説明

シグナルペプチド

【課題】 発現させるタンパク質の種類を問わず、効率よく宿主細胞外に分泌可能なシグナルペプチドを提供すること。
【解決手段】 GenBank No.AAH32634の1番目から27番目のアミノ酸からなるオリゴペプチド、または前記ペプチドが有する細胞外への分泌能を損なわない範囲で、1もしくは数個のアミノ酸が欠失、置換、挿入もしくは末端に付加したオリゴペプチドにより前記課題を解決する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、遺伝子工学的手法を用いてタンパク質を生産する際、前記タンパク質を宿主細胞外へ分泌発現させるためのシグナルペプチドに関する。特に本発明は、哺乳動物細胞を宿主としてタンパク質を生産する際に有用である。
【背景技術】
【0002】
従来、大腸菌、酵母、動物細胞などを宿主として、有用な物質を生産する技術が開発されており、生産された物質は医薬品や診断試薬など多くの分野で用いられている。主に生産される物質はタンパク質であるが、本来各生物が持っている野生型のタンパク質のみならず、遺伝子組み換え技術を用いて野生型のタンパク質に変異などを導入することで、野生型よりも機能が向上および/または変化した組み換えタンパク質も種々生産されている(特許文献1および2参照)。
【0003】
タンパク質をコードする遺伝子を宿主に導入することで種々のタンパク質を宿主で発現し生産する方法は、タンパク質を工業的に生産する際に一般的に用いられている方法である。前記生産方法で用いられる宿主としては、大腸菌やバチルス属細菌といった細菌、酵母、カビ、昆虫細胞、動物細胞などから適宜選択されるが、従来より多くの場合において取り扱いの容易性から大腸菌を宿主として選択していた。しかしながら、大腸菌を宿主として動物由来のタンパク質を発現させようとした場合、全くタンパク質の発現が認められない場合があり、タンパク質の発現が認められた場合でも、不溶化タンパク質として細胞内に発現する、または可溶性タンパク質として発現しているが生理活性を保持しないタンパク質として発現する場合がほとんどであった(特許文献3)。
【0004】
一方、酵母、昆虫細胞または動物細胞を宿主として動物由来のタンパク質を発現させると、高い確率で生理活性を保持したタンパク質として発現させることができる(特許文献2参照)。しかしながら、前記発現したタンパク質は、通常、宿主細胞外へ分泌させることが困難であるため、使用した宿主由来の分泌シグナルペプチドを用いて宿主細胞外へ分泌させる方法がよく行なわれる。前記シグナルペプチドを用いてタンパク質を宿主細胞外へ分泌させるには、発現させるタンパク質のN末端側に前記シグナルペプチドのC末端側を結合した融合タンパク質の形で発現させればよい。前記融合タンパク質をコードする遺伝子を宿主に導入することで、宿主細胞内で前記融合タンパク質をコードする遺伝子由来のメッセンジャーRNAからの翻訳により、前記融合タンパク質を発現し、発現した前記融合タンパク質はシグナルペプチドの機能により小胞体膜を通過し、小胞体内に移動する。その際、前記融合タンパク質のN末端側にある前記シグナルペプチドが、小胞体膜の内側に存在するシグナルペプチダーゼにより切断除去されることで、融合タンパク質はシグナルペプチドが除去された、発現させるタンパク質本来の状態で小胞体内腔に存在する。その後、小胞体から輸送小胞に入りゴルジ体を経由し分泌顆粒によって細胞膜まで運ばれる細胞内輸送系によって、最終的に発現させるタンパク質が宿主細胞外に分泌される。このようにして活性を有するための高次構造をとり、かつ活性を有するための様々な修飾を受けたタンパク質を宿主細胞外へ分泌させることができる。
【0005】
宿主を用いてタンパク質を医薬品として工業的に生産する場合、前記タンパク質を細胞外に分泌させることは、発現させる前記タンパク質が細胞内プロテアーゼにより分解されるのを回避できるという利点を有する。また、発現させる前記タンパク質を細胞外へ分泌発現させることにより、その後の精製工程が容易となるため、時間的でも費用面でも有利である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特許2694840号公報
