説明

シンギングバルーン用バルーンホルダー装置及びそのシンギングバルーン

【課題】シンギングバルーンを提供することを目的とする。
【解決手段】シンギングバルーンであって、バルーン本体と、バルーンホルダー本体と、振動ユニットと、音源、及び、イネーブルユニットとを含む。バルーン本体をバルーンホルダー本体の収容空間に収容し、並びに、該バルーン本体と該振動ユニットを密着すると、音源、及び、イネーブルユニットに保存している音楽を再生する効果を果たす。バルーンホルダー本体にある押付部はバルーン本体の表面と該振動部との密着を確保する機能を更に備え、音楽を更に安定的に再生させることができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、シンギングバルーンに関し、特に、振動方法によりバルーンが音楽を出させるシンギングバルーンに関する。
【背景技術】
【0002】
多くの行楽シーン或いは製品の販売イベントにおいて、バルーンを配布する方法で楽しい雰囲気又は製品宣伝の目的をかもし出すことがよく見られる。雰囲気の盛り上げ又は宣伝効果を得るため、業者は更にバルーンを面白く可愛い外観にデザインし、若しくはバルーンをねじったり、曲げたりすることで特殊な形を作り上げ、市場にも新しいものを登場し、百花繚乱・多種多様なバルーンが作り出されている。
【0003】
その他、子供が持ちやすく、またバルーンが飛び去ることで他人に迷惑することを避けるため、図1に示すように、多くの業者はバルーン本体1を従来のバルーンマウントホルダー2に固定してから該従来のバルーンマウントホルダー2の底部に従来の支持棒固定部20を形成して支持棒21を挿接する方法により該バルーン本体1を持たせていた。この種の従来のバルーンマウントホルダー2に従来のバルーン空気穴固定部22として1個の凹みの切り欠きがあり、バルーン本体1に空気を充填して膨らませた後、バルーン空気穴部分に結び、またバルーン空気穴に近接する位置を従来のバルーン空気穴固定部22箇所に係止するとバルーン本体を固定する作用を果たすことができる。
【0004】
しかしながら、上記従来のバルーン本体及びバルーンマウントホルダーのデザインは見かけ上、変化に限りがあり、造形、色、模様或いは図案等のみが変化してきた。表面で発揮できる創造又は生じる娯楽上の働きには限度があり、このため人間の感覚に対する刺激も比較的弱い。且つ、バルーン本体内の気体が徐々に萎んできた時、実際的な機能が減っていないマウントホルダー及び支持棒も萎んだバルーン本体と一緒に通常的に捨てられるため、浪費と環境汚染が起きる。
【0005】
このため、バルーン本体に音声効果を兼ね備えさせ、且つバルーン本体と振動ユニットの間との接触安定性が確保され、音声効果を継続して安定させることができると、更に様々なシーン及びニーズに合わせたアナウンス効果を提供してバルーン本体に更に実用性と機能性を持たせることになる。一方、異なる音源設計を介しても音楽内容の変更を選択でき、こうすることでバルーン本体は既存の形状にとどまらず、更に携帯型スピーカボックスになることができる。且つ、バルーン本体のゴムが劣化して萎んだとしても、バルーン本体だけを交換するが、バルーンマウントホルダーを引き続き保管することで、不必要なゴミの量も減らしてエコの要求を満たすことができる。またバルーン本体も更に通りかかった人々の注目を惹きつけるため、所有者も引き続き持っていようとする意欲が広がり、感覚的刺激が新しく加わる或いは娯楽機能を提供できることで、より一層幅広い消費市場需要を掘り起こすことができるに違いない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明の目的は、振動ユニットをバルーン本体の表面に組み合わせ、また振動ユニットの振動を通じてバルーン本体の表面に共振が起きて音が出るシンギングバルーンを提供することである。
【0007】
本発明の目的は、各種イベント会場に合わせたアクセサリーとして提供され、また効果音を再生できるシンギングバルーンを提供することである。
