説明

コンテンツ登録利用システム

【課題】規格が統一されない大量のコンテンツ素材を有効活用できるようににしたことを特徴とするコンテンツ登録利用システムを提供する。
【解決手段】コンテンツ登録利用サーバ100は、コンテンツ登録部110、コンテンツ利用部120を備え、コンテンツ登録部110において登録者端末300よりコンテンツ素材を登録する際に閲覧情報を抽出する機能があり、コンテンツ利用部120において利用者端末400より抽出された閲覧情報を参照することでコンテンツ素材を用いた編集を行うことができるので、規格が統一されない大量のコンテンツ素材を有効活用できる。また、コンテンツ利用部120はコンテンツ素材の閲覧情報に接続するために2次元コード生成部を備えているので、2次元コードを読み取ることでコンテンツ素材の閲覧情報を参照ことができ、容易に必要とするコンテンツ素材を見つけ出すことができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、素材となるコンテンツを登録するとともに登録されたコンテンツ素材を利用するコンテンツ登録利用システムに関し、特に多数のコンテンツ素材の登録を受付けて有効活用できるようにしたことを特徴とするコンテンツ登録利用システムに関する。
【背景技術】
【0002】
これまでは、情報メディアの発達に伴い日々大量のコンテンツが生成されるようになってきているが、個々のメディアが個別にコンテンツを作成し、一定の目的を達成したコンテンツは死蔵されるため、有効に活用されないことが多かった。
これに対して、近年、ネットワーク上でのコンテンツ素材の利用が急速に拡大しており、大容量アーカイブに蓄積されたコンテンツ素材の編集を、通信ネットワークを介して遠隔地の編集端末から行うようなコンテンツ登録利用システムが提案されている。
このような大容量に保存されたコンテンツ素材を用いて編集を行う際には、適切なコンテンツ素材を的確に検索し選択することで、コンテンツ素材の編集処理を行うような環境を整える必要がある。
【0003】
図23に、従来技術によるコンテンツ登録利用システムの一例の構成を概略的に示す(例えば、特許文献1参照)。図において、遠隔編集端末1、大容量映像アーカイブ2および映像編集装置3は、互いにネットワーク4で接続されている。遠隔編集端末1は、大容量映像アーカイブ2および映像編集装置3に対して地理的に離れた場所である遠隔地に設けられる。大容量映像アーカイブ2は、例えば多数のハードディスク装置から構成され、極めて多数のコンテンツ素材を格納可能とされている。大容量映像アーカイブ2に格納されたコンテンツ素材は、所定の方法で検索して取り出すことができる。
本システムにおいては、遠隔編集端末1から大容量映像アーカイブ2に蓄積されているコンテンツ素材を用いた編集処理を行うことを目的としている。
まず、利用者により遠隔編集端末1が操作され、遠隔編集端末1から大容量映像アーカイブ2に対して、通信ネットワーク4を介して必要なコンテンツ素材のテキストによる検索が要求される。大容量映像アーカイブ2では、この要求に基づきコンテンツ素材の検索を行い、検索結果をファイルでネットワーク4を介して遠隔編集端末1に送信する。遠隔編集端末1では、送信された検索結果のファイルに基づき目的とするコンテンツ素材が選択され、編集処理が行われる。編集結果は、編集結果データとして、ネットワーク4を介して映像編集装置3に送信される。
映像編集装置3では、受信された編集結果データに基づき、大容量映像アーカイブ2から遠隔編集端末1で編集に用いられたコンテンツ素材を取得して編集コンテンツを生成する。生成された編集コンテンツは、例えばビデオテープに記録される。
【0004】
【特許文献1】特開2003−256432号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上述したような従来のコンテンツ登録利用システムによりコンテンツ素材等を登録する際には、コンテンツ素材の規格があらかじめ統一されているとした場合に限定されてしまうという問題があった。
また、様々な撮影者により作製されたコンテンツ素材を有効利用するためには、数あるコンテンツ素材の中から、適切なコンテンツ素材を検出できるようにされていなければならないという問題があった。
【0006】
本発明は、上述した種々の問題に鑑みてなされたもので、その目的は、規格が統一されない大量のコンテンツ素材を有効に活用できるようにしたことを特徴とするコンテンツ登録利用システムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、コンテンツ素材を登録するコンテンツ登録手段と登録されたコンテンツ素材を利用するコンテンツ利用手段とを備えたコンテンツ登録利用システムであって、コンテンツ登録手段は、コンテンツ素材を登録するコンテンツ素材登録手段と、登録されたコンテンツ素材の撮影日時、撮影場所、ナレータおよび音楽の情報を含むコンテンツ素材情報を登録するコンテンツ素材情報登録手段と、登録されたコンテンツ素材のカット割り画像、全体見出し画像および見出しワードの情報を含む閲覧情報を抽出する閲覧情報抽出手段と、抽出された閲覧情報を登録する閲覧情報登録手段とを備え、コンテンツ利用手段は、登録されたコンテンツ素材情報および抽出された閲覧情報を表示する閲覧情報表示手段と、表示されたコンテンツ素材情報および閲覧情報に基づいて編集情報を生成して記録する編集情報生成手段と、記録された編集情報に基づいて記録されたコンテンツ素材を取得し、編集コンテンツを生成する編集コンテンツ生成手段とを備え、多数のコンテンツ素材の登録を受付けて有効活用できるようにしたことを特徴とするコンテンツ登録利用システムである。
【0008】
請求項2に記載の発明は、閲覧情報抽出手段は、登録されたコンテンツ素材におけるカット割情報を検出するカット割り情報検出手段と、検出されたカット割情報における所定の時間後の静止画像を抽出するカット割り画像抽出手段とを含み、コンテンツ素材の内容をカット毎の静止画像の一覧により把握できるようにしたことを特徴とする請求項1に記載のコンテンツ登録利用システムである。これにより、登録されるコンテンツ素材の内容をカット割り画像によって把握することができる。
【0009】
請求項3に記載の発明は、閲覧情報抽出手段は、抽出されたカット割り画像から全体見出し画像を選択する全体見出し画像選択手段を含むことを特徴とする請求項2に記載のコンテンツ登録利用システムである。これにより、登録者が全体見出し画像を準備していなくてもカット割り画像を用いることで、容易に全体見出し画像を準備することができる。
【0010】
請求項4に記載の発明は、閲覧情報抽出手段は、登録されたコンテンツ素材に含まれる音声情報を認識する音声情報認識手段と、認識された音声情報に基づいて登録されたコンテンツ素材における見出しワードを抽出する見出しワード抽出手段とを含むことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のコンテンツ登録利用システムである。
【0011】
請求項5に記載の発明は、見出しワード抽出手段は、抽出された見出しワードの出現回数をカウントする機能と、抽出された見出しワードおよびカウントされた見出しワードの出現回数をリスト表示する機能とを有することを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載のコンテンツ登録利用システムである。これにより、登録するコンテンツ素材に関連する見出しワードからもコンテンツ素材の内容を把握することができる。
【0012】
請求項6に記載の発明は、閲覧情報登録手段は、閲覧情報抽出手段によって抽出された閲覧情報を修正する機能を有することを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれかに記載のコンテンツ登録利用システムである。これにより、一度抽出された閲覧情報の内容について修正を加えることができる。
【0013】
請求項7に記載の発明は、閲覧情報表示手段は、地図情報データベースを備え、コンテンツ素材情報に含まれる撮影場所情報を基に見出しワードおよび/または見出し画像を地図上に組み込んで一覧として表示する機能と、組み込まれた地図から登録されたコンテンツ素材を検索する機能とを有する、請求項1ないし請求項6のいずれかに記載のコンテンツ登録利用システムである。これにより、地図情報を基にして視覚的にコンテンツ素材の検索を行うことができる。
【0014】
請求項8に記載の発明は、閲覧情報表示手段は、コンテンツ素材情報に含まれる撮影日時を基に見出しワードおよび/または見出し画像をカレンダ上に組み込んで表示する機能と、組み込まれたカレンダから登録されたコンテンツ素材を検索する機能とを有する、請求項1ないし請求項7のいずれかに記載のコンテンツ登録利用システムである。これにより、カレンダを基に撮影日時を考慮したコンテンツ素材の検索を行うことができる。
【0015】
請求項9に記載の発明は、コンテンツ利用手段は、記録された編集情報に基づいて利用者により選択されたコンテンツ素材と組み合わされたコンテンツ素材を検索する機能と、表示された組合せ回数が多いものの順にリスト表示する機能とを有することを特徴とする請求項1ないし請求項8のいずれかに記載のコンテンツ登録利用システムである。これにより、利用者が選択したコンテンツ素材と組合せの多いコンテンツ素材を抽出してリスト表示させるので、コンテンツ素材の検索の実行する時間を短縮させることができる。
