説明

コンテンツ制御方法及び装置

【課題】コンテンツ制御方法及び装置を提供する。
【解決手段】コンテンツを制御するためのユーザ入力が受信されれば、ユーザ入力に対応するユーザイベントを発生させ、ユーザイベントを処理するアプリケーションについての情報を獲得した後、アプリケーションについての情報と、ユーザイベントについての情報とがバインディングされたユーザイベント・シナリオ情報を生成するコンテンツ制御方法及び装置である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、コンテンツを制御する方法及び装置に係り、特にアプリケーションを介してコンテンツを制御する方法及び装置に関する。
【背景技術】
【0002】
情報通信技術の発達に伴って、高画質、高容量のコンテンツの使用が増加している。高画質、高容量のコンテンツを保存するためには、大容量の記録媒体が必要であり、このような記録媒体として、DVD(digital versatile disc)やBD(Blu-ray)が脚光を浴びている。
このうち、BDは、DVDとは異なり、内部にJava(登録商標)語で制作されたアプリケーションを搭載し、搭載されたJava(登録商標)アプリケーションを利用し、コンテンツの再生を制御する。Java(登録商標)アプリケーションは、ユーザに多様な機能を提供できる。一例として、BDは、搭載されたJava(登録商標)アプリケーションを利用し、BD−Liveと命名されるネットワーク機能をユーザに提供する。BD−Live機能は、BD上のコンテンツを追加でアップデートできる機能であり、サブタイトルを追加したり、付加サービスを含んだ多様なトレーラ(trailer)情報を提供できる。このようなネットワーク機能の一例としては、特許文献1に記載されているものがある
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】韓国公開特許2005−0058993号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の目的は、コンテンツを制御する方法を提供することであり、特に、アプリケーションを利用し、コンテンツを制御する方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
前記の目的を達成するための本発明の一実施形態が有する1つの特徴は、前記コンテンツを制御するためのユーザ入力が受信されれば、前記ユーザ入力に対応するユーザイベントを発生させる段階と、前記ユーザイベントを処理するアプリケーションについての情報を獲得する段階と、前記アプリケーションについての情報と、前記ユーザイベントに関する情報とがバインディングされたユーザイベント・シナリオ情報を生成する段階とを含むことである。
前記アプリケーションについての情報は、前記アプリケーションを識別するアプリケーション識別情報、及び前記アプリケーションが前記ユーザイベントを処理できる状態を示すアプリケーション状態情報のうち、少なくとも一つを含むことができる。
前記発生させる段階は、前記コンテンツを制御するための連続的なユーザ入力に対応し、複数個のユーザイベントを発生させる段階を含み、前記ユーザイベント・シナリオ情報は、前記複数個のユーザイベントが発生した順序を示すインデックスナンバを含むことができる。
【0006】
前記ユーザイベント・シナリオ情報は、前記複数個のユーザイベントのうち、現在時点に発生した第1ユーザイベントと、以前時点に発生した第2ユーザイベントとの発生時点差を示す遅延時間情報をさらに含むことができる。
本発明の他の実施形態が有する1つの特徴は、前記コンテンツを制御するためのユーザイベントについての情報と、前記ユーザイベントを処理するアプリケーションについての情報とがバインディングされたユーザイベント・シナリオ情報を獲得する段階と、前記ユーザイベント・シナリオ情報に基づいて、ユーザイベントを発生させる段階とを含むことである。
前記アプリケーションについての情報は、前記アプリケーションを識別するための情報であるアプリケーション識別情報、及び前記アプリケーションが前記ユーザイベントを処理できる状態を示す情報であるアプリケーション状態情報のうち、少なくとも一つを含み、前記ユーザイベントを発生させる段階は、前記アプリケーションについての情報に基づいて、前記アプリケーションが、前記ユーザイベントを処理できる状態であるか否かを判断する段階と、前記アプリケーションが、前記ユーザイベントを処理できる状態であると判断されれば、前記ユーザイベントを発生させる段階とを含むことができる。
【0007】
前記ユーザイベント・シナリオ情報は、前記コンテンツを制御するために、連続して発生する複数個のユーザイベントについての情報を含むことができる。
本発明の他の実施形態によるコンテンツ制御方法が有する1つの特徴は、ユーザ入力に対応するユーザイベントを生成する段階と、前記ユーザイベントを処理するアプリケーションについての情報を獲得する段階と、前記アプリケーションについての情報、及び前記ユーザイベントについて情報の結合に基づいて、ユーザイベント・シナリオ情報を生成する段階と、ユーザの追加入力なしに、前記ユーザイベント・シナリオ情報だけに基づいて、前記ユーザイベントを反復する段階とを含むことである。
