説明

ゴム動力駆動ユニット

【課題】
駆動軸を回転させることなく、紐部材によってゴム状部材の弾性を蓄えることができるゴム動力駆動ユニットを提供する。
【解決手段】
ケース本体2と、連結部材41とを有する。ケース本体2には、巻取軸11と、駆動軸21と、巻取軸11の一方の回転を駆動軸21に伝達し、巻取軸11の他方の回転を駆動軸21に伝達しない歯車群20とが設けられている。巻取軸11には、第1のプーリ13と第2のプーリ15が設けられている。第1のプーリ13には、このプーリによって巻き取り可能な第1の紐部材16の一方が固定されている。この第1の紐部材16の他方には、連結部材41に一方が取り付けられたゴム状部材50の他方が連結されている。第2のプーリ15には、一端がケース本体2から突出する第2の紐部材17が巻き付けられている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ゴム動力を利用した駆動ユニットに関し、詳しくは走行玩具、飛行機玩具、舟玩具、動物玩具等の動力源として利用できるゴム動力駆動ユニットに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、ゴム動力駆動ユニットは、ケース本体と、ケース本体に回動可能且つ前後方向に移動可能に設けられた駆動軸と、ケース本体内に設けられ、前記駆動軸を駆動するゴム状部材とからなる。駆動軸は、爪部を備えたドラムが設けられている。前記ゴム状部材は、一端が玩具本体の所定箇所に取り付けられ、他端が前記ドラムの爪部に引っ掛かってドラムに巻き取られる構成となっている。
【0003】
従来、ゴム動力駆動ユニットは、駆動軸の両側に車輪を取り付け、車輪を接地面に圧接して、ケース本体を後方に移動させると、駆動軸が前方に移動しながら後方回転をして、ドラムの爪部がゴム状部材の他端を引っ掛け、ゴム状部材をドラムに巻き付け、ゴム状部材を伸張して弾性を蓄えるようになっている。ゴム動力駆動ユニットは、車輪を接地面から離すと、ゴム状部材が弾性により元の状態に復帰するので、ドラムを介して駆動軸が前方回転を行う。車輪が接地面に接地していると、ケース本体が前方に移動し、駆動軸が後方に移動するので、ドラムの爪部がゴム状部材の他端を引っ掛けなくなる(例えば、特許文献1)。
【特許文献1】特開平6−254262号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来のゴム動力駆動ユニットは、これを組み込んだ走行玩具の車輪を接地させて走行玩具を後方に移動させなければ、ゴム部材の弾性を蓄えることができないという問題点があった。従って、従来のゴム動力駆動ユニットは、静止した状態でゴム状部材の弾性を蓄えることができないので、走行玩具にしか組み込めないという問題点があった。
【0005】
本願発明は、上記問題点に鑑み案出したものであって、駆動軸を回転させることなく、紐部材によってゴム状部材の弾性を蓄えることができ、これを組み込んだ玩具を静止した状態で蓄力させることができるゴム動力駆動ユニットを提供することを第1の目的とする。また、ペットボトル等の容器に取り付けて走行させることができるゴム動力駆動ユニットを提供することを第2の目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本願請求項1に係るゴム動力駆動ユニットは、上記第1の目的を達成するため、ケース本体と、ケース本体に連結された連結部材とを有し、ケース本体には、巻取軸と、駆動軸と、巻取軸の一方の回転を駆動軸に伝達し、巻取軸の他方の回転を駆動軸に伝達しない歯車群とが設けられ、前記巻取軸には、第1のプーリと第2のプーリが設けられており、第1のプーリには、このプーリによって巻き取り可能な第1の紐部材の一方が固定され、この第1の紐部材の他方には、前記連結部材に一方が取り付けられたゴム状部材の他方が連結されており、第2のプーリには、一端がケース本体から突出する第2の紐部材が巻き付けられていることを特徴とする。
【0007】
