説明

コンテンツ情報表示装置およびそのプログラム

【課題】 ユーザ操作によってページ進みボタンが連続的に操作された際に、迅速に曲リストを表示すること。
【解決手段】 ページ進み指示が入力されると、次のページの曲リストのカーソルが表示される曲名のみをサーバから取得して表示する。所定時間以内に次のページ進み指示が入力されると、次のページの曲リストのカーソルが表示される曲名以外の残りの曲名を取得せずに、さらに次のページの曲リストのカーソルが表示される曲名を表示する。このとき、サーバから、カーソルが表示される曲名を取得してメモリに保存済のページの次のページから所定数ページまでの曲リストにおいて、カーソルが表示される曲名を取得してメモリに保存しておく。従って、さらに次のページの曲リストのカーソルが表示される曲名をメモリから読み出して表示することができるので、迅速に表示することができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、サーバからコンテンツ情報を取得して表示するコンテンツ情報表示装置およびそのプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
曲ファイル等のコンテンツを記録するサーバと、サーバとネットワーク経由で接続され、サーバからコンテンツを取得して再生する端末装置とを備えるシステムが利用されている。ユーザが端末装置を操作し、サーバに記録されている複数のコンテンツの中から端末装置で再生する所望のコンテンツを選択する際、端末装置の表示部に曲リストが表示される。曲リストは複数の曲ファイルの曲名の一覧であり、端末装置がサーバに曲リストを要求することにより、サーバから曲リストを取得する。ユーザ操作によって、曲リスト内の所望の曲名にカーソルが表示され、再生指示が入力されると、カーソルが表示された曲ファイルがサーバから取得され再生される。端末装置の表示部の画面サイズが小さい場合には、表示部に表示される曲リストには例えば10曲分の曲名しか一度に表示することができない。なお、一度に表示される曲リストを1ページの曲リストとする。
【0003】
端末装置が1ページ目(1〜10曲目)の曲リストを表示する際には、端末装置が1〜10曲目の曲名をサーバに要求し、サーバが1〜10曲目の曲名を返信し、端末装置はこれを取得して曲リストとして表示する(例えば、下記特許文献1)。ここで、ユーザ操作によってページ進みボタンが操作されると、現在表示されている1ページ目の曲リストから2ページ目の曲リストに表示が変更される。このとき、端末装置は、2ページ目の曲リストに含まれる11〜20曲目の曲名をサーバに要求し、サーバが11〜20曲目の曲名を返信し、端末装置はこれを取得して曲リストとして表示する。このように、ユーザ操作によってページ進みボタンが操作されるたびに、次のページの曲リストの表示個数分の曲名をサーバに要求し、取得する。しかし、曲リストの表示個数分の曲名をネットワーク経由でサーバから取得するにはそれなりの時間が必要である。従って、サーバに膨大な数の曲ファイルが記録されている場合に、ユーザ操作によって曲リストのページを多数回進める必要があるときには、端末装置とサーバとの間の曲名の送受信がユーザのページ進みボタンの操作速度に追いつかず、所望の曲名が曲リストに表示されるまでに多大な時間がかかるという問題がある。
【0004】
同様に、ユーザ操作によってカーソル進みボタンが操作されたときにはカーソルが1つ先の曲名に移動するが、このときに曲リストのページが次のページに変更されるときがある。曲リストが次のページの曲リストに変更される際にも、曲リストの表示個数分の曲名をネットワーク経由でサーバから取得する必要があるので、曲リストが表示されるまでに時間がかかるという問題がある。
【0005】
【特許文献1】特開2005−182762号
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は上記従来の課題を解決するためになされたものであり、その目的は、ユーザ操作によってページ進みボタン(又はカーソル進みボタン)等が連続的に操作された際に、迅速に曲リストを表示することができるコンテンツ情報表示装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の好ましい実施形態によるコンテンツ情報表示装置は、複数のコンテンツ及び前記コンテンツのコンテンツ情報を記録するサーバに接続する接続手段と、前記サーバが記録している複数のコンテンツのコンテンツ情報の内、所定数のコンテンツのコンテンツ情報を含む1ページ分のコンテンツリストを表示し、1つのコンテンツ情報にカーソルを表示する表示手段と、ユーザ操作によって次のページのコンテンツリストを表示するページ進み指示が入力された場合、最初に、次のページのコンテンツリストのカーソルが表示されるコンテンツ情報のみを前記サーバから取得し、前記表示手段にカーソルが表示されるコンテンツ情報として、取得したコンテンツ情報を表示させる第1取得手段と、前記ページ進み指示が入力されてから所定時間以内に次のページ進み指示が入力される場合、カーソルが表示されるコンテンツ情報を取得して記憶部に保存済のページの次のページから所定数ページ先までのコンテンツリストにおいて、カーソルが表示されるコンテンツ情報を前記サーバから予め取得し、取得したコンテンツ情報を前記記憶部に保存すると共に、さらに次のページのコンテンツリストのカーソルが表示されるコンテンツ情報を前記記憶部から読み出して前記表示手段に表示させる第2取得手段と、前記ページ進み指示が入力されてから前記所定時間以内に次のページ進み指示が入力されない場合、次のページのコンテンツリストのカーソルが表示されるコンテンツ情報以外の残りのコンテンツ情報を前記サーバから取得し、前記表示手段に表示させる第3取得手段とを備える。
【0008】