【0008】
本発明の目的は、音楽内容を変更して、音声装置とすることができるシンギングバルーンを提供することである。
【0009】
本発明の目的は、手動発電・音声、オルゴールのような効果を有するシンギングバルーンを提供することである。
【0010】
本発明の別の目的は、バルーン本体が安定して音声がでることを確保できるシンギングバルーン用バルーンホルダー装置を提供することである。
【0011】
更に、本発明の目的は、安定して音声が出るシンギングバルーンを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0012】
本発明に基づいて開示するシンギングバルーンには、一層の薄膜を備える中空バルーン本体と、該バルーン本体を固定するために用いられるバルーンホルダー本体と、該バルーン本体に貼付する振動子を備える振動ユニットと、該振動ユニットに電気的に接続し、給電並びに駆動する音源及びイネーブルユニットとを含む。
【0013】
本発明で開示するバルーンの応用において、バルーンから音声が出るシンギングバルーン用バルーンホルダー装置は、一層の薄膜を備える中空バルーン本体を固定するために用いる。該バルーンホルダー装置には、該バルーン本体を固定するために用いられるバルーンホルダー本体と、該バルーン本体に貼付する振動子を備える振動ユニットと、該振動ユニットに電気的に接続し、給電並びに駆動する音源及びイネーブルユニットとを含む。
【0014】
上記目的を達成するため、本発明で開示するシンギングバルーンは、まずバルーン本体のバルーン空気穴側から気体を入れて膨らせ、またバルーンホルダーに固設し、並びに振動ユニットの振動子をバルーン本体の表面に貼付する。振動ユニットが音源及びイネーブルユニットの駆動を受けて振動が生じた時、該振動を貼付したバルーン本体の表面に伝達されてバルーン本体が音楽再生の振動膜になり、バルーン本体が振動を受けて音声が出る。シンギングバルーンをイベント会場に設置された時、予めメモリー内に保存していた音楽を再生できる。また更に有線或いは無線の方法により音楽更新データを転送することで、現場アナウンスの放送スピーカとすることができる。振動して音声が出るために要する電源については、一般的によく見られる小型バッテリー以外に超小型発電機も選択できる。つまりこの種のバルーンを手に持った子供たちが引張方法で発電させて電気エネルギーを供給し、その効果として特殊造形で且つ浮揚するオルゴールのようにする。これにより、バルーン本体は音声効果を兼ね備え、また様々なシーンに合わせて異なる音楽或いは効果音を再生でき、各種イベントシーンと需要に応じ、より一層豊富な変化と使用上の柔軟性を提供できるだけではなく、バルーン本体が更に目新しく面白くなる。更に本発明で開示するバルーンホルダー装置は、押付部を利用してバルーン本体を振動部にくるよう当接し、バルーン本体と振動部を密着させる。押付部の付勢力により、振動波の伝達を持続させ、バルーン本体が風当たりによって接触不良が起きないようにすることで、バルーン本体を拡音機とする恒常的な運用を保持させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】従来技術のバルーンホルダーである。
【図2】複数個のシンギングバルーンからなるバルーンアーチの本発明の第1の好ましい実施例の見取り図である。
【図3】図1のバルーン本体を振動させて効果音が出る振動ユニットの内部構造図である。
【図4】バルーン本体が金属薄膜からなり、且つバルーンホルダー本体と振動ユニットを一体化して設け、且つコンピューターまで接続するため、更に振動ユニットから延伸するUSBコネクタを有する本発明の第2の好ましい実施例の見取り図である。
【図5】振動ユニットの内部が内蔵電池からイネーブルを提供する圧電素子を説明する図4振動ユニットの内部構造図である。
【図6】ヘリウムガス入りバルーンで、且つ手動イネーブルに供する超小型発電機を別途設置する本発明の第3の好ましい実施例の見取り図である。
