説明

サービス提供装置、サービス提供システム、サービス提供方法、サービス提供プログラム、および記録媒体

【課題】遊技者の遊技履歴に対応したサービスの提供を可能にすることにより、遊技者をより満足させるとともに、遊技機の稼働率の向上を図ること。
【解決手段】管理装置120は、受付部401と、取得部402と、判断部403と、提供部404とを備える。受付部401は、遊技者の端末からのアクセス要求を受け付ける。取得部402は、遊技機に対する遊技者の遊技履歴を取得する。判断部403は、受付部401がアクセス要求を受け付けた際に、取得部402によって取得された遊技履歴に基づいて、当該遊技者にアクセス権があるか否かを判断する。提供部404は、判断部403によって当該遊技者にアクセス権があると判断された場合に、取得部402によって取得された遊技履歴に基づいて、遊技者の端末に対して所定のサービスを提供する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、遊技者が保有するポイント数に対応して所定のサービスを提供するサービス提供装置、サービス提供システム、サービス提供方法、サービス提供プログラム、および記録媒体に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、パチンコ遊技機や回胴式遊技機(いわゆるスロット遊技機)などを設置した遊技場においては、顧客である遊技者を固定化するため、サービスの向上を目的とした会員登録がおこなわれている。会員登録に際しては、たとえば、遊技者を特定するための遊技者特定情報(会員ID)が記録された会員カードが発行される。そして、遊技者が会員カードを遊技機などに挿入して遊技することにより、会員カードには来店や遊技内容に合わせたポイント数が付与される。そして、遊技者に対して、付与されたポイント数に応じて種々のサービスの提供がおこなわれている。
【0003】
このようなポイントを付与するポイント付与装置には、来店回数や遊技時間などに応じてポイントを付与するだけでなく、遊技者に対しておもしろみを感じさせることのできるものなどが種々提案されている。たとえば、大当たり図柄や、リーチ演出キャラクタなどの演出に対応して付与させるポイントを設定するとともに、当該設定したポイント値を適宜変更可能にした技術が知られている(たとえば、下記特許文献1参照。)。また、付与されたポイントは、たとえば、ポイント数に応じた景品や、遊技台の優先予約券などのサービスとして還元されることが一般におこなわれている。
【0004】
【特許文献1】特開2006−141687号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上述した特許文献1は、遊技者に対して一律にポイントを付与するものであり、付与されたポイントをサービスに還元する場合には、遊技者に対して一律にポイントが還元されることとなり、遊技者の遊技履歴に対応したサービスの提供をおこなうことができないといった問題がある。
【0006】
この発明は、上述した従来技術による問題点を解消するため、遊技者の遊技履歴に対応したサービスの提供を可能にすることにより、遊技者をより満足させるとともに、遊技機の稼働率の向上を図ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上述した課題を解決し、目的を達成するため、この発明にかかるサービス提供装置は、遊技者の端末からのアクセス要求を受け付ける受付手段と、遊技機に対する遊技者の遊技履歴を取得する取得手段と、前記受付手段がアクセス要求を受け付けた際に、前記取得手段によって取得された前記遊技履歴に基づいて、当該遊技者にアクセス権があるか否かを判断する判断手段と、前記判断手段によって当該遊技者にアクセス権があると判断された場合に、前記取得手段によって取得された前記遊技履歴に基づいて、遊技者の端末に対して所定のサービスを提供する提供手段と、を備えることを特徴とする。
【0008】
この発明によれば、遊技者の遊技履歴に基づいて、所定のサービスを提供することができる。
【0009】
また、上記発明において、前記取得手段は、遊技機に対する遊技によって付与された遊技者の保有するポイント数を取得し、前記判断手段は、前記取得手段によって取得された前記ポイント数が所定の期間に付与されている場合に、当該遊技者にアクセス権があるものと判断するようにしてもよい。
【0010】
この発明によれば、遊技履歴として、ポイント数が付与された所定の時期を取得することができる。
【0011】
また、上記発明において、前記提供手段は、前記取得手段によって取得された前記ポイント数に対応した内容の前記所定のサービスを提供するようにしてもよい。
【0012】
この発明によれば、遊技履歴として、遊技によって付与されたポイント数に基づき、当該ポイント数に対応した内容のサービスを提供することができる。
【0013】
また、上記発明において、前記提供手段は、前記取得手段によって取得された前記ポイント数に対応した時間分の前記所定のサービスを提供するようにしてもよい。
【0014】
この発明によれば、遊技履歴として、遊技によって付与されたポイント数に基づき、当該ポイント数に対応した時間分のサービスを提供することができる。また、この発明によれば、アクセス時間を制限するようにしたサービスを提供することができる。
【0015】
また、上記発明において、前記提供手段は、前記取得手段によって取得された前記ポイント数に対応した内容の前記所定のサービスとして、コンテンツを提供するようにしてもよい。
【0016】
この発明によれば、所定のサービスとして、楽曲や映像などのコンテンツを提供することができる。
【0017】
また、上記発明において、前記提供手段は、前記取得手段によって取得された前記ポイント数に対応した掲示板へのアクセスサービスを提供するようにしてもよい。
【0018】
この発明によれば、所定のサービスとして、書き込みや閲覧などの掲示板へのアクセスサービスを提供することができる。
【0019】
また、上記発明において、前記ポイント数は、遊技機の種別ごとに対応したポイント数であり、前記取得手段は、前記種別ごとの遊技機に対する遊技者の遊技履歴を取得し、前記判断手段は、当該遊技者に前記種別ごとのアクセス権があるか否かを判断し、前記提供手段は、前記判断手段によって当該遊技者に前記種別ごとのアクセス権があると判断された場合に、前記取得手段によって取得された前記種別ごとの遊技履歴に基づいて、前記種別ごとに対応した内容の所定のサービスを提供するようにしてもよい。
【0020】
この発明によれば、遊技機の種別ごとに付与されるポイント数に対応したサービスを提供することができる。
【0021】
また、上記発明において、前記遊技機の種別は、遊技機の機種別に分類されたものであり、前記ポイント数は、遊技機の機種に対応したポイント数としてもよい。
【0022】
この発明によれば、遊技機の機種(機種名)ごとに付与されるポイント数に対応したサービスを提供することができる。
【0023】
また、上記発明において、前記遊技機の種別は、遊技機のメーカ別に分類されたものであり、前記ポイント数は、遊技機のメーカに対応したポイント数としてもよい。
【0024】
この発明によれば、遊技機の製造メーカごとに付与されるポイント数に対応したサービスを提供することができる。
【0025】
また、この発明にかかるサービス提供システムは、遊技者の端末からのアクセス要求を受け付ける受付手段と、遊技者の遊技機に対する遊技履歴を取得する取得手段と、前記受付手段がアクセス要求を受け付けた際に、前記取得手段によって取得された前記遊技履歴に基づいて、当該遊技者にアクセス権があるか否かを判断する判断手段と、を備えた管理装置と、前記管理装置の前記判断手段によって当該遊技者にアクセス権があると判断された場合に、前記取得手段によって取得された前記遊技履歴に基づいて、遊技者の端末に対して所定のサービスを提供する提供手段を備えた提供装置と、を備えることを特徴とする。
【0026】
この発明によれば、管理装置と提供装置とを別々のものとしたサービス提供システムを構築することにより、たとえば、遊技場内のコンピュータ装置に管理装置の機能を具備させ、Webサーバに提供装置の機能のみを具備させることができる。
【発明の効果】
【0027】
