説明

ゴンドラリフトの搬器の乗客数表示装置

【課題】 閉鎖型客車を用いたゴンドラリフトで、不時搬器が線路中で停止して、乗客を搬器から救助する際、外部から乗客が乗車した搬器と乗車人数を容易に視認できる搬器の乗客数表示装置を提供する。
【解決手段】 ゴンドラリフトの閉鎖型客車の乗客が着座する座席で、各乗客が着座する背板の頂部には各乗客宛のタッチセンサーを具える。また、客車の進行方向前後には各タッチセンサーの操作で点灯する定員数のライトを具える。こうして、搬器が不時線路中で停止した際、乗客が着座位置にあるタッチセンサーに触れると対応するランプが点灯する。ライトのセットとリセットは扉の開閉を検出するドアセンサーを設けて行う構成とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は主に閉鎖型搬器を利用して乗客を輸送する索道のゴンドラリフトで各搬器に乗車した乗客の数を搬器に表示するゴンドラリフトの搬器の乗客数表示装置に関する。
【背景技術】
【0002】
ゴンドラリフトは山麓停留場と山頂停留場間で張架循環させた索条を閉鎖型の客車を懸垂した搬器の握索機を咬着させて、索条の移動と共に搬器を運行して、山麓停留場と山頂停留場間で乗客を輸送する索道設備である。
【0003】
しかし、山麓停留場あるいは山頂停留場に配備した、原動装置の異常や、索条を巻き掛けた滑車の異常でゴンドラリフトが不時停止すると、索条の循環移動の停止に伴い、索条と共に移動していた複数の搬器が線路中で停止することになる。この場合には、線路中で停止した複数の搬器に乗車している乗客を地上へ救助する必要がある。現在、線路中で搬器に乗客が乗車している事を知らせる手段としては、客車内に手旗が具えられており、搬器が線路中で停止した際には搬器に乗車している乗客が手旗を客車の窓から出して振り、救助要員に知らせるようにしている。
【特許文献1】特開平07−172297号公報
【特許文献2】特開平11−238195号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、搬器に乗車した乗客が客車に具えた手旗を振る方法では、スキー場等の寒冷地では寒さなどで乗客の負担が大きく、また各搬器に何人の乗客が乗車しているのか正確に把握できない。さらに、搬器は高所で停止しているために夜間では手旗が救助要員から見えづらく、救助活動が遅れる課題があった。また、車いすの乗客が乗車している場合には特別な救助が必要になり、その搬器を容易に特定可能であることが望まれている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
索道のゴンドラリフトの搬器には、概搬器の乗車定員と等しい数の乗客検出手段と、概乗客検出手段に対応させた表示装置と、前記乗客検出手段が動作すると、表示装置を動作させる制御装置と、搬器の扉の閉位置を検出するドアセンサーと、前記乗客検出手段、前記表示装置、前記制御装置およびドアセンサーへ電源を供給するバッテリーとよりなり、前記搬器の扉の閉位置をドアセンサーで検出すると、前記バッテリーから電源が前記制御装置に供給されて、前記搬器内の乗客が前記乗客検出手段で検出した数を前記表示装置で表示するようにする。
【0006】
さらに、前記乗客検出手段はタッチセンサーを用いる。
【0007】
さらに、前記乗客検出手段はマットセンサーを用いる。
【0008】
さらに、前記表示装置は前記乗客検出手段の数と等しい数のライトで構成する。
【0009】
さらに、前記乗客検出手段は車いす利用者専用の検出センサーと、概検出センサーで動作する専用の表示手段を設けるようにする。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、ゴンドラリフトなどの主に客車式搬器を利用して乗客を輸送する比較的大型の所謂普通索道で、停留場に設けた原動装置や、索条を巻き掛けた滑車の異常で搬器の運転が不時停止して、線路中で搬器が停止した際に、搬器の客車内に定員の数と等しい乗客検出手段を乗車している乗客が動作させて、各検出手段に対応して動作する表示装置を点灯させるようにする。救助要員は、目視でこの乗客数表示装置に点灯したライトの数えることで、各搬器に乗車人数を知ることが容易にできる。さらに客車には身障者や車いす利用者専用の検出センサーおよびライトを設けて、身障者や車いす利用者の乗車を健常者の乗車と区別して目視で知ることが可能となるために、より適切な救助活動が早急に実施できる効果がある。また、通常運転時でも搬器が到着する前方で確認できるので降車時の扱いも適切に行える効果がある。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
