説明

コンテンツ送信装置、ネットワークシステム、及びプログラム

【課題】コンテンツ記録装置が視聴年齢制限に対応している機器であるか否かを、コンテンツ記録装置への特別な機能拡張を不要としつつ容易に判定することが可能なコンテンツ送信装置を得る。
【解決手段】コンテンツ送信装置3は、視聴年齢制限を設定したダミーコンテンツD6をコンテンツ記録装置4に送信する送信手段27と、コンテンツ記録装置4からの応答信号D7を受信する受信手段25と、応答信号D7に視聴年齢制限情報が含まれているか否かに基づいて、コンテンツ記録装置4が視聴年齢制限に対応している機器であるか否かを判定する判定手段22と、コンテンツ記録装置4が視聴年齢制限に対応している機器である場合には、視聴年齢制限が設定されているコンテンツD1をコンテンツ記録装置4へ送信し、コンテンツ記録装置4が視聴年齢制限に対応していない機器である場合には、視聴年齢制限が設定されているコンテンツD1をコンテンツ記録装置4へ送信しない、コンテンツ送信手段24と、を備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、コンテンツ送信装置、ネットワークシステム、及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年における通信技術の進展に伴い、家庭内のパソコンやAV機器等を宅内ネットワークを介して接続し、相互に機能を提供し合う技術(ホームネットワークシステム)が普及しつつある。ホームネットワークシステムの利用形態の一例として、アップローダ、メディアサーバ、及びメディアプレーヤを宅内ネットワークに接続し、外部ネットワークから受信した放送番組等のコンテンツをアップローダによってメディアサーバに記録し、メディアサーバに記録されたコンテンツをメディアプレーヤによって再生する利用形態がある。DLNA(Digital Living Network Alliance)では、機器の接続やコンテンツの共有等を簡易に行うための技術仕様であるUPnP(Universal Plug and Play)をベースとして、機器間の相互接続等に関するガイドラインが策定されている。
【0003】
一方、放送番組中に暴力シーンや教育上好ましくないシーンが含まれる場合には、放送局は、PG(Parental Guidance suggested)値等を用いた視聴年齢制限を当該放送番組に設定して放送することができる。
【0004】
ところが、ホームネットワークシステムにおいて、視聴年齢制限が設定された放送番組を受信して、当該放送番組をアップローダによってメディアサーバに記録すると、コンテンツの移動時に視聴年齢制限の設定情報が欠損する。この場合、例えば子供部屋に設置されているメディアプレーヤによってメディアサーバから当該放送番組をダウンロードすることが可能となり、その結果、視聴年齢を制限した目的が果たせなくなる。
【0005】
このような事態の発生を防止すべく、下記特許文献1に開示されたネットワークシステムでは、メディアサーバとしてのレコーダの機能を拡張することにより、XML文として記述された「Device Description」と称される情報の中に、その機器が視聴年齢制限に対応している機器であるか否かを表すタグを挿入する。アップローダとしてのレシーバは、レコーダのメモリ内に記憶された「Device Description」を参照することにより、そのレコーダが視聴年齢制限に対応している機器である場合には、視聴年齢制限が設定されたコンテンツを当該レコーダにアップロードする。一方、そのレコーダが視聴年齢制限に対応していない機器である場合には、レシーバは、視聴年齢制限が設定されたコンテンツを当該レコーダにアップロードしない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2009−212893号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、上記特許文献1に開示されたネットワークシステムによると、レコーダの機能を拡張することによって、視聴年齢制限の可否を表すタグを「Device Description」の中に挿入する必要がある。従って、かかる機能拡張を行えないレコーダが使用されている場合には、「Device Description」の中にタグを挿入することができない。その結果、たとえそのレコーダが視聴年齢制限に対応している機器である場合であっても、当該機能拡張を行えない(つまりタグを挿入できない)ことが原因で、視聴年齢制限が設定されたコンテンツをレシーバからレコーダにアップロードすることができない。
【0008】
本発明はかかる事情に鑑みて成されたものであり、コンテンツ記録装置が視聴年齢制限に対応している機器であるか否かを、コンテンツ記録装置への特別な機能拡張を不要としつつ容易に判定することが可能な、コンテンツ送信装置、ネットワークシステム、及びプログラムを得ることを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の第1の態様に係るコンテンツ送信装置は、受信した又は保持しているコンテンツを、ネットワークを介してコンテンツ記録装置に送信することにより、前記コンテンツ記録装置に前記コンテンツを記録するコンテンツ送信装置であって、視聴年齢制限を設定したサンプルコンテンツを前記コンテンツ記録装置に送信する送信手段と、前記サンプルコンテンツの送信に対する前記コンテンツ記録装置からの応答信号を受信する受信手段と、前記応答信号に視聴年齢制限情報が含まれているか否かに基づいて、前記コンテンツ記録装置が視聴年齢制限に対応している機器であるか否かを判定する判定手段と、前記判定手段による判定の結果に基づいて、前記コンテンツ記録装置が視聴年齢制限に対応している機器である場合には、視聴年齢制限が設定されているコンテンツを、視聴年齢制限値とともに前記コンテンツ記録装置へ送信し、前記コンテンツ記録装置が視聴年齢制限に対応していない機器である場合には、視聴年齢制限が設定されているコンテンツを前記コンテンツ記録装置へ送信しない、コンテンツ送信手段と、を備えることを特徴とするものである。
【0010】
第1の態様に係るコンテンツ送信装置によれば、送信手段は、視聴年齢制限を設定したサンプルコンテンツをコンテンツ記録装置に送信し、受信手段は、サンプルコンテンツの送信に対するコンテンツ記録装置からの応答信号を受信する。そして、判定手段は、応答信号に視聴年齢制限情報が含まれているか否かに基づいて、コンテンツ記録装置が視聴年齢制限に対応している機器であるか否かを判定する。従って、判定手段は、応答信号に視聴年齢制限情報が含まれている場合には、コンテンツ記録装置が視聴年齢制限に対応している機器であると判定し、応答信号に視聴年齢制限情報が含まれていない場合には、コンテンツ記録装置が視聴年齢制限に対応していない機器であると判定することができる。その結果、コンテンツ記録装置が視聴年齢制限に対応している機器であるか否かを、コンテンツ記録装置への特別な機能拡張を不要としつつ容易に判定することが可能となる。
【0011】
本発明の第2の態様に係るコンテンツ送信装置は、第1の態様に係るコンテンツ送信装置において特に、前記コンテンツ記録装置に記録されているコンテンツの一覧を示すコンテンツリストを、前記コンテンツ記録装置から取得する取得手段をさらに備え、前記判定手段はさらに、視聴年齢制限情報が付加されたコンテンツが前記コンテンツリストに含まれているか否かに基づいて、前記コンテンツ記録装置が視聴年齢制限に対応している機器であるか否かを判定することを特徴とするものである。
【0012】
第2の態様に係るコンテンツ送信装置によれば、取得手段は、コンテンツ記録装置に記録されているコンテンツの一覧を示すコンテンツリストを、コンテンツ記録装置から取得する。そして、判定手段は、視聴年齢制限情報が付加されたコンテンツがコンテンツリストに含まれているか否かに基づいて、コンテンツ記録装置が視聴年齢制限に対応している機器であるか否かを判定する。従って、判定手段は、視聴年齢制限情報が付加されたコンテンツがコンテンツリストに含まれている場合には、コンテンツ記録装置が視聴年齢制限に対応している機器であると判定し、視聴年齢制限情報が付加されたコンテンツがコンテンツリストに含まれていない場合には、コンテンツ記録装置が視聴年齢制限に対応していない機器であると判定することができる。このように、応答信号のみならずコンテンツリストに基づいて判定を行うことにより、コンテンツ記録装置が視聴年齢制限に対応している機器であるか否かを、確実に判定することが可能となる。
【0013】
本発明の第3の態様に係るコンテンツ送信装置は、受信した又は保持しているコンテンツを、ネットワークを介してコンテンツ記録装置に送信することにより、前記コンテンツ記録装置に前記コンテンツを記録するコンテンツ送信装置であって、前記コンテンツ記録装置に記録されているコンテンツの一覧を示すコンテンツリストを、前記コンテンツ記録装置から取得する取得手段と、視聴年齢制限情報が付加されたコンテンツが前記コンテンツリストに含まれているか否かに基づいて、前記コンテンツ記録装置が視聴年齢制限に対応している機器であるか否かを判定する判定手段と、前記判定手段による判定の結果に基づいて、前記コンテンツ記録装置が視聴年齢制限に対応している機器である場合には、視聴年齢制限が設定されているコンテンツを、視聴年齢制限値とともに前記コンテンツ記録装置へ送信し、前記コンテンツ記録装置が視聴年齢制限に対応していない機器である場合には、視聴年齢制限が設定されているコンテンツを前記コンテンツ記録装置へ送信しない、コンテンツ送信手段と、を備えることを特徴とするものである。
【0014】