本願請求項2に係るゴム動力駆動ユニットは、上記第2の目的を達成するため、前記ケース本体には、前記連結部材を挿通するキャップ部材が設けられ、キャップ部材を容器の口に装着することにより連結部材が容器内に収容されることを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本願発明に係るゴム動力駆動ユニットは、ケース本体を保持したまま、第2のプーリに巻き付けた第2の紐部材を引き出すと第2のプーリ、第1のプーリ及び巻取軸が一方に回転する。第1のプーリは、ゴム状部材を伸張しながら第1の紐部材を巻き付けていく。この巻取軸の一方への回転は、歯車群を介して、駆動軸に伝達されることがないので、駆動軸は回転しない。第2の紐部材を離すと、伸張させられたゴム状部材が弾性復元力により元の状態に復帰するため、縮んでいき、第1のプーリに巻き付けた第1の紐部材を引き出して第1のプーリ、第2のプーリ及び巻取軸を他方に回転する。第2のプーリは、第2の紐部材を巻き付けていく。この巻取軸の他方への回転は、歯車群を介して、駆動軸に伝達されるので、駆動軸は回転する。このように、本願発明に係るゴム動力駆動ユニットは、第2の紐部材を引き出すとゴム状部材の弾性が蓄えられ、第2の紐部材を離すとゴム状部材の蓄えられた弾性が解放されて駆動軸が回転するので、従来のように、駆動軸を回転させてゴム動力を巻き上げる煩わしさがなく、静止させた状態で簡単に蓄力することができるという効果がある。
【0009】
本願発明に係るゴム動力駆動ユニットは、キャップ部材を介してペットボトル等の容器に取り付けることができ、本来なら廃棄物として処分される容器を、興趣ある玩具として再利用することができるという効果がある。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
本願発明に係るゴム動力駆動ユニットの一つの実施の形態を図1乃至図11に基づいて説明する。図1は、ゴム動力駆動ユニットの全体斜視図である。図2は、ゴム動力駆動ユニットの平面断面図である。図3、図4は、ゴム動力駆動ユニットの側面断面図である。図5、図6は、ゴム動力駆動ユニットの動きを説明する側面断面図である。図7は、ゴム動力駆動ユニットを容器に組み込んだ走行体を前方から視た全体斜視図である。図8は、図7の走行体を後方から視た全体斜視図である。図9は、図7の走行体の一部切り欠いた側面図である。図10は、図7の走行体の一部切り欠いた平面図である。図11は、図7の走行体の車輪取付部材の説明図である。
【0011】
ゴム動力駆動ユニット1は、ケース本体2と、ケース本体2に連結された連結部材41とを有する。ケース本体2には、巻取軸11と、駆動軸21と、巻取軸11の一方(反X方向)の回転を駆動軸21に伝達し、巻取軸11の他方(X方向)の回転を駆動軸21に伝達しない歯車群20とが設けられている。前記巻取軸11には、第1のプーリ13と第2のプーリ15が設けられている。第1のプーリ13には、このプーリによって巻き取り可能な第1の紐部材16の一方が固定されている。この第1の紐部材16の他方には、前記連結部材41に一方が取り付けられたゴム状部材50の他方が連結されている。第2のプーリ15には、一端がケース本体2から突出する第2の紐部材17が巻き付けられている。前記ケース本体2には、前記連結部材41を挿通するキャップ部材55が設けられ、キャップ部材55を容器61の口部62に装着することにより連結部材41が容器61内に収容される。
【0012】
さらに、ゴム動力駆動ユニット1について詳細に説明する。図1、2に示すように、ゴム動力駆動ユニット1は、ケース本体2と、ケース本体2に連結された連結部材41とを有する。ケース本体2は、矩形箱状に形成され、底壁3と上壁5と前壁6と後壁7と右壁8と左壁9とを有する。さらにケース本体2は、右半体2Aと左半体2Bとに二分割可能であり、右半体2Aと左半体2Bを接合し、ネジ等により固定することによって形成されている。
【0013】
ケース本体2には、巻取軸11と駆動軸21が略平行に取り付けられている。巻取軸11は、右壁8と左壁9に回動可能に取り付けられ、原動歯車12と、第1のプーリ13と、第2のプーリ15が固定して取り付けられている。なお、第1のプーリ13と第2のプーリ15は、一体型でも分離型でも構わない。第1のプーリ13には、第1の紐部材16の一方が固定されている。この第1の紐部材16は、常にテンションが加えられるので、ある程度の強度と柔軟性を備えた素材、例えば天蚕糸等であることが望ましい。また、第2のプーリ15には、第2の紐部材17の一方が固定されている。