本発明にかかるポイント付与装置によれば、遊技者の遊技履歴に対応したサービスの提供を可能にすることにより、遊技者をより満足させるとともに、遊技機の稼働率の向上を図ることができるという効果を奏する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0028】
以下に添付図面を参照して、この発明にかかるサービス提供装置、サービス提供システム、サービス提供方法、サービス提供プログラム、および記録媒体の好適な実施の形態を詳細に説明する。
【0029】
(サービス提供システム100のシステム構成)
まず、本実施の形態にかかるサービス提供システム100のシステム構成について説明する。図1は、本実施の形態にかかるサービス提供システム100のシステム構成図である。図1において、サービス提供システム100は、複数の遊技機M−1〜M−nと、複数の遊技媒体貸出装置110−1〜110−nと、管理装置120と、Webサーバ130と、クライアント端末140とを備え、それぞれをインターネット、LANおよびWANなどのネットワークを介して接続したものである。
【0030】
遊技機M−1〜M−nは、遊技場に設置されるパチンコ遊技機である。なお、遊技機M−1〜M−nは、回胴式遊技機(いわゆるスロット遊技機)であってもよい。また、遊技の進行にともなって発生する遊技情報を外部のコンピュータ装置(たとえば、遊技媒体貸出装置110−1〜110−n)に配信する機能を有している。遊技情報とは、図柄の変動開始、リーチ演出の発生、大当たりの発生、確率変動状態の発生、スタート回数などを示す情報などのほか、発射された遊技媒体の数(アウト玉数)や、遊技機M−1〜M−nが払い出した遊技媒体の数(セーフ玉数)などを示す情報である。
【0031】
遊技媒体貸出装置110−1〜110−nは、それぞれ隣接する遊技機M−1〜M−nと一対一で設置/接続されており、その遊技機M−1〜M−nの遊技に使用される遊技球や遊技メダルなどの遊技媒体を貸し出すコンピュータ装置である。この遊技媒体貸出装置110−1〜110−nは、遊技中の入金額、遊技媒体の貸出額、再プレイ玉数などの遊技情報を管理装置120に配信する機能を有している。
【0032】
また、遊技媒体貸出装置110−1〜110−nは、隣接する遊技機M−1〜M−nの種別を特定するための遊技機情報を送信する機能を有している。さらに、遊技媒体貸出装置110−1〜110−nは、後述する会員カードを基に、遊技者を特定するための遊技者情報を送信する機能を有している。本実施の形態においては、遊技媒体貸出装置110−1〜110−nによって上述した各機能を実現しているが、遊技機M−1〜M−nごとに設置される台コンピュータによってその機能を実現してもよい。
【0033】
なお、上述したように、遊技情報は、遊技機M−1〜M−nからのアウト玉数やセーフ玉数などの情報、および遊技媒体貸出装置110−1〜110−nからの入金額、貸出額などの情報等、遊技に関する情報である。本実施の形態においては、遊技情報は、主に、遊技媒体貸出装置110−1〜110−nからの遊技媒体の貸出額として説明する。
【0034】
管理装置120は、管理DB(データベース)121を備えており、たとえば、遊技場に設置されている。この管理装置120は、各遊技者に対して所定のサービスを提供するためのポイントを付与し、付与したポイント情報を管理する機能を有している。付与するポイントは、各遊技者の遊技の度合いに応じて発生する遊技情報(たとえば、貸出額)を基に算出されるものである。そして、このポイントは、遊技機情報に基づく遊技機M−1〜M−nの種別と、遊技情報(会員情報)に基づく遊技者とに対応付けられて管理DB121に格納される。なお、ポイントの付与については、後述する図6および図15を用いて詳細に説明する。
【0035】
Webサーバ130は、Webサイトによりサービスを提供するコンピュータ装置である。このWebサーバ130は、クライアント端末140からのアクセス要求を受け付けるとともに、遊技者の保有するポイント数に応じて、たとえば、コンテンツを配信するなどのサービスを提供する機能を有している。クライアント端末140は、たとえば、遊技者が所有する自宅のPC(パーソナル・コンピュータ)や、携帯電話端末などのコンピュータ装置である。
【0036】
(管理DB121のデータ構造)
つぎに、管理DB121のデータ構造について説明する。図2は、管理DB121のデータ構造を示す説明図である。図2において、管理DB121には、遊技場の会員ごとに付与されているポイント数を集計したポイント情報200が格納されている。
【0037】
具体的には、管理DB121には、ポイント情報200として、各会員番号210の、メーカ220に対応する機種230ごとの累積機種ポイント240と、当該機種またはメーカに対応した遊技履歴250とが格納されている。ここで、会員番号210のうち「P−0001」を例に挙げて説明すると、メーカAに対応する機種a−1,a−2,a−3の累積機種ポイント240がそれぞれ100ポイント,111ポイント,13ポイントとして格納されている。
【0038】
累積機種ポイント240のポイント数は、たとえば、遊技媒体貸出装置110−1〜110−nから配信される遊技情報としての貸出額に基づいて算出されるものである。このポイント数は、たとえば、1000円の貸出額につき1ポイントとして算出されるものであり、つまり、機種a−1の累積機種ポイント240が100ポイントであるということは、遊技者が機種a−1の遊技に対して、10万円費やしたことを示している。
【0039】
遊技履歴250は、所定の期間として、たとえば、最近3日間の遊技履歴の有無を示したものである。遊技履歴の有無は、たとえば、最近3日の間に付与されたポイント数が有る場合に、遊技履歴が有るものとする。つまり、図2において、機種a−1,a−2については最近3日の間にポイントが1ポイント以上、付与されたことを示し、機種a−3については最近3日の間にポイントが付与されていないことを示している。
【0040】
なお、本実施の形態においては、遊技履歴の有無は、最近3日の間に付与されたポイント数の有無に基づくものとしたが、これに限られるものではなく、たとえば、最近1ヶ月のうち朝9〜11時に遊技していた回数が10回以上有るか無いかということに基づくものとしてもよいし、最近3ヶ月のイベントにて遊技した回数が3回以上有るか無いかということに基づくものとしてもよい。
【0041】
(コンピュータ装置のハードウェア構成)
つぎに、図1に示したコンピュータ装置(遊技媒体貸出装置110、管理装置120、Webサーバ130、およびクライアント端末140)のハードウェア構成について説明する。図3は、コンピュータ装置のハードウェア構成を示すブロック図である。図3において、コンピュータ装置は、CPU301と、ROM302と、RAM303と、磁気ディスクドライブ304と、磁気ディスク305と、光ディスクドライブ306と、光ディスク307と、音声I/F(インタフェース)308と、スピーカ309と、入力デバイス310と、映像I/F311と、ディスプレイ312と、通信I/F313とを備えている。また、各構成部301〜313はバス320によってそれぞれ接続されている。
【0042】
CPU301は、コンピュータ装置全体の制御を司る。ROM302は、ブートプログラム、通信プログラム、データ解析プログラムなどのプログラムを記録している。RAM303は、CPU301のワークエリアとして使用される。
【0043】
磁気ディスクドライブ304は、CPU301の制御にしたがって、磁気ディスク305に対するデータの読み取り/書き込みを制御する。磁気ディスク305は、磁気ディスクドライブ304の制御で書き込まれたデータを記録する。磁気ディスク305としては、たとえば、HD(ハードディスク)や、FD(フレキシブルディスク)を用いることができる。
【0044】
光ディスクドライブ306は、CPU301の制御にしたがって、光ディスク307に対するデータの読み取り/書き込みを制御する。光ディスク307は、光ディスクドライブ306の制御にしたがってデータの読み出される着脱自在な記録媒体である。光ディスク307は、書き込み可能な記録媒体を利用することもできる。また、この着脱自在な記録媒体として、光ディスク307のほかに、MO、メモリカードなどであってもよい。
【0045】
音声I/F308は、音声出力用のスピーカ309に接続される。スピーカ309は、音声を出力する。入力デバイス310は、文字、数値、各種指示などの入力のための複数のキーを備えたリモコン、キーボード、マウス、タッチパネルなどが挙げられる。
