コンバイン
【課題】この発明では、コンバインの脱穀負荷変動に影響されることなく、カッタを排藁量に応じた最適の回転数で駆動できるようにすることを課題とする。
【解決手段】コンバインのエンジンE又はその他の駆動部からの回生動力で駆動される発電機Gを設けると共に、カッタの駆動部に電動モータMを設け、この電動モータMを前記発電機Gからの電流で回転してカッタ1を駆動すべく構成したことを特徴とするコンバインの構成とする。また、排藁の流れを検出する排藁検出手段2を設け、この排藁検出手段2が排藁を検出しない場合には前記カッタ1の駆動を停止すべく構成したことを特徴とするコンバインの構成とする。
【解決手段】コンバインのエンジンE又はその他の駆動部からの回生動力で駆動される発電機Gを設けると共に、カッタの駆動部に電動モータMを設け、この電動モータMを前記発電機Gからの電流で回転してカッタ1を駆動すべく構成したことを特徴とするコンバインの構成とする。また、排藁の流れを検出する排藁検出手段2を設け、この排藁検出手段2が排藁を検出しない場合には前記カッタ1の駆動を停止すべく構成したことを特徴とするコンバインの構成とする。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、圃場内の植立穀稈を刈り取って脱穀選別するコンバインに関する。
【背景技術】
【0002】
コンバインで脱穀した排藁をカッタで短く切断して圃場へ排出することが行われている。カッタの型式は円盤刃を所定間隔で横配列し横になって搬送されてくる排藁を切断するディスク型カッタや排藁を略中間部で折り曲げて取り込み円筒状に回転する回転刃とこの回転刃に対向して設ける固定刃で切断するシリンダ型カッタがある。
【特許文献1】特開2004−236581号公報
【特許文献2】特開2003−79229号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
従来のコンバイン用排藁カッタは、前記特許文献1、2に記載の如く、コンバインのエンジンで直接駆動する回転軸からベルトとプーリで動力伝動して駆動している。このために、コンバインの脱穀負荷が大きい場合にはカッタの回転駆動力が低下して切断が悪くなり詰りを発生することがある。また、少量の排藁の場合でもフル回転で切断し動力の無駄がある。
【0004】
本発明では、コンバインの脱穀負荷変動に影響されることなく、カッタを排藁量に応じた最適の回転数で駆動できるようにすることが課題である。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の上記課題は次の構成によって達成される。
すなわち、請求項1記載の発明では、コンバインのエンジンE又はその他の駆動部からの回生動力で駆動される発電機Gを設けると共に、カッタの駆動部に電動モータMを設け、この電動モータMを前記発電機Gからの電流で回転してカッタ1を駆動すべく構成したことを特徴とするコンバインの構成とした。
【0006】
この請求項1記載の発明では、駆動負荷の変動が殆どない発電機Gによってカッタ1を駆動するのでカッタ1の回転駆動力が脱穀負荷変動に影響されることがない。
請求項2記載の発明では、排藁の流れを検出する排藁検出手段2を設け、この排藁検出手段2が排藁を検出しない場合には前記カッタ1の駆動を停止すべく構成したことを特徴とする請求項1に記載のコンバインの構成とした。
【0007】
請求項2では、排藁が無い場合にはカッタ1が停止するので、カッタ1を駆動することによる騒音を無くすることができ、動力の無駄も無くせる。
【発明の効果】
【0008】
本発明は上述のごとく構成したので、コンバインの脱穀穀稈量が多くてエンジンEの駆動負荷が多い場合でもカッタ1が所定の回転数で回転して排藁を良好に切断して詰りなどを生じない。
【0009】
特に請求項2の構成では、刈り取り脱穀中でも単なる移動時にはカッタ1が駆動されないので、振動及び騒音の発生を少なく出来る。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
コンバインの全体は、図3と図4に示される如く構成され、クローラ走行装置10を有する車台11の前方には、刈取装置12が設けられている。この刈取装置12には、植立穀稈を分草する複数の分草具13と、植立穀稈を引き起こす複数の引起装置14と、植立穀稈を刈り取る刈刃15と、該刈刃15にて刈り取られた穀稈を挟持して後方に搬送する供給搬送装置16が設けられている。刈刃15が刈り取った穀稈は、供給搬送装置16で上方へ搬送され、穀稈脱穀搬送装置17に引き継がれ、穂先を脱穀装置18内へ供給して脱穀され、脱穀後の穀稈が機体最後部に設けたカッター1で短く切断され圃場へ放出される。
【0011】
穀稈脱穀搬送装置17の中間から後部は、フィードチェン19とこのフィードチェン19に対向して設ける挟持杆20から構成し、エンジン1から油圧変速機に駆動力を伝動し、この油圧変速機からクラッチを介してフィードチェン19に駆動力を伝動している。
