コーヒー中のカロテノイド及びアポカロテノイド生合成経路の酵素をコードするポリヌクレオチド
コーヒー植物中のカロテノイド及びアポカロテノイドの生合成経路を構成するポリペプチドをコードするポリヌクレオチドを開示する。コーヒーカロテノイド遺伝子由来のプロモーター配列、並びにこれらのポリヌクレオチド、ポリペプチド、及びプロモーター配列を、コーヒー豆の風味、芳香、及び他の特徴の遺伝子制御及び操作とともに、コーヒー植物の光合成の操作に使用する方法も開示する。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
フィトエンシンターゼ、フィトエンデサチュラーゼ、色素体ターミナルオキシダーゼ(plastid terminal oxidase)、β−カロテンヒドロキシラーゼ、リコペンε−シクラーゼ、ゼアキサンチンエピオキシダーゼ(zeaxanthine epioxidase)、ビオラキサンチンデエポキシダーゼ、9−シス−エポキシカロテノイドジオキシゲナーゼ、カロテノイド開裂ジオキシゲナーゼ、フィブリリン、フィトエンデヒドロゲナーゼ様酵素−1及びゼータカロテンデサチュラーゼから選択される、カロテノイド又はアポカロテノイド生合成経路酵素をコードするコード配列を有する、コーヒー(コーヒー種(Coffea spp.))から単離された核酸分子。
【請求項2】
コード配列がフィトエンシンターゼをコードする、請求項1に記載の核酸分子。
【請求項3】
フィトエンシンターゼが配列番号13と76%より大きい同一性があるアミノ酸配列を有する、請求項2に記載の核酸分子。
【請求項4】
フィトエンシンターゼが配列番号13を含むアミノ酸配列を有する、請求項3に記載の核酸分子。
【請求項5】
コード配列が配列番号1を含む、請求項2に記載の核酸分子。
【請求項6】
コード配列がフィトエンデサチュラーゼをコードする、請求項1に記載の核酸分子。
【請求項7】
フィトエンデサチュラーゼが配列番号14と76%より大きい同一性があるアミノ酸配列を有する、請求項6に記載の核酸分子。
【請求項8】
フィトエンデサチュラーゼが配列番号14を含むアミノ酸配列を有する、請求項7に記載の核酸分子。
【請求項9】
コード配列が配列番号2を含む、請求項6に記載の核酸分子。
【請求項10】
コード配列が色素体ターミナルオキシダーゼをコードする、請求項1に記載の核酸分子。
【請求項11】
色素体ターミナルオキシダーゼが配列番号15と61%より大きい同一性があるアミノ酸配列を有する、請求項10に記載の核酸分子。
【請求項12】
色素体ターミナルオキシダーゼが配列番号15を含むアミノ酸配列を有する、請求項11に記載の核酸分子。
【請求項13】
コード配列が配列番号3を含む、請求項10に記載の核酸分子。
【請求項14】
コード配列がβ−カロテンヒドロキシラーゼをコードする、請求項1に記載の核酸分子。
【請求項15】
β−カロテンヒドロキシラーゼが配列番号16と73%より大きい同一性があるアミノ酸配列を有する、請求項14に記載の核酸分子。
【請求項16】
色素体ターミナルオキシダーゼが配列番号16を含むアミノ酸配列を有する、請求項15に記載の核酸分子。
【請求項17】
コード配列が配列番号4を含む、請求項14に記載の核酸分子。
【請求項18】
コード配列がリコペンε−シクラーゼをコードする、請求項1に記載の核酸分子。
【請求項19】
リコペンε−シクラーゼが配列番号17と86%より大きい同一性があるアミノ酸配列を有する、請求項18に記載の核酸分子。
【請求項20】
リコペンε−シクラーゼが配列番号17を含むアミノ酸配列を有する、請求項19に記載の核酸分子。
【請求項21】
コード配列が配列番号5を含む、請求項18に記載の核酸分子。
【請求項22】
コード配列がゼアキサンチンエピオキシダーゼをコードする、請求項1に記載の核酸分子。
【請求項23】
ゼアキサンチンエピオキシダーゼが配列番号18と72%より大きい同一性があるアミノ酸配列を有する、請求項22に記載の核酸分子。
【請求項24】