本発明の他の実施形態によるコンテンツ制御装置が有する1つの特徴は、ユーザ入力に対応する複数個のユーザイベントが含まれたユーザイベント・シナリオ情報を獲得するように構成された情報獲得部と、前記ユーザイベント・シナリオ情報に基づいて、前記ユーザイベントを生成するように構成されたユーザイベント生成部とを含み、前記ユーザイベント生成部は、前記ユーザイベントを処理するためのアプリケーションがアクティブ状態であるか否かを決定する決定部、及びユーザの追加入力なしに、前記イベントシナリオ情報だけに基づいて、前記ユーザイベントを連続して生成する生成部を含むことである。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】本発明の一実施形態によるコンテンツ制御装置に係わるブロック図である。
【図2】本発明の他の実施形態によるコンテンツ制御装置に係わるブロック図である。
【図3】本発明の一実施形態によるユーザイベント・シナリオ情報の生成及び適用に関するフローチャートである。
【図4】図3の段階S334の動作過程に係わる一例を示すフローチャートである。
【図5】本発明の他の実施形態によるコンテンツ制御装置に係わるブロック図である。
【図6】本発明の一実施形態によるBDのメニューツリーを示す図面である。
【図7】図6でのユーザ入力によって生成されたユーザイベント・シナリオ情報に係わる一例である。
【図8】本発明の一実施形態によるコンテンツ制御方法に係わるフローチャートである。
【図9】本発明の他の実施形態によるコンテンツ制御方法に係わるフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、添付された図面を参考にしつつ、本発明の望ましい実施形態について詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態によるコンテンツ制御装置100に係わるブロック図を示している。
本発明の一実施形態によるコンテンツ制御装置100は、アプリケーションを介してコンテンツを制御する装置であり、ユーザイベント発生部110、情報獲得部120及び情報生成部130を含む。
コンテンツ制御装置100が適用されうる分野は多様であり、一例として、BD(blu-ray disc)に記録されたアプリケーションを介して、コンテンツを制御(一例として、再生やダウンロード)する場合に適用されうる。
ユーザイベント発生部110は、コンテンツを制御するためのユーザ入力を受信すれば、ユーザ入力に対応するユーザイベントを発生させる。本明細書では、ユーザ入力に対応して発生する信号を、ユーザイベントと命名する。従って、キーボードやマウスあるいはリモコンのようなインターフェースを介してユーザ入力を受信すれば、ユーザイベント発生部110は、ユーザ入力に対応する信号を発生させる。
【0010】
情報獲得部120は、発生したユーザイベントを処理するアプリケーションについての情報を獲得する。アプリケーションについての情報には、アプリケーション識別情報及びアプリケーション状態情報のうち、少なくとも一つを含むことができる。
アプリケーション識別情報は、発生したユーザイベントを処理するアプリケーションを識別するための情報であり、その形式には制限がない。
アプリケーション状態情報は、アプリケーションがユーザイベントを処理できる状態を示す情報である。すなわち、ユーザイベントを処理するのに適切なアプリケーションの状態を示す。
【0011】
アプリケーションの状態は、実施形態で多様に分類できる。
一例として、アプリケーションの状態をアンロード状態、ロード(loaded)状態、アクティブ状態に分類できる。アンロード状態は、アプリケーションがアクティブではない状態であり、ユーザイベントが発生するとしても、アプリケーションがユーザイベントを処理できない状態である。ロード状態は、アプリケーションが初期化された状態であり、ユーザイベントの種類によって、アプリケーションがユーザイベントを処理することもできたり、そうではないこともある。最後に、アクティブ状態は、アプリケーションが完全に活性化された状態であり、アプリケーションがユーザイベントを処理できる。すなわち、アプリケーションは、ロード状態やアクティブ状態でのみ、ユーザイベントを処理できる。後述する情報生成部130には、アプリケーション状態情報が含まれたユーザイベント・シナリオ情報を生成することによって、適切な時点にユーザイベントを発生させられる。
アプリケーション情報には、インデックスナンバ、遅延時間情報及びアプリケーション・イベント情報がさらに含まれうる。ユーザは、一度のユーザ入力を介して、コンテンツを望みのままに制御できる場合もあるが、数回のユーザ入力を介して、コンテンツを望みのままに制御できる場合もある。前者の場合、1つのユーザイベントが発生するが、後者の場合、複数個のユーザイベントが発生することもある。
【0012】
インデックスナンバは、ユーザイベントが発生した順序を示す情報であり、複数個のユーザイベントが発生する場合に、複数個のイベント間の前後関係を示す情報である。
遅延時間情報は、複数個のユーザイベントが発生した場合、ユーザイベント間の発生時間間隔を示す情報である。一例として、現在時点に第1ユーザイベントが発生し、「1」秒前に第2ユーザイベントが発生したと仮定する。この場合、第1ユーザイベントについての情報に、遅延時間情報が「1秒」であることを示す情報を挿入することによって、第1ユーザイベントは、第2ユーザイベントが発生した後、「1」秒後に発生することを示すことができる。このように、アプリケーション情報には、アプリケーションを関連させる情報も含まれうる。また、アプリケーション情報の形式にも、特別な制約がない。
