説明

サイドBET可能なゲーム装置及びそのコントロール方法

【課題】興趣の向上を図ることができ、プレイヤが飽きにくいゲーム装置及びそのコントロール方法を提供すること。
【解決手段】本発明のゲーム装置は、複数のダイスが転動するとともに停止する遊技部と、複数のダイスの出目の合計値以外に対してもBETすることが可能な通常BET、及び、複数のダイスの出目の合計値に対してのみBETすることが可能なサイドBETを行うことが可能な入力装置を備えるステーションと、(E)サイドBETに基づいて付与される特別配当の量が変化し得るフィーチャゲームを実行する処理、及び、(F)停止させた複数のダイスの出目と、受け付けたサイドBETと、処理(E)により実行されたフィーチャゲームのゲーム結果とに基づいて特別配当を付与する処理を実行するようにプログラムされたコントローラとを備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、サイドBET可能なゲーム装置及びそのコントロール方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から様々なテーブルゲームが知られており、に開示されているように、テーブルゲームの中にはダイスゲームというゲームジャンルが存在する(例えば、特許文献1〜3参照)。
【0003】
ダイスゲームのなかには、例えば、特許文献3に開示されているように、プレイヤがBET操作した後、ディーラがダイスを振り、その結果が所定の組合せとなった場合、プレイヤがダイスを振って高配当を得ることが可能なゲーム方法が開示されている。また、アジアでは、古くから馴染みのあるダイスゲームとして、3つのダイスを振った際の出目を予想して、BET操作を行うSICBOが知られている。
【0004】
SICBOは、古代中国のダイスゲームとして広く知られており、3つのダイスが振られた後に出る各ダイスの出目の数、又は数の組合せを予想してBETするダイスゲームである。BETの仕方、及び配当率は、プレイヤが着座した際のテーブル上に表示されており(画像表示装置によって表示してもよい)、テーブル上には、1つのダイスの出目を予想してBETする領域、2つのダイスが同じ出目であると予想してBETする領域、3つのダイスが同じ出目であると予想してBETする領域、2つのダイスの出目の組合せを予想してBETする領域、及び3つのダイスの出目の合計値を予想してBETする領域等が設けられている。配当については、地域や国等の事情によって一律に定めることはできないが、出現確率に応じて、1:1から1:180程度に設定されている。
【0005】
特許文献3に開示されているダイスゲームは、特殊なルールに従って実施されるため、馴染みがなく、興趣に欠けるという問題があった。また、一般的に広く知られているSICBOは、BETする種類が限られているため、プレイヤがすぐに飽きてしまうおそれがあった。
【0006】
【特許文献1】国際公開第07/016776号明細書
【特許文献2】米国特許出願公開第2007/0026947号明細書
【特許文献3】米国特許第5413351号明細書
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、興趣の向上を図ることができ、プレイヤが飽きにくいゲーム装置及びそのコントロール方法を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、下記構成を有するゲーム装置を提供する。
すなわち、上記ゲーム装置は、複数のダイスが転動するとともに停止する遊技部と、複数の上記ダイスの出目の合計値以外に対してもBETすることが可能な通常BET、及び、上記通常BETとは異なり、複数の上記ダイスの出目の合計値に対してのみBETすることが可能なサイドBETを行うことが可能な入力装置を備えるステーションと、下記(A)〜(F)の処理を実行するようにプログラムされたコントローラとを備える。(A)上記ステーションが備える上記入力装置からの上記通常BETを受け付ける処理、(B)上記ステーションが備える上記入力装置からの上記サイドBETを受け付ける処理、(C)複数の上記ダイスを上記遊技部で転動させ、停止させる処理、(D)上記処理(C)により停止させた複数の上記ダイスの出目と、上記処理(A)により受け付けた上記通常BETとに基づいて通常配当を付与する処理、(E)上記処理(B)により受け付けた上記サイドBETに基づいて付与される特別配当の量が変化し得るフィーチャゲームを実行する処理、及び、(F)上記処理(C)により停止させた複数の上記ダイスの出目と、上記処理(B)により受け付けた上記サイドBETと、上記処理(E)により実行されたフィーチャゲームのゲーム結果とに基づいて上記特別配当を付与する処理。
【0009】
上記ゲーム装置によれば、通常BETに対する通常配当と、サイドBETに対する特別配当の2種類のBET及び配当が用意されている。そのため、BETを行う際の選択肢が増加し、プレイヤに飽きを感じさせにくくなる。
【0010】
上記ゲーム装置によれば、フィーチャゲームが実行される。すなわち、上記ゲーム装置では、ダイスの出目を予想して、予想が的中したか否かを確認するという一連の動作をプレイヤに繰り返し行わせるだけではなく、フィーチャゲームを実行する。そのため、プレイヤに楽しさを感じさせることができ、興趣の向上を図ることができる。
また、フィーチャゲームのゲーム結果により、サイドBETに基づいて付与される特別配当の量が変化し得る。そのため、フィーチャゲームを実行することにより、プレイヤに特別配当の量が増えるのではないかと期待感を抱かせることができる。
【0011】
上記ゲーム装置は、さらに、下記構成を有することが望ましい。
上記処理(F)は、(F−1)上記処理(C)により停止させた複数の上記ダイスの出目と、上記処理(B)により受け付けた上記サイドBETとに基づいて、同じ掛け目に行った通常BETに対して付与される通常配当よりも少ない配当量の最低特別配当量を決定する処理、及び、(F−2)上記処理(F−1)により決定した最低特別配当量と、上記処理(E)により実行されたフィーチャゲームのゲーム結果とに基づいた量の特別配当を付与する処理である。
【0012】
サイドBETに対する特別配当量は、チャンスゲームのゲーム結果により、同じ掛け目に行った通常BETに対して付与される通常配当量よりも大きくなったり、小さくなったりする。そのため、プレイヤは、サイドBETを行った場合には、チャンスゲームのゲーム結果に対して、強い関心を抱くこととなり、プレイヤをゲームに熱中させることができる。また、プレイヤは、同じ掛け目に対して通常BETとサイドBETのどちらを行おうかと思案することとなり、上記ゲーム装置によれば、プレイヤに楽しみを感じさせながらBETを行わせることができる。
【0013】
上記ゲーム装置は、さらに、下記構成を有することが望ましい。
上記処理(E)は、上記処理(C)により停止させた複数の上記ダイスの出目の合計値に対するサイドBETが上記処理(B)により受け付けられていた場合に行う処理である。
【0014】
サイドBETが当籤した場合に、フィーチャゲームを実行する。従って、プレイヤは、フィーチャゲームが実行されていることを目撃すると、いずれかのプレイヤがサイドBETに当籤したことを知ることができる。そのため、フィーチャゲームを実行することにより、サイドBETを行いたいという思いをプレイヤに抱かせることができる。また、サイドBETに当籤したプレイヤに対して、優越感に浸らせることができる。
【0015】
上記ゲーム装置は、さらに、下記構成を有することが望ましい。
上記処理(E)は、上記処理(C)により停止させた複数の上記ダイスの出目の合計が特定の数である場合に行う処理である。
【0016】