【0012】
また、油圧変速機の出力はクローラ走行装置10のミッションに伝動すると共に刈取装置12にも伝動している。従って、フィードチェン19の駆動速度はクローラ走行装置10の走行速度すなわち穀稈の刈り取り速度及び供給搬送装置16の移送速度に同期して変速することになり、穀稈の処理量に応じて供給搬送装置16と穀稈脱穀搬送装置17の移送速度が同期して変速し、穀稈が詰まらないように円滑に引継ぎが行われる。
【0013】
尚、エンジン1の出力は、扱胴や二番処理胴及び穀粒排出オーガ21等の駆動にも使われる。
図1は、カッタ駆動の駆動力伝動図で、エンジンEで発電機Gを駆動し、この発電機Gで生じた電力をインバータ3を介してカッタ駆動モータMに供給してカッタ1の駆動軸を駆動し、バッテリ4へ余剰電力を蓄電する。カッタ1の回転は図2に示す如く、低速回転(例えば、1000rpm)から高速回転(例えば、1500rpm)まで可変で、排藁が多量の場合に高速で回転するようにしている。本発明の排藁検出手段2としてフィードチェン19か挟持杆20の動きを感知する挟持センサ5を設けてこの挟持センサ5からの信号によって排藁を判断し、この信号が穀稈が無くなったことを示すと所定時間遅れでカッタ1の駆動を停止する。
【0014】
なお、刈取装置12と脱穀装置18は、路上走行時に駆動を停止するが、カッタ1も同時に停止するようにすれば良い。
車台11の上方には、フィードチェン19を有する脱穀装置18の右側方にこの脱穀装置18で脱穀選別された穀粒を一時貯溜するグレンタンク22と、該グレンタンク22の前方に位置していてコンバインの操縦等の各種操作を実行する操作部23が載置されている。
【0015】
前記グレンタンク22内の穀粒量が満杯となると、揚穀筒24と穀粒排出オーガ21から穀粒を機外へと排出する。揚穀筒24は電気モータ(図示せず)にて旋回可能に構成され、また、穀粒排出オーガ21は油圧シリンダ25にて昇降可能に構成されている。そして、穀粒排出オーガ21は揚穀筒24の上部に連結されて一体的に構成され、揚穀筒24が旋回すると、穀粒排出オーガ21も一緒に旋回する構成となっている。
【0016】
前記分草具13から機体前部の左側方へ張り出して未刈り穀稈をクローラで踏みつけないように側方へガイドするナローガイド40を張り出し位置と収納位置に固定出来るように設けている。
【0017】
操作部23の後部にはコンバインの操縦者が着座するシート26を設けて、操縦者が機体の走行や刈取り作業及び穀粒の搬出作業を行えるようにしている。
図5は、操作部23の平面図で、左側部の機体中央側の操作パネル36に走行方向を前後に切り換えると共に走行速度を調整する主変速レバー27と最高走行速度を低速と標準速と高速に切り替える副変速レバー28を立設し、旋回を急旋回と緩旋回に切り替える旋回モード切替レバー29と刈取・脱穀の駆動を断続する刈脱モノレバー30を立設している。操作パネル36の後部には、穀粒排出オーガ21の旋回を操作するオーガ旋回レバー31と籾排出レバー32及び作業機切替レバー33を立設している。
【0018】
操作部23の前側に設けるフロントパネル38に取っ手37を立設し、走行方向を制御するステアーレバー39を立設し、フロントパネル38の下側フロア-に踏込むと駐車ブレーキが作用する駐車ペダル34と走行を停止して刈取装置12と脱穀装置18を駆動する掻込ペダル35を設けている。この掻込ペダル35は、畦際の穀稈を刈り取る場合すなわち枕刈りに使用する。
【0019】
操作パネル36の前側に立設して表示パネル41を設け、この表示パネル41に通常は図6に示すごとく機体の走行速度とグレンタンク22への籾の溜り程度を表示している。この表示パネルのグレンタンク表示部には前記ナローガイド40を張り出し位置へ固定すると図7に示す如く「ナローガイドが出ています」との表示をして警告するようにしている。この警告表示はグレンタンク表示と交互に表示させてもナローガイドを張り出した際に所定時間表示させても良い。また、刈脱モノレバー30を入切した際に所定時間表示させても良く、刈脱モノレバー30が切で副変速レバー28を高速走行にした場合に表示するようにしても良い。要するに、ナローガイド40が張り出したままで路上走行をすると危険であるために操作部23に居る作業者にナローガイド40が張り出して危険であることを警告するのである。
【0020】
このようなコンバインを前進させて刈取作業をすると、圃場面に植立している穀稈は、分草具13にて分草され、その後、引起装置14にて引き起こされて刈刃15にて刈り取られる。その後、刈り取られた穀稈は供給搬送装置16にて後上方へ搬送され、穀稈脱穀搬送装置17へと引き継ぎ搬送される。この穀稈脱穀搬送装置17に引き継がれた穀稈は、穂先側が脱穀装置18へ供給されて脱穀選別され、脱穀済の穀稈がカッター1で短く切断され圃場へ放出される。
【0021】