以下、本発明の具体的な実施の形態について図を用いて説明する。
【0012】
図1は普通索道であるゴンドラリフト1の概略構成を説明した模式図である。また、図2は本発明に係わる乗客数表示装置30を具えた搬器20の正面図である。図1に示すように、普通索道であるゴンドラリフト1は山岳地帯の傾斜地に架設されており、山下の山麓停留場2には原動装置3が配置され、山上の山頂停留場6には緊張装置7が配置され、原動滑車4と緊張滑車8には無端状にスプライス接続した索条11を各々半周ずつ巻き掛ける。さらに、山麓停留場2と山頂停留場6の間の線路10中には所定の間隔で上り線U側と下り線D側で各々索条5を誘導支承するための2組の索受装置13a,13aを頂部に装着した支柱12aと、索受装置13b,13bを頂部に装着した支柱12b、および索受装置13c,13cを頂部に装着した支柱12cを立設する。図1で示すように、線路10中では索条11には等間隔で搬器20,20,…が握索装置21,21,…で握索懸垂されて、移動する索条11と共に運行される。
【0013】
次に、上記したように山麓停留場2と山頂停留場6の間で、循環移動する索条11と共に線路10を運行される各搬器20の客車23に装備された本発明に係わる乗客数表示装置30の具体的な構成を図2〜図5を用いて説明する。図2は搬器20の正面図であり、図示で上方には索条11を握放索する握索装置21と、概握索装置21に上端部を紙面前後の進行方向に揺動自在に枢着した懸垂機22と、さらに概懸垂機22の下端部に懸架した略閉鎖箱型の客車23とで構成される。
【0014】
続いて、図2〜図4に示した客車23は現在多く運行されている乗車定員が6人の客車である。搬器20の進行方向の前後にベンチシート型の座席25、および座席25が向かい合わせに配備されている。概座席25,25は各々3人掛けの幅で、座板25aと背板25bで構成される。図4には6人の各乗客が着座する場所を二点鎖線で区分けして示すように前側の座席25は着座位置25A,25B,25Cに、後側の座席25は着座位置25D,25E,25Fに設定する。
【0015】
次に、前側の座席25の背板25bの頂部には着座位置25A,25B,25Cに対してタッチセンサー31a(TS1),31b(TS2),31c(TS3)を設け、同様にして後側の座席25の背板25bの頂部には着座位置25D,25E,25Fに対してタッチセンサー31d(TS4),31e(TS5),31f(TS6)を設けるようにする。さらに、図2〜図4で示すように、客車23の前側の下縁には、前記タッチセンサー31a(TS1),31b(TS2),31c(TS3)およびタッチセンサー31d(TS4),31e(TS5),31f(TS6)で点滅する計6個のライト32a(RD11),32b(RD12),32c(RD13),32d(RD14),32e(RD15),32f(RD16)を客車の全幅を5分割に等配して具える。同様にして客車23の後側の下縁にも前記タッチセンサー31a(TS1),31b(TS2),31c(TS3)およびタッチセンサー31d(TS4),31e(TS5),31f(TS6)で点滅する計6個のライト32a(RD21),32b(RD22),32c(RD23),32d(RD24),32e(RD25),32f(RD26)を具える。こうして、客車23の前方と後方および下方から各ライト32a(RD11,RD21),32b(RD12,RD22),32c(RD13,RD23),32d(RD14,RD24),32e(RD15,RD25),32f(RD16,RD26)の点滅状態を視認できるようにする。そして、扉24,24の開閉状態を検出するドアセンサー33(LSDR)も取り付ける。
【0016】