ダイスの出目の合計が特定の数である場合に、フィーチャゲームを実行する。従って、プレイヤは、ダイスの出目の合計が特定の数となることを期待して、サイドBETを行う。そのため、ダイスの出目の合計が特定の数となるのか否かと、プレイヤに興奮を覚えさせることができる。
【0017】
本発明は、さらに、下記構成を有するゲーム装置のコントロール方法を提供する。
すなわち、上記コントロール方法は、(A)ステーションが備える、複数のダイスの出目の合計値以外に対してもBETすることが可能な通常BET、及び、上記通常BETとは異なり、複数の上記ダイスの出目の合計値に対してのみBETすることが可能なサイドBETを行うことが可能な入力装置からの上記通常BETを受け付ける段階を含む。また、上記コントロール方法は、(B)上記ステーションが備える上記入力装置からの上記サイドBETを受け付ける段階を含む。また、上記コントロール方法は、(C)複数の上記ダイスが転動するとともに停止する遊技部で、複数の上記ダイスを転動させ、停止させる段階を含む。また、上記コントロール方法は、(D)上記段階(C)により停止させた複数の上記ダイスの出目と、上記段階(A)により受け付けた上記通常BETとに基づいて通常配当を付与する段階を含む。また、上記コントロール方法は、(E)上記段階(B)により受け付けた上記サイドBETに基づいて付与される特別配当の量が変化し得るフィーチャゲームを実行する段階を含む。また、上記コントロール方法は、(F)上記段階(C)により停止させた複数の上記ダイスの出目と、上記段階(B)により受け付けた上記サイドBETと、上記段階(E)により実行されたフィーチャゲームのゲーム結果とに基づいて上記特別配当を付与する段階を含む。
【0018】
上記ゲーム装置のコントロール方法によれば、通常BETに対する通常配当と、サイドBETに対する特別配当の2種類のBET及び配当が用意されている。そのため、BETを行う際の選択肢が増加し、プレイヤに飽きを感じさせにくくなる。
【0019】
上記ゲーム装置のコントロール方法によれば、フィーチャゲームが実行される。すなわち、上記ゲーム装置のコントロール方法では、ダイスの出目を予想して、予想が的中したか否かを確認するという一連の動作をプレイヤに繰り返し行わせるだけではなく、フィーチャゲームを実行する。そのため、プレイヤに楽しさを感じさせることができ、興趣の向上を図ることができる。
また、フィーチャゲームのゲーム結果により、サイドBETに基づいて付与される特別配当の量が変化し得る。そのため、フィーチャゲームを実行することにより、プレイヤに特別配当の量が増えるのではないかと期待感を抱かせることができる。
【発明の効果】
【0020】
本発明によれば、興趣の向上を図ることができ、プレイヤが飽きにくいゲーム装置及びそのコントロール方法を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0021】
図1は、本実施形態のゲーム装置の特徴を示した図であって、画像表示装置に表示される表示画面の一例を示した図である。
図2は、本発明に係るゲーム装置の一例を模式的に示す斜視図である。
図2に示すように、本実施形態に係るゲーム装置1は、本体部分となる筐体2と、筐体2の上面の略中央部に設けられ、複数のダイス70が転動し、停止する遊技部3と、遊技部3を取り囲むように設けられた複数のステーション4とを備えている。ステーション4は、画像表示装置7を備えている。各ステーション4に着座したプレイヤは、ダイス70の出目を予想して、通常BET入力と、複数のダイス70の出目の合計値に対してのみBETすることが可能なサイドBET入力とを行うことにより、ゲームに参加する。
【0022】
図1では、画像表示装置7が備える液晶画面36に、カード画像104A、カード画像104B、カード画像104C、カード画像104D、カード画像104Eが表示されている。プレイヤが選択したカード画像104Bは、他のカード画像104と異なる態様で表示されている。
なお、カード画像104に表示されている数字は、特別配当量を決定する際に参照される特別倍率に対応している。すなわち、カード画像104A、カード画像104B、カード画像104C、カード画像104D、カード画像104Eは、それぞれ、特別倍率1、8、888、1、88に対応している。
図1では、プレイヤが選択したカード画像104Bには、8が表示されているため、特別倍率は、8である。そして、サイドBETした枚数である3と、配当倍率である6と、特別倍率である8とを乗じた枚数の特別配当が付与される旨を示す特別配当量決定画像103が表示されている。
【0023】
図2は、本発明に係るゲーム装置の一例を模式的に示す斜視図であり、図3は、図2に示したゲーム装置の遊技部を拡大して示した図であり、図4は、遊技部におけるダイスの回収から放出に至る経路を模式的に示した図である。
【0024】
ゲーム装置1は、本体部分となる筐体2と、筐体2の上面の略中央部に設けられ、複数のダイス70が転動し、停止する遊技部3と、遊技部3を取り囲むように設けられた複数(本実施形態では10個)のステーション4とを備えている。
【0025】
ステーション4は、遊技に使用するメダル等の遊技媒体を投入する遊技媒体受付装置5と、プレイヤにより所定の指示が入力される複数のコントロールボタン等からなるコントロール部6と、BETテーブルに関する画像等を表示させる画像表示装置7とを備えている。そして、プレイヤは、画像表示装置7に表示される画像を見ながら、コントロール部6等を操作することにより、ゲームに参加することができる。
【0026】
各ステーション4が設置された筐体2の側面には、遊技媒体を払い出す払出口8がそれぞれ設けられている。さらに、各ステーション4の画像表示装置7の右上には音を出力することが可能なスピーカ9が設けられている。
【0027】
ステーション4の画像表示装置7の側部には、コントロール部6が設けられている。コントロール部6には、ステーション4に対向する位置から見て左側から順に確定ボタン30、払い戻しボタン31、ヘルプボタン32が配置されている。
【0028】
確定ボタン30は、BET操作を行った後に当該BET操作を確定する際に押下されるボタンである。また、BET操作以外の場合にも、プレイヤが行った入力を確定する際に押下されるボタンである。
【0029】
払い戻しボタン31は、通常、ゲーム終了後に押下されるボタンであり、払い戻しボタン31が押下されると、プレイヤが所有するクレジットに応じた遊技媒体が払出口8から払い戻される。
【0030】
ヘルプボタン32は、ゲームの操作方法等が不明な場合に押下されるボタンであり、ヘルプボタン32が押下されると、その直後に画像表示装置7上に各種の操作情報を示したヘルプ画面が表示される。
【0031】
遊技部3では、複数のダイス70を転動させ、かつ停止させるようになっている。本実施形態では、遊技部3で3つのダイス70(ダイス70A、ダイス70B、ダイス70C)が用いられる構成となっている。
【0032】
遊技部3は、円形状に形成されており、ダイス70が放出されるダイス放出部3aと、ダイス放出部3aから順次放出されるダイス70を転動させる回転板3bと、回転板3b上で転動するダイス70を最終的に停止させる停止板3cとを備えている。
【0033】
ダイス放出部3aは、遊技部3を構成する円形の外枠3Fに設置されており、ここから回転板3bに向けて順次(同時でも良い)、ダイス70A〜70Cを放出する。なお、図2及び図3では、説明を行いやすくするために、ダイス放出部3aに比べて、ダイス70を大きく描いている。
【0034】