【0046】
映像I/F311は、ディスプレイ312と接続される。映像I/F311は、具体的には、たとえば、ディスプレイ312全体の制御をおこなうグラフィックコントローラと、即時表示可能な画像情報を一時的に記録するVRAM(Video RAM)などのバッファメモリと、グラフィックコントローラから出力される画像データに基づいて、ディスプレイ312を表示制御する制御ICなどによって構成される。
【0047】
ディスプレイ312には、アイコン、カーソル、メニュー、ウィンドウ、または文字や画像などの各種データが表示される。このディスプレイ312は、たとえば、CRT、TFT液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイなどを採用することができる。通信I/F313は、ネットワークに接続され、CPU301とのインタフェースとして機能する。
【0048】
(サービス提供システム100の機能的構成)
つぎに、本実施の形態にかかるサービス提供システム100の機能的構成について説明する。図4は、本実施の形態にかかるサービス提供システム100の機能的構成を示すブロック図である。図4において、サービス提供システム100は、管理装置120と、Webサーバ130と、クライアント端末140とを備えて構成されている。
【0049】
はじめに、Webサーバ130から説明する。Webサーバ130は、受付部401と、取得部402と、判断部403と、提供部404とを備えて構成される。これら各機能401〜404は、ROM302やRAM303などのメモリに格納された当該機能に関するプログラムをCPU301に実行させることにより、当該機能を実現することができる。
【0050】
受付部401は、インターネットを介して、クライアント端末140からのアクセス要求を受け付ける。受付部401は、アクセス要求の受け付けとともに、たとえば、会員IDやパスワード情報を受け付ける。そして、図示外の認証部により、遊技者の認証がおこなわれ、遊技者が特定される。
【0051】
取得部402は、受付部401が受け付けたアクセス要求を基に、管理装置120から当該遊技者の遊技機に対する遊技履歴を取得する。具体的には、図示外の送信部から遊技履歴の送信要求がおこなわれることに基づいて、取得部402は遊技履歴を取得する。ここでいう遊技履歴は、遊技した時期の情報である。この、遊技履歴は、貸出額、セーフ玉数、アウト玉数、遊技時間などを基にした遊技した時期の情報であってもよいが、代表的には、ポイントが付与された時期の情報が挙げられる。本実施の形態において、このポイントは、遊技機の機種に対応して付与される機種ポイントとするが、遊技機のメーカに対応して付与されるメーカポイントや、パチンコ遊技機やスロット遊技機などの分類のジャンルに対応して付与されるポイントなどであってもよい。
【0052】
判断部403は、受付部401がアクセス要求を受け付けた際に、取得部402によって取得された遊技履歴に基づいて、当該遊技者にアクセス権が有るか否かを判断する。判断部403は、具体的には、遊技履歴としての、ポイントが付与された時期の情報に基づいて、当該ポイントが所定の期間(たとえば、最近3日以内)に1ポイント以上、付与されている場合に、当該遊技者にアクセス権が有るものと判断する。したがって、遊技者に保有するポイントがあったとしても、最近3日間の遊技履歴がない場合には、アクセス権がないものと判断される。
【0053】
提供部404は、判断部403によって当該遊技者にアクセス権が有ると判断された場合に、取得部402によって取得された遊技履歴に基づいて、遊技者の端末に対して所定のサービスを提供する。ここでいう遊技履歴は、遊技した時期の情報を用いてもよいが、本実施の形態においては、遊技者の遊技内容の情報が用いられる。この遊技内容の情報は、貸出額、セーフ玉数、アウト玉数、遊技時間などの情報を用いてもよいが、代表的には、遊技者が保有するポイント数の情報が挙げられる。
【0054】
さらに、提供部404は、遊技者が所有することのできる楽曲コンテンツなど、ポイント数(累積機種ポイント)に対応したコンテンツをサービスとして提供する。また、提供部404は、ゲームコンテンツなどのように、アクセス時間を制限するようにしたサービスを提供する場合には、ポイント数(累積機種ポイント)に対応した時間分のサービスを提供する。
【0055】
このようなサービスの具体的な内容としては、ゲーム、映画、音楽などのコンテンツの配信によるサービスのほか、掲示板への書き込みや閲覧などのアクセスサービスが挙げられる。そして、遊技者は、ポイント数に応じて、これらのサービスを受けることができる。具体的には、遊技者は、サービス内容がコンテンツの配信によるサービスの場合、ポイント数に対応したコンテンツを受信したり、または、ポイント数に対応した時間分のコンテンツを受信したりすることができる。なお、掲示板は、遊技者同士が書き込みにより情報交換等することができるサイト(以下、「掲示板サイト」という)である。
【0056】
また、サービス内容が掲示板へのアクセスサービスの場合、遊技者は、たとえば、ポイント数に対応した掲示板への書き込み権や閲覧権が与えられ、ポイント数が多いほど、書き込み量を多くするようにしたり、閲覧できるページの量を多くするようにしたりしてもよい。
【0057】
なお、サービスの提供は、必ずしもポイント数などの遊技の内容に対応させる必要はなく、たとえば、閲覧によるアクセスサービスにおいては、遊技した時期の情報に基づいて、単に、最近3日間の遊技履歴が有る場合に、掲示板への全閲覧権を提供するようにしてもよい。また、コンテンツの配信によるサービスにおいても、遊技した時期の情報に基づいて、単に、最近3日間の遊技履歴が有る場合に、ダウンロードできるようにしてもよい。
【0058】
ここで、所定の期間を、最近3日間とした点について、一例を挙げて補足しておく。たとえば、掲示板サイトにおいては、遊技場や遊技機に対して、日々、遊技者による書き込みや閲覧がおこなわれている。特に、新台入れ替え時などにおいては、遊技者は、メーカが配布する遊技案内などの公の情報に加え、実際に遊技をした人の情報を収集する傾向にあるため、掲示板サイトへのアクセスが多くなる。ところが、掲示板サイトには、実際に遊技をしていないにもかかわらず、書き込みをする人が少なからずおり、たとえば、嘘の情報が書き込まれたり、遊技機や遊技場に対する誹謗や中傷が書き込まれたりすることがある。
【0059】
このような書き込みがおこなわれると、本当の情報を知りたい遊技者にとってみれば、有効な情報を得ることができないだけでなく、遊技機メーカや、遊技場などにとってみれば、迷惑を被ることになる。したがって、新台入れ替え時など、掲示板サイトへのアクセスが増加する期間を考慮し、遊技履歴を最近3日間として、当該遊技履歴の有る遊技者に対してのみ、掲示板へのアクセスをおこなえるようにすれば、掲示板に書き込まれる情報を有効な情報とすることができる。
【0060】
つぎに、クライアント端末140について説明する。クライアント端末140は、入力部421と、送信部422と、受信部423と、表示部424とを備えている。入力部421は、遊技者からのアクセス要求の入力がおこなわれる。送信部422は、入力部421に入力されたアクセス要求をWebサーバ130に送信する。受信部423は、Webサーバ130から配信された、コンテンツなどのサービスを受信する。表示部424は、受信部423が受信したサービスの内容を表示する。
【0061】
管理装置120は、読込部411と、送信部412と、受信部413と、更新部414とを備えている。読込部411は、Webサーバ130からの遊技履歴の送信要求に基づいて、管理DB121に格納されている遊技者の遊技履歴やポイント数の情報を読み込む。送信部412は、読込部411によって読み込まれた遊技者の遊技履歴やポイント数の情報をWebサーバ130に送信する。受信部413は、Webサーバ130によってサービスの提供がおこなわれた後に、サービス提供後のポイント数を受信する。更新部413は、ポイント数を更新し、管理DB121に当該ポイント数を格納させる。
【0062】
