説明

シガレットパックのための芳香物ポケット引き裂きテープ

【課題】開かれた時に新鮮さの芳香を放出するシガレットパック又は他のパッケージを提供する。
【解決手段】ガレットパッケージ(22)の周りの上包装(20)のようなパッケージの上包装(20)上に形成された密封ポケット(19)に、芳香物(18)(38)(48)が設けられる。芳香物(18)(38)(48)を収容するポケット(19)は、引き裂き用ストリップ(14)に近接して配置される。引き裂き用ストリップ(14)がパッケージに沿って引っ張られてそこから取り除かれると、ポケット(19)が開かれ、芳香物(18)(38)(48)が空気に露出され、芳香が放出される。

【発明の詳細な説明】
【背景技術】
【0001】
シガレットのパッケージ化は公知である。シガレットパックは、通常はパックの中のシガレットの周りに包装されたホイル層、ホイル層の周りに包装された紙又は板紙、及びシガレットの新鮮さを維持するためにパック全体の周りに包装されて密封された一般的に金属フィルム又はポリエチレンのようなポリマー材料の透明フィルムを含む上包装の層を含む。フィルムがパックの周りに包装される前に、一般的にポリプロピレンのようなポリマーから成る材料の薄いストリップが、フィルムの内側に設けられる。「引き裂き用ストリップ」と呼ばれるこの材料のストリップは、通例、フィルムよりも高密度で強く、通例、パックの側面において包装紙から突出していて、ポリマー包装紙を切り開くために引っ張られる。
【0002】
Sprinkel,Jr.他に付与された米国特許第4,717,017号は、シガレットパックのポリマーフィルムの外側か又はフィルムと引き裂き用ストリップの間とすることができる容器の使用を教示している。容器には、芳香性物質が充填される。引き裂き用ストリップが引っ張られてポリマーフィルムが切り開かれると、容器もまた切り開かれ、その中に収容された物質が放出されて空気中に又はパックの中のシガレット上に分散する。
現在、連続的方法によってパッケージフィルムの表面に芳香性物質を設ける必要性が当業技術に存在する。更に、パッケージに沿って引き裂き用ストリップが引っ張られる時に芳香を放出する芳香性物質の個別のポケットを設ける必要性と要望が存在する。
【0003】
【特許文献1】米国特許第4,717,017号
【発明の開示】
【0004】
開かれた時に新鮮さの芳香を放出するシガレットパック又は他のパッケージを提供することが本発明の目的である。また、シガレットパックの外側包装に適用することができ、かつシガレットパックの引き裂き用ストリップによって容易に開くことができる芳香性−ポケット−ラベルを提供することも本発明の目的である。
図中の同様の参照文字が同様の部分を意味する添付図面と共に以下の詳細説明を読むと、上に記したことに加えて本発明の新しい特徴及び利点が当業者に対して明らかになるであろう。
【発明を実施するための最良の形態】
【0005】
図面をより詳細に参照すると、図1−25は、本発明の好ましい実施形態を示している。
第1の実施形態
本発明の第1の実施形態によれば、少なくとも3つの別々の領域を備えた幅広い引き裂きテープ10が提供される。図1に示すように、テープ10は、基体17の縁部に沿って又は周囲に向けて延びることができる接着面16を備えた複数の領域を有する基体17から形成することができる。テープ10はまた、第3の中心領域で芳香性コーティング18を用いて形成される。芳香性コーティングは、例えば、スプレイ、浸漬、又は他の材料又は化学的転送手段によってあらゆる公知の方法により基体17に付加することができる。図1に示すように、テープ10は、テープをパッケージ包装装置(図示せず)に供給することができるように、接着面16及び芳香性コーティング18の形成の前又は後にボビン12上に保存することができる。
【0006】
図3に示すように、幅の狭い引き裂き用ストリップ14は、シガレットパックとすることができるパッケージ22(仮想線で示した)に面する側面上のフィルム20の内面に配置される。テープ10は、ストリップ14の反対側にあってそれに整列したフィルム20の第2の側面又は外面上に付加される。接着剤16は、フィルム20にテープ10を接着させ、それによって芳香性コーティング18内で密封する単一のポケット19又は多数の個別のポケット(図示せず)を形成する。
【0007】