回転板3bは、図4に示すように、すり鉢状に形成されている。回転板3bの下面部には、複数の駆動ローラ3dが、回転板3bと接した状態で回転可能に設けられている。そして、遊技の開始とともに、回転板駆動モータ300Aによって複数の駆動ローラ3dが回転駆動されることにより、回転板3bは回転駆動される。なお、回転板3bの表面には、所定間隔ごとに突起3hが設けられており、回転板3bが回転駆動された際、各ダイスを弾いて転動させやすくしている。
【0035】
停止板3cは、すり鉢状の回転板3bの底部分で円形の板状に構成されており、回転板3b上で転動するダイス70が、回転板3bの停止に伴って、回転板3bの傾斜に沿って落下し最終的に停止する領域である。すなわち、ダイス放出部3aから放出されるダイス70は、回転板3bの回転によって、回転板3bの表面で転動し、回転板3bが停止することで、回転板3bの傾斜に沿って落下し、最終的に停止板3c上で停止する。
【0036】
停止板3cは、図4に示すように、停止板駆動モータ300Bによってスライド駆動されるように構成されており、停止板3cがスライド駆動されることで、ダイス70は、回収/放出機構10に向けて落下する。
【0037】
回収/放出機構10は、停止板3cから落下するダイス70を受ける収容部10aと、収容部10a内のダイス70をダイス放出部3aに向けて搬送する搬送機構10bと、搬送機構10bを駆動する搬送駆動モータ300Cとを備えている。回収/放出機構10は、後述する出目検出装置15によって、停止板3c上に停止した各ダイス70の出目の検出が終了した後、各ダイス70を回収し、再びダイス放出部3aから回転板3bに向けてダイス70を放出できる構成であれば良く、その構造については、特定の形態に限定されることはない。すなわち、例えば、搬送機構10bは、空気圧によってダイス70を収容部10aからダイス放出部3aに向けて搬送する構成、コンベアのような搬送体によってダイス70を収容部10aからダイス放出部3aに向けて搬送する構成等、様々な形態で実施することが可能である。
【0038】
遊技部3は、その上方全体が半球状の透明アクリル製のカバー部材12によって覆われており、ダイス70の転動範囲を規制している。本実施形態では、カバー部材12の頂部に、ダイス70の出目を検出する出目検出装置15が設置されている。なお、図2では、説明を行いやすくするために、遊技部3の一部のみがカバー部材12によって覆われるように描いている。
【0039】
図5は、図2に示したゲーム装置が備える出目検出装置の内部構成を示すブロック図である。
本実施形態における出目検出装置15は、被写体であるダイス70を撮影する撮像素子(CCDカメラ)17と、撮像素子17からの撮像信号を処理し、ダイス70の出目を検出する出目検出回路18とを備えている。
【0040】
撮像素子17は、停止板3c上のダイス70を撮影するために、予め焦点レンズ17aによって焦点が停止板3cに一致されており、かつ露出制御されている。出目検出回路18は、撮像素子17からの撮像信号を受信して被写体(ダイス70)の位置を認識する被写体認識部19、被写体認識部19で認識した被写体画像(ダイス画像)の輝度を算出する輝度算出部20、ダイス70の出目を特定する認識処理部21、ダイス70の出目に関する比較データを格納した出目データ格納部22、制御RAM23、及びこれらを制御する制御CPU24を備えており、これらのユニットはバスを介して接続され、各ユニットは、制御CPU24によって制御される。
【0041】
撮像素子17から受信したダイス70の撮像信号は、被写体認識部19において像の強度分布が測定される。強度分布を測定することにより、停止板3c上におけるダイス70の位置及びダイス70の表面状態を特定することが可能となる。認識処理部21において、出目データ格納部22に予め格納されている比較データとの間で比較処理を行うことにより、各ダイス70の出目が特定される。
【0042】
特定された出目情報は、制御RAM23に格納され、インターフェース25を介して後述するメイン制御部80に対して送信される。すなわち、出目検出装置15は、遊技部3で停止した3つのダイス70の出目を特定し、特定した出目情報をメイン制御部80に対して送信する。
【0043】
図6は、画像表示装置に表示される表示画面の一例を示した図である。
画像表示装置7は、図6に示すように、タッチパネル35が前面に取り付けられたタッチパネル方式の液晶ディスプレイであり、指等によりタッチパネル35に接触することにより、液晶画面36上に表示されたアイコン等の選択が可能となっている。
【0044】
遊技中、所定のタイミングで、画像表示装置7には、ダイス70の出目を予想するテーブル式ベッティングボード(BET画面)40が表示される。
【0045】
BET画面40について具体的に説明する。
BET画面40には、複数の通常BETエリア41(通常BETエリア41A、通常BETエリア41B、通常BETエリア41C、通常BETエリア41D、通常BETエリア41E、通常BETエリア41F、通常BETエリア41G、通常BETエリア41H)と、サイドBETエリア241Aが表示されている。指等によりタッチパネル35に接触することにより通常BETエリア41を指定し、指定した通常BETエリア41にチップを表示させることにより、通常BET操作が行われる。また、指等によりタッチパネル35に接触することによりサイドBETエリア241Aを指定し、指定したサイドBETエリア241Aにチップを表示させることにより、サイドBET操作が行われる。
【0046】
BET画面40の下方には、左から順に、単位BETボタン43、Re−BETボタン43E、払い戻し結果表示部45、クレジット数表示部46が表示されている。
【0047】
単位BETボタン43は、プレイヤが指定した通常BETエリア41、サイドBETエリア241AにチップをBETするためのボタンである。単位BETボタン43は、1BETボタン43A、5BETボタン43B、10BETボタン43C、100BETボタン43Dの4種類で構成される。なお、BET操作を誤った場合、Re−BETボタン43Eを指等により接触することにより、BET操作をやり直すことができる。
【0048】
プレイヤは、まず、通常BETエリア41、又は、サイドBETエリア241Aを、指等によりタッチパネル35に接触することにより、カーソル47を用いて指定する。その状態で、1BETボタン43Aを指等により接触すると、チップを1枚単位(1BETボタン43Aを指等により接触するごとに1、2、3の順にBET枚数が増加)でBETすることができる。同様に、5BETボタン43Bを指等により接触すると、チップを5枚単位(5BETボタン43Bを指等により接触するごとに5、10、15の順にBET枚数が増加)でBETすることができる。同様に、10BETボタン43Cを指等により接触すると、チップを10枚単位(10BETボタン43Cを指等により接触するごとに10、20、30の順にBET枚数が増加)でBETすることができる。同様に、100BETボタン43Dを指等により接触すると、チップを100枚単位(100BETボタン43Dを指等により接触するごとに100、200、300の順にBET枚数が増加)でBETすることができる。現時点までにおいてBETされたチップの枚数がチップマーク48として表示され、チップマーク48上に表示された数字が、チップのBET枚数を示す。
【0049】
払い戻し結果表示部45には、前回のゲームにおけるプレイヤのチップのBET枚数、及び払い戻しのクレジット数が表示される。払い戻しクレジット数よりBET枚数を引いた数が、前回のゲームによりプレイヤが新たに獲得したクレジット数である。
【0050】
クレジット数表示部46には、プレイヤが所有するクレジット数が表示される。このクレジット数は、チップをBETした際には、そのBET枚数(チップ1枚につき1クレジット)に応じて減少する。また、BETしたチップが入賞し、クレジットの払い戻しがなされた場合には、払い戻し枚数分のクレジット数が増加する。なお、プレイヤが所有するクレジット数が0となった場合には、遊技終了となる。