【0016】
請求項10に記載の発明は、コンテンツ利用手段は、利用者端末からの要求に応じて、生成されたコンテンツをストリーミング配信またはダウンロード配信する配信手段を有することを特徴とする、請求項1ないし請求項9のいずれかに記載のコンテンツ登録利用システムである。これにより、本発明にかかるコンテンツ登録利用システムによって生成されたコンテンツを視聴者に配信することができる。
【0017】
請求項11に記載の発明は、配信手段は、生成されたコンテンツを利用者端末に対してストリーミングまたはダウンロード配信する際に課金を行う視聴者課金手段を有することを特徴とする、請求項10に記載のコンテンツ登録利用システムである。これにより、生成されたコンテンツを配信することで視聴者に対して課金を行うことができる。
【0018】
請求項12に記載の発明は、コンテンツ利用手段は、編集情報を生成する際に、使用されたコンテンツ素材毎に定められた料金に基づいて課金を行う利用者課金手段を有することを特徴とする、請求項1ないし請求項11のいずれかに記載のコンテンツ登録利用システムである。これにより、本発明にかかるコンテンツ登録利用システムを利用して編集処理を行う利用者に対して課金を行うことができる。
【0019】
請求項13に記載の発明は、登録されたコンテンツ素材に対応する閲覧情報の接続先を含む情報として2次元コードを生成する2次元コード生成手段と、登録されたコンテンツ素材に対応する見出し画像に生成された2次元コードを添えたコンテンツカタログを印刷する印刷手段とを有することを特徴とする請求項1ないし請求項12のいずれかに記載のコンテンツ登録利用システムである。これにより、利用者は、印刷されたコンテンツカタログから必要とするコンテンツを、携帯端末等から、そのコンテンツカタログに記載されているコンテンツ素材に対応する2次元コードを読込むことで、該コンテンツ素材の閲覧情報を参照することができる。
【0020】
請求項14に記載の発明は、コンテンツ登録手段は、コンテンツ素材の取材依頼を受付ける機能を有するものであって、取材を依頼するための依頼者端末から、取材場所、取材日時、取材内容、依頼者名および連絡先等の情報を含む取材依頼情報を受付ける取材依頼情報受付手段を備えることを特徴とする請求項1ないし請求項13のいずれかに記載のコンテンツ登録利用システムである。これにより、取材者は、取材依頼情報を適宜閲覧することで、新たな取材依頼情報を取得することができる。
【0021】
請求項15に記載の発明は、コンテンツ登録手段は、コンテンツ素材の取材依頼を受付ける機能を有するものであって、取材を依頼するための依頼者端末から、取材場所、取材日時、取材内容、依頼者名および連絡先等の情報を含む取材依頼情報を受付ける取材依頼情報受付手段と、受付けられた取材依頼情報を取材者端末等に知らせるための電子メール送信手段とを備えることを特徴とする請求項1ないし請求項13のいずれかに記載のコンテンツ登録利用システムである。これにより、取材者は、取材依頼情報を電子メールにより取得することができる。
【0022】
請求項16に記載の発明は、取材依頼情報受付手段は、受付けられた取材依頼情報に基づいて取材クレジット情報を生成する取材クレジット情報生成手段を含むことを特徴とする請求項14または請求項15に記載のコンテンツ登録利用システムである。これにより、コンテンツ素材の登録者は、コンテンツ素材を作成する際に、取材依頼情報を取材クレジット情報として利用することができ、さらに、取材クレジット情報をコンテンツ素材情報として利用することもできる。
【0023】
請求項17に記載の発明は、コンテンツ素材を登録する端末として携帯端末を使用し、携帯端末が保持している位置情報および日時情報を取材場所情報および取材日時情報として取得する機能を備えることを特徴とする請求項1ないし請求項16のいずれかに記載のコンテンツ登録利用システムである。これにより、コンテンツ素材を登録する端末として携帯端末を使用することで、場所を限定することなくコンテンツ登録利用システムにコンテンツ素材を登録することができ、さらに、登録するコンテンツ素材におけるコンテンツ素材情報は、該携帯端末が保持している位置情報および日時情報を取材場所および取材日時情報として取得する機能を備えることで、容易に精度良いコンテンツ素材情報を取得することができる。
【0024】
請求項18に記載の発明は、コンテンツ素材に対応する閲覧情報の接続先を示す2次元コードが印刷されたコンテンツカタログを用いて、端末から編集を行う編集方法であって、2次元コードを読取るステップと、コンテンツカタログに印刷された2次元コードからコンテンツ素材の閲覧情報の接続先を抽出するステップと、抽出された接続先の情報によりコンテンツ素材の閲覧情報に接続するステップと、接続されたコンテンツ素材の閲覧情報を取得するステップと、取得された閲覧情報を表示するステップと、表示された閲覧情報に基づきコンテンツ素材を選択するステップと、選択されたコンテンツ素材に基づき編集情報を生成して記録するステップと、生成され、記録された編集情報に基づいて編集コンテンツを生成するステップと、生成された編集コンテンツを記録するステップとを備える編集方法である。
この編集方法によれば、例えば、携帯端末等からでも閲覧情報を参照することでコンテンツを選択することができ、編集処理を行うことができる。また、端末においても、コンテンツカタログを見ながら2次元コードを読み取ることで、コンテンツ素材を選択することができ、編集処理を行うことができる。また、携帯端末等で閲覧情報を参照しながらコンテンツ素材を選択し、記録しておいて、後に端末で該選択しておいたコンテンツ素材を用いて編集処理を行うこともできる。
【発明の効果】
【0025】
本発明にかかるコンテンツ登録利用システムを利用することで規格が統一されない大量のコンテンツ素材を有効に活用することができる。
【0026】
この発明の上述の目的、その他の目的、特徴および利点は、図面を参照して行う以下の発明を実施するための最良の形態の説明から一層明らかとなろう。
【発明を実施するための最良の形態】
【0027】
以下、図面を用いてこの発明の一実施形態について説明する。図1は、この発明の一実施形態にかかるコンテンツ登録利用システムのシステム構成図である。
この発明のコンテンツ登録利用システムは、コンテンツ登録利用サーバ100、登録者端末300、利用者端末400、携帯端末500、視聴者端末600、依頼者端末700、取材者端末800で構成され、これらがネットワーク200で接続される。以下、各部を詳細に説明する。
【0028】
コンテンツ登録利用サーバ100は、コンテンツ登録部110とコンテンツ利用部120とから構成されている。また、管理部130、課金部140、通信部150、取材依頼管理部160およびデータベース部170を備えている。
コンテンツ登録部110は、コンテンツ素材登録部111、コンテンツ素材情報入力部112、閲覧情報抽出部113、閲覧情報登録部114を有している。コンテンツ登録部110は、主に、登録者端末300からのコンテンツ素材の登録を受付ける機能を有する。
コンテンツ素材登録部111は、登録者端末300から送信されたコンテンツ素材を受付け、そのコンテンツ素材をデータベース部170のコンテンツ素材DB170aへ渡す機能を有する。
コンテンツ素材情報入力部112は、登録者端末300において入力され、送信されたコンテンツ素材情報を受付け、そのコンテンツ素材情報をデータベース部170のコンテンツ素材情報DB170bへ渡す機能を有する。
閲覧情報抽出部113は、図2に示すように、カット割り情報を検出するカット割り情報検出部113aと、その情報に基づいてカット割り画像を抽出するカット割り画像抽出部113bと、コンテンツ素材に含まれる音声情報を認識する音声情報認識部113cと、その認識された音声情報を見出しワードとして抽出する見出しワード抽出部113dとを含んでいる。それぞれ抽出されたカット割画像、全体見出し画像および見出しワードは、閲覧情報登録部114に渡される。
閲覧情報登録部114は、閲覧情報抽出部113において抽出された閲覧情報をデータベース部170の閲覧情報DB170cに渡す機能を有する。
【0029】
コンテンツ利用部120は、閲覧情報表示部121、編集情報生成部122、編集コンテンツ生成部123、コンテンツ情報表示部124を有する。
閲覧情報表示部121は、登録者端末300や利用者端末400において閲覧情報を表示するために、データベース部170の閲覧情報DB170cに記録されている閲覧情報を読み出す機能を有する。
編集情報生成部122は、利用者端末400における編集素材ボックス画面上で編集された結果生成された編集情報を記録する機能を有する。
編集コンテンツ生成部123は、編集情報生成部122で生成された編集情報に基づいてデータベース部170のコンテンツ素材DB170aから読み出し、編集コンテンツを生成する機能を有する。
コンテンツ情報表示部124は、利用者端末400において、コンテンツ情報を表示するために、データベース部170のコンテンツ情報DB170hからコンテンツ情報を読み出す機能を有する。
【0030】
管理部130は、登録者情報管理部131と利用者情報管理部132とから構成されている。
登録者情報管理部131は、登録者端末300から登録された登録者情報を受付け、その情報を登録者DB170dに渡す機能を有する。
利用者情報管理部132は、利用者端末400から登録された利用者情報を受付け、その情報を利用者DB170eに渡す機能を有する。