引き裂き用ストリップ14と引き裂きテープ10とは、ポリマーのような類似の材料とすることができる。引き裂き用ストリップ14は、引き裂き用ストリップ14が外側包装20と引き裂きテープ10との両方により確実に薄切り可能になるように引き裂きテープ10よりも強力な材料で作ることができる。例えば、引き裂き用ストリップ14は、ポリプロピレンとし、一方で引き裂きテープ10は、ポリエチレンとすることができる。しかし、望ましい属性を有するあらゆる材料を使用することができる。
テープ10とストリップ14とがフィルム20に取り付けられた後に、図4に示す包装されたパッケージを生産するシガレットパッケージ化の技術分野で公知のように、フィルム20を個別のシート(図示せず)に切断してパッケージ22の周りに包装することができる。従って、パッケージが密封されてシガレットのような密封された物品の新鮮さを維持することができる。
【0008】
図5に示すように、上包装フィルム20及びテープ10を通して薄切りするように、引き裂き用ストリップ14をパッケージ22の表面を横切って引っ張ることができる。従って、図6に示すように、フィルム20の上部部分20Aは、フィルム20の下部部分20Bから分離されて芳香が芳香ポケット19から矢印24の方向に放出される。
薄切りして分離する作業を簡単にするために、図7に示すカット26及び27をテープに設けることができる。引き裂き用タブ25が引っ張られると、オーバーカット26がテープ10の一部分からタブ25を分離する。タブ25及び引き裂き用ストリップ14が引っ張られると、プライムカット27は、フィルム20及びテープ10の両方による引き裂き過程を誘導して開口の伝播を容易にする。ストリップ14は、テープ10の両側に形成された結合に基づいてテープ10のフィルム20の外面への拘束を助ける接着剤16の補佐によりテープ10を通じて引き裂かれる。引き裂きラインは、フィルム20とテープ10の間に開口を作り出す。この開いた間隙は、捕集された芳香がポケット19から逃げる通路の役目をする。
【0009】
芳香が放出された状態で、通常はユーザによって保持される芳香性コーティングがフィルム20の下部部分に設けられるので、芳香がパッケージ22と共に残ることができる。テープ10の一部分を未だ保持することができるフィルム20の上部部分は、通常はユーザによって廃棄される。このように第1の実施形態によれば、芳香性コーティングが設けられたテープ10の大部分がパッケージ22と共に保持されるという事実のために、芳香物は、放出されてある程度までパッケージと共に保持することができる。
【0010】
第2の実施形態
図8−10に示す本発明の第2の実施形態によれば、第1の実施形態で上述のものと同じ幅の引き裂きテープ10がパッケージ22に設けられるが、芳香性コーティングが通常は引き裂きの後にユーザによって廃棄されるフィルム20の上部部分20Aに設けられるので、放出された芳香は、パッケージ22と共に残らない。ユーザによって保持されたフィルム20の下部部分20Bは、テープ10の一部分を未だ保持することができるが、接着剤16を有するテープ10の保持された部分は、相当量の芳香性コーティング18を収容していない。従って、本発明の第2の実施形態によれば、芳香は、極めて短い持続時間を体験する。
【0011】
第1の実施形態と同様に、図11に示すように外側包装のフィルム20とパッケージ22(仮想線で示した)の間に引き裂き用ストリップ14が配置される。テープ10は、ストリップ14の反対側のフィルム20の外側に取り付けられる。接着剤16は、テープ10をフィルム20に結合し、それによって芳香性コーティング18内で密封する1つのポケット19又は多くの個別のポケット(図示せず)を形成する。図8に示すように、テープ10は、ストリップ14と整列し、そのために全部とは言わないまでも大部分の芳香性コーティング18が、フィルム20の上部部分20Aに位置を定められる。
【0012】
図9及び10に示すように、ストリップ14は、フィルム20及びテープ10を通して薄切りするようにパッケージ22の表面を横切って引っ張ることができる。図10に示すように、フィルム20の上部部分20Aをフィルム20の下部部分20Bから分離して、それによって芳香のポケット19から矢印24Aの方向に芳香を放出することができる。従って、図12に示すように、芳香を第1の実施形態と同様の方法で第2の実施形態により放出することができる。
