説明

サンドイッチ状焼き菓子を作るためのリボンカッター装置および方法

【課題】多量の載加物を有するサンドイッチ状または非サンドイッチ状焼き菓子の連続生産を可能にする。
【解決手段】そのような焼き菓子の連続生産の方法は、底部ベースパンを運ぶこと、該ベースパンの位置を検出すること、その位置の検出に応じて、リボンを形成するようにダイ開口を通して載加物を押し出すことを含む。該ベースパンの検出に応じて、シグナルまたはタイミング機構は、載加物が底部ベースパン上に置かれることを可能にするようにダイ開口を開くように、そして所定の大きさに該リボンを供給しまたはカットするように該ダイ開口を閉じるように、ギロチンナイフまたはブレードを作動させることができる。その供給は、次の底部ベースパンが検出され、該ダイ開口がその次の底部ベースパンに載加物が置かれることを可能にするように再び開かれるまで、ダイ開口を通しての該載加物のさらなる流出を妨げる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、載加物または載加物クリームを有するサンドイッチ状焼き菓子の連続生産に概して関し、特に、載加物または載加物クリームの高含有を達成するようにリボンカッター装置を用いてサンドイッチ状焼き菓子を大量生産するための方法および装置に関する。
【背景技術】
【0002】
サンドイッチ状クッキーは、2つの同じくらいの大きさのクッキー半体と、クリームの載加物で作られる。載加物またはクリームデポジッターは、載加物を下部ベースパンに付け、頂部ベースパンは結果として得られた載加物と底部ベースパンとを重ね合わせたものに付けられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】米国特許第4114524号明細書
【特許文献2】米国特許第4098909号明細書
【特許文献3】米国特許第4194443号明細書
【特許文献4】米国特許第2993453号明細書
【特許文献5】米国特許第4329920号明細書
【特許文献6】米国特許第4469021号明細書
【特許文献7】米国特許第5974958号明細書
【特許文献8】米国特許第4708054号明細書
【特許文献9】米国特許第4502376号明細書
【特許文献10】米国特許第4162882号明細書
【特許文献11】米国特許第4397628号明細書
【特許文献12】米国特許第4850833号明細書
【特許文献13】米国特許公開第2006/0045939号明細書
【発明の概要】
【0004】
大量の載加物またはクリームの堆積物を扱い、生産速度を維持するためには、複合的回転ステンシルドラムデポジッターが考慮されるべきだろう。クリームデポジッターは、概して、デポジッタードラムが回転している周りに1つ以上のステンシルポートを有する管状シャフトを含む。デポジッタードラムが回転しているとき、固定切断ワイヤは、各ステンシルに対して載加物クリームを切り離し、それにより、下部ベースパンに決められた量の載加物クリームを残す。このアプローチは、オレオ(登録商標)クリームのような少量の載加物を置こうとするとき、上手く働く。しかし、大きなサンドイッチ状製品を生み出そうと試みるときのように材料の体積が大きくなるとき、デポジッタードラムは必要とされる量に対して十分な量のクリームを提供することができず、それ故にそのシステムは不十分である。より多い載加物量の要求に合わせるように幾つかのステージで載加物を分けて置くように複合的デポジッタードラムを用いることは、載加物が均一に置かれることを確実にし、そして連続的にベースパンに載加物またはクリームを正確に置くことを保証するために正確なタイミングを必要とする。このシステムは、配管とポンプに関して複雑であり、複雑な同期が必要とされる。
【0005】
ウェルチへの特許文献1は、2つのクッキー半体間に位置付けられた載加物材料を有するサンドイッチを自動的に作るための機械を開示する。この機械は、複数のクッキー半体を受け、交互に複数のクッキー半体を頂部コンベヤと底部コンベヤとに方向付けるための分割機構を備える。載加物アプリケータは、底部コンベヤ上の複数のクッキー半体に詰め物を加えるために底部コンベヤの上方に位置付けられる。頂部コンベヤは、複数のクッキー半体を運び、それらを、載加物アプリケータから下流に位置するサンドイッチに置く。
【0006】
ミムスへの特許文献2および特許文献3は共に、フラットサイドアップを有するクッキー半体に詰め物を置くための方法および装置を開示する。真空ピックアップデバイスは、フラットサイドダウンを有する複数のクッキー半体を持ち上げ、それらを一杯に詰まったクッキー半体上に置く。
【0007】
ファイへの特許文献4は、間にクリーム載加物を有する2つのクッキーを備えるサンドイッチを作るためのサンドイッチ機械を開示する。コンベヤは、クッキーを、クッキー上に1層のクリームをつけるクリームデポジッターに送る。そして、別のクッキーが、そのクリームの層の上に置かれ、作られたサンドイッチがスタッカに送り出される。クッキーは、ピンと張ったワイヤ装置によって支持される。コンベヤチェーンのピンのようなフィンガーは支持用ワイヤに沿ってクッキーを滑らせる。クリームデポジッターは1対のステンシルポートを有する管状シャフトを備え、その周りにデポジッタードラムが回転する。ファイへの特許文献4は、ここで言及することにより、その全体が組み入れられる。
【0008】
ローズらへの特許文献5は、クッキー用の自動式サンドイッチ機械を開示する。クッキーはマガジンからピンと張った平行なワイヤ上に降ろされ、コンベヤの循環チェーンとの連結によって運ばれる上方へ延びたピンによって、そのワイヤに沿って運ばれる。回転ホイールはマガジンのデザインサイドダウンから平行なワイヤ上にクッキーを移し、そしてクリームバルブまたはステンシルはクッキーのプレインサイドにクリームを加える。そして、別のクッキーはそのデザインサイドアップを有するクリームに加えられる。ローズらへの特許文献5はここで言及することにより、その全体が組み入れられる。
【0009】
ローズらへの特許文献6は、サンドイッチ機械を開示する。このサンドイッチ機械は、例えばチョコレートまたはバニラ風味の詰め物、ゼリー、ピーナッツバターなどのクリームを、そのサンドイッチ機械にしたがって移動する少なくとも2つの横方向に間隔をおいて配置された複数のクッキーに、加える。サンドイッチ機械は、一定の方法で、クリームをクッキーに加えるためのステンシル手段を含む。ステンシル組立体は、ステンシルスリーブと、それについて回転可能なステンシルとを備える。ステンシルは、相隔たる排出口を有する。ステンシルスリーブは排出口の各側の入口と、排出口を介してのクリームの流出を制御するための弁手段とを有する。クリームホッパーは、ステンシルスリーブ入口と通じる。ローズらへの特許文献6はここで言及することにより、その全体が組み入れられる。