アプリケーション・イベントについての情報は、アプリケーションがユーザイベントを処理した結果を、他のアプリケーションが利用する場合、他のアプリケーションについての情報である。アプリケーション・イベントについての情報は、ユーザイベントを処理した結果を利用するアプリケーションの識別情報及び状態情報を含むことができる。
【0013】
情報生成部130は、アプリケーションについての情報と、ユーザイベントについての情報とがバインディングされたユーザイベント・シナリオ情報を生成する。コンテンツを制御するための連続的なユーザ入力に対応し、複数個のユーザ入力が発生した場合、ユーザイベント・シナリオ情報には、複数個のユーザイベントそれぞれについての情報が含まれもする。
ユーザは、ユーザイベント・シナリオ情報に含まれるユーザイベントを指定できる。一例として、ユーザがユーザイベント・シナリオ情報に含まれることを望む最初のユーザイベントと、最後のユーザイベントとを指定すれば、その間に発生したあらゆるユーザイベントが、ユーザイベント・シナリオ情報に含まれうる。他の例として、ディスクが挿入された時点から、ディスクがプレイヤから取り出された時点まで発生したあらゆるユーザイベントが、ユーザイベント・シナリオ情報に含まれうる。ユーザイベント・シナリオ情報に係わる一例は、図7で後述する。
【0014】
生成されたユーザイベント・シナリオ情報は、BDを動作させるプレイヤ内の保存空間に保存されうる。
図2は、本発明の他の実施形態によるコンテンツ制御装置200に係わるブロック図を示す。
本発明の他の実施形態によるコンテンツ制御装置200は、情報獲得部210及びユーザイベント発生部220を含む。
情報獲得部210は、ユーザイベント・シナリオ情報(以下、シナリオ情報)を獲得する。シナリオ情報は、コンテンツを制御するために、ユーザが過去に遂行した操作についての情報が記録されている。一例として、シナリオ情報には、コンテンツを制御するために過去時点に発生したユーザイベントについての情報と、ユーザイベントを処理するアプリケーションについての情報とがバインディングされて含まれうる。
アプリケーションについての情報は、アプリケーションを識別するための情報であるアプリケーション識別情報、及びアプリケーションがユーザイベントを処理できる状態を示す情報であるアプリケーション状態情報のうち、少なくとも一つを含むことができる。
【0015】
シナリオ情報は、インデックスナンバをさらに含むことができる。インデックスナンバは、ユーザイベントの発生順序を示す。特に、シナリオ情報に、複数個のユーザイベントについての情報が含まれている場合、インデックスナンバは、ユーザイベントが発生する順序を示す。
これ以外にも、シナリオ情報は、遅延時間情報をさらに含むことができる。遅延時間情報は、隣接するユーザイベント間の発生時間差を示す。次に発生するユーザイベントを第1ユーザイベントと仮定し、直前に発生したユーザイベントを第2ユーザイベントと仮定する。遅延時間情報には、第1ユーザイベントが発生した時点と、第2ユーザイベントが発生する時点との時間差が記録されうる。
【0016】
ユーザイベント発生部は、シナリオ情報に基づいて、ユーザイベントを発生させる。ユーザイベント発生部は、判断部222及び発生部224を含むことができる。
判断部222は、アプリケーションについての情報に基づいて、アプリケーションが、ユーザイベントを処理できる状態であるか否かを判断する。一例として、当該ユーザイベントが、アプリケーションがアクティブ状態である場合にのみ処理されうるならば、判断部222は、ユーザイベントを処理するアプリケーションが、アクティブ状態であるか否かを判断する。
発生部224は、アプリケーションがユーザイベントを処理できる状態であると判断されれば、ユーザイベントを発生させる。シナリオ情報には、コンテンツを制御するために連続して発生した複数個のユーザイベントそれぞれについての情報が含まれうる。このとき、シナリオ情報は、インデックスナンバをさらに含むことができる。
シナリオ情報にインデックスナンバが含まれる場合、発生部224は、インデックスナンバに基づいて、複数個のユーザイベントを順次に発生させる。
【0017】
また、シナリオ情報に遅延時間情報が含まれた場合、発生部224は、遅延時間情報に基づいて、以前に発生したユーザイベントから所定時間ほど経過した後、次のユーザイベントを発生させる。
前述のシナリオ情報は、ユーザがコンテンツとアプリケーションとが記録されたBDをプレイヤに挿入する瞬間、情報獲得部210によって獲得されたり、ユーザの要請が受信されれば、情報獲得部210によって獲得されうる。シナリオ情報が獲得されれば、ユーザの中止要請が受信されたり、ディスクがプレイヤから取り出されるまで、ユーザイベント発生部220は、シナリオ情報に基づいて、ユーザイベントを自動的に発生させることができる。
ユーザがコンテンツを利用するにあたり、好む機能を頻繁に使用することになる。しかし、ユーザが好む機能を利用するためには、数回ユーザインターフェースを操作せねばならない。特に、ユーザが以前と同じ機能を利用しようとする場合にも、ユーザは、毎度ユーザインターフェースを操作せねばならない。