【0031】
課金部140は、利用者課金部141と視聴者課金部142とから構成されている。
利用者課金部141は、データベース部170の編集情報DB170fに登録された編集情報を読み出し、続いて、その編集情報に基づいて編集に使用されたコンテンツ素材に定められた各々の料金をコンテンツ素材情報DB170bから読み出すことで、編集を実行した際に発生した課金料金を算出する機能を有する。
視聴者課金部142は、生成されたコンテンツをストリーミング配信またはダウンロード配信することにより、利用者端末400で視聴する際に行われる課金処理を実行する機能を有する。
【0032】
通信部150は、Webサーバ151、配信サーバ152および電子メールサーバ153を備えている。
Webサーバ151は、登録者端末300および利用者端末400を介して要求される情報を受信する機能を有する。例えば、コンテンツ素材の登録者の登録要求、コンテンツ利用者の登録要求、登録者および利用者によるコンテンツ登録利用サーバ100へのログイン要求、コンテンツ素材の登録要求等である。そして、前述のような様々な要求の情報を、登録者端末300、利用者端末400および各部へ送信する機能を有する。また、各部で処理された情報を登録者端末300および利用者端末400で閲覧できるように処理し、登録者端末300または利用者端末400へ送信する機能を有する。
配信サーバ152は、データベース部170におけるコンテンツDB170gから読み出されたコンテンツを受け取り、利用者端末400に対してダウンロードおよびストリーミング配信する機能を有する。
電子メールサーバ153は、例えば、取材依頼情報受付部161において受付けられた取材依頼情報を取材者端末800に電子メールで知らせる機能を有している。さらに、電子メールサーバ153は、依頼者端末700から依頼された取材依頼情報に基づいて作成されたコンテンツ素材がコンテンツ素材登録部111に登録されると、該取材依頼情報を提供した依頼者端末700に対して電子メールで知らせる機能を有する。
【0033】
取材依頼管理部160は、取材依頼情報受付部161と取材クレジット情報生成部162とから構成されている。
取材依頼情報受付部161は、依頼者端末700により送信され、Webサーバ151により受信された取材依頼情報を取材依頼情報DB170kに渡す機能を有するものである。また、取材クレジットコードは、取材依頼情報受付部161において、依頼者端末700より取材依頼情報を受付けた際に、自動的に付与される。
取材クレジット情報生成部162は、例えば、取材依頼情報DB170kより取材依頼情報が取得されることで取材クレジット情報を生成する機能を有するものである。取材クレジット情報は、例えば、取材クレジットコード、GPS位置情報、取材日時、取材者名、テーマまたはタイトル、取材依頼情報等を含んだものである。また、GPS位置情報、取材日時および取材者名等は、例えば、携帯端末500があらかじめ保持しているデータが利用されるようにされてもよい。
【0034】
データベース部170は、コンテンツ素材DB170a、コンテンツ素材情報DB170b、閲覧情報DB170c、登録者DB170d、利用者DB170e、編集情報DB170f、コンテンツDB170g、コンテンツ情報DB170h、地理情報DB170i、関連画像DB170j、取材依頼情報DB170kから構成されている。
コンテンツ素材DB170aは、コンテンツ素材登録部111より渡されたコンテンツ素材を記録する機能を有する。
コンテンツ素材情報DB170bは、コンテンツ素材情報入力部112より渡されたコンテンツ素材情報を記録する機能を有する。コンテンツ素材情報は、図3に示すようなデータベース構造となっている。
閲覧情報DB170cは、閲覧情報抽出部113で抽出された閲覧情報が閲覧情報登録部114に閲覧情報は、図4に示すようなデータベース構造となっている。
登録者DB170dには、登録者が登録者受付画面に従って入力した登録者情報が、Webサーバ151から登録者情報管理部131に渡され、登録者情報管理部131から取得されて記録される。
利用者DB170eには、利用者が利用者受付画面に従って入力した利用者情報が、Webサーバ151から利用者情報管理部132に渡され、利用者情報管理部132から取得されて記録される。
編集情報DB170fは、編集情報生成部122において生成された編集情報を記録する機能を有する。
コンテンツDB170gは、編集コンテンツ生成部123において生成されたコンテンツを記録する機能を有する。
コンテンツ情報DB170hは、生成されたコンテンツに関して、そのコンテンツの登録したいカテゴリ、全体見出し画像、コンテンツの内容および、希望料金等の入力されたコンテンツ情報を記録するためのデータベースである。
地理情報DB170iは、撮影場所情報に基づいて一覧表示する際の地図情報を格納しているデータベースである。
関連画像DB170jは、コンテンツ素材が音声情報のみのとき、そのコンテンツ素材の全体見出し画像をこのデータベースから抽出するとしたものである。
取材依頼情報DB170kは、依頼者端末700により入力され、取材依頼情報受付部161において受付けられた取材依頼情報を記録する機能を有するものである。取材依頼情報は、例えば、取材場所、取材日時、取材ポイント、取材内容、依頼者名、連絡先等を含んだものである。
【0035】
登録者端末300は、例えばパーソナルコンピュータを用いて構成される。このパーソナルコンピュータには、ブラウザがあらかじめインストールされている。図1には、1つの登録者端末しか示していないが、実際には多数の登録者端末300がネットワーク200を介して接続される。また、登録者端末300は、登録されているコンテンツ素材をコンテンツカタログとして印刷できるようにするために印刷部301を備えており、2次元コードが付加されたコンテンツカタログを印刷することで、コンテンツ素材の閲覧情報を登録者端末300以外でも利用することができ、また、そのコンテンツカタログを利用して、コンテンツ素材の登録者は、該コンテンツ素材の配布に利用することができる。
【0036】
利用者端末400は、例えばパーソナルコンピュータを用いて構成される。このパーソナルコンピュータには、ブラウザと、コンテンツ素材をストリーミングおよびダウンロード再生するための再生ソフトとがあらかじめインストールされている。また、利用者端末400は、登録されているコンテンツ素材をコンテンツカタログとして印刷できるようにするための印刷部401を備えている。印刷部401により2次元コードが付加されたコンテンツカタログを印刷することで、コンテンツ素材の閲覧情報を入手することができ、容易にコンテンツ素材を見つけ出すことができる。図1には、1つの利用者端末しか示していないが、実際には多数の利用者端末400がネットワーク200を介して接続される。
【0037】
携帯端末500は、例えば、携帯電話により構成され、2次元コードの読取装置もあらかじめ備えられている。よって、印刷されたコンテンツカタログに記載されたコンテンツ素材に対応する2次元コードを読み取ることで、例えば、携帯電話上でも該コンテンツ素材の閲覧情報を参照することができる。加えて、例えば、携帯電話に、編集処理を行えるようなソフトウェアをあらかじめインストールしておくことで、該閲覧情報を参照しながら編集処理も行える。さらに、携帯端末500において取得されたコンテンツ素材をコンテンツ登録利用サーバ100に直接登録することもできる。また、所定のアプリケーションをインストールすることで、コンテンツ素材情報となる取材日時や取材場所等の情報を携帯端末500によって保持されている情報から取得することもできる。
【0038】
視聴者端末600は、例えばパーソナルコンピュータを用いて構成される。このパーソナルコンピュータには、コンテンツ登録利用サーバ100に対する入力処理を行うためのブラウザと、編集コンテンツをストリーミングおよびダウンロード再生するための再生ソフトがあらかじめインストールされている。図1には、1つの視聴者端末しか示していないが、実際には多数の視聴者端末600がネットワーク200を介して接続される。
【0039】
依頼者端末700は、例えば、パーソナルコンピュータを用いて構成される。このパーソナルコンピュータには、ブラウザおよび電子メールのソフトウェアがあらかじめインストールされている。図1には、1つの依頼者端末しか示していないが、実際には多数の依頼者端末700がネットワーク200を介して接続される。依頼者端末700は、取材を依頼するために、取材依頼情報をブラウザもしくは電子メール等に取材依頼情報を入力し、コンテンツ登録利用サーバ100に対して入力された取材依頼情報を送信するための機能を有するものである。
【0040】
取材者端末800は、例えば、パーソナルコンピュータを用いて構成される。このパーソナルコンピュータには、ブラウザおよび電子メールのソフトウェアがあらかじめインストールされている。図1には、1つの取材者端末しか示していないが、実際には多数の取材者端末800がネットワーク200を介して接続される。取材者端末800は、コンテンツ登録利用サーバ100における取材依頼情報受付部161において受付けた取材依頼情報の内容を、電子メールサーバ153より電子メールによって受信する機能を有するものである。また、取材者は、取材者端末800からコンテンツ登録利用サーバ100の取材依頼情報DB170kを適宜閲覧することで、取材依頼情報を知ることができる。
【0041】