さらに、前記前側の座席25の下には、前記扉24,24の開閉を検出するドアセンサー33(LSDR)とタッチセンサー31a(TS1),31b(TS2),31c(TS3),31d(TS4),31e(TS5),31f(TS6)によるライト32a(RD11,RD21),32b(RD12,RD22),32c(RD13,RD23),32d(RD14,RD24),32e(RD15,RD25),32f(RD16,RD26)の点滅を制御する制御装置30と、電源を供給するためのバッテリー34を設置する。
【0017】
図5は、制御装置35のシーケンス回路図を示す。乗客数表示装置30はバッテリー34から24vの直流電力を供給される。扉24,24の開閉検出用のドアセンサー33(LSDR)と、概ドアセンサー33(LSDR)には、6個の各タッチセンサーTS1,TS2,TS3,TS4,TS5,TS6と、概タッチセンサーTS1,TS2,TS3,TS4,TS5,TS6に直列接続した6個のリレーTSX1,TSX2,TSX3,TSX4,TSX5,TSX6とを並列に接続する。つづいて、概リレーTSX1,TSX2,TSX3,TSX4,TSX5,TSX6の接点には客車23の前側に配置させた6個のライト32a(RD11),32b(RD12),32c(RD13),32d(RD14),32e(RD15),32f(RD16)と、同様にして客車23の後側に配置した6個のライト32a(RD21),32b(RD22),32c(RD23),32d(RD24),32e(RD25),32f(RD26)を各々前記リレーTSX1,TSX2,TSX3,TSX4,TSX5,TSX6に並列に接続する。
【0018】
こうして、図1で示した山麓停留場2に配備した原動装置3や原動滑車4、あるいは山頂停留場6の緊張滑車8の損傷などの異常で不時運転が停止して、線路10中で複数の搬器20,20,…が宙吊り状態になる。その場合には、各搬器20,20,…の客車23,23,…に乗車して座席25,25の例えば着座位置25Aと25Dに座っている乗客は自分の背後にある背板25bの頂部に具えたタッチセンサー31a(TS1)とタッチセンサー31d(TS4)に触れる。この時、客車23の扉24,24は閉位置24b,24bに閉じており、ドアセンサー33(LSDR)がON状態になっており、バッテリー34からタッチセンサー31a(TS1)と31d(TS4)のON動作でリレーTSX1とTSX4に通電されて接点が閉じて客車23の前側に配置したライト32a(RD11),32d(RD14)と後側のライト32a(RD21),32d(RD24)とが点灯する。
【0019】
従って、救助要員は支柱12a,12b,12cや線路10の下の地上から停止した搬器20の客車23に点灯したライト32a(RD11,RD21),32d(RD14,RD24)を数えれば当該搬器20には2名の乗客が乗車していることが目視で確認することができる。また、客車23の前側と後側の両方でライト32a(RD11),32d(RD14)、およびライト32a(RD21),32d(RD24)が点灯するので、搬器20の前方あるいは後方の何れの方向からも視認することができる。さらに、ライト32a(RD11,RD21),32d(RD14,RD24)が点灯するので、夜間や視界が悪い場合でも確認がし易い。従って、救助要員は救助が必要な搬器20と乗車している乗客の数を目視で簡単に確定できるので救助作業が素早く確実にできる。また、客車23に乗車した乗客はタッチセンサー31a(TS1),32d(TS4)に触れるだけなので簡単に乗車の合図を搬器20の外部へ示すことができる。
【0020】
続いて、救助の為に客車23の扉24,24が開位置24a,24aに開くとドアセンサー33(LSDR)がOFFになり、バッテリー34からの電源が遮断されて、リレーTSX1とTSX4がOFF状態になりライト32a(RD11),32d(RD14)およびライト32a(RD21),32d(RD24)が消灯する。あるいは、運転が再開して山麓停留場2および山頂停留場6に搬器20,20,…が到着して客車23の扉24,24が開いて乗客が降車した場合にも同様にしてライト32a(RD11),32d(RD14)およびライト32a(RD21),32d(RD24)が消灯する。即ち、乗客数表示装置30は客車23の扉24,24の開閉動作でリセットされる。
【0021】