ページ進み指示が入力されると、次のページのコンテンツリストのカーソルが表示されるコンテンツ情報のみをサーバから取得して表示する。所定時間以内に次のページ進み指示が入力されると、次のページのコンテンツリストのカーソルが表示されるコンテンツ情報以外の残りのコンテンツ情報を取得せずに、さらに次のページのコンテンツリストのカーソルが表示されるコンテンツ情報を表示する。このとき、サーバから、カーソルが表示されるコンテンツ情報を取得して記憶部に保存済のページの次のページから所定数ページまでのコンテンツリストにおいて、カーソルが表示されるコンテンツ情報を取得して記憶部に保存しておく。従って、さらに次のページのコンテンツリストのカーソルが表示されるコンテンツ情報を記憶部から読み出して表示することができるので、迅速に表示することができる。一方、所定時間以内に次のページ進み指示が入力されないと、次のページのコンテンツリストのカーソルが表示されるコンテンツ情報以外の残りのコンテンツ情報を取得して表示する。従って、ユーザ操作に応じて迅速に曲リストの表示を変更することができる。さらに、カーソルが表示されるコンテンツ情報は常に変更されるので、現在どのコンテンツリストが表示されるべきであるかをユーザが認識することができる。
【0009】
本発明の別の好ましい実施形態によるコンテンツ情報表示装置は、複数のコンテンツ及び前記コンテンツのコンテンツ情報を記録するサーバに接続する接続手段と、前記サーバが記録している複数のコンテンツのコンテンツ情報の内、所定数のコンテンツのコンテンツ情報を含む1ページ分のコンテンツリストを表示し、1つのコンテンツ情報にカーソルを表示する表示手段と、ユーザ操作によって前のページのコンテンツリストを表示するページ戻り指示が入力された場合、最初に、前のページのコンテンツリストのカーソルが表示されるコンテンツ情報のみを前記サーバから取得し、前記表示手段にカーソルが表示されるコンテンツ情報として、取得したコンテンツ情報を表示させる第1取得手段と、前記ページ戻り指示が入力されてから所定時間以内に次のページ戻り指示が入力される場合、カーソルが表示されるコンテンツ情報を取得して記憶部に保存済のページの前のページから所定数ページ前までのコンテンツリストにおいて、カーソルが表示されるコンテンツ情報を前記サーバから予め取得し、取得したコンテンツ情報を前記記憶部に保存すると共に、さらに前のページのコンテンツリストのカーソルが表示されるコンテンツ情報を前記記憶部から読み出して前記表示手段に表示させる第2取得手段と、前記ページ戻り指示が入力されてから前記所定時間以内に次のページ戻り指示が入力されない場合、前のページのコンテンツリストのカーソルが表示されるコンテンツ情報以外の残りのコンテンツ情報を前記サーバから取得し、前記表示手段に表示させる第3取得手段とを備える。
【0010】
ページ戻り指示が入力されると、前のページのコンテンツリストのカーソルが表示されるコンテンツ情報のみをサーバから取得して表示する。所定時間以内に次のページ戻り指示が入力されると、前のページのコンテンツリストのカーソルが表示されるコンテンツ情報以外の残りのコンテンツ情報を取得せずに、さらに前のページのコンテンツリストのカーソルが表示されるコンテンツ情報を表示する。このとき、サーバから、カーソルが表示されるコンテンツ情報を取得して記憶部に保存済のページの前のページから所定数ページまでのコンテンツリストにおいて、カーソルが表示されるコンテンツ情報を取得して記憶部に保存しておく。従って、さらに前のページのコンテンツリストのカーソルが表示されるコンテンツ情報を記憶部から読み出して表示することができるので、迅速に表示することができる。一方、所定時間以内に次のページ戻り指示が入力されないと、前のページのコンテンツリストのカーソルが表示されるコンテンツ情報以外の残りのコンテンツ情報を取得して表示する。従って、ユーザ操作に応じて迅速に曲リストの表示を変更することができる。さらに、カーソルが表示されるコンテンツ情報は常に変更されるので、現在どのコンテンツリストが表示されるべきであるかをユーザが認識することができる。
【0011】
本発明の別の好ましい実施形態によるコンテンツ情報表示装置は、複数のコンテンツ及び前記コンテンツのコンテンツ情報を記録するサーバに接続する接続手段と、前記サーバが記録している複数のコンテンツのコンテンツ情報の内、所定数のコンテンツのコンテンツ情報を含むコンテンツリストを表示し、1つのコンテンツ情報にカーソルを表示する表示手段と、ユーザ操作によってカーソルを進めるカーソル進み指示が入力された場合、前記コンテンツリストのカーソルの表示を次のコンテンツ情報に進めるカーソル移動手段と、カーソルを次のコンテンツ情報に進める際に、カーソルが表示するコンテンツ情報が記憶部に保存されていない場合、前記サーバからカーソルが表示するコンテンツ情報を取得して前記記憶部に保存すると共に、取得したコンテンツ情報を前記表示手段に表示させる第1取得手段と、前記カーソル進み指示が入力されてから所定時間以内に次のカーソル進み指示が入力される場合、前記サーバから取得され前記記憶部に保存されているコンテンツ情報の次のコンテンツ情報から所定数先までのコンテンツ情報を、前記サーバから予め取得して前記記憶部に保存する第2取得手段とを備える。
【0012】
カーソル移動指示が入力された後、所定時間以内に再度カーソル移動指示が入力されると、カーソルの表示を進めると共に、サーバから取得され記憶部に保存されているコンテンツ情報の次のコンテンツ情報から所定数分のコンテンツ情報を、サーバから予め取得して記憶部に保存する。従って、カーソル移動によって、コンテンツリストに表示されていないコンテンツ情報を表示する必要がある場合に、予め記憶部に保存されているコンテンツ情報を読み出すことによって迅速にカーソルを表示するコンテンツ情報を表示することができる。
【0013】