次に、本発明にかかるコンテンツ登録利用システムにおけるコンテンツ素材の登録、利用の処理手順について説明する。
【0042】
図5は、コンテンツ登録利用サーバ100においてコンテンツ素材を登録する際の初期動作を示す処理手順を示している。
まず、コンテンツ素材を登録する登録者は、登録者端末300からネットワーク200を介してコンテンツ登録利用サーバ100にアクセス要求を送信する。コンテンツ登録利用サーバ100の通信部150におけるWebサーバ151は、登録者端末300からのアクセスの要求を受信すると、登録者端末300に対して、図6に示すような登録者受付画面を送信する(S10)。ここで登録者が、ログイン情報を取得していない場合、会員登録の処理が行われる。
続いて、登録者が、このコンテンツ登録利用サーバ100を利用する際の会員登録の流れについて説明する。
登録者は、登録者端末300からネットワーク200を介してコンテンツ登録利用サーバ100にアクセスして、新規登録の要求を送信する(S12)。コンテンツ登録利用サーバ100の通信部150におけるWebサーバ151は、登録者端末300からの新規登録要求を受信すると、当該登録者端末300に登録者登録画面を送信する(S13)。登録者は、登録者登録画面に従い、IDとパスワードおよび、登録者の氏名、年齢、住所等の登録者の情報を入力する。これらの登録者情報は、登録者登録画面によって決められた形式で入力される。コンテンツ登録利用サーバ100の通信部150におけるWebサーバ151は、登録者により入力された登録者情報を受信し、その情報を管理部130における登録者情報管理部131に渡す。登録者情報管理部131は、入力されたIDとパスワードとを通信部150のWebサーバ151を介して登録者端末300に送信することで正式に発行し(S14)、同時に登録者情報管理部131は、渡された登録者情報を登録者DB170dに登録する(S15)。
【0043】
次に、コンテンツ素材を登録する登録者が、このコンテンツ登録利用サーバ100にログインする際の処理手順について説明する。
登録者は、登録者端末300からネットワーク200を介してコンテンツ登録利用サーバ100にアクセス要求を送信する。コンテンツ登録利用サーバ100の通信部150におけるWebサーバ151は、登録者端末300からのアクセスの要求を受信すると、登録者端末300に対して登録者受付画面を送信する。すると、登録者端末300には、登録受付画面が表示される(S10)。登録者は、該登録者受付画面に従い、あらかじめ会員登録時に取得した登録者のIDとパスワード(ログイン情報)を入力する。コンテンツ登録利用サーバ100の通信部150におけるWebサーバ151は、入力されたログイン情報を受信し、その情報を管理部130の登録者情報管理部131へ渡す。登録者情報管理部131は、渡されたログイン情報をデータベース部170の登録者DB170dに登録されている登録者情報と照合し、該ログイン情報が登録されているか否かを確認する。照合した結果、正規登録者であると確認されたとき、Webサーバ151は、登録者端末300にログイン許可の画面とコンテンツ素材登録受付画面を送信する。登録者端末300は、Webサーバ151より送信されたログイン許可の画面を表示するとともに、図7に示すようなコンテンツ素材登録受付画面を表示する(S16)。
また、該ログイン情報の入力をミスした場合には、通信部150におけるWebサーバ151は、再入力の画面を登録者端末300に送信し、登録者端末300は、送信された再入力の画面を表示する(S17)。登録者は、再入力の画面より所定の入力を行うこととなる。
【0044】
続いて、新規にコンテンツ素材を登録する場合の処理手順について説明する。図8に、コンテンツ素材を登録する場合の処理手順の説明図を示す。
コンテンツ素材を登録する登録者が、コンテンツ素材を新規登録する場合は、登録者端末300に表示されているコンテンツ素材登録受付画面からネットワーク200を介してコンテンツ登録利用サーバ100にアクセスして、コンテンツ素材新規登録の要求を送信する。コンテンツ登録利用サーバ100における通信部150のWebサーバ151は、コンテンツ素材新規登録の要求を受信すると、通信部150のWebサーバ151は、登録者端末300にコンテンツ素材登録画面を送信する。すると、登録者端末300には、図9に示すようなコンテンツ素材登録画面が表示される(S20)。そして、コンテンツ素材登録画面にコンテンツ素材におけるカテゴリ、撮影日時、撮影場所、ナレータ、音楽(BGM)および、希望料金等のコンテンツ素材情報を入力し、登録するコンテンツ素材の添付の処理を行う。また、全体見出し画像が、登録者によりあらかじめ準備されている場合は、コンテンツ素材の全体見出し画像を添付することができる。これらのコンテンツ素材情報は、登録者登録画面によって決められた形式で入力される。また、ここで登録されるコンテンツ素材は、もちろん映像コンテンツに限られるものではなく、音楽(BGM)のみのものや、ナレータの音声情報のみのものでもかまわない。また、これら音声情報のみのコンテンツにおける全体見出し画像は、例えば、音楽(BGM)に関連する画像や、ナレータ本人の画像を添付されるようにしてもよい。
そして、コンテンツ登録利用サーバ100にアクセスして、コンテンツ素材およびコンテンツ素材登録画面より入力されたコンテンツ素材情報が送信される。コンテンツ登録利用サーバ100の通信部150におけるWebサーバ151は、登録者によって入力されたコンテンツ素材情報とともに添付されたコンテンツ素材を受信する。続いて、Webサーバ151は、コンテンツ素材をコンテンツ登録部110のコンテンツ素材登録部111に渡し、コンテンツ素材情報をコンテンツ登録部110のコンテンツ素材情報入力部112に渡す。そして、コンテンツ素材登録部111は、渡されたコンテンツ素材をデータベース部170のコンテンツ素材DB170aに登録し(S21)、コンテンツ素材情報入力部112は、渡されたコンテンツ素材情報をデータベース部170のコンテンツ素材情報DB170bに登録する(S22)。コンテンツ素材を登録する際に、コンテンツ素材登録部111は、そのコンテンツ素材に対応する登録番号を発行する(S23)。
【0045】
コンテンツ素材が登録されると、続いてコンテンツ素材に含まれる閲覧情報の抽出の処理が行われる(S24)。閲覧情報の抽出は、閲覧情報抽出部113において、カット割り情報および、見出しワード等の抽出が行われる。以下、閲覧情報抽出部113で実行される処理について詳細に説明する。
【0046】
まず、カット割り情報を抽出するために、閲覧情報抽出部113のカット割り情報検出部113aは、データベース部170のコンテンツ素材DB170aに登録されたコンテンツ素材を読み出す。そして、カット割り情報検出部113aは、読み出されたコンテンツ素材におけるカット割情報について時間コードに基づいた検出を行う。そして、検出されたカット割情報は、カット割り画像抽出部113bに渡され、カット割り画像抽出部113bは、検出されたカット割情報に基づいて静止画像としてカット割画像の抽出を行う。抽出されたカット割り画像は、データベース部170の閲覧情報DB170cに渡され、記録される。
【0047】
続いて、見出しワードを抽出するために、閲覧情報抽出部113の音声情報認識部113cは、データベース部170のコンテンツ素材DB170aに登録されたコンテンツ素材を読み出す。そして、音声情報認識部113cは、読み出されたコンテンツ素材における音声情報について見出しキーワードの認識を行う。認識された音声情報は、見出しワード抽出部113dに渡され、見出しワード抽出部113dは、認識された音声情報に基づいてテキストで見出しワードの抽出を行う。抽出された見出しワードは、データベース部170の閲覧情報DB170cに渡され、記録される。
【0048】
また、音楽(BGM)やナレータ等、音声のみのコンテンツの場合にも、閲覧情報抽出部113の音声情報認識部113cは、データベース部170のコンテンツ素材DB170aに登録されたコンテンツ素材を読み出し、続いて、音声情報認識部113cは、読み出されたコンテンツ素材における音声情報について見出しキーワードの認識を行う。読み出された音声情報は、見出しワード抽出部113dに渡され、見出しワード抽出部は、認識された音声情報に基づいてテキストで見出しワードの抽出を行う。
コンテンツ素材を登録した際に、全体見出し画像が登録されなかった場合には、この見出しワードを参考に関連画像DB170jに登録されている画像の中から関連する画像を抽出してきて、音楽(BGM)等の全体見出し画像として登録される。
以上の処理により抽出され、記録された閲覧情報は、コンテンツ素材の登録番号とともに閲覧情報DB170cに記録される。
【0049】
続いて、コンテンツ利用部120における閲覧情報表示部121において、該登録されたコンテンツ素材における閲覧情報が読み出される。そして、通信部150のWebサーバ151は、読み出された閲覧情報である閲覧情報表示画面を登録者端末300に送信する。すると、登録者端末300には、図10に示すような登録されたコンテンツ素材の閲覧情報が表示される(S25)。
登録者は、閲覧情報表示画面に表示された閲覧情報を見ながら、適当な閲覧情報が抽出されているかどうかの判断、選択を行うことができる(S26)。
ここで、コンテンツ素材情報を登録する際に、全体見出し画像を登録しなかった場合、カット割り画像抽出部113bにおいて抽出されたカット割画像を参照しながら、登録者が全体見出し画像を選択することができる。
