説明

コード収容装置

【課題】コードを自動的に引出すことができるコード収容装置を提供する。
【解決手段】コード収容装置10は、コード60と、コード60が巻回されるドラム18と、ドラム18をコード巻取り方向に付勢する付勢手段と、ドラム18からコード60が引出される側に配置され、コード60をコード引出し方向とコード巻取り方向の両方向に送り出すことができるコード送り出し手段20と、コード送り出し手段20をオン/オフするスイッチ(64a,64b)と、コード送り出し手段20によるコード送り方向を選択するスイッチ(64a,64b)を有している。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願は、コード(例えば、電気コード等)を収容するコード収容装置に関する。
【背景技術】
【0002】
使用しない時はドラムにコードを巻き取っておき、使用時にドラムからコードを引出せるようにしたコード収容装置が知られている。例えば、特許文献1には、電気自動車と電源とを接続する充電用電気コードを収容するコード収容装置が開示されている。このコード収容装置は、筐体に回転可能に取付けられたドラムを有しており、ドラムの外周面に電気コードが巻き付けられる。電気コードは、使用時に必要な長さだけドラムから引き出され、使用後はドラムに巻き取られる。なお、特許文献1の一実施例に係るコード収容装置では、電気コードを巻き取る方向にドラムを回転させる駆動装置を装備し、電気コードをドラムに自動的に巻き取っている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2010−52861号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の技術では、電気コードをドラムに巻き取るときにのみ駆動装置によりドラムを回転駆動する。このため、ドラムから電気コードを引き出す際は、操作者が手動でドラムを回転させて、電気コードを引出さなければならない。電気コードが長くなり、あるいは、電気コード自体が重いと、電気コードをドラムから引出すために、操作者には大きな操作力が必要となるという問題がある。
【0005】
本願は、上記した実情に鑑みてなされたものであり、コードを自動的に引出すことができるコード収容装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本願のコード収容装置は、コードと、コードが巻回されるドラムと、ドラムをコード巻取り方向に付勢する付勢手段と、ドラムからコードが引出される側に配置され、コードをコード引出し方向とコード巻取り方向の両方向に送り出すことができるコード送り出し手段と、コード送り出し手段をオン/オフするスイッチと、コード送り出し手段によるコード送り方向を選択する選択手段を有している。
【0007】
このコード収容装置では、ドラムをコード巻取り方向に付勢する手段を備えると共に、ドラムからコードが引出される側にコード送り出し手段が配置される。これによって、コードに張力を付与しながら、コード引出し方向とコード巻取り方向の両方向にコードを送り出すことができる。コードを引出す際は、スイッチによりコード送り出し手段をオンすると共に、選択手段によりコード送り方向としてコード引出し方向を選択する。これによって、ドラムからコードが自動的に引出される。コードを巻取る際は、スイッチによりコード送り出し手段をオンすると共に、選択手段によりコード送り方向としてコード巻取り方向を選択する。これによって、ドラムにコードが自動的に巻取られる。このコード収容装置では、コードをドラムから自動的に引出せると共に、コードをドラムに自動的に巻き取ることができる。
【0008】
上記のコード収容装置では、コードの先端にプラグが設けられており、そのプラグにスイッチと選択手段が設けられていることが好ましい。このような構成によると、スイッチと選択手段がプラグに設けられているため、操作者はプラグの位置でコード送り手段を操作することができる。
【0009】