【特許文献2】特許2511251号公報
【特許文献3】特表2002−531086号公報
【非特許文献】
【0007】
【非特許文献1】Shibasaki S,Ueda M,et al.“Quantitative evaluation of the enhanced green fluorescent protein displayed on the cell surface of Saccharomyces cerevisiae by fluorometric and confocal laser scanning microscopic analyses.”,Appl. Microbiol. Biotechnol.,2001,55(4),471−475
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
前述したように、分泌シグナルペプチドは遺伝子を導入する宿主について、それぞれいくつか知られている。しかしながら、これらのシグナルペプチドには特定の保存された配列が存在しない。そのため、同じ宿主であっても分泌させるタンパク質の違いでシグナルペプチドは著しく異なり、分泌させるタンパク質が同じであっても宿主の違いでシグナルペプチドは著しく異なる。これらのシグナルペプチドの中から、適切なペプチドを選択してタンパク質を分泌発現させることは可能であるが、その発現効率は各シグナルペプチドと発現させる各タンパク質との組み合わせにより著しく異なる。例えば、発現させるタンパク質のN末端側にシグナルペプチドのC末端側を結合した融合タンパク質の状態で発現させる場合、前記シグナルペプチドが宿主に由来した分泌効率の高いペプチドであっても、分泌発現効率は発現させたいタンパク質によって著しく異なる。
【0009】
発現させるタンパク質の分泌発現効率に影響を及ぼす原因の一つとして、分泌シグナルペプチドにより小胞体膜を通過した後の、シグナルペプチダーゼによる切断効率が考えられる。発現させるタンパク質のN末端側に分泌シグナルペプチドのC末端側を結合した融合タンパク質の状態で分泌発現させる場合、前記発現させるタンパク質のN末端側付近の配列によっては、宿主のシグナルペプチダーゼによる切断効率(基質認識効率)が低下してしまい、かえって分泌発現効率が低下する場合がある。したがって、発現させるタンパク質の種類を問わず、タンパク質を宿主細胞外へ効率よく分泌発現させるためには、発現させるタンパク質の種類を問わず効率よく細胞外に分泌する作用を有した分泌シグナルペプチドを構築することが重要である。
【0010】
そこで本発明は、発現させるタンパク質の種類を問わず、効率よく宿主細胞外に分泌可能なシグナルペプチドを提供することが課題である。
【課題を解決するための手段】
【0011】
前記課題を鑑みてなされた本発明は、以下の発明を包含する:
(1)配列番号1に記載のアミノ酸配列からなるシグナルペプチド。
【0012】
(2)配列番号1に記載のアミノ酸配列のうち、1もしくは数個のアミノ酸が欠失、置換、挿入または末端に付加したシグナルペプチド。
【0013】
(3)(1)または(2)に記載のシグナルペプチドをコードするポリヌクレオチド。
【0014】
(4)(3)に記載のポリヌクレオチドおよびタンパク質をコードするポリヌクレオチドを含む、タンパク質を発現させるためのベクター。
【0015】
(5)(4)に記載のベクターで宿主を形質転換して得られる、タンパク質を発現可能な形質転換体。
【0016】
(6)宿主が哺乳動物由来の細胞である、(5)に記載の形質転換体。
【0017】
(7)(5)または(6)に記載の形質転換体を用いた、タンパク質の製造方法。
【0018】
以下、本発明を詳細に説明する。
【0019】