【0013】
図12に示すように、引き裂き用ストリップ14は、テープ10の両側に形成された結合によってテープ10をフィルム20の外面に拘束するのを助ける接着剤16の補佐により、外側包装20及びテープ10を通じて引き裂かれる。そのような状況では、引き裂きラインは、フィルム20と外側の基体17の間に開口を作り出して、この開口が図9に示すように捕集された芳香が逃げる通路の役目をする。
【0014】
代替的に、図13に示すように、芳香物18を露出させて芳香を放出するために、ストリップ14は、テープ10とフィルム20の間に接着剤の結合を供することによってフィルム20からテープ10を完全に持ち上げて分離することができる。図13に示すように基体17をフィルム20に取り付けるために、より弱い接着剤30を使用することができる。この代替案によれば、テープ10は、フィルム20にそれほど強く接着されない。ストリップ14がパッケージ22(図示せず)を横切って引っ張られると、開口がフィルム20を通って伝播して、テープ10が引き裂き用ストリップと共にフィルム20から完全に分離される。
【0015】
分離作業を簡単にするために、図14に示すオーバーカット26をテープ10に設けることができる。引き裂き用タブ25が引っ張られると、オーバーカット26がテープ10の一部分からタブ25を分離する。タブ25及び引き裂き用ストリップ14が引っ張られると、プライムカット27は、完全に引き裂かれるか又はテープ10を持ち上げるかのいずれかによって引き裂き過程を誘導して開口の伝播を容易にする。
テープ10、ストリップ14、及びフィルム部分20Aは、引き裂きの直後に廃棄されることが予想される。従って、芳香は、僅かに短時間の間に体験されてパッケージと共に留まることはない。
【0016】
図14Aは、横断するカットライン29及び29Aに沿って及び引き裂き用タブ25のアウトラインに沿って独立した片に切断された上包装20の連続したストリップを示している。内側の引き裂きテープ10と幅が狭い引き裂き用ストリップ14とは、外側包装の対向する側面で連続している。カット29及び29Aが上包装20及び引き裂き用ストリップ14を切断する一方、引き裂き用タブのアウトラインに沿ったカットは、引き裂き用ストリップ14を切断する。
【0017】
第3の実施形態
図15−17は、引き裂き用ストリップが取り除かれた時に芳香の短い破裂を与えるポケットを備えたラベルとして付加された、第3の実施形態による本発明を示している。
第3の実施形態によれば、材料の2つの層を互いに又はフィルム20に接着させることによって個別のポケットが形成されてラベル30を形成する。図18及び20に示すように、封入材料の上部層32が封入材料の底部層33に取り付けられる。2つの層は、接着剤36又はあらゆる他の従来の結合方法によって互いに保持することができ、2つの層32及び33が強力な接着剤37によってフィルム20に結合される。層32及び33のいずれか又は両方には、互いに面する側面に第1及び第2の実施形態に関連して上述した方法で芳香性物質を提供することができる。層32及び33が芳香性物質38を完全に封入するか、又は層32が層33を超えて延び、層32の重なる部分をフィルム20に取り付けることにより、密封されたポケットを形成することができる。
【0018】
ラベル30は、ラベルの一部分が正反対側の引き裂き用ストリップ14になるようにフィルム20に取り付けることができる。ラベル30にはまた、芳香を収容するポケットを簡単に開くようにノッチ又はニックを設けることができる。フィルム20の上に、引き裂きを簡単にするために層32だけのノッチを付ける必要がある。層32が33に重ならない場合、図16に示すように、ポケット39を露出して芳香性コーティング38から芳香を放出するために、結合された層32及び33の一部分を取り除けるように両方の層にノッチを付けることができる。図17に示すように、フィルム20の上部部分20Aは、そこで廃棄することができる。
【0019】