【図7】図6の超小型発電機内部の構造図である。
【図8】本発明第4の好ましい実施例のバルーンホルダー装置の用途を示す図である。
【図9】バルーン本体の被振動部と押付部が圧縮している見取り図である。
【図10】本発明の第5の好ましい実施例で、グリッパー構造を有する押付部のあるシンギングバルーン用バルーンホルダー装置を示す図である。
【図11】図10の実施例をバルーン本体に組み立てた立体図である。
【図12】形状を変わって更に視覚作用を持たせる本発明の第6の好ましい実施例の見取り図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
本発明の上記及びその他の技術的内容、特徴及び効果に関し、下記の参照図面を組み合わせた好ましい実施例の詳細な説明で、明確に理解できる。
【0017】
図2と図3を参照にしながら説明する。図2と図3に示すように本発明が開示したシンギングバルーンを1つのバルーンアーチ9に設置し、多くのゴム素材のバルーン本体1に空気が充填され、またそれぞれバルーンホルダー本体30からそのバルーン空気穴を密封し、且つ個別のバルーン本体1をバルーンアーチ9のフレームに固定され、この場合、例えば台座92箇所に近接する1個のバルーン本体1を選んで筐体内に取り付けた振動ユニット31と音源及びイネーブルユニット32を該バルーン本体1の表面に貼付する。説明のため、本実施例においてバルーンホルダー本体30と、振動ユニット31と、音源及びイネーブルユニット32とを併せてバルーンホルダー装置3と呼ぶものとする。音源及びイネーブルユニット32は、一組の音源端子325と1つの外付け電源プラグ326とを備えるよう例示する。音源端子325を例えば1台のバルーンアーチ台座92箇所に配置したMP3プレーヤー8に差し込むことで音源駆動信号を提供する。電源プラグ326を例えば該バルーンアーチ台座92付近にある電源コンセント6に差し込む。
【0018】
本実施例内の振動ユニット31は一組の筐体310内に設置される振動コイル311と、一組の永久磁石振動子312とを含む。振動子312がバルーン本体1の表面に貼付するため、振動ユニット31が電源プラグ326を通じて電源コンセント6からの給電を受電し、また音源端子325を通じて音源及びイネーブルユニット32の音源信号を受信した後、音源信号が振動コイル311を磁化し、並びに永久磁石振動子312に対して吸引/反発現象が生じた振動が起き、従って貼付されたバルーン本体1を振動させ、バルーン本体1の表面が該音源信号に応答して音声が出る。
【0019】
これにより、例えば学校創立周年記念祭時校門、或いは結婚式時レッドカーペットのスタート地点に設置されたバルーンアーチ9は、MP3プレーヤー8に保存されている内容通り、対応する音楽或いは効果音を直接再生できる。1個のバルーン本体1が再生できる音量に限度があるという心配の場合、同一MP3プレーヤー8から音源信号を複数組の振動ユニット31に出力し、それぞれ複数個のバルーン本体1に貼付することで、同時に複数個のバルーンを同期音にして音声が出るよう駆動させると、バルーンアーチ9全体の複数箇所にあるバルーンが同時に同じ音楽を再生し、必要な音量と効果を奏することができる。
【0020】
勿論当業者が簡単に理解できるように、上記バルーン本体は必ずしもゴム製の弾性バルーンのみに限らず、例えば金属薄膜からなるものもでき、且つ振動ユニット、音源及びイネーブルユニットの形式を問わず、いずれも多くの変化を有することができる。本発明の第2の好ましい実施例は、図4と図5に示すようにバルーン本体1’であり、金属薄膜からなるバルーンを例とし、且つ組立ての便宜のため、本実施例内の振動ユニット31’とバルーンホルダー本体30’とが一体化し、バルーン本体1’に空気を充填してバルーンホルダー本体30’に組み立てた時、振動子を同時にバルーン本体1’に貼付させることができる。且つ本実施例内の振動子は1つの圧電素子313’で、印加した信号の電圧変化を介して、圧電素子313’結晶格子のサイズを変化させることで振動が生じる。圧電素子313’の厚さが極めて小さいため、振動ユニット31’の全体的な厚さを薄くすることができる。圧電素子313’の一側を振動ユニット31’の筐体310’に固定し、他側をバルーン本体1’に貼付及び振動するために用いる。