弟2の実施例は図6,図7で示すように、搬器20に客車23に乗車した乗客の検出に座席25,25の座板25a,25aの着座位置25A,25B,25C,25D,25E,25Fに各々マットセンサー36a(MS1),36b(MS2),36c(MS3),36d(MS4),36e(MS5),36f(MS6)を設けて、乗客が前記した各着座位置25A,25B,25C,25D,25E,25Fに着席すると各々のマットセンサー36a(MS1),36b(MS2),36c(MS3),36d(MS4),36e(MS5),36f(MS6)が動作して、前記各々のライト32a(RD11,RD21),32b(RD12,RD22),32c(RD13,RD23),32d(RD14,RD24),32e(RD15,RD25),32f(RD16,RD26)を点灯させるようにする。
【0022】
この場合には、通常運転でも山麓停留場2あるいは山頂停留場6から搬器20,20,…の客車23,23へ乗客が乗車して、それぞれが着座位置25A,25B,25C,25D,25E,25Fに着座した後、客車23の扉24,24閉じて閉位置24b,24bになり、ドアセンサー33(LSDR)がONになると,マットセンサー36a(MS1),36b(MS2),36c(MS3),36d(MS4),36e(MS5),36f(MS6)は乗客が着座してON状態になっているので、リレーMSX1,MSX2,MSX3,MSX4,MSX5,MSX6に通電されて自己保持することで、対応するライト32a(RD11,RD21),32b(RD12,RD22),32c(RD13,RD23),32d(RD14,RD24),32e(RD15,RD25),32f(RD16,RD26)が点灯する。その後、搬器20が山麓停留場2、あるいは山頂停留場6に到着して客車23の扉24,24が開くとドアセンサー33(LSDR)がOFFになり、バッテリー34からの通電が遮断されて、自己保持していたリレーMSX1,MSX2,MSX3,MSX4,MSX5,MSX6が開き、ライト32a(RD11,RD21),32b(RD12,RD22),32c(RD13,RD23),32d(RD14,RD24),32e(RD15,RD25),32f(RD16,RD26)が消灯して乗客数表示装置30がリセットされる。
【0023】
従って、搬器20,20,…の客車23,23,…に乗客が乗車して、それぞれ着座位置25A,25B,25C,25D,25E,25Fに着座すると、ライト32a(RD11,RD12),32b(RD12,RD22),32c(RD13,RD23),32d(RD14,RD24),32e(RD15,RD25),32f(RD16,RD26)が点灯するので、前記した乗客がタッチセンサーに触れるような動作ないし操作をする必要がない。そして、通常運転でも乗車した乗客数に応じて該当するライト32a(RD11,RD21),32b(RD12,RD22),32c(RD13,RD23),32d(RD14,RD24),32e(RD15,RD25),32f(RD16,RD26)が点灯する。
【0024】
弟3の実施例は図8,図9,図10で示すように、搬器20の客車23に車いす利用者37が乗車したことを表示する場合の構成を示す。図8は搬器20の客車23へ車いす利用者37が乗車した状態を示す客車23の正面図,図9は図8のB−B矢視の平面図を示す。図示するように客車23の車いす利用者37が乗車する側の扉24付近で、着座した乗客の肘の高さレベルに車いす利用者用センサー38(TSA)を具え、客車23の外側で搬器20の進行方向の前方側の頂部中心位置には車いす利用者用ライト39(RDA)を具える。図10は制御装置35内の車いす利用者用センサー38(TSA)で車いす利用者用ライト39(RDA)を点灯させるシーケンス回路図を示す。
【0025】
車いす利用者37が乗車して、客車23の扉24,24が閉位置24b,24bに閉じて、ドアセンサー33(LSDR)がONした後に、車いす利用者37の介護者が車いす利用者用センサー38(TSA)を操作する。バッテリー34から車いす利用者用センサー38(TSA)と、概車いす利用者用センサー38(TSA)に接続したリレーSXAに給電されて、概リレーTSXAが自己保持し、これに接続された車いす利用者用ライト39(RDA)が点灯する。搬器20が停留場に到着して、扉24,24が開位置24a,24aに開くとドアセンサー33(LSDR)がOFFになり、バッテリー34からの給電が遮断されて、自己保持していたリレーTSXAがOFFになり、車いす利用者用ライト39(RDA)が消灯する。こうして、搬器20に車いす利用者37が乗車していることが搬器20の外部より視認することができるので、停留場に待機している係員は事前に当該搬器20の取り扱いを予定することが可能で、降車時の安全性を高めることができる。以上は、車いす利用者37について記載したが、その他の交通弱者に適応できることは勿論可能である。