第3の態様に係るコンテンツ送信装置によれば、取得手段は、コンテンツ記録装置に記録されているコンテンツの一覧を示すコンテンツリストを、コンテンツ記録装置から取得する。そして、判定手段は、視聴年齢制限情報が付加されたコンテンツがコンテンツリストに含まれているか否かに基づいて、コンテンツ記録装置が視聴年齢制限に対応している機器であるか否かを判定する。従って、判定手段は、視聴年齢制限情報が付加されたコンテンツがコンテンツリストに含まれている場合には、コンテンツ記録装置が視聴年齢制限に対応している機器であると判定し、視聴年齢制限情報が付加されたコンテンツがコンテンツリストに含まれていない場合には、コンテンツ記録装置が視聴年齢制限に対応していない機器であると判定することができる。その結果、コンテンツ記録装置が視聴年齢制限に対応している機器であるか否かを、コンテンツ記録装置への特別な機能拡張を不要としつつ容易に判定することが可能となる。
【0015】
本発明の第4の態様に係るコンテンツ送信装置は、第3の態様に係るコンテンツ送信装置において特に、視聴年齢制限情報が付加されたコンテンツが前記コンテンツリストに含まれていない場合に、視聴年齢制限を設定したサンプルコンテンツを前記コンテンツ記録装置に送信する送信手段と、前記サンプルコンテンツの送信に対する前記コンテンツ記録装置からの応答信号を受信する受信手段と、をさらに備え、前記判定手段はさらに、前記応答信号に視聴年齢制限情報が含まれているか否かに基づいて、前記コンテンツ記録装置が視聴年齢制限に対応している機器であるか否かを判定することを特徴とするものである。
【0016】
第4の態様に係るコンテンツ送信装置によれば、送信手段は、視聴年齢制限情報が付加されたコンテンツがコンテンツリストに含まれていない場合に、視聴年齢制限を設定したサンプルコンテンツをコンテンツ記録装置に送信する。また、受信手段は、サンプルコンテンツの送信に対するコンテンツ記録装置からの応答信号を受信する。そして、判定手段は、応答信号に視聴年齢制限情報が含まれているか否かに基づいて、コンテンツ記録装置が視聴年齢制限に対応している機器であるか否かを判定する。従って、判定手段は、応答信号に視聴年齢制限情報が含まれている場合には、コンテンツ記録装置が視聴年齢制限に対応している機器であると判定し、応答信号に視聴年齢制限情報が含まれていない場合には、コンテンツ記録装置が視聴年齢制限に対応していない機器であると判定することができる。コンテンツ記録装置が視聴年齢制限に対応しているにも拘わらず、視聴年齢制限が設定されたコンテンツがコンテンツ記録装置に記録されていない場合には、コンテンツリストには、視聴年齢制限情報が付加されたコンテンツは含まれないこととなる。従って、このような場合にはサンプルコンテンツを送信し、その応答信号に基づいて判定を行うことにより、コンテンツ記録装置が視聴年齢制限に対応している機器であるか否かを、正確に判定することが可能となる。
【0017】
本発明の第5の態様に係るコンテンツ送信装置は、第1〜第4のいずれか一つの態様に係るコンテンツ送信装置において特に、前記判定手段による判定の結果に基づいて、前記コンテンツ記録装置が視聴年齢制限に対応している機器であることを示す視聴年齢制限対応情報を記憶する記憶手段をさらに備え、前記記憶手段に前記視聴年齢制限対応情報が記憶されているコンテンツ記録装置に関しては、前記判定手段は、前記記憶手段に記憶されている前記視聴年齢制限対応情報に基づいて、当該コンテンツ記録装置が視聴年齢制限に対応している機器であると判定することを特徴とするものである。
【0018】
第5の態様に係るコンテンツ送信装置によれば、記憶手段には、コンテンツ記録装置が視聴年齢制限に対応している機器であることを示す視聴年齢制限対応情報が記憶されている。そして、記憶手段に視聴年齢制限対応情報が記憶されているコンテンツ記録装置に関しては、判定手段は、記憶手段に記憶されている視聴年齢制限対応情報に基づいて、当該コンテンツ記録装置が視聴年齢制限に対応している機器であると判定する。このように、視聴年齢制限対応情報がすでに記憶手段に記憶されているコンテンツ記録装置に関しては、応答信号やコンテンツリストに基づく判定を省略し、視聴年齢制限対応情報に基づいて判定を行うことにより、簡易かつ高速に判定を行うことができるとともに、ネットワークの通信負荷を削減することが可能となる。
【0019】
本発明の第6の態様に係るコンテンツ送信装置は、第1又は第4の態様に係るコンテンツ送信装置において特に、視聴年齢制限を設定したダミーコンテンツを保持する保持手段をさらに備え、前記サンプルコンテンツは前記ダミーコンテンツであることを特徴とするものである。
【0020】
第6の態様に係るコンテンツ送信装置によれば、サンプルコンテンツとして、予め準備したダミーコンテンツを使用する。従って、視聴年齢制限が設定された実コンテンツからサンプルコンテンツを作成する処理を省略できるとともに、サンプルコンテンツの作成のために実コンテンツを加工することに伴う著作権上の問題を回避することが可能となる。
【0021】
本発明の第7の態様に係るコンテンツ送信装置は、第1又は第4の態様に係るコンテンツ送信装置において特に、前記サンプルコンテンツは、視聴年齢制限が設定された実コンテンツの一部であることを特徴とするものである。
【0022】
第7の態様に係るコンテンツ送信装置によれば、サンプルコンテンツとして、視聴年齢制限が設定された実コンテンツの一部を使用する。従って、ダミーコンテンツを予め準備する必要がなく、また、ダミーコンテンツを保持する保持手段を省略することが可能となる。
【0023】
本発明の第8の態様に係るコンテンツ送信装置は、第7の態様に係るコンテンツ送信装置において特に、前記実コンテンツのフォーマットを前記コンテンツ記録装置が処理可能なフォーマットに変換することにより、前記サンプルコンテンツを作成する変換手段をさらに備えることを特徴とするものである。
【0024】
第8の態様に係るコンテンツ送信装置によれば、変換手段は、実コンテンツのフォーマットをコンテンツ記録装置が処理可能なフォーマットに変換する。実コンテンツのフォーマットが、コンテンツ記録装置が処理できないフォーマットである場合において、実コンテンツと同一フォーマットのサンプルコンテンツをコンテンツ記録装置に送信した場合には、コンテンツ記録装置がサンプルコンテンツのフォーマットを処理できないことが原因で、応答信号に視聴年齢制限情報が含まれない事態が生じ得る。この場合には、たとえコンテンツ記録装置が視聴年齢制限に対応した機器である場合であっても、応答信号に視聴年齢制限情報が含まれないことにより、視聴年齢制限に対応していない機器であると誤って判定されることとなる。従って、実コンテンツのフォーマットをコンテンツ記録装置が処理可能なフォーマットに変換してサンプルコンテンツを作成することにより、フォーマットを処理できないことを原因とする誤判定の発生を回避することが可能となる。
【0025】
本発明の第9の態様に係るコンテンツ送信装置は、第5の態様に係るコンテンツ送信装置において特に、前記記憶手段に記憶されている前記視聴年齢制限対応情報を定期的又は不定期的に更新する更新手段をさらに備えることを特徴とするものである。
【0026】
第9の態様に係るコンテンツ送信装置によれば、更新手段は、記憶手段に記憶されている視聴年齢制限対応情報を定期的又は不定期的に更新する。従って、コンテンツ記録装置の交換や制御プログラムの変更等により、視聴年齢制限に対応していなかったコンテンツ記録装置が対応することとなった場合に、記憶手段に記憶されている視聴年齢制限対応情報を更新することにより、コンテンツ記録装置が視聴年齢制限に対応している機器であるか否かを、その後も正確に判定することが可能となる。
【0027】
本発明の第10の態様に係るコンテンツ送信装置は、第9の態様に係るコンテンツ送信装置において特に、前記更新手段は、前記コンテンツ記録装置の制御プログラムが変更された場合に前記視聴年齢制限対応情報を更新することを特徴とするものである。
【0028】
第10の態様に係るコンテンツ送信装置によれば、更新手段は、コンテンツ記録装置の制御プログラムが変更された場合に視聴年齢制限対応情報を更新する。従って、コンテンツ記録装置のファームウェアのバージョンアップにより、視聴年齢制限に対応していなかったコンテンツ記録装置が対応することとなった場合等に、視聴年齢制限対応情報を更新することにより、コンテンツ記録装置が視聴年齢制限に対応している機器であるか否かを、その後も正確に判定することが可能となる。
【0029】
本発明の第11の態様に係るコンテンツ送信装置は、第1〜第10のいずれか一つの態様に係るコンテンツ送信装置において特に、前記コンテンツ記録装置が視聴年齢制限に対応している機器である場合において、複数の番組が一のコンテンツ内に含まれている場合には、前記コンテンツ送信手段は、前記複数の番組に関する最も厳しい視聴年齢制限値を、当該コンテンツの視聴年齢制限値として設定することを特徴とするものである。
【0030】
第11の態様に係るコンテンツ送信装置によれば、時間指定の予約録画等によって一のコンテンツ内に複数の番組が含まれている場合には、コンテンツ送信手段は、複数の番組に関する最も厳しい視聴年齢制限値を、当該コンテンツの視聴年齢制限値として設定する。従って、視聴年齢制限が設定されている番組が対象年齢以下のユーザによって視聴される事態を確実に回避することが可能となる。
【0031】