ゼアキサンチンエピオキシダーゼが配列番号18を含むアミノ酸配列を有する、請求項23に記載の核酸分子。
【請求項25】
コード配列が配列番号6を含む、請求項22に記載の核酸分子。
【請求項26】
コード配列がビオラキサンチンデエポキシダーゼをコードする、請求項1に記載の核酸分子。
【請求項27】
ビオラキサンチンデエポキシダーゼが配列番号19と74%より大きい同一性があるアミノ酸配列を有する、請求項26に記載の核酸分子。
【請求項28】
ビオラキサンチンデエポキシダーゼが配列番号19を含むアミノ酸配列を有する、請求項27に記載の核酸分子。
【請求項29】
コード配列が配列番号7を含む、請求項26に記載の核酸分子。
【請求項30】
コード配列が9−シス−エポキシカロテノイドジオキシゲナーゼをコードする、請求項1に記載の核酸分子。
【請求項31】
9−シス−エポキシカロテノイドジオキシゲナーゼが配列番号20と75%より大きい同一性があるアミノ酸配列を有する、請求項30に記載の核酸分子。
【請求項32】
9−シス−エポキシカロテノイドジオキシゲナーゼが配列番号20を含むアミノ酸配列を有する、請求項31に記載の核酸分子。
【請求項33】
コード配列が配列番号8を含む、請求項30に記載の核酸分子。
【請求項34】
コード配列がカロテノイド開裂ジオキシゲナーゼをコードする、請求項1に記載の核酸分子。
【請求項35】
カロテノイド開裂ジオキシゲナーゼが配列番号21と83%より大きい同一性があるアミノ酸配列を有する、請求項34に記載の核酸分子。
【請求項36】
カロテノイド開裂ジオキシゲナーゼが配列番号21を含むアミノ酸配列を有する、請求項35に記載の核酸分子。
【請求項37】
コード配列が配列番号9を含む、請求項34に記載の核酸分子。
【請求項38】
コード配列がフィブリリンをコードする、請求項1に記載の核酸分子。
【請求項39】
フィブリリンが配列番号22と72%より大きい同一性があるアミノ酸配列を有する、請求項38に記載の核酸分子。
【請求項40】
フィブリリンが配列番号22を含むアミノ酸配列を有する、請求項39に記載の核酸分子。
【請求項41】
コード配列が配列番号10を含む、請求項38に記載の核酸分子。
【請求項42】
コード配列がフィトエンデヒドロゲナーゼ様酵素−1から選択されるフィトエンデヒドロゲナーゼ様酵素をコードする、請求項1に記載の核酸分子。
【請求項43】
フィトエンデヒドロゲナーゼ様酵素が配列番号23と72%より大きい同一性があるアミノ酸配列を有する、請求項42に記載の核酸分子。
【請求項44】
フィトエンデヒドロゲナーゼ様酵素が配列番号23を含むアミノ酸配列を有する、請求項43に記載の核酸分子。
【請求項45】
コード配列が配列番号11を含む、請求項42に記載の核酸分子。
【請求項46】
コード配列がゼータカロテンデサチュラーゼをコードする、請求項1に記載の核酸分子。
【請求項47】
ゼータカロテンデサチュラーゼが配列番号24と92%より大きい同一性があるアミノ酸配列を有する、請求項46に記載の核酸分子。
【請求項48】
ゼータカロテンデサチュラーゼが配列番号24を含むアミノ酸配列を有する、請求項47に記載の核酸分子。
【請求項49】
コード配列が配列番号12を含む、請求項46に記載の核酸分子。
【請求項50】
コード配列が遺伝子のオープンリーディングフレームである、請求項1に記載の核酸分子。
【請求項51】
請求項50に記載の遺伝子の転写によって作製されたmRNA分子。
【請求項52】
請求項51に記載のmRNA分子の逆転写によって作製されたcDNA分子。
【請求項53】
請求項1に記載の核酸分子のセグメントと相補的である、長さが8〜100塩基のオリゴヌクレオチド。
【請求項54】
請求項1に記載の核酸分子のコード配列を含むベクター。
【請求項55】
プラスミド、ファージミド、コスミド、バキュロウイルス、バクミド、細菌、酵素及びウイルスベクターからなるベクターの群から選択される発現ベクターである、請求項54に記載のベクター。
【請求項56】