【0010】
本発明は、複合型デポジッターというよりはむしろ単独デポジッターを用いた、高生産速度での、大きなベースパンを覆う大量の載加物クリームを有する、サンドイッチ状クッキーやサンドイッチ状クラッカーのようなサンドイッチ状焼き菓子の連続量産を提供する。製品周りというよりもむしろ、大きな矩形または長細い製品のような、載加物クリームの大きな面領域を含む製品は、本発明の方法および装置を用いての底部ベースパン上への載加物の正確な配置で、迅速に生産され得る。
【0011】
本発明の第1態様において、多量の載加物または載加物クリームを有するサンドイッチまたはサンドイッチ状クッキーのようなサンドイッチ状焼き菓子は、リボン状の載加物を個々のベースパンに正確に重ねることによって連続的に生産される。本発明の実施形態において、各底部ベースパン上に置かれる載加物の量は、少なくとも約1.5立方インチ(25立方センチメートル)、例えば少なくとも約1.75立方インチ(28.7立方センチメートル)であり得、置かれた載加物は少なくとも約2:1、好ましくは少なくとも約2.5:1の長さ対幅比を有し得る。ベースパンおよびリボン状の載加物は、リボン状の載加物の堆積の間、運搬方向に延びることができる。本発明の実施形態において、載加物は、のこ歯パターン開口を有するダイを用いてでこぼこの面パターンを有して置かれることができ、または、スリットの形態または形状のダイ開口を用いて概ね均一な面パターンを有して置かれることができる。他の実施形態において、載加物は、チョコレートチップのような粒状物を含むことができる。
【0012】
サンドイッチ状焼き菓子は、連続的に、高量産速度で、前エッジおよび後エッジを有する底部ベースパンを運ぶこと、該ベースパンの位置を検出すること、該底部ベースパンの位置の検出に応じて、前エッジを有するリボンを形成するようにダイ開口を通して載加物を押し出すこと、該リボンの該前エッジが該底部ベースパンの該前エッジにまたは近くに位置するように該底部ベースパンに該リボンを置くこと、該底部ベースパンに該載加物の層を形成するように該リボンを供給すること、および、サンドイッチ状焼き菓子を形成するようにその層の上に頂部ベースパンを置くことによって、生産されることができる。本発明の他の態様において、クッキーバーのような非サンドイッチ状焼き菓子は、頂部ベースパンの必要性なしに、生産されることができる。
【0013】
本発明にしたがって、リボンが供給されたとき、次の底部ベースパンが検出され、該ダイ開口が次の底部ベースパンに載加物が置かれることを可能にするように開かれるまで、ダイ開口を通しての該載加物のさらなる流出は妨げられる。リボンは供給され、該載加物の流出はギロチンナイフまたはブレードによって妨げられる。載加物はダイ開口を備えた管状シャフトの中へおよびそれを通して押し出されることができ、該載加物が該ダイ開口から出てくるにつれて、下部ベースパンがダイ開口を過ぎて運ばれる間、該載加物は下部ベースパン上に置かれることができる。
【0014】
本発明の実施形態にしたがって、底部ベースパンのエッジは検出され、その検出に応じて、シグナルまたはタイミング機構は載加物が底部ベースパンに置かれることを可能にするようにダイ開口を開くようにギロチンナイフまたはブレードを作動させることができ、また、所定の大きさにリボンを供給しまたはカットするようにダイ開口を閉じるようにギロチンナイフまたはブレードを作動させることができる。例えば、底部ベースパンの前エッジまたは後エッジは検出されることができ、その検出に応じて、シグナルまたはタイミング機構は載加物が底部ベースパンに置かれることを可能にするようにダイ開口を開くようにギロチンナイフまたはブレードを作動させることができる。また、底部ベースパンの前または後エッジは検出されることができ、その検出に応じて、シグナルまたはタイミング機構は、所定の大きさに該リボンを供給しまたはカットし、そして次のベースパン用の次の堆積サイクルまで載加物のさらなる押し出しをブロックするようにギロチンナイフまたはブレードを作動させることができる。
【0015】
タイミング機構は、リボンの前エッジが底部ベースパンの前エッジ近くに置かれるように算出された所定の期間後、該ギロチンナイフまたはブレードを作動させることができる。また、その検出に応じて、シグナルまたはタイミング機構は、リボンはリボン後エッジを得るように供給され、該リボン後エッジは該リボン後エッジが該底部ベースパンの該後エッジにまたは近くに位置するように該底部ベースパン上にかかることが許容されるように算出された所定の期間後、ギロチンナイフまたはブレードを作動させることができる。
【0016】
本発明の実施形態において、下部ベースパンは、該ダイ開口を過ぎて該下部ベースパンを押す複数のピンによって運ばれることができ、該底部ベースパンのエッジは、該底部ベースパンを運ぶ少なくとも1つのピンの存在を検出することによって検出されることができ、そして、その検出に応じて、シグナルまたはタイミング機構は、載加物が底部ベースパンに置かれることを可能にするようにダイ開口を開くようにギロチンナイフまたはブレードを作動させることができ、また所定の大きさにリボンを供給しまたはカットするようにダイ開口を閉じるようにギロチンナイフまたはブレードを作動させることができる。
【0017】
本発明の別の態様において、サンドイッチ状焼き菓子の連続生産のための装置は、前エッジおよび後エッジを有する底部ベースパンを運ぶコンベヤシステム、底部ベースパンの位置を検出するための検出デバイス、底部ベースパンに載加物の層を得るように該底部ベースパンが運ばれているときに該底部ベースパンの上に載加物の層を加えるための載加物デポジッター、および、サンドイッチ状焼き菓子を得るように、その層に、頂部ベースパンを置くまたは加えるための頂部ベースパン堆積デバイスを含むことができる。底部ベースパンにのみ重ねられた1層の載加物を有するクッキーバーのような非サンドイッチまたはサンドイッチされない焼き菓子の生産においては、頂部ベースパン堆積デバイスは必要とされない。コンベヤシステムは、下部ベースパンが上を移動される複数のワイヤ、および、該ワイヤにしたがって該ベースパンを運ぶように該下部ベースパンを押す複数のピンを含むことができる。
【0018】
