説明

コンテンツ視聴システム

【課題】 利便性を向上できるコンテンツ視聴システムを提供する。
【解決手段】 複数の素材データを記憶するクライアント装置2と、クライアント装置2に接続されるサーバ装置1と、を含むコンテンツ視聴システムであって、サーバ装置1が、クライアント装置2側に記憶される複数の素材データのうち、一斉に提示されるべき素材データのセットを規定する同期提示情報を送信し、クライアント装置2は、当該同期提示情報を受信し、当該受信した同期提示情報によって規定される素材データのセットを一斉に提示するコンテンツ視聴システムである。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、教育用のビデオプログラムなどのコンテンツを、ネットワークを介して視聴させるコンテンツ視聴システムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年では、各家庭にまでコンピュータが普及しており、数多くの人々が利用できるようになっている。こうした背景の下、教育用のビデオプログラムなどのコンテンツを、コンピュータを用いて視聴させる技術が開発されている。こうした技術では、動画像データをそのまま配信したり(例えば特許文献1)、動画像データをDVD−ROMに格納して頒布し、各利用者の利用に供したりしている。
【特許文献1】特開2001−350397号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、上記従来の技術においては、例えば動画像データをDVD−ROM等に格納して頒布した場合、ビデオの視聴順序を変更したりして、より分かりやすいプログラムを作成したとしても、そのような動的変更を、既に頒布したDVD−ROMに反映させることができない。
【0004】
また、動画像データ等をネットワークを介して配信する場合、ネットワークの帯域が十分でない場所での視聴が困難となり、利便性が低い。
【0005】
本発明は上記実情に鑑みて為されたもので、利便性を向上できるコンテンツ視聴システムを提供することを、その目的の一つとする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記従来例の問題点を解決するための本発明は、複数の素材データを記憶するクライアント装置と、前記クライアント装置に接続されるサーバ装置と、を含むコンテンツ視聴システムであって、前記サーバ装置は、前記クライアント装置側に記憶される複数の素材データのうち、一斉に提示されるべき素材データのセットを規定する同期提示情報を送信し、前記クライアント装置は、前記同期提示情報を受信し、当該受信した同期提示情報に基づいて、当該同期提示情報によって規定される素材データのセットを一斉に提示する、ことを特徴としている。
【0007】
また、上記従来例の問題点を解決するための本発明は、複数の素材データを記憶するクライアント装置に接続されるサーバ装置であって、前記クライアント装置側に記憶される複数の素材データのうち、一斉に提示されるべき素材データのセットを規定する同期提示情報を送信し、前記クライアント装置に対して、当該同期提示情報によって規定される素材データのセットを一斉に提示させることを特徴としている。
【0008】
ここで前記素材データには、動画像データが含まれ、前記サーバ装置は、前記クライアント装置から当該動画像データの視聴位置に係る視聴ポイント情報を受信して、当該受信した視聴ポイント情報を記憶し、同期提示情報を送信する際に、当該前回の視聴ポイント情報を、当該同期提示情報とともに送信する、こととしてもよい。
【0009】
また、上記従来例の問題点を解決するための本発明は、サーバ装置に接続されるクライアント装置であって、複数の素材データを記憶する手段と、前記複数の素材データのうち、一斉に提示されるべき素材データのセットを規定する同期提示情報を、前記サーバ装置から受信する手段と、当該受信した同期提示情報に基づいて、当該同期提示情報によって規定される素材データのセットを一斉に提示する手段と、を含むことを特徴としている。
【0010】
ここで前記素材データには、動画像データが含まれ、当該動画像データの一つの再生中に、利用者から視聴の停止要求を受け入れると、当該停止要求を受け入れた時点での当該再生中の動画像データの再生位置を特定する情報を、視聴位置に係る視聴ポイント情報として、サーバ装置側に送信する再生位置通知手段、をさらに含むこととしてもよい。
【0011】
また、本発明の一態様は、複数の素材データを記憶するクライアント装置に接続されるサーバ装置の制御方法であって、前記クライアント装置側に記憶される複数の素材データのうち、一斉に提示されるべき素材データのセットを規定する同期提示情報を送信し、前記クライアント装置に対して、当該同期提示情報によって規定される素材データのセットを一斉に提示させることを特徴としている。