代替的に、図19に示すように、層32は、パッケージを開ける間にラベル30から完全に取り除くことができる。そのような場合、層32と33は、ラベル30をフィルムに取り付ける接着剤よりも強くない又は弱い接着剤によって接合することができる。図20に示すような重なる部分には、層32と33とを共に結合する接着剤36よりも強力な接着剤を設けることができる。例えば、層32の重なる部分に対する接着剤は、ラベルのフィルム20への接着剤の取付と同じくらい強くすることができるであろう。第3の実施形態のこの代替案によれば、ノッチは必要ではない。図19に示すように、引き裂き用ストリップ14が引っ張られた時に、層32が33から取り除かれて、それによって芳香を放出する。
【0020】
図20と21に示すように、ラベル30は、フィルム20がパッケージ22の周りに包装される前か又は包装された後にフィルム20に付加することができる。引き裂き用ストリップ14がラベル30を横切って引っ張られる時に芳香を放出することができる。正反対側のストリップ14に取り付けられていないラベル30の部分は、第1及び第2の実施形態に関連して上述した望ましい芳香保持特性を得るために、大部分フィルム20の上部部分20A又は大部分フィルム20の下部部分20Bに配置することができる。
【0021】
第4の実施形態
図22−25は、芳香性コーティング48がラベル40上に形成されたものによる本発明の第4の実施形態である。
図24に示すように、連続したテープ42のボビン41には、一方の側面にラベル40が設けられ、他方の側面には位置合わせ孔43が設けられて、芳香性コーティングを収容することができる。図25に示すように、アプリケータ44は、ラベルがテープ42から剥がされて上包装20に付加される直前に、位置合わせ孔43によりラベル40まで芳香性コーティングを設けることができる。
【0022】
ラベル40は、ホイール45によってフィルム20に向けて送られる。ラベル40がフィルム20と近接した状態になると、ラベルの縁部がテープ42から分離されて、ラベル40がフィルム20に取り付けられる。このようにして、芳香48がフィルム20とラベル40との間で封入状態になる。ラベル40は、ラベル40の少なくとも一部分がフィルム20上で反対側の引き裂き用ストリップ14に設けられるように送られる。フィルムは、次に、個別のシートに切断され、公知の方法により外側の添付ラベル40と共にパッケージ22の周りに包装され、図22及び23に示す包装されたパッケージを生産する。
【0023】
ラベル40をフィルム20に取り付けるための接着剤46は、芳香性を十分に強く封入するが、引き裂き用ストリップ14によってラベルを容易に取り外すことができるように、十分に弱く形成することができる。図23に示すように、引き裂き用ストリップ14がパッケージ22の表面を横切って引っ張られた時に、フィルム20の上部部分20Aは、下部部分20Bから分離することができる。ストリップがラベルに沿って引っ張られると、ラベルは、フィルム20の表面から完全に取り外される。このようにして、芳香性が大気中に露出されて芳香が放出される。
代替的に、ラベル40をフィルム20に取り付けるための接着剤46は、引き裂き用ストリップ14がパッケージ22の表面を横切って引っ張られた時に、テープ14がラベル40を通して薄切りされ、芳香性のコーティングを露出させて芳香を放出するように、十分に強く形成することができる。
フィルムがパッケージ22の周りに包装される前か又は包装された後に、ラベル30及び40をフィルム20に付加することができることに注意すべきである。ラベルは、広告情報を含むように印刷することができる。そのようなラベルは、あらゆる販売促進目的で製造業者又は小売り業者によってパッケージ22に配置することができる。
【0024】
本発明の先の説明は、本発明を例示して説明したものである。更に、本発明の開示では、本発明の好ましい実施形態のみを示して説明したが、上の教示及び/又は包装技術分野の習熟技術又は知識及びより具体的にはシガレットの包装に応じて、本発明は、多種多様な他の組合せ、修正、及び環境において使用可能であり、本明細書で表現した本発明の本発明の概念の範囲内での変更又は修正が可能であることは理解されるものとする。
【0025】
上述の実施形態は、更に、本発明を実施する公知の最良の形態を説明すると同時に、当業者がこのような又は他の実施形態かつ本発明の特定の用途又は使用によって必要とされる多種多様な修正を行って本発明を利用するのを可能にするように意図されている。従って、以上の説明は、本発明を本明細書に開示した形態に制限するようには意図されていない。また、特許請求の範囲が代替的な実施形態を含むように解釈されるようにも意図されている。