本発明の第12の態様に係るネットワークシステムは、ネットワークに接続されたコンテンツ記録装置と、受信した又は保持しているコンテンツを、前記ネットワークを介して前記コンテンツ記録装置に送信することにより、前記コンテンツ記録装置に前記コンテンツを記録するコンテンツ送信装置と、前記コンテンツ記録装置に記録されているコンテンツを、前記ネットワークを介して前記コンテンツ記録装置から受信することにより、当該コンテンツを再生するコンテンツ再生装置と、を備え、前記コンテンツ送信装置は、視聴年齢制限を設定したサンプルコンテンツを前記コンテンツ記録装置に送信する送信手段と、前記サンプルコンテンツの送信に対する前記コンテンツ記録装置からの応答信号を受信する受信手段と、前記応答信号に視聴年齢制限情報が含まれているか否かに基づいて、前記コンテンツ記録装置が視聴年齢制限に対応している機器であるか否かを判定する判定手段と、前記判定手段による判定の結果に基づいて、前記コンテンツ記録装置が視聴年齢制限に対応している機器である場合には、視聴年齢制限が設定されているコンテンツを、視聴年齢制限値とともに前記コンテンツ記録装置へ送信し、前記コンテンツ記録装置が視聴年齢制限に対応していない機器である場合には、視聴年齢制限が設定されているコンテンツを前記コンテンツ記録装置へ送信しない、コンテンツ送信手段と、有することを特徴とするものである。
【0032】
第12の態様に係るネットワークシステムによれば、送信手段は、視聴年齢制限を設定したサンプルコンテンツをコンテンツ記録装置に送信し、受信手段は、サンプルコンテンツの送信に対するコンテンツ記録装置からの応答信号を受信する。そして、判定手段は、応答信号に視聴年齢制限情報が含まれているか否かに基づいて、コンテンツ記録装置が視聴年齢制限に対応している機器であるか否かを判定する。従って、判定手段は、応答信号に視聴年齢制限情報が含まれている場合には、コンテンツ記録装置が視聴年齢制限に対応している機器であると判定し、応答信号に視聴年齢制限情報が含まれていない場合には、コンテンツ記録装置が視聴年齢制限に対応していない機器であると判定することができる。その結果、コンテンツ記録装置が視聴年齢制限に対応している機器であるか否かを、コンテンツ記録装置への特別な機能拡張を不要としつつ容易に判定することが可能となる。
【0033】
本発明の第13の態様に係るネットワークシステムは、ネットワークに接続されたコンテンツ記録装置と、受信した又は保持しているコンテンツを、前記ネットワークを介して前記コンテンツ記録装置に送信することにより、前記コンテンツ記録装置に前記コンテンツを記録するコンテンツ送信装置と、前記コンテンツ記録装置に記録されているコンテンツを、前記ネットワークを介して前記コンテンツ記録装置から受信することにより、当該コンテンツを再生するコンテンツ再生装置と、を備え、前記コンテンツ送信装置は、前記コンテンツ記録装置に記録されているコンテンツの一覧を示すコンテンツリストを、前記コンテンツ記録装置から取得する取得手段と、視聴年齢制限情報が付加されたコンテンツが前記コンテンツリストに含まれているか否かに基づいて、前記コンテンツ記録装置が視聴年齢制限に対応している機器であるか否かを判定する判定手段と、前記判定手段による判定の結果に基づいて、前記コンテンツ記録装置が視聴年齢制限に対応している機器である場合には、視聴年齢制限が設定されているコンテンツを、視聴年齢制限値とともに前記コンテンツ記録装置へ送信し、前記コンテンツ記録装置が視聴年齢制限に対応していない機器である場合には、視聴年齢制限が設定されているコンテンツを前記コンテンツ記録装置へ送信しない、コンテンツ送信手段と、を有することを特徴とするものである。
【0034】
第13の態様に係るネットワークシステムによれば、取得手段は、コンテンツ記録装置に記録されているコンテンツの一覧を示すコンテンツリストを、コンテンツ記録装置から取得する。そして、判定手段は、視聴年齢制限情報が付加されたコンテンツがコンテンツリストに含まれているか否かに基づいて、コンテンツ記録装置が視聴年齢制限に対応している機器であるか否かを判定する。従って、判定手段は、視聴年齢制限情報が付加されたコンテンツがコンテンツリストに含まれている場合には、コンテンツ記録装置が視聴年齢制限に対応した機器であると判定し、視聴年齢制限情報が付加されたコンテンツがコンテンツリストに含まれていない場合には、コンテンツ記録装置が視聴年齢制限に対応していない機器であると判定することができる。その結果、コンテンツ記録装置が視聴年齢制限に対応している機器であるか否かを、コンテンツ記録装置への特別な機能拡張を不要としつつ容易に判定することが可能となる。
【0035】
本発明の第14の態様に係るネットワークシステムは、第12又は第13の態様に係るネットワークシステムにおいて特に、前記コンテンツ記録装置は、前記コンテンツ再生装置から視聴年齢制限値の指定を条件に含む検索要求を受けた場合、記録しているコンテンツのうち、当該条件に合致するコンテンツの一覧を示すコンテンツリストを作成して、当該コンテンツリストを前記コンテンツ再生装置に送信することを特徴とするものである。
【0036】
第14の態様に係るネットワークシステムによれば、コンテンツ記録装置は、コンテンツ再生装置から視聴年齢制限値の指定を条件に含む検索要求を受けた場合、記録しているコンテンツのうち、当該条件に合致するコンテンツの一覧を示すコンテンツリストを作成して、当該コンテンツリストをコンテンツ再生装置に送信する。従って、条件に合致しないコンテンツはコンテンツリストに含まれないため、視聴年齢制限が設定されているコンテンツが対象年齢以下のユーザによって視聴される事態を確実に回避することが可能となる。
【0037】
本発明の第15の態様に係るネットワークシステムは、第12〜第14のいずれか一つの態様に係るネットワークシステムにおいて特に、前記コンテンツ記録装置は、前記コンテンツ再生装置から視聴年齢制限値の指定を条件に含まない検索要求を受けた場合、記録しているコンテンツのうち、視聴年齢制限が設定されていないコンテンツの一覧を示すコンテンツリストを作成して、当該コンテンツリストを前記コンテンツ再生装置に送信することを特徴とするものである。
【0038】
第15の態様に係るネットワークシステムによれば、コンテンツ記録装置は、コンテンツ再生装置から視聴年齢制限値の指定を条件に含まない検索要求を受けた場合、記録しているコンテンツのうち、視聴年齢制限が設定されていないコンテンツの一覧を示すコンテンツリストを作成して、当該コンテンツリストをコンテンツ再生装置に送信する。従って、視聴年齢制限が設定されているコンテンツはコンテンツリストに含まれないため、視聴年齢制限が設定されているコンテンツが対象年齢以下のユーザによって視聴される事態を確実に回避することが可能となる。例えば、メディアプレーヤがメディアサーバのコンテンツリストを取得する場合において、メディアプレーヤが視聴年齢制限に対応していない機器である場合には、upnp:ratingを含むコンテンツリストを当該メディアプレーヤが取得できてしまう。これに対し、第15の態様に係るネットワークシステムによれば、メディアサーバは視聴年齢制限が設定されていないコンテンツの一覧を示すコンテンツリストを送信するため、この問題を解決することができる。
【0039】
本発明の第16の態様に係るプログラムは、受信した又は保持しているコンテンツを、ネットワークを介してコンテンツ記録装置に送信することにより、前記コンテンツ記録装置に前記コンテンツを記録するコンテンツ送信装置に搭載されるコンピュータを、視聴年齢制限を設定したサンプルコンテンツを前記コンテンツ記録装置に送信する送信手段と、前記サンプルコンテンツの送信に対する前記コンテンツ記録装置からの応答信号を受信する受信手段と、前記応答信号に視聴年齢制限情報が含まれているか否かに基づいて、前記コンテンツ記録装置が視聴年齢制限に対応している機器であるか否かを判定する判定手段と、前記判定手段による判定の結果に基づいて、前記コンテンツ記録装置が視聴年齢制限に対応している機器である場合には、視聴年齢制限が設定されているコンテンツを、視聴年齢制限値とともに前記コンテンツ記録装置へ送信し、前記コンテンツ記録装置が視聴年齢制限に対応していない機器である場合には、視聴年齢制限が設定されているコンテンツを前記コンテンツ記録装置へ送信しない、コンテンツ送信手段と、として機能させるためのプログラムである。
【0040】
第16の態様に係るプログラムによれば、送信手段は、視聴年齢制限を設定したサンプルコンテンツをコンテンツ記録装置に送信し、受信手段は、サンプルコンテンツの送信に対するコンテンツ記録装置からの応答信号を受信する。そして、判定手段は、応答信号に視聴年齢制限情報が含まれているか否かに基づいて、コンテンツ記録装置が視聴年齢制限に対応している機器であるか否かを判定する。従って、判定手段は、応答信号に視聴年齢制限情報が含まれている場合には、コンテンツ記録装置が視聴年齢制限に対応している機器であると判定し、応答信号に視聴年齢制限情報が含まれていない場合には、コンテンツ記録装置が視聴年齢制限に対応していない機器であると判定することができる。その結果、コンテンツ記録装置が視聴年齢制限に対応している機器であるか否かを、コンテンツ記録装置への特別な機能拡張を不要としつつ容易に判定することが可能となる。
【0041】
本発明の第17の態様に係るプログラムは、受信した又は保持しているコンテンツを、ネットワークを介してコンテンツ記録装置に送信することにより、前記コンテンツ記録装置に前記コンテンツを記録するコンテンツ送信装置に搭載されるコンピュータを、前記コンテンツ記録装置に記録されているコンテンツの一覧を示すコンテンツリストを、前記コンテンツ記録装置から取得する取得手段と、視聴年齢制限情報が付加されたコンテンツが前記コンテンツリストに含まれているか否かに基づいて、前記コンテンツ記録装置が視聴年齢制限に対応している機器であるか否かを判定する判定手段と、前記判定手段による判定の結果に基づいて、前記コンテンツ記録装置が視聴年齢制限に対応している機器である場合には、視聴年齢制限が設定されているコンテンツを、視聴年齢制限値とともに前記コンテンツ記録装置へ送信し、前記コンテンツ記録装置が視聴年齢制限に対応していない機器である場合には、視聴年齢制限が設定されているコンテンツを前記コンテンツ記録装置へ送信しない、コンテンツ送信手段と、として機能させるためのプログラムである。
【0042】