【0012】
さらに本発明の別の態様は、プログラムであって、複数の素材データを記憶するクライアント装置に接続されるサーバ装置に、前記クライアント装置側に記憶される複数の素材データのうち、一斉に提示されるべき素材データのセットを規定する同期提示情報を送信する手順と、前記クライアント装置に対して、当該同期提示情報によって規定される素材データのセットを一斉に提示させる手順と、を実行させることを特徴としている。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。本実施の形態に係るコンテンツ視聴システムは、図1に示すように、サーバ装置1と、クライアント装置2とを含んで構成され、これらは互いにネットワークを介して接続されている。
【0014】
サーバ装置1は、制御部11と、記憶部12と、通信部13とを含んで構成され、クライアント装置2は、制御部21と、記憶部22と、操作部23と、表示部24と、通信部25とを含んで構成されている。
【0015】
本実施の形態では、クライアント装置2側において、ビデオやスライド資料に加え、ビデオの再生位置の制御指示を受け入れたり、現在の再生位置に関する情報を提示するインタフェース画面が併せて提示される。
【0016】
また本実施の形態において特徴的なことの一つは、クライアント装置2において視聴されるコンテンツを構成する複数の素材データが、クライアント装置2の記憶部22に予め格納されていることである。つまり、本実施の形態のシステムでは、クライアント装置2側に対して、予め例えば教育用コンテンツのビデオ画像(動画像データ)や、資料画像(例えばPDFやJPEGの静止画像データ)など、個々の素材のデータを格納したDVD−ROM等が頒布される。利用者は、このDVD−ROMをセットしたり、ハードディスクに複写したりしておく。
【0017】
サーバ装置1の制御部11は、例えばCPU(Central Processing Unit)等の処理素子であり、記憶部12に格納されているプログラムに従って動作する。具体的にこの制御部11は、クライアント装置2側に記憶される複数の素材データのうち、一斉に提示されるべき素材データのセットを規定する同期提示情報を送信する処理を行う。そしてクライアント装置2に対して、当該同期提示情報によって規定される素材データのセットを一斉に提示させる。
【0018】
また、制御部11は、クライアント装置2から当該動画像データの視聴位置に係る視聴ポイント情報を受信して、当該受信した視聴ポイント情報を記憶する処理を行う。こうして記憶される視聴ポイント情報は、次のように使用される。すなわち、制御部11は、クライアント装置に対して同期提示情報を送信する際に、当該視聴処理の対象となったクライアント装置の利用者が前回視聴終了した位置を表す視聴ポイント情報を、当該同期提示情報とともに送信する。これにより例えば、クライアント装置2側において、前回視聴を停止したポイントの情報を提示することができる。これら制御部11の処理のさらに詳しい内容は、後に述べる。
【0019】
記憶部12は、RAM(Random Access Memory)等のメモリ素子や、ハードディスク等を含む。この記憶部12は、制御部11によって実行されるべきプログラムを保持している。また、記憶部12は、制御部11のワークメモリとしても動作する。
【0020】
本実施の形態では、この記憶部12は、コンテンツを特定する情報に関連付けて、各コンテンツに係る同期提示情報を保持している。この同期提示情報は、具体的にはHTML(Hyper Text Markup Language)を用いて記述される。その内容の一例を図2に示す。
【0021】
図2の例は、動画像データとしてのビデオと、静止画像データとしてのスライド資料と、インタフェース画面とを同期的に表示させる場合の例である。すなわち、クライアント装置2側において同期表示の制御を行わせるためのスクリプトプログラムを指定する情報(A)とともに、当該スクリプトプログラムにおいて、同期表示のために必要となるパラメータ情報(B)が記述されている。また、同期表示の対象となる動画像データの指定(C)、静止画像データの指定(D)、さらに同期表示の処理を制御するためのインタフェース画面の表示指示(E)が含まれる。この同期提示情報は、クライアント装置2側にて処理されるので、クライアント装置2側の処理においてさらに詳しく説明することとする。
【0022】
また記憶部12は、図3に示すように、利用者ごとに、視聴中のコンテンツの視聴位置に関する情報(視聴ポイント情報)とを保持している。
【0023】
通信部13は、例えばネットワークカードである。この通信部13は、ネットワークに接続されており、制御部11から入力される指示に従って、同期提示情報等の情報を配信する。また、この通信部13はネットワークを介してクライアント装置2側から受信される情報を、制御部11に出力する。