本発明の別の好ましい実施形態によるコンテンツ情報表示装置は、複数のコンテンツ及び前記コンテンツのコンテンツ情報を記録するサーバに接続する接続手段と、前記サーバが記録している複数のコンテンツのコンテンツ情報の内、所定数のコンテンツのコンテンツ情報を含むコンテンツリストを表示し、1つのコンテンツ情報にカーソルを表示する表示手段と、ユーザ操作によってカーソルを戻すカーソル戻り指示が入力された場合、前記コンテンツリストのカーソルの表示を前のコンテンツ情報に戻すカーソル移動手段と、カーソルを前のコンテンツ情報に戻す際に、カーソルが表示するコンテンツ情報が記憶部に保存されていない場合、前記サーバからカーソルが表示するコンテンツ情報を取得して前記記憶部に保存すると共に、取得したコンテンツ情報を前記表示手段に表示させる第1取得手段と、前記カーソル戻り指示が入力されてから所定時間以内に次のカーソル戻り指示が入力される場合、前記サーバから取得され前記記憶部に保存されているコンテンツ情報の前のコンテンツ情報から所定数前までのコンテンツ情報を、前記サーバから予め取得して前記記憶部に保存する第2取得手段とを備える。
【0014】
カーソル移動指示が入力された後、所定時間以内に再度カーソル移動指示が入力されると、カーソルの表示を戻すと共に、サーバから取得され記憶部に保存されているコンテンツ情報の前のコンテンツ情報から所定数分のコンテンツ情報を、サーバから予め取得して記憶部に保存する。従って、カーソル移動によって、コンテンツリストに表示されていないコンテンツ情報を表示する必要がある場合に、予め記憶部に保存されているコンテンツ情報を読み出すことによって迅速にカーソルを表示するコンテンツ情報を表示することができる。
【発明の効果】
【0015】
ユーザ操作によってページ進みボタン又はカーソル進みボタン等が連続的に操作された際に、迅速に曲リストを表示することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
以下、本発明の好ましい実施形態について、図面を参照して具体的に説明するが、本発明はこれらの実施形態には限定されない。図1は、本発明の好ましい実施形態によるコンテンツ情報表示装置が適用される端末装置1と、サーバ11とを示すブロック図である。端末装置1とサーバ11とは、インターネット又はLAN等の任意のネットワークを介して相互に接続されている。サーバ11は、複数のコンテンツを記録している。コンテンツは、音楽データ(曲ファイル)、映像データ、および画像データ等の総称であるが、本例では、曲ファイルである。端末装置1は、サーバから所望のコンテンツを例えばストリーミング形式で受信して、受信したコンテンツを再生する。また、端末装置1は、複数のコンテンツのコンテンツ情報をサーバに要求して取得し、コンテンツ情報が列挙されたコンテンツリスト(以下、曲リストという。)を表示する。コンテンツ情報は、曲ファイルの曲名(タイトル)、アーティスト名、アルバム名、ジャンル名等のメタデータであるが、本例では曲名を例に説明する。
【0017】
端末装置1は、制御部2と、メモリ(ROM、RAM等)3と、再生部4と、増幅部5と、操作部6と、表示部7と、通信部8とを備えている。
【0018】
制御部2は、メモリ3に格納されたコンテンツ情報表示プログラム等の端末装置1の動作プログラムに基づいて、端末装置1全体を制御するものであり、例えばマイコンやCPU等である。
【0019】
制御部2は、サーバ11に曲リストを要求し、サーバ11から返信された曲リストを受信して表示部7に表示させる。曲リストには、サーバ11に記録されている複数の曲ファイルの曲名の内、表示部7に表示可能な所定数の曲名が含まれている。図2(図2A〜図2G)に示すように、表示部7は、例えば10個の曲名を含む曲リストが表示可能である。所定数の曲名を含み一度に表示部7に表示可能な曲リストのことを1ページの曲リストという。図2のように、曲リストの右上部には、「現在カーソルが表示されている曲ファイルの曲番号(トラック番号)/サーバ11に記録されている曲ファイルの総数」が表示されている。なお、アーティスト名等のカテゴリで曲ファイルを絞り込んで検索する場合には、「サーバ11に記録されている曲ファイルの総数」の代わりに「選択されたアーティスト名が付与されている曲ファイルの総数」となる。
【0020】
例えば、図2Aを参照すると、「3/2000」と表示されており、サーバ11に2000個の曲ファイルが記録されており、その内の曲番号3の曲ファイルの曲名にカーソルが表示されていることを意味している。図2Aの曲リストは1ページ目の曲リストであり、曲番号1〜10の10個の曲ファイルの曲名(a01〜a10)を含んでいる。なお、本例では、説明の便宜上、曲ファイルの曲名を「a」+曲番号で表している。同様に、図2Eは2ページ目の曲リストを示し、曲番号11〜20の10個の曲ファイルの曲名(a11〜a20)を含んでいる。図2Fは3ページ目の曲リストを示し、曲番号21〜30の10個の曲ファイルの曲名(a21〜a30)を含んでいる。図2Gは4ページ目の曲リストを示し、曲番号31〜40の10個の曲ファイルの曲名(a31〜a40)を含んでいる。
【0021】
操作部6には、表示部7に表示されている曲リストのページを次のページに進めるためのページ進みボタンと、前のページに戻るためのページ戻りボタンとが設けられている。ページ進みボタンが操作されると、ページ進み指示が制御部2に入力され、ページ戻りボタンが操作されると、ページ戻り指示が制御部2に入力される。また、操作部6には、曲リストにおいてカーソルの表示位置を進めるためのカーソル進みボタンと、カーソルの表示位置を戻すためのカーソル戻りボタンと、カーソルが表示されている曲名の曲ファイルを再生開始する決定ボタンとが設けられている。カーソル進みボタンが操作されると、カーソル進み指示が制御部2に入力され、カーソル戻りボタンが操作されると、カーソル戻り指示が制御部2に入力される。
【0022】