核酸分子のコード配列が構成的プロモーターと作動的に連結している、請求項54に記載のベクター。
【請求項57】
核酸分子のコード配列が誘導性プロモーターと作動的に連結している、請求項54に記載のベクター。
【請求項58】
核酸分子のコード配列が組織特異的プロモーターと作動的に連結している、請求項54に記載のベクター。
【請求項59】
組織特異的プロモーターが種子特異的プロモーターである、請求項58に記載のベクター。
【請求項60】
コーヒー種子特異的プロモーターがカロテノイド又はアポカロテノイド遺伝子プロモーターである、請求項59に記載のベクター。
【請求項61】
カロテノイド又はアポカロテノイド遺伝子プロモーターが配列番号25を含む、請求項60に記載のベクター。
【請求項62】
種子特異的プロモーターがコーヒー種子特異的プロモーターである、請求項59に記載のベクター。
【請求項63】
請求項54に記載のベクターで形質転換された宿主細胞。
【請求項64】
植物細胞、細菌細胞、真菌細胞、昆虫細胞及び哺乳動物細胞からなる群から選択される、請求項63に記載の宿主細胞。
【請求項65】
コーヒー、タバコ、シロイヌナズナ、トウモロコシ、コムギ、イネ、ダイズ、オオムギ、ライムギ、カラスムギ、モロコシ、アルファルファ、クローバー、アブラナ、ベニバナ、ヒマワリ、ラッカセイ、カカオ、トマティロ、ジャガイモ、コショウ、ナス、サトウダイコン、ニンジン、キュウリ、レタス、エンドウマメ、アスター、ベゴニア、キク、ヒエンソウ、ヒャクニチソウ、及び芝草からなる植物の群から選択される植物細胞である、請求項64に記載の宿主細胞。
【請求項66】
請求項65に記載の宿主細胞から作製された稔性植物。
【請求項67】
コーヒー豆の風味又は芳香を調節する方法であって、コーヒー種子内で1つ又は複数のカロテノイド又はアポカロテノイド生合成経路酵素の産生又は活性を調節するステップを含み、当該カロテノイド又はアポカロテノイド生合成経路酵素が、フィトエンシンターゼ、フィトエンデサチュラーゼ、色素体ターミナルオキシダーゼ、β−カロテンヒドロキシラーゼ、リコペンε−シクラーゼ、ゼアキサンチンエピオキシダーゼ、ビオラキサンチンデエポキシダーゼ、9−シス−エポキシカロテノイドジオキシゲナーゼ、カロテノイド開裂ジオキシゲナーゼ、フィブリリン、フィトエンデヒドロゲナーゼ様酵素−1、及びゼータカロテンデサチュラーゼから選択される方法。
【請求項68】
1つ又は複数のカロテノイド又はアポカロテノイド生合成経路酵素の産生又は活性を増大するステップを含む、請求項67に記載の方法。
【請求項69】
コーヒー種子内で1つ又は複数の内因性カロテノイド又はアポカロテノイド生合成経路酵素遺伝子の発現を増大するステップを含む、請求項68に記載の方法。
【請求項70】
カロテノイド又はアポカロテノイド生合成経路酵素をコードする導入遺伝子を植物中に導入するステップを含む、請求項68に記載の方法。
【請求項71】
1つ又は複数のカロテノイド又はアポカロテノイド生合成経路酵素の産生又は活性を低下するステップを含む、請求項67に記載の方法。
【請求項72】
1つ又は複数のカロテノイド又はアポカロテノイド生合成経路酵素をコードする遺伝子の発現を阻害する核酸分子をコーヒー中に導入するステップを含む、請求項71に記載の方法。
【請求項73】
カロテノイド又はアポカロテノイド生合成経路酵素をコードするコーヒー植物遺伝子から単離されたプロモーター。
【請求項74】
遺伝子が配列番号12〜24のいずれか1つと50%以上同一であるアミノ酸配列を有するカロテノイド又はアポカロテノイド生合成経路酵素をコードする、請求項73に記載のプロモーター。
【請求項75】
遺伝子が配列番号12〜24のいずれか1つの任意のアミノ酸配列を有するカロテノイド又はアポカロテノイド生合成経路酵素をコードする、請求項74に記載のプロモーター。
【請求項76】
遺伝子が配列番号1〜12で示す配列のいずれか1つと50%以上同一であるオープンリーディングフレームを含む、請求項73に記載のプロモーター。
【請求項77】