【図面の簡単な説明】
【0026】
【図1】テープに付加された芳香及び接着剤と共にボビンに巻かれた幅の広い引き裂きテープの斜視図である。
【図2】本発明の一実施形態による引き裂きテープのその後部から見た拡大部分斜視図である。
【図3】図2の線A−Aに沿った横断面図である。
【図4】本発明の第1の実施形態による引き裂きテープを備えたヒンジ蓋シガレットパックの斜視図である。
【図5】芳香ポケットを露出させるために内側から外に引っ張られた薄い引き裂きテープを示す図である。
【図6】添付された芳香ポケットから放出された芳香を示す図である。
【図7】シガレットパックが開けられた時に薄い引き裂き用ストリップによる及びそれを用いた幅広い引き裂きテープを通じたカットを示す部分斜視図である。
【図8】芳香の短い破裂を与える上包装の上部上の芳香性コーティングが完全に取り除かれた本発明の第2の実施形態による引き裂きテープを備えたヒンジ蓋シガレットパックの斜視図である。
【図9】芳香の短い破裂を与える上包装の上部上の芳香性コーティングが完全に取り除かれた本発明の第2の実施形態による引き裂きテープを備えたヒンジ蓋シガレットパックの斜視図である。
【図10】芳香の短い破裂を与える上包装の上部上の芳香性コーティングが完全に取り除かれた本発明の第2の実施形態による引き裂きテープを備えたヒンジ蓋シガレットパックの斜視図である。
【図11】図8に示す引き裂きテープの立面の断面図である。
【図12】図9に示す引き裂きテープの立面の断面図である。
【図13】図10に示す引き裂きテープの立面の断面図である。
【図14】引き裂き用ストリップ及び引き裂きテープを通じたカットを示す部分斜視図である。
【図14A】1つがシガレットパックに重なる連続したシートの個別の部分へのカットを示す図14に類似した斜視図である。
【図15】芳香が、引き裂き用ストリップが取り除かれた時に芳香の短い破裂を与えるポケットを備えたラベルとして付加される、本発明の第3の実施形態による引き裂きテープを備えたヒンジ蓋シガレットパックの斜視図である。
【図16】芳香が、引き裂き用ストリップが取り除かれた時に芳香の短い破裂を与えるポケットを備えたラベルとして付加される、本発明の第3の実施形態による引き裂きテープを備えたヒンジ蓋シガレットパックの斜視図である。
【図17】芳香が、引き裂き用ストリップが取り除かれた時に芳香の短い破裂を与えるポケットを備えたラベルとして付加される、本発明の第3の実施形態による引き裂きテープを備えたヒンジ蓋シガレットパックの斜視図である。
【図18】図15の線C−Cに沿った引き裂きテープの立面の断面図である。
【図19】本発明の第3の実施形態の2部ラベルの分解組立斜視図である。
【図20】本発明の第3の実施形態の修正芳香ラベルの斜視図である。
【図21】図20と類似しているが香味を放出するために開いたラベルを示す図である。
【図22】密封された芳香ラベルが上包装の外面上に付加されてシガレットパックが開かれた時に引き裂き用ストリップを用いて完全に取り除かれる本発明の第4の実施形態の正面図である。
【図23】円形形状の芳香ラベルが引き裂き用ストリップを取り除くことによって露出する本発明の第4の実施形態の正面図である。
【図24】芳香性コーティングを受け取るために一方の側面にラベルと他方の側面に位置合わせ孔とを有する連続テープのボビンの斜視図である。
【図25】上包装機械と一線にラベルに芳香性コーティングを付加し、かつ上包装の外側にラベルと上包装の内側に引き裂き用ストリップとを同時に取り付ける方法を示す図式断面図である。
【符号の説明】
【0027】
14 引き裂き用ストリップ
19 密封ポケット
20 パッケージの上包装
22 シガレットパッケージ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
パッケージの周りに包装されたフィルムを含む製品であって、
引き裂き用ストリップが、パッケージに面するフィルムの側面上に形成され、該引き裂き用ストリップに整列した引き裂きテープが、該パッケージから離れる方向に向く該フィルムの側面に取り付けられている、
ことを特徴とする製品。
【請求項2】
前記引き裂きテープは、芳香性コーティングと接着性コーティングとを含む基体を含み、
芳香が、前記引き裂き用ストリップを引き裂きテープを横切って引っ張り前記芳香性コーティングを露出させることによって放出される、
