説明

コンピュータ支援外科手術中に機器検出を使用する自動ソフトウェアフローのためのシステム、方法及び装置

コンピュータ支援外科手術中に機器検出を使用する自動ソフトウェアフローのためのシステム、方法、及び装置。本発明の実施形態に従う少なくともシステムは、ディスプレイ・スクリーン及び少なくとも1つのセンサを有するコンピュータ支援外科手術ナビゲーションシステムを含む。このシステムは、各アレイがそれぞれの外科手術器具に関連付けられる複数のアレイを検出することができるプロセッサを含むことができる。このプロセッサは、センサを使用して少なくとも1つのアレイを検出することに少なくとも部分的に基づいて、それぞれの外科手術器具に関連付けられた外科手術処置を更に決定することができる。さらに、プロセッサは、それぞれの外科手術器具に関連付けられたそれぞれの外科手術処置に関連する少なくとも1つのユーザインタフェースをスクリーンを介して出力することができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は、参照文献として本願明細書に援用されている、2004年12月2日に出願
された”機器検出を使用する自動ソフトウェアフロー(Automatic Software Flow Using Instrument Detection)”という名称の米国仮出願第60/632,628号に基づく優先権を主張する。
【0002】
本発明は、一般的には、コンピュータ支援手術に関するシステム、方法および装置に関し、より具体的には、コンピュータ支援手術中に機器検出を使用する自動ソフトウェアフロー(automatic software flow using instrument detection during a computer-aided surgery)のためのシステム、方法及び装置に関する。
【背景技術】
【0003】
多くの手術手続きが、機器および他の手術品目の広いアレイを必要とする。そのような
品目は、非限定的に、エントリ器具、作業チャネル、ドリルガイド、および組織プロテク
タとして作用するスリーブ;メス;エントリ突き錐;ガイドピン;リーマ;レジューサ;
ディストラクタ;ガイドロッド;内視鏡;関節鏡;のこぎり;ドリル;ねじドライバ;突
き錐;タップ;骨刀、レンチ、試行移植片、および切断ガイドを含むことが可能である。
整形外科の手続きを含めて多くの手術手続きでは、これらの品目のいくつかまたはすべて
をナビゲーション基準点を組み込むガイドおよび/またはハンドルと関連付け、機器がコンピュータ支援手術ナビゲーションシステムと共に使用されることを可能にすることが望ましい可能性がある。
【0004】
いくつかの製造業者が、コンピュータ支援手術ナビゲーションシステムを現在生産して
いる。Medtronic Surgical Navigation Technologies, Inc.によって製造されたFLUORONAV(商標)ソフトウェアを有するTREON(商標)システムおよびION(商標)システムは、そのようなシステムの例である。BrainLAB VECTORVISION(商標)システムは、そのような手術ナビゲーションシステムの他の例である。コンピュータ支援手術を履行するシステムおよびプロセスはまた、2002年2月27日に出願され、「Total Knee Arthroplasty Systems and Processes」という名称のUSSN 10/084012;2002年2月27日に出願され、「Surgical Navigation Systems and Processes for Unicompartmental Knee Arthroplasty」という名称のUSSN 10/084278;2002年2月27日に出願され、「Surgical Navigation Systems and Processes for High Tibial Osteotomy」という名称のUSSN 10/084291;2002年2月27日に出願され、「Total Knee Arthroplasty Systems and Processes」という名称の国際出願US02/05955;2002年2月27日に出願され、「Surgical Navigation Systems and Processes for Unicompartmental Knee Arthroplasty」という名称の国際出願US02/05956;「Surgical Navigation Systems and Processes for High Tibial Osteotomy」という名称の国際出願US02/05783;2002年2月11日に出願され、「Image Guided Fracture Reduction」という名称のUSSN 60/355886に対する優先権を主張する2003年2月11日に出願され、「Image Guided Fracture Reduction」という名称のUSSN 10/364859;2001年2月27日に出願され、「Image Guided System for Arthroplasty」という名称のUSSN 60/271818;および2002年8月27日に出願され、「Image Computer Assisted Knee Arthroplasty」という名称のUSSN 10/229372においても開示されており、これらのそれぞれの全内容は、全内容が本願明細書に参考文献として援用されている。
【0005】
これらのシステムおよびプロセスは、立体視的に作用する赤外線センサ、または身体の
部分と、用具、計測、試行人工器官、人工器官構成要素などの手術関連品目と、骨ランド
マークの指示に基づいて計算されて記憶されている回転軸などの仮想構成または基準との
位置を追跡するためにナビゲーション基準点と関連して作用する他のセンサなど、位置および/または配向追跡センサを使用する。カメラ、検出器、および他の同様のデバイスなどのセンサが、身体部分および手術関連品目の位置および/または配向を受け取る、感知する、またはそうでない場合は検出するために、通常、身体部分および手術関連品目に関してオーバーヘッドに取り付けられる。独立型、ネットワーク型、またはその他に関係なく、任意の所望の形態のコンピュータ機能などの処理能力が、関連ナビゲーション基準点の位置および配向に基づいて、あるいは記憶されている位置および/または配向情報に基づいて、位置感知場(手術の場のすべてまたは一部あるいはすべて以上に一般的または具体的に対応することが可能である)の様々な品目に関する位置および配向の情報を考慮する。処理機能は、各物体についてこの位置および配向の情報と、コンピュータで処理された蛍光透視像化ファイル、機器構成要素、試行人工器官、または実際の人工器官の表示をレンダリングするためのワイヤフレームデータファイル、あるいは基準、機械軸、回転軸、もしくは他の軸、または他の仮想構成もしくは基準に関するコンピュータ生成ファイルなどの記憶情報とを相関させる。次いで、処理能力は、像の情報、あるいは基準、機械軸、回転軸、もしくは他の軸、または他の仮想構成もしく基準などのナビゲーション情報と組み合わせて、スクリーン、モニタなどのレンダリング機能にこれらの物体の位置および配向を表示する。したがって、これらのシステムまたはプロセスは、ナビゲーション基準点の位置を感知することによって、手術機器、身体の部分、手術関連品目、移植片、およびナビゲーション、評価に使用され、ならびにそうでない場合は手術または他の動作の実施に使用される仮想構成の予測される、または実際の位置および配向に関する有用なデータを表示する、またはそうでない場合は出力することができる。
【0006】
これらのシステムにおいて使用されるナビゲーション基準点のいくつかは、後に赤外線センサによって検出される赤外光を放出または反射することが可能である。基準は、赤外線、視覚、音声、磁気、電磁、X線、またはあらゆる他の所望の技法によって、能動的または受動的に感知することが可能である。能動基準はエネルギーを放出し、受動基準は単にエネルギーを反射する。いくつかのナビゲーション基準点は、基準の位置および配向、ならびに従って関連する機器、品目、移植片構成要素、または基準が添付される他の物体の位置および配向を決定するために、赤外線センサによって追跡されるマーカまたは基点を有することが可能である。
【0007】
固定基点を有するナビゲーション基準点の他に、互いに独立に配置することが可能であるモジュール基点が、座標システムの点を参照するために使用されることが可能である。モジュール基点は、2つ、時にはより多くのセンサによって追跡することが可能である反射要素を含むことが可能であり、センサの出力は、モジュール基点が添付される品目の位置および配向を幾何学的に計算するために、関連処理機能によって連携して処理することが可能である。同様の固定基点ナビゲーション基準点、モジュール基点、およびセンサは、赤外線スペクトルに限定される必要はなく、任意の電磁、静電、光、音声、無線周波数、または他の所望の技法が使用されることが可能である。同様に、モジュール基点は、赤外線または他の形態のエネルギーを「受動的に」反射するのとは対照的に、基準情報を追跡システムに「能動的に」送信することが可能である。
【0008】
上記で識別されたナビゲーションシステムと共に使用可能なナビゲーション基準点が、上述された手術機器および他の品目を含めて、任意の所望の構造に固定することが可能である。ナビゲーション基準点は、参照される機器または品目に直接固定することが可能である。しかし多くの場合、ナビゲーション基準点を機器または他の品目に固定することは、実用的ではない、または望ましくない。むしろ多くの環境では、機器または他の品目を受けるように構成されたハンドルおよび/またはガイドにナビゲーション基準点を固定することが好ましい。たとえば、ナビゲーション機器を回転機器に直接固定することによって、ドリルビットおよび他の回転機器を追跡することはできないが、その理由は、基準が機器と共に回転するからである。むしろ、回転する機器を追跡する好ましい方法は、機器または品目のガイドまたはハンドルにナビゲーション基準点を関連付けるものである。
【特許文献1】米国仮出願第60/632628号明細書
【特許文献2】USSN 10/084012明細書
【特許文献3】USSN 10/084278明細書
【特許文献4】USSN 10/084291明細書
【特許文献5】国際出願US02/05955明細書
【特許文献6】国際出願US02/05956明細書
【特許文献7】国際出願US02/05783明細書
【特許文献8】USSN 60/355886明細書
【特許文献9】USSN 10/364859明細書
【特許文献10】USSN 60/271818明細書
【特許文献11】USSN 10/229372明細書
【特許文献12】米国特許第5383454号明細書
【特許文献13】米国特許第5871445号明細書
【特許文献14】米国特許第6146390号明細書
【特許文献15】米国特許第616581号明細書
【特許文献16】米国特許第6235038号明細書
【特許文献17】米国特許第6236875号明細書
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
上記に開示されたコンピュータ支援外科手術ナビゲーションシステムの幾つかまたは全ては、外科手術中に外科手術に関連する情報を提供するために様々な外科手術と共同して使用することができる。たとえば、幾つかのコンピュータ支援外科手術ナビゲーションシステムは、特定の外科手術中に外科手術に関連する情報を提供するための一連のユーザインタフェースを有するディスプレイ・スクリーンを含むことができる。このディスプレイ・スクリーン及びユーザインタフェースは、実行されている外科手術に関連付けられた特定の情報を提供することができるとともに、外科手術処置中に利用し得る器具のような外科手術に関連する品目の視覚的に示す表示も行うことができる。しかしながら、コンピュータ支援外科手術中の或る例では、外科医または他の外科手術関係者のようなユーザは
ディスプレイ・スクリーンのユーザインタフェースを通じてスクロールまたは、さもなければ、ナビゲートするためにコンピュータ支援外科手術ナビゲーションシステムに」関連付けられたボタンまたはフットペダルを押圧しなければならない。関連するソフトウェアはユーザ入力を受け入れ、これに応じて、該ユーザ入力に従ってユーザインタフェースを表示する。コンピュータ支援外科手術ナビゲーションシステムとのこのタイプのユーザ相互作用は時間の掛かるものとすることができる。幾つかの例では、正しくない入力またはコマンドがユーザによって入力されると、ユーザはユーザインタフェースを通じて後向きにスクロールまたはナビゲートし、かつ正しい入力又はコマンドを再入力しなければならず、これにより、外科手術処置に時間を加えるものとなる。他の例では、ディスプレイ・スクリーン上のユーザインタフェースに関連付けられた予め定められた1組の段階を所望する場合、ユーザはユーザインタフェースを通じてスクロールまたはナビゲートしなければならないか、あるいは、さもなければ、所望のユーザインタフェースを得るために所望の外科手術処置を手動で入力しなければならず、これにより、外科手術処置に時間を加えるものとなる。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明の様々な実施形態によるシステムおよび方法は、上記の事項およびその組合せの
いくつかまたはすべてに対処する。システムおよび方法は、整形外科の移植デバイス、骨、及び/又は骨移植又は構造体を含む外科手術処置中に機器検出を使用する自動ソフトウェアフローを供するためのコンピュータ支援外科手術システム、方法および外科手術方法、及び装置を供することによって、それを実施する。コンピュータ支援手術中、コンピュータ支援手術システムおよび方法は、外科医又は他の外科関連の従事者のようなユーザのための外科手術処置と関連付けられたユーザインタフェースを自動的に供し得る。そのようなシステムおよび方法は、患者の身体内に整形外科構成要素を装備する外科医にとって特に有用であり、コンピュータ支援手術ナビゲーションシステムは、特定の外科手術器具、器具の位置、あるいは患者の体に対する器具の近接又は位置が検出されるか又はさもなければシステムによって認定されるときに、対象とする外科手術処置と関連付けられたユーザインタフェースを自動的に表示し得る。
【0011】
本発明の様々な実施形態によるシステム、方法、および装置の一態様は、表示スクリーンおよび少なくとも1つのセンサを有するコンピュータ支援手術ナビゲーションを対象とする。システムは、センサを使用して、各アレイがそれぞれの外科手術器具と関連付けられる、複数のアレイを検出することができるプロセッサを含み得る。プロセッサは、さらに、少なくとも1つのアレイを検出することに少なくとも部分的に基づいて、それぞれの外科手術器具に関連付けられたそれぞれの外科手術処置を決定することができる。さらに、プロセッサは、それぞれの外科手術器具に関連付けられたそれぞれの外科手術処置に関連付けられた少なくとも1つのユーザインタフェースを前記スクリーンを介して出力することができる。
【0012】
本発明の別の態様によれば、本発明の様々な実施形態によるシステム、方法、および装置は、表示スクリーンおよび少なくとも1つのセンサを有するコンピュータ支援手術ナビゲーションシステムで行う方法を含む。この方法は、各アレイがそれぞれの外科手術器具と関連付けられている、複数のアレイを複数の外科手術器具と関連付ける段階を含み得る。さらに、この方法は、各外科手術器具がそれぞれの外科手術処置と関連付けられている、複数の外科手術器具を複数の外科手術処置と関連付ける段階を含み得る。さらにまた、この方法は、各外科手術処置が少なくとも1つのそれぞれのユーザインタフェースと関連付けられている、複数の外科手術処置を複数のユーザインタフェースと関連付ける段階を含み得る。なおさらに、この方法は、各外科手術処置が少なくとも1つのそれぞれのユーザインタフェースと関連付けられている、複数の外科手術処置を複数のユーザインタフェースと関連付ける段階を含み得る。おまけに、この方法は、少なくとも1つのアレイを検出する段階を含み得る。この方法は、センサを使用してアレイを検出することに少なくとも部分的に基づいて、それぞれの外科手術器具に関連付けられたそれぞれの外科手術処置を決定する段階を含み得る。さらに、この方法は、それぞれの外科手術器具に関連付けられたそれぞれの外科手術処置に関連付けられた少なくとも1つのユーザインタフェースを前記スクリーンを介して出力する段階を含み得る。
【0013】
本発明の更に別の態様によれば、本発明の様々な実施形態によるシステム、方法、および装置は、表示スクリーンおよび少なくとも1つのセンサを有するコンピュータ支援手術ナビゲーションシステムを含み得る。このシステムは、各アレイがそれぞれの外科手術器具と関連付けられた、複数のアレイの一部を複数の外科手術器具とコンタクトさせることができるプローブを含み得る。さらに、このシステムは、それぞれの外科手術器具と関連付けられた少なくとも1つのアレイのコンタクト部分を検出することができるプロセッサを含み得る。このプロセッサは、センサを使用してそれぞれの外科医療器具と関連付けられたアレイのコンタクト部分を検出することに少なくとも部分的に基づいて、それぞれの外科手術器具に関連付けられたそれぞれの外科手術処置を決定することもできる。このプロセッサは、それぞれの外科手術器具に関連付けられたそれぞれの外科手術処置に関連付けられた少なくとも1つのユーザインタフェースを前記スクリーンを介して出力することができる。
【0014】
本発明の更に別の態様によれば、本発明の様々な実施形態によるシステム、方法、および装置は、表示スクリーンおよび少なくとも1つのセンサを有するコンピュータ支援手術ナビゲーションシステムによって行われる方法を含み得る。この方法は、各アレイがそれぞれの外科手術器具と関連付けられている、複数のアレイを複数の外科手術器具と関連付ける段階を含み得る。さらに、この方法は、各外科手術器具がそれぞれの外科手術処置と関連付けられている、複数の外科手術器具を複数の外科手術処置と関連付ける段階を含み得る。さらにまた、この方法は、各外科手術処置が少なくとも1つのそれぞれのユーザインタフェースと関連付けられている、複数の外科手術処置を複数のユーザインタフェースと関連付ける段階を含み得る。なおさらに、この方法は、プローブとコンタクトされるアレイの一部を検出する段階を含み得る。この方法は、センサを使用してアレイのコンタクト部分を検出することに少なくとも部分的に基づいて、それぞれの外科手術器具に関連付けられたそれぞれの外科手術処置を決定する段階も含み得る。さらにまた、この方法は、それぞれの外科手術器具に関連付けられたそれぞれの外科手術処置に関連付けられた少なくとも1つのユーザインタフェースをスクリーンを介して出力する段階を含み得る。
【0015】
本発明の更に別の態様によれば、本発明の様々な実施形態によるシステム、方法、および装置は、表示スクリーンおよび少なくとも1つのセンサを有するコンピュータ支援手術ナビゲーションシステムを含み得る。このシステムは、患者の体の一部に関連付けられたアレイを検出することができるプロセッサを含み得る。さらに、このプロセッサは、各アレイがそれぞれの外科手術器具と関連付けられている、前記複数の外科手術器具と関連付けられている複数のアレイを検出することができる。さらにまた、このプロセッサは、それぞれの外科手術器具と関連付けられている少なくとも1つのアレイの位置を検出することができる。なおさらに、このプロセッサは、センサを使用して患者の体の一部に対するアレイの位置を検出することに少なくとも部分的に基づいて、それぞれの外科手術器具に関連付けられた特定のアレイの位置に関連付けられたそれぞれの外科手術処置を決定することができる。さらにまた、このプロセッサは、それぞれの外科手術器具に関連付けられたそれぞれの外科手術処置に関連付けられた少なくとも1つのユーザインタフェースをスクリーンを介して出力することができる。
【0016】
本発明の更に別の態様によれば、本発明の様々な実施形態によるシステム、方法、および装置は、表示スクリーンおよび少なくとも1つのセンサを有するコンピュータ支援手術ナビゲーションシステムによって行われる方法を含み得る。この方法は、各アレイがそれぞれの外科手術器具又は患者の体の一部と関連付けられている、複数のアレイを複数の外科手術きぐと関連付ける段階も含み得る。さらに、この方法は、各外科手術器具がそれぞれの外科手術処置と関連付けられている、複数の外科手術器具を複数の外科手術処置と関連付ける段階を含み得る。さらに、この方法は、各外科手術処置が少なくとも1つのユーザインタフェースと関連付けられている、複数の外科手術処置を複数のユーザインタフェースと関連付ける段階を含み得る。さらに、この方法は、外科手術器具と関連付けられた少なくとも1つのアレイを検出する段階を含み得る。さらにまた、この方法は、センサを使用して外科手術器具と関連付けられたアレイに対する患者の体の一部に関連付けられたアレイの位置を検出することに少なくとも部分的に基づいて、それぞれの外科手術器具に関連付けられたそれぞれの外科手術処置を決定する段階を含み得る。この方法は、それぞれの外科手術器具に関連付けられたそれぞれの外科手術処置に関連付けられた少なくとも1つのユーザインタフェースをスクリーンを介して出力する段階も含み得る。
【0017】
本発明の更に別の態様によれば、本発明の様々な実施形態によるシステム、方法、および装置は、表示スクリーンおよび少なくとも1つのセンサを有するコンピュータ支援手術ナビゲーションシステムによって行われる外科手術方法を含み得る。この外科手術方法は、アレイが少なくとも1つのセンサによって検出し得る、アレイと関連付けられた外科手術器具を手動操作する段階を含み得る。この外科手術方法は、特定のアレイを手動操作することに少なくとも部分的に基づいて、それぞれの外科手術器具に関連付けられたそれぞれの外科手術処置と関連付けられた少なくとも1つのユーザインタフェースをスクリーンを介して受信する段階を含み得る。
【0018】
本発明の更に別の態様によれば、本発明の様々な実施形態によるシステム、方法、および装置は、表示スクリーンおよび少なくとも1つのセンサを有するコンピュータ支援手術ナビゲーションシステムと共同して行われる外科手術方法を含み得る。さらに、この外科手術方法は、プローブをアレイとのコンタクトが少なくとも1つのセンサによって検出し得る、プローブをアレイの一部とコンタクトさせる段階を含み得る。さらにまた、この外科手術方法は、プローブのアレイとのコンタクトを検出することに少なくとも部分的に基づいて、それぞれの外科手術器具に関連付けられたそれぞれの外科手術処置と関連付けられた少なくとも1つのユーザインタフェースをスクリーンを介して受信する段階を含み得る。
【0019】
本発明の更に別の態様によれば、本発明の様々な実施形態によるシステム、方法、および装置は、表示スクリーンおよび少なくとも1つのセンサを有するコンピュータ支援手術ナビゲーションシステムと共同して行われる外科手術方法を含み得る。この外科手術方法は、第1アレイが少なくとも1つのセンサによって検出し得る、第1アレイと関連付けられた患者の体の一部を手動操作する段階を含み得る。さらに、この外科手術方法は、第2アレイが少なくとも1つのセンサによって検出し得る、第2アレイと関連付けられた外科手術器具を手動操作する段階を含み得る。さらにまた、この外科手術方法は、患者の体の一部に対する外科手術器具の位置に少なくとも部分的に基づいて、それぞれの外科手術器具に関連付けられたそれぞれの外科手術処置と関連付けられた少なくとも1つのユーザインタフェースをスクリーンを介して受信する段階を含み得る。
【0020】
本発明の様々な実施形態による様々なシステム、方法、および装置の目的、特徴、およ
び利点は、
(1)コンピュータ支援外科手術処置中に機器検出を使用してソフトウェアフローを自動化する能力を供すること;
(2)コンピュータ支援外科手術処置中に機器検出を使用してコンピュータ支援システムにおけるソフトウェアフローを自動化する能力を供すること;
(3)コンピュータ支援外科手術処置中にユーザが外科手術器具を手動操作し、かつ、外科手術処置と関連付けられた一連のユーザインタフェースを通じてフローを自動化する能力を供すること;
(4)コンピュータ支援外科手術処置中にユーザが外科手術器具の一部にプローブをコンタクトさせ、かつ外科手術処置と関連付けられた一連のユーザインタフェースを通じてフローを自動化する能力を供すること;
(5)コンピュータ支援外科手術処置中にユーザが患者の体の一部に対して外科手術器具を手動操作し、かつ外科手術処置と関連付けられた一連のユーザインタフェースを通じてフローを自動化する能力を供すること;を含む。
【0021】
本発明による、システム、方法および装置の様々な態様及び実施形態の他の態様、特徴、および利点は、本文書の他の部分から明らかになる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0022】
本発明の様々な実施形態によるシステム、方法および装置は、上記の事項およびその組合せのいくつかまたはすべてに対処する。システムおよび方法は、股関節置換など、コンピュータ支援手術手続き中に寛骨臼カップまたは構成要素を患者の骨盤骨と位置合わせするのを改善することができるコンピュータ支援手術システムおよび方法を提供することによって、それを実施する。そのようなシステムおよび方法は、寛骨臼カップまたは構成要素などの整形外科構成要素を患者の身体内に装備する外科医にとって特に有用であり、コンピュータ支援手術ナビゲーションシステムは、患者の骨盤骨に対して寛骨臼カップまたは構成要素を位置合わせして取り付ける最中に外科医が参照する該当平面を識別および表示することができる。
【0023】
図1は、この場合は膝関節の関節形成である膝関節に対する手術など、本発明のいくつ
かの実施形態によるコンピュータ支援手術ナビゲーションシステムを使用するための環境
を示す概略図である。本発明のいくつかの実施形態によるシステムおよびプロセスは、ナ
ビゲーションセンサ100を物理的、仮想的になど埋め込む、添付する、または関連付け
ることが可能である脛骨101および大腿骨102などの様々な身体部分を追跡することができる。
【0024】
ナビゲーションセンサ100は、身体部分、身体部分の軸、用具、計測、試行構成要素、および人工器官構成要素の位置を決定および追跡するために使用することが可能である。ナビゲーションセンサ100は、赤外線、電磁気、静電、光、音声、無線周波数、または他の所望の技法を使用することが可能である。
【0025】
ナビゲーションセンサ100は、ナビゲーション基準点104、およびしたがってナビゲーション基準104が関連付けられる品目の位置および配向を感知するために使用することが可能である。ナビゲーション基準点104は、コンピュータ支援手術ナビゲーションシステムのナビゲーションセンサによって感知することができるマーカ要素などの基点マーカを含むことができる。ナビゲーションセンサ100は、ナビゲーション基準点104から能動信号または受動信号を感知することが可能である。信号は、電気、磁気、電磁気、音声、物理、無線周波数、光学または視覚、あるいは他の能動的または受動的な技法とすることが可能である。たとえば一実施形態では、ナビゲーションセンサ100は、受動タイプのナビゲーション基準点の存在を視覚的に検出することができる。他の実施形態の例では、ナビゲーションセンサ100は、能動タイプのナビゲーション基準点によって提供された能動信号を受信することができる。手術ナビゲーションシステムは、ナビゲーション基準点104、ならびに従ってナビゲーション基準点104が添付されるまたは関連付けられる101および102などの品目または身体部分の位置および配向に関するデータを記憶、処理、および/または出力することができる。
【0026】
図1に示された実施形態では、1つまたは複数のコンピュータプログラムなどの計算機
能108が、任意の所望の規格、アーキテクチャ、インタフェース、および/またはネッ
トワークトポロジを介して、独立型または分散型であるかに関係なく、処理機能、メモリ
機能、入力/出力機能を含むことができる。一実施形態では、計算機能108は、グラフ
ィックス、データ、および他のユーザインタフェースが手術中に外科医に提示されること
が可能である表示スクリーンまたはモニタ114に接続することができる。表示スクリー
ンまたはモニタ114は、所望であればキーボードおよびマウスの従来のインタフェース
に加えて、またはその代わりに、外科医が触覚スクリーン入力のために表示スクリーンま
たはモニタ114の上において指し示し、クリックすることが可能であるように、触覚ユ
ーザインタフェースを有することが好ましい。
【0027】
さらに、ある構成要素が適切に配向または位置合わせされているとき、とりわけ位置/
配向情報を得るために、外科医、看護師、または他の使用者が機能108を制御する、ま
たは機能108に指図することを可能にするために、あらゆる他の無線または有線のイン
タフェースに接続することができるのと同じように、フットペダル110または他の便利
なインタフェースが計算機能108に結合されることが可能である。試行構成要素、計測
構成要素などの品目112が、1つまたは複数のナビゲーション基準点104を使用して、身体部分101および102に対する位置および配向について追跡されることが可能である。
【0028】
図1に示す計算機能108は、所望の外科手術処置に従ってディスプレイ・スクリーン又はモニタ114によって1つ以上のユーザインタフェースの表示を容易にもし得る。たとえば、1つ以上のユーザインタフェースページ又はスクリーンは計算機能108に関連付けられたメモリに記憶し得る。また、ページは編制し得るか又はさもなければ特定の外科手術処置に依存して、ユーザインタフェースページ又はスクリーンが関連付けられる、特定の外科手術処置に依存して予め決められた順序で表示し得る。1つ以上のユーザインタフェースページ又はスクリーンを供することができる適切なソフトウェアは、(米国)メンフィスのSmith&Nephewによって分配されているAchieve CAS Knee Version 2.0である。一実施形態では、遠位大腿骨切断処置と関連付けられた、グラフィックス、データ、コマンド、あるいは他の情報を有するユーザインタフェースは必要に応じて記憶および表示し得る。別の実施形態では、近位脛骨切断処置と関連付けられた、グラフィックス、データ、コマンド、あるいは他の情報を有するユーザインタフェースは、必要に応じて記憶および表示し得る。また別の実施形態では、大腿骨穴あけ処置と関連付けられたグラフィックス、データ、コマンド、あるいは他の情報を有するユーザインタフェースは、必要に応じて記憶および表示し得る。何れの場合にも、外科手術処置の何れかの外科手術処置又はステップに関連付けられたグラフィックス、データ、コマンド、あるいは他の情報を有するユーザインタフェースは必要に応じて記憶および表示し得る。
【0029】
計算機能108は、身体部分101および202ならびに品目112の他の構成要素に
全体的または部分的に対応する様々な形態のデータを処理し、記憶し、表示スクリーンま
たはモニタ114に出力することができるが、これは必要ではない。たとえば身体部分1
01および102は断面において示すことができ、あるいは骨管および表面構造などの身
体部分の少なくとも様々な内部態様は、蛍光透視像を使用して示すことができる。これら
の像は、ナビゲーション基準点104に添付されたCアームなど、イメジャ113を使用して得ることができる。たとえば脛骨101および大腿骨102などの身体部分も、添付
されたナビゲーション基準点104を有することができる。ナビゲーション基準点104を有するCアームを使用して蛍光透視像が得られるとき、ナビゲーションセンサ100は、蛍光透視ヘッドの位置、ならびに脛骨101および大腿骨102の位置および配向を「見て」、追跡する。コンピュータは、この位置/配向情報と共に蛍光透視像を記憶し、それにより、該当する1つまたは複数の身体部分に対する蛍光透視像の位置と配向を相関させる。これにより、脛骨101および対応するナビゲーション基準点104が移動するとき、コンピュータは、脛骨101の空間における新しい位置を自動的に対応して感知し、
脛骨101の像に対して用具、機器、基準、試行、および/または移植片をモニタ11
4上で対応して移動させることができる。同様に、身体部分の像を移動させることができ
、身体部分およびそのような品目の両方を移動させることが可能であり、または外科医な
どの好みに合わせ、かつ所望される撮像を実施するために、スクリーン上の像が提示され
ることが可能である。同様に、追跡されているスタイラス、切断ブロック、リーマ、ドリ
ル、のこぎり、髄外ロッド、髄内ロッド、あるいはあらゆる他のタイプの品目または機器
などの品目112が移動するとき、その像は、モニタ114上を移動し、それによりモニ
タ114は、脛骨101に対して品目112を適切な位置および配向でモニタ114上
に示す。これにより、品目112は、外科医が品目112を適切にナビゲートおよび配置
するために身体の中を見ることができるかのように、脛骨101の機械軸および他の特
徴に対して適切または不適切な位置合わせにおいてモニタ114の上に出現することがで
きる。
【0030】
計算機能108はまた、手術において使用される関節置換人工器官、用具、計測、試行
構成要素、移植片構成要素、および他の品目など、品目112の構成、サイズ、および他
の特性に関するデータを記憶することもできる。それらが位置/配向センサ100の場に
導入されるとき、計算機能108は、ナビゲーション、配置、評価、および他の使用のた
めに、関節置換人工器官、用具、計測構成要素、試行構成要素、移植片構成要素、および
他の品目112のコンピュータ生成像を生成し、身体部分101および102の蛍光透視
像と重ね合わせて、またはそれと組み合わせて表示することができる。
【0031】
身体部分の蛍光透視像、MRI像、または他の実際の像の代わりに、またはそれと組み
合わせて、計算機能108は、手術機器または身体部分の位置および配向など、手術場に
おける品目の感知された位置および配向に基づいて、ナビゲーション構成データまたは仮
想構成データを記憶および出力することが可能である。たとえば表示スクリーンまたはモ
ニタ114は、切除平面、解剖学的軸、機械軸、前/後基準平面、内側/側方基準平面、
回転軸、またはあらゆる他のナビゲーション基準点、あるいは手術を実施するのに有用であるまたは所望される可能性がある情報を出力することができる。基準平面の場合、たとえば、表示スクリーンまたはモニタ114は、位置および配向がナビゲーションセンサ100によって追跡されている切断ガイドによって画定された切除平面に対応する切除平面を出力することができる。他の実施形態では、表示スクリーンまたはモニタ114は、リーマの感知された位置および配向に基づいて切断トラックを出力することができる。他の仮想構成も、外科医または他の使用者が手術手続きの段階のいくつかまたはすべてを計画するのを支援するために、手術場の任意の手術機器または他の品目の感知された位置および配向に基づいて、表示スクリーンまたはモニタ114に出力することができ、関連する手術機器と共にまたはそれを伴わずに表示することができる。
【0032】
本発明のいくつかの実施形態では、計算機能108は、1つまたは複数のナビゲーショ
ン基準104に関連付けられた1つまたは複数の手術機器の感知された位置および配向に
基づいて、1つまたは複数の移植片構成要素の投影された位置および配向を表示スクリー
ンまたはモニタ114に出力することができる。たとえばシステムは、切除される身体部
分の一部に対して切断ブロックがナビゲートされる際、切断ブロックの位置および配向を
追跡することが可能である。計算機能108は、前/後平面および内側/側方平面を示す
軸と共に、たとえば頸骨および/またはひざの機械軸と組み合わせて、切断ブロックの感
知された位置および配向に基づいて身体部分における移植片の投影位置を計算し、表示ス
クリーンまたはモニタ114に出力することができる。いくつかの実施形態では、身体部
分の蛍光透視像、MRI像、または他の実際の像は表示されないが、その理由は、関連す
る軸および/または他のナビゲーション情報が表示される場合、コンピュータ支援手術の
文脈では、そのような撮像は不必要で非生産的であることが成り立つことがあるからであ
る。さらにいくつかのシステムは、データ点を適合させるように形状を変化させる「モー
フィング」像を使用し、あるいはデータ点が比較的正確な位置において表示された、また
は全く表示されていない一般的なグラフィックスまたは線アート像を使用する。外科医ま
たは他の使用者が移植片の投影位置に不満足である場合、外科医は、投影された移植片の
位置および配向に対する影響を評価するために、切断ブロックを再配置することが可能で
ある。
【0033】
図1に示されたコンピュータ機能108はまた、特定の機器に関連付けられたナビゲー
ション基準104によって、ある手術機器または他の物体を認識することもできる。一実
施形態では、これは、特定の手術機器に関連する情報をコンピュータ機能108のメモリ
に記憶し、104などの離散または固有のナビゲーション基準点を手術機器と関連付けることによって、達成することができる。104などのナビゲーション基準点は、1つのナビゲーション基準を他から一意に識別することができる特徴を有することができる。特徴は、非限定的に、形状、サイズ、タイプ、または信号を含むことができる。そのような特徴は、コンピュータ機能108によって記憶することができ、コンピュータ機能108が104などのナビゲーション基準点について特定の以前記憶された特徴を検出するとき、コンピュータ機能108は、ナビゲーション基準点に関連付けられた手術機器を識別することができる。
【0034】
それぞれの外科手術器具と関連付けられたナビゲーション基準点間で独特に認定且つ区別し得る、長さのような、特性の実例は、図2〜図4に関して示されている。例えば、図2に示すように、遠位大腿骨ガイド」のためのナビゲーション基準点は3脚アレイ及び2脚の端部に隣接して位置づけられた基準点、及び3脚の中心交差部を含み得る。基準点を有する2脚の長さはAmmのような予め決められた長さである。図3に示すような、近位脛骨ガイドのためのナビゲーション基準点は2脚の端部に隣接して位置する3脚アレイ及び基準点、及び3脚の中心交差部に位置する第3基準点も含み得る。基準点を有する2脚の長さは、A+5mmのような、遠位大腿骨ガイドの類似する脚とは異なる長さとし得る。図4に示す大腿骨穴あけガイドのような他のナビゲーション基準点は、A+10mmのような、遠位大腿骨ガイド及び近位脛骨ガイドから成る類似する脚とは異なる長さとし得る。アレイは、たとえば、異なる数の基準点、異なる基準点形状、あるいは、さもなくば、システムによって互いに対して区別し得るように構造的に異なるように、可変ともし得る。他の寸法、形状、形状構成、あるいは特性はナビゲーション基準点間を区別するために使用し得る。このように、計算機能108は、それぞれの外科手術器具と関連づけられたアレイ又はナビゲーション基準点間を区別し得る。
【0035】
図1に示す計算機能108は、外科手術器具と外科手術処置との間の関連も記憶し得る。たとえば、図2に示す遠位大腿骨ガイドのような外科手術器具は遠位大腿骨切断処置のような外科手術処置における1つ以上の段階と関連付け得る。上述したように、各外科手術処置は、1つ以上の予め記憶されたページ又はスクリーンと関連付け得る。こうして、外科手術器具が104のような関連付けされたアレイ又はナビゲーション基準点を介して計算機能によって認識されるか又は、さもなければ、検出される場合、計算機能108は外科手術器具と関連付けられた特定の外科手術処置を決定且つ認定し、及び外科手術処置と関連付けられた1つ以上の予め記憶したユーザインタフェースページ又はスクリーンをも決定且つ認定し得る。このように、ユーザは図1に示すようなコンピュータ支援外科手術システムの観点から外科手術器具を手動操作し得る。処理機能は、ユーザインタフェースページ又はスクリーンが関連付けられる特定の外科手術処置に依存して、114のようなディスプレイ・スクリーン又はモニタによって予め決められた順序で一連のユーザインタフェースページ又はスクリーンを供し得る。上述したように、こうしたユーザインタフェースページ又はスクリーンは、外科手術処置又はステップに関連付けられたグラフィックス、データ、コマンド、あるいは他の情報を供し得る。
【0036】
さらにコンピュータ機能108は、指示子またはプローブ116を使用することによっ
てなど、ナビゲーションセンサ100の場のあらゆる点を追跡することができる。プロー
ブはまた、ナビゲーション基準点104を含む、またはナビゲーション基準点104に添付することもできる。外科医、看護師、または他の使用者は、プローブ116の先端を骨構造の上のランドマークなどの点に接触させ、フットペダル110を作動させる、またはそうでない場合はランドマーク位置に留意するようにコンピュータ108に命令する。ナビゲーションセンサ100は、ナビゲーション基準点104の位置および配向を「見て」、プローブの先端116がそのナビゲーション基準点104に対して位置する場所を「認識し、それにより、フットペダル110が踏まれるとき、または他のコマンドが与えられるとき、プローブ116によって特定された点または他の位置を計算および記憶し、所望されるときはいつでも、かつどのような形態または方式あるいは色であっても、表示スクリーンまたはモニタ114に表示することができる。したがって、プローブ116は、コンピュータ108が、ナビゲーション基準点104の移動に対して、あらゆる他の仮想または実際の構成または基準に加えて、大腿骨102、脛骨101、および他の身体部分の後傾軸118、解剖学的軸120、および機械軸122などの仮想情報または論理情報を記憶および追跡することを可能にするために、骨構造上のランドマークを特定するために使用することができる。
【0037】
一実施形態では、プローブ116と、104のような、アレイまたはナビゲーション基準点とのコンタクトは図1に示されたコンピュータ支援外科手術ナビゲーションシステムに関連付けられたセンサまたは位置センサによって検出することができる。上述した機能性を使用して、コンピュータ機能108は関連付けられたアレイまたはナビゲーション基準点104を認定または、さもなければ、決定することができる。コンピュータ機能108は外科手術に関連付けられた特定の外科手術処置を決定及び認定することができ、かつ、外科手術処置に関連付けられた1つ以上の以前に記憶されたユーザインタフェースページまたはスクリーンを決定及び認定することもできる。このように、ユーザは、プローブを手動操作し、かつ、アレイの一部またはナビゲーション基準点を、図1に示すようなコンピュータ支援外科手術システムの視点から外科手術器具にコンタクトさせることができる。処理機能は、ユーザインタフェースページまたはスクリーンが関連付けられる特定の外科手術処置に応じて、114のようなディスプレイ・スクリーンまたはモニタによって予め決められた順序で一連のユーザインタフェースページまたはスクリーンを供することができる。上述したように、こうしたユーザインタフェースページまたはスクリーンは、グラフィックス、データ、コマンド、あるいは外科手術処置に関連付けられた他の情報を供することができる。
【0038】
本発明のいくつかの実施形態によるシステムおよびプロセスは、BrainLAB VectorVisio
nシステム、OrthoSoft Navitrack System、Stryker Navigationシステム、Medtronic Surgical Navigation Technologies, Inc.によって提供されるFluoroNavシステム、およびMedtronic Sofamor Danek Technologiesによって提供されるソフトウェアなど、適切なコンピュータ支援手術システムおよびプロセスと通信することができる。そのようなシステムまたはシステムの態様は、米国特許第5383454号;第5871445号;第6146390号;第616581号;第6235038号、および第6236875号、ならびに関係する(米国特許法セクション119および/または120の下において)特許において開示されており、これらはすべてこの参照によって本明細書に組み込まれている。撮像、データの記憶、身体部分および品目の追跡、ならびに他の目的で、あらゆる他の所望のシステムおよびプロセスを上述されたように使用することができる。
【0039】
これらのシステムは、3つまたは4つ、およびいくつかの場合は5つの要素を有する基
準フレームタイプの基点を使用することを必要とする可能性があり、これらの要素は、基
点、したがって追跡されている身体部分、用具、計測、試行構成要素、移植片構成要素、
あるいは他のデバイスまたは構造の位置/配向について、センサによって追跡される。そ
のようなシステムはまた、外科医が、プローブを適宜配置し、たとえばプローブの先端の
位置に留意するようにコンピュータにシグナリングするまたはコマンド命令することによ
って、アナトミー上の1つまたは複数の点あるいは他の位置を選択する、指定する、登録
する、またはそうでない場合はシステムに知らせるために使用することができる少なくと
も1つのプローブを使用することもできる。これらのシステムはまた、センサによって追
跡される位置/配向情報に適合された蛍光透視像を得て記憶するために基点が添付されて
いる身体部分の蛍光透視像を得るために使用されるCアームの位置および配向を追跡する
ことも可能であるが、これは必要ではない。したがって、表示スクリーンまたはモニタは
、ナビゲーション、骨の切除、評価、および他の目的で、手術と関連して使用される用具
、計測構成要素、試行構成要素、移植片構成要素、および他の品目と共に、仮想構成およ
び基準のコンピュータ生成像と組み合わせて、骨の蛍光透視像をレンダリングすることが
できる。
【0040】
別の実施形態では、患者の体の一部は、104のような1つ以上のアレイまたはナビゲーション基準点と関連付けることができる。患者の体の一部は図1に示されているコンピュータナビゲーションシステムに関連付けられたセンサまたは位置センサ100によって検出することができる。上述したように、外科手術器具は、104のような関連付けられたアレイまたはナビゲーション基準点を介した計算機能108によっても認定または、さもなければ、検出することができる。これらの両方は関連付けられたアレイまたはナビゲーション基準点によって検出されるかまたは。さもなければ、認定される、外科手術器具に対する患者の体の一部の位置に基づいて、計算機能108は特定の外科手術処置を決定及び認定することができる。別の実施形態では、外科手術は、外科手術器具に対する患者の体の一部の近接性に少なくとも基づいて計算機能108によって選択または、さもなければ、決定することができる。次いで、計算機能108は選択された外科手術処置に関連付けられた1つ以上の以前に記憶したユーザインタフェースページまたはスクリーンを決定及び認定することができる。このように、ユーザは、図1に示すように、コンピュータ支援外科手術システムの視点から患者の一部に対してまたは該一部に近接して外科手術器具を手動操作することができる。計算機能108は、ユーザインタフェースページまたはスクリーンが関連付けられる特定の外科手術処置に応じて、114のようなディスプレイ・スクリーンまたはモニタによって予め決められた順序で一連のユーザインタフェースページまたはスクリーンを供することができる。上述したように、こうしたユーザインタフェースページまたはスクリーンは、グラフィックス、データ、コマンド、あるいは外科手術処置に関連付けられた、その他の情報を供することができる。
【0041】
更に別の実施形態では、コンピュータ機能108は、外科手術処置108を実行するユーザによって、112のような、外科手術器具、整形外科装置、あるいは品目のナビゲーションを可能にするデータを供することができる。データは、非限定的に、テキスト、グラフィックス、コマンド、スクリーン表示、あるいは他の情報を含むことができる。たとえば、外科医のようなユーザが品目112を手動操作するとき、コンピュータ機能108は、品目112に関連付けられた位置情報を受信することができる。コンピュータ機能108は、位置情報を処理することができ、かつ、患者の体に対してまたは外科手術において品目112をナビゲートするための指示または他の方向をユーザに与えるために、以前に記憶したデータ、あるいはソフトウェア・プログラムまたはルーチンによって位置情報を座標化することができる。別の実施形態では、コンピュータ機能108は外科手術処置を決定するためのデータを供することができる。この実例では、外科医のようなユーザが品目112を手動操作するとき、コンピュータ機能108は、品目112に関連付けられた外科手術処置を決定するために、品目112に関連付けられた位置情報を受信することができる。コンピュータ機能108は、以前に記憶したデータ、あるいはソフトウェア・プログラムまたはルーチンによって位置情報を利用することができる。
【0042】
図2〜図4は、本発明の実施形態に従う外科手術装置の実施形態を例示する。図2〜図4に示された装置の各々は、図1に示されたコンピュータナビゲーションシステムと共同して使用することができる。さらにまた、図2〜図4に示された装置の各々は、外科手術、あるいは膝の関節形成術のような外科手術の分離または重複段階で使用することができる。外科手術装置の他の実施形態は本発明の他の実施形態に従って存在することができる。
【0043】
特に、図2は本発明の実施形態に従う遠位大腿骨ガイド及びアレイ装置である。遠位大腿骨ガイド及びアレイ装置200は、遠位大腿骨ガイド202及びアレイまたはナビゲーション基準点204の組合せとし得る。図2に示されたアレイまたはナビゲーション基準点204は、2つの脚部208、210の端部に隣接して位置する基準点212、214と、3つの脚部206、208、210の中心交差部に隣接して位置する第3基準点216と、を有する一連の3つの脚206、208、210を含む。第3脚部206は遠位大腿骨ガイド202の一部に向かって延在し、かつ該一部に取り付けられる。
【0044】
図3は、本発明の実施形態に従う近位脛骨ガイド及びアレイ装置である。近位脛骨ガイド及びアレイ装置300は近位脛骨ガイド302及びアレイまたはナビゲーション基準点304の組合せとし得る。図3に示されたアレイまたはナビゲーション基準点304は、2つの脚部308、310の端部に隣接して位置する基準点312、314と、3つの脚部306、308、310の中心交差部に隣接して位置する第3基準点316と、を有する一連の3つの脚306、308、310を含む。第3脚部306は近位脛骨ガイド302の一部に向かって延在し、かつ該一部に取り付けられる。
【0045】
図4は、本発明の実施形態に従う大腿骨組合せガイド及びアレイ装置である。大腿骨組合せガイド及びアレイ装置400は大腿骨組合せガイド402及びアレイまたはナビゲーション基準点404の組合せとし得る。図4に示されたアレイまたはナビゲーション基準点404は、2つの脚部408、410の端部に隣接して位置する基準点412、414と、3つの脚部406、408、410の中心交差部に隣接して位置する第3基準点416と、を有する一連の3つの脚406、408、410を含む。第3脚部406は大腿骨ガイド402の一部に向かって延在し、かつ該一部に取り付けられる。
【0046】
図5は、図1に示されたコンピュータ支援外科手術ナビゲーションシステムによって実施される方法を示す。図1において記述されたシステムは、表示スクリーンまたはモニタ114および少なくとも1つのセンサまたは位置センサ100を含む。他のシステム実施形態を本発明の他の実施形態に従った方法500と共に使用することができる。他の方法実施形態は、本発明の他の実施形態に従って、より少数またはより多数の要素を有することができる。方法500は、ブロック502において開始される。
【0047】
ブロック502において、各アレイがそれぞれの外科手術器具に関係付けられる、複数のアレイが複数の外科手術器具と関係付けられる。図5に示された実施形態では、図1の108のようなプロセッサが、たとえば図1の104のようなナビゲーション基準点の特徴のような、複数のアレイまたはナビゲーション基準点に関連付けられた情報を記憶することができる。次いで、各それぞれのアレイまたはナビゲーション基準点は、遠位大腿骨ガイド、近位脛骨ガイド、あるいは大腿骨組み合わせ穴あけガイドのような、それぞれの外科手術器具と関連付けることができる。この関連情報は、プロセッサ108によって記憶することができる。
【0048】
ブロック502にはブロック504が続き、各アレイがそれぞれの外科手術処置に関連付けられる、前記複数の外科手術器具が複数の外科手術処置に関連付けられる。図5に示された実施形態では、図1の108のようなプロセッサは、遠位大腿骨ガイド、近位脛骨ガイド、あるいは大腿骨組み合わせ穴あけガイドのような、複数の外科手術器具に関連付けられた情報を記憶することができる。次いで、各外科手術器具は、一連の外科手術段階のような、それぞれの外科手術処置に関連付けることができる。たとえば、外科手術処置は、遠位大腿骨切断処置、近位脛骨切断処置、あるいは大腿骨組み合わせ穴あけ処置を含むことができるがこれらに限定されない。この関連情報は、プロセッサ108によって記憶することができる。
【0049】
ブロック504にはブロック506が続き、各外科手術処置が少なくとも1つのそれぞれのユーザインタフェースに関連付けられる、前記複数の外科手術処置が複数のユーザインタフェースに関連付けられる。図5に示された実施形態では、図1の108のようなプロセッサは、遠位大腿骨処置、近位脛骨処置、あるいは大腿骨組み合わせ穴あけ処置のような、複数の外科手術処置に関連付けられた情報を記憶することができる。この関連情報は、図1の114のようなディスプレイ・スクリーンまたはモニタによって表示することができる一連のユーザインタフェースに記憶または、さもなければ、供されたグラフィックス、テキスト、コマンド、あるいは何れか他の情報を含むことができる。
【0050】
ブロック506にブロック508が続き、少なくとも1つのアレイが検出される。図5に示された実施形態では、図1の100のようなセンサまたは位置センサは、特定の外科手術器具に関連付けられた、104のような、アレイまたはナビゲーション基準点を検出することができる。
【0051】
ブロック508にブロック510が続き、センサを使用してアレイを検出するのに少なくとも部分的に基づいて、それぞれの外科手術器具に関連付けられたそれぞれの外科手術処置が決定される。図5に示された実施形態では、プロセッサ108は、それぞれの外科手術器具に関連付けられたそれぞれのアレイの検出または認定に基づく特定の外科手術処置を決定または、さもなければ、認定するために以前に記憶した関連情報を検索することができる。たとえば、遠位大腿骨ガイドに関連付けられた、104のような、特定のアレイまたはナビゲーション基準点の認定に基づいて、プロセッサ108は、遠位大腿骨切断処置または他の一連の外科手術処置段階を決定または、さもなければ、認定することができる。
【0052】
ブロック510にブロック512が続き、それぞれの外科手術器具に関連付けられたそれぞれの外科手術処置に関連付けられた少なくとも1つのユーザインタフェースがスクリーンを介して出力される。図5に示された実施形態では、プロセッサ108は、114のようなデュスプレイ・スクリーンまたはモニタによって、グラフィックス、テキスト、コマンド、あるいはそれぞれの外科手術処置に関連付けられた何れか他の情報を出力することができる。たとえば、遠位大腿骨切断処置または他の一連の関連する外科手術処置段階に関連付けられた情報を収集または散在させるためにプロセッサ108は、ディスプレイ・スクリーンまたはモニタ114によって一連のユーザインタフェースを表示することができる。
【0053】
方法500は、ブロック512において終了する。
【0054】
図6は、図1に示されたコンピュータ支援外科手術ナビゲーションシステムによって実施される別の方法を示す。図1において記述されたシステムは、表示スクリーンまたはモニタ114および少なくとも1つのセンサまたは位置センサ100を含む。他のシステムの実施形態を本発明の他の実施形態による方法600と共に使用することができる。他の方法の実施形態は、本発明の他の実施形態によれば、より少数またはより多数の要素を有することができる。方法600は、ブロック602において開始される。
【0055】
ブロック602において、各アレイがそれぞれの外科手術器具に関係付けられる、複数のアレイが複数の外科手術器具と関係付けられる。図6に示された実施形態において、図5に上述した実施形態に類似して、図1の108のようなプロセッサが、たとえば図1の104のようなナビゲーション基準点の特徴のような、複数のアレイまたはナビゲーション基準点に関連付けられた情報を記憶することができる。次いで、各それぞれのアレイまたはナビゲーション基準点は、遠位大腿骨ガイド、近位脛骨ガイド、あるいは大腿骨組み合わせ穴あけガイドのような、それぞれの外科手術器具と関連付けることができる。この関連情報は、プロセッサ108によって記憶することができる。
【0056】
ブロック602にはブロック604が続き、各外科手術器具がそれぞれの外科手術処置に関連付けられる、前記複数の外科手術器具が複数の外科手術処置に関連付けられる。図6に示された実施形態では、図5に上述した実施形態に類似して、図1の104のようなプロセッサは、遠位大腿骨ガイド、近位脛骨ガイド、あるいは大腿骨組み合わせ穴あけガイドのような、複数の外科手術器具に関連器具と関連付けられた情報を記憶することができる。次いで、各外科手術器具は、一連の外科手術段階のような、それぞれの外科手術処置に関連付けることができる。たとえば、外科手術処置は、遠位大腿骨切断処置、近位脛骨切断処置、あるいは大腿骨組み合わせ穴あけ処置を含むことができるがこれらに限定されない。この関連情報は、プロセッサ108によって記憶することができる。
【0057】
ブロック604にはブロック606が続き、各外科手術処置が少なくとも1つのそれぞれのユーザインタフェースに関連付けられる、前記複数の外科手術処置が複数のユーザインタフェースに関連付けられる。図6に示された実施形態では、図5に上述した実施形態に類似して、図1の108のようなプロセッサは、遠位大腿骨処置、近位脛骨処置、あるいは大腿骨組み合わせ穴あけ処置のような、複数の外科手術処置に関連付けられた情報を記憶することができる。この関連情報は、図1の114のようなディスプレイ・スクリーンまたはモニタによって表示することができる一連のユーザインタフェースに記憶または、さもなければ、供されたグラフィックス、テキスト、コマンド、あるいは何れか他の情報を含むことができる。
【0058】
ブロック606にブロック608が続き、少なくとも1つのアレイの一部が検出される。図6示された実施形態では、図1の100のようなセンサまたは位置センサは、プローブに関連付けられた、104のような、アレイまたはナビゲーション基準点を検出することができる。
【0059】
ブロック608にブロック610が続き、センサを使用してアレイのコンタクト部分を検出するのに少なくとも部分的に基づいて、それぞれの外科手術器具に関連付けられたれたそれぞれの外科手術処置が決定される。図6に示された実施形態では、図5に上述した実施形態に類似して、プロセッサ108は、それぞれの外科手術器具に関連付けられたそれぞれのアレイの検出または認定に基づく特定の外科手術処置を決定または、さもなければ、認定するために、以前に記憶した関連情報を検索することができる。たとえば、遠位大腿骨ガイドに関連付けられた、104のような、特定のアレイまたはナビゲーション基準点の認定に基づいて、プロセッサ108は、遠位大腿骨切断処置または他の一連の外科手術処置段階を決定または、さもなければ、認定することができる。
【0060】
ブロック610にはブロック612が続き、それぞれの外科手術器具に関連付けられたそれぞれの外科手術処置に関連付けられた少なくとも1つのユーザインタフェースがスクリーンを介して出力される。図6に示された実施形態では、図5に上述した実施形態に類似して、プロセッサ108は、114のようなデュスプレイ・スクリーンまたはモニタによって、グラフィックス、テキスト、コマンド、あるいはそれぞれの外科手術処置に関連付けられたコマンドを含むユーザインタフェースを出力することができる。たとえば、遠位大腿骨切断処置または他の一連の関連する外科手術処置段階に関連付けられた情報を収集または散在させるためにプロセッサ108はディスプレイ・スクリーンまたはモニタ114によって一連のユーザインタフェースを表示することができる。
【0061】
方法600は、ブロック612において終了する。
【0062】
図7は、図1に示されたコンピュータ支援外科手術ナビゲーションシステムと関連して実施される更に別の方法を示す。図1において記述されたシステムは、表示スクリーンまたはモニタ114および少なくとも1つのセンサまたは位置センサ100を含む。他のシステムの実施形態を本発明の他の実施形態による方法700と共に使用することができる。他の方法の実施形態は、本発明の他の実施形態によれば、より少数またはより多数の要素を有することができる。方法700は、ブロック702において開始される。
【0063】
ブロック702において、各アレイがそれぞれの外科手術器具または患者の体の一部
に関係付けられる、複数のアレイが複数の外科手術器具と関係付けられる。図6に示された実施形態において、図5に上述した実施形態に類似して、図1の108のようなプロセッサが、たとえば図1の104のようなナビゲーション基準点の特徴のような、複数のアレイまたはナビゲーション基準点に関連付けられた情報を記憶することができる。一連のアレイまたはナビゲーション基準点は、遠位大腿骨ガイド、近位脛骨ガイド、あるいは大腿骨組み合わせ穴あけガイドのような、複数の外科手術器具と関連付けることができる。この関連情報は、プロセッサ108によって記憶することができる。他の一連のアレイまたはナビゲーション基準点は、脛骨または大腿骨のような患者の体の一部に関連付けることができる。
【0064】
ブロック702にはブロック704が続き、各外科手術器具がそれぞれの外科手術処置に関連付けられる、前記複数の外科手術器具が複数の外科手術処置に関連付けられる。図7に示された実施形態では、図5及び図6に上述した実施形態に類似して、図1の108のようなプロセッサは、遠位大腿骨切断処置、近位脛骨切断処置、あるいは大腿骨組み合わせ穴あけ処置のような、複数の外科手術器具に関連付けられた情報を記憶することができる。次いで、各外科手術器具は、一連の外科手術段階のような、それぞれの外科手術処置に関連付けることができる。たとえば、外科手術処置は、遠位大腿骨切断処置、近位脛骨切断処置、あるいは大腿骨組み合わせ穴あけ処置を含むことができるがこれらに限定されない。この関連情報は、プロセッサ108によって記憶することができる。
【0065】
ブロック704にはブロック706が続き、各外科手術処置が少なくとも1つのユーザインタフェースに関連付けられる、前記複数の外科手術処置が複数のユーザインタフェースに関連付けられる。図7に示された実施形態では、図5及び図6に上述した実施形態に類似して、図1の108のようなプロセッサは、遠位大腿骨切断処置、近位脛骨切断処置、あるいは大腿骨組み合わせ穴あけ処置のような、複数の外科手術処置に関連付けられた情報を記憶することができる。この関連情報は、図1の114のようなディスプレイ・スクリーンまたはモニタによって表示することができる一連のユーザインタフェースに記憶または、さもなければ、供されたグラフィックス、テキスト、コマンド、あるいは何れか他の情報を含むことができる。
【0066】
ブロック706にはブロック708が続き、患者の体の一部の少なくとも1つのアレイが検出される。図7に示された実施形態では、図1の100のようなセンサまたは位置センサは、患者の体の一部に関連付けられた、104のような、アレイまたはナビゲーション基準点を検出することができる。
【0067】
ブロック708にブロック710が続き、外科手術器具に関連付けられた少なくとも1つのアレイの一部が検出される。図7に示された実施形態では、図1の100のようなセンサまたは位置センサは、特定の外科手術器具に関連付けられた、104のような、アレイまたはナビゲーション基準点を検出することができる。
【0068】
ブロック710にブロック712が続き、センサを使用して外科手術器具に関連付けられたアレイに対する患者の体の一部に関連付けられたアレイの位置を検出するのに少なくとも部分的に基づいて、それぞれの外科手術器具に関連付けられたれたそれぞれの外科手術処置を決定する。図7に示された実施形態では、図5及び図6に上述した実施形態に類似して、プロセッサ108は、それぞれの外科手術器具に関連付けられたそれぞれのアレイの位置の検出または認定に基づく特定の外科手術処置を決定または、さもなければ、認定するために、以前に記憶した関連情報を検索することができる。たとえば、遠位大腿骨ガイドに関連付けられた、104のような、特定のアレイの位置またはナビゲーション基準点の認定に基づいて、プロセッサ108は、遠位大腿骨切断処置または他の一連の外科手術処置段階を決定または、さもなければ、認定することができる。
【0069】
ブロック712にはブロック714が続き、それぞれの外科手術器具に関連付けられたそれぞれの外科手術処置に関連付けられた少なくとも1つのユーザインタフェースがスクリーンを介して出力される。図7に示された実施形態では、図5及び図6に上述した実施形態に類似して、プロセッサ108は、114のようなデュスプレイ・スクリーンまたはモニタによって、グラフィックス、テキスト、コマンド、あるいはそれぞれの外科手術処置に関連付けられたコマンドを含むユーザインタフェースを出力することができる。たとえば、遠位大腿骨切断処置または他の一連の関連する外科手術処置段階に関連付けられた情報を収集または散在させるためにプロセッサ108はディスプレイ・スクリーンまたはモニタ114によって一連のユーザインタフェースを表示することができる。
【0070】
方法700は、ブロック714において終了する。
【0071】
図8は、図1に示されたコンピュータ支援外科手術ナビゲーションシステムと関連して実施される外科手術方法を示す。図1において記述されたシステムは、表示スクリーンまたはモニタ114および少なくとも1つのセンサまたは位置センサ100を含む。他のシステムの実施形態を本発明の他の実施形態による方法800と共に使用することができる。他の方法の実施形態は、本発明の他の実施形態によれば、より少数またはより多数の要素を有することができる。方法800は、ブロック802において開始される。
【0072】
ブロック802において、アレイを少なくとも1つのセンサによって検出することができる、アレイと関連付けられた外科手術器具が手動操作される。図8に示された実施形態では、図1の108のようなプロセッサが、たとえば図1の104のような、ナビゲーション基準点の特徴のような、複数のアレイまたはナビゲーション基準点と関連付けられた情報を記憶することができる。遠位大腿骨ガイド、近位脛骨ガイド、あるいは大腿骨組み合わせ穴あけガイドのような、それぞれの外科手術器具と関連付けることができる。この関連情報は、プロセッサ108によって記憶することができる。外科医のようなユーザが図1に示すようなコンピュータ支援外科手術ナビゲーションシステムと関連付けられたセンサの視野にあるアレイに関連付けられた外科手術器具を使用するとき、アレイはセンサによって検出することができ、ユーザによる外科手術器具の運動または他の手動操作はセンサによって検出することができる。
【0073】
一実施形態では、108のようなプロセッサが、遠位大腿骨切断処置、近位脛骨切断処置、あるいは大腿骨組み合わせ穴あけ処置のような、複数の外科手術処置と関連付けられた情報を記憶することができる。この関連情報は、グラフィックス、テキスト、コマンド、あるいは図1の114のような、ディスプレイ・スクリーンまたはモニタによって表示することができる一連のユーザインタフェースに記憶または、さもなければ、供された何れか他の情報を含むことができる。次に、各それぞれの外科手術器具は、それぞれの外科手術処置と関連付けることができる。108のようなプロセッサはこの情報を引き続く検索及び処理のために記憶することができる。
【0074】
ブロック802にブロック804が続き、特定のアレイを手動操作するのに少なくとも部分的に基づいて、それぞれの外科手術器具に関連付けられたれたそれぞれの外科手術処置に関連付けられた少なくとも1つのユーザインタフェースがスクリーンを介して受信される。図8に示された実施形態では、プロセッサ108は、114のようなディスプレイ・スクリーンまたはモニタによって、グラフィックス、テキスト、あるいはそれぞれの外科手術処置に関連付けられたコマンドを含むユーザインタフェースを出力することができる。たとえば、遠位大腿骨切断処置または他の一連の関連する外科手術処置段階に関連付けられた情報を収集または散在させるためにプロセッサ108はディスプレイ・スクリーンまたはモニタ114によって一連のユーザインタフェースを表示することができる。
【0075】
この方法800は、ブロック804において終了する。
【0076】
図9は、図1に示されたコンピュータ支援外科手術ナビゲーションシステムと関連して実施される別の外科手術方法を示す。図1において記述されたシステムは、表示スクリーンまたはモニタ114および少なくとも1つのセンサまたは位置センサ100を含む。他のシステムの実施形態を本発明の他の実施形態による方法900と共に使用することができる。他の方法の実施形態は、本発明の他の実施形態によれば、より少数またはより多数の要素を有することができる。方法900は、ブロック902において開始される。
【0077】
ブロック902において、アレイを少なくとも1つのセンサによって検出することができる、アレイと関連付けられた外科手術器具が手動操作される。図9に示された実施形態では、図8に上述した実施形態に類似して、図1の108のようなプロセッサが、たとえば図1の104のような、ナビゲーション基準点の特徴のような、複数のアレイまたはナビゲーション基準点と関連付けられた情報を記憶することができる。遠位大腿骨ガイド、近位脛骨ガイド、あるいは大腿骨組み合わせ穴あけガイドのような、それぞれの外科手術器具と関連付けることができる。この関連情報は、プロセッサ108によって記憶することができる。外科医のようなユーザが図1に示すようなコンピュータ支援外科手術ナビゲーションシステムと関連付けられたセンサの視野にあるアレイに関連付けられた外科手術器具を使用するとき、アレイはセンサによって検出することができ、ユーザによる外科手術器具の運動または他の手動操作はセンサによって検出することができる。
【0078】
一実施形態では、図8に上述した実施形態に類似して、108のようなプロセッサが、遠位大腿骨切断処置、近位脛骨切断処置、あるいは大腿骨組み合わせ穴あけ処置のような、複数の外科手術処置と関連付けられた情報を記憶することができる。この関連情報は、グラフィックス、テキスト、コマンド、あるいは図1の114のような、ディスプレイ・スクリーンまたはモニタによって表示することができる一連のユーザインタフェースに記憶または、さもなければ、供された何れか他の情報を含むことができる。次に、各それぞれの外科手術器具は、それぞれの外科手術処置と関連付けることができる。108のようなプロセッサはこの情報を引き続く検索及び処理のために記憶することができる。
【0079】
ブロック902にブロック904が続き、プローブのアレイとのコンタクトが少なくとも1つのセンサによって検出することができる、プローブが外科手術器具に関連付けられたれたアレイの一部とコンタクトされる。図9に示された実施形態では、プローブと、図1の100のようなセンサまたは位置センサは、患者の体と関連付けられた104のような、アレイまたはナビゲーション基準点との間のコンタクトを検出することができる。
【0080】
ブロック904にブロック906が続き、プローブのアレイとのコンタクトが少なくとも1つのセンサによって検出することができる、プローブが外科手術器具に関連付けられたれたアレイの一部とコンタクトされる。図9に示された実施形態では、プローブと、図1の100のようなセンサまたは位置セ図9に示された実施形態では、図8に上述した実施形態に類似して、プロセッサ108は、114のようなディスプレイ・スクリーンまたはモニタによって、グラフィックス、テキスト、あるいはそれぞれの外科手術処置に関連付けられたコマンドを含むユーザインタフェースを出力することができる。たとえば、遠位大腿骨切断処置または他の一連の関連する外科手術処置段階に関連付けられた情報を収集または広めるために、プロセッサ108はディスプレイ・スクリーンまたはモニタ114によって一連のユーザインタフェースを表示することができる。
【0081】
この方法900は、ブロック906において終了する。
【0082】
図10は、図1に示されたコンピュータ支援外科手術ナビゲーションシステムと関連して実施される更に別の外科手術方法を示す。図1において記述されたシステムは、表示スクリーンまたはモニタ114および少なくとも1つのセンサまたは位置センサ100を含む。他のシステムの実施形態を本発明の他の実施形態による方法1000と共に使用することができる。他の方法の実施形態は、本発明の他の実施形態によれば、より少数またはより多数の要素を有することができる。この方法1000は、ブロック1002において開始される。
【0083】
ブロック1002において、第1アレイと関連付けられた患者の体の一部を手動操作して、第1アレイは少なくとも1つのセンサによって検出することができる。図10に示された実施形態では、図1の図1の108のようなプロセッサが、たとえば図1の104のような、ナビゲーション基準点の特徴のような、複数のアレイまたはナビゲーション基準点と関連付けられた情報を記憶することができる。1つ以上のアレイまたはナビゲーション基準点は、大腿骨または脛骨のような、患者の体の一部と関連付けることができる。この関連情報は、プロセッサ108によって記憶することができる。外科医のようなユーザが図1に示すようなコンピュータ支援外科手術ナビゲーションシステムと関連付けられたセンサの視野にあるアレイに関連付けられた患者の体の一部を手動操作するとき、アレイはセンサによって検出することができ、ユーザによる患者の体の一部の手動操作はセンサによって検出することができる。
【0084】
一実施形態では、図8及び図9に上述した実施形態に類似して、108のようなプロセッサが、遠位大腿骨切断処置、近位脛骨切断処置、あるいは大腿骨組み合わせ穴あけ処置のような、複数の外科手術処置と関連付けられた情報を記憶することができる。この関連情報は、グラフィックス、テキスト、コマンド、あるいは図1の114のような、ディスプレイ・スクリーンまたはモニタによって表示することができる一連のユーザインタフェースに記憶または、さもなければ、供された何れか他の情報を含むことができる。次に、各それぞれの外科手術器具は、それぞれの外科手術処置と関連付けることができる。108のようなプロセッサはこの情報を引き続く検索及び処理のために記憶することができる。
【0085】
ブロック1002にブロック1004が続き、外科手術器具が患者の体の一部に対して手動操作されると、第2アレイは少なくとも1つのセンサによって検出することができる。1つ以上のアレイまたはナビゲーション基準点は、遠位大腿骨ガイド、近位脛骨ガイド、あるいは大腿骨組み合わせ穴あけガイドのような、それぞれの外科手術器具と関連付けることができる。この関連情報は、プロセッサ108によって記憶することができる。外科医のようなユーザが図1に示すようなコンピュータ支援外科手術ナビゲーションシステムと関連付けられたセンサの視野にあるアレイに関連付けられた外科手術器具を使用するとき、アレイはセンサによって検出することができ、ユーザによる患者の体の一部に対する外科手術器具の運動または他の手動操作はセンサによって検出することができる。
【0086】
ブロック1004にブロック1006が続き、患者の体の一部に対する外科手術器具の位置に少なくとも部分的に基づいて、それぞれの外科手術器具に関連付けられたれたそれぞれの外科手術処置に関連付けられた少なくとも1つのユーザインタフェースがスクリーンを介して受信される。図10に示された実施形態では、図8及び図9に上述した実施形態に類似して、プロセッサ108は、114のようなディスプレイ・スクリーンまたはモニタによって、グラフィックス、テキスト、あるいはそれぞれの外科手術処置に関連付けられたコマンドを含むユーザインタフェースを出力することができる。たとえば、遠位大腿骨切断処置または他の一連の関連する外科手術処置段階に関連付けられた情報を収集または広めるために、プロセッサ108はディスプレイ・スクリーンまたはモニタ114によって一連のユーザインタフェースを表示することができる。
【0087】
この方法1000はブック1006において終了する。
【0088】
上記の説明は多くの詳細を含むが、これらの詳細は、本発明の範囲に対する限定として
ではなく、単に開示された実施形態の例示として解釈されるべきである。当業者なら、添
付された特許請求の範囲によって定義される本発明の範囲内にある多くの他の可能な変形
形態を構想するであろう。
【図面の簡単な説明】
【0089】
【図1】本発明の実施形態による、コンピュータ支援外科手術ナビゲーションシステムの例示的な周囲を示す図である。
【図2】本発明の実施形態による外科手術装置を示す図である。
【図3】本発明の実施形態による、別の外科手術装置を示す図である。
【図4】本発明の実施形態による、更に別の外科手術装置を示す図である。
【図5】図1に示されたコンピュータ支援外科手術ナビゲーションシステムを使用するための方法に対するフローチャートである。
【図6】本発明の別の実施形態によるコンピュータ支援外科手術ナビゲーションシステムを使用するための方法に対するフローチャートである。
【図7】本発明の更に別の実施形態によるコンピュータ支援外科手術ナビゲーションシステムを使用するための方法に対するフローチャートである。
【図8】図1に示されたコンピュータ支援外科手術ナビゲーションシステムと共同して使用された外科手術方法に対するフローチャートである。
【図9】本発明の別の実施形態による、コンピュータ支援外科手術ナビゲーションシステムと共同して使用された別の外科手術方法に対するフローチャートである。
【図10】本発明の更に別の実施形態による、コンピュータ支援外科手術ナビゲーションシステムと共同して使用された別の外科手術方法に対するフローチャートである。
【符号の説明】
【0090】
100 位置センサ
101 身体部分
102 大腿骨
104 基準点
108 コンピュータ機能(プロセッサ)
110 フットペダル
112 品目
114 モニタ
116 メモリ
118 後傾軸
120 解剖学的軸
122 機械軸
200 遠位大腿骨ガイド及びアレイ装置
202 遠位大腿骨ガイド
204 アレイ装置
206、208、210 脚部
212、214 基準点
216 第3基準点
300 近位脛骨ガイド及びアレイ装置
302 近位脛骨ガイド
304 アレイ装置
306、308、310 脚部
312、314 基準点
316 第3基準点
400 大腿骨組合せガイド及びアレイ装置
402 大腿骨組合せガイド
404 アレイ装置
406、408、410 脚部
412、414 基準点
416 第3基準点

【特許請求の範囲】
【請求項1】
表示スクリーンおよび少なくとも1つのセンサを有するコンピュータ支援手術ナビゲー
ションシステムであって、
各アレイがそれぞれの外科手術器具と関連付けられる、複数のアレイを検出することと、
前記センサを使用して少なくとも1つのアレイを検出することに少なくとも部分的に基づいて、それぞれの外科手術器具に関連付けられたそれぞれの外科手術処置を決定することと、
それぞれの外科手術器具に関連付けられたそれぞれの外科手術処置に関連付けられた少なくとも1つのユーザインタフェースを前記スクリーンを介して出力することと、ができるプロセッサを特徴とするシステム。
【請求項2】
前記複数のアレイと関連付けられた特性が各アレイを独特に認識し得るものである、請求項1、15または17のいずれか1項に記載のシステム。
【請求項3】
前記特性が形状、寸法、タイプ、あるいは信号の少なくとも1つから選択される、請求項2、16または18のいずれか1項に記載のシステム。
【請求項4】
前記複数のアレイが基準部材、センサ、赤外線センサ、あるいはマーカの少なくとも1つを備える、請求項1、15または17のいずれか1項に記載のシステム。
【請求項5】
前記複数の外科手術器具が、遠位大腿骨切断ガイド、脛骨切断ガイド、組合せドリルガイド、切断ガイド、ドリル、ツール、整形外科手術処置で使用される器具、あるいは外科手術処置で使用される器具の少なくとも1つを備える、請求項1、15または17のいずれか1項に記載のシステム。
【請求項6】
前記外科手術処置が、遠位大腿骨切断処置、脛骨切断処置、切断、一連の切断、外科手術処置における一連のステップ、膝交換処置、あるいは整形外科手術処置の少なくとも1つを備える、請求項1、15または17のいずれか1項に記載のシステム。
【請求項7】
前記ユーザインタフェースが、患者の体に関する外科手術器具のディスプレイ、外科手術処置に関連付けられたインストラクション、外科手術処置に関連付けられた測定の選択、あるいは外科手術処置に関連付けられたコマンドの少なくとも1つを備える、請求項1、15または17のいずれか1項に記載のシステム。
【請求項8】
表示スクリーンおよび少なくとも1つのセンサを有するコンピュータ支援手術ナビゲー
ションシステムで行う方法であって、
複数のアレイを複数の外科手術器具と関連付ける段階であって、各アレイはそれぞれの外科手術器具と関連付けられている、前記段階と、
前記複数の外科手術器具を複数の外科手術処置と関連付ける段階であって、各外科手術器具はそれぞれの外科手術処置と関連付けられている、前記段階と、
前記複数の外科手術処置を複数のユーザインタフェースと関連付ける段階であって、各外科手術処置は少なくとも1つのそれぞれのユーザインタフェースと関連付けられている、前記段階と、
少なくとも1つのアレイを検出する段階と、
前記センサを使用して前記アレイを検出することに少なくとも部分的に基づいて、それぞれの外科手術器具に関連付けられたそれぞれの外科手術処置を決定する段階と、
それぞれの外科手術器具に関連付けられたそれぞれの外科手術処置に関連付けられた少なくとも1つのユーザインタフェースを前記スクリーンを介して出力する段階と、を備えることを特徴とする方法。
【請求項9】
前記複数のアレイと関連付けられた特性が各アレイを独特に認識し得るものである、請求項8、16または18のいずれか1項に記載の方法。
【請求項10】
前記特性が形状、寸法、タイプ、あるいは信号の少なくとも1つから選択される、請求項9、17または19のいずれか1項に記載の方法。
【請求項11】
前記複数のアレイが基準部材、センサ、赤外線センサ、あるいはマーカの少なくとも1つを備える、請求項8、16または18のいずれか1項に記載の方法。
【請求項12】
前記複数の外科手術器具が、遠位大腿骨切断ガイド、脛骨切断ガイド、組合せドリルガイド、切断ガイド、ドリル、ツール、整形外科手術処置で使用される器具、あるいは外科手術処置で使用される器具の少なくとも1つを備える、請求項8、16、18、19、20または21のいずれか1項に記載の方法。
【請求項13】
前記外科手術処置が、遠位大腿骨切断処置、脛骨切断処置、切断、一連の切断、外科手術処置における一連のステップ、膝交換処置、あるいは整形外科手術処置の少なくとも1つを備える、請求項8、16または18のいずれか1項に記載の方法。
【請求項14】
前記ユーザインタフェースが、患者の肉体に関する外科手術器具のディスプレイ、外科手術処置に関連付けられたインストラクション、外科手術処置に関連付けられた測定の選択、あるいは外科手術処置に関連付けられたコマンドの少なくとも1つを備える、請求項8、16または18のいずれか1項に記載の方法。
【請求項15】
表示スクリーンおよび少なくとも1つのセンサを有するコンピュータ支援手術ナビゲー
ションシステムであって、
各アレイがそれぞれの外科手術器具と関連付けられる、複数のアレイの一部を複数の外科手術器具とコンタクトさせることができるプローブと、
それぞれの外科手術器具と関連付けられた少なくとも1つのアレイのコンタクト部分を検出することと、
前記センサを使用してそれぞれの外科医療器具と関連付けられた前記アレイのコンタクト部分を検出することに少なくとも部分的に基づいて、それぞれの外科手術器具に関連付けられたそれぞれの外科手術処置を決定することと、
それぞれの外科手術器具に関連付けられたそれぞれの外科手術処置に関連付けられた少なくとも1つのユーザインタフェースを前記スクリーンを介して出力することと、ができるプロセッサと、を備えることを特徴とするシステム。
【請求項16】
表示スクリーンおよび少なくとも1つのセンサを有するコンピュータ支援手術ナビゲーションシステムで行う方法であって、
各アレイがそれぞれの外科手術器具と関連付けられている、複数のアレイを複数の外科手術器具と関連付ける段階と、
各外科手術器具がそれぞれの外科手術処置と関連付けられている、前記複数の外科手術器具を複数の外科手術処置と関連付ける段階と、
各外科手術処置が少なくとも1つのそれぞれのユーザインタフェースと関連付けられている、前記複数の外科手術処置を複数のユーザインタフェースと関連付ける段階と、
プローブを具備する少なくとも1つのアレイの一部をコンタクトさせる段階と、
前記アレイのコンタクト部分を検出する段階と、
前記センサを使用して前記アレイの前記コンタクト部分を検出することに少なくとも部分的に基づいて、それぞれの外科手術器具に関連付けられたそれぞれの外科手術処置を決定する段階と、
それぞれの外科手術器具に関連付けられたそれぞれの外科手術処置に関連付けられた少なくとも1つのユーザインタフェースを前記スクリーンを介して出力する段階と、を備えることを特徴とする方法。
【請求項17】
表示スクリーンおよび少なくとも1つのセンサを有するコンピュータ支援手術ナビゲー
ションシステムであって、
患者の体の一部を検出することと、
各アレイがそれぞれの外科手術器具と関連付けられている、前記複数の外科手術器具と関連付けられている複数のアレイを検出することと、
それぞれの外科手術器具と関連付けられている少なくとも1つのアレイの位置を検出することと、
前記センサを使用して前記患者の体も前記一部に対する前記アレイの位置を検出することに少なくとも部分的に基づいて、それぞれの外科手術器具に関連付けられた特定のアレイの位置に関連付けられたそれぞれの外科手術処置を決定する段階と、
それぞれの外科手術器具に関連付けられたそれぞれの外科手術処置に関連付けられた少なくとも1つのユーザインタフェースを前記スクリーンを介して出力することと、をすることができるプロセッサを備えることを特徴とするシステム。
【請求項18】
表示スクリーンおよび少なくとも1つのセンサを有するコンピュータ支援手術ナビゲーションシステムで行う方法であって、
各アレイがそれぞれの外科手術器具又は患者の体と関連付けられている、複数のアレイを複数の外科手術器具と関連付ける段階と、
各外科手術器具がそれぞれの外科手術処置と関連付けられている、前記複数の外科手術器具を複数の外科手術処置と関連付ける段階と、
各外科手術処置が少なくとも1つのユーザインタフェースと関連付けられている、前記複数の外科手術処置を複数のユーザインタフェースと関連付ける段階と、
患者の体と関連付けられた少なくとも1つのアレイを検出する段階と、
前記センサを使用して外科手術器具と関連付けられた前記アレイに対する前記患者の体の一部に関連付けられた前記アレイの位置を検出することに少なくとも部分的に基づいて、それぞれの外科手術器具に関連付けられたそれぞれの外科手術処置を決定する段階と、
それぞれの外科手術器具に関連付けられたそれぞれの外科手術処置に関連付けられた少なくとも1つのユーザインタフェースを前記スクリーンを介して出力する段階と、を備えることを特徴とする方法。
【請求項19】
表示スクリーンおよび少なくとも1つのセンサを有するコンピュータ支援手術ナビゲーションシステムと共同して行う外科手術方法であって、
アレイが前記少なくとも1つのセンサによって検出し得る、前記アレイと関連付けられた外科手術器具を手動操作する段階と、
前記特定のアレイを手動操作することに少なくとも部分的に基づいて、それぞれの外科手術器具に関連付けられたそれぞれの外科手術処置と関連付けられた少なくとも1つのユーザインタフェースを前記スクリーンを介して受信する段階と、を備える方法。
【請求項20】
表示スクリーンおよび少なくとも1つのセンサを有するコンピュータ支援手術ナビゲーションシステムと共同して行う外科手術方法であって、
アレイが前記少なくとも1つのセンサによって検出し得る、前記アレイと関連付けられた外科手術器具を手動操作する段階と、
プローブをアレイとのコンタクトが前記少なくとも1つのセンサによって検出し得る、前記プローブを前記アレイの一部とコンタクトさせる段階と、
前記プローブの前記アレイとのコンタクトを検出することに少なくとも部分的に基づいて、それぞれの外科手術器具に関連付けられたそれぞれの外科手術処置と関連付けられた少なくとも1つのユーザインタフェースを前記スクリーンを介して受信する段階と、を備える方法。
【請求項21】
表示スクリーンおよび少なくとも1つのセンサを有するコンピュータ支援手術ナビゲーションシステムと共同して行う外科手術方法であって、
第1アレイが前記少なくとも1つのセンサによって検出し得る、前記第1アレイと関連付けられた患者の体の一部を手動操作する段階と、
第2アレイが前記少なくとも1つのセンサによって検出し得る、前記第2アレイと関連付けられた外科手術器具を手動操作する段階と、
前記患者の体の前記一部に対する前記外科手術器具の位置に少なくとも部分的に基づいて、それぞれの外科手術器具に関連付けられたそれぞれの外科手術処置と関連付けられた少なくとも1つのユーザインタフェースを前記スクリーンを介して受信する段階と、を備える方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公表番号】特表2008−521573(P2008−521573A)
【公表日】平成20年6月26日(2008.6.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−544526(P2007−544526)
【出願日】平成17年12月1日(2005.12.1)
【国際出願番号】PCT/US2005/043573
【国際公開番号】WO2006/060631
【国際公開日】平成18年6月8日(2006.6.8)
【出願人】(397071355)スミス アンド ネフュー インコーポレーテッド (186)
【Fターム(参考)】