次に、マイコン制御によるエンジンEのアクセル制御を説明する。
図8は、センサ信号の入力と制御信号の出力を示す制御ブロック図で、制御を自動で行うためのアクセル制御実行選択スイッチからのアクセル制御選択信号50、後穀稈センサから供給搬送装置16での穀稈感知信号51、掻込ペダル35からの畦刈り時の刈取装置12の駆動信号52、駐車ペダル34からの駐車ブレーキ作動信号53、刈脱モノレバー30のクラッチ入切信号54、籾排出レバー32からのクラッチ入切信号55がそれぞれデジタル信号入力処理56を経て演算装置(CPU)57へ入力する。また、アクセルポジションセンサからのアクセル設定信号59と主変速レバー27の変速位置信号60がアナログ信号入力処理61を経て演算装置57へ入力する。さらに、エンジン回転数検出センサからエンジン回転パルス62と車速検出センサから車速パルス63がパルス信号入力処理64と車速パルスカウント手段65を経て演算装置57へ入力する。
【0022】
演算装置57では、以下のフローチャートで示す制御が行われるが、タイマカウント処理58で計時され、アクセル開出力処理66を経てアクセル開出力信号68が出力され、アクセル閉出力処理67を経てアクセル閉出力信号69が出力される。
【0023】
さらに、演算装置57からエンジン停止出力処理71を経てエンジン停止出力信号72が出力される。
エンジンEの回転駆動力は油圧変速装置(HST)に伝動され、この油圧変速装置からクローラ走行装置10へ動力が伝動され、主変速レバー27で油圧変速装置を変速して走行速度を後進最高速から前進最高速まで変更するようにしているが、エンジンEの回転数は所定回転数まで上昇させて油圧変速装置の出力を確保し、さらに主変速レバー27の操作でエンジンEの回転を昇降させる制御(以下、「IQアクセル制御」という)を行っている。
【0024】
このIQアクセル制御は、不用意に主変速レバー27を操作すると急発進することになり危険である。
このために、図9の制御では、駐車ペダル34を駐車位置にしている場合と掻込ペダル35を掻き込み位置にしている場合には主変速レバー27を操作してもエンジンの回転を上げるアクセル開出力を行わないようにしている。
【0025】
すなわち、ステップS1でグレンタンク22の排出クラッチが切でステップS2で刈脱モノレバー30が切すなわち収穫作業中でなく、ステップS3で主変速レバー27で変速操作がなされて、ステップS4でエンジン目標回転数がセットされ、ステップS5でIQアクセル制御であれば、ステップS6の駐車ペダル34が操作されていない条件とステップS7の掻込ペダル35が操作されていない条件で、ステップS8のエンジン回転が目標回転数以上であればステップS10のアクセル閉制御を行って回転を下げ、ステップS9のエンジン回転が目標回転数以下であればステップS11のアクセル開制御を行って回転を上げる。
【0026】
従って、駐車ペダル34が操作されていても掻込ペダル35が操作されていてもアクセルの開平制御を行わない。また、グレンタンク22の排出クラッチが入でも刈脱モノレバー30が入でも主変速レバー27で変速操作がなされなくてもIQアクセル制御でなくても、アクセルの開平制御を行わない。
【0027】
図10の制御は、畦際の穀稈を刈り取り収穫している場合の安全制御で、機体を停止して刈刃15を高い位置に保持し掻込ペダル35を踏込んで作業している場合に掻込ペダル35急に戻すとエンジンが高回転で走行クラッチが入になって機体が急発進する危険性を無くするためである。
【0028】
ステップS15からステップS18までは前記の図9の制御と同じで、ステップS19で掻込ペダル35が踏込まれていればステップS21の供給搬送装置16の穀稈が有るかの判断に移り、踏込まれていなければステップS20の主変速レバー27位置判断で中立位置ならばステップS32のエンジン回転数判断へ移行し、中立位置で無ければステップS29のアクセルセンサ判断へ移行する。
【0029】
ステップS21で穀稈が供給搬送装置16に有ればステップS22の車速センサパルスカウンタ初期値セットに移行し、穀稈が供給搬送装置16に無ければステップS23の車速センサパルス読込処理を行いステップS24の車速パルスカウンタから読込パルスを減算処理しステップS25の車速パルスカウンタ判定に移る。
【0030】
ステップS25で車速パルスカウンタが零でなければステップS27のアクセル全閉監視タイマカウンタ初期値セットに移り、さらにステップS32からステップS35のエンジン回転数調整制御に移る。ステップS25で車速パルスカウンタが零であればステップS26の主変速レバー位置判断で中立位置ならばステップS28のエンジン回転走行可能回転目標セットを行い、ステップS32からステップS35のエンジン回転数調整制御に移る。ステップS26の主変速レバー位置判断で中立位置でなければステップS29のアクセルセンサ判断に移行し、アクセルセンサに変化があればエンジン回転数調整制御に移り、変化が無ければ、ステップS30のアクセル全閉監視タイマカウント減算を行い、ステップS31でアクセル全閉監視タイマが零でなければエンジン回転数調整制御に移り、零ならば何もしない。