【0051】
次に、BET画面40の通常BETエリア41について説明する。
通常BETエリア41A、41Bは、ダイス70A〜70Cの合計値を予想してBETする部分である。すなわち、合計値が4〜10であると予想するのであれば、通常BETエリア41Aを選択し、合計値が11〜17であると予想するのであれば、通常BETエリア41Bを選択する。配当は1:1(1枚のBETに対して2枚の払い出し)に設定されている。
【0052】
通常BETエリア41Cは、3つのダイス70の内、2つのダイス70が同じ出目になると予想してBETする部分である。すなわち、3つのダイス70の出目の内、(1、1)、(2、2)、(3、3)、(4、4)、(5、5)、(6、6)のいずれかの出目の組合せが出現することを予想してBETする部分であり、配当は1:10に設定されている。
【0053】
通常BETエリア41Dは、3つのダイス70全てが同じ出目になると予想してBETする部分である。すなわち、3つのダイス70の出目が、(1、1、1)、(2、2、2)、(3、3、3)、(4、4、4)、(5、5、5)、(6、6、6)のいずれかであることを予想してBETする部分であり、配当は1:30に設定されている。
【0054】
通常BETエリア41Eは、3つのダイス70全てが同じ出目であり、かつ、その数字を予想してBETする部分である。すなわち、3つのダイス70が、(1、1、1)、(2、2、2)、(3、3、3)、(4、4、4)、(5、5、5)、(6、6、6)となり、かつ、その数字を予想してBETする部分であり、配当は1:180に設定されている。
【0055】
通常BETエリア41Fは、3つのダイス70の合計値を予想してBETする部分である。合計値の出現頻度に応じて配当が設定されており、合計値が4又は17の場合、1:60に、合計値が5又は16の場合、1:30に、合計値が6又は15の場合、1:18に、合計値が7又は14の場合、1:12に、合計値が8又は13の場合、1:8に、合計値が9又は12の場合、1:7に、そして、合計値が10又は11の場合、1:6に設定されている。
【0056】
通常BETエリア41Gは、3つのダイス70の内、2つのダイス70の出目を予想してBETする部分であり、配当は1:5に設定されている。
【0057】
通常BETエリア41Hは、ダイス70の出目を予想してBETする領域であり、予想した出目に一致したダイス70の数に応じて配当が設定されている。
【0058】
次に、BET画面40のサイドBETエリア241Aについて説明する。
サイドBETエリア241Aは、3つのダイス70の合計値を予想してBETする部分である。合計値の出現頻度に応じて配当が設定されており、合計値が4又は17の場合、1:48に、合計値が5又は16の場合、1:24に、合計値が6又は15の場合、1:14に、合計値が7又は14の場合、1:10に、合計値が8又は13の場合、1:6に、合計値が9又は12の場合、1:6に、そして、合計値が10又は11の場合、1:5に設定されている。サイドBETエリア241Aに設定されている配当は、掛け目が同じ通常BETエリア41Fに設定されている配当に比べて、低く設定されている。
【0059】
図7は、図2に示したゲーム装置の内部構成を示すブロック図である。
ゲーム装置1のメイン制御部80は、CPU81、ROM82、RAM83、これらの間で相互にデータ転送を行うバス84を核として構成されるマイクロコンピュータ85を有している。
【0060】
CPU81は、I/Oインターフェース90を介して、回転板駆動モータ300A、停止板駆動モータ300B、搬送駆動モータ300Cに接続されている。また、CPU81は、I/Oインターフェース90を介して、時間を計測することが可能なタイマ131に接続されている。また、I/Oインターフェース90には、上述した出目検出装置15が接続されており、出目検出装置15との間で、停止板3c上で停止した3つのダイス70の出目に関する情報等の送受信を行う。さらに、I/Oインターフェース90には、通信インターフェース95が接続されており、この通信インターフェース95を介して、メイン制御部80は、各ステーション4との間で、BET情報、払出情報等のデータの送受信を行う。
【0061】
メイン制御部80におけるROM82は、ゲーム装置1の基本的な機能を実現させるためのプログラム、具体的には、遊技部3を駆動する各種装置を制御するプログラムや各ステーション4を制御するためのプログラム等を記憶するとともに、配当テーブル、所定時間Tを示すデータ、特定値TTを示すデータ等が格納されている。
【0062】
RAM83は、CPU81で演算された各種データを一時的に記憶するメモリであり、例えば、各ステーション4から送信されるBET情報、出目検出装置15から送信されるダイス70の出目情報、及びCPU81により実行された処理の結果に関するデータ等を一時的に記憶する。
【0063】
CPU81は、ROM82及びRAM83に記憶されたデータやプログラムに基づいて、遊技部3を駆動する回転板駆動モータ300A、停止板駆動モータ300B、搬送駆動モータ300Cを制御し、遊技部3の回転板3bへのダイス70の投入等を行う。さらに、停止板3c上に停止した各ダイス70の出目の確認処理等、遊技の進行に伴う制御処理を実行する。
【0064】
CPU81は、遊技の進行に伴う制御処理に加え、各ステーション4との間でデータの送受信を行い、各ステーション4を制御して遊技を進行させる機能を有する。具体的には、各ステーション4から送信されるBET情報を受け付ける。さらに、ダイス70の出目と、各ステーション4から送信されたBET情報とに基づいて、入賞判定処理を行い、各ステーション4において払い出される配当量を、ROM82に格納された配当テーブルを参照して計算する。
【0065】
図8は、図2に示したステーションの内部構成を示すブロック図である。
ステーション4は、画像表示装置7等が設けられた本体部100と、本体部100に取り付けられた遊技媒体受付装置5とを備えている。さらに本体部100は、ステーション制御部110、及びいくつかの周辺装置機器を備えている。
【0066】
ステーション制御部110は、CPU111と、ROM112と、RAM113とを備えている。
【0067】
ROM112は、ステーション4の基本的な機能を実現させるためのプログラム、ステーション4の制御上必要な各種のプログラム、所定時間RRを示すデータ、データテーブル等が格納されている。
【0068】
RAM113は、CPU111で演算された各種データ、プレイヤが所有するクレジット数、プレイヤによるBET状況等を一時的に記憶しておくメモリである。
【0069】
CPU111には、コントロール部6に設けられた確定ボタン30、払い戻しボタン31、ヘルプボタン32がそれぞれ接続されている。そして、CPU111は、各ボタンの押下等により出力される操作信号に基づき、対応する各種の動作を実行すべく制御を行う。具体的には、プレイヤの操作が入力されたことを受けてコントロール部6から供給される入力信号、並びに、ROM112、RAM113に記憶されたデータやプログラムに基づいて、各種の処理を実行し、その結果をメイン制御部80のCPU81に送信する。
【0070】
さらに、CPU111は、メイン制御部80のCPU81からの命令信号を受信し、ステーション4を構成する周辺機器を制御する。また、CPU111は、コントロール部6やタッチパネル35から供給される入力信号、及び、ROM112とRAM113とに記憶されたデータやプログラムに基づいて、各種の処理を実行する。そして、当該処理の結果に基づいてステーション4を構成する周辺機器を制御する。なお、どちらの方法で処理を行うかについては、その処理の内容に応じて処理ごとに設定される。例えば、遊技媒体の払出し処理は前者に該当し、プレイヤによるBET操作処理は後者に該当する。