第17の態様に係るプログラムによれば、取得手段は、コンテンツ記録装置に記録されているコンテンツの一覧を示すコンテンツリストを、コンテンツ記録装置から取得する。そして、判定手段は、視聴年齢制限情報が付加されたコンテンツがコンテンツリストに含まれているか否かに基づいて、コンテンツ記録装置が視聴年齢制限に対応している機器であるか否かを判定する。従って、判定手段は、視聴年齢制限情報が付加されたコンテンツがコンテンツリストに含まれている場合には、コンテンツ記録装置が視聴年齢制限に対応した機器であると判定し、視聴年齢制限情報が付加されたコンテンツがコンテンツリストに含まれていない場合には、コンテンツ記録装置が視聴年齢制限に対応していない機器であると判定することができる。その結果、コンテンツ記録装置が視聴年齢制限に対応している機器であるか否かを、コンテンツ記録装置への特別な機能拡張を不要としつつ容易に判定することが可能となる。
【発明の効果】
【0043】
本発明によれば、コンテンツ記録装置が視聴年齢制限に対応している機器であるか否かを、コンテンツ記録装置への特別な機能拡張を不要としつつ容易に判定することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0044】
【図1】本発明の実施の形態に係るネットワークシステムの全体構成を簡略化して示す図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係るコンテンツ送信装置の構成を示す図である。
【図3】プログラムを実行することによって処理部に実現される機能を示すブロック図である。
【図4】判定手段が実行する判定処理を示すフローチャートである。
【図5】対応機器リストの一例を示す図である。
【図6】本発明の第2の実施の形態に係るコンテンツ送信装置の構成を示す図である。
【図7】プログラムを実行することによって処理部に実現される機能を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0045】
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて詳細に説明する。なお、異なる図面において同一の符号を付した要素は、同一又は相応する要素を示すものとする。
【0046】
図1は、本発明の実施の形態に係るネットワークシステム1の全体構成を簡略化して示す図である。ネットワークシステム1は、例えば、ユーザの住宅内に構築されるホームネットワークシステムであり、UPnP(Universal Plug and Play)の仕様に適合する機器によって構成されるシステムである。図1に示すようにネットワークシステム1は、住宅内のLAN(Local Area Network)等のネットワーク2に接続された、コンテンツ送信装置3、コンテンツ記録装置4、及びコンテンツ再生装置5を備えて構成されている。
【0047】
コンテンツ送信装置3は、例えばセットトップボックスである。コンテンツ送信装置3は、アップローダとしての機能を有しており、送信局の送信サーバ8からWAN(Wide Area Network)等の外部ネットワーク7を介して受信したコンテンツや、コンテンツ送信装置3が内部ストレージ(又は外付けハードディスク等)に保持しているコンテンツを、ネットワーク2を介してコンテンツ記録装置4に送信(アップロード)することが可能である。
【0048】
コンテンツ記録装置4は、例えばハードディスクレコーダ又はブルーレイレコーダである。コンテンツ記録装置4は、メディアサーバとしての機能を有しており、コンテンツ送信装置3から受信したコンテンツを記録(蓄積)することが可能である。また、コンテンツ記録装置4は、コンテンツ再生装置5からの要求に応じて、自身が記録しているコンテンツをコンテンツ再生装置5に送信することが可能である。
【0049】
コンテンツ再生装置5は、液晶ディスプレイ装置又はプラズマディスプレイ装置等の表示装置6に接続されている。コンテンツ再生装置5は、メディアプレーヤとしての機能を有しており、コンテンツ記録装置4に記録されているコンテンツを、ネットワーク2を介して受信して、当該コンテンツを表示装置6において再生することが可能である。
【0050】
<第1の実施の形態>
図2は、本発明の第1の実施の形態に係るコンテンツ送信装置3Aの構成を示す図である。コンテンツ送信装置3Aは、外部ネットワーク7との間でデータの送受信を行うためのWANインタフェース13と、ネットワーク2との間でデータの送受信を行うためのLANインタフェース14と、CPU又はプロセッサ等の処理部11Aと、半導体メモリ又はハードディスク等の記憶部12とを備えて構成されている。記憶部12には、プログラム15、対応機器リスト16、及びダミーコンテンツ17が記憶されている。つまり、記憶部12は、対応機器リスト16を記憶する記憶手段として機能するとともに、ダミーコンテンツ17を保持する保持手段としても機能する。なお、対応機器リスト16を、記憶部12とは別の不揮発性メモリに記憶してもよい。
【0051】
図3は、プログラム15を実行することによって処理部11Aに実現される機能を示すブロック図である。図3に示すように処理部11Aは、抽出手段21、判定手段22、取得手段23、コンテンツ送信手段24、受信手段25、更新手段26、及び送信手段27として機能する。換言すれば、プログラム15は、コンテンツ送信装置3Aに搭載されるコンピュータを、抽出手段21、判定手段22、取得手段23、コンテンツ送信手段24、受信手段25、更新手段26、及び送信手段27として機能させるためのプログラムである。
【0052】
図3を参照して、コンテンツ記録装置4にアップロードする対象のコンテンツD1は、抽出手段29に入力される。抽出手段29は、コンテンツD1に視聴年齢制限が設定されているか否かを判定する。例えば、コンテンツD1が地上デジタル放送又はBSデジタル放送のコンテンツである場合には、ストリームに多重化されている、EIT(Event Information Table)のパレンタルレート記述子のratingフィールド、又はPMT(Program Map Table)の限定受信方式記述子のprivate data byte領域の先頭1バイトからパレンタルレートを抽出し、その内容を解析することにより、コンテンツD1に視聴年齢制限が設定されているか否かを判定する。あるいは、コンテンツD1がIPTV(Internet Protocol Television)のコンテンツである場合には、コンテンツD1の番組情報を含むメタデータをメタサーバ等から受信し、当該メタデータ内でパレンタルレート値が指定されているか否かを解析することによって、コンテンツD1に視聴年齢制限が設定されているか否かを判定する。また、コンテンツ送信装置3Aには、コンテンツD1の送信先であるコンテンツ記録装置4を固有に識別するための識別情報が入力される。この識別情報としては、コンテンツ記録装置4のMAC(Media Access Control)アドレス又はUUID(Universally Unique Identifier)等を用いることができる。
【0053】
コンテンツD1に視聴年齢制限が設定されていない場合には、コンテンツD1がコンテンツ送信手段24に入力され、コンテンツ送信手段24は、LANインタフェース14からコンテンツ記録装置4に向けてコンテンツD1を送信する。
【0054】
一方、コンテンツD1に視聴年齢制限が設定されている場合には、送信先のコンテンツ記録装置4が視聴年齢制限に対応している機器であるか否かを確認するために、以下の処理が行われる。
【0055】
図3を参照して、抽出手段D2は、コンテンツ記録装置4が視聴年齢制限に対応している機器であるか否かの確認を要求するための要求信号D2を、判定手段22に入力する。要求信号D2には、コンテンツ記録装置4の識別情報が含まれている。要求信号D2を受けた判定手段22は、コンテンツ記録装置4が視聴年齢制限に対応している機器であるか否かを、以下の処理によって判定する。
【0056】
図4は、判定手段22が実行する判定処理を示すフローチャートである。まずステップP01において判定手段22は、記憶部12に記憶されている対応機器リスト16をデータD3として読み出し、その内容を参照する。
【0057】
図5は、対応機器リスト16の一例を示す図である。対応機器リスト16には、コンテンツ記録装置が視聴年齢制限に対応している機器であることを示す情報(視聴年齢制限対応情報)が記憶されている。図5に示した例では、視聴年齢制限に対応しているコンテンツ記録装置の識別情報(この例ではMACアドレス)が、視聴年齢制限対応情報として対応機器リスト16に列挙されている。つまり、対応機器リスト16に識別情報が登録されているコンテンツ記録装置は、視聴年齢制限に対応している機器ということである。対応機器リスト16は、後述するように判定手段22によって作成される。
【0058】
なお、図5に示した例によると、対応機器リスト16に識別情報が登録されていないコンテンツ記録装置は、視聴年齢制限に対応している機器であるか否かが不明である。そこで、ネットワークシステム1に含まれている全てのコンテンツ記録装置の識別情報を対応機器リスト16に列挙し、視聴年齢制限に対応しているか否かを示すフラグ情報を各コンテンツ記録装置の識別情報に関連付けて登録してもよい。これにより、ネットワークシステム1に含まれる全てのコンテンツ記録装置に関して、各機器が視聴年齢制限に対応しているか否かを管理することができる。
【0059】
図4を参照して、次にステップP02において判定手段22は、送信先のコンテンツ記録装置4の識別情報が対応機器リスト16に登録されているか否かを判定する。
【0060】