【0024】
クライアント装置2の制御部21は、CPU等を用いて実現できる。この制御部21は、記憶部22に格納されているプログラムに従って動作している。本実施の形態においては、この制御部21は、利用者からコンテンツを特定する指示とともに、当該特定したコンテンツの再生要求の入力を受けて、当該再生要求されたコンテンツの配信要求をサーバ装置1に対して送信する。また、当該配信要求に応じて配信される同期提示情報を受信し、当該受信した同期提示情報に基づき、当該同期提示情報によって規定される素材データのセットを一斉に提示する。これにより、動画像データとしてのビデオ、静止画像データとしてのスライド資料、並びにインタフェース画面が同期的に再生されることとなる。これら制御部21の処理の内容については後述する。
【0025】
記憶部22は、RAM等の記憶素子や、ハードディスク等を含む。また、この記憶部22には、CD−ROMやDVDーROM等の光ディスクドライブを含んでもよい。本実施の形態の記憶部22には、コンテンツの素材データが格納されている。ここで素材データは、例えば動画像データや静止画像データ、音声データ等である。
【0026】
操作部23は、マウスやキーボード等であり、利用者から入力される指示操作の内容を制御部21に出力する。表示部24は、ディスプレイ等であり、制御部21から入力される指示に従って情報を提示する。
【0027】
通信部25は、例えばネットワークカードであり、ネットワークに接続される。この通信部25は、制御部21から入力される指示に従って、コンテンツの配信要求等を送信する。また、この通信部25は、ネットワークを介してサーバ装置1から配信される同期提示情報等を受信して制御部21に出力する。
【0028】
次にここで、制御部21による、同期提示情報に基づく、素材データのセットの一斉提示に係る処理について説明する。同期提示情報は、既に図2に例示したように、クライアント装置2側において同期表示の制御を行わせるためのスクリプトプログラムの指定(A)と、当該スクリプトプログラムにおいて、同期表示のために必要となるパラメータ情報等(B)とが含まれている。ここでのパラメータ情報は、例えば動画像データの再生中の位置(視聴位置)の少なくとも一つを特定する情報であり、静止画像データを切り替えるタイミングを表している。
【0029】
また、同期提示情報には、動画像データの指定(C)と静止画像データの指定(D)と(すなわち一斉に提示されるべき素材データのセットを規定する情報)が含まれる。これら動画像データや静止画像データは、素材データとしてクライアント装置2側に保持されているので、その指定(C),(D)は、いずれもクライアント装置2側の記憶部22内の素材データへの参照情報となっている。さらにここでは利用者が前回視聴を終了したときの視聴位置の情報がパラメータとして動画像データの指定に含まれている(図2のHTML文書において、「CurrentPosition」のパラメータ名に対して値(Value)が「60000」と記述されている部分)。静止画像データは、当初表示されているべき静止画像データが指定されている(D)。
【0030】
さらに同期提示情報には、インタフェース画面を表示する指示(E)が含まれる。図2に示した例では、当該指示は、マクロメディア社のフラッシュ(商標)を使用した表示指示として記述されている。
【0031】
ここでインタフェース画面には、動画像データの視聴の開始・終了、あるいは視聴位置の変更を制御するためのボタンアイコンや、切替えて表示される静止画像データの一覧などが配置される。このインタフェース画面に配置されたボタンアイコンがクリックされると、制御部21は、当該クリック操作の内容に基づく処理を、同期表示制御のためのスクリプトプログラムに従って行う。例えば、視聴の開始指示があった場合は、制御部21は動画像データの再生を開始する。この再生開始の際、利用者が前回視聴を終了したときの視聴位置の情報が、同期提示情報に含まれていれば、当該視聴位置の情報によって特定される視聴位置から再生を開始する。
【0032】
制御部21は、動画像データの再生中に、その視聴位置の情報を繰返し取得する。そして取得した視聴位置の情報が、同期提示情報に含まれる少なくとも一つのパラメータ情報によって特定される視聴位置に到来すると、表示する静止画像データを切替える。図2に示した例では、パラメータ情報として「0」、「120000」、「400000」の3つの視聴位置が指定されている(B)。従って制御部21は、動画像データの再生中に、その視聴位置の情報が「0」、「120000」、「400000」となった時点で、表示する静止画像データを切替える。なお、切替え後に表示するべき静止画像データの指定は、サーバ装置1側から、その都度取得することとしてもよい。この場合も、当該切替え後に表示するべき静止画像データそれ自体は、記憶部22内に格納しておく。