【0071】
CPU111には、ホッパー114が接続されており、CPU111からの命令信号により、ホッパー114は、所定枚数の遊技媒体を、払出口8から払い出す。
【0072】
CPU111には、液晶駆動回路120を介して画像表示装置7が接続されている。液晶駆動回路120は、プログラムROM、画像ROM、画像制御CPU、ワークRAM、VDP(ビデオ・ディスプレイ・プロセッサ)及びビデオRAM等で構成されている。プログラムROMには、画像表示装置7における表示に関する画像制御用プログラムや各種選択テーブルが格納されている。画像ROMには、例えば、画像表示装置7で表示される画像を形成するためのドットデータやカード画像101及びカード画像104を表示するためのドットデータが格納されている。また、画像制御CPUは、CPU111で設定されたパラメータに基づき、プログラムROM内に予め記憶された画像制御プログラムに従い、画像ROM内に予め記憶されたドットデータの中から画像表示装置7に表示する画像の決定を行うものである。また、ワークRAMは、画像制御プログラムを画像制御CPUで実行するときの一時記憶手段として構成される。また、VDPは、画像制御CPUで決定された表示内容に応じた画像を形成し、画像表示装置7に出力するものである。なお、ビデオRAMは、VDPで画像を形成するときの一時記憶手段として構成される。
【0073】
画像表示装置7の前面には、上述したようにタッチパネル35が取り付けられており、タッチパネル35の操作情報は、CPU111に対して送信される。タッチパネル35は、BET画面40等において、プレイヤによる入力操作を検知する。具体的には、BET画面40の通常BETエリア41、サイドBETエリア241の選択、単位BETボタン43の入力等がタッチパネル35を接触操作することにより行われ、その情報がCPU111に送信される。そして、その情報に基づいてRAM113に、プレイヤのBET情報が記憶される。さらに、そのBET情報は、メイン制御部80のCPU81に対して送信され、RAM83のBET情報記憶エリアに記憶される。
【0074】
さらに、音出力回路126及びスピーカ9がCPU111に接続されており、スピーカ9は、音出力回路126からの出力信号に基づき各種演出を行う際に各種の効果音を発生する。また、CPU111には、データ受信部127を介して、メダル等の遊技媒体や貨幣を投入する装置である遊技媒体受付装置5が接続されている。データ受信部127は、遊技媒体受付装置5から送信されたクレジット信号を受信し、CPU111は、送信されたクレジット信号に基づいて、RAM113に記憶されたプレイヤのクレジット数を増加させる。
【0075】
CPU111には、時間を計測することが可能なタイマ130が接続されている。
【0076】
図9A〜図9Cは、本実施形態に係るゲーム処理を示すフローチャートである。
なお、図9A〜図9Cでは、煩雑を避けるため、一つのステーション4における処理のみを図示している。
【0077】
メイン制御部80では、ステップS100〜S110の各動作を行う。
まず、ステップS100において、CPU81は、BET開始信号を各ステーション4に対して送信する。
【0078】
ステップS101において、CPU81は、タイマ131により経過時間tの計時を開始する。次に、CPU81は、タイマ131により計時された経過時間tと、ROM82に記憶されている所定時間Tを示すデータとを比較し、タイマ131により計時された経過時間tが、所定時間Tになったか否かを判断する(ステップS102)。
【0079】
CPU81は、ステップS102において、経過時間tが所定時間Tになっていないと判断した場合、処理をステップS102に戻す。一方、ステップS102において、経過時間tが所定時間Tになったと判断した場合には、CPU81は、BET終了信号を各ステーション4に対して送信する(ステップS103)。
【0080】
CPU81は、タイマ131により計時された経過時間tと、ROM82に記憶されている所定時間Tとの差が、ROM82に記憶されている特定値TTになったか否かを判断する(ステップS104)。この処理においては、CPU81は、まず、タイマ131により計時された経過時間tからROM82に記憶されている所定時間Tを引き算する。さらに、引き算して得られた数値と、ROM82に記憶されている特定値TTを示すデータとを比較し、引き算して得られた数値が、ROM82に記憶されている特定値TTになったか否かを判断する。特定値TTを示すデータを適宜設定することにより、任意のタイミングでダイス70の転動処理を行うように設定することができる。
【0081】
ステップS104において、経過時間tと所定時間Tとの差が特定値TTになっていないと判断した場合、処理をステップS104に戻す。一方、ステップS104において、経過時間tと所定時間Tとの差が特定値TTになっていると判断した場合には、CPU81は、処理をステップS105に移す。
【0082】
CPU81は、ステップS105において、ダイス70の転動処理を行う。この処理では、CPU81は、ROM82及びRAM83に記憶されたデータやプログラムに基づいて、回転板駆動モータ300A、停止板駆動モータ300B、搬送駆動モータ300Cを制御し、ダイス70の投入制御、ダイス70の転動制御、ダイス70の停止制御等を行う。さらに、停止板3c上に停止した各ダイス70の出目の確認処理等、遊技の進行に伴う制御処理を実行する。
【0083】
CPU81は、ステップS106において、通常配当量決定処理を行う。この処理では、CPU81は、停止板3c上に停止したダイス70の出目情報と、各ステーション4から受信したBET情報とに基づいて、入賞判定処理を行い、各ステーション4において払い出される通常配当量を、ROM82に格納された配当テーブルを参照して計算する。
【0084】
CPU81は、ステップS107において、サイドBETが当籤したか否かを判断する。この処理では、CPU81は、停止板3c上に停止したダイス70の出目情報と、各ステーション4から受信したBET情報とに基づいて、サイドBETが当籤したか否かを判断する。
【0085】
ステップS107において、サイドBETが当籤していないと判断した場合、処理をステップS110に移す。一方、ステップS107において、サイドBETが当籤したと判断した場合には、CPU81は、処理をステップS108に移す。
【0086】
CPU81は、ステップS108において、最低特別配当量決定処理を行う。この処理では、CPU81は、停止板3c上に停止したダイス70の出目情報と、各ステーション4から受信したBET情報とに基づいて、各ステーション4において払い出される最低特別配当量を、ROM82に格納された配当テーブルを参照して計算する。例えば、3つのダイス70の合計値が7であると予想して、1枚のチップを当該掛け目にサイドBETして当籤した場合、配当は、図6に示した通り1:10であるため、最低特別配当量は、11である。
【0087】
ステップS109において、CPU81は、フィーチャゲーム開始信号を各ステーション4に対して送信する。
【0088】
CPU81は、ステップS110において、払出情報を各ステーション4に対して送信する。この処理では、CPU81は、ステップS106において決定した通常配当量についての情報を各ステーション4に対して送信する。さらに、CPU81は、ステップS108において、最低特別配当量決定処理を行った場合には、ステップS108において決定した最低特別配当量についての情報を各ステーション4に対して送信する。