載加物デポジッターは、内部空洞を有する管状シャフト、該管状シャフトの該内部空洞に載加物を供給するための少なくとも1つの入口、該シャフトの一つの側部の出口開口、内部空洞からの載加物を受けるための該内部空洞と該出口開口を通して流体連通状態のダイ開口であって該ダイ開口を通して載加物を押し出すためのダイ開口を有するダイ、および、該ダイ開口を開閉するためのギロチンナイフまたはブレードであって、検出デバイスによる底部ベースパンの位置の検出に応じて該ダイ開口から押し出されるリボン状の載加物を供給しまたはカットするためのギロチンナイフまたはブレードを備えることができる。
【0019】
ダイはギロチンナイフまたはブレードの開口部の中へ突出する該ギロチンナイフまたはブレードのためのガイドと、ガイドに固定されたギロチン保持器とを含むことができる。ギロチンナイフまたはブレードは該ダイおよび該保持器との滑り係合用にブラケットに取り付けられることができる。空圧デバイスは該ダイ開口を開閉するように該ダイ開口を超えて該ナイフまたはブレードまたはカッターを動かすために該ギロチンナイフまたはブレードに接続されることができる。
【0020】
検出デバイスは、載加物が底部ベースパンに置かれることを可能にするようにダイ開口を開くようにギロチンナイフまたはブレードを作動させるシグナルまたはタイミング機構を含むことができる。そのシグナルまたはタイミング機構は、また、ダイ開口を閉じるようにギロチンナイフまたはブレードを作動させることができる。ダイ開口を閉じることは、所定の大きさにリボンを供給しまたはカットする。ダイ開口を閉じることは、また、次の底部ベースパンが検出され、そして、ダイ開口が次の底部ベースパンに載加物が置かれることを可能にするように開かれるまで、ダイ開口を通しての載加物のさらなる流出を妨げる。
【図面の簡単な説明】
【0021】
【図1】本発明にしたがって、多量の載加物または載加物クリームを有するサンドイッチ状製品の連続生産のために採用されることができるサンドイッチ状焼き菓子の連続生産用の装置を概略的に示す。
【図2】図1に示されているような、底部ベースパンに載加物の層を得るように、底部ベースパンが運ばれているときに底部ベースパンに載加物の層を加えるための載加物デポジッターまたはマンドレルアセンブリの正面図を示す。
【図3】図2の載加物デポジッターまたはマンドレルアセンブリの、線3−3に沿った水平断面図を概略的に示す。
【図4】図2の載加物デポジッターの、線4−4に沿った側面図を概略的に示す。
【図5】図2の載加物デポジッターまたはマンドレルアセンブリの、ギロチン保持器が取り除かれた状態の斜視図を概略的に示す。
【図6】図2の載加物デポジッターまたはマンドレルアセンブリのギロチン保持器を有するダイおよびギロチンアセンブリの分解斜視図を概略的に示す。
【図7】図2の載加物デポジッターまたはマンドレルアセンブリのステンシルマンドレルの斜視図を概略的に示す。
【発明を実施するための形態】
【0022】
本発明は、本発明の典型的な実施形態の限定しない例によって、留意すべき複数の図を参照して、以下説明される。
【0023】
サンドイッチ状焼き菓子は、例えばサンドイッチ状クッキーまたはサンドイッチ状クラッカーであり、多量(high volume)の載加物(filler)または載加物クリームを成し遂げるように、個々のベースパンに、リボン状に長く延びている載加物を重ね合わせることによって連続的に生産され得る。載加物は、高生産速度で、正確な堆積物を有する広い面領域を実現するように、細長いピースの上に置かれ得る。動いている底部ベースパン上への載加物クリームの流れ、および、リボン状の載加物の供給または切断は、ギロチンナイフ、ブレード、またはカッターを用いて実行される。
【0024】
図1に示されるように、本発明にしたがって、サンドイッチ状焼き菓子5の連続生産用の装置1は、前エッジ14および後エッジ16を有する底部ベースパン(bottom base cake)12を運ぶためのコンベヤシステム10を含むことができる。底部ベースパン12は底部ベースパン供給デバイス18から供給されることができる。装置1は、底部ベースパン12の位置を検出するための検出デバイス20をまた含むことができる。(図4の線4−4に沿った断面図に示される)載加物デポジッターまたはマンドレルアセンブリ25は、底部ベースパン12が底部ベースパン12上に載加物30の薄層32を達成するように運ばれているとき底部ベースパン12上に1層の載加物または載加物クリーム30を加えるために検出デバイス20の下流側に位置付けられることができる。頂部ベースパン堆積デバイス35は、サンドイッチ状焼き菓子5を得るように張り付けるように頂部ベースパン(top base cake)38を置くまたは加えるために載加物デポジッター25の下流側に位置付けられることができる。コンベヤシステム10は底部ベースパン12が運ばれる複数のワイヤ40と、薄層32およびサンドイッチ状焼き菓子5に加えてワイヤに沿ってベースパン12を運ぶように下部ベースパン12を押す複数のチェーン駆動ピン45とを含むことができる。ピン45は、連続ループチェーン50およびチェーン駆動機構52によって駆動されることができる。
【0025】
図1〜図5に示されているように、載加物デポジッターまたはマンドレルアセンブリ25は管状シャフト、シリンダー、またはステンシルマンドレル60を含むことができる。図1〜5および7に示されるように、管状シャフトまたはマンドレル60は、内部空洞62、管状シャフト60の内部空洞62に載加物30を供給するための少なくとも1つの入口65、および、シャフト60の1の側部における入口開口70を有する。管状シャフトは、好ましくは、管状シャフト60の反対を向いた端部72、74に各々が位置付けられた2つの入口65を有し、出口開口70は図2、3、5および7に示されているように2つの反対を向いた端部72、74間の約中央に位置付けられている。載加物はポンプ(不図示)によって入口65に供給されることができる。
【0026】
図1〜6に示されるように、ギロチンアセンブリ75は、内部空洞62からの載加物30を受け入れるために内部空洞62と出口開口70を介して流体連通状態にあるダイ開口82を有するダイ80を含むことができる。ダイは、内部空洞62からの載加物30を受け入れるための内部通路またはチャンバー84を有することができる。内部通路またはチャンバー84は、ダイ開口82を通して載加物30を押し出すためにダイ開口82に向けて内側で次第に狭くなる。ダイ80は、出口開口70に密閉性よく嵌まることができる。ダイは、図7に示される管状スリーブまたはマンドレル60においてネジ孔90の中にダイ80の孔88を通過するボルトまたはネジ86などの従来型の留め具を用いて管状シャフトまたはシリンダーまたはステンシルマンドレル60に固定されるまたは取り付けられることができる。ダイはポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ナイロンなどのような成形可能なプラスチック材料から作られることができる。