制御部2は、各ページの曲リストをサーバ11から取得するために、曲リスト要求コマンドをサーバ11に送信する。曲リスト要求コマンドには、サーバ11に記録されている複数の曲ファイルの曲番号の中から、曲名の送信を要求する1又は複数の曲ファイルの曲番号を含む要求リストが含まれている。例えば、図2Aの曲リストの曲名を全て取得する場合、要求リストには、曲番号1〜10が含まれる。また、図2Aの曲リストの3番目の曲名だけを取得する場合、要求リストには、曲番号3のみが含まれる。
【0023】
本例では、ユーザ操作によってページ進みボタン又はページ戻りボタンが連続して操作された場合に、ユーザ操作に応じてサーバ11から曲名を迅速に取得して表示するために、以下の方法で曲リストを取得している。すなわち、ページ進みボタン(又はページ戻りボタン)が操作されたとき、制御部2は、次の(又は前の)1ページ分の10個の曲名を一度に全てサーバ11に要求して取得するのではなく、次のページの曲リストのカーソルが表示される曲名のみを最初にサーバ11から取得して表示する。その後、所定時間以内に、同じページ進みボタン(又はページ戻りボタン)が再度操作されたとき、制御部2は、次の(又は前の)ページのカーソルが表示される曲名以外の残りの曲名をサーバ11から取得することなく、さらに次の(又はさらに前の)ページのカーソルが表示される曲名をサーバ11から取得して表示する。次の(又は前の)ページのカーソルが表示される曲名以外の残りの曲名をサーバ11から取得して表示しても、直ちにさらに次の(又はさらに前の)ページの曲リストに表示が変更されるので、これらの曲名を表示することには意味が無く、また、ユーザが望んでいないと考えられるからである。
【0024】
なお、所定時間以内に、同じページ進みボタン(又はページ戻りボタン)が再度操作されたとき、制御部2は、カーソルが表示される曲名を取得してメモリ3に保存済のページの次の(又は前の)ページから所定数ページ先(又は前)(例えば10ページ先)までの曲リストにおいて、カーソルが表示される曲名をサーバから取得してメモリ3に保存しておく。すなわち、制御部2は、要求リストに、カーソルが表示される曲名を取得してメモリ3に保存済のページの次の(又は)ページから所定数ページ先(又は前)までのカーソルが表示される曲名の曲番号を含める。例えば、3ページ目のカーソルが表示される曲番号23まで曲名を取得済であれば、図3に示すように、要求リストには、4ページ目〜13ページ目までの未取得の複数ページ分のカーソルが表示される曲名の曲番号33,43,53,63,73,83,93,103,113が含まれている。その後、図4に示すように、制御部2は、曲番号に対応付けて取得した曲名をメモリ3に保存する。
【0025】
そして、ページ進みボタン(又はページ戻りボタン)が再度操作されたとき、制御部2は、次の(又は前の)ページのカーソルが表示される曲名が既にメモリ3に保存されているかを確認し、保存されていれば、その曲名をサーバ11から取得することなく、メモリ3から曲名を読み出して表示する。従って、次の(又は前の)ページのカーソルが表示される曲名を迅速に表示することができる。
【0026】
一方、所定時間以内に、同じ方向のページ進みボタン(又はページ戻りボタン)が再度操作されないとき、制御部2は、次の(又は前の)ページのカーソルが表示される曲名以外の残りの曲名をサーバ11から取得して表示する。ユーザがこのページの曲リストの全曲名を表示することを望んでいると考えられるからである。
【0027】
以上の結果、ユーザによってページ進みボタン(又はページ戻りボタン)が連続的に操作され、その操作間隔が所定時間以内である場合には、次の(又は前の)ページのカーソルが表示される曲名のみの表示が変更される。さらに、複数ページ分のカーソルが表示される曲名がサーバ11から予め取得されて、メモリ3に保存される。一方、その操作間隔が所定時間以内でない場合には、次の(又は前の)ページの曲リストのカーソルが表示される曲名以外の残りの曲名もサーバ11から取得されて表示される。その結果、ユーザ操作に応答して迅速に曲リストの表示を変更することができる。
【0028】
なお、次の(又は前の)ページの曲リストを全て取得しないのではなく、次の(又は前の)ページのカーソルが表示される曲名のみをサーバ11から取得して表示するのは、次の理由による。カーソルが表示される曲名はユーザ操作によって決定ボタンが操作されることにより、端末装置1がサーバ11から曲ファイルを取得して再生開始する曲名であるので、表示されないと決定ボタンを操作したときにどの曲ファイルが再生されるのかをユーザが理解することができない。また、操作間隔が所定時間以内のページ送りボタン(又はページ戻りボタン)の操作が複数回続いた場合に、カーソルが表示される曲名が変更されないと、現在表示されるべき曲リストがどの曲名の周辺の曲リストであるかをユーザが理解できない。従って、ページ送りボタン(又はページ戻りボタン)の操作間隔が所定時間以内のときに、カーソルが表示される曲名のみが表示されることは、上記の問題を解決出来るという点で好ましい。
【0029】
図1に戻って、再生部4は、サーバ11から例えばストリーミング形式で取得した曲ファイルについて、再生処理(伸長処理や、D/A変換処理等を含む)を実行する。増幅部5は、再生部4によって再生された音楽信号を増幅して、図示しないスピーカーに音楽信号を供給する。
【0030】
通信部8は、サーバ11とインターネット又はLAN経由で接続して、サーバ11との間で各種コマンド、曲ファイル、および、曲リスト(曲名)等を送信および/または受信するものであり、ネットワークインターフェース等である。
【0031】
サーバ11は、制御部12と、メモリ13と、HDD14と、通信部15とを備える。
【0032】
制御部12は、メモリ13に格納されたサーバ11の動作プログラムに基づいて、サーバ11全体を制御するものであり、例えばマイコンやCPU等である。制御部12は、端末装置1から受信した曲リスト要求コマンドに応じて、曲リスト(曲名)を生成し、端末装置1に返信する。また、端末装置1からの要求に応じてHDD14から指定された曲ファイルを読み出して端末装置1に送信する。