コンテンツ記録装置4の識別情報が対応機器リスト16に登録されている場合(つまりステップP02における判定の結果が「YES」である場合)には、次にステップP07において判定手段22は、コンテンツ記録装置4は視聴年齢制限に対応している機器であると判定する。そして、その判定結果を示すデータD4をコンテンツ送信手段24に入力する。この場合、コンテンツD1がコンテンツ送信手段24に入力され、コンテンツ送信手段24は、LANインタフェース14からコンテンツ記録装置4に向けてコンテンツD1を送信する。
【0061】
その際、コンテンツ送信手段24は、送信サーバ8から受信したコンテンツD1に設定されているパレンタルレート記述子等の視聴年齢制限情報を、UPnPで規定されている視聴年齢制限情報である「upnp:rating」に変換して、送信するコンテンツD1にその情報を付加する。「upnp:rating」は、パレンタルレート記述子等の「rating」値を16進数の文字列に変換した値である。
【0062】
また、時間指定録画等によって一つのコンテンツ内に複数の番組が含まれている場合において、設定されている視聴年齢制限値が番組毎に異なる場合には、コンテンツ送信手段24は、複数の番組の中で最も厳しく設定されている視聴年齢制限値を、当該コンテンツの視聴年齢制限値として設定する。例えば、一つのコンテンツ内に番組A、番組B、及び番組Cが含まれており、番組Aには「PG−12」が、番組Bには「PG−15」がそれぞれ設定されており、番組Cには視聴年齢制限が設定されていない場合には、コンテンツ送信手段24は、当該コンテンツの視聴年齢制限値として「PG−15」を設定する。
【0063】
一方、コンテンツ記録装置4の識別情報が対応機器リスト16に登録されていない場合(つまりステップP02における判定の結果が「NO」である場合)には、次にステップP03において取得手段23は、コンテンツ記録装置4からコンテンツリストD5を取得する。コンテンツリストD5はコンテンツ記録装置4によって作成され、コンテンツリストD5には、コンテンツ記録装置4に蓄積されているコンテンツの番組情報が記述されている。例えば、UPnPの運用規則に従い、各コンテンツのタイトル(イベント名)、ジャンル、イベント開始時刻、イベント終了時刻、及びコンテンツの解像度等の各種の情報が、コンテンツリストD5に含まれる。また、コンテンツ記録装置4が視聴年齢制限に対応している機器であり、かつ、視聴年齢制限が設定されたコンテンツがコンテンツ記録装置4に記録されている場合には、当該コンテンツの番組情報には視聴年齢制限情報(upnp:rating)が付加される。
【0064】
コンテンツリストD5は、取得手段23から判定手段22に入力される。次にステップP04において判定手段22は、視聴年齢制限情報が付加されているコンテンツがコンテンツリストD5に含まれているか否かを判定する。
【0065】
視聴年齢制限情報が付加されているコンテンツがコンテンツリストD5に含まれている場合(つまりステップP04における判定の結果が「YES」である場合)には、次にステップP07において判定手段22は、コンテンツ記録装置4は視聴年齢制限に対応している機器であると判定する。そして、その判定結果を示すデータD4をコンテンツ送信手段24に入力する。この場合、上記と同様にコンテンツ送信手段24は、LANインタフェース14からコンテンツ記録装置4に向けてコンテンツD1を送信する。その際、コンテンツD1には視聴年齢制限情報が付加される。また、判定手段22は、コンテンツ記録装置4の識別情報を含む対応機器リスト16を作成し、あるいは既存の対応機器リスト16にコンテンツ記録装置4の識別情報を追加して更新し、作成又は更新した対応機器リスト16を記憶部12に記憶する。
【0066】
一方、視聴年齢制限情報が付加されているコンテンツがコンテンツリストD5に含まれていない場合(つまりステップP04における判定の結果が「NO」である場合)には、次にステップP05において送信手段27は、記憶部12に記憶されているダミーコンテンツ17をデータD6として読み出す。そして、UPnPで規定されている「Create Object」を実行することにより、LANインタフェース14からコンテンツ記録装置4に向けてダミーコンテンツ17をサンプルコンテンツとして送信する。ダミーコンテンツ17は、データのフォーマットは通常のコンテンツと同様であるが、映像や音声のデータを含まないコンテンツである。但し、ダミーコンテンツ17が映像や音声のデータを含んでいてもよい。また、ダミーコンテンツ17には、任意の視聴年齢制限値が設定されている。
【0067】
具体的に、送信手段27は、「upnp:rating」を設定した「Create Object」を、LANインタフェース14からコンテンツ記録装置4に向けて送信する。「Create Object」を受信したコンテンツ記録装置4は、「Create Object」に対する応答である「Create Object Response」を、応答信号D7としてコンテンツ送信装置3Aに返信する。応答信号D7は、LANインタフェース14によって受信された後、LANインタフェース14から受信手段25に入力される。受信手段25は、応答信号D7を判定手段22に入力する。ここで、送信手段27によって送信された「Create Object」には「upnp:rating」が設定されているため、コンテンツ記録装置4が視聴年齢制限に対応している機器である場合には、応答信号D7にも「upnp:rating」が含まれることとなり、一方、コンテンツ記録装置4が視聴年齢制限に対応していない機器である場合には、応答信号D7には「upnp:rating」が含まれないこととなる。
【0068】
そこで、次にステップP06において判定手段22は、応答信号D7に「upnp:rating」が含まれているか否かを判定する。
【0069】
応答信号D7に「upnp:rating」が含まれている場合(つまりステップP06における判定の結果が「YES」である場合)には、次にステップP07において判定手段22は、コンテンツ記録装置4は視聴年齢制限に対応している機器であると判定する。そして、その判定結果を示すデータD4をコンテンツ送信手段24に入力する。この場合、上記と同様にコンテンツ送信手段24は、LANインタフェース14からコンテンツ記録装置4に向けてコンテンツD1を送信する。その際、コンテンツD1には視聴年齢制限情報が付加される。また、上記と同様に判定手段22は、コンテンツ記録装置4の識別情報を含む対応機器リスト16を作成(又は既存の対応機器リスト16を更新)する。
【0070】
一方、応答信号D7に「upnp:rating」が含まれていない場合(つまりステップP06における判定の結果が「NO」である場合)には、次にステップP08において判定手段22は、コンテンツ記録装置4は視聴年齢制限に対応していない機器であると判定する。そして、その判定結果を示すデータD4をコンテンツ送信手段24に入力する。この場合、コンテンツ送信手段24は、コンテンツ記録装置4に向けてコンテンツD1を送信しない。その際、「メディアサーバが視聴年齢制限に対応していないため、このコンテンツはメディアサーバに送信できません」等の文字又は音声等のエラーメッセージを、コンテンツ送信装置3Aから出力してもよい。
【0071】
上記の通り判定手段22は、ステップP01において対応機器リスト16の内容を参照する。ここで、ネットワークシステム1においては、コンテンツ記録装置が追加又は交換される状況や、ファームウェアのバージョンアップ等によって既存のコンテンツ記録装置の制御プログラムが変更される状況が想定される。そこで、更新手段26は、このような状況が発生した場合に備えて対応機器リスト16の内容を常に最新のものに保つべく、その内容を定期的又は不定期的に更新する。
【0072】
定期的な自動更新タイミング(例えば一日一回の所定時刻)が到来すると、更新命令D8が更新手段26に入力される。更新命令D8を受けた更新手段26は、送信手段27に対してダミーコンテンツ17の送信命令D9を入力する。送信命令D9を受けた送信手段27は、上記ステップP05と同様に記憶部12からダミーコンテンツ17を読み出し、ネットワークシステム1に含まれている全てのコンテンツ記録装置4に対して「Create Object」を実行する。また、判定手段22は、各コンテンツ記録装置4から受信した応答信号D7に基づいて、各コンテンツ記録装置4が視聴年齢制限に対応している機器であるか否かを判定する。そして、判定手段22は、視聴年齢制限に対応しているコンテンツ記録装置4の識別情報を列挙した新たな対応機器リスト16を作成して、記憶部12に記憶されている対応機器リスト16を、新たに作成した最新の対応機器リスト16によって更新する。
【0073】
また、ネットワークシステム1に新たなコンテンツ記録装置4が追加されたり、既存のコンテンツ記録装置4の制御プログラムが変更されると、その旨がコンテンツ送信装置3Aに通知されることにより、更新命令D8が更新手段26に入力される。更新命令D8を受けた更新手段26は、送信手段27に対してダミーコンテンツ17の送信命令D9を入力する。以降は上記と同様の処理が行われることにより、判定手段22によって対応機器リスト16が更新される。
【0074】
また、上記の通りコンテンツ記録装置4は、ステップP03においてコンテンツリストD5をコンテンツ送信装置3Aに送信する。ここで、コンテンツ記録装置4は、コンテンツ送信装置3Aのみならずコンテンツ再生装置5からの要求に応じて、コンテンツリストD5をコンテンツ再生装置5に配信することも可能である。
【0075】
具体的に、コンテンツ記録装置4は、視聴年齢制限値の指定を条件に含む検索要求をコンテンツ再生装置5から受けた場合には、自身が記録している全てのコンテンツのうち、当該条件に合致するコンテンツの一覧を示すコンテンツリストD5を作成して、当該コンテンツリストD5をコンテンツ再生装置5に送信する。例えば、パレンタルレートを「PG−4」〜「PG−20」の17段階に設定可能な場合において、「PG−15」を指定する検索要求を受けた場合には、コンテンツ記録装置4は、自身が記録している全てのコンテンツのうち、視聴年齢制限が設定されていないコンテンツと、視聴年齢制限が「PG−4」〜「PG−15」に設定されているコンテンツとを含むコンテンツリストD5を作成して、当該コンテンツリストD5をコンテンツ再生装置5に送信する。この例の場合、視聴年齢制限が「PG−16」〜「PG−20」に設定されているコンテンツは、コンテンツリストD5に含まれない。