【0089】
一方、各ステーション4では、ステップS10〜S18の各動作を行う。
まず、ステップS10において、CPU111は、メイン制御部80からBET開始信号を受信したか否かを判断する。BET開始信号を受信していないと判断した場合、処理をステップS10に戻す。一方、BET開始信号を受信したと判断した場合、処理をステップS11に移す。
【0090】
CPU111は、ステップS11において、BET画像表示処理を行う。この処理では、CPU111は、図6に示すBET画面40を画像表示装置7に表示する。
【0091】
CPU111は、ステップS12において、BET操作受付処理を行う。この処理では、CPU111は、タッチパネル35を介して、プレイヤによる通常BET入力及びサイドBET入力を受け付ける。
【0092】
CPU111は、メイン制御部80からBET終了信号を受信したか否かを判断する(ステップS13)。BET終了信号を受信していないと判断した場合、処理をステップS12に戻す。一方、BET終了信号を受信したと判断した場合、処理をステップS14に移す。
【0093】
CPU111は、ステップS14において、BET情報をメイン制御部80に対して送信する。この処理では、CPU111は、ステップS12において受け付けた、通常BET入力及びサイドBET入力に関する情報をBET情報として、メイン制御部80に対して送信する。なお、BET情報には、ステーション4の識別番号が含まれる。
【0094】
CPU111は、メイン制御部80から払出情報を受信したか否かを判断する(ステップS15)。払出情報を受信していないと判断した場合、処理をステップS15に戻す。一方、払出情報を受信したと判断した場合、処理をステップS16に移す。
【0095】
CPU111は、メイン制御部80からフィーチャゲーム開始信号を受信したか否かを判断する(ステップS16)。フィーチャゲーム開始信号を受信していないと判断した場合、処理をステップS18に移す。一方、フィーチャゲーム開始信号を受信したと判断した場合、処理をステップS17に移す。
【0096】
CPU111は、ステップS17において、フィーチャゲーム実行処理を行う。この処理では、CPU111は、特別配当量を決定するフィーチャゲームを実行する処理を行う。このフィーチャゲーム実行処理については、後で図面を用いて詳述することにする。
【0097】
CPU111は、ステップS18において、払出処理を行う。この処理では、CPU111は、メイン制御部80から受信した払出情報に基づいて、RAM113に記憶されたプレイヤのクレジット数を更新するとともに、払い戻し結果表示部45やクレジット数表示部46における表示を更新する。なお、フィーチャゲーム実行処理を実行した場合には、フィーチャゲーム実行処理において決定された特別配当量と、メイン制御部80から受信した払出情報とに基づいて、RAM113に記憶されたプレイヤのクレジット数を更新するとともに、払い戻し結果表示部45やクレジット数表示部46における表示を更新する。
【0098】
図10は、ステーションにおいて行われるフィーチャゲーム実行処理を示すフローチャートである。
まず、CPU111は、ステップS200において、カード画像を裏向きに画像表示装置7に表示する。画像表示装置7に表示されるカード画像の一例を図11に示す。
【0099】
図11は、画像表示装置に表示される表示画面の一例を示した図である。
図11では、カード画像101A、カード画像101B、カード画像101C、カード画像101D、カード画像101Eが表示されている。プレイヤは、指等によりタッチパネル35に接触することにより、液晶画面36上に表示されたカード画像101の選択が可能となっている。
【0100】
図10に戻り、CPU111は、ステップS201において、カード選択入力を受け付ける。さらに、CPU111は、タイマ130により、経過時間rの計時を開始する。
【0101】
次に、CPU111は、タッチパネル35を介してカード画像101を選択する旨の入力が有ったか否かを判断する(ステップS202)。
【0102】
ステップS202において、入力がないと判断した場合、処理をステップS203に移す。CPU111は、所定時間が経過したか否かを判断する(ステップS203)。この処理では、CPU111は、タイマ130により計時された経過時間rと、ROM112に記憶されている所定時間RRを示すデータとを比較し、タイマ130により計時された経過時間rが、所定時間RRになったか否かを判断する。ステップS203において、所定時間が経過していないと判断した場合、処理をステップS201に移す。一方、所定時間が経過したと判断した場合、本サブルーチンを終了する。
【0103】
ステップS202において、入力が有ったと判断した場合、CPU111は、カード画像を表向きに画像表示装置7に表示する(ステップS204)。画像表示装置7に表示されるカード画像の一例を図1に示す。
【0104】
図1は、画像表示装置に表示される表示画面の一例を示した図である。
図1では、カード画像104A、カード画像104B、カード画像104C、カード画像104D、カード画像104Eが表示されている。プレイヤが選択したカード画像104Bは、他のカード画像104と異なる態様で表示されている。
なお、カード画像104に表示されている数字は、特別配当量を決定する際に参照される特別倍率に対応している。すなわち、カード画像104A、カード画像104B、カード画像104C、カード画像104D、カード画像104Eは、それぞれ、特別倍率1、8、888、1、88に対応している。
例えば、3つのダイス70の合計値が10であると予想して、3枚のチップを当該掛け目にサイドBETして当籤した場合、配当は、図6に示した通り1:5(配当倍率6倍)であるため、最低特別配当量は、18である。図1では、プレイヤが選択したカード画像104Bには、8が描かれているため、特別倍率は8である。すなわち、この場合には、プレイヤに対して、サイドBETした枚数3と、配当倍率6と、特別倍率8とを乗じた枚数の特別配当が付与される。付与される特別配当量を示す画像が、特別配当量決定画像103として、画像表示装置7に表示される。
【0105】
図1に示すように、1が表示されているカード画像104A、カード画像104Dを選択した場合、サイドBETに対して付与される特別配当量は、同じ掛け目に対して通常BETを行った場合に付与される通常配当量に比べて小さくなる。一方、その他のカード画像104を選択した場合には、サイドBETに対して付与される特別配当量は、同じ掛け目に対して通常BETを行った場合に付与される通常配当量に比べて大きくなる。
【0106】
図10に戻り、CPU111は、ステップS205において、プレイヤが選択したカード画像に表示されている数字を、特別倍率に決定する。
【0107】
CPU111は、メイン制御部80から受信した払出情報に含まれる最低特別配当量と、ステップS205において決定した特別倍率とに基づいて、特別配当量を決定する(ステップS206)。
【0108】
CPU111は、ステップS206において決定された特別配当量を示す特別配当量決定画像103を画像表示装置7に表示する(ステップS207)。
【0109】
以上、ゲーム装置1、及び、ゲーム装置1のコントロール方法によれば、通常BETに対する通常配当と、サイドBETに対する特別配当の2種類のBET及び配当が用意されている。そのため、BETを行う際の選択肢が増加し、プレイヤに飽きを感じさせにくくなる。
【0110】