【0031】
図11の制御は、畦際の穀稈を刈り取り収穫する作業が終了して移動走行する場合の安全制御で、主変速レバー27を高速位置にしたままで掻込ペダル35を戻すとエンジンが高回転で走行クラッチが入になって機体が急発進することになるのでこの危険性を無くするためである。
【0032】
このフローチャートで図10のフローチャートとの違いは、ステップS47からステップS51までの部分で、ステップS46で穀稈の存在を感知すればステップS47の後穀稈センサオフ後監視タイマ初期値セットを行い、ステップS58からステップS61のエンジン回転数調整制御に移る。ステップS46で穀稈が無ければステップS48の車速換算処理を行い、ステップS49の車速が所定値以下であればステップS50の後穀稈センサオフ後監視タイマ減算カウントを行いステップS51の上記タイマカウントが零であるかの判定に移行する。ステップS49で車速が所定値以下でなければそのままアクセル制御を終了する。ステップS51でタイマカウンタが零であればステップS52の主変速レバーが中立かの判断に移行し、ゼロでなければステップS53のアクセル全閉監視タイマカウンタ初期値セットに移る。
【0033】
図12の制御は、IQアクセル制御中に駐車ペダル34を踏込むとエンジン回転をアイドリング回転に低下させる制御である。
ステップS65でグレンタンク22の排出クラッチが切でステップS66で刈脱モノレバー30が入すなわち収穫作業中で、ステップS67でエンジン目標回転数がセットされ、ステップS68でIQアクセル制御であれば、ステップS69の駐車ペダル操作判断に移行する。ステップS66の判定で刈脱モノレバー30が切であったりステップS68でアクセル制御スイッチが切であれば何もせずにアクセル制御を終了する。
【0034】
ステップS69で駐車ペダルを操作していなければ、ステップS70のアクセル全閉監視タイマカウンタ初期値セットを行って、ステップS71、S72、S76、S77のエンジン回転数調整制御に移る。駐車ペダルを操作していれば、ステップS73のアクセルセンサ変化判定に移行し、変化ありであればエンジン回転数調整制御に移り、変化なしであればステップS74のアクセル全閉監視タイマカウンタ減算処理しステップS75のアクセル全閉監視タイマが零であればそのままでアクセル制御を終了し、零でなければステップS76のアクセル閉出力を行う。
【0035】
この制御で、ステップS65でグレンタンク22の排出クラッチが入であれば、ステップS70のアクセル全閉監視タイマカウンタ初期値セットに移って、ステップS71、S72、S76、S77のエンジン回転数調整制御を行い、回転数低下をしない。
【0036】
図13の制御は、IQアクセル制御中に主変速レバーを前進最速或いは後進最速にしたままで掻込ペダル35を解除すると走行クラッチが繋がって機体が急発進するのを防ぐ制御で、ステップS80で掻込作業中であればステップS83の掻込ペダル解除操作判断が解除操作でステップS84で主変速レバーが前進最速或いは後進最速であればステップS85でエンジン停止出力セットを行う。ステップS80で掻込作業中でなければステップS81の掻込ペダル操作判断が操作であればステップS82の掻込作業中記憶を行ってステップS83の掻込ペダル解除操作判断に移る。また、ステップS84で主変速レバーが前進最速或いは後進最速でなければすなわち最速以外であればステップS86の掻込作業中記憶解除を行い、エンジン停止処理を行わない。
【図面の簡単な説明】
【0037】
【図1】本発明実施例の動力伝動ブロック図
【図2】本発明実施例のカッタ回転数グラフ
【図3】本発明実施例の全体側面図
【図4】本発明実施例の全体平面図
【図5】本発明の実施例の一部拡大平面図
【図6】本発明実施例の一部拡大側面図
【図7】本発明実施例の一部拡大側面図
【図8】本発明実施例の制御ブロック図
【図9】本発明実施例の制御フローチャート図
【図10】本発明実施例の制御フローチャート図
【図11】本発明実施例の制御フローチャート図
【図12】本発明実施例の制御フローチャート図
【図13】本発明実施例の制御フローチャート図
【符号の説明】
【0038】
E エンジン
G 発電機
M 電動モータ
1 カッタ
2 排藁検出手段
【技術分野】
【0001】
この発明は、圃場内の植立穀稈を刈り取って脱穀選別するコンバインに関する。
【背景技術】
【0002】
コンバインで脱穀した排藁をカッタで短く切断して圃場へ排出することが行われている。カッタの型式は円盤刃を所定間隔で横配列し横になって搬送されてくる排藁を切断するディスク型カッタや排藁を略中間部で折り曲げて取り込み円筒状に回転する回転刃とこの回転刃に対向して設ける固定刃で切断するシリンダ型カッタがある。