遺伝子が配列番号1〜12のいずれか1つを有するオープンリーディングフレームを含む、請求項76に記載のプロモーター。
【請求項78】
TATAボックス、アブシジン酸反応性エレメント、レグミニン(leguminin)型タンパク質の発現を制御するレグミニンボックスのRY反復(CATGCA(T/a)(A/g)、少なくとも1つの脱水反応性エレメント/C−反復シス作用性配列モチーフ(G/ACCGAC)及び少なくとも1つのE−ボックスモチーフ(CANNTG)からなる群から選択される1つ又は複数の制御性配列を含む、請求項73に記載のプロモーター。
【請求項79】
配列番号25を含む、請求項78に記載のプロモーター。
【請求項80】
1つ又は複数のコード配列と作動的に連結した、請求項73に記載のプロモーターを含むキメラ遺伝子。
【請求項81】
請求項79に記載のキメラ遺伝子を含む、細胞を形質転換するベクター。
【請求項82】
請求項81に記載のベクターで形質転換された細胞。
【請求項83】
植物細胞である、請求項82に記載の形質転換細胞。
【請求項84】
コーヒー種の細胞である、請求項83に記載の形質転換植物細胞。
【請求項85】
請求項83に記載の形質転換植物細胞を再生することによって作製された稔性トランスジェニック植物。
【請求項86】
コーヒー種である、請求項85に記載の稔性トランスジェニック植物。
【請求項1】
フィトエンシンターゼ、フィトエンデサチュラーゼ、色素体ターミナルオキシダーゼ(plastid terminal oxidase)、β−カロテンヒドロキシラーゼ、リコペンε−シクラーゼ、ゼアキサンチンエピオキシダーゼ(zeaxanthine epioxidase)、ビオラキサンチンデエポキシダーゼ、9−シス−エポキシカロテノイドジオキシゲナーゼ、カロテノイド開裂ジオキシゲナーゼ、フィブリリン、フィトエンデヒドロゲナーゼ様酵素−1及びゼータカロテンデサチュラーゼから選択される、カロテノイド又はアポカロテノイド生合成経路酵素をコードするコード配列を有する、コーヒー(コーヒー種(Coffea spp.))から単離された核酸分子。
【請求項2】
コード配列がフィトエンシンターゼをコードする、請求項1に記載の核酸分子。
【請求項3】
フィトエンシンターゼが配列番号13と76%より大きい同一性があるアミノ酸配列を有する、請求項2に記載の核酸分子。
【請求項4】
フィトエンシンターゼが配列番号13を含むアミノ酸配列を有する、請求項3に記載の核酸分子。
【請求項5】
コード配列が配列番号1を含む、請求項2に記載の核酸分子。
【請求項6】
コード配列がフィトエンデサチュラーゼをコードする、請求項1に記載の核酸分子。
【請求項7】
フィトエンデサチュラーゼが配列番号14と76%より大きい同一性があるアミノ酸配列を有する、請求項6に記載の核酸分子。
【請求項8】
フィトエンデサチュラーゼが配列番号14を含むアミノ酸配列を有する、請求項7に記載の核酸分子。
【請求項9】
コード配列が配列番号2を含む、請求項6に記載の核酸分子。
【請求項10】
コード配列が色素体ターミナルオキシダーゼをコードする、請求項1に記載の核酸分子。
【請求項11】
色素体ターミナルオキシダーゼが配列番号15と61%より大きい同一性があるアミノ酸配列を有する、請求項10に記載の核酸分子。
【請求項12】
色素体ターミナルオキシダーゼが配列番号15を含むアミノ酸配列を有する、請求項11に記載の核酸分子。
【請求項13】
コード配列が配列番号3を含む、請求項10に記載の核酸分子。
【請求項14】
コード配列がβ−カロテンヒドロキシラーゼをコードする、請求項1に記載の核酸分子。
【請求項15】
β−カロテンヒドロキシラーゼが配列番号16と73%より大きい同一性があるアミノ酸配列を有する、請求項14に記載の核酸分子。
【請求項16】
色素体ターミナルオキシダーゼが配列番号16を含むアミノ酸配列を有する、請求項15に記載の核酸分子。
【請求項17】
コード配列が配列番号4を含む、請求項14に記載の核酸分子。
【請求項18】