【0027】
図1に示されているように載加物デポジッター25およびギロチンアセンブリ75およびダイ80は、載加物30の流れ方向におけるダイ開口82を介しての長手方向軸が底部ベースパンおよびコンベヤの上面の平面または垂直線に対して斜めにあり、載加物リボンが従来のステンシルマンドレルにおけるのと同様に真っ直ぐ下方(垂直線に対して0°の角度)に流れないように、配置されている。本発明において採用される垂直線に対する方向の角度は、概して、約10°から約90°までの角度であり得、好ましくは約15°から約45°までの、さらに好ましくは約25°から約35°までの、例えば約30°または約「7時」の角度であり得る。開口82は概ね等しい載加物表面を達成するように、図2、5および6に示されるように細長い形、矩形、またはスリット形状を有することができる。他の実施形態において、開口は、でこぼこの形状を有するリボン状の載加物を置くように、のこ歯パターンのような不規則な形状を有することができる。
【0028】
ギロチンアセンブリ75は、図1、2、4、5および6に示されているように、ダイ開口82を開閉するためのギロチンナイフまたはブレードまたはカッター95を含むことができる。ギロチンナイフまたはブレードは、検出デバイス20による底部ベースパン12の位置の検知に応じて、ダイ開口82から押し出されるリボン状の載加物30を供給するまたはカットするための刃先97を含む。ギロチンナイフ95の延長または下方への動きは、ダイ開口82で載加物リボンを供給する。ギロチンナイフ95は開口82を塞ぎ、その最下方供給位置にギロチンを維持することは、次のベースパン12上に載加物を載せるためにギロチンナイフが引っ込められるまで、載加物のさらなる流出およびリボン生成を妨げる。
【0029】
ギロチンアセンブリ75またはダイ80はギロチンナイフまたはブレード95用のガイド100を含むことができ、それはギロチンナイフまたはブレード95の開口部105へ突出し、開口部105はガイド100の幅とほぼ同じ幅であるがガイド100の長さよりも長い長さを有する。ガイド100は、横への動きを妨げ、ギロチンナイフまたはブレード95の後退および延伸の動きのためのリミットまたはストップ位置をまた提供する。ギロチンアセンブリ75はギロチン保持器110をまた含み、それは平らなプレートであり得、それはダイ面から離れる方向におけるギロチンナイフまたはブレード95の移動を妨げることを助け、ダイ開口82でのまたは近くでのリボン状の載加物30の切断を容易にする。ギロチン保持器110は、ギロチン保持器の孔114を通過してギロチンガイド100のネジ孔116に締め付けられるボルトまたはネジ112のような従来型の締結デバイスを用いて、ガイド100に固定されるまたは留められることができる。
【0030】
空圧デバイスまたはエアーシリンダー120はダイ開口82を開閉し、そして、ベースパンの大きさのピースにリボン状の載加物30を供給したりまたは切断したりすることを実行するように、ダイ開口82を超えてナイフまたはブレードまたはカッターを動かすためにギロチンナイフまたはブレード95に接続されることができる。その接続は、ボルトおよびネジのようなクランプまたは他の締結デバイスを用いてなされ得る。ギロチンナイフまたはブレード95およびエアーシリンダー120は、シリンダーブラケット130に固定され得るシリンダーアングルブラケット125に取り付けられることができる。シリンダーブラケット130は、管状シャフトまたはステンシルマンドレル60周りに固定されるまたは締め付けられ得るカラー135に締め付けられることができる。カラー135に対してシリンダーブラケット130を留めることは、ボルトまたはネジ140のような従来型の留め具の使用で成し遂げられることができる。エアーシリンダーに対するギロチンナイフまたはブレード95の接続および管状シャフトまたはステンシルマンドレル60に対するそれらの取り付けは、静止したダイ80、静止したギロチンガイド100および静止したギロチン保持器110とのギロチンナイフまたはブレード95の滑り係合を提供する。
【0031】
検出デバイス20は、載加物30が底部ベースパン12に置かれることを可能にするようにダイ開口82を開くようにギロチンナイフまたはブレード95を作動させるシグナルまたはタイミング機構150を含むことができる。シグナルまたはタイミング機構150は、ダイ開口82を閉じてそれを所定時間間隔で閉じたままに維持するように、ギロチンナイフまたはブレード95をまた作動させることができる。ダイ開口82を閉じることは、所定の大きさにリボン30を出したりまたはカットしたりする。ダイ開口82を閉じることは、また、次の底部ベースパン12が検出デバイス20によって検出され、ダイ開口82が次のサイクルを始めて次の底部ベースパン12に載加物30が置かれることを可能にするように開かれるまで、ダイ開口82を通しての載加物30bのさらなる流出を妨げる。
【0032】
採用される検出デバイス20およびシグナルまたはタイミング機構150は、エンコーダー、機械的同期装置、フォトエレクトリックアイ、動き検出器、イメージングシステム、およびコンピュータのような、従来型の既知の電子、機械または電気機械デバイスであり得、それは有線または無線の通信リンク、ステッピングモーター、ギアなどのような既知の通信コネクタまたはデバイス160で互いに作動可能なように接続されることができる。本発明の実施形態において、開口を開き、押し出されたリボン状の載加物を供給し、開口を閉じたままに維持するための、ギロチンの動きのタイミングまたはサイクルは、下部ベースパンの位置の検出、および、ピンまたは底部ベースパン間の既知の間隔、ベースパンの長さ、および、コンベヤの移動速度のような既知または所定パラメーターに基づいて算出されることができる。
【0033】