【0018】
しかし、本発明によれば、ユーザの入力に対応して発生したユーザイベントについての情報と、ユーザイベントを処理するアプリケーションについての情報とをバインディングしてユーザイベント履歴情報を生成し、その後には、ユーザイベント履歴情報を利用することによって、ユーザの入力なしにも、ユーザ所望の機能を提供できることになる。
図3は、本発明の一実施形態によるユーザイベント・シナリオ情報の生成及び適用に係わるフローチャートを示す。
【0019】
段階S310では、ユーザがBDをプレイヤに挿入する。
段階S320では、挿入されたディスクに対応するシナリオ情報が存在するか否かを判断する。挿入されたディスクに対応するシナリオ情報が存在するか否かは、ディスク情報に基づいて判断可能である。ディスク情報には、ディスクを識別するためのディスクID(identifier)が含まれうる。シナリオ情報をディスクIDによって区分して保存することによって、挿入されたディスクに対応するシナリオ情報が存在するか否かを容易に判断できる。実施形態によっては、シナリオ情報をディスクIDによって区分して保存するのではなく、コンテンツ提供者によって区分して保存することもできる。同じコンテンツ提供者が生産したディスクは、類似した構造を有するのが一般的であるという点に着目する
と、同じシナリオ情報を使用できる。一例として、同じコンテンツ提供者が生産したディスクは、映画コンテンツを再生する前に、5編の予告映像を再生するように制作されたと仮定する。また、シナリオ情報に予告映像をスキップさせるユーザイベントについての情報が含まれていると仮定する。この場合、ユーザは、同じコンテンツ提供者が生産したディスクを再生するにあたり、シナリオ情報を利用して予告映像をスキップできる。
挿入されたディスクに対応するシナリオ情報が存在すれば、段階S331を遂行し、挿入されたディスクに対応するシナリオ情報が存在しなければ、段階S341を遂行する。
【0020】
段階S331では、シナリオ情報を利用してユーザイベントを発生させる否かを判断する。段階S331は、ユーザにシナリオ情報を使用するか否かを質疑し、これに対する応答を受信することによって遂行されうる。
シナリオ情報を使用する場合には、段階S332を遂行し、少なくとも1つのシナリオ情報が含まれたリストをディスプレイする。しかし、シナリオ情報を使用しない場合には、その後の段階を遂行せずに終了する。その後の段階を遂行せずに終了した場合には、ユーザからユーザ入力が受信されれば、ユーザ入力に対応するユーザイベントが発生する。
段階S333では、リストに含まれたシナリオ情報のうち、一つを選択する。リストに複数個のシナリオ情報が含まれた場合、ユーザの入力に基づいて、複数個のシナリオ情報のうち一つを選択できる。
【0021】
段階S334では、選択されたシナリオ情報を利用し、ユーザイベントを発生させる。この場合、ユーザから中止要請が受信されるまでは、シナリオ情報に含まれたユーザイベントを続けて発生させることができる。段階S334に係わる詳細な説明は、図4で後述する。
段階S340では、ユーザイベント・シナリオ情報を生成する。段階S340は、段階S341ないし段階S344によって遂行されうる。
段階S341では、ユーザ入力が受信されれば、ユーザ入力に対応するユーザイベントを発生させる。
段階S342では、ユーザイベントを処理するアプリケーション情報を獲得する。アプリケーション情報は、アプリケーションを識別するための情報であるアプリケーション識別情報と、アプリケーションがユーザイベントを処理できる状態を示すアプリケーション状態情報とのうち、少なくとも一つを含むことができる。
【0022】
段階S343では、アプリケーションがユーザイベントを処理して発生させた結果を、他のアプリケーションが利用する場合、結果を利用する他のアプリケーションに係わる情報を獲得する。一例として、第1アプリケーションがメニューを選択するユーザイベントを処理し、「A」という結果を生成すれば、第2アプリケーションが「A」を利用し、メニュー選択に対応するサウンドを出力すると仮定する。段階S342では、第1アプリケーションがいかなる状態でユーザイベントを処理できるかについての情報が獲得され、段階S343では、第2アプリケーションがいかなる状態でユーザイベントを処理できるかについての情報が獲得される。ユーザイベントを処理した結果を、他のアプリケーションが利用する必要がない場合には、段階S343が省略され得る。
【0023】
段階S344では、ユーザイベントについての情報と、アプリケーションについての情報とをバインディングし、ユーザイベント・シナリオ情報を生成する。このとき、ユーザイベント・シナリオ情報は、ユーザイベントの発生順序を示すインデックスナンバ、及び隣接したユーザイベント間の発生時点の差を示す遅延時間情報が含まれうる。
段階S350では、ユーザイベント・シナリオ情報を生成する作業を中止する信号が受信されたか否かを判断する。ユーザイベント・シナリオ情報を生成する作業を中止する信号は、BDがプレイヤから取り出されるか、ユーザが作業の中止を要請した場合に発生しうる。
【0024】
図4は、図3の段階S334の動作過程に係わる一例を示すフローチャートである。
段階S410では、ユーザイベント・シナリオ情報を獲得する。ユーザイベント・シナリオ情報は、ディスクを動作させるプレイヤに記録されていることが可能である。
