で制作したコンテンツデータをポータルサイトに提供する提供条件が記憶されたデータベースを備え、前記データベースは公開時期、公開期間、及び公開内容の少なくとも1つを提供条件とし、複数のポータルサイトのうちの特定のポータルサイトに対する提供条件の内容と、その他のポータルサイトに対する提供条件の内容とが異なっていることを特徴とする請求項5に記載のコンテンツ制作装置。
【請求項7】 前記テンプレートは、解説等を行なうための動画と、この動画に対応して出力される音声情報、静止画像及び文字情報を掲載内容として規定することを特徴とする請求項4記載のコンテンツ制作装置。
【請求項8】 前記テンプレートは、作成されたコンテンツに対する第三者の分析データ及び解説の少なくとも一方を掲載内容として規定することを特徴とする請求項7に記載のコンテンツ制作装置。
【請求項9】 クライアント装置からのアクセスに対してコンテンツを提供するポータルサイト提供装置であって、クライアント装置からのコンテンツの提供要求を受け付ける受付手段と、前記クライアント装置の通信機能を判定する判定手段と、前記判定手段で前記クライアント装置が、所定以上の高速な通信機能を有していると判断した場合には要求されたコンテンツの全内容を提供し、高速な通信機能を有していないと判断した場合には要求されたコンテンツのうち動画像を静止画像に代えて提供するコンテンツ提供手段と、を具備することを特徴とするポータルサイト提供装置。
【請求項10】 特定情報から構成されるコンテンツを作成してポータルサイトに提供するコンテンツ制作プログラムであって、コンテンツの制作依頼及び制作内容に関する内容情報を受け付け、前記内容情報を基に特定情報からなるコンテンツデータを作成するコンテンツ作成機能と、データベースに記憶されたコンテンツデータの提供条件に従って、前記コンテンツ作成機能で作成したコンテンツデータを複数のポータルサイトに提供するコンテンツ提供機能と、をコンピュータに実現させるコンテンツ制作プログラムが格納された記憶媒体。
【請求項11】 前記データベースは公開時期、公開期間、及び公開内容の少なくとも1つを提供条件とし、複数のポータルサイトのうちの特定のポータルサイトに対する提供条件の内容と、その他のポータルサイトに対する提供条件の内容とが異なっていることを特徴とする請求項10に記載のコンテンツ制作プログラムが格納された記憶媒体。
【請求項12】 前記特定情報は、所定のポータルサイトに掲載する各コンテンツの内容が共通の概念項目を備えた情報から構成されていることを特徴とする請求項11に記載のコンテンツ制作プログラムが格納された記憶媒体。
【請求項13】 特定情報から構成されるコンテンツを作成するコンテンツ制作プログラムであって、特定情報に対応した掲載内容を規定するテンプレートを記憶するテンプレート記憶機能と、コンテンツの制作依頼及び制作内容に関する内容情報を受け付け、前記テンプレート記憶機能に記憶されたテンプレートに前記内容情報を当てはめることで、特定情報からなるコンテンツデータを作成するコンテンツ作成機能と、をコンピュータに実現させるコンテンツ制作プログラムが格納された記憶媒体。
【請求項14】 前記コンテンツ作成機能で作成したコンテンツデータをポータルサイトに提供するコンテンツ提供機能を備えることを特徴とする請求項13に記載のコンテンツ制作プログラムが格納された記憶媒体。
【請求項15】 前記データベースは公開時期、公開期間、及び公開内容の少なくとも1つを提供条件とし、複数のポータルサイトのうちの特定のポータルサイトに対する提供条件の内容と、その他のポータルサイトに対する提供条件の内容とが異なっていることを特徴とする請求項14に記載のコンテンツ制作プログラムが格納された記憶媒体。
【請求項16】 前記テンプレートは、解説等を行なうための動画と、この動画に対応して出力される音声情報、静止画像及び文字情報を掲載内容として規定することを特徴とする請求項13記載のコンテンツ制作装置。
【請求項17】 前記テンプレートは、作成されたコンテンツに対する第三者の分析データ及び解説の少なくとも一方を掲載内容として規定することを特徴とする請求項16に記載のコンテンツ制作装置。
【請求項18】 クライアント装置からのアクセスに対してコンテンツを提供するポータルサイト提供プログラムであって、クライアント装置からのコンテンツの提供要求を受け付ける受付機能と、前記クライアント装置の通信機能を判定する判定機能と、前記判定機能で前記クライアント装置が、所定以上の高速な通信機能を有していると判断した場合には要求されたコンテンツの全内容を提供し、高速な通信機能を有していないと判断した場合には要求されたコンテンツのうち動画像を静止画像に代えて提供するコンテンツ提供機能と、をコンピュータに実現させるポータルサイト提供プログラムが格納された記憶媒体。
【図1】
【図2】
【図11】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図12】
【図13】
【図14】
【図2】
【図11】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図12】
【図13】
【図14】
【公開番号】特開2002−92191(P2002−92191A)
【公開日】平成14年3月29日(2002.3.29)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2000−276438(P2000−276438)
【出願日】平成12年9月12日(2000.9.12)
【出願人】(000002185)ソニー株式会社 (34,172)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成14年3月29日(2002.3.29)
【国際特許分類】
【出願日】平成12年9月12日(2000.9.12)
【出願人】(000002185)ソニー株式会社 (34,172)
【Fターム(参考)】
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