なお、図4に示したサービス提供システム100は、管理装置120と、Webサーバ130とを別々の構成としたが、たとえば、Webサーバ130に全ての機能を具備させてもよい。また、管理装置120に、受付部401と、取得部402と、判断部403との機能を具備させ、Webサーバ130に提供部404のみを具備させた構成としてもよい。
【0063】
さらに、管理装置120は、図4ではサービスの提供をおこなうための機能構成として説明したが、ポイントの付与をおこなうための機能をも有しており、詳細については図6を用いて後述する。
【0064】
(遊技媒体貸出装置110の外観)
つぎに、本実施の形態にかかる遊技媒体貸出装置110−1〜110−n(以下、単に「遊技媒体貸出装置110」と表記する)の外観について説明する。図5は、遊技媒体貸出装置110の一例を示す外観図である。図5において、遊技媒体貸出装置110は、紙幣投入口501と、ディスプレイ502と、操作ボタン503と、会員カード投入口504と、精算コイン投入口505と、精算コイン返却口506と、第1のアンテナ507と、第2のアンテナ508とを備えている。
【0065】
紙幣投入口501は、遊技媒体の借り入れに使用される紙幣の投入を受け付ける。ディスプレイ502は、紙幣投入口501に投入された紙幣の投入金額やポイント情報などを表示する。操作ボタン503は、機能設定に関する各種の入力や遊技者による暗証番号入力などを受け付ける。
【0066】
会員カード投入口504は、遊技場の会員に対して発行される会員カード(後述する可搬型ICタグ622に相当)の挿入を受け付け、また、挿入された会員カードの返却をおこなう。精算コイン投入口505は、たとえば、会員以外の遊技者、いわゆるビジターである遊技者が使用する精算コインの投入を受け付ける。精算コイン返却口506は、遊技終了時などに、残額のある精算コインを返却する。
【0067】
第1のアンテナ507は、会員カード投入口504と精算コイン投入口505との間の装置内部に配設されており、会員情報などを読み取る読取部621(図6参照)に接続されている。この第1のアンテナ507は、会員カード投入口504に挿入された会員カード、および精算コイン投入口505に投入された精算コインから電波を受信する機能を有している。
【0068】
第2のアンテナ508は、装置本体に配線されており、上記読取部621に接続されている。この第2のアンテナ508は、遊技機内部の部品に貼付された非接触ICタグ631(図6参照)の近傍に取り付けられ、非接触ICタグ631からの電波を受信する機能を有している。この第2のアンテナ508は、遊技機M−1〜M−n(以下、単に「遊技機M」と表記する)が入れ替えられると、非接触ICタグ631の近傍から取り外され、入れ替えられた遊技機Mの非接触ICタグ631の近傍に再度取り付けられる。
【0069】
(管理装置120のポイント付与をおこなうための機能的構成)
つぎに、本実施の形態にかかる管理装置120のポイント付与をおこなうための機能的構成について説明する。図6は、本実施の形態にかかる管理装置120のポイント付与をおこなうための機能的構成を示すブロック図である。図6において、管理装置120は、遊技媒体貸出装置110と、遊技媒体貸出装置110を介して遊技機Mとに接続されている。
【0070】
管理装置120は、受信部601と、取得部602と、算出部603と、格納制御部604とを備えて構成される。これら各機能601〜604は、ROM302やRAM303などのメモリに格納された当該機能に関するプログラムをCPU301に実行させることにより、当該機能を実現することができる。
【0071】
受信部601は、遊技者が遊技する遊技機Mの種別を特定するための遊技機情報を遊技媒体貸出装置110の読取部621から受信する。遊技機情報は、遊技機Mを特定するための遊技機Mの台番号、機種名、メーカ名を示す情報が含まれている。遊技機Mの種別とは、パチンコ遊技機やスロット遊技機などの分類のジャンル別のほか、いわゆるデジパチや羽根ものなどジャンルを分類した分野別、さらには、分野をメーカごとに分類したメーカ別や、メーカを機種ごとに分類した機種別が挙げられる。本実施の形態においては、遊技機Mの種別は、機種別に分類されるものとする。なお、遊技機Mの種別は、遊技者の嗜好をより詳細に反映させるために、機種名を仕様ごとに分類したスペック別に分類してもよい。また、遊技機情報には、詳細については後述するが、遊技機Mの識別情報が含まれている。
【0072】
また、受信部601は、遊技者を特定するための遊技者情報を、遊技媒体貸出装置110の読取部621から受信する。遊技者情報は、遊技場の会員に発行される会員カードなどの可搬型ICタグ622に記録されている。この遊技者情報は、会員カードが会員カード投入口504(図5参照)に挿入されると、第1のアンテナ507を介して、読取部621により読み取られるものである。
【0073】
取得部602は、遊技機Mにおける遊技者の遊技の度合いに応じて発生し、遊技情報に含まれる貸出額を遊技媒体貸出装置110の外部出力制御部620から取得する。なお、取得部602は、遊技機Mの外部出力制御部632から送信される遊技情報として、たとえば、アウト玉数の情報や、遊技時間などの、遊技の度合いを示す情報を、遊技媒体貸出装置110を介して取得する。
【0074】
また、本実施の形態において、取得部602は、遊技媒体貸出装置110を介して遊技情報を取得するようにしているが、遊技機Mから直接、遊技情報を取得してもよい。さらに、取得部602は、遊技機Mの遊技情報を収集する他のコンピュータ装置(たとえば、データカウンタ)から遊技機Mの遊技情報を取得してもよい。
【0075】
算出部603は、取得部602によって取得された遊技情報に対応したポイント数を算出する。本実施の形態において、算出部603は、遊技情報である貸出額に対応したポイント数を算出するものであり、たとえば、1000円の貸出額を1ポイントとして算出すればよい。また、このような算出方法以外にも、たとえば、遊技情報としてアウト玉数を用いた場合には、アウト玉数に対応したポイント数を算出すればよく、具体的には、アウト玉数250球につき1ポイントとして算出してもよい。また、遊技情報として遊技時間を用いた場合には、算出部603は、遊技時間に対応したポイント数を算出すればよく、たとえば、遊技時間5分につき1ポイントとして算出してもよい。
【0076】
格納制御部604は、受信部601によって受信された遊技機情報に基づく遊技者の遊技した遊技機Mの種別に、算出部603によって算出された遊技機Mの種別ごとのポイント数を対応付けて格納部としての管理DB121に格納させる。詳細には、格納制御部604は、遊技者を特定する遊技者情報と、遊技機情報としての機種またはメーカの情報と、算出部603によって算出されたポイント数とを関連付けて格納させる。
【0077】
つぎに、遊技媒体貸出装置110、および遊技機Mについて説明する。遊技媒体貸出装置110の読取部621は、遊技者を特定するための遊技者情報が記録された可搬型ICタグ622から、当該遊技者情報を読み取る機能を有する。可搬型ICタグ622は、任意に持ち運びが可能な記録媒体であり、たとえば、上述した会員カードに相当する。可搬型ICタグ622には、遊技者情報や有価価値が付与された有価情報などが記録されたICタグが埋め込まれている。
【0078】
遊技者情報には、可搬型ICタグ622を識別するためのタグIDや遊技場の会員を識別するための会員IDなどが含まれている。また、有価情報には、遊技媒体の借り入れに使用可能な残額を示す残額情報、および、獲得された遊技媒体数(いわゆる、「貯玉情報」)などが含まれている。本実施の形態において、ポイント情報は、管理DB121にて一括管理されるものとして説明しているが、可搬型ICタグ622に記録される有価情報にポイント情報を含ませることは勿論可能である。
【0079】
この可搬型ICタグ622は、内部に埋設されている送受信アンテナ(不図示)を介して遊技媒体貸出装置110と非接触型の通信をおこなう。たとえば、図5に示した会員カード投入口504に可搬型ICタグ622(会員カード)が挿入されると、可搬型ICタグ622と遊技媒体貸出装置110との間で無線通信がおこなわれ、可搬型ICタグ622に対する各種情報の読み取りや書き込みがおこなわれる。
【0080】
具体的には、会員カード投入口504に可搬型ICタグ622が挿入されると、読取部621によって可搬型ICタグ622から遊技者情報が読み取られる。読取部621によって読み取られた遊技者情報は、遊技機Mの遊技情報とともに、遊技媒体貸出装置110から管理装置120の受信部601に送信される。なお、会員を識別するためには、上述した会員カードによる認証のほかにも、携帯電話などの情報端末を利用した認証や、指紋認証、静脈認証、虹彩認証などの生体認証を用いてもよい。