【0014】
駆動軸21は、右壁8と左壁9に回動可能に取り付けられ、従動歯車22が固定して取り付けられている。従動歯車22と原動歯車12の間には、遊星歯車25が設けられている。図3に示すように、遊星歯車25を取り付ける中間軸26は、遊星歯車25が原動歯車12と常に噛み合うと共に、原動歯車12の反時計方向(X方向)の回転の時に遊星歯車25が従動歯車22から離間し、原動歯車12の時計方向(反X方向)の回転の時に遊星歯車25が従動歯車22と噛み合うように、左壁9と仕切壁10に形成された軸受け長孔27に回動可能に取り付けられている。前記原動歯車12と前記遊星歯車25と前記従動歯車22によって、巻取軸11の一方の回転(反X方向)を駆動軸21に伝達し、巻取軸11の他方の回転(X方向)を駆動軸21に伝達しない歯車群20を構成している。
【0015】
前記第2の紐部材17は、ケース本体2の上壁5に形成された透孔31を介してケース本体2内から外部に導出され、他方に摘み片32が取り付けられている。また、第1の紐部材16は、ケース本体2の後壁7に形成された透孔33を介してケース本体2内から外部に導出されている。
【0016】
ケース本体2の後壁7には、連結部材41が取り付けられている。連結部材41は、細長板状の基板42と、基板42の短手方向下端右側面に取り付けられた補強板43と、基板42の短手方向上端右側面に取り付けられた補強板45とで構成されている。連結部材41は、長手方向の一方端部がケース本体2の後壁7に接着剤等により固定されている。連結部材41の長手方向の他方には、小プーリ46が回動可能に取り付けられている。小プーリ46には、無端状(リング状)のゴム状部材50の両側が引っ掛けられている。即ち、ゴム状部材50は、リング状取付片51の中心孔52に通され、取付片51の両側に形成される輪部53が小プーリ46に引っ掛けられている。前記第1の紐部材16の他方は、リング状取付片51の中心孔52に通されて、取付片51に連結されている。
【0017】
ゴム動力駆動ユニット1は、上記構成を有し、初期状態にあっては、図3に示すように、第2の紐部材17が第2のプーリ15に巻き付けられ、図4に示すように、第1の紐部材16がゴム状部材50によって第1のプーリ13から引き出されている。図5に示すように、摘み片32を摘んで第2の紐部材17を第2のプーリ15から引き出すと、第2のプーリ15が反時計方向(X方向)に回転し、図6に示すように、第2のプーリ15と一体となる第1のプーリ13も反時計方向(X方向)に回転する。第1のプーリ13は、ゴム状部材50を伸張しながら、第1の紐部材16を巻き付けていく。第1のプーリ13と連動する原動歯車12も反時計方向(X方向)に回転するが、この回転に追随して遊星歯車25が従動歯車22から離れるので、原動歯車12の回転が従動歯車22には伝達されない。このように、ゴム動力駆動ユニット1は、第2の紐部材17を引っ張ることにより、ゴム状部材50の弾性が蓄えられる。
【0018】
ゴム動力駆動ユニット1は、第2の紐部材17を離すことにより、ゴム状部材50の蓄えられた弾性が解放され、図6に示す状態から図4に示すように、ゴム状部材50の復元力により、第1のプーリ13が時計方向(反X方向)に回転する。同様に、第2のプーリ15も時計方向(反X方向)に回転し、図5に示す状態から図3に示すように、第2のプーリ15に第2の紐部材17を巻き付ける。さらに、第2のプーリ15と連動する原動歯車12も時計方向(反X方向)に回転し、この回転に追随して遊星歯車25が従動歯車22に押し付けられるので、原動歯車12の回転が従動歯車22には伝達され、駆動軸21が時計方向(反X方向)に回転する。
【0019】
上記ゴム動力駆動ユニット1は、ケース本体2の後壁7にキャップ部材55が固定して取り付けられている。キャップ部材55は、円板56と、円板56の周縁に形成された周壁57とからなり、周壁57の内側面に雌ネジ58が形成されている。当該キャップ部材55の円板56の略中央には、前記連結部材41を貫通する貫通孔59が形成されている。
【0020】