【0050】
登録者によって選択されることで修正された閲覧情報は、登録者端末300はコンテンツ登録利用サーバ100の通信部150におけるWebサーバ151へ送信される。Webサーバ151において受信された閲覧情報は、コンテンツ登録部110の閲覧情報抽出部113へ渡す。閲覧情報抽出部113は、渡された閲覧情報をデータベース部170の閲覧情報DB170cに登録する(S27)。
また、表示された閲覧情報で、特に修正する必要がない場合は、そのまま閲覧情報DB170cに記録される(S27)。
ここで、もう一度閲覧情報の抽出を行いたい場合、閲覧情報の抽出条件等を新たに入力し、再度閲覧情報の抽出を行うことができるようにされていてもよい。
【0051】
次に、すでに登録されているコンテンツ素材の閲覧情報を修正する場合の処理手順について説明する。このコンテンツ登録利用システムでは、あらかじめ登録されているコンテンツ素材の閲覧情報の修正処理を行うことができる。図11に、コンテンツ素材の閲覧情報を修正する場合の処理手順の説明図を示す。
まず、登録者端末300においてコンテンツ素材を登録したときに発行された登録番号の入力が行われ(S30)、登録者端末300からネットワーク200を介して、コンテンツ登録利用サーバ100の通信部150におけるWebサーバ151に登録番号が送信される。Webサーバ151で受信された登録番号は、コンテンツ登録部110の閲覧情報表示部121に渡され、ここで閲覧情報DB170cに記録されている登録番号と照合が行われる。該登録番号に対応した閲覧情報が見つかると、その閲覧情報が通信部150のWebサーバ151に渡され、ネットワーク200を介して登録者端末300に送信される。送信された閲覧情報は、登録者端末300を介して閲覧情報表示画面に表示される(S31)。登録者は、閲覧情報表示画面に表示された閲覧情報を見ながら、閲覧情報の内容の選択、修正を行うことができる。そして、登録者端末300は、登録者によって選択されることで修正された閲覧情報を、コンテンツ登録利用サーバ100の通信部150におけるWebサーバ151へ送信する(S32)。Webサーバ151において受信された閲覧情報は、コンテンツ登録部110の閲覧情報抽出部113へ渡される。閲覧情報抽出部113は、渡された閲覧情報を閲覧情報DB170cに登録する(S33)。
【0052】
続いて、コンテンツ素材を利用する利用者が、このコンテンツ登録利用サーバ100を利用する際の会員登録の流れについて説明する。図12に会員登録の処理手順の説明図を示す。
登録されているコンテンツ素材を利用して編集処理を行う者、または、編集処理の結果、生成されたコンテンツを視聴する者は、ログイン情報を登録しておく必要がある。ここでは、利用者端末400において、利用者が行う処理についての説明を行う。
まず、上記の利用者について、利用者端末400からネットワーク200を介してコンテンツ登録利用サーバ100にアクセス要求を送信する。コンテンツ登録利用サーバ100の通信部150におけるWebサーバ151は、利用者端末400からのアクセス要求を受信すると、利用者端末400に対して、利用者受付画面を送信する(S40)。
続いて、利用者は、利用者端末400からネットワーク200を介してコンテンツ登録利用サーバ100にアクセスして、新規登録の要求を送信する(S42)。コンテンツ登録利用サーバ100の通信部150におけるWebサーバ151は、利用者端末400からの新規登録要求を受信すると、当該利用者端末400に利用者登録画面を送信する(S43)。利用者は、利用者登録画面に従い、IDとパスワードおよび、利用者の氏名、年齢、住所等の利用者の情報を入力する。これらの利用者情報は、利用者登録画面によって決められた形式で入力される。コンテンツ登録利用サーバ100の通信部150におけるWebサーバ151は、利用者により入力された利用者情報を受信し、その情報を管理部130における利用者情報管理部132に渡す。利用者情報管理部132は、入力されたIDとパスワードとを通信部150のWebサーバ151を介して利用者端末400に送信することで正式に発行され(S44)、同時に利用者情報管理部132より渡された利用者情報が利用者DB170eに登録される(S45)。
【0053】
次に、コンテンツ素材の利用者が、このコンテンツ登録利用サーバ100にログインする際の処理手順について説明する。図12にログインの処理手順の説明図を示す。
利用者は、利用者端末400からネットワーク200を介してコンテンツ登録利用サーバ100にアクセス要求を送信する。コンテンツ登録利用サーバ100の通信部150におけるWebサーバ151は、利用者端末400からのアクセスの要求を受信すると、利用者端末400に対して利用者受付画面を送信する(S40)。利用者は、該利用者受付画面に従い、あらかじめ会員登録時に取得した利用者のIDとパスワード(ログイン情報)を入力する(S41)。コンテンツ登録利用サーバ100の通信部150におけるWebサーバ151は、入力されたログイン情報を受信し、その情報を管理部130の利用者情報管理部132へ渡す。利用者情報管理部132は、渡されたログイン情報をデータベース部170の利用者DB170eに登録されている利用者情報と照合し、該ログイン情報が登録されているか否かを確認する。照合した結果、正規登録者であったとき、Webサーバ151は、利用者端末400にログイン許可の画面とともに、利用選択画面を送信する。利用者端末400は、Webサーバ151より送信されたログイン許可画面とともに、図13に示すような利用選択画面を表示する(S46)。
また、該ログイン情報が登録されていない場合または、該ログイン情報の入力をミスした場合には、通信部150におけるWebサーバ151は、再入力の画面を登録者端末300に送信し、登録者端末300は、送信された再入力の画面を表示する(S47)。登録者は、再入力の画面より所定の入力を行うこととなる。
【0054】
続いて、利用者端末400において、コンテンツ登録利用サーバ100を用いた編集を行う場合の処理手順について説明する。まず、図14に、編集を行う場合のコンテンツ素材の選択を行うための処理手順の説明図を示す。
利用者端末400に表示されている利用選択画面において、「編集」が選択されると(S50)、利用者端末400からネットワーク200を介して、通信部150におけるWebサーバ151に編集要求が送信される。Webサーバ151が編集要求を受信すると、その編集要求は、コンテンツ利用部120の閲覧情報表示部121に渡される。そして、編集要求が渡された閲覧情報表示部121は、まずは、編集に用いられるコンテンツ素材のコンテンツ素材情報および閲覧情報を、コンテンツ素材情報DB170bおよび閲覧情報DB170cからそれぞれ読み出す。読み出されたコンテンツ素材情報および閲覧情報は、Webサーバ151を介して利用者端末400に対してコンテンツ素材リスト画面として送信される。そして、利用者端末400には、コンテンツ素材情報のリストとして、図15に示すようなカテゴリ毎のコンテンツ素材リスト画面が表示される(S51)。
コンテンツ素材リスト画面は、例えば、カテゴリ毎の表示、地図情報に基づく表示、カレンダに基づく表示のいずれかを選択することができる。
カテゴリ毎の表示によるコンテンツ素材リスト画面表示とは、あらかじめ設定されているカテゴリ分類の項目ごとに、コンテンツ素材リスト画面を表示するとしたものである。
地図情報に基づくコンテンツ素材リスト画面表示とは、コンテンツ素材情報に含まれる撮影場所情報に基づいて、データベース部170の地理情報DB170iから読み出された地図上に、コンテンツ素材の存在を明らかにすることができるとしたものである。
カレンダに基づくコンテンツ素材リスト画面表示とは、コンテンツ素材情報に含まれる撮影日時情報に基づいて、その日時に相当するカレンダ上に、コンテンツ素材の存在を明らかにすることができるとしたものである。
また、あらかじめコンテンツ素材が選択されている場合には、その選択されたコンテンツ素材と組み合わされたコンテンツ素材の組合せ回数を順に表示するとしたコンテンツ組合せ情報に基づく表示を行うこともできる。
【0055】
次に、コンテンツ素材を選択するためのコンテンツ素材選択処理について説明する。また、ここでは、コンテンツ素材リスト画面として、カテゴリ毎に表示されたものを例として説明する。
利用者端末400に表示されているコンテンツ素材リスト画面には、全体見出し画像、登録番号、見出しワード、コンテンツ素材情報等が、コンテンツ素材毎に表示されている。これらの情報に基づいて、編集に使用したいコンテンツ素材を探し、選択することとなる。そして、編集に使用したいコンテンツ素材が見つかったとき、コンテンツ素材に対応した「選択」を押すことで、選択されたコンテンツ素材を編集に使用するための仮登録を行う処理が実行される(S52)。
また、コンテンツ素材リスト画面に表示されているコンテンツ素材の情報だけでは不十分な場合は、該コンテンツ素材に対応する「閲覧情報」を押すことで、選択されたコンテンツ素材の閲覧情報が表示される(S53)。閲覧情報には、カット割り情報に対応する静止画像が数枚表示され、また、見出しワード、コンテンツ素材情報が表示される。
また、選択作業を行わず、かつ編集処理を行わない場合は、「終了」が押されることで、すべて処理を終了させることができる(S54)。
【0056】
図16に、選択されたコンテンツの仮登録の処理における処理手順を示す。