採用されるサンドイッチ装置は、フィリングデポジッターマンドレルを回転することの必要性なしに、および、載加物または載加物クリームの塗布のための底部ベースパンの連続運搬の停止の必要性なしに、個々の底部ベースパンに対してリボン状の糖衣を塗布するための、フィリングデポジッターおよびベースパン検出デバイス、および、シグナルおよびタイミングデバイスを有する本発明にしたがって変更されたりまたは改良部品装置を組み込まれたりした従来型のクッキーまたはクラッカーサンドイッチ機械であり得る。本発明にしたがう変更のためのコンベヤシステムを搭載した従来型のサンドイッチ機械は、UKのピーターバラのAPVベーカー(例えば、APV高速度クリーマーまたはパイルパッククリーマーサンドイッチ機械)およびシカゴ、I11のピーター機械会社によって作られたクッキーサンドイッチ機械を含む。本発明にしたがって変更されることができるサンドイッチ機械は、ファイへの特許文献4、ローズらへの特許文献5、リリーらへの特許文献7、ニューベリーらへの特許文献8、コッセへの特許文献9、ローズへの特許文献10、ピントらへの特許文献11、ピントらへの特許文献12およびミハロスらへの特許文献13に開示されていて、それらの開示は、ここで言及することにより、その全体が組み入れられる。
【0034】
本発明の載加物デポジッターは、長手方向に位置を調整され、ベースパン運搬用ピンおよびパン支持用ワイヤを備えたコンベヤシステムに送る上流側および下流側のマガジンを備えたメインフレームに取り付けられることができる。下部ベースパンは、複数の支持用ワイヤにしたがって移動可能である複数のピンによって上流側のマガジンから1つずつ移されることができる。一般的に、ピンは、2つの概して平行な支持用ワイヤと概して直角を成す面に対で配置されている。各対のピンは、下部ベースパン上への載加物クリームの供給のためにクリームデポジッターに対してワイヤの上部に支持される各下部ベースパンを押す。載加物クリームの供給の後、載加物クリームの供給を受けた下部ベースパンは、複数の平行なワイヤに沿ってピンによって、上部ベースパンがサンドイッチ状クッキーを形成するように置かれる下流側のマガジンに、運ばれる。
【0035】
ピンまたはフィンガーは、概して円筒形に形作られ、同じ鉛直面において頂部および底部ベースパンの後エッジを揃える。同じサイズのベースパンにとって、ベースパンの前エッジは、ある鉛直面にまた揃えられ、底部および頂部ベースパンは互いに同軸に揃えられるだろう。複数の平行なベースパン支持用ワイヤは、対向する1対のピン間に延びることができる。ピンは、各々、コネクタまたは側部プレートを介して、コンベヤシステムの循環チェーンの輪に取り付けられることができる。コネクタまたは側部プレートは、従来のように、チェーンの上壁または側壁に、ネジ止めされたり、リベットで留められたりすることができ、そうでなければ、留め具を介して取り付けられたりまたは締め付けられたりすることができる。各ピンは、ピンの中へ側部プレートを通してまたはそれから延びるネジまたはボルトまたは他の従来型の留め具によって、コネクタまたは側部プレートに留められることができる。循環チェーンは、例えば、電気モーターまたはエンドスプロケットのようなスプロケット周りのようなものであるモーターによって、駆動されることができる。
【0036】
コンベヤシステムは、また、下部ベースパンの移動方向に対して横断する方向において、上部ベースパンを下部ベースパンと揃えるための側部レールガイドを含むことができる。対向する側部レールガイドは、支持用ワイヤおよびピンの外側に位置付けられることができる。側部レールは、上方に、下部ベースパンがサンドイッチ状クッキーの製造の間およびその後に運ばれる支持用ワイヤの長さにしたがって、延びることができる。側部レールは、上方に、そして、支持用ワイヤの長さにしたがって延びることができ、その支持用ワイヤ上において、下部ベースパンは第1マガジンを介して堆積セクションを介してそして第2マガジンにまで運ばれ、その位置で、ガイドは、サンドイッチ状クッキーの製造のために、上部ベースパンを受け入れることができるようにオフセットされることができる。
【0037】
サンドイッチ機械によるサンドイッチ状焼き菓子の製造後、サンドイッチ状焼き菓子は、コーティング材料の任意的な塗布のためにコンベヤに運ばれることができる。本発明の実施形態において、サンドイッチ状焼き菓子は、チョコレートまたはコンパウンドコーティングでコーティングされたり、または、従来型のコーティングまたは装飾装置を使って別の香料添加剤および/または着色剤で処理されたりすることができる。そして、サンドイッチ状クッキーは、従来のように、数えられ、そして包装されるために運ばれることができる。
【0038】
ベースパンは、従来型のクッキーおよびクラッカー形成、平らなパン形成、および従来の生地形成装置および機械およびベーキングオーブンを用いて、従来のように作られることができる。例えば、本発明に実施形態において、クッキーベースパンは、生地ピースを形成するための回転モールダーを用いて生産されることができ、生地ピースは、頂部および底部ベースパンを得るようにゾーンオーブンにおいて焼かれることができる。本発明の他の実施形態において、クラッカーベースパンは、生地シートを形成し、シート状に延ばされた生地を覆い、シート状の生地をピースに切断し、そして頂部および底部ベースパンを得るようにゾーンオーブンでそのピースを焼くことによって生み出されることができる。ベースパンは、穀物粉から作られることができ、不規則に形作られた側部を有することができる。採用される載加物または載加物クリームは、従来の方法で作られた任意の従来の載加物であり得る。実施形態において、載加物クリーム15は、例えば、チョコレートまたはバニラ風味のフィリング(例えば、オレオ(登録商標)糖衣)、フルーツフィリング、ジャム、ゼリー、ピーナッツバター、チーズ風味のフィリング、などであり得る。
【0039】
本発明の実施形態において、載加物は、含有物、粒状物または粒状風味成分、またはかけらを含むことができる。本発明で採用され得るその典型例は、ホワイト、ダーク、またはミルクチョコレートチップまたは塊、バタースコッチチップまたは塊、バニラチップまたは塊、バターチップまたは塊、ピーナッツバターチップまたは塊、ココナッツチップまたは塊、カラメルチップまたは塊、フルーツ風味チップまたは塊、または他の風味のチップまたは塊、干しブドウ、乾燥または脱水クランベリー、ラズベリー、ブルーベリー、ストロベリー、または他の乾燥ベリー、アプリコット、りんご、プラム、桃、オレンジ、バナナ、パイナップル、マンゴー、干しブドウ、スルタナ、およびチェリーピースを含む乾燥または脱水フルーツピースのようなフルーツピース、マカダミアナッツ、ピーナッツ、クルミ、アーモンド、へーゼルナッツ、ペカン、ブラジルナッツ、ピスタチオのようなナッツまたはナッツのピース、かぼちゃの種、焼いたまたは焼いていないコーヒー豆のような種、ニンジンピース、ブロッコリーピース、日干しトマトのような乾燥または脱水野菜ピース、キャンディまたはキャンディバーピース、インスタントのシリアルクラスター、および、それらの混合物を含む。採用され得る含有物の典型的な形状または形態は、ドロップ形状、チャック形状、スライス、サイコロ、粗みじん切り、または、丸ごとの干しブドウ、丸ごとのマカダミアナッツ、丸ごとのピーナッツのような丸ごと、およびそれらの混合物を含む。