【0081】
また、読取部621は、遊技機Mに設けられた非接触ICタグ631の所定範囲内に配設された第2のアンテナ508を用いて、非接触ICタグ631から遊技機Mを特定するための遊技機情報を読み取る機能を有する。非接触ICタグ631は、電磁誘導または電波を利用して非接触通信をおこなうICタグであり、たとえば、遊技機Mの制御を司る主基板、当該主基板に実装されているROM、または当該主基板を被覆する基板ケースなどに貼付されている。識別情報は、非接触ICタグ631に一意的に割り当てられ、たとえば、遊技機Mを識別するための遊技機ID、遊技場を識別するための遊技場ID、および遊技機Mのメーカを特定するためのメーカIDなどを含んでいる。読取部621によって読み取られた識別情報は、遊技機Mの遊技機情報として遊技媒体貸出装置110から管理装置120の受信部601に送信される。
【0082】
また、設定情報は、遊技機Mに設けられた非接触ICタグ631に記録されている識別情報と対応付けて設定される情報であり、ROM302やRAM303などのメモリに予め記憶されている。具体的には、設定情報は、識別情報(正規の非接触ICタグ631に記録されている識別情報)を含む情報(遊技機ID、遊技場ID、およびメーカIDなど)である。このように、設定情報および識別情報を用いることにより、遊技機Mを特定することができるだけでなく、たとえば、設定情報と識別情報の各IDが異なる場合に、遊技機Mの入れ替えがあったことを検出することや、ROMの不正改造や裏ロムに交換されるなどの不正行為を検出することができる。
【0083】
(サービス提供システム100によるサービス提供処理手順)
つぎに、本実施の形態にかかるサービス提供システム100によるサービス提供処理手順について説明する。図7は、本実施の形態にかかるサービス提供システム100によるサービス提供処理手順を示すシーケンス図である。図7に示すシーケンス図は、サービスの提供として、たとえば、ポイント数に応じてアクセス時間が制限されるオンラインゲームがおこなわれる場合の処理について説明する。
【0084】
図7において、まず、クライアント端末140にて、コミュニティサイトへのアクセスがあると(ステップS701)、Webサーバ130は会員からのアクセスを受け付ける(ステップS702)。このとき、会員ID(ユーザID)やパスワード情報などを基に、遊技者の認証がおこなわれる。そして、Webサーバ130は、遊技者を特定し、管理装置120に対して遊技履歴の送信要求をおこなう(ステップS703)。そして、管理装置120は、遊技履歴の送信要求を受信し(ステップS704)、Webサーバ130に、遊技者の遊技履歴を送信する(ステップS705)。なお、遊技履歴は、上述したように、遊技した時期の情報としてのポイントが付与された時期の情報と、遊技した内容の情報としての累積ポイント数の情報である。
【0085】
Webサーバ130は、遊技者の遊技履歴を受信するまで待機状態にあり(ステップS706:Noのループ)、遊技者の遊技履歴を受信すると(ステップS706:Yes)、最近3日間の遊技履歴があるか否かを判断する(ステップS707)。なお、最近3日間の遊技履歴があるか否かの判断は、上述したように、ポイントが付与された時期の情報に基づいて、当該ポイントが最近3日以内に付与されているか否かの判断である。
【0086】
ステップS707において、最近3日間の遊技履歴があると判断した場合(ステップS707:Yes)、累積ポイント数に基づいて、アクセス可能時間を算出し(ステップS708)、アクセス許可通知をクライアント端末140に送信する(ステップS709)。一方、ステップS707において、最近3日間の遊技履歴がないと判断した場合(ステップS707:No)、アクセス不許可通知をクライアント端末140に送信する(ステップS710)。
【0087】
そして、クライアント端末140は、アクセス許可通知を受信したか否かを判断する(ステップS711)。ステップS711において、アクセス許可通知を受信したと判断した場合(ステップS711:Yes)、ログインがおこなわれる(ステップS712)。そして、サービスの提供として、オンラインゲームが開始される(ステップS713)。
【0088】
なお、ステップS713においては、オンラインゲームの開始としたが、このほかにも、ネットムービーや、掲示板サービスなど、複数のサービスの提供が可能な場合には、詳細については図10を用いて後述するが、それらを受け付ける表示をおこない、遊技者から受け付けたサービスを提供すればよい。
【0089】
そして、Webサーバ130では、アクセス可能時間が0となるか否かを判断し(ステップS714)、ステップS714において、アクセス可能時間が0となった場合(ステップS714:Yes)、接続を強制終了する(ステップS715)。一方、クライアント端末140では、接続強制終了を受信したか否かを判断する(ステップS716)。ステップS716において、接続強制終了を受信した場合(ステップS716:Yes)、接続を強制終了し(ステップS717)、一連の処理を終了する。ステップS716において、接続強制終了を受信していない場合(ステップS716:No)、ログアウトしたか否かを判断する(ステップS718)。
【0090】
ステップS718において、ログアウトしていない場合(ステップS718:No)、ステップS716に移行する。また、ステップS718において、ログアウトした場合(ステップS718:Yes)、接続終了となり(ステップS719)、一連の処理を終了する。
【0091】
また、Webサーバ130では、ステップS714において、アクセス可能時間が0とならない場合(ステップS714:No)、図中において破線を省略しているが、クライアント端末140のステップS718におけるログアウトの情報に基づき、ログアウトしたか否かを判断する(ステップS720)。ステップS720において、ログアウトしたと判断した場合(ステップS720:Yes)、接続を終了する(ステップS721)。ステップS720において、ログアウトしていないと判断した場合(ステップS720:No)、ステップS714に移行する。そして、ステップS715およびステップS721にて接続を終了すると、管理装置120に対して、ポイント情報の更新要求をおこない(ステップS722)、一連の処理を終了する。
【0092】
そして、管理装置120では、更新要求を受信するまで待機状態にあり(ステップS723:Noのループ)、更新要求を受信すると(ステップS723:Yes)、当該遊技者のポイント情報を更新し(ステップS724)、一連の処理を終了する。また、クライアント端末140では、ステップS711において、アクセス許可通知を受信しないと判断した場合(ステップS711:No)、つまり、アクセス不許可通知を受信した場合、メッセージを出力し(ステップS725)、一連の処理を終了する。なお、ステップS725における、出力するメッセージの詳細については、図8を用いて、後述する。以上のように、遊技履歴に基づいたサービスの提供がおこなわれる。
【0093】
(クライアント端末140のディスプレイ312に表示されるメッセージの表示の一例)
つぎに、本実施の形態において、クライアント端末140のディスプレイ312に表示されるメッセージの表示の一例について説明する。図8は、本実施の形態において、クライアント端末140のディスプレイ312に表示されるメッセージの表示の一例を示す説明図である。図8に示す説明図は、図7のステップS725に示した表示処理における、メッセージを出力した際の表示画面800を示したものである。このように、過去3日間の遊技履歴が無く、サイトにアクセスができない場合には、その旨が遊技者に通知されるようになっている。
【0094】
(サイトに接続する際のクライアント端末140における表示画面の表示の一例)