本発明のシグナルペプチドは、配列番号1に記載のアミノ酸配列(すなわち、GenBank No.AAH32634の1番目から27番目のアミノ酸)からなるオリゴペプチド、または本発明のシグナルペプチドが有する細胞外への分泌能を損なわない範囲で、1もしくは数個のアミノ酸が欠失、置換、挿入もしくは末端に付加したオリゴペプチドである。なお、配列番号1に記載のアミノ酸配列のうち18番目のアスパラギン酸から23番目のバリンまでのアミノ酸の領域に前記欠失、置換、挿入を行なうと、シグナルペプチダーゼによる基質認識効率の変化により分泌効率が変化する可能性があるため、前記領域には前記欠失、置換、挿入を行なわないのが好ましい。
【0020】
本発明のシグナルペプチドを用いてタンパク質を宿主細胞外へ発現させるためには、発現させるタンパク質のN末端側に本発明のシグナルペプチドのC末端側を結合したポリペプチド(融合タンパク質)の状態で宿主が発現できるようにすればよい。発現させるタンパク質と本発明のシグナルペプチドとを結合する際は、直接結合してもよいし、あらかじめ本発明のシグナルペプチドまたは前記タンパク質に任意の1または数アミノ酸を付加してから結合してもよい。
【0021】
前記ポリペプチドのアミノ酸配列から、前記ポリペプチドをコードするポリヌクレオチド配列に変換する際は、前記ポリペプチドを発現させる宿主におけるコドンの使用頻度を考慮の上、変換するのが好ましい。コドンの使用頻度の解析は公的データベース(例えば、かずさDNA研究所のホームページにあるCodon Usage Databaseなど)を利用することによって可能である。例えば、チャイニーズハムスター(Cricetulus griseus)の場合、アラニン(Ala)ではGCGが、イソロイシン(Ile)ではATAが、ロイシン(Leu)ではTTAとCTAが、プロリン(Pro)ではCCGが、スレオニン(Thr)ではACGが、それぞれコドンの使用頻度が低いため、それらのコドンを避けて変換するのが好ましい。
【0022】
前記ポリペプチドを宿主で発現させるには、発現させる宿主で機能するプロモーター遺伝子を含んだ発現ベクターに、前記ポリペプチドをコードしたポリヌクレオチドを、遺伝子発現する際のコドンの読み枠がずれないように(すなわち、ポリペプチドを発現させた場合に本発明のシグナルペプチドと発現させるタンパク質とがともに機能を有するように)、前記プロモーター遺伝子の下流位置へ挿入して発現ベクターを作製し、前記発現ベクターにより宿主を形質転換することで、発現させることができる。
【0023】
前記発現ベクターを構成するプロモーター遺伝子は、前述したように前記ポリペプチドを発現させる宿主で機能するプロモーターをコードするポリヌクレオチドを含んでいれば特に制限はなく、例えば、CHO細胞(チャイニーズハムスター卵巣細胞)、COS7細胞(アフリカミドリザル腎繊維芽由来細胞)、Hela細胞(ヒト子宮頸癌由来細胞)、NIH3T3(マウス胎児皮膚由来細胞)細胞といった哺乳動物由来の細胞を宿主とした場合は、前記プロモーターとしてSV40初期および後期プロモーター、CMVプロモーターなどが例示できる。なお、前記発現ベクターに、ネオマイシンやピューロマイシンといった薬剤に対する耐性遺伝子が含まれていると、形質転換体の選択を前記薬剤を用いて容易に行なえるため、好ましい。
【0024】
宿主を形質転換する方法は、発現させる宿主に最も適した任意の方法で行えばよく、エレクトロポーレーション法、リポフェクション法、リン酸カルシウム法などを例示することができる。
【0025】
得られた形質転換体の培養は、形質転換した宿主に適切な条件で行なえばよい。発現したポリペプチドは本発明のシグナルペプチドによって、形質転換体細胞外へ本発明のシグナルペプチドが切断された状態で発現させることができるため、得られた培養上清を遠心分離などで回収し、適当な方法により精製することでタンパク質を容易に製造することができる。
【0026】