【0021】
本実施例内の音源及びイネーブルユニット32’は扁平型バッテリー320’と、メモリー322’、マイクロプロセッサ323’と、ユニバーサル・シリアル・バス(USB)コネクタ324’と、無線信号受信機327’とを例とし、利用者はUSBコネクタ324’を通じて例えばコンピューター7’内から予め設定した音楽データを取得してメモリー322’内に保存できる。再生時、マイクロプロセッサ323’の指令により該音楽データを取り出して音源信号を振動ユニット31’に出力することで圧電素子313’の振動を駆動すると共にバルーン本体1’が伴に振動することで音声が出て、利用者は自分の好みで事前に録音した音楽を再生させるためバルーン本体1’が音楽を聴くスピーカになる。
【0022】
更に、無線信号受信機327’を通じて特定信号を受信するトリガー信号とし、マイクロプロセッサ323’を活性化させる。よって、例えばサファリパークにおいて観光客がジャングルバスに乗車している時にバルーンを配布でき、且つ各観光スポットに無線発信器を取り付け、ジャングルバスが特定場所に着いた時、バス上の各バルーンが一斉に無線信号のトリガーを受け、事前に録音された解説資料を再生し始める。更に観光客がこの種のバルーンをお化け屋敷に持ち込むと、特定場所において観光客の手にあるバルーンから効果音が出て、境遇を経験する一体感と臨場感を得ることができる。勿論上記USBコネクタ324’もブルートゥース装置或いは赤外線等の無線伝送装置の選択として代替できる。
【0023】
図6と図7の本発明の第3の好ましい実施例に示すように、バルーン本体内にヘリウムガスを入れて浮揚させ、音源及びイネーブルユニットも超小型発電機321’’を採用してイネーブルでき、且つそのケースと振動ユニット31’’のケースと、バルーンホルダー本体30’’とが一体化する。本実施例内の超小型発電機321’’には、バルーンホルダー本体30’’に相対して固定する固定子コイル3210’’と、該固定子コイル3210’’に相対して1つの枢軸に沿って回転できる永久磁石回転子3211’’と、該永久磁石回転子3211’’を該枢軸に沿って回転するよう駆動することに用いる引張り紐3212’’と、該引張り紐3212’’を巻き取って所定位置復帰させることに用いる弾性材3213’’とを含む。
【0024】
特に、バルーン構造を簡素化するため、引張り紐3212’’自体もバルーンの縛り紐とする。バルーンを持った人が音楽を聴きたい時、片手でバルーンホルダー本体30’’を握り、他の手で縛り紐を引き出して永久磁石回転子3211’’の回転を駆動することで、固定子コイル3210’’の中で電気エネルギーが発生し、振動ユニット31’’が振動信号に従って音楽が鳴るよう駆動でき、その後、縛り紐が弾性材3213’’の駆動を受けて徐々に元の位置に復帰し、復帰過程において永久磁石回転子3211’’を固定子コイル3210’’に相対的に回転して発電するよう再度駆動させる。よって、1個のバルーンのメモリーに数百曲の歌を保存でき、該バルーンを持った子供が縛り紐を引張って手にあるバルーンから従来のオルゴールのように絶え間なく重複しない数百曲の歌を再生できる。楽しい雰囲気に盛り上がるだけではなく、バルーンから伝達される公告は一般的なバルーンが達成できない強大な効果を奏することができる。
【0025】