キャップ部材55には、図7,図8に示すように、ペットボトル等の容器61の口部62を螺着することができる。容器61の口部62の外周面には、雄ネジ64が形成されており、当該雄ネジ64をキャップ部材55の雌ネジ58に螺合すると、キャップ部材55に容器61が固定され、前記連結部材41が容器61内に収納される。ゴム動力駆動ユニット1の駆動軸21の両側に大車輪65、65を装着すると、当該大車輪65,65は、ゴム状部材50によって回転させられるので、駆動輪を構成することになる。
【0021】
また、容器61の後部には、車輪取付部材71を介して小車輪66を取り付けることができる。図11に示すように、車輪取付部材71は、上端が開放された、略C字状に湾曲した取付アーム72と、取付アーム72の下端に設けられたパイプ状の軸受け部73と、軸受け部73に回動可能に挿通された車軸75とからなる。取付アーム72の開放端は、外側に折り返されて係止凹部76が形成されている。前記小車輪66は、車軸75の両端に固定して取り付けられている。
【0022】
この車輪取付部材71は、取付アーム72が容器61の後部に形成された溝部63に嵌合して取付られるようになっており、さらに、取付アーム72の係止凹部76,76間に輪ゴム等の弾性片77を着脱可能に装着して、一対の取付アーム72,72を容器61の外周面に圧接させるようにしている。なお、この車輪取付部材71は、容器61に取り付けた状態で、容器61の円周方向に回動させることができるので、一対の小車輪66,66を必ず接地させることができる。
【0023】
前記ゴム動力駆動ユニット1に前記したように容器61を取り付け、容器61の後部に車輪取付部材71を装着することにより、走行体60を構成することができる。走行体60は、以下のように走行させることができる。摘み片32を摘んで第2の紐部材17を第2のプーリ15から引き出すと、第2のプーリ15が反時計方向(X方向)に回転し、図6に示すように、第2のプーリ15と一体となる第1のプーリ13も反時計方向(X方向)に回転する。第1のプーリ13は、ゴム状部材50を伸張しながら、第1の紐部材16を巻き付けていく。第1のプーリ13と連動する原動歯車12も反時計方向(X方向)に回転するが、この回転に追随して遊星歯車25が従動歯車22から離れるので、原動歯車12の回転が従動歯車22には伝達されない。従って、第2の紐部材17を引き出している間は、駆動軸21及び大車輪65,65は回転しない。このように、ゴム動力駆動ユニット1は、第2の紐部材17を引っ張ることにより、ゴム状部材50の弾性が蓄えられる。
【0024】
ゴム動力駆動ユニット1は、第2の紐部材17を離すことにより、ゴム状部材50の蓄えられた弾性が解放され、図6に示す状態から図4に示すように、ゴム状部材50の復元力により、第1のプーリ13が時計方向(反X方向)に回転する。同様に、第2のプーリ15も時計方向(反X方向)に回転し、図5に示す状態から図3に示すように、第2のプーリ15に第2の紐部材17を巻き付ける。さらに、第2のプーリ15と連動する原動歯車12も時計方向(反X方向)に回転し、この回転に追随して遊星歯車25が従動歯車22に押し付けられるので、原動歯車12の回転が従動歯車22には伝達され、図8に示すように、駆動軸21及び大車輪65,65が時計方向(反X方向)に回転する。走行体60は、大車輪65,65がゴム動力駆動ユニット1によって強制的に回転させられるので、前方に向かって走行する。
【0025】
ゴム動力駆動ユニット1は、図4に示すように、ゴム状部材50が元の状態に復帰して、第1の紐部材16が第1のプーリ13から引き出されると、第1のプーリ13,第2のプーリ15、原動歯車12及び遊星歯車25の回転が停止する。走行体60は、慣性により走行するので、大車輪65、駆動軸21及び従動歯車22が時計方向(反X方向)に回転する。走行体60は、従動歯車22が停止している遊星歯車25を離間する方向に弾き飛ばしながら回転するので、ゴム状弾性部材50が元の状態に復帰してもそのまま走行することができる。
【0026】