上記のコード収容装置では、コード送り出し手段によるコード送り出し速度を制御する制御装置をさらに有することができる。この場合、制御装置は、(1)コード引出し方向にコードを送出すときは、コードの送り出し量を計測し、(2)コード巻取り方向にコードを送出すときは、コード引出し方向に送り出したときに計測したコード送り出し量と、コード巻取り方向にコードを送り出しているときに計測されるコード送り出し量とに基づいて、コード送り出し速度を制御するようにしてもよい。上記のコード収容装置では、コードを引出すときにコード引出し量が計測され、その計測されたコード引出し量とコード巻取り時に計測されるコード巻取り量に基づいてコード巻取りが行われる。このため、コード巻取りの完了を判断することができ、コードの巻取りを適切に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】本実施例のコード収容装置の概略構成図。
【図2】コード送り出し装置の構成を示す拡大図。
【図3】本実施例のコード収容装置の制御系の構成を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0011】
本実施例のコード収容装置10は、電気自動車(EV)又はプラグ・イン・ハイブリッド自動車(PHEV)に搭載される。コード収容装置10は、電気自動車等に搭載されるバッテリ12を充電するための電気コード60を収容する。図1に示すように、コード収容装置10は、ハウジング16と、ハウジング16に対して回転可能に取付けられたドラム18と、ドラム18に巻回される電気コード60と、電気コード60を送り出すコード送り出し装置20を有している。
【0012】
ハウジング16は、車体に設けられた設置部(例えば、トランクルームやエンジンルーム等)に取付けられる。ハウジング16は、ドラム18を収容する。ハウジング16には、ドラム18に巻回された電気コード60をハウジング16の外側に引出すためのコード引出部16aが設けられている。コード引出部16aには、一対のガイドローラ16b,16bが設置されている。ガイドローラ16b,16bは、コード引出部16aから引出される電気コード60を案内する。電気コード60はドラム18に巻回されているため、巻き癖が付く。コード引出部16aにガイドローラ16b,16bを設けることで、電気コード60は、巻き癖を解消する方向(具体的には、図1に示すように斜め下方)にコード引出部16aから引出されている。また、電源コード14の一端は、ハウジング16を貫通して、電気コード60に接続されている。電源コード14の他端は、車両側充電装置13を介してバッテリ12に接続されている。
【0013】
ドラム18は、ハウジング16に回転可能に支持されている。ドラム18は、図示しないぜんまいばね(請求項でいう付勢手段に相当)によって、コード巻取り方向に付勢されている。ドラム18には電気コード60の基端が取付けられ、電気コード60はドラム18の外周面に巻回されている。
【0014】
電気コード60の基端は、図示しないスリップリングを介して電源コード14の一端に接続されている。これによって、電気コード60とバッテリ12が電気的に接続されている。電気コード60の先端にはプラグ62が設けられている。プラグ62には、引出しスイッチ64aと巻取りスイッチ64bが設けられている。引出しスイッチ64aがオンされると、コード送り出し装置20が電気コード60をコード引出し方向に送り出すようになっている。巻取りスイッチ64bがオンされると、コード送り出し装置20が電気コード60をコード巻取り方向に送り出すようになっている。引出しスイッチ64aと巻取りスイッチ64bが共にオフされると、コード送り出し装置20による電気コード60の送り出し操作が停止する。したがって、引出しスイッチ64aと巻取りスイッチ64bが、請求項でいう「スイッチ」及び「選択手段」に相当する。
【0015】
コード送り出し装置20は、ドラム18から電気コード60が引出される側に配置されている。コード送り出し装置20は、電気コード60をコード引出し方向とコード巻取り方向の両方向に送り出すことができる(すなわち、コード送り出し装置20は、請求項でいう「コード送り出し手段」に相当する。)。図2に示すように、コード送り出し装置20は、ベース22と、ベース22に取付けられるモータ26と、モータ26によって駆動される一対のローラ42,50と、モータ26の回転を一対のローラ42,50に伝達する歯車伝達機構(28,30,34,36,40,44,48,52)によって構成されている。
【0016】
ベース22は、ハウジング16のコード引出部16aに対向して配置されている。ベース22は、連結棒24a〜24dによってハウジング16に取付けられている。ベース22は、連結棒24a〜24dに対してスライド可能となっており、ハウジング16とベース22の間の距離が調整可能となっている。ベース22には、図示しない貫通孔が形成されており、その貫通孔に電気コード60が挿通されている。