【図面の簡単な説明】
【0026】
【図1】本発明の乗客数表示装置を備えた客車を用いたゴンドラリフトの概略を示した模式図である。
【図2】本発明の乗客数表示装置を備えた客車を用いた搬器の正面図である。
【図3】図2で示した搬器の側面図である。
【図4】図3で示した搬器のA−A矢視の平面図である。
【図5】本発明の乗客数表示装置のシーケンス回路図である。
【図6】本発明の第2の実施の形態の乗客数表示装置を備えた客車の断面視平面図である。
【図7】本発明の第2の実施の形態の乗客数表示装置のシーケンス回路図である。
【図8】本発明の第3の実施の形態の乗客数表示装置を備えた客車の正面図である。
【図9】図8で示した客車のB−B矢視の平面図である。
【図10】本発明の第3の実施の形態の乗客数表示装置のシーケンス回路図である。
【符号の説明】
【0027】
1 ゴンドラリフト
2 山麓停留所
3 原動装置
4 原動滑車
5 軌条
6 山頂停留場
7 緊張装置
8 緊張滑車
9 軌条
10 線路
11 索条
12a,12b,12c 支柱
13a,13a,13b,13b,13c,13c 索受装置
20,20,… 搬器
21 握索装置
22 懸垂機
23 客車
24,24 扉
24a,24a 開位置
24b,24b 閉位置
25,25 座席
25a,25a 座板
25b,25b 背板
25A,25B,25C,25D,25E,25F 着座位置
30 乗客数表示装置
31a(TS1),31b(TS2),31c(TS3) タッチセンサー
31d(TS4),31e(TS5),31f(TS6) タッチセンサー
32a(RD11,RD21),32b(RD12,RD22) ライト
32c(RD13,RD23),32d(RD14,RD24) ライト
32e(RD15,RD25),32f(RD16,RD26) ライト
33(LSDR)
34 バッテリー
35 制御装置
36a(MS1),36b(MS2),36c(MS3) マットセンサー
36d(MS4),36e(MS5),36f(MS6) マットセンサー
37 車いす利用者
38(TSA) 車いす利用者用センサー
39(RDA) 車いす利用者用ライト
TSX1,TSX2,TSX3,TSX4,TSX5,TSX6 リレー
MSX1,MSX2,MSX3,MSX4,MSX5,MSX6 リレー
TSXA リレー

【特許請求の範囲】
【請求項1】
索道のゴンドラリフトの搬器には、
概搬器の乗車定員と等しい数の乗客検出手段と、
概乗客検出手段に対応した表示装置と、
前記乗客検出手段が動作すると、表示装置を動作させる制御装置と、
搬器の扉の閉位置を検出するドアセンサーと、
前記乗客検出手段、前記表示装置、前記制御装置およびドアセンサーへ電源を供給するバッテリーとよりなり、
前記搬器の扉の閉位置をドアセンサーで検出すると、前記バッテリーから電源が前記制御装置に供給されて、前記搬器内の乗客が前記乗客検出手段で検出した数を前記表示装置で表示するようにしたことを特徴とするゴンドラリフトの搬器の乗客数表示装置。
【請求項2】
前記乗客検出手段はタッチセンサーを用いた請求項1に記載のゴンドラリフトの搬器の乗客数表示装置。
【請求項3】
前記乗客検出手段はマットセンサーを用いた請求項1に記載のゴンドラリフトの搬器の乗客数表示装置。
【請求項4】
前記表示装置は前記乗客検出手段の数と等しい数のライトで構成した請求項1、請求項2および請求項3に記載のゴンドラリフトの搬器の乗客数表示装置。
【請求項5】
前記乗客検出手段は車椅子利用者専用の検出センサーと、概検出センサーで動作する専用の表示手段を設けた請求項1に記載のゴンドラリフトの搬器の乗客数表示装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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