コード配列がリコペンε−シクラーゼをコードする、請求項1に記載の核酸分子。
【請求項19】
リコペンε−シクラーゼが配列番号17と86%より大きい同一性があるアミノ酸配列を有する、請求項18に記載の核酸分子。
【請求項20】
リコペンε−シクラーゼが配列番号17を含むアミノ酸配列を有する、請求項19に記載の核酸分子。
【請求項21】
コード配列が配列番号5を含む、請求項18に記載の核酸分子。
【請求項22】
コード配列がゼアキサンチンエピオキシダーゼをコードする、請求項1に記載の核酸分子。
【請求項23】
ゼアキサンチンエピオキシダーゼが配列番号18と72%より大きい同一性があるアミノ酸配列を有する、請求項22に記載の核酸分子。
【請求項24】
ゼアキサンチンエピオキシダーゼが配列番号18を含むアミノ酸配列を有する、請求項23に記載の核酸分子。
【請求項25】
コード配列が配列番号6を含む、請求項22に記載の核酸分子。
【請求項26】
コード配列がビオラキサンチンデエポキシダーゼをコードする、請求項1に記載の核酸分子。
【請求項27】
ビオラキサンチンデエポキシダーゼが配列番号19と74%より大きい同一性があるアミノ酸配列を有する、請求項26に記載の核酸分子。
【請求項28】
ビオラキサンチンデエポキシダーゼが配列番号19を含むアミノ酸配列を有する、請求項27に記載の核酸分子。
【請求項29】
コード配列が配列番号7を含む、請求項26に記載の核酸分子。
【請求項30】
コード配列が9−シス−エポキシカロテノイドジオキシゲナーゼをコードする、請求項1に記載の核酸分子。
【請求項31】
9−シス−エポキシカロテノイドジオキシゲナーゼが配列番号20と75%より大きい同一性があるアミノ酸配列を有する、請求項30に記載の核酸分子。
【請求項32】
9−シス−エポキシカロテノイドジオキシゲナーゼが配列番号20を含むアミノ酸配列を有する、請求項31に記載の核酸分子。
【請求項33】
コード配列が配列番号8を含む、請求項30に記載の核酸分子。
【請求項34】
コード配列がカロテノイド開裂ジオキシゲナーゼをコードする、請求項1に記載の核酸分子。
【請求項35】
カロテノイド開裂ジオキシゲナーゼが配列番号21と83%より大きい同一性があるアミノ酸配列を有する、請求項34に記載の核酸分子。
【請求項36】
カロテノイド開裂ジオキシゲナーゼが配列番号21を含むアミノ酸配列を有する、請求項35に記載の核酸分子。
【請求項37】
コード配列が配列番号9を含む、請求項34に記載の核酸分子。
【請求項38】
コード配列がフィブリリンをコードする、請求項1に記載の核酸分子。
【請求項39】
フィブリリンが配列番号22と72%より大きい同一性があるアミノ酸配列を有する、請求項38に記載の核酸分子。
【請求項40】
フィブリリンが配列番号22を含むアミノ酸配列を有する、請求項39に記載の核酸分子。
【請求項41】
コード配列が配列番号10を含む、請求項38に記載の核酸分子。
【請求項42】
コード配列がフィトエンデヒドロゲナーゼ様酵素−1から選択されるフィトエンデヒドロゲナーゼ様酵素をコードする、請求項1に記載の核酸分子。
【請求項43】
フィトエンデヒドロゲナーゼ様酵素が配列番号23と72%より大きい同一性があるアミノ酸配列を有する、請求項42に記載の核酸分子。
【請求項44】
フィトエンデヒドロゲナーゼ様酵素が配列番号23を含むアミノ酸配列を有する、請求項43に記載の核酸分子。
【請求項45】
コード配列が配列番号11を含む、請求項42に記載の核酸分子。
【請求項46】
コード配列がゼータカロテンデサチュラーゼをコードする、請求項1に記載の核酸分子。
【請求項47】
ゼータカロテンデサチュラーゼが配列番号24と92%より大きい同一性があるアミノ酸配列を有する、請求項46に記載の核酸分子。
【請求項48】
ゼータカロテンデサチュラーゼが配列番号24を含むアミノ酸配列を有する、請求項47に記載の核酸分子。
【請求項49】
コード配列が配列番号12を含む、請求項46に記載の核酸分子。
【請求項50】