ことを特徴とする請求項1に記載の製品。
【請求項3】
前記芳香は、芳香ポケットから放出されることを特徴とする請求項2に記載の製品。
【請求項4】
前記引き裂きテープは、前記パッケージの表面に沿って前記引き裂き用ストリップを引っ張る時の該引き裂きテープ及びフィルムの薄切りを容易にする小さなカットを含むことを特徴とする請求項1に記載の製品。
【請求項5】
前記引き裂きテープは、前記フィルムの下部部分上に保持されていることを特徴とする請求項3に記載の製品。
【請求項6】
前記引き裂きテープは、前記フィルムの上部部分上に保持されていることを特徴とする請求項3に記載の製品。
【請求項7】
パッケージの周りに包装されたフィルムと、
芳香性物質を封入する複数の層を含むラベルと、
前記ラベルを前記フィルムに結合する第1の接着剤と、
前記芳香性物質が前記ラベルから放出されるように前記フィルム及び前記ラベルを通して薄切りするための引き裂き用ストリップと、
を含むことを特徴とする製品。
【請求項8】
前記ラベルの少なくとも一部分は、前記引き裂き用ストリップから正反対側の前記フィルムの外側に位置していることを特徴とする請求項7に記載の製品。
【請求項9】
前記部分は、前記ラベルの縁部であることを特徴とする請求項8に記載の製品。
【請求項10】
前記ラベルの第1の外側層は、第2の接着剤を使用して該ラベルの第2の外側層に取り付けられ、該第2の外側層は、前記第1の接着剤を用いて前記フィルムに結合されることを特徴とする請求項9に記載の製品。
【請求項11】
前記第1の外側層の一部分は、前記第2の外側層の一部分と重なっており、
前記第1の外側層の前記部分は、前記引き裂き用ストリップから正反対側の前記フィルムの前記外側に位置した前記ラベルの前記部分であり、前記第2の層に重なる該第1の外側層の該部分には、第3の接着剤が設けられる、
ことを特徴とする請求項10に記載の製品。
【請求項12】
前記第1の接着剤は、前記第2の接着剤よりも強力であることを特徴とする請求項10に記載の製品。
【請求項13】
前記第3の接着剤は、前記第2の接着剤よりも強力であることを特徴とする請求項11に記載の製品。
【請求項14】
パッケージの周りに包装されたフィルムと、
支持層、
ラベルを前記フィルムに取り付けるために前記支持層の第1の側面上にかつ該支持層の縁部に沿って形成された接着剤、及び
前記接着剤によって取り囲まれて前記フィルムへの前記ラベルの前記取付によって封入された前記支持層の前記第1の側面上に形成された芳香性物質、
を含む、前記フィルムに取り付けられたラベルと、
前記芳香性物質が前記ラベルから放出されるように、前記フィルムを通して薄切りされ、かつ該ラベルの少なくとも一部分を該フィルムから分離するための引き裂き用ストリップと、
を含むことを特徴とする製品。
【請求項15】
芳香性ラベルをパッケージに取り付ける方法であって、
担体テープに開口を設ける段階と、
ラベルを、該ラベルが前記開口の周りで前記担体テープに接触し、かつ該ラベルが該開口を覆うように該担体テープに取り付ける段階と、
担体フィルムの開口を通して前記ラベルに芳香性物質を付加する段階と、
前記ラベルを前記担体テープからフィルムに転送する段階と、
前記フィルムを用いて前記パッケージを包装する段階と、
を含むことを特徴とする方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図14A】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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【公表番号】特表2008−545597(P2008−545597A)
【公表日】平成20年12月18日(2008.12.18)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−515324(P2008−515324)
【出願日】平成18年6月9日(2006.6.9)
【国際出願番号】PCT/IB2006/003419
【国際公開番号】WO2007/026260
【国際公開日】平成19年3月8日(2007.3.8)
【出願人】(596060424)フィリップ・モーリス・プロダクツ・ソシエテ・アノニム (222)
【Fターム(参考)】