【0076】
また、コンテンツ記録装置4は、視聴年齢制限値の指定を条件に含まない検索要求をコンテンツ再生装置5から受けた場合には、自身が記録している全てのコンテンツのうち、視聴年齢制限が設定されていないコンテンツの一覧を示すコンテンツリストD5を作成して、当該コンテンツリストD5をコンテンツ再生装置5に送信する。この例の場合、視聴年齢制限が設定されているコンテンツは、コンテンツリストD5に含まれない。
【0077】
このように本実施の形態に係るコンテンツ送信装置3Aによれば、送信手段27は、視聴年齢制限を設定したダミーコンテンツ17をサンプルコンテンツとしてコンテンツ記録装置4に送信し、受信手段25は、サンプルコンテンツの送信に対するコンテンツ記録装置4からの応答信号D7を受信する。そして、判定手段22は、応答信号D7に視聴年齢制限情報が含まれているか否かに基づいて、コンテンツ記録装置4が視聴年齢制限に対応している機器であるか否かを判定する。従って、判定手段22は、応答信号D7に視聴年齢制限情報が含まれている場合には、コンテンツ記録装置4が視聴年齢制限に対応している機器であると判定し、応答信号D7に視聴年齢制限情報が含まれていない場合には、コンテンツ記録装置4が視聴年齢制限に対応していない機器であると判定することができる。その結果、コンテンツ記録装置4が視聴年齢制限に対応している機器であるか否かを、コンテンツ記録装置4への特別な機能拡張を不要としつつ容易に判定することが可能となる。
【0078】
また、本実施の形態に係るコンテンツ送信装置3Aによれば、取得手段23は、コンテンツ記録装置4に記録されているコンテンツの一覧を示すコンテンツリストD5を、コンテンツ記録装置4から取得する。そして、判定手段22は、視聴年齢制限情報が付加されたコンテンツがコンテンツリストD5に含まれているか否かに基づいて、コンテンツ記録装置4が視聴年齢制限に対応している機器であるか否かを判定する。従って、判定手段22は、視聴年齢制限情報が付加されたコンテンツがコンテンツリストD5に含まれている場合には、コンテンツ記録装置4が視聴年齢制限に対応している機器であると判定し、視聴年齢制限情報が付加されたコンテンツがコンテンツリストD5に含まれていない場合には、コンテンツ記録装置4が視聴年齢制限に対応していない機器であると判定することができる。このように、応答信号D7のみならずコンテンツリストD5に基づいて判定を行うことにより、コンテンツ記録装置4が視聴年齢制限に対応している機器であるか否かを、確実に判定することが可能となる。
【0079】
また、本実施の形態に係るコンテンツ送信装置3Aによれば、取得手段23は、コンテンツ記録装置4に記録されているコンテンツの一覧を示すコンテンツリストD5を、コンテンツ記録装置4から取得する。そして、判定手段22は、視聴年齢制限情報が付加されたコンテンツがコンテンツリストD5に含まれているか否かに基づいて、コンテンツ記録装置4が視聴年齢制限に対応している機器であるか否かを判定する。従って、判定手段22は、視聴年齢制限情報が付加されたコンテンツがコンテンツリストD5に含まれている場合には、コンテンツ記録装置4が視聴年齢制限に対応している機器であると判定し、視聴年齢制限情報が付加されたコンテンツがコンテンツリストD5に含まれていない場合には、コンテンツ記録装置4が視聴年齢制限に対応していない機器であると判定することができる。その結果、コンテンツ記録装置4が視聴年齢制限に対応している機器であるか否かを、コンテンツ記録装置4への特別な機能拡張を不要としつつ容易に判定することが可能となる。
【0080】
また、本実施の形態に係るコンテンツ送信装置3Aによれば、送信手段27は、視聴年齢制限情報が付加されたコンテンツがコンテンツリストD5に含まれていない場合に、視聴年齢制限を設定したダミーコンテンツ17をサンプルコンテンツとしてコンテンツ記録装置4に送信する。また、受信手段25は、サンプルコンテンツの送信に対するコンテンツ記録装置4からの応答信号D7を受信する。そして、判定手段22は、応答信号D7に視聴年齢制限情報が含まれているか否かに基づいて、コンテンツ記録装置4が視聴年齢制限に対応している機器であるか否かを判定する。従って、判定手段22は、応答信号D7に視聴年齢制限情報が含まれている場合には、コンテンツ記録装置4が視聴年齢制限に対応している機器であると判定し、応答信号D7に視聴年齢制限情報が含まれていない場合には、コンテンツ記録装置4が視聴年齢制限に対応していない機器であると判定することができる。コンテンツ記録装置4が視聴年齢制限に対応しているにも拘わらず、視聴年齢制限が設定されたコンテンツがコンテンツ記録装置4に記録されていない場合には、コンテンツリストD5には、視聴年齢制限情報が付加されたコンテンツは含まれないこととなる。従って、このような場合にはサンプルコンテンツを送信し、その応答信号D7に基づいて判定を行うことにより、コンテンツ記録装置4が視聴年齢制限に対応している機器であるか否かを、正確に判定することが可能となる。
【0081】
また、本実施の形態に係るコンテンツ送信装置3Aによれば、記憶部12(記憶手段)には、コンテンツ記録装置4が視聴年齢制限に対応している機器であることを示す対応機器リスト16(視聴年齢制限対応情報)が記憶されている。そして、対応機器リスト16に登録されているコンテンツ記録装置4に関しては、判定手段22は、記憶部12に記憶されている対応機器リスト16に基づいて、当該コンテンツ記録装置4が視聴年齢制限に対応している機器であると判定する。このように、対応機器リスト16に登録されているコンテンツ記録装置4に関しては、応答信号D7やコンテンツリストD5に基づく判定を省略し、対応機器リスト16に基づいて判定を行うことにより、簡易かつ高速に判定を行うことができるとともに、ネットワーク2の通信負荷を削減することが可能となる。
【0082】
また、本実施の形態に係るコンテンツ送信装置3Aによれば、サンプルコンテンツとして、予め準備したダミーコンテンツ17を使用する。従って、視聴年齢制限が設定された実コンテンツからサンプルコンテンツを作成する処理を省略できるとともに、サンプルコンテンツの作成のために実コンテンツを加工することに伴う著作権上の問題を回避することが可能となる。
【0083】
また、本実施の形態に係るコンテンツ送信装置3Aによれば、更新手段26は、記憶部12に記憶されている対応機器リスト16を定期的又は不定期的に更新する。従って、コンテンツ記録装置4の交換や制御プログラムの変更等により、視聴年齢制限に対応していなかったコンテンツ記録装置4が対応することとなった場合に、記憶部12に記憶されている対応機器リスト16を更新することにより、コンテンツ記録装置4が視聴年齢制限に対応している機器であるか否かを、その後も正確に判定することが可能となる。
【0084】
また、本実施の形態に係るコンテンツ送信装置3Aによれば、更新手段26は、コンテンツ記録装置4の制御プログラムが変更された場合に対応機器リスト16を更新する。従って、コンテンツ記録装置4のファームウェアのバージョンアップにより、視聴年齢制限に対応していなかったコンテンツ記録装置4が対応することとなった場合等に、対応機器リスト16を更新することにより、コンテンツ記録装置4が視聴年齢制限に対応している機器であるか否かを、その後も正確に判定することが可能となる。
【0085】
また、本実施の形態に係るコンテンツ送信装置3Aによれば、時間指定の予約録画等によって一のコンテンツ内に複数の番組が含まれている場合には、コンテンツ送信手段24は、複数の番組に関する最も厳しい視聴年齢制限値を、当該コンテンツの視聴年齢制限値として設定する。従って、視聴年齢制限が設定されている番組が対象年齢以下のユーザによって視聴される事態を確実に回避することが可能となる。
【0086】
また、本実施の形態に係るネットワークシステム1によれば、コンテンツ記録装置4は、コンテンツ再生装置5から視聴年齢制限値の指定を条件に含む検索要求を受けた場合、記録しているコンテンツのうち、当該条件に合致するコンテンツの一覧を示すコンテンツリストD5を作成して、当該コンテンツリストD5をコンテンツ再生装置5に送信する。従って、条件に合致しないコンテンツはコンテンツリストD5に含まれないため、視聴年齢制限が設定されているコンテンツが対象年齢以下のユーザによって視聴される事態を確実に回避することが可能となる。
【0087】
また、本実施の形態に係るネットワークシステム1によれば、コンテンツ記録装置4は、コンテンツ再生装置5から視聴年齢制限値の指定を条件に含まない検索要求を受けた場合、記録しているコンテンツのうち、視聴年齢制限が設定されていないコンテンツの一覧を示すコンテンツリストD5を作成して、当該コンテンツリストD5をコンテンツ再生装置5に送信する。従って、視聴年齢制限が設定されているコンテンツはコンテンツリストD5に含まれないため、視聴年齢制限が設定されているコンテンツが対象年齢以下のユーザによって視聴される事態を確実に回避することが可能となる。
【0088】
<第2の実施の形態>
図6は、本発明の第2の実施の形態に係るコンテンツ送信装置3Bの構成を示す図である。コンテンツ送信装置3Bは、上記第1の実施の形態と同様のWANインタフェース13、LANインタフェース14、及び記憶部12と、CPU又はプロセッサ等の処理部11Bとを備えて構成されている。記憶部12には、プログラム15及び対応機器リスト16が記憶されている。