【0017】
ベース22には、モータ26が取付けられている。モータ26には、バッテリ12から電源コード14を介して電源が供給されるようになっている。なお、モータ26への電源供給は、バッテリ12ではなく、車載されている他のバッテリ(図示しない)により行うことができる。モータ26の出力軸26aには、歯車28が取付けられている。歯車28は、歯車30に噛合している。歯車30は回転軸32に取付けられており、回転軸32は、ベース22に回転可能に取付けられている。回転軸32の一端には、ベベル歯車34が取付けられている。ベベル歯車34は、ベベル歯車36に噛合している。ベベル歯車36は、回転軸38の一端に固定されている。
【0018】
回転軸38は、ベース22に回転可能に取付けられている。回転軸38には、ローラ42と、ローラ42を挟むように配置される一対の歯車40,44が取付けられている。歯車40,44には、歯車52,48がそれぞれ噛合している。歯車52,48は、回転軸46に取付けられている。回転軸46には、歯車52,48に挟まれるようにローラ50が取付けられている。したがって、ローラ50はローラ42に対向した位置に配置される。ローラ42,50は、鼓形をしており、両者の間にはベース22の貫通孔を挿通した電気コード60が導かれている。
【0019】
回転軸46は、アーム56に回転可能に支持されている。アーム56は、ベース22に対してx方向にスライド可能に取付けられている。アーム56がx方向にスライドすることで、ローラ42とローラ50との距離は調整可能となっている。アーム56は、ばね54(例えば、コイルばね,皿ばね、板ばね等)によって回転軸38側に付勢されている。また、歯車40と歯車52のバックラッシュと、歯車44と歯車48のバックラッシュとは同一に調整されており、かつ、これらのバックラッシュは比較的大きく設定されている。このため、ローラ42とローラ50との距離が所定の範囲で変化しても、歯車40と歯車52の噛み合い及び歯車44と歯車48の噛み合いは維持されるようになっている。これによって、電気コード60の径がわずかに変化しても、その変化に応じてアーム56がスライドし、電気コード60は一対のローラ42,50によって好適に挟持され、かつ、歯車40,44と歯車52,48の噛み合いも維持されるようになっている。なお、ローラ42,50は、POM等の樹脂材料、ウレタン等のエラストマー材料、又はEPDM等のゴム材料によって形成することができる。また、ローラ42,50の形状は、鼓形に限られず、種々の形状を採ることができる。
【0020】
上述したコード送り出し装置20では、モータ26が回転すると、その回転が歯車28を介して歯車30に伝達される。これにより歯車30が回転し、回転軸32及びベベル歯車34も回転する。ベベル歯車34が回転するため、ベベル歯車36及び回転軸38が回転する。回転軸38が回転するため、ローラ42及び歯車40,44も回転する。その結果、歯車40,44と噛み合う歯車52,48が回転し、それによって回転軸46及びローラ50も回転する。一対のローラ42,50が回転するため、これらローラ42,50に挟持された電気コード60が送り出される。なお、上述した説明から明らかなように、モータ26の回転方向を変えると、ローラ42,50の回転方向も変わり、電気コード60が送り出される方向も変化する(すなわち、コード引出し方向又はコード巻取り方向に変化する。)。
【0021】
上述したコード収容装置10の制御系の構成について簡単に説明する。図3に示すように、コード収容装置10は、制御ユニット66を備え、制御ユニット66によって制御される。制御ユニット66は、CPU,ROM,RAMを備えたマイクロコンピュータによって構成することができる。制御ユニット66は、モータ26が接続され、モータ26の駆動制御を行う。また、制御ユニット66には、引出しスイッチ64aと巻取りスイッチ64bとバッテリ12が接続されている。引出しスイッチ64aと巻取りスイッチ64bからの信号は、制御ユニット50に入力される。また、バッテリ12からの電源は、制御ユニット50に入力される。バッテリ12から入力された電源は、制御ユニット66を介してモータ26に供給される。
【0022】