上述したように、コンテンツ素材選択処理においては、選択されたコンテンツ素材の仮登録の処理を行うことで、選択されたコンテンツ素材が順次、仮登録されることとなる(S60)。仮登録されたコンテンツ素材の一覧を確認するには、コンテンツ素材リスト画面における「選択コンテンツ素材の確認」が押されることで、図17に示すような選択コンテンツ素材リスト画面が表示され、選択されたコンテンツ素材の一覧を確認することができる(S61)。このとき、選択コンテンツ素材確認画面において削除したいコンテンツ素材が存在する場合は、削除したコンテンツ素材を選択し、選択コンテンツ素材リスト画面における「削除」を選択することで実行することができる(S62)。
さらに、継続してコンテンツ素材の選択の処理を行う場合は、「コンテンツ素材リストの画面に戻る」を選択すればよい。
また、コンテンツ素材の選択が終了したならば、編集の処理に進む。
【0057】
続いて、コンテンツ素材を用いた編集の処理手順について説明する。図18に、コンテンツ素材における編集の処理手順の説明図を示す。
コンテンツ素材リスト画面における「編集」が選択されると、選択コンテンツ素材リスト画面とともに、図19に示すような編集素材ボックス画面が表示される(S63)。編集素材ボックス画面には、コンテンツ素材の内容によって、例えば、映像ブース、音楽ブースなどがあらかじめ備えられており、時間軸すなわち再生順で並べることができるようになっている。
そして、選択コンテンツ素材リスト画面において編集に使用するコンテンツ素材を選択し、例えば、選択された全体見出し画像をドラッグ&ドロップにより編集素材ボックス画面に対応する各ブースへ移動させる。その結果、編集素材ボックス画面上に、移動された全体見出し画像が表示される。この処理を繰り返すことで、編集素材ボックス画面上に、編集結果の再生順に全体見出し画像が並べられて表示される。ここで、編集素材ボックス画面に並べられた全体見出し画像は、必要に応じてドラッグ&ドロップによって再生順を変更することもできる。
【0058】
選択コンテンツ素材リスト画面において表示されていたコンテンツ素材が全て編集素材ボックス画面に移動され、再生順も決定された場合、「編集終了」が選択されることで編集の終了が指示され、編集情報が生成される(S64)。編集情報が生成されると、編集コンテンツ生成部123に編集情報が渡され、この編集情報が仮登録される(S65)。そして、編集コンテンツ生成部123は、この仮登録された編集情報に基づいて、データベース部170のコンテンツ素材DB170aからコンテンツ素材を取得し、取得したコンテンツ素材を用いてコンテンツを生成する(S66)。生成されたコンテンツは、通信部150の配信サーバ152へ渡され、ネットワークを介して利用者端末400へ、例えばストリーミング配信される。編集処理を行った利用者は、利用者端末400において生成されたコンテンツを視聴することができる(S67)。
視聴した結果、再編集を行う必要がない場合は、「登録」が選択されることで、編集情報とともに生成されたコンテンツの登録処理が実行される。編集情報は、編集情報生成部122によって編集情報DB170fに渡され、登録される(S68)。また、生成されたコンテンツは、編集コンテンツ生成部123からコンテンツDB170gに渡され、登録される(S69)。
また、再編集する必要がある場合は、「再編集」が選択されることで、再編集の処理を行うことができる。さらに、コンテンツ素材の再選択したい場合は、「コンテンツ素材再選択」が選択されることで、再び、コンテンツ素材の選択を実行することができる。
【0059】
続いて、生成されたコンテンツの登録処理について説明する。図18に、コンテンツ生成の処理手順の説明図を示す。
再編集を行う必要がない場合は、編集素材ボックス画面における「登録」が選択されると、コンテンツ登録利用サーバ100における通信部150のWebサーバ151は、コンテンツ登録の要求を受信すると、Webサーバ151は、利用者端末400に生成されたコンテンツ情報登録画面を送信する。すると、利用者端末400には、生成されたコンテンツ情報登録画面が表示される(S70)。そして、生成されたコンテンツ情報登録画面に、そのコンテンツの登録したいカテゴリ、全体見出し画像、コンテンツの内容および、希望料金等、各々のコンテンツ情報の入力を行う。
そして、利用者は、利用者端末400からネットワーク200を介してコンテンツ登録利用サーバ100にアクセスして、コンテンツ情報登録画面より入力されたコンテンツ情報が送信される。コンテンツ登録利用サーバ100の通信部150におけるWebサーバ151は、利用者に入力されたコンテンツ情報を受信する。続いて、Webサーバ151は、コンテンツ情報をコンテンツ情報表示部124に渡す。そして、コンテンツ情報表示部124は、渡されたコンテンツ情報をデータベース部170のコンテンツ情報DB170hに登録する(S71)。コンテンツ情報を登録する際に、コンテンツ情報表示部124は、そのコンテンツに対応する登録番号を発行する(S72)。以上により、コンテンツ生成の処理は終了する(S73)。
【0060】
次に、コンテンツ登録利用サーバ100を用いて生成されたコンテンツを視聴者端末600に配信する場合の処理について説明する。図20に、生成されたコンテンツを配信するための処理手順の説明図を示す。ここで、視聴者端末600より会員登録する場合は、利用者として登録されることとなる。
視聴者端末600に表示されている利用選択画面において、「コンテンツ配信」が選択されると、視聴者端末600からネットワーク200を介して、通信部150におけるWebサーバ151にコンテンツ配信要求が送信される。Webサーバ151がコンテンツ配信要求を受信すると、そのコンテンツ配信要求がコンテンツ利用部120のコンテンツ表示部124に渡される。そして、コンテンツ配信要求が渡されたコンテンツ情報表示部124は、生成されたコンテンツのコンテンツ情報を、コンテンツDB170gおよびコンテンツ情報DB170hからそれぞれ読み出す。読み出されたコンテンツ情報は、Webサーバ151を介して視聴者端末600に対してコンテンツリスト画面に表示する情報として送信される。そして、視聴者端末600には、コンテンツ情報のリストとしてコンテンツリスト画面が表示される(S80)。
【0061】
次に、視聴したいコンテンツを選択し配信するためのコンテンツ選択処理について説明する。
視聴者端末600に表示されているコンテンツリスト画面には、コンテンツに対応する登録番号、見出しワード、コンテンツ情報等が、コンテンツ毎に表示されている。視聴者は、これらの情報に基づき、視聴したいコンテンツを探し、選択することとなる。そして、視聴したいコンテンツが見つかったとき、コンテンツに対応している「選択」を押すことで、選択されたコンテンツの配信をするかどうかの処理が行われる(S81)。
この配信処理を終了する場合は、「終了」が押されることで、配信処理が終了する(S82)。
【0062】
続いて、コンテンツ配信方法についての処理手順を説明する。
視聴者端末600に表示されているコンテンツリスト画面で「選択」が押されることで、「ストリーミング配信」か「ダウンロード配信」かの選択画面が表示される。
「ストリーミング配信」が選択された場合、視聴者端末600は、ネットワーク200を介してコンテンツ登録利用サーバ100にアクセスして、選択したコンテンツのストリーミング配信の要求を送信する。コンテンツ登録利用サーバ100の通信部150におけるWebサーバ151は、視聴者端末600からの選択したコンテンツのストリーミング配信の要求を受信すると、その要求をデータベース部170に渡す。データベース部170は、視聴者がストリーミング配信を要求しているコンテンツをコンテンツDB170gから読み出す。通信部150の配信サーバ152は、読み出されたコンテンツについてネットワーク200を介して視聴者端末600にストリーミング配信を行う(S83)。そして、視聴者端末600では、コンテンツのストリーミング再生が行われる。
「ダウンロード配信」が選択された場合、視聴者端末600は、ネットワーク200を介してコンテンツ登録利用サーバ100にアクセスして、選択したコンテンツのダウンロード配信の要求を送信する。コンテンツ登録利用サーバ100の通信部150におけるWebサーバ151は、視聴者端末600からの選択したコンテンツのダウンロード配信の要求を受信すると、その要求をデータベース部170に渡す。データベース部170は、視聴者がダウンロード配信を要求しているコンテンツをコンテンツDB170gから読み出す。通信部150の配信サーバ152は、読み出されたコンテンツについてネットワーク200を介して視聴者端末600にダウンロード配信を行う(S84)。そして、視聴者端末600では、コンテンツのダウンロード再生が行われる。
続いて、コンテンツの選択を行う場合は、「コンテンツのリスト画面に戻る」が選択される(S85)。コンテンツの視聴を終了する場合は、「終了」が押され、コンテンツ配信利用の処理が終了される(S86)。
【0063】
次に、コンテンツ登録利用サーバ100を利用することによる課金処理について説明する。
まず、編集処理に基づく課金処理は、編集処理を実行したときに使用されたコンテンツ素材毎に定められた料金に基づいて行われる。課金部140の利用者課金部141は、データベース部170の編集情報DB170fに登録された編集情報に基づいて生成されたコンテンツに対応する編集情報から使用したコンテンツ素材を読み出す。続いて、読み出されたコンテンツ素材に定められた各々の料金をコンテンツ素材情報DB170bから読み出すことで、コンテンツ登録利用サーバ100を編集に利用することで発生した料金を算出することができる。