【0089】
図7は、プログラム15を実行することによって処理部11Bに実現される機能を示すブロック図である。図7に示すように処理部11Bは、抽出手段21、判定手段22、取得手段23、コンテンツ送信手段24、受信手段25、更新手段26、送信手段27、作成手段31、及び変換手段32として機能する。換言すれば、プログラム15は、コンテンツ送信装置3Bに搭載されるコンピュータを、抽出手段21、判定手段22、取得手段23、コンテンツ送信手段24、受信手段25、更新手段26、送信手段27、作成手段31、及び変換手段32として機能させるためのプログラムである。
【0090】
図7を参照して、コンテンツ記録装置4にアップロードする対象のコンテンツD1は、抽出手段29に入力される。抽出手段29は、上記第1の実施の形態と同様の手法により、コンテンツD1に視聴年齢制限が設定されているか否かを判定する。
【0091】
コンテンツD1に視聴年齢制限が設定されていない場合には、コンテンツD1がコンテンツ送信手段24に入力され、コンテンツ送信手段24は、LANインタフェース14からコンテンツ記録装置4に向けてコンテンツD1を送信する。
【0092】
一方、コンテンツD1に視聴年齢制限が設定されている場合には、送信先のコンテンツ記録装置4が視聴年齢制限に対応している機器であるか否かを確認するために、以下の処理が行われる。
【0093】
図7を参照して、抽出手段D2は、上記第1の実施の形態と同様の要求信号D2を、判定手段22に入力する。要求信号D2を受けた判定手段22は、コンテンツ記録装置4が視聴年齢制限に対応している機器であるか否かを、以下の処理によって判定する。
【0094】
図4に示したフローチャートを参照して、まずステップP01において判定手段22は、記憶部12に記憶されている対応機器リスト16をデータD3として読み出し、その内容を参照する。
【0095】
次にステップP02において判定手段22は、送信先のコンテンツ記録装置4の識別情報が対応機器リスト16に登録されているか否かを判定する。
【0096】
コンテンツ記録装置4の識別情報が対応機器リスト16に登録されている場合(つまりステップP02における判定の結果が「YES」である場合)には、次にステップP07において判定手段22は、コンテンツ記録装置4は視聴年齢制限に対応している機器であると判定する。この場合、上記第1の実施の形態と同様にコンテンツ送信手段24は、LANインタフェース14からコンテンツ記録装置4に向けてコンテンツD1を送信する。その際、コンテンツD1には視聴年齢制限情報が付加される。
【0097】
一方、コンテンツ記録装置4の識別情報が対応機器リスト16に登録されていない場合(つまりステップP02における判定の結果が「NO」である場合)には、次にステップP03において取得手段23は、コンテンツ記録装置4からコンテンツリストD5を取得する。
【0098】
コンテンツリストD5は、取得手段23から判定手段22に入力される。次にステップP04において判定手段22は、視聴年齢制限情報が付加されているコンテンツがコンテンツリストD5に含まれているか否かを判定する。
【0099】
視聴年齢制限情報が付加されているコンテンツがコンテンツリストD5に含まれている場合(つまりステップP04における判定の結果が「YES」である場合)には、次にステップP07において判定手段22は、コンテンツ記録装置4は視聴年齢制限に対応している機器であると判定する。この場合、上記第1の実施の形態と同様にコンテンツ送信手段24は、LANインタフェース14からコンテンツ記録装置4に向けてコンテンツD1を送信する。また、上記第1の実施の形態と同様に判定手段22は、コンテンツ記録装置4の識別情報を含む対応機器リスト16を作成し、あるいは既存の対応機器リスト16にコンテンツ記録装置4の識別情報を追加して更新し、作成又は更新した対応機器リスト16を記憶部12に記憶する。
【0100】
一方、視聴年齢制限情報が付加されているコンテンツがコンテンツリストD5に含まれていない場合(つまりステップP04における判定の結果が「NO」である場合)には、次にステップP05において作成手段31は、送信対象のコンテンツD1(つまり視聴年齢制限が設定されている実コンテンツ)からサンプルコンテンツD10を作成する。例えば、コンテンツD1に設定されている視聴年齢制限を維持したまま、コンテンツD1から映像及び音声のデータを全て削除することにより、コンテンツD1の一部としてサンプルコンテンツD10を作成する。なお、コンテンツD1の映像及び音声のデータの一部分(例えば先頭部分)を残してサンプルコンテンツD10を作成してもよい。
【0101】
また、変換手段32は、サンプルコンテンツD10の圧縮符号化フォーマット(つまりコンテンツD1の圧縮符号化フォーマット)が、コンテンツ記録装置4が処理できないフォーマットである場合には、サンプルコンテンツD10のフォーマットを、コンテンツ記録装置4が処理可能なフォーマットに変換する。これにより、フォーマット変換後のサンプルコンテンツD11が、変換手段32から出力される。変換手段32は、例えば、オプション仕様のH.264形式のフォーマットを、標準仕様のMPEG−2形式のフォーマットに変換する。なお、サンプルコンテンツD11においても、コンテンツD1と同様の視聴年齢制限が設定されている。
【0102】
サンプルコンテンツD11は、変換手段32から送信手段27に入力される。上記第1の実施の形態と同様に送信手段27は、UPnPで規定されている「Create Object」を実行することにより、LANインタフェース14からコンテンツ記録装置4に向けてサンプルコンテンツD11を送信する。サンプルコンテンツD11には視聴年齢制限が設定されているため、上記第1の実施の形態と同様に、「Create Object」には「upnp:rating」が設定されている。その後、上記第1の実施の形態と同様に受信手段25は、コンテンツ記録装置4から受信した応答信号D7を判定手段22に入力する。
【0103】
次にステップP06において判定手段22は、応答信号D7に「upnp:rating」が含まれているか否かを判定する。以降の処理は上記第1の実施の形態と同様であるため、重複した説明は省略する。
【0104】
このように本実施の形態に係るコンテンツ送信装置3Bによれば、上記第1の実施の形態で説明した効果に加えて、以下の効果を得ることができる。つまり、本実施の形態に係るコンテンツ送信装置3Bによれば、サンプルコンテンツD11として、視聴年齢制限が設定された実コンテンツD1の一部を使用する。従って、ダミーコンテンツ17を予め準備する必要がなく、また、ダミーコンテンツ17を記憶しておくための記憶領域を記憶部12内に確保する必要がない。
【0105】
また、本実施の形態に係るコンテンツ送信装置3Bによれば、変換手段32は、実コンテンツD1のフォーマットをコンテンツ記録装置4が処理可能なフォーマットに変換する。実コンテンツD1のフォーマットが、コンテンツ記録装置4が処理できないフォーマットである場合において、実コンテンツD1と同一フォーマットのサンプルコンテンツD10をコンテンツ記録装置4に送信した場合には、コンテンツ記録装置4がサンプルコンテンツD10のフォーマットを処理できないことが原因で、応答信号D7に視聴年齢制限情報が含まれない事態が生じ得る。この場合には、たとえコンテンツ記録装置4が視聴年齢制限に対応している機器である場合であっても、応答信号D7に視聴年齢制限情報が含まれないことにより、視聴年齢制限に対応していない機器であると誤って判定されることとなる。従って、実コンテンツD1のフォーマットをコンテンツ記録装置4が処理可能なフォーマットに変換してサンプルコンテンツD11を作成することにより、フォーマットを処理できないことを原因とする誤判定の発生を回避することが可能となる。
【0106】
なお、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した意味ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
【符号の説明】
【0107】
1 ネットワークシステム
2 ネットワーク
3,3A,3B コンテンツ送信装置
4 コンテンツ記録装置
5 コンテンツ再生装置
11A,11B 処理部
12 記憶部
15 プログラム
16 対応機器リスト
17 ダミーコンテンツ
21 抽出手段
22 判定手段
23 取得手段
24 コンテンツ送信手段
25 受信手段
26 更新手段
27 送信手段
31 作成手段
32 変換手段

【特許請求の範囲】
【請求項1】
受信した又は保持しているコンテンツを、ネットワークを介してコンテンツ記録装置に送信することにより、前記コンテンツ記録装置に前記コンテンツを記録するコンテンツ送信装置であって、
視聴年齢制限を設定したサンプルコンテンツを前記コンテンツ記録装置に送信する送信手段と、
前記サンプルコンテンツの送信に対する前記コンテンツ記録装置からの応答信号を受信する受信手段と、
前記応答信号に視聴年齢制限情報が含まれているか否かに基づいて、前記コンテンツ記録装置が視聴年齢制限に対応している機器であるか否かを判定する判定手段と、
前記判定手段による判定の結果に基づいて、前記コンテンツ記録装置が視聴年齢制限に対応している機器である場合には、視聴年齢制限が設定されているコンテンツを、視聴年齢制限値とともに前記コンテンツ記録装置へ送信し、前記コンテンツ記録装置が視聴年齢制限に対応していない機器である場合には、視聴年齢制限が設定されているコンテンツを前記コンテンツ記録装置へ送信しない、コンテンツ送信手段と、
を備える、コンテンツ送信装置。
【請求項2】
前記コンテンツ記録装置に記録されているコンテンツの一覧を示すコンテンツリストを、前記コンテンツ記録装置から取得する取得手段
をさらに備え、