本発明のシグナルペプチドを用いて発現可能なタンパク質は、発現させるタンパク質をコードするポリヌクレオチド配列が既知であるものであれば特に限定はなく、例えばIL−6(インターロイキン6)などのサイトカイン、エリスロポエチン、インターフェロンなどがあげられる。
【発明の効果】
【0027】
本発明のシグナルペプチドは、そのC末端側とタンパク質のN末端側に直接または1もしくは数アミノ酸を挟んで結合したポリペプチド(融合タンパク質)の状態で宿主(特にCHO細胞やCOS7細胞といった哺乳動物由来の細胞)で発現させることにより、宿主細胞外へ前記タンパク質を効率良く発現させることができる。
【0028】
また、本発明のシグナルペプチドを用いて、医薬品などの有用なタンパク質を工業的に生産させると、宿主細胞内プロテアーゼによる前記タンパク質の分解を回避できるため、宿主細胞内に発現させる場合と比較し、前記タンパク質をより多く生産することができる。また、本発明のシグナルペプチドを用いた生産方法は、前記タンパク質を宿主細胞外へ発現させることができるため、その後の精製が容易である。したがって、宿主細胞内に発現させる場合と比較し、短時間かつ低コストでタンパク質を製造することができる。
【実施例】
【0029】
以下、本発明をさらに詳細に説明するために実施例を示すが、本発明は実施例に限定されるものではない。
【0030】
実施例1 シグナルペプチドをコードする遺伝子の作製
Human cDNA clone SC119841プラスミド(Origene社製)を鋳型とし、配列番号2および3に示すオリゴヌクレオチドをPCRプライマーとして、PrimeSTAR HS DNA Polymerase(タカラバイオ社製)を用いたPCR(Polymerase Chain Reaction)反応(98℃・10秒間の第一ステップ、55℃・5秒間の第二ステップ、72℃・1分間の第三ステップを30サイクル)を行なうことで、配列番号1に記載のアミノ酸配列からなるシグナルペプチドをコードするポリヌクレオチド(以下、シグナルペプチド遺伝子)を作製した。なお、配列番号2の3番目から8番目までの塩基はBamHI認識配列であり、15番目から39番目の塩基はGenBank No.BC032634の13番目から37番目の塩基に相当する。また、配列番号3の7番目から12番目までの塩基はBglII認識配列であり、13番目から35番目の塩基はGenBank No.BC032634の71番目から93番目の塩基の相補鎖に相当する。
【0031】
実施例2 EGFP(Enhanced Green Fluorescent Protein)をコードする遺伝子の作製
pCAS1−EGFP(非特許文献1)を鋳型とし、配列番号4および5に示すオリゴヌクレオチドをPCRプライマーとして、PrimeSTAR HS DNA Polymerase(タカラバイオ株式会社製)を用いたPCR(Polymerase Chain Reaction)反応(98℃・10秒間の第一ステップ、55℃・5秒間の第二ステップ、72℃・1分間の第三ステップを30サイクル)を行なうことで、EGFPをコードするポリヌクレオチド(以下、EGFP遺伝子)を作製した。なお、配列番号4の3番目から8番目まではBglII認識配列、配列番号5の7番目から12番目までの塩基はSalI認識配列である。
【0032】
実施例3 EGFP分泌発現ベクター(pCMV−S−EGFP)の作製
(1)実施例1で作製したシグナルペプチド遺伝子を、制限酵素BamHIおよびBglII(タカラバイオ社製)で切断した。
(2)実施例2で作製したEGFP遺伝子を、制限酵素BglIIおよびSalI(タカラバイオ社製)で切断した。
(3)(1)で切断したシグナルペプチド遺伝子と(2)で切断したEGFP遺伝子とをDNA Ligation Kit<Mighty Mix>(タカラバイオ社製)を用いて連結した。
(4)(3)で連結したポリヌクレオチドと、あらかじめBamHIおよびSalIで切断し脱リン酸化したpCMV−Script(Stratagene社製)とをDNA Ligation Kit<Mighty Mix>(タカラバイオ社製)を用いて連結することで、EGFP分泌発現ベクター(pCMV−S−EGFP)を作製した。