コード配列が遺伝子のオープンリーディングフレームである、請求項1に記載の核酸分子。
【請求項51】
請求項50に記載の遺伝子の転写によって作製されたmRNA分子。
【請求項52】
請求項51に記載のmRNA分子の逆転写によって作製されたcDNA分子。
【請求項53】
請求項1に記載の核酸分子のセグメントと相補的である、長さが8〜100塩基のオリゴヌクレオチド。
【請求項54】
請求項1に記載の核酸分子のコード配列を含むベクター。
【請求項55】
プラスミド、ファージミド、コスミド、バキュロウイルス、バクミド、細菌、酵素及びウイルスベクターからなるベクターの群から選択される発現ベクターである、請求項54に記載のベクター。
【請求項56】
核酸分子のコード配列が構成的プロモーターと作動的に連結している、請求項54に記載のベクター。
【請求項57】
核酸分子のコード配列が誘導性プロモーターと作動的に連結している、請求項54に記載のベクター。
【請求項58】
核酸分子のコード配列が組織特異的プロモーターと作動的に連結している、請求項54に記載のベクター。
【請求項59】
組織特異的プロモーターが種子特異的プロモーターである、請求項58に記載のベクター。
【請求項60】
コーヒー種子特異的プロモーターがカロテノイド又はアポカロテノイド遺伝子プロモーターである、請求項59に記載のベクター。
【請求項61】
カロテノイド又はアポカロテノイド遺伝子プロモーターが配列番号25を含む、請求項60に記載のベクター。
【請求項62】
種子特異的プロモーターがコーヒー種子特異的プロモーターである、請求項59に記載のベクター。
【請求項63】
請求項54に記載のベクターで形質転換された宿主細胞。
【請求項64】
植物細胞、細菌細胞、真菌細胞、昆虫細胞及び哺乳動物細胞からなる群から選択される、請求項63に記載の宿主細胞。
【請求項65】
コーヒー、タバコ、シロイヌナズナ、トウモロコシ、コムギ、イネ、ダイズ、オオムギ、ライムギ、カラスムギ、モロコシ、アルファルファ、クローバー、アブラナ、ベニバナ、ヒマワリ、ラッカセイ、カカオ、トマティロ、ジャガイモ、コショウ、ナス、サトウダイコン、ニンジン、キュウリ、レタス、エンドウマメ、アスター、ベゴニア、キク、ヒエンソウ、ヒャクニチソウ、及び芝草からなる植物の群から選択される植物細胞である、請求項64に記載の宿主細胞。
【請求項66】
請求項65に記載の宿主細胞から作製された稔性植物。
【請求項67】
コーヒー豆の風味又は芳香を調節する方法であって、コーヒー種子内で1つ又は複数のカロテノイド又はアポカロテノイド生合成経路酵素の産生又は活性を調節するステップを含み、当該カロテノイド又はアポカロテノイド生合成経路酵素が、フィトエンシンターゼ、フィトエンデサチュラーゼ、色素体ターミナルオキシダーゼ、β−カロテンヒドロキシラーゼ、リコペンε−シクラーゼ、ゼアキサンチンエピオキシダーゼ、ビオラキサンチンデエポキシダーゼ、9−シス−エポキシカロテノイドジオキシゲナーゼ、カロテノイド開裂ジオキシゲナーゼ、フィブリリン、フィトエンデヒドロゲナーゼ様酵素−1、及びゼータカロテンデサチュラーゼから選択される方法。
【請求項68】
1つ又は複数のカロテノイド又はアポカロテノイド生合成経路酵素の産生又は活性を増大するステップを含む、請求項67に記載の方法。
【請求項69】
コーヒー種子内で1つ又は複数の内因性カロテノイド又はアポカロテノイド生合成経路酵素遺伝子の発現を増大するステップを含む、請求項68に記載の方法。
【請求項70】
カロテノイド又はアポカロテノイド生合成経路酵素をコードする導入遺伝子を植物中に導入するステップを含む、請求項68に記載の方法。
【請求項71】
1つ又は複数のカロテノイド又はアポカロテノイド生合成経路酵素の産生又は活性を低下するステップを含む、請求項67に記載の方法。
【請求項72】
1つ又は複数のカロテノイド又はアポカロテノイド生合成経路酵素をコードする遺伝子の発現を阻害する核酸分子をコーヒー中に導入するステップを含む、請求項71に記載の方法。
【請求項73】