段階S420では、ユーザイベント・シナリオ情報に含まれたインデックスナンバに基づいて、次に発生するユーザイベントについての情報と、ユーザイベントを処理するアプリケーションについての情報とを獲得する。
段階S430では、アプリケーションがユーザイベントを処理できる状態であるか否かを判断する。段階S430では、ユーザイベント・シナリオ情報に含まれたアプリケーションについての情報に基づいて、アプリケーションがユーザイベントを処理できる状態であるか否かを判断する。
アプリケーションがユーザイベントを処理できない状態である場合には、段階S430を再遂行する。一方、アプリケーションがユーザイベントを処理できる状態である場合には、段階S440を遂行する。
段階S440では、ユーザイベントを発生させる。ユーザイベント・シナリオ情報に遅延時間情報が含まれた場合には、以前のユーザイベントが発生した時点から所定の遅延時間が経過した後、次のユーザイベントを発生させる。
【0025】
図5は、本発明の他の実施形態によるコンテンツ制御装置500に係わるブロック図を示している。
コンテンツ制御装置500は、イベント受信部510、保存部520、判断部530、発生部540を含む。図5に図示されたアプリケーション501は、ユーザイベントを受信して処理し、BDに保存されたものと仮定する。
イベント受信部510は、ユーザ入力に対応して発生したユーザイベントを受信する。また、アプリケーション501がユーザイベントを処理した結果であるアプリケーション・イベントを受信することができる。
保存部520は、ユーザイベント情報及びアプリケーション情報を保存する。
判断部530は、保存部520に保存されたアプリケーション情報を利用し、アプリケーション501が、ユーザイベントを処理できる状態であるか否かを判断する。アプリケーション501が、ユーザイベントを処理できる状態であると判断した場合には、後述する発生部540を制御し、ユーザイベントを発生させる。
発生部540は、保存部520に保存されたユーザイベント情報に基づいて、ユーザイベントを発生させる。本実施形態で発生部540は、判断部530の制御によってユーザイベントを発生させるものであり、ユーザ入力を受信し、ユーザ入力に対応するユーザイベントを発生させるインターフェースとは別途のモジュールとして具現されるものであると仮定した。しかし、他の実施形態では、発生部540とインターフェースとが1つのモジュールでもって具現されもする。
【0026】
以下、コンテンツ制御装置500の動作について、経時的に説明する。
説明の便宜のために、コンテンツ制御装置500でユーザイベント・シナリオ情報を生成する過程と、ユーザイベント・シナリオ情報を利用してコンテンツを制御する過程とを分けて説明する。
まず、コンテンツ制御装置500でユーザイベント・シナリオ情報を生成する過程について説明する。
インターフェース502でユーザ入力が受信されれば、インターフェースは、ユーザ入力に対応するユーザイベントを生成し、アプリケーション501とイベント受信部510とに伝達する。このとき、アプリケーション501は、ユーザイベントを処理できる状態でなければならない。
【0027】
次に、イベント受信部510は、ユーザイベント502についての情報と、アプリケーション501についての情報とを保存部520に伝送する。
保存部520は、ユーザイベント502についての情報と、アプリケーション501についての情報とをバインディングし、ユーザイベント・シナリオ情報を生成する。このとき、アプリケーション501についての情報には、アプリケーション501の識別情報と、アプリケーション501がユーザイベント502を処理できる状態を示すアプリケーション状態情報とが含まれうる。また、保存部520は、挿入されたBDについての情報と、ユーザイベント・シナリオ情報とをバインディングして保存することによって、ユーザイベント・シナリオ情報がいかなるBDに対応するかを表示できる。
【0028】
この後、ユーザがユーザイベント・シナリオ情報の生成を中止したり、BDをプレイヤから取り出すまでに発生したユーザイベントについての情報は、アプリケーション情報と共に、ユーザイベント・シナリオ情報に含まれて保存される。
次に、ユーザイベント・シナリオ情報を利用してコンテンツを制御する過程について説明する。
ユーザがBDを挿入したり、ユーザがユーザイベント・シナリオ情報を利用することを要請すれば、判断部530は、保存部520に保存されたユーザイベント・シナリオ情報を獲得する。このとき、判断部530は、挿入されたBDからディスク情報を獲得することによって、挿入されたBDに対応するユーザイベント・シナリオ情報を獲得できる。
【0029】
次に、判断部530は、ユーザイベント・シナリオ情報に含まれたアプリケーション501情報を獲得する。アプリケーション501情報には、インデックスナンバ、アプリケーション識別情報及びアプリケーション状態情報が含まれていることは、前述の通りである。判断部530は、インデックスナンバに基づいて、次に発生するユーザイベントと、ユーザイベントを処理するアプリケーションとがいかなるものであるかを判断する。
また、判断部530は、ユーザイベントを処理するアプリケーション501の現在状態を確認する。次に判断部530は、アプリケーション状態情報と、確認されたアプリケーション501の現在状態とを比較し、アプリケーション501の現在状態が、ユーザイベント502を処理できる状態であるか否かを判断する。