容器61は、透過性を有するので、ゴム状部材50の伸縮状態、即ち弾性力を確認することができる。しかし、容器61は、不透過性素材で形成された場合、ゴム状部材50の弾性力を確認することができないので、興趣ある遊びを提供することができる。即ち、走行体60を2台用意しておき、走行距離を争うゲームを行うことができ、この際、ゴム状部材50の弾性力を調節しても相手側には見えないので、色々な駆け引きを行うことができる。また、ゴム動力駆動ユニット1は、ゴム状部材50を簡単に交換することができ、駆動軸21の回転力及び回転速度を自由に調節することができる。
【0027】
なお、本実施の形態では、ゴム動力駆動ユニット1を容器61に取り付けて、走行体60の大車輪65を駆動する駆動部としたが、飛行機玩具に取り付けてプロペラを駆動する駆動部、舟玩具に取り付けてスクリューを駆動する駆動部、動物玩具に取り付けて腕部、脚部を駆動する駆動部とすることも可能である。
【産業上の利用可能性】
【0028】
本願発明は、走行玩具、飛行機玩具、舟玩具、動物玩具等の玩具のゴム動力駆動ユニットとして利用可能である。
【図面の簡単な説明】
【0029】
【図1】本願発明に係るゴム動力駆動ユニットの実施の形態を示す全体斜視図である。
【図2】図1のゴム動力駆動ユニットの平面断面図である。
【図3】図1のゴム動力駆動ユニットの側面断面図である。
【図4】図1のゴム動力駆動ユニットの側面断面図である。
【図5】図1のゴム動力駆動ユニットの動きを説明する側面断面図である。
【図6】図1のゴム動力駆動ユニットの動きを説明する側面断面図である。
【図7】図1のゴム動力駆動ユニットを容器に組み込んだ走行体を前方から視た全体斜視図である。
【図8】図7の走行体を後方から視た全体斜視図である。
【図9】図7の走行体の一部切り欠いた側面図である。
【図10】図7の走行体の一部切り欠いた平面図である。
【図11】図7の走行体の後車輪取付部材の説明図である。
【符号の説明】
【0030】
1 ゴム動力駆動ユニット
2 ケース本体
2A 右半体
2B 左半体
3 底壁
5 上壁
6 前壁
7 後壁
8 右壁
9 左壁
10 仕切壁
11 巻取軸
12 原動歯車
13 第1のプーリ
15 第2のプーリ
16 第1の紐部材
17 第2の紐部材
20 歯車群
21 駆動軸
22 従動歯車
25 遊星歯車
26 中間軸
27 軸受け長孔
31 透孔
32 摘み片
33 透孔
41 連結部材
42 基板
43 補強板
45 補強板
46 小プーリ
50 ゴム状部材
51 取付片
52 中心孔
53 輪部
55 キャップ部材
56 円板
57 周壁
58 雌ネジ
59 貫通孔
60 走行体
61 容器
62 口部
63 溝部
64 雄ネジ
65 大車輪
66 小車輪
71 車輪取付部材
72 取付アーム
73 軸受け部
75 車軸
76 係止凹部
77 弾性片

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ケース本体と、
ケース本体に連結された連結部材とを有し、
ケース本体には、巻取軸と、駆動軸と、巻取軸の一方の回転を駆動軸に伝達し、巻取軸の他方の回転を駆動軸に伝達しない歯車群とが設けられ、
前記巻取軸には、第1のプーリと第2のプーリが設けられており、
第1のプーリには、このプーリによって巻き取り可能な第1の紐部材の一方が固定され、
この第1の紐部材の他方には、前記連結部材に一方が取り付けられたゴム状部材の他方が連結されており、
第2のプーリには、一端がケース本体から突出する第2の紐部材が巻き付けられていることを特徴とするゴム動力駆動ユニット。
【請求項2】
前記ケース本体には、前記連結部材を挿通するキャップ部材が設けられ、キャップ部材を容器の口部に装着することにより連結部材が容器内に収容されることを特徴とする請求項1記載のゴム動力駆動ユニット。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【公開番号】特開2010−154937(P2010−154937A)
【公開日】平成22年7月15日(2010.7.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−334554(P2008−334554)
【出願日】平成20年12月26日(2008.12.26)
【出願人】(500005457)株式会社シー・ピー・トムズ (19)
【Fターム(参考)】