カロテノイド又はアポカロテノイド生合成経路酵素をコードするコーヒー植物遺伝子から単離されたプロモーター。
【請求項74】
遺伝子が配列番号12〜24のいずれか1つと50%以上同一であるアミノ酸配列を有するカロテノイド又はアポカロテノイド生合成経路酵素をコードする、請求項73に記載のプロモーター。
【請求項75】
遺伝子が配列番号12〜24のいずれか1つの任意のアミノ酸配列を有するカロテノイド又はアポカロテノイド生合成経路酵素をコードする、請求項74に記載のプロモーター。
【請求項76】
遺伝子が配列番号1〜12で示す配列のいずれか1つと50%以上同一であるオープンリーディングフレームを含む、請求項73に記載のプロモーター。
【請求項77】
遺伝子が配列番号1〜12のいずれか1つを有するオープンリーディングフレームを含む、請求項76に記載のプロモーター。
【請求項78】
TATAボックス、アブシジン酸反応性エレメント、レグミニン(leguminin)型タンパク質の発現を制御するレグミニンボックスのRY反復(CATGCA(T/a)(A/g)、少なくとも1つの脱水反応性エレメント/C−反復シス作用性配列モチーフ(G/ACCGAC)及び少なくとも1つのE−ボックスモチーフ(CANNTG)からなる群から選択される1つ又は複数の制御性配列を含む、請求項73に記載のプロモーター。
【請求項79】
配列番号25を含む、請求項78に記載のプロモーター。
【請求項80】
1つ又は複数のコード配列と作動的に連結した、請求項73に記載のプロモーターを含むキメラ遺伝子。
【請求項81】
請求項79に記載のキメラ遺伝子を含む、細胞を形質転換するベクター。
【請求項82】
請求項81に記載のベクターで形質転換された細胞。
【請求項83】
植物細胞である、請求項82に記載の形質転換細胞。
【請求項84】
コーヒー種の細胞である、請求項83に記載の形質転換植物細胞。
【請求項85】
請求項83に記載の形質転換植物細胞を再生することによって作製された稔性トランスジェニック植物。
【請求項86】
コーヒー種である、請求項85に記載の稔性トランスジェニック植物。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4A】
【図4B】
【図4C】
【図4D】
【図4E】
【図4F】
【図4G】
【図4H】
【図4I】
【図4J】
【図4K】
【図5】
【図9】
【図10】
【図6】
【図7】
【図8】
【図2】
【図3】
【図4A】
【図4B】
【図4C】
【図4D】
【図4E】
【図4F】
【図4G】
【図4H】
【図4I】
【図4J】
【図4K】
【図5】
【図9】
【図10】
【図6】
【図7】
【図8】
【公表番号】特表2009−506776(P2009−506776A)
【公表日】平成21年2月19日(2009.2.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−529355(P2008−529355)
【出願日】平成18年9月1日(2006.9.1)
【国際出願番号】PCT/US2006/034402
【国際公開番号】WO2007/028115
【国際公開日】平成19年3月8日(2007.3.8)
【出願人】(508065732)コーネル ユニヴァーシティー (4)
【出願人】(599132904)ネステク ソシエテ アノニム (637)
【Fターム(参考)】
【公表日】平成21年2月19日(2009.2.19)
【国際特許分類】
【出願日】平成18年9月1日(2006.9.1)
【国際出願番号】PCT/US2006/034402
【国際公開番号】WO2007/028115
【国際公開日】平成19年3月8日(2007.3.8)
【出願人】(508065732)コーネル ユニヴァーシティー (4)
【出願人】(599132904)ネステク ソシエテ アノニム (637)
【Fターム(参考)】
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