つぎに、本実施の形態において、サイトに接続する際のクライアント端末140における表示画面の表示の一例について説明する。図9〜図14は、本実施の形態において、サイトに接続する際のクライアント端末140における表示画面の表示の一例を示す説明図である。図9に示す表示画面900は、上述した図7のステップS701のコミュニティサイトへのアクセス時に表示されるログイン画面である。このログイン画面には、「ユーザID」901、および「パスワード」902が表示されており、遊技者からの入力を受け付けるように表示されている。そして、「ユーザID」901、および「パスワード」902が入力され、認証されるとともに、遊技履歴に基づくアクセスの許可がある場合、つまり、ログインした場合、図10に示す表示画面に移行する。
【0095】
図10に示す表示画面1000は、機種ポイントに対応したサービスを提供するための画面であり、遊技者が所望するサービスの選択を受け付ける画面を示している。この表示画面1000には、「機種a−1 サイト」1001が表示されている。機種a−1は、テレビドラマ(時代劇H)をモチーフにしたパチンコ遊技機である。符号1002に示すように、保有ポイント数は100ポイントである。この保有ポイント数は、機種a−1に対する遊技者の保有する機種ポイントである。また、表示画面1000には、選択ボタン1011〜1013が表示され、ネットムービーまたはオンラインゲームが選択可能に表示されている。
【0096】
選択ボタン1011には、ネットムービーの「X物語」の必要ポイント数が、たとえば、50ポイントとして表示されている。遊技者が選択ボタン1011を選択すると、遊技者の保有する50ポイントが、ネットムービー「X物語」の配信によるサービスとして還元されるようになっている。なお、「X物語」は、シリーズ化されている時代劇Hのうちの一つであり、サブタイトルを示している。また、選択ボタン1012についても、同様に、遊技者が選択ボタン1012を選択すると、遊技者の保有する60ポイントが、ネットムービー「Y物語」の配信によるサービスとして還元されるようになっている。
【0097】
また、選択ボタン1013は、オンラインゲーム「Z編」が、1ポイント当たり3分間のプレイポイントとして表示されており、つまり、遊技者の保有するポイント数が100ポイントであるとすると、300分プレイできることを示している。なお、「Z編」は、シリーズ化されている時代劇Hのうちの一つであり、サブタイトルを示している。
【0098】
このような表示画面1000において、遊技者が選択ボタン1013を選択した場合、つまり、オンラインゲームを選択した場合、図11に示す表示画面に移行する。図11に示す表示画面1100は、遊技者に対する確認画面であり、遊技者が開始ボタン1101を選択すると、オンラインゲームが開始される。そして、オンラインゲームが開始されると同時に、アクセス可能時間のカウントダウンが開始される。このあと、遊技者がオンラインゲームを300分おこなったとすると、図12に示す表示画面に移行する。
【0099】
図12に示す表示画面1200は、符号1201に示すように、遊技者の保有するポイント数が0になっており、オンラインゲームの強制終了を示している。なお、この表示画面1200は、上述した図7のステップS719において、表示される画面である。このようにして、サイトに接続した際のクライアント端末140における表示がおこなわれる。なお、オンラインゲームの終了は、時間経過によって強制終了する場合のほかに、遊技者がログアウトすることによって終了する場合もある。
【0100】
また、図10に示す表示画面1000において、遊技者が選択ボタン1011を選択した場合、つまり、ネットムービーを選択した場合、図13に示す表示画面に移行する。図13に示す表示画面1300は、遊技者に対する確認画面であり、遊技者がダウンロードボタン1301を選択すると、ネットムービーのダウンロードが開始される。そして、ダウンロードが終了すると、図14に示す表示画面に移行する。
【0101】
図14に示す表示画面1400は、符号1401に示すように、遊技者の保有する残りのポイント数が50になっており、ネットムービーをダウンロードしたことにより、50ポイント減少したことを示している。このようにして、ネットムービーをダウンロードした際の表示がおこなわれる。
【0102】
なお、このようなコンテンツの配信によるサービスの提供のほかに、掲示板へのアクセスサービスをおこなってもよい。つまり、ポイント数に応じた書き込み権や閲覧権を与えるサービスとしてもよい。具体的には、1ポイントにつき1行の書き込み権や閲覧権を与えたり、1ポイントにつき1分の書き込み権や閲覧権を与えたりしてもよい。
【0103】
上述した説明では、機種a−1に対応するサイトとして説明したが、遊技者が複数の機種(機種a−1と機種a−2)の機種ポイントを保有しており、各機種の遊技履歴があり、各機種に対応するサービスの提供が可能になっている場合、図10に示す画面の前段階に、遊技者からの機種の選択を受け付ける画面を表示するようにし、遊技者から受け付けた機種に対応するサービスを提供するようにしてもよい。
【0104】
(管理装置120によるポイント付与処理手順)
つぎに、管理装置120によるポイント付与処理手順について説明する。図15は、管理装置120によるポイント付与処理手順を示すシーケンス図である。図15において、まず、遊技媒体貸出装置110が遊技機Mの非接触ICタグ631を読み取る(ステップS1501)。そして、メーカID、遊技機IDを記憶する(ステップS1502)。
【0105】
このあと、会員カードが挿入されたか否かを判断する(ステップS1503)。ステップS1503において、会員カードが挿入されるまで待機し(ステップS1503:Noのループ)、会員カードが挿入されると(ステップS1503:Yes)、管理装置120に会員照会情報(遊技者情報)を送信する(ステップS1504)。そして、管理装置120は、遊技媒体貸出装置110に、受信した会員照会情報に対応する会員情報を送信する(ステップS1505)。
【0106】
このあと、遊技媒体貸出装置110は、暗証番号の入力を受け付け、暗証番号が認証されるまで、待機状態にあり(ステップS1506:Noのループ)、暗証番号が認証されると(ステップS1506:Yes)、遊技情報を取得する(ステップS1507)。なお、遊技情報は、上述したように、貸出額を含む情報である。
【0107】
そして、会員カードが排出されたか否かを判断する(ステップS1508)。ステップS1508の判断は、具体的には、会員カードの排出ボタンが押されたか否かの判断である。ステップS1508において、会員カードが排出されるまでは(ステップS1508:No)、ステップS1507に移行し、会員カードが排出されると(ステップS1508:Yes)、管理装置120に遊技情報を送信する(ステップS1509)。この遊技情報は、遊技開始から遊技終了までの貸出額などの図16に示す遊技情報であり、詳細については後述する。
【0108】
そして、管理装置120は、遊技媒体貸出装置110から送信された遊技情報を受信する(ステップS1510)。そして、これら遊技情報を記憶する(ステップS1511)。さらに、記憶した遊技情報のうち、貸出額(たとえば、19000円)を基に、ポイント(たとえば、19ポイント)を算出する(ステップS1512)。そして、遊技機Mの機種にポイントを対応付ける(ステップS1513)。このあと、機種と当該機種に対応付けた機種ポイントとを格納し(ステップS1514)、一連の処理を終了する。また、遊技媒体貸出装置110は、ディスプレイ502に遊技結果である遊技情報を表示し(ステップS1515)、一連の処理を終了する。
【0109】
上述したポイント付与処理では、遊技機Mの機種に対応する機種ポイントを付与するようにしたが、遊技機Mのメーカに対応するメーカポイントや、遊技機Mのジャンルに対応するポイントを付与してもよい。また、管理装置120から遊技媒体貸出装置110に、付与された機種ポイントのポイント情報を送信するとともに、受信したポイント情報を遊技媒体貸出装置110のディスプレイ502に表示してもよい。また、付与されたポイントは、遊技者が見たいときに、会員カードを挿入することにより、いつでも表示されるようにしてもよい。
【0110】
(遊技媒体貸出装置110から送信される遊技情報の一例)
つぎに、遊技媒体貸出装置110から送信される遊技情報の一例について説明する。図16は、遊技媒体貸出装置110から送信される遊技情報の一例を示す説明図である。図16に示す説明図は、図15のステップS1509において、遊技媒体貸出装置110から送信される遊技情報を示したものであり、遊技開始から遊技終了までの遊技情報を示したものである。