前記判定手段はさらに、視聴年齢制限情報が付加されたコンテンツが前記コンテンツリストに含まれているか否かに基づいて、前記コンテンツ記録装置が視聴年齢制限に対応している機器であるか否かを判定する、請求項1に記載のコンテンツ送信装置。
【請求項3】
受信した又は保持しているコンテンツを、ネットワークを介してコンテンツ記録装置に送信することにより、前記コンテンツ記録装置に前記コンテンツを記録するコンテンツ送信装置であって、
前記コンテンツ記録装置に記録されているコンテンツの一覧を示すコンテンツリストを、前記コンテンツ記録装置から取得する取得手段と、
視聴年齢制限情報が付加されたコンテンツが前記コンテンツリストに含まれているか否かに基づいて、前記コンテンツ記録装置が視聴年齢制限に対応している機器であるか否かを判定する判定手段と、
前記判定手段による判定の結果に基づいて、前記コンテンツ記録装置が視聴年齢制限に対応している機器である場合には、視聴年齢制限が設定されているコンテンツを、視聴年齢制限値とともに前記コンテンツ記録装置へ送信し、前記コンテンツ記録装置が視聴年齢制限に対応していない機器である場合には、視聴年齢制限が設定されているコンテンツを前記コンテンツ記録装置へ送信しない、コンテンツ送信手段と、
を備える、コンテンツ送信装置。
【請求項4】
視聴年齢制限情報が付加されたコンテンツが前記コンテンツリストに含まれていない場合に、視聴年齢制限を設定したサンプルコンテンツを前記コンテンツ記録装置に送信する送信手段と、
前記サンプルコンテンツの送信に対する前記コンテンツ記録装置からの応答信号を受信する受信手段と、
をさらに備え、
前記判定手段はさらに、前記応答信号に視聴年齢制限情報が含まれているか否かに基づいて、前記コンテンツ記録装置が視聴年齢制限に対応している機器であるか否かを判定する、請求項3に記載のコンテンツ送信装置。
【請求項5】
前記判定手段による判定の結果に基づいて、前記コンテンツ記録装置が視聴年齢制限に対応している機器であることを示す視聴年齢制限対応情報を記憶する記憶手段
をさらに備え、
前記記憶手段に前記視聴年齢制限対応情報が記憶されているコンテンツ記録装置に関しては、前記判定手段は、前記記憶手段に記憶されている前記視聴年齢制限対応情報に基づいて、当該コンテンツ記録装置が視聴年齢制限に対応している機器であると判定する、請求項1〜4のいずれか一つに記載のコンテンツ送信装置。
【請求項6】
視聴年齢制限を設定したダミーコンテンツを保持する保持手段
をさらに備え、
前記サンプルコンテンツは前記ダミーコンテンツである、請求項1又は4に記載のコンテンツ送信装置。
【請求項7】
前記サンプルコンテンツは、視聴年齢制限が設定された実コンテンツの一部である、請求項1又は4に記載のコンテンツ送信装置。
【請求項8】
前記実コンテンツのフォーマットを前記コンテンツ記録装置が処理可能なフォーマットに変換することにより、前記サンプルコンテンツを作成する変換手段をさらに備える、請求項7に記載のコンテンツ送信装置。
【請求項9】
前記記憶手段に記憶されている前記視聴年齢制限対応情報を定期的又は不定期的に更新する更新手段をさらに備える、請求項5に記載のコンテンツ送信装置。
【請求項10】
前記更新手段は、前記コンテンツ記録装置の制御プログラムが変更された場合に前記視聴年齢制限対応情報を更新する、請求項9に記載のコンテンツ送信装置。
【請求項11】
前記コンテンツ記録装置が視聴年齢制限に対応している機器である場合において、複数の番組が一のコンテンツ内に含まれている場合には、前記コンテンツ送信手段は、前記複数の番組に関する最も厳しい視聴年齢制限値を、当該コンテンツの視聴年齢制限値として設定する、請求項1〜10のいずれか一つに記載のコンテンツ送信装置。
【請求項12】
ネットワークに接続されたコンテンツ記録装置と、
受信した又は保持しているコンテンツを、前記ネットワークを介して前記コンテンツ記録装置に送信することにより、前記コンテンツ記録装置に前記コンテンツを記録するコンテンツ送信装置と、
前記コンテンツ記録装置に記録されているコンテンツを、前記ネットワークを介して前記コンテンツ記録装置から受信することにより、当該コンテンツを再生するコンテンツ再生装置と、
を備え、
前記コンテンツ送信装置は、
視聴年齢制限を設定したサンプルコンテンツを前記コンテンツ記録装置に送信する送信手段と、
前記サンプルコンテンツの送信に対する前記コンテンツ記録装置からの応答信号を受信する受信手段と、
前記応答信号に視聴年齢制限情報が含まれているか否かに基づいて、前記コンテンツ記録装置が視聴年齢制限に対応している機器であるか否かを判定する判定手段と、
前記判定手段による判定の結果に基づいて、前記コンテンツ記録装置が視聴年齢制限に対応している機器である場合には、視聴年齢制限が設定されているコンテンツを、視聴年齢制限値とともに前記コンテンツ記録装置へ送信し、前記コンテンツ記録装置が視聴年齢制限に対応していない機器である場合には、視聴年齢制限が設定されているコンテンツを前記コンテンツ記録装置へ送信しない、コンテンツ送信手段と、
有する、ネットワークシステム。
【請求項13】
ネットワークに接続されたコンテンツ記録装置と、
受信した又は保持しているコンテンツを、前記ネットワークを介して前記コンテンツ記録装置に送信することにより、前記コンテンツ記録装置に前記コンテンツを記録するコンテンツ送信装置と、
前記コンテンツ記録装置に記録されているコンテンツを、前記ネットワークを介して前記コンテンツ記録装置から受信することにより、当該コンテンツを再生するコンテンツ再生装置と、
を備え、
前記コンテンツ送信装置は、
前記コンテンツ記録装置に記録されているコンテンツの一覧を示すコンテンツリストを、前記コンテンツ記録装置から取得する取得手段と、
視聴年齢制限情報が付加されたコンテンツが前記コンテンツリストに含まれているか否かに基づいて、前記コンテンツ記録装置が視聴年齢制限に対応している機器であるか否かを判定する判定手段と、
前記判定手段による判定の結果に基づいて、前記コンテンツ記録装置が視聴年齢制限に対応している機器である場合には、視聴年齢制限が設定されているコンテンツを、視聴年齢制限値とともに前記コンテンツ記録装置へ送信し、前記コンテンツ記録装置が視聴年齢制限に対応していない機器である場合には、視聴年齢制限が設定されているコンテンツを前記コンテンツ記録装置へ送信しない、コンテンツ送信手段と、
を有する、ネットワークシステム。
【請求項14】
前記コンテンツ記録装置は、前記コンテンツ再生装置から視聴年齢制限値の指定を条件に含む検索要求を受けた場合、記録しているコンテンツのうち、当該条件に合致するコンテンツの一覧を示すコンテンツリストを作成して、当該コンテンツリストを前記コンテンツ再生装置に送信する、請求項12又は13に記載のネットワークシステム。
【請求項15】
前記コンテンツ記録装置は、前記コンテンツ再生装置から視聴年齢制限値の指定を条件に含まない検索要求を受けた場合、記録しているコンテンツのうち、視聴年齢制限が設定されていないコンテンツの一覧を示すコンテンツリストを作成して、当該コンテンツリストを前記コンテンツ再生装置に送信する、請求項12〜14のいずれか一つに記載のネットワークシステム。
【請求項16】
受信した又は保持しているコンテンツを、ネットワークを介してコンテンツ記録装置に送信することにより、前記コンテンツ記録装置に前記コンテンツを記録するコンテンツ送信装置に搭載されるコンピュータを、
視聴年齢制限を設定したサンプルコンテンツを前記コンテンツ記録装置に送信する送信手段と、
前記サンプルコンテンツの送信に対する前記コンテンツ記録装置からの応答信号を受信する受信手段と、
前記応答信号に視聴年齢制限情報が含まれているか否かに基づいて、前記コンテンツ記録装置が視聴年齢制限に対応している機器であるか否かを判定する判定手段と、
前記判定手段による判定の結果に基づいて、前記コンテンツ記録装置が視聴年齢制限に対応している機器である場合には、視聴年齢制限が設定されているコンテンツを、視聴年齢制限値とともに前記コンテンツ記録装置へ送信し、前記コンテンツ記録装置が視聴年齢制限に対応していない機器である場合には、視聴年齢制限が設定されているコンテンツを前記コンテンツ記録装置へ送信しない、コンテンツ送信手段と、
として機能させるためのプログラム。
【請求項17】
受信した又は保持しているコンテンツを、ネットワークを介してコンテンツ記録装置に送信することにより、前記コンテンツ記録装置に前記コンテンツを記録するコンテンツ送信装置に搭載されるコンピュータを、
前記コンテンツ記録装置に記録されているコンテンツの一覧を示すコンテンツリストを、前記コンテンツ記録装置から取得する取得手段と、
視聴年齢制限情報が付加されたコンテンツが前記コンテンツリストに含まれているか否かに基づいて、前記コンテンツ記録装置が視聴年齢制限に対応している機器であるか否かを判定する判定手段と、
前記判定手段による判定の結果に基づいて、前記コンテンツ記録装置が視聴年齢制限に対応している機器である場合には、視聴年齢制限が設定されているコンテンツを、視聴年齢制限値とともに前記コンテンツ記録装置へ送信し、前記コンテンツ記録装置が視聴年齢制限に対応していない機器である場合には、視聴年齢制限が設定されているコンテンツを前記コンテンツ記録装置へ送信しない、コンテンツ送信手段と、
として機能させるためのプログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2012−129705(P2012−129705A)
【公開日】平成24年7月5日(2012.7.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−278057(P2010−278057)
【出願日】平成22年12月14日(2010.12.14)
【出願人】(502312498)住友電工ネットワークス株式会社 (212)
【Fターム(参考)】