本発明の第4の好ましい実施例は図8に示すように、バルーンホルダー本体30’’’はバルーンをその中に収容するための収容空間301’’’を備えるよう形成され、バルーンホルダー本体30’’’の縁端箇所に1つの凹みを形成し、利用者自身でここからバルーン本体1を固定又は取り外すことができ、バルーン空気穴を固定するバルーン空気穴固定部304’’’としてバルーンを係止する。且つ本実施例内の音源及びイネーブルユニット32’’’の音源は、統合したシステム・オン・チップ(SOC)で、これには電気的に消去可能なPROM(EEPROM)と、電源モジュールと、スイッチモジュールと、音声出力モジュールとを含む。この種の集積回路(IC)は安価、、低消費電力、小型等の長所があり、該バルーンホルダー本体30’’’内に設置でき、重覆した録音が不要で且つメモリーの需要量が比較的小さい応用に適し、例えば選挙スローガン、ファーストフードの音楽、製品販促メッセージ、映画宣伝広告或いは玩具の効果音等である。音源及びイネーブルユニット32’’’のイネーブル機能は1個の水銀電池から音源及び振動ユニット31’’’が必要とする電源を供給する。
【0026】
図9を参照にしながら説明する。上記構造を介して、気体を入れて膨らんだバルーン本体1を振動部300’’’と押付部302’’’が共同で形成された収容空間301’’’に固設した場合、振動部300’’’と押付部302’’’との間の距離がバルーン本体1の対応する位置の直径よりやや小さいため、圧縮現象が起きる。この場合バルーンホルダー装置にある可撓性復帰部305’’’は弾性エネルギーの変化によって作用力を発生してそれぞれバルーンと接触する面積でバルーン内部に力をかける。その他、作用力と反作用力の関係により、バルーンは接触面積部分でも該振動部300’’’と押付部302’’’に対して反力がかかるため、バルーン表面を振動部300’’’に密着させる。
【0027】
次に、該バルーンホルダー本体30’’’の振動部300’’’と押付部302’’’側に設置された振動ユニット31’’’は音源及びイネーブルユニット32’’’が供給する電力を受電して活性化し、またその音声信号を受信して対応の振動を提供し、上記振動部300’’’と押付部302’’’の作用を介して、振動ユニット31’’’がこの振動をバルーン本体1の表面に伝達させてバルーン本体1の薄膜表面を同時振動するよう駆動し、従って空気振動を押動して音声信号を再生する。更に、バルーン本体1が押付部302’’’の押し付けを受けて振動ユニット31’’’に付勢するため、上記シンギングバルーンは音楽を再生できるだけではなく、良好で安定した音声を提供できる。
【0028】
本発明の第5の好ましい実施例の図10、図11に示すように、該バルーンホルダー装置3’’’’も金属ばね3050’’’’を取り付けたクランプ構造とすることができる。上記の通り、クランプ両翼にそれぞれ振動ユニット31’’’’の振動部300’’’’と対応する押付部302’’’’を内蔵し、両者の内部周縁に共同でバルーンホルダーの溝306’’’’が形成され、従来のバルーンマウントホルダー2上縁の凸出部にあるフランジ23を固定するために供する。両者はばね3050’’’’を介して連結し、且つ図面の振動部300’’’’と押付部302’’’’がばね3050’’’’下方にそれぞれ押圧部308’’’’を形成する。
【0029】
本実施例のバルーンホルダー装置3’’’’は底部に更に挿通孔307’’’’が形成され、従来のバルーンマウントホルダー2下方の支持棒21の挿通に供することができ。このため、保護者は子供のために一般的なバルーン本体1を買ってきた後、支持棒21を上から下へ挿通孔307’’’’を挿通させて振動部300’’’’と押付部302’’’’からそれぞれ下方に向かって延出した押圧部308’’’’に力をかけ、振動部300’’’’と押付部302’’’’と相互に離して外側に向かせ、バルーンホルダーが振動部300’’’’と押付部302’’’’に入ってから囲う溝306’’’’を利用して従来のバルーンマウントホルダー2上縁の凸出部にあるフランジ23を挟持する。この場合、ばね3050’’’’の弾性作用により、クランプの弾性復帰力で従来のバルーンマウントホルダー2のフランジ23を挟持させて安定的に溝306’’’’の嵌め込みを受けて固定する。
【0030】