【0111】
図16に示す遊技情報1600は、会員番号P−0001の遊技者の遊技情報である。この遊技情報1600は、メーカAの機種a−1について、貸出額19000円を費やしたことを示している。なお、遊技時間が92分、アウト玉数が6590個、セーフ玉数が1860個になっている。このような遊技情報1600が、遊技者ごとに作成されるとともに、遊技終了時に管理装置120に送信される。そして、管理装置120は、たとえば、1000円の貸出額につき1ポイントを算出することにより、19000円の貸出額に対して19ポイントを算出する。
【0112】
以上のように、本実施の形態にかかるサービス提供システム100は、遊技者の遊技履歴に基づいて、遊技者にアクセス権が有るか否かを判断するとともに、当該遊技履歴に基づいて、クライアント端末140に対して所定のサービスを提供するようにした。このような構成によれば、遊技者の遊技履歴に対応したサービスの提供を可能にすることにより、遊技者をより満足させるとともに、遊技機Mの稼働率の向上を図ることができる。
【0113】
また、本実施の形態では、遊技者の保有するポイント数が所定の期間に付与されている場合に、当該遊技者にアクセス権が有るものと判断するようにした。このような構成によれば、遊技履歴の取得に際し、従来から用いられているポイント付与装置を用い、ポイントが付与された時期の情報を用いることができる。また、遊技履歴としてのポイントを付与した期間を所定の期間として限定することにより、たとえば、最近来店した遊技客や、イベント時に来店した遊技客に対してのみ、アクセス権を与えることができ、特定の遊技者を優遇することができる。また、所定の期間に遊技履歴のない遊技者に対してサービスの提供をおこなうことができないが、遊技者がサービスの提供を受けたいという意思を持っている場合には、ポイント数の獲得のために遊技場に来店するようになる。そして、遊技場では、遊技機Mの稼働率の向上につながる。
【0114】
また、本実施の形態では、ポイント数に対応した内容のサービスを提供するようにした。つまり、所定期間に遊技履歴があり、遊技者の保有するポイント数が多いほど、より多くのサービスや、より質の高いサービスを提供することができる。これにより、遊技者は、ポイント数を獲得する意欲が高まり、ポイント数の獲得のために再来店するようになる。そして、遊技場では、遊技機Mの稼働率の向上につながる。
【0115】
また、本実施の形態では、ポイント数に対応した時間分のサービスを提供するようにした。このような構成によれば、アクセス時間が制限されるサービスを提供することができる。したがって、遊技者は、興味のあるサイトにアクセスをおこなうために、ポイント数を獲得する意欲が高まる。これにより、遊技者は、ポイント数を獲得する意欲が高まり、ポイント数の獲得のために再来店するようになる。そして、遊技場では、遊技機Mの稼働率の向上につながる。
【0116】
また、本実施の形態では、ポイント数に対応した内容のサービスとして、コンテンツを提供するようにした。このような構成によれば、遊技者は、自宅のPCや、遊技者の携帯電話端末などで、いつでも好きなときにサービスを受けることができる。したがって、遊技者を満足させるサービスを提供することができる。
【0117】
また、本実施の形態では、ポイント数に対応した掲示板へのアクセスサービスを提供するようにしてもよい。具体的には、遊技履歴のある遊技者からの書き込みがおこなわれることにより、書き込まれる内容の信頼性は高いものとなる。したがって、遊技者は、有効な情報を閲覧することでき、満足するサービスを受けることができる。
【0118】
また、本実施の形態では、ポイント数は、遊技機Mの種別ごとに対応したポイント数とし、遊技機Mの種別ごとに遊技者のアクセス権が有る場合に、遊技機Mの種別ごとの遊技履歴に基づいて、遊技機Mの種別ごとに対応した内容のサービスを提供するようにした。具体的には、種別を、パチンコ遊技機やスロット遊技機などの分類のジャンル別としてもよいし、いわゆるデジパチや羽根ものなどジャンルを分類した分野別の分類としてもよい。つまり、ポイント数は、ジャンル別または分野別に対応したポイント数としてもよい。このような構成によれば、ジャンル別または分野別のサービスを提供することができる。したがって、パチンコファン、スロットファン、デジパチファン、羽根ものファンなど、遊技者の嗜好に対応したサービスを提供することができる。
【0119】
特に、本実施の形態では、遊技機Mの種別を遊技機Mの機種別に分類したものとし、ポイント数を遊技機Mの機種に対応したポイント数とした。具体的には、アニメや映画などをモチーフにした機種では、実際のアニメ、映画をダウンロードできるサービスや、有名人をモチーフにした機種では、たとえば、当該有名人の出演している映像をダウンロードできるサービスを提供することができる。また、掲示板へのアクセスサービスにおいては、実際に最近3日間の、当該機種の遊技履歴の有る遊技者からのみの書き込みがおこなわれることになるので、新台入れ替え時などに掲示板に書き込まれる機種に関する内容は有効な情報となる。したがって、機種ごとに対応したサービスを提供することができ、遊技者の嗜好に対応したサービスを提供することができる。
【0120】
また、本実施の形態では、遊技機Mの種別を遊技機Mのメーカ別に分類したものとし、ポイント数を遊技機Mのメーカに対応したポイント数としてもよい。このような構成によれば、メーカごとのサービスを提供することができる。つまり、メーカ独自のキャラクタ映像や楽曲などをダウンロードできるサービスを提供することができる。したがって、メーカごとに対応したサービスを提供することができ、遊技者の嗜好に対応したサービスを提供することができる。
【0121】
また、付与されるポイントをメーカポイントとし、提供されるサービスを機種ごとのサービスとすることも可能であり、この場合、保有するメーカポイントに対応して、当該メーカの機種ごとのサービスを提供できるようにしてもよい。より具体的には、遊技者がメーカAに対応するメーカポイントおよび遊技履歴を保有しており、メーカAの機種a−1,a−2,a−3に対応するサービスがある場合、遊技者の選択によっていずれかの機種が選択された際に、選択された機種に対応するサービスを提供してもよい。
【0122】
さらに、本実施の形態において、機種ごとに対応して提供されるサービスが停止した場合、具体的には、一定の期間が経過したり、当該機種が遊技場から撤去されたりし、当該サービスに対する提供要求の頻度が少なくなり、当該機種のサービスを停止した場合、機種ポイントをメーカポイントに振り替えるようにしてもよい。これにより、機種ポイントに対応するサービスが中止された場合であっても、機種ポイントをサービスに還元できないといった遊技者の不利益を防止することができる。
【0123】
また、メーカポイントに振り替えられたポイントを、別途、機種ポイントに振り替えるようにしてもよい。この場合、たとえば、最近3日の間に遊技した機種への振り替えをおこなえるようにしてもよい。このように、メーカポイントから機種ポイントへの振り替えに際し、最近3日間の遊技履歴を有するという一定の制約を設けることにより、たとえば、掲示板へのアクセスサービスにおいては、新台入れ替え時などの掲示板への書き込みに対して、実際に最近3日間の、当該機種の遊技履歴の有る遊技者のみの書き込みが可能になるとともに、実際に遊技をしていない遊技者からの書き込みを防止できる。
【0124】
また、本実施の形態では、管理装置120と、Webサーバ130とを別々の構成としたが、たとえば、Webサーバ130に全ての機能を具備させてもよい。また、管理装置120に、受付部401と、取得部402と、判断部403(図4参照)との機能を具備させ、Webサーバ130に提供部404のみを具備させた構成としてもよい。
【0125】
以上説明したように、サービス提供装置、サービス提供システム、サービス提供方法、サービス提供プログラム、および記録媒体によれば、遊技者の遊技履歴や嗜好に対応したサービスの提供を可能にすることにより、遊技者をより満足させるとともに、遊技機の稼働率の向上を図ることができる。
【0126】