【特許文献1】特開2004−236581号公報
【特許文献2】特開2003−79229号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
従来のコンバイン用排藁カッタは、前記特許文献1、2に記載の如く、コンバインのエンジンで直接駆動する回転軸からベルトとプーリで動力伝動して駆動している。このために、コンバインの脱穀負荷が大きい場合にはカッタの回転駆動力が低下して切断が悪くなり詰りを発生することがある。また、少量の排藁の場合でもフル回転で切断し動力の無駄がある。
【0004】
本発明では、コンバインの脱穀負荷変動に影響されることなく、カッタを排藁量に応じた最適の回転数で駆動できるようにすることが課題である。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の上記課題は次の構成によって達成される。
すなわち、請求項1記載の発明では、コンバインのエンジンE又はその他の駆動部からの回生動力で駆動される発電機Gを設けると共に、カッタの駆動部に電動モータMを設け、この電動モータMを前記発電機Gからの電流で回転してカッタ1を駆動すべく構成したことを特徴とするコンバインの構成とした。
【0006】
この請求項1記載の発明では、駆動負荷の変動が殆どない発電機Gによってカッタ1を駆動するのでカッタ1の回転駆動力が脱穀負荷変動に影響されることがない。
請求項2記載の発明では、排藁の流れを検出する排藁検出手段2を設け、この排藁検出手段2が排藁を検出しない場合には前記カッタ1の駆動を停止すべく構成したことを特徴とする請求項1に記載のコンバインの構成とした。
【0007】
請求項2では、排藁が無い場合にはカッタ1が停止するので、カッタ1を駆動することによる騒音を無くすることができ、動力の無駄も無くせる。
【発明の効果】
【0008】
本発明は上述のごとく構成したので、コンバインの脱穀穀稈量が多くてエンジンEの駆動負荷が多い場合でもカッタ1が所定の回転数で回転して排藁を良好に切断して詰りなどを生じない。
【0009】
特に請求項2の構成では、刈り取り脱穀中でも単なる移動時にはカッタ1が駆動されないので、振動及び騒音の発生を少なく出来る。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
コンバインの全体は、図3と図4に示される如く構成され、クローラ走行装置10を有する車台11の前方には、刈取装置12が設けられている。この刈取装置12には、植立穀稈を分草する複数の分草具13と、植立穀稈を引き起こす複数の引起装置14と、植立穀稈を刈り取る刈刃15と、該刈刃15にて刈り取られた穀稈を挟持して後方に搬送する供給搬送装置16が設けられている。刈刃15が刈り取った穀稈は、供給搬送装置16で上方へ搬送され、穀稈脱穀搬送装置17に引き継がれ、穂先を脱穀装置18内へ供給して脱穀され、脱穀後の穀稈が機体最後部に設けたカッター1で短く切断され圃場へ放出される。
【0011】
穀稈脱穀搬送装置17の中間から後部は、フィードチェン19とこのフィードチェン19に対向して設ける挟持杆20から構成し、エンジン1から油圧変速機に駆動力を伝動し、この油圧変速機からクラッチを介してフィードチェン19に駆動力を伝動している。
【0012】
また、油圧変速機の出力はクローラ走行装置10のミッションに伝動すると共に刈取装置12にも伝動している。従って、フィードチェン19の駆動速度はクローラ走行装置10の走行速度すなわち穀稈の刈り取り速度及び供給搬送装置16の移送速度に同期して変速することになり、穀稈の処理量に応じて供給搬送装置16と穀稈脱穀搬送装置17の移送速度が同期して変速し、穀稈が詰まらないように円滑に引継ぎが行われる。
【0013】
尚、エンジン1の出力は、扱胴や二番処理胴及び穀粒排出オーガ21等の駆動にも使われる。
図1は、カッタ駆動の駆動力伝動図で、エンジンEで発電機Gを駆動し、この発電機Gで生じた電力をインバータ3を介してカッタ駆動モータMに供給してカッタ1の駆動軸を駆動し、バッテリ4へ余剰電力を蓄電する。カッタ1の回転は図2に示す如く、低速回転(例えば、1000rpm)から高速回転(例えば、1500rpm)まで可変で、排藁が多量の場合に高速で回転するようにしている。本発明の排藁検出手段2としてフィードチェン19か挟持杆20の動きを感知する挟持センサ5を設けてこの挟持センサ5からの信号によって排藁を判断し、この信号が穀稈が無くなったことを示すと所定時間遅れでカッタ1の駆動を停止する。
【0014】
なお、刈取装置12と脱穀装置18は、路上走行時に駆動を停止するが、カッタ1も同時に停止するようにすれば良い。
車台11の上方には、フィードチェン19を有する脱穀装置18の右側方にこの脱穀装置18で脱穀選別された穀粒を一時貯溜するグレンタンク22と、該グレンタンク22の前方に位置していてコンバインの操縦等の各種操作を実行する操作部23が載置されている。