その他、該バルーンホルダー装置3’’’’と従来のバルーンマウントホルダー2がいずれも漏斗状であるため、上方から外れることを阻止する効果があることで、固定結合作用を発揮する。また、振動ユニット31’’’’が溝306’’’’の上方に位置するため、挟持力の作用を受けてバルーン本体1と安定的に接触並びに密着し、バルーン本体1に振動が起きて音楽或いは音声を再生させる。上記をまとめると、本発明は従来のバルーンマウントホルダー2に適用でき、自由に組み立てることができ、必要がある時音声或いは音楽の再生機能を持つもことができる。
【0031】
本発明の第6の好ましい実施例の図12に示すように、バルーンホルダー装置の外形に更に視覚的効果を持たせるため、振動部300’’’’’と押付部302’’’’’のバルーン本体1と振動ユニット31’’’’’を密着させる機能に影響を与えず、且つ音源及びイネーブルユニット32’’’’’手段を入れるデザインの下で、業者のアピールによって異なる造形、支持棒固定部303’’’’’及びバルーン空気穴固定部304’’’’’の輪郭線をデザインすることができ、更に宣伝、販促及び娯楽の効果を発揮する。
【0032】
以上の述べたものは本発明の好ましい実施例のみであって、具体例に限定することで狭義に解釈されるべきものではなく、本発明の特許請求の範囲及び発明の詳細な説明内容に基づいて行われる種々の改良変更をなし得ることは本発明の特許請求の範囲内に含めるものであるのが勿論である。
【符号の説明】
【0033】
1、1’ バルーン本体
2 従来のバルーンマウントホルダー
20 従来の支持棒固定部
21 支持棒
22 従来のバルーン空気穴固定部
23 フランジ
3、3’’’’ バルーンホルダー装置
30、30’、30’’、30’’’ バルーンホルダー本体
300’’’、300’’’’、300’’’’’ 振動部
301’’’ 収容空間
302’’’、302’’’’、302’’’’’ 押付部
303’’’’’ 支持棒固定部
304’’’、304’’’’’ バルーン空気穴固定部
305’’’ 可撓性復帰部
3050’’’’ ばね
306’’’’ 溝
307’’’’ 挿通孔
308’’’’ 押圧部
31、31’、31’’、31’’’ 、31’’’’、31’’’’’ 振動ユニット
310、310’ 筐体
311 振動コイル
312 振動子
313’ 圧電素子
32、32’、32’’’、32’’’’’ 音源及びイネーブルユニット
320’ バッテリー
321’’ 超小型発電機
3210’’ 固定子コイル
3211’’ 永久磁石回転子
3212’’ 引張り紐
3213’’ 弾性材
322’ メモリー
323’ マイクロプロセッサ
324’ USBコネクタ
325 音源端子
326 電源プラグ
327’ 無線信号受信機
6 電源コンセント
7’ コンピューター
8 MP3プレーヤー
9 バルーンアーチ
92 台座

【特許請求の範囲】
【請求項1】
シンギングバルーンであって、
一層の薄膜を備える中空バルーン本体と、
バルーンホルダー装置と、を含み
前記バルーンホルダー装置には、
振動部と、前記振動部と共同で前記中空バルーン本体を収容する収容空間を形成すると共に前記収容されるバルーン本体を前記振動部に当接する押付部とを備える前記バルーン本体を固定するために用いられるバルーンホルダー本体と、
前記バルーン本体に貼付する振動子を備え、且つ、前記バルーンホルダー本体の振動部の前記収容空間に向かう側に嵌設される振動ユニットと、
前記振動ユニットに電気的に接続し、給電、並びに、駆動する音源、及び、イネーブルユニットと、
を含むことを特徴とするシンギングバルーン。
【請求項2】
前記音源、及び、イネーブルユニットには、電池1個を備えることを特徴とする請求項1に記載のシンギングバルーン。
【請求項3】
前記音源、及び、イネーブルユニットには超小型発電機1個を備えることを特徴とする請求項1に記載のシンギングバルーン。
【請求項4】
前記超小型発電機には、
前記バルーン本体に相対して固定する固定子コイルと、