また、生成されたコンテンツの配信に基づく課金処理は、課金部140の視聴者課金部142において、生成されたコンテンツの料金に基づきストリーミングおよびダウンロード配信毎に算出される。
【0064】
本発明にかかるコンテンツ登録利用システムは、コンテンツ素材に対応する閲覧情報の接続先を含む情報として2次元コードを生成する2次元コード生成部を備えている。そして、コンテンツ素材リスト画面が登録者端末300における印刷部301および利用者端末400における印刷部401において印刷されることで、コンテンツカタログ501を作成することができる。コンテンツカタログ501は、2次元コード生成部で生成された2次元コードを全体見出し画像に添えて印刷したものである。図21にコンテンツカタログの一例を示す。
コンテンツカタログに記載されている中から必要とするコンテンツ素材を捜し出すことができ、そのコンテンツカタログに記載されている各コンテンツ素材に対応する2次元コードを、例えば、携帯端末500等で読み取ることで、その読み取ったコンテンツ素材の閲覧情報を参照することができる。
【0065】
ここで、コンテンツカタログに載せられる情報は、コンテンツ素材に関連する情報に限られるものではない。コンテンツカタログに掲載されている、例えば、テキストおよび画像に関連する情報をあらかじめデータベースに登録しておき、そのテキストおよび画像に対応する情報の接続先を含む情報として2次元コードを付加することで、コンテンツカタログに掲載しきれない情報を補完することができる。
【0066】
本発明におけるコンテンツ登録利用システムは、規格が統一されていない大量のコンテンツ素材を有効に活用できるようにすることを目的としているが、新たにコンテンツ素材を作製し、そのコンテンツ素材の登録を実行するための手段として、さらにコンテンツ登録利用システムに対して取材依頼情報を登録する機能を付加することで、効果的なコンテンツ登録利用システムを構築することができる。
取材依頼情報を登録する機能とは、例えば、あらかじめ依頼者から依頼された取材依頼情報をコンテンツ登録利用システムに登録しておき、取材者に対して、それら登録された取材依頼情報が電子メール等により送信されることで、取材者側に提供されるとしたものである。
【0067】
以下に、取材の依頼を行う場合の処理についての説明を行う。
取材もしくは撮影して欲しい情報などを保持している依頼者は、依頼者端末700より取材依頼情報をブラウザ等により所定の項目について入力し、コンテンツ登録利用サーバ100の通信部150におけるWebサーバ151に送信する。通信部150のWebサーバ151において受信された取材依頼情報は、取材依頼情報受付部161に渡され、続いて、取材依頼情報DB170kに記録される。このとき、取材依頼情報受付部161は、取材クレジットコードを取材依頼情報毎に生成し記録する。
取材依頼情報DB170kに取材依頼情報が記録されると、取材者端末800等に対して該取材依頼情報の新着情報として電子メールサーバ153より電子メールが送信される。
そして、送信された電子メールの内容に基づいて取材者端末800等から取材依頼情報DB170kにアクセスすることで、取材依頼情報が取材者端末800等のブラウザ等に表示される。取材者端末800等において表示されている各々の取材依頼情報には、”受任中”、”取材済”等が表示できるようなステイタスを表示する項目が設けられており、該取材依頼における進捗情報を確認することもできる。ここで、”受任中”は、例えば、取材者端末800等において取材依頼情報が閲覧された時点で付与され、”取材済”は、該取材依頼情報に対応するコンテンツ素材が、コンテンツ素材登録部111において登録された時点で付与される。また、”取材済”が付与されると、依頼者端末700に対して通信部150における電子メールサーバ153より取材が終了したことを知らせる電子メールが送信される。
また、上述したような取材依頼情報を登録する機能以外にも、例えば、依頼者から依頼された取材依頼情報が、コンテンツ登録利用システム100の取材依頼情報DB170kに登録され、取材者端末800から取材依頼情報DB170kに適宜アクセスすることにより登録された取材依頼情報の内容が常時閲覧されることで、取材依頼情報が取材者側に提供されるようにされてもよい。
【0068】
さらに、上述された取材依頼情報DB170kは、例えば、以下のように利用される。
取材依頼情報DB170kにおける取材依頼情報は、取材クレジット情報生成部162において、取材クレジット情報として、図22に示すような取材クレジット画面を生成するために利用される。取材クレジット情報は、取材クレジット情報生成部162において生成され、取材者名(撮影者名)、GPS位置情報(撮影場所)、取材日時(撮影日時)、テーマ・タイトル等が含まれている。生成された取材クレジット情報は、携帯端末500もしくは取材者端末800等に取得されることで、ブラウザ等に表示される。
ここで、取材場所や取材日時等の情報を詳細にするためにGPS位置情報、取材日時および取材者名等は、取材直前時における携帯端末500が保持しているデータがあらかじめダウンロードされたアプリケーション等を用いて利用されるようにされてもよい。また、コンテンツ素材を作製するためのビデオ撮影時における録画前もしくは取材テープ等の入れ替え時において、この携帯端末500において生成され表示された取材クレジット情報を撮影することで、該コンテンツ素材にクレジットを容易に挿入することが可能となる。
また、携帯端末500において生成された取材クレジット情報をコンテンツ素材登録時には、同時にコンテンツ登録利用サーバ100に送信することで、コンテンツ素材情報を改めて入力することなく、容易にコンテンツ素材情報を作製することが可能となる。ここで、携帯端末500において生成された取材クレジット情報をコンテンツ素材とともに送信するために登録者端末300に転送するようにされてもよいし、あらかじめ取材クレジット情報のみをコンテンツ登録利用サーバ100に送信しておきコンテンツ素材情報として登録するようにされてもよい。このとき、取材場所、取材日時および取材者名等は、それぞれ撮影場所、撮影日時および撮影者名として登録されることとなる。
【0069】
加えて、携帯端末によって獲得されたコンテンツ素材を、登録者端末300からではなく携帯端末500等から直接コンテンツ登録利用サーバ100に対して登録するようにしてもよい。このとき、取材日時や位置情報を携帯端末500等において保持している情報を取得するための専用のアプリケーションを携帯端末500等にダウンロードし、該アプリケーションにより作成された取材日時および位置情報のデータをコンテンツ素材情報としてコンテンツ素材登録時に登録されるようにしてもよい。
【0070】
また、上述した実施例では、編集処理は、利用者端末400で行うこととしているが、それに限られるものではなく、携帯端末500で行われるように編集用のアプリケーションがダウンロードされるようにしてもよい。これにより、携帯端末500上で、利用者端末400で行ったような処理が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0071】
【図1】この発明の一実施形態にかかるコンテンツ登録利用システムのシステム構成図である。
【図2】この発明にかかる閲覧情報抽出部の構成図である。
【図3】コンテンツ素材情報のデータベース構造を示す図である。
【図4】閲覧情報のデータベース構造を示す図である。
【図5】コンテンツ素材の登録者が、ログインおよび会員登録するための処理の処理手順を示す説明図である。
【図6】登録者受付画面の一実施例を示す図である。
【図7】コンテンツ素材登録受付画面の一実施例を示す図である。
【図8】コンテンツ素材を登録するための処理の処理手順を示す説明図である。
【図9】コンテンツ素材登録画面の一実施例を示す図である。
【図10】閲覧情報画面の一実施例を示す図である。
【図11】登録された閲覧情報を修正するための処理の処理手順を示す説明図である。
【図12】コンテンツ素材の利用者が、ログインおよび会員登録するための処理の処理手順を示す説明図である。
【図13】利用選択画面の一実施例を示す図である。
【図14】コンテンツ素材の利用者が、コンテンツ素材を選択するための処理の処理手順を示す説明図である。
【図15】コンテンツ素材リスト画面の一実施例を示す図である。
【図16】コンテンツ素材の利用者が選択したコンテンツを仮登録するための処理の処理手順を示す説明図である。
【図17】選択コンテンツ確認画面の一実施例を示す図である。
【図18】コンテンツ素材の利用者による編集処理およびコンテンツを生成するための処理の処理手順を示す説明図である。
【図19】編集素材ボックス画面の一実施例を示す図である。
【図20】生成されたコンテンツを配信するための処理の処理手順を示す説明図である。
【図21】コンテンツ素材カタログの一実施例を示す図である。
【図22】取材クレジット画面の一実施例を示す図である。
【図23】従来技術による遠隔編集システムの一構成例を示した図である。
【符号の説明】
【0072】
100 コンテンツ登録利用システム
110 コンテンツ登録装置
111 コンテンツ素材登録部
112 コンテンツ素材情報入力部
113 閲覧情報抽出部
113a カット割り情報検出部