【0030】
アプリケーション501の現在状態がユーザイベント502を処理できる状態であるか否かを判断されれば、判断部530は、ユーザイベント502が発生するように、発生部540を制御する。発生部540は、保存部520からユーザイベント・シナリオ情報を受信し、ユーザイベント・シナリオ情報に含まれたユーザイベントについての情報に基づいて、ユーザイベントを発生させる。
前記のような動作は、ユーザイベント・シナリオ情報に含まれたあらゆるユーザイベントが発生したり、ユーザがユーザイベント・シナリオ情報の使用を中止したり、BDがプレイヤから取り出されるまで、反復的に遂行されうる。
【0031】
図6は、本発明の一実施形態によるBDのメニューツリーを示している。
図6でユーザは、「21 VIRTUA LBLACKJACK LEADERBOARD」項目を選択し、ランキングを確認した後、「PLAY NOW」項目を選択し、ブラックジャックゲームを実行しようとするのである。図6では、同じレベルにある項目間の移動は、リモコンの左右キーを利用して遂行され、他のレベルにある項目間の移動は、リモコンの上下キーを利用して遂行されると仮定する。また、最初には、レベル内で最上位項目にハイライトが位置すると仮定する。しかし、実施形態によっては、同じレベルにある項目間の移動は、リモコンの上下キーを利用して遂行され、他のレベルにある項目間の移動は、リモコンの左右キーを利用して遂行され、レベル内の最下位項目に、ハイライトが位置することも可能である。
【0032】
まず、ユーザは、「右」キーを三回押した後、ハイライトが「SPECIAL FEATURE」に位置すれば、「選択」キーを押す。次に、ユーザは「右」キーを二回押した後、ハイライトが「21 VIRTUAL BLACKJACK」に位置すれば、「選択」キーを押す。次に、ユーザは、「右」キーを二回押した後、ハイライトが「21 VIRTUAL BLACKJACK LEADERBOARD」に位置すれば、「選択」キーを押すことによってランキングを確認する。BD−Liveを提供するアプリケーションは、ネットワークを介してランキング情報を受信することができる。
最後に、ユーザは「左」キーを押した後、ハイライトが「PLAY NOW」に位置すれば、「選択」キーを押すことによって、ゲームを始める。このように、ユーザは、何回かの入力を通じるだけで、望みのコンテンツを制御できるようになる。特に、BDコンテンツは、アプリケーションを介して制御される特性上、ユーザ所望の機能を直ちに提供するように具現し難い。当該機能を提供するためには、その機能を提供するのに必要なアプリケーションが駆動されねばならず、アプリケーションの駆動は、ユーザイベントによって遂行されうるためである。
【0033】
ユーザが再びランキングを確認した後、ブラックジャックゲームを実行しようとすると仮定する。従来は、ユーザが前述の過程を再度反復せねばならない。しかし、本発明の一実施形態によるコンテンツ制御装置100では、ユーザ入力によって発生したユーザイベントについての情報と、アプリケーションについての情報とがバインディングされたユーザイベント・シナリオ情報を生成し、コンテンツ制御装置200では、生成されたユーザイベント・シナリオ情報を利用してコンテンツを制御することによって、ユーザの入力がなくても、ユーザが願うままにコンテンツを制御できる(すなわち、ランキングを確認した後、ブラックジャックゲームを実行できる)。
図7は、図6でのユーザ入力によって生成されたユーザイベント・シナリオ情報に係わる一例である。
ユーザイベント情報項目710は、ユーザ入力に対応して発生したユーザイベントについての情報を示す。図6を参考にすれば、ユーザは、方向キー及び選択キーを利用し、ランキング情報を提供する「21 VIRTUAL BLACKJACK LEADERBOARD」項目に移動した。ユーザが、方向キーを入力したり、選択キーを入力するたびにユーザイベントが発生するといえるが、図7では、説明の便宜のために、ユーザが方向キー及び選択キーを操作し、ハイライトを「21 VIRTUAL BLACKJACK LEADERBOARD」項目に移動させる間、1つのユーザイベントのみ発生したと仮定する。
【0034】
アプリケーション情報項目720は、ユーザイベントを処理するアプリケーションについての情報を含む。アプリケーション情報項目720は、アプリケーションID項目721及びアプリケーション状態情報項目722を含むことができる。
アプリケーションID項目721は、ユーザイベントを処理するアプリケーションを識別するための情報である。
アプリケーション状態項目722は、アプリケーションがユーザイベントを処理できる状態を示す。
遅延時間情報項目730は、以前に発生したユーザイベントと、次に発生するユーザイベントと時間差を示す。
アプリケーション・イベント情報項目740は、ユーザイベントを処理した結果を受信する他のアプリケーションについての情報である。アプリケーション・イベント情報項目740は、アプリケーションID項目741及びアプリケーション状態項目742を含むことができる。
【0035】
以下、ユーザが「21 VIRTUAL BLACKJACK LEADERBOARD」に位置した状態で、「選択」キーをクリックする場合について説明する。