上記ゲーム装置1、及び、ゲーム装置1のコントロール方法によれば、フィーチャゲームが実行される。すなわち、上記ゲーム装置1、及び、ゲーム装置1のコントロール方法では、ダイス70の出目を予想して、予想が的中したか否かを確認するという一連の動作をプレイヤに繰り返し行わせるだけではなく、フィーチャゲームを実行する。そのため、プレイヤに楽しさを感じさせることができ、興趣の向上を図ることができる。
また、フィーチャゲームのゲーム結果により、サイドBETに基づいて付与される特別配当の量が変化し得る。そのため、フィーチャゲームを実行することにより、プレイヤに特別配当の量が増えるのではないかと期待感を抱かせることができる。
【0111】
サイドBETに対する特別配当量は、チャンスゲームのゲーム結果により、同じ掛け目に行った通常BETに対して付与される通常配当量よりも大きくなったり、小さくなったりする。そのため、プレイヤは、サイドBETを行った場合には、チャンスゲームのゲーム結果に対して、強い関心を抱くこととなり、プレイヤをゲームに熱中させることができる。また、プレイヤは、同じ掛け目に対して通常BETとサイドBETのどちらを行おうかと思案することとなり、上記ゲーム装置1、及び、ゲーム装置1のコントロール方法によれば、プレイヤに楽しみを感じさせながらBETを行わせることができる。
【0112】
サイドBETが当籤した場合に、フィーチャゲームを実行する。従って、プレイヤは、フィーチャゲームが実行されていることを目撃すると、いずれかのプレイヤがサイドBETに当籤したことを知ることができる。そのため、フィーチャゲームを実行することにより、サイドBETを行いたいという思いをプレイヤに抱かせることができる。また、サイドBETに当籤したプレイヤに対して、優越感に浸らせることができる。
【0113】
本実施形態では、サイドBETが当籤した場合に、フィーチャゲームを実行する場合について説明したが、本発明においては、フィーチャゲームを実行するタイミングは、特に限定されず、例えば、複数のダイスの出目の合計が特定の数である場合に、フィーチャゲームを実行することとしてもよい。
【0114】
本実施形態では、フィーチャゲームが、画像表示装置7に表示されたカード画像を選択するゲームである場合について説明したが、本発明におけるフィーチャゲームは、サイドBETに基づいて付与される特別配当の量が変化し得るゲームであれば、特に限定されない。例えば、ステーションに、リールを備えさせ、リールを回転させた後に停止させ、停止したリールに描かれている図柄に基づいて、付与される特別配当の量が決定されるゲームであってもよい。また、画像表示装置7に図柄を変動表示させた後に停止表示し、停止表示された図柄に基づいて、付与される特別配当の量が決定されるゲームであってもよい。
【0115】
本実施形態では、実物のダイス70が遊技部3で転動する場合について説明したが、本発明では、実物のダイスを使用せずに、ステーションが備える画像表示装置とは別にメイン画像表示装置をゲーム装置に設置し、メイン画像表示装置にダイスが転動する様子を示す画像を表示するように構成してもよい。
この場合には、CPU81は、I/Oインターフェース90を介して、乱数発生器130Bとステーション4が備える液晶駆動回路120と同等の液晶駆動回路120Bとが接続されている。さらに、液晶駆動回路120Bを介してメイン画像表示装置701が接続されている。
CPU81は、各ダイス70の出目を乱数を用いて決定する。そして、ダイス70が転動する様子を示す画像をメイン画像表示装置701に表示する。さらに、決定した出目でダイス70が停止する様子を示す画像をメイン画像表示装置701に表示する。
【0116】
本実施形態では、実物のダイス70が遊技部3で転動する場合について説明したが、本発明では、実物のダイスを使用せずに、ステーションが備える画像表示装置にダイスが転動する様子を示す画像を表示するように構成してもよい。
この場合には、CPU81には、I/Oインターフェース90を介して、乱数発生器130Bが接続されている。
CPU81は、各ダイス70の出目を乱数を用いて決定し、決定した各ダイス70の出目情報を各ステーション4に送信する。そして、各ステーション4は、ダイス70が転動する様子を示す画像を画像表示装置7に表示する。さらに、受信した各ダイス70の出目情報に基づいてダイス70が停止する様子を示す画像を画像表示装置7に表示する。
【0117】
本実施形態では、ステーション4以外に画像表示装置7が設置されていない場合について説明したが、本発明では、ステーションが備える画像表示装置とは別にメイン画像表示装置をゲーム装置に設置し、メイン画像表示装置に遊技部で転動するダイスの様子を示す画像を表示するように構成してもよい。
この場合には、CPU81は、I/Oインターフェース90を介して、CCDカメラ17Bを備えるダイス撮影装置701と、ステーション4が備える液晶駆動回路120と同等の液晶駆動回路120Bとが接続されている。さらに、液晶駆動回路120Bを介してメイン画像表示装置701が接続されている。ダイス撮影装置701が備えるCCDカメラ17Bは、遊技部3を撮影できる角度で設置されている。
CPU81は、ダイス撮影装置701から送信されてくる信号に基づいて、遊技部3において転動するダイス70の様子を示す画像をメイン画像表示装置701に表示する。
【0118】
本実施形態では、ステーション4が備える画像表示装置7にダイス70の画像が表示されない場合について説明したが、本発明では、ステーションが備える画像表示装置に、遊技部で転動するダイスの様子を示す画像を表示するように構成してもよい。
この場合には、CPU81は、I/Oインターフェース90を介して、CCDカメラ17Bを備えるダイス撮影装置701が接続されている。ダイス撮影装置701が備えるCCDカメラ17Bは、遊技部3を撮影できる角度で設置されている。
CPU81は、ダイス撮影装置701から送信されてくる信号を各ステーションに送信する。そして、CPU111は、メイン制御部80から受信した信号に基づいて、遊技部3において転動するダイス70の様子を示す画像を画像表示装置7に表示する。
【0119】
本実施形態では、ダイス70の出目をCCDカメラ17を用いて検出する場合について説明したが、本発明におけるダイスの出目の検出方法は、特に限定されず、例えば、ダイスの内部に識別可能な素子、例えば磁気に反応する素子を埋め込んでおき、磁気的な変化を利用して出目を検出してもよい。また、光学的なセンサを用いて、ダイスの出目を検出するようにしてもよい。
【0120】
本実施形態では、回転板駆動モータ300A、停止板駆動モータ300B、搬送駆動モータ300Cを用いてダイス70を転動させる場合について説明したが、ダイスの転動方法は、特に限定されず、例えば、ダイスは、振動板上で転動するような構成であってもよい。また、ダイスは、回収されることなく、遊技部内で常時露出した状態であってもよい。
【0121】
本実施形態では、ダイス70の数が3個である場合について説明したが、本発明においては、ダイスの数に制限はなく、例えば、ダイスの数が5個であってもよい。
【0122】
本実施形態では、本発明におけるコントローラは、メイン制御部80が備えるCPU81と、ステーション4が備えるCPU111とから構成されている場合について説明したが、本発明におけるコントローラは、一のCPUのみにより構成されていてもよい。
【0123】
以上、本発明の実施形態を説明したが、具体例を例示したに過ぎず、特に本発明を限定するものではなく、各手段等の具体的構成は、適宜設計変更可能である。また、本発明の実施形態に記載された効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、本発明の実施形態に記載されたものに限定されるものではない。
【0124】