前記固定子コイルに相対して枢軸に沿って回転できる永久磁石回転子と、
前記永久磁石回転子を前記枢軸に沿って回転するよう駆動することに用いる引張り紐と、
前記引張り紐を巻き取って所定位置復帰させることに用いる弾性材と、
を備えることを特徴とする請求項3に記載のシンギングバルーン。
【請求項5】
前記音源、及び、イネーブルユニットには、音楽データを保存するために用いるメモリーと、前記メモリー内の音楽データを読み取ると共に出力して前記振動ユニットの振動を駆動するマイクロプロセッサとを、備えることを特徴とする請求項1に記載のシンギングバルーン。
【請求項6】
前記音源、及び、イネーブルユニットには、外部音楽データを受信して前記メモリーに保存するために供するユニバーサル・シリアル・バス(USB)コネクタを更に含むことを特徴とする請求項5に記載のシンギングバルーン。
【請求項7】
前記振動ユニットには、圧電素子を更に含むことを特徴とする請求項1に記載のシンギングバルーン。
【請求項8】
一層の薄膜を備える中空バルーン本体を固定するために供するシンギングバルーン用バルーンホルダー装置であって、前記バルーンホルダー装置には、
振動部と、前記振動部と共同で1個のバルーン本体を収容する収容空間を形成すると共に前記収容されるバルーン本体を前記振動部に当接する押付部とを備える前記バルーン本体を固定するために用いられるバルーンホルダー本体と、
前記バルーン本体に貼付する振動子を備え、且つ、前記バルーンホルダー本体の振動部の前記収容空間に向かう側に嵌設される振動ユニットと、
前記振動ユニットに電気的に接続し、給電、並びに、駆動する音源、及び、イネーブルユニットと、
を含むことを特徴とするシンギングバルーン用バルーンホルダー装置。
【請求項9】
前記音源、及び、イネーブルユニットには、電池1個を備えることを特徴とする請求項8に記載のシンギングバルーン用バルーンホルダー装置。
【請求項10】
前記音源、及び、イネーブルユニットには超小型発電機1個を備え、且つ、前記超小型発電機には、
前記バルーン本体に相対して固定する固定子コイルと、
前記固定子コイルに相対して枢軸に沿って回転できる永久磁石回転子と、
前記永久磁石回転子を前記枢軸に沿って回転するよう駆動することに用いる引張り紐と、
前記引張り紐を巻き取って所定位置復帰させることに用いる弾性材と、
を備えることを特徴とする請求項8に記載のシンギングバルーン用バルーンホルダー装置。
【請求項11】
前記バルーンホルダー本体は、前記収容空間から離れる方向に延出する支持棒固定部を更に含むことを特徴とする請求項8に記載のバルーンホルダー装置。
【請求項12】
前記バルーンホルダー本体は、凹んだバルーン空気穴固定部を更に形成することを特徴とする請求項8に記載のバルーンホルダー装置。
【請求項13】
前記バルーンホルダー本体は、前記振動部と前記押付部に介在し、前記振動部と前記押付部とを連結するために供する一組のばねである可撓性復帰部と、前記振動部と前記押付部がそれぞれ前記振動部と前記押付部を相互に離れる押圧部とを更に備えることを特徴とする請求項8に記載のバルーンホルダー装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【公開番号】特開2011−177505(P2011−177505A)
【公開日】平成23年9月15日(2011.9.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−34524(P2011−34524)
【出願日】平成23年2月21日(2011.2.21)
【出願人】(511046025)梅迪奇創意股▲ふん▼有限公司 (1)
【氏名又は名称原語表記】Medici Creativity Co., Ltd
【住所又は居所原語表記】10F.−8, No. 229 Fuxing 2nd Rd. Zhubei City Hsinchu County 302 TAIWAN
【Fターム(参考)】