【0015】
前記グレンタンク22内の穀粒量が満杯となると、揚穀筒24と穀粒排出オーガ21から穀粒を機外へと排出する。揚穀筒24は電気モータ(図示せず)にて旋回可能に構成され、また、穀粒排出オーガ21は油圧シリンダ25にて昇降可能に構成されている。そして、穀粒排出オーガ21は揚穀筒24の上部に連結されて一体的に構成され、揚穀筒24が旋回すると、穀粒排出オーガ21も一緒に旋回する構成となっている。
【0016】
前記分草具13から機体前部の左側方へ張り出して未刈り穀稈をクローラで踏みつけないように側方へガイドするナローガイド40を張り出し位置と収納位置に固定出来るように設けている。
【0017】
操作部23の後部にはコンバインの操縦者が着座するシート26を設けて、操縦者が機体の走行や刈取り作業及び穀粒の搬出作業を行えるようにしている。
図5は、操作部23の平面図で、左側部の機体中央側の操作パネル36に走行方向を前後に切り換えると共に走行速度を調整する主変速レバー27と最高走行速度を低速と標準速と高速に切り替える副変速レバー28を立設し、旋回を急旋回と緩旋回に切り替える旋回モード切替レバー29と刈取・脱穀の駆動を断続する刈脱モノレバー30を立設している。操作パネル36の後部には、穀粒排出オーガ21の旋回を操作するオーガ旋回レバー31と籾排出レバー32及び作業機切替レバー33を立設している。
【0018】
操作部23の前側に設けるフロントパネル38に取っ手37を立設し、走行方向を制御するステアーレバー39を立設し、フロントパネル38の下側フロア-に踏込むと駐車ブレーキが作用する駐車ペダル34と走行を停止して刈取装置12と脱穀装置18を駆動する掻込ペダル35を設けている。この掻込ペダル35は、畦際の穀稈を刈り取る場合すなわち枕刈りに使用する。
【0019】
操作パネル36の前側に立設して表示パネル41を設け、この表示パネル41に通常は図6に示すごとく機体の走行速度とグレンタンク22への籾の溜り程度を表示している。この表示パネルのグレンタンク表示部には前記ナローガイド40を張り出し位置へ固定すると図7に示す如く「ナローガイドが出ています」との表示をして警告するようにしている。この警告表示はグレンタンク表示と交互に表示させてもナローガイドを張り出した際に所定時間表示させても良い。また、刈脱モノレバー30を入切した際に所定時間表示させても良く、刈脱モノレバー30が切で副変速レバー28を高速走行にした場合に表示するようにしても良い。要するに、ナローガイド40が張り出したままで路上走行をすると危険であるために操作部23に居る作業者にナローガイド40が張り出して危険であることを警告するのである。
【0020】
このようなコンバインを前進させて刈取作業をすると、圃場面に植立している穀稈は、分草具13にて分草され、その後、引起装置14にて引き起こされて刈刃15にて刈り取られる。その後、刈り取られた穀稈は供給搬送装置16にて後上方へ搬送され、穀稈脱穀搬送装置17へと引き継ぎ搬送される。この穀稈脱穀搬送装置17に引き継がれた穀稈は、穂先側が脱穀装置18へ供給されて脱穀選別され、脱穀済の穀稈がカッター1で短く切断され圃場へ放出される。
【0021】
次に、マイコン制御によるエンジンEのアクセル制御を説明する。
図8は、センサ信号の入力と制御信号の出力を示す制御ブロック図で、制御を自動で行うためのアクセル制御実行選択スイッチからのアクセル制御選択信号50、後穀稈センサから供給搬送装置16での穀稈感知信号51、掻込ペダル35からの畦刈り時の刈取装置12の駆動信号52、駐車ペダル34からの駐車ブレーキ作動信号53、刈脱モノレバー30のクラッチ入切信号54、籾排出レバー32からのクラッチ入切信号55がそれぞれデジタル信号入力処理56を経て演算装置(CPU)57へ入力する。また、アクセルポジションセンサからのアクセル設定信号59と主変速レバー27の変速位置信号60がアナログ信号入力処理61を経て演算装置57へ入力する。さらに、エンジン回転数検出センサからエンジン回転パルス62と車速検出センサから車速パルス63がパルス信号入力処理64と車速パルスカウント手段65を経て演算装置57へ入力する。
【0022】
演算装置57では、以下のフローチャートで示す制御が行われるが、タイマカウント処理58で計時され、アクセル開出力処理66を経てアクセル開出力信号68が出力され、アクセル閉出力処理67を経てアクセル閉出力信号69が出力される。
【0023】
さらに、演算装置57からエンジン停止出力処理71を経てエンジン停止出力信号72が出力される。
エンジンEの回転駆動力は油圧変速装置(HST)に伝動され、この油圧変速装置からクローラ走行装置10へ動力が伝動され、主変速レバー27で油圧変速装置を変速して走行速度を後進最高速から前進最高速まで変更するようにしているが、エンジンEの回転数は所定回転数まで上昇させて油圧変速装置の出力を確保し、さらに主変速レバー27の操作でエンジンEの回転を昇降させる制御(以下、「IQアクセル制御」という)を行っている。