【0033】
HDD14は、複数の曲ファイルと、曲ファイルに関するコンテンツ情報(曲名)を格納している。曲ファイルの曲名は、五十音順及び/又はアルファベット順に並べ換えられ、その順番に曲番号が付与される。
【0034】
通信部15は、端末装置1とインターネット又はLAN経由で接続して、端末装置1との間で各種コマンド、曲ファイル、および、曲リスト(曲名)等を送信および/または受信するものであり、ネットワークインターフェース等である。
【0035】
以上の構成を有する端末装置1及びサーバ11について、その動作を説明する。図5は、端末装置1およびサーバ11の処理を示すフローチャートである。なお、曲リストのページを次のページに進める場合、つまり、ページ進みボタンが操作された場合を例に説明するが、前のページに戻る場合も同様である。本例では、最初、図2Aに示す曲リストが表示されていることとする。
【0036】
端末装置1の制御部2は、ユーザ操作によって曲リストを次のページに変更する指示が入力されたか、つまり、ページ進みボタンが操作されたか否かを判断する(S1)。
【0037】
ページ進みボタンが操作された場合(S1でYES)、制御部2は、次のページの曲リストにおいてカーソルが表示される曲名のみをサーバ11に要求する(S2)。詳細には、制御部2は、取得すべき曲名の曲番号を下記式1に基づいて算出する。
取得すべき曲名の曲番号n=Cmax×(P−1)+C (式1)
ここで、Cmaxは1ページの曲リストに表示可能な曲名の数、Pはページ番号、Cは曲リスト内のカーソルの位置(先頭を1とし、1つ下に進むにつれて1加算される。)である。
【0038】
本例では、1ページ目の曲リスト(1ページに10個の曲名が表示可能)が表示され、上から3個目の曲名にカーソルが表示されているときに、ページ進みボタンが操作されるので、2ページ目の曲リストの上から3個目の曲名が取得すべき曲名になり、取得すべき曲名の曲番号nは、10×(2−1)+3=13となる。
【0039】
制御部2は、算出した取得すべき曲名の曲番号を含む要求リストを生成し、要求リストを含む曲リスト要求コマンドをサーバ11に送信する。上記例では、曲番号13のみを含む要求リストが生成され、送信される。サーバ11の制御部12は、端末装置1から曲リスト要求コマンドを受信すると、曲リスト要求コマンドの要求リストに含まれる曲番号の曲名をHDD14から読み出して、端末装置1に返信する(S11)。本例では、曲番号が13である場合には、曲番号13の曲ファイルの曲名a13が返信される。端末装置1は、サーバ11から曲名を受信すると、カーソルが表示されている曲名を受信した曲名に変更する。すなわち、表示されている曲リストにおいて、カーソルが表示されている曲名だけが次のページのものに変更される。本例では、図2Bに示すように、曲名a03がa13に変更される。なお、図2B(図2C、図2Dも同様)では、カーソルが表示されれる曲名a13以外の曲番号の曲名を非表示としているが、これらを表示していたもよく、グレーアウト表示していてもよい。
【0040】
なお、S2において、制御部2は、次のページのカーソルが表示される曲名がメモリ3に保存されているかを確認し、保存されている場合には、メモリ3に保存されている曲名を読み出して、表示することによって、迅速に表示することができる。
【0041】
続いて、制御部2は、ページ進みボタンの操作間隔を計測するためにタイマのカウントを開始する(S3)。タイマは所定時間(例えば、0.5秒)経過するとカウントを終了するようになっている。続いて、制御部2は、タイマのカウントが終了したか否かを判断する(S4)。
【0042】
タイマのカウントが終了していない場合(S4でNO)、制御部2は、再びユーザ操作によってページ進みボタンが操作されたか否かを判断する(S5)。ページ進みボタンが操作されなければ(S5でNO)、S4に戻る。ページ進みボタンが操作される(すなわち、ページ進みボタンの操作間隔が所定時間以内である)と(S5でYES)、制御部2は、次のページの曲リストのカーソルが表示される曲名以外の残りの曲名を取得することなく、さらに次のページの曲リストのカーソルが表示される曲名のみを、表示部7に表示させる(S6〜S8)。本例では、図2のようにカーソルが表示されている曲名の曲番号が13であるので、曲番号11,12,14〜20の曲名は取得されずに、さらに次のページのカーソルが表示される曲番号が23であることを特定し、図2Cに示すように、カーソルが表示される曲名が曲番号13の曲名a13から曲番号23の曲名a23に変更される。
【0043】
詳細には、制御部2は、カーソルが表示される曲名を取得済のページの次のページから所定ページ数の曲リストにおける、カーソルが表示される曲名の曲番号を含む要求リストを生成する(S6)。要求リストに含める曲番号は、上記式1に基づいて、各ページのページ番号をそれぞれ代入することによって算出される。本例では、2ページ目のカーソルが表示される曲名a13までが取得されているので、次のページである3ページ目から所定ページ数(例えば、10ページ分)までの曲リストにおいて、カーソルが表示される曲名の曲番号が含められる。すなわち、図3に示すように、要求リストには、曲番号23,33,43,53,63,73,83,93,103,113が含まれる。
【0044】
制御部2は、要求リストを含む曲リスト要求コマンドをサーバ11に送信する(S7)。サーバ11は、曲リスト要求コマンドの要求リストに含まれている曲番号に対応する曲名をHDD14から読み出して、端末装置11に返信する(S12)。本例では、曲名a23,a33,a43,a53,a63,a73,a83,a93,a103,a113が返信される。端末装置1は、曲名を受信して、図4に示すようにメモリ3に曲番号に対応付けて保存する(S7)。
【0045】