【0040】
本発明の実施形態において、各底部ベースパンに置かれる載加物の量は、少なくとも約1.5立方インチ(25立方センチメートル)、例えば少なくとも約1.75立方インチ(28.7立方センチメートル)であり得、置かれる載加物は、少なくとも約2:1、好ましくは少なくとも約2.5:1の長さ対幅比を有することができる。例えば、好ましい実施形態において、底部および頂部ベースパンは、各々、約4.5インチ(11センチメートル)の長さおよび約1.75インチ(4.45センチメートル)の幅であり得、底部ベースパンに置かれる載加物の量は、約1.87立方インチ(30.6立方センチメートル)であり得、載加物は底部ベースパンの少なくとも上面を実質的に覆う。ベースパンおよびリボン状の載加物は、リボン状の載加物の堆積の間、運搬方向に長くされ得る。
【0041】
本発明の実施形態において、サンドイッチ状焼き菓子は、連続的に、高量産速度で、生み出されることができ、例えば、1分間につき少なくとも約75個のサンドイッチ、好ましくは1分間につき少なくとも約90個のサンドイッチが生産され得る。本発明の方法によれば、前エッジおよび後エッジを有する底部ベースパンは、運ばれているときにベースパンの位置を検出して、底部ベースパンの位置の検出に応じて前エッジを有するリボンを形成するようにダイ開口を通して載加物を押し出し、リボンの前エッジが底部ベースパンの前エッジにまたはその近くに位置するように底部ベースパン上にそのリボンを置き、底部ベースパン上に載加物の層を形成するようにリボンを供給し、そしてサンドイッチ状焼き菓子を形成するようにその層の上に頂部ベースパンを置くことによって、載加物を備えて積層されることができる。
【0042】
本発明にしたがって、リボンが供給されたとき、ダイ開口を通しての載加物のさらなる流出は、次の底部ベースパンが検出されるまで、そして、ダイ開口が次の底部ベースパン上に載加物が置かれることを可能にするように開かれる適切な時期まで、妨げられる。リボンは供給されることができ、載加物の流出はギロチンナイフまたはブレードによって妨げられることができる。載加物は、非回転ダイおよびダイ開口を備えた静止した非回転管状シャフトの中へそしてそれを通してポンプで押し出されることができる。載加物はダイ開口から出てくるので、載加物は、ベースパンを停止することなしに、下部ベースパンがダイ開口を過ぎて運ばれる間、下部ベースパン上に置かれることができる。
【0043】
本発明に実施形態において、底部ベースパンのエッジは検出されることができ、その検出に応じて、シグナルまたはタイミング機構は、載加物が底部ベースパンの上に置かれることを可能にするようにダイ開口を開くようにギロチンナイフまたはブレードを作動させることができる。シグナルまたはタイミング機構は、また、所定の大きさのリボンを供給するまたは所定の大きさにリボンをカットするようにダイ開口を閉じるようにギロチンナイフまたはブレードを作動させることができる。本発明に実施形態において、底部ベースパンの前エッジまたは後エッジは検出されることができ、その検出に応じて、シグナルまたはタイミング機構は、載加物が底部ベースパン上に置かれることができるようにダイ開口を開くようにギロチンナイフまたはブレードを作動させることができる。また、底部ベースパンの前または後エッジは検出されることができ、その検出に応じて、シグナルまたはタイミング機構は、所定の大きさのリボンを供給するまたは所定の大きさにリボンをカットし、そして次のベースパンのための次の堆積サイクルまで載加物のさらなる押し出しをブロックするように、ギロチンナイフまたはブレードを作動させることができる。
【0044】
タイミング機構は、そのリボンの前エッジが底部ベースパンの前エッジ近くに置かれるように算出された所定の期間後、ギロチンナイフまたはブレードを作動させることができる。また、その検出に応じて、シグナルまたはタイミング機構は、リボンがリボン後エッジを得るように供給されるように算出された所定の期間後、ギロチンナイフまたはブレードを作動させることができ、リボン後エッジはリボン後エッジが底部ベースパンの後エッジにまたはその近くに位置するように底部ベースパン上にかかるように許される。
【0045】
本発明に実施形態において、下部ベースパンは、下部ベースパンを押す複数のピンによって、ダイ開口を過ぎて、運ばれることができ、底部ベースパンのエッジは、底部ベースパンを運ぶ少なくとも1つのピンの存在を検出することによって検出されることができる。その検出に応じて、シグナルまたはタイミング機構は、載加物が底部ベースパン上に置かれることを可能にするようにダイ開口を開くようにギロチンナイフまたはブレードを作動させることができ、所定の大きさのリボンを供給しまたは所定の大きさのリボンにカットするようにダイ開口を閉じるようにギロチンナイフまたはブレードを作動させることができる。
【0046】
本発明の他の実施形態において、クッキーバー製品のような非サンドイッチ状またはサンドイッチされていない製品または積層型バー製品は、頂部ベースパンの堆積を除くことによって、底部ベースパン上にリボン状の載加物が重ねられまたは置かれた状態に生産されることができる。本発明の態様にしたがって、単独ベースパンにのみ載加物を重ねたベークド製品は、載加物が置かれることができる空洞、凹部、または刻み目を有する平らな面または上面を有する底部ベースパンを用いて生み出されることができる。コーデュロイバターンまたはのこ歯パターンのような波型パターンは、頂部側または上部側にのこ歯またはうねのあるまたは複数の刻み目のついた構成を備えたダイ開口を用いて、重ねられる載加物の層またはリボンの上面に提供されることができる。本発明の実施形態において、積層型または非サンドイッチ状ベークド製品は、チョコレートのような装飾コンポジションで装飾されることができ、および/または、チョコレートチップまたはスプリンクルのような含有物を振りかけられることができる。