なお、本実施の形態で説明したサービス提供方法は、予め用意されたプログラムをパーソナル・コンピュータやワークステーション等のコンピュータで実行することにより実現することができる。このプログラムは、ハードディスク、フレキシブルディスク、CD−ROM、MO、DVD等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータによって記録媒体から読み出されることによって実行される。またこのプログラムは、インターネット等のネットワークを介して配布することが可能な伝送媒体であってもよい。
【産業上の利用可能性】
【0127】
以上のように、本発明にかかるサービス提供装置、サービス提供システム、サービス提供方法、サービス提供プログラム、および記録媒体は、パチンコ遊技機、スロット遊技機、その他各種遊技機に有用であり、特に、会員制を取り入れ、会員遊技者に対してポイントを付与することによりサービスを提供するようにしたパチンコホールやゲームセンター(プレイランド)での設置、使用に適している。
【図面の簡単な説明】
【0128】
【図1】本実施の形態にかかるサービス提供システムのシステム構成図である。
【図2】管理DBのデータ構造を示す説明図である。
【図3】コンピュータ装置のハードウェア構成を示すブロック図である。
【図4】本実施の形態にかかるサービス提供システムの機能的構成を示すブロック図である。
【図5】遊技媒体貸出装置の一例を示す外観図である。
【図6】本実施の形態にかかる管理装置のポイント付与をおこなうための機能的構成を示すブロック図である。
【図7】本実施の形態にかかるサービス提供システムによるサービス提供処理手順を示すシーケンス図である。
【図8】本実施の形態において、クライアント端末のディスプレイに表示されるメッセージの表示の一例を示す説明図である。
【図9】本実施の形態において、サイトに接続する際のクライアント端末における表示画面の表示の一例を示す説明図である。
【図10】本実施の形態において、サイトに接続する際のクライアント端末における表示画面の表示の一例を示す説明図である。
【図11】本実施の形態において、サイトに接続する際のクライアント端末における表示画面の表示の一例を示す説明図である。
【図12】本実施の形態において、サイトに接続する際のクライアント端末における表示画面の表示の一例を示す説明図である。
【図13】本実施の形態において、サイトに接続する際のクライアント端末における表示画面の表示の一例を示す説明図である。
【図14】本実施の形態において、サイトに接続する際のクライアント端末における表示画面の表示の一例を示す説明図である。
【図15】管理装置によるポイント付与処理手順を示すシーケンス図である。
【図16】遊技媒体貸出装置から送信される遊技情報の一例を示す説明図である。
【符号の説明】
【0129】
100 サービス提供システム
110,110−1〜110−n 遊技媒体貸出装置
120 管理装置
121 管理DB
130 Webサーバ
140 クライアント端末
200 ポイント情報
240 累積機種ポイント
250 遊技履歴
401 受付部
402 取得部
403 判断部
404 提供部
411 読込部
412 送信部
413 受信部
414 更新部
421 入力部
422 送信部
423 受信部
424 表示部
502 ディスプレイ
504 会員カード投入口
507 第1のアンテナ
508 第2のアンテナ
601 受信部
602 取得部
603 算出部
604 格納制御部
621 読取部
620 外部出力制御部
622 可搬型ICタグ
631 非接触ICタグ
632 外部出力制御部
800,900,1000,1100,1200,1300,1400 表示画面
M,M−1〜M−n 遊技機

【特許請求の範囲】
【請求項1】
遊技者の端末からのアクセス要求を受け付ける受付手段と、
遊技機に対する遊技者の遊技履歴を取得する取得手段と、
前記受付手段がアクセス要求を受け付けた際に、前記取得手段によって取得された前記遊技履歴に基づいて、当該遊技者にアクセス権があるか否かを判断する判断手段と、
前記判断手段によって当該遊技者にアクセス権があると判断された場合に、前記取得手段によって取得された前記遊技履歴に基づいて、遊技者の端末に対して所定のサービスを提供する提供手段と、
を備えることを特徴とするサービス提供装置。
【請求項2】
前記取得手段は、遊技機に対する遊技によって付与された遊技者の保有するポイント数を取得し、
前記判断手段は、前記取得手段によって取得された前記ポイント数が所定の期間に付与されている場合に、当該遊技者にアクセス権があるものと判断することを特徴とする請求項1に記載のサービス提供装置。
【請求項3】
前記提供手段は、前記取得手段によって取得された前記ポイント数に対応した内容の前記所定のサービスを提供することを特徴とする請求項2に記載のサービス提供装置。
【請求項4】
前記提供手段は、前記取得手段によって取得された前記ポイント数に対応した時間分の前記所定のサービスを提供することを特徴とする請求項2に記載のサービス提供装置。
【請求項5】
前記提供手段は、前記取得手段によって取得された前記ポイント数に対応した内容の前記所定のサービスとして、コンテンツを提供することを特徴とする請求項3または4に記載のサービス提供装置。
【請求項6】
前記提供手段は、前記取得手段によって取得された前記ポイント数に対応した掲示板へのアクセスサービスを提供することを特徴とする請求項3または4に記載のサービス提供装置。
【請求項7】
前記ポイント数は、遊技機の種別ごとに対応したポイント数であり、
前記取得手段は、前記種別ごとの遊技機に対する遊技者の遊技履歴を取得し、
前記判断手段は、当該遊技者に前記種別ごとのアクセス権があるか否かを判断し、
前記提供手段は、前記判断手段によって当該遊技者に前記種別ごとのアクセス権があると判断された場合に、前記取得手段によって取得された前記種別ごとの遊技履歴に基づいて、前記種別ごとに対応した内容の所定のサービスを提供することを特徴とする請求項2〜6のいずれか一つに記載のサービス提供装置。
【請求項8】
前記遊技機の種別は、遊技機の機種別に分類されたものであり、
前記ポイント数は、遊技機の機種に対応したポイント数であることを特徴とする請求項7に記載のサービス提供装置。
【請求項9】
前記遊技機の種別は、遊技機のメーカ別に分類されたものであり、
前記ポイント数は、遊技機のメーカに対応したポイント数であることを特徴とする請求項7に記載のサービス提供装置。
【請求項10】
遊技者の端末からのアクセス要求を受け付ける受付手段と、遊技者の遊技機に対する遊技履歴を取得する取得手段と、前記受付手段がアクセス要求を受け付けた際に、前記取得手段によって取得された前記遊技履歴に基づいて、当該遊技者にアクセス権があるか否かを判断する判断手段と、を備えた管理装置と、
前記管理装置の前記判断手段によって当該遊技者にアクセス権があると判断された場合に、前記取得手段によって取得された前記遊技履歴に基づいて、遊技者の端末に対して所定のサービスを提供する提供手段を備えた提供装置と、
を備えることを特徴とするサービス提供システム。
【請求項11】
遊技者の端末からのアクセス要求を受け付ける受付工程と、
遊技者の遊技機に対する遊技履歴を取得する取得工程と、
前記受付工程にてアクセス要求を受け付けた際に、前記取得工程によって取得された前記遊技履歴に基づいて、当該遊技者にアクセス権があるか否かを判断する判断工程
と、
前記判断工程によって当該遊技者にアクセス権があると判断された場合に、前記取得工程によって取得された前記遊技履歴に基づいて、遊技者の端末に対して所定のサービスを提供する提供工程と、
を含むことを特徴とするサービス提供方法。
【請求項12】
請求項11に記載のサービス提供方法をコンピュータに実行させることを特徴とするサービス提供プログラム。
【請求項13】
請求項12に記載のサービス提供プログラムを記録したことを特徴とするコンピュータに読み取り可能な記録媒体。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【公開番号】特開2009−50452(P2009−50452A)
【公開日】平成21年3月12日(2009.3.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−219736(P2007−219736)
【出願日】平成19年8月27日(2007.8.27)
【出願人】(000002945)オムロン株式会社 (3,542)
【出願人】(000161806)京楽産業.株式会社 (4,820)
【Fターム(参考)】