続いて、制御部2は、さらに次のページの曲リストのカーソルが表示される曲名を、表示部7に表示させる(S8)。本例では、図2Cに示すように、曲名a13を曲名a23に変更する。なお、S6、S7において複数の曲名を取得する前に、さらに次のページの曲リストのカーソルが表示される曲名a23がメモリ3に保存されている場合に、S6の処理と並行して、メモリ3から曲名a23を読み出して表示する。従って、複数ページ分のカーソルが表示される曲名をメモリ3に予め保存しておくことによって、迅速にさらに次のページの曲リストのカーソルが表示される曲名を表示することができる。なお、メモリ3にカーソルが表示される曲名が1つでも保存されている限り、S6,S7の処理を省略するようにしてもよい。
【0046】
その後、制御部2は、タイマカウントをリセットし、最初からタイマのカウントを開始する(S3)。次のページ進みボタンが操作されるまでの操作間隔を計測するためである。
【0047】
この状態において、タイマカウントを終了する前に(S4でNO)、再びページ進みボタンが操作されると(S5でYES)、12ページ目のカーソルが表示される曲名a113までが取得されているので、次のページである13ページ目から所定ページ数(例えば、10ページ分)までの曲リストにおいて、カーソルが表示される曲名の曲番号が含められる。すなわち、要求リストには、曲番号123,133,143,153,163,173,183,193,203,213が含まれる。
【0048】
制御部2は、要求リストを含む曲リスト要求コマンドをサーバ11に送信する(S7)。サーバ11は、曲リスト要求コマンドの要求リストに含まれている曲番号に対応する曲名をHDD14から読み出して、端末装置11に返信する(S12)。本例では、曲名a123,a133,a143,a153,a163,a173,a183,a193,a203,a213が返信される。端末装置1は、曲名を受信して、メモリ3に曲番号に対応付けて保存する(S7)。
【0049】
制御部2は、メモリ3に保存されている複数の曲名の中で、さらに次のページの曲リストのカーソルが表示される曲名を、表示部7に表示させる(S8)。本例では、図2Dに示すように、曲名a23を曲名a33に変更する。なお、ここではS6,S7の実行する前から表示すべき曲名a33はメモリ3に保存されているので、このS9の処理は、S6,S7の処理と並列して実行することができる。従って、メモリ3に予め複数ページのカーソルが表示される曲名を保存しておくことによって、迅速にカーソルが表示される曲名を表示することができる。
【0050】
S4においてタイマカウントが終了した(つまり、所定時間以内に次のページ進みボタンが操作されなかった)と判断されると(S4でYES)、制御部2は、次のページの曲リストのカーソルが表示される曲名以外の残りの曲名をサーバ11に要求する(S9)。例えば、1ページ目の曲リストが表示され、上から3個目の曲名にカーソルが表示されているときに、ページ進みボタンが操作され、タイマカウントが終了した場合、図2Bに示すように、既に曲番号13の曲名は取得して表示済であるので、残りの曲番号11,12,14〜20を含む要求リストを含む曲リスト要求コマンドをサーバ11に送信する。サーバ11の制御部12は、曲リスト要求コマンドに応じて、残りの曲番号(例えば、曲番号11,12,14〜20)の曲名をHDD14から読み出して、端末装置1に送信する(S13)。
【0051】
端末装置1は、受信した残りの曲番号の曲名を受信して、曲リストの曲名の表示を変更する(S9)。例えば、残りの曲番号11,12,14〜20の曲名を受信し、制御部2は、図2Eに示すように、受信した曲番号11,12,14〜20の曲名a11,a12,a14〜a20を表示する。その後、S1に戻る。
【0052】
同様に、例えば、図2Cに示す状態の時にタイマカウントを終了すると、既に曲番号23の曲名は取得して表示済であるので、残りの曲番号21,22,24〜30を含む要求リストを含む曲リスト要求コマンドをサーバ11に送信する。サーバ11の制御部12は、曲リスト要求コマンドに応じて、残りの曲番号(例えば、曲番号21,22,24〜30)の曲名をHDD14から読み出して、端末装置1に送信する(S13)。
【0053】
端末装置1は、受信した残りの曲番号の曲名を受信して、曲リストの曲名の表示を変更する(S9)。ここでは、残りの曲番号21,22,24〜30の曲名を受信し、制御部2は、図2Fに示すように、受信した曲番号21,22,24〜30の曲名a21,a22,a24〜a30を表示する。その後、S1に戻る。
【0054】
以上のように、ページ進みボタンが操作されると、次のページの曲リストのカーソルが表示される曲名のみをサーバ11から取得して表示する。所定時間以内に次のページ進み指示が入力されると、次のページの曲リストのカーソルが表示される曲名以外の残りの曲名を取得せずに、カーソルが表示される曲名を未取得のページから所定数ページ分の曲リストにおけるカーソルが表示される曲名をサーバ11から取得して、メモリ3に保存する。そして、さらに次のページの曲リストのカーソルが表示される曲名を表示する。従って、さらに次の曲リストのカーソルが表示される曲名がメモリ3に保存されていれば、その曲名をメモリ3から読み出すことにより迅速に表示することができる。
【0055】
一方、所定時間以内に次のページ進み指示が入力されないと、次のページの曲リストのカーソルが表示される曲名以外の残りの曲名を取得して表示する。従って、ユーザ操作に応じて迅速に曲リストの曲名の表示を変更することができる。
【0056】
次に、本発明の別の好ましい施形態を説明する。本例は、カーソル進みボタン(又はカーソル戻りボタン)が操作された場合の処理である。図6は、本例における端末装置1の制御部2の処理を示すフローチャートである。なお、本例では、カーソル進みボタンが操作された場合の処理を例に説明するが、カーソル戻りボタンが操作された場合の処理も同様である。また、最初は、図2Aのように、曲名a03にカーソルが表示されているものとする。