次に、上述したコード収容装置10の動作について説明する。バッテリ12を充電するためには、まず、操作者(例えば、運転者)は、電気コード60のプラグ62に設けられた引出しスイッチ64aをオンにする。引出しスイッチ64aがオンとなると、制御ユニット66は、モータ26をコード引出し方向に回転駆動する。これによって、電気コード60がドラム18から引き出される。上述したように、ドラム18は、ぜんまいばねによってコード巻取り方向に付勢されているため、電気コード60には張力(引張力)が作用する。このため、コード送り出し装置20によって、電気コード60は、弛むことなくスムーズにコード引出し方向に送り出される。なお、ドラム18が、ぜんまいばねによって付勢されていることから、電気コード60の引出し量が増加するのに伴ってドラム18をコード巻取り方向に付勢する力は大きくなる。従って、制御ユニット66は、電気コード60の引出し量に応じてモータ26に印加する電圧を増加し、電気コード60が引出される速度が一定となるように制御する。
【0023】
電気コード60が必要な長さだけ引出されると、操作者はプラグ62の引出しスイッチ64aをオフにする。これによって、制御ユニット66は、モータ26の駆動を停止する。次いで、操作者は、電気コード60のプラグ62を外部電源に接続し、外部電源とバッテリ12を電気的に接続する。これによって、外部電源からバッテリ12へ充電が行われる。バッテリ12への充電が終了すると、操作者は電気コード60と外部電源との接続を解除する。
【0024】
次いで、操作者は、電気コード60のプラグ62に設けられた巻取りスイッチ64bをオンする。巻取りスイッチ64bがオンとなると、制御ユニット66は、モータ26をコード巻取り方向に回転駆動し、電気コード60がドラム18に巻取られる。上述したように、ドラム18は、ぜんまいばねによってコード巻取り方向に付勢されているため、電気コード60には張力(引張力)が作用している。このため、電気コード60は、弛むことなくスムーズにドラム18に巻取られる。また、ドラム18が、ぜんまいばねによって付勢されていることから、電気コード60がドラム18に巻取られるのに伴ってドラム18をコード巻取り方向に付勢する力が小さくなる。従って、制御ユニット66は、電気コード60のドラム18への巻取り量に応じてモータ26に印加する電圧を制御し、電気コード60がドラム18に巻取られる速度が一定となるように制御する。電気コード60がドラム18に巻き取られると、操作者はプラグ62の巻取りスイッチ64bをオフにする。これによって、ドラム18への電気コード60の巻取りが終了する。
【0025】
上述した説明から明らかなように、本実施例のコード収容装置10では、コード送り出し装置20によって、電気コード60をコード引出し方向とコード巻取り方向の両方向に送り出す。このため、電気コード60をドラム18より自動的に引出すことができ、かつ、ドラム18に自動的に巻き取ることができる。この際、ドラム18が、ぜんまいばねによってコード巻取り方向に付勢されているため、電気コード60の引出し及び巻取りが弛んだり緩んだりすることなくスムーズに行われる。
【0026】
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示にすぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。
【0027】
例えば、制御ユニット66による送り出し装置20の制御(すなわち、コード引出し速度の制御及びコード巻取り速度の制御)は、種々の形態で実施することができる。例えば、制御ユニット66は、ドラム18から電気コード60を引出すときに、ドラム18の回転量を計測する。すなわち、引出しスイッチ64aがオンしてからオフするまでの間のドラム18の回転量(すなわち、電気コード60の総送り出し量)を計測する。そして、電気コード60をドラム18に巻取るときは、制御ユニット66は、ドラム18の回転量(すなわち、電気コード60の巻取り量)を計測し、その計測した回転量と、コード引き出し時に計測した総回転量の差から、電気コード60の巻取りが完了又は完了間近であるか否かを判断する。そして、電気コード60の巻取りが完了又は完了間近であると判断すると、モータ26の駆動を停止、又は、その駆動力を小さくする。このような形態を採ることで、電気コード60の巻取りが完了した後もモータ26が大きな駆動力で駆動され続けるという事態を防止することができる。なお、ドラム18の回転量の計測には、エンコーダ等のセンサを用いることができる。