113b カット割り画像抽出部
113c 音声情報認識部
113d 見出しワード抽出部
114 閲覧情報登録部
120 コンテンツ利用装置
121 閲覧情報表示部
122 編集情報生成部
123 編集コンテンツ生成部
124 コンテンツ情報表示部
130 管理部
131 登録者情報管理部
132 利用者情報管理部
140 課金部
141 利用者課金部
142 視聴者課金部
150 通信部
151 Webサーバ
152 配信サーバ
153 電子メールサーバ
160 取材依頼管理部
161 取材依頼情報受付部
162 取材クレジット情報生成部
170 データベース部
170a コンテンツ素材DB
170b コンテンツ素材情報DB
170c 閲覧情報DB
170d 登録者DB
170e 利用者DB
170f 編集情報DB
170g コンテンツDB
170h コンテンツ情報DB
170i 地理情報DB
170j 関連画像DB
170k 取材依頼情報DB
200 ネットワーク
300 登録者端末
301 印刷部
400 利用者端末
401 印刷部
500 携帯端末
501 コンテンツカタログ
600 視聴者端末
700 依頼者端末
800 取材者端末

【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンテンツ素材を登録するコンテンツ登録手段と前記登録されたコンテンツ素材を利用するコンテンツ利用手段とを備えたコンテンツ登録利用システムであって、
前記コンテンツ登録手段は、
コンテンツ素材を登録するコンテンツ素材登録手段と、
前記登録されたコンテンツ素材の撮影日時、撮影場所、ナレータおよび音楽の情報を含むコンテンツ素材情報を登録するコンテンツ素材情報登録手段と、
前記登録されたコンテンツ素材のカット割り画像、全体見出し画像および見出しワードの情報を含む閲覧情報を抽出する閲覧情報抽出手段と、
前記抽出された閲覧情報を登録する閲覧情報登録手段とを備え、
前記コンテンツ利用手段は、
前記登録されたコンテンツ素材情報および前記抽出された閲覧情報を表示する閲覧情報表示手段と、
前記表示された前記コンテンツ素材情報および前記閲覧情報に基づいて編集情報を生成して記録する編集情報生成手段と、
前記記録された編集情報に基づいて前記記録されたコンテンツ素材を取得し、編集コンテンツを生成する編集コンテンツ生成手段とを備え、
多数のコンテンツ素材の登録を受付けて有効活用できるようにしたことを特徴とするコンテンツ登録利用システム。
【請求項2】
前記閲覧情報抽出手段は、
前記登録されたコンテンツ素材におけるカット割情報を検出するカット割り情報検出手段と、
前記検出されたカット割情報における所定の時間後の静止画像を抽出するカット割り画像抽出手段とを含み、
コンテンツ素材の内容をカット毎の静止画像の一覧により把握できるようにしたことを特徴とする請求項1に記載のコンテンツ登録利用システム。
【請求項3】
前記閲覧情報抽出手段は、
前記抽出されたカット割り画像から全体見出し画像を選択する全体見出し画像選択手段を含むことを特徴とする請求項2に記載のコンテンツ登録利用システム。
【請求項4】
前記閲覧情報抽出手段は、
前記登録されたコンテンツ素材に含まれる音声情報を認識する音声情報認識手段と、
前記認識された音声情報に基づいて前記登録されたコンテンツ素材における見出しワードを抽出する見出しワード抽出手段とを含むことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のコンテンツ登録利用システム。
【請求項5】
前記見出しワード抽出手段は、
前記抽出された見出しワードの出現回数をカウントする機能と、
前記抽出された見出しワードおよび前記カウントされた見出しワードの出現回数をリスト表示する機能とを有することを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載のコンテンツ登録利用システム。
【請求項6】
前記閲覧情報登録手段は、
前記閲覧情報抽出手段によって抽出された閲覧情報を修正する機能を有することを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれかに記載のコンテンツ登録利用システム。
【請求項7】
前記閲覧情報表示手段は、
地図情報データベースを備え、
前記コンテンツ素材情報に含まれる撮影場所情報を基に前記見出しワードおよび/または前記見出し画像を地図上に組み込んで一覧として表示する機能と、
前記組み込まれた地図から前記登録されたコンテンツ素材を検索できるとした機能とを有する、
請求項1ないし請求項6のいずれかに記載のコンテンツ登録利用システム。
【請求項8】
前記閲覧情報表示手段は、
前記コンテンツ素材情報に含まれる撮影日時を基に前記見出しワードおよび/または前記見出し画像をカレンダ上に組み込んで表示する機能と、
前記組み込まれたカレンダから前記登録されたコンテンツ素材を検索できるとした機能とを有する、
請求項1ないし請求項7のいずれかに記載のコンテンツ登録利用システム。
【請求項9】
前記コンテンツ利用手段は、
前記記録された編集情報に基づいて利用者により選択されたコンテンツ素材と組み合わされたコンテンツ素材を検索する機能と、
前記表示された組合せ回数が多いものの順にリスト表示する機能とを有することを特徴とする請求項1ないし請求項8のいずれかに記載のコンテンツ登録利用システム。
【請求項10】
前記コンテンツ利用手段は、
利用者端末からの要求に応じて、前記生成されたコンテンツをストリーミング配信またはダウンロード配信する配信手段を有することを特徴とする、
請求項1ないし請求項9のいずれかに記載のコンテンツ登録利用システム。
【請求項11】
前記配信手段は、
前記生成されたコンテンツを利用者端末に対してストリーミングまたはダウンロード配信する際に課金を行う視聴者課金手段を有することを特徴とする、
請求項10に記載のコンテンツ登録利用システム。
【請求項12】
前記コンテンツ利用手段は、
前記編集情報を生成する際に、使用されたコンテンツ素材毎に定められた料金に基づいて課金を行う利用者課金手段を有することを特徴とする、
請求項1ないし請求項11のいずれかに記載のコンテンツ登録利用システム。
【請求項13】
前記登録されたコンテンツ素材に対応する前記閲覧情報の接続先を含む情報として2次元コードを生成する2次元コード生成手段と、
前記登録されたコンテンツ素材に対応する前記見出し画像に前記生成された2次元コードを添えたコンテンツカタログを印刷する印刷手段とを有することを特徴とする請求項1ないし請求項12のいずれかに記載のコンテンツ登録利用システム。
【請求項14】
前記コンテンツ登録手段は、コンテンツ素材の取材依頼を受付ける機能を有するものであって、
取材を依頼するための依頼者端末から、取材場所、取材日時、取材内容、依頼者名および連絡先等の情報を含む取材依頼情報を受付ける取材依頼情報受付手段を備えることを特徴とする請求項1ないし請求項13のいずれかに記載のコンテンツ登録利用システム。
【請求項15】
前記コンテンツ登録手段は、コンテンツ素材の取材依頼を受付ける機能を有するものであって、
取材を依頼するための依頼者端末から、取材場所、取材日時、取材内容、依頼者名および連絡先等の情報を含む取材依頼情報を受付ける取材依頼情報受付手段と、
前記受付けられた取材依頼情報の取材を行う側の取材者端末等に知らせるための電子メール送信手段とを備えることを特徴とする請求項1ないし請求項13のいずれかに記載のコンテンツ登録利用システム。
【請求項16】
前記取材依頼情報受付手段は、
前記受付けられた取材依頼情報に基づいて取材クレジット情報を生成する取材クレジット情報生成手段を含むことを特徴とする請求項14または請求項15に記載のコンテンツ登録利用システム。
【請求項17】
前記コンテンツ素材を登録する端末として携帯端末を使用し、
前記携帯端末が保持している位置情報および日時情報を取材場所情報および取材日時情報として取得する機能を備えることを特徴とする請求項1ないし請求項16のいずれかに記載のコンテンツ登録利用システム。
【請求項18】
コンテンツ素材に対応する閲覧情報の接続先を示す2次元コードが印刷されたコンテンツカタログを用いて、端末から編集を行う編集方法であって、
前記2次元コードを読取るステップと、
コンテンツカタログに印刷された2次元コードからコンテンツ素材の閲覧情報の接続先を抽出するステップと、
前記抽出された接続先の情報によりコンテンツ素材の閲覧情報に接続するステップと、
前記接続されたコンテンツ素材の閲覧情報を取得するステップと、
前記取得された閲覧情報を表示するステップと、
前記表示された閲覧情報に基づきコンテンツ素材を選択するステップと、
前記選択されたコンテンツ素材に基づき編集情報を生成して記録するステップと、
前記生成され、記録された編集情報に基づいて編集コンテンツを生成するステップと、
前記生成された編集コンテンツを記録するステップとを備える編集方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【公開番号】特開2006−92310(P2006−92310A)
【公開日】平成18年4月6日(2006.4.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−277747(P2004−277747)
【出願日】平成16年9月24日(2004.9.24)
【出願人】(500256587)
【Fターム(参考)】