【0057】
制御部2は、カーソル進みボタンが操作されて、カーソル進み指示が入力されたか否かを判断している(S21)。カーソル進み指示が入力された場合(S21でYES)、制御部2は、図7Aに示すように、曲リストのカーソルを1つ下の曲名に進める(S22)。つまり、カーソルを曲a03からa04に移動させる。なお、カーソルを進めることによって次のページの曲リストに表示を変更する必要がある場合には、次のページの曲リストの曲名がメモリ3に保存されているかを確認する。後述の処理によってメモリ3に保存されている場合には、メモリ3から曲名を読み出して表示し、メモリ3に保存されていない場合には、次のページの曲リストの曲名をサーバ11から取得して表示する。
【0058】
制御部2は、カーソル進みボタンの操作間隔を計測するためにタイマのカウントを開始する(S23)。タイマは所定時間(例えば、0.5秒)経過するとカウントを終了するようになっている。続いて、制御部2は、タイマのカウントが終了したか否かを判断する(S24)。タイマカウントが終了した場合(S24でYES)、S21に戻る。
【0059】
タイマカウントが終了していなければ(S24でNO)、制御部2は再びカーソル進み指示が入力されたか否かを判断する(S25)。カーソル進み指示が入力されなければ(S25でNO)、S24に戻る。
【0060】
一方、カーソル進み指示が入力された場合(S25でYES)、つまり、カーソル進み指示が入力されてから所定時間以内に次のカーソル進み指示が入力された場合、サーバ11から取得してメモリ3に保存済の曲名の曲番号の次の曲番号から、所定数先の曲番号までを含む要求リストを生成する(S26)。例えば、曲番号10の曲名a10までをサーバ11から取得してメモリ3に保存している場合、曲番号10の次の曲番号11から10個分の曲番号、つまり、曲番号11〜20を含む要求リストが生成される。
【0061】
制御部2は、要求リストを含む曲リスト要求コマンドをサーバ11に送信する(S27)。サーバ11は、曲リスト要求コマンドに応じて、要求リストに含まれる曲番号の曲名をHDD14から読み出して、端末装置1に返信する。本例では、曲番号11〜20の曲名a11〜a20が返信される。制御部2は、曲名a11〜a20を受信して、メモリ3に曲番号に対応付けて保存する(S27)。
【0062】
制御部2は、図7Bのように、曲リストのカーソルを1つ下の曲名に進める(S28)。つまり、カーソルを曲a04からa05に移動させる。なお、カーソル移動後の曲名a05は表示済(メモリ3に保存済)であるので、S28の処理はS26、S27と並列して実行することができる。
【0063】
以上のように、カーソル進み指示が入力されてから所定時間以内に次のカーソル進み指示が入力された場合に、未取得の複数の曲名を予め取得しておくので、カーソルを進めることによって曲リストのページが変更される際に、メモリ3から曲名を読み出して表示することによって、迅速に曲リストを表示することができる。
【0064】
以上、本発明の好ましい実施形態を説明したが、本発明はこれらの実施形態には限定されない。本発明は、上記のコンテンツ情報表示装置を動作させるためのコンピュータプログラムまたはそのコンピュータプログラムを記録した記録媒体という形態で提供されてもよい。
【産業上の利用可能性】
【0065】
本発明は、サーバからコンテンツ情報を取得して表示する端末装置に特に好適に適用され得る。
【図面の簡単な説明】
【0066】
【図1】端末装置1とサーバ11とを示すブロック図である。
【図2A】曲リストを示す図である。
【図2B】曲リストを示す図である。
【図2C】曲リストを示す図である。
【図2D】曲リストを示す図である。
【図2E】曲リストを示す図である。
【図2F】曲リストを示す図である。
【図2G】曲リストを示す図である。
【図3】要求リストを示す図である。
【図4】曲番号に対応付けてメモリに保存される曲番号を示す図である。
【図5】端末装置1とサーバ11との動作を示すフローチャートである。
【図6】端末装置1とサーバ11との動作を示すフローチャートである。
【図7A】曲リストを示す図である。
【図7B】曲リストを示す図である。
【符号の説明】
【0067】
1 端末装置
2 制御部
3 メモリ
4 再生部
5 増幅部
6 操作部
7 表示部
8 通信部
11 サーバ
12 制御部
13 メモリ
14 HDD
15 通信部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数のコンテンツ及び前記コンテンツのコンテンツ情報を記録するサーバに接続する接続手段と、
前記サーバが記録している複数のコンテンツのコンテンツ情報の内、所定数のコンテンツのコンテンツ情報を含む1ページ分のコンテンツリストを表示し、1つのコンテンツ情報にカーソルを表示する表示手段と、
ユーザ操作によって次のページのコンテンツリストを表示するページ進み指示が入力された場合、最初に、次のページのコンテンツリストのカーソルが表示されるコンテンツ情報のみを前記サーバから取得し、前記表示手段にカーソルが表示されるコンテンツ情報として、取得したコンテンツ情報を表示させる第1取得手段と、
前記ページ進み指示が入力されてから所定時間以内に次のページ進み指示が入力される場合、カーソルが表示されるコンテンツ情報を取得して記憶部に保存済のページの次のページから所定数ページ先までのコンテンツリストにおいて、カーソルが表示されるコンテンツ情報を前記サーバから予め取得し、取得したコンテンツ情報を前記記憶部に保存すると共に、さらに次のページのコンテンツリストのカーソルが表示されるコンテンツ情報を前記記憶部から読み出して前記表示手段に表示させる第2取得手段と、