ユーザが「選択」キーをクリックすれば、ユーザ入力に対応するユーザイベントが発生する。図7では、「ランキング情報選択」と表示されたユーザイベントが発生することになる。
発生したユーザイベントは、IDが「0002」であるアプリケーションが処理し、IDが「0002」であるアプリケーションは、「アクティブ状態」である場合に、ユーザイベントを処理できることが分かる。また、遅延時間情報項目が「1」秒を示すので、「移動」に該当するユーザイベントが発生した後で「1」秒が経過した後に、「ランキング情報選択」に該当するユーザイベントが発生することが分かる。従って、IDが「0002」であるアプリケーションの状態が「アクティブ状態」であり、「移動」に該当するユーザイベントが発生した後で「1」秒が経過した時点で、「ランキング情報選択」に該当するユーザイベントが発生する。
【0036】
IDが「0002」であるアプリケーションが、「ランキング情報選択」に該当するユーザイベントを処理すれば、処理結果は、IDが「0003」であるアプリケーションに伝えられる。IDが「0003」であるアプリケーションもやはり、「アクティブ状態」でユーザイベントを処理できる。
【0037】
図8は、本発明の一実施形態によるコンテンツ制御方法に係わるフローチャートを示している。
段階S810では、コンテンツを制御するためのユーザ入力が受信されれば、ユーザ入力に対応するユーザイベントを発生させる。
段階S820では、ユーザイベントを処理するアプリケーションについての情報を獲得する。
アプリケーションについての情報は、アプリケーションを識別するための情報であるアプリケーション識別情報と、アプリケーションがユーザイベントを処理できる状態を示す情報であるアプリケーション状態情報とのうち、少なくとも一つを含むことができる。また、ユーザイベント・シナリオ情報は、複数個のユーザイベントのうち、現在時点に発生した第1ユーザイベントと、以前時点に発生した第2ユーザイベントとの発生時の時間差を示す遅延時間情報をさらに含むことができる。
段階S830では、アプリケーションについての情報と、前記ユーザイベントについての情報とがバインディングされたユーザイベント・シナリオ情報を生成する。生成されたユーザイベント・シナリオ情報は、プレイヤ内の保存空間に保存されうる。
【0038】
図9は、本発明の他の実施形態によるコンテンツ制御方法に係わるフローチャートを示している。
段階S910では、コンテンツを制御するためのユーザイベントについての情報と、ユーザイベントを処理するアプリケーションについての情報とがバインディングされたユーザイベント・シナリオ情報を獲得する。
段階S920では、ユーザイベント・シナリオ情報に基づいて、ユーザイベントを発生させる。具体的に、アプリケーションについての情報に基づいて、アプリケーションがユーザイベントを処理できる状態であるか否かを判断し、アプリケーションが、ユーザイベントを処理できる状態であると判断されれば、ユーザイベントを発生させる。
もしユーザイベント・シナリオ情報に複数個のユーザイベントが発生する順序を示すインデックスナンバが含まれるならば、インデックスナンバに基づいて、複数個のユーザイベントを順次に発生させる。また、ユーザイベント・シナリオ情報に遅延時間情報が含まれれば、以前ユーザイベントが発生した時点から所定の時間が経過した後で、次のユーザイベントを発生させる。
【0039】
一方、前述の本発明の実施形態は、コンピュータで実行できるプログラムで作成可能であり、コンピュータで読み取り可能な記録媒体を利用し、前記プログラムを動作させる汎用デジタル・コンピュータで具現されうる。
前記コンピュータで読み取り可能な記録媒体は、マグネチック記録媒体(例えば、ROM(read-only memory)、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスクなど)、光学的判読媒体(例えば、CD−ROM、DVDなど)及びキャリアウェーブ(例えば、インターネットを介した伝送)のような記録媒体を含む。
【0040】
以上、本発明についてその望ましい実施形態を中心に説明した。本発明が属する技術分野で当業者は、本発明が本発明の本質的な特性から外れない範囲で変形された形態で具現されうることを理解することができるであろう。従って、開示された実施形態は、限定的な観点ではなく、説明的な観点から考慮されねばならない。本発明の範囲は、前述の説明ではなく特許請求の範囲に示されており、それと同等な範囲内にあるあらゆる差異点は、本発明に含まれたものであると解釈されねばならない。
【符号の説明】
【0041】
100 コンテンツ制御装置
110,220 ユーザイベント発生部
120,210 情報獲得部
130 情報生成部
222,530 判断部
224,540 発生部
501 アプリケーション
502 インターフェース
510 イベント受信部
520 保存部
710 ユーザイベント情報
720 アプリケーション情報
721,741 アプリケーションID
722,742 アプリケーション状態情報
730 遅延時間情報
740 アプリケーション・イベント情報

【特許請求の範囲】
【請求項1】
アプリケーションを利用してコンテンツを制御する方法において、
前記コンテンツを制御するためのユーザイベントについての情報と、前記ユーザイベントを処理するアプリケーションについての情報とがバインディングされたユーザイベント・シナリオ情報を獲得する段階と、