また、上述した詳細な説明では、本発明をより容易に理解できるように、特徴的部分を中心に説明した。本発明は、上述した詳細な説明に記載する実施形態に限定されず、その他の実施形態にも適用することができ、その適用範囲は多様である。また、本明細書において用いた用語及び語法は、本発明を的確に説明するために用いたものであり、本発明の解釈を制限するために用いたものではない。また、当業者であれば、本明細書に記載された発明の概念から、本発明の概念に含まれる他の構成、システム、方法等を推考することは容易であると思われる。従って、請求の範囲の記載は、本発明の技術的思想の範囲を逸脱しない範囲で均等な構成を含むものであるとみなされなければならない。また、要約書の目的は、特許庁及び一般的公共機関や、特許、法律用語又は専門用語に精通していない本技術分野に属する技術者等が本出願の技術的な内容及びその本質を簡易な調査で速やかに判断し得るようにするものである。従って、要約書は、請求の範囲の記載により評価されるべき発明の範囲を限定することを意図したものではない。また、本発明の目的及び本発明の特有の効果を充分に理解するために、すでに開示されている文献等を充分に参酌して解釈されることが望まれる。
【0125】
上述した詳細な説明は、コンピュータで実行される処理を含むものである。以上での説明及び表現は、当業者が最も効率的に理解することを目的として記載している。本明細書では、1の結果を導き出すために用いられる各ステップは、自己矛盾がない処理として理解されるべきである。また、各ステップでは、電気的又は磁気的な信号の送受信、記録等が行われる。各ステップにおける処理では、このような信号を、ビット、値、シンボル、文字、用語、数字等で表現しているが、これらは単に説明上便利であるために用いたものであることに留意する必要がある。また、各ステップにおける処理は、人間の行動と共通する表現で記載される場合があるが、本明細書で説明する処理は、原則的に各種の装置により実行されるものである。また、各ステップを行うために要求されるその他の構成は、以上の説明から自明になるものである。
【図面の簡単な説明】
【0126】
【図1】画像表示装置に表示される表示画面の一例を示した図である。
【図2】本発明に係るゲーム装置の一例を模式的に示す斜視図である。
【図3】図2に示したゲーム装置の遊技部を拡大して示した図である。
【図4】遊技部におけるダイスの回収から放出に至る経路を模式的に示した図である。
【図5】図2に示したゲーム装置が備える出目検出装置の内部構成を示すブロック図である。
【図6】画像表示装置に表示される表示画面の一例を示した図である。
【図7】図2に示したゲーム装置の内部構成を示すブロック図である。
【図8】図2に示したステーションの内部構成を示すブロック図である。
【図9A】本実施形態に係るゲーム処理を示すフローチャートである。
【図9B】本実施形態に係るゲーム処理を示すフローチャートである。
【図9C】本実施形態に係るゲーム処理を示すフローチャートである。
【図10】ステーションにおいて行われるフィーチャゲーム実行処理を示すフローチャートである。
【図11】画像表示装置に表示される表示画面の一例を示した図である。
【符号の説明】
【0127】
1 ゲーム装置
2 筐体
3 遊技部
4 ステーション
6 コントロール部
7 画像表示装置
70(70A、70B、70C) ダイス
81 CPU
82 ROM
83 RAM
103 特別配当量決定画像
104(104A、104B、104C、104D、104E) カード画像

【特許請求の範囲】
【請求項1】
下記構成を備えるゲーム装置であり、
複数のダイスが転動するとともに停止する遊技部と、
複数の前記ダイスの出目の合計値以外に対してもBETすることが可能な通常BET、及び、前記通常BETとは異なり、複数の前記ダイスの出目の合計値に対してのみBETすることが可能なサイドBETを行うことが可能な入力装置を備えるステーションと、
下記(A)〜(F)の処理を実行するようにプログラムされたコントローラとを備える。
(A)前記ステーションが備える前記入力装置からの前記通常BETを受け付ける処理、
(B)前記ステーションが備える前記入力装置からの前記サイドBETを受け付ける処理、
(C)複数の前記ダイスを前記遊技部で転動させ、停止させる処理、
(D)前記処理(C)により停止させた複数の前記ダイスの出目と、前記処理(A)により受け付けた前記通常BETとに基づいて通常配当を付与する処理、
(E)前記処理(B)により受け付けた前記サイドBETに基づいて付与される特別配当の量が変化し得るフィーチャゲームを実行する処理、及び、
(F)前記処理(C)により停止させた複数の前記ダイスの出目と、前記処理(B)により受け付けた前記サイドBETと、前記処理(E)により実行されたフィーチャゲームのゲーム結果とに基づいて前記特別配当を付与する処理。
【請求項2】
請求項1に記載のゲーム装置であって、
前記処理(F)は、
(F−1)前記処理(C)により停止させた複数の前記ダイスの出目と、前記処理(B)により受け付けた前記サイドBETとに基づいて、同じ掛け目に行った通常BETに対して付与される通常配当よりも少ない配当量の最低特別配当量を決定する処理、及び、
(F−2)前記処理(F−1)により決定した最低特別配当量と、前記処理(E)により実行されたフィーチャゲームのゲーム結果とに基づいた量の特別配当を付与する処理
である。
【請求項3】
請求項1に記載のゲーム装置であって、
前記処理(E)は、
前記処理(C)により停止させた複数の前記ダイスの出目の合計値に対するサイドBETが前記処理(B)により受け付けられていた場合に行う処理である。
【請求項4】
請求項1に記載のゲーム装置であって、
前記処理(E)は、
前記処理(C)により停止させた複数の前記ダイスの出目の合計が特定の数である場合に行う処理である。
【請求項5】
ゲーム装置のコントロール方法であり、
(A)ステーションが備える、複数のダイスの出目の合計値以外に対してもBETすることが可能な通常BET、及び、前記通常BETとは異なり、複数の前記ダイスの出目の合計値に対してのみBETすることが可能なサイドBETを行うことが可能な入力装置からの前記通常BETを受け付ける段階と、
(B)前記ステーションが備える前記入力装置からの前記サイドBETを受け付ける段階と、
(C)複数の前記ダイスが転動するとともに停止する遊技部で、複数の前記ダイスを転動させ、停止させる段階と、
(D)前記段階(C)により停止させた複数の前記ダイスの出目と、前記段階(A)により受け付けた前記通常BETとに基づいて通常配当を付与する段階と、
(E)前記段階(B)により受け付けた前記サイドBETに基づいて付与される特別配当の量が変化し得るフィーチャゲームを実行する段階と、
(F)前記段階(C)により停止させた複数の前記ダイスの出目と、前記段階(B)により受け付けた前記サイドBETと、前記段階(E)により実行されたフィーチャゲームのゲーム結果とに基づいて前記特別配当を付与する段階とを含む。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9A】
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【図9B】
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【図9C】
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【図10】
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【図11】
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