前記ページ進み指示が入力されてから前記所定時間以内に次のページ進み指示が入力されない場合、次のページのコンテンツリストのカーソルが表示されるコンテンツ情報以外の残りのコンテンツ情報を前記サーバから取得し、前記表示手段に表示させる第3取得手段とを備える、コンテンツ情報表示装置。
【請求項2】
複数のコンテンツ及び前記コンテンツのコンテンツ情報を記録するサーバに接続する接続手段と、
前記サーバが記録している複数のコンテンツのコンテンツ情報の内、所定数のコンテンツのコンテンツ情報を含む1ページ分のコンテンツリストを表示し、1つのコンテンツ情報にカーソルを表示する表示手段と、
ユーザ操作によって前のページのコンテンツリストを表示するページ戻り指示が入力された場合、最初に、前のページのコンテンツリストのカーソルが表示されるコンテンツ情報のみを前記サーバから取得し、前記表示手段にカーソルが表示されるコンテンツ情報として、取得したコンテンツ情報を表示させる第1取得手段と、
前記ページ戻り指示が入力されてから所定時間以内に次のページ戻り指示が入力される場合、カーソルが表示されるコンテンツ情報を取得して記憶部に保存済のページの前のページから所定数ページ前までのコンテンツリストにおいて、カーソルが表示されるコンテンツ情報を前記サーバから予め取得し、取得したコンテンツ情報を前記記憶部に保存すると共に、さらに前のページのコンテンツリストのカーソルが表示されるコンテンツ情報を前記記憶部から読み出して前記表示手段に表示させる第2取得手段と、
前記ページ戻り指示が入力されてから前記所定時間以内に次のページ戻り指示が入力されない場合、前のページのコンテンツリストのカーソルが表示されるコンテンツ情報以外の残りのコンテンツ情報を前記サーバから取得し、前記表示手段に表示させる第3取得手段とを備える、コンテンツ情報表示装置。
【請求項3】
複数のコンテンツ及び前記コンテンツのコンテンツ情報を記録するサーバに接続する接続手段と、
前記サーバが記録している複数のコンテンツのコンテンツ情報の内、所定数のコンテンツのコンテンツ情報を含むコンテンツリストを表示し、1つのコンテンツ情報にカーソルを表示する表示手段と、
ユーザ操作によってカーソルを進めるカーソル進み指示が入力された場合、前記コンテンツリストのカーソルの表示を次のコンテンツ情報に進めるカーソル移動手段と、
カーソルを次のコンテンツ情報に進める際に、カーソルが表示するコンテンツ情報が記憶部に保存されていない場合、前記サーバからカーソルが表示するコンテンツ情報を取得して前記記憶部に保存すると共に、取得したコンテンツ情報を前記表示手段に表示させる第1取得手段と、
前記カーソル進み指示が入力されてから所定時間以内に次のカーソル進み指示が入力される場合、前記サーバから取得され前記記憶部に保存されているコンテンツ情報の次のコンテンツ情報から所定数先までのコンテンツ情報を、前記サーバから予め取得して前記記憶部に保存する第2取得手段とを備える、コンテンツ情報表示装置。
【請求項4】
複数のコンテンツ及び前記コンテンツのコンテンツ情報を記録するサーバに接続する接続手段と、
前記サーバが記録している複数のコンテンツのコンテンツ情報の内、所定数のコンテンツのコンテンツ情報を含むコンテンツリストを表示し、1つのコンテンツ情報にカーソルを表示する表示手段と、
ユーザ操作によってカーソルを戻すカーソル戻り指示が入力された場合、前記コンテンツリストのカーソルの表示を前のコンテンツ情報に戻すカーソル移動手段と、
カーソルを前のコンテンツ情報に戻す際に、カーソルが表示するコンテンツ情報が記憶部に保存されていない場合、前記サーバからカーソルが表示するコンテンツ情報を取得して前記記憶部に保存すると共に、取得したコンテンツ情報を前記表示手段に表示させる第1取得手段と、
前記カーソル戻り指示が入力されてから所定時間以内に次のカーソル戻り指示が入力される場合、前記サーバから取得され前記記憶部に保存されているコンテンツ情報の前のコンテンツ情報から所定数前までのコンテンツ情報を、前記サーバから予め取得して前記記憶部に保存する第2取得手段とを備える、コンテンツ情報表示装置。
【請求項5】
請求項1〜4のいずれかに記載のコンテンツ情報表示装置の各手段をコンピュータに実行させる、コンテンツ情報表示装置の動作プログラム。

【図1】
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【図2A】
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【図2B】
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【図2C】
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【図2D】
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【図2E】
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【図2F】
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【図2G】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7A】
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【図7B】
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【公開番号】特開2010−117858(P2010−117858A)
【公開日】平成22年5月27日(2010.5.27)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−290154(P2008−290154)
【出願日】平成20年11月12日(2008.11.12)
【出願人】(000000273)オンキヨー株式会社 (502)
【Fターム(参考)】