【0033】
また、視聴の終了指示があった場合は、制御部21は動画像データの視聴位置を特定する情報視聴ポイント情報として取得し、当該取得した視聴ポイント情報をサーバ装置1に対して送信する。
【0034】
このように本実施の形態の制御部21によると、動画像データが前回の視聴を終了した位置から再生され、当該再生中に、視聴位置に同期して、表示される静止画像データの切替えが行われる。また、視聴の終了が指示された時点での動画像データの再生の位置を視聴ポイント情報として取得して、サーバ装置1側へ送信している。
【0035】
次に、サーバ装置1における制御部11の処理について説明する。
【0036】
制御部11は、クライアント装置2からコンテンツの配信要求を受信すると、当該受信した配信要求に応じて、要求されたコンテンツに係る同期提示情報を送信する処理を基本的に行っている。
【0037】
本実施の形態では、制御部11は、クライアント装置2から視聴ポイント情報を受信する。そして当該受信した視聴ポイント情報と、当該クライアント装置2の利用者を特定する情報(予めログイン等の処理によって取得しておくものとする)とを関連づけて記憶している。そして、クライアント装置2からコンテンツの配信要求を受信したときに、当該配信要求の送信元となっているクライアント装置2の利用者を特定する情報と、配信要求に係るコンテンツを特定する情報とに関連づけられた視聴ポイント情報が、記憶部12に格納されているか否かを調べる。
【0038】
そして利用者を特定する情報とコンテンツを特定する情報とに関連づけられた視聴ポイント情報が、記憶部12に格納されている場合には、同期提示情報内に、動画像データの再生開始位置を表すパラメータとして、当該視聴ポイント情報によって表される視聴位置の情報の記述を挿入し、当該記述挿入後の同期提示情報を、クライアント装置2側へ送信する。
【0039】
また、利用者を特定する情報とコンテンツを特定する情報とに関連づけられた視聴ポイント情報が、記憶部12に格納されていない場合は、同期提示情報内に、動画像データの再生開始位置を表すパラメータの記述を新たに挿入したり、変更したりすることなく、同期提示情報をそのままクライアント装置2側へ送信する。
【0040】
本実施の形態のコンテンツ視聴システムは、以上のように構成されているので、次のように動作する。
【0041】
利用者はクライアント装置2を操作して、サーバ装置1に対して利用者を特定する情報(例えば利用者名)などを入力し、ログインの処理を行う。そしてクライアント装置2に対して視聴したいコンテンツを特定する操作を行う。
【0042】
クライアント装置2は、当該操作を受けて、利用者が視聴を希望するコンテンツの配信要求をサーバ装置1へ送出する。
【0043】
サーバ装置1では、このコンテンツ配信要求を受信して、当該配信要求の送信元となっているクライアント装置2の利用者を特定する情報と、配信要求に係るコンテンツを特定する情報とに関連づけられた視聴ポイント情報を保持しているか否かを調べる。
【0044】
ここで利用者を特定する情報とコンテンツを特定する情報とに関連づけられた視聴ポイント情報が、記憶部12に格納されている場合(前回までの視聴位置が保持されている場合)には、同期提示情報内に、動画像データの再生開始位置を表すパラメータとして、当該視聴ポイント情報によって表される視聴位置の情報の記述を挿入し、当該記述挿入後の同期提示情報を、クライアント装置2側へ送信する。
【0045】
ここで同期提示情報には、視聴の対象となる動画像データや静止画像データを特定する情報が含まれる。クライアント装置2では、当該同期提示情報に含まれる情報で特定される視聴の対象となる動画像データや静止画像データをその記憶部22から読み出して、同期的に表示部24に表示出力する。また、この際、動画像データの再生開始位置を、上記挿入された視聴位置の情報の記述に基づいて定める。
【0046】
クライアント装置2の利用者が視聴を終了する操作を行うと、その時点での動画像データの視聴位置の情報がクライアント装置2からサーバ装置1へと送信される。サーバ装置1では、当該受信した視聴位置の情報を、利用者を特定する情報に関連付けて記憶する。
【0047】
なおこの際、サーバ装置1は、視聴割合として、クライアント装置2に対して送信した動画像データの全体の長さのうち、動画像データの開始位置から視聴位置によって特定される位置までの長さが占める比を演算してもよい。そして視聴割合が「1」、すなわち利用者が最後まで視聴したと判断される場合は、当該コンテンツの視聴を完了した利用者のリストに、当該クライアント装置2の利用者を特定する情報を追記して記録してもよい。
【0048】