【0033】
実施例4 EGFP非分泌発現ベクター(pCMV−EGFP)の作製
(1)実施例2で作製したEGFP遺伝子を、制限酵素BglIIおよびSalI(タカラバイオ株式会社製)で切断した。
(2)(1)で切断したEGFP遺伝子と、あらかじめBamHIおよびSalIで切断し脱リン酸化したpCMV−Script(Stratagene社製)とをDNA Ligation Kit<Mighty Mix>(タカラバイオ株式会社製)を用いて連結することで、EGFP非分泌発現ベクター(pCMV−EGFP)を作製した。
【0034】
実施例5 EGFPの分泌発現
(1)DMEM培地(インビトロジェン社製)に10%FBS(Fetal Bovine Serum:JRH Biosciences社製)を加えた培地500μLで対数増殖期後期まで培養したCOS7細胞に、実施例3で作製したEGFP分泌発現ベクター(pCMV−S−EGFP)を、リポフェクトアミン2000(インビトロジェン社製)を用いて添付の資料に従いトランスフェクションした。
(2)陰性コントロールとして、実施例4で作製したEGFP非分泌発現ベクター(pCMV−EGFP)を(1)と同様の方法によりトランスフェクションした。
(3)同じく陰性コントロールとして、pCMV−Script(Stratagene社製)を(1)と同様の方法によりトランスフェクションした。
(4)(1)から(3)の方法でトランスフェクションしたCOS7細胞を、10%FBSを加えたDMEM培地で48時間培養後、上清を回収した。
【0035】
実施例6 EGFPの測定
実施例5で回収した培養上清をフルオロヌンクプレート(NUNC社製、Cat No.437111)に100μL分注し、Infinite M200(TECAN社製)を用いて上清の蛍光強度を測定した。
【0036】
結果を表1に示す。表1に示す蛍光強度値は、細胞外に分泌発現されたEGFPの量に相当する。配列番号1に記載のアミノ酸配列からなるシグナルペプチドをEGFPのN末端側に付加する(pCMV−S−EGFP)ことにより、EGFPがCOS7細胞外へ分泌発現していることがわかる。一方、前記シグナルペプチドを付加していない陰性コントロール(pCMV−EGFP)は、空ベクター(pCMV−Script)とほぼ同じ蛍光強度であったことから、EGFPがCOS7細胞外へほとんど分泌していないことがわかる。以上より、配列番号1に記載のアミノ酸配列からなるシグナルペプチドにより、異種タンパク質を宿主細胞外に分泌発現可能であることがわかる。
【0037】
【表1】


【特許請求の範囲】
【請求項1】
配列番号1に記載のアミノ酸配列からなるシグナルペプチド。
【請求項2】
配列番号1に記載のアミノ酸配列のうち、1もしくは数個のアミノ酸が欠失、置換、挿入または末端に付加したシグナルペプチド。
【請求項3】
請求項1または2に記載のシグナルペプチドをコードするポリヌクレオチド。
【請求項4】
請求項3に記載のポリヌクレオチドおよびタンパク質をコードするポリヌクレオチドを含む、タンパク質を発現させるためのベクター。
【請求項5】
請求項4に記載のベクターで宿主を形質転換して得られる、タンパク質を発現可能な形質転換体。
【請求項6】
宿主が哺乳動物由来の細胞である、請求項5に記載の形質転換体。
【請求項7】
請求項5または6に記載の形質転換体を用いた、タンパク質の製造方法。

【公開番号】特開2011−167152(P2011−167152A)
【公開日】平成23年9月1日(2011.9.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−35689(P2010−35689)
【出願日】平成22年2月22日(2010.2.22)
【出願人】(000003300)東ソー株式会社 (1,901)
【Fターム(参考)】