【符号の説明】
【0047】
1 装置
5 サンドイッチ状焼き菓子
10 コンベヤシステム
12 底部ベースパン
14 前エッジ
16 後エッジ
20 検出デバイス
25 載加物デポジッター
38 頂部ベースパン
60 管状シャフト
75 ギロチンアセンブリ
120 空圧デバイス

【特許請求の範囲】
【請求項1】
サンドイッチ状または非サンドイッチ状焼き菓子の連続生産の方法であって、
a)前エッジおよび後エッジを有する底部ベースパンを運ぶこと、
b)該ベースパンの位置を検出すること、
c)該底部ベースパンの位置の検出に応じて、前エッジを有するリボンを形成するようにダイ開口を通して載加物を押し出すこと、
d)該リボンの該前エッジが該底部ベースパンの該前エッジにまたは近くに位置するように該底部ベースパンに該リボンを置くこと、および、
e)該底部ベースパンに該載加物の層を形成するように該リボンを供給すること
を備え、
該リボンが供給されたとき、次の底部ベースパンが検出され、該ダイ開口が前記次の底部ベースパンに載加物が置かれることを可能にするように開かれるまで、ダイ開口を通しての該載加物のさらなる流出は妨げられることを特徴とする、サンドイッチ状または非サンドイッチ状焼き菓子の連続生産の方法。
【請求項2】
ギロチンナイフまたはブレードによって、該リボンは供給され、そして該載加物の流出は妨げられることを特徴とする請求項1に記載の、サンドイッチ状または非サンドイッチ状焼き菓子の連続生産の方法。
【請求項3】
該リボンは、リボン後エッジを得るように供給され、該リボン後エッジは該リボン後エッジが該底部ベースパンの該後エッジにまたは近くに位置するように該底部ベースパン上にかかることが許容されることを特徴とする請求項2に記載の、サンドイッチ状または非サンドイッチ状焼き菓子の連続生産の方法。
【請求項4】
該底部ベースパンのエッジは検出され、前記検出に応じて、シグナルまたはタイミング機構は所定の大きさに該リボンを供給しまたはカットするギロチンナイフまたはブレードを作動させることを特徴とする請求項1に記載の、サンドイッチ状または非サンドイッチ状焼き菓子の連続生産の方法。
【請求項5】
該底部ベースパンの後エッジは検出され、前記検出に応じて、シグナルまたはタイミング機構は所定の大きさに該リボンを供給しまたはカットするギロチンナイフまたはブレードを作動させることを特徴とする請求項4に記載の、サンドイッチ状または非サンドイッチ状焼き菓子の連続生産の方法。
【請求項6】
該底部ベースパンの前エッジは検出され、前記検出に応じて、シグナルまたはタイミング機構は所定の大きさに該リボンを供給しまたはカットするギロチンナイフまたはブレードを作動させることを特徴とする請求項4に記載の、サンドイッチ状または非サンドイッチ状焼き菓子の連続生産の方法。
【請求項7】
該底部ベースパンの前エッジは検出され、該検出に応じて、シグナルまたはタイミング機構は載加物が底部ベースパン上に置かれることを可能にするように該ダイ開口を開くように、ギロチンナイフまたはブレードを作動させることを特徴とする請求項1に記載の、サンドイッチ状または非サンドイッチ状焼き菓子の連続生産の方法。
【請求項8】
該底部ベースパンの前エッジの該検出に応じて、タイミング機構は、該リボンの該前エッジが該底部ベースパンの該前エッジ近くに置かれるように算出された所定の期間後、該ギロチンナイフまたはブレードを作動させることを特徴とする請求項7に記載の、サンドイッチ状または非サンドイッチ状焼き菓子の連続生産の方法。
【請求項9】
該底部ベースパンの該前エッジは検出され、該検出に応じて、シグナルまたはタイミング機構は載加物が底部ベースパン上に置かれることを可能にするように該ダイ開口を開くように、ギロチンナイフまたはブレードを作動させることを特徴とする請求項4に記載の、サンドイッチ状または非サンドイッチ状焼き菓子の連続生産の方法。
【請求項10】
該底部ベースパンのエッジは検出され、前記検出に応じて、シグナルまたはタイミング機構は、載加物が底部ベースパン上に置かれることを可能にするように該ダイ開口を開くようにギロチンナイフまたはブレードを作動させ、そして、所定の大きさに該リボンを供給しまたはカットするように該ダイ開口を閉じるように該ギロチンナイフまたはブレードを作動させることを特徴とする請求項1に記載の、サンドイッチ状または非サンドイッチ状焼き菓子の連続生産の方法。
【請求項11】
該下部ベースパンは、該ダイ開口を過ぎて、該下部ベースパンを押す複数のピンによって運ばれることを特徴とする請求項1に記載の、サンドイッチ状または非サンドイッチ状焼き菓子の連続生産の方法。
【請求項12】
該底部ベースパンのエッジは、該底部ベースパンを運ぶ少なくとも1つのピンの存在を検出することによって検出されることを特徴とする請求項11に記載の、サンドイッチ状または非サンドイッチ状焼き菓子の連続生産の方法。
【請求項13】
該下部ベースパンは、該ダイ開口を過ぎて、該下部ベースパンを押す複数のピンによって運ばれ、該底部ベースパンのエッジは、該底部ベースパンを運ぶ少なくとも1つのピンの存在を検出することによって検出され、前記検出に応じて、シグナルまたはタイミング機構は、載加物が底部ベースパン上に置かれることを可能にするように該ダイ開口を開くようにギロチンナイフまたはブレードを作動させ、そして、所定の大きさに該リボンを供給しまたはカットするように該ダイ開口を閉じるように該ギロチンナイフまたはブレードを作動させることを特徴とする請求項1に記載の、サンドイッチ状または非サンドイッチ状焼き菓子の連続生産の方法。
【請求項14】
該下部ベースパンはクラッカーまたはクッキーであり、該載加物は前記ダイ開口を備えた管状シャフトの中へおよびそれを通して押し出され、該載加物が該ダイ開口から出てくるとき、該下部ベースパンが該下部ベースパンを押す複数のピンによって該ダイ開口を過ぎて運ばれる間、該載加物は該下部ベースパン上に置かれることを特徴とする請求項1に記載の、サンドイッチ状または非サンドイッチ状焼き菓子の連続生産の方法。
【請求項15】
各底部ベースパン上に置かれる載加物の量は、少なくとも約25立方センチメートルであり、該底部ベースパンが運搬方向に細長いことを特徴とする請求項1に記載の、サンドイッチ状または非サンドイッチ状焼き菓子の連続生産の方法。
【請求項16】
該載加物は、のこ歯パターン開口を有するダイを用いてでこぼこの面パターンを有して置かれることを特徴とする請求項1に記載の、サンドイッチ状または非サンドイッチ状焼き菓子の連続生産の方法。
【請求項17】