このようにすることで、視聴ポイント情報と視聴完了した利用者のリストとにより、コンテンツごとの視聴状況(視聴されていない、視聴中、視聴済みの別)が判別できるようになる。
【0049】
本実施の形態によると、ビデオの視聴順序を変更したりして、より分かりやすいプログラムを作成した場合には、同期提示情報の内容を変更すれば済み、動画像データ等をネットワークを介して配信しないので、ネットワークの帯域が十分でない場所での視聴も容易になり、利便性を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【0050】
【図1】本発明の実施の形態に係るコンテンツ視聴システムの構成ブロック図である。
【図2】同期提示情報の例を表す説明図である。
【図3】視聴ポイント情報の記憶例を表す説明図である。
【符号の説明】
【0051】
1 サーバ装置、2 クライアント装置、11,21 制御部、12,22 記憶部、13,25 通信部、23 操作部、24 表示部。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の素材データを記憶するクライアント装置と、前記クライアント装置に接続されるサーバ装置と、を含むコンテンツ視聴システムであって、
前記サーバ装置は、
前記クライアント装置側に記憶される複数の素材データのうち、一斉に提示されるべき素材データのセットを規定する同期提示情報を送信し、
前記クライアント装置は、
前記同期提示情報を受信し、当該受信した同期提示情報に基づいて、当該同期提示情報によって規定される素材データのセットを一斉に提示する、
ことを特徴とするコンテンツ視聴システム。
【請求項2】
複数の素材データを記憶するクライアント装置に接続されるサーバ装置であって、
前記クライアント装置側に記憶される複数の素材データのうち、一斉に提示されるべき素材データのセットを規定する同期提示情報を送信し、
前記クライアント装置に対して、当該同期提示情報によって規定される素材データのセットを一斉に提示させることを特徴とするサーバ装置。
【請求項3】
請求項2に記載のサーバ装置であって、
前記素材データには、動画像データが含まれ、
前記サーバ装置は、
前記クライアント装置から当該動画像データの視聴位置に係る視聴ポイント情報を受信して、当該受信した視聴ポイント情報を記憶し、
同期提示情報を送信する際に、当該前回の視聴ポイント情報を、当該同期提示情報とともに送信する、
ことを特徴とするサーバ装置。
【請求項4】
サーバ装置に接続されるクライアント装置であって、
複数の素材データを記憶する手段と、
前記複数の素材データのうち、一斉に提示されるべき素材データのセットを規定する同期提示情報を、前記サーバ装置から受信する手段と、
当該受信した同期提示情報に基づいて、当該同期提示情報によって規定される素材データのセットを一斉に提示する手段と、
を含むことを特徴とするクライアント装置。
【請求項5】
請求項4に記載のクライアント装置であって、
前記素材データには、動画像データが含まれ、
当該動画像データの一つの再生中に、利用者から視聴の停止要求を受け入れると、当該停止要求を受け入れた時点での当該再生中の動画像データの再生位置を特定する情報を、視聴位置に係る視聴ポイント情報として、サーバ装置側に送信する再生位置通知手段、
をさらに含むことを特徴とするクライアント装置。
【請求項6】
複数の素材データを記憶するクライアント装置に接続されるサーバ装置の制御方法であって、
前記クライアント装置側に記憶される複数の素材データのうち、一斉に提示されるべき素材データのセットを規定する同期提示情報を送信し、
前記クライアント装置に対して、当該同期提示情報によって規定される素材データのセットを一斉に提示させることを特徴とするサーバ装置の制御方法。
【請求項7】
複数の素材データを記憶するクライアント装置に接続されるサーバ装置に、
前記クライアント装置側に記憶される複数の素材データのうち、一斉に提示されるべき素材データのセットを規定する同期提示情報を送信する手順と、
前記クライアント装置に対して、当該同期提示情報によって規定される素材データのセットを一斉に提示させる手順と、
を実行させることを特徴とするプログラム。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate


【公開番号】特開2006−165788(P2006−165788A)
【公開日】平成18年6月22日(2006.6.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−351412(P2004−351412)
【出願日】平成16年12月3日(2004.12.3)
【出願人】(000005496)富士ゼロックス株式会社 (21,908)
【Fターム(参考)】