前記ユーザイベント・シナリオ情報に基づいて、ユーザイベントを発生させる段階とを含むことを特徴とするコンテンツ制御方法。
【請求項2】
前記アプリケーションについての情報は、前記アプリケーションを識別するアプリケーション識別情報、及び前記アプリケーションが、前記ユーザイベントを処理できる状態であるか否かを示すアプリケーション状態情報のうち、少なくとも一つを含み、
前記ユーザイベントを発生させる段階は、前記アプリケーションについての情報に基づいて、前記アプリケーションが、前記ユーザイベントを処理できる状態であるか否かを判断する段階と、
前記アプリケーションが、前記ユーザイベントを処理できる状態であると判断されれば、前記ユーザイベントを発生させる段階とを含むことを特徴とする請求項1に記載のコンテンツ制御方法。
【請求項3】
前記ユーザイベント・シナリオ情報は、
前記コンテンツを制御するために連続して発生する複数個のユーザイベントについての情報が含まれたことを特徴とする請求項1に記載のコンテンツ制御方法。
【請求項4】
前記ユーザイベント・シナリオ情報は、
前記複数個のユーザイベントが発生する順序を示すインデックスナンバをさらに含み、
前記ユーザイベントを発生させる段階は、前記インデックスナンバに基づいて、前記複数個のユーザイベントを順次に発生させることを特徴とする請求項3に記載のコンテンツ制御方法。
【請求項5】
前記ユーザイベント・シナリオ情報は、前記複数個のユーザイベントのうち、次の時点に発生する第1ユーザイベントと、以前時点に発生した第2ユーザイベントとの発生時の時間差を示す遅延時間情報をさらに含み、
前記ユーザイベントを発生させる段階は、前記遅延時間情報に基づいて、前記第1ユーザイベントが発生した後で所定時間が経過した後、前記第2ユーザイベントを発生させることを特徴とする請求項3に記載のコンテンツ制御方法。
【請求項6】
前記アプリケーションは、
BD(blu-ray disc)に記録されたJava(登録商標)アプリケーションを含むことを特徴とする請求項1に記載のコンテンツ制御方法。
【請求項7】
アプリケーションを利用してコンテンツを制御する装置において、
前記コンテンツを制御するためのユーザイベントについての情報と、前記ユーザイベントを処理するアプリケーションについての情報とがバインディングされたユーザイベン ト・シナリオ情報を獲得する情報獲得部と、
前記ユーザイベント・シナリオ情報に基づいて、ユーザイベントを発生させるユーザイベント発生部とを含むことを特徴とするコンテンツ制御装置。
【請求項8】
前記アプリケーションについての情報は、前記アプリケーションを識別するアプリケーション識別情報、及び前記ユーザイベントを処理できる状態であるか否かを示すアプリケーション状態情報のうち、少なくとも一つを含み、
前記ユーザイベント発生部は、前記アプリケーションについての情報に基づいて、前記アプリケーションが、前記ユーザイベントを処理できる状態であるか否かを判断する判断部と、
前記アプリケーションが、前記ユーザイベントを処理できる状態であると判断されれば、前記ユーザイベントを発生させる発生部とを含むことを特徴とする請求項7に記載のコンテンツ制御装置。
【請求項9】
前記ユーザイベント・シナリオ情報は、
前記コンテンツを制御するために連続して発生する複数個のユーザイベントについての情報が含まれたことを特徴とする請求項7に記載のコンテンツ制御装置。
【請求項10】
前記ユーザイベント・シナリオ情報は、
前記複数個のユーザイベントが発生する順序を示すインデックスナンバをさらに含み、
前記発生部は、前記インデックスナンバに基づいて、前記複数個のユーザイベントを順次に発生させることを特徴とする請求項9に記載のコンテンツ制御装置。
【請求項11】
前記ユーザイベント・シナリオ情報は、前記複数個のユーザイベントのうち、次の時点に発生する第1ユーザイベントと、以前時点に発生した第2ユーザイベントとの発生時の時間差を示す遅延時間情報をさらに含み、
前記発生部は、前記遅延時間情報に基づいて、前記第1ユーザイベントが発生した後で所定時間が経過した後、前記第2ユーザイベントを発生させることを特徴とする請求項9に記載のコンテンツ制御装置。
【請求項12】
前記アプリケーションは、
BDに記録されたJava(登録商標)アプリケーションを含むことを特徴とする請求項7に記載のコンテンツ制御装置。
【請求項13】
請求項1ないし請求項6のうち、いずれか1項に記載の方法を具現するためのプログラムが記録されたコンピュータで読み取り可能な記録媒体。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2010−268464(P2010−268464A)
【公開日】平成22年11月25日(2010.11.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−113101(P2010−113101)
【出願日】平成22年5月17日(2010.5.17)
【出願人】(390019839)三星電子株式会社 (8,520)
【氏名又は名称原語表記】SAMSUNG ELECTRONICS CO.,LTD.
【住所又は居所原語表記】416,Maetan−dong,Yeongtong−gu,Suwon−si,Gyeonggi−do 442−742(KR)
【Fターム(参考)】