該載加物は粒状物を含むことを特徴とする請求項1に記載の、サンドイッチ状または非サンドイッチ状焼き菓子の連続生産の方法。
【請求項18】
該載加物はスリット形状のダイ開口を用いて概ね均一な面パターンを有して置かれ、置かれた載加物は少なくとも約2:1の長さ対幅比を有することを特徴とする請求項1に記載の、サンドイッチ状または非サンドイッチ状焼き菓子の連続生産の方法。
【請求項19】
サンドイッチ状焼き菓子を形成するように、その積層された上に、頂部ベースパンを置くことをさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の、サンドイッチ状または非サンドイッチ状焼き菓子の連続生産の方法。
【請求項20】
サンドイッチ状または非サンドイッチ状焼き菓子の連続生産のための装置であって、
a)前エッジおよび後エッジを有する底部ベースパンを運ぶコンベヤシステム、
b)該底部ベースパンの位置を検出するための検出デバイス、および、
c)該底部ベースパンに載加物の層を得るように該底部ベースパンが運ばれているときに該底部ベースパンの上に載加物の層を加えるための載加物デポジッターであって、該載加物デポジッターは、内部空洞を有する管状シャフトと、該管状シャフトの該内部空洞に載加物を供給するための少なくとも1つの入口と、該シャフトの一つの側部の出口開口と、該内部空洞からの載加物を受けるための該内部空洞と該出口開口を通して流体連通状態のダイ開口を有するダイであって該ダイ開口を通して載加物を押し出すためのダイと、該ダイ開口を開閉するためのギロチンナイフまたはブレードであって検出デバイスによる該底部ベースパンの位置の検出に応じて該ダイ開口から押し出される載加物のリボンを供給しまたはカットするためのギロチンナイフまたはブレードとを備える、載加物デポジッター
を備えたことを特徴とする、サンドイッチ状または非サンドイッチ状焼き菓子の連続生産のための装置。
【請求項21】
該検出デバイスはシグナルまたはタイミング機構を含み、
該シグナルまたはタイミング機構は、
載加物が該底部ベースパンに置かれることを可能にするように該ダイ開口を開くように該ギロチンナイフまたはブレードを作動させ、
所定の大きさに該リボンを供給しまたはカットするように、また、該次の底部ベースパンが検出され、該ダイ開口が該次の底部ベースパンに載加物が置かれることを可能にするように開かれるまで該ダイ開口を通しての載加物のさらなる流出を妨げるように、該ダイ開口を閉じるように、該ギロチンナイフまたはブレードを作動させる
ことを特徴とする請求項20に記載の、サンドイッチ状または非サンドイッチ状焼き菓子の連続生産のための装置。
【請求項22】
該ダイは該ギロチンナイフまたはブレードの開口部の中へ突出する該ギロチンブレードまたはカッターのためのガイドを含み、ギロチン保持器は該ガイドに固定され、該ギロチンナイフまたはブレードは該ダイおよび該保持器との滑り係合用にブラケットに取り付けられ、そして、空圧デバイスは該ダイ開口を開閉するように該ダイ開口を超えて該ナイフまたはブレードを動かすために該ギロチンナイフまたはブレードに接続されていることを特徴とする請求項20に記載の、サンドイッチ状または非サンドイッチ状焼き菓子の連続生産のための装置。
【請求項23】
該コンベヤシステムは、前記下部ベースパンが上を移動される複数のワイヤ、および、該ワイヤにしたがって該ベースパンを運ぶように該下部ベースパンを押す複数のピンを備えたことを特徴とする請求項20に記載の、サンドイッチ状または非サンドイッチ状焼き菓子の連続生産のための装置。
【請求項24】
サンドイッチ状焼き菓子を得るように、その積層されたものに、頂部ベースパンを置くまたは加えるための頂部ベースパン堆積デバイスをさらに備えたことを特徴とする請求項20に記載の、サンドイッチ状または非サンドイッチ状焼き菓子の連続生産のための装置。
【請求項25】
底部ベースパンに載加物の層を得るように該底部ベースパンが運ばれているときに該底部ベースパンの上に載加物の層を加えるための載加物デポジッターであって、
該載加物デポジッターは、
a)内部空洞を有する管状シャフト、
b)該管状シャフトの該内部空洞に載加物を供給するための少なくとも1つの入口、
c)該シャフトの1つの側部の出口開口、
d)該内部空洞からの載加物を受けるための該内部空洞と該出口開口を通して流体連通状態のダイ開口であって該ダイ開口を通して載加物を押し出すためのダイ開口を有するダイ、および、
e)該ダイ開口を開閉するためのギロチンナイフまたはブレードであって、該底部ベースパンの位置の検出に応じて該ダイ開口から押し出される載加物のリボンを供給しまたはカットするためのギロチンナイフまたはブレード
を備えたことを特徴とする、底部ベースパンの上に載加物の層を加えるための載加物デポジッター。
【請求項26】
シグナルまたはタイミング機構は、
載加物が該底部ベースパンに置かれることを可能にするように該ダイ開口を開くように該ギロチンナイフまたはブレードを作動させ、
所定の大きさに該リボンを供給しまたはカットするように、また、該ダイ開口を通しての該載加物のさらなる流出を妨げるように、該ダイ開口を閉じるように、該ギロチンナイフまたはブレードを作動させる
ことを特徴とする請求項25に記載の、底部ベースパンの上に載加物の層を加えるための載加物デポジッター。
【請求項27】
該ダイは該ギロチンナイフまたはブレードの開口部の中へ突出する該ギロチンナイフまたはブレードのためのガイドを含み、ギロチン保持器は該ガイドに固定され、該ギロチンナイフまたはブレードは該ダイおよび該保持器との滑り係合用にブラケットに取り付けられ、そして、空圧デバイスは該ダイ開口を開閉するように該ダイ開口を超えて該ナイフまたはブレードまたはカッターを動かすために該ギロチンナイフまたはブレードに接続されていることを特徴とする請求項25に記載の、底部ベースパンの上に載加物の層を加えるための載加物デポジッター。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2010−119390(P2010−119390A)
【公開日】平成22年6月3日(2010.6.3)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2009−258856(P2009−258856)
【出願日】平成21年11月12日(2009.11.12)
【出願人】(508247877)クラフト・フーヅ・グローバル・ブランヅ リミテッド ライアビリティ カンパニー (53)
【Fターム(参考)】