【0024】
このIQアクセル制御は、不用意に主変速レバー27を操作すると急発進することになり危険である。
このために、図9の制御では、駐車ペダル34を駐車位置にしている場合と掻込ペダル35を掻き込み位置にしている場合には主変速レバー27を操作してもエンジンの回転を上げるアクセル開出力を行わないようにしている。
【0025】
すなわち、ステップS1でグレンタンク22の排出クラッチが切でステップS2で刈脱モノレバー30が切すなわち収穫作業中でなく、ステップS3で主変速レバー27で変速操作がなされて、ステップS4でエンジン目標回転数がセットされ、ステップS5でIQアクセル制御であれば、ステップS6の駐車ペダル34が操作されていない条件とステップS7の掻込ペダル35が操作されていない条件で、ステップS8のエンジン回転が目標回転数以上であればステップS10のアクセル閉制御を行って回転を下げ、ステップS9のエンジン回転が目標回転数以下であればステップS11のアクセル開制御を行って回転を上げる。
【0026】
従って、駐車ペダル34が操作されていても掻込ペダル35が操作されていてもアクセルの開平制御を行わない。また、グレンタンク22の排出クラッチが入でも刈脱モノレバー30が入でも主変速レバー27で変速操作がなされなくてもIQアクセル制御でなくても、アクセルの開平制御を行わない。
【0027】
図10の制御は、畦際の穀稈を刈り取り収穫している場合の安全制御で、機体を停止して刈刃15を高い位置に保持し掻込ペダル35を踏込んで作業している場合に掻込ペダル35急に戻すとエンジンが高回転で走行クラッチが入になって機体が急発進する危険性を無くするためである。
【0028】
ステップS15からステップS18までは前記の図9の制御と同じで、ステップS19で掻込ペダル35が踏込まれていればステップS21の供給搬送装置16の穀稈が有るかの判断に移り、踏込まれていなければステップS20の主変速レバー27位置判断で中立位置ならばステップS32のエンジン回転数判断へ移行し、中立位置で無ければステップS29のアクセルセンサ判断へ移行する。
【0029】
ステップS21で穀稈が供給搬送装置16に有ればステップS22の車速センサパルスカウンタ初期値セットに移行し、穀稈が供給搬送装置16に無ければステップS23の車速センサパルス読込処理を行いステップS24の車速パルスカウンタから読込パルスを減算処理しステップS25の車速パルスカウンタ判定に移る。
【0030】
ステップS25で車速パルスカウンタが零でなければステップS27のアクセル全閉監視タイマカウンタ初期値セットに移り、さらにステップS32からステップS35のエンジン回転数調整制御に移る。ステップS25で車速パルスカウンタが零であればステップS26の主変速レバー位置判断で中立位置ならばステップS28のエンジン回転走行可能回転目標セットを行い、ステップS32からステップS35のエンジン回転数調整制御に移る。ステップS26の主変速レバー位置判断で中立位置でなければステップS29のアクセルセンサ判断に移行し、アクセルセンサに変化があればエンジン回転数調整制御に移り、変化が無ければ、ステップS30のアクセル全閉監視タイマカウント減算を行い、ステップS31でアクセル全閉監視タイマが零でなければエンジン回転数調整制御に移り、零ならば何もしない。
【0031】
図11の制御は、畦際の穀稈を刈り取り収穫する作業が終了して移動走行する場合の安全制御で、主変速レバー27を高速位置にしたままで掻込ペダル35を戻すとエンジンが高回転で走行クラッチが入になって機体が急発進することになるのでこの危険性を無くするためである。
【0032】
このフローチャートで図10のフローチャートとの違いは、ステップS47からステップS51までの部分で、ステップS46で穀稈の存在を感知すればステップS47の後穀稈センサオフ後監視タイマ初期値セットを行い、ステップS58からステップS61のエンジン回転数調整制御に移る。ステップS46で穀稈が無ければステップS48の車速換算処理を行い、ステップS49の車速が所定値以下であればステップS50の後穀稈センサオフ後監視タイマ減算カウントを行いステップS51の上記タイマカウントが零であるかの判定に移行する。ステップS49で車速が所定値以下でなければそのままアクセル制御を終了する。ステップS51でタイマカウンタが零であればステップS52の主変速レバーが中立かの判断に移行し、ゼロでなければステップS53のアクセル全閉監視タイマカウンタ初期値セットに移る。
【0033】
図12の制御は、IQアクセル制御中に駐車ペダル34を踏込むとエンジン回転をアイドリング回転に低下させる制御である。
ステップS65でグレンタンク22の排出クラッチが切でステップS66で刈脱モノレバー30が入すなわち収穫作業中で、ステップS67でエンジン目標回転数がセットされ、ステップS68でIQアクセル制御であれば、ステップS69の駐車ペダル操作判断に移行する。ステップS66の判定で刈脱モノレバー30が切であったりステップS68でアクセル制御スイッチが切であれば何もせずにアクセル制御を終了する。
【0034】
ステップS69で駐車ペダルを操作していなければ、ステップS70のアクセル全閉監視タイマカウンタ初期値セットを行って、ステップS71、S72、S76、S77のエンジン回転数調整制御に移る。駐車ペダルを操作していれば、ステップS73のアクセルセンサ変化判定に移行し、変化ありであればエンジン回転数調整制御に移り、変化なしであればステップS74のアクセル全閉監視タイマカウンタ減算処理しステップS75のアクセル全閉監視タイマが零であればそのままでアクセル制御を終了し、零でなければステップS76のアクセル閉出力を行う。
【0035】
この制御で、ステップS65でグレンタンク22の排出クラッチが入であれば、ステップS70のアクセル全閉監視タイマカウンタ初期値セットに移って、ステップS71、S72、S76、S77のエンジン回転数調整制御を行い、回転数低下をしない。
【0036】
図13の制御は、IQアクセル制御中に主変速レバーを前進最速或いは後進最速にしたままで掻込ペダル35を解除すると走行クラッチが繋がって機体が急発進するのを防ぐ制御で、ステップS80で掻込作業中であればステップS83の掻込ペダル解除操作判断が解除操作でステップS84で主変速レバーが前進最速或いは後進最速であればステップS85でエンジン停止出力セットを行う。ステップS80で掻込作業中でなければステップS81の掻込ペダル操作判断が操作であればステップS82の掻込作業中記憶を行ってステップS83の掻込ペダル解除操作判断に移る。また、ステップS84で主変速レバーが前進最速或いは後進最速でなければすなわち最速以外であればステップS86の掻込作業中記憶解除を行い、エンジン停止処理を行わない。
【図面の簡単な説明】
【0037】
【図1】本発明実施例の動力伝動ブロック図
【図2】本発明実施例のカッタ回転数グラフ
【図3】本発明実施例の全体側面図
【図4】本発明実施例の全体平面図
【図5】本発明の実施例の一部拡大平面図
【図6】本発明実施例の一部拡大側面図
【図7】本発明実施例の一部拡大側面図
【図8】本発明実施例の制御ブロック図
【図9】本発明実施例の制御フローチャート図
【図10】本発明実施例の制御フローチャート図
【図11】本発明実施例の制御フローチャート図
【図12】本発明実施例の制御フローチャート図
【図13】本発明実施例の制御フローチャート図
【符号の説明】
【0038】
E エンジン
G 発電機
M 電動モータ
1 カッタ
2 排藁検出手段
【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンバインのエンジン(E)又はその他の駆動部からの回生動力で駆動される発電機(G)を設けると共に、カッタの駆動部に電動モータ(M)を設け、この電動モータ(M)を前記発電機(G)からの電流で回転してカッタ(1)を駆動すべく構成したことを特徴とするコンバイン。
【請求項2】
排藁の流れを検出する排藁検出手段(2)を設け、この排藁検出手段(2)が排藁を検出しない場合には前記カッタ(1)の駆動を停止すべく構成したことを特徴とする請求項1に記載のコンバイン。
【請求項1】
コンバインのエンジン(E)又はその他の駆動部からの回生動力で駆動される発電機(G)を設けると共に、カッタの駆動部に電動モータ(M)を設け、この電動モータ(M)を前記発電機(G)からの電流で回転してカッタ(1)を駆動すべく構成したことを特徴とするコンバイン。
【請求項2】
排藁の流れを検出する排藁検出手段(2)を設け、この排藁検出手段(2)が排藁を検出しない場合には前記カッタ(1)の駆動を停止すべく構成したことを特徴とする請求項1に記載のコンバイン。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【公開番号】特開2008−5771(P2008−5771A)
【公開日】平成20年1月17日(2008.1.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−179831(P2006−179831)
【出願日】平成18年6月29日(2006.6.29)
【出願人】(000000125)井関農機株式会社 (3,813)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成20年1月17日(2008.1.17)
【国際特許分類】
【出願日】平成18年6月29日(2006.6.29)
【出願人】(000000125)井関農機株式会社 (3,813)
【Fターム(参考)】
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