【0028】
また、上記の例では、ドラム18の回転量を計測することで、コード引出し量及びコード巻取り量を計測したが、より簡便にはモータ駆動時間によって判断するようにしてもよい。すなわち、制御ユニット66は、引出しスイッチ64aがオンしてからオフするまでの時間を計測する。そして、その計測した時間からコード巻取り時間を予測し、その予測したコード巻取り時間からコード巻取りが完了又は完了間近であるか否かを判断する。コード巻取りが完了又は完了間近であると判断すると、モータ26の駆動を自動的に停止又は駆動力を小さくする。このような形態によっても、上記と同様の効果を得ることができる。さらには、モータ26にサーボモータを使用することで、モータ26の位置及び速度制御(コード引出し速度又はコード巻取り速度の制御)を行うようにしてもよい。
【0029】
また、上記の例では、コード引出し量とコード巻取り量を計測することで、コード巻取りが完了又は完了間近であることを判断したが、本発明はこのような形態に限られない。例えば、モータに通電した状態でコードの引出し又は巻取りが完了すると、モータには過電流が流れる。このため、モータに流れる過電流を検知することで、モータへの通電を停止するようにしてもよい。
【0030】
さらに、上述した実施例では、コード送り出し装置20をハウジング18とは別体に設けたが、コード送り出し装置20とハウジング18とを一体に構成してもよい。
【0031】
また、上述した実施例のコード収容装置10は、自動車に搭載され、車載バッテリを充電するための電気コードを収容する例であったが、本発明はその他の用途にも用いることができる。例えば、電気コードの先端のプラグを充電ガンとすることで、充電スタンドや吊り下げ型充電リール、あるいは、キャリー型充電リール等の用途にも用いることができる。また、電気コード以外のコード(例えば、流体(ガス、水、エアー等)が流れるホース)を巻き取って収容する装置にも適用することができる。
【0032】
本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組み合わせによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組み合わせに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
【符号の説明】
【0033】
10 コード収容装置
12 バッテリ
13 車両側充電装置
16 ハウジング
18 ドラム
20 コード送り出し装置
60 電気コード
66 制御ユニット

【特許請求の範囲】
【請求項1】
コードを収容するコード収容装置であって、
コードと、
コードが巻回されるドラムと、
ドラムをコード巻取り方向に付勢する付勢手段と、
ドラムからコードが引出される側に配置され、コードをコード引出し方向とコード巻取り方向の両方向に送り出すことができるコード送り出し手段と、
コード送り出し手段をオン/オフするスイッチと、
コード送り出し手段によるコード送り方向を選択する選択手段と、を有しているコード収容装置。
【請求項2】
コードの先端にはプラグが設けられており、そのプラグに前記スイッチと前記選択手段が設けられている、請求項1に記載のコード収容装置。
【請求項3】
コード送り出し手段によるコード送り出し速度を制御する制御装置をさらに有しており、
制御装置は、
(1)コード引出し方向にコードを送出すときは、コードの送り出し量を計測し、
(2)コード巻取り方向にコードを送出すときは、コード引出し方向に送り出したときに計測したコード送り出し量と、コード巻取り方向にコードを送り出しているときに計測されるコード送り出し量とに基づいて、コード送り出し速度を制御する、請求項2に記載のコード収容装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2013−23324(P2013−23324A)
【公開日】平成25年2月4日(2013.2.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−158652(P2011−158652)
【出願日】平成23年7月20日(2011.7.20)
【出願人】(000210986)中央発條株式会社 (173)
【出願人】(000003207)トヨタ自動車株式会社